JP6144189B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

一実施形態は画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には転写ベルト上のトナーをクリーニングブレードによって掻き落とすクリーニング機構が設けられている。転写ベルトの走行時にはベルト面及びブレード間に摩擦力が発生するため、ブレードが湾曲して捲れることを防止する必要がある。従来、ブレードの捲れ対策として塗布ブラシを用いて固形潤滑剤をベルト面に塗布する画像形成装置(例えば特許文献1参照)や、ブラシローラを用いて固形潤滑剤を削って潤滑剤を被クリーニング面へ塗布するクリーニング機構(例えば特許文献2参照)が知られている。ブラシによってブレードとベルトとの当接部に向けてトナーを飛散させ、潤滑剤となるトナーを当接部に供給するようにした画像形成装置が知られている(例えば特許文献3参照)。
特開2006−330216号公報 特開2007−163956号公報 特開2006−113235号公報
しかしながら、ブレード捲れを防止するためにはクリーニング機構の構成部品の点数が増加し、機構が複雑化する。更にこれらの部品点数の増加及び機構の複雑化に伴って画像形成装置の機体内に占める空間が増大する。特許文献1〜3に記載の発明では、ブラシローラの回転により固形潤滑剤を削ってその潤滑剤を被潤滑部分に供給するため、部品の点数が多く、機構の複雑化により長期間に亘って被潤滑部分を管理するためには手間がかかる。これらの構成部品やクリーニング機構を欠いた画像形成装置では、摩擦力の発生によりブレード捲れが発生する。
このような課題を解決するため、一実施形態によれば、潤滑剤が添加されたトナーによるトナー像が転写されるベルト面を有するベルトと、このベルトのベルト幅方向に設けられ前記ベルト面を掻き、前記ベルト面上に形成される画像領域の幅よりも大きく且つ前記ベルト幅よりも小さいブレード幅を有するブレードと、このブレードによって除去された廃トナーの室を有するケースと、このケースの前記室内において前記廃トナーを前記ベルト幅方向の両端側に向かって搬送する搬送部と、前記室の内壁面に前記搬送部側に向かって突出した1つ以上の突起部と、前記搬送部の両端にそれぞれ設けられ、前記搬送部によって前記両端側へ搬送された前記廃トナーを、弾性力を用いて前記ブレードへ飛ばす複数のフラップ部材と、を備え、前記複数のフラップ部材はそれぞれ前記搬送部の外周に固定された根元部およびこの根元部から起立した自由端を有し、前記突起部によって各自由端が前記内壁面に当たって撓み変形する位置とこの撓み変形の復元力で前記廃トナーを前記ブレードに向かって飛ばす位置とを前記搬送部の周回によって取る画像形成装置が提供される。
実施の形態に係る画像形成装置の構成図である。 実施の形態に係る画像形成装置のブレード、ケース、搬送部を含むクリーニング機構の斜視図である。 実施の形態に係る画像形成装置のブレード、ケース、搬送部を含むクリーニング機構の縦断面構造を示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置の搬送部単体の正面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の搬送部をセットした状態のクリーニング機構の正面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の搬送部、ブレード及びベルト間の位置関係を示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置の弾性部が取付けられた状態のケースの要部を示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置の他の弾性部が取付けられた状態のケースの要部を示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置の弾性部の第1の周回位置を示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置の弾性部の第2の周回位置を示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置の弾性部の第3の周回位置を示す図である。 実施の形態に係る画像形成装置に用いられる廃トナーの排出経路の一例を示す図である。 実施の形態の変形例に係る他のオーガ、ブレード及びベルト間の位置関係を示す図である。
