JP6139353B2 - 回転電機、電動機、機械、発電機及び発電装置 - Google Patents

回転電機、電動機、機械、発電機及び発電装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、回転電機、電動機、機械、発電機及び発電装置に関する。
省エネや二酸化炭素(CO2)削減等の理由から、電磁モータには更なる高性能化が求められ、小型軽量化、高効率化、高トルク化、高出力化などに代表されるこれらの性能が日々飛躍的に向上している。電磁モータを磁束の方向で大別すると、(1)ラジアル・フラックス・モータ、(2)アキシャル・フラックス・モータ、(3)トランスバーサル・フラックス・モータに分類できる。
この中で、ラジアル・フラックス・モータはとくにコストパフォーマンスに優れ、汎用型アクチュエータの代表的な機械要素として産業界の様々な製品に従来から幅広く使用されている。また、アキシャル・フラックス・モータは、3次元方向の複雑な磁路構成に対応できる反面、従来から広く使用されている積層鋼鈑の使用が難しいと言った構造的特徴を有し、とくに中型・大型用の薄型大口径モータ分野に適用されている。
さらに、トランスバーサル・フラックス・モータは、永久磁石を備えたロータと、このロータの回転軸を中心に形成された環状コイルおよび回転軸回りの円周上でかつ環状コイルを取り囲む様に複数個設けられた概ねU字形状の固定子鉄心(以下、U字固定子鉄心)からなる電機子(分割型トロイダルコアを構成)を基本ユニットとしている。この基本ユニットを回転軸上に2段以上でかつ回転軸回りに所定の相対位相角を持って多段化して成る構成を特徴としており、多極化による高トルク化と分割型トロイダルコア構造による高効率磁場発生を比較的容易に実現できる。
ラジアル・フラックス・モータやアキシャル・フラックス・モータは、回転軸回りの円周上に複数のスロットを備えた固定子鉄心とこのスロット部に巻かれたコイルおよびコイル組立挿入等のためのデットスペースが必要である。それに対し、トランスバーサル・フラックス・モータは、回転軸回りの円周上に複数のU字固定子鉄心を設けるだけで良いので、一般的に多極化が容易である。
また、環状コイルとU字固定子鉄心(分割型トロイダルコア)からなる電機子は、コイルで発生する磁束が外部に漏れ難い構造であるため、コイルによる磁場発生効率が高く、コイルエンドを有するラジアル・フラックス・モータやアキシャル・フラックス・モータに比べて、小型化が期待できる。
国際公開第WO2003/019756号公報
しかしながら、従来のトランスバーサル・フラックス・モータにあっては、多極化構造による大トルクの発生が期待できるものの、振動・騒音に関する技術的課題があった。電機子コイルとそれを取り囲む様に分割配置された複数の固定子鉄心は、ケーシングの内周面に接合部を介して片持ち固定されることがある。このような固定子鉄心の支持方法においては、回転駆動に伴い、固定子鉄心の中でもとくに回転子に対向する磁極部に対して回転方向に、かつ間欠的に方向が変化する磁力が発生するため、ケーシングに片持ち固定された固定子鉄心には、ケーシングとの接合部を中心とする振動が発生することが考えられる。このような振動は、モータの強度を低下させるばかりでなく、騒音を発生させる原因になる。
そこで本発明の一態様は、上記問題に鑑みてなされたものであり、振動及び騒音を抑制することを可能とする回転電機、電動機、機械、発電機及び発電装置を提供することを課題とする。
本発明の実施形態による回転電機によれば、ロータは、所定の位置で回転可能で、外周面で第1の磁極とこの第1の磁極から長手方向に離間した位置にこの第1の磁極とは異なる第2の磁極とを有する第1の磁性部材が複数外周に沿って配置されている。第1支持部材は、上記ロータの周囲を取り囲む。複数の第2支持部材は、第1の支持部材の内周面に固定されている。複数の第2の磁性部材は、上記第2支持部材の側面に固定され、上記第1の磁極に対して空隙を有して対向する第3の磁極と、この第3の磁極とは異なる磁極であってこの第3の磁極から上記ロータの長手方向に離間した位置に上記第2の磁極に対して空隙を有して対向する第4の磁極を有する。
第1の実施形態における回転電機1の構成を示す斜視図である。 回転電機1の回転軸z方向に沿って分解配置したロータ2とステータ3の分解斜視図である。 回転電機1における基本ユニット4の斜視図である。 回転軸z方向から見た平面図である。 図2Bの平面図における線A−A´の断面の一部を図示した部分断面図である。 回転軸z方向から見た永久磁石8aの断面図である。 図3Bは回転軸z方向から見た永久磁石8bの構成図である。 回転軸z方向から見た電機子14の平面図である。 固定子鉄心ユニット13の斜視図である。 回転軸z方向から見た固定子鉄心ユニット13の平面図である。 第2の実施形態における回転電機100の構成を示す斜視図である。 第2の実施形態における回転電機100の回転軸z方向に沿って分解配置したロータ2とステータ103の分解斜視図である。 回転軸z方向から見た電機子114の平面図である。 固定子鉄心ユニット113の斜視図である。 回転軸z方向から見た固定子鉄心ユニット113の平面図である。 回転電機200の構成を示す斜視図である。 回転電機200の回転軸z方向に沿って分解配置したロータ2とステータ203の分解斜視図である。 回転軸z方向から見た電機子214の平面図である。 固定子鉄心ユニット213の斜視図である。 回転軸z方向から見た固定子鉄心ユニット213の平面図である。 回転電機300の構成を示す斜視図である。 回転電機300の回転軸z方向に沿って分解配置したロータ2とステータ303の分解斜視図である。 回転軸z方向から見た電機子314の平面図である。 固定子鉄心ユニット313の斜視図である。 回転軸z方向から見た固定子鉄心ユニット313の平面図である。 調整角Δθと発生トルクおよびコギングトルクの関係を示すグラフの一例である。 第3の実施形態の回転電機200を用いた電動車両600の駆動系要素を示す構成図である。 回転電機200を中心とした部分拡大図である。 第3の実施形態の回転電機200を用いた風力発電装置700の構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態における回転電機1について、図1〜図4を参照して説明する。
