JP6141147B2 - ハーネス保護部材 - Google Patents

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Description

本発明は、壁板に貫通形成されたハーネス挿通孔に嵌合装着するハーネス保護部材に関する。
図10〜図13は、壁板に貫通形成されたハーネス挿通孔のエッジによってワイヤハーネスが傷つくことを防止するための従来の対応を示したものである。
図10は、壁板101に貫通形成されたハーネス挿通孔110の縁111を裏側に折り返すヘミング加工によって、ハーネス挿通孔110のエッジ112がワイヤハーネスに当たらないようにしたものである。なお、図10〜図12に示す矢印A1は、ワイヤハーネスの挿通方向を示している。
図11は、壁板101に貫通形成されたハーネス挿通孔110の縁111を筒状に押し広げるバーリング加工によって、ハーネス挿通孔110のエッジ112がワイヤハーネスに当たらないようにしたものである。
図12は、壁板101に貫通形成されたハーネス挿通孔110のエッジ112はそのままにして、ワイヤハーネス120に保護シート130を被せてワイヤハーネス120の挿通を行い、挿通時におけるワイヤハーネス120の傷つきを防止するものである。
図13は、ワイヤハーネスの保護のために、壁板101に貫通形成されたハーネス挿通孔110に嵌合装着されるハーネス保護部材200を示したものである。
このハーネス保護部材200は、下記特許文献1に開示されたもので、樹脂による一体成形品である。このハーネス保護部材200は、ハーネス挿通孔110の周縁部に重なる環状のリング部210と、該リング部210からハーネス挿通孔110の貫通方向に突出してリング部210をハーネス挿通孔110の周縁に固定する複数の係止片220と、リング部210に可撓性ヒンジ部230を介して一体形成された2つの閉止板240と、を備えている。
閉止板240は、可撓性ヒンジ部230により矢印A2方向に開閉可能で、閉じると、外周部がリング部210の上に重なり、ハーネス挿通孔110の上を覆う。また、閉止板240は、中央部にワイヤハーネスを挿通する半円状の孔部241を備える。また、孔部241よりも外径の大きなワイヤハーネスも挿通可能にするために、閉止板240には、孔部241から径方向に延びたスリット242が形成されている。
特開2009−237496号公報
ところが、図10及び図11の対応では、1つのハーネス挿通孔110毎に個別に加工が必要で、しかも加工自体に手間がかかるため、量産によりコスト低減を図ることができないという問題があった。
また、図10及び図11の対応では、孔の縁に充分な厚みを持たせることが難しい。そのため、孔の縁に充分な厚みを付与して、孔の縁にワイヤハーネスが当たったときにワイヤハーネスが受ける負担を軽減することが難しいという問題もあった。
また、図12の対応では、ハーネス挿通孔110にワイヤハーネス120を挿通した後に保護シート130が外されると、ワイヤハーネス120がハーネス挿通孔110のエッジ112に直接当たる状態となって、エッジ112がワイヤハーネス120を傷つけるおそれがあった。
また、貫通させるワイヤハーネス120の長さが長いほど、保護シート130を長くする必要があり、作業性の悪化、コスト増加のおそれがある。
また、図13に示した特許文献1のハーネス保護部材200は、ハーネス挿通孔110のエッジ112の部分は特に覆っておらず、壁板101のリング部210が重なる側とは逆側の面では、ハーネス挿通孔110のエッジ112が露出しており、エッジ112とワイヤハーネスとの接触によるワイヤハーネスの損傷を引き起こすおそれがあった。
更に、特許文献1のハーネス保護部材200は、閉止板240に多数のスリット242が形成されているため、防水性を確保することができないという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、エッジがワイヤハーネスに接触することを確実に防止すると同時に、ハーネス挿通孔の縁に充分な厚みを付与して、ワイヤハーネスに対して高い保護性能を確保することができ、また、量産によるコスト低減を図ることができるハーネス保護部材を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)ハーネス挿通孔が貫通形成された壁板の一方の側から前記ハーネス挿通孔に嵌合装着される樹脂製の第1の環状部材と、該第1の環状部材の内側に嵌合装着される樹脂製の第2の環状部材と、を備え、
