JP6129855B2 - 超音波骨刃 - Google Patents

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Description

本発明はまた、骨に切り込みを入れるために利用されることができる超音波手術用の刃にも関する。
整形外科の分野では、生きた骨の切断は、多くの処置に必須である。そのような処置は、事故により損傷した組織構造の復元、疾患により損傷した部分への健康な骨の移植、又は顎のラインの後退のような先天的な顔面の異常の修正を含む。何世紀にも亘って、これらの作業は骨のこぎりと呼ばれる装置の利用により行われた。
従来の骨のこぎりは、いくつかの基本的な部類に分類される。手動のこぎり又はドリルは、まさにそれそのものであり、大工道具と似た方法で操作者が装置を動かすことを必要とする手持ち式の装置である。動力式の装置は、電力又は空気圧式にかかわらず、往復運動若しくは回転タイプのいずれかである。往復装置は、平らな、剣のような刃を使用し、手の代わりにモーターによって前後の動きが提供される。回転装置は、ドリルビット、又はテーブルソーの刃に似た外周に配置された歯を有した刃を回転させるために回転モーターを使用する。これらの従来の骨のこぎりはすべて、今日でも世界中で医療処置に使用されている。
従来ののこぎりは実用的であるが、多くの不都合を有している。帯のこ又は往復のこぎりは、例えば、切断を開始すること及び方向付けることが容易でない。切断は、縁から始まらなければならないか、あるいは開始孔が使われなければならない。開始孔を作るには、ドリル又は同様の器具が骨に孔を開けるために使用される。続いて、切断刃が開けられた孔に挿入される。その後に、使用者は切断を始めることができる。あるいは、回転タイプの刃が使用されても良い。しかし、回転刃が使用される場合、切断は、切断において切断刃が拘束されるのを避けるために、比較的直線な経路を辿らなくてはならない。すべての切断刃で、選択された切断刃によって湾曲した又は角度をなす切断をもたらす能力は、極めて限られている。比較的厚い切断刃は幅のある切り口をもたらすので、切断処置で生きた骨の大きな厚さが失われる。医師は、復元が必要であるほとんどの処置でこの幅をできるだけ薄くしたい。
30年以上に亘って、手術で組織を除去又は切断するために使用できるいくつかの超音波器具が発明されている。特許文献1、2は、そのような装置を開示する。
超音波手術装置は、一般的に2つの部類に分類される。1つは、30ミクロンまでかそれ以上の振幅であり、20kc〜100kcの間の振動数で振動する先端が尖っていない中空のプローブである。そのような装置は、細胞を内部破裂させるか若しくは破壊するキャビテーション気泡、組織圧迫及びリラクセーション応力(ジャックハンマー効果とも呼ばれる)を生じさせることによって、又は組織基質での気泡のマイクロストリーミングなどの他の力によって、組織を除去する。その効果は、組織が液状化されて分離されることである。次にそれは洗浄溶液で乳化される。そして生じた乳液は、部位から吸引される。周囲の構造から望ましくない腫瘍を分離するためにその周り及び下にエネルギーを加えることによって、組織の大きな切除も可能である。そして外科医は、鉗子などの一般的な道具を使用して、その組織を取り出すことができる。
超音波装置の第二の種類は、尖っていない中空のプローブの代わりに平らな刃を使用する。ここで切断動作が行われる。そのような平らな超音波刃は、特許文献3、4で対象とされる。そこに開示されるように、刃の形状は遠位部で半円であり、長手方向軸に平行な、振動プローブに接する肩部まで後方に延びる2つの直線の側面を備える。プローブと刃先の肩部とのしっかりと密接した接触を可能にするために、プローブ(又は振動子)の雌ねじ付きのソケットと係合する雄ねじが示される。その2つを一緒にしてトルクを掛けると、それらは振動子と発振機とでの結合体と共振して振動する単一の共鳴体を形成する。刃の遠位端は、プローブ及び刃先の形状での機械的増幅、並びに振動子と発振機とでの結合体によって与えられる入力振幅によって設定された振幅で振動する。この動きが、問題になっている組織への切断作用を提供する。
特許文献3、4の刃では、手術用途での骨又は類似の固い組織の切断若しくは切除が意図された。生体外及び生体内で実施された試験では、刃は、鋭い場合、同じ位の容易さで固い組織及び柔らかい組織の両方を切断することが分かった。例えば、副鼻腔組織又は脳を露出させるために頭蓋骨の前部で開口部を切り取るが、その骨組織の真下にある膜を直接切らないことを目的とするサイナスリフト手術(sinus lifts)又は開頭術などの繊細な手術では、これは非常に重要である。それはまた、下にある柔らかい組織への損傷を最小にして骨組織を切断しなければならない背骨及び脳の手術においても重要である。生体外試験での初期に、その刃は骨皮質を突き通って膜に穴を開け又は膜を破いたことが分かった。いくらかの経験の後に、優秀な外科医は技術を習得することができたが、習得は困難だった。