以下、実施の形態に係る画像形成装置について、図1乃至図13を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
(一実施の形態)
図1は実施の形態に係る画像形成装置の構成図である。本実施形態に係る画像形成装置は、4色の画像形成部52Y、52M、52C、52Kと、露光器53と、矢印S方向に走行する無端状の転写ベルト30(ベルト)と、この転写ベルト30の外周面を潤滑しベルト外周面上に担持された残留トナーを除去するクリーニング機構10とを備える。イエロー(Y)用の画像形成部52Yは、矢印m方向に回転する感光体ドラム54と、感光体ドラム54を帯電させる帯電器55と、露光器53により形成される感光体ドラム54上の静電潜像をトナーにより現像する現像器56とを備える。画像形成部52Yは、感光体ドラム54上のトナー像をベルト外周面上に一次転写する転写器57と、トナー像の転写後の感光体ドラム54の表面をクリーニングする他のクリーニング部材58とを備える。マゼンタ(M)用の画像形成部52M、シアン(C)用の画像形成部52C及びブラック(K)用の画像形成部52Kの構成は何れも画像形成部52Yの構成と実質同じである。また、露光器53は半導体レーザ又はLEDを光源とし感光体ドラム54上に静電潜像を形成する。また、この画像形成装置には未定着の4色トナー像を用紙P上に転写する二次転写ローラ対59、60と、トナー像を定着させる定着器61と、画像形成制御を行うコントローラ62と、駆動ローラ63、複数のテンションローラ64、ステアリングローラ65とが設けられている。
転写ベルト30は外添剤が添加されたトナーによるトナー像が転写される無端状のベルト面およびベルト幅を有する。転写ベルト30は例えば導電材料及びポリイミド樹脂を含むベルト基材と、このベルト基材を被覆し用紙Pを離型させるための材料を含む表面層とによって形成されている。外添剤はシリカ、ステアリン酸亜鉛等の成分を含む。
図2はクリーニング機構10の斜視図である。図3はクリーニング機構10の縦断面構造を示す図である。これらの図2、図3中、同じ符号は互いに同じ要素を表し、既述の符号は上述のそれらと同じ要素を表す。クリーニング機構10は、転写ベルト30のベルト幅方向に平行に設けられベルト面を掻くブレード12と、このブレード12によって除去された廃トナーを収容するケース11内の空間である室23を有しブレード12を支持するケース11とを備える。更にクリーニング機構10は、このケース11の室23内において廃トナーをベルト幅方向で両端側に向かって回転により搬送するオーガ13(搬送部)と、それぞれ室23内に設けられオーガ13の軸芯に向かって突起した突起部14、15と、オーガ13によって両端側へ搬送された廃トナーを、それぞれ弾性力を用いてブレード12へ飛ばす2つのフラップ16、17(弾性部)(図3ではフラップ16のみ表示されている)と、オーガ13を回す図示しないモータとを備える。廃トナーを飛ばすとは廃トナーをまき散らしてトナー中の潤滑成分をブレード12、転写ベルト30に付与することである。
ブレード12は熱硬化性ポリウレタンゴムなどの材質からなり弾性を有するクリーニングブレードである。図3に示すようにブレード12は、ブレード厚み、ベルト幅方向に平行なブレード幅、およびブレード厚み方向及びブレード幅方向の双方に直交するブレード高さを有する成型体であり、ブレード幅方向のブレードエッジが転写ベルト30の回転方向に対してカウンタ方向でベルト外周面に接触している。このブレード12の下部背面には取付しろが確保されており、ブレードエッジを転写ベルト30上に付勢した状態でこの取付しろが取付具24に固定されている。取付具24はケース11又は画像形成装置の機体内のフレームに設けられ、ブレード幅と同じ幅を持つ側面視L字状の部材である。ケース11はブレード12を水平に保持する。ケース11の転写ベルト30側の開口部分には上下にシール部材26を設けてもよい。ケース11はブレード12により掻き落とされた廃トナーを回収する。ケース11はこのケース11外部の廃トナーボックス67(図1)と連通している。
