JP6136797B2 - 自動販売機の商品見本展示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動販売機における本体キャビネットの庫内に缶入り飲料,ペットボトル入り飲料などの商品をコールド,ホット状態に区分して保存し、外扉のディスプレイ室内に設置したディスプレイ台上に複数の商品見本を左右に並べて展示した自動販売機の商品見本展示装置に関するものである。
この種の従来の自動販売機の商品見本展示装置について図13を用いて説明する。図13は一般的な缶入り飲料,ペットボトル入り飲料を販売する自動販売機の斜視図である。図に示すように、この自動販売機は、前面が開放した断熱筐体として形成された本体キャビネット10と、本体キャビネット10の前面に開閉可能に支持された外扉20とからなる。本体キャビネット10の商品収納庫の前面は開閉可能な断熱内扉30によって閉塞されている。本体キャビネット10の庫内には、断熱仕切壁により左右方向に複数の商品収納室に区分され、各商品収納室には商品を横倒し状態で収納するとともに下端部に商品搬出機構を有する商品ラックが収設され、また、各商品収納室の下端には、当該各商品収納室を冷却もしくは加熱して商品ラックに収納した商品をコールド・ホット状態に保存する冷却/加熱ユニットが配設されている。
前記外扉20の前面の上部域は透明板40で覆われ、この透明板40と外扉20に開閉可能に支持された中扉60との間の空間がディスプレイ室50として形成されている。前記中扉60の前面には、本体キャビネット10の庫内に収納した商品に対応した複数の立体状商品見本80を左右に一列に並べて載置したディスプレイ台70が上下方向に3段並べて取付けられている。前記透明板40には、各ディスプレイ台70と対峙する位置に商品選択ボタンユニット90が設けられ、商品選択ボタンユニット90は、ディスプレイ台70に載置された各立体状商品見本80に対応して左右に一列に並べて設けた商品選択ボタン901を有している。さらに、外扉20の前面には、硬貨識別装置207に連通する硬貨投入口201、紙幣識別装置208に連通する紙幣挿入口202、返却レバー203、ロック付ハンドル204、硬貨返却口205、および商品取出口206などが設けられている。
前記ディスプレイ台70は、良く知られているように、中扉60に固定された左右一対の固定部材とこの左右一対の固定部材に着脱自在に装着される商品載置台からなる。前記商品載置台は、縦断面略コ字形で下方が開放した横長箱状体の内部に蛍光灯などの照明光源が設けられ、その上面壁には立体状商品見本80を嵌合保持する嵌合部が左右方向に複数並設されている。
前記立体状商品見本80は硬質の光透過材料により形成された中空状の本体部に商品のデザインが施されるとともに当該本体部の底面に光導入部を設けられている。前記立体状商品見本80は当該本体部の底面の光導入部の周囲に設けた係合部を前記ディスプレイ台70に形成した嵌合部に嵌合保持されるように構成されている。これにより、ディスプレイ台70に形成した嵌合部に合致した係合部を有する商品見本80、すなわち、指定の商品見本80のみを展示可能とし、指定以外の商品見本が展示されるのを防止している。前記立体状商品見本80は立体、具体的には、缶,瓶,ペットボトルなどの容器形状に一致させた中空状の本体部を備えた商品見本、前記中空状の本体部を縦方向に半分に切断してコストの低減を図った半割り状の商品見本などが一般的であるが、商品見本の更なるコスト低減を図るため、例えば、半割り状の商品見本を薄いフィルム状の光透過材料により形成した商品見本も出現している。ところが、この薄いフィルム状の光透過材料からなる商品見本は、前述したディスプレイ台70の嵌合部に嵌合させて自立させることができない。そこで、薄いフィルム状の光透過材料からなる半割り状の商品見本の底板を挟持して自立させるとともにディスプレイ台70の嵌合部に着脱自在な商品見本展示用アタッチメントを用いて展示するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−240603号公報
上記特許文献1に記載された自動販売機の商品見本展示装置によれば、ディスプレイ台70の嵌合部に嵌合させることができない、例えば、薄いフィルム状の光透過材料により形成された半割り状の商品見本も商品見本展示用アタッチメントを用いれば自立させてディスプレイ台70に展示することができ、ディスプレイ台70の嵌合部に直接嵌合させて展示可能な従前の商品見本80と並べて展示、若しくは選択的に展示できる点ですぐれている。
ところで、ディスプレイ台70の嵌合部に嵌合させることができない薄いフィルム状の光透過材料により形成された割り状の商品見本はコストの低減を図ったものであるが、これを展示するために商品見本展示用アタッチメントを採用するとコストが相殺されてしまうおそれがあり、また、ディスプレイ台70には左右方向に複数の商品見本が展示されるとともにディスプレイ台70が上下方向に複数段配設されることから多数の商品見本展示用アタッチメントを用意せねばならないという課題を有する。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、商品見本展示用アタッチメントを用いることなく複数種類の商品見本をディスプレイ台に展示可能な自動販売機の商品見本展示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため請求項1に係る発明は、本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を嵌合保持する嵌合部が形成されたステージを有するディスプレイ台を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、前記ディスプレイ台のステージは、自身の前方域に前記ステージに形成された嵌合部に嵌合保持される商品見本とは異なる商品見本を自立させて展示する左右一対のフック片と、このフック片の間に形成された挟持片からなる係止部を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、係止部は少なくとも商品見本の冷温情報を表示する商品情報表示部材の上方領域を覆う態様でディスプレイ台のステージの前方域に突出してなることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、前記ディスプレイ台は外扉若しくは外扉に開閉可能に支持された中扉に係止固定されることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を嵌合保持する嵌合部が形成されたステージを有するディスプレイ台を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、前記ディスプレイ台のステージは、自身の前方域に前記ステージに形成された嵌合部に嵌合保持される商品見本とは異なる商品見本を自立させて展示する左右一対のフック片と、このフック片の間に形成された挟持片からなる係止部を備えたことにより、ディスプレイ台のステージの形成した嵌合部に嵌合させて自立させることのできない商品見本であっても商品見本展示用アタッチメントを用いることなくディスプレイ台に自立させて展示することができ、異なる種類の商品見本を選択的に展示することが可能となる。
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、係止部は少なくとも商品見本の冷温情報を表示する商品情報表示部材の上方領域を覆う態様でディスプレイ台のステージの前方域に突出してなることにより、係止部は商品情報表示部材の上動を阻止するストッパとして機能し、商品情報表示部材の脱落を防止することが可能となる。
