JP6129672B2 - 摩擦撹拌接合用継手及びこの継手を用いた摩擦撹拌接合部 - Google Patents

摩擦撹拌接合用継手及びこの継手を用いた摩擦撹拌接合部 Download PDF

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Description

本発明は、金属の板材と板材とを突き合わせた突き合わせ部に沿って摩擦撹拌接合する摩擦撹拌接合用継手に関するものであり、特に、アルミニウム合金製の部材同士を摩擦撹拌接合によって接合する継手の構造及びこの継手を用いた摩擦撹拌接合に関するものである。
摩擦撹拌接合は、定盤の上に載置された被接合部材の突き合わせ部に沿って、先端に突起のある円筒状の工具を回転させながら押し込むことによって摩擦熱を発生させ、被接合部材を軟化させるとともに、工具の回転力によって接合部周辺の部材を塑性流動(撹拌)させて接合するものである。
摩擦撹拌接合の接合部の温度は、被接合部材の融点より低い温度域(固相接合)において接合されるため、従来の溶融溶接に比較してシールドガスが不要であることに加えて入熱量が小さく、被接合部材の熱変形(歪み)量が小さいなどの利点がある。
しかしながら、回転工具を大きな力で被接合部材に挿入する必要があるため、通常、被接合部材は強固な定盤の上に載置された状態で接合される。さらに、被接合部材の突き合せ部の表面(回転工具が挿入される側の面)から裏面(定盤に載置される側の面)に至る範囲を完全に接合することが望ましいため、回転工具の先端部が定盤に当接する寸前に到るまで、精度の高い位置決め制御が求められる。
特に、被接合部材がアルミニウム合金の押出形材である場合には、押出公差の範囲内において、被接合部材の突き合せ部の厚さ(高さ)が異なったり、被接合部材の反り、または、曲がりなどによって、部分的に突き合わせ部(面)の間隔(隙間)に目違いが生じたりすることがある。この目違いにより、突き合わせ部において、被接合部材が定盤側に屈曲しているような場合には、回転工具の挿入量が部分的に不足する場合がある。このため、被接合部材の接合部の表面から裏面に至る範囲の接合がなされず、接合端面部にルート割れの起点となり得る未溶着部を残存することがあった。
これらの問題点を解決するため、特許文献1には、被接合部材を突き合わせ部を接合する際に、被接合部材の突き合わせ部の裏面に突き合わせ部に沿って板厚方向に厚みを増した余肉部を備え、回転工具の突起部をこの余肉部まで挿入して接合した後、この余肉部を切削する技術が開示されている。
特開平10−225780号公報
特許文献1に開示される摩擦撹拌接合では、接合後にルート割れの起点となり得る未溶着部の発生を、確実に余肉部内にとどめ、これを削除することにより未溶着部を削除することを前提としている。
このため、ルート割れに起因する接合不良(未溶着部)を低減できるものの、摩擦撹拌接合による接合工程と、余肉部を切削する工程の2工程が必要となる。
ところで、摩擦撹拌接合を行う形材には、1枚のアルミニウム合金製面板からなる、いわゆるシングルスキン形材と、リブにより結合された上下2枚のアルミニウム合金製面板からなるダブルスキン形材とがある。
ダブルスキン形材同士を接合する際は、リブ直上に形成された突き合わせ面の外方から、回転工具を挿入して摩擦撹拌接合を行うので、回転工具を挿入した面板の裏側は、外方に露出することなく、仕上げ工程を行う必要はない。そもそも、他方の面板により、仕上げ工具自体がアクセスできない。
一方、シングルスキン形材同士を接合する際は、回転工具を挿入した面板の裏側が外方に露出し、回転工具の末端が摩擦拌接合に伴いバリ等を形成し、外観を損ねる場合があり、このような場合には、バリ等を削除する仕上げ工程を行う必要がある。
しかし、特許文献1に開示される摩擦撹拌接合では、例えば、鉄道車両において、内装パネルで覆われる部位等、製品の外観や意匠性に関係がなく、必ずしも平滑に仕上げる必要のない接合部についても、余肉部削除工程を経ない限り、未溶着部が残存し、ルート割れの起点となってしまうため、製造コストを削減する点において、改善すべき課題がある。