図1Aは、第1の実施形態における回転電機1の構成を示す斜視図である。回転電機1は、2つの基本ユニット4が回転軸z方向に沿って配設された2段式の回転電機である。図1Bは、回転電機1の回転軸z方向に沿って分解配置したロータ2とステータ3の分解斜視図である。図1Bに示すように、回転電機1は、回転電機1は、回転軸zに沿って図示しない軸受により回転自在に支持されたロータ2と、このロータ2を全体として取り囲むように設けられたステータ3とから構成されている。
ロータ2は、回転軸z方向に沿って配置された2組の基本ユニット4に含まれる回転子5が回転方向に5.625degの相対位相角(32極2段式回転電機のオフセット角)を持ってシャフト6に固定されている。ロータ2は、ロータ2の中心(ここでは回転軸z)を中心として所定の位置で回転可能で、円筒形状を有し、起磁力に基づいて外面で第1の磁極とこの第1の磁極からロータ2の長手方向(すなわち回転軸z方向)に離間した位置にこの第1の磁極とは異なる第2の磁極とを有する。
回転子5は環状の回転子鉄心7と、回転子鉄心7の外周面上であって回転軸z上に沿って離間して設けられた2組の第1の磁性部材である永久磁石8a、8b、8c、8dから構成される。ここで、永久磁石8aと永久磁石8bが組で、永久磁石8cと永久磁石8dが組である。永久磁石8a、8b、8c、8d全体を永久磁石8という。
永久磁石8はロータ2の概ね半径方向に着磁されたN極とS極を有し、かつ、ロータ2の外周面上では回転方向にN極とS極が交互に配置された32の磁極を備えている。
更に、一方の永久磁石8aと他方の永久磁石8bは回転方向の磁極ピッチに相当する相対位相角を持って回転子鉄心7上に固定されている。例えば、回転方向にある位相角の永久磁石8aがロータ2外周面上でN極であった場合は、回転方向に同位相角の永久磁石8bはロータ2外周面上でS極となる(図3A及び図3B参照)。
なお、本実施形態では、ロータ2の円筒の外周に沿って配置された永久磁石8を用いたが、これにかぎらず、上記円筒の外周に沿って配置された、磁性体からなる他の複数の第1の磁性部材を用いてもよい。この磁性体は、強磁性体が好ましい。また、永久磁石8もこの第1の磁性部材に含まれる。以下、各実施形態において、円筒形状を有するロータの外周に沿って配置された、磁性体からなる第1の磁性部材を一例として、永久磁石として説明する。
ステータ3は、回転軸z方向に沿って配置された2つの基本ユニット4に含まれる電機子14が相対角度ゼロ(回転方向に同相)にて連結固定されている。
電機子14は、回転子5の永久磁石8に所定の空隙を持って対向配置されたN=16個の固定子鉄心9と、回転軸zを中心にロータ2と略同心円状に形成された環状の電機子コイル10と、を備える。
更に、電機子14は、固定子鉄心9および電機子コイル10を内装し、ロータ2を回転軸z周りに取り囲む環状の第1支持部材を形成するケーシング11と、ケーシング11の内周面に接触固定され、固定子鉄心9を回転方向の所定の位置に固定支持する第2支持部材を形成する鉄心支持ブロック12を備える。
なお、本実施形態では、ステータ3が固定子鉄心9と備えるとしたが、これに限らず、ステータ3は、第1の磁性部材に対して所定の空隙を有して対向し、かつ磁性体からなる複数の第2の磁性部材であってもよい。この磁性体は、強磁性体が好ましい。また、固定子鉄心9もこの第2の磁性部材に含まれる。以下、各実施形態において、ステータ3が備え、第1の磁性部材に対して所定の空隙を有して対向し、かつ磁性体からなる第2の磁性部材を一例として、固定子鉄心として説明する。
図2は、回転電機1における基本ユニット4の更に詳細な構成図を示す。図2Aは、回転電機1における基本ユニット4の斜視図である。図2Bは、回転軸z方向から見た平面図である。
図2Bに示すように、第2の磁性部材である固定子鉄心9の個数Nは、4の倍数であり、第2支持部材の両側面に第2の磁性部材である固定子鉄心9が一つずつ固定されており、等配基準角θを360度を第2の磁性部材の個数Nで除算した角度(=360/N[度])と定義する。すると、図2Bに示したように、ロータ2の周方向に沿って隣り合う第2支持部材12間の回転軸を中心とする回転角度の差が、上記ロータ2の周方向に沿って交互に、等配基準角θの2倍に調整角Δθを加算した角度2θ+Δθ(ここでは一例として47deg)と等配基準角の2倍から前記調整角Δθを減算した角度2θ−Δθ(ここでは一例として43deg)を繰り返すように第2支持部材である鉄心支持ブロック12が設置されている。
第2の磁性部材である固定子鉄心9の配置の観点からみれば、図2Bに示すように、ロータ2の周方向に沿って隣り合う第2の磁性部材である固定子鉄心9間の回転軸を中心とする回転角度の差が、ロータ2の周方向に沿って順に、等配基準角θから調整角Δθを減算した角度θ−Δθ、等配基準角θ、等配基準角θに上記調整角Δθを加算した角度θ+Δθ、及び等配基準角θを繰り返すように第2の磁性部材である固定子鉄心9が配置されている。
図2Cは、図2Bの平面図における線A−A´の断面の一部を図示した部分断面図である。
図2Cに示すように、回転電機1は、第2支持部材の側面に固定され、第1の磁極に対して所定の空隙を有して対向する第3の磁極とこの第3の磁極からロータ2の長手方向(すなわち回転軸z方向)に離間した位置にこの第3の磁極とは異なる第4の磁極を発生する第2の磁性体部16を備える。ここで、この第2の磁性体部16は、回転軸z周りにロータ2を取り囲む電機子コイル10と、第2支持部材である鉄心支持ブロック12の側面に固定された固定子鉄心9と、を備える。そして、固定子鉄心9は、電機子コイル10に流れる電流により内部に磁路が生成されることで上記第3の磁極及び上記第4の磁極を発生する。
図2Cに示すように、固定子鉄心9は、永久磁石8a(8c)と永久磁石8b(8d)に所定の空隙を持って対向配置された各磁極部9aおよび9bを備え、全体的にU字形状を形成している。そして、永久磁石8a(8c)および永久磁石8b(8d)と対向し、磁極部9aおよび9bを結ぶ線と、固定子鉄心9のU字形状で囲まれた領域を含む位置に電機子コイル10が図示しない支持手段により固定されている。
なお、第2の磁性体部が固定子鉄心9を備えるとしたが、固定子鉄心9に限らず、他の磁性体を含む磁性部材を備えてもよい。
また、回転軸周りの等配基準角θ=22.5deg(360deg/N)を設ける。固定子鉄心ユニット13は、2個の固定子鉄心9と、この2個の固定子鉄心9の配置ピッチ角が等配基準角θと等しくなるように配置された鉄心支持ブロック12と、を備える。
