JP6145572B2 - プロペラ玩具 - Google Patents

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Description

本発明はプロペラ玩具に関するもので、詳しくは、少なくとも飛行及び地上走行が可能なプロペラ玩具に関するものである。
地上走行及び飛行が可能なプロペラ玩具として、車輪を走行面に接地させた状態で機体の後部を前部に対して浮上させた前傾姿勢とさせて地上走行を開始し、プロペラをさらに高速で回転させることで離陸させて飛行するように構成されたプロペラ玩具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−41747号公報
ところで、上記特許文献1のプロペラ玩具では、停止状態で機体が初めから僅かに前傾した形とされている。そして、このプロペラ玩具は、この状態で地上走行を開始し、プロペラをさらに高速で回転させることで離陸させて飛行するように構成されている。そのため、飛行するのに直線的な長い滑走距離が必要であった。また、地上走行及び飛行にあたって、前進方向にしか移動できない。
本発明は、垂直昇降が可能であり、且つ、地上走行及び飛行で前後に移動できるプロペラ玩具を提供することを目的としている。
第1の手段は、
プロペラ及び車輪を有する玩具本体と、前記プロペラの回転を遠隔操作によって制御するコントローラとを備えたプロペラ玩具において、
前記玩具本体は、前記プロペラが設けられた機体と、前記車輪が設けられたシャーシとを備え、
前記機体は、前記シャーシに対してピッチング可能に構成され、
前記コントローラによる遠隔操作によって前記機体を前記シャーシに対してピッチングさせ得る機構を有し、
前記機体は、ピッチング量及びピッチング方向に応じて、前記プロペラに垂直方向の推力を生じさせる中立位置と、前記中立位置から後部が前部に対して浮上し前記プロペラに前進方向の推力を生じさせる前傾姿勢と、前記中立位置から前部が後部に対して浮上し前記プロペラに後進方向の推力を生じさせる後傾姿勢とを取り得るように構成されている、
ことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段であって、前記コントローラによる前記プロペラの回転制御の態様によって、前記玩具本体に加わる反動トルクでヨーイングすることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段であって、前記コントローラによる遠隔操作による前記プロペラの回転制御の態様によって、前記シャーシがローリングすることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段であって、互いに車軸によって連結された左右の車輪が、前記シャーシの前部及び後部にそれぞれ設けられ、前記左右の車軸は、前記左右の車輪が接地している状態で、前記シャーシをローリングさせた際にローリング側の車輪同士が互いに近づく方向に動作することを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段であって、前記機体には、ヨーイングの軸を取り囲むように前記プロペラが4つ設けられ、ピッチング、ヨーイング及びローリングは前記プロペラの回転制御の態様に応じてなされることを特徴とする。
第6の手段は、第1の手段から第5の手段のいずれか一つであって、前記玩具本体は、水上で浮かぶように構成されていることを特徴とする。
上記手段のプロペラ玩具によれば、コントローラによる遠隔操作によって機体を中立姿勢とすることで垂直昇降させたり、機体を前傾姿勢又は後傾姿勢とすることで、前進方向及び後進方向のうち所望する方向に玩具本体を進行させることができる。
本発明に係るプロペラ玩具の一実施形態を示した斜視図である。 プロペラ玩具の玩具本体を分解して示した斜視図である。 玩具本体の平面図である。 玩具本体の側面図である。 玩具本体の機体、中間シャーシ及び前側シャーシの連結構造を示す斜視図である。 玩具本体の前側シャーシと車軸との連結構造を示す図である。 玩具本体のローリング時の正面図である。 玩具本体の前傾姿勢時の側面図である。 玩具本体の後傾姿勢時の側面図である。 コントローラ側の制御構成を示すブロック図である。 玩具本体側の制御構成を示すブロック図である。 玩具本体の地上及び水上における前進走行及び後進走行の様子を示す図である。 玩具本体の地上及び水上におけるカーブ走行の様子を示す図である。 玩具本体の空中における前進飛行及び後進飛行の様子を示す図である。 玩具本体の空中における旋回の様子を示す図である。 玩具本体の空中におけるカーブ飛行の様子を示す図である。 玩具本体の空中におけるスライド飛行の様子を示す図である。