また、請求項3に係る発明によれば、請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、前記ディスプレイ台は外扉若しくは外扉に開閉可能に支持された中扉に係止固定されることにより、ディスプレイ台を外扉に取付ける顧客仕様および前記ディスプレイ台を中扉に取付ける顧客仕様にも対応することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る自動販売機の外扉に形成されたディスプレイ室の要部斜視図である。 図1のディスプレイ台を示す要部斜視図である。 図2に示したディスプレイ台に加えて商品情報表示部材,ホルダーを共に示す分解斜視図である。 商品載置台、ブラケットおよび押え金具の拡大斜視図である。 図3に示したホルダーの取付状態を示し、(a)はホルダーを取付金具に取り付けた状態の側面図、(b)は(a)の分解図である。 図2のディスプレイ台への商品見本の取付けを示し、(a)はフィルム状の商品見本を取付けたディスプレイ台(商品載置台)の側面図、(b)は(a)の下方から見た斜視図、(c)はフィルム状の商品見本の底面図、(d)は立体状の商品見本を取付けたディスプレイ台(商品載置台)の側面図である。 本発明の実施の形態2に係る自動販売機の商品見本展示装置に係るディスプレイ台を示し、(a)はディスプレイ台を中扉に係止固定した状態の要部斜視図、(b)は(a)の分解図である。 図7に示したディスプレイ台の分解斜視図である。 図8に示した商品載置台およびブラケットの拡大斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る自動販売機の商品見本展示装置に係るディスプレイ台を示す要部斜視図である。 図10に示したディスプレイ台に加えて商品情報表示部材を示す分解斜視図である。 図10に示した商品載置台の拡大斜視図である。 本発明が対象とする自動販売機の一例を示し、(a)はその正面図、(b)は外扉を開放した状態の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る自動販売機の商品見本展示装置について添付図面を参照して説明する。ここで、本発明の実施の形態に係る自動販売機の商品見本展示装置が従来装置と相違する点は特にディスプレイ台の周辺であるので、ここでは従来装置と相違するディスプレイ台の周辺について説明することとし、また、自動販売機の全体構成は図13に示したものと同一であるので適宜図13を参照しつつ説明を行う。
(実施の形態1)
図1において、20で再び外扉を示し、この外扉20の前面を覆う透明板40と図13に示した中扉60との間の空間がディスプレイ室50として形成されている。1は本発明に係るディスプレイ台であり、薄板鋼板製の商品載置台2および左右一対のブラケット3,3とからなり、この実施の形態1では後述するように左右一対のブラケット3,3を外扉20に係止固定することにより外扉20側に取付けられている。4は冷温情報,価格情報が表示された商品情報表示部材4であり、この実施の形態では後述するようにディスプレイ台1から分離されてホルダー5(図3参照)により外扉20に取付けられている。
前記ディスプレイ台1を構成する商品載置台2は、図3に示すように横長平板状で前下がりに傾斜したステージ21と、当該ステージ21の左右端縁から背面側に折り曲げられた閉塞壁201に連なる左右側壁22,22とからなる。前記商品載置台2のステージ21には、立体状商品見本81が嵌合係止される複数、この実施の形態1では10個からなる略楕円形状の嵌合部23が形成されている。前記ステージ21には塵埃が溜まるのを防止する抜き穴211が形成され、また、ステージ21に形成した嵌合部23にそれぞれ対応するステージ21の下縁にはステージ21に対して前方域に突出する係止部60、具体的には図4に示すように左右一対のフック片61,61と、このフック片61,61の間に形成された挟持片62からなる係止部60が形成されている。前記係止部60は嵌合部23に嵌合させることのできない薄いフィルム状の光透過材料からなる商品見本81を係止して自立して展示するものである。
前記商品載置台2の左右側壁22,22は、その上縁から直角に折り曲げられた天板部220(図4を参照)が前記ステージ21の閉塞壁201の下縁に連ねる態様で形成され、その板面には内側に向って突出する支持軸221が設けられている。なお、222は左右側壁22,22の前縁から内方に向けて折り曲げられたストッパ片である。
前記商品載置台2のステージ21に形成された略楕円形状の嵌合部23に嵌合保持される商品見本80は、良く知られているように光透過材料により中空状に形成された本体部に商品のデザインが施されるとともに当該本体部の下方側がステージ21の傾斜角度に合わせて斜めにカットされ、かつ、そのカットされた底面に前記嵌合部23に嵌合する嵌合部が設けられている。
前記商品載置台2とともにディスプレイ台1を構成する左右一対のブラケット3,3は商品載置台2を支持する腕木として機能するものである。この左右一対のブラケット3,3は、図3に示すように、左右対称に形成されているので、ここでは図の右側のブラケット3について図4を参照しつつ説明する。なお、図4において、400は外扉20(図7参照)の上部域に開口した窓穴を背面側から覆う透明板40を取付けるための押え金具である。この種の押え金具400は特開2010−128549号公報にも開示されているように周知のものであり、透明板40の周囲を取り囲むように上下左右に設けられ(図4では正面視右側の押え金具を示す)、後端(不図示)が外扉20の扉枠にねじで固定され、前端のフランジ401と外扉20の窓穴周縁との間に透明板40を挟持固定するものである。
前記ブラケット3は、図4に示すように、その板面に前記商品載置台2の左右側壁22,22に取付けられた支持軸221を嵌合支持する異形溝33が形成されたブラケット本体31と、ブラケット本体31の下縁から外方に延在するとともに延在端部を上方に折り曲げられた係止部32とからなる。前記異形溝33は、それぞれブラケット本体31の上縁に開口した深溝からなる前半域の拘束溝部332および浅溝からなる後半域のスライド溝部331の組み合わせからなる。前記異形溝33のうち、前半域の拘束溝部332は前記支持軸221の前後方向への移動を拘束して商品載置台2を展示位置に保持するものであり、拘束溝部332の前後方向の寸法hは支持軸221の径よりも僅かに大きく形成されている。前記異形溝33のうち、後半域のスライド溝部331はその溝縁に沿って前記支持軸221の後方への移動をガイドするとともに当該支持軸221を回転可能に支えるものである。なお、ブラケット本体31の後方側上縁には内方を向くフランジ311が形成されている。
前記ブラケット3における係止部32の板面には外方に突出するとともに前方に延在した係止爪321が切り起こしにより形成され、また、係止部32の前端にも同様の係止爪321が形成され、前後一対の係合爪321,321の間にダボ係合孔322が穿孔されている。一方、前記ブラケット3が係止固定される押え金具400の板面には前後一対の係合穴部410,410が形成され、これらの係合穴部410,410の間に内側(ディスプレイ室50内側)に突出するダボ突起420が形成されている。前記係合穴部410,410は前端部に鉛直線方向に切り込んだうえで絞り加工を施したものであり、前記ブラケット3の係止部32における係合爪321が嵌まり込む大きさの凹部を備えるとともにその前方が開口してなるものである。前記押え金具400には、前後一対の係合穴部410,410とこれらの係合穴部410,410の間に設けられたダボ突起420の組が、商品見本82の展示レイアウトに応じて上下方向に複数段設けられている。
