JP6142310B1 - 花立てスタンド及び梱包ユニット - Google Patents

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【課題】自立姿勢を安定化できる花立てスタンド及び梱包ユニットを提供する。【解決手段】花立てスタンド100は、背板10と、その背板10に支持板折曲辺71を介して連結される支持板と、背板10に対向板折曲辺72を介して連結される対向板30と、背板10に脚板折曲辺73を介して連結され、支持板20及び対向板30の対向間に配置される一対の脚板40とを備えるので、支持板20を背板10及び一対の脚板40により三方から支えることができる。即ち、従来品のように、折り曲げ部分を起点として傾倒することを抑制できる。よって、自立姿勢を安定化できる。【選択図】図1

Description

本発明は花立てスタンド及び梱包ユニットに関し、特に、花立てスタンドの自立姿勢を安定化できる花立てスタンド及び梱包ユニットに関するものである。
切り花は、段ボール製の細長い箱状の花梱包箱に収容されて輸送される。特許文献1には、花梱包箱に組み込んで使用する花立てスタンドが開示される。この花立てスタンドは、花茎挿入口が開口される支持板と、その支持板の対向する二辺を折り曲げて形成される脚板と、支持板の底面に取り付けられる給水袋とからなり、給水袋の袋口は、支持板の花茎挿入口に連通される。よって、切り花の花茎の基端を花茎挿入口から給水袋内に挿入しておくことで、給水袋内の水分を吸水可能な状態で切り花を輸送することができる。
この場合、花立てスタンドは、支持板の対向する二辺を折り曲げ、一対の脚板を起立状態とすることで、自立させ、花茎挿入口から給水袋内へ注水した後、花梱包箱に組み込まれる。
特許第3646807号(例えば、段落0006〜0009、第1図から第4図など)
しかしながら、上述した従来の花立てスタンドでは、段ボールをコ字形状に折り曲げる形状であるため、折り曲げ部分(支持板の対向する二辺)を基点として傾倒しやすく(折り畳まれやすく)、そのため、自立姿勢が不安定であるという問題点があった。そのため、給水袋へ注水する作業時に、花立てスタンドを作業者が手で支えることが必要となる場合があった。
なお、上述した従来の花立てスタンドでは、一対の脚板の間に板状の補強板を架設して、自立姿勢を保ちやすくする構造が採用される。しかしながら、補強板は、折り曲げ部分に対して平行な姿勢で架設されるため、折り曲げ部分を基点する傾倒(折り畳み)を十分に抑制することができなかった。更に、補強板が別部品であるため、その分、花立てスタンドの組み立て工数が嵩むだけでなく、補強板を紛失するおそれがあった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、花立てスタンドの自立姿勢を安定化できる花立てスタンド及び梱包ユニットを提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
請求項1記載の花立てスタンドによれば、本体部材は、正面視略矩形の背板と、その背板に第1折曲部を介して連結され、花茎挿入口が開口形成されると共に給水袋が取り付けられる支持板と、第1折曲部と対向する第2折曲部を介して背板に連結される対向板と、対向する一対の第3折曲部を介して背板に連結され、支持板および対向板の対向間に配置可能に形成される一対の脚板とを備えるので、組立状態において、背板および一対の脚板により支持板を三方から支えることができる。この場合、本体部材は、一対の脚板の対向する側縁からそれぞれ突設される突片と、それら突片がそれぞれ差し込み可能に支持板および対向板に開口形成される差し込み孔とを備えるので、組立状態において、支持板および対向板と一対の脚板との相対位置を固定できる。即ち、背板および一対の脚板により支持板が三方から支えらえた状態を強固に維持できる。その結果、折り曲げ部分を起点として傾倒することを抑制して、自立姿勢を安定化できる。
なお、本体部材の素材としては、例えば、紙製の紙板、プラスチック(例えば、ポリプロピレンやポリカーボネート)製のシート又は板状体、紙製またはプラスチック製の段ボールが例示される。段ボールは、片面段ボール又は両面段ボールのいずれであっても良い。また、紙製の紙板・段ボールは、防水紙板・防水段ボール、はっ水紙板・はっ水段ボール、耐水紙板・耐水段ボールのいずれでであっても良い。
請求項2記載の花立てスタンドによれば、請求項1記載の花立てスタンドの奏する効果に加え、第2折曲部が分断されて形成され、本体部材は、切り込みにより対向板から区画され第2折曲部が分断された部分において背板の側縁に連結される嵩上げ片を備えるので、組立状態において、突片と嵩上げ片とを接地させることができる。即ち、突片と第2折曲部とが接地される場合には、自立姿勢が傾斜するところ、請求項2によれば、略垂直な自立姿勢を形成できる。よって、花梱包箱が横姿勢と縦姿勢との間で姿勢変化される際に、花立てスタンドが花梱包箱の中でがたつくことを抑制できる。
請求項3記載の花立てスタンドによれば、請求項2記載の花立てスタンドの奏する効果に加え、第1折曲部からその第1折曲部に対向する支持板の側縁までの寸法と、第2折曲部からその第2折曲部に対向する対向板の側縁までの寸法とが略同一に設定されるので、組立状態において、これら支持板および対向板の側縁を接地させた場合に、略垂直な自立姿勢を形成できる。よって、花梱包箱が横姿勢と縦姿勢との間で姿勢変化される際に、花立てスタンドが花梱包箱の中でがたつくことを抑制できる。