第2支持部材を形成する複数の鉄心支持ブロック12は、第1の支持部材であるケーシング11の内周面に固定され、この環状の半径方向に沿って形成された側面を有する。
図3Aは回転軸z方向から見た永久磁石8aの断面図である。図3Bは回転軸z方向から見た永久磁石8bの構成図である。図3A及び図3B中の矢印は、永久磁石8aまたは永久磁石8bのN極とS極を表している。このように、回転方向に任意の位相角で、永久磁石8aのロータ2外周面上の磁極と、回転方向に同じ位相角の永久磁石8bのロータ2外周面上の磁極は異なっている。ここで磁極は、N極またはS極である。
図4は基本ユニット4における電機子14の更に詳細な構成図である。図4Aは回転軸z方向から見た電機子14の平面図である。図4Bは固定子鉄心ユニット13の斜視図である。図4Cは回転軸z方向から見た固定子鉄心ユニット13の平面図である。
図4Cに示すように、等配基準角θと等しい固定子鉄心9の配置ピッチ角であって回転軸zを通る2つの面B(基準面)を設けた場合に、この面Bと固定子鉄心9の中立面(固定子鉄心9の1/2幅の面)D1及びD2が等しくなるように設けられた、面Bにそれぞれ平行な面(設置面)C1及びC2を有する鉄心支持ブロック12である。この面C1及びC2にそれぞれ固定子鉄心9が接触固定されている。
さらに、調整角Δθを設け、固定子鉄心ユニット13を回転方向に沿って順に2θ+Δθ、θ、及び2θ−Δθの不均等角度でケーシング11に固定されている。より詳しくは、調整角Δθ=2degであった場合は、2θ+Δθと2θ−Δθはそれぞれ47degと43degである。回転軸zと同心円状に形成された鉄心支持ブロック12の外周面12aがケーシング11の内周面11aに接触固定されている。
なお、上記の実施形態では調整角Δθ=2degの場合を説明したが、Δθはこれに限定されることはなく、0≦Δθ<θ/4の範囲内であれば良い。ここで、調整角Δθ=0degの場合においては、全ての固定子鉄心9が回転方向に沿って均等角度で配置されるものである。調整角Δθの具体的な値は、回転電機の設計における要求仕様に応じて、適宜最適な数を決定することができる。以下、同様である。
このように、32極2段式回転電機において、等配基準角θ=22.5degと等しい配置ピッチ角の固定子鉄心9を備えた固定子鉄心ユニット13を用い、固定子鉄心ユニット13が回転方向に沿って順に2θ+Δθと2θ−Δθの不均等角度(但しΔθ=0degの場合は均等角度)でケーシング11に固定された構成によれば、回転駆動に伴い、固定子鉄心の磁極部に対して回転方向に、かつ間欠的に方向が変化する磁力がピークとなるロータ2の回転角度を分散することができる。このため、均等角度(すなわち調整角Δθ=0)で配置した固定子鉄心9を有する回転電機に比べて、トルクむらの原因となるコギングトルクを低減することができる。これにより、回転むらを抑制した回転特性が期待できるとともに、トルクむらが低減することにより振動・騒音の発生を更に低減することができる。このことから、調整角Δθは、0度より大きく、かつ等配基準角θの4分の1より小さい(すなわち0<Δθ<θ/4)であることが好ましい。これにより、均等角度(すなわち調整角Δθ=0)で配置した固定子鉄心9を有する回転電機に比べて、トルクむらの原因となるコギングトルクを低減することができる。
このとき、固定子鉄心ユニット13は全て同じ形状であるため、不均等角度に応じて固定子鉄心9を個々に組み立てる製造方法に比べて製造工程を簡素化でき、製造コストなど、より高いレベルの量産効果が期待できる。
以上、第1の実施形態における回転電機1は、所定の位置で回転可能で、外周面で第1の磁極と該第1の磁極から長手方向に離間した位置に該第1の磁極とは異なる第2の磁極とを有する第1の磁性部材である永久磁石が複数外周に沿って配置されたロータ2を備える。更に、回転電機1は、ロータ2の周囲を取り囲む第1支持部材と、第1の支持部材の内周面に固定された複数の第2支持部材と、を備える。更に、回転電機1は、第2支持部材の側面に固定され、第1の磁極に対して空隙を有して対向する第3の磁極と、この第3の磁極とは異なる磁極であってこの第3の磁極からロータ2の長手方向に離間した位置に第2の磁極に対して空隙を有して対向する第4の磁極を有する複数の第2の磁性部材を備える。
この構成によれば、回転駆動に伴い、第2の磁性部材の磁極部に対して回転方向に、かつ間欠的に方向が変化する磁力が発生しても、第2の磁性部材の磁極部近傍を高剛性で支持固定可能なため、第2の磁性部材の支持剛性を向上させ、振動・騒音の発生防止が期待できる。
また、第1の実施形態における回転電機1によれば、第2の磁性部材の個数は、4の倍数であり、第2支持部材の両側面に上記第2の磁性部材が一つずつ固定されており、等配基準角を360度を前記第2の磁性部材の個数Nで除算した角度と定義する。その場合、図2Bに示したように、ロータ2の周方向に沿って隣り合う第2支持部材間の回転軸を中心とする回転角度の差が、ロータ2の周方向に沿って交互に、等配基準角θの2倍に調整角Δθを加算した角度と等配基準角の2倍から調整角Δθを減算した角度を繰り返すように第2支持部材12が設置されている。
またこの構成を第2の磁性部材である固定子鉄心9の配置の観点からみれば、図2Bに示すように、ロータ2の周方向に沿って隣り合う固定子鉄心9間の回転軸を中心とする回転角度の差が、ロータ2の周方向に沿って順に、等配基準角θから調整角Δθを減算した角度、等配基準角θ、等配基準角θに上記調整角Δθを加算した角度、及び等配基準角θを繰り返すように第2の磁性部材である固定子鉄心9が配置されている。
この構成によれば、N個の固定子鉄心からなり、第2支持部材が円周方向に沿って順に2θ+Δθと2θ−Δθの不均等角度で第1支持部材に配置してなる構成となる。このため、回転駆動に伴い、固定子鉄心の磁極部に対して回転方向に、かつ間欠的に方向が変化する磁力がピークとなるロータ2の回転角度を分散することができ、トルクむらの原因となるコギングトルクを低減することができる。これにより、振動・騒音の発生を更に低減することができる。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。
