JP6145057B2 - 印刷システム、方法、プログラム、ハーフトーン処理条件の評価方法、システム、プログラム、ハーフトーン処理条件提示システム、方法、プログラム - Google Patents

印刷システム、方法、プログラム、ハーフトーン処理条件の評価方法、システム、プログラム、ハーフトーン処理条件提示システム、方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は印刷システム、方法、プログラム、ハーフトーン処理条件の評価方法、システム、プログラム、ハーフトーン処理条件提示システム、方法、プログラムに係り、特に、ハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を最適化する技術に関する。
インクジェット記録装置などの印刷システムは、多階調により表現された印刷対象の画像データに対してハーフトーン処理を施すことで、印刷部の構成に対応した印刷データ(ドットの配置、サイズ等が規定されたデータ)が生成される。
ハーフトーン処理には、組織的ディザ法、誤差拡散法、濃度パターン法、ランダムドット法等を適用することができる。例えば、ベイヤー型の閾値マトリクスを用いた組織的ディザ法は、処理対象画素の画素値と閾値との大小関係を比較して、画素値がしきい値以上の場合にはドットのオンを割り当て、画素値が閾値未満の場合にはドットのオフを割り当てることで、多値の画像データを二値のドットデータに変換する。
特許文献1は、印刷物に適したハーフトーン処理を選択可能な印刷システムが記載されている。同文献に記載の印刷システムは、ドットの配置規則が異なるハーフトーン処理条件(ドットの分布特性が異なる複数の信号処理条件)から1つのハーフトーン処理条件を選択し、選択されたハーフトーン処理条件を用いてハーフトーン処理を実行している。
特開2012−222433号公報
しかしながら、印刷システム、メディア(記録媒体、用紙等)の種類、印刷システムの状態などの条件によって、得意な印刷パターンと苦手な印刷パターンが存在する。以下に、条件と問題点との関係を例示列挙する。
〔印刷システムと印刷パターンとの適性〕
印刷システムがオフセット印刷の場合、網点の面積で階調が表現されるAM網を得意とするものの、高線数のAM網や、網点の密度で階調が表現されるFM網は、着肉性が悪いために印刷された画像にむらが発生することがある。
印刷システムがインクジェット方式の場合、インクジェットヘッドの構造とAM網の周期的な構造が干渉し、AM網を使用するとクロストークと呼ばれる吐出性能の低下が発生する。
〔メディアの種類と印刷パターンとの適性〕
表面が平滑なコート紙を用いる場合、高線数のAM網、FM網を用いても問題は発生しにくいものの、表面に凹凸がある非コート紙を用いる場合、高線数のAM網、FM網を用いるとハーフトーン処理条件が崩れ、特異な濃度むらやモトル状の粒状感が生じる。
インクの吸収性がよい写真用紙等を用いる場合、インクがメディアに素早く吸収されるためににじみが発生しにくいものの、インクの吸収性が悪いコート紙等を用いる場合、にじみが発生し問題となる。
さらに、インクの吸収性が悪いコート紙等を用いてインクジェット方式で印刷を行う場合、隣接する画素間でドットが合一する着弾干渉現象が発生し、しばしば、線再現性の悪化、粒状性の悪化が発生する。
〔印刷システムの状態と印刷パターンとの適性〕
印刷システムがオフセット印刷の場合、印圧の偏りにより印刷された画像に濃度むらが発生する。低線数のAM網を用いると、印圧の偏りに起因する濃度むらは見えにくくなる。
印刷システムがインクジェット方式の場合、ノズルの故障により印刷される画像にすじが発生することがある。低周波数のドット配置を実現するハーフトーン処理条件を用いる場合、数画素凝集的にドットが配置されたハーフトーン処理条件を用いる場合は、ノズルの故障に起因するすじが見えにくくなる。
すなわち、印刷しようとするパターンと、印刷システム、メディアの種類、印刷システムの状態との間には、関係性がある。従来は、条件に応じて経験的にハーフトーン処理条件を選択する対応、条件に応じてシステムを調整する対応などにより、上記した課題を解決している。
特許文献1に記載の印刷システムは、信号処理条件(ハーフトーン処理条件)の生産適性を把握することができ、生産適性のよい信号処理条件を選択することが可能であるものの、信号処理条件を評価する際に、ハーフトーン処理部の演算結果を再現している(実際にハーフトーン処理と同等の処理を実行している)ので、評価結果を得るまでの時間がかかってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ハーフトーン処理の処理結果を得ることなく、印刷システムに関する諸条件に適したハーフトーン処理条件の選択が可能となる、印刷システム、方法、プログラム、ハーフトーン処理条件の評価方法、システム、プログラム、ハーフトーン処理条件提示システム、方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、記録媒体への印刷を実施する印刷部と、印刷対象の画像データに対してハーフトーン処理を施すハーフトーン処理部と、ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶されるハーフトーン処理条件記憶部と、二種類以上のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートを生成する品質評価用チャート生成部と、印刷部を制御して、生成された品質評価用チャートの印刷を印刷部に実施させる印刷制御部と、印刷された品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得部と、取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成部と、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報が記憶される類似度評価情報記憶部と、生成された品質評価情報、及び記憶されている類似度評価情報を用いて、記憶されているハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部と、生成された適性予測情報に基づいて、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択するハーフトーン処理条件選択部と、を備えた印刷システムを提供する。
本発明によれば、ハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶される印刷システムにおいて、ハーフトーン処理条件との類似の度合いが評価されている品質評価用パターンを二種類以上含む品質評価用チャートを生成し、品質評価用チャートの読み取りデータに基づき品質評価用チャートの品質評価情報が生成される。
生成された品質評価用パターンごとの品質評価情報と、品質評価用パターンとハーフトーン処理条件との類似の度合いを表す類似度評価情報を用いて、ハーフトーン処理条件ごとの適性予測情報が生成される。
ハーフトーン処理の処理結果を得ることなく、生成された適性予測情報に基づいて、印刷システム、メディアの種類、印刷システムの状態に応じて、印刷に関する諸条件とのバランスが取れたハーフトーン処理条件を選択支援が可能となる。
本発明の実施形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図 図1に示す印刷部の構成例を示すブロック図 図1に示す画像処理部の構成例を示すブロック図 図1に示す画像処理部における画像処理の流れを示すフローチャート 図1に示す印刷システムに適用されるハーフトーン処理条件選択支援の流れを示すフローチャート 類似度テーブルの一例を模式的に示す説明図 品質評価テーブルの一例を模式的に示す説明図 品質評価テーブルの他の例を模式的に示す説明図 品質予測値テーブルの一例を模式的に示す説明図 QCD重みテーブルの一例を模式的に示す説明図 個別品質重みテーブルの一例を模式的に示す説明図 階調重みテーブルの一例を模式的に示す説明図 印刷対象の画像に基づく階調重みテーブルの自動変更の流れを示すフローチャート 品質評価用パターンの一例を模式的に図示した説明図 品質評価用パターンの他の例を模式的に図示した説明図 品質評価用パターンの他の例を模式的に図示した説明図 品質評価用パターンの他の例を模式的に図示した説明図 品質評価用パターンの他の例を模式的に図示した説明図 品質評価用パターンの他の例を模式的に図示した説明図 図14から図19に示す品質評価用パターンのドット配置規則の説明図 品質評価用チャートの一例を模式的に示す説明図 品質評価用チャートの他の例を模式的に示す説明図 面内むら評価の説明図 経時ムラ評価の説明図 類似度テーブル生成の説明図 類似度テーブル生成の流れを示すフローチャート 印刷システムの他の適用例であるインクジェット記録装置の全体構成図 フルライン型インクジェットヘッドの説明図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔印刷システムの全体構成〕
図1は、本発明の実施形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図である。同図に示す印刷システム10は、主として、記録媒体への印刷を実施する印刷部12と、印刷部12を制御する印刷制御部14と、を備えている。
また、印刷システム10は、印刷対象の画像データを取得する画像データ取得部16と、取得された画像データに対して画像処理を施し、印刷部12へ提供される印刷データ(ドットデータ)を生成する画像処理部18と、を備えている。
さらに、画像処理部18によるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶されるハーフトーン(HT)処理条件記憶部20と、ハーフトーン処理条件記憶部20に記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、ハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン(HT)処理条件提示部21と、ハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択するハーフトーン(HT)処理条件選択部22と、を備えている。
本例に示す印刷システム10は、ハーフトーン処理条件の選択を支援する機能を有している。ハーフトーン処理条件選択支援機能を実現する構成として、印刷システム10は、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置される品質評価用チャート(図21,22に符号240,270を付して図示)を生成する品質評価用チャート生成部24と、印刷部12によって印刷された品質評価用チャートの読取データを取得する読取データ取得部26と、読取データ取得部26により取得された品質評価用チャートの読取データから品質評価用パターンの品質を表す品質評価テーブル(図5に符号106を付して図示)を生成する品質評価テーブル生成部28と、品質評価テーブルが記憶される品質評価テーブル記憶部30と、を備えている。
図1に図示した品質評価テーブル生成部28は、品質評価テーブル、品質評価関数、品質評価値などの品質評価情報を生成する品質評価情報生成部として機能している。
また、ハーフトーン処理条件選択支援機能を実現する構成として、印刷システム10は、ハーフトーン処理条件と品質評価用パターンとの類似度(類似の度合い)を表す類似度テーブル(図5に符号100を付して図示)が記憶される類似度テーブル記憶部32と、ハーフトーン処理条件ごとの品質予測値が記憶された品質予測値テーブル(図5に符号108を付して図示)を生成する品質予測値テーブル生成部33と、品質予測値テーブルが記憶される品質予測値テーブル記憶部35と、を備えている。
