JP6138064B2 - シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置、シート搬送方法 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置、シート搬送方法 Download PDF

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Description

本発明は、シート載置部からシート排出部へとシートを搬送するシート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置、及びシート搬送方法に関する。
原稿の画像を読取可能なスキャナーのような画像読取装置には、シート載置部から画像読取位置を経てシート排出部にシートを搬送するシート搬送装置が設けられることがある。この種の画像読取装置では、複数枚の原稿をシート載置部にセットすることにより、その複数枚の原稿から自動的に画像を読み取ることが可能である。このとき、シート搬送装置では、搬送ローラー等によりシートを搬送する際に搬送音が生じる。例えば、シート搬送装置で厚紙などの剛度の高いシートが搬送される場合に大きな搬送音が発生する。これに対し、搬送されるシートの剛度を検出し、検出結果に応じてシートの搬送速度を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−52933号公報
しかしながら、シート搬送装置で剛度の低いシートが搬送される場合であっても、例えば画像読取装置が静かな環境で使用される場合には、そのシートの搬送音が大きな雑音に聞こえるおそれがある。一方、シート搬送装置におけるシートの搬送速度を遅くすることで搬送音は抑制される。但し、シートの搬送速度を遅くすると多量の原稿から画像を読み取る際の所要時間が長くなる。即ち、搬送音の抑制と画像読取の高速化との間にはトレードオフの関係がある。
本発明の目的は、シートの搬送音の抑制と画像読取の高速化とをバランス良く達成することのできるシート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置、及びシート搬送方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート搬送装置は、搬送手段と、搬送速度制御手段とを備える。前記搬送手段は、シート載置部からシート排出部に複数のシートを連続して搬送可能である。前記搬送速度制御手段は、前記搬送手段により連続して搬送される前記シートの搬送速度を予め定められた第1速度から第2速度に向けて徐々に増加させる。
本発明の他の局面に係る画像読取装置は、シート搬送装置と、画像読取部とを備える。前記シート搬送装置は、搬送手段と、搬送速度制御手段とを備える。前記搬送手段は、シート載置部からシート排出部に複数のシートを連続して搬送可能である。前記搬送速度制御手段は、前記搬送手段により連続して搬送される前記シートの搬送速度を予め定められた第1速度から第2速度に向けて徐々に増加させる。前記画像読取部は、前記シート搬送装置によって搬送されるシートから画像データを読取可能である。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、画像読取装置と、画像形成部とを備える。前記画像読取装置は、シート搬送装置と、画像読取部とを備え、前記シート搬送装置は、搬送手段と、搬送速度制御手段とを備える。前記搬送手段は、シート載置部からシート排出部に複数のシートを連続して搬送可能である。前記搬送速度制御手段は、前記搬送手段により連続して搬送される前記シートの搬送速度を予め定められた第1速度から第2速度に向けて徐々に増加させる。前記画像読取部は、前記シート搬送装置によって搬送されるシートから画像データを読取可能である。前記画像形成部は、前記画像読取装置によって読み取られた読取画像データに基づいて画像を形成可能である。
本発明の他の局面に係るシート搬送方法は、シート搬送装置で実行されるシート搬送方法であって、下記の第1ステップ及び第2ステップを含む。前記第1ステップは、予め定められた第1速度でシート載置部からシート排出部へのシートの搬送を開始する。前記第2ステップは、前記シートの搬送速度を前記第1速度から予め定められた第2速度に向けて徐々に増加させる。
本発明によれば、シートの搬送音の抑制と画像読取の高速化とをバランス良く達成することが可能になる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のADFの構成を示す図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のADFの構成を示す図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置で実行される搬送速度制御処理の一例を示すフローチャート。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置で実行される搬送速度制御処理の一例を示すフローチャート。
以下に、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1〜図4を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成について説明する。ここで、図1は前記画像形成装置10の模式断面図である。また、図3は原稿載置部11の搬送口111を示す模式断面図であり、図3(A)はリフト部材113の下降時の状態を、図3(B)は前記リフト部材113の上昇時の状態を示す図である。なお、図3における太線は原稿を示すものである。また、図4は前記原稿載置部11の構成を示す平面図である。
