JP2003219158A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003219158A
JP2003219158A JP2002008610A JP2002008610A JP2003219158A JP 2003219158 A JP2003219158 A JP 2003219158A JP 2002008610 A JP2002008610 A JP 2002008610A JP 2002008610 A JP2002008610 A JP 2002008610A JP 2003219158 A JP2003219158 A JP 2003219158A
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test pattern
halftone
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forming apparatus
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JP2002008610A
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English (en)
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Naoko Yamagishi
奈穂子 山岸
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出した複数の画像ノイズ特性を共に低減さ
せる中間処理方法を選択して、より安定した画像が得ら
れる画像形成装置の実現を課題とする。 【解決手段】 画像形成装置に像担持体13上に所定の
テストパターン像を形成するテストパターン像発生手段
11と、テストパターン像の濃度分布を計測する濃度分
布計測手段151と、計測された濃度分布からテストパ
ターン像の複数の画像ノイズ特性を検出する画像ノイズ
特性算出検出手段152とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機や
プリンタ等の電子写真方式を利用した画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式のデジタル複写機
やプリンタ等の画像形成装置において、像担持体の回転
速度が一定でない場合、バンディングと呼ばれる帯状の
濃度ムラ(像担持体回転方向の濃度ムラ)が発生する。
この像担持体上に形成される画像を劣化させる濃度ムラ
の要因としては、像担持体の回転、移動の機構に関わる
振動、製作上の部品のばらつきなどが挙げられる。
【0003】濃度ムラの原因となるこれらの影響を最小
限にするために、一般的には、部品の精度を高めたり、
振動の共振を防止する方策が取られる。例えば、特開平
8−115038号公報においては、装置内に像担持体
の回転状態を検出するエンコーダを設け、像担持体の速
度変動値を検出し、その値に基づき像担持体の駆動装置
などを制御することで、像担持体の速度変動を緩和する
画像形成装置が提案されている。この画像形成装置によ
り、回転ムラ等の発生を防止し、濃度ムラの少ない良質
な画像を得ることが可能になるというものである。ま
た、特開2000−122508号公報においては、転
写ベルト上に、等間隔からなる線分の画像パターンを形
成し、その画像パターンを光学センサ等で検出した結果
に基づいて、感光体や転写ベルト駆動モータ等の回転に
発生する周期変動を算出し、回転速度の補正を行なって
いる。
【0004】しかしながら、これら従来技術において
は、検出された像担持体の速度変動値から、像担持体の
駆動装置等を制御することで、速度変動を緩和すること
により発生するであろう濃度ムラを低減しようとするも
のであり、出力画像の濃度ムラを直接計測、制御してい
るわけではない。従って、画像劣化防止の効果はあくま
で間接的なものであり、精密さに欠けるという問題があ
る。
【0005】この問題を解決するために、本発明者(本
出願人)は先に、顕像されたトナー像を計測し、直接像
担持体回転方向の濃度ムラを検出することにより、振動
あるいは部品精度不良等のメカニカルな要因があって
も、より安定した画像を得ることができる画像形成装置
及び画像形成方法を提案している。この提案は、像担持
体回転方向の濃度ムラの検出結果に基づいて、濃度ムラ
が低減する中間調処理法を選択し、入力された画像デー
タに選択された中間調処理法を施すことで目的を達成し
ている。また、バンディングを含めた複数の画像ノイズ
特性を検出することで、画像に現れる複数の画像ノイズ
特性を総合的に低減することが出来る画像形成装置の提
案も行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者(本出願人)の上記提案においては、像担持体回転方
向の濃度ムラ検出結果のみを中間調処理法の選択に反映
させており、像担持体回転方向の濃度ムラ以外の画像劣
化要因については考慮されていない。つまり、像担持体
回転方向の濃度ムラを低減させる中間調処理を施すこと
が、他の画像劣化要因を際立たせる結果となる可能性も
あり、必ずしも高品質な画像を得ることができないとい
う問題がある。さらに、上記提案は、画像ノイズの低減
だけを目的としたものであり、鮮鋭性に対する考慮はさ
れていない。そのため、例えば鮮鋭性を必要とされる文
字画像部において、文字境界がボケるなど、鮮鋭性劣化
を伴う可能性があり、必ずしも高品質な画像を得ること
ができないという問題も有している。
【0007】本発明は上記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、顕像されたトナー像を計
測し、直接複数の画像ノイズ特性を検出し、検出された
複数の画像ノイズ特性を共に低減させる中間調処理法を
選択することで、振動あるいは部品精度不良等のメカニ
カルな要因があっても、より安定した画像を得ることが
できる画像形成装置を実現することである。さらに、文
字画像部の鮮鋭性を損なうことなく、画像に現れる複数
の画像ノイズ特性をそれぞれ効果的に低減し、振動ある
いは部品精度不良等のメカニカルな要因があっても、よ
り安定した画像を得ることができる画像形成装置を実現
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1記載の画像形成装置は、電子写真プロセス
を用いて、像担持体上に所定のテストパターン像を形成
し、前記テストパターン像の物理量分布を検出し、計測
された物理量分布から前記テストパターン像の複数の画
像ノイズ特性を検出することを特徴としている。
【0009】請求項2記載の画像形成装置は、前記テス
トパターン像は異なる複数の中間調画像から成り、前記
テストパターン像の複数の画像ノイズ特性検出結果に基
づき中間調処理法を選択することを特徴としている。