品質予測値、品質予測値テーブルは、印刷に対するハーフトーン処理条件の適性を予測する適性予測情報であり、図1に図示した品質予測値テーブル生成部33は適性予測情報生成部として機能し、品質予測値テーブル記憶部35は適性予測情報記憶部として機能している。
さらに、ハーフトーン処理条件選択支援機能を実現する構成として、印刷システム10は、ハーフトーン処理条件ごとの印刷の際のコストを評価して生成されたコスト評価テーブル(図1中不図示、図5に符号102を付して図示)が記憶されるコスト評価テーブル記憶部34と、ハーフトーン処理条件ごとの印刷の際の生産性を評価して生成された生産性評価テーブル(図5に符号104を付して図示)が記憶される生産性評価テーブル記憶部36とを備えている、
コスト評価テーブル記憶部34は、コスト評価テーブル、コスト評価関数、コスト評価値などのコスト評価情報が記憶されるコスト評価情報記憶部として機能している。また、生産性評価テーブル記憶部36は、生産性評価テーブル、生産性評価関数、生産性評価値などの生産性評価情報が記憶される生産性評価情報記憶部として機能している。
さらにまた、ハーフトーン処理条件選択支援機能を実現する構成として、優先度パラメータ(評価項目の優先度を表す指標)を取得する優先度パラメータ取得部38と、取得された優先度パラメータに基づいて優先度パラメータテーブル(図5に符号110を付して図示)を生成する優先度パラメータテーブル生成部40と、生成された優先度パラメータテーブルが記憶される優先度パラメータテーブル記憶部42と、を備えている。優先度パラメータテーブル生成部40、優先度パラメータテーブル記憶部42は、優先度パラメータ情報生成部、優先度パラメータ情報記憶部として機能する。
システム制御部44は、印刷システム10を構成する各部を統括的に制御する。システム制御部44は、情報(データ)入力、処理結果等に基づき、装置各部へ指令信号を送出する機能を有している。また、各種情報の記憶部への情報の書き込み、各種記憶部からの情報の読み出しを制御するメモリコントローラとしての機能を有している。
操作部46は、ユーザの操作によって印刷システム10へ情報を入力する手段として機能する。操作部46の例として、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチパネルなどが挙げられる。
表示部48は、印刷システム10における各種情報が表示される手段である。各種情報の例として、システムの稼働状況、システムの設定状況、各種設定画面などが挙げられる。表示部48は、LCDモニタなどのモニタ装置が適用される。
〔印刷部の構成例〕
図2は、印刷部12の構成例を示すブロック図である。同図には、印刷部12としてインクジェット方式が適用される場合の構成例を示す。同図に示す印刷部12は、印刷データ(ドットデータ、図4に符号86を付して図示)を取得する印刷データ取得部50と、駆動波形が記憶される駆動波形記憶部52と、駆動電源部54から電力供給を受け、駆動波形を電力増幅してインクジェット(IJ)ヘッド56へ供給される駆動信号(駆動電圧)を生成する駆動信号生成部58と、を備えている。
図2には、インクジェット方式が適用される印刷部を例示したが、本発明に係る印刷システムに具備される印刷部はインクジェット方式に限定されない。例えば、電子写真方式などの他のオンデマンド方式の印刷を適用することが可能である。また、オフセット印刷等の印刷版を用いた印刷方式を適用することも可能である。
〔画像処理部の構成例〕
図3は、画像処理部18の構成例を示すブロック図である。同図には、印刷部12としてインクジェット方式が適用される場合の画像処理部18の構成例を示す。同図に示す画像処理部18は、画像データ(例えば、0から255の階調値で表されるラスターデータ)を取得する画像データ取得部60と、取得された画像データに対して色変換処理を施す色変換処理部62と、色変換処理が施された画像データに対して色分解(分版)処理を施す色分解処理部64と、を備えている。
また、画像処理部18は、各色に分解された画像データに対してガンマ補正、濃度むら補正などの補正処理を施す補正処理部66と、補正処理が施された各色の画像データに対してハーフトーン処理を施すハーフトーン処理部68と、ハーフトーン処理によって生成された印刷データ(ドットデータ)を記憶する印刷データ記憶部70と、を備えている。
ハーフトーン処理には、ディザ方式、誤差拡散方式、DBS(direct binary search)方式などを適用することが可能である。
画像処理部18によって生成された印刷データは、二値(ドットのオンオフ)により階調が表現されるものでもよいし、ドットのサイズにより多階調(中間調)が表現されるものでもよいし、1画素を構成するドット数により多階調(中間調)が表現されるものでもよい。
図3には、印刷部12(図1、2参照)としてインクジェット方式が適用される場合の画像処理部18の構成を例示したが、画像処理部18の構成は、印刷部12に適用される印刷方式に応じた構成が採用される。
〔画像処理の説明〕
図4は、画像処理部18(図1、3参照)における画像処理の流れを示すフローチャートである。画像データ80が取得されると(ステップS10:画像データ取得工程)、取得された画像データ80に対して色変換処理が施される(ステップS12:色変換処理工程)。
色変換処理の例として、RGB方式の画像データをインクの基本色であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)により色表現がされたCMYK方式の画像データへ変換する処理が挙げられる。
CMYK方式の画像データ82が生成されると、CMYK方式の画像データ82を色ごとの画像データに分解する色分解処理が施され(ステップS14:色分解処理工程)、CMYK各色の画像データ84が生成される。
CMYK各色の画像データ84には、ガンマ補正、濃度むら補正等の補正処理が施され(ステップS16:補正処理工程)、ハーフトーン処理が施され(ステップS18:ハーフトーン処理工程)、二値、又は多値の印刷データ(ドットデータ)86が生成される。
〔ハーフトーン処理条件選択支援の説明〕
次に、印刷システム10に搭載されるハーフトーン処理条件選択支援機能について詳細に説明する。図5は、図1に示す印刷システム10に適用されるハーフトーン処理条件選択支援の流れを示すフローチャートである。
先に説明したように、印刷システム10は、二種類以上のハーフトーン処理条件がハーフトーン処理条件記憶部20(図1参照)に記憶されている。ハーフトーン処理条件記憶部20に記憶されるハーフトーン処理条件のそれぞれについて、階調ごとに品質評価用パターン(図14から図19に符号220から230を付して図示)との類似度(類似の度合い)が計算され、類似度テーブル100が生成されている。生成された類似度テーブル100は、類似度テーブル記憶部32(図1参照)に記憶される。
品質評価用パターンは、予め決められたドット配置規則(単位面積あたりのドット数、ドット配置の周波数空間における空間周波数特性(ドットの配置間隔)、ドットの凝集性等)に従ってドットが配置されたパターンであり、ハーフトーン処理の結果得られるドット配置のように複雑なドット配置ではなく、規則性を持ったパターンである(詳細後述)。
品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャート(図21、22参照)は、品質評価用チャート生成部24(図1参照)によって予め生成されている。
また、ハーフトーン処理条件記憶部20に記憶されるハーフトーン処理条件のそれぞれに対して、システム開発者が印刷の際のコストについて評価して生成されたコスト評価テーブル102が、コスト評価テーブル記憶部34(図1参照)に予め記憶される。
さらに、システム開発者が印刷の際の生産性について評価して生成された生産性評価テーブル104が、生産性評価テーブル記憶部36(図1参照)に予め記憶されている。
ここで、「印刷の際のコスト」とは、主としてインク使用量の観点から決められる。また、「印刷の際の生産性」とは、主としハーフトーン処理に費やされる時間(処理時間)の観点から決められる。
まず、印刷部12(図1参照)を用いて、品質評価用チャートが印刷される(ステップS100:品質評価用チャート印刷工程)。
次に、印刷された品質評価用チャートがスキャンされ、品質評価用チャートの読取データ(スキャン画像)が取得される(ステップS102:品質評価用チャート読取データ取得工程)。品質評価用チャートの読み取りは、印刷システム10とは分離した読取装置(スキャナ)を用いてもよいし、印刷システム10に具備されるインラインスキャナを用いてもよい。
品質評価テーブル生成部28(図1参照)は、品質評価用チャートの読取データから、各品質評価用パターンの領域を判断し、各品質評価用パターンの領域に対して、予め決められた品質評価項目について品質評価値を算出し、品質評価テーブル106が生成される(ステップS104:品質評価テーブル生成工程)。
図5の品質評価テーブル生成工程は、品質評価情報である品質評価値、品質評価テーブルを生成する品質評価情報生成工程として機能している。
品質評価テーブル106が生成されると、予め記憶されている類似度テーブル100、及び品質評価テーブル106を用いて、各ハーフトーン処理条件の品質予測値(品質総合スコア)が計算され(ステップS106:品質予測値算出工程)、品質予測値テーブル108が生成される(ステップS108:品質予測値テーブル生成工程)。
図5の品質予測値テーブル生成工程は、適性予測情報である品質予測値、品質予測値テーブルを生成する適性予測情報生成工程として機能している。
品質予測値テーブル108が生成されると、品質について最適なハーフトーン処理条件が提示され(ステップS110:ハーフトーン処理条件提示工程)、ハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が選択される(ステップS112:ハーフトーン処理条件選択工程)。印刷の際に選択されたハーフトーン処理条件を用いてハーフトーン処理が実行される。
〔ハーフトーン処理条件選択の例〕
ハーフトーン処理条件を選択する態様として、最適なハーフトーン処理条件を表示装置(モニタ装置)に表示させ、ユーザが操作部46(図1参照)を用いて選択情報を入力する態様を採用することができる。また、最適なハーフトーン処理条件が提示されると、提示されたハーフトーン処理条件をハーフトーン処理に用いるハーフトーン処理条件として印刷システム10(図1参照)が自動的に選択(設定)する態様を採用することができる。
印刷システム10が自動的にハーフトーン処理条件を設定する態様では、ハーフトーン処理条件提示工程(図5のステップS110)を省略してもよい。
〔優先度パラメータテーブルを用いた構成例〕
図5に図示した優先度パラメータテーブル110は、品質(Q)、印刷の際のコスト(C)、印刷の際の生産性(D)の優先度(重み)が規定されたQCD重みテーブル(図5中不図示、図10に符号110Aを付して図示)、及び品質評価項目の優先度(重み)が規定された個別品質重みテーブル(図5中不図示、図11に符号110Bを付して図示)から構成される。優先度パラメータテーブル110は、優先度パラメータ情報として利用される。
優先度パラメータ取得部38(図1参照)によって、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性のいずれを優先させるかを示す優先度パラメータ、品質評価項目のいずれを優先させるかを示す優先度パラメータが取得されると、取得された品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性の優先度、品質評価項目の優先度を示す優先度パラメータテーブル110が生成される。
優先度パラメータテーブル110を生成する際に、ユーザにより操作部46(図1参照)を用いて優先度パラメータが設定され、設定された優先度パラメータが優先度パラメータ取得部38により取得される態様が可能である。かかる態様では、操作部46は優先度パラメータを設定する優先度パラメータ設定部として機能する。