図1及び図2に示すように、前記画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、及び操作表示部6を備える。前記画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能と共に、プリンター機能、ファクシミリー機能、又はコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、前記画像形成装置10において、前記ADF1及び前記制御部5を備える構成が本発明に係るシート搬送装置の一例である。また、本発明は、スキャナー装置、ファクシミリー装置、及びコピー機などの画像読取装置又は画像形成装置に適用可能である。
前記画像形成部3は、前記画像読取部2で読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて画像形成処理(印刷処理)を実行する電子写真方式の画像形成部である。具体的に、前記画像形成部3は、図1に示すように、感光体ドラム31、帯電装置32、露光装置(LSU)33、現像装置34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着ローラー37、加圧ローラー38、及び排紙トレイ39を備える。そして、前記画像形成部3では、前記給紙部4に着脱可能な給紙カセット41から供給される用紙に以下の手順で画像が形成され、画像形成後の用紙が前記排紙トレイ39に排出される。
まず、前記帯電装置32によって前記感光体ドラム31が所定の電位に一様に帯電される。次に、前記露光装置33により前記感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、前記感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、前記感光体ドラム31上の静電潜像は前記現像装置34によってトナー像として現像(可視像化)される。なお、前記現像装置34には、前記画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナー(現像剤)が補給される。続いて、前記感光体ドラム31に形成されたトナー像は前記転写ローラー35によって用紙に転写される。その後、用紙に転写されたトナー像は、その用紙が前記定着ローラー37及び前記加圧ローラー38の間を通過する際に前記定着ローラー37で加熱されて溶融定着する。なお、前記感光体ドラム31の表面に残存したトナーは前記クリーニング装置36で除去される。
前記制御部5は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、前記制御部5は、前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUを用いて実行することにより前記画像形成装置10を統括的に制御する。なお、前記制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、前記画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
前記操作表示部6は、前記制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて前記制御部5に各種の情報を入力するハードキー又はタッチパネルなどの操作部を有する。ここに、前記操作表示部6が操作手段の一例である。
前記画像読取部2は、図1に示すように、原稿台21、読取ユニット22、ミラー23、24、光学レンズ25、及びCCD(Charge Coupled Device)26を備える。前記原稿台21は、前記画像読取部2の上面に設けられた原稿の載置部である。前記読取ユニット22は、LED光源221及びミラー222を備え、不図示のモーターによって副走査方向(図1における左右方向)へ移動可能である。前記LED光源221は、主走査方向(図1における奥行方向)に沿って配列された多数の白色LEDを備える。前記ミラー222は、前記LED光源221から照射されて前記原稿台21上の読取位置にある原稿の表面で反射した後の光を前記ミラー23に向けて反射させる。そして、前記ミラー222で反射した光は、前記ミラー23、24によって前記光学レンズ25に導かれる。前記光学レンズ25は、入射した光を集光して前記CCD26に入射させる。前記CCD26は、前記光学レンズ25から入射される光の受光量に応じた電気信号を前記原稿の画像データとして前記制御部5に入力する光電変換素子などを有する。
前記ADF1は、前記画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。具体的に、前記ADF1は、図1、図3〜図4に示すように、原稿載置部11、複数の搬送ローラー12、原稿押さえ13、排紙部14、通過検出センサー15、距離検出センサー16、傾き規制部材17、並びに原稿検出センサー18A及び18Bを備える。