図4はオーガ13単体の正面図である。同図中、既述の符号はそれらと同じ要素を表す。オーガ13は、室23内でベルト幅方向に平行な一軸方向に平行に軸支されたオーガシャフト19と、このオーガシャフト19に螺旋が形成された第1の羽根20と、この第1の羽根20の巻き方向と逆向きにオーガシャフト19に螺旋が形成された第2の羽根21とを備えている。第1の羽根20の螺旋はブレード12の一端へ廃トナーが送られる向きの巻き方向を有し、第2の羽根21の螺旋はブレード12の他端へ廃トナーが送られる向きの巻き方向を有する。
図6はオーガ13、ブレード12及び転写ベルト30間の位置関係を示す図であり、羽根による螺旋範囲と画像領域との関係を示している。画像領域とはトナー像が形成される領域であり、非画像領域とはそれ以外の領域である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。転写ベルト30側のベルト面上には、画像領域およびそれぞれこの画像領域をベルト幅方向で挟んで配置された2箇所の非画像領域が形成される。第2の羽根21は巻き方向が変化する位置29と、ベルト面上の画像領域及び非画像領域間の境目に対応する位置31との間に亘って形成されている。つまりこの第2の羽根21の螺旋領域のブレード12の一端側(同図左)における開始位置は画像領域内に存在している。更にオーガ13は第2の羽根21にブレード12の他端側(同図右)で隣接する第3の羽根27を有する。この第3の羽根27には第1の羽根20の巻き方向と同じ巻き方向の螺旋が形成されている。
また、同図ベルト幅方向の長さについて比較すると、画像領域の幅<ブレード12のブレード幅<ベルト幅という関係を、転写ベルト30及びブレード12は有する。画像領域の最大幅はそのMFP(画像形成装置)で印刷できる最大用紙の画像領域幅に等しい。
図5はオーガ13をセットした状態のクリーニング機構10の正面図であり、ブレード12やシール部材26が取り去られた状態の例を表示している。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。ケース11の内壁には、このオーガ13の外周に対面する位置に突起部14、15が設けられている。突起部14、15はオーガ13の軸方向で両端側にそれぞれ設けられている。突起部14はケース11の内壁部分に樹脂成型によってケース11の筐体に一体形成されている(図3)。突起部15の例は突起部14と同じである。また、図5中の左右方向でケース11内からオーガ13が露出する部分が、転写ベルト30上の画像領域範囲と略等しくなるようケース11は開口している。突起部14、15のケース11正面から見た取付け高さ位置は同じであり、突起部14、15の各突起端とオーガ13外周との距離も同じである。
図7はフラップ16が取付けられた状態のケース11の要部を示す図である。図8はフラップ17が取付けられた状態のケース11の要部を示す図である。これらの図中、既述の符号はそれらと同じ要素を表す。2つのフラップ16、17はそれぞれオーガ13の両端に固定されている。2つのフラップ16、17は突起部14、15により撓み変形する位置およびこの撓み変形が復元する力によって廃トナーをブレード12に向かって飛ばす位置をそれぞれが周回して取る。これらのフラップ16、17は何れもオーガシャフト19の外周に固定された根元部およびこの根元部から起立した自由端を有する平坦フラップ部材であり、フラップ16、17の各根元部が取付片18及びリベットあるいはネジによってオーガシャフト19に固定されており、これらの自由端がオーガシャフト19の回転によってオーガシャフト19周りに周回するようになっている。フラップ16には薄厚の合成樹脂からなり弾性力を有するフィルムが用いられ、例えばMYLAR(登録商標)が用いられる。フラップ17もフラップ16と同じである。また、フラップ16、17のオーガシャフト19外周上においてその回転周方向の取付位置は半周分ずれた位置に設けられてもよい(図3、図4)。つまり一回転では、フラップ16、17は互いに位相が180度異なる位置に根元部が固定され、それぞれの自由端が各根元部から径方向で外方へ向かって平坦形状を保った状態で延設されている。