図5に示すハーフトーン処理条件提示工程では、品質予測値テーブル108と、コスト評価テーブル102、生産性評価テーブル104、優先度パラメータテーブル110(図10に図示したQCD重みテーブル110A)を用いて、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性のバランスが最もよいと予測されるハーフトーン処理条件の提示が可能となる。
そして、品質優先、印刷の際のコスト優先、印刷の際の生産性優先、といったハーフトーン処理条件が提示されることで、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性のバランスが最もよいと予測されるハーフトーン処理条件の選択が可能である。
また、品質評価項目についての優先度パラメータを考慮することで、品質に関して最適なハーフトーン処理条件の選択が可能である。品質評価項目間の優先度が規定された個別品質重みテーブルは、品質予測値を計算する品質予測値計算工程(図5のステップS106)に適用することができる。個別品質重みテーブルを用いて品質予測値が計算されることで、品質評価項目についての優先度が考慮された品質予測値が算出される。
〔階調重みテーブルを用いた構成例〕
図5に図示した階調重みテーブル112は、シャドー側優先、ハイライト側優先といった、階調の優先度(重み)が規定されている。階調重みテーブル112は、階調重み情報として利用される。
優先度パラメータ取得部38を用いて、階調の優先度を表す階調重みが取得されると、取得された階調重みに基づき階調重みテーブル112が生成される。階調重みテーブル112は、優先度パラメータテーブル生成部40により生成される。
優先度パラメータ取得部38は、階調の優先度を表す階調重みを取得する階調重み取得部として機能し、優先度パラメータテーブル生成部40は階調重み情報を生成する階調重み情報生成部として機能する。
階調重みを取得する態様として、ユーザにより操作部46(図1参照)を用いて階調重みが設定され、設定された階調重みが優先度パラメータ取得部38により取得される態様がある。かかる態様では、操作部46は階調重み設定部として機能する。
詳細は後述するが、印刷対象の画像(ユーザジョブ画像)に合わせて、階調重みテーブル112が自動的に変更される態様も可能である。かかる態様では、ユーザジョブ画像が変更されるごとに階調重みテーブル112が変更され、ハーフトーン処理条件の選択が実行される。
ハーフトーン処理条件選択は、印刷システム10の立ち上げ時に実行される。また、印刷システム(印刷部12)の調整、変更、交換等がされた際に実行してもよい。ハーフトーン処理条件は使用されるインクの色ごとに決められるので、ハーフトーン処理条件の選択は使用されるインクの色ごとにされる。
〔類似度テーブルの説明〕
図6は、類似度テーブル100の一例を模式的に示す説明図である。図6に示す類似度テーブル100は、三種類のハーフトーン処理条件(仮に、ハーフトーン1、2、3とする。)のそれぞれについて、三種類の品質評価用パターン(仮に、パターンA、B、Cとする。)との類似度を表す評価値(以下、「類似度評価値」と記載する)が記憶されている。
また、各品質評価用パターンは四種類の階調(仮に、階調a、b、c、dとする。)について、各ハーフトーン処理条件との類似度評価値が算出され、記憶される。さらに、階調ごとの類似度評価値を合計した値(「トータル」欄に記載された類似度評価代表値)が算出され、記憶される。
図6の類似度テーブル100に記憶される類似度評価値は、数値が大きいほど類似の度合いが高い(類似している)ことを表している。例えば、パターンAはハーフトーン1との類似の度合いが高いといえる。
〔品質評価テーブルの説明〕
図7は、品質評価テーブル106(図5参照)の一例を模式的に示す説明図である。図7に図示した品質評価テーブル106Aは、三種類の品質評価用パターン(仮に、パターンA、B、Cとする。)について、五種類の品質評価項目(平均濃度、粒状性、スジ(一次元状の濃度むら)、面内むら(二次元状の濃度むら)、経時むら)における品質の評価値(品質評価値)が算出され、記憶されている。
図7に示す品質評価テーブル106Aでは、品質評価項目ごとに品質評価値が規格化されている。
図8は、品質評価テーブル106(図5参照)の他の例を模式的に示す説明図である。図8に示す品質評価テーブル106Bは、三種類の品質評価用パターン(仮に、パターンA、B、Cとする。)について、二種類の品質評価項目(位置安定性、時間安定性)における品質の評価値(品質評価値)が算出され、記憶されている。
図7、及び図8に示した品質評価項目は一例であり、品質評価項目は、適宜、追加、削除、変更等をすることが可能である。
〔品質予測値テーブルの説明〕
図9は、品質予測値テーブル108の一例を模式的に示す説明図である。図9に示す品質予測値テーブル108は、図6に図示した類似度テーブル100の評価値と、図8に図示した品質評価テーブル106Bとの演算(例えば、対応する評価値同士の乗算)により品質予測における評価値(仮に、評価値1、評価値2とする。)が算出され、算出された品質予測における評価値から、品質予測値が算出されている。
図9に示す品質予測値テーブル108は、二種類の評価値(評価値1、評価値2)が記憶されている。評価値1は、ハーフトーン処理条件ごと、パターンごとの類似度評価代表値とパターンごとの位置安定性の評価値とを乗算して算出されている。
また、評価値2は、ハーフトーン処理条件ごと、パターンごとの類似度評価代表値と、パターンごとの時間安定性の評価値とを乗算して算出されている。ハーフトーン処理条件ごと、パターンごとに評価値1と評価値2とを加算してトータル評価値が算出される。
さらに、ハーフトーン処理条件ごとの各パターンのトータル評価値を合計した値が、ハーフトーン処理条件ごとの品質予測値とされる。
ここで、「位置安定性」とは、図7に図示した、平均濃度、粒状性、スジ、面内むらを包括する概念や、平均濃度、粒状性、スジ、面内むらの少なくともいずれか1つとすることができる。例えば、面内むらを位置安定性とする態様が挙げられる。また、「時間安定性」とは、図7に図示した経時むらを含む概念とすることができる。
図9に図示した品質予測値テーブル108では、ハーフトーン1、2、3の品質予測値の関係が、ハーフトーン1の品質予測値>ハーフトーン3の品質予測値>ハーフトーン2の品質予測値となり、位置安定性、時間安定性の観点で各品質評価用パターンの品質を評価した結果、ハーフトーン2が最適なハーフトーン処理条件として提示される。
なお、最適ハーフトーン処理条件の提示形態は、ハーフトーン処理条件ごとの品質予測値を提示してもよい。
図9に図示した品質予測値テーブル108を構成する評価値は、図6に図示した類似度テーブル100、及び図8に図示した品質評価テーブル106B(図7に図示した品質評価テーブル106A)を用いて生成されればよく、上記した形態に限定されない。
図9に図示した品質予測値テーブル108における品質評価値(Etotal)は、次式〔数10〕により算出される。
上記〔数10〕において、q、c、dは、それぞれ品質項目値、コスト項目値、生産性項目の値である(図6、7参照)。また、W(q)、W(c)、W(d)は、それぞれ優先度パラメータテーブルの品質重み、コスト重み、生産性重みである(図10参照、詳細後述)。
また、e(ht,pat)は、ハーフトーン処理条件(ht)ごとの品質評価用パターン(pat)に対する品質評価値(図9の評価値1、2)、e(ht)は、ハーフトーン処理条件(ht)ごとのコスト評価値(図5のコスト評価テーブル102に記憶されている情報、事前設定の固定値)、e(ht)は、ハーフトーン処理条件(ht)ごとの生産性評価値(図5の生産性評価テーブル104に記憶されている情報、事前設定の固定値)である。
上記〔数10〕における品質評価値e(ht,pat)は、次式〔数11〕で表される。
上記〔数11〕におけるW(item)は、個別品質重みテーブル110B(図11参照、詳細後述)における品質項目(item)ごとの重みであり、Q(pat,item)は、品質評価テーブル(図7の符号106A、図8の符号106B)における品質評価パターン(pat)ごと、品質評価項目(item)ごとの評価値である。
また、上記〔数11〕におけるW(lev)は、階調重みテーブル112(図12参照、詳細後述)における階調(lev)ごとの重みであり、S(ht,pat,lev)は、類似度テーブル100(図6参照)におけるハーフトーン処理条件(ht)ごと、品質評価パターン(pat)ごと、階調(lev)ごとの類似度評価値である。
〔優先度パラメータテーブルの説明〕
図10は、優先度パラメータテーブル110の一形態である、QCD重みテーブルの一例を模式的に示す説明図である。同図に示すQCD重みテーブル110Aは、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性の重み(バランス)が決められており、数値が大きいほど優先順位が高くされ、数値が小さいほど優先順位が低くされる。
図10に図示したQCD重みテーブル110Aは、品質重視であり、品質が最も重視され、次に生産性が重視され、コストが最も軽視されるものである。
図1の優先度パラメータ取得部38により取得された、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性の優先度を表す優先度パラメータ情報に応じて、「品質重視」、「コスト重視」、「生産性重視」といったQCD重みテーブルが生成される。
図11は、優先度パラメータテーブル110の一形態である、個別品質重みテーブルの一例を模式的に示す説明図である。同図に示す個別品質重みテーブル110Bは、五種類の品質評価項目について、各品質項目間の重みが決められており、数値が高いほど優先順位が高くされ、数値が低いほど優先順位が低くされる。
図11に図示した個別品質重みテーブル110Bは、経時むら、面内むら、スジ、粒状性、平均濃度の順に優先度が高くなっている。
図1の優先度パラメータ取得部38により取得された、品質評価項目の優先度を表す優先度パラメータ情報に応じて、品質評価項目の優先順位(重み)が変えられた個別品質重みテーブルが生成される。
〔階調重みテーブルの説明〕
図12は、階調重み情報として利用される、階調重みテーブルの一例を模式的に示す説明図である。同図に示す階調重みテーブル112は、四種類の階調(階調a<階調b<階調c<階調d)についての優先度が決められている。図12に図示した階調重みテーブル112は、階調値が最も高い階調dの優先度が最も高く、階調値が低くなるに従って優先度が低くなっている。
図1の優先度パラメータ取得部38により取得された階調の優先度を表す優先度パラメータ情報に応じて、「ハイライト側優先」、「シャドー側優先」、「中間調優先」といった階調重みテーブルが生成される。
上記の如く構成された印刷システム、及び印刷方法によれば、二種類以上のハーフトーン処理条件が記憶される印刷システム10において、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンと、各ハーフトーン処理条件との類似の度合いを表す類似度テーブル100が準備されている。
印刷部12を用いて印刷された品質評価用パターンの読み取りデータが取得され、品質評価用パターンごとに品質評価項目についての評価がされ、品質評価テーブル106が生成される。
品質評価テーブル106、及び類似度テーブル100を用いてハーフトーン処理条件ごとの品質予測値が算出され、品質予測値テーブル108が生成され、品質が考慮されたハーフトーン処理条件が提示され、品質の観点で最適なハーフトーン処理条件を選択することができる。
予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンの印刷結果から、ハーフトーン処理条件ごとの品質が評価されるので、ハーフトーン処理を実行することなく、ハーフトーン処理条件を評価することができ、ハーフトーン処理条件の選択における品質評価に費やされる期間の短期間化が可能となる。