米国特許第4223676号明細書 米国特許第5188102号明細書 米国特許第6379371号明細書 米国特許第6443969号明細書
例えば、サイナスリフト手術(sinus cavity lifts)や、第3大臼歯抜歯などの顎顔面外科手術といった特定の用途では、下部の柔らかい組織を傷付けないようにしながら、少ない外傷で固い骨を切断できる器具が有用である。
本発明は、改良された超音波骨刃、特に骨の切断処置を容易にする超音波骨刃を提供することを目的とする。好ましくは、本発明の超音波骨刃は、柔らかい組織への損傷の可能性を低減し、特に必要な力の大きさを考慮して、向上した安定性を示す。
本発明の超音波骨刃は、側部外面を備えた遠位端部を有するシャフトを含み、さらに側部外面の少なくとも一部でシャフトの遠位端部に連結された切断刃を含む。切断刃によって骨組織に形成された切り口にシャフトが進入することに対するブロック又はストップを構成するように、側部外面は切断刃の両側に広がる。
通常は、手術部位で患者の標的の組織と接触することになる側部外面のその部分は、切断刃に対して直交方向に測定されて、切断刃の厚さの少なくとも2倍である全体の有効幅を有する。より好ましくは、側部外面の組織接触部は、切断刃の厚さの約3倍の幅を有する。切断刃は薄い平板であり、約0.020インチの厚さを有すると考えられる。したがって、側部外面又は尖っていない遠位端の組織接触部は、少なくとも約0.040〜0.060インチの幅を有する。
シャフトの遠位端が円筒形である場合、側部外面の組織接触部の幅はシャフト直径の一部であり、通常は3分の1〜3分の2の間である。以下で述べるように、シャフトは、角の丸い長方形の断面を有して、切断刃に対して横方向に測定された場合に、側部外面の組織接触部の幅が全部のシャフト幅の中でのより大きな部分になるようにすることができる。
本発明の一実施形態では、切断刃は、側部外面に隣接した切断用の窪みと、窪みの側部外面とは反対側において突出した出っ張りとを備えた、少なくとも一方の側(遠位、近位、又は両方)に形成された刃を有する。好ましくは、この刃は、窪み及び出っ張りに亘って又は沿って連続し、弓形をしている。少なくとも出っ張りの部分に沿っては、刃は滑らかでなければならない。すなわち、切断刃で切断される骨組織に隣接して位置する柔らかい組織を切断し、切り裂き、若しくはその他の損傷を与えがちな不連続、鋭い窪み、鋭い歯、又はその他の鋭い箇所がない。
窪み及び出っ張りに沿った切断刃の刃の部分は、S字の形状を有してもよい。
窪みは、面取り(斜端)、鋸歯状又は歯付きにすることができる。さらに、突出部又は出っ張りは、鋸歯状若しくは歯状に形成されることができる(図9〜12)。しかし、少なくとも出っ張りの外面に沿った鋸歯若しくは歯は、柔らかい組織を切断し、切り裂き、又はその他の損傷を与えがちな不連続若しくは鋭い箇所なしに、滑らかに形成されなければならない。
本発明の第一の実施形態では、切断刃はシャフトの遠位端部の一側面のみに配置され、シャフトは切断刃を越えて遠位方向に延びる。切断刃が、1つの窪みのみを遠位端又は近位端のいずれかに備えて形成される場合には、切断刃の他の側はシャフトの側面に対して鋭い角度でなだらかに傾斜されて、切断刃はヨットの竜骨の外観を有する。
本発明の別の実施形態では、切断刃は、シャフトの遠位端を越えて遠位方向に延びる。この超音波骨刃の実施形態は、切断刃の幅、すなわち切断刃の刃とシャフトの外面との間で測定された切断刃の寸法を有し、それは使用者に切断深さに関する複数の選択を提供するように変化している。
この実施形態の変形では、切断刃は、尖っていない遠位端でシャフトに結合された遠位端部を含む。したがって、切断刃は、シャフトにその側部外面及び尖っていない遠位端に沿って結合される。切断刃は、一対の反対向きの主表面、及び主表面に直交する所定方向で測られた最大厚さを有し、尖っていない遠位端は、その所定方向と実質的に平行な方向で測られた幅を有し、そのシャフト先端の幅は切断刃の厚さより大きく、切断刃の遠位端部によって骨組織に形成された切り口へのシャフトの進入をブロック又はストップすることができる幅である。