請求項4記載の花立てスタンドによれば、請求項1から3のいずれかに記載の花立てスタンドの奏する効果に加え、本体部材は、花茎挿入口の内縁から内方へ張り出される張出片を備えるので、花茎挿入口に挿入された切り花の花茎を張出片の表面によって面で支持することができる。よって、花茎挿入口の内縁で花茎を直接支持する場合と比較して、花茎が損傷することを抑制できる。
この場合、張出片は、張り出し先端側ほど幅が小さくされるので、例えば、張出片の幅が等幅とされる場合と比較して、隣接する張出片との間の隙間を小さくできる。よって、その分、花茎挿入口の内縁に配設される張出片全体の面積を大きくして、より多くの花茎を面で支持できる。
請求項5記載の花立てスタンドによれば、請求項4記載の花立てスタンドの奏する効果に加え、支持板および花茎挿入口がそれぞれ正面視略矩形に形成されると共に、支持板の側縁に花茎挿入口の内縁が平行となる姿勢で支持板に花茎挿入口が配置され、張出片が花茎挿入口の四辺の内縁からそれぞれ内方へ張り出されるので、花梱包箱がいずれの方向へ横姿勢とされた場合でも、切り花の花茎を張出片の表面によって面で支持する状態を確実に形成できる。
請求項6記載の花立てスタンドによれば、請求項5記載の花立てスタンドの奏する効果に加え、張出片には、その張出片を対向板側へ折れ曲がりやすくする折り目が花茎挿入口の内縁に平行に複数並設されるので、花茎挿入口に挿入される切り花の数に応じて、張出片を追従させることができる。よって、切り花の花茎を張出片の表面によって面で支持できる。
請求項7記載の花立てスタンドによれば、請求項1から6のいずれかに記載の花立てスタンドの奏する効果に加え、支持板および対向板の差し込み孔に一対の脚板の突片がそれぞれ差し込まれた状態(組立状態)では、一対の脚板の対向間隔が背板から離間するほど大きくされるので、支持板および対向板と一対の脚板との相対位置を固定しやすくでき、自立姿勢を安定化できる。
請求項8記載の花立てスタンドによれば、請求項1から7のいずれかに記載の花立てスタンドの奏する効果に加え、本体部材は、背板に開口形成される把持用開口を備えるので、把持用開口を利用して本体部材を把持でき、吸水袋を持つ必要がないので、運搬や花梱包箱へ組み込む際に、吸水袋から水があふれることを抑制できる。
また、把持用開口は、背板に形成される、即ち、支持板、対向板および一対の脚板が連結される第1折曲部、第1折曲部および一対の第3折曲部に取り囲まれた領域に形成されるので、本体部材の剛性の高い部分を持ち手とすることができる。よって、花立てスタンドを安定した姿勢で運搬できる。
請求項9記載の梱包ユニットによれば、花梱包箱が、底板と、その底板に所定間隔を隔てて対向する天板と、それら底板および天板を連結する側板と、切り込みにより側板から区画されると共に花立てスタンドが収容される収容空間へ突出可能に形成される係止片とを備え、花立てスタンドの対向板側が花梱包箱の底板に載置される姿勢で花立てスタンドが収容空間に収容された状態では、収容空間へ突出された係止片が花立てスタンドの支持板に係合可能とされるので、梱包ユニット(花梱包箱)が横姿勢とされた状態で運搬が行われる場合に、加速や減速に伴って花立てスタンドが花梱包箱の収容空間において天板へ向けて移動することを抑制できる。
(a)は、第1実施形態における花立てスタンドの正面斜視図であり、(b)は、花立てスタンドの背面斜視図である。 本体部材の展開図である。 (a)は、花梱包箱に花立てスタンドが組み込まれる前の状態における梱包ユニットPUの正面斜視図であり、(b)は、花梱包箱に花立てスタンドが組み込まれた状態における梱包ユニットの正面斜視図である。 縦姿勢で載置された梱包ユニットの断面図である。 横姿勢で載置された梱包ユニットの断面図である。 第2実施形態における本体部材の展開図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を参照して第1実施形態における花立てスタンド100の全体構成について説明する。
図1(a)は、第1実施形態における花立てスタンド100の正面斜視図であり、図1(b)は、花立てスタンド100の背面斜視図である。図2は、本体部材1の展開図である。なお、図1(a)では、図面を簡素化して、理解を容易とするために、給水袋90が二点鎖線を用いて模式的に図示される。
図1に示すように、花立てスタンド100は、柔軟性を有する給水袋90と、その給水袋90の袋口が連通される花茎挿入口21を有すると共に段ボールを折り曲げて形成される本体部材1とを備え、後述するように、花梱包箱200に収容され(組み込まれ)、切り花の花茎STの基端を本体部材1の花茎挿入口21から給水袋内90に挿入した状態で使用される(図4及び図5参照)。
図1及び図2に示すように、本体部材1は、正面視略矩形の背板10と、その背板10に支持板折曲辺71を介して連結され、正面視略矩形の花茎挿入口21が開口形成されると共に給水袋90が取り付けられる支持板20と、支持板折曲辺71と対向する対向板折曲辺72を介して背板10に連結される対向板30と、対向する一対の脚板折曲辺73を介して背板10に連結され、組み立て状態では支持板20及び対向板30の対向間に配置される一対の脚板40とを備える。