以下、本発明のプロペラ玩具を図面に示した実施形態に基づいて説明する。
<全体構成>
このプロペラ玩具は、図1に示すように、玩具本体1と、当該玩具本体1を遠隔的に操縦して飛行、地上走行及び水上走行をさせるコントローラ2とを備えている。
このうち、玩具本体1は、図2に示すように、プロペラ11(プロペラ11a〜11d)を有する機体10と、車輪21,22を有するシャーシ20とを備えている。
なお、以下の説明では、特に断らない限り、車輪21側を「前」、車輪22側を「後ろ」とし、「左」・「右」の語は、玩具本体1を背面視した場合を基準に用いるものとする。
また、「ローリング」とは玩具本体1の前後方向に延在する軸を中心とする回動、「ピッチング」とは玩具本体1の左右方向に延在する軸を中心とする回動、「ヨーイング」とは玩具本体1の上下方向に延在する軸を中心とする回動を言うものとする。
なお、玩具本体1は前後及び左右それぞれで略対称な形状及び構造を有している。したがって、以下の説明では、重複する説明及び図示を適宜省略するものとする。
<玩具本体1の構成>
(1)機体10について
機体10はシャーシ20の前後方向の中央に位置している。この機体10は下枠10aと上枠10bとを備え、機体10の本体は平面視で略長方形となっている。
図2に示すように、下枠10aは、上方に開口する凹部12を有する。そして、この凹部12には制御回路基板54が収容されている。また、この下枠10aには図示しないバッテリが設けられている。このバッテリは下枠10aから取り外さない状態で充電可能となっている。
また、下枠10aの四隅には、それぞれ、水平方向且つ放射方向に延設されたアーム13が設けられている。そして、各アーム13の先端部には、モータ14が、それぞれ設置されている。各モータ14は、駆動軸14aが鉛直方向上方を向くように起立して設置され、アーム13に沿って配線され、制御回路基板54等に接続されている。
図2に示すように、上枠10bは、平面視で下枠10aと略同様の形状部分を有し、下枠10aの上に設置される。この上枠10bは、モータ14を覆う鞘15を備えている。そして、この上枠10bは、下枠10aの凹部12の開口、アーム13及びモータ14等を覆うようにして下枠10aに取り付けられている。
この上枠10bを下枠10aに取り付けた状態では、上枠10bの鞘15の上面からモータ14の駆動軸14aが突出する。そして、この駆動軸14aの鞘15から突出する部分にはプロペラ11が取り付けられている。
図3Aに示すように、4つのプロペラ11a,11b,11c,11dは、玩具本体1のヨーイング軸Zを取り囲むように配置されている。具体的には、プロペラ11aはヨーイング軸Zの前方斜め左側に配置され、プロペラ11bはヨーイング軸Zの前方斜め右側に配置されている。また、プロペラ11cはヨーイング軸Zの後方斜め左側に配置され、プロペラ11dはヨーイング軸Zの後方斜め右側に配置されている。回転方向について言えば、プロペラ11a,11dが平面視で反時計方向、プロペラ11b,11cが平面視で時計方向である。プロペラ11a,11dが平面視で時計方向、プロペラ11b,11cが平面視で反時計方向であってもよい。
(2)シャーシ20について
玩具本体1は、図3Bに示すように、上記機体10を設置するシャーシ20を備えている。このシャーシ20は、機体10を支持する中間シャーシ23と、左右の前輪21を支持する前側シャーシ25と、左右の後輪22を支持する後側シャーシ27とを備えている。
図2に示すように、中間シャーシ23は、平面視で、下枠10aの本体に略対応した長方形状を有している。
この中間シャーシ23の前端両側面には、それぞれ、軸24が左右方向外方に突出して設けられている。そして、この中間シャーシ23の前端には、左右の軸24を介して、前側シャーシ25の後端部が上下方向に回動可能に連結されている。
また、同様な構造によって、中間シャーシ23の後端には、左右の軸26を介して、後側シャーシ27の前端部が上下方向に回動可能に連結されている。
図4に示すように、左右の軸24には、それぞれ、ねじりコイルばね28が巻装されている、このねじりコイルばね28の一端28aは前側シャーシ25の後端部下面に当接され、ねじりコイルばね28の他端28bは中間シャーシ23の側部上面に当接されている。これによって、ねじりコイルばね28は、常態で、中間シャーシ23に対して前側シャーシ25が前方斜め下方に延在するように前側シャーシ25を付勢している。