次に上述の構成の本実施形態に係る画像形成装置の作用動作について説明する。通常動作時、画像形成装置はカラー印刷を行う。図1において、コントローラ62は印刷4色分の印刷データによって帯電および露光により静電潜像を4つの感光体ドラム54上にそれぞれ形成する。画像形成装置は各静電潜像を4色のトナーにより現像する。画像形成装置は現像によって生成された4色のトナー像を順番に転写ベルト30に転写する。画像形成装置は用紙P上に二次転写されたカラートナー像を定着させ、用紙Pを印刷出力する。クリーニング機構10では、ブレード12が転写ベルト30上の画像領域に付着した4色の残トナーや転写ベルト30上に付着した紙粉を刮げ落とし、除去された残トナー等が室23内に回収される。
図9はフラップ16の第1の周回位置を示す図である。同図はクリーニング機構10を機体フロント側から見た例である。コントローラ62は転写ベルト30の走行駆動と共に、オーガ13駆動用のモータによりオーガ13を時計回りに回転駆動する。フラップ16はその根元部がオーガ13に固定され自由端がケース11の室23の内壁面25に当たり、この自由端の端辺を反時計周り方向で後方に残したまま撓み変形する。また、ブレード12により掻き落とされたトナーはシール部材26により室23の底部に落下する。フラップ17の例もフラップ16と同様である。
ブレード12を長手方向に亘って正面視すると、図4から図6に示す第1の羽根20の螺旋領域では、オーガ13が時計周りの回転に連動して室23の底部又は内壁面25に回収されたトナーを左方即ちブレード12の一端側へ搬送する。図7に要部を示すように、トナーがブレード12の一端に向かって寄り始める。一方、第2の羽根21の螺旋領域では、その回転に連動してオーガ13がトナーを右方即ちブレード12の他端側へ搬送し、かつ第3の羽根27の螺旋領域ではトナーを反対のブレード12の一端側へと搬送する。トナーがフラップ17に向かって左右両側から集まり始める。
図10はフラップ16の第2の周回位置を示す図である。更にオーガ13が回転すると、オーガ13の回転に連れ動いて自由端が内壁面25に当たったままフラップ16は周回し、突起部14の外形に沿って撓み変形する。また、正面視したブレード12についても、第1の羽根20によってトナーが左方へ搬送され、第2の羽根21によってトナーがフラップ17に向かって左右両側から搬送される。
図11はフラップ16の第3の周回位置を示す図である。更なるオーガ13の回転によって、フラップ16の自由端は、突起部14から離れるとともに、フラップ16は撓み変形によって蓄積された弾性反発力によるエネルギを復元力として一気に解放する。フラップ16の自由端が内壁面25を掻いてこのフラップ16に付着したトナーと、第1の羽根20によってフラップ16側へ搬送されたトナーとがまき散らされ、ブレード12及び転写ベルト30との当接部分にトナーが付着する。トナーに含まれる潤滑剤により、この当接部分が潤滑される。また、ブレード12の他端側のフラップ17の例もフラップ16と同様である。
図12は廃トナーの排出経路の一例を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。クリーニング機構10は回収した廃トナーをオーガ13により例えばフロント側に搬送する。ケース端部22は室23内に開口した筒状の部分であり、クリーニング機構10は室23からの廃トナーを、ダクト66を介して廃トナーボックス67へ排出する。
以上を総括すると、トナー像の担持体である転写ベルト30のクリーニング機構10には、ブレード12により掻き落とされた転写残りの廃トナーを搬送するオーガ機構が配置されている。オーガ13のブレード両端部に相対する位置、またはその近傍には弾性を有するフラップ16、17が配置されている。これらのフラップ16、17はオーガ13と共に回転し、回転する過程でオーガ13周囲の固定部材に設置された突起部14、15と接触する。突起部14、15にそれぞれ接触したフラップ16、17はこれらの突起部分を通過した際、その弾性力でフラップ16、17に付着した廃トナーを弾き飛ばす。弾かれた廃トナーは転写ベルト30に付着し、トナーの潤滑成分が転写ベルト30に付着する。このような構成を取ることにより、固形潤滑剤を使わなくとも転写ベルト30の画像領域と、画像領域外の非画像領域との潤滑を行うことができる。本実施形態に係る画像形成装置によれば、クリーニング機構10の構成部品の点数を増加させず、クリーニング機構10と別途部品を設けずに、ベルト面の潤滑を行える。クリーニング機構10の構成の複雑化を伴わずに、画像形成装置の機体内に占める空間の大きさを変えずに潤滑作用を実行できるようになる。ブレード捲れを防止することができる。