また、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性の優先度を表す優先度パラメータ情報に基づき、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性のバランスが考慮されたハーフトーン処理条件が提示され、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性のバランスが最もよいハーフトーン処理条件を選択することができる。
さらに、階調の優先度を表す優先度パラメータ情報に基づくハーフトーン処理条件が提示され、階調の優先度が考慮されたハーフトーン処理条件の選択が可能となる。
〔階調重みテーブルの応用例〕
図13は、印刷対象の画像に基づく階調重みテーブルの自動生成の流れを示すフローチャートである。印刷対象の画像(ユーザジョブ画像)の階調特性に応じて階調重みテーブル112(図5、12参照)が自動的に生成され、印刷対象の画像の階調特性に応じた階調重みが考慮されたハーフトーン処理条件の選択が可能となる。
まず、印刷対象の画像が登録される(ステップS200:印刷対象画像登録工程)。次に、登録された画像の階調特性情報200が取得される(ステップS202:階調特性情報取得工程)。
階調特性情報を取得する際に、印刷対象の画像は色分解され、色ごとの階調特性情報が取得される。取得される階調特性情報の一例として、階調ごとの出現頻度を表すヒストグラムが挙げられる。
取得された階調特性情報に基づいて、印刷対象の画像の階調特性を反映した階調重みテーブル202が生成される(ステップS204:階調重みテーブル生成工程)。
印刷対象の画像に応じた階調重みテーブルの自動生成は、印刷対象の画像が変更されるごとに実行するとよい。
印刷対象の画像の階調特性に応じて、階調重みテーブルが自動的に生成されることで、印刷対象の画像の階調特性が考慮されたハーフトーン処理条件が提示され、印刷対象の画像の階調特性に適したハーフトーン処理条件の選択が可能となる。
〔品質評価用チャートの説明〕
図14から図19は、品質評価用パターンの例を模式的に図示した説明図であり、図20は、図14から図19に図示した品質評価用パターンのドット配置規則の説明図である。また、図21は、二種類以上の品質評価用チャートから構成される品質評価用パターンの一例を模式的に示す説明図である。
図14から図19において、1つの正方形が画素を表し、塗りつぶされた画素はドットが配置される画素を表している。
以下に説明する品質評価用パターンは、単位面積あたりのドット数、空間周波数特性、ドットの凝集性についての規則性が規定されており、単位面積あたりのドット数、空間周波数特性、ドットの凝集性の観点で、ハーフトーン処理条件を評価することができるものである。
図14に図示した品質評価用パターン220は、x方向、及びy方向について1画素おきにドットが配置される。また、図15に図示した品質評価用パターン222は、x方向について1画素おきにドットが配置され、y方向について2画素おきにドットが配置されている。
図16に図示した品質評価用パターン224は、斜め方向にドットが配置されており、x方向について1画素おき、y方向について連続してドットが配置されている。図17に図示した品質評価用パターン226もまた、斜め方向にドットが配置されており、千鳥状にドットが配置されている。
図18に図示した品質評価用パターン228、及び図19に図示した品質評価用パターンは、x方向及びy方向の少なくともいずれか一方にドットが連続して配置される凝集型のドット配置である。
図20に図示したドットの配置規則は、図14から図19に図示した品質評価用パターン220,222,224,226,228,230におけるドットが配置される点(画素)を一般化したものであり、ドットが配置される点Pn,mは、次式〔数1〕で表される。
上記〔数1〕に示すドット配置に基づき、品質評価用パターンは、x方向、y方向についてのドットの配置規則、凝集性、基本パターンの連続数を考慮して生成される。
上記〔数1〕におけるpn,mは、ドットが配置される点を示している。n、mは任意の整数である。また、a、aは、ベクトルaのx成分、y成分であり、b、bは、ベクトルbのx成分、y成分であり、c、cは、ベクトルcのx成分、y成分である。
α、bα、cαは、ベクトルa、ベクトルb、ベクトルcのスカラー量を表しており、aα、bαは自然数、cαは整数である。つまり、n,m,cα∈Z(Zは整数)、aα,bα∈N(Nは自然数)である。
ベクトルa及びベクトルbは、ドットが配置される点を定める際の基準ベクトルであり、ベクトルcは、凝集的なドット配置(隣接する点にドットが配置されるドット配置)の場合に適用されるベクトルである。
図20における点oを基準として、ベクトルa、ベクトルbが決められる。ベクトルaとベクトルbとのなす角度は任意の角度とすることができ、ベクトルaとベクトルbとは直交していなくてもよい。
点oの次にドットが配置される点Pは、点oからベクトルa、ベクトルbを整数倍にした先の点であり、Pn,m=o+na+mbと表すことができる。図20の点P1,1は、n=1、m=1の場合のドットが配置される点を表している。
さらに、凝集的なドット配置を考慮すると、ドットが配置される点Pn,mは、Pn,m=o+na+mb+cと表すことができる。ここで、cが大きすぎると他の点に配置されたドットとの区別ができなくなるので、|cα/aα≦0.5|、|cα/bα≦0.5|の条件が必要となります。なお、凝集的なドット配置でない場合は、c=0となる。
n,m=o+na+mb+cを行列式で表現すると上記〔数1〕となる。上記〔
数1〕において、ベクトルa、b、cを便宜的にまとめたものが行列xであり、n、mをまとめたものが行列nである。
図14から図19に図示した品質評価用パターン220,222,224,226,228,230における、上記〔数1〕の行列xは以下の〔数2〕から〔数7〕として表すことができる。
但し、品質評価用パターンのドット配置規則は、上記の例に限定されない。予め決められた配置規則に基づくものであればよい。
図21に図示した品質評価用チャート240は、図1の印刷部12にインクジェット方式が適用され、フルライン型のインクジェットヘッドを備える態様に適用される。フルライン型のインクジェットヘッドとは、インクジェットヘッドと記録媒体(用紙)との相対搬送方向(用紙送り方向)と直交する記録媒体の幅方向(ノズル並び方向)について、記録媒体の全長以上の長さにわたってノズルが配置された構造を有するインクジェットヘッドである。
フルライン型のインクジェットヘッドを備えた印刷システムは、記録媒体とインクジェットヘッドとを1回だけ相対移動させることで、記録媒体の画像形成領域の全域について画像が形成されるシングルパス方式の画像形成が可能である。
図21に図示した品質評価用チャート240は、一種類の品質評価用パターン(図14から図19参照)が記録媒体の幅方向に沿って複数並べられた品質評価用パターン群242,244,246,248,250,252,254,256,258,260から構成され、品質評価用パターン群242,244,246,248,250,252,254,256,258,260は、用紙送り方向に沿って配置されている。
また、品質評価用パターン群242,244,246,248,250,252,254,256,258,260は、それぞれ異なる品質評価用パターンが適用されている。
図22に図示した品質評価用チャート270は、図1の印刷部12にインクジェット方式が適用され、シリアル型のインクジェットヘッドを備える態様に適用される。シリアル型のインクジェットヘッドとは、記録媒体(用紙)の搬送方向(用紙送り方向、副走査方向)について複数のノズルが配置された構造を有するインクジェットヘッドである。
シリアル型のインクジェットヘッドを用いた画像形成は、記録媒体の幅方向(主走査方向)についてインクジェットヘッドを走査させながら、記録媒体の搬送方向についてノズル配置分の長さの画像形成を行い、記録媒体の搬送方向についての1回分の画像形成がされると、記録媒体を記録媒体の搬送方向に沿って一定量移動させ、次の領域について画像形成が行われる。
この動作を繰り返すことで、記録媒体の画像形成領域の全域にわたって画像が形成される。
品質評価用チャートを構成する品質評価用パターン群の数は、図21に図示した品質評価用チャート240の十種類、図22に図示した品質評価用チャート240の十二種類に限定されず、予め記憶されるハーフトーン処理条件の数、ハーフトーン処理条件の内容などに応じて適宜決められる。
〔品質評価項目ごとの評価例の説明〕
次に、品質評価項目ごとの評価例について説明する。図7に図示した品質評価テーブル106Aは、図9に図示した品質予測値テーブル108を生成する際の演算(他のテーブルとの乗算)を考慮すると、規格化されたものであることが好ましい。図7に図示した品質評価テーブル106Aは、各品質評価用パターン(パターンA、B、C)についての定量評価値の相対比(品質評価項目ごとの値の合計が1となる値)となっている。
<粒状性の評価例>
粒状性の評価では、粒状値(粒状性の評価値)が算出される。品質評価用チャートが形成される面内の各領域(各品質評価用パターン)について粒状値を算出し、全領域(すべての品質評価用パターン)の平均値(粒状値の合計/粒状値数)を算出し、この値が粒状値とされる。
粒状値として、RMS値、ウイナースペクトルのVTF重畳後の総和といった、公知の粒状性の評価値を適用することも可能である。
<面内むらの評価例>
図23は、面内むらの評価の説明図であり、品質評価用チャートが形成される面内の任意の一方向の濃度プロファイルである。図23に図示した濃度プロファイルを用いて、品質評価用パターンごとに面内むら評価値が算出される。
図23に示すように、品質評価用パターンごとにx方向(記録媒体の幅方向)の濃度プロファイルが生成される。図23では、典型的な濃度プロファイルを三種類だけ図示した。品質評価用パターンごとの濃度プロファイルが生成されると、濃度プロファイルごとに標準偏差が算出され、標準偏差を面内平均濃度で除算して、品質評価用パターンごとに面内むら評価値Epat(t)が算出される。なお、pat(t)は、「t番目の品質評価用パターンの面内むら評価値」であることを表している。
品質評価用パターンごとの面内むら評価値Epat(t)は、次式〔数8〕で表される。
<経時むらの評価例>
図24は、経時むらの評価の説明図であり、異なる印刷タイミングで印刷された複数の品質評価用チャート(u枚目、u枚目、u枚目)についての、品質評価用チャートが形成される面内の任意の一方向の濃度プロファイルである。図24に図示した濃度プロファイルを用いて、品質評価用パターンごとに経時むら評価値が算出される。
図23に示すように、品質評価用パターンごとにx方向(記録媒体の幅方向)の濃度プロファイルが生成される。図23では、品質評価用チャートごとに典型的な濃度プロファイルを三種類だけ図示した。
各濃度プロファイルのx方向の位置ごとに、濃度プロファイル間の濃度値の差を算出し、算出された濃度差値の絶対値のうち最大値を求め、求められた最大値を面内平均濃度値で除算して、経時むら評価値epatが算出される。経時むら評価値epatは、次式〔数9〕で表される。
<スジの評価例>
スジとは、画像形成面について、任意の一方向に沿って白いスジ状の濃度むら、又は黒いスジ状の濃度むらが生じた状態であり、インクジェット方式の画像形成では特定のノズルの故障に起因して発生する。
スジの評価では、最もスジが強い部分のコントラスト絶対値がスジ評価値として算出される。すなわち、品質評価用チャートにおいて、最もスジが強い部分(隣接位置との濃度差が最大となる位置)について、スジ部分の濃度値から面内平均濃度値が減算され、スジ評価値が算出される。
<平均濃度の評価例>
平均濃度の評価では、品質評価用パターンごとに平均濃度値が算出され、平均濃度評価値とされる。
〔類似度の評価の説明〕
次に、図5に図示した類似度評価テーブルの生成について説明する。図25は、類似度評価テーブル生成の流れを示す概念図である。
予め、印刷システム10に記憶されている複数のハーフトーン処理条件1と、予め、印刷システム10に記憶されている品質評価用パターン2との類似度が評価され(ステップS300:類似度評価工程)、評価された類似度に基づいて類似度テーブル100が生成される(ステップS302:類似度テーブル生成工程)。