前記第1の環状部材は、前記ハーネス挿通孔の周縁に重なるリング状の第1フランジ部と、該第1フランジ部の内周から前記ハーネス挿通孔の貫通方向に延出して前記ハーネス挿通孔の内周面を覆う第1筒状部と、該第1筒状部の周方向に離間した複数箇所において前記第1筒状部の先端から前記壁板の表面に沿って突出して前記第1フランジ部との間で前記ハーネス挿通孔の周縁を挟持して前記壁板への固定を果たす複数の第1係止突起と、隣り合う前記第1係止突起間となる前記第1筒状部上の領域において周方向に所定の長さを切除した筒部切欠部と該筒部切欠部に連ねて前記第1フランジ部の内周側の領域を切り欠いて前記第1フランジ部の下の壁板を露呈させたフランジ切欠部と、を備えた複数の相手部材用切欠部と、を備え、
前記フランジ切欠部に露呈している前記壁板に、前記第2の環状部材を構成部品として含むグロメットを装着可能であることを特徴とするハーネス保護部材。
(2)前記筒部切欠部及びフランジ切欠部の周方向の幅寸法は、ハーネス挿通孔に挿通される電線の外径よりも小さく設定されていることを特徴とする上記(1)に記載のハーネス保護部材。
(3)前記第2の環状部材は、前記壁板の他方の側から前記ハーネス挿通孔の周縁に重なるリング状の第2フランジ部と、該第2フランジ部の内周から前記ハーネス挿通孔の貫通方向に延出して前記第1筒状部の内側に嵌合する第2筒状部と、該第2筒状部の先端で前記フランジ切欠部に対応する位置から前記フランジ切欠部に露呈している前記壁板の表面に沿って突出して前記第2フランジ部との間で前記ハーネス挿通孔の周縁を挟持して前記壁板への固定を果たす複数の第2係止突起と、を備えて前記グロメットのグロメットインナー部材を構成し、
前記グロメットは、前記第2の環状部材に装着されて前記ハーネス挿通孔を閉塞するグロメットアウター部材を構成部品として含み、
前記グロメットの前記第2の環状部材が前記壁板に係止される
ことを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のハーネス保護部材。
上記(1)の構成によれば、ハーネス保護部材を構成する第1の環状部材は、樹脂製であるため、量産によってコスト低減を図ることができる。また、壁板に形成されたハーネス挿通孔の内周のエッジ部分は、第1の環状部材の第1筒状部で覆われる。従って、グロメット(グロメットインナー部材とグロメットアウター部材とを組み合わせたもの)をハーネス挿通孔に装着する時に、長さ方向に移動するワイヤハーネスがエッジに接触することを確実に防止することができ、エッジの接触によるワイヤハーネスの傷つきを確実に防止することができる。
上記(2)の構成によれば、第1フランジ部の筒部切欠部及びフランジ切欠部の周方向の長さが、ハーネス挿通孔を挿通する電線の外径よりも小さく設定されている。そのため、例えば、グロメット装着時にワイヤハーネスがハーネス挿通孔のエッジに対し長さ方向に移動する際に、筒部切欠部及びフランジ切欠部に露呈するハーネス挿通孔のエッジに電線が接触することを防止することができる。
上記(3)の構成によれば、グロメットをハーネス挿通孔に確実に固定することができ、グロメットによりハーネス挿通孔を確実に防水することができる。
本発明によるハーネス保護部材によれば、グロメット装着時(ワイヤハーネス挿通時)に、エッジがワイヤハーネスに接触することを確実に防止すると共に、量産によるコスト低減を図ることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係るハーネス保護部材の一実施形態の使用状態を示す斜視図である。 図2は図1に示した第1の環状部材が壁板のハーネス挿通孔に取り付けられた状態の斜視図である。 図3は図2のB−B線に沿う断面図である。 図4は壁板のハーネス挿通孔に第1の環状部材とグロメットインナー部材とが取り付けられた状態の斜視図である。 図5は図4に示した取り付け状態を、壁板の同一側で別の角度から視た斜視図である。 図6は図4に示した取り付け状態を、壁板の裏側から視た斜視図である。 図7はグロメットを第1の環状部材に装着した状態の斜視図である。 図8はグロメットを第1の環状部材に装着した状態を図7と反対側から視た状態の斜視図である。 図9はグロメットを第1の環状部材に装着した状態の部分断面図である。 図10は従来のハーネス挿通孔のワイヤハーネス保護構造の説明図である。 図11は従来のハーネス挿通孔のワイヤハーネス保護構造の別の例の説明図である。 図12は従来のハーネス挿通孔に対するワイヤハーネス保護の別の例の説明図である。 図13は従来のハーネス保護部材の斜視図である。
