JP3329281B2 - アルミニウム又はアルミニウム合金板材の接合方法 - Google Patents

アルミニウム又はアルミニウム合金板材の接合方法

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JP3329281B2 JP26215098A JP26215098A JP3329281B2 JP 3329281 B2 JP3329281 B2 JP 3329281B2 JP 26215098 A JP26215098 A JP 26215098A JP 26215098 A JP26215098 A JP 26215098A JP 3329281 B2 JP3329281 B2 JP 3329281B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のアルミニウ
ム又はアルミニウム合金(以下、単にアルミニウム合金と
いう)板材で、特に圧延成形された板材をそれぞれの端
面に沿って、突合わせ状態に接合する接合方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、アーク溶接等に比べて簡単に金属
材同士を接合できる摩擦攪拌接合が注目されている。こ
の摩擦攪拌接合は図8(A)及び(B)に示すように、互い
に端面を突合わせ且つ拘束した一対のアルミニウム合金
製の板材20,21間の突合わせ面に沿って、回転する
工具22を押圧しつつ移動することにより施される。こ
の工具22は、被接合材より硬度及び軟化温度が高い材
料からなり、回転する円筒形のボビン24と、その凹ん
だ底面である表面抑え部26と、その中心から同軸に垂
下する摩擦ピン28からなる。
【0003】そして、図8(B)に示すように、工具22
は上記突合わせ面に沿ってやや傾けた状態で水平(左)方
向に移動され、且つ垂直方向の押し込み力が付加され
る。上記摩擦ピン28の周面には、図示しない水平方向
に沿ったネジ状の摩擦攪拌翼が形成され、摩擦熱の発生
及びこれにより軟化した材料の攪拌を容易にしている。
尚、通常摩擦ピン28の摩擦部の長さは3〜10mm、
その直径は3〜10mm、表面抑え部26の直径は6〜
25mmである。また、この場合工具22の回転速度は
500〜15000rpm、送り速度は0.05〜2m/
分で、工具22に加える軸方向の押し込み力は1kN〜
20kNの範囲内で、接合する板材の板厚や材質に応じ
て選定される。
【0004】上記摩擦ピン28の回転と移動に伴って、
各板材20,21の突合わせ面付近のアルミニウム合金
は、摩擦熱により加熱して可塑化されると共に、突合わ
せ面を挟んで各板材20,21間に渉って水平及び垂直
方向に流動化し攪拌される。また、表面抑え部26は、
流動化したアルミニウム合金の垂直方向の動きを抑制
し、摩擦熱を発生させると共に、表面抑え部26と摩擦
ピン28とにより流動化されたアルミニウム合金を攪拌
する。これにより、図8(C)に示すように、上記アルミ
ニウム合金は固化し、一定の幅と深さを有する接合線W
となる。従って、アーク溶接等のように盛り上がった溶
接ビートがなく、後加工が容易になる。
【0005】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、上記流動化さ
れたアルミニウム合金の攪拌及び表面抑え部26の押圧
により、板材20,21の接合部付近の板厚が減り、図
8(C)に示すように、接合線Wの表面に凹溝Waを形成
される。この凹溝Waの深さd分だけ、少なくとも一対
の板材20,21間の接合強度が低下するという問題を
有する。この凹溝Waの問題は、アルミニウム合金板材
の板厚が薄くなるほど顕著である。即ち、厚肉の板材同
士を接合する場合、接合線Wを深く形成しても形成され
る凹溝Waの深さはあまり変わらないため、所要の接合
