JP6128886B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ Download PDF

Info

Publication number
JP6128886B2
JP6128886B2 JP2013036674A JP2013036674A JP6128886B2 JP 6128886 B2 JP6128886 B2 JP 6128886B2 JP 2013036674 A JP2013036674 A JP 2013036674A JP 2013036674 A JP2013036674 A JP 2013036674A JP 6128886 B2 JP6128886 B2 JP 6128886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
width direction
elastic member
disposable diaper
waist
leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013036674A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014161591A (ja
JP2014161591A5 (ja
Inventor
松島 秀樹
秀樹 松島
響 菊池
響 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uni Charm Corp filed Critical Uni Charm Corp
Priority to JP2013036674A priority Critical patent/JP6128886B2/ja
Publication of JP2014161591A publication Critical patent/JP2014161591A/ja
Publication of JP2014161591A5 publication Critical patent/JP2014161591A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6128886B2 publication Critical patent/JP6128886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、おむつ本体と、サイドフラップ部と、を有する使い捨ておむつに関する。
特許文献1には、吸収体を有するおむつ本体と、吸収体よりも幅方向外側に延出するサイドフラップ部と、を有するオープン型の使い捨ておむつが提供されている。
着用者の後側に位置する後胴回り域のサイドフラップ部には、使い捨ておむつの後胴回り域を、使い捨ておむつの前胴回り域に対して着脱可能に止着する一対の止着部材が設けられている。一対の止着部材の間には、着用者の背側の腰回りに対応して配置され、かつ幅方向に伸縮する腰回り伸縮部が設けられている。特許文献1の使い捨ておむつによれば、止着部材によって使い捨ておむつを着用者の腰回りに保持し、かつ腰回り伸縮部によって使い捨ておむつを着用者の腰回りに対してフィットさせることができる。
特開2011−160933号公報
しかし、特許文献1に記載された使い捨ておむつには、以下の問題点があった。
使い捨ておむつの前後方向の略中央には、着用者の股間部と当接する股下域が設けられている。股下域は、着用者の身体に保持されるサイドフラップ部から離間しており、着用者の身体に密着していないため、位置ずれが発生し易い。また、股下域は、***物が排出される領域であり、***物を吸収して吸収体が重くなった場合に、***物の重みによって引き下がるおそれがある。
股下域が引き下がると、着用者の脚回りに対するフィット性が低下し、横漏れが発生することがある。また、股下域が引き下がると、股下域に連動して使い捨ておむつ全体が引き下がり、装着位置のずれが生じ、更なる漏れが発生するおそれがある。