前記原稿載置部11は、前記画像読取部2によって読み取られる原稿が載置される原稿載置台である。前記原稿載置部11に載置された原稿は、前記ADF1の筐体に形成された搬送口111から前記排紙部14へ向けて搬送される。具体的に、前記原稿載置部11は、図3(A)に示すように、搬送方向112に向けて下方向に傾斜しており、前記搬送口111の下側には原稿を積載可能な空間が形成されている。また、前記原稿載置部11の前記搬送方向112側には、載置された原稿を前記搬送口111まで持ち上げるリフト部材113が設けられている。例えば、前記リフト部材113は、図3(A)及び(B)に示すように、前記搬送方向112の反対側の一端が軸支され、モーターなどの不図示の駆動手段によって他端が回動されることで、原稿を持ち上げ可能である。そして、前記リフト部材113により持ち上げられた原稿は、前記搬送口111に設けられたピックアップローラー114により前記ADF1の筐体内部に搬送される。ここに、前記原稿載置部11が、シート載置部の一例である。
なお、前記ADF1において、前記ピックアップローラー114は押し上げ可能に配置されており、前記ピックアップローラー114の上側には、前記ピックアップローラー114の押し上げを検出可能なセンサー115が設けられている。そして、前記駆動手段は、前記センサー115によって前記リフト部材113に載置された原稿による前記ピックアップローラー114の押し上げが検出されるまでの間、前記リフト部材113を回動させる。例えば、前記センサー115は、発光部と受光部を有する透過型の光センサーであって、前記ピックアップローラー114の押し上げに連動可能に配置された遮断部材116による光路の遮断を検出する。
前記搬送ローラー12は、前記ADF1内部の原稿の搬送経路上に設けられ、不図示のモーターで駆動されることにより、前記搬送口111から送出される原稿を前記画像読取部2による画像データの読取位置を通過させて前記排紙部14へと搬送する。また、前記原稿押さえ13は、前記読取位置を通過する原稿を前記原稿台21上に押さえつける。これにより、前記画像読取部2は、前記ADF1により搬送される原稿から画像データを読み取ることが可能である。ここに、前記排紙部14が、シート排出部の一例である。
前記通過検出センサー15は、図1に示すように、前記ADF1内部の原稿の搬送経路上に配置され、配置位置における原稿の通過を検出する。例えば、前記通過検出センサー15は、発光部と受光部を有する透過型の光センサーである。前記通過検出センサー15は、原稿の通過の有無を示す電気信号を前記制御部5に出力する。
前記距離検出センサー16は、図3に示すように、前記リフト部材113の下側に設けられ、鉛直方向における前記距離検出センサー16の配置位置から前記リフト部材113の他端側の底面までの距離(高さ)を検出する。例えば、前記距離検出センサー16は、発光部と受光部を有する反射型光センサーである。前記距離検出センサー16は、前記距離検出センサー16の配置位置から前記リフト部材113の他端側の底面までの距離に応じた電気信号を前記制御部5に出力する。
前記傾き規制部材17は、図4に示すように、前記リフト部材113において前記搬送方向112に垂直な方向に対向して配置された一対の板状部材である。前記傾き規制部材17は、互いに近接する方向に向けて連動可能に設けられており、前記原稿載置部11に載置された原稿を前記搬送方向112に垂直な方向上で挟み込んで、載置された原稿の前記搬送方向112に対する傾きを是正可能である。
ここで、前記リフト部材113の内部には、前記傾き規制部材17の前記搬送方向112に垂直な方向における位置を検出するための位置検出回路17Aが組み込まれている。例えば、前記位置検出回路17Aは、前記搬送方向112に垂直な方向上に複数の電気端子を有し、複数の電気端子のいずれか一つが前記傾き規制部材17の底面に設けられた金属板と接触した場合に、前記金属板と接触した前記電気端子の配置位置に応じた電気信号を前記制御部5に出力可能に構成される。そして、前記制御部5は、前記位置検出回路17Aから入力される電気信号に基づいて、前記傾き規制部材17各々の位置、即ち前記リフト部材113に載置される原稿の幅を検出可能である。
前記原稿検出センサー18A及び18Bは、図4に示すように前記原稿載置部11に設けられ、配置位置における原稿の有無を検出可能である。具体的に、前記原稿検出センサー18Aは、前記リフト部材113の前記搬送方向112側の端部中央付近に配置される。また、前記原稿検出センサー18Bは、前記原稿検出センサー18Aの配置位置から前記搬送方向112と逆方向に予め定められた距離だけ離れた位置に配置される。具体的に、前記原稿検出センサー18Bは、前記原稿載置部11に長手方向を前記搬送方向112に垂直な方向に向けて載置されたA4サイズの原稿に覆われない位置に配置される。例えば、前記原稿検出センサー18A及び18Bは、発光部と受光部を有する反射型の光センサーである。前記原稿検出センサー18A及び18Bは、各々原稿の有無に応じた電気信号を前記制御部5に出力する。
ところで、前記ADF1のようなシート搬送装置で原稿などのシートを搬送する際には、前記搬送ローラー12等により搬送音が生じる。例えば、シート搬送装置で厚紙などの剛度の高いシートが搬送される場合に大きな搬送音が発生する。これに対して、搬送されるシートの剛度を検出し、検出結果に応じてシートの搬送速度を制御する技術が知られている。しかしながら、シート搬送装置で剛度の低いシートが搬送される場合であっても、例えばシート搬送装置が静かな環境で使用される場合には、そのシートの搬送音が大きな雑音に聞こえるおそれがある。一方、シート搬送装置におけるシートの搬送速度を遅くすることで搬送音は抑制される。但し、シートの搬送速度を遅くすると多量の原稿から画像を読み取る際の所要時間が長くなる。即ち、搬送音の抑制と画像読取の高速化との間にはトレードオフの関係がある。これに対して、前記画像形成装置10では、以下に説明するように、シートの搬送音の抑制と画像読取の高速化とをバランス良く達成することが可能である。
