JP6130113B2 - 電源回路遮断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源回路遮断装置に係り、特に、電源回路を切断するメイン回路スイッチと、このメイン回路スイッチが切断する前に外部に切断信号を出力する信号回路スイッチとを備えたものに関する。
従来、図14や図15に示すような電源回路遮断装置301が知られている(たとえば特許文献1参照)。
電源回路遮断装置301は、第1コネクタハウジング303と第2コネクタハウジング305とを備えて構成されている。第2コネクタハウジング305は、第1コネクタハウジング303に嵌合し、また、第1コネクタハウジング303から離脱するようになっている。
第1コネクタハウジング303には、メイン回路スイッチ(メイン回路)307のメス端子309と信号回路スイッチ(インターロック回路)311のメス端子313とが設けられており、第2コネクタハウジング305には、メイン回路スイッチ(主スイッチ)307のオス端子315と信号回路スイッチ(インターロックスイッチ)311のオス端子317とが設けられている。
第2コネクタハウジング305には、レバー319が回転自在に設けられている。レバー319は、第1コネクタハウジング303に係合している。
そして、第1コネクタハウジング303に係合しているレバー319の回転によって、上述した第1コネクタハウジング303の嵌合・離脱がなされるようになっている。
図14では、第1コネクタハウジング303が第2コネクタハウジング305に嵌合しており、この状態では、メイン回路スイッチ307のメス端子309とメイン回路スイッチ307のオス端子315とがお互いに導通し、メイン回路スイッチ307は閉じられている。また、図14では、信号回路スイッチ311のメス端子313と信号回路スイッチ311のオス端子317とがお互いに導通し、信号回路スイッチ311も閉じられている。
電源回路遮断装置301におけるメイン回路スイッチ307の遮断作業(レバー319の解除作業)は、レバー319を回転することでなされる。すなわち、図14に示す状態から図15示すようにレバー319を回転することで、第1コネクタハウジング303が上方に移動し第2コネクタハウジング305から次第に離れるようになっている。
第1コネクタハウジング303が第2コネクタハウジング305から次第に離れることで、はじめに、信号回路スイッチ311のオス端子317が信号回路スイッチ311のメス端子313から抜け出て、信号回路スイッチ311のオス端子317が信号回路スイッチ311のメス端子313から離れ、信号回路スイッチ311が開く。
続いて、信号回路スイッチ311が開いた信号を電源回路遮断装置301とは別個のリレー(図示せず)に送り、リレーを開くことでメイン回路スイッチ307に電圧がかからないようにしている。
レバー319をさらに回転して第2コネクタハウジング305を第1コネクタハウジング303からさらに離すことで、メイン回路スイッチ307のオス端子315がメイン回路スイッチ307のメス端子309とから抜け出て、メイン回路スイッチ307のオス端子315がメイン回路スイッチ307のメス端子309から離れ、メイン回路スイッチ307が開く。
メイン回路スイッチ307を開くとき、上記リレーによる遮断によってメイン回路スイッチ307が活電状態ではなくなっており、メイン回路スイッチ307での火花の発生が抑制される。
図16を用いて、説明すると、レバー319の解除率が0%のときには、図14で示すようになっている。図15は、レバー319の解除率がaa%のときを示しており、信号回路スイッチ311は開く直前の状態を示している。
レバー319の解除率がab%になると、信号回路スイッチ311のみが開くようになっている。レバー319の解除率がab%〜ac%に間では、信号回路スイッチ311が開いており、メイン回路スイッチ307は閉じられている。レバー319の解除率がac%を超えると、信号回路スイッチ311とメイン回路スイッチ307が開くようになっている。
このように構成されていることで、メイン回路スイッチ307の各端子309,315に火花を発生させることなく、遮断作業を行うことができる。
また、図17や図18に示す従来の電源回路遮断装置351(たとえば特許文献2参照)は、次に掲げる点を除いて、電源回路遮断装置301と同様に構成されている。
電源回路遮断装置351では、レバー353が容易に回転してしまうことを防止するためのロック部355が、レバー353に設けられている。
また、電源回路遮断装置351では、信号回路スイッチ357が各コネクタハウジング359,361の外部に設けられている。
特開2012−79430号公報 特開2012−119292号公報
ところで、電源回路遮断装置301において、レバー319の解除作業を短時間で行うと、リレーの作動ができないままメイン回路スイッチ307に電圧がかかったままの状態で、メイン回路スイッチ307が解除される(開く)ことがあり、火花がまれに発生するおそれがあるという問題がある。
電源回路遮断装置351では、ロック部355が設けられており、ロック部355を解除するのに時間を要するので、レバー319の解除作業に若干の時間を要する。したがって、メイン回路スイッチ307に電圧がかかったままの状態でメイン回路スイッチ307が開くことが無くなり、火花が発生するおそれは無くなる。