なお、中間シャーシ23の前端部側方に突設されたストッパ29の下面に、前側シャーシ25の後端部が当接可能となっており、この当接によって、前側シャーシ25の下方向への回動範囲が規制されている。
また、同様な構造によって、左右の軸26には、それぞれ、ねじりコイルばね(不図示)が装着されていて、このねじりコイルばねによって、中間シャーシ23に対して後側シャーシ27が後方斜め下方に延在するように後側シャーシ27を付勢している。
なお、後側シャーシ27の下方向への回動範囲が制限される構造も、前側シャーシ25の場合と同様となっている。
このような構造によって、シャーシ20は、地上走行時のサスペンションとして機能するとともに、着陸時のクッションとして機能する。
また、図2及び図5に示すように、前側シャーシ25の前端部25aは、前方斜め下方に向けて屈曲されている。そして、この前端部25aには、後方斜め下方に向けて延在する軸32が回動自在に支持されている。この軸32には軸受けプレート33が配置されている。この軸受けプレート33には、左右方向に延びる軸受け33aが形成され、この軸受け33aに車軸21aが支持されている。
また、同様な構造によって、後側シャーシ27の後端部(不指示)に車軸22aが支持されている。
このような構造によってシャーシ20は車軸21a,22aに連結されているため、車輪21,22が接地している状態で、図6に示すように、シャーシ20が正面視で時計方向にローリングすると、図3Aに示すように、平面視で、車軸21aが反時計方向に、車軸22aが時計方向に回動する。そして、この状態で、玩具本体1に前進方向の推力が働くと、玩具本体1は進行方向左にカーブしながら走行する。また、玩具本体1に後進方向の推力が働くと、玩具本体1は進行方向右にカーブしながら走行する。
一方、車輪21,22が接地している状態で、シャーシ20が正面視で反時計方向にローリングすると、平面視で、車軸21aが時計方向に、車軸22aが反時計方向に回動する。そして、この状態で、玩具本体1に前進方向の推力が働くと、玩具本体1は進行方向右にカーブしながら走行する。また、玩具本体1に後進方向の推力が働くと、玩具本体1は進行方向左にカーブしながら走行する。
また、図5に示すように、軸32には、ねじりコイルばね36が巻装されている。一方、前側シャーシ25には、軸受けプレート33に向けて突片37が設けられ、軸受けプレート33には、前側シャーシ25に向けて突片33bが設けられている。そして、ねじりコイルばね36の両端部36aがそれらの突片37,33bを挟み込むように配置されている。このねじりコイルばね36は、その付勢力によって、車軸21aを回動の中立位置に向けて付勢している。
また、同様な構造によって、後側シャーシ27の軸34にも、ねじりコイルばね(不図示)が巻装されている。このねじりコイルばねも、その付勢力によって、車軸22aを回動の中立位置に向けて付勢している。
次に、中間シャーシ23と機体10との連結構造について説明する。
中間シャーシ23には、図7A及び図7Bに示すように、左右方向に延在する軸10cによって機体10が回動可能に支持されている。
そして、機枠10は、中間シャーシ23に対して軸10cを中心に回動して、中立姿勢(図3B参照)と、後部側が前部側に対して浮上する前傾姿勢(図7A参照)と、前部側が後部側に対して浮上する後傾姿勢(図7B参照)とを取り得る。
また、軸10cにはねじりコイルばね39が巻回状態で固着されている。このねじりコイルばねの端部39a,39bは、中間シャーシ23において軸10cを挟むように配設された両ステー23a,23bに下方から当接されている。また、ねじりコイルばねの端部39a,39bには、両ステー23a,23bよりも軸10c寄りの位置に、それぞれ、下枠10a下側に設けた突起10a―1が上方から当接されている。これによって、ねじりコイルばね39は、その付勢力によって、常態で、機体10を前傾姿勢及び後傾姿勢のいずれでもない中立姿勢に保持している。
また、この玩具本体1は、水上で浮くように、重量を浮力よりも軽量となるように設計されている。浮力は、主として車輪21,22によって得ることになるが、それを補助するために、中間シャーシ23の下面に浮子3を設置している。
(3)車輪21,22について
車輪21は車軸21aの左右に回動可能に取り付けられている。同様に、車輪22は車軸22aの左右に回動可能に取り付けられている。なお、車軸21a自体を回動可能な構成とし車輪21を車軸21aに固定してもよい。同様に、車軸22a自体を回動可能な構成とし車輪22を車軸22aに固定してもよい。
<制御構成>
(1)コントローラ2側