そこで、本発明は、使い捨ておむつの装着時のフィット性を高め、漏れの発生を抑制できる使い捨ておむつを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本開示に係る使い捨ておむつは、前胴回り域と、後胴回り域と、前記前胴回り域と前記後胴回り域との間に位置する股下域とを有し、前記前胴回り域から前記後胴回り域に延びる前後方向と、前記前後方向と直交する幅方向と、を有し、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられた吸収性コアと、前記吸収性コアよりも幅方向外側において前記前後方向に伸長された状態で配置された複数の弾性部材とを有するおむつ本体と、前記吸収性コアよりも前記幅方向外側に延出するサイドフラップ部と、前記後胴回り域において前記サイドフラップ部よりも前記幅方向外側に延出し、前記前胴回り域に止着可能な一対の止着部材と、前記一対の止着部材間に配置され、前記幅方向に伸長された状態で配置された腰回り伸縮部と、を有する使い捨ておむつであって、前記吸収性コアの後側端部は、前記複数の弾性部材のうち最も幅方向内側に位置する弾性部材よりも後側、かつ前記腰回り伸縮部よりも前側に位置し、前記吸収性コアの前記幅方向の外側端部は、前記最も前記幅方向内側に位置する弾性部材よりも前記幅方向内側、かつ前記腰回り伸縮部よりも前記幅方向外側に位置し、前記複数の弾性部材のうち最も前記幅方向外側に位置する弾性部材は、前記前後方向に沿って伸長された状態で前記サイドフラップ部に重なることを要旨とする。
本発明によれば、使い捨ておむつの装着時のフィット性を高め、漏れの発生を抑制できる使い捨ておむつを提供することができる。
第1の実施形態に係る使い捨ておむつの平面図である。 第1の実施形態に係る使い捨ておむつの組み立て図である。 図1のA−A’線における断面図である。 図1のB−B’線における断面図である。 図1のC−C’線における断面図である。 使い捨ておむつの展開状態を模式的に示した斜視図である。 使い捨ておむつの装着状態を模式的に示した斜視図である。 図1の使い捨ておむつの一部拡大図である。 第2の実施形態に係る使い捨ておむつを説明する組み立て図である。
(第1の実施形態に係る使い捨ておむつ)
第1の実施形態に係る使い捨ておむつについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。また、以下の説明において、同様の作用効果を有する構成については、同一の番号を付けて詳細な説明は省略する。
図1は、第1の実施形態に係る使い捨ておむつ1の平面図である。図2は、図1に示す使い捨ておむつ1の組み立て図である。図3は、使い捨ておむつ1のA−A’線における断面図である。図4は、使い捨ておむつ1のB−B’線における断面図である。図5は、使い捨ておむつ1のC−C’線における断面図である。
使い捨ておむつ1は、着用者の腹側に位置する前胴回り域S1と、着用者の背側に位置する後胴回り域S2と、前胴回り域S1と後胴回り域S2との間に位置する股下域S3と、を有する。おむつ本体10と、背側サイドフラップ20と、腹側サイドフラップ30と、を備える。
背側サイドフラップ20は、後胴回り域S2に配置されている。腹側サイドフラップ30は、前胴回り域S1に配置されている。おむつ本体10の前後方向中央部分は、着用者の股下に宛がわれる。背側サイドフラップ20及び腹側サイドフラップ30は、おむつ本体10と重なる領域と、おむつ本体10よりも幅方向外側に延出する領域と、を有する。
おむつ本体10は、着用者側に配置される液透過性を有するトップシート110と、衣服側に配置される外装シート120と、トップシート110と外装シート120との間に配置される吸収体130と、吸収体130の幅方向外側に設けられる一対のサイドシート141を備える。
トップシート110は、不織布、織布、有孔プラスチックシート、メッシュシート等、液体を透過する構造のシート状の材料であれば、特に限定されない。織布や不織布の素材としては、天然繊維、化学繊維のいずれも使用できる。