本体部材1は、支持板20における背板10側の側縁(第1連結辺74)と一対の脚板40における背板10側の側縁(第2連結辺75)との間をそれぞれ連結する正面視略三角形の一対の連結板50aと、対向板30における背板10側の側縁(第1連結辺74)と一対の脚板40における背板10側の側縁(第2連結辺75)との間をそれぞれ連結する正面視略三角形の一対の連結板50bとを備える。
本実施形態では、支持板20及び対向板30の幅寸法(図2左右方向寸法)が略同一に設定されると共に、これら支持板20及び対向板30の幅寸法が背板10の幅寸法(図2左右方向寸法)よりも大きな寸法に設定され、支持板20及び対向板30の側縁(図2右側および左側の側縁であって第1連結辺74を除く部分)と連結板50a,50bの側縁とが一直線上に配置とされる。
支持板折曲辺71は、背板10と支持板20との間の折り曲げ部分であり、対向板折曲辺72は、背板10と対向板30との間の折り曲げ部分であり、脚板折曲辺73は、背板10と脚板40との間の折り曲げ部分であり、第1連結辺74は、支持板20又は対向板30と連結板50a,50bとの間の折り曲げ部分であり、第2連結辺75は、脚板40と連結板50a,50bとの間の折り曲げ部分である。
これら支持板折曲辺71、対向板折曲辺72、脚板折曲辺73、第1連結辺74及び第2連結辺75には、図2に示す展開状態において、折り目が形成され、これら各辺71〜75が折り曲げやすくされる。なお、本実施形態では、脚板折曲辺73、第1連結辺74及び第2連結辺75には、ミシン目(所定の間隔を隔てて連続する小孔)が形成される。よって、背板10の対向する二辺(脚板折曲辺73)を折り曲げて一対の脚板40を形成する(支持板20及び対向板30の対向間に配置する)際には、その折り曲げに伴って、第1連結辺74及び第2連結辺75を折り曲げやすくできる。
ここで、本体部材1を箱状に形成するために、支持板折曲辺71、対向板折曲辺72、脚板折曲辺73、第1連結辺74及び第2連結辺75を折り曲げる際には、それら各辺71〜75の交差部分に変形が集中し、折り曲げが阻害されるおそれがあるところ、本体部材1は、支持板折曲辺71、対向板折曲辺72、脚板折曲辺73、第1連結辺74及び第2連結辺75が交差する部分に正面視円形に開口形成される交差部開口60を備える。よって、交差部開口60の空間内へ素材(段ボール)を受け入れて、各辺71〜75の折り曲げを許容しやすくできる。
本体部材1は、一対の脚板40の側縁のうちの支持板20に対面する側の側縁(図2上側の側縁)からそれぞれ突設される一対の突片41と、一対の脚板40の側縁のうちの対向板30に対面する側の側縁(図2下側の側縁)からそれぞれ突設される一対の突片42と、それら突片41,42がそれぞれ差し込み可能に支持板20及び対向板30に開口形成される差し込み孔23,33とを備える。よって、組み立て状態では、支持板20及び対向板30と一対の脚板40との相対位置を固定できるので、花立てスタンド100の自立姿勢を安定化できる。
ここで、差し込み孔23,33は、正面視長方形の開口として形成される開口部23a,33aと、その開口部23a,33aの長手方向端部(背板10側の端部)に連設され正面視円弧状に湾曲するスリット(切れ目)として形成されるスリット部23b,33bとからなる。一方、突片41,42は、脚板40との接続部分となる基部の一側(背板10側)に正面視コ字状の切り込み41a,42aが凹設(凹欠)される。
開口部23a,33aの幅寸法(開口部23a,33aの長手方向に直交する方向の寸法)及び切り込み41a,42aの幅寸法(図2上下方向寸法)は、本体部材1(段ボール)の厚み寸法(図2紙面垂直方向寸法)と略同等とされる。また、スリット部23b,33bの長さ寸法(開口部23a,33aの長手方向に沿う方向の寸法)は、切り込み41a,42aの凹設深さ(図2左右方向寸法)と略同等とされる。
よって、差し込み孔23,33に突片41,42を差し込んだ状態では、差し込み孔23,33のスリット部23b,33b近傍の段ボールを、切り込み41a,42aの凹設部分に挟み込ませることができる。これにより、支持板20及び対向板30と脚板40との相対位置を強固に固定できるので、給水袋90に注水する際に(図3(a)参照)、給水袋90が一方の脚板40へ寄り掛かった場合でも、花立てスタンド100が傾倒することを抑制できる。また、花立てスタンド100を作業者が運搬する際に、差し込み孔23,33から突片41,42が抜け出ることを抑制できる。
本体部材1は、背板10に開口形成される把持用開口11を備える。把持用開口11は、横長(即ち、支持板折曲辺71に沿う方向に長い)長穴形状に形成され、支持板折曲辺71と所定間隔を隔てた位置に配置される。よって、花立てスタンド100を運搬する際や花梱包箱200(図3参照)へ組み込む際には、第二指から第五指(人差し指、中指、薬指、小指)のいずれか又は全てを把持用開口11に挿入しつつ、第一指(親指)で支持板20の上面を押さえて、花立てスタンド100を持つ(把持する)ことができる。これにより、給水袋90を持つ必要がないので、花立てスタンド100を運搬する際や花梱包箱200へ組み込む際に、給水袋90から水があふれることを抑制できる。