画像形成装置は、ユーザ使用の開始に先立ち、例えば工場出荷時など装置組立て直後において、転写ベルト30上にkynar(登録商標)粉がまぶされてから、転写ベルト30を数周回転走行させる。図1の例では、カウンタ方向から転写ベルト30上にブレード12が当接している。通常動作前にベルト面及びブレードエッジ間の潤滑対策を何らしないと、転写ベルト30の走行開始によりブレード12が湾曲しベルト走行方向に捲れてしまう。
ブレード12が捲れてしまう理由は、動作中のブレード12の先端部、即ちブレードエッジ長辺部と被摺動部材である画像担持体(転写ベルト30)との摩擦力の増大が発生するからである。この現象が顕著に起こるのはブレード12の長手方向両端部である場合が多い。
トナーには感光体ドラム54のライフ向上のためシリカやステアリン酸亜鉛を成分に含む潤滑剤が添加されており、ベルト面上でトナーが付着する領域にはこの潤滑剤により潤滑が行われる。しかし画像領域外となるブレード12の両端部はトナーによる潤滑が行われないことから、ブレード12と転写ベルト30との間の摩擦力が増大するとブレード12の捲れが発生する。
本実施形態に係る画像形成装置は、トナー画像の転写後に転写ベルト30よりブレード12によって掻き落とされた廃トナーを散らして、ブレード12の両端部付近の転写ベルト30のベルト面に付着させることで、トナーの添加剤により潤滑させるため、クリーニング機構10の構成及びその部品点数を変えずにブレード捲れを防止することができるようになる。
(変形例)
オーガ13の螺旋状の羽根部分を変更してもよい。
図13は他のオーガ、ブレード12及び転写ベルト30間の位置関係を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。他のオーガ28には第1の羽根20及び第2の羽根21が形成されており、この第2の羽根21のブレード12一端側(同図左方)の螺旋が開始する位置29は画像領域に対応して存在している。それ以外の部分についてオーガ28はオーガ13の構成と実質同じである。このオーガ28には第3の羽根は形成されておらず、第2の羽根21の螺旋範囲が転写ベルト30上の画像領域および非画像領域の間をまたがってブレード12他端(同図右方)にまで形成されている。第2の羽根21の螺旋範囲の右方の先には、廃トナーボックス67への排出路が設けられている。
次にこの変形例に係る画像形成装置の作用動作は、図9の例と同様に、オーガ28がフロントから見て時計回りに回転駆動することにより、フラップ16が撓み変形し、ブレード12により掻き落とされたトナーがケース11内の室23の底部に落下する。ブレード12を正面視して観察すると、図13のように、第1の羽根20の螺旋領域では、オーガ28が室23の底部に溜まったトナー又は内壁面25上のトナーをブレード12の一端側(左方)へ搬送し、第2の羽根21の螺旋領域では、オーガ28が室23の底部のトナー又は内壁面25上のトナーをブレード12の他端側(右方)へ搬送する。トナーはがブレード12の長手方向の両端に向かって搬送される。
図10及び図11と同様、オーガ13が更に回転すると、オーガ28の自由端が内壁面25に当たったままフラップ16が周回する。そしてこの自由端が突起部14から離れるときに撓み変形が復元し、自由端が内壁面25を掻いてこのフラップ16に付着したトナーと、第1の羽根20によってフラップ16側へ搬送されたトナーとがまき散らされ、ブレード12及び転写ベルト30との当接部分にトナーが付着する。トナーに含まれる潤滑剤により、この当接部分が潤滑される。また、ブレード12の他端側のフラップ17の例もフラップ16と同様である。
上記実施形態ではオーガ13の羽根の傾きや螺旋ピッチは種々変更可能である。一本のオーガ13がトナーをブレード12両端へ向かって搬送していたが、実施の形態に係る画像形成装置は互いに螺旋の巻き方向が異なる二本のオーガ部材を平行にケース11内に設けてもよい。この場合、フラップ部材をこれらのオーガ部材にそれぞれ取付けし、突起部材を適宜ケース11内に形成しておくことにより、一本のオーガ13による効果と実質同じ効果が得られる。