一方、電源回路遮断装置351では、信号回路スイッチ357が各コネクタハウジング359,361の外部に設けられているので、防水構造にすることが難しく、水のかかる箇所に設置することが難しいという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、メイン回路スイッチの遮断作業(レバーの解除作業)における火花が発生を無くし、防水構造にすることが容易である電源回路遮断装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに嵌合および離脱する第2コネクタハウジングと、前記第2コネクタハウジングに回転可能に設けられ前記第1コネクタハウジングに係合し、解除位置から第1中間位置、第2中間位置を通り嵌合位置に至るまで回転する間に、前記第2コネクタハウジングと前記第1コネクタハウジングとの間に嵌合力を作用させ、前記嵌合位置から前記第2中間位置、前記第1中間位置を通り前記解除位置に至るまで回転する間に、前記第2コネクタハウジングと前記第1コネクタハウジングとの間に離脱力を作用させるレバーと、前記第1コネクタハウジング内と前記第2コネクタハウジング内とにそれぞれメイン端子が設けられ、前記レバーが前記解除位置と前記第1中間位置との間にあるときにはオフ状態であり、前記レバーが前記第1中間位置と前記嵌合位置との間にあるときにはオン状態となるメイン回路スイッチと、前記第1コネクタハウジング内と前記第2コネクタハウジング内とにそれぞれ信号端子が設けられ、前記レバーが前記解除位置と前記第2中間位置との間にあるときにはオフ状態であり、前記レバーが前記第2中間位置と前記嵌合位置との間にあるときにはオン状態となる信号回路スイッチと、前記メイン回路スイッチがオン状態であり前記信号回路スイッチがオフ状態であるときに、前記レバーの回転位置をロックするロック部と、
を有し、
前記第1コネクタハウジングは、中心軸が上下方向に延伸している筒状の第1コネクタハウジング本体部と、上下方向の中間部で前記1コネクタハウジング本体部の外周から突出しているフランジ部とを備えて構成されており、前記第2コネクタハウジングは、第2コネクタハウジング本体部と内側筒状部とを備えて構成されており、前記第2コネクタハウジング本体部は、中心軸が上下方向に延伸している筒状の側壁部と、この側壁部の上部を塞いでいる底壁部とを備えて構成されており、前記内側筒状部は、外径寸法が前記側壁部の内径寸法よりも小さい筒状に形成されており、前記側壁部の内側に設けられており、中心軸が前記側壁部の中心軸と一致するようにして、前記底壁部から下方に向かって突出しており、前記嵌合位置では、前記第1コネクタハウジング本体部の上部を、前記フランジ部の上側で、前記第2コネクタハウジング本体部が蓋しており、前記メイン端子と前記信号端子とが前記内側筒状部内および前記1コネクタハウジング本体部内に位置しており、前記第2コネクタハウジング本体部と前記内側筒状部との間に、前記第1コネクタハウジング本体部が入り込んでおり、前記第1コネクタハウジング本体部と前記内側筒状部との間にパッキンが設けられていることを特徴とする電源回路遮断装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電源回路遮断装置において、前記ロック部のロック状態を、人が操作することで解除できるロック解除操作部を有する電源回路遮断装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電源回路遮断装置において、前記レバーにはカム溝が設けられており、前記第1コネクタハウジングに設けられた突起が前記カム溝に入り込むことで前記レバーが前記第1コネクタハウジングに係合するように構成されており、前記レバーの回転中心軸を含み前記第1コネクタハウジングに対する前記第2コネクタハウジングの移動方向に展開している平面に対して、前記信号回路スイッチの信号端子と前記メイン回路スイッチのメイン端子とが対称に配置されており、前記第1コネクタハウジングの突起の中心軸が、前記平面内に存在している電源回路遮断装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電源回路遮断装置において、前記信号回路スイッチの信号端子は、前記メイン回路スイッチのメイン端子の内側に位置している電源回路遮断装置である。
本発明によれば、メイン回路スイッチの遮断作業(レバーの解除作業)における火花が発生を無くし、防水構造にすることが容易である電源回路遮断装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る電源回路遮断装置の概略構成を示す斜視図であって、レバーが嵌合位置に位置しているものを示す図である。 図1におけるII矢視図である。 図1におけるIII矢視図である。 図2におけるIV−IV断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路遮断装置の概略構成を示す斜視図であって、レバーが第3中間位置に位置しているものを示す図である。 図5におけるVI矢視図である。 図5におけるVII矢視図である。 図6におけるVIII−VIII断面を示す図である。 本発明の実施形態に係る電源回路遮断装置の概略構成を示す斜視図であって、レバーが解除位置に位置しているものを示す図である。 図9におけるX矢視図である。 図9におけるXI矢視図である。 図10におけるXII−XII断面を示す図である 本発明の実施形態に係る電源回路遮断装置における、レバーの回転角度(レバー解除率)と、メイン回路スイッチおよび信号回路スイッチのオン・オフ状態との関係を示す図である。 従来の電源回路遮断装置の概略構成を示す断面図である。 従来の電源回路遮断装置の概略構成を示す断面図である。 従来の電源回路遮断装置における、レバーの回転角度(レバー解除率)と、メイン回路スイッチおよび信号回路スイッチのオン・オフ状態との関係を示す図である。 従来の電源回路遮断装置の概略構成を示す断面図である。 従来の電源回路遮断装置の概略構成を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る電源回路遮断装置(スイッチ装置)1は、図示しない車両等(例えば、電気自動車やハイブリッド車)に搭載され、車両を駆動させるモータ等の負荷と、この負荷に電力を供給するバッテリや燃料電池等の直流電源との間を接続する電源回路を切断するためのものであり、具体的にはバッテリケースBC(図4等参照)に取り付けられるものとして説明するが、電源回路を流れる電流を遮断するものであれば、車両に搭載される場合に限られず、また、取り付け位置もバッテリケースに限られるものではない。