【0010】請求項3記載の画像形成装置は、前記テス
トパターン像を複数の濃度レベルに対してそれぞれ異な
る複数の中間調画像から構成し、前記テストパターン像
の複数の画像ノイズ特性検出結果に基づき中間調処理法
を選択することを特徴としている。
【0011】請求項4記載の画像形成装置は、電子写真
プロセスを用いて、像担持体上に所定のテストパターン
像を形成し、前記テストパターン像の物理量分布を計測
し、計測された物理量分布から画質特性を算出し、原画
像データの領域を判別し、物理量分布の計測結果と画像
領域の判別結果に応じて原画像データに施す画像処理方
法を選択することを特徴としている。
【0012】請求項5記載の画像形成装置は、前記算出
する画質特性は前記テストパターン像の複数の画像ノイ
ズ特性とすることを特徴としている。
【0013】請求項6記載の画像形成装置は、前記判別
する画像領域は文字画像部と中間調画像部とすることを
特徴としている。
【0014】請求項7記載の画像形成装置は、前記テス
トパターン像は異なる複数の中間調処理を施した画像か
ら成り、複数の中間調処理を施されたテストパターン像
の画質特性算出結果に基づき、原画像に施す中間調処理
を選択し、選択された中間調処理を画像領域判別によっ
て中間調画像部と判別された領域に施し、画像領域判別
によって文字画像部と判別された領域には、エッジ強調
処理を施すことを特徴としている。
【0015】請求項8記載の画像形成装置は、前記テス
トパターン像は複数の濃度レベルに対してそれぞれ異な
る複数の中間調処理を施した画像から成り、複数の濃度
レベルに対してそれぞれ異なる複数の中間調処理を施さ
れたテストパターン像の画質特性算出結果に基づき、原
画像に施す中間調処理を選択し、選択された中間調処理
を画像領域判別によって中間調画像部と判別された領域
に施し、画像領域判別によって文字画像部と判別された
領域には、エッジ強調処理を施すことを特徴としてい
る。
【0016】請求項9記載の画像形成装置は、前記算出
する画質特性に前記テストパターン像の鮮鋭性を加え、
画像領域判別によって文字画像部と判別された領域に施
すエッジ強調処理を、前記鮮鋭性算出結果に応じて選択
することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる画像形成装
置を添付図面を参照にして詳細に説明する。
【0018】ここで画像ノイズとは、例えば 1)出力装置のプロセスそのものに起因するランダムな
ノイズ 2)機械的、電気的な要因や画像処理に起因する周期的
なノイズ 3)突発的なノイズ などをさすが、これに限定するものではなく、バックグ
ラウンドノイズ(地肌汚れ)や光沢ムラ、あるいはその
他の画像劣化要因すべてのことである。なお、一般的に
1)は粒状度2)および3)はバンディングと呼ばれて
いるものである。
【0019】図1は本発明に係る画像形成装置の第1の
実施の形態の構成を説明するブロック図である。この画
像形成装置はテストパターン像発生手段11、書き込み
手段12、像担持体13、現像手段14、画像ノイズ特
性検出部15、画像処理法決定手段16、画像処理手段
17、画像入力手段18、画像出力手段19から構成さ
れている。
【0020】テストパターン像発生手段11では、テス
トパターン信号が生成され、その信号が書き込み手段1
2へ送られる。書き込み手段12では、入力された信号
に基づいて像担持体13に潜像が形成され、現像手段1
4により、トナー像が形成される。画像ノイズ特性検出
部15は、濃度分布計測手段151及び画像ノイズ特性
算出手段152から構成されており、濃度分布計測手段
151によってテストパターン像の分布が計測され、画
像ノイズ特性算出手段152によって画像ノイズ特性が
算出される。そして、画像ノイズ特性の算出結果が画像
処理法決定手段16に送られる。なお、画像処理法決定
手段16は、テストパターン像の入力レベルを参照する
ために、テストパターン像発生手段11と接続されてい
る。
【0021】画像処理法決定手段16では、画像ノイズ
特性算出結果を基に、適切な中間調処理法が決定され、
その情報が画像処理法決定手段16内のROM1(図示
せず)に格納される。画像処理手段17では、画像処理
法決定手段16のROM1を参照し、画像入力手段18
から入力された画像データに、中間調処理が施される。
そして再び書き込み手段12、像担持体13、現像手段
14を介して、画像出力手段19で、転写、定着などの
一連の処理が行なわれ画像が出力される。
【0022】(実施例1)図2は、実施例1に係る画像
形成装置による全体の処理フローチャートである。ま
ず、テストパターン像発生手段11により、異なる中間
調処理が施された複数のテストパッチから成るテストパ
ターン像の信号が書き込み手段12に送られる(S2
1)。本実施例では、例えば、中間調処理法はa、b、
c、d、eとする。次いで、書き込み手段12により、
テストパターン信号に従って変調されたレーザ光によっ
て像担持体13上に潜像が形成され、現像手段14によ
って、テストパッチのトナー像が形成される(S2
2)。
【0023】次いで、濃度分布計測手段151により像
担持体13上の各テストパッチトナー像の濃度等の物理
特性量分布データ(以下、濃度分布データ)が計測され
る(S23)。本発明において、テストパッチの濃度分
布データは、二次元の情報を含む光学的情報として計測
する必要があり、そのため実施例1では、濃度分布計測
手段として、例えば図4(a)、(b)に示した光学セ
ンサを用いる。光学センサは、一次元の濃度データを像
担持体の回転に従って、時系列に取り出すことにより二
次元の濃度分布を計測する。
【0024】光学センサはCCDラインセンサ41、照
明手段42及び光学部材43から構成されており、照明
手段42により像担持体13上に形成された各テストパ
ッチのトナー像に照射光が射出され、反射した光を、光
学部材43によってCCDラインセンサ41に結像させ
て受光させることにより、各テストパッチの二次元濃度
分布が計測される。そして、計測された濃度分布データ
は、画像ノイズ特性算出手段152に送られる。
【0025】画像ノイズ特性算出手段152では、送ら
れた濃度分布データから、各テストパッチの画像ノイズ
特性である像担持体回転方向の濃度ムラ(以下、副走査
方向のバンディング)および、像担持体回転方向に直交
する方向の濃度ムラ(以下、主走査方向のバンディン
グ)それぞれの算出が行なわれ(S24)、算出結果が
画像処理法決定手段16に送られる。
【0026】ここで、画像ノイズ特性の算出法について
説明する。副走査方向のバンディング及び、主走査方向
のバンディングの算出法については、例えば、特開20
00−4313号公報にて提案された方法を用いる。図
5にバンディングの算出における処理フローを示す。ま
ず濃度分布計測手段151から送られた二次元の濃度分
布データが入力され(S51)、明度分布に変換された
後(物理特性量変換)(S52)、副走査方向のバンデ