この場合、把持用開口11は、背板10に形成される。即ち、背板10から支持板20を折り曲げる一辺(支持板折曲辺71)と、背板10から対向板30を折り曲げる一辺(対向板折曲辺72)と、背板10から一対の脚板40を折り曲げる二辺(脚板折曲辺73)とに囲まれた領域に把持用開口11が形成されるので、本体部材1の剛性の高い部分を持ち手とすることができる。よって、把持用開口11を把持した場合に、花立てスタンド100を安定した姿勢で運搬できる。
なお、把持用開口11と支持板折曲辺71との間の間隔(図2上下方向寸法)は、花立てスタンド100の持ちやすさを考慮して、略10mmから略150mmの間の寸法に設定されることが好ましい。本実施形態では、把持用開口11と支持板折曲辺71との間の間隔(図2上下方向寸法)が30mmに設定される。
本体部材1は、背板10の対向板30側の側縁から突設される嵩上げ片12を備える。嵩上げ片12は、正面視コ字状の切り込み31により対向板30から区画され、対向板折曲辺72が分断された部分(背板10の幅方向(図2左右方向)略中央)において背板10の側縁に連結される。よって、背板10に対して対向板30を折り曲げる(対向板折曲辺72を折り曲げる)のみで、嵩上げ片12を対向板30側に突出させることができる(図1(b)参照)。
ここで、本実施形態では、対向板折曲辺72から嵩上げ片12の突設先端までの寸法である突設寸法t1と、対向板折曲辺72から突片42の突設先端までの寸法である突設寸法t2とが略同一に設定されるので(図2参照)、組立状態において、突片42と嵩上げ片12とを接地させることができる。
即ち、嵩上げ片12が形成されず、突片42と対向板折曲辺72(背板10と対向板30との稜線部分)とが接地される場合には、花立てスタンド100の自立姿勢が傾斜するところ、嵩上げ片12が形成されることで、花立てスタンド100の略垂直な自立姿勢を形成できる。よって、後述するように、花梱包箱200が横姿勢と縦姿勢との間で姿勢変化される際に、花立てスタンド100が花梱包箱200の中でがたつくことを抑制できる(図4及び図5参照)。
また、本実施形態では、支持板折曲辺71からその支持板折曲辺71に対向する支持板20の側縁(図2上側の側縁)までの寸法t3と、対向板折曲辺72からその対向板折曲辺72に対向する対向板30の側縁(図2下側の側縁)までの寸法t4とが略同一に設定される。
よって、組立状態において、これら支持板20及び対向板30の側縁を接地させた場合に、花立てスタンド100略垂直な自立姿勢を形成できる。よって、後述するように、花梱包箱200が横姿勢と縦姿勢との間で姿勢変化される際に、花立てスタンド100が花梱包箱200の中でがたつくことを抑制できる(図4及び図5参照)。
本体部材1は、花茎挿入口21の内縁(各辺)からそれぞれ内方へ張り出される4枚の張出片22を備える。よって、花茎挿入口21に挿入された切り花の花茎STを張出片22の表面によって面で支持することができる(図3(b)、図4及び図5参照)。よって、張出片22を有さず、花茎挿入口の内縁で花茎STを直接支持する場合と比較して、花茎STが損傷することを抑制できる。
ここで、花茎挿入口21は、上述したように、正面視略矩形に形成され、その花茎挿入口21の内縁(4辺)を支持板20の側縁(4辺)に平行とする姿勢で配置される。この場合、張出片22は、花茎挿入口21の四辺の内縁からそれぞれ内方へ張り出される。よって、後述するように、花梱包箱200がいずれの方向へ横姿勢とされた場合でも、切り花の花茎STを張出片22の表面によって面で支持する状態を確実に形成できる(図5参照)。
また、花茎挿入口21は、背板10側に偏って配設される。即ち、花茎挿入口21の背板10側(図2下側)の内縁と支持板20の背板10側(図2下側)の側縁との間の間隔に対して、花茎挿入口21の背板10と反対側(図2上側)の内縁と支持板20の背板10と反対側(図2上側)の側縁との間の間隔が大きな間隔に設定される。これにより、後述するように、花梱包箱200が横姿勢とされた場合に(図5参照)、吸水袋90内の水面から花茎挿入口21の内縁までの距離を確保して、給水袋90内の水が花茎挿入口21から花梱包箱200内へこぼれ出るすることを抑制できる。併せて、花立てスタンド100及び花梱包箱200の大型化を抑制できる。
張出片22には、組み立て状態において、その張出片22を対向板30側へ折れ曲がりやすくする折り目22aが花茎挿入口21の内縁に平行に複数並設される。よって、花茎挿入口21に挿入される切り花の数(花茎ST全体の外形)に応じて、張出片22を追従させることができる。よって、切り花の花茎STを張出片22の表面によって面で支持できる(図4及び図5参照)。
特に、本実施形態では、花茎挿入口21が横長の形状(長方形状)に形成されるため、複数の切り花を束ねたものを2束挿入する際には、花茎挿入口21の長手方向(図2左右方向)に沿って2束を横並びに並設させることができ、各束の花茎STの損傷を効果的に抑制できる。
なお、本実施形態では、花茎挿入口21の長辺となる内縁に連結される張出片22には、2本の折り目22aが形成され、花茎挿入口21の短辺となる内縁に連結される張出片22には、4本の折り目22aが形成される。また、花茎挿入口21の内縁(支持板20)と張出片22との連結部分にも折り目22aが形成される。