電源回路遮断装置1は、図1〜図4等で示すように、第1コネクタハウジング(第1キャビティ)3と第2コネクタハウジング(第2キャビティ)5とレバー7とメイン回路スイッチ(主スイッチ)9と信号回路スイッチ(インターロックスイッチ)11とロック部(中間ロック部;第2ロック部;図8参照)13とを備えて構成されている。
ここで、説明の便宜のために、電源回路遮断装置1における所定の一方向を縦方向とし、この縦方向に直交する所定の一方向を横方向とし、縦方向と横方向とに直交する所定の一方向を高さ方向とする。
第2コネクタハウジング5は、第1コネクタハウジング3の上方で第1コネクタハウジング3に対し高さ方向で移動することで、第1コネクタハウジング3に嵌合および離脱するようになっている。
レバー7は、第2コネクタハウジング5に回転(回動)可能に設けられており、また、第1コネクタハウジング3に係合している。
レバー7は、解除位置PS2(図12等参照)から第1中間位置(図示せず)、第2中間位置(図示せず)をこの順に通り嵌合位置PS1(図4等参照)に至るまで回転する間に、第2コネクタハウジング5と第1コネクタハウジング3との間に嵌合力を作用させるようになっている。
また、レバー7は、嵌合位置PS1から第2中間位置、第1中間位置をこの順に通り解除位置PS2に至るまで回転する間に、第2コネクタハウジング5と第1コネクタハウジング3との間に離脱力を作用させるようになっている。
なお、レバー7の第1中間位置とは、図8等で示す位置よりもレバー7が起立している位置である。すなわち、第1中間位置では、レバー7が、図12で示す回転位置と図8で示す回転位置との中間に位置する所定の回転位置に存在している。
また、レバー7の第2中間位置とは、図8等で示す位置よりもレバー7が倒れている位置である。すなわち、第2中間位置では、レバー7が、図4で示す回転位置と図8で示す回転位置との中間に位置する所定の回転位置に存在している。
メイン回路スイッチ9は、第1コネクタハウジング3内と第2コネクタハウジング5内とにそれぞれ設けられている。
また、メイン回路スイッチ9は、図13で示すように、レバー7(第2コネクタハウジング5)が解除位置PS2と第1中間位置との間にあるときにはオフ状態であり、レバー7(第2コネクタハウジング5)が第1中間位置と嵌合位置PS1との間にあるときにはオン状態となる。
詳しく説明すると、メイン回路スイッチ9は、一対のメス端子(メスコネクタ)15(15A,15B)と一対のオス端子(オスコネクタ)17(17A,17B)とを備えて構成されている。一対のメス端子15は、第1コネクタハウジング3内に一体的に設けられおり、お互いが離れている。一対のオス端子17は、第2コネクタハウジング5内に一体的に設けられおり、位置はお互いが離れている。ただし、一対のオス端子17A,17Bは、接続部19とともに一体成形されており、接続部19を介してお互いにつながっている(導通している)。
そして、レバー7が解除位置PS2と第1中間位置との間にあるときには、一対のオス端子17のそれぞれが、一対のメス端子15のそれぞれから抜け出ており(一方のメス端子15Aから一方のオス端子17Aが抜け出ており、他方のメス端子15Bから他方のオス端子17Bが抜け出ており)、メス端子15とオス端子17とがお互いが離れており、一方のメス端子15Aと他方のメス端子15Bとはお互いが非導通状態になっている。
信号回路スイッチ11も、メイン回路スイッチ9と同様にして、第1コネクタハウジング3内と第2コネクタハウジング5内とにそれぞれ設けられている。
また、信号回路スイッチ11は、図13で示すように、レバー7(第2コネクタハウジング5)が解除位置PS2と第2中間位置との間にあるときにはオフ状態であり、レバー7(第2コネクタハウジング5)が第2中間位置と嵌合位置PS1との間にあるときにはオン状態となる。
詳しく説明すると、信号回路スイッチ11は、一対のメス端子(メスコネクタ)21(21A,21B)と一対のオス端子(オスコネクタ)23(23A,23B)とを備えて構成されている。一対のメス端子21は、第1コネクタハウジング3内に一体的に設けられおり、お互いが離れている。一対のオス端子23は、第2コネクタハウジング5内に一体的に設けられおり、位置はお互いが離れている。ただし、一対のオス端子23A,23Bは、接続部25とともに一体成形されており、接続部25を介してお互いにつながっている(導通している)。
そして、レバー7が解除位置PS2と第2中間位置との間にあるときには、一対のオス端子23のそれぞれが、一対のメス端子21のメス端子のそれぞれから抜け出ており(一方のメス端子21Aから一方のオス端子23Aが抜け出ており、他方のメス端子21Bから他方のオス端子23Bが抜け出ており)、メス端子21とオス端子23とがお互いが離れており、一方のメス端子21Aと他方のメス端子21Bとはお互いが非導通状態になっている。
なお、第1コネクタハウジング3に係合しているレバー7が嵌合位置PS1に位置しているときには、第2コネクタハウジング5が第1コネクタハウジング3に嵌り込んでおり(各コネクタハウジング3,5同士がお互いに嵌合して接合状態になっており)、メイン回路スイッチ9と信号回路スイッチ11とがともにオン状態になっている。電源回路遮断装置1は、通常は各コネクタハウジング3,5同士がお互いに嵌合している状態(図1〜図4参照)で使用されるようになっている。