ここで、前記ブラケット3は次のようにして押え金具400に係止固定される。すなわち、前後一対の係止爪321,321を係合穴部410,410の凹部に嵌め込んだ状態でブラケット3を前方にスライドさせると前後一対の係止爪321,321が係合穴部410,410の開口を貫通して押え金具400の板面の背後に進入する。この場合、押え金具400の板面に形成したダボ突起420が前記ブラケット3の係止部32の板面に当接しているので、前後一対の係止爪321,321が広がるように撓むことによってダボ突起420と係止部32との間にばね力を付与している。そして、前記係止部32に穿孔したダボ係合孔322がダボ突起420に到達すると前後一対の係止爪321,321のばね力によりダボ突起420がダボ係合孔322に嵌り込む。これによりブラケット3が押え金具400に係止固定される。
次に、図2に示したディスプレイ台1のディスプレイ室50への組付けについて説明すると、まず、左右一対のブラケット3,3Bを押え金具400(図4参照)に係止固定する。右側のブラケット3の押え金具400への係止固定については前述したとおりであり、これに倣って左側のブラケット3も押え金具400(この場合、左側の押え金具)に係止固定する。次いで、押え金具400に係止された左右一対のブラケット3,3の上方から商品載置台2を被せるように装着する。この場合、商品載置台2の左右側壁22,22に内側に向けて突出する支持軸221をブラケット3,3の上縁に開口した異形溝33に対峙させたうえで、商品載置台2をブラケット3,3に被せる。そして、商品載置台2の左右側壁22,22における天板部220がブラケット3の上縁に形成したフランジ311に当接すると、支持軸221が異形溝33の拘束溝部332に嵌合した状態で商品載置台2がブラケット3,3に装着される。この場合、左右側壁22,22の天板部220がブラケット3のフランジ311に当接することにより商品載置台2が支持軸221を中心に後傾することが阻止される一方、左右側壁22,22のストッパ片222,222がブラケット3のブラケット本体31における前縁と当接することにより商品載置台2が支持軸221を中心に前傾することが阻止される。このように、支持軸221が拘束溝部332に嵌合すると商品載置台2がブラケット3に拘束された状態となる。この状態は商品載置台2が商品展示位置にセットされた状態であり、図1に商品展示位置にセットされた商品載置台2を示している。なお、商品載置台2は、ブラケット3の異形溝33におけるスライド溝部331に支持軸221を移動させることにより商品載置台2を後傾姿勢に傾倒したメンテナンス位置に保持させることもできるものである。
次に、前記ディスプレイ台1(商品載置台2)から分離された商品情報表示部材4は、図3に示すように左右に二分割されている。この商品情報表示部材4は乳白色(光透過性)のポリカーボネート樹脂により横長帯状に形成されるとともにディスプレイ台1に展示される商品見本80,81に対応する冷温情報41と価格情報42が横並びに表示された表示領域が上下に区分され、当該上下の表示領域にそれぞれ異なる冷温情報41と価格情報42を互いに逆さにして表示してなる。この実施の形態では、右側の商品情報表示部材4の上部の表示領域には「HOT」の文字が、そして、下部の表示領域には「COLD」の文字が互いに逆さまに表示され、左側の商品情報表示部材4の上部の表示領域には「COLD」の文字が、そして、下部の表示領域には「HOT」(図ではホルダー5に隠れて見えない)の文字が互いに逆さまに表示されている。なお、図には明示されていないが、冷温情報41は、商品のホット状態を表すパターンとして暖色(赤色)の背景色に白抜きの「HOT」の文字が施され、商品のコールド状態を表すパターンとして寒色(青色)の背景色に白抜きの「COLD」の文字が施されているものである。前記冷温情報41と横並びに表示された価格情報(¥120)は白色の背景色に黒色にて印刷されている。なお、43は隣接する商品情報(冷温情報41,価格情報42)との間の上下縁部に形成された凹状の係合溝であり、後述するホルダー5の係止爪54に係合するものである。
前記商品情報表示部材4が装着されるホルダー5は横長の薄板鋼板製になり、横断面U字状の保持部51(図5も参照)が形成されている。この保持部51の溝幅は、横長帯状の商品情報表示部材4の板厚よりも若干大きく形成されている。前記ホルダー5には保持部51における前壁の上端から前方に向う庇部52が形成され、この庇部52の前縁には3個の係止爪521が折り曲げにより下方に向けて形成されている。前記保持部51の後壁の上端は折返しによりダブルホールドされている。また、前記保持部51の後壁には切り起こしにより形成された固定片53が設けられ、この固定片53にはねじ挿通穴531が形成されている。なお、ホルダー5の保持部51における溝下部には当該溝底の切り起こしにより係止爪54(図2では保持部51の下部を円弧状に切り欠いたように見える箇所であり、引出し線を点線で示している)が形成され、この係止爪54に前述した商品情報表示部材4の上下縁部に形成した係合溝43が係合することにより商品情報表示部材4が左右方向に移動するのを防止している。
上記構成になるホルダー5は、図5(商品選択ボタンユニット90を構成する取付金具91にホルダー5を取り付けた状態の側面断面図)に示すように、商品選択ボタンユニット90を構成する取付金具91に取り付けられている。ここで、前記ホルダー5の取り付けに先立ち商品選択ボタンユニット90について説明すると、この商品選択ボタンユニット90は、周知のように、商品選択ボタン901を組み込んだ樹脂成形品としてなる断面半月状の釦ケース900に覆われた不図示のベース基板にプリント基板が固定され、このプリント基板には商品選択ボタン901により作動するスイッチ素子,販売可能表示用/売切表示用の発光ダイオード,入出力制御用IC,外部接続用コネクタなどの各種部品が実装されている。前記プリント基板の外部接続用コネクタは背面側に突出しており、前記ベース基板に背面側に突出して形成されたボスに囲繞されており、取付金具91の背後から制御信号伝送用ハーネスのカプラが接続されるように構成されている。さらに、ベース基板には背面側に突出するとともにインサートナットが埋設されたボスを備え、取付金具91の背後からねじS1を前記ボス内に埋設されたインサートナットに螺合させることにより商品選択ボタンユニット90が透明板40に取り付けられる。なお、透明板40および取付金具91には前記ベース基板の背後の突出するボスが貫通する貫通穴が形成されているものである。
前記商品選択ボタンユニット90の取付金具91は、上部フランジ911と下部フランジ912を有する略C字状に形成され、前記下フランジ912内には制御信号伝送用ハーネスが引き回されるように構成されているのは周知のとおりである。この実施の形態の取付金具91は、上フランジ911に前述したホルダー5の係止爪521が係合する係合孔(不図示)が形成され、下フランジ912に前記ホルダー5の固定片53が当接するストッパ片912aが設けられ、このストッパ片912aにねじ穴(不図示)がタップされている。