図26は、図25の類似度評価工程(ステップS300)の一例を示すフローチャートである。まず、二種類以上の品質評価用パターン2が生成される(ステップS310:品質評価用パターン生成工程)。
次に、各ハーフトーン処理条件について、階調ごとに対応するドット配置(ハーフトーンパターン)を出力させる(ステップS312:ハーフトーンパターン出力工程)。ハーフトーンパターンの出力は、印刷でもよいし、シミュレーションでもよい。
次に、出力されたハーフトーンパターンについて、単位面積あたりの各品質評価用パターンの個数が求められ(ステップS314:検索工程)、求められた個数から各品質評価用パターンとハーフトーン処理条件との類似度評価値が算出され(ステップS316:類似度評価値算出工程)、類似度テーブル100が生成される(ステップS302:類似度テーブル生成工程)。
ハーフトーン処理条件が反映されたドット配置とは独立したドット配置であり、一定の規則性を有するドットパターンを用いてハーフトーン処理条件が反映されたドット配置を解析することで、ハーフトーン処理を実行することなく、かつ、複雑な解析手法を用いることなく、各品質評価用パターンとハーフトーン処理条件との類似性を評価することができる。
次に、他の類似度評価テーブル生成の例を説明する。まず、二種類以上の品質評価用パターン2が生成され(品質評価用パターン生成工程)、各ハーフトーン処理条件について、階調ごとに対応するドット配置(ハーフトーンパターン)を出力させる(ハーフトーンパターン出力工程)。ハーフトーンパターンが出力される。ここまでは、上記の例と同じである。
次に、階調ごとのハーフトーンパターンの各画素位置に、品質評価用パターンとの相互相関値を計算し(相互相関値算出工程)、ハーフトーンパターンの全画素に対する、相互相関値の平均値を算出して(類似度評価値算出工程)、算出された平均値から各品質評価用パターンとハーフトーン処理条件との類似度評価値が算出され、類似度テーブル100が生成される(類似度テーブル生成工程)。
相互相関値を用いた類似度の評価は、信頼性が高い結果を得られることが期待される。
以上説明した各種の評価では、実空間における評価の例について説明したが、周波数空間において各種評価を実施することも可能である。
ここで説明した、ハーフトーン処理条件と品質評価用パターンとの類似度の評価を、ハーフトーン処理条件の評価として、先に説明した印刷システムとは独立して利用することができる。
すなわち、ハーフトーン処理条件が反映されたドット配置とは独立したドット配置であり、一定の規則性を有するドットパターンを用いてハーフトーン処理条件が反映されたドット配置を解析することで、ハーフトーン処理を実行することなく、かつ、複雑な解析手法を用いることなく、一定の規則性を有するドットパターンの性能評価結果から、ハーフトーン処理条件の性能を把握することが可能である。
〔他のシステム(装置)適用例〕
次に、他のシステム(装置)適用例について説明する。
図27は、印刷システムとして機能するインクジェット記録装置300の全体構成図である。同図に示すインクジェット記録装置300は、記録媒体302を搬送する搬送部304と、記録媒体302に対して、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色インクを打滴するインクジェットヘッド306K,306C,306M,306Yを具備する印字部307とを備えている。印字部307は、図1の印刷部12に対応している。
搬送部304は、無端状の搬送ベルト308がローラ対310,312に巻き掛けられた構造を有している。搬送部304は、搬送ベルト308の裏側(印字部307の反対側)から負圧(吸引圧力)を発生させる負圧発生部314を備えている。負圧発生部314は、ポンプ316と接続され、ポンプ316を動作させることで、負圧を発生させる。
負圧発生部314により発生させ負圧を記録媒体302に作用させることで、記録媒体302は搬送ベルト308に吸引固定される。
記録媒体302の搬入部318には、記録媒体302を搬送ベルト308の記録媒体支持面に密着させるためのガイドローラ320が設けられている。また、記録媒体302の排出部322にもまた、ガイドローラ324が設けられている。
記録媒体搬送方向における印字部307の上流側には、記録媒体を加熱するヒータ326が配置され、印字部307の直下に送られる記録媒体は予め設定された温度に調整される。
記録媒体搬送方向における印字部307の下流側には、記録媒体に形成された画像を読み取るインラインセンサ328が配置されている。インラインセンサ328から取得される読取データに基づいて、インクジェットヘッド306K,306C,306M,306Yの吐出異常を検出することができる。
図28は、図27に図示したインクジェットヘッド306K,306C,306M,306Yの構造例を示す平面透視図である。図27に図示したインクジェットヘッド306K,306C,306M,306Yは共通の構造が適用されるので、図28では、インクジェットヘッドに符号306を付して図示した。
図28に図示するインクジェットヘッド306は、インクジェットヘッド306と記録媒体302の相対搬送方向と直交する、記録媒体の幅方向(符号Mを付した矢印線により図示)の全長以上の長さにわたって、複数のノズルが配置されたフルライン型インクジェットヘッドである。
なお、図28に符号Sを付して図示した方向は、インクジェットヘッド306と記録媒体302との相対搬送方向である。
図28に図示したインクジェットヘッド306は、記録媒体302の幅方向に沿う行方向、及び記録媒体302の幅方向と交差する斜め列方向について、複数のノズル350が二次元状(マトリクス状)に配列された、いわゆるマトリクスヘッドである。
インクジェットヘッド306に配置される複数のノズル350を記録媒体302の幅方向へ投影させた投影ノズル群は、同方向について複数のノズル350が等間隔に配置されている。
インクジェット記録装置300の印字部307には、図2に図示した印刷部12の構成を適用することができる。また、インクジェット記録装置300の画像処理部(不図示)には、図3に図示した画像処理部18の構成を適用することができる。
各ノズル350は、圧力室352と連通される。圧力室352には、圧力室352内のインクに吐出圧力を付与する吐出圧力発生素子(不図示)が設けられる。吐出力発生素子を動作させることで、圧力室352内のインクがノズル350から吐出される。
吐出力発生素子は、駆動電圧の印加によってたわみ変形を生じる圧電素子や、駆動電圧の印加によって加熱される加熱素子などを適用することができる。
ノズル350、圧力室352、ノズル350と圧力室352とを連通させる流路、吐出力発生素子を含む構成は、吐出素子(記録素子)354として機能する。
なお、インクジェットヘッドは、フルライン型に限定されず、シリアル型のインクジェットヘッドを適用することができる。
また、インクと反応してインクに凝集(又は不溶化)を発現させる処理液を塗布する処置液塗布工程などの前処理部を備える態様、紫外線等の活性光線の照射により硬化反応を発現させる活性光線硬化型インク(紫外線硬化型インク)を用いる態様を適用することができる。
記録媒体302の搬送形態として、圧胴(搬送ドラム)を用いた回転搬送方式を適用することができる。また、記録媒体302に形成された画像を定着させる定着部などの後処理部を備える態様を適用することができる。
〔ハーフトーン処理条件提示システム、方法、及びプログラムへの応用例〕
先に説明した印刷システムは、二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置(外部装置)のハーフトーン処理に用いられるハーフトーン選択条件を提示するハーフトーン選択条件システム、方法、プログラムへの応用が可能である。
例えば、選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価チャートが予め生成されており、選択後のハーフトーン処理条件が適用される印刷装置により印刷された品質評価チャートの読取データを取得する読取データ取得部(読取データ取得工程)、品質評価チャートの読取データから品質評価情報を生成する品質評価情報生成部(品質評価情報生成工程)、選択対象のハーフトーン処理条件と品質評価用パターンとの類似の度合いを表す類似度評価情報を取得する類似度評価情報取得部(類似度評価情報取得工程)、品質評価情報及び類似度評価情報を用いて選択対象のハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部(適性予測情報生成工程)、適性予測情報に基づいて、選択対象のハーフトーン処理条件の中から最適なハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示部(ハーフトーン処理条件提示工程)、を備えたハーフトーン処理条件提示システム(方法)を構成することが可能である。
また、ハーフトーン処理条件提示システムの各部の機能をコンピュータに実行させるプログラムを構成することが可能である。
以上説明した印刷システム、印刷方法、ハーフトーンパターンの評価方法、及びハーフトーンパターンの評価システムは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更、追加、削除をすることが可能である。また、上述した各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
〔本明細書が開示する発明〕
上記に詳述した発明の実施形態についての記載から把握されるとおり、本明細書は少なくとも以下に示す発明を含む多様な技術思想の開示を含んでいる。
(第1態様):記録媒体への印刷を実施する印刷部と、印刷対象の画像データに対してハーフトーン処理を施すハーフトーン処理部と、ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶されるハーフトーン処理条件記憶部と、二種類以上のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートを生成する品質評価用チャート生成部と、印刷部を制御して、生成された品質評価用チャートの印刷を印刷部に実施させる印刷制御部と、印刷された品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得部と、取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成部と、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報が記憶される類似度評価情報記憶部と、生成された品質評価情報、及び記憶されている類似度評価情報を用いて、記憶されているハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部と、生成された適性予測情報に基づいて、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択するハーフトーン処理条件選択部と、を備えた印刷システム。
第1態様によれば、ハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶される印刷システムにおいて、ハーフトーン処理条件との類似の度合いが評価されている品質評価用パターンを二種類以上含む品質評価用チャートを生成し、品質評価用チャートの読み取りデータに基づき品質評価用チャートの品質評価情報が生成される。
生成された品質評価用パターンごとの品質評価情報と、品質評価用パターンとハーフトーン処理条件との類似の度合いを表す類似度評価情報を用いて、ハーフトーン処理条件ごとの適性予測情報が生成される。
ハーフトーン処理の処理結果を得ることなく、生成された適性予測情報に基づいて、印刷システム、メディアの種類、印刷システムの状態に応じて、印刷に関する諸条件とのバランスが取れたハーフトーン処理条件を選択支援が可能となる。