図5Aは、第2の実施形態における回転電機100の構成を示す斜視図である。図5Bは、第2の実施形態における回転電機100の回転軸z方向に沿って分解配置したロータ2とステータ103の分解斜視図である。回転電機100は図1〜図4に示した第1の実施形態における回転電機1と共通する部分があり、既に説明した細部の内容については割愛し、異なる部分のみ説明する。図6以降についても同様である。
回転電機100は回転軸zに沿って図示しない軸受により回転自在に支持されたロータ2と、このロータ2を全体として取り囲むように設けられたステータ103とから構成されており、2つの基本ユニット104が回転軸z方向に沿って配設された2段式の回転電機である。
ステータ103は、回転軸z方向に沿って配置された2組の基本ユニット104に含まれる電機子114が相対角度ゼロ(回転方向に同相)にて連結固定されている。
電機子114は、回転子5の永久磁石8に所定の空隙を持って対向配置されたN=16個の固定子鉄心9と、回転軸zを中心にロータ2と略同心円状に形成された環状の電機子コイル10と、ケーシング11と、ケーシング11の内周面に接触固定され、固定子鉄心9を回転方向の所定の位置に固定支持する第2支持部材を形成する鉄心支持ブロック112と、を備える。
図6Aは回転軸z方向から見た電機子114の平面図である。
図6Aに示すように、固定子鉄心ユニット113は、鉄心支持ブロック112とこの鉄心支持ブロック112の両側面にそれぞれ固定されている2個の固定子鉄心9から構成されている。
また、回転軸周りの等配基準角θ=22.5(=360/N)[度]と予め決められた調整角Δθを定義する。ここではΔθは一例として2度である。鉄心支持ブロック112の両側面にそれぞれ固定されている2個の固定子鉄心9の配置ピッチ角が、一例として、θ+Δθと等しくなるように構成されている。ここで、配置ピッチ角は、ロータ2の周方向に沿って隣り合う固定子鉄心9間のロータ2の中心を中心とする回転角度の差である。
また、回転軸周りに隣り合い、かつ異なる鉄心支持ブロック112に固定されている二つの固定子鉄心9の配置ピッチ角が、一例として、θ−Δθと等しくなるように構成されている。
このようにして、ロータ2の周方向に沿って隣り合う第2の磁性部材である固定子鉄心9間のロータ2の中心を中心とする回転角度の差が、ロータ2の周方向に沿って順に、等配基準角から調整角を減算した角度θ−Δθ、及び等配基準角に調整角を加算した角度θ+Δθを繰り返すように第2の磁性部材が配置されている。
本実施形態では、第2の磁性部材である固定子鉄心9の個数Nは、2の倍数であり、第2支持部材の両側面に第2の磁性部材が一つずつ固定されている。
固定子鉄心ユニット113は回転方向に沿って45(=2θ)度の均等角度でケーシング11に固定されている。より詳しくは、調整角Δθが2度であった場合は、24.5(=θ+Δθ)度の配置ピッチ角を有する固定子鉄心9を備えた固定子鉄心ユニット113を用い、固定子鉄心ユニット113が回転方向に沿って45(=2θ)度の均等角度でケーシング11に固定されている。
このように、ロータ2の周方向に沿って隣り合う鉄心支持ブロック112間のロータ2の中心を中心とする回転角度の差が、ロータ2の周方向に沿って上記等配基準角θの2倍の角度2θで均等になるように第2支持部材である鉄心支持ブロック112が設置されている。
図6Bは、固定子鉄心ユニット113の斜視図である。図6Cは、回転軸z方向から見た固定子鉄心ユニット113の平面図である。
2個の固定子鉄心9の配置ピッチ角がθ+Δθと等しい固定子鉄心9の配置ピッチ角であって回転軸zを通る2つの面B(基準面)を設け、この面Bと固定子鉄心9の中立面(固定子鉄心9の1/2幅の面)D21及びD22が等しくなるように設けられ、面Bにそれぞれ平行な面(設置面)C21及びC22を有する鉄心支持ブロック112であって、この面C21及びC22それぞれに固定子鉄心9が接触固定されている。
なお、上記の実施形態では。鉄心支持ブロック112の両側面にそれぞれ固定されている2個の固定子鉄心9の配置ピッチ角が、一例として、θ+Δθであると説明したが、θ−Δθの配置ピッチ角でも良い。この場合はθ−Δθ=20.5degの配置ピッチ角を有する固定子鉄心9を備えた固定子鉄心ユニットを用いれば良い。また、上記の実施例では調整角Δθが2度の場合を説明したが、調整角Δθはこれに限定されることはなく、0≦Δθ<θ/4の範囲内であれば良い。好ましくは、調整角Δθは、0度より大きく、かつ等配基準角θの4分の1より小さい(すなわち0<Δθ<θ/4)。これにより、均等角度(すなわち調整角Δθ=0)で配置した固定子鉄心9を有する回転電機に比べて、トルクむらの原因となるコギングトルクを低減することができる。
<第2の実施形態の効果>
以上、第2の実施形態の回転電機100において、第2の磁性部材である固定子鉄心9の個数は、2の倍数であり、第2支持部材である鉄心支持ブロック112の両側面に第2の磁性部材である固定子鉄心9が一つずつ固定されている。等配基準角θを360度を上記第2の磁性部材の個数Nで除算した角度(360/N)[度]と定義すると、ロータ2の周方向に沿って隣り合う鉄心支持ブロック112間のロータ2の中心を中心とする回転角度の差が、上記ロータ2の周方向に沿って等配基準角の2倍の角度で均等になるように第2支持部材である鉄心支持ブロック112が設置されている
このように、第2の実施形態における32極2段式の回転電機100によれば、第1実施形態における回転電機1と同様に、均等角度で配置した固定子鉄心9を有する回転電機に比べてコギングトルクを低減できる。このため、回転むらを抑制した回転特性が期待できるとともに、トルクむらが低減することにより振動・騒音の発生を更に低減することができる。また、固定子鉄心ユニット113は全て同じ形状であるため、不均等角度に応じて固定子鉄心9を個々に組み立てる製造方法に比べて製造工程を簡素化できる。その結果、製造コストを低減でき、より高いレベルの量産効果が期待できる。
(第3の実施形態)
続いて、第3の実施形態について説明する。図7Aは回転電機200の構成を示す斜視図である。図7Bは回転電機200の回転軸z方向に沿って分解配置したロータ2とステータ203の分解斜視図である。
回転電機200は回転軸zに沿って図示しない軸受により回転自在に支持されたロータ2と、このロータ2を全体として取り囲むように設けられたステータ203とから構成されており、3つの基本ユニット204が回転軸z方向に沿って配設された3段式の回転電機である。