この場合、花茎挿入口21の短辺となる内縁に連結される張出片22の折り目22aは、張出片22の張り出し先端から1本目の折り目22aまでの距離が、折り目22aどうしの間隔よりも大きくされる。これにより、花茎挿入口21に切り花を挿入する際には、その挿入動作に伴って、上述した短辺に連結される側の張出片22を対向板30側へ折れ曲がりやすくできると共に、挿入した切り花を抜き取る際には、上述した短辺に連結される側の張出片22の先端を切り花の花茎STに引っ掛かり難くして、花茎STの損傷を抑制できる。
張出片22は、張り出し先端側ほど(即ち、花茎挿入口21の内縁から離れるほど)幅が小さくされる形状に形成される。よって、例えば、張出片22の幅が等幅とされる場合と比較して、隣接する張出片22との間の隙間を小さくできる。よって、その分、花茎挿入口21の内縁に配設される張出片22全体(本実施形態では4枚の張出片22)の面積を大きくして、より多くの花茎STを面で支持できる。
なお、本実施形態では、張出片22の形状が、花茎挿入口21の内縁の略中心位置から花茎挿入口21の内縁の角部(長辺と短辺とが交わる位置)へ向けて放射直線状に延びる4本の直線(スリット)により花茎挿入口21を分断(区画)した形状に形成される。
この場合、張出片22は、その張り出し先端側が直線状に分断され、正面視台形に形成される。そのため、花茎挿入口21の内縁の略中心位置(張出片22の張り出し先端側)には、正面視矩形の開口が形成される。これにより、花茎挿入口21に挿入した切り花を抜き取る際に、張出片22の先端を切り花の花茎STに引っ掛かり難くして、花茎STの損傷を抑制できる。
次いで、花立てスタンド100を組み立てる方法について説明する。花立てスタンド100の組み立ては、図2に示す状態から、背板10の対向する二辺(脚板折曲辺73)を折り曲げて、一対の脚板40を互いに近接する方向へ変位させる。この変位に伴って、第2連結辺75が谷折りとなる方向(折り目の線が内側に隠れる方向)に折り曲げられることで、第1連結辺74が山折りとなる方向(折り目の線が外側となる方向)に折り曲げられ、これにより、支持板折曲辺71及び対向板折曲辺72が折り曲げられて、支持板20及び対向板30が脚板40へ近接する方向へ傾倒される。即ち、一対の脚板40の変位に支持板20及び対向板30が追従される。
支持板20及び対向板30の対向間に一対の脚板40が到達されると、支持板20及び対向板30の差し込み孔23,33に突片41,42が対面されるので、その後は、支持板20及び対向板30を互いの対向方向(近接する方向)へ向けて押し込むのみで、突片41,42を差し込み孔23,33へ差し込むことができる。
このように、支持板20、対向板30及び一対の脚板40の4枚をそれぞれ別々に折り曲げる必要がなく、右手および左手で左右から一対の脚板40を互いに近接する方向へ変位させれば(折り曲げれば)、支持板20及び対向板30が追従されるので、花立てスタンド100を効率的に組み立てることができる。また、支持板20及び対向板30の対向間となる位置まで一対の脚板40を変位させれば、脚板40を操作する手を放しても、その状態が維持されるので、突片41,42を差し込み孔23,33へ差し込む操作を両手で行うことができ、この点からも、花立てスタンド100を効率的に組み立てることができる。
なお、組み立て状態では、一対の脚板40の対向間隔が、背板10(脚板折曲辺73)から離間するほど大きくされる。即ち、背板10と反対側(即ち、開口(開放部分)が形成される側)ほど一対の脚板40の対向間隔を大きくするので、花立てスタンド100の自立姿勢を安定化できる。
次いで、図3から図5を参照して、花立てスタンド100及び花梱包箱200からなる梱包ユニットPUの使用方法について説明する。
図3(a)は、花梱包箱200に花立てスタンド100が組み込まれる前の状態における梱包ユニットPUの正面斜視図であり、図3(b)は、花梱包箱200に花立てスタンド100が組み込まれた状態における梱包ユニットPUの正面斜視図である。
図3(a)に示すように、花梱包箱200は、底板210と、その底板210に所定間隔を隔てて対向する天板220と、それら底板210及び天板220を連結する側板230a〜230eと、内側蓋240a,240bとを備え、切り花を長手方向(図3(a)上下方向)に沿わせて収容可能な細長い箱状(長方形)に形成される。
また、花梱包箱200は、係止片232を備える。側板230dと側板230eとには、それらの稜線と略直交する方向に直線状に延設されると共に稜線を分断するスリット(切れ目)としての切り込み231が2本形成されており、これら2本の切り込み231により側板230d及び側板230eから区画された部分が係止片232とされる。
よって、後述するように、花梱包箱200の閉封後、外部から押し込むことで、係止片232を内部(花立てスタンド100が収容される花梱包箱200の収容空間)へ突出させることができる(図4(a)及び図4(b)参照)。
上述のように花立てスタンド100を組み立てた後は、その花立てスタンド100を、例えば、作業台に設置する。作業台に設置された花立てスタンド100は、自立するので、花茎挿入口21から給水袋90内への注水を行う。
