JP6132142B2 - Pc外ケーブルの緊張力解放方法 - Google Patents

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本発明は、構造物にプレストレスを導入するためにこの構造物の外側などに緊張状態に配設された既設のPC外ケーブルの緊張力を解放する方法に関し、特に、既設の外ケーブル方式によるPC箱桁橋のPC外ケーブルの緊張力解放方法に関するものである。
従来、外ケーブル方式を用いたPC箱桁橋は多数建設されており、近い将来、こうしたPC箱桁橋のPC外ケーブルの取替えや更新に伴う撤去工事の増加が予想される。しかしながら、既設のPC外ケーブルの交換方法に関連して、その緊張力解放方法や更新時の撤去方法は確立されていないのが現状である。既設PC外ケーブルの交換方法に関連する従来の技術としては、例えば特許文献1の技術が知られている。
特許文献1のPC外ケーブルの張力解放方法は、既設PCケーブルの張力を解放するにあたり、加工を施す予定位置における張力伝達有効長さを推定し、この有効長さの内の一定長さの部分を、PCケーブルの降伏強度が20kg/mm以下となる強度低下温度に一様に加熱し、この加熱部を降伏伸長させるものである。
また、既設PC外ケーブルの緊張力の調整を扱った従来の技術としては、例えば特許文献2の技術が知られている。特許文献2は、プレストレストコンクリート橋梁の定着具と支圧板が密着する程度の低い張力で緊張した外ケーブルを配設したプレストレストコンクリート橋梁構造であって、外ケーブルを緊張する緊張機構と、外ケーブルの張力変動を検出する検出手段とを設け、検出手段により外ケーブルの張力変動を計測することにより、プレストレストコンクリート橋梁の耐荷力をモニタリングするものである。この技術では、検出手段が所定の張力の増加を検出した場合に上記の緊張機構によって外ケーブルを再緊張することが提案されている。
特許第2613346号公報 特開2012−127053号公報
ところで、一般的なPC箱桁橋などで用いられるPC外ケーブルでは、その延長が200m程度の場合にはその総伸び量は1200mm程度となる。こうしたPC外ケーブルが配設されたPC箱桁橋などにおいては、既設PC外ケーブルの緊張力を解放するために再緊張作業を一旦行う必要があるが、定着部においてはこの再緊張作業に必要なケーブル余長は殆どないのが通常であり、この作業を行うのは難しい。また、定着部の楔部分を加熱する方法などによる通常の緊張力解放の方法では、緊張力が大きく、伸び量が大きい場合には作業時に危険を伴うおそれがあり、これをそのまま使用することはできない。したがって、PC外ケーブルに作用している緊張力を比較的安全に漸次的に解放することができる技術が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、PC外ケーブルに作用している緊張力を比較的安全に漸次的に解放することができるPC外ケーブルの緊張力解放方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法は、主桁の部材の断面外側に橋軸方向に沿って緊張材としてのPC外ケーブルが配置され、前記PC外ケーブルの定着部と偏向部を介して前記主桁にプレストレスを与える外ケーブル方式の橋梁における既設の前記PC外ケーブルの緊張力を解放する方法であって、前記偏向部に前記PC外ケーブルを仮定着するための仮定着部を設ける工程と、前記偏向部と、これと隣り合う本定着部としての前記定着部との間に配置される前記PC外ケーブルの緊張力を緩める方向に、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着する工程とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法は、上述した発明において、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着する際に、ラムチェアおよびジャッキを用いて前記PC外ケーブルを緊張することを特徴とする。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法は、上述した発明において、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着した後に、前記本定着部に設けられる前記PC外ケーブルを固定するための楔を加熱する工程をさらに有することを特徴とする。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法は、上述した発明において、前記仮定着部は、前記PC外ケーブルに外周がねじ面である半割りスリーブを固定し、固定した前記スリーブに半割りの仮支圧板およびナットを装着し、前記仮支圧板を前記偏向部に固定することにより形成されることを特徴とする。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法は、上述した発明において、前記半割りスリーブの長さを、前記PC外ケーブルの所定の長さの伸びに応じた長さに設定したことを特徴とする。