ステータ203は、回転軸z方向に沿って配置された3組の基本ユニット204における電機子214が相対角度ゼロ(回転方向に同相)にて連結固定されている。
電機子214は、回転子5の永久磁石8に所定の空隙を持って対向配置されたN=24個の固定子鉄心9と、回転軸zを中心にロータ2と略同心円状に形成された環状の電機子コイル10と、を備える。
更に、電機子214は、ケーシング11と、ケーシング11の内周面に接触固定され、固定子鉄心9を回転方向の所定の位置に固定支持する第2支持部材を形成する鉄心支持ブロック212を備える。
また、回転軸周りの等配基準角θ=15(=360/N)[度]を設け、2個の固定子鉄心9の配置ピッチ角が等配基準角θと等しくなるように鉄心支持ブロック212に配置してなる固定子鉄心ユニット213を構成する。
図8は基本ユニット204における電機子214の更に詳細な構成図である。図8Aは回転軸z方向から見た電機子214の平面図である。図8Bは固定子鉄心ユニット213の斜視図である。図8Cは回転軸z方向から見た固定子鉄心ユニット213の平面図である。
図8Aに示すように、調整角Δθを設け、固定子鉄心ユニット213を回転方向に沿って順に2θ+Δθと2θ−Δθの不均等角度でケーシング11に固定されている。より詳しくは、例えば調整角Δθ=1.5degであった場合は、2θ+Δθと2θ−Δθはそれぞれ31.5degと28.5degであり、回転軸zと同心円状に形成された鉄心支持ブロック212の外周面212aがケーシング11の内周面11aに接触固定されている。
第2の磁性部材である固定子鉄心9の配置の観点からみれば、図8Aに示すように、ロータ2の周方向に沿って隣り合う第2の磁性部材である固定子鉄心9間の回転軸を中心とする回転角度の差が、ロータ2の周方向に沿って順に、等配基準角θから調整角Δθを減算した角度θ−Δθ、等配基準角θ、等配基準角θに上記調整角Δθを加算した角度θ+Δθ、及び等配基準角θを繰り返すように第2の磁性部材である固定子鉄心9が配置されている。
図8Cに示すように、等配基準角θ(ここでは一例として15度)と等しい固定子鉄心9の配置ピッチ角であって回転軸zを通る2つの面B(基準面)を設け、この面Bと固定子鉄心9の中立面(固定子鉄心9の1/2幅の面)D31及びD32が等しくなるように面Bにそれぞれ平行な面(設置面)C31及びC32を有する鉄心支持ブロック12であって、この面C31及びC32にそれぞれ固定子鉄心9が接触固定されている。
なお、上記の実施例では調整角Δθ=1.5degの場合を説明したが、調整角Δθはこれに限定されることはなく、0≦Δθ<θ/4の範囲内であれば良い。好ましくは、調整角Δθは、0度より大きく、かつ等配基準角θの4分の1より小さい(すなわち0<Δθ<θ/4)。これにより、均等角度(すなわち調整角Δθ=0)で配置した固定子鉄心9を有する回転電機に比べて、トルクむらの原因となるコギングトルクを低減することができる。
(第4の実施形態)
続いて、第4の実施形態について説明する。
図9Aは回転電機300の構成を示す斜視図である。図9Bは回転電機300の回転軸z方向に沿って分解配置したロータ2とステータ303の分解斜視図である。回転電機300は回転軸zに沿って図示しない軸受により回転自在に支持されたロータ2と、このロータ2を全体として取り囲むように設けられたステータ303とから構成されており、3つの基本ユニット304が回転軸z方向に沿って配設された3段式の回転電機である。
ステータ303は、回転軸z方向に沿って配置された3組の基本ユニット304における電機子314が相対角度ゼロ(回転方向に同相)にて連結固定されている。
電機子314は、回転子5の永久磁石8に所定の空隙を持って対向配置されたN=24個の固定子鉄心9と、回転軸zを中心にロータ2と略同心円状に形成された環状の電機子コイル10と、を備える。
更に、電機子314は、ケーシング11と、ケーシング11の内周面に接触固定され、固定子鉄心9を回転方向の所定の位置に固定支持する第2支持部材を形成する鉄心支持ブロック312を備える。
また、回転軸周りの等配基準角θ=15(=360/N)[度]と調整角Δθを設け、2個の固定子鉄心9の配置ピッチ角がθ+Δθと等しくなるように鉄心支持ブロック312に配置してなる固定子鉄心ユニット313を構成する。
図10は基本ユニット304における電機子314の更に詳細な構成図である。図10Aは回転軸z方向から見た電機子314の平面図である。図10Bは固定子鉄心ユニット313の斜視図である。図10Cは回転軸z方向から見た固定子鉄心ユニット313の平面図である。
図10Aに示すように、固定子鉄心ユニット313を回転方向に沿って2θの均等角度でケーシング11に固定されている。より詳しくは、調整角Δθが1.5度であった場合は、鉄心支持ブロック312の両側面にそれぞれ固定されている2個の固定子鉄心9の配置ピッチ角が、16.5(=θ+Δθ)[度]である固定子鉄心9を備えた固定子鉄心ユニット313を用い、固定子鉄心ユニット313が回転方向に沿って30(=2θ)[度]の均等角度でケーシング11に固定されている。
第2の磁性部材である固定子鉄心9の配置の観点からみれば、図10Aに示すように、ロータ2の周方向に沿って隣り合う第2の磁性部材である固定子鉄心9間の回転軸を中心とする回転角度の差が、ロータ2の周方向に沿って順に、等配基準角から調整角を減算した角度θ−Δθ、及び等配基準角に調整角を加算した角度θ+Δθを繰り返すように第2の磁性部材が配置されている。
図10Cにおいて、2個の固定子鉄心9の配置ピッチ角がθ+Δθと等しい固定子鉄心9の配置ピッチ角であって回転軸zを通る2つの面B(基準面)を設ける。この面Bと固定子鉄心9の中立面(固定子鉄心9の1/2幅の面)D41及びD42が等しくなるように面Bにそれぞれ平行な面(設置面)C41及びC42を有する鉄心支持ブロック312であって、この面C41及びC42それぞれに固定子鉄心9が接触固定されている。
なお、上記の実施例では。鉄心支持ブロック112の両側面にそれぞれ固定されている2個の固定子鉄心9の配置ピッチ角が、一例として、θ+Δθであると説明したが、θ−Δθの配置ピッチ角でも良い。この場合はθ−Δθ=13.5degの配置ピッチ角を有する固定子鉄心9を備えた固定子鉄心ユニットを用いれば良い。また、上記の実施形態ではΔθ=1.5degの場合を説明したが、調整角Δθはこれに限定されることはなく、0≦Δθ<θ/4の範囲内であれば良い。好ましくは、調整角Δθは、0度より大きく、かつ等配基準角θの4分の1より小さい(すなわち0<Δθ<θ/4)。これにより、均等角度(すなわち調整角Δθ=0)で配置した固定子鉄心9を有する回転電機に比べて、トルクむらの原因となるコギングトルクを低減することができる。