上述したように、花立てスタンド100は、支持板20及び対向板30の対向間に一対の脚板40が配置されると共に、差し込み孔23,33に突片41,42がそれぞれ差し込まれることで、支持板20を、背板10及び一対の脚板40によって三方から支えることができると共に、かかる状態を強固に維持することができる。よって、従来品のように、折り曲げ部分を基点として本体部材1が傾倒することを抑制でき、注水の際の花立てスタンド100の自立姿勢を安定化できる。
また、上述したように、対向板30の底面側から突片42と嵩上げ片12とが略同一の突設寸法で突設されるので、花立てスタンド100を垂直な自立姿勢とできる。よって、給水袋90に注水された水の重みを受けて花立てスタンド100が倒れることを抑制できる。
給水袋90内への注水が完了した後は、図3(a)に示すように載置面G(図4参照)に設置した花梱包箱200へ花立てスタンド100を組み込み、切り花の花茎STの基端を花茎挿入口21から給水袋90内に挿入し、花梱包箱200を閉封する。これにより、給水袋90内の水分を吸水可能な状態で切り花を輸送することができる。
花梱包箱200へ花立てスタンド100を組み込む際には、上述したように、給水袋90を持って水があふれることが無いように、背板10の把持用開口11を把持することで行われる。よって、花立てスタンド200は、図3(b)に示すように、背板10が花梱包箱200の開放側に対面する(即ち、支持板20及び対向板30の背板10と反対側の側縁が花梱包箱200の側板230c側に対面する)姿勢で花梱包箱200に組み込まれる。
なお、花梱包箱200の閉封は、内側蓋240a,240bを閉じた後、側板230eを閉じ、その側板230eの上に側板230aを重ね合わせ、例えば、ガムテープや接着剤、ステープラーなどの封止手段により封止することで行われる。
図4は、縦姿勢で載置された梱包ユニットPUの断面図であり、図5は、横姿勢で載置された梱包ユニットPUの断面図である。なお、図4の縦姿勢は、花梱包箱200の底板210が載置面Gに載置された状態であり、図5の横姿勢は、花梱包箱200の側板230cが載置面Gに載置された状態である。
図4及び図5に示すように、花梱包箱200が閉封された梱包ユニットPUは、図4に示す縦姿勢または図5に示す横姿勢で運搬される。この場合、花立てスタンド100には、上述したように、背板10から嵩上げ片12が突片42と同方向に突設されるので、突片42と嵩上げ片12との底板210への接地により、図4に示す縦姿勢において、花立てスタンド100を略垂直な姿勢で自立させることができる。
また、花立てスタンド100は、上述したように、背板10(支持板折曲辺71)から支持板20の側縁(図4左側)までの寸法t3と、背板10(対向板折曲辺72)から対向板30の側縁(図4左側)までの寸法t4とが略同一に設定されるので(図2参照)、これらの側縁の側板230cへの接地により、図5に示す横姿勢において、花立てスタンド100を略垂直な姿勢で自立させることができる。
よって、花梱包箱200が図4に示す縦姿勢から図5に示す横姿勢へ横倒しにされる際、或いは、図5に示す横姿勢から図4に示す縦姿勢に起立される際に、花立てスタンド100が花梱包箱200の中でがたつくことを抑制できる。
上述したように、花梱包箱200には、係止片232が内部に突出可能に形成される。この場合、花梱包箱200の底板210と係止片232との間の間隔(図5左右方向における間隔)は、花立てスタンド100の高さ寸法(嵩上げ片12の突設先端から支持板20の上面までの寸法(図5左右方向寸法))と同等または若干大きく設定される。
よって、花立てスタンド100がその対向板30側を花梱包箱200の底板210に載置した姿勢で花梱包箱200に収容された状態では、花梱包箱200の内部(収容空間)へ突出された係止片232の側縁を花立てスタンド100の支持板20の上面に対面させることができる。即ち、両者を係合可能に配置することができる。
従って、梱包ユニットPUが図5に示す横姿勢とされた状態で運搬が行われ、運搬車両の加速や減速に伴って花立てスタンド100が花梱包箱200の天板220側(図5左側)へ向けて移動される場合には、係止片232を花立てスタンド100の支持板20に係合させて、花立てスタンド100が天板220側へ移動することを抑制できる。その結果、切り花を損傷させることなく安全に運搬できる。
なお、係止片232は、上述したように、側板230dと側板230eとの間の稜線と略直交する方向に直線状に延設される2本の切り込み231により区画されて形成されるので、係止片232を突出させるための素材の折り曲げ方向と直交する方向において、係止片232と花立てスタンド200(支持板20)とを係合させることができる。よって、運搬車両の加速や減速に伴う花立てスタンド200の移動を係止片232で規制する際に、かかる係止片232が折れ曲がることを抑制できる。
次いで、図6を参照して、第2実施形態における花立てスタンドについて説明する。図6は、第2実施形態における本体部材201の展開図である。なお、上述した第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6に示すように、第2実施形態における花立てスタンドの本体部材201は、支持板20に開口形成される花茎挿入口21が正面視八角形とされ、その花茎挿入口21の内縁(各辺)から内方へ張り出される張出片22が8枚とされる。張出片22には、折り目22aが、花茎挿入口21の内縁に平行であって、隣接する張出片22に一致する位置に複数(本実施形態では4本)が並設される。また、花茎挿入口21の内縁(支持板20)と張出片22との連結部分にも折り目22aが形成される。よって、8枚の張出片22全体には、花茎挿入口21の内縁と相似形の八角形が折り目22aによって複数形成される。