好ましくは、本発明のこの実施形態において、切断刃は、シャフトの遠位端部において、側部外面に対して鋭い角度で傾斜して近位方向を向いた刃を備えた近位の切断刃部分を有する。切断刃の遠位端部は、遠位方向を向いた凸状の刃を有する。凸状の刃及び直線状の刃は、なだらかな又は滑らかな弓形の曲線をなして互いに連続する。この曲線は、液滴の形状を有することができ、任意で一方が歪められる。
本発明の別の特徴によれば、切断刃がシャフト先端の遠位に延びる場合、切断刃は、凸状の切断刃の刃と尖っていない遠位端との間で長手方向に測定された第一の最大幅寸法を有する。切断刃はまた、切断刃の横方向の刃とシャフトの側部外面との間で横方向に測定された第二の最大幅寸法を有する。第一の最大幅寸法と第二の最大幅寸法とは、骨刃の使用によって作られる切り口の深さを容易に変化させることができるように、互いに大きく相違してもよい。
本発明の特定の実施形態では、切断刃は、シャフトの一側面から、遠位のシャフト先端を覆ってシャフトの反対の側面に延びることができる。その場合、切断刃は、第二の最大幅寸法と反対側のシャフトの側面において、切断刃の別の横方向の刃とシャフトの側部外面との間で横方向に測定された第三の最大幅寸法を有する。第三の最大幅寸法は、第一の最大幅寸法及び第二の最大幅寸法の両方と相違してもよい。
切断刃はシャフトに対して中央に配置され、それにより切断刃は、それぞれのシャフトの遠位端部の対称軸を通る平面にあることが意図される。その場合には切断刃は、シャフトが円筒形のときであっても、側部外面に対して実質的に垂直向きの平面で配置される。また一方で、切断刃は、シャフトの遠位端部と同軸でないがその軸に平行に延びる平面で偏心して配置されることが可能である。後者の場合、尖っていない遠位端は、切断刃の遠位端部の側方又は横方向の両側で、偏心して延びる。
本発明の別の特徴によれば、シャフト及びその側部外面は、骨の外面の湾曲と合うように曲げられる。そのため、シャフトの側部外面は、シャフトの軸を含む長手方向断面において弓形の形状を有する。
上述のとおり、シャフトは円筒形であるか、又は丸まった角の長方形などの別の形状の断面を有することができる。後者の例では、シャフトの側部外面は、少なくとも実質的に平面である切断刃での部分を含む。
本発明の超音波骨刃は、手術部位で切断刃が標的の骨組織塊を通って、標的の骨の下にある柔らかい組織まで延びるのを避けることによって、骨の切断を容易にする。したがって、本明細書に記載された超音波骨刃は、上にある骨で滑らかで綺麗な切り口を可能とすると同時に、柔らかい組織を保護する。
本発明の特定の実施形態は、骨の切断刃が標的の組織に入る角度を変化させることによって、切断深さでの調節機能を提供する。標的の組織塊の表面に対するシャフトの遠位端部の角度は容易に観察でき、それぞれの切り口の深さに関連する。
本発明の超音波骨刃の第一の実施形態の正面図である。 図1の超音波骨刃の側面図である。 本発明の超音波骨刃の第二の実施形態の正面図である。 図3の超音波骨刃の側面図である。 本発明の超音波骨刃の第三の実施形態の正面図である。 図5の超音波骨刃の側面図である。 本発明の超音波骨刃の第四の実施形態の正面図である。 図7の超音波骨刃の側面図である。 本発明の超音波骨刃の第四の実施形態の正面図である。 図9の超音波骨刃の側面図である。 図9、10の超音波骨刃の平面、正面及び側面の等角図である。 図9〜11の超音波骨刃の平面図である。
図7、8は超音波骨刃10を示し、超音波骨刃10は、側部外面14と尖っていない又は丸い遠位端16とを備えた遠位端部(別に符号を付さない)を有するシャフト12を含む。大まかにはヨットの竜骨の形状に似た形状を有する平面の切断刃18が、側部外面14に沿ってシャフト12の遠位端部に連結される。
切断刃によって骨組織に形成された切り口にシャフトが進入することに対するブロック又はストップを構成するように、側部外面14及びそれに伴ってシャフト12が切断刃の両側に広がる。より具体的には、切断刃18は、一対の反対向きの主表面18a、18b、及び主表面18a、18bに直交する所定方向で測られた最大厚さt1を有し、一方でシャフト12は、その所定測定方向と実質的に平行な方向で測られた実効幅w1を有する。シャフト12の実効幅w1は切断刃18の厚さt1より大きく、切断刃の遠位端部によって骨組織に形成された切り口へのシャフト12の進入をブロック又はストップすることができる幅である。骨刃10の場合、側部外面14及びシャフト12の実効幅w1は、シャフト12の切断刃18を有する側の側部外面14の全体の幅とほぼ等しい。シャフトが丸い角の長方形ではなく円形の断面形状を有する場合、側部外面及びシャフトの実効幅は、シャフトの直径より小さくなるであろう。