コントローラ2は、図1に示すように、ボックス40の前面右にレバー(右レバー)41、ボックス40の前面左にレバー(左レバー)42、ボックス40の上側面右にボタン(右ボタン)43と、ボックス40の上側面左にボタン(左ボタン)44、ボックス40の前面中央部に始動スイッチ45がそれぞれ配置されている。
右レバー41は図1の左右方向に操作可能に構成され、左レバー42は図1の上下方向に操作可能に構成されている。なお、右レバー41及び左レバー42は、手を離したときには初期位置に復帰する。
また、右ボタン43及び左ボタン44は図1の下方に操作可能に構成されている。この右ボタン43及び左ボタン44は、手を離したときに、初期位置に復帰する。
このコントローラ2は、図8Aに示すように、右レバー41、左レバー42、右ボタン43、左ボタン44及び始動スイッチ45の操作状態に応じて所定の信号を生成する制御部46と、この制御部46から出力される信号を変調する送信回路47と、変調された信号を増幅する増幅回路48と、増幅された信号を玩具本体1に向けて発信するアンテナ49とを備えている。
(2)玩具本体1側
玩具本体1側には、図8Bに示すように、コントローラ2から発信された信号を受信するアンテナ51と、アンテナ51で受信した信号を復調する受信回路52と、復調された信号に基づいてモータ14を駆動するための制御信号を生成する制御部53とを備えている。受信回路52及び制御部53等を搭載する制御回路基板54は下枠10aの凹部12に収容されている。制御部53は記憶部を有し、記憶部に記憶されたプログラムに従って、制御信号を生成し、各モータ15を介して各プロペラ11の駆動を制御する。
<制御の態様>
以下に、玩具本体1の制御態様を説明する。
(1)地上又は水上に玩具本体1があるとき
1.玩具本体1の電源投入時
玩具本体1の電源を投入し、始動スイッチ45によりコントローラ2の電源を投入する。
この場合、図9の中央図に示すように、コントローラ2の右レバー41及び左レバー42や右ボタン43及び左ボタン44のいずれもが操作されていないと、4つのプロペラ11a〜11dは回転せず、玩具本体1は、ピッチング、ローリング及びヨーイングのいずれも行わない。
2.左レバー42を操作したとき
左レバー42を図9の左図のように上側に操作すると、後側プロペラ11c,11dのパワーを前側プロペラ11a,11bのパワーに対して相対的に上昇させる。具体的には、後側プロペラ11c,11dの回転数を前側プロペラ11a,11bの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって機体10が軸10cを中心にピッチングして、機体本体10の後部が前部に対して浮上する前傾姿勢となり、4つのプロペラ11a〜11dの推力によって玩具本体1が前進する。
また、逆に、左レバー42を図9の右図に示すように下側に操作すると、前側プロペラ11a,11bのパワーを後側プロペラ11c,11dのパワーに対して相対的に上昇させる。具体的には、前側プロペラ11a,11bの回転数を後側プロペラ11c,11dの回転数に対して相対的に増速させる。これによって下枠10aが軸10cを中心にピッチングして、機体本体10の前部が後部に対して浮上する後傾姿勢となり、4つのプロペラ11a〜11dの推力によって玩具本体1が後進する。
3.右レバー41を操作したとき
3−1.前進時
玩具本体1が前進しているときに、右レバー41を図10の左上図のように左側に操作すると、右側プロペラ11b,11dのパワーを左側プロペラ11a,11cのパワーに対して相対的に上昇させる。この場合、玩具本体1の前進をも継続して行わせることから、前進のための後側プロペラ11c,11dの回転数を維持させつつ、前側プロペラ11bの回転数を前側プロペラ11aの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって玩具本体10が前進しつつ背面視で反時計方向にローリングし、左側の車輪21,22が互いに接近し且つ右側の車輪21,22が互いに離間する方向に車軸21a,22aが動作する。このとき、プロペラ11b,11cのパワーがプロペラ11a,11dのパワーに対して相対的に上昇するので、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で反時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1は進行方向左にカーブする。