本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、主桁の部材の断面外側に橋軸方向に沿って緊張材としてのPC外ケーブルが配置され、前記PC外ケーブルの定着部と偏向部を介して前記主桁にプレストレスを与える外ケーブル方式の橋梁における既設の前記PC外ケーブルの緊張力を解放する方法であって、前記偏向部に前記PC外ケーブルを仮定着するための仮定着部を設ける工程と、前記偏向部と、これと隣り合う本定着部としての前記定着部との間に配置される前記PC外ケーブルの緊張力を緩める方向に、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着する工程とを有するので、緊張力の解放に伴って収縮するPC外ケーブルにおける伸び量を、全長の伸び量に対して仮定着部と本定着部との間のより短い区間の比較的小さい伸びにすることができる。このため、従来の定着部の楔部分を加熱してケーブル全長の緊張力を解放しようとする方法などに比べて仮定着部と本定着部との間のPC外ケーブルの緊張力を比較的安全に漸次的に解放することができるという効果を奏する。また、仮定着部と本定着部との間の緊張力の解放により、他の区間の緊張力の解放作業が行い易くなる。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着する際に、ラムチェアおよびジャッキを用いて前記PC外ケーブルを緊張するので、上記の効果に加え、緊張力の解放作業を従来の方法を用いて容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着した後に、前記本定着部に設けられる前記PC外ケーブルを固定するための楔を加熱する工程をさらに有するので、仮定着部と本定着部との間のより短い区間の緊張力の解放作業を従来の方法を用いて容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、前記仮定着部は、前記PC外ケーブルに外周がねじ面である半割りスリーブを固定し、固定した前記スリーブに半割りの仮支圧板およびナットを装着し、前記仮支圧板を前記偏向部に固定することにより形成されるので、上記の効果に加え、既存のPC外ケーブルに対して容易に仮定着部を設けることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、前記半割りスリーブの長さを、前記PC外ケーブルの所定の長さの伸びに応じた長さに設定したので、上記の効果に加え、例えば半割りスリーブの長さをPC外ケーブルの伸びを解放できるだけ確保するようにすれば、緊張力の解放作業をより安全に行うことができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法が適用されるPC箱桁橋の実施例を示す概略斜視図である。 図2−1は、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法が適用されるPC箱桁橋を模式的に示す説明図である。 図2−2は、図2−1のPC箱桁橋の偏向部に対して仮定着部を設けた場合の概略図である。 図3は、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法の仮定着部で用いられる半割りスリーブからなるマンション構造の一例を示す概略斜視図である。 図4は、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法の工程1を模式的に示す説明図である。 図5は、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法の工程2を模式的に示す説明図である。 図6は、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法の工程3を模式的に示す説明図である。 図7は、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法の工程4を模式的に示す説明図である。 図8は、ラムチェアおよびジャッキの配置例を示す概略図である。
以下に、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1および図2−1に示すように、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法が適用されるPC箱桁橋10(橋梁)は、プレストレストコンクリートからなる上床版12と下床版14とウェブ16(主桁)とを有する。上床版12の下面側には緊張されたPC外ケーブル18が配設されている。
PC外ケーブル18は、上床版12の下面側の端部近傍に設置された定着部20間に張り渡されるとともに、定着部20の間の下床版14の上面側に設けられた偏向部22によって、PC外ケーブル18に与えられたプレストレスの分力をPC箱桁橋10に伝達する。ここで、定着部20は、金属製の定着具を金属あるいはコンクリート部材に固定し、挿通されたPC外ケーブル18を緊張することにより、コンクリート部材に圧縮応力を与える。また、偏向部22は、金属あるいはコンクリート等からなる偏向具をコンクリート部材に固定し、PC外ケーブル18に与えられた張力の分力をコンクリート部材に与える。