<第3及び第4の実施形態の効果>
以上のように、第3および第4実施形態における48極3段式の回転電機200、300によれば、第1および第2実施形態における回転電機1、100と同様に、均等角度で配置した固定子鉄心9を有する回転電機に比べてコギングトルクを低減できる。このため、回転むらを抑制した回転特性が期待できるとともに、トルクむらが低減することにより振動・騒音の発生を更に低減することができる。また、固定子鉄心ユニット213、313は全て同じ形状であるため、不均等角度に応じて固定子鉄心9を個々に組み立てる製造方法に比べて製造工程を簡素化できる。その結果、製造コストを低減でき、より高いレベルの量産効果が期待できる。
図11は、調整角Δθと発生トルクおよびコギングトルクの関係を示すグラフの一例である。発生トルク曲線500は調整角Δθの増加に伴って低下して行くが、同時に、コギングトルク曲線501も低下して行く。そのため、調整角Δθの具体的な値は、用途別に求められる発生トルクとコギングトルクの所要値に応じて決定される設計要件である。発生トルクに対するコギングトルクの割合が最も小さくなるように調整角Δθを設定できれば、トルク設計としては最も効率的な望ましい構成となる。なお、調整角ΔθがΔθ/4になると、実用上使用できる発生トルクが得られなくなるため、調整角Δθは0≦Δθ<θ/4の範囲内とすれば良い。好ましくは、調整角Δθは、0度より大きく、かつ等配基準角θの4分の1より小さい(すなわち0<Δθ<θ/4)。これにより、均等角度(すなわち調整角Δθ=0)で配置した固定子鉄心9を有する回転電機に比べて、トルクむらの原因となるコギングトルクを低減することができる。
<各実施形態の変形例>
各実施形態において、第1の磁性部材と第2の磁性部材の配置は一例であって、これに限ったものではない。
変形例1として、対向する第1の磁性部材と第2の磁性部材の複数の組のうち、少なくとも一つの組において、第1の磁性部材に対して第2の磁性部材がロータ2の周方向にずれていればよい。これにより、第1の磁性材料と第2の磁性材料の全ての組で、トルクのピークとなるロータ2の回転角度が同じにならないので、トルクむらの原因となるコギングトルクを低減することができる。
変形例2では、この変形例1に加えて、更に、対向する第1の磁性部材と第2の磁性部材の複数の組のうち、偶数分、第1の磁性部材に対して第2の磁性部材がロータの周方向にずれており、第1の磁性部材に対して第2の磁性部材がロータの第1の周方向にずれている数とロータの第1の周方向とは反対の第2の周方向にずれている数が等しくてもよい。これにより、ロータが一回転したときに、第2の磁性材料にかかる力の向きの偏りを軽減することができる。
変形例3では、この変形例2に加えて、更に、第1の磁性部材に対して第2の磁性部材が上記第1の周方向にずれている調整角と上記第2の周方向にずれている調整角が略等しくてもよい。ここで、略等しいとは、等しいまたはその差が所定の範囲内である。これにより、ロータが一回転したときに、第2の磁性材料にかかる、第1の円周方向(例えば、右回り)かかる力の合計と、第2の円周方向(例えば、左回り)にかかる力の合計とを同じまたはほぼ同じにすることができる。よって、ロータが一回転したときに、第2の磁性材料にかかる力の向きの偏りを変形例2から更に軽減することができる。
変形例4では、対向する第1の磁性部材と第2の磁性部材の複数の組のうち、少なくとも二つの組において、ロータ2の周方向に1周の間に、第1の磁性部材に対して第2の磁性部材がロータの第1の周方向にずれている調整角の合計と、第1の磁性部材に対して第2の磁性部材がロータの第1の周方向とは反対の第2の周方向にずれている調整角の合計が等しくてもよい。これにより、ロータが一回転したときに、第2の磁性材料にかかる力の向きの偏りを軽減することができる。
以上述べたように各実施形態によれば、固定子鉄心の磁極部近傍を高剛性で支持固定可能な支持部材を備えているので、回転駆動に伴い、固定子鉄心の磁極部に対して回転方向に、かつ間欠的に方向が変化する磁力が発生しても、固定子鉄心の支持剛性を向上させ、振動・騒音の発生防止が期待できる。また、支持部材による固定子鉄心の配置ピッチ角とケーシングへの固定位置を所定の方法により決定することでコギングトルクが低減でき、回転むらを抑制した回転特性の実現が期待できる。
このように、固定子鉄心の高剛性支持と回転むらの低減により回転特性の向上を図った回転電機の提供により、とくに高出力化、高トルク化などの回転性能を向上しつつ、装置全体の小型化を図った回転電機を実現できる。このため、極めて大きなトルクや出力密度が求められる分野、例えば、工作機械や船舶、自動車、ロボット、その他幅広い分野の機械が備える高トルク高出力駆動源(例えば、電動機)としての利用および大型発電機としての利用が期待できる。
<回転電機の第1の使用例>
各実施形態の回転電機1、100、200、300は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する電動機として使用でき、以下その使用例を説明する。
図12は、第3の実施形態における回転電機200の第1の使用例として、回転電機200を用いた電動車両600について示したものである。図12Aは第3の実施形態の回転電機200を用いた電動車両600の駆動系要素を示す構成図である。図12Bは回転電機200を中心とした部分拡大図である。
電動車両600は、いわゆるハイブリット車(HEV)を構成しており、車体601を2つの前輪602と、2つの後輪603で支持している。そして、前輪602は駆動シャフトDSとディファレンシャルギア604を介して駆動シャフト605が回転電機200のロータ2と連結されている。
ロータ2は回転電機200の両側に配置された軸受606によって回転自在に支持されている。更にエンジン607を備え、エンジン607は連結シャフト608を介してロータ2と連結されている。これにより、エンジン607のトルクと回転電機200のトルクは共に前輪602に伝達され、車体601を駆動する駆動力となる。