これにより、挿入される切り花の数(花茎ST全体の外形)の大小に応じて、張出片22を追従させ、切り花の花茎STを張出片22の表面によって面で支持できる。即ち、本実施形態は、複数の切り花を束ねたものを1束挿入する形態に適し、その束の外形の大小に関わらず、花茎STの損傷を効果的に抑制できる。
本実施形態では、花茎挿入口21の内縁(八角形形状)の略中心位置から花茎挿入口21の内縁の角部(各辺が交わる位置)へ向けて放射直線状に延びる8本の直線(スリット)により花茎挿入口21を分断(区画)した形状に張出片22が形成される。即ち、張出片22が正面視台形に形成される。よって、隣接する張出片22との間の隙間を小さくでき、その分、花茎挿入口21の内縁に配設される張出片22全体(8枚の張出片22)の面積を大きくできる。従って、より多くの花茎STを張出片22により面で支持しやすくできる。
この場合、張出片22の折り目22aは、張出片22の先端側に位置するものほど間隔が広くされる。本実施形態では、張出片22の張り出し先端から1本目の折り目22aまでの距離と、1本目から2本目までの距離とが、他の折り目22aどうしの間隔よりも大きくされる。これにより、花茎挿入口21に切り花を挿入する際には、その挿入動作に伴って張出片22を対向板30側へ折れ曲がりやすくできると共に、挿入した切り花を抜き取る際には、張出片22の先端を切り花の花茎STに引っ掛かり難くして、花茎STの損傷を抑制できる。
また、張出片22は、その張り出し先端側が直線状に分断され、正面視台形に形成される。そのため、花茎挿入口21の内縁の略中心位置(張出片22の張り出し先端側)には、正面視八角形の開口が形成される。これにより、花茎挿入口21に挿入した切り花を抜き取る際に、張出片22の先端を切り花の花茎STに引っ掛かり難くして、花茎STの損傷を抑制できる。
本実施形態の支持板20及び対向板30には、背板10と反対側の側縁に、突片41,42と同一の形状で凹設される凹部25,35がそれぞれ凹設される。本体部材201は、1枚の打ち抜き素材から複数枚が図6に示す展開図の如く打ち抜かれる。よって、打ち抜き素材において、一の本体部材201の凹部25,35に他の本体部材201の突片41,42を受け入れさせておくことで、その分、打ち抜き素材の寸法を小さくでき、かかる打ち抜き素材に必要とされる面積を抑制できる。言い換えると、一枚の打ち抜き素材からの本体部材201の取り個数を多くできる。
ここで、本実施形態では、対向板折曲辺72から嵩上げ片12の突設先端までの寸法である突設寸法t201と、対向板折曲辺72から突片42の突設先端までの寸法である突設寸法t202とが略同一に設定されると共に、支持板折曲辺71からその支持板折曲辺71に対向する支持板20の側縁までの寸法t203と、対向板折曲辺72からその対向板折曲辺72に対向する対向板30の側縁までの寸法t204とが略同一に設定される。よって、上述した第1実施形態の場合と同様に、花梱包箱が横姿勢と縦姿勢との間で姿勢変化される際に、花立てスタンドが花梱包箱の中でがたつくことを抑制できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記各実施形態では、支持板20及び対向板30と一対の脚板40との間を連結板50a,50bにより連結する構成を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、連結板50a,50bの形成を省略しても良い。
上記各実施形態では、支持板20の幅寸法(図2左右方向寸法)が背板10の幅寸法(図2左右方向寸法)よりも大きくされる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、支持板20の幅寸法は、背板10の幅寸法と同等であっても良く、或いは、背板10の幅寸法よりも小さくされても良い。対向板30の幅寸法についても同様であり、背板10の幅寸法と同等であっても良く、或いは、背板10の幅寸法よりも小さくされても良い。
上記第1実施形態では、支持板20及び対向板30が、幅寸法(図2左右方向寸法)を奥行寸法(図2上下方向寸法)よりも大きくする形状(横長の矩形)に形成され、上記第2実施形態では、支持板20及び対向板30が、幅寸法(図6左右方向寸法)と奥行寸法(図6上下方向寸法)とを略同一とする形状(正方形)に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。背板10及び脚板40についても同様である。即ち、各板10〜40における幅寸法と奥行寸法との比率は、それぞれ任意であり、梱包箱200の形状、花茎挿入口21の形状(即ち、切り花の束数や束の外形)などに応じて適宜設定できる事項である。
