JP6142517B2 - 投影露光装置及び投影露光方法 - Google Patents

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本発明は、露光パターンを投影露光する投影露光装置及び投影露光方法に関するものである。
複数の発光素子によってパターンを形成し、形成したパターンを投影光学系によって被露光面に転写する投影露光装置や、この投影露光装置を適用した画像形成装置などが知られている。例えば下記特許文献1には、発光素子が形成された基板と、この基板に複数のレンズを対向させた投影光学系を備え、基板にはレンズが対向する位置に複数の発光素子が設けられ、レンズが対向位置にある発光素子から出射された光を像面に結像する画像形成装置が記載されている。
特開2009−29106号公報
図1は、投影露光装置の一構成例を示した説明図である(図1(a)が斜視図、図1(b)が平面図)。投影露光装置1は、複数の光源要素が配列された光源要素群2と、光源要素群2によって形成されるパターンを被露光面Sに投影する投影光学系3を備えている。ここでいう光源要素とは、ドット又はライン配列によって構成される露光パターンの1ドット又は1ラインに対応するものであり、例えば、基板10上に形成されたLEDやEL(有機ELを含む)などの発光素子11によって構成することができる。光源要素群2は、発光素子11の複数配列によって構成することができるが、これに限定されるものではなく、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(Digital Micro−mirror Device;DMD),光源とマスクの組み合わせなどによって構成することができる。
投影光学系3は、マイクロレンズ3aによって構成することができ、図示の例ではレンズ基板3bに複数のマイクロレンズ3aを配置してレンズアレイ3cを構成している。投影光学系3は、光源要素群2が形成するパターンを被露光面Sに結像して、被露光面Sに露光ドットP0の集合である露光パターンPを形成している。図示の例では等倍投影によって露光パターンPを形成しているが、拡大又は縮小して投影する変倍投影によって露光パターンPを形成することもできる。
光源要素群2は、図1(b)に示すように、複数の光源要素(発光素子11)を連続配列した光源要素列2aが複数分散配置されており、投影光学系3は、光源要素列2a毎に1つのマイクロレンズ3aを配置している。このように光源要素列2aを分散配置することで、所定口径のマイクロレンズを光源要素列2a毎に配置しながら、高密度の露光パターンPを広範囲に亘って形成できるようにしている。
しかしながら、投影露光装置1のように、複数の光源要素を配列した光源要素群2によるパターンを投影光学系3によって被露光面Sに転写する場合には、投影光学系3の有効視野内の位置によって収差の発生度合いに差があるため、転写した露光パターンPにおける露光ドット毎の露光強度が収差の影響によって不均一になる問題が生じる。
図2は、このような投影光学系の収差による露光強度の不均一を説明する説明図である。物体面の点h1,h2,h3にそれぞれ配置した光源要素を投影光学系3によって像面に転写した場合には、像面における転写像の露光強度分布は図示のように異なる分布を示す。この図から明らかなように、投影光学系3の有効視野内の中心付近、すなわち光軸上付近にある点h1では収差の発生が少なく、その像s1はシャープに転写されて露光ドットの径が比較的小さくなる。しかしながら、点h2,点h3と有効視野内の中心から離れるに連れて、それらの像s2,s3は露光強度分布のピークが下がり裾野が広がってスポット形状が崩れた状態になる。
このように、投影光学系3の有効視野内の中心付近に配置された光源要素の像は比較的シャープに転写されるが、有効視野内の外側付近に配置された光源要素の像は、ぼやけたり、歪んだりした像になり、その結果、有効視野の中心付近と周辺付近とでは、露光パターンの露光強度にむらが生じてしまうことになる。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、複数の光源要素を配列した光源要素群とこの光源要素群が形成するパターンを被露光面に投影する投影光学系を備えた投影露光装置において、投影光学系の収差による露光の不均一を軽減すること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による投影露光装置及び投影露光方法は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