強度が保てるためである。また、凹溝Wa表面の両端に
形成される一対の突起Weは、摩擦攪拌の結果各板材2
0,21の表面SFよりも突出するバリで、これが形成
されない場合もある。
【0006】一方、図8(D)に示すように、一対のアル
ミニウム合金の押出形材30,31を接合する場合、各
形材30,31の端面に沿って上記凹溝Waの深さdに
相当する分を厚肉にした凸条部32,32を予め一体に
形成することができる。従って、各形材30,31の端
面同士を摩擦攪拌接合による深い接合線Wを形成する
と、図8(E)に示すように、各凸条部32の高さによ
り、接合線W表面の凹溝Waの深さd相当分の板厚減少
を吸収することができる。しかしながら、接合すべき部
材が圧延成形材の場合等、上記押出形材30等で凸条部
32を一体に成形しておくことが困難な場合、図8
(D),(E)で示した接合方法は適用できない。本発明
は、以上に説明した従来の技術における問題点を解決
し、接合部における板厚減少を生じさせず、比較的薄肉
のアルミニウム合金板材同士を所要の強度を保ちつつ、
確実且つ容易に摩擦攪拌接合できるアルミニウム合金板
材の接合方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、一対のアルミニウム合金板材の端面同士間
に断面略T形等の接合材の垂直片を挟持し、且つこの接
合材の水平片を各板材の表面に接触させて、一対の板材
と接合材の三者を同時に摩擦攪拌接合することにより、
各板材の板厚を補償することに着想して成されたもので
ある。即ち、本発明のアルミニウム又はアルミニウム合
金板材の接合方法(請求項1)は、一対のアルミニウム又
はアルミニウム合金板材同士の端面間に、断面略T形又
は略エ字形の接合材の垂直片を挟持し、且つこの接合材
の水平片を上記一対の板材の各表面又は表面及び裏面上
に接触させる工程と、上記一対のアルミニウム又はアル
ミニウム合金板材同士の表面及び/又は裏面側から、回
転するボビン底面の表面抑え部で上記接合材の水平片を
押圧し、この表面抑え部の中心から垂下し表面抑え部と
同時に回転する摩擦ピンを接合材の水平片に貫通し、且
つその垂直片に沿って上記板材同士の端面間に所定の深
さ進入させると共に、このボビン及び摩擦ピンを回転し
つつ上記板材同士の端面間の長手方向に沿って移動させ
て摩擦攪拌接合を施す工程と、を含み、上記接合材の水
平片の厚さ(g)が、前記一対のアルミニウム又はアルミ
ニウム合金板材の板厚(t)の0.2〜1.0倍の範囲内
にある、ことを特徴とする。
【0008】これによれば、各板材と共に可塑化され流
動化する接合材の水平片により、各板材間に跨る接合部
の板厚減少を補償することができ、摩擦攪拌接合による
薄肉の板材同士の突合わせ接合を所要の強度を有して確
実に施すことができる。しかも、接合材の固定は、その
垂直片を一対の板材間に挟持するのみで良く、通常の板
材の拘束方法により容易に行うことが可能である。しか
も、接合材の水平片の厚さ(g)を前記範囲としたため、
薄肉の板材の端面同士を摩擦攪拌接合しても板厚の減少
を防ぎ、所要の接合強度を得ることが容易となる。 尚、
前記水平片の厚さ(g)が板材の板厚(t)の0.2倍未満
では板厚の増加による板厚の補償が不十分になり得、一
方、厚さ(g)が板厚(t)の1.0倍を超えると、接合後
に突出部が残るため、目的とする接合に対し余分なサイ
ズの接合材を用いることになり、且つ接合に要する時間
も多くなる。従って、これらを除いた前記範囲を水平片
の厚さ(g)としたものである。
【0009】また、前記接合材の垂直片の高さ(f)が、
前記一対のアルミニウム又はアルミニウム合金板材の板
厚(t)と略同一であると共に、上記接合材の水平片の幅
(X)が、前記ボビン底面の外径(P)の0.8〜1.0倍
の範囲内にある、アルミニウム又はアルミニウム合金板
材の接合方法(請求項2)も含まれる。 これによれば、接