ィング算出の場合は主走査方向に平均化され一次元化さ
れる。主走査方向のバンディング算出の場合は副走査方
向に平均化され一次元化される(S53)。
【0027】さらにフーリエ変換により空間周波数空間
に変換される(S54)。その後、視覚特性補正として
視覚の空間周波数特性(MTF)が乗じられ(S5
5)、平均明度による補正が行なわれる(S56)。こ
れにより副走査方向のバンディング及び、主走査方向の
バンディングが算出される(S57)。なお、副走査方
向のバンディング(B)及び主走査方向のバンディング
(B’)の算出式の一例を式(1)に示す。
【0028】 (B,B’)=(2.372ΔL*+0.331)exp(0.0144L*)exp(-0.208u) ×[1-exp{(0.0176L*-0.176)u}]-0.0133 式(1) ΔL*: 各周波数の明度振幅 L*: 平均明度 u: 空間周波数[c/deg]
【0029】次いで、画像処理法決定手段16で行なわ
れる処理を説明する。まず、副走査方向のバンディング
値と主走査方向のバンディング値とを直接比較可能にす
るための処理が行なわれる(無次元化)。ここでは、例
えば基準値との比率により両者を比較可能とする。実施
例1では例えば、副走査方向のバンディング基準値を
0.21、主走査方向のバンディング基準値を0.21
とする。基準値の変更が、ユーザの好みの画像を得るこ
とに反映できることは言うまでもない。無次元化された
副走査方向のバンディング値、主走査方向のバンディン
グ値のそれぞれを処理法別に表1に示した。
【0030】
【表1】
【0031】ここで、最適処理法の決定方法の一例を説
明する。表1で、処理法毎に無次元化された値を比較
し、両画像ノイズ特性のうち大きい方の値を処理法間で
比較し、これが最小となる処理法が最適処理法として選
択される。表1では、処理法dが選択されることにな
る。また、最適処理法の決定方法の別例として以下のよ
うにしてもよい。ここでは、図10を用いて説明する。
まず図10(1)のように、副走査方向のバンディング
値(B)および主走査方向のバンディング(B’)とも
に基準値を超えない処理法が1つ(処理法c)のみ存在
する場合である。この場合は、処理法cが最適処理法と
して選択される。
【0032】次に、図10(2)に示すように、Bおよ
びB’ともに基準値を超えない処理法が複数存在する
(処理法c、d)場合である。この場合は、基準値を超
えない処理法の両画像ノイズ特性の値が加算され(表2
参照)、加算値が最小となる処理法dが最適処理法とし
て選択される。次に、図10(3)に示すように、全て
の処理法においてBおよびB’のうち少なくとも1つが
基準値を超えた場合である。この場合には、全ての処理
法において、両画像ノイズ特性の値が加算され(表3参
照)、加算値が最小となる処理法dが最適処理法として
選択される。以上説明したようにして選択された最適な
処理法が、ROM1に格納される。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】次いで、画像入力手段18により、画像デ
ータが入力され(S26)、画像処理手段17では、画
像処理法決定手段16内のROM1が参照され、選択さ
れた中間調処理が入力画像データに施される(S2
7)。そして、画像書き込み手段12、像担持体13、
現像手段14を介して、画像出力手段19で、転写、定
着などの一連の処理が行なわれ画像が出力される(S2
8)。
【0036】なお、ここでは、画像ノイズ特性の1つを
像担持体回転方向の濃度ムラ、他の1つを像担持体回転
方向の濃度ムラとしているが、例えば、画像ノイズ特性
を像担持体回転方向の濃度ムラと粒状度としても良く、
またあるいは、他の画像評価量としてもよい、またある
いは、検出する画像ノイズ特性を3種類以上としてもよ
い。また、ここで述べた像担持体13は、感光体として
もよいし、中間転写体としてもよい。また、テストパタ
ーン像の濃度分布計測についても、転写後、または定着
後の紙上のトナー像の濃度分布を計測し、画像ノイズ特
性の検出を行なうように構成したものでも良い。以上説
明したように、中間調処理法が決定されることにより、
検出された複数の画像ノイズ特性を両立して低減させる
ことが可能となる。
【0037】(実施例2)次に本実施の形態における実
施例2についても、図2の全体の処理フローチャートを
参照して説明する。まず、テストパターン像発生手段1
1により、例えば、複数の入力レベルに対してそれぞれ
異なる中間調処理が施されたテストパッチの信号が書き
込み手段12に送られる(S21)。実施例2では、例
えば図7に示すように入力レベルを31、63、95、
127、159、191、255とし、中間調処理法は
a、b、cとする。なお、このテストパターンの情報
は、あらかじめテストパターン像発生手段11内のRO
M2(図示せず)に格納される。
【0038】次いで、書き込み手段12により、テスト
パターン信号に従って変調されたレーザ光によって像担
持体13上に潜像が形成され、現像手段14によって、
テストパッチのトナー像が形成される(S22)。次い
で、濃度分布計測手段151により像担持体13上の各
テストパッチトナー像の濃度等の物理特性量分布データ
(以下、濃度分布データ)が計測される(S23)。実
施例2においても、テストパッチの濃度分布データは、
二次元の情報を含む光学的情報として計測する必要があ
り、そのため実施例1と同様に、濃度分布計測手段15
1として、例えば図4に示した光学センサを用いる。画
像ノイズ特性算出手段152では、送られた濃度分布デ
ータから、画像ノイズ特性であるバンディングおよび、
粒状度それぞれの算出が行なわれ(S24)、算出結果
が画像処理法決定手段16に送られる。
【0039】ここで、それぞれの画像ノイズ特性の算出
法について説明する。バンディングの算出法について
は、実施例1と同様であるので省略する。粒状度の算出
法については、例えばJapan Hardcopy’
96,p189−192「ハーフトーンカラー画像のノ
イズ評価方法」で報告された方法を用いる。図6に粒状
度の算出法における処理フローを示す。まず濃度分布計
測手段151から送られた二次元の濃度分布データが入
力され(S61)、明度分布に変換された後(物理特性
量変換)(S62)、二次元フーリエ変換によって空間
周波数空間に変換される(S63)。そして一次元化さ
れ(S64)、視覚特性補正として視覚の空間周波数特
性(NTF)が乗じられる(S65)。その後、平均明
度による補正が行なわれる(S66)ことにより粒状度
が算出される(S67)。なお、粒状度の算出式の一例
を式(2)に示す。
【0040】 (Graininess)=h(L*)pL* ×∫{ ΔL*(u) ×VTF(u)}df + C 式(2) h(L*):平均明度を変数とする関数 ΔL*(u):明度ノイズの周波数成分 VTF(u): 明度に対する視覚の空間周波数成分 pL* 、C:定数