具体的に、前記制御部5の前記ROM又は前記EEPROMには、前記CPUに後述の搬送速度制御処理(図5及び図6参照)を実行させるための搬送速度制御プログラムが予め記憶されている。なお、前記搬送速度制御プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて前記制御部5の前記EEPROMなどの記憶部にインストールされるものであってもよい。
そして、前記制御部5は、図2に示すように、原稿検出部51、枚数検出部52、サイズ検出部53、搬送部54、搬送速度制御部55、及び条件変更部56を含む。前記制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記搬送速度制御プログラムを実行することにより、前記原稿検出部51、前記枚数検出部52、前記サイズ検出部53、前記搬送部54、前記搬送速度制御部55、及び条件変更部56として機能する。ここに、前記枚数検出部52が枚数検出手段の一例であり、前記サイズ検出部53がサイズ検出手段の一例である。また、前記搬送部54が搬送手段の一例であり、前記搬送速度制御部55が搬送速度制御手段の一例である。更に、前記条件変更部56が条件変更手段の一例である。
前記原稿検出部51は、前記原稿載置部11に載置される原稿の有無を検出する。具体的に、前記原稿検出部51は、前記原稿検出センサー18Aから出力される電気信号に基づいて原稿の有無を検出する。
前記枚数検出部52は、前記原稿載置部11に載置される原稿の枚数を検出する。具体的に、前記枚数検出部52は、前記距離検出センサー16から出力される電気信号に基づいて、前記距離検出センサー16の配置位置から前記リフト部材113の他端側の底面までの距離を検出する。そして、前記枚数検出部52は、検出された前記距離に基づいて、予め前記EEPROMなどの記憶部に記憶された前記距離と原稿の枚数との対応関係を示す第1テーブルデータを参照することで、原稿の枚数を取得可能である。なお、前記原稿載置部11に載置される原稿の枚数を検出する方法は上記のものに限られず、他の周知の方法が用いられるものであってよい。
前記サイズ検出部53は、前記原稿載置部11に載置される原稿のサイズを検出する。具体的に、前記サイズ検出部53は、前記位置検出回路17Aから出力される電気信号に基づいて原稿の幅を検出する。そして、前記サイズ検出部53は、検出された原稿の幅に基づいて、予め前記EEPROMなどの記憶部に記憶された原稿の幅と原稿のサイズとの対応関係を示す第2テーブルデータを参照することで、原稿のサイズを取得可能である。なお、例えばA3サイズの横置きとA4サイズの縦置きのように、原稿の幅から取得される原稿のサイズが複数となることがある。この場合、前記サイズ検出部53は、前記原稿検出センサー18Bから出力される電気信号に基づいて、取得された複数の原稿のサイズから、前記原稿載置部11に載置された原稿のサイズを特定する。
前記搬送部54は、前記原稿載置部11から前記排紙部14に複数の原稿を連続して搬送可能である。具体的に、前記搬送部54は、前記搬送ローラー12を回転させる前記モーターの駆動を制御して、予め定められた速度で原稿を搬送する。例えば、前記搬送部54は、前記RAMの予め定められた記憶領域に記憶されることによって設定される搬送速度に基づいて原稿を搬送する。
前記搬送速度制御部55は、前記搬送部54により連続して搬送される前記原稿の前記搬送速度を予め定められた第1速度V1から第2速度V2に向けて徐々に増加させる。ここで、前記第2速度V2は、例えば前記画像形成装置10の初期出荷の段階等において、前記ADF1で搬送される原稿の画像を最大の解像度で読み取る場合の読取速度(搬送速度)の上限値として、予め前記EEPROM等の記憶部に設定された速度である。また、前記第1速度V1は、前記第2速度V2よりも遅い速度として、予め前記EEPROM等の記憶部に設定された速度である。
具体的に、前記搬送速度制御部55は、前記搬送部54により連続して搬送された前記原稿の枚数が予め定められた枚数増加するごとに前記搬送速度を増加させる。例えば、前記搬送速度制御部55は、前記搬送速度を前記第1速度V1に設定して前記搬送部54に原稿の搬送を開始させ、搬送された原稿の枚数が5枚増加するごとに、前記搬送速度に増加分X1を加算していくことが考えられる。なお、前記搬送速度制御部55は、前記通過検出センサー15から出力される電気信号に基づいて、搬送された原稿の枚数を取得する。
また、前記搬送速度制御部55は、前記枚数検出部52により検出される原稿の枚数が予め定められた第1閾値以下である場合は前記搬送速度を前記第1速度V1に固定し、前記第1閾値を超える場合は前記搬送速度を前記第1速度V1から前記第2速度V2に徐々に増加させる。一方、前記搬送速度制御部55は、前記枚数検出部52により検出される原稿の枚数が予め定められた第2閾値を超える場合は前記搬送速度を前記第2速度V2に固定し、前記第2閾値以下である場合は前記搬送速度を前記第1速度V1から前記第2速度V2に徐々に増加させる。例えば、前記第1閾値を10枚とし、前記第2閾値を50枚とすることが考えられる。