合材の垂直片の高さ(f)を前記範囲としたため、板材間
には接合材の垂直片が殆ど占有した状態で摩擦攪拌接合
を施せるので、接合部の断面全体に健全な攪拌部を有す
る接合線を形成できる。しかも、接合材の水平片の幅
(X)を前記範囲としたため、ボビン底面の表面抑え部に
より接合材の水平片を押えられ、且つ摩擦ピンにより係
る水平片を確実に可塑・流動化でき、健全な接合線を形
成する摩擦攪拌接合が可能となる。 尚、前記水平片の幅
(X)がボビンの外径(P)の0.8倍未満では当該水平片
の断面積が不十分になり、一方、幅(X)が外径(P)の
1.0倍を超えると水平片の両側端部が可塑・流動化さ
れずバリとして残り、接合後で単に除去する不要部分と
して不経済となるため、これらを除いた前記範囲を望ま
しい範囲とした。
【0010】更に、本発明には、前記摩擦ピンの直径
(p)が、前記前記接合材の垂直片の厚さ(x)の1.2倍
以上である、アルミニウム又はアルミニウム合金板材の
接合方法(請求項3)も含まれる。 これによれば、一対の
板材の端面付近が摩擦攪拌接合による可塑・流動化によ
り確実に攪拌部となり健全な接合線を確実に得ることが
可能となる。上記ピンの直径(p)が垂直片の厚さ(x)の
1.2倍未満では各板材の端面間における摩擦ピンの先
端部付近における流動化が不十分になり得る為、係る範
囲を除外した。一方 直径(p)の上限は厚さ(x)の約
2.0倍程が経験的に好ましい。
【0011】更に、本発明には、前記摩擦ピンの長さ
(S)が、板材の板厚(t)と接合材の水平片の厚さ(g)と
の合計よりも0.05〜0.4mm短い、アルミニウム
又はアルミニウム合金板材の接合方法(請求項4)も含ま
れる。 係る範囲を外すと接合線の深さが不足したり、或
いは逆に接合線が裏面側まで達し、各板材の裏面に変形
が生じて強度低下を招き得るためである。
【0012】加えて、本発明には、前記接合材が、前記
アルミニウム又はアルミニウム合金板材と同じ組成又は
異なる組成のアルミニウム又はアルミニウム合金製の押
出形材、或いはこれらの材質からなる板材の折り曲げ材
である、アルミニウム合金板材の接合方法(請求項5)も
含まれる。 これによれば、摩擦攪拌接合を一層確実に施
すことができる。特に、押出形材の接合材を用いると、
その製造は押出成形にて簡単でき、断面形状の設計も容
易であると共に、板材同士の位置決めも容易に行える。
尚、板材を折り曲げ加工した折り曲げ材の場合、その垂
直片は断面略U形状で厚肉になるが、その水平片が垂直
片の約半分の厚さとなることに留意する必要がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下において本発明の実施に好適
な形態を図面と共に説明する。図1(A)は接合すべき一
対のアルミニウム合金板材1a,1bと、その間に介在
させる接合材2の断面を示す。上記板材1a,1bのア
ルミニウム合金には、純Al系(例えばJIS:A1080,
A1100)、Al−Mn系(例えばJIS:A3003)、
Al−Mg系(例えばJIS:A5052,A5457)、A
l−Mg−Si系(例えばJIS:A6061)等が用いられ
る。また、接合材2は、水平片4とその中央から直角に
延びる垂直片6とを一体に有する断面略T形を呈し、ア
ルミニウム合金製の押出形材からなる。係る形材2のア
ルミニウム合金には、例えばAl−Mg−Si系のJIS:
A6061−T5,A6063−T5又はT6,6N01
−T5等が用いられる。尚、板材1a,1bの材質や接
合材2の合金組成は、何れのものでも利用できるが、接
合後の強度を勘案して適切なものを選択すれば良い。ま
た、板材1a,1bの板厚は、約3〜12mm程度であ
る。
【0014】先ず、図1(A)及び(B)に示すように、一
対の板材1a,1bの端面間に接合材2の垂直片6を挿
入し、且つ水平片4の左右半分ずつを板材1a,1bの