また、玩具本体1が前進しているときに、右レバー41を図10の右上図のように右側に操作すると、左側プロペラ11a,11cのパワーを右側プロペラ11b,11dのパワーに対して相対的に上昇させる。この場合、玩具本体1の前進をも継続して行わせることから、前進のための後側プロペラ11c,11dの回転数を維持させつつ、前側プロペラ11aの回転数を前側プロペラ11bの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって玩具本体10が背面視で時計方向にローリングし、右側の車輪21,22が互いに接近し且つ左側の車輪21,22が互いに離間する方向に車軸21a,22aが動作する。このとき、プロペラ11a,11dのパワーがプロペラ11b,11cのパワーに対して相対的に上昇するので、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1は進行方向右にカーブする。
3−2.後進時
玩具本体1が後進しているときに、右レバー41を図10の左下図に示すように左側に操作すると、右側プロペラ11b,11dのパワーを左側プロペラ11a,11cのパワーに対して相対的に上昇させる。この場合、玩具本体1の後進をも継続して行わせることから、後進のための前側プロペラ11a,11bの回転数を維持させつつ、後側プロペラ11dの回転数を後側プロペラ11cの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって玩具本体10が背面視で反時計方向にローリングし、左側の車輪21,22が互いに接近し且つ右側の車輪21,22が互いに離間する方向に車軸21a,22aが動作する。このとき、プロペラ11a,11dのパワーがプロペラ11b,11cのパワーに対して相対的に上昇するので、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1は進行方向右にカーブする。
また、玩具本体1が後進しているときに、右レバー41を図10の右下図に示すように右側に操作すると、左側プロペラ11a,11cのパワーを右側プロペラ11b,11dのパワーに対して相対的に上昇させる。この場合、玩具本体1の後進をも継続して行わせることから、後進のための前側プロペラ11a,11bの回転数を維持させつつ、後側プロペラ11cの回転数を後側プロペラ11dの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって玩具本体10が背面視で時計方向にローリングし、右側の車輪21,22が互いに接近し且つ左側の車輪21,22が互いに離間する方向に車軸21a,22aが動作する。このとき、プロペラ11b,11cのパワーがプロペラ11a,11dのパワーに対して相対的に上昇するので、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で反時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1は進行方向左にカーブする。
3−3.補足
上述のように、玩具本体1が地上又は水上にあり前進又は後進している際に、右レバー41を操作すると、玩具本体1がローリング及びヨーイングの双方を行うように構成されているが、これは、コントローラ2の操作を地上と水上とで共通化させるためのものである。実際には、カーブをさせるだけならば地上走行の場合には玩具本体1をローリングさせれば足りる。
一方、水上走行の場合には、ローリングの際、玩具本体1の車輪21,22が地上におけるほど踏ん張れないので車軸21a,22aを大きく動作できないためローリングさせた効果が少ないので、玩具本体1をヨーイングさせることによってカーブさせることが有効である。
(2)空中に玩具本体1があるとき
1.右ボタン43の機能
コントローラ2の右レバー41及び左レバー42や左ボタン44のいずれもが操作されていない状態で、右ボタン43が図11の中央図に示すように下側に操作すると、4つのプロペラ11a〜11dの回転数が全体的に上がり、玩具本体1は揚力によって垂直に飛び立つ。その後、右ボタン43から手を離すと、4つのプロペラ11a〜11dの回転数が下がり、玩具本体1は着陸又は着水する。
2.左レバー42を操作したとき(左ボタン44の操作なしの場合)
玩具本体1が図11の中央図に示す状態にある場合に、左レバー42を図11の左図に示すように上側に操作すると、後側プロペラ11c,11dのパワーを前側プロペラ11a,11bのパワーに対して相対的に上昇させる。具体的には、後側プロペラ11c,11dの回転数を前側プロペラ11a,11bの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって機体本体10が軸10cを中心にピッチングして、機体本体10の後部が前部に対して浮上する前傾姿勢となり、4つのプロペラ11a〜11dの推力によって玩具本体1が前進する。