複数の光源要素を配列した光源要素群と当該光源要素群が形成するパターンを被露光面に投影する投影光学系によって、特定の露光パターンを被露光面に重ね合わせ露光する複数の露光手段を備え、前記複数の露光手段の1つは、前記光源要素群を前記投影光学系の有効視野内における第1の位置に配置し、前記複数の露光手段の他の1つは、前記光源要素群を前記投影光学系の有効視野内における前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置することを特徴とする投影露光装置。
複数の光源要素を配列した光源要素群と当該光源要素群が形成するパターンを被露光面に投影する投影光学系によって、特定の露光パターンを被露光面に重ね合わせ露光する複数の露光手段を備えた投影露光方法であって、前記複数の露光手段の1つにより、前記光源要素群を前記投影光学系の有効視野内における第1の位置に配置され、一の露光を行い、前記複数の露光手段の他の1つにより、前記光源要素群を前記投影光学系の有効視野内における前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置され、次の露光を行うことを特徴とする投影露光方法。
このような特徴を有する投影露光装置及び投影露光方法によると、複数の露光手段又は露光工程による重ね合わせ露光によって、投影光学系の収差による露光不均一を軽減することが可能になる。これによって、複数の光源要素を配列した光源要素群とこの光源要素群が形成するパターンを被露光面に投影する投影光学系を備えた投影露光装置において、露光むらの少ない露光パターンを形成することができる。
投影露光装置の一構成例を示した説明図である(図1(a)が斜視図、図1(b)が平面図)。 投影光学系の収差による露光強度の不均一を説明する説明図である。 投影光学系の有効視野内における光源要素群の位置を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る投影露光装置における複数の露光手段を示した説明図である。 複数の露光手段による重ね合わせ露光によって得られる露光結果の積算露光強度分布を示した説明図である。 本発明の他の実施形態を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る投影露光装置の具体例を示した説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。本発明の実施形態に係る投影露光装置は、図1に示した投影露光装置1と基本構成が同じであり、複数の光源要素を配列した光源要素群2と光源要素群2が形成するパターンを被露光面に投影する投影光学系3を備えている。そして、本発明の実施形態に係る投影露光装置は、光源要素群2と投影光学系3によって、特定の露光パターンを被露光面に重ね合わせ露光する複数の露光手段を備えており、複数の露光手段の1つは、光源要素群2を投影光学系3の有効視野内における第1の位置に配置し、複数の露光手段の他の1つは、光源要素群2を投影光学系3の有効視野内における第2の位置に配置する。ここでの第1の位置と第2の位置は異なる位置になる。
図3は、投影光学系の有効視野内における光源要素群の位置を説明する説明図である。図3(a)に示した例は、投影光学系3の有効視野Vr内の位置を中心付近の点h1,点h1から一定距離r1離れた点h2,点h1から一定距離r1の2倍離れた点h3,点h1から一定距離r1の3倍離れた点h4の4箇所に分けて示している。また、図3(b)に示した例は、有効視野Vr内の位置を中心付近の点h1,点h1から一定距離r2離れた点h2,点h1から一定距離r2の2倍離れた点h3の3箇所に分けて示している。