各表面に接触するようにした状態で、板材1a,1bを
図示しない治具により拘束する。これにより、接合材2
はその垂直片6が板材1a,1bの端面間に挟持されつ
つ固定される。尚、接合材2における垂直片6の長さ
は、板材1a,1bの板厚と同じである。次に、図1
(B)に示すように、拘束した上記板材1a,1bの外側
で且つ接合材2の水平片4の中央付近に摩擦攪拌接合用
の工具10を近付ける。工具10は円筒形のボビン12
と、その底面を形成する緩くカーブして凹む表面抑え部
14と、その中心からボビン12と同軸にして垂下する
摩擦ピン16とを有する。該ピン16の表面には図示し
ないネジ形状の水平な摩擦攪拌翼が形成されている。
【0015】尚、摩擦ピン16の長さは3〜10mm、
その直径は2〜10mm、表面抑え部14の直径は6〜
25mmである。また、この工具10の回転速度は50
0〜15000rpm、送り速度は0.05〜2m/分
で、工具10の軸方向に加える押し込み力は1kN〜2
0kN程度で、板厚や材質及び接合材の寸法や材質に応
じて適正値を選択する。そして、図1(C)に示すよう
に、回転する工具10の摩擦ピン16を、接合材2の水
平片4に貫通させ且つその垂直片6の下部付近まで進入
させる。同時に工具10の表面抑え部14は、接合材2
の水平片4を上から押え込む。この状態で、工具10を
図示で手前方向に移動(送り)させることにより、摩擦攪
拌接合の施工が可能となる。
【0016】ここで、板材1a,1bと接合材2との関
係を図2(A)により説明する。接合材2の垂直片6の高
さfは、板材1a,1bの板厚tと同じが僅かに相違す
る程度が望ましい。これにより、板材1a,1bの端面
間が垂直片6にて占有され、後述する工具10による健
全な接合線Wを断面全体に形成し得る。本発明におい
て、接合材2の水平片4の厚さgは、板材1a,1bの
板厚tの0.2〜1.0倍とすることが必要である。こ
れにより、比較的薄肉の板材の1a,1bの端面付近の
板厚を増加でき、摩擦攪拌接合しても強度の低下を防
ぎ、所要の接合強度を得ることが容易になる。尚、0.
2倍未満では板厚が増えず、接合後に板材1a,1bの
板厚tよりも薄肉の部分が接合部に生じるため、接合強
度が不十分になり得る。一方、1.0倍を超えると接合
材2のサイズが大きくなり、その加工に要する時間も多
くなると共に、摩擦ピン16が板材1a,1bの端面間に
進入しにくくなる。
【0017】更に、接合材2と工具10との関係を図2
(A)及び(B)により説明する。接合材2の水平片4の幅
Xは、工具10におけるボビン底面12(即ち表面抑え
部14の直径)の外径Pの0.8〜1.0倍とするのが
望ましい。これにより、ボビン12底面の表面抑え部1
4により水平片4の略全体を下向きに押圧でき、且つ可
塑・流動化したアルミニウム合金が外部に飛散するのを
防ぎ得る。また、工具10における摩擦ピン16の直径
pは、接合材2の垂直片6の厚さxの1.2倍以上とす
ることが望ましい。これにより、摩擦ピン16が垂直片
6とその両側の板材1a,2aの端面付近にも進入し、
これら三者間の各アルミニウム合金の可塑・流動化によ
る健全な攪拌部を有する接合線Wを形成することができ
る。尚、上記直径pの上限は厚さxの約2.0倍程度が
好ましい。更に、前記摩擦ピン16の長さSは、板材1
a(1b)の板厚tと接合材2の水平片4の厚さgとの合
計よりも0.05〜0.4mm短くすることが望まし
い。これにより、健全な攪拌部を有する接合線Wを接合
部の断面全体に形成できる。
【0018】図3は摩擦攪拌接合の工程に関し、図3
(A)は各端面間に接合材2を固定した板材1a,1bに
対し、500〜15000rpmで回転する工具10を
僅かに接合部の長手方向に傾けて進入させる状態を示
す。工具10は、図3(B)に示すように、摩擦ピン16
の先端を接合材2の垂直片6の下部付近まで進入させ、