【0041】次いで、画像処理法決定手段16で行なわ
れる処理を、図3の処理フローと図8(a)、(b)を
用いて説明するが、ここで説明する画像処理法決定法
は、以下に述べる実験結果に基づくものである。任意の
中間調処理法a、b、cを施した画像のバンディングの
算出結果を、平均明度を横軸にとり、図9(a)に示
す。いずれの中間調処理を施した場合でも、バンディン
グは平均明度40付近でピークを持つ。また、任意の中
間調処理法a、b、cを施した画像の粒状度の算出結果
を、平均明度を横軸にとり、図9(b)に示す。
【0042】いずれの中間調処理を施した場合でも、粒
状度は平均明度70付近でピークをもつ。つまり、バン
ディングと粒状度では、最大値をもつ平均明度が異な
り、バンディングは低明度側で最大値を持ち、粒状度で
は高明度側で最大値を持つという結果が得られた。な
お、この関係は横軸を入力レベルに変換することが可能
であるので、例えば入力レベル0が低明度、入力レベル
255が高明度とした場合は、バンディングは低入力レ
ベル側で最大値を持ち、粒状度は高入力レベル側で最大
値を持つことになる。本実施例で述べる画像処理法決定
法は例えば、この結果を用いる。
【0043】画像処理法決定手段16では、まず、画像
ノイズ特性算出手段152から送られたバンディング値
及び粒状度が入力され(S31)、バンディング値と粒
状度を直接比較可能にするための処理が行なわれる(無
次元化)(S32)。ここでは、例えば基準値との比率
により両者を比較可能とする。実施例2では例えば基準
値を、バンディング値0.21、粒状度0.15とす
る。基準値の変更が、ユーザの好みの画像を得ることに
反映できることは言うまでもない。基準値に対する比率
に変換されたバンディング値と粒状度がそれぞれ処理法
別に、入力レベルを横軸にとり、図8(a)で示すよう
にプロットされ、多項式近似が行なわれる(S33)。
この際に各テストパッチの入力レベルが必要となるた
め、テストパターン像発生手段11内のROM2に格納
されている入力レベルが参照される。
【0044】次に、全ての多項式についての交点が算出
され、多項式が交差する最小入力レベルDminと最大
入力レベルDmaxが求められる(S34)。図8
(a)からもわかるように、最小入力レベル以下では、
どの処理法においてもバンディング値が粒状度より高く
(目立つように)なり、最大入力レベル以上では、どの
処理法においても粒状度がバンディング値より高く(目
立つように)なる。従って、最小入力レベル以下は、バ
ンディング低減が優先される範囲とし、最大入力レベル
以上は、粒状度低減が優先される範囲と判断する。そし
て最小入力レベル以下(D<Dmin)の各入力レベル
に対して、最も低いバンディング値となる処理法が決定
され、最大入力レベル以上(D>Dmax)の各入力レ
ベルに対しても、最も低い粒状度となる処理法が決定さ
れ、その情報は画像処理法決定手段16内のROM1
(図示せず)に格納される。
【0045】次に、最小入力レベル−最大入力レベル間
(Dmin<D<Dmax)の処理法の決定法につい
て、図8(a)を部分的に拡大した図8(b)を用いて
説明する。例えば、入力レベルPでのバンディング値及
び粒状度を図8(b)から求めて、処理法別に加算する
(表4参照)。加算された値が最も低い処理法を、入力
レベルPにおける最適の中間調処理法と決定する。この
例では、入力レベルPにおいては処理法cが最適な処理
法となる。また、実施例1において説明した画像処理決
定法と同様の方法を用いて最適な処理法を決定してもよ
い。このような方法で最小入力レベル−最大入力レベル
間の各入力レベルについての最適な処理法が決定され
(S35)、その情報はROM1に格納される(S3
6)。
【0046】
【表4】
【0047】次いで、画像入力手段18により、画像デ
ータが入力され(S26)、画像処理手段17では、画
像処理法決定手段16内のROM1を参照して入力レベ
ルに応じて選択された中間調処理が入力画像データに施
される(S27)。そして、画像書き込み手段12、像
担持体13、現像手段14を介して、画像出力手段19
で、転写、定着などの一連の処理が行なわれ画像が出力
される(S28)。
【0048】なお、ここでは、画像ノイズ特性の1つを
像担持体回転方向の濃度ムラ、他の1つを粒状度とした
が、最大値を持つ平均明度がお互い異なるものであれ
ば、他の画像評価量を用いてもよい。また、ここで述べ
た像担持体13は、感光体としてもよいし、中間転写体
としてもよい。また、テストパターン像の濃度分布計測
についても、転写後、または定着後の紙上のトナー像の
濃度分布を計測し、画像ノイズ特性の検出を行なうよう
に構成したものでも良い。
【0049】以上説明したように、中間調処理法が決定
されることにより、検出された複数の画像ノイズ特性を
両立して低減させることが可能となる。また、画像ノイ
ズの要因としては、先に述べたように像担持体回転機構
に関わる振動、製作上の部品のばらつきなどであるが、
それらは経時的に変化することが考えられるので、本発
明で述べた画像ノイズ特性の検出による一連の処理は定
期的に行なわれることが望ましい。定期的に一連の処理
を行なうにあたって、実印字時間外に、例えば初期設定
に基づいて行なわれるようにしてもよい。それによって
自動的に最適な中間調処理が画像データに施され、常に
良好な画質を得ることが可能になる。
【0050】また、像担持体の実画像形成領域外にテス
トパターン像を形成し、画像ノイズ特性の検出を行なう
ようにしてもよい。これにより、実印字時間であって
も、画像ノイズ特性の検出による一連の処理が可能にな
り、常に良好な画質を得ることが出来る。また、像担持
体の実画像形成領域外にテストパターン像を形成するこ
とは、像担持体への余計な負担を軽減し、像担持体の劣
化を防ぐことにもつながる。
【0051】図11は本発明に係る画像形成装置の第2
の実施の形態の構成を説明するブロック図である。この
画像形成装置は、中央処理装置(CPU)20、画像入
力手段21、画像出力手段22、画像処理決定部23、
画像処理部24、各種プログラムが格納されているRO
M25、作業フィールドとなるRAM26から構成され
ている。中央処理部(CPU)20では、この画像形成
装置の制御が行なわれる。画像入力手段21では、CC
Dなどで読み取ったアナログデータを1画素あたり8b
itのデジタル値に変換したデータが画像処理部24に
入力される。画像処理部24では、入力されたデータの
γ補正や、領域判別が行なわれ、画像処理決定部23に
よる画像処理決定結果に基づく処理が行なわれる。画像
処理決定部23は、テストパターン発生手段(ROM2
を含む)231、濃度分布計測手段232、画質特性算
出手段233及び画像処理決定手段(ROM1を含む)
234から構成されている。画像出力手段22では、画
像処理部24から入力されたデータに従って、変調され
たレーザ光によって像担持体に潜像が形成された後、現
像、転写、定着などの一連のプロセスを経て画像が出力