天然繊維の例としては、粉砕パルプ、コットン等のセルロースが挙げられる。化学繊維の例としては、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、熱可塑性疎水性化学繊維、又は親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維などが挙げられる。熱可塑性疎水性化学繊維の例としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の単繊維、ポリエチレンとポリプロピレンをグラフト重合してなる繊維、芯鞘構造等の複合繊維が挙げられる。例えば、トップシート110は、目付23g/mのポイントボンド不織布である。
不織布を作成する方法としては、乾式(カード法、スパンボンド法、メルトブローン法、エアレイド法等)及び湿式のいずれか一つの方法を用いることができる。乾式法と湿式法のうち、複数の方法を組み合わせてもよい。また、サーマルボンディング、ニードルパンチ、ケミカルボンディング等の方法が挙げられる。不織布を作成する方法は、上述の方法に限定されない。
外装シート120は、衣服に当接するバック不織布121と、バック不織布121よりも肌側に位置する液不透過性のフィルム(以下、バックシートという)122とを有する。バックシート122は、透湿又は非透湿性のフィルムからなる。バック不織布121は、SMS不織布(スパンボンド不織布とメルトブロー不織布との複合不織布)、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布から構成された疎水性の不織布である。バック不織布121とバックシート122とは、ホットメルト型接着剤(以下、HMAとする)等で接合されている。例えば、バックシート122は、目付16g/mの非通気性フィルムであり、バック不織布121は、目付15g/mのSMS不織布である。
吸収体130は、液体を吸収する吸収性コア131と、コアラップ132とを有する。吸収性コア131は、親水性繊維、高吸収性ポリマーを含む。親水性繊維の例としては、粉砕パルプ、コットン等のセルロース、レーヨン、フィブリルレーヨン等の再生セルロース、アセテート、トリアセテート等の半合成セルロース、粒子状ポリマー、繊維状ポリマー、熱可塑性疎水性化学繊維、又は、親水化処理を施した熱可塑性疎水性化学繊維等を単独又は混合して用いることができる。これらの中でも、低コストと吸収体の成形し易さとを考慮すると、粉砕パルプを使用することが好ましい。親水性繊維に高分子吸収体を混合したものを使用してもよい。
吸収性コア131は、コアラップ132によって包まれている。本実施形態では、コアラップ132は、ティッシュである。吸収体130は、トップシート110に包まれた状態で、バックシート122の肌側の表面にHMA等で接合される。
サイドシート141は、トップシート110の幅方向における両側に配設される。サイドシート141は、バックシート122及バック不織布121に接合されている。サイドシート141とバックシート122との間には、後述するレッグ弾性部材が配置されている。
サイドシート141は、例えば、外装シート120と同様の材料から選ぶことができる。但し、サイドシート141を乗り越えて使い捨ておむつ1の幅方向外側へ尿や便などの***物が流れることを防止するためには、疎水性又は撥水性を有することが好ましい。
おむつ本体10の前後方向における両端部には、背側サイドフラップ20と腹側サイドフラップ30とがそれぞれ接合されている。背側サイドフラップ20は、少なくともおむつ本体10の前後方向Lの端部領域に取り付けられる。腹側サイドフラップ30は、おむつ本体10の前後方向における他方の端部領域に取り付けられる。
背側サイドフラップ20及び腹側サイドフラップ30は、疎水性の不織布、透湿又は非透湿性のフィルム、若しくは疎水性の不織布と、透湿又は非透湿性フィルムとを貼り合わせた複合シートからなる。ポリエチレン、ポリプロピレン等を主体としたフィルム、通気性のある樹脂フィルム、スパンボンド、又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたシートなどを用いることができる。
本実施の形態に係る背側サイドフラップ20及び腹側サイドフラップ30は、目付15g/mのSMS不織布からなり、少なくとも背側サイドフラップ20の幅方向両端に位置する一対の自由端20Aでは、幅方向外側端部を基点に幅方向内側に折り返されており、2枚に重ねられている。