以下、本発明に係るハーネス保護部材の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図9は本発明に係るハーネス保護部材の一実施形態を示したもので、図1は本発明の一実施形態のハーネス保護部材の使用状態を示す斜視図、図2は図1に示した第1の環状部材が壁板のハーネス挿通孔に取り付けられた状態の斜視図、図3は図2のB−B線に沿う断面図、図4は壁板のハーネス挿通孔に第1の環状部材とグロメットインナー部材とが取り付けられた状態の斜視図、図5は図4に示した取り付け状態を、壁板の同一側で別の角度から視た斜視図、図6は図4に示した取り付け状態を、壁板の裏側から視た斜視図、図7はグロメットを第1の環状部材に装着した状態の斜視図、図8はグロメットを第1の環状部材に装着した状態を図7と反対側から視た状態の斜視図、図9はグロメットを第1の環状部材に装着した状態の部分断面図である。
本実施形態のハーネス保護部材1は、車両における車体パネル等の壁板3に貫通形成された楕円形状のハーネス挿通孔31の周縁を縁取りして、ハーネス挿通孔31に挿通されるワイヤハーネス4を保護する部材である。
本実施形態のハーネス保護部材1は、図1に示すように、第1の環状部材5と、グロメットインナー部材(第2の環状部材)6と、グロメットアウター部材9と、を備える。第1の環状部材5及びグロメットインナー部材6は、いずれも、樹脂の一体成形品である。グロメットアウター部材9は軟質ゴム製の一体成形品である。図7〜図9に示すように、グロメット10は、グロメットインナー部材6と、グロメットアウター部材9とが、公知の構成で結合されて構成される。
第1の環状部材5は、図2に矢印A3で示すように、壁板3の一方の側から前記ハーネス挿通孔31に嵌合装着される。この第1の環状部材5は、図2及び図3に示すように、ハーネス挿通孔31の周縁に重なるリング状の第1フランジ部51と、該第1フランジ部51の内周からハーネス挿通孔31の貫通方向に延出した第1筒状部52と、第1筒状部52の周方向に離間した複数箇所に装備された複数の第1係止突起53と、隣り合う第1係止突起53間となる領域に装備された複数の相手部材用切欠部54と、を備えている。
第1フランジ部51は、ハーネス挿通孔31の形状に対応する楕円形状である。
第1筒状部52は、第1フランジ部51から突出する軸方向の長さが壁板3の板厚と略同一に設定されている。この第1筒状部52は、ハーネス挿通孔31の内周面(即ち、エッジ部)を覆っている。
複数の第1係止突起53は、本実施形態では、楕円形の長径方向に対向する2箇所と楕円形の短径方向に対向する2箇所の合計4箇所に装備されている。各第1係止突起53は、図3に示すように、第1筒状部52の先端から壁板3の表面に沿って突出した突起である。各第1係止突起53は、第1フランジ部51との間でハーネス挿通孔31の周縁を挟持して、壁板3への固定を果たす。
複数の相手部材用切欠部54は、隣り合う第1係止突起53の中間となる位置にそれぞれ装備されている。各相手部材用切欠部54は、図3に示すように、第1筒状部52上の領域において周方向に所定の長さL1を切除した筒部切欠部541と、該筒部切欠部541に連ねて第1フランジ部51の内周側の領域を切り欠いたフランジ切欠部542と、で形成されている。フランジ切欠部542の周方向の長さは、筒部切欠部541の周方向の長さに一致している。フランジ切欠部542が形成された部位では、図3に示すように、第1フランジ部51の下の壁板3が露呈している。
本実施形態の場合、筒部切欠部541及びフランジ切欠部542の周方向の幅寸法L1は、図3に示すように、ハーネス挿通孔31に挿通される電線41の外径D1よりも小さく設定されている。電線41は、ハーネス挿通孔31に挿通させるワイヤハーネス4を構成する電線である。
グロメットインナー部材6は、図1に矢印A4で示すように、壁板3の他方の側から、第1の環状部材5の内側に嵌合装着される。
このグロメットインナー部材6は、図4〜図6に示すように、壁板3の他方の側からハーネス挿通孔31の周縁に重なるリング状の第2フランジ部61と、該第2フランジ部61の内周からハーネス挿通孔31の貫通方向に延出した第2筒状部62と、該第2筒状部62の先端に装備された複数の第2係止突起63と、を備えている。
第2フランジ部61は、ハーネス挿通孔31の形状に対応する楕円形状である。