される。
【0052】ここで、画像処理部24で行われるデジタ
ル画像処理の一例を、図12を参照して説明する。ま
ず、入力データ31は、シェーディング補正部32で、
光源、光学系、読み取り素子のばらつきが取り除かれた
後、スキャナγ補正33が行われる。そして、フィルタ
処理手段34によって画像のエッジ強調や平滑化等のフ
ィルタ処理が行われ、変倍処理部35で、スキャナのキ
ャリッジ移動速度を変える、画像データの補間演算を行
なうなどにより拡大縮小の変倍処理が行われる。そし
て、プリンタγ補正36が行われた後、中間調処理手段
37によって、ディザ処理や誤差拡散処理等の中間調処
理方法によりプリンタの出力bit数に量子化して出力
データ39として送出される。以上代表的なデジタル画
像処理について説明したが、他にも様々な形態があり、
図12に示す構成に限定されるものではない。本発明で
は、この構成に領域判別手段38を備え、領域判別結果
をフィルタ処理34及び中間調処理37に反映させてい
る。
【0053】次に、領域判別手段38で行われる画像の
領域判別について説明する。領域判別は入力データ31
のスキャナγ補正33後に、画像データの持つ濃度特性
を利用して行われる。例えば、写真などの中間調画像を
判別する場合は、一般に写真画像は中間濃度の領域が広
く存在し、写真以外の画像(文字画像や網点画像)では
中間濃度の領域は少ないということを利用して、写真領
域であるか否かを判定する。具体的には、所定領域を例
えば、図15に示すような注目画素を中心とした5×5
画素領域として参照し、その領域内の全画素が中間濃度
である場合に、その画素を写真領域であると判定し、そ
れ以外の場合には写真以外の領域と判定する。また、文
字画像を判別する場合には、黒画素(高濃度)または、
白画素(低濃度)の連続性を利用し、パターンマッチン
グを使って判定することが可能である。このように画像
の判別は文字画像部領域検出結果と中間調画像部検出結
果の濃度のヒストグラムに基づいて行なうことができ
る。
【0054】(実施例3)図13は、本実施の形態の実
施例3に係る画像形成装置による全体の処理フローチャ
ートである。まず、図11の画像処理決定部23内のテ
ストパターン像発生手段231により、異なる中間調処
理が施された複数のテストパッチから成るテストパター
ン像の信号が書き込み手段(図示せず)に送られる(S
71)。本実施例では、例えば、中間調処理法はa、
b、c、d、eとする。次いで、書き込み手段により、
テストパターン信号に従って変調されたレーザ光によっ
て像担持体上に潜像が形成され、現像手段(図示せず)
によって、テストパッチのトナー像が形成される(S7
2)。
【0055】次いで、濃度分布計測手段232により像
担持体上の各テストパッチトナー像の濃度等の物理特性
量分布データ(以下、濃度分布データ)が計測される
(S73)。本発明において、テストパッチの濃度分布
データは、二次元の情報を含む光学的情報として計測す
る必要があり、そのため実施例3では、濃度分布計測手
段232として、例えば図4に示した光学センサを用い
る。光学センサについてはすでに説明したのでここでは
とくに繰り返さない。光学センサで計測された濃度分布
データは、画質特性算出手段233に送られる。画質特
性算出手段233では、送られた濃度分布データから、
各テストパッチの画像ノイズ特性である像担持体回転方
向の濃度ムラ(以下、副走査方向のバンディング)およ
び、像担持体回転方向に直交する方向の濃度ムラ(以
下、主走査方向のバンディング)それぞれの算出が行な
われ(S74)、算出結果が画像処理法決定手段234
に送られる。
【0056】画像ノイズ特性の算出法は、および、画像
処理法決定手段234で行なわれる処理は、いずれも実
施例1で述べた方法と同様であり、ここでは改めて説明
しない。画像処理法決定手段234で選択された最適な
処理法が、画像処理決定手段234内のROM1(図示
せず)に格納される(S75)。
【0057】ここで、画像ノイズ特性の1つを像担持体
回転方向の濃度ムラ、他の1つを像担持体回転方向の濃
度ムラとしているが、例えば、画像ノイズ特性を像担持
体回転方向の濃度ムラと粒状度としても良く、またある
いは、他の画質評価量としてもよい、またあるいは、検
出する画像ノイズ特性を3種類以上としてもよい。ま
た、ここで述べた中間調処理法a、b、c、d、eは、
ディザ法で線数が異なるものでも良いし、誤差拡散法や
ブルーノイズ法でも良く、中間調処理法であれば種類、
数に制限があるものではない。また、ここで述べた像担
持体は、感光体としてもよいし、中間転写体としてもよ
い。また、テストパターン像の濃度分布計測について
も、転写後、または定着後の紙上のトナー像の濃度分布
を計測し、画像ノイズ特性の検出を行なうように構成し
たものでも良い。
【0058】次いで、画像入力手段21により、画像デ
ータが入力され(S76)、画像処理部24内の領域判
別手段によって、エッジ強調が必要とされる文字画像部
とノイズ低減が必要とされる中間調画像部に判別される
(S77)。ここで、中間調画像部と判別された領域に
対しては、画像処理部24において、画像処理法決定手
段234内のROM1が参照され、選択された中間調処
理が入力画像データに施される。そして文字画像部と判
別された領域に対しては、画像処理部24において、エ
ッジ強調処理が施される(S78)。
【0059】本実施例では、エッジ強調処理について
は、例えばラプラシアンフィルタやアンシャープマスク
(USM)を用いるが、この他従来公知のエッジ強調処
理法が適応可能である。そして、書き込み手段、像担持
体、現像手段を介して、画像出力手段22で、転写、定
着などの一連の処理が行なわれ画像が出力される(S7
9)。
【0060】以上説明したように、領域判別により、文
字画像部と中間調画像部を判別し、文字画像部にはエッ
ジ強調処理を、中間調画像部には複数の画像ノイズ特性
検出結果を反映した中間調処理法を施すことにより、文
字画像部の鮮鋭性を保ちつつ複数の画像ノイズ特性を両
立して低減させることが可能となる。
【0061】(実施例4)次に本実施の形態における実
施例4についても、図13の全体の処理フローチャート
を参照して説明する。まず、テストパターン像発生手段
により、例えば、複数の入力レベルに対してそれぞれ異
なる中間調処理が施されたテストパッチの信号が書き込
み手段に送られる(S71)。実施例4では、実施例2
の場合と同様に図7に示すように入力レベルを31、6
3、95、127、159、191、255とし、中間
調処理法はa、b、cとする。なお、このテストパター
ン像の情報は、あらかじめテストパターン像発生手段2
31内のROM2(図示せず)に格納される。
【0062】次いで、書き込み手段により、テストパタ
ーン信号に従って変調されたレーザ光によって像担持体
上に潜像が形成され、現像手段によって、テストパッチ
のトナー像が形成される(S72)。次いで、濃度分布