更に、前記搬送速度制御部55は、前記サイズ検出部53により検出される原稿のサイズに応じて前記第1速度V1を変更する。具体的に、前記搬送速度制御部55は、前記サイズ検出部53により検出される原稿のサイズが予め定められた特定サイズ以上である場合に、前記搬送速度が遅くなるように前記第1速度V1を変更する。例えば、前記サイズ検出部53により検出される原稿のサイズがB4サイズ以上であって、前記第1速度V1が前記搬送速度として設定される場合に、前記第1速度V1よりも遅い第3速度V3を、前記第1速度V1に替えて前記設定速度として設定することが考えられる。なお、前記搬送速度制御部55が、前記第1速度V1に替えて、前記第2速度V2又は速度の増加率を、前記搬送速度が遅くなるように変更することも考えられる。また、前記搬送速度制御部55が、前記第1速度V1、前記第2速度V2、及び前記速度の増加率のいずれか一つ又は複数を、前記搬送速度が遅くなるように変更するものであってもよい。
前記条件変更部56は、前記第1速度V1、前記第2速度V2、前記搬送速度制御部55による前記搬送速度の増加率、前記第1閾値、前記第2閾値、及び前記特定サイズを前記操作表示部6に対するユーザー操作に応じて変更可能である。ここで、前記搬送速度の増加率は、前記増加分X1及び前記増加分X1の加算から次の加算までの間の原稿の搬送枚数である。例えば、前記条件変更部56は、ユーザーにより前記第1速度V1等の設定変更を行う旨の操作入力が前記操作表示部6に対して行われた場合に、前記第1速度V1等を設定するための設定画面を前記操作表示部6に表示させる。そして、前記条件変更部56は、ユーザーによる前記表示画面における入力操作に従って、前記第1速度V1等を変更する。
[搬送速度制御処理]
以下、図5及び図6を参照しつつ、前記画像形成装置10において前記制御部5が前記搬送速度制御プログラムに従って実行する搬送速度制御処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、前記制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、前記制御部5は、前記原稿載置部11に原稿が載置されているか否かを判断する。具体的に、前記制御部5は、前記原稿検出センサー18Aから出力される電気信号に基づいて原稿の有無を検出する。ここに、前記ステップS11の処理は、前記制御部5の前記原稿検出部51により実行される。
ここで、前記制御部5は、前記原稿載置部11に原稿が載置されていると判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。また、前記原稿載置部11に原稿が載置されていなければ(S11のNo側)、前記制御部5は、前記ステップS11で前記原稿載置部11に原稿が載置されるのを待ち受ける。
<ステップS12>
ステップS12において、前記制御部5は、前記原稿載置部11に載置されている原稿のサイズを検出する。具体的に、前記制御部5は、前記位置検出回路17Aから出力される電気信号に基づいて原稿の幅を検出し、検出結果に基づいて前記第2テーブルデータを参照することで原稿のサイズを取得する。また、前記制御部5は、複数の原稿のサイズが取得された場合に、前記原稿検出センサー18Bから出力される電気信号に基づいて原稿のサイズを特定する。ここに、前記ステップS12の処理は、前記制御部5の前記サイズ検出部53により実行される。
<ステップS13>
ステップS13において、前記制御部5は、前記原稿載置部11に載置されている原稿の枚数を検出する。具体的に、前記制御部5は、前記駆動手段を制御して前記リフト部材113に載置された原稿が前記ピックアップローラー114を押し上げる位置まで前記リフト部材113を回動させる。そして、前記制御部5は、前記距離検出センサー16から出力される電気信号に基づいて前記距離検出センサー16の配置位置から前記リフト部材113の他端側の底面までの距離を検出し、検出結果に基づいて前記第1テーブルデータを参照することで原稿の枚数を取得する。ここに、前記ステップS13の処理は、前記制御部5の前記枚数検出部52により実行される。
<ステップS14>
ステップS14において、前記制御部5は、前記原稿載置部11に載置された原稿が取り出されたか否かを判断する。具体的に、前記制御部5は、前記原稿検出センサー18Aから出力される電気信号に基づいて原稿の有無を検出する。ここに、前記ステップS14の処理は、前記制御部5の前記原稿検出部51により実行される。
ここで、前記制御部5は、前記原稿載置部11に載置された原稿が取り出されたと判断すると(S14のYes側)、処理をステップS11に移行させる。また、前記原稿載置部11に載置された原稿が取り出されていなければ(S14のNo側)、前記制御部5は、処理をステップS15に移行させる。
<ステップS15>
ステップS15において、前記制御部5は、前記操作表示部6に対して前記原稿載置部11に載置された原稿についての画像読取処理の実行操作がユーザーにより行われたか否かを判断する。
ここで、前記制御部5は、前記操作表示部6に対して前記実行操作が行われたと判断すると(S15のYes側)、処理をステップS16に移行させる。また、前記操作表示部6に対して前記実行操作が行われていなければ(S15のNo側)、前記制御部5は、処理をステップS14に移行させて、前記原稿載置部11に載置された原稿が取り出されるまでの間、前記操作表示部6に対する前記実行操作を待ち受ける。