また、回転電機200の電機子コイル10には、電源(バッテリ)609を電源として動作する制御装置610の出力U、V、Wの各動力線が結ばれており、互いに120度の位相差を持った3相電流が印加されるようになっている。さらに、制御装置610は、車体601が走行状態から停止状態となる時の回生エネルギーを回収する場合には、回転電機200が発電機として働く様に動作する。
以上、電動車両600は、回転電機300と、回転電機300に電気エネルギーを供給する電源609と、を備え、回転電機300は、電源609が供給した電気エネルギーを機械エネルギーに変換する車両である。このように、回転電機200を用いた電動車両600によれば、固定子鉄心の磁極部近傍を高剛性で支持固定可能な支持部材を備えているので、回転電機を電動機および発電機として動作した時の振動や騒音の発生を低減し、エネルギー変換効率を向上させることができる。また、小型高出力化が可能な本発明の回転電機により、エンジンの消費燃料を抑えて燃費向上を図ることができる。なお、上記例では、回転電機200を用いた電動車両600について説明したが、回転電機1、100、300を用いた構成としても良い。また、電動車両600はハイブリット車(HEV)の構成であったが、電気自動車(EV)の構成であっても良く、この場合は電動車両の電費向上が期待できる。
なお、第1の使用例では、車両が回転電機200を備える例について説明したが、工作機械、船舶、ロボット、その他幅広い分野の機械が回転電機200を備えてもよい。
<回転電機の第2の使用例>
各実施形態の回転電機1、100、200、300は、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機として使用でき、以下、第3の実施形態の回転電機200の他の使用例について説明する。
図13は、第3の実施形態の回転電機200を用いた風力発電装置700の構成を示す図である。ブレード(風車)701が風力によって回転され、回転シャフト702を介して増速機703にトルクが伝達される。また、増速機703の出力トルクは回転シャフト704と軸継手705を介して図示しないロータ2に伝達され、回転電機200によって発電される。発生した電力は、変圧器706と系統保護装置707を介して電力系統708に供給される。
さらに、増速機703と回転電機200を含む回転系要部は、ナセル709と呼ばれる機械室に収められ、効率良く風力を得る高さに設置するためのタワー710で支持されており、このタワー710は陸上または洋上の浮体に設けられた基台711に固定されている。
以上、風力発電装置700は、ブレード701と、回転電機200と、を備え、回転電機200は、ブレード701が変換して得た機械エネルギーを電気エネルギーに変換する発電装置である。
このように、回転電機200を用いた風力発電装置700によれば、固定子鉄心の磁極部近傍を高剛性で支持固定可能な支持部材を備えているので、回転電機が動作した時の振動や騒音の発生を低減することができる。このため、振動や騒音として失われていたエネルギーを発電エネルギーとして効率良く変換することができる。
さらに、小型高出力化が可能な本発明の回転電機により、ナセル709の小型軽量化を実現し、タワー710に求められる機械強度の設計条件を緩和できるので、タワー工事費用の削減や工事期間の短縮が期待できると共に風力発電装置700全体のコスト低減が図れる。
基台711が洋上の浮体からなる浮体式洋上風力発電装置であった場合には、ナセル709の海上運搬費用や基台711の浮体工事費用の削減と共に工事期間の短縮が期待でき、風力発電装置700全体の一層のコスト低減が図れる。
なお、上記例では、回転電機200を用いた風力発電装置700について説明したが、回転電機1、100、300を用いた構成としても良い。また、風力発電装置に限らず、例えば水力発電装置を始めとする発電装置全般に用いてもよい。その場合、発電装置は、流体エネルギーを機械エネルギーに変換する流体機械を備え、前記流体機械が変換して得た機械エネルギーを電気エネルギーに変換する回転電機を備えてもよい。
この流体機械には、例えば、ブレード(風車)などの空気機械、水車などの液体機械、及びタービンなどの蒸気機械などが含まれる。これにより、振動や騒音に伴う発電損失を抑え、発電効率の向上を図ることができる。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1、100、200、300 回転電機
2 ロータ
3、103、203、303 ステータ
4、104、204、304 基本ユニット
5 回転子
6 シャフト
7 固定子鉄心
8、8a、8b、8c、8d 永久磁石
9 固定子鉄心
10 電機子コイル
11 ケーシング
12、112、212、312 鉄心支持ブロック
13、113、213、313 固定子鉄心ユニット
14、114、214、314 電機子
16 第2の磁性体部
600 電動車両
601 車体
602 前輪
603 後輪
DS 駆動シャフト
604 ディファレンシャルギア
605 駆動シャフト
607 エンジン
608 連結シャフト
609 電源(バッテリ)
700 風力発電装置
701 ブレード(風車)
702 回転シャフト
703 増速機
704 回転シャフト
705 軸継手
706 変圧器
707 系統保護装置
708 電力系統
709 ナセル
710 タワー
711 基台
N 固定子鉄心の数
θ 等配基準角
Δθ 調整角
z 回転軸

Claims (17)

  1. 軸回りに回転可能な回転子鉄心と、前記回転子鉄心の外周面に配置された第1の磁極と、前記第1の磁極に対して軸方向に離間して前記外周面に配置された第2の磁極と、を有し、前記回転子鉄心の前記外周面に沿って前記第1の磁極及び第2の磁極が複数個ずつ配置されたロータと、
    前記軸回りに前記ロータから離間して配置された環状の第1の支持部材と、前記第1の支持部材に固定され前記ロータの前記外周面に向かう複数の第2の支持部材と、前記第2の支持部材により支持され前記第1の磁極対向して配置される第3の磁極と、前記第3の磁極と前記軸方向に離間して配置され前記第2の支持部材により支持され前記第2の磁極対向して配置される第4の磁極と、を有するステータと、を備える回転電機。
  2. 前記ロータ内に配置され、それぞれが前記第1の磁極および前記第2の磁極を有する複数の第1の磁性部材と、
    前記第1の磁性部材に対向して前記ステータ内に配置され、それぞれが前記第3の磁極および前記第4の磁極を有する複数の第2の磁性部材と、を備え、