そこで、本発明の目的は、ダブルスキン形材のみならず、シングルスキン形材同士を接合する場合でも、余肉部を必ずしも削除することなく、接合部材のルート割れの原因となり得る未溶着部の発生を確実に防止できる摩擦撹拌接合用継手及びこれを用いた摩擦撹拌接合方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、本発明の摩擦撹拌接合用継手は、回転工具によって、一方の部材の端部と他方の部材の端部とを突き合わせ部を摩擦撹拌接合によって接合する摩擦撹拌接合用継手であって、前記摩擦撹拌接合用継手は、前記端部の両面に前記部材の厚さ方向に厚みを増した凸部を備える前記一方の部材と、前記端部の両面に前記部材の厚さ方向に厚みを増した凸部を備えるとともに、前記端部の下面の前記凸部から前記一方の部材の前記凸部の下面に沿って延伸する延伸部を有する前記他方の部材とからなり、前記一方の部材の前記端部を前記延伸部の上面に載置するとともに、前記回転工具の先端部を該延伸部の厚さの範囲内まで圧入して摩擦攪接合が行われるようにした。
また、本発明の摩擦撹拌接合方法は、回転工具によって、一方の部材の端部と他方の部材の端部との突き合わせ面を摩擦撹拌接合によって接合する摩擦撹拌接合方法であって、前記一方の部材の下面を、前記他方の部材の端部下方に形成した延伸部の上面に載置する第1の工程と、前記一方の部材の端部と前記他方の部材の端部を突き合わせた状態で、前記延伸部の下面を定盤上に位置決め、固定する第2の工程と、前記一方の部材の端部と前記他方の部材の端部の突き合わせ面の上端から、回転工具を圧入し、その先端が、前記突き合わせ面を貫通し、延伸部の厚さの範囲内となるように位置決めする第3の工程と、圧入させた前記回転工具を、前記突き合わせ面に沿って移動させ、該突き合わせ面の周辺を塑性流動させて接合する第4の工程とから構成した。
本発明によれば、他方の部材の端部が、突き合わせ面の下端から一方の部材の下面に沿って延びる延伸部を備えており、この延伸部の厚さの範囲内で突き合わせ面の摩擦撹拌接合が行われるので、接合部材のルート割れの起点となり得る未溶着部を確実に排除するとともに、余肉部の削除を必要としない摩擦撹拌接合用継手を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、本実施例による摩擦撹拌接合用継手を備える鉄道車両用構体の斜視図である。 図2は、図1に示す摩擦撹拌接合用継手の継手部のA−A断面図である。 図3は、図2のA部に示す回転工具と摩擦撹拌接合用継手部の拡大図である。 図4は、一方の面の側から回転工具を用いて摩擦撹拌接合した継手部の断面図である。 図5は、摩擦撹拌接合した継手部の両面を切削した断面図である。
本発明の実施例を、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本実施例による摩擦撹拌接合用継手を備える鉄道車両用構体の斜視図である。鉄道車両構体1は、床面をなす台枠3と、台枠3の幅方向110の両端部に立設される側構体2と、台枠3の長手方向の両端部に立設される妻構体5と、側構体4と妻構体5の上端部に載置される屋根構体(図示なし)とから構成されている。
本実施例では、特に、側構体2を製作する際の摩擦撹拌接合用継手を例に説明する。
側構体2は、鉄道車両構体1の長手方向に沿って並べられた複数のアルミ合金製押出形材をその全長にわたって接合して製作されている。なお、面板状の側構体2の所定の部位に、採光のための窓開口部や、乗客等の乗降に供される出入り口開口部が形成される。
図2は、図1に示す継手のA−A断面図であり、回転工具30が位置する側が、鉄道車両構体1の車内側であり、以下、摩擦撹拌接合開始時に、回転工具30が位置する側を上方あるいは上面、その反対側を下方あるいは下面と称することとする。
側構体2は、対向する2枚の面板をリブで接続した部位であるダブルスキン部Wと、このダブルスキン部Wに接続する一枚の板部からなるシングルスキン部Sとを有する第1押出形材10と、第1押出形材10と同様の構造を備える第2押出形材20とを、摩擦撹拌接合で接合することによって構成されている。
ここで、継手Cを、第1押出形材10のシングルスキン部Sの端部と、第2押出形材20のシングルスキン部Sの端部とを、幅方向110の方向に突き合わせた際の突き合わせ部位と定義する。
回転工具30は、円筒状の大径部31と、大径部31の下端面35に大径部31と同軸に設けられた小径部(突起部)32とを備えている。
回転工具30を回転した状態で、上述した継手Cに小径部32を圧入するとともに、継手Cの接合線(突き合わせ面P)に沿って被接続部材を押圧しながら移動する。大径部31及び小径部32からなる回転工具30は、被接合部材の材質よりも硬質でかつ接合時に発生する摩擦熱に耐え得る耐熱材料によって構成されている。