本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法は、図2−2に示すように、左側に位置する偏向部22にPC外ケーブル18を仮定着するための仮定着部24を設ける工程と、この偏向部22と、これと隣り合う左端に位置する定着部(以下、本定着部という。)20との間に配置されるPC外ケーブル18の緊張力を緩める方向に、仮定着部24のPC外ケーブル18を緊張して仮定着する工程とを有するものである。
ここで、図3に示すように、仮定着部24は、PC外ケーブル18に外周がねじ面26である半割りスリーブ28を固定し、固定したスリーブ28に半割りの仮支圧板30および半割りのナット32を装着した、既存のグランドアンカーなどに使用されているいわゆるマンション構造において、仮支圧板30を図示しない偏向部22にコンクリート等を介して固定することにより形成することができる。仮定着部24をこのようなマンション構造を用いて構成することで、既存のPC外ケーブル18に対して容易に仮定着部24を設けることができる。
次に、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法の具体的な作業手順について図4〜図7を参照しながら説明する。図4は作業直前の状態を表したものである。
まず、図4および図5に示すように、偏向部22の左端面22a側に延在するPC外ケーブル18に半割りスリーブ28を装着する。半割りスリーブ28はエポキシ樹脂などを介してPC外ケーブル18の外周に固定する。
次に、図6に示すように、半割りスリーブ28に半割りの仮支圧板30およびナット32を装着する。続いて、偏向部22に隣接した半割りスリーブ28の周囲に仮支圧板30を固定するための仮定着部24として機能する仮定着用コンクリート34を打設する。ここで、半割りスリーブ28は仮定着用コンクリート34からの摩擦を受けず左右方向に移動自在なように仮定着用コンクリート34内部に設けた貫通穴34aの内部に配置する。なお、コンクリートを打設する代わりに偏向部22に鋼板等を設け、これに仮支圧板30を固定してもよい。
次に、図7に示すように、半割りスリーブ28の左端側にジャッキ36、半割りのラムチェア38を配置する。ここで、ジャッキ36は、図8に示すように、PC外ケーブル18の周囲に複数個(例えば2〜4個程度)配置するものとし、これらジャッキ36の中心にPC外ケーブル18が位置するように組み立てる。続いて、ジャッキ36のロッド36aに設けた係合部材36bを半割りスリーブ28のねじ面に螺合して左方向に牽引する。ナット32を締め付けることで、半割りスリーブ28からなるマンション構造を左方向に移動させる。このように、PC外ケーブル18を緊張して仮定着用コンクリート34の左端面34bに仮定着する際に、ラムチェアおよびジャッキを用いてPC外ケーブルを漸次的に緊張することができる。ここで、半割りスリーブ28を介して既設のPC外ケーブル18が左方向に変位することで、本定着部20の付近、つまり仮定着部24と本定着部20との間のPC外ケーブル18の緊張力が漸次的に解放される。
このため、本発明によれば、緊張力の解放に伴って収縮するPC外ケーブル18における伸び量を、ケーブル全長の伸び量に対して仮定着部24と本定着部20との間のより短い区間の比較的小さい伸びにすることができる。このため、従来の定着部20の図示しない楔部分を加熱してケーブル全長の緊張力を解放しようとする方法などに比べて仮定着部24と本定着部20との間のPC外ケーブル18の緊張力を比較的安全に漸次的に解放することができる。また、仮定着部24と本定着部20との間の緊張力の解放により、他の区間の緊張力の解放作業が行い易くなる。
なお、仮定着部24と本定着部20との間のPC外ケーブル18の緊張力を解放するために、図6に示すような状態において、従来の楔を加熱する方法を適用し、本定着部20に設けられるPC外ケーブル18を固定するための図示しない楔を加熱してもよい。本定着部20と仮定着部24との間隔が短く、この区間のPC外ケーブル18の伸び量はケーブル全長に比べて小さいので、従来の楔を加熱する方法で比較的安全にこの区間の緊張力を解放することができる。
また、上記の実施の形態において、半割りスリーブ28の長さ、つまり、上記の短い区間でPC外ケーブル18が変位可能な距離を、PC外ケーブル18の所定の長さの伸びに応じた長さに設定してもよい。例えば半割りスリーブ28の長さをPC外ケーブル18の伸びを解放できるだけ確保するようにすれば、ラムチェア38とジャッキ36により安全に解放作業が行える。
また、上記の実施の形態において、仮定着部24を偏向部22に固定する場合について説明したが、これに限るものではない。すなわち、本定着部20と仮定着部24との間の距離が短いほど、この区間のPC外ケーブル18の伸び量が小さくなるので、本定着部20と仮定着部24との間ができるだけ短くなるように仮定着部24の位置を設定して、本定着部20付近における緊張力をより安全に解放することが好ましい。