且つ表面抑え部14を水平片4全体に押圧する。この際
の工具10の軸方向に加える押し込み力は1kN〜20
kN程度である。この状態で、工具10は図示で左側に
送られる。その送り速度は0.05〜2m/分である。
これにより、図3(C)にも示すように、上記摩擦ピン1
6の回転と移動に伴って、各板材1a,1bの端面付近
と接合材2の水平・垂直片4,6の各アルミニウム合金
は、摩擦熱により加熱して可塑化されると共に、垂直片
6を挟んで各板材1a,1b間に渉って水平及び垂直方
向に流動化される。また、表面抑え部14は、流動化し
たアルミニウム合金の垂直方向の動きを抑制すると共
に、摩擦ピン16により流動化されたアルミニウム合金
を攪拌する。
【0019】その結果、工具10が通過した跡には、図
3(D)に示すように、上記アルミニウム合金は固相状態
で固化し、一定の幅と深さの攪拌部を有する接合線Wが
形成される。この接合線Wの表面には、中央に極く浅い
凹溝Waと、その両側に低い一対の凸部Wbが形成され
る。この凹溝Wa及び凸部Wbは、何れも各板材1a,
1bの各表面よりも外方に位置しているため、接合線W
によって板材1a,1bの板厚よりも薄肉の部分が形成
されない。また、接合線Wの底部Wcは各板材1a,1
bの反対側の裏面に達している。係る接合線Wを形成す
ることにより、板材1a,1b間の接合強度を低下させ
ず、健全な接合を行うことがてきる。尚、各凸部Wbを
凹溝Waの位置まで切除すると外観上も好ましくなる。
また、接合部の強度低下を防ぐため、外観上支障なけれ
ば板材1a,1bの板厚よりも、接合部の最少厚さが大
きくなるように、接合材2の寸法を設定しても良い。
【0020】図4(A)は、板材1a,1b間に固定した
接合材2の水平片4の幅Xが、工具10におけるボビン
12の外径Pの1.0倍の条件で、摩擦攪拌接合を施す
ことによって得られた接合線Wの断面を示す。この場
合、ボビン12底面の表面抑え部14の直径pと水平片
4の幅Xが同じであるため、図示のように、接合線Wの
表面の両側にはバリ状に斜めに突出した凸部Wbが一対
ほぼ対称に形成される。従って、各凸部Wbを凹溝Wa
の位置まで切除することが必要となる。また、図4(B)
は、板材1a,1bの板厚tを最小の3mmとし、両者間
に水平片4の厚さgをその0.4倍で且つ水平片4の幅
Xをボビン12の外径Pの0.8倍として接合材2を固
定して、摩擦攪拌接合を施すことによって得られた接合
線Wの断面を示す。この場合、接合線Wは比較的偏平な
断面形状となるが、その表面の凹溝Wa及び凸部Wb
は、何れも各板材1a,1bの各表面よりも外方に位置
していた。
【0021】図4(C)は異なる形態の接合材2′を示
す。この接合材2′は、長尺で矩形のアルミニウム合金
の板材をその長手方向に沿う中央で断面U形に折り曲げ
て垂直片6とし、且つその左右両端部を90度互いに反
対側にそれぞれ折り曲げて水平片4を形成したものであ
る。この場合、水平片4の厚さは垂直片6の約半分にな
るので、これを留意して前記板材1a,1b及び工具1
0の各部との条件を考慮することが必要である。尚、断
面U形の垂直片6の中に隙間が多少残っていても、板材
1a,1bの端面間に挟持する際に強く押圧して解消で
き、また、水平片4が多少上向きに傾斜していても、工
具10のボビン12による軸方向の押圧力によって、摩
擦攪拌接合に供することが可能である。
【0022】図5は応用形態の接合方法に関し、図5
(A)は前記形態よりも厚肉の約14〜25mmの板厚t
を有する板材1a,1bと、これらの間に固定する一対
の接合材2,2を示す。図5(A)に示すように、各接合
材2はその垂直片6を板材1a,1bの端面の両側から
互いに接近するように挿入して、挟持・固定される。こ
の場合、二つの垂直片6の高さfの合計は、板材1a,
1bの各板厚tと略同じか、僅かに長めとする。次に、