図3は、図2のA部に示す回転工具と、摩擦撹拌接合用継手の継手部の拡大図である。第1押出形材10及び第2押出形材20の上面には、突き合わせ面Pの上端に沿って、所定幅の第1上面凸部11及び第2上面凸部21が形成されており、それぞれ、シングルスキン部Sの表面から板厚方向に同等の厚さを形成している。
第1押出形材10の下面には、突き合わせ面Pの下端に沿って、板厚方向にその厚みを大きくした第1下面凸部12が形成されており、第2押出形材20の下面の第2凸部22には、突き合わせ面Pの下端から、第1下面凸部12の下面に沿って延出し、所定の厚さを備えた延伸部23が一体に備えられている。
摩擦撹拌接合を行う際に、第1押出形材10の突き合わせ端部と第2押出形材20の突き合わせ端部は、突き合わせ面Pで突き合わせられるとともに、第1押出形材10の第1下面凸部12が、第2押出形材20と一体に成型される延伸部23の上面に載置された状態で、定盤に位置決め、固定される。
このような構造の継手Cを、回転工具30によって接合する場合、回転工具30の大径部31の下端面35が、継手Cの第1上面凸部A11及び第2上面凸部21の厚さの範囲内のH1に至るまで圧入されるとともに、回転工具30の小径部32の先端面33を第1下面凸部12下方で、延伸部23の厚さの範囲内のH2まで圧入される。
すなわち、回転工具30の大径部31の下端面35が、第1上面凸部11及び第2上面凸部21の厚さ分に相当するH1まで押し込まれた時点で、回転工具30の小径部32の先端面33が、突き合わせ面Pを越えて、延伸部23の厚さ内に収まるよう、小径部32の高さ(大径部31の下端面35から小径部32の先端面33に到る距離)と各凸部11、21の厚さの関係が定められている。
この状態で、継手Cの突き合わせ面P(図3参照)に沿って回転工具30が紙面垂直方向に移動することによって、第1押出形材10と第2押出形材20とが接合される。
上述したように、回転工具30の小径部32の先端面33が、第2下面凸部22及び延伸部23の厚さの範囲内に到るまで圧入され、しかも、継手Cを構成する第2押出形材20に第2延伸部23が形成されているので、摩擦拌部が、第1押出形材10と第2押出形材20との突き合わせ面Pを突き抜け、未溶着部が存在しない。
このため、鉄道車両構体1を構成する第1押出形材10及び第2押出形材20の接続部である継手Cに、第1押出形材10と第2押出形材20とを引き離す方向に荷重が作用したとしても、突き合わせ面Pに未溶着部が存在しないため、それがルート割れの起点となることはない。
さらに、継手Cを回転工具30の挿入方向と反対の方向からみると、第1押出形材10と延伸部23との段差があるものの、摩擦拌接合部が延伸部23の厚さ内に収まっているため、回転工具30の挿入方向の反対側の面が、段差が問題とならない車外側であれば、必ずしも切削する必要もない。
つまり、本実施例による継手Cには未溶着部が存在しないので、接合部の割れ(ルート割れ等)が生じる可能性が小さい高品質な接続部が得られる摩擦撹拌接合用継手を提供することができる。また、継手Cの回転工具が挿入される側の反対側の面の切削工程を省略して、低コストの接続部が得られる摩擦撹拌接合用継手を提供することができる。
なお、第1押出形材10の第1上面凸部11と、第2押出形材20の第2上面凸部21とは、第1押出形材20と第2押出形材とを突き合わせた際、押出形材の公差等に起因して、突き合わせ面Pに発生するおそれのある隙間を、摩擦拌時の流動により埋め、突き合わせ面の接合品質の劣化を抑制するための設けられたものである。このため、上述した隙間の存在を許容できるのであれば必ずしも設けなくてよい。
図4は、一方の面の側から回転工具を用いて摩擦撹拌接合した継手の断面図であり、図5は、摩擦撹拌接合した継手部の両面を切削した断面図である。回転工具30が継手Cを接合しながら通過する際に、第1上面凸部11や第2上面凸部21等が継手Cに沿ってバリ55となって残る。図4に示すように、バリ55が残存する面は、車内側の面であり、且つ、断熱材や内装パネルで覆われるので、必ずしもバリ55を除去する必要はないが、必要に応じてグラインダ等で切削しても良い。(図5参照)
第1押出形材10と第2押出形材20とを突き合わせた継手Cの車外側の面(図5参照、回転工具30を挿入した面の反対側の面)は、意匠性等の理由から第1凸部下面12、第2延伸部及び第2下面凸部22を切削して平滑に仕上げた方が望ましい場合がある。鉄道車両構体1の場合では、継手Cが鉄道車両構体1の長手方向に沿って約20mから25mもの長さにおよぶため、通常、機械化されたグラインダ等の切削装置を自動運転することによって切削される。