上記各実施形態では、花茎挿入口21が多角形(第1実施形態では四角形、第2実施形態では八角形)に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、他の形状に形成することは当然可能である。他の形状としては、例えば、円形、楕円形、長円形、これらと多角形との組み合わせなどが例示される。花茎挿入口21が円形、楕円形、又は、長円形に形成される場合、折り目22aは、花茎挿入口21の内縁に沿って湾曲して形成されても良く、或いは、直線形状に形成されても良い。
上記各実施形態では、係止片232を側板230dと側板230eとの間の稜線部分に形成する場合を説明したが、必ずしもこれに限られない。即ち、係止片232の形成位置は、側板230a,230bの間の稜線部分、側板230b,230cの間の稜線部分、又は、側板230c,230dの間の稜線部分のうちのいずれの位置であっても良い。また、これらの稜線部分の複数箇所に係止片232を形成しても良い。
上記各実施形態では、嵩上げ片12が1箇所に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、2箇所以上に形成されていても良い。
PU 梱包ユニット
100 花立てスタンド
1 本体部材
10 背板
11 把持用開口
12 嵩上げ片
20 支持板
21 花茎挿入口
22 張出片
22a 折り目
23 差し込み孔
30 対向板
31 切り込み
33 差し込み孔
40 脚板
41,42 突片
71 支持板折曲辺(第1折曲部)
72 対向板折曲辺(第2折曲部)
73 脚板折曲辺(第3折曲部)
90 給水袋
t3 寸法(第1折曲部から支持板の側縁までの寸法)
t4 寸法(第2折曲部から対向板の側縁までの寸法)
200 花梱包箱
210 底板
220 天板
230a〜230e 側板
231 切り込み
232 係止片

Claims (9)

  1. 柔軟性を有する給水袋と、その給水袋の袋口が連通される花茎挿入口を有する本体部材とを備え、箱状の花梱包箱に収容され、切り花の花茎の基端を前記本体部材の花茎挿入口から前記給水袋内に挿入した状態で使用される花立てスタンドにおいて、
    前記本体部材は、
    正面視略矩形の背板と、
    その背板に第1折曲部を介して連結され、前記花茎挿入口が開口形成されると共に前記給水袋が取り付けられる支持板と、
    前記第1折曲部と対向する第2折曲部を介して前記背板に連結される対向板と、
    対向する一対の第3折曲部を介して前記背板に連結され、前記支持板および対向板の対向間に配置可能に形成される一対の脚板と、
    それら一対の脚板の対向する側縁からそれぞれ突設される突片と、
    それら突片がそれぞれ差し込み可能に前記支持板および対向板に開口形成される差し込み孔と、を備えることを特徴とする花立てスタンド。
  2. 前記第2折曲部は分断されて形成され、
    前記本体部材は、切り込みにより前記対向板から区画され前記第2折曲部が分断された部分において前記背板の側縁に連結される嵩上げ片を備えることを特徴とする請求項1記載の花立てスタンド。
  3. 前記第1折曲部からその第1折曲部に対向する前記支持板の側縁までの寸法と、前記第2折曲部からその第2折曲部に対向する前記対向板の側縁までの寸法とが略同一に設定されることを特徴とする請求項2記載の花立てスタンド。
  4. 前記本体部材は、前記花茎挿入口の内縁から内方へ張り出されると共に張り出し先端側ほど幅が小さくされる張出片を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の花立てスタンド。
  5. 前記支持板および花茎挿入口がそれぞれ正面視略矩形に形成されると共に、前記支持板の側縁に前記花茎挿入口の内縁が平行となる姿勢で前記支持板に前記花茎挿入口が配置され、
    前記張出片が前記花茎挿入口の四辺の内縁からそれぞれ内方へ張り出されることを特徴とする請求項4記載の花立てスタンド。
  6. 前記張出片には、その張出片を前記対向板側へ折れ曲がりやすくする折れ目が前記花茎挿入口の内縁に平行に複数並設されることを特徴とする請求項5記載の花立てスタンド。
  7. 前記支持板および対向板の差し込み孔に前記一対の脚板の突片がそれぞれ差し込まれた状態では、前記一対の脚板の対向間隔が前記背板から離間するほど大きくされることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の花立てスタンド。
  8. 前記本体部材は、前記背板に開口形成される把持用開口を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の花立てスタンド。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の花立てスタンドと、その花立てスタンドを収容する箱状の花梱包箱とを備え、
    前記花梱包箱は、底板と、その底板に所定間隔を隔てて対向する天板と、それら底板および天板を連結する側板と、切り込みにより前記側板から区画されると共に前記花立てスタンドが収容される収容空間へ突出可能に形成される係止片と、を備え、
    前記花立てスタンドの対向板側が前記花梱包箱の底板に載置される姿勢で前記花立てスタンドが前記収容空間に収容された状態では、前記収容空間へ突出された係止片が前記花立てスタンドの支持板に係合可能とされることを特徴とする梱包ユニット。
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