品質評価情報として、品質評価値、品質評価関数、品質評価テーブルが挙げられる。
類似度評価情報として、類似度評価値、類似度評価関数、類似度評価テーブルが挙げられる。
適性予測情報として、適性予測値、適性予測テーブルが挙げられる。
(第2態様):第1態様に記載の印刷システムにおいて、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性のいずれのパラメータを優先させるかを示す優先度パラメータを取得する優先度パラメータ取得部と、取得された優先度パラメータに基づいて、パラメータごとの優先度を示す優先度パラメータ情報を生成する優先度パラメータ情報生成部と、を備え、ハーフトーン処理条件選択部は、取得された優先度パラメータ情報を考慮して、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択する。
第2態様によれば、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性のいずれのパラメータを優先させるかを示す優先度パラメータを取得することで、品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性のバランスがよい、最適なハーフトーン処理条件の選択支援が可能となる。
(第3態様):第2態様に記載の印刷システムにおいて、優先度パラメータ取得部は、品質のパラメータにおける品質評価項目として、粒状性、一次元状の濃度むら、二次元状の濃度むら、経時による濃度むら、及び平均濃度のうち少なくとも1つの項目を含む優先度パラメータを取得する。
第3態様によれば、粒状性、一次元状の濃度むら、二次元状の濃度むら、経時による濃度むら、及び平均濃度についてのバランスがよい、最適なハーフトーン処理条件の選択支援が可能となる。
一次元状の濃度むらの例として、スジ(任意の一方向に沿う濃度むら)が挙げられる。
二次元状の濃度むらの例として、品質評価用チャートが形成される面における任意の二方向についての濃度むら(面内むら)が挙げられる。
(第4態様):第2態様に記載の印刷システムにおいて、優先度パラメータ取得部は、品質のパラメータにおける品質評価項目として、位置安定性、時間安定性のうち少なくとも1つの項目を含む優先度パラメータ情報を取得する。
第4態様によれば、位置安定性、時間安定性についてのバランスがよい、最適なハーフトーン処理条件の選択支援が可能となる。
位置安定性の例として、粒状性、一次元状の濃度むら、二次元状の濃度むら、平均濃度が挙げられる。また、時間安定性の例として、経時による濃度むらが挙げられる。
(第5態様):第2態様から第4態様のいずれかに記載の印刷システムにおいて、優先度パラメータを設定する優先度パラメータ設定部を備えている。
第5態様によれば、優先度パラメータを外部から設定することができ、設定された優先度パラメータを用いて最適なハーフトーン処理条件の選択支援が可能となる。
(第6態様):第1態様から第5態様のいずれかに記載の印刷システムにおいて、二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、印刷の際のコストを評価したコスト評価情報が記憶されるコスト評価情報記憶部と、二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、印刷の際の生産性を評価した生産性評価情報が記憶される生産性評価情報記憶部と、を備え、ハーフトーン処理条件選択部は、コスト評価情報及び生産性評価情報の少なくともいずれか一方を考慮して、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択する。
第6態様において、コスト評価情報には、コスト評価値が記憶されたテーブル形式を適用することができる。また、生産性評価情報には、生産性評価値が記憶されたテーブル形式を適用することができる。
(第7態様):第1態様から第6態様のいずれかに記載の印刷システムにおいて、品質評価用チャート生成部は、単位面積あたりのドット数、空間周波数特性、ドットの凝集性の少なくともいずれか1つが異なる品質評価用パターンを二種類以上生成する。
第7態様によれば、単位面積あたりのドット数、空間周波数特性、ドットの凝集性の観点で、ハーフトーン処理条件を評価することができる。
(第8態様):第1態様から第7態様のいずれかに記載の印刷システムにおいて、品質評価用チャート生成部は、記録媒体と印刷部との相対移動方向と直交する記録媒体の幅方向について同一種類の品質評価用パターンを複数配置させた品質評価用パターン群を含み、記録媒体と印刷部との相対移動方向について異なる種類の品質評価用パターンから成る品質評価用パターン群を配置させた品質評価用チャートを生成する。
第8態様によれば、シングルパス方式の印刷において、品質評価用パターンの品質評価を効率よく実施することができる。
(第9態様):第1態様から第8態様のいずれか1項に記載の印刷システムにおいて、階調の優先度を表す階調重みを取得する階調重み取得部と、取得された階調重みに基づいて階調における優先度を表す階調重み情報を生成する階調重み情報生成部と、を備え、適性予測情報生成部は、生成された階調重み情報を用いて適性予測情報を生成する。
第9態様によれば、階調の優先度(重み)が考慮されたハーフトーン処理条件の選択支援が可能となる。
(第10態様):第9態様に記載の印刷システムにおいて、印刷対象の画像を設定する画像設定部と、設定された印刷対象の画像における階調特性情報を生成する階調特性情報生成部と、を備え、階調重み取得部は、生成された階調特性情報に基づく階調重みを取得し、階調重み情報生成部は、生成された階調特性情報に基づく階調重みを用いて、自動的に階調重み情報を生成する。
第10態様によれば、印刷対象画の画像における階調特性が反映されたハーフトーン処理条件の選択支援が可能となる。
(第11態様):第9態様又は第10態様に記載の印刷システムにおいて、階調重みを設定する階調重み設定部を備えている。
第11態様によれば、階調重みを外部から設定することができ、設定された階調重みが反映されたたハーフトーン処理条件の選択支援が可能となる。
(第12態様):第1態様から第11態様のいずれかに記載の印刷システムにおいて、類似度評価情報記憶部は、階調ごとに生成された各ハーフトーン処理条件に対応するドット配置について、単位面積あたりに含まれる品質評価用パターンの個数に基づいて生成されたハーフトーン処理条件と品質評価用パターンとの類似度を、類似度評価情報として記憶する。
第12態様によれば、ハーフトーン処理条件に対応するドット配置が複雑なものであっても、一定の規則性を有する品質評価パターンを用いて、複雑な解析手法を用いることなく、ハーフトーン処理条件と品質評価パターンとの類似性を評価することができる。
(第13態様):第1態様から第11態様のいずれかに記載の印刷システムにおいて、類似度評価情報記憶部は、階調ごとに生成された各ハーフトーン処理条件に対応するドット配置における画素位置ごとの品質評価用パターンとの相互相関値が算出され、各ハーフトーン処理条件に対応するドット配置の全画素に対する相互相関値の平均を類似度評価情報として記憶する。
第13態様によれば、ハーフトーン処理条件に対応するドット配置と、品質評価用パターンとの相互相関値に基づき両者の類似性を評価することで、比較的信頼性が高い類似性を評価が可能となる。
(第14態様):記録媒体への印刷を実行する印刷部による印刷対象の画像データに対してハーフトーン処理を施すハーフトーン処理工程と、ハーフトーン処理工程におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶されるハーフトーン処理条件記憶工程と、二種類以上のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートを生成する品質評価用チャート生成工程と、生成された品質評価用チャートの印刷を印刷部に実施させる品質評価用チャート印刷工程と、印刷された品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得工程と、取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成工程と、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報が記憶される類似度評価情報記憶工程と、生成された品質評価情報、及び記憶されている類似度評価情報を用いて、二種類以上のハーフトーン処理条件について、それぞれの適性予測情報を生成する適性予測情報生成工程と、生成された適性予測情報に基づいて、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、ハーフトーン処理工程におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択するハーフトーン処理条件選択工程と、を含む印刷方法。
(第15態様):コンピュータに、記録媒体への印刷を実施する印刷部と、印刷対象の画像データに対してハーフトーン処理を施すハーフトーン処理部と、ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶されるハーフトーン処理条件記憶部と、二種類以上のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートを生成する品質評価用チャート生成部と、印刷部を制御して、生成された品質評価用チャートの印刷を印刷部に実施させる印刷制御部と、印刷された品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得部と、取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成部と、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報が記憶される類似度評価情報記憶部と、生成された品質評価情報、及び記憶されている類似度評価情報を用いて、記憶されているハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部と、生成された適性予測情報に基づいて、記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択するハーフトーン処理条件選択部、の機能を実行させる印刷プログラム。
(第16態様):印刷対象の画像データに対するハーフトーン処理におけるドット配置の規則を表すハーフトーン処理条件の評価方法であって、評価対象となる二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、階調ごとにハーフトーン処理条件に対応するドット配置を生成するドット配置生成工程と、ドットが規則的に配置された品質評価用パターンを二種類以上生成する品質評価用パターン生成工程と、生成されたハーフトーン処理条件に対応するドット配置について、単位面積あたりに含まれる品質評価用パターンの個数を、ハーフトーン処理条件ごとの品質評価用パターンとの類似度評価情報として生成する類似度評価情報生成工程と、を含むハーフトーン処理条件の評価方法。
第16態様によれば、ハーフトーン処理条件に対応するドット配置が複雑なものであっても、一定の規則性を有する品質評価パターンを用いて、複雑な解析手法を用いることなく、ハーフトーン処理条件の評価をすることができる。
(第17態様):印刷対象の画像データの対するハーフトーン処理におけるドット配置の規則を表すハーフトーン処理条件の評価システムであって、評価対象となる二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、階調ごとにハーフトーン処理条件に対応するドット配置を生成するドット配置生成部と、ドットが規則的に配置された品質評価用パターンを二種類以上生成する品質評価用パターン生成部と、生成されたハーフトーン処理条件に対応するドット配置について、単位面積あたりに含まれる品質評価用パターンの個数を、ハーフトーン処理条件ごとの品質評価用パターンとの類似度評価情報として生成する類似度評価情報生成部と、を備えたハーフトーン処理条件の評価システム。