次に、前記ホルダー5の商品選択ボタンユニット90を構成する取付金具91への取り付けは、ホルダー5の庇部52の前縁に形成された係止爪521を取付金具91における上フランジ911に形成した係合孔(不図示)に嵌め込んだ後、ホルダー5の固定片53を下フランジ912のストッパ片912aに当接させたうえで固定片53に形成したねじ挿通孔531を介して不図示のねじをストッパ片912aに形成したねじ穴に螺合させる。これによりホルダー5が商品選択ボタンユニット90の取付金具91に取り付けられる。このように、商品選択ボタンユニット90の取付金具91に取り付けられたホルダー5の横断面U字状の保持部51に前述した商品情報表示部材4が装着される。前記ホルダー5の保持部51に商品情報表示部材4を装着すると、商品情報表示部材4に上下に区分された表示領域のうちの上方の表示領域がホルダー5の保持部51の上方に露出する一方、下方の表示領域が保持部51に隠れる。
さて、図1に示した商品見本81、すなわち、ディスプレイ台1を構成する商品載置台2のステージ21に形成した嵌合部23に嵌合させることのできない薄いフィルム状の光透過材料からなる商品見本81およびこの商品見本81のディスプレイ台1への取付けについて図6を用いて説明する。ここで、商品見本81はペットボトルの容器を半割りした形状であって、底部側背面を商品載置台2の傾斜したステージ21に合わせて斜めにカットされ、かつ、図6の(b)に示すように底部に底板811を備えてなり、底板811には図6の(c)も参照すると分かるように外方に突出する一対の突起812,812が形成されているものである。なお、図6の(d)は立体状の商品見本80についてディスプレイ台1を構成する商品載置台2のステージ11に形成した嵌合部23に嵌合保持した状態を示している。
前記商品見本81のディスプレイ台1への取付けは、商品見本81の底板811の後縁を商品載置台2におけるステージ21の下方(前方)端に形成した左右一対のフック片61,61と挟持片62からなる係止部60に対峙させたうえで当該商品見本81の底部側の両端を内側に押圧するように窄ませて底板811を下方に凹となるように変形させる。そして、凹となった底板811の上方に挟持片62が位置し、挟持片62に隣接する左右一対のフック片61,61との間の隙間に底板811の後縁を位置させたうえで商品見本81を後方(ステージ側)に押し込む。これにより、挟持片62が商品見本81の底板811の上方に潜り込む一方、左右一対のフック片61,61が底板811の下方に潜り込んで挟持片62と左右一対のフック片61,61により底板811を挟み込む。商品見本81を後方に押し込む途中において、底板811に形成した突起812,812がフック片61,61のフックに当接すると負荷となって商品見本81の押し込みの抵抗となるが、その抵抗に打ち勝つ力で商品見本81を押し込むと底板811が撓んで突起812,812がフックを乗り上げ、突起812,812がフックを乗り越えると底板811の復元力により突起812,812がフックの背後に落ち込んで係止される。突起812,812がフックの背後に落ち込む際にクリック感が得られるので突起812,812がフックの背後に落ち込んで係止されたことを感触により知ることができる。このように、左右一対のフック片61,61と挟持片62とにより底板811を挟み込んで挟持することにより商品見本81は自立して展示される。また、左右一対のフック片61,61のフックの背後に突起812,812が位置することにより商品見本81が脱落することがなく安定した状態で展示される。なお、商品見本81のディスプレイ台1への取付けは、商品載置台2をブラケット3,3から取り外した状態、若しくは商品載置台2をメンテナンス位置に後傾姿勢傾倒させた状態で行えばよい。
上述したように商品見本81を自立して展示させる係止部60は、商品載置台2の前方域に突出するように構成されており、商品載置台2を商品展示位置にセットした状態ではホルダー5に装着された商品情報表示部材4の上方域を覆うようになる。図6の(a)と図6の(d)にはホルダー5に装着された商品情報表示部材4を点線で示しており、これらの図から分かるように係止部60は商品情報表示部材4の上方域を覆っている。前記ホルダー5に装着された商品情報表示部材4は自動販売機の運搬中の振動などによりホルダー5から上方に飛び出して脱落するおそれがあるので、従前においては商品情報表示部材4を接着テープなどによりホルダー5に固定し、商品情報表示部材4が脱落するのを防止している。かかる点、この実施の形態によれば、係止部60が商品情報表示部材4の上方域を覆っていることから商品情報表示部材4がホルダー5から飛び出して脱落するのを防止するのを防止する機能を有している。したがって、従前のように、商品情報表示部材4を接着テープで固定して脱落するのを防止する必要がないものである。
前述した本発明の実施の形態1に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、本体キャビネット10の前面を開閉する外扉20に形成されたディスプレイ室50内に配設され、複数の商品見本80,81を嵌合保持する嵌合部23が形成されたステージ21を有するディスプレイ台1を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、前記ディスプレイ台1のステージ21は、自身の前方域に前記ステージ21に形成された嵌合部23に嵌合保持される商品見本80とは異なる商品見本81を自立させて展示する左右一対のフック片61,61と、このフック片の間に形成された挟持片62からなる係止部60を備えたことにより、ディスプレイ台1のステージ21に形成した嵌合部に嵌合させて自立させることのできない商品見本81であっても商品見本展示用アタッチメントを用いることなくディスプレイ台1に自立させて展示することができ、異なる種類の商品見本を選択的に展示することが可能となる。
さらに加えて前述した本発明の実施の形態1に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、係止部60は少なくとも商品見本80,81の冷温情報を表示する商品情報表示部材4の上方領域を覆う態様で前記ディスプレイ台1のステージ21の前方域に突出してなることにより、係止部60は商品情報表示部材4の上動を阻止するストッパとして機能し、商品情報表示部材4の脱落を防止することが可能となる。
なお、前述した実施の形態では、商品情報表示体4をディスプレイ台1から分離したものについて説明したが、商品情報表示体4を保持する部材をディスプレイ台1に一体的に構成することもできる。
また、前述した実施の形態では、ディスプレイ台1(商品載置台2BA)のステージ21Bが前下がりに傾斜したものついて説明したが、これに限らずステージが水平面であるものにも適用できるものであり、前述した実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態2)
図7乃至図9は、本発明の実施の形態2に係る自動販売機の商品見本展示装置に係るディスプレイ台を示し、実施の形態1に係る自動販売機の商品見本展示装置と相違する点はディスプレイ台の周辺であるので、図7乃至図9では実施の形態1と相違するディスプレイ台の周辺について説明することとし、また、自動販売機の全体構成は図13に示したものと同一であるので適宜図13を参照しつつ説明を行う。
図7乃至図9に示す実施の形態2のディスプレイ台1Aが実施の形態1のディスプレイ台1と相違する点は、実施の形態1のディスプレイ台1が外扉20側に係止固定されているのに対し、実施の形態2のディスプレイ台1Aが外扉20に開閉自在に取付けられた中扉60に係止固定されている点、および係止部6Aの構成が相違している点であり、その他の構成は略同一である。