また、逆に、左レバー42を図11の右図に示すように下側に操作すると、前側プロペラ11a,11bのパワーを後側プロペラ11c,11dのパワーに対して相対的に上昇させる。具体的には、前側プロペラ11a,11bの回転数を後側プロペラ11c,11dの回転数に対して相対的に増速させる。これによって下枠10aが軸10cを中心にピッチングして、機体本体10の前部が後部に対して浮上する後傾姿勢となり、4つのプロペラ11a〜11dの推力によって玩具本体1が後進する。
3.右レバー41を操作したとき(左ボタン44の操作なしの場合)
3−1.空中静止時
玩具本体1が空中に静止しているときに、右レバー41を図12の上図に示すように左側に操作すると、プロペラ11b,11cのパワーをプロペラ11a,11dのパワーに対して相対的に上昇させる。具体的には、プロペラ11b,11cの回転数をプロペラ11a,11dの回転数に対して相対的に上昇させる。すると、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で反時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1はその場で平面視で反時計方向に旋回する。
また、玩具本体1が空中に静止しているときに、右レバー41を図12の下図に示すように右側に操作すると、プロペラ11a,11dのパワーをプロペラ11b,11cのパワーに対して相対的に上昇させる。具体的には、プロペラ11a,11dの回転数をプロペラ11b,11cの回転数に対して相対的に上昇させる。すると、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1はその場で平面視で時計方向に旋回する。
3−2.前進時
玩具本体1が前進しているときに、右レバー41を図13の左上図に示すように左側に操作すると、プロペラ11b,11cのパワーをプロペラ11a,11dのパワーに対して相対的に上昇させる。この場合、玩具本体1の前進をも継続して行わせることから、前進のための後側プロペラ11c,11dの回転数を維持させつつ、前側プロペラ11bの回転数を前側プロペラ11aの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で反時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1は進行方向左にカーブする。
また、玩具本体1が前進しているときに、右レバー41を図13の右上図に示すように右側に操作すると、プロペラ11a,11dのパワーをプロペラ11b,11cのパワーに対して相対的に上昇させる。この場合、玩具本体1の前進をも継続して行わせることから、前進のための後側プロペラ11c,11dの回転数を維持させつつ、前側プロペラ11aの回転数を前側プロペラ11bの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1は進行方向右にカーブする。
3−3.後進時
玩具本体1が後進しているときに、右レバー41を図13の左下図に示すように右側に操作すると、プロペラ11a,11dのパワーをプロペラ11b,11cのパワーに対して相対的に上昇させる。この場合、玩具本体1の後進をも継続して行わせることから、後進のための前側プロペラ11a,11bの回転数を維持させつつ、後側プロペラ11dの回転数を後側プロペラ11cの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1は進行方向右にカーブする。
また、玩具本体1が後進しているときに、右レバー41を図13の右下図に示すように左側に操作すると、プロペラ11b,11cのパワーをプロペラ11a,11dのパワーに対して相対的に上昇させる。この場合、玩具本体1の後進をも継続して行わせることから、後進のための前側プロペラ11a,11bの回転数を維持させつつ、後側プロペラ11cの回転数を後側プロペラ11dの回転数に対して相対的に上昇させる。これによって、玩具本体10がヨーイング軸Zを中心に平面視で反時計方向にヨーイングする。
これによって、玩具本体1は進行方向左にカーブする。
4.左ボタン44の機能
左ボタン44が操作されると、右レバー41の機能が変更される。すなわち、左ボタン44が操作されない状態で右レバー41が操作されると、玩具本体1はヨーイングを行うが、左ボタン44が操作された状態で右レバー41が操作されると、玩具本体1はローリングを行う。
5.右レバー41を操作したとき(左ボタン44の操作ありの場合)
5−1.空中静止時