<ステップS16>
ステップS16において、前記制御部5は、前記ステップS13で取得された原稿の枚数が前記第2閾値として設定された50枚を超えているか否かを判断する。
ここで、前記制御部5は、原稿の枚数が50枚を超えていると判断すると(S16のYes側)、処理をステップS161に移行させる。また、原稿の枚数が50枚を超えていなければ(S16のNo側)、前記制御部5は、処理をステップS17に移行させる。
<ステップS161>
ステップS161において、前記制御部5は、前記搬送速度を前記第2速度V2に設定する。即ち、前記原稿載置部11に載置されている原稿の枚数が多い場合には、原稿画像の読み取りに要する時間が長くなる。そこで、前記搬送速度制御処理では、前記原稿載置部11に載置されている原稿の枚数が前記第2閾値を超える場合には、搬送音の抑制より画像読取の高速化を優先して、前記搬送速度が前記第2速度V2に固定される。これにより、前記原稿載置部11に載置されている原稿の枚数が多い場合における、前記画像読取処理に要する時間が短縮される。ここに、前記ステップS161の処理は、前記制御部5の前記搬送速度制御部55により実行される。
<ステップS17>
ステップS17において、前記制御部5は、前記ステップS12で取得された原稿のサイズが前記特定サイズとして設定されたB4サイズ以上であるか否かを判断する。
ここで、前記制御部5は、原稿のサイズがB4サイズ以上であると判断すると(S17のYes側)、処理をステップS171に移行させる。また、原稿のサイズがB4サイズ以上でなければ(S17のNo側)、前記制御部5は、処理をステップS18に移行させる。
<ステップS171>
ステップS171において、前記制御部5は、前記搬送速度を前記第3速度V3に設定する。即ち、前記ADF1でサイズの大きな原稿が搬送される場合には、サイズの小さな原稿と比較して搬送音が大きくなる。そこで、前記搬送速度制御処理では、前記原稿載置部11に載置されている原稿のサイズが前記特定サイズ以上の場合には、画像読取の高速化より搬送音の抑制を優先して、前記搬送速度の初速が前記第1速度V1より遅い前記第3速度に設定される。これにより、前記ADF1でサイズの大きな原稿が搬送される際の搬送音が抑制される。ここに、前記ステップS171の処理は、前記制御部5の前記搬送速度制御部55により実行される。
<ステップS18>
ステップS18において、前記制御部5は、前記搬送速度を前記第1速度V1に設定する。ここに、前記ステップS18の処理は、前記制御部5の前記搬送速度制御部55により実行される。
<ステップS19>
ステップS19において、前記制御部5は、前記ステップS13で取得された原稿の枚数が前記第1閾値として設定された10枚以下であるか否かを判断する。
ここで、前記制御部5は、原稿の枚数が10枚以下であると判断すると(S19のYes側)、処理をステップS191に移行させる。また、原稿の枚数が10枚以下でなければ(S19のNo側)、前記制御部5は、処理をステップS20に移行させる。
<ステップS191>
ステップS191において、前記制御部5は、前記原稿載置部11に載置されている原稿を前記搬送速度で順次搬送して、前記画像読取部2に原稿の画像データを読み取らせる。ここで、前記制御部5は、画像データの読み取りの際に原稿に照射される前記LED光源221の光の光量を、前記搬送速度に応じて変更する。具体的に、前記制御部5は、前記搬送速度が前記第1速度V1又は前記第3速度V3の場合には、前記LED光源221から照射される光の光量を、前記搬送速度が前記第2速度V2の場合に前記LED光源221から照射される光の光量よりも少なくなるよう制御する。これにより、前記搬送速度を変化させることによる原稿の前記主走査方向1ラインに対する光の照射時間の変化に関わらず、原稿で反射されて前記CCD26で受光される光の光量を一定の水準に維持することが可能となる。そして、前記制御部5は、前記原稿載置部11に載置されている原稿画像の読み取りが終了した後、処理を前記ステップS11に移行させる。ここに、前記ステップS191における原稿を搬送する処理は、前記制御部5の前記搬送部54により実行される。
ここで、前記ステップS18で前記搬送速度が前記第1速度V1に設定された場合には、前記搬送速度が前記第1速度V1に固定されて原稿の画像が読み取られる。即ち、前記原稿載置部11に載置されている原稿の枚数が少ない場合には、原稿画像の読み取りに要する時間は短時間となる。そこで、前記搬送速度制御処理では、前記原稿載置部11に載置されている原稿の枚数が前記第1閾値以下の場合には、画像読取の高速化より搬送音の抑制を優先して、前記搬送速度が前記第1速度V1に固定される。これにより、前記原稿載置部11に載置されている原稿の枚数が少ない場合における、前記ADF1で発生する搬送音が抑制される。
<ステップS20>
ステップS20において、前記制御部5は、以下に述べる段階制御処理を実行する。そして、前記制御部5は、前記段階制御処理が終了した後に、処理を前記ステップS11に移行させる。
[段階制御処理]
ここで、図6を参照しつつ、前記搬送速度制御処理の前記ステップS20において実行される前記段階制御処理の手順の一例について説明する。
<ステップS31>