計測手段232により像担持体上の各テストパッチトナ
ー像の濃度等の物理特性量分布データ(以下、濃度分布
データ)が計測される(S73)。実施例4において
も、テストパッチの濃度分布データは、二次元の情報を
含む光学的情報として計測する必要があり、そのため実
施例3と同様に、濃度分布計測手段として、例えば図4
に示した光学センサを用いる。画質特性算出手段233
では、送られた濃度分布データから、画像ノイズ特性で
あるバンディングおよび粒状度それぞれの算出が行なわ
れ(S74)、算出結果が画像処理法決定手段234に
送られる。
【0063】ここで、それぞれの画像ノイズ特性の算出
法について説明する。バンディングの算出法について
は、実施例3と同様であるので省略する。また、粒状度
の算出法については、例えば実施例2で用いられた図6
の処理フローに示された方法を用いる。また、画像処理
法決定手段234で行なわれる画像処理法決定処理は、
実施例2に関し図3の処理フローと図8(a)、(b)
を用いて説明されたものである。この方法により、最適
な画像処理方法が決定され(S35)、その情報は画像
処理決定手段234内のROM1に格納される(S3
6)。
【0064】なお、ここでは、画像ノイズ特性の1つを
像担持体回転方向の濃度ムラ、他の1つを粒状度として
いるが、最大値を持つ平均明度がお互い異なるものであ
れば、他の画質評価量を用いてもよい。また、ここで述
べた中間調処理法a、b、cは、ディザ法で線数が異な
るものでも良いし、誤差拡散法やブルーノイズ法でも良
く、中間調処理法であれば種類、数に制限があるもので
はない。また、ここで述べた像担持体は、感光体として
もよいし、中間転写体としてもよい。また、テストパタ
ーン像の濃度分布計測についても、転写後、または定着
後の紙上のトナー像の濃度分布を計測し、画像ノイズ特
性の検出を行なうように構成したものでも良い。
【0065】次いで、画像入力手段21により、画像デ
ータが入力され(S76)、画像処理部24内の領域判
別手段によって、エッジ強調が必要とされる文字画像部
とノイズ低減が必要とされる中間調画像部に判別される
(S77)。ここで、中間調画像部と判別された領域に
対しては、画像処理部24において、画像処理法決定手
段234内のROM1が参照され、入力レベルに応じて
選択された中間調処理が入力画像データに施される。そ
して文字画像部と判別された領域に対しては、画像処理
部において、エッジ強調処理が施される(S78)。
【0066】本実施例では、エッジ強調処理について
は、例えばラプラシアンフィルタやアンシャープマスク
(USM)を用いるが、この他従来公知のエッジ強調処
理法が適応可能である。そして、画像書き込み手段、像
担持体、現像手段を介して、画像出力手段で、転写、定
着などの一連の処理が行なわれ画像が出力される(S7
9)。
【0067】以上説明したように、領域判別により、文
字画像部と中間調画像部を判別し、文字画像部にはエッ
ジ強調処理を、中間調画像部には複数の画像ノイズ特性
検出結果を反映した中間調処理法を施すことにより、文
字画像部の鮮鋭性を保ちつつ複数の画像ノイズ特性を両
立して低減させることが可能となる。
【0068】(実施例5)実施例5では、鮮鋭性の検出
結果に応じたエッジ強調処理について、実施例3および
実施例4の場合と同様に図11を参照して説明する。本
実施に係る画像形成装置は、画像処理決定部23内の画
質特性算出手段233で画像ノイズ特性算出に加えて鮮
鋭性の算出も行ない、鮮鋭性算出結果に応じてエッジ強
調処理を選択するように構成されている。図16は、本
実施例に係る画像形成装置による全体の処理フローチャ
ートである。
【0069】まず、図11の画像処理決定部23内のテ
ストパターン像発生手段231により、鮮鋭性を検出す
るためのテストパターン像の信号が書き込み手段に送ら
れる(S81)。次いで、書き込み手段により、テスト
パターン信号に従って変調されたレーザ光によって像担
持体上に潜像が形成され、現像手段によって、テストパ
ッチのトナー像が形成される(S82)。次いで、濃度
分布計測手段232により像担持体上のテストパッチト
ナー像の濃度等の物理特性量分布データ(以下、濃度分
布データ)が計測される(S83)。濃度分布計測手段
232としては実施例1ないし実施例4と同様に、例え
ば図4に示した光学センサを用いる。
【0070】画質特性算出手段233では、送られた濃
度分布データから、鮮鋭性の算出が行なわれ(S8
4)、算出結果が画像処理法決定手段234に送られ
る。ここで、鮮鋭性の算出法について説明する。本実施
例では、鮮鋭性の尺度として例えば、MTFを用いる。
MTFは、入力信号(画像)である正弦波信号のMTF
inと出力信号(画像)である正弦波信号のMTFou
tの比
【0071】MTF=MTFin/MTFoutとして
求められるが、ここでの鮮鋭性の尺度は、テストパター
ン像をラダーパターンとし、そのラダーパターンの濃度
分布計測結果から得られる矩形波のMTFoutを用い
る。図14に本実施例で用いるテストパターン像の一例
として周波数が6[c/mm]のラダーパターンを、図
17に濃度分布計測結果から得た矩形波を、式(3)に
MTFoutの計算式を示す。
【0072】 MTFout =(Dmax−Dmin)/(Dmax+Dmin) 式(3) 式(3)から求められた矩形波のMTFoutはCol
tman補正によって正弦波への補正を行なってもよ
い。
【0073】次いで、画像処理決定手段で行われる処理
を説明する。濃度分布計測手段232から送られたMT
Foutの値は基準値と比較することで評価され、その
結果に応じてエッジ強調の程度が変更される。基準値は
ラダーパターンの周波数ごとに設定されており、例え
ば、MTFout値が基準値より下回る場合は、エッジ
強調度の高い処理法が選択される。
【0074】エッジ強調処理には、例えば、アンシャー
プマスク(USM)法やラプラシアン法を用いる。アン
シャープマスク法は、式(4)に示すように原画像デー
タI 1 (x,y)から、I1 (x,y)を平均化あるい
はぼかした画像<I1 (x,y)>を引いて求めたエッ
ジ強調成分[<I1 (x,y)−,I1 (x,y)]に
係数aを掛けて原画像I1 (x,y)に加算することに
よって、エッジ強調画像I2 (x,y)を求める方法で
ある。
【0075】 I2 (x,y) =I1 (x,y)+a[<I1 (x,y)−,I1 (x,y)] 式(4) ここで、aはエッジ強調の程度を調節する定数であり、
x、yは画像中の注目画素の位置を示す。
【0076】ラプラシアン法は、二次微分操作に相当す
る空間フィルタを用いるが、原画像データI1 (x,
y)の二次微分▽2 1 (x,y)を原画像データから
引くことによって、エッジ強調をする方法で、式(5)
で表される。
【0077】 I2 (x,y)=I1 (x,y)−▽2 1 (x,y) 式(5) ラプラシアン法によるエッジ強調の具体的な例として
は、下記のような3×3のマトリクスがよく用いられ