図4は、本発明の実施形態に係る投影露光装置における複数の露光手段を示した説明図である。ここでは、光源要素群2は、2A,2B,2C,2Dの4つの光源要素によって構成されており、各光源要素が図3(a)に示した投影光学系3の有効視野Vr内の4つの点h1,h2,h3,h4にそれぞれ配置されている。そして、複数の露光手段は、有効視野Vr内における光源要素の配列数だけ設けられ、この例では、第1〜第4の露光手段が設けられる。
図4(a)は、複数の露光手段の中の第1の露光手段を示している。第1の露光手段は、光源要素群2を投影光学系3の有効視野Vr内における第1の位置に配置している。第1の位置は、有効視野Vr内において、点h4に光源要素2Aを配置し、点h3に光源要素2Bを配置し、点h2に光源要素2Cを配置し、点h1に光源要素2Dを配置している。このような第1の露光手段によって第1の露光工程を行い、光源要素群2によるパターン(A1,B1,C1,D1)を被露光面Sに転写して露光パターンP(A0,B0,C0,D0)を形成する。
図4(b)は、複数の露光手段の中の第2の露光手段を示している。第2の露光手段は、光源要素群2を投影光学系3の有効視野Vr内における第2の位置に配置している。第2の位置は、有効視野Vr内において、点h3に光源要素2Aを配置し、点h2に光源要素2Bを配置し、点h1に光源要素2Cを配置し、点h2に光源要素2Dを配置している。この際、前述した第2の位置は、前述した第1の位置に対して投影光学系3の光軸方向と交差する方向にシフト(図示の例では光源要素の配列ピッチだけシフト)している。このような第2の露光手段によって第2の露光工程を行い、光源要素群2によるパターン(A2,B2,C2,D2)を被露光面Sに転写して露光パターンP(A0,B0,C0,D0)に重ね合わせ露光する。
図4(c)は、複数の露光手段の中の第3の露光手段を示している。第3の露光手段は、光源要素群2を投影光学系3の有効視野Vr内における第3の位置に配置している。第3の位置は、有効視野Vr内において、点h2に光源要素2Aを配置し、点h1に光源要素2Bを配置し、点h2に光源要素2Cを配置し、点h3に光源要素2Dを配置している。このような第3の露光手段によって第3の露光工程を行い、光源要素群2によるパターン(A3,B3,C3,D3)を被露光面Sに転写して露光パターンP(A0,B0,C0,D0)に重ね合わせ露光する。
図4(d)は、複数の露光手段の中の第4の露光手段を示している。第4の露光手段は、光源要素群2を投影光学系3の有効視野Vr内における第4の位置に配置している。第4の位置は、有効視野Vr内において、点h1に光源要素2Aを配置し、点h2に光源要素2Bを配置し、点h3に光源要素2Cを配置し、点h4に光源要素2Dを配置している。このような第4の露光手段によって第4の露光工程を行い、光源要素群2によるパターン(A4,B4,C4,D4)を被露光面Sに転写して露光パターンP(A0,B0,C0,D0)に重ね合わせ露光する。
前述した第1〜第4の露光手段(第1〜第4の露光工程)によって露光パターンPを重ね合わせ露光すると、露光パターンPにおける露光ドットA0は、投影光学系3の有効視野Vr内における点h4,点h3,点h2,点h1にそれぞれ配置される光源要素2Aで重ね合わせ露光され、露光パターンPにおける露光ドットB0は、投影光学系3の有効視野Vr内における点h3,点h2,点h1,点h2にそれぞれ配置される光源要素2Bで重ね合わせ露光され、露光パターンPにおける露光ドットC0は、投影光学系3の有効視野Vr内における点h2,点h1,点h2,点h3にそれぞれ配置される光源要素2Cで重ね合わせ露光され、露光パターンPにおける露光ドットD0は、投影光学系3の有効視野Vr内における点h1,点h2,点h3,点h4にそれぞれ配置される光源要素2Dで重ね合わせ露光されることになる。
図5は、複数の露光手段による重ね合わせ露光によって得られる露光結果の積算露光強度分布を示した説明図である。ここでは、図4における露光ドットD0における重ね合わせ露光の例を示している。先ず、有効視野Vr内の点h1に光源要素2Dを配置した第1露光では、有効視野Vrの中心付近に光源要素2Dを配置して露光を行うことで被露光面における露光強度分布は、シャープな立ち上がりを有する強度分布になる。次の点h2に光源要素2Dを配置した第2露光、その次の点h3に光源要素2Dを配置した第3露光、その次の点h4に光源要素2Dを配置した第4露光では、各露光での露光強度分布は図示のように変化することになるが、第1露光〜第4露光による重ね合わせ露光では、各露光の異なる露光強度分布を積算した積算露光強度分布で露光ドットD0の露光がなされることになる。