まず、ステップS31において、前記制御部5は、前記原稿載置部11に載置されている原稿を前記搬送速度で一枚搬送して、前記画像読取部2に原稿の画像データを読み取らせる。なお、前記制御部5は、後述のステップS34で最初に前記搬送速度が増加されるまでの間、前記第1速度V1(又は前記第3速度V3)で原稿を搬送する。また、前記制御部5は、前記搬送速度制御処理の前記ステップS191と同様に、前記LED光源221から照射される光の光量を前記搬送速度に応じて変更する。ここに、前記ステップS31の処理が第1ステップの一例である。また、前記ステップS31における原稿を搬送する処理は、前記制御部5の前記搬送部54により実行される。
<ステップS32>
ステップS32において、前記制御部5は、前記原稿載置部11に載置されていた原稿の全てが搬送されたか否かを判断する。具体的に、前記制御部5は、前記原稿検出センサー18Aから出力される電気信号に基づいて原稿の有無を検出する。ここに、前記ステップS32の処理は、前記制御部5の前記原稿検出部51により実行される。
ここで、前記制御部5は、原稿の全てが搬送されたと判断すると(S32のYes側)、前記段階制御処理を終了させる。また、原稿の全てが搬送されていなければ(S32のNo側)、前記制御部5は、処理をステップS33に移行させる。
<ステップS33>
ステップS33において、前記制御部5は、搬送された原稿の枚数が5の倍数であるか否かを判断する。具体的に、前記制御部5は、前記通過検出センサー15から出力される電気信号に基づいて、搬送された原稿の枚数を集計し、集計した枚数が5の倍数であるか否かを判断する。
ここで、前記制御部5は、搬送された原稿の枚数が5の倍数であると判断すると(S33のYes側)、処理をステップS34に移行させる。また、搬送された原稿の枚数が5の倍数でなければ(S33のNo側)、前記制御部5は、処理をステップS31に移行させて次の原稿を前記画像読取部2に読み取らせる。
<ステップS34>
ステップS34において、前記制御部5は、前記搬送速度に前記増加分X1を加算する。即ち、前記段階制御処理では、原稿が5枚搬送されるごとに、前記搬送速度に前記増加分X1が加算される。そのため、前記搬送速度は、初速の前記第1速度V1(又は前記第3速度V3)から徐々に増加することになる。ここに、前記ステップS34の処理が第2ステップの一例であって、前記制御部5の前記搬送速度制御部55により実行される。
<ステップS35>
ステップS35において、前記制御部5は、前記搬送速度が前記第2速度V2以上であるか否かを判断する。
ここで、前記制御部5は、前記搬送速度が前記第2速度V2以上であると判断すると(S35のYes側)、処理をステップS36に移行させる。また、前記搬送速度が前記第2速度V2以上でなければ(S35のNo側)、前記制御部5は、処理をステップS31に移行させて、次の原稿を前記読取制御部2に読み取らせる。
<ステップS36>
ステップS36において、前記制御部5は、前記原稿載置部11に残っている原稿を前記搬送速度で順次搬送して、前記画像読取部2に原稿の画像データを読み取らせる。なお、前記制御部5は、前記ステップS34の処理で前記搬送速度が前記第2速度V2を超えた場合には、前記搬送速度を前記第2速度V2に設定し直した上で原稿を搬送する。そして、前記制御部5は、前記原稿載置部11に載置されている原稿画像の読み取りが終了した後、前記段階制御処理を終了させる。ここに、前記ステップS36における原稿を搬送する処理は、前記制御部5の前記搬送部54により実行される。
なお、前記搬送速度制御処理で用いられる前記第1速度V1、前記第2速度V2、前記搬送速度の増加率、前記第1閾値、前記第2閾値、及び前記特定サイズは、前記操作表示部6に対する設定操作を行うことで、ユーザーの任意に変更可能である。具体的に、前記制御部5は、ユーザーにより前記第1速度V1等の設定変更を行う旨の操作入力が前記操作表示部6に対して行われた場合に、前記第1速度V1等を設定するための前記設定画面を前記操作表示部6に表示させる。そして、前記制御部5は、ユーザーによる前記設定画面における入力操作に従って、前記第1速度V1等を変更する。ここに、以上の処理は、前記制御部5の前記条件変更部56により実行される。
また、ユーザーが予め、または前記画像読取処理の途中で前記操作表示部6に対して前記画像読取処理における原稿の前記搬送速度を設定した場合には、前記搬送速度制御処理における前記搬送速度の制御に関わらず、ユーザーにより設定された前記搬送速度で原稿を搬送することが考えられる。これにより、ユーザーの意向を反映した前記搬送速度で原稿を搬送することが可能となる。
以上に説明したように、前記搬送速度制御処理では、前記ADF1で搬送される原稿の前記搬送速度が前記第1速度V1から前記第2搬送速度V2に向けて徐々に増加される。そのため、原稿の搬送音の抑制と画像読取の高速化とをバランス良く達成することが可能である。
また、前記搬送速度制御処理では、予め定められた枚数が搬送されるごとに、前記搬送速度に前記増加分X1が加算される。そのため、前記搬送速度の前記第1速度V1から前記第2速度V2に向けての増加を簡素な処理で実現可能である。
なお、前記搬送速度制御処理において、予め定められた時間が経過するごとに前記搬送速度を増加させることが他の実施形態として考えらえる。例えば、前記時間は10秒とすることが考えられる。このような構成であっても、前記搬送速度の前記第1速度V1から前記第2速度V2に向けての増加が簡素な処理で実現される。