以上説明したように、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、主桁の部材の断面外側に橋軸方向に沿って緊張材としてのPC外ケーブルが配置され、前記PC外ケーブルの定着部と偏向部を介して前記主桁にプレストレスを与える外ケーブル方式の橋梁における既設の前記PC外ケーブルの緊張力を解放する方法であって、前記偏向部に前記PC外ケーブルを仮定着するための仮定着部を設ける工程と、前記偏向部と、これと隣り合う本定着部としての前記定着部との間に配置される前記PC外ケーブルの緊張力を緩める方向に、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着する工程とを有するので、緊張力の解放に伴って収縮するPC外ケーブルにおける伸び量を、全長の伸び量に対して仮定着部と本定着部との間のより短い区間の比較的小さい伸びにすることができる。このため、従来の定着部の楔部分を加熱してケーブル全長の緊張力を解放しようとする方法などに比べて仮定着部と本定着部との間のPC外ケーブルの緊張力を比較的安全に漸次的に解放することができるという効果を奏する。また、仮定着部と本定着部との間の緊張力の解放により、他の区間の緊張力の解放作業が行い易くなる。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着する際に、ラムチェアおよびジャッキを用いて前記PC外ケーブルを緊張するので、上記の効果に加え、緊張力の解放作業を従来の方法を用いて容易に行うことができる。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着した後に、前記本定着部に設けられる前記PC外ケーブルを固定するための楔を加熱する工程をさらに有するので、仮定着部と本定着部との間のより短い区間の緊張力の解放作業を従来の方法を用いて容易に行うことができる。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、前記仮定着部は、前記PC外ケーブルに外周がねじ面である半割りスリーブを固定し、固定した前記スリーブに半割りの仮支圧板およびナットを装着し、前記仮支圧板を前記偏向部に固定することにより形成されるので、上記の効果に加え、既存のPC外ケーブルに対して容易に仮定着部を設けることができる。
また、本発明に係る他のPC外ケーブルの緊張力解放方法によれば、前記半割りスリーブの長さを、前記PC外ケーブルの所定の長さの伸びに応じた長さに設定したので、上記の効果に加え、例えば半割りスリーブの長さをPC外ケーブルの伸びを解放できるだけ確保するようにすれば、緊張力の解放作業をより安全に行うことができる。
以上のように、本発明に係るPC外ケーブルの緊張力解放方法は、構造物にプレストレスを導入するためにこの構造物の外側などに緊張状態に配設された既設のPC外ケーブルの緊張力を解放するのに有用であり、特に、既設の外ケーブル方式によるPC箱桁橋のPC外ケーブルの緊張力解放に適している。
10 PC箱桁橋(橋梁)
12 上床版
14 下床版
16 ウェブ(主桁)
18 PC外ケーブル
20 定着部
22 偏向部
22a 偏向部の左端面
24 仮定着部
26 ねじ面
28 半割りスリーブ
30 仮支圧板
32 ナット
34 仮定着用コンクリート
34a 貫通穴
34b 仮定着用コンクリートの左端面
36 ジャッキ
38 ラムチェア

Claims (4)

  1. 主桁の部材の断面外側に橋軸方向に沿って緊張材としてのPC外ケーブルが配置され、前記PC外ケーブルの定着部と偏向部を介して前記主桁にプレストレスを与える外ケーブル方式の橋梁における既設の前記PC外ケーブルの緊張力を解放する方法であって、
    前記偏向部に前記PC外ケーブルを仮定着するための仮定着部を設ける工程と、
    前記偏向部と、これと隣り合う本定着部としての前記定着部との間に配置される前記PC外ケーブルの緊張力を緩める方向に、前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着する工程とを有し、
    前記仮定着部は、前記PC外ケーブルに外周がねじ面である半割りスリーブを固定し、固定した前記スリーブに半割りの仮支圧板およびナットを装着し、前記仮支圧板を前記偏向部に固定することにより形成されることを特徴とするPC外ケーブルの緊張力解放方法。
  2. 前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着する際に、ラムチェアおよびジャッキを用いて前記PC外ケーブルを緊張することを特徴とする請求項1に記載のPC外ケーブルの緊張力解放方法。
  3. 前記仮定着部の前記PC外ケーブルを緊張して仮定着した後に、前記本定着部に設けられる前記PC外ケーブルを固定するための楔を加熱する工程をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のPC外ケーブルの緊張力解放方法。
  4. 前記半割りスリーブの長さを、前記PC外ケーブルの所定の長さの伸びに応じた長さに設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のPC外ケーブルの緊張力解放方法。
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