遠位側において、切断刃18は、側部外面14に隣接して切断用の窪み22を備えた刃20を有する。刃20はまた、窪み22の側部外面14とは反対側における突出部又は出っ張り24を有する。刃20は、窪み22及び出っ張り24に亘って又は沿って連続し、弓形のS字形状を有する。言い換えれば、切断刃18の刃20は、切断刃18で切断される骨組織に隣接して位置する柔らかい組織を切断し、切り裂き、若しくはその他の損傷を与えがちな不連続、急な裂け目、鋭い窪み、鋭い歯、又はその他の先の尖った特徴を有しない。
窪み22は、面取り(斜端)、鋸歯状又は歯付きにすることができる。突出部又は出っ張り24は、面取り(斜端)、鋸歯状若しくは歯付きにすることができるが、いかなる鋸歯若しくは歯も、特に切断刃18の外周面の側方又は径方向に沿って、柔らかい組織を切断し、切り裂き、又はその他の損傷を与えるであろう不連続若しくは鋭い箇所が無く、滑らかに構成されなければならない。通常は、窪み22は骨組織のみに接触することになり、その一方で突出部又は出っ張り24は、特にそのほとんどの側部で、標的の骨構造を支える柔らかい組織に接触することになり得る。
切断刃18は、シャフト12の遠位端部の一側面のみに配置される。シャフト12は、切断刃18を越えて遠位方向に延びる。切断刃18は、側部外面14に対して鋭い角度でなだらかに傾斜した概ね直線状の刃領域26が近位側に形成される。切断刃18は、近位側に窪み22及び出っ張り24を備え、遠位側に直線状の刃領域26を備えるように変更されることができることに注意されたい。あるいは、遠位側及び近位側の両方に窪み及び出っ張りが形成されることができ、この場合には直線状の刃領域26がない。
シャフト12は、角の丸い長方形断面である、角の丸い長方形の形状を有するとして示される。しかし、円筒形又は三角形などの他のシャフトの形状も可能である。
図1、2は、円筒形の側部外面34と尖っていない遠位端36とを備えた遠位端部(別に符号を付さない)を有するシャフト32を含む別の超音波骨刃30を示す。切断刃38は、円筒形の側部外面34及び尖っていない遠位端36の両方に沿ってシャフト32の遠位端部に連結される。
切断刃38は、側部外面34に対して鋭い角度で傾斜して近位方向を向いた概ね直線状の刃42を備えた近位の切断刃部分40を有する。切断刃38は、遠位方向を向いた凸状の刃46を備えた遠位端部44を有する。凸状の刃46及び直線状の刃42は、なだらかな又は滑らかな弓形の曲線をなして互いに連続し、一方が歪んだ液滴の形状を有する。切断刃の刃42、46は、面取り(斜端)又は鋸歯状にすることができるが、いかなる鋸歯も、柔らかい組織の損傷を避けるために鋭い先端又はギザギザの特性無しに、滑らかにされなければならない。
切断刃38の遠位部によって骨組織に形成された切り口にシャフト32が進入することをブロック又はストップするように、側部外面34は、近位の切断刃部分40の両側に広がる。同様に、切断刃38の遠位部によって骨組織に形成された切り口にシャフト32が進入することをブロック又はストップするように、尖っていない遠位端36が、切断刃の遠位部44の両側に広がる。例えば、切断刃38が、一対の反対向きの主表面38a、38b、及び主表面38a、38bに直交する所定方向で測られた最大厚さt2を有する場合、尖っていない遠位端36は、その所定測定方向と実質的に平行な方向で測られた実効幅w2を有し、それは切断刃38の厚さt2より大きく、切断刃38の遠位端部44によって骨組織に形成された切り口への尖っていない遠位端36の進入をブロック又はストップできる幅である。
切断刃38は、幅、すなわち切断刃の刃42、46とシャフト32の外面34、36との間で測定された切断刃の寸法を有し、それは使用者に切断深さに関する複数の選択を提供するように変化している。したがって、骨に対して超音波で振動する骨刃30を使用する際の標的の骨構造の表面に対するシャフト32の傾斜角度に依存して、切断刃38は、切り口の調節可能な深さをもたらす。
より具体的には、切断刃38の近位部分40は、切断刃の刃の最も外側に配置された箇所48と側部外面34との間で測定された最大幅d1を有し、一方で切断刃38の遠位端部44は、切断刃の刃46の最も遠位な箇所49と尖っていない遠位端36との間で測定された最大幅d2を有する。通常は、幅の測定値d1、d2は互いに大きく相違し、凸状の刃46は、箇所48、49の間で切断刃の幅における連続的な変化を提供し、それにより手術部位でシャフト32が骨の表面と成す角度を調節することにより、使用者が切り込みの深さを微調整することができる。
図3、4は、円筒形の側部外面54と尖っていない遠位端56とを備えた遠位端部(別に符号を付さない)を有するシャフト52を含む更なる超音波骨刃50を示す。切断刃58は、尖っていない遠位端36及びシャフト52の両側で側部外面54に連結される。