玩具本体1が空中で静止しているときに、右レバー41を図14の左図に示すように左側に操作すると、右側プロペラ11b,11dのパワーを左側プロペラ11a,11cのパワーに対して相対的に上昇させる。具体的には、右側プロペラ11b,11dの回転数を左側プロペラ11a,11cの回転数に対して相対的に上昇させる。すると、玩具本体10が背面視で反時計方向にローリングして左傾姿勢となる。
これによって、玩具本体1は左傾姿勢を保ったまま左方にスライドする。
また、玩具本体1が空中で静止しているときに、右レバー41を図14の右図に示すように右側に操作すると、左側プロペラ11a,11cのパワーを右側プロペラ11b,11dのパワーに対して相対的に上昇させる。具体的には、左側プロペラ11a,11cの回転数を右側プロペラ11b,11dの回転数に対して相対的に上昇させる。すると、玩具本体10が背面視で時計方向にローリングして右傾姿勢となる。
これによって、玩具本体1は右傾姿勢を保ったまま右方にスライドする。
6.その他
上記の他、コントローラ2の右レバー41、左レバー42、右ボタン43及び左ボタン44の操作態様によって、玩具本体1に他の動作をさせることもできる。例えば、左レバー42の操作中に右ボタン43を押すと、前方に玩具本体1を前方にジャンプさせることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、車輪21,22を備えたシャーシ20に対してプロペラ11を備えた機体10を揺動可能に連結し、4つのプロペラ11を適宜制御することによって機体10を傾動させて玩具本体1を所望とする方向に付勢するとともに、車輪21,22を所望とする方向に連動させているが、プロペラ11の制御は上記実施形態に限定されることはない。例えば、プロペラ11の数を3つ又は5つ以上としてもよく、レバー41,42、ボタン43,44の数,操作態様を適宜変更することもできる。
また、上記実施形態では、弾性部材として所定の付勢力を得るのにねじりコイルばねを採用しているが、他の弾性部材、例えば圧縮コイルばね,引張りコイルばね,板ばね,ゴム等を採用することもでき、設ける場所に対応させて取り付け態様を適宜変更することができる。
本発明は、プロペラ玩具の製造の分野において好適に利用することができる。
1 玩具本体
2 コントローラ
10 機体
11a〜11d プロペラ
12 凹部
14 モータ
20 シャーシ
21,22 車輪
21a,22a 車軸
32 軸

Claims (6)

  1. プロペラ及び車輪を有する玩具本体と、前記プロペラの回転を遠隔操作によって制御するコントローラとを備えたプロペラ玩具において、
    前記玩具本体は、前記プロペラが設けられた機体と、前記車輪が設けられたシャーシとを備え、
    前記機体は、前記シャーシに対してピッチング可能に構成され、
    前記コントローラによる遠隔操作によって前記機体を前記シャーシに対してピッチングさせ得る機構を有し、
    前記機体は、ピッチング量及びピッチング方向に応じて、前記プロペラに垂直方向の推力を生じさせる中立位置と、前記中立位置から後部が前部に対して浮上し前記プロペラに前進方向の推力を生じさせる前傾姿勢と、前記中立位置から前部が後部に対して浮上し前記プロペラに後進方向の推力を生じさせる後傾姿勢とを取り得るように構成されている、
    ことを特徴とするプロペラ玩具。
  2. 前記コントローラによる前記プロペラの回転制御の態様によって、前記玩具本体に加わる反動トルクでヨーイングすることを特徴とする請求項1に記載のプロペラ玩具。
  3. 前記コントローラによる遠隔操作による前記プロペラの回転制御の態様によって、前記シャーシがローリングすることを特徴とする請求項2に記載のプロペラ玩具。
  4. 互いに車軸によって連結された左右の車輪が、前記シャーシの前部及び後部にそれぞれ設けられ、前記左右の車軸は、前記左右の車輪が接地している状態で、前記シャーシをローリングさせた際にローリング側の車輪同士が互いに近づく方向に動作することを特徴とする請求項3に記載のプロペラ玩具。
  5. 前記機体には、ヨーイングの軸を取り囲むように前記プロペラが4つ設けられ、ピッチング、ヨーイング及びローリングは前記プロペラの回転制御の態様に応じてなされることを特徴とする請求項4に記載のプロペラ玩具。
  6. 前記玩具本体は、水上で浮かぶように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプロペラ玩具。
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