図4に示した第1〜第4の露光手段(第1〜第4の露光工程)によって行われる重ね合わせ露光によると、露光ドットA0の露光は、図5における第4露光,第3露光,第2露光,第1露光が順次行われ、露光順序は異なるものの露光ドットD0と同様の積算露光強度分布が得られることなる。また、露光ドットB0の露光は、図5における第3露光,第2露光,第1露光,第2露光が順次行われ、露光ドットC0の露光は、図5における第2露光,第1露光,第2露光,第3露光が順次行われるので、前述した露光ドットD0とほぼ同等の積算露光強度分布が得られることなる。このように、図4に示した第1〜第4の露光手段(第1〜第4の露光工程)によって行われる重ね合わせ露光によると、露光ドットA0,B0,C0,D0からなる露光パターンPにおける露光強度の不均一を軽減することが可能になる。
前述した第1〜第4の露光手段による重ね合わせ露光は、光源要素2A〜2Dの配列方向と交差する特定の走査方向に沿った走査露光によって実行することができる。この場合、第2露光における光要素2A〜2Dの有効視野Vr内での位置(第2の位置)は、第1露光における光要素2A〜2Dの有効視野Vr内での位置(第1の位置)に対して走査方向と交差する方向にシフトしている。
図6は、本発明の他の実施形態を示した説明図である。ここでは、光源要素群2は、2A,2B,2Cの3つの光源要素によって構成されており、各光源要素が図3(b)に示した投影光学系3の有効視野Vr内の3つの点h1,h2,h3にそれぞれ配置されている。そして、複数の露光手段が、有効視野Vr内における光源要素の配列数だけ設けられ、この例では、第1〜第3の露光手段が設けられる。
図6(a)に示した第1の露光手段における第1の位置は、有効視野Vr内において、点h3に光源要素2Aを配置し、点h2に光源要素2Bを配置し、点h1に光源要素2Cを配置している。このような第1の露光手段によって第1の露光工程を行い、光源要素群2によるパターン(A1,B1,C1)を被露光面Sに転写して露光パターンP(A0,B0,C0)を形成する。
図6(b)に示した第2の露光手段における第2の位置は、有効視野Vr内において、点h2に光源要素2Aを配置し、点h1に光源要素2Bを配置し、点h2に光源要素2Cを配置している。この際、前述した第2の位置は、前述した第1の位置に対して投影光学系3の光軸方向と交差する方向にシフト(図示の例では光源要素の配列ピッチだけシフト)している。このような第2の露光手段によって第2の露光工程を行い、光源要素群2によるパターン(A2,B2,C2)を被露光面Sに転写して露光パターンP(A0,B0,C0)に重ね合わせ露光する。
図6(c)に示した第3の露光手段における第3の位置は、有効視野Vr内において、点h1に光源要素2Aを配置し、点h2に光源要素2Bを配置し、点h3に光源要素2Cを配置している。このような第3の露光手段によって第3の露光工程を行い、光源要素群2によるパターン(A3,B3,C3)を被露光面Sに転写して露光パターンP(A0,B0,C0)に重ね合わせ露光する。
このような実施形態においても、第1〜第3の露光手段(第1〜第3の露光工程)によって行われる重ね合わせ露光によって、前述した実施形態と同様に、露光ドットA0,B0,C0からなる露光パターンPにおける露光強度の不均一を軽減することが可能になる。前述した第1〜第3の露光手段による重ね合わせ露光は、光源要素2A〜2Cの配列方向と交差する特定の走査方向に沿った走査露光によって実行することができる。この場合、第2露光における光要素2A〜2Cの有効視野Vr内での位置(第2の位置)は、第1露光における光要素2A〜2Cの有効視野Vr内での位置(第1の位置)に対して走査方向と交差する方向にシフトしている。
図7は、本発明の実施形態に係る投影露光装置の具体例を示した説明図である。この例では、投影光学系3は、一枚のレンズ基板3bに複数のマイクロレンズ3aが配置されており、光源要素群2は、複数の光源要素を連続配列した光源要素列2aと光源要素単体2Sが複数分散配置されている。そして、1つの光源要素列2a又は光源要素単体2S毎に1つのマイクロレンズ3aが配置されている。