図7乃至図9において、60で中扉を示し、この中扉60は外扉20(図1参照)に片開き式にヒンジ結合されるヒンジ金具610,610と、ヒンジ金具610,610とは反対側の端部に外扉20の受け金具に係合・離脱するラッチ金具620を備え、ラッチ金具620を外扉20の受け金具に係合させることにより外扉20に閉止状態でロックされるものである。また、1Aはディスプレイ台であり、このディスプレイ台1Aは、薄板鋼板製の商品載置台2Aおよび左右一対のブラケット3A,3Aとからなり、この実施の形態2では左右一対のブラケット3A,3Aを中扉60に固着することによりディスプレイ台1Aが中扉60に係止固定されている。なお、図7では上下方向に3段に配設されたディスプレイ台1Aを示し、図7の(b)の分解図では、上段および下段のディスプレイ台1Aを構成するブラケット3A,3Aが中扉60に固着された状態を示す一方、中段のブラケット3A,3Aについては中扉60から取り外された状態を示している。
前記ディスプレイ台1Aを構成する商品載置台2Aは、図8,図9に示すように横長平板状で前下がりに傾斜したステージ21Aと、当該ステージ21Aの左右端縁から背面側に折り曲げられた左右側壁22A,22Aとからなる。前記商品載置台2Aのステージ21Aには、立体状商品見本80が嵌合係止される複数の略楕円形状の嵌合部23Aが形成されている。前記ステージ21Aには塵埃が溜まるのを防止する抜き穴211Aが形成され、また、ステージ21Aに形成した嵌合部23Aにそれぞれ対応するステージ21Aの下縁にはステージ21Aに対して前方域に突出する係止部6A、具体的には図9に示すように左右一対のフック片61A,61Aと、このフック片61A,61Aの間に形成された挟持片62Aからなる係止部6Aが形成されている。前記フック片61A,61Aのフックは互いに対向する方向に向けて形成されている。また、挟持片62Aは前端がフック片61A,61Aの板面よりも上方に位置するように前上がりに傾斜して形成されている。前記係止部6Aは嵌合部23Aに嵌合させることのできない薄いフィルム状の光透過材料からなる商品見本81(図1,図2,図6参照)を係止して自立させて展示するものである。なお、実施の形態1では係止片6の左右一対のフック片61がそれぞれ個別に形成されているのに対し、この実施の形態2では隣接する係止部6Aの隣り合うフック片61Aの基部が一体に形成されている。
前記商品載置台2Aの左右側壁22A,22Aにはそれぞれ内側に向って突出する円ボス221Aが形成されており、この円ボス221Aは後述するブラケット3Aに係合するものである。また、前記商品載置台2Aの左右側壁22A,22Aにはそれぞれ内側に向って折り曲げられた姿勢維持片222Aが切り起こし形成されている。
前記商品載置台2Aとともにディスプレイ台1を構成する左右一対のブラケット3A,3Aは商品載置台2Aを支持する腕木として機能するものである。この左右一対のブラケット3A,3Aは、図8に示すように、左右対称に形成されているので、ここでは図8の右側のブラケット3Aについて図9も参照しつつ説明する。
前記ブラケット3Aは、横断面L字状に折り曲げ形成された板金製になり、L字状の両脚片31,32の長手方向両縁にはフランジが形成されている。L字状のブラケット3Aの一方の脚片31の板面には前面側に切り起こされた一対の係合爪31A,31Aが離隔して形成されている。この係合爪31A,31Aは中扉60(図7参照)の所定位置に設けた角穴601,601に引っ掛けて係止されるものである。また、前記ブラケット3AのL字状の他方の脚片32の板面には、前記商品載置台2Aの左右側壁22A,22Aに形成した円ボス221Aを嵌合保持する円形溝32Aが形成されている。この円形溝32Aが形成された脚片32における両フランジの前縁には互いに向き合う舌片320A,320Aが形成されている。なお、ブラケット3Aの一方の脚片31の前面側に形成された一対の係合爪31A,31Aの間にはねじ挿通穴311Aが形成されている。
次に、ディスプレイ台1Aの組立てについて説明すると、まず、左右一対のブラケット3A,3Aをディスプレイ室の中扉60に取付ける。このブラケット3A,3Aの中扉60への取付けは、中扉60の背面側からブラケット3Aの他方の脚片32を中扉60の所定位置に形成した挿通穴602(図7の(b)参照)に挿入した後、一方の脚片31に切り起しにより形成された係合爪371A,371Aを中扉60の所定位置に設けた角穴601,601に挿入したうえでブラケット3Aを中扉60の内側方向にスライド移動させて係合爪371A,371Aを中扉60に係合させる。この状態で一方の脚片31に形成したねじ挿通穴311Aを介してねじ止めすることによりブラケット3Aが中扉60の所定位置に固着される。なお、中扉60に設けた挿通穴602(図7の(b)参照)はブラケット3Aの他方の脚片32のスライド移動が可能な程度に大きさに形成されているものである。
左右一対のブラケット3A,3Aを中扉60に固着した状態で、中扉60の前面に突出するブラケット3A,3Aの他方の脚片32,32の上方から商品載置台2Aを被せるように装着する。この場合、商品載置台2Aの左右側壁22A,22Aに内側に向けて突出する円ボス221A,221Aが他方の脚片32,32に当接するが、前記商品載置台2Aは薄板鋼板製で形成されていることから前記円ボス221A,221Aが他方の脚片32,32に当接した状態で商品載置台2Aの左右側壁22A,22Aの背面側を外側に向けて軽く押し広げることにより左右側壁22A,22Aが外側に撓むので、円ボス221A,221Aをブラケット3A,3Aの他方の脚片32,32の板面に乗り移すことができる。円ボス221A,221Aをブラケット3A,3Aの他方の脚片32,32の板面に乗り移した状態で商品載置台2Aを下方へ移動させて円ボス221A,221Aが円形溝32Aに到達すると左右側壁22A,22Aが復元して円ボス221A,221Aが円形溝32Aに嵌合する。円ボス221A,221Aを円形溝32Aに嵌合させると、商品載置台2Aの左右側壁22A,22Aに内側に向って切り起こし形成した姿勢維持片222A,222Aがブラケット3A,3Aの他方の脚片32,32のフランジに当接し、また、商品載置台2Aにおけるステージ21Aの内壁がブラケット3A,3Aの他方の脚片32,32における両フランジの前縁に形成した舌片320A,320Aのうちの上方の舌片320Aにも当接する。このように、円ボス221A,221Aを円形溝32Aに嵌合させることにより商品載置台2Aの前後方向への移動が規制され、姿勢維持片222A,222Aをブラケット3A,3Aの他方の脚片32,32のフランジに当接させることにより商品載置台2Aの下方への移動が規制され、商品載置台2Aは商品見本80,81(図7参照)を展示する展示位置にセットされる。
さて、商品見本81(図7参照)、すなわち、ディスプレイ台1Aを構成する商品載置台2Aのステージ21Aに形成した嵌合部23Aに嵌合させることのできない薄いフィルム状の光透過材料からなる商品見本81のディスプレイ台1への取付けについて図9を用いて説明する。ここで、商品見本81は、図6に示したものと同様に容器を半割りした形状であって、底部側背面を商品載置台2Aの傾斜したステージ21Aに合わせて斜めにカットされ、かつ、図6の(b)に示すように底部に底板811を備えてなり、底板811には外方に突出する一対の突起812,812(図6の(c)参照)が形成されているものである。