例えば、グラインダで継手Cの延伸部23及び第2下面凸部22を切削する場合、継手Cの長手方向の平面度や切削装置のグラインダの位置決め誤差等を勘案しつつ、シングルスキン部Sの板厚T1が必要以上に削り込まれることを避けなければならない。このため、被接合部材の板厚方向のグラインダの送り量が不足して、本来であれば切削されて取り除かれなければならない延伸部23の一部等が薄く残存して、後の塗装工程等に支障が生じる恐れがある。
本実施例では、延伸部23に載置される第1押出形材10に第1下面凸部12が設けてあるため、この第1下面凸部12の厚みを上述した交差や誤差の削り代として活用しながらグラインダを位置決めできる。このため、グラインダが第1押出形材10(第2押出形材20)のシングルスキン部Sを余分に削り込むことなく、シングルスキン部Sを所定の板厚t1に維持しながら不要な部分(第1下面凸部12、延伸部23、第2下面凸部22)を削除して、平滑な面を得ることができる効果を奏する。
なお、第1押出形材10の第2下面凸部12は、特に自動化された切削装置で切削する際の削り代としての役割を担うために設けられたものである。このため、被接合材の寸法精度が高く、且つ、グラインダ等の送りを精密に位置決め制御できる場合など削り代を必要としない場合は、第2下面凸部12は必ずしも必要でない。この場合、第1押出形材10のシングルスキン部Sの端部が第2押出形材20の延伸部23の上面に載置される態様で継手Cが構成される。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:鉄道車両構体
2:側構体 3:台枠 4:屋根構体 5:妻構体
10:第1押出形材
11:第1上面凸部 12:第1下面凸部
20:第2押出形材
21:第2上面凸部 22:第2下面凸部 23;延伸部
30:回転工具
31:大径部 32:小径部 33:小径部先端面 35:大径下端面
55:バリ
C:継手
S:シングルスキン部 W:ダブルスキン部 P:突き合わせ面

Claims (4)

  1. 回転工具によって、一方の部材の端部と他方の部材の端部と突き合わせを摩擦撹拌接合によって接合する摩擦撹拌接合用継手であって、
    前記摩擦撹拌接合用継手は、
    前記一方の部材の端部の両面に前記一方の部材の厚さ方向に厚みを増した凸部を備える前記一方の部材と、
    前記他方の部材の端部の両面に前記他方の部材の厚さ方向に厚みを増した凸部を備えるとともに、前記他方の部材の端部の下面の前記凸部から前記一方の部材の前記凸部の下面に沿って延伸する延伸部を有する前記他方の部材と、
    からなり、
    前記一方の部材の前記端部を前記延伸部の上面に載置するとともに、前記回転工具の先端部を該延伸部の厚さの範囲内まで圧入して摩擦撹拌接合が行われるようにしたこと
    を特徴とする摩擦撹拌接合用継手。
  2. 前記回転工具は、大径部と、該大径部の下面から下方に延び前記突き合わせ面に圧入される小径部とを有し、前記大径部の下面が、前記突き合わせの上端に達した状態で、前記小径部の先端面が前記延伸部の厚さの範囲内に収まるよう、前記小径部の高さと前記延伸部の厚さの関係が定められていることを特徴とする請求項1に記載の摩擦撹拌接合用継手。
  3. 回転工具によって、一方の部材の端部と他方の部材の端部との突き合わせ面を摩擦撹拌接合によって接合した摩擦撹拌接合であって、
    前記摩擦撹拌接合部は、
    前記一方の部材の端部の両面に前記一方の部材の厚さ方向に厚みを増した凸部を備える前記一方の部材と、
    前記他方の部材の端部の両面に前記他方の部材の厚さ方向に厚みを増した凸部を備えるとともに、前記他方の部材の端部の下面の前記凸部から前記一方の部材の前記凸部の下面に沿って延伸する延伸部を有する前記他方の部材と、
    からなり、
    前記一方の部材の前記端部が前記延伸部の上面に載置された状態で、前記回転工具の先端部を該延伸部の厚さの範囲内まで圧入することにより、摩擦撹拌部が前記延伸部に至るまで形成されていること
    を特徴とする摩擦撹拌接合
  4. 前記回転工具は、大径部と、該大径部の下面から下方に延び前記突き合わせ面に圧入される小径部とを有し、前記大径部の下面が、前記突き合わせ面の上端に達した状態で、前記小径部の先端面が前記延伸部の厚さの範囲内に収まるよう、前記小径部の高さと前記延伸部の厚さの関係が定められていることを特徴とする請求項3に記載の摩擦撹拌接合
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