前記工具10を用いて板材1a,1bの一方の表面から
その表面に位置する接合材2と共に、摩擦攪拌接合を施
して前記同様の接合線Wを形成する。更に、板材1a,
1bの他方の表(裏)面からその裏面に位置する接合材2
と共に、摩擦攪拌接合を施して同様の接合線Wを形成す
る。
【0023】その結果、図5(B)に示すように、一対の
接合線Wが対称に位置し、且つそれぞれの底部Wcは互
いに重複し合う。しかも、各接合線Wの表面における浅
い凹溝Waと凸部Wbは、何れも板材1a,1bの各表
裏面より外方に位置し、強度を保った接合を得ることが
できる。尚、図5(A)に示す状態で一対の接合材2,2
を用いず、図6(A)に示すように、これらを一つの垂直
片6で一体に接合した断面略エ字形の押出形材2″を用
いることもできる。係る断面略エ字形の押出形材2″の
垂直片6の高さfは、接合すべき板材1a,1bの板厚
よりも僅かに大きくしておけば良い。この断面略エ字形
の押出形材2″は、隣接する板材1a,1bの各端面間
に、その長手方向に沿って挿入する。これにより、約2
0mm程度の厚肉のアルミニウム合金板材同士を少ない
接合材で、位置決めを容易にしつつ確実に摩擦攪拌接合
を施すことが可能となる。
【0024】本発明は以上に説明した各形態に限定され
るものではない。例えば、図6(B)に示すように、一対
のアルミニウム合金板材1a,1bの端面間に沿って、断
面チャンネル形の一対の接合材2a,2aを挟持し固定
して用いることもできる。この形態では、一対の接合材
2a,2aで本発明の接合材となる。また、図7(A)に
示すように、接合すべき一対のアルミニウム合金板材1
a,1bの板厚が相違している場合、図7(B)に示すよ
うに、傾斜した水平片4bを有する断面略T形の接合材
2bを板材1a,1b間に固定し、工具10を同様に傾
斜させて摩擦攪拌接合を施すこともできる。その結果、
図7(C)に示すように、水平片4b及び工具10に倣っ
て傾いた接合線Wを板材1a,1b間に形成して接合す
ることができる。更に、断面略T形又は略エ字形の接合
材の水平片における外側のコーナ部に面取りを形成した
り、或いは水平片の表面を緩くカーブした湾曲面とした
断面の押出形材を用いることも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上において説明した本発明の接合方法
によれば、一対のアルミニウム又はアルミニウム合金板
材と共に可塑化され流動化する接合材の水平片により、
各板材間の板厚減少を補うことができ、摩擦攪拌接合に
よる薄肉の板材同士の突合わせ接合を所要の強度を有し
て確実に施すことができる。また、接合材の固定は、そ
の垂直片を一対の板材間に挟持するのみで良く、通常の
板材の拘束方法により容易に行うことが可能である。
かも、接合材の厚さ(g)を前記範囲内に規制したため、
薄肉の板材の端面同士を摩擦攪拌接合しても板厚の減少
を防ぎ、所要の接合強度を得ることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は本発明の接合方法の各工程を示す
部分概略図。
【図2】(A)は板材と接合材の関係を説明する概略図、
(B)は接合材と工具の関係を説明する概略図。
【図3】(A)〜(D)は本発明の接合方法の各工程を示す
部分概略図。
【図4】(A)及び(B)は得られた各接合部を示す部分概
略図、(C)は異なる形態の接合材を用いる工程の部分概
略図。
【図5】(A)及び(B)本発明の応用形態の接合方法の各
工程を示す部分概略図。
【図6】(A)及び(B)本発明の異なる形態の接合方法を
示す部分概略図。
【図7】(A)〜(C)は本発明の更に異なる形態の接合方
法の各工程を示す部分概略図。
【図8】(A)〜(C)は従来の摩擦攪拌接合の各工程を示
す概略図、(D)と(E)は押出形材同士の摩擦攪拌接合の
各工程を示す部分概略図。
【符号の説明】