切断刃58は、シャフト52の一側面で側部外面54に対して鋭い角度で傾斜して近位方向を向いた概ね直線状の刃62を備えた第一の近位の切断刃部分60を有する。切断刃58は、シャフト52の反対側面で側部外面54に対して鋭い角度で傾斜して近位方向を向いた概ね直線状の刃62を備えた第二の近位の切断刃部分60’を有する。切断刃88は、遠位方向を向いた凸状の刃66を備えた遠位端部64を有する。凸状の刃66及び直線状の刃62、62’は、なだらかな又は滑らかな弓形の曲線をなして互いに連続し、非対称の液滴の形状を有する。切断刃の刃62、62’、66は、面取り(斜端)又は鋸歯状にすることができるが、いかなる鋸歯も、柔らかい組織の損傷を避けるために鋭い先端又はギザギザの特性無しに、滑らかにされなければならない。
切断刃58の遠位部によって骨組織に形成された切り口にシャフト52が進入することをブロック又はストップするように、側部外面54は、近位の切断刃部分60、60’の両側に広がる。同様に、切断刃58の遠位部によって骨組織に形成された切り口にシャフト52が進入することをブロック又はストップするように、尖っていない遠位端56は、切断刃の遠位部64の両側に広がる。例えば、切断刃58が、一対の反対向きの主表面58a、58b、及び主表面58a、58bに直交する所定方向で測られた最大厚さt3を有する場合、尖っていない遠位端56は、その所定測定方向と実質的に平行な方向で測られた実効幅w3を有し、それは切断刃58の厚さt3より大きく、切断刃58の遠位端部64によって骨組織に形成された切り口への尖っていない遠位端56の進入をブロック又はストップできる幅である。
切断刃58は、連続した切断刃の刃62、66、62’とシャフト52の外面54、56との間で測定された幅寸法を有し、それは使用者に切断深さに関する複数の選択を提供するように変化している。したがって、切断刃58は、骨に対して超音波で振動する骨刃50の使用の際に、標的の骨構造の表面に対するシャフト52の傾斜角度に依存する切り口の深さをもたらすために利用可能である。
切断刃58の第一の近位の切断刃部分60は、(i)シャフト52の一側面で切断刃の刃の最も外側に配置された箇所68と(ii)側部外面54との間で測定された最大幅d1’を有する。第二の近位の切断刃部分60’は、(i)シャフト52の一側面で切断刃の刃の最も外側に配置された箇所68’と(ii)側部外面54との間で測定された最大幅d3’を有する。切断刃58の遠位端部64は、凸状の刃66の最も遠位な箇所69と尖っていない遠位端56との間で測定された最大幅d2’を有する。通常は、幅の測定値d1’、d2’、d3’は互いに大きく相違し、凸状の刃66は、一方の箇所68、68’と他方の箇所69との間で切断刃の幅における連続的な変化を提供し、それにより手術部位でシャフト52が骨の表面と成す角度を調節することにより、使用者が切り込みの深さを微調整することができる。
図5、6は、円筒形の側部外面74と尖っていない遠位端76とを備えた遠位端部(別に符号を付さない)を有するシャフト72を含む更に別の超音波骨刃70を示す。切断刃78は、円筒形の側部外面74のみに沿ってシャフト72の遠位端部に連結される。切断刃78は、シャフト72の一側面のみに沿って大部分が配置される。切断刃によって骨組織に形成された切り口にシャフト72が進入することをブロック又はストップするように、側部外面74及び尖っていない遠位端76は、切断刃78の両側に広がる。
切断刃78は、シャフトの側部外面74に対して鋭い角度で傾斜して近位方向を向いた概ね直線状の刃82を備えた近位の切断刃部分80を有する。切断刃78は、遠位方向を向いた凸状の刃86を備えた遠位端部84を有する。遠位端部84は、尖っていない遠位端76よりも遠位側に配置され、そしてほぼ全体が外側に配置される。凸状の刃86及び直線状の刃82は、なだらかな又は滑らかな弓形の曲線をなして互いに連続し、一方が歪んだ液滴の形状を有する。切断刃の刃82、86は、面取り(斜端)又は鋸歯状にすることができるが、いかなる鋸歯も、柔らかい組織の損傷を避けるために鋭い先端又はギザギザの特性無しに、滑らかにされなければならない。
切断刃78の遠位部によって骨組織に形成された切り口にシャフト72が進入することをブロック又はストップするように、側部外面74は、近位の切断刃部分80の両側に広がる。同様に、切断刃78の遠位部によって骨組織に形成された切り口にシャフト72が進入することをブロック又はストップするように、尖っていない遠位端76が、切断刃の遠位部84の両側に広がる。例えば、切断刃78が、一対の反対向きの主表面78a、78b、及び主表面78a、78bに直交する所定方向で測られた最大厚さt4を有する場合、尖っていない遠位端76は、その所定測定方向と実質的に平行な方向で測られた実効幅w4を有し、それは切断刃78の厚さt4より大きく、切断刃78の遠位端部84によって骨組織に形成された切り口への尖っていない遠位端76の進入をブロック又はストップできる幅である。