る。
【0078】 0 −1 0 −1 −1 −1 1 −2 1 −1 5 −1 −1 9 −1 −2 5 −2 0 −1 0 −1 −1 −1 1 −2 1 以上説明したように、エッジ強調の程度はアンシャープ
マスク法においては、係数aを、ラプラシアン法におい
てはフィルタのマトリクスを変更することによって調整
可能となる。
【0079】このようにして、MTFoutの評価結果
に応じたエッジ強調の程度の調整が行われ、その情報が
ROM1に格納される(S85)。なお、ここでは鮮鋭
度の尺度としてMTFoutを用いたが、これに限定さ
れるものではない。また、ここで述べた像担持体は、感
光体としてもよいし、中間転写体としてもよい。また、
テストパターン像の濃度分布計測についても、転写後、
または定着後の紙上のトナー像の濃度分布を計測し、鮮
鋭性の検出を行なうように構成したものでも良い。
【0080】次いで、画像入力手段21により、画像デ
ータが入力され(S86)、画像処理部24内の領域判
別手段によって、エッジ強調が必要とされる文字画像部
とノイズ低減が必要とされる中間調画像部に判別される
(S87)。ここで、中間調画像部と判別された領域に
対しては、画像処理部24において、実施例3または実
施例4で述べた方法により選択された中間調処理が入力
画像データに施される。文字画像部と判別された領域に
は、画像処理部24において、画像処理法決定手段23
4内のROM1が参照され、適切なエッジ強調処理が施
される(S88)。そして、画像書き込み手段、像担持
体、現像手段を介して、画像出力手段で、転写、定着な
どの一連の処理が行なわれ画像が出力される(S8
9)。
【0081】以上説明したように、領域判別により、文
字画像部と中間調画像部を判別し、文字画像部には鮮鋭
性検出結果を反映したエッジ強調処理を施し、中間調画
像部には複数の画像ノイズ特性検出結果を反映した中間
調処理法を施すことにより、文字画像部はより適切な鮮
鋭性を保ちつつ複数の画像ノイズ特性を両立して低減さ
せることが可能となる。
【0082】また、画像ノイズの要因としては、先に述
べたように像担持体回転機構に関わる振動、製作上の部
品のばらつきなどであるが、鮮鋭性の劣化も含め、それ
らは経時的に変化することが考えられるので、本発明で
述べた画質特性の検出による一連の処理は定期的に行な
われることが望ましい。定期的に一連の処理を行なうに
あたって、実印字時間外に、例えば初期設定に基づいて
行なわれるようにしてもよい。それによって自動的に最
適な中間調処理又はエッジ強調処理が画像データに施さ
れ、常に良好な画質を得ることが可能になる。
【0083】また、像担持体の実画像形成領域外にテス
トパターン像を形成し、画質特性の検出を行なうように
してもよい。これにより実印字時間であっても、画質特
性の検出による一連の処理が可能になり、常に良好な画
質を得ることが出来る。また、像担持体の実画像形成領
域外にテストパターン像を形成することは、像担持体へ
の余計な負担を軽減し、像担持体の劣化を防ぐことにも
つながる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、顕像されたテストパターン像の物理量分布
を計測し、画像ノイズ特性を直接的に検出することで、
実画像に忠実な画像ノイズ特性を検出することができる
が、さらに複数の画像ノイズ特性を検出することで、実
画像により忠実な画像劣化の検出が出来る。また、その
検出結果に基づき適切な処理を行なうことも可能とな
る。
【0085】請求項2の発明によれば、テストパターン
像を異なる複数の中間調画像とし、これらの複数の画像
ノイズ特性検出結果に応じて、中間調処理法を選択する
ことで、画像に現れる複数の画像劣化要因を考慮した中
間調処理法の選択が可能となり、総合的に適切な中間調
処理法を選択することができるので、より高品質な画像
を得ることができる。
【0086】請求項3の発明によれば、テストパターン
像を複数の濃度レベルに対してそれぞれ異なる複数の中
間調画像とし、これらの複数の画像ノイズ特性検出結果
に応じて、中間調処理法を選択することで、画像に現れ
る複数の画像劣化要因を考慮した中間調処理法の選択が
可能となり、また濃度レベルに応じた中間調処理法の選
択が可能となるので、総合的に適切な中間調処理法を選
択することができ、より高品質な画像を得ることができ
る。
【0087】請求項4記載の発明によれば、顕像された
テストパターン像の物理量分布を計測し、画質特性を直
接的に検出することで、実画像に忠実な画質特性を検出
することができ、原画像データの領域判別をすること
で、領域別に適切な画像処理を施すことが可能になる。
【0088】請求項5記載の発明によれば、複数の画像
ノイズ特性を検出することで、実画像により忠実な画像
劣化の検出が可能になる。
【0089】請求項6記載の発明によれば、判別する領
域を文字画像部と中間調画像部とすることで、文字画像
部にはエッジ強調処理を施し、中間調画像部には複数の
画像ノイズ特性を考慮した中間調処理を施すことができ
るので、文字画像部の鮮鋭性を保ちつつ中間調画像部の
ノイズ低減が可能となる。
【0090】請求項7記載の発明によれば、テストパタ
ーン像を異なる複数の中間調画像とし、これらの複数の
画像ノイズ特性検出結果に応じて、中間調処理法を選択
することで、画像に現れる複数の画像劣化要因を考慮し
た中間調処理法の選択が可能となり、総合的に適切な中
間調処理法を選択することができるので、より高品質な
画像を得ることができる。
【0091】請求項8記載の発明によれば、テストパタ
ーン像を複数の濃度レベルに対してそれぞれ異なる複数
の中間調画像とし、これらの複数の画像ノイズ特性検出
結果に応じて、中間調処理法を選択することで、画像に
現れる複数の画像劣化要因を考慮した中間調処理法の選
択が可能となり、また濃度レベルに応じた中間調処理法
の選択が可能となるので、総合的に適切な中間調処理法
を選択することができ、より高品質な画像を得ることが
できる。
【0092】請求項9記載の発明によれば、エッジ強調
処理を行なう際、像担持体上に所定のテストパターン像
を形成し、テストパターン像の鮮鋭性を算出し、その算
出結果に応じてエッジ強調を調整することで、例えば、
画像形成装置の経時的劣化による鮮鋭性の低下が起こっ
た場合は高いエッジ強調処理を施したり、充分に鮮鋭性
が保たれている場合に、必要以上のエッジ強調処理を施
し不自然な画像形成が行われるなどを避けることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明の画像形成装置による全体の処理フロー
チャート。
【図3】本発明での画像処理法決定のフローチャート。
【図4】本発明に用いられる光学センサの構成図で、
(a)は概略斜視図、(b)は詳細説明図。
【図5】本発明でのバンディング算出のフローチャー
ト。
【図6】本発明での粒状度算出のフローチャート。
【図7】本発明のテストパターン像発生手段が発生する