また、第1コネクタハウジング3に係合しているレバー7が解除位置PS2に位置しているときには、第2コネクタハウジング5が第1コネクタハウジング3から抜け出ている。メイン回路スイッチ9と信号回路スイッチ11とがともにオフ状態になっている。
また、バッテリケースBCに取り付けられた電源回路遮断装置1のメス端子15A,15B,21A,21Bのそれぞれには、配線用端子(図示せず)が接続されるようになっている。
すなわち、メス端子15Aに1つの配線用端子が設置され、メス端子15Bに1つの配線用端子が設置され、メス端子21Aに1つの配線用端子が設置され、メス端子21Bに1つの配線用端子が設置されるようになっている。4つの各配線用端子は、お互いが離れている。また、4つの各配線用端子のそれぞれからは、配線(図示せず)が延出するようになっている。
メイン回路スイッチ9の一方のメス端子15Aから延出している配線は、バッテリ(図示せず)の一方の端子に接続されている。他方のメス端子15Bから延出している配線は、バッテリ(図示せず)の他方の端子に接続されている。ただし、他方のメス端子15Bとバッテリ(図示せず)の他方の端子との間で延出している配線の中間部には、モータ等の負荷(図示せず)と、リレー(図示せず)とが直列接続されている。
信号回路スイッチ11の一方のメス端子21Aから延出している配線は、上記リレーの一方の入力端子に接続されており、他方のメス端子21Bから延出している配線は、上記リレーの他方の入力端子に接続されている。ただし、他方のメス端子21Bとリレーの他方の入力端子との間で延出している配線の中間部には、バッテリ等の電源が接続されている。
そして、図13等で示す嵌合位置PS1と第1中間位置との間では(レバー7や第2コネクタハウジング5が嵌合位置PS1と第2中間位置との間に位置しているときには)、信号回路スイッチ11の各メス端子21A,21Bがお互いに導通している旨の信号が上記リレーに入力され、上記リレーが閉じるようになっている。
図13等で示す嵌合位置PS1(嵌合位置PS1と第1中間位置との間の位置)では、メイン回路スイッチ9の一方のメス端子15Aから延出している配線と、他方のメス端子15Bから延出している配線とがお互いに導通状態になっている。
さらに、説明すると、レバー7(第2コネクタハウジング5)が嵌合位置PS1と第2中間位置との間に存在しているときには、メイン回路スイッチ9と上記負荷と上記リレーとを介して、上記バッテリの各端子同士がお互いにつながっている。レバー7(第2コネクタハウジング5)が第2中間位置と第1中間位置との間に存在しているときには、上記リレーによって、上記バッテリの各端子同士がお互いに非導通の状態になる。また、レバー7が第1中間位置と解除位置PS2との間に存在しているときには、上記リレーおよびメイン回路スイッチ9によって、上記バッテリの各端子同士がお互いに非導通の状態になる。
中間ロック部13は、第2コネクタハウジング5を第1コネクタハウジング3から離脱するときであって、メイン回路スイッチ9がオン状態であり信号回路スイッチ11がオフ状態であるときにレバー7の回転位置をロックするものである。すなわち、レバー7が第1コネクタハウジング3に係合しレバー7や第2コネクタハウジング5が第1中間位置と第2中間位置との間の所定の位置(第3中間位置;図8等参照)PS3に位置しているときにレバー7の回転位置をロックするものである。
さらに説明すると、中間ロック部13は、レバー7がそれ以上解除位置PS2側に回転しないようにロックするようになっている。なお、たとえば、中間ロック部13でロックされていても、嵌合位置PS1側には、レバー7は回転するようになっている。
また、電源回路遮断装置1には、ロック部(固定ロック部;第1ロック部)27と解除操作部29とが設けられている。
固定ロック部27は、図1〜図4で示す正規嵌合状態(メイン回路スイッチ9と信号回路スイッチ11とがオン状態である通常の使用状態)であるときに(レバー7が嵌合位置PS1に位置しているときに)、レバー7の回転位置をロックするものである。
また、解除操作部29を人が操作することで、中間ロック部13のロック状態(レバー7が第3中間位置PS3に位置しているとき状態)が解除され、レバー7が回転できるように構成されている。
さらに、電源回路遮断装置1には、別の解除操作部31が設けられている。そして、解除操作部31を人が操作することで、固定ロック部27のロック状態(レバー7が嵌合位置PS1に位置しているとき状態)を解除することができるように構成されている。
ところで、レバー7にはカム溝33が設けられている。そして、第1コネクタハウジング3に設けられた突起35がカム溝33に入り込むことでレバー7が第1コネクタハウジング3に係合するように構成されている。
信号回路スイッチ11の信号端子(メス端子、オス端子)21,23は、メイン回路スイッチ9のメイン端子(メス端子、オス端子)15,17の内側に位置している。すなわち、図4等で示すように、縦方向で、メイン回路スイッチ9のメイン端子15,17の間に、信号回路スイッチ11の信号端子21,23が存在している。
レバー7の回転中心軸C1を含み第1コネクタハウジング3に対する第2コネクタハウジング5の移動方向(嵌合や離脱をするときの移動方向;高さ方向)に展開している平面(中心平面)PLに対して、信号回路スイッチ11の信号端子21,23とメイン回路スイッチ9のメイン端子15,17とがほぼ対称に配置されている。
また、第1コネクタハウジング3の突起35の中心軸C2が、中心平面PL内に存在している(若干ずれていてもよい)。なお、中心平面PLは、すでに理解されるように、高さ方向と横方向とに展開しており、各軸C1,C2は横方向に延伸している。