切断刃78は、幅、すなわち切断刃の刃82、86とシャフト72の外面74、76との間で測定された切断刃の寸法を有し、それは使用者に切断深さに関する複数の選択を提供するように変化している。したがって、骨に対して超音波で振動する骨刃70を使用する際の標的の骨構造の表面に対するシャフト72の傾斜角度に依存して、切断刃78は、調節可能な切り口の深さをもたらす。
より具体的には、切断刃78の近位部分80は、切断刃の刃の最も外側に配置された箇所88と側部外面74との間で測定された最大幅d1’’を有し、一方で切断刃78の遠位端部84は、切断刃の刃86の最も遠位な箇所89と尖っていない遠位端76との間で測定された最大幅d2’’を有する。通常は、幅の測定値d1’’、d2’’は互いに大きく相違し、凸状の刃86は、箇所88、89の間で切断刃の幅における連続的な変化を提供し、それにより手術部位でシャフト72が骨の表面と成す角度を調節することにより、使用者が切り込みの深さを微調整することができる。
切断刃18、38、58、78は、それぞれのシャフト12、32、52、72に対して中央に配置され、それにより各切断刃は、それぞれのシャフトの遠位端部の対称軸を通る平面にある。そのため、切断刃18、38、58、78は、側部外面14、34、54、74に対して実質的に垂直向きの平面で配置される。あるいは、切断刃18、38、58、78は、偏心して配置されること、すなわちそれぞれのシャフト12、32、52、72の遠位端部と同軸でなく、それぞれの対称軸と平行に延びる平面で配置されることが可能である。この代わりの構成では、尖っていない遠位端36、56、76はそれぞれ、切断刃32、52、72の遠位端部44、64、84の側方又は横方向の両側で、偏心して延びる。
シャフト12、32、52、72及びそれぞれの側部外面14、34、54、74は、90、92、94、96で示されるような骨の外面の湾曲と合うように曲げられてもよい。その場合、各側部外面14、34、54、74は、それぞれのシャフト12、32、52、72の軸を含む長手方向断面において、弓形の形状を有する。
本発明の超音波骨刃は、切断刃が、手術部位で標的の骨組織塊を通って骨組織の下にある柔らかい組織に実質的に延びるのを避けることによって、骨の切断を容易にする。したがって、本明細書に記載される超音波骨刃は、上にある骨で滑らかで綺麗な切り口を可能とすると同時に、柔らかい組織を保護する。
通常は、手術部位で患者の標的の組織と接触することになる側部外面14、34、54、74又は尖っていない遠位端36、56、76のその部分は、それぞれの切断刃18、38、58、78に対して直交方向に測定された、切断刃の厚さの少なくとも2倍である全体の有効幅を有する。より好ましくは、側部外面14、34、54、74又は尖っていない遠位端36、56、76の組織接触部は、それぞれの切断刃18、38、58、78の厚さの約3倍の幅を有する。切断刃18、38、58、78は薄い平板であり、約0.0020インチの厚さを有する。したがって、側部外面14、34、54、74又は尖っていない遠位端36、56、76の組織接触部は、少なくとも約0.0040〜0.0060インチの幅を有する。
遠位端が円筒形であるシャフト32、52、72の場合、側部外面14、34、54、74の組織接触部の幅は、シャフト直径の一部であり、通常は3分の1〜3分の2の間である。
切断刃18、38、58、78は、通常は4〜10mmの間の切り口の深さを与える。
図9〜12は、側部外面114と尖っていない又は丸い遠位端116とを備えた遠位端部(別に符号を付さない)を有したシャフト112を含む超音波骨刃110を示す。大まかには魚のひれに似た形状を有する鋸歯状の平面の切断刃118が、側部外面114に沿ってシャフト112の遠位端部に連結される。