背側サイドフラップ20には、一対の止着部材41が接合される。止着部材41は、背側サイドフラップ20における幅方向両端部に位置する自由端20Aに取り付けられる。前胴回り域のおむつ本体10の衣服当接面側には、止着部材41が係止される係止部43が設けられている。止着部材41は、いわゆる面ファスナーの雄部材であり、係止部43は雌部材である。
止着部材41には、複数の鉤状の突起群(フックという)を有する係合面が形成される。止着部材の素材としては、例えば、PPSB(ポリプロピレンスパンボンド不織布)があげられ、例えば、目付80g/mのPPSBを用いることが好ましい。フックの目付は100g/mであることが好ましい。
止着部材41が係止される係止部43は、フックが係合可能な不織布や編み物である。不織布を構成する繊維質材としては、芯鞘構造を有する複合繊維が用いられる。繊維質材としては、芯成分/鞘成分が、例えば、PP(ポリプロピレン)/PE(ポリエチレン)、PP/低融点PP、PET(ポリエチレンテレフタレート)/低融点PET、PET/PEの組み合わせを用いる。繊維質材に、レーヨン、PET、PP、ナイロン等のポリアミド、アクリル、ウレタン、コットン等の繊維を混合してもよい。例えば、雌部材の目付は38g/mである。
おむつ本体10と背側サイドフラップ20とは、接合部51においてHMA等の接着材によって互いに接合される。接合部51を図1において斜線にて示す。接合部51は、幅方向中央側に比べて幅方向外側における前後方向の長さが長く構成されており、幅方向中央部分が幅方向外側に向かって凹む形状である。
おむつ本体10と腹側サイドフラップ30とは、接合部53においてHMA等の接着材によって互いに接合される。接合部53を図1において斜線にて示す。接合部53は、幅方向中央側に比べて幅方向外側における前後方向の長さが長く構成されており、幅方向中央部分が幅方向外側に向かって凹む形状である。
おむつ本体10には、吸収体130の前後方向Lに沿って伸長された状態で複数の弾性部材が配置されている。弾性部材は、着用者の脚回りに形成されるレッグギャザー13(図6参照)を構成するレッグ弾性部材123と、着用者の股間部に配置される股下弾性部材124と、レッグサイドギャザー16(図6参照)を構成するレッグサイド弾性部材125と、を有する。
レッグ弾性部材123は、左右2本ずつ配置されており、幅方向外側に位置する第1レッグ弾性部材123aと、幅方向内側に位置する第2レッグ弾性部材123bを有する。第1レッグ弾性部材123aは、複数の弾性部材のうち最も幅方向外側に位置する弾性部材である。レッグ弾性部材123は、バックシート122とサイドシート141との間に前後方向に伸長された状態で配置されている。
股下弾性部材124は、レッグ弾性部材123よりも幅方向内側かつ、吸収体よりも幅方向外側に、左右1本ずつ配置されている。股下弾性部材124は、吸収体よりも幅方向外側に位置する弾性部材のうち、最も幅方向内側に位置する弾性部材である。股下弾性部材124は、バックシート122とバック不織布121との間に前後方向に伸長された状態で配置されている。
レッグサイド弾性部材125は、左右1本ずつ配置されている。レッグサイド弾性部材125は、サイドシート141の幅方向における内側端部に配置されている。
複数の弾性部材は、使い捨ておむつの幅方向における中心を通り、かつ前後方向に延びる仮想線ELを中心軸として対称に配置される。
レッグ弾性部材の背側端部を含む背側端部領域RAは、おむつ本体10と背側サイドフラップ20との接合部51に対して使い捨ておむつの厚さ方向Tにおいて(図1に示す平面視において)重なっている。
なお、レッグ弾性部材123と接合部とが厚さ方向において重なっている状態とは、レッグ弾性部材123と接合部とが当接して重なっている状態のみならず、レッグ弾性部材123と接合部との間に他の部材を挟んで重なっている状態も含むものである。
背側端部領域RAにおいてレッグ弾性部材123は、前後方向Lに伸長された状態でおむつ本体10に接着されている。よって、レッグ弾性部材123の弾性力は、おむつ本体10と背側サイドフラップ20とを前後方向Lに収縮する方向に作用する。