上記実施形態では突起部14、15はケース11の筐体に成型加工により形成されていたが、これらの突起部14、15の突起形状と同様の外形を持つ突起部材を単体として予め作成しておき、単体の突起部材をケース11の内壁に貼設、溶着あるいは接着等により突起部14、15としてもよい。
また、弾性部としてフラップ16、17の説明であったが、弾性部の形状や大きさ、取付け場所、及びオーガ13への固定方法は種々変形可能である。フラップ16、17の材質も、撓み変形及び撓み変形から復元することが可能な種々な材質を用いることができる。突起部14、15の形状は例えば山型、階段状あるいはリブ状など種々の形状を用いてもよい。突起部14、15の大きさ、ケース11の内壁に形成される範囲、突出方向の突起高さは種々変形でき、フラップ16、17の形状に応じて変形してもよい。その変形では、突起部14、15がそれぞれフラップ16、17付きのオーガ13の軸回転を妨げず、フラップ16、17の撓み変形、復元及び廃トナーを飛ばす動作を妨げないようにすることは言うまでも無い。上記実施形態では突起部14、15は両端に1か所ずつ設けた例であったが、ケース11の長手方向に沿う長さを持つ1つの突起部を内壁に設けても上記効果と同じ効果が得られる。
また、突起部14、15をオーガシャフト19外周に設け、内壁面から空隙を空けて設けられたフラップ16、17と、周回するこれらのフラップ16、17との接触により縮められ、フラップ16、17が回って過ぎると伸びるフラップ16、17及び内壁面25間に設けられたバネとを備え、廃トナーを散らしてもよい。
図6の画像領域及び非画像領域の範囲や、螺旋の巻き方向の変化点の位置は種々変更可能であり、これらの変更をして実施したに過ぎない実施品に対して実施形態に係る画像形成装置の優位性は何ら損なわれるものではない。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…クリーニング機構、11…ケース、12…ブレード、13…オーガ(搬送部)、14,15…突起部、16,17…フラップ(弾性部)、18…取付片、19…オーガシャフト、20…第1の羽根、21…第2の羽根、22…ケース端部、23…室、24…取付具、25…内壁面、26…シール部材、27…第3の羽根、28…他のオーガ(搬送部)、29、31…位置、30…転写ベルト(ベルト)。

Claims (3)

  1. 潤滑剤が添加されたトナーによるトナー像が転写されるベルト面を有するベルトと、
    このベルトのベルト幅方向に設けられ前記ベルト面を掻き、前記ベルト面上に形成される画像領域の幅よりも大きく且つ前記ベルト幅よりも小さいブレード幅を有するブレードと、
    このブレードによって除去された廃トナーの室を有するケースと、
    このケースの前記室内において前記廃トナーを前記ベルト幅方向の両端側に向かって搬送する搬送部と、
    前記室の内壁面に前記搬送部側に向かって突出した1つ以上の突起部と、
    前記搬送部の両端にそれぞれ設けられ、前記搬送部によって前記両端側へ搬送された前記廃トナーを、弾性力を用いて前記ブレードへ飛ばす複数のフラップ部材と、を備え、
    前記複数のフラップ部材はそれぞれ前記搬送部の外周に固定された根元部およびこの根元部から起立した自由端を有し、前記突起部によって各自由端が前記内壁面に当たって撓み変形する位置とこの撓み変形の復元力で前記廃トナーを前記ブレードに向かって飛ばす位置とを前記搬送部の周回によって取る画像形成装置。
  2. 前記複数のフラップ部材は前記ブレードの端部が接する前記ベルト面の領域に向かって前記廃トナーを飛ばす請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送部は、
    前記室内で前記ベルト幅方向に平行に軸支されたオーガシャフトと、
    このオーガシャフトに前記ブレードの一端へ前記廃トナーが送られる巻き方向の螺旋が形成された第1の羽根と、
    この第1の羽根の前記巻き方向と逆向きに前記オーガシャフトに前記ブレードの他端へ前記廃トナーが送られる巻き方向の螺旋が形成された第2の羽根と、
    を備える請求項1又は請求項記載の画像形成装置。
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