第2筒状部62は、第2フランジ部61の内周からハーネス挿通孔31の貫通方向に延出して、第1の環状部材5よりも突出した頂部62aに至る外筒部621と、頂部62aから第2フランジ部61側にUターンする内筒部622と、を備えた2重筒構造である。
第2筒状部62の先端である頂部62aは、壁板3よりも突出し、更に、第1の環状部材5よりも突出するように、軸方向の長さが設定されている。
また、第2筒状部62の先端の対向する2位置には、図4に示すように、ガイド部623が装備されている。これらのガイド部623は、ハーネス挿通孔31に装着された第1の環状部材5に、グロメット10を装着する際の、ガイド機能を有する。
第2係止突起63は、第2筒状部62の先端でフランジ切欠部542に対応する4箇所に突設された突起である。この第2係止突起63は、図4及び図5に示すように、フランジ切欠部542に露呈している壁板3の表面に沿って突出している。この第2係止突起63は、第2フランジ部61との間で前記ハーネス挿通孔31の周縁を挟持して、壁板3への固定を果たす。
本実施形態の場合、図1に示すように、グロメットインナー部材6の第2筒状部62には、軟質ゴム製のグロメットアウター部材9が装着されて、グロメット10が構成されている。グロメット10は、グロメットインナー部材6にグロメットアウター部材9を装着した後に、ワイヤハーネス4が挿通される。そして、グロメット10がハーネス挿通孔31に装着されることで、ハーネス挿通孔31の防水性が確保される。
本実施形態に示したグロメットアウター部材9は、図1に示すように、第2筒状部62に嵌合する本体部91と、該本体部91から延出した電線支持管部92と、を備えている。
ワイヤハーネス4をハーネス挿通孔31に通すには、まずハーネス挿通孔31に第1の環状部材5を装着する。次いで、グロメット10を装着したワイヤハーネス4を、図1に矢印A4で示すように、第1の環状部材5内へ挿通し、グロメットインナー部材6を第1の環状部材5に固定する。
以上に説明した一実施形態のハーネス保護部材1の場合、当該ハーネス保護部材を構成する第1の環状部材は、樹脂製であるため、量産によってコスト低減を図ることができる。また、壁板に形成されたハーネス挿通孔の内周のエッジ部分は、第1の環状部材の第1筒状部で覆われる。従って、グロメット10をハーネス挿通孔に装着する時に、長さ方向に移動するワイヤハーネス4がエッジに接触することを確実に防止することができ、エッジの接触によるワイヤハーネスの傷つきを確実に防止することができる。
また、一実施形態のハーネス保護部材1の場合、第1フランジ部51の筒部切欠部541及びフランジ切欠部542の周方向の長さL1が、ハーネス挿通孔31を挿通する電線41の外径D1よりも小さく設定されている。そのため、例えば、グロメット装着時にワイヤハーネス4がハーネス挿通孔31のエッジに対し長さ方向に移動する際に、筒部切欠部541及びフランジ切欠部542に露呈するハーネス挿通孔31のエッジに電線41が接触することを防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るハーネス保護部材の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] ハーネス挿通孔(31)が貫通形成された壁板(3)の一方の側から前記ハーネス挿通孔(31)に嵌合装着される樹脂製の第1の環状部材(5)と、該第1の環状部材(5)の内側に嵌合装着される樹脂製の第2の環状部材(6)と、を備え、
前記第1の環状部材(5)は、前記ハーネス挿通孔(31)の周縁に重なるリング状の第1フランジ部(51)と、該第1フランジ部(51)の内周から前記ハーネス挿通孔(31)の貫通方向に延出して前記ハーネス挿通孔(31)の内周面を覆う第1筒状部(52)と、該第1筒状部(52)の周方向に離間した複数箇所において前記第1筒状部(52)の先端から前記壁板(3)の表面に沿って突出して前記第1フランジ部(51)との間で前記ハーネス挿通孔(31)の周縁を挟持して前記壁板(3)への固定を果たす複数の第1係止突起(53)と、隣り合う前記第1係止突起(53)間となる前記第1筒状部(52)上の領域において周方向に所定の長さを切除した筒部切欠部(541)と該筒部切欠部(541)に連ねて前記第1フランジ部(51)の内周側の領域を切り欠いて前記第1フランジ部(51)の下の前記壁板(3)を露呈させたフランジ切欠部(542)とを備えた複数の相手部材用切欠部(54)と、を備え、