前記商品見本81のディスプレイ台1A(商品載置台2A)への取付けは、商品見本81の底板811の後縁を商品載置台2Aにおけるステージ21Aの下方(前方)端に形成した左右一対のフック片61A,61Aと挟持片62Aからなる係止部6Aに対峙させた後、当該商品見本81の底板811を左右一対のフック片61A,61Aの上に載置したうえで商品見本81を後方(ステージ21A側)に押し込む。この場合、挟持片62Aの前端がフック片61A,61Aの板面より上方に位置するように前上がりに傾斜しているので、挟持片62Aは底板811の上方に容易に滑り込む。このように、商品見本81の底板811を左右一対のフック片61A,61Aの上に載置したうえで商品見本81を後方(ステージ21A側)に押し込むと、挟持片62Aが底板811の上方に滑り込むので、挟持片62Aと左右一対のフック片61A,61Aとにより底板811を上下から挟み込む。そして、商品見本81を後方に押し込む途中において、底板811に形成した突起812,812がフック片61A,61Aの前縁に当接すると商品見本81の押し込みの抵抗となるが、その抵抗に打ち勝つ力で商品見本81を押し込むと底板811が撓んで突起812,812がフック片61A,61Aの上面に乗り上げ、突起812,812がフックを乗り越えると底板811の復元力により突起812,812がフックの背後に落ち込んで係止される。突起812,812がフックの背後に落ち込む際にクリック感が得られるので突起812,812がフックの背後に落ち込んで係止されたことを感触により知ることができる。このように、左右一対のフック片61A,61Aと挟持片62Aとにより底板811を挟み込んで挟持することにより商品見本81は自立して展示される。また、左右一対のフック片61A,61Aのフックの背後に突起812,812が位置することにより商品見本81が脱落することがなく安定した状態で展示される。なお、図6に示した商品見本81の底板811に設けた突起812,812は点状に形成されているが、底板811の後縁まで延在するレール状に形成することができるものである。
ここで、実施の形態1に示したように、商品情報表示部材4はホルダー5を介して外扉20に配設された商品選択ボタンユニット90の取付金具91に取付けられているものである。そして、図7に示すように商品見本80,81を展示する展示位置にセットされたディスプレイ台1A(商品載置台2A)が係止固定された中扉60を外扉20に閉止した際、商品載置台2Aのステージ21Aの下縁から前方域に突出する係止部6Aが、外扉20側に配設された前記商品情報表示部材4の上方に移動してホルダー5からの脱落を防止するものである。
前述した本発明の実施の形態2に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、本体キャビネット10の前面を開閉する外扉20に形成されたディスプレイ室50内に配設され、複数の商品見本80,81を嵌合保持する嵌合部23Aが形成されたステージ21Aを有するディスプレイ台1Aを備えた自動販売機の商品見本展示装置において、前記ディスプレイ台1Aは、自身のステージ21Aの前方域に前記ステージ21Aに形成された嵌合部23Aに嵌合保持される商品見本80とは異なる商品見本81を自立させて展示する左右一対のフック片61A,61Aと、挟持片62Aからなる係止部6Aを備えたことにより、ディスプレイ台1Aのステージ21Aに形成した嵌合部23Aに嵌合させて自立させることのできない商品見本81であっても商品見本展示用アタッチメントを用いることなくディスプレイ台1Aに自立させて展示することができ、異なる種類の商品見本を選択的に展示することが可能となる。
さらに加えて前述した本発明の実施の形態2に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、係止部6Aは少なくとも商品見本80,81の冷温情報を表示する商品情報表示部材4の上方領域を覆う態様で前記ディスプレイ台1Aのステージ21Aの前方域に突出してなることにより、係止部6Aは商品情報表示部材4の上動を阻止するストッパとしても機能し、商品情報表示部材4の脱落を防止することが可能となる。
なお、前述した実施の形態2では、商品情報表示体4をディスプレイ台1Aから分離して外扉20側に配設したものについて説明したが、商品情報表示体4を保持する部材をディスプレイ台1Aに一体的に構成することもできる。
(実施の形態3)
図10乃至図12は、本発明の実施の形態3に係る自動販売機の商品見本展示装置に係るディスプレイ台を示し、実施の形態1に係る自動販売機の商品見本展示装置と相違する点はディスプレイ台の周辺であるので、図10乃至図12では実施の形態1と相違するディスプレイ台の周辺について説明することとし、また、自動販売機の全体構成は図13に示したものと同一であるので適宜図13を参照しつつ説明を行う。
図10に示す実施の形態3のディスプレイ台1Bが実施の形態1のディスプレイ台1と相違する点は、実施の形態1のディスプレイ台1が前下がりに傾斜したステージ21を備えるとともに外扉20側に係止固定され、かつ、ディスプレイ台1から商品情報表示体4が分離されているのに対し、実施の形態3のディスプレイ台1Bが水平面のステージ21Bを備えるとともに中扉60(図7参照)に係止固定され、かつ、ディスプレイ台1Bに商品情報表示体4を保持する部材が一体に形成されている点、および係止部6Bの構成が相違している点であり、その他の構成は略同一である。
図10において、1Bでディスプレイ台を示し、このディスプレイ台1Bは、薄板鋼板製の商品載置台2Bおよび左右一対のブラケット3B,3Bとからなり、この実施の形態2では左右一対のブラケット3B,3Bを、実施の形態2と同様に中扉60(図7参照)に係止固定されている。
前記ディスプレイ台1Bを構成する商品載置台2Bは、図10,図11に示すように横長平板状で水平面として形成されたステージ21Bと、当該ステージ21Bの左右端縁から背面側に折り曲げられた左右側壁22B,22Bとからなる。前記商品載置台2Bのステージ21Bには、立体状商品見本80が嵌合係止される複数の嵌合部23Bが形成されている。前記ステージ21Bには塵埃が溜まるのを防止する抜き穴211Bが形成されるとともに商品載置台2Bの左右両端部にそれぞれ裏面に向けて押し出し形成された突起状の嵌合突起212Bが設けられている。また、ステージ21Bに形成した嵌合部23Bにそれぞれ対応するステージ21Bの前縁にはステージ21Bに対して前方域に突出する係止部6B、具体的には図12に示すように左右一対の嵌合片61B,61Bと、この嵌合片61B,61Bの間に形成された挟持片62Bからなる係止部6Bが形成されている。前記嵌合片61B,61Bには前後方向に延在する嵌合溝61B1,61B1が形成されている。前記係止部6Bは嵌合部23Bに嵌合させることのできない薄いフィルム状の光透過材料からなる商品見本81(図6参照)を係止して自立させて展示するものである。
前記商品載置台2Bの左右側壁22B,22Bにはそれぞれ内側に向って突出する支持軸221Bが取付けられている。前記支持軸221Bは合成樹脂製になり、図10乃至図12では前記支持軸221Bの頭部が示されており、支持軸221Bの軸部(不図示)は内方に延在するとともに軸部の上端側の周面の一部を削ぎ取って平坦面とした断面D状に形成されている。また、前記商品載置台2Bのステージ21Bから下方に延在する前壁24Bには左右方向に延在する2個の光透過窓241Bが形成されるとともに前壁24Bの下端を前方側に折り返して形成された保持部242Bを備えている。この保持部242Bは前壁24Bとの間に商品情報表示部材4を保持する保持溝を形成する。さらに、図11から明らかなように、前記商品載置台2Bの前壁24Bの左右両端および中央には前記保持部242Bにより保持された商品情報表示部材4が左右方向にずれるのを防止する係止突起243Bが形成されている。また、ステージ21Bの前縁から前方域に突出する係止部6Bが、前記商品情報表示部材4が上方に移動して脱落を防止する機能を備えているのは実施の形態1と同様である。