そして、レンズ基板3b上には、マイクロレンズ3aと光源要素列2a又は光源要素単体2Sとの組み合わせからなる第1の露光手段Ex1,第2の露光手段Ex2,第3の露光手段Ex3が配備されており、第1の露光手段Ex1,第2の露光手段Ex2,第3の露光手段Ex3が矢印yで示す特定の走査方向に沿って配置されている。この投影露光装置は、被露光面に対してレンズ基板3bを矢印y方向に移動しながら走査露光を行うことで、第1の露光手段Ex1による第1の露光工程、第2の露光手段Ex2による第2の露光工程、第3の露光手段Ex3による第3の露光工程を順次行い、被露光面に露光結果として示した露光パターンPを形成する。
図示の例では、第1の露光手段Ex1における光要素の配列パターンの位置を走査方向と交差する方向にシフトした位置が第2の露光手段Ex2における光要素の配列パターンになっており、更に走査方向と交差する方向にシフトした位置が第3の露光手段Ex2における光要素の配列パターンになっている。但し、光要素の配置は露光パターンPの露光範囲内に限定されており、走査方向と交差する方向にシフトして露光範囲の一端側の境界を外れた光要素は露光範囲の他端側の境界から露光範囲内に配置される。
この実施形態は、走査露光によって露光パターンPにおける露光ドットP0に対応して露光ラインが形成されるが、前述した実施形態と同様に、露光パターンPにおける1つの露光ドットP0(露光ライン)には、第1の露光手段Ex1,第2の露光手段Ex2,第3の露光手段Ex3における各光源要素による計3回の重ね合わせ露光がなされる。そして、1つの露光ドットP0に対する3回の重ね合わせ露光においては、光源要素列2aの有効視野Vr内における位置がそれぞれ異なる位置に配置されている。
図示の例では、1つの露光ドットP0に対する3回の重ね合わせ露光を行う光要素の位置に着目すると、第2の露光手段Ex2におけるマイクロレンズ3a内での光源要素の位置(第2の位置)は、第1の露光手段Ex1におけるマイクロレンズ3a内での光源要素の位置(第1の位置)に対してマイクロレンズ3aの光軸方向と交差し且つ走査方向と交差する方向にシフトしている。また、第3の露光手段Ex3におけるマイクロレンズ3a内での光源要素の位置(第3の位置)は、第2の露光手段Ex2におけるマイクロレンズ3a内の光源要素の位置(第2の位置)に対してマイクロレンズ3aの光軸方向と交差し且つ走査方向と交差する方向にシフトしている。
具体的には、第1の露光手段Ex1においてマイクロレンズ3aの有効視野Vrの中心に配置した光要素が露光した1つの露光ドットP0上を露光する第2の露光手段Ex2における光源要素の位置は、有効視野Vrの中心から走査方向と交差する方向の左右一方側にシフトしており、さらに同じ露光ドットP0上を露光する第3の露光手段Ex3における光要素の位置は、有効視野Vrの中心から走査方向と交差する方向に左右他方側にシフトしている。
また、第2の露光手段Ex2においてマイクロレンズ3aの有効視野Vrの中心に配置した光要素が露光する1つの露光ドットP0上を露光する第1の露光手段Ex1における光源要素の位置は、有効視野Vrの中心から走査方向と交差する方向の左右一方側にシフトしており、さらに同じ露光ドットP0上を露光する第3の露光手段Ex3における光要素の位置は、有効視野Vrの中心から走査方向と交差する方向に左右他方側にシフトしている。
同様に、第3の露光手段Ex2においてマイクロレンズ3aの有効視野Vrの中心に配置した光要素が露光する1つの露光ドットP0上を露光する第1の露光手段Ex1における光源要素の位置は、有効視野Vrの中心から走査方向と交差する方向の左右一方側にシフトしており、さらに同じ露光ドットP0上を露光する第2の露光手段Ex2における光要素の位置は、有効視野Vrの中心から走査方向と交差する方向に左右他方側にシフトしている。このような走査露光(重ね露光)を行うことで、露光パターンPにおける露光強度の不均一を軽減することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:投影露光装置,
2:光源要素群,2a:光源要素列,2S:光源要素単体,