1a,1b…………………アルミニウム合金板材 2,2′,2″,2a,2b…接合材 4,4b……………………水平片 6……………………………垂直片 12…………………………ボビン 14…………………………表面抑え部 16…………………………摩擦ピン f……………………………垂直片の高さ x……………………………垂直片の厚さ X……………………………水平片の幅 g……………………………水平片の厚さ t……………………………板材の板厚 P……………………………ボビンの外径 p……………………………摩擦ピンの直径 S……………………………摩擦ピンの長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧田 慎也 静岡県庵原郡蒲原町蒲原一丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術セン ター内 審査官 加藤 昌人 (56)参考文献 特開 平11−10368(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 20/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のアルミニウム又はアルミニウム合金
    板材同士の端面間に、断面略T形又は略エ字形の接合材
    の垂直片を挟持し、且つこの接合材の水平片を上記一対
    の板材の各表面又は表面及び裏面上に接触させる工程
    と、 上記一対のアルミニウム又はアルミニウム合金板材同士
    の表面及び/又は裏面側から、回転するボビン底面の表
    面抑え部で上記接合材の水平片を押圧し、この表面抑え
    部の中心から垂下し表面抑え部と同時に回転する摩擦ピ
    ンを接合材の水平片に貫通し、且つその垂直片に沿って
    上記板材同士の端面間に所定の深さ進入させると共に、
    このボビン及び摩擦ピンを回転しつつ上記板材同士の端
    面間の長手方向に沿って移動させて摩擦攪拌接合を施す
    工程と、を含み、 上記接合材の水平片の厚さ(g)が、前記一対のアルミニ
    ウム又はアルミニウム合金板材の板厚(t)の0.2〜
    1.0倍の範囲内にある、 ことを特徴とするアルミニウム又はアルミニウム合金板
    材の接合方法。
  2. 【請求項2】前記接合材の垂直片の高さ(f)が、前記一
    対のアルミニウム又はアルミニウム合金板材の板厚(t)
    と略同一であると共に、 上記接合材の水平片の幅(X)が、前記ボビン底面の外径
    (P)の0.8〜1.0倍の範囲内にある、 ことを特徴と
    する請求項1に記載のアルミニウム又はアルミニウム合
    金板材の接合方法。
  3. 【請求項3】前記摩擦ピンの直径(p)が、前記前記接合
    材の垂直片の厚さ(x)の1.2倍以上である、ことを特
    徴とする請求項1又は2に記載のアルミニウム又はアル
    ミニウム合金板材の接合方法。
  4. 【請求項4】前記摩擦ピンの長さ(S)が、前記板材の板
    厚(t)及び接合材の水平片の厚さ(g)との合計よりも
    0.05〜0.4mm短い、 ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の
    アルミニウム又はアルミニウム合金板材の接合方法。
  5. 【請求項5】前記接合材が、前記アルミニウム又はアル
    ミニウム合金板材と同じ組成又は異なる組成のアルミニ
    ウム又はアルミニウム合金製の押出形材、或い はこれら
    の材質からなる板材の折り曲げ材である、ことを特徴と
    する請求項1乃至4の何れか一項に記載のアルミニウム
    又はアルミニウム合金板材の接合方法。
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