前記商品載置台2Bとともにディスプレイ台1を構成する左右一対のブラケット3B,3Bは商品載置台2Bを支持する腕木として機能するものである。この左右一対のブラケット3B,3Bは、図11に示すように、左右対称に形成されているので、ここでは図の右側のブラケット3Bについて説明する。
前記ブラケット3Bには、前記支持軸221Bを嵌合支持する異形溝35Bが形成され、また、ブラケット3Bの上縁には内側を向くようにガイド片36Bが形成され、さらに後縁から内方に延在するフランジ37Bにはディスプレイ室50の中扉60(図7参照)に設けた角穴(不図示)に引っ掛けて当該ブラケット3Bを定位置に固定する係合爪371B,371Bが切り起こし形成されている。前記異形溝35Bは、前記支持軸221Bを回転可能に支える前半域の円弧状溝部351Bと、前記円弧状溝部351Bに連ねて後半域に形成され、前記支持軸221Bの移動を拘束して商品載置台2Bを展示位置に保持するスライド溝部352Bと、前記円弧状溝部351Bとスライド溝部352Bとの中間位置からブラケット3Bの上縁に切欠き開口した挿脱溝部353Bとを組み合わせて形成されている。なお、前記円弧状溝部351Bは支持軸221Bの軸部より一回り大きく形成され、また、前記スライド溝部352Bの高さ寸法は支持軸221Bの直径よりも小さい寸法の断面D状の軸部に合わせて形成されている。また、ブラケット3Bの上縁に内側を向くように形成されたガイド片36Bは異形溝35Bの挿脱溝部353Bにより前後に2分割されている。
次に、ディスプレイ台1Bの組立てについて説明すると、まず、左右一対のブラケット3Bをディスプレイ室の中扉60(図7参照)に取付ける。このブラケット3Bの中扉60への取付けは、ブラケット3Bの後端面に切り起しにより形成された係合爪371B,371Bを中扉60の所定位置に設けた上下一対の角穴に挿入係止させる。これによりブラケット3Bが中扉60の所定位置に固定される。次いで、中扉60に固着された左右一対のブラケット3Bに対して商品載置台2Bを、左右一対のブラケット3Bの上方から被せるように装着する。この場合、商品載置台2Bの左右側壁22Aに内側に向けて突出する支持軸221Bをブラケット3Bの挿脱溝部353Bに対峙させたうえで、商品載置台2Bをブラケット3Bに被せる。そして、商品載置台2Bのステージ21Bの内壁がブラケット3Bのガイド片36Bに当接すると、支持軸221Bがブラケット3Bの異形溝35Bに嵌合した状態で商品載置台2Bがブラケット3Bに一体化される。この後、商品載置台2Bを後方(中扉60側)にスライドさせる。この場合、商品載置台2Bの左右両端部にそれぞれ裏面に向けて押し出し形成された突起状の嵌合突起212Bがブラケット3Bの上縁に形成した前方のガイド片36Bを乗り越えるように商品載置台2Bを若干上方に持ち上げた状態で後方にスライド移動させる。前記支持軸221Bが異形溝35Bのスライド溝部352Bに移動すると商品載置台2Bの左右両端部に形成された突起状の嵌合突起212Bがブラケット3Bの挿脱溝部353Bに嵌合する。これにより商品載置台2Bの前後方向の移動が規制され、商品載置台2Bは商品見本80,81(図1、図2、図6参照)を展示する展示位置にセットされる。なお、商品見本81の商品載置台2Bの係止部6Bへの取付けは後述する。この状態で支持軸221Bの断面D状の軸部の平坦面がスライド溝部352Bの平坦な上縁に対峙し、この場合、前記嵌合突起212Bがそれぞれのガイド片36Bを乗り越えることができるように、支持軸221Bの断面D状の軸部の上端側の平坦面とスライド溝部352Bの平坦な上縁との間には遊びが形成されている。
この状態で、商品載置台2Bの前壁24Bに形成した保持部242Bに商品情報表示部材4を装着する。この場合、商品情報表示部材4は保持部242Bの左右側方から係止突起243Bを乗り越えさせて保持部242Bの保持溝に挿入したうえで、中央および左右両端の係止突起243B,243Bの間に位置させる。これにより商品情報表示部材4はディスプレイ台1Bの前面に係止保持される。このように、商品載置台2Bを商品展示位置にセットするとともに商品載置台2Bの前壁24Bの保持部242Bに商品情報表示部材4を装着したディスプレイ台1Bは、実施の形態1と同様に、商品載置台2Bに載置された複数の商品見本80,81(図1、図2、図6参照。商品見本81の係止部6Bへの取付けは後述する。)を起立姿勢で展示している。そして、ディスプレイ台1Bの前面に位置する商品情報表示部材4によりそれぞれの商品見本80,81の冷温情報41(寒色の背景色に白抜きの「COLD」の文字若しくは暖色の背景色に白抜きの「HOT」の文字)および価格情報42(¥120)(図3参照)が表示される。この場合、商品情報表示部材4のおよび冷温情報41および価格情報42は商品載置台2Bの前壁24Bに形成された光透過窓241Bの前方に位置しており、ディスプレイ台1Bの内部に配設された照明光源(不図示)により照射される。ここで、前記商品情報表示部材4を保持する保持部242Bは、中扉60を外扉20に閉止した場合にディスプレイ室50の前面を覆う透明板40の前面に配設された商品選択ボタンユニット90(図1参照)の背後に位置しており、自動販売機の正面からは商品選択ボタンユニット90に隠れて見えないようになっている。
ディスプレイ室50(図13参照)の清掃,ディスプレイ台1Bに展示された商品見本80,81(図1、図2、図6参照。商品見本81の係止部6Bへの取付けは後述する。)の交換などのメンテナンス作業を行う際には、本体キャビネット10から外扉20を開放した上で、外扉20に閉止状態でロックされた中扉60を開放させてディスプレイ台1Bを露出させる。そして、展示位置にセットされた商品載置台2Bを前方にスライド移動させる。この場合、商品載置台2Bの左右両端部にそれぞれ裏面に向けて押し出し形成された突起状の嵌合突起212Bがブラケット3Bの上縁に形成した前方のガイド片36Bを乗り越えるように商品載置台2Bを若干上方に持ち上げた状態で前方にスライド移動させる。そうすると、商品載置台2Bの左右側壁22Bに設けた支持軸221Bがブラケット3Bの異形溝35Bにおける後半域のスライド溝部352Bから前半域の円弧状溝部351Bに移動する。支持軸221Bが円弧状溝部351Bに達すると商品載置台2Bの前方への移動が阻止されるので、支持軸221Bが円弧状溝部351B、つまり、メンテナンス位置に到達したことを知ることができる。そこで、商品載置台2Bを、支持軸221Bを支点として前方側に回動させると商品載置台2Bがメンテナンス位置で前傾するように傾倒し始める。そして、商品載置台2Bの前壁24Bの下端がブラケット3Bに当接すると商品載置台2Bは前傾姿勢に傾倒した状態に保持される。
前述のように、商品載置台2Bを前傾姿勢に傾倒した状態で、中扉60の拭き作業や商品載置台2Bのステージ21Bに溜まった塵埃を払い落とす清掃作業、若しくは商品載置台2Bに展示された商品見本80の交換などのメンテナンス作業が行われる。この場合、商品載置台2Bは中扉60から離れており、また、前傾姿勢に傾倒していることから、そのメンテナンス作業を簡単に行うことができる。清掃や商品見本80の交換などメンテナンス作業を完了した後は商品載置台2Bを元の位置に戻す。この作業は前記と逆の手順、つまり、商品載置台2Bを、支持軸221Bを支点として商品見本80が起立状態となるように回動させた上で、中扉60に向けてスライド移動させる。そして、支持軸221Bをブラケット3Bの異形溝35Bにおけるスライド溝部352Bに嵌合させて商品載置台2Bを商品見本80の展示位置にセットする。