テストパッチ信号の一例を示す図。
【図8】画像処理法による入力レベルに対するバンディ
ング値と粒状度の、基準値に対する比率。
【図9】中間処理を施した画像の平均明度に対するバン
ディング値と粒状度の算出結果。
【図10】本発明での最適処理方法決定の説明図。
【図11】本発明に係る画像形成装置の構成を示すブロ
ック図。
【図12】本発明の画像処理部で行われるデジタル画像
処理の説明図。
【図13】本発明の画像形成装置による全体の処理フロ
ーチャート。
【図14】本発明で用いられるテストパターン像の一例
であるラダーパターン。
【図15】注目画素を中心とした5×5画素領域の図。
【図16】本発明の画像形成装置による全体の処理フロ
ーチャート。
【図17】本発明の濃度分布計測結果から得た矩形波の
波形図。
【符号の説明】
11 テストパターン像発生手段 12 書き込み手段 13 像担持体 14 現像手段 15 画像ノイズ特性検出部 16 画像処理法決定手段 17 画像処理手段 18、21 画像入力手段 19、22 画像出力手段 20 CPU 23 画像処理決定部 24 画像処理部 25 ROM 26 RAM 31 入力データ 32 シェーディング補正 33 スキャナγ補正 34 フィルタ処理 35 変倍処理 36 プリンタγ補正 37 中間調処理 38 領域判別手段 39 出力データ 41 CCDラインセンサ 42 照明手段 43 光学部材 151 濃度分布計測手段 152 画像ノイズ特性算出手段 231 テストパターン発生手段 232 濃度分布計測手段 233 画質特性算出手段 234 画像処理決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/409 H04N 1/40 B Fターム(参考) 2C262 AB07 AB13 AC15 AC17 BB01 BB29 BB32 BB33 BB34 DA02 DA03 DA09 EA04 EA07 EA12 FA13 FA14 GA01 GA02 2H027 DA10 DE02 EA18 EB01 EB02 EC03 EC07 EC11 EC20 5C074 AA02 AA07 BB02 DD01 EE02 EE12 FF03 FF05 HH02 5C077 LL04 LL08 LL09 MP06 NN01 PP03 PP27 PP28 PP46 PP49 PP68 PQ12 PQ19 PQ20 SS02 TT03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真プロセスを用いて、像担持体に
    トナー画像を形成する画像形成装置において、 前記像担持体上に所定のテストパターン像を形成するテ
    ストパターン像形成手段と、 前記テストパターン像の物理量分布を計測する物理量分
    布計測手段と、 計測された物理量分布から前記テストパターン像の複数
    の画像ノイズ特性を検出する画像ノイズ特性検出手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記テストパターン像は異なる複数の中
    間調画像から成り、前記画像ノイズ特性検出手段が検出
    する前記テストパターン像の複数の画像ノイズ特性検出
    結果に基づき中間調処理法を選択する中間調処理決定手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記テストパターン像は複数の濃度レベ
    ルに対してそれぞれ異なる複数の中間調画像から成り、
    前記画像ノイズ特性検出手段が検出する前記テストパタ
    ーン像の複数の画像ノイズ特性検出結果に基づき中間調
    処理法を選択する中間調処理決定手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 電子写真プロセスを用いて像担持体にト
    ナー画像を形成する画像形成装置において、 前記像担持体上に所定のテストパターン像を形成するテ
    ストパターン像形成手段と、 前記テストパターン像の物理量分布を計測する物理量分
    布計測手段と、 前記物理量分布計測手段が計測する物理量分布から画質
    特性を算出する画質特性算出手段と、 原画像データの領域を判別する画像領域判別手段と、 前記物理量分布計測手段の計測結果と前記画像領域判別
    手段の判別結果に応じて原画像データに施す画像処理方
    法を選択する画像処理決定手段とを具備することを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 画質特性算出手段は前記テストパターン
    像の複数の画像ノイズ特性を検出する画像ノイズ特性算
    出手段であることを特徴とする請求項4に記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像領域判別手段は、文字画像部と
    中間調画像部とを判別することを特徴とする請求項5に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記テストパターン像は異なる複数の中
    間調処理を施した画像から成り、画像処理決定手段は画
    質特性算出手段からの複数の中間調処理を施されたテス
    トパターン像の画質特性算出結果から、原画像に施す中
    間調処理を選択し、選択された中間調処理を画像領域判
    別手段によって中間調画像部と判別された領域に施し、
    画像領域判別手段によって文字画像部と判別された領域
    には、エッジ強調処理を施すことを特徴とする請求項6
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記テストパターン像は複数の濃度レベ
    ルに対してそれぞれ異なる複数の中間調処理を施した画
    像から成り、画像処理決定手段は画質特性算出手段から
    の複数の濃度レベルに対してそれぞれ異なる複数の中間
    調処理を施されたテストパターン像の画質特性算出結果
    から、原画像に施す中間調処理を選択し、選択された中
    間調処理を画像領域判別手段によって中間調画像部と判
    別された領域に施し、画像領域判別手段によって文字画
    像部と判別された領域には、エッジ強調処理を施すこと
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 画質特性算出手段は前記テストパターン
    像の鮮鋭性を検出する鮮鋭性算出手段をも備えており、
    画像処理決定手段は画質特性算出手段からの鮮鋭性算出
    結果から、画像領域判別手段によって文字画像部と判別
    された領域に施すエッジ強調処理を選択することを特徴
    とする請求項6記載の画像形成装置。
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