さらに、説明すると、レバー7は、所定の軸C1を回転にして第2コネクタハウジング5に対し回転するようになっている。第2コネクタハウジング5は、第1コネクタハウジング3に対して、第1コネクタハウジング3の突起35の中心軸C2とレバー7の回転中心軸C1とをお互いに結ぶ方向(高さ方向)に移動することで、嵌合と離脱とをするようになっている。また、第1コネクタハウジング3の突起35の中心軸C2とレバー7の回転中心軸C1とを含む平面PLに対して、信号回路スイッチ11の端子21,23とメイン回路スイッチ9の端子15,17とがほぼ対称に配置されている。
ここで、電源回路遮断装置1についてさらに詳しく説明する。
第1コネクタハウジング3は、絶縁性の合成樹脂等の材料で一体成形されており、第1コネクタハウジング本体部37とフランジ部39と突起35とを備えて構成されている。
第1コネクタハウジング本体部37は筒状に形成されており、中心軸が上下方向に延伸している。フランジ部39は、高さ方向の中間部で第1コネクタハウジング本体部37の外周から突出しており、縦方向および横方向に展開している。
突起35は、フランジ部39の上方であって第1コネクタハウジング本体部37の高さ方向の中間部で、第1コネクタハウジング本体部37の外周から横方向の両側に突出している。すなわち、突起35は、2つ設けられている。また、突起35は、縦方向では、第1コネクタハウジング本体部37のほぼ中央に位置している。
メイン回路スイッチ9のメス端子15は金属等の導電性の材料で筒状に形成されている。一方のメス端子15Aは、縦方向では一端側で高さ方向では下側で、第1コネクタハウジング本体部37内で第1コネクタハウジング本体部37に一体的に設けられている。他方のメス端子15Bは、縦方向では他端側で高さ方向では下側で、第1コネクタハウジング本体部37内で第1コネクタハウジング本体部37に一体的に設けられている。筒状の各メス端子15は、これらの中心軸が高さ方向に延伸している。
中心平面PLは、第1コネクタハウジング本体部37の中心を通っており、一方のメス端子15Aと他方のメス端子15Bとは、中心平面PLを間にしてお互いが対称に配置されている。また、レバー7が係合する突起35の中心軸C2は、横方向に延伸しており、前述したように、中心平面PL内に存在している。
信号回路スイッチ11のメス端子21も金属等の導電性の材料で筒状に形成されており、縦方向でメイン回路スイッチ9のメス端子15から離れてメス端子15の内側に位置している(各メス端子15A,15Bの間に位置している)。
一方のメス端子21Aは、縦方向では一端側で高さ方向では下側で、第1コネクタハウジング本体部37内で第1コネクタハウジング本体部37に一体的に設けられている。他方のメス端子21Bは、縦方向では他端側で高さ方向では下側で、第1コネクタハウジング本体部37内で第1コネクタハウジング本体部37に一体的に設けられている。筒状の各メス端子21は、これらの中心軸が高さ方向に延伸しており、お互いが僅かに離れている。
一方のメス端子21Aと他方のメス端子21Bとは、中心平面PLを間にしてお互いが対称に配置されている。
なお、各メス端子17A,17Bの上端は、第1コネクタハウジング本体部37の中間部に位置しており、各メス端子21A,21Bの上端は、第1コネクタハウジング本体部37の中間部あって、各メス端子17A,17Bの上端よりも下方に位置している(図12等参照)。
フランジ部39の下面には、環状のパッキン41が設けられており、第1コネクタハウジング3が、バッテリケースBCに設置されたときには、図4等で示すように、パッキン41がフランジ部39とバッテリケースBCとで挟まれることで、第1コネクタハウジング3とバッテリケースBCとの間のシールがなされるようになっている。
第2コネクタハウジング5も、絶縁性の合成樹脂等の材料で一体成形されており、第2コネクタハウジング本体部43と内側筒状部45とオス端子支持部47と係止体55と突起57とを備えて構成されている(図4等参照)。
第2コネクタハウジング本体部43は、中心軸が上下方向に延伸している筒状の側壁部53と、側壁部53の上部を塞いでいる平板状の底壁部51とを備えて、枡状に形成されている。
内側筒状部45は、外径の寸法が側壁部53の内径寸法よりも小さい筒状に形成されており、側壁部53から離れて側壁部53の内側に設けられている。内側筒状部45の中心軸は、たとえば側壁部53の中心軸と一致している。また、内側筒状部45は、底壁部51から下方に向かって突出している。内側筒状部45の高さ寸法は、側壁部53の高さ寸法よりも小さくなっている。
オス端子支持部47は、外径の寸法が内側筒状部45の内径寸法よりも小さい棒状に形成されており、内側筒状部45から離れて内側筒状部45内側に設けられている。オス端子支持部47の中心軸も、たとえば側壁部53の中心軸と一致している。また、オス端子支持部47も、底壁部51から下方に向かって突出している。オス端子支持部47の高さ寸法は、側壁部53の高さ寸法よりも大きくなっている。
係止体55は、上下方向では上側で横方向では中央で、第2コネクタハウジング本体部43の側壁部53の縦方向の一端面から縦方向の一端側に突出している。
突起57は、レバー7を回転可能に支持するものであり、第2コネクタハウジング本体部43の側壁部53の高さ方向の上側で、側壁部53の外周から横方向の両側に突出している。すなわち、突起57は2つ設けられている。また、突起57は、縦方向では、第2コネクタハウジング本体部43の中央に位置している。
メイン回路スイッチ9のオス端子17は金属等の導電性の材料で棒状に形成されている。一方のオス端子17Aは、縦方向では一端側で高さ方向では下側で、また、内側筒状部45内で、第2コネクタハウジング本体部43に一体的に設けられている。他方のオス端子17Bは、縦方向では他端側で高さ方向では下側で、また、内側筒状部45内で、第2コネクタハウジング本体部43に一体的に設けられている。