また、前記搬送速度制御処理において、検出された原稿のサイズが予め定められたサイズ以下である場合に、前記第1速度V1、前記第2速度V2、及び前記速度の増加率のいずれか一つ又は複数を前記搬送速度が速くなるように変更することが他の実施形態として考えられる。これにより、前記ADF1で搬送される原稿のサイズに合わせて、原稿の搬送音の抑制と画像読取の高速化とをバランスを図ることが可能となる。
ところで、本発明の適用例は、前記画像形成装置10の前記ADF1のような自動原稿搬送装置に限られない。例えば、前記画像形成装置10の前記画像形成部3における印刷用紙等の搬送手段にも本発明が適用可能である。
1 :ADF
11:原稿載置部
12:搬送ローラー
13:原稿押さえ
14:排紙部
15:通過検出センサー
16:距離検出センサー
17:傾き規制部材
18A、18B:原稿検出センサー
2 :画像読取部
3 :画像形成部
4 :給紙部
5 :制御部
51:原稿検出部
52:枚数検出部
53:サイズ検出部
54:搬送部
55:搬送速度制御部
56:条件変更部
6 :操作表示部
10:画像形成装置

Claims (8)

  1. シート載置部からシート排出部に複数のシートを連続して搬送可能な搬送手段と、
    前記搬送手段により連続して搬送された前記シートの枚数が予め定められた枚数増加するごとに、又は予め定められた時間が経過するごとに、前記搬送手段により連続して搬送される前記シートの搬送速度を予め定められた第1速度から第2速度に向けて予め定められた増加分ずつ増加させる搬送速度制御手段と、
    前記シート載置部に載置される前記シートの枚数を検出する枚数検出手段と、
    前記シート載置部に載置される前記シートのサイズを検出するサイズ検出手段と、
    を備え
    前記搬送速度制御手段が、前記枚数検出手段により検出される前記シートの枚数が予め定められた第1閾値以下である場合は前記搬送手段による前記シートの搬送速度を前記第1速度に固定し、前記第1閾値を超える場合は前記搬送手段による前記シートの搬送速度を前記第1速度から前記第2速度に増加させ、前記サイズ検出手段により検出される前記シートのサイズに応じて前記増加分を変更し、
    前記増加分が、前記サイズ検出手段により検出される前記シートのサイズが予め定められた特定サイズ以上である場合の方が、前記サイズ検出手段により検出される前記シートのサイズが前記特定サイズ未満である場合に比べて小さいシート搬送装置。
  2. 前記搬送速度制御手段が、前記枚数検出手段により検出されるシートの枚数が予め定められた第2閾値を超える場合は前記搬送手段によるシートの搬送速度を前記第2速度に固定し、前記第2閾値以下である場合は前記搬送手段によるシートの搬送速度を前記第1速度から前記第2速度増加させる請求項に記載のシート搬送装置。
  3. 前記搬送速度制御手段が、前記サイズ検出手段により検出されるシートのサイズに応じて前記第1速度、及び前記第2速度のいずれか一方又は両方を変更する請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記搬送速度制御手段が、前記サイズ検出手段により検出されるシートのサイズが前記特定サイズ以上である場合に、前記搬送速度が遅くなるように前記第1速度、及び前記第2速度のいずれか一方又は両方を変更する請求項1〜3のいずれかに記載のシート搬送装置。
  5. ユーザー操作を受け付ける操作手段と、
    前記第1速度、前記第2速度、前記増加分、前記第1閾値、前記第2閾値、及び前記特定サイズのいずれか一つ又は複数を前記操作手段に対するユーザー操作に応じて変更可能な条件変更手段と、
    を更に備える請求項1〜4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のシート搬送装置と、前記シート搬送装置によって搬送されるシートから画像データを読取可能な画像読取部と、を備える画像読取装置。
  7. 請求項に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取られた読取画像データに基づいて画像を形成可能な画像形成部と、を備える画像形成装置。
  8. シート搬送装置におけるシート搬送方法であって、
    予め定められた第1速度でシート載置部からシート排出部へのシートの搬送を開始する第1ステップと、
    前記第1ステップにより連続して搬送された前記シートの枚数が予め定められた枚数増加するごとに、又は予め定められた時間が経過するごとに、前記シートの搬送速度を前記第1速度から予め定められた第2速度に向けて予め定められた増加分ずつ増加させる第2ステップと、
    前記シート載置部に載置される前記シートの枚数を検出する第3ステップと、
    前記シート載置部に載置される前記シートのサイズを検出する第4ステップと、
    を含み、
    前記第2ステップでは、前記第3ステップにより検出される前記シートの枚数が予め定められた第1閾値以下である場合は前記シートの搬送速度が前記第1速度に固定され、前記第1閾値を超える場合は前記シートの搬送速度が前記第1速度から前記第2速度に増加され、前記第4ステップにより検出される前記シートのサイズに応じて前記増加分が変更され、
    前記増加分が、前記第4ステップにより検出される前記シートのサイズが予め定められた特定サイズ以上である場合の方が、前記第4ステップにより検出される前記シートのサイズが前記特定サイズ未満である場合に比べて小さいシート搬送方法。

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