(第18態様):コンピュータに、印刷対象の画像データの対するハーフトーン処理における、ドット配置の規則を表すハーフトーン処理条件の評価システムにおける評価対象となる二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、階調ごとにハーフトーン処理条件に対応するドット配置を生成するドット配置生成部と、ドットが規則的に配置された品質評価用パターンを二種類以上生成する品質評価用パターン生成部と、生成されたハーフトーン処理条件に対応するドット配置について、単位面積あたりに含まれる品質評価用パターンの個数を、ハーフトーン処理条件ごとの品質評価用パターンとの類似度評価情報として生成する類似度評価情報生成部、の機能を実行させるハーフトーン処理条件の評価プログラム。
(第19態様):選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置のハーフトーン処理に適用されるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示システムであって、印刷装置を用いて印刷された、選択対象のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得部と、取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成部と、選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報を取得する類似度評価情報取得部と、生成された品質評価情報、及び取得された類似度評価情報を用いて、記憶されているハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部と、生成された適性予測情報に基づいて、選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置のハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示部と、を備えたハーフトーン処理条件提示システム。
(第20態様):選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置のハーフトーン処理に適用されるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示方法であって、印刷装置を用いて印刷された、選択対象のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得工程と、取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成工程と、選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報を取得する類似度評価情報取得工程と、生成された品質評価情報、及び取得された類似度評価情報を用いて、選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成工程と、生成された適性予測情報に基づいて、選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置のハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示工程と、を含むハーフトーン処理条件提示方法。
(第21態様):選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置のハーフトーン処理に適用されるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示システムにおけるハーフトーン処理条件提示プログラムであって、コンピュータに、印刷装置を用いて印刷された、選択対象のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得部と、取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成部と、選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報を取得する類似度評価情報取得部と、生成された品質評価情報、及び取得された類似度評価情報を用いて、ハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部と、生成された適性予測情報に基づいて、選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置のハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示部、の機能を実行させるハーフトーン処理条件提示プログラム。
10…印刷システム、14…印刷制御部、18…画像処理部、20…ハーフトーン処理条件記憶部、21…ハーフトーン処理条件提示部、24…品質評価用チャート生成部、26…読取データ取得部、28…品質評価テーブル生成部、30…品質評価テーブル記憶部、32…類似度テーブル記憶部、33…品質予測値テーブル生成部、34…コスト評価テーブル記憶部、35…品質予測値テーブル記憶部、36…生産性評価テーブル記憶部、40…優先度パラメータテーブル生成部、42…優先度パラメータテーブル記憶部、46…操作部、68…ハーフトーン処理部、100…類似度テーブル、102…コスト評価テーブル、104…生産性評価テーブル、106,106A,106B…品質評価テーブル、108…品質予測値テーブル、110,110A,110B…優先度パラメータテーブル、112,202…階調重みテーブル、200…階調特性情報、220,222,224,226,228,230…品質評価用パターン、240,270…品質評価用チャート、242,244,246,248,250,252,254,256,258,260,272,274,276,278,280,282,284,286,288,290,292,294…品質評価用パターン群

Claims (21)

  1. 記録媒体への印刷を実施する印刷部と、
    印刷対象の画像データに対してハーフトーン処理を施すハーフトーン処理部と、
    前記ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶されるハーフトーン処理条件記憶部と、
    前記二種類以上のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートを生成する品質評価用チャート生成部と、
    前記印刷部を制御して、前記生成された品質評価用チャートの印刷を前記印刷部に実施させる印刷制御部と、
    前記印刷された品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得部と、
    前記取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成部と、
    前記記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報が記憶される類似度評価情報記憶部と、
    前記生成された品質評価情報、及び前記記憶されている類似度評価情報を用いて、前記記憶されているハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部と、
    前記生成された適性予測情報に基づいて、前記記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、前記ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択するハーフトーン処理条件選択部と、
    を備えた印刷システム。
  2. 品質、印刷の際のコスト、印刷の際の生産性のいずれのパラメータを優先させるかを示す優先度パラメータを取得する優先度パラメータ取得部と、
    前記取得された優先度パラメータに基づいて、パラメータごとの優先度を示す優先度パラメータ情報を生成する優先度パラメータ情報生成部と、
    を備え、
    前記ハーフトーン処理条件選択部は、前記取得された優先度パラメータ情報を考慮して、前記記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、前記ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択する請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記優先度パラメータ取得部は、前記品質のパラメータにおける品質評価項目として、
    粒状性、一次元状の濃度むら、二次元状の濃度むら、経時による濃度むら、及び平均濃度のうち少なくとも1つの項目を含む優先度パラメータを取得する請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記優先度パラメータ取得部は、前記品質のパラメータにおける品質評価項目として、
    位置安定性、時間安定性のうち少なくとも1つの項目を含む優先度パラメータ情報を取得する請求項2に記載の印刷システム。
  5. 前記優先度パラメータを設定する優先度パラメータ設定部を備えた請求項2から4のいずれか1項に記載の印刷システム。
  6. 前記二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、印刷の際のコストを評価したコスト評価情報が記憶されるコスト評価情報記憶部と、
    前記二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、印刷の際の生産性を評価した生産性評価情報が記憶される生産性評価情報記憶部と、
    を備え、
    前記ハーフトーン処理条件選択部は、前記コスト評価情報及び前記生産性評価情報の少なくともいずれか一方を考慮して、前記記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、前記ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択する請求項1から5のいずれか1項に記載の印刷システム。
  7. 前記品質評価用チャート生成部は、単位面積あたりのドット数、空間周波数特性、ドットの凝集性の少なくともいずれか1つが異なる品質評価用パターンを二種類以上生成する請求項1から6のいずれか1項に記載の印刷システム。
  8. 前記品質評価用チャート生成部は、前記記録媒体と前記印刷部との相対移動方向と直交する前記記録媒体の幅方向について同一種類の品質評価用パターンを複数配置させた品質評価用パターン群を含み、前記記録媒体と前記印刷部との相対移動方向について異なる種類の品質評価用パターンから成る品質評価用パターン群を配置させた品質評価用チャートを生成する請求項1から7のいずれか1項に記載の印刷システム。
  9. 階調の優先度を表す階調重みを取得する階調重み取得部と、
    前記取得された階調重みに基づいて階調における優先度を表す階調重み情報を生成する階調重み情報生成部と、
    を備え、
    前記適性予測情報生成部は、前記生成された階調重み情報を用いて適性予測情報を生成する請求項1から8のいずれか1項に記載の印刷システム。
  10. 印刷対象の画像を設定する画像設定部と、
    前記設定された印刷対象の画像における階調特性情報を生成する階調特性情報生成部と、
    を備え、
    前記階調重み取得部は、前記生成された階調特性情報に基づく階調重みを取得し、