接続部19は高さ方向では上側に位置しており、各オス端子17A,17Bは、接続部19から下方に突出している。各オス端子17A,17Bの下端は第2コネクタハウジング本体部43の側壁部53の下端よりも下方に位置している。
信号回路スイッチ11のオス端子23も金属等の導電性の材料で棒状に形成されている。一方のオス端子23Aは、縦方向では一端側で、また、内側筒状部45の内側であってオス端子支持部47の下端で、第2コネクタハウジング本体部43に一体的に設けられている。他方のオス端子23Bは、縦方向では他端側で、また、内側筒状部45内側であってオス端子支持部47の下端で、第2コネクタハウジング本体部43に一体的に設けられている。
接続部25は高さ方向では上側に位置しており、各オス端子23A,23Bは、接続部25から下方に突出している。各オス端子23A,23Bの下端は第2コネクタハウジング本体部43の側壁部53の下端よりも下方に位置し、各オス端子17A,17Bの下端よりも上方に位置している。
各オス端子17A,17Bと各オス端子23A,23Bとは、メス端子15,21の場と同様にして、中心平面PLを間にしてお互いが対称に配置されている。また、突起57の中心軸C1は、前述したように、横方向に延伸して中心平面PL内に位置している。
レバー7も、絶縁性の合成樹脂等の材料で一体成形されており、レバー本体部59と、弾性突出部61とを備えて構成されている。
レバー本体部59は、中央部位71と一対の側方部位73(73A,73B)とを備えて「U」字状に形成されている。
また、中央部位71からは、弾性突出部61が突出している。弾性突出部61には、第1被係止部63と第2被係止部65とが設けられている。各被係止部63,65は、レバー7の回転角度に応じて、第2コネクタハウジング5の係止体55の先端に形成されている係止部67に係止されるようになっている(図1、図8等参照)。
各側方部位73A,73Bには、貫通孔69とカム溝33とが形成されている。各貫通孔69に第2コネクタハウジング5の各突起57が挿入され、各カム溝33に第1コネクタハウジング3の各突起35が挿入されて、各コネクタハウジング3,5とレバー7とが組立てられている。
この組み立てがなされた状態では、第1コネクタハウジング3の上方を第2コネクタハウジングが蓋しており、各オス端子17、23が第1コネクタハウジング3の内側に位置しており、また、第2コネクタハウジング本体部43と内側筒状部45との間に、第1コネクタハウジング本体部37が入り込んでいる。さらに、図4に示す嵌合状態では、第1コネクタハウジング本体部37と内側筒状部45との間にパッキン49が入り込んでおり、第1コネクタハウジング3と第2コネクタハウジング5との間のシールがなされている。
これにより、図4に示す状態で、バッテリケースBCや各コネクタハウジング3,5の上方から水をかけても、この水は、バッテリケースBC内や各コネクタハウジング3,5内には入り込まないようになっている。
また、上記組み立てがなされた状態では、第2コネクタハウジング5が横方向でレバー7の各側方部位73A,73Bが内側に位置しており、レバー7の中央部位71が縦方向で第2コネクタハウジング5の一端から第2コネクタハウジング5の一端側に離れて存在している(図4等参照)。
さらに、上記組み立てがなされた状態では、弾性突出部61が、縦方向で中央部位71から一端側に突出している。なお、弾性突出部61は、人の指の力で弾性変形するようになっている(図4等参照)。
上述したように、貫通孔69に突起57が挿入されカム溝33に突起35が入り込んでいることで、レバー7が軸C1を中心にして回転し、この回転により、カム溝33と突起35との間に、嵌合力または離脱力が生じるようになっている。そして、第1コネクタハウジング3に対して第2コネクタハウジング5が上下方向で移動するようになっている。
第2コネクタハウジング5が嵌合位置PS1に位置しているときには、図3等で示すように、レバー7の側方部位73は、概ね縦方向に延伸している。
第2コネクタハウジング5が中間位置(第1、第2、第3中間位置を含む)に位置しているときには、図7等で示すように、レバー7の側方部位73は、斜めに延伸している。
第2コネクタハウジング5が解除位置PS2に位置しているときには、図11等で示すように、レバー7の側方部位73は、概ね高さ方向に延伸している。
また、第2コネクタハウジング5が嵌合位置PS1に位置しているときには、第2コネクタハウジング5の係止体55に設けられている係止部67に、レバー7の弾性突出部61に設けられている第1被係止部63が係止されており(図1参照)、これにより、固定ロック部27が形成されている。
さらに、図4で示すように、弾性突出部61に力を加えて弾性突出部61を弾性変形させ、係止体55の係止部67から第1被係止部63を外すことで、レバー7が矢印A4の方向(解除位置PS2の方向)に回転できるようになっている。これにより、解除操作部31が弾性突出部61に形成されていることになる。
また、第2コネクタハウジング5が第3中間位置PS3に位置しているときには、第2コネクタハウジング5の係止体55に設けられている係止部67に、レバー7の弾性突出部61に設けられている第2被係止部65が、第1被係止部63と同様に係止されており(図8参照)、これにより、中間ロック部13が生成されている。なお、すでに理解されるように、中間ロック部13と固定ロック部27とにおいて、係止体55に設けられている係止部67は兼用されている。
さらに、弾性突出部61に力を加えて弾性突出部61を弾性変形させ、係止体55の係止部67から、第2被係止部65を外すことで、レバー7が図8に矢印A8で示す方向(解除位置PS2の方向)に回転できるようになっている。これにより、解除操作部29が弾性突出部61に形成されていることになる。