接合部51においては、背側サイドフラップ20、サイドシート141及び外装シート120が、レッグ弾性部材123によって前後方向Lにおいて収縮している。前後方向そして、接合部51と接合部53との間においては、サイドシート141及び外装シート120とが、股下弾性部材124によって前後方向Lにおいて収縮している。
レッグサイド弾性部材125は、レッグサイドギャザー16を構成する。レッグサイドギャザーは、幅方向内側に配置されている。レッグサイドギャザーは、前後方向に沿って伸縮可能な収縮部を有する起立性のギャザーである。レッグゲイザーよりもレッグサイド弾性部材125は、前後方向Lに伸長された状態でサイドシート141に接合されている。レッグサイド弾性部材125の前側端部は、前胴回り域S1に配置されており、レッグサイド弾性部材の後側端部は、後胴回り域と股下域の境界近傍に配置されている。サイドシート141は、幅方向に内側端部においてレッグサイド弾性部材125を巻き込むようにして内側に折り返されている。レッグサイドギャザー16を設けることにより、着用者から排出された***物がサイドシート141から幅方向外側に出ることを防止できる。
また、サイドシート141の前後方向における両端部は、吸収体と重なる領域でサイドフラップとトップシートとにそれぞれ接合されている。体液等が排出されて吸収体が重くなった場合であっても、レッグサイド弾性部材の収縮力によってサイドシートを介して吸収体を引き上げることができる。したがって、使い捨ておむつの股下域が下がりにくくなり、使い捨ておむつと着用者の脚回りの隙間が生じ難くなる。
また、接合部51は、最も幅方向外側に位置する弾性部材(第1レッグ弾性部材123a)よりも幅方向外側に3mmの位置まで設けられている。このように、接合部51、53を設けることにより、背側サイドフラップ20をおむつ本体10に対して転写する際に位置ずれが生じた場合であっても、確実に弾性部材を接合部51に重ねて配置することができる。
一対の止着部材の間には、腰回り伸縮部80が設けられている。腰回り伸縮部80、少なくとも幅方向に伸長された状態で配置されている。腰回り伸縮部80の幅方向外側端部は、吸収体の幅方向外側端部よりも幅方向内側に位置する。腰回り伸縮部80は、背側サイドフラップ20とバックシート122との間に配置されている。
本実施の形態の腰回り伸縮部80は、例えば、ポリエチレン、ポリウレタンを主体とした伸縮性のある樹脂フィルムによって構成できる。本実施の形態の腰回り伸縮部80は、目付60g/mのポリウレタンフィルムを用いた。
図6は、使い捨ておむつ1の展開状態を模式的に示した図である。図7は、使い捨ておむつを着用者に装着した状態を模式的に示した図である。
このように構成された使い捨ておむつ1を着用する場合には、おむつ本体10の吸収体130を着用者の股間に当接させ、かつ腹側サイドフラップ30を着用者の腹に当接させた状態で、背側サイドフラップ20の幅方向両側部に接合された止着部材41を、腹側サイドフラップの係止部43に止着する。使い捨ておむつは、着用者に装着された状態では、止着部材41によって着用者の腰回りに保持され、かつ腰回り伸縮部80によって着用者の腰回りにフィットする。
止着部材41を腹側サイドフラップの係止部43に止着した状態では、着用者の腰回りは、背側サイドフラップ20と腹側サイドフラップ30によって覆われている。背側サイドフラップ20と腹側サイドフラップ30とは、止着部材等によって接合されており、吸収体の重みにより股下領域が下がった場合であっても、着用者の腰回りに装着された状態が維持される。
背側サイドフラップ20とおむつ本体10との接合部51に、前後方向において伸長された状態でレッグ弾性部材が配置されている。よって、レッグ弾性部材を背側サイドフラップ側に引き上げることができる。レッグ弾性部材によって、使い捨ておむつを着用者の臀部側に引き上げることができ、使い捨ておむつの股下域を身体に密着させることができる。例えば、背レッグ弾性部材が背側サイドフラップと離間していると、レッグ弾性部材によって使い捨ておむつの股下域が収縮した場合であっても、使い捨ておむつの股下域を引き上げることができない。しかし、レッグ弾性部材の後側端部が背側サイドフラップに接合されているため、着用者の股下域と使い捨ておむつとの隙間を小さくできる。