2A,2B,2C,2D:光源要素,
3:投影光学系,3a:マイクロレンズ,3b:レンズ基板,
3c:レンズアレイ,
10:基板,11発光素子,
P:露光パターン,P0:露光ドット,
S:被露光面,Vr:有効視野,
Ex1:第1の露光手段,Ex2:第2の露光手段,Ex3:第3の露光手段

Claims (6)

  1. 複数の光源要素を配列した光源要素群と当該光源要素群が形成するパターンを被露光面に投影する投影光学系によって、特定の露光パターンを被露光面に重ね合わせ露光する複数の露光手段を備え、
    前記複数の露光手段の1つは、前記光源要素群を前記投影光学系の有効視野内における第1の位置に配置し、
    前記複数の露光手段の他の1つは、前記光源要素群を前記投影光学系の有効視野内における前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置することを特徴とする投影露光装置。
  2. 複数の光源要素を連続配列した光源要素列が複数分散配置されており、前記光源要素列毎に1つのマイクロレンズを配置した投影光学系によって、前記光源要素列が形成するパターンを被露光面に投影して、特定の露光パターンを被露光面に重ね合わせ露光する複数の露光手段を備え、
    前記複数の露光手段の1つは、前記光源要素列における第1の光源要素が前記マイクロレンズの有効視野内における第1の位置に配置され、
    前記複数の露光手段の他の1つは、前記第1の光源要素に重ね合わせ露光される光源要素が前記マイクロレンズの有効視野内における前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置されることを特徴とする投影露光装置。
  3. 前記複数の露光手段は被露光面を特定の走査方向に沿って走査露光し、
    前記第2の位置は、前記第1の位置に対して前記投影光学系の光軸方向と交差し且つ前記走査方向と交差する方向にシフトしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の投影露光装置。
  4. 前記光源要素は、発光素子によって構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の投影露光装置。
  5. 複数の光源要素を配列した光源要素群と当該光源要素群が形成するパターンを被露光面に投影する投影光学系によって、特定の露光パターンを被露光面に重ね合わせ露光する複数の露光手段を備えた投影露光方法であって、
    前記複数の露光手段の1つにより、前記光源要素群を前記投影光学系の有効視野内における第1の位置に配置され、一の露光を行い、
    前記複数の露光手段の他の1つにより、前記光源要素群を前記投影光学系の有効視野内における前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置され、次の露光を行うことを特徴とする投影露光方法。
  6. 複数の光源要素を連続配列した光源要素列が複数分散配置されており、前記光源要素列毎に1つのマイクロレンズを配置した投影光学系によって、前記光源要素列が形成するパターンを被露光面に投影して、特定の露光パターンを被露光面に重ね合わせ露光する複数の露光手段を備えた投影露光方法であって、
    前記複数の露光手段の1つにより、前記光源要素列における第1の光源要素が前記マイクロレンズの有効視野内における第1の位置に配置され、一の露光を行い、
    前記複数の露光手段の他の1つにより、前記第1の光源要素に重ね合わせ露光される光源要素が前記マイクロレンズの有効視野内における前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置され、次の露光を行うことを特徴とする投影露光方法
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TWI688578B (zh) 2015-04-30 2020-03-21 德商艾朗希歐德意志有限公司 具有增進低溫性質及良好抗油性之乙烯共聚物,及可硫化混合物與由其製得之硫化橡膠

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