    前記ロータの周方向に沿って、前記複数の第1の磁性部材と前記複数の第2の磁性部材とが対向して配置され、少なくとも一つの前記第1の磁性部材は、前記周方向にずれた状態で、対応する前記第2の磁性部材に対向して配置される
    請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記対向する第1の磁性部材と第2の磁性部材の複数の組のうち、偶数分、前記第1の磁性部材に対して前記第2の磁性部材が前記ロータの周方向にずれており、
    前記第1の磁性部材に対して前記第2の磁性部材が前記ロータの第1の周方向にずれている数と前記ロータの第1の周方向とは反対の第2の周方向にずれている数が等しい
    請求項2に記載の回転電機。
  4. 更に、前記第1の磁性部材に対して前記第2の磁性部材が前記第1の周方向にずれている調整角と前記第2の周方向にずれている調整角が略等しい
    請求項3に記載の回転電機。
  5. 前記第2の磁性部材の個数は、4の倍数であり、
    前記第2支持部材の両側面に前記第2の磁性部材が一つずつ固定されており、
    等配基準角を360度を前記第2の磁性部材の個数で除算した角度と定義した場合に、前記ロータの周方向に沿って隣り合う前記第2支持部材間の前記ロータの中心を中心とする回転角度の差が、前記ロータの周方向に沿って交互に、前記等配基準角の2倍に前記調整角を加算した角度と等配基準角の2倍から前記調整角を減算した角度を繰り返すように前記第2支持部材が設置されている
    請求項4に記載の回転電機。
  6. 前記第2の磁性部材の個数は、2の倍数であり、
    前記第2支持部材の両側面に第2の磁性部材が一つずつ固定されており、
    等配基準角を360度を前記第2の磁性部材の個数で除算した角度と定義した場合に、前記ロータの周方向に沿って隣り合う前記第2支持部材間の前記ロータの中心を中心とする回転角度の差が、前記ロータの周方向に沿って前記等配基準角の2倍の角度で均等になるように前記第2支持部材が設置されている
    請求項4に記載の回転電機。
  7. 前記周方向に前記ロータを取り囲むコイルを更に備え、
    前記第3の磁極および前記第4の磁極は、前記コイルに流れる電流に応じた極性を有する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の回転電機。
  8. 軸回りに回転可能な回転子鉄心と、前記回転子鉄心の外周面に配置された第1の磁極と、前記第1の磁極に対して軸方向に離間して前記外周面に配置された第2の磁極と、を有し、前記回転子鉄心の外周面に沿って前記第1の磁極及び第2の磁極をそれぞれ有する複数の第1の磁性部材が配置されたロータと、
    前記第1の磁極に対向して配置される第3の磁極と、前記第3の磁極と前記軸方向に離間して配置され前記第2の磁極に対向して配置される第4の磁極と、をそれぞれ有する複数の第2の磁性部材が前記外周面に沿って配置されたステータと、を備え、
    前記ロータの周方向に沿って、前記複数の第1の磁性部材と前記複数の第2の磁性部材とが対向して配置され、少なくとも一つの前記第1の磁性部材は、前記周方向にずれた状態で、対応する前記第2の磁性部材に対向して配置される
    回転電機。
  9. 前記対向する第1の磁性部材と第2の磁性部材の複数の組のうち、偶数分、前記第1の磁性部材に対して前記第2の磁性部材が前記ロータの周方向にずれており、
    前記第1の磁性部材に対して前記第2の磁性部材が前記ロータの第1の周方向にずれている数と前記ロータの第1の周方向とは反対の第2の周方向にずれている数が等しい
    請求項8に記載の回転電機。
  10. 更に、前記第1の磁性部材に対して前記第2の磁性部材が前記第1の周方向にずれている調整角と前記第2の周方向にずれている調整角が略等しい
    請求項9に記載の回転電機。
  11. 前記第2の磁性部材の個数は、4の倍数であり、
    等配基準角を360度を前記第2の磁性部材の個数で除算した角度と定義した場合に、 前記ロータの周方向に沿って隣り合う前記第2の磁性部材間の前記ロータの中心を中心とする回転角度の差が、前記ロータの周方向に沿って順に、前記等配基準角から前記調整角を減算した角度、前記等配基準角、前記等配基準角に前記調整角を加算した角度、及び前記等配基準角を繰り返すように前記第2の磁性部材が配置されている
    請求項10に記載の回転電機。
  12. 前記第2の磁性部材の個数は、2の倍数であり、
    等配基準角を360度を前記第2の磁性部材の個数で除算した角度と定義した場合に、 前記ロータの周方向に沿って隣り合う前記第2の磁性部材間の前記ロータの中心を中心とする回転角度の差が、前記ロータの周方向に沿って順に、前記等配基準角から前記調整角を減算した角度、及び前記等配基準角に前記調整角を加算した角度を繰り返すように前記第2の磁性部材が配置されている
    請求項10に記載の回転電機。
  13. 前記調整角が、0度より大きく、かつ前記等配基準角の4分の1より小さい
    請求項4から6、10から12のいずれか一項に記載の回転電機。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の回転電機を備え、
    前記回転電機は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する電動機。
  15. 請求項1から13のいずれか一項に記載の回転電機を備え、
    前記回転電機は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する機械。
  16. 請求項1から13のいずれか一項に記載の回転電機を備え、
    前記回転電機は、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機。
  17. 流体エネルギーを機械エネルギーに変換する流体機械と、
    請求項1から13のいずれか一項に記載の回転電機と、
    を備え、
    前記回転電機は、前記流体機械が変換して得た機械エネルギーを電気エネルギーに変換する発電装置。
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