ところで、第2コネクタハウジング5が嵌合位置PS1に位置している状態(嵌合状態)では、前述したように、メイン回路スイッチの9のメス端子15Aにオス端子17Aが入り込んでおり、メス端子15Bにオス端子17Bが入り込んでおり、メス端子15Aとメス端子15Bとは、オス端子17を介して、お互いが導通している。
また、嵌合状態では、信号回路スイッチ11のメス端子21Aにオス端子23Aが入り込んでおり、メス端子21Bにオス端子23Bが入り込んでおり、メス端子21Aとメス端子21Bとは、オス端子23を介して、お互いが導通している(図4参照)。
嵌合状態から、レバー7を回転することで、第2コネクタハウジング5が上方に移動し第2中間位置に達すると、信号回路スイッチ11のメス端子21Aからオス端子23Aが抜け出て、メス端子21Bからオス端子23Bが抜け出て、メス端子21Aとメス端子21Bとは、お互いが非導通状態になる。一方、メス端子15Aとメス端子15Bとは、オス端子17を介して、お互いが導通したままになっている。
信号回路スイッチ11のメス端子21Aとメス端子21Bとがお互いが非導通であり、メス端子15Aとメス端子15Bとがお互いが導通している状態は、レバー7をさらに回転することで第2コネクタハウジング5がさらに上方に移動し、第3中間位置PS3(図8参照)を通過して第1中間位置に到達するまで維持されるようになっている。
第2コネクタハウジング5が上方に移動し第1中間位置に達すると、信号回路スイッチ11だけでなく、メイン回路スイッチ9でも、メイン回路スイッチ9のメス端子15Aからオス端子17Aが抜け出て、メス端子15Bからオス端子17Bが抜け出て、メス端子15Aとメス端子15Bとがお互いが非導通の状態になる。この状態は、レバー7をさらに回転することで第2コネクタハウジング5がさらに上方に移動し、解除位置PS1(図12参照)に到達するまで維持されるようになっている。
また、レバー7には、カム溝封止体75が着脱自在に設けられている。カム溝封止体75は、カム溝33の端部に設けられている。カム溝封止体75が設置されていることで、カム溝33が閉じた形態になる(切り欠きではなく細長い貫通孔の形態になる)。
図11に示すように第2コネクタハウジング5が解除位置PS2に位置している状態でカム溝封止体75をレバー7から取り外すと、カム溝33から突起35が抜け出るので、第2コネクタハウジング5とレバー7とが、さらに上方に移動可能になる。これにより、第2コネクタハウジング5を第1コネクタハウジング3から完全に分離することができる。
なお、第2コネクタハウジング5とレバー7とを第1コネクタハウジング3に設置する場合にも、カム溝封止体75を取り外しておくようになっている。
次に、第2コネクタハウジング5を嵌合位置PS1から解除位置PS2にするときの動作について説明する。
初期状態では、レバー7や第2コネクタハウジング5が嵌合位置PS1に位置して、メス端子15,21にオス端子17,23が入り込んでおり、係止体55の係止部67で弾性突出部61の第1被係止部63が係止されている。
上記初期状態から、図4に示すように、弾性突出部61を弾性変形させて第1被係止部63を係止体55の係止部67からはずし、レバー7を図4の矢印A4の方向に回転すると、第2コネクタハウジング5が上方に移動する。
レバー7を図8に示す第3中間位置PS3まで回転すると、オス端子23がメス端子21から抜け出て、信号回路スイッチ11のオス端子23がメス端子21から離れる。一方、メイン回路スイッチ9のオス端子17はメス端子15に入り込んでおり、オス端子17とメス端子15とはお互いが導通している。また、係止体55の係止部67で弾性突出部61の第2被係止部65が係止されている。
図8に示す3中間位置PS3にレバー7が位置している状態で、弾性突出部61を弾性変形させ第2被係止部65を係止体55の係止部67からはずし、レバー7を図8の矢印A8の方向に回転すると、第2コネクタハウジング5がさらに上方に移動する。
レバー7を図12に示す解除位置PS2まで回転すると、メイン回路スイッチ9のオス端子17がメス端子15から抜け出て、オス端子17がメス端子15から離れる。
なお、第2コネクタハウジング5を解除位置PS2から嵌合位置PS1にするときには、上記動作とは逆の動作をすればよい。
電源回路遮断装置1によれば、各回路スイッチ9,11がコネクタハウジング3,5内に設けられているので、防水構造にすることが容易になっている。
また、電源回路遮断装置1によれば、メイン回路スイッチ9がオン状態であり信号回路スイッチ11がオフ状態であるときに(レバー7が第3中間位置PS3に位置しているときに)レバー7の回転位置をロックする中間ロック部13が設けられているので、メイン回路スイッチ9の遮断作業(レバー7の解除作業)における火花が発生を無くことができる。
すなわち、第3中間位置(メイン回路スイッチがオン状態であり信号回路スイッチがオフ状態であるレバーの所定の回転位置)PS3で中間ロック部13によりレバー7の回転がロックされており、この中間ロック部13でのロックを人の操作で解除しなければレバー7が回転しないようになっている。
中間ロック部13の解除にはある程度の時間を要するので、リレーが作動するための時間を十分に確保することができ、リレーの作動ができずメイン回路スイッチ9に電圧がかかったままの状態でメイン回路スイッチ9が開くこと無くなり、メイン回路スイッチ9での火花が発生を無くことができる。
そして、低コストで安全にメイン回路スイッチ9の遮断する(メイン回路スイッチ9を開く)ことができる電源回路遮断装置1が提供される。