切断刃によって骨組織に形成された切り口にシャフトが進入することに対するブロック又はストップを構成するように、側部外面114及びそれに伴ってシャフト112が切断刃118の両側に広がる。より具体的には、切断刃118は、一対の反対向きの主表面118a、118b、及び主表面118a、118bに直交する所定方向で測られた最大厚さt1’を有し、一方でシャフト112は、その所定測定方向と実質的に平行な方向で測られた実効幅w1’を有する。シャフト112の実効幅w1’は切断刃118の厚さt1’より大きく、切断刃の遠位端部によって骨組織に形成された切り口へのシャフト112の進入をブロック又はストップできる幅である。骨刃110の場合、側部外面114及びシャフト12の実効幅w1’は、通常はシャフト112(それは遠位端116を除き、円筒形である)の半径の3分の1〜2分の1の間である。このように、側部外面114は、全体が円筒形であるシャフト112の外面の部分であり、その部分は、シャフト112の側方に配置されて、切断刃118を有している。
切断刃118は、側部外面114に隣接しかつ側部外面114に対して傾斜した内側又は窪み部122を備えた刃120を有する。刃120はまた、遠位又は前方を向いた側に突出部又は出っ張り124を有する。切断刃118は、シャフト112の遠位端部の一側面のみに配置される。シャフト112は、切断刃118を越えて遠位方向に延びる。遠位端116は、出っ張り124の遠位に配置される。切断刃118は、側部外面114に対して鋭い角度でなだらかに傾斜した概ね直線状の刃領域126が、近位の外側に形成される。
内側の刃又は窪み部122、刃の出っ張り124及び外側の刃領域126は、鋸歯状若しくは歯状128に形成される。出っ張り124(少なくとも)の外面に沿った鋸歯若しくは歯128’は、柔らかい組織を切断し、切り裂き、又はその他の損傷を与えがちな不連続若しくは鋭い箇所なしに、滑らかに形成される。
シャフト112及び側部外面114は、骨の曲がり90、92、94、96に関して上述されたように、骨の外面の湾曲と合うように曲げられてもよい。
本発明は特定の実施形態及び用途について説明されたが、当業者は、この教示を踏まえると、本発明の趣旨から外れること又は本発明の範囲を超えることなく、更なる実施形態及び修正を生み出すことが可能である。例えば、図面に示された切断刃は、遠位側に適用される(押し付け)力で骨組織を切断するための主な設計であるが、切断が主として近位側に適用される(引っ張り)力で生じるように、シャフトでの切断刃の向きを再配置することが可能である。図7、8の実施形態におけるそのような修正に関しては、窪み22及び出っ張り24は、示された遠位方向でなく近位方向に向くであろう。同様に、図9〜12の実施形態では、切断刃118は、その方向を180°反対にされ得るだろう。したがって、図面及び本明細書の記載は、本発明の理解を容易にするために例示の目的で提供されることが理解されるべきであり、本発明の範囲を限定すると見なされるべきではない。
10 超音波骨刃
12 シャフト
14 側部外面
16 シャフトの遠位端
18 切断刃
20 切断刃の刃
22 切断刃の窪み
24 切断刃の突出部又は出っ張り
26 切断刃の刃領域
30 超音波骨刃
32 シャフト
34 側部外面
36 シャフトの遠位端
38 切断刃
40 近位の切断刃部分
42 切断刃の直線状の刃
44 切断刃の遠位端部
46 切断刃の凸状の刃
48 切断刃の刃の最も外側に配置された箇所
49 切断刃の刃の最も遠位な箇所
50 超音波骨刃
52 シャフト
54 側部外面
56 シャフトの遠位端
58 切断刃
60 第一の近位の切断刃部分
60’ 第二の近位の切断刃部分
62、62’ 切断刃の直線状の刃
64 切断刃の遠位端部
66 切断刃の凸状の刃
68、68’ 切断刃の刃の最も外側に配置された箇所
69 切断刃の刃の最も遠位な箇所
70 超音波骨刃
72 シャフト
74 側部外面
76 シャフトの遠位端
78 切断刃
80 近位の切断刃部分
82 切断刃の直線状の刃
84 切断刃の遠位端部
86 切断刃の凸状の刃
88 切断刃の刃の最も外側に配置された箇所
89 切断刃の刃の最も遠位な箇所
90、92、94、96 骨の曲がり
110 超音波骨刃
112 シャフト
114 側部外面
116 シャフトの遠位端
118 切断刃
120 切断刃の刃
122 切断刃の窪み部
124 切断刃の突出部又は出っ張り
126 切断刃の直線状の刃領域
128 鋸歯状若しくは歯状
128’ 鋸歯若しくは歯
d1、d2、d1’、d2’、d3’、d1’’、d2’’ 切断刃の最大幅
t1、t2、t3、t4、t1’ 切断刃の最大厚さ
w1、w2、w3、w4、w1’ シャフトの実効幅

Claims (22)

  1. 先端及び側部外面を備えた遠位端部を有するシャフトと、
    前記側部外面において少なくとも一部で前記シャフトの前記遠位端部に連結された平板の又は平らな切断刃と、
    を含み、前記切断刃の少なくとも一部は、前記シャフトの前記先端が前記切断刃の少なくとも一部より遠位にあるようにして、前記シャフトの前記遠位端部に沿って長手方向に延びかつ前記シャフトの前記遠位端部の1つの側面上で側方に配置され、前記側部外面が、前記切断刃によって骨組織に形成された切り口に前記シャフトが進入することをブロック又はストップするように前記切断刃の両側方に延びる、超音波骨刃。