さて、商品見本81(図6参照)、すなわち、ディスプレイ台1を構成する商品載置台2Bのステージ21Bに形成した嵌合部23Bに嵌合させることのできない薄いフィルム状の光透過材料からなる商品見本81のディスプレイ台1への取付けについて図12を用いて説明する。ここで、商品見本81は、図6に示したように、ペットボトルの容器を半割りした形状であって、底部側背面を商品載置台2Bの傾斜したステージ21Bに合わせて斜めにカットされ、かつ、図6の(b)に示すように底部に底板811を備えてなり、底板811には外方に突出する一対の突起812,812が形成されているものである。
前記商品見本81のディスプレイ台1B(商品載置台2B)への取付けは、商品見本81の底板811の後縁を商品載置台2Bにおけるステージ21Bの前縁に形成した左右一対の嵌合片61B,61Bと挟持片62Bとからなる係止部6Bに対峙させたうえで当該商品見本81の底部側の両端を内側に押圧するように窄ませて底板811を下方に凹となるように変形させる。そして、凹となった底板811の上方に挟持片62Bが位置し、挟持片62Bに隣接する左右一対の嵌合片61B,61Bとの間の隙間に底板811の後縁を位置させたうえで商品見本81を後方(ステージ21B側)に押し込む。これにより、挟持片62Bが商品見本81の底板811の上方に滑り込む一方、左右一対の嵌合片61B,61Bが底板811の下方に潜り込んで挟持片62Bと左右一対の嵌合片61B,61Bにより底板811を挟み込む。商品見本81を後方に押し込む途中において、底板811に形成した突起812,812が嵌合片61B,61Bの前縁に当接すると商品見本81の押し込みの抵抗となるが、その抵抗に打ち勝つ力で商品見本81を押し込むと突起812,812が前縁から嵌合片61B,61Bの上面に乗り上げるように底板811が撓み、突起812,812が嵌合片61B,61Bの上面から嵌合溝61B1,61B1に到達すると底板811の復元力により突起812,812が嵌合溝61B1,61B1に落ち込んで係止される。突起812,812が嵌合溝61B1,61B1に落ち込む際にクリック感が得られるので突起812,812が嵌合溝61B1,61B1に落ち込んで係止されたことを感触により知ることができる。このように、左右一対の嵌合片61B,61Bと挟持片62Bとにより底板811を挟み込んで挟持することにより商品見本81は自立して展示される。また、左右一対の嵌合片61B,61Bの嵌合溝61B1,61B1に突起812,812が位置することにより商品見本81が脱落することがなく安定した状態で展示される。なお、商品見本81のディスプレイ台1B(商品載置台2B)への取付けは、商品載置台2Bを前傾姿勢に傾倒した状態(メンテナンス位置)に移動させることなく商品載置台2Bを商品展示位置にセットさせた状態で行うことができる。
なお、図12において、700は表示具を示し、この例では可撓性の矩形平板状のプラスチックシートに、「新発売」などの広告文字、若しくはキャラクターなどの形象を印刷した単一表示具として形成された広告表示板701を示している。前記広告表示板701は、下縁中央から下方に延在するとともに後方に折り曲げられた係止舌片702を備え、当該係止舌片702に下方に突出する一対の突起703,703が形成されている。前記係止舌片702と当該係止舌片702に形成した一対の突起703,703とは、図6に示した商品見本81の底板811と当該底板811に形成した一対の突起812,812とに相当するものであり、前記広告表示板701は係止部6Bに装着されるものである。前記広告表示板701の係止部6Bへの取付けは、前述した商品見本81の取付けと同様であるので重複する説明は省略するが、当該係止舌片702を係止部6Bに係止固定することによりディスプレイ台1Bに広告表示板701を装着することができるものである。前記表示具700は、広告表示板701に限らず、プラスチックシートに、商品のホット状態を表すパターンとして暖色(赤色)の背景色に白抜きの「HOT」の文字、若しくはコールド状態を表すパターンとして寒色(青色)の背景色に白抜きの「COLD」の文字が施された冷温強調板とすることができるものである。また、前記表示具700は、単一表示具に限らず、複数の係止部6Bに跨る連接表示具であってもよいものである。このように、係止部6Bには商品見本81に加えて表示具700の取付けに兼用することができるものである。この表示具700は実施の形態1および実施の形態2の係止部6,6Aにも装着することができる。
前述した本発明の実施の形態3に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、本体キャビネット10の前面を開閉する外扉20に形成されたディスプレイ室50内に配設され、複数の商品見本80,81を嵌合保持する嵌合部23Bが形成されたステージ21Bを有するディスプレイ台1Bを備えた自動販売機の商品見本展示装置において、前記ディスプレイ台1Bは、自身のステージ21Bの前方域に前記ステージ21Bに形成された嵌合部23Bに嵌合保持される商品見本80とは異なる商品見本81を自立させて展示する左右一対の嵌合片61B,61Bと、この嵌合片61B,61Bの間に形成された挟持片62Bからなる係止部6Bを備えたことにより、ディスプレイ台1Bのステージ21Bに形成した嵌合部23Bに嵌合させて自立させることのできない商品見本81であっても商品見本展示用アタッチメントを用いることなくディスプレイ台1Bに自立させて展示することができ、異なる種類の商品見本を選択的に展示することが可能となる。
さらに加えて前述した本発明の実施の形態3に係る自動販売機の商品見本展示装置によれば、係止部6Bは少なくとも商品見本80,81の冷温情報を表示する商品情報表示部材4の上方領域を覆う態様で前記ディスプレイ台1Bのステージ21Bの前方域に突出してなることにより、係止部6Bは商品情報表示部材4の上動を阻止するストッパとしても機能し、商品情報表示部材4の脱落を防止することが可能となる。
1,1A,1B…ディスプレイ台、2,2A,2B…商品展示台、3,3A,3B…ブラケット、4…商品情報表示部材、5…ホルダー、10…本体キャビネット、20…外扉、21…ステージ、22…側壁、23…嵌合部、33…異形溝、50…ディスプレイ室、6,6A,6B…係止部、61…フック片、61B…嵌合片、62…挟持片、80,81…商品見本、211,211A,211B…支持軸、232A,242B…保持部。

Claims (3)

  1. 本体キャビネットの前面を開閉する外扉に形成されたディスプレイ室内に配設され、複数の商品見本を嵌合保持する嵌合部が形成されたステージを有するディスプレイ台を備えた自動販売機の商品見本展示装置において、前記ディスプレイ台のステージは、自身の前方域に前記ステージに形成された嵌合部に嵌合保持される商品見本とは異なる商品見本を自立させて展示する左右一対のフック片と、このフック片の間に形成された挟持片からなる係止部を備えたことを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
  2. 請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、係止部は少なくとも商品見本の冷温情報を表示する商品情報表示部材の上方領域を覆う態様で前記ディスプレイ台のステージの前方域に突出してなることを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
  3. 請求項1に係る自動販売機の商品見本展示装置において、前記ディスプレイ台は外扉若しくは外扉に開閉自在に取付けられた中扉に係止固定されることを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
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