また、電源回路遮断装置1によれば、信号回路スイッチ11の信号端子21,23がメイン回路スイッチ9のメイン端子15,17の内側に位置しており、中心平面PLに対して、信号端子21,23とメイン端子15,17とが対称に配置されており、レバー7の回転中心軸C1と第1コネクタハウジング3の突起35の中心軸C2とが、中心平面PL内に存在しているので、レバー7を回転して、各コネクタハウジング3,5同士を嵌合・離脱するときに、信号回路スイッチ11の信号端子21,23、メイン回路スイッチ9のメイン端子15,17および各コネクタハウジング3,5にモーメントが発生することがなくなり、各端子15,17,21,23や各コネクタハウジング3,5にこじりやかじりが発生することが無くなり、電源回路遮断装置1の耐久性が向上する。
また、信号回路スイッチ11の信号端子21,23がメイン回路スイッチ9のメイン端子15,17の内側に位置しているので、メイン端子15,17に比べて剛性の小さい信号端子21,23にモーメントによるこじり等が一層発生しにくくなっており、信号端子21,23の変形等を確実に防止することができる。
1 電源回路遮断装置
3 第1コネクタハウジング
5 第2コネクタハウジング
7 レバー
9 メイン回路スイッチ
11 信号回路スイッチ
13 ロック部(中間ロック部)
15(15A,15B) メイン端子(メス端子)
17(17A,17B) メイン端子(オス端子)
21(21A,21B) 信号端子(メス端子)
23(23A,23B) 信号端子(オス端子)
29 ロック解除操作部
33 カム溝
35 突起(第1コネクタハウジングの突起)
C1 回転中心軸(レバーの回転中心軸)
C2 中心軸(第1コネクタハウジングの突起の中心軸)
PL 平面(中心平面)
PS1 嵌合位置
PS2 解除位置

Claims (4)

  1. 第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに嵌合および離脱する第2コネクタハウジングと、
    前記第2コネクタハウジングに回転可能に設けられ前記第1コネクタハウジングに係合し、解除位置から第1中間位置、第2中間位置を通り嵌合位置に至るまで回転する間に、前記第2コネクタハウジングと前記第1コネクタハウジングとの間に嵌合力を作用させ、前記嵌合位置から前記第2中間位置、前記第1中間位置を通り前記解除位置に至るまで回転する間に、前記第2コネクタハウジングと前記第1コネクタハウジングとの間に離脱力を作用させるレバーと、
    前記第1コネクタハウジング内と前記第2コネクタハウジング内とにそれぞれメイン端子が設けられ、前記レバーが前記解除位置と前記第1中間位置との間にあるときにはオフ状態であり、前記レバーが前記第1中間位置と前記嵌合位置との間にあるときにはオン状態となるメイン回路スイッチと、
    前記第1コネクタハウジング内と前記第2コネクタハウジング内とにそれぞれ信号端子が設けられ、前記レバーが前記解除位置と前記第2中間位置との間にあるときにはオフ状態であり、前記レバーが前記第2中間位置と前記嵌合位置との間にあるときにはオン状態となる信号回路スイッチと、
    前記メイン回路スイッチがオン状態であり前記信号回路スイッチがオフ状態であるときに、前記レバーの回転位置をロックするロック部と、
    を有し、
    前記第1コネクタハウジングは、中心軸が上下方向に延伸している筒状の第1コネクタハウジング本体部と、上下方向の中間部で前記1コネクタハウジング本体部の外周から突出しているフランジ部とを備えて構成されており、
    前記第2コネクタハウジングは、第2コネクタハウジング本体部と内側筒状部とを備えて構成されており、
    前記第2コネクタハウジング本体部は、中心軸が上下方向に延伸している筒状の側壁部と、この側壁部の上部を塞いでいる底壁部とを備えて構成されており、
    前記内側筒状部は、外径寸法が前記側壁部の内径寸法よりも小さい筒状に形成されており、前記側壁部の内側に設けられており、中心軸が前記側壁部の中心軸と一致するようにして、前記底壁部から下方に向かって突出しており、
    前記嵌合位置では、前記第1コネクタハウジング本体部の上部を、前記フランジ部の上側で、前記第2コネクタハウジング本体部が蓋しており、前記メイン端子と前記信号端子とが前記内側筒状部内および前記1コネクタハウジング本体部内に位置しており、前記第2コネクタハウジング本体部と前記内側筒状部との間に、前記第1コネクタハウジング本体部が入り込んでおり、前記第1コネクタハウジング本体部と前記内側筒状部との間にパッキンが設けられていることを特徴とする電源回路遮断装置。
  2. 請求項1に記載の電源回路遮断装置において、
    前記ロック部のロック状態を、人が操作することで解除できるロック解除操作部を有することを特徴とする電源回路遮断装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電源回路遮断装置において、
    前記レバーにはカム溝が設けられており、前記第1コネクタハウジングに設けられた突起が前記カム溝に入り込むことで前記レバーが前記第1コネクタハウジングに係合するように構成されており、
    前記レバーの回転中心軸を含み前記第1コネクタハウジングに対する前記第2コネクタハウジングの移動方向に展開している平面に対して、前記信号回路スイッチの信号端子と前記メイン回路スイッチのメイン端子とが対称に配置されており、前記第1コネクタハウジングの突起の中心軸が、前記平面内に存在していることを特徴とする電源回路遮断装置。
  4. 請求項3に記載の電源回路遮断装置において、
    前記信号回路スイッチの信号端子は、前記メイン回路スイッチのメイン端子の内側に位置していることを特徴とする電源回路遮断装置。
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