    前記階調重み情報生成部は、前記生成された階調特性情報に基づく階調重みを用いて、自動的に階調重み情報を生成する請求項9に記載の印刷システム。
  11. 前記階調重みを設定する階調重み設定部を備えた請求項9又は10に記載の印刷システム。
  12. 前記類似度評価情報記憶部は、階調ごとに生成された各ハーフトーン処理条件に対応するドット配置について、単位面積あたりに含まれる前記品質評価用パターンの個数に基づいて生成された前記ハーフトーン処理条件と前記品質評価用パターンとの類似度を、前記類似度評価情報として記憶する請求項1から11のいずれか1項に記載の印刷システム。
  13. 前記類似度評価情報記憶部は、階調ごとに生成された各ハーフトーン処理条件に対応するドット配置における画素位置ごとの前記品質評価用パターンとの相互相関値が算出され、前記各ハーフトーン処理条件に対応するドット配置の全画素に対する前記相互相関値の平均を前記類似度評価情報として記憶する請求項1から11のいずれか1項に記載の印刷システム。
  14. 記録媒体への印刷を実行する印刷部による印刷対象の画像データに対してハーフトーン処理を施すハーフトーン処理工程と、
    前記ハーフトーン処理工程におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶されるハーフトーン処理条件記憶工程と、
    前記二種類以上のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートを生成する品質評価用チャート生成工程と、
    前記生成された品質評価用チャートの印刷を前記印刷部に実施させる品質評価用チャート印刷工程と、
    前記印刷された品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得工程と、
    前記取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成工程と、
    前記記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報が記憶される類似度評価情報記憶工程と、
    前記生成された品質評価情報、及び前記記憶されている類似度評価情報を用いて、前記二種類以上のハーフトーン処理条件について、それぞれの適性予測情報を生成する適性予測情報生成工程と、
    前記生成された適性予測情報に基づいて、前記記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、前記ハーフトーン処理工程におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択するハーフトーン処理条件選択工程と、
    を含む印刷方法。
  15. コンピュータに、
    記録媒体への印刷を実施する印刷部と、
    印刷対象の画像データに対してハーフトーン処理を施すハーフトーン処理部と、
    前記ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件が二種類以上記憶されるハーフトーン処理条件記憶部と、
    前記二種類以上のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートを生成する品質評価用チャート生成部と、
    前記印刷部を制御して、前記生成された品質評価用チャートの印刷を前記印刷部に実施させる印刷制御部と、
    前記印刷された品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得部と、
    前記取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成部と、
    前記記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報が記憶される類似度評価情報記憶部と、
    前記生成された品質評価情報、及び前記記憶されている類似度評価情報を用いて、前記記憶されているハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部と、
    前記生成された適性予測情報に基づいて、前記記憶されている二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、前記ハーフトーン処理部におけるハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を選択するハーフトーン処理条件選択部、
    の機能を実行させる印刷プログラム。
  16. 印刷対象の画像データに対するハーフトーン処理におけるドット配置の規則を表すハーフトーン処理条件の評価方法であって、
    評価対象となる二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、階調ごとにハーフトーン処理条件に対応するドット配置を生成するドット配置生成工程と、
    ドットが規則的に配置された品質評価用パターンを二種類以上生成する品質評価用パターン生成工程と、
    前記生成されたハーフトーン処理条件に対応するドット配置について、単位面積あたりに含まれる前記品質評価用パターンの個数を、前記ハーフトーン処理条件ごとの前記品質評価用パターンとの類似度評価情報として生成する類似度評価情報生成工程と、
    を含むハーフトーン処理条件の評価方法。
  17. 印刷対象の画像データ対するハーフトーン処理におけるドット配置の規則を表すハーフトーン処理条件の評価システムであって、
    評価対象となる二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、階調ごとにハーフトーン処理条件に対応するドット配置を生成するドット配置生成部と、
    ドットが規則的に配置された品質評価用パターンを二種類以上生成する品質評価用パターン生成部と、
    前記生成されたハーフトーン処理条件に対応するドット配置について、単位面積あたりに含まれる前記品質評価用パターンの個数を、前記ハーフトーン処理条件ごとの前記品質評価用パターンとの類似度評価情報として生成する類似度評価情報生成部と、
    を備えたハーフトーン処理条件の評価システム。
  18. コンピュータに、
    印刷対象の画像データ対するハーフトーン処理における、ドット配置の規則を表すハーフトーン処理条件の評価システムにおける評価対象となる二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、階調ごとにハーフトーン処理条件に対応するドット配置を生成するドット配置生成部と、
    ドットが規則的に配置された品質評価用パターンを二種類以上生成する品質評価用パターン生成部と、
    前記生成されたハーフトーン処理条件に対応するドット配置について、単位面積あたりに含まれる前記品質評価用パターンの個数を、前記ハーフトーン処理条件ごとの前記品質評価用パターンとの類似度評価情報として生成する類似度評価情報生成部、
    の機能を実行させるハーフトーン処理条件の評価プログラム。
  19. 選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置のハーフトーン処理に適用されるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示システムであって、
    前記印刷装置を用いて印刷された、選択対象のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得部と、
    前記取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成部と、
    前記選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報を取得する類似度評価情報取得部と、
    前記生成された品質評価情報、及び前記取得された類似度評価情報を用いて、前記選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部と、
    前記生成された適性予測情報に基づいて、前記選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、前記印刷装置のハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示部と、
    を備えたハーフトーン処理条件提示システム。
  20. 選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置のハーフトーン処理に適用されるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示方法であって、
    前記印刷装置を用いて印刷された、選択対象のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得工程と、
    前記取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成工程と、
    前記選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報を取得する類似度評価情報取得工程と、
    前記生成された品質評価情報、及び前記取得された類似度評価情報を用いて、前記選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成工程と、
    前記生成された適性予測情報に基づいて、前記選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、前記印刷装置のハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を
    提示するハーフトーン処理条件提示工程と、
    を含むハーフトーン処理条件提示方法。
  21. 選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、印刷装置のハーフトーン処理に適用されるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示システムにおけるハーフトーン処理条件提示プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記印刷装置を用いて印刷された、選択対象のハーフトーン処理条件の品質評価に用いられる品質評価用チャートであり、予め決められたドット配置規則に従ってドットが配置された品質評価用パターンが二種類以上含まれる品質評価用チャートの読み取りデータを取得する品質評価用チャート読取データ取得部と、
    前記取得された品質評価用チャートの読み取りデータから、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれの品質を表す品質評価情報を生成する品質評価情報生成部と、
    前記選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件のそれぞれについて、前記二種類以上の品質評価用パターンのそれぞれと類似の度合いを表す類似度評価情報を取得する類似度評価情報取得部と、
    前記生成された品質評価情報、及び前記取得された類似度評価情報を用いて、ハーフトーン処理条件の適性予測情報を生成する適性予測情報生成部と、
    前記生成された適性予測情報に基づいて、前記選択対象の二種類以上のハーフトーン処理条件の中から、前記印刷装置のハーフトーン処理に用いられるハーフトーン処理条件を提示するハーフトーン処理条件提示部、
    の機能を実行させるハーフトーン処理条件提示プログラム。
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