  2. 前記切断刃は、前記側部外面に隣接した窪みと、該窪みの前記側部外面とは反対側において突出した出っ張りとを備えた、少なくとも一方の側に形成された刃を有する、請求項1に記載の骨刃。
  3. 前記刃は、前記窪み及び前記出っ張りに亘って連続し、弓形をしている、請求項2に記載の骨刃。
  4. 前記刃は、前記窪み及び前記出っ張りに沿ってS字の形状をしている、請求項3に記載の骨刃。
  5. 前記窪み及び前記出っ張りは、前記切断刃の遠位側に配置されて遠位方向を向く、請求項2に記載の骨刃。
  6. 前記窪み又は前記刃が鋸歯状である、請求項2に記載の骨刃。
  7. 前記出っ張り又は前記刃が鋸歯状である、請求項2に記載の骨刃。
  8. 前記切断刃は、前記シャフトの前記遠位端部の一側面のみに配置され、前記シャフトは、前記切断刃を越えて遠位方向に延びる、請求項2に記載の骨刃。
  9. 前記先端は尖っていない遠位端であり、前記切断刃は、前記シャフトの前記尖っていない遠位端を越えて遠位方向に延びる、請求項1に記載の骨刃。
  10. 前記切断刃は、前記尖っていない遠位端で前記シャフトに結合される遠位端部を有し、前記切断刃は、一対の反対向きの主表面及び該主表面に直交する所定方向で測られた最大厚さを有し、前記尖っていない遠位端は、前記所定方向と実質的に平行な方向で測られた幅を有し、該幅は前記厚さより大きく、前記切断刃の前記遠位端部によって骨組織に形成された切り口への前記シャフトの進入をブロック又はストップできる幅である、請求項9に記載の骨刃。
  11. 前記切断刃は、前記シャフトの前記遠位端部において、前記側部外面に対して鋭い角度で傾斜して近位方向を向いた刃を備えた近位の切断刃部分を有し、前記切断刃の前記遠位端部は、遠位方向を向いた凸状の刃を有し、該凸状の刃及び前記近位方向を向いた刃は、なだらかな又は滑らかな弓形の曲線をなして互いに滑らかに連続する、請求項10に記載の骨刃。
  12. 前記切断刃は、前記凸状の刃と前記尖っていない遠位端との間で長手方向に測定された第一の最大幅寸法を有し、前記切断刃は、前記切断刃の横方向の刃と前記側部外面との間で横方向に測定された第二の最大幅寸法を有し、前記第一の最大幅寸法と前記第二の最大幅寸法とは、骨刃の使用によって作られる切り口の深さの変化を容易にするか又は可能にするために、互いに実質的に相違する、請求項11に記載の骨刃。
  13. 前記切断刃は、前記尖っていない遠位端の周囲に配置されて前記シャフトの反対の側面に延び、前記切断刃は、前記第二の最大幅寸法と反対側の前記シャフトの側面における、前記切断刃の別の横方向の刃と前記側部外面との間で横方向に測定された第三の最大幅寸法を有し、前記第三の最大幅寸法は、前記第一の最大幅寸法及び前記第二の最大幅寸法と相違する、請求項12に記載の骨刃。
  14. 前記切断刃は、前記凸状の刃及び前記近位方向を向いた刃を含む外側の刃を有し、偏心した液滴の形状を有する、請求項11に記載の骨刃。
  15. 前記切断刃は、実質的に前記シャフトの前記側部外面に垂直に配置されるとともに、前記シャフトの前記遠位端部の軸に平行に延びる平面で配置される、請求項9に記載の骨刃。
  16. 前記切断刃の刃は、近位方向を向く側で、前記側部外面に対して鋭い角度で傾斜される、請求項1に記載の骨刃。
  17. 前記シャフト及び前記側部外面は、骨の外面の湾曲と合うように曲げられ、前記側部外面は、前記シャフトの軸を含む長手方向断面において弓形の形状を有する、請求項1に記載の骨刃。
  18. 前記シャフトの前記遠位端部は長手方向軸を有し、前記切断刃は実質的に前記シャフトの前記側部外面に垂直に配置され、前記切断刃は該軸を含む平面にある、請求項1に記載の骨刃。
  19. 前記側部外面は、少なくとも実質的に平面である前記切断刃での部分を含む、請求項1に記載の骨刃。
  20. 前記切断刃は、前記側部外面に対して実質的に垂直向きの平面で配置される、請求項1に記載の骨刃。
  21. 前記切断刃は、実質的に前記シャフトの前記側部外面に垂直に配置されるとともに、前記シャフトの前記遠位端部の軸に平行に延びる平面で配置される、請求項1に記載の骨刃。
  22. 前記シャフトの前記遠位端部は主として遠位方向に延び、前記切断刃は、前記遠位方向に直角な横方向で骨組織に切り込むようにされる、請求項1に記載の骨刃。
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