前記フランジ切欠部(542)に露呈している前記壁板(3)に、前記第2の環状部材(6)を構成部品として含むグロメット(10)を装着可能であることを特徴とするハーネス保護部材(1)。
[2] 前記筒部切欠部(541)及び前記フランジ切欠部(542)の周方向の幅寸法(L1)は、前記ハーネス挿通孔(31)に挿通される電線(41)の外径(D1)よりも小さく設定されていることを特徴とする上記[1]に記載のハーネス保護部材(1)。
[3] 前記第2の環状部材(6)は、前記壁板(3)の他方の側から前記ハーネス挿通孔(31)の周縁に重なるリング状の第2フランジ部(61)と、該第2フランジ部(61)の内周から前記ハーネス挿通孔(31)の貫通方向に延出して前記第1筒状部(52)の内側に嵌合する第2筒状部(62)と、該第2筒状部(62)の先端で前記フランジ切欠部(542)に対応する位置から前記フランジ切欠部(542)に露呈している前記壁板(3)の表面に沿って突出して前記第2フランジ部(61)との間で前記ハーネス挿通孔(31)の周縁を挟持して前記壁板(3)への固定を果たす複数の第2係止突起(63)と、を備えて前記グロメット(10)のグロメットインナー部材(6)を構成し、
前記グロメット(10)は、前記第2の環状部材(6)に装着されて前記ハーネス挿通孔(31)を閉塞するグロメットアウター部材(9)を構成部品として含み、
前記グロメット(10)の前記第2の環状部材(6)が前記壁板3に係止される
ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のハーネス保護部材(1)。
1 ハーネス保護部材
3 壁板
4 ワイヤハーネス
5 第1の環状部材
6 グロメットインナー部材(第2の環状部材)
9 グロメットアウター部材
10 グロメット
31 ハーネス挿通孔
51 第1フランジ部
52 第1筒状部
53 第1係止突起
54 相手部材用切欠部
61 第2フランジ部
62 第2筒状部
63 第2係止突起
541 筒部切欠部
542 フランジ切欠部
623 ガイド部

Claims (3)

  1. ハーネス挿通孔が貫通形成された壁板の一方の側から前記ハーネス挿通孔に嵌合装着される樹脂製の第1の環状部材と、該第1の環状部材の内側に嵌合装着される樹脂製の第2の環状部材と、を備え、
    前記第1の環状部材は、前記ハーネス挿通孔の周縁に重なるリング状の第1フランジ部と、該第1フランジ部の内周から前記ハーネス挿通孔の貫通方向に延出して前記ハーネス挿通孔の内周面を覆う第1筒状部と、該第1筒状部の周方向に離間した複数箇所において前記第1筒状部の先端から前記壁板の表面に沿って突出して前記第1フランジ部との間で前記ハーネス挿通孔の周縁を挟持して前記壁板への固定を果たす複数の第1係止突起と、隣り合う前記第1係止突起間となる前記第1筒状部上の領域において周方向に所定の長さを切除した筒部切欠部と該筒部切欠部に連ねて前記第1フランジ部の内周側の領域を切り欠いて前記第1フランジ部の下の壁板を露呈させたフランジ切欠部と、を備えた複数の相手部材用切欠部と、を備え、
    前記フランジ切欠部に露呈している前記壁板に、前記第2の環状部材を構成部品として含むグロメットを装着可能であることを特徴とするハーネス保護部材。
  2. 前記筒部切欠部及び前記フランジ切欠部の周方向の幅寸法は、前記ハーネス挿通孔に挿通される電線の外径よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載のハーネス保護部材。
  3. 前記第2の環状部材は、前記壁板の他方の側から前記ハーネス挿通孔の周縁に重なるリング状の第2フランジ部と、該第2フランジ部の内周から前記ハーネス挿通孔の貫通方向に延出して前記第1筒状部の内側に嵌合する第2筒状部と、該第2筒状部の先端で前記フランジ切欠部に対応する位置から前記フランジ切欠部に露呈している前記壁板の表面に沿って突出して前記第2フランジ部との間で前記ハーネス挿通孔の周縁を挟持して前記壁板への固定を果たす複数の第2係止突起と、を備えて前記グロメットのグロメットインナー部材を構成し、
    前記グロメットは、前記第2の環状部材に装着されて前記ハーネス挿通孔を閉塞するグロメットアウター部材を構成部品として含み、
    前記グロメットの前記第2の環状部材が前記壁板に係止される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハーネス保護部材。
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