また、使い捨ておむつは、股下弾性部材124を有する。股下弾性部材124の伸縮によって、装着時に吸収体130が湾曲し易くなり、吸収体130が身体の曲線状のラインに沿って配置され易くなる。よって、股下域におけるフィット性を高めることができる。例えば、***物を吸収して吸収体が重くなった場合であっても、吸収体を引き上げることができ、着用者の脚回りに対するフィット性の低下を抑制できる。また、フィット性の低下による装着位置のずれを抑制でき、漏れの発生を防止できる。
更に、着用者の臀部の丸みに沿って使い捨ておむつが配置され易くなり、臀部におけるフィット性が高まる。これにより、装着時に臀部における使い捨ておむつの幅入りを抑制できる。
また、吸収性コア131の後側端部は、股下弾性部材124よりも前後方向外側、かつ腰回り伸縮部80よりも前後方向内側に位置する。すなわち、吸収性コア131の後側端部は、前後方向において股下弾性部材124と腰回り伸縮部80の間に位置する。更に、吸収性コア131の幅方向の外側端部は、股下弾性部材124よりも幅方向内側、かつ腰回り伸縮部80よりも幅方向外側に位置する。すなわち、吸収性コア131の幅方向の外側端部は、幅方向において股下弾性部材124と腰回り伸縮部80との間に位置する。
弾性部材及び腰回り伸縮部が伸長した伸長状態において、吸収性コア131は、股下弾性部材124の後側端部と、腰回り伸縮部の前側端部かつ腰回り伸縮部の幅方向の外側端部と、を繋ぐ仮想線FL1に跨って配置される。伸長状態とは、弾性部材(股下弾性部材及びレッグ弾性部材)及び腰回り伸縮部の収縮によって生じていた皺やギャザーが消失した状態である。
例えば、股下弾性部材124と腰回り伸縮部80の間に、吸収性コア131が配置されていない場合には、前後方向Lに伸縮する股下弾性部材124によって、腰回り伸縮部80が前後方向内側にずれてしまい、臀部におけるフィット性が低下するおそれがある。また、股下弾性部材124と腰回り伸縮部80の間に、吸収性コア131が配置されていない場合には、腰回り伸縮部80の収縮力によって股下弾性部材124が幅方向内側にずれてしまったりするおそれがある。
しかし、前後方向に収縮する股下弾性部材124と、幅方向に伸縮する腰回り伸縮部80との間に、吸収性コアが配置されていることにより、比較的剛性の高い吸収性コアによって、股下弾性部材124と腰回り伸縮部80とが干渉することを防ぎ、それぞれを独立して機能させることができる。
よって、股下弾性部材124によって使い捨ておむつを前後方向に収縮させて、使い捨ておむつの股下域を着用者側に引き上げるとともに、腰回り伸縮部80によって使い捨ておむつの腰回りを着用者の腰回りにフィットさせることができる。
図8は、図2に示す平面図の一部を拡大した平面図である。当該平面視において、股下弾性部材124と腰回り伸縮部との間には、吸収性コア131が配置されているが、股下弾性部材124と止着部材41との間には、吸収性コア131が配置されていない。よって、股下弾性部材124の後側端部には、腰回り伸縮部80による収縮力(図8に示す矢印X)が作用し難いが、止着部材41による引き上げ力(図8に示す矢印Y)が作用しやすい。よって、腰回り伸縮部80による収縮力の影響を抑制しつつ、止着部材による股下弾性部材124を引き上げる効果を得ることができる。
一方、止着部材41と腰回り伸縮部80との間には、吸収性コア131が配置されていない。よって、止着部材41による腰回りにおける保持力及び腰回り伸縮部80による収縮力(図8に示す矢印Z)が互いに作用し易くなる。
このような構成によれば、止着部材の引き上げ力(矢印Y)によって股下域を引き上げ、かつ、止着部材41と腰回り伸縮部との間の応力(矢印Z)によって腰回りのフィット性を高めることができる。また、吸収性コア131が、矢印Y(仮想線FL1)に対して横断しているため、吸収性コアよりも幅方向外側における幅入りを抑制できる。よって、背側におけるフィト性を高めつつ、臀部の防漏性を良好に保つことができる。
また、より好ましい形態としては、伸長状態において、吸収性コア131は、レッグ弾性部材123の後側端部と、腰回り伸縮部80の前側端部かつ腰回り伸縮部80の幅方向の外側端部と、を繋ぐ仮想線FL2(図1参照)に跨って配置されることが望ましい。
具体的には、吸収性コア131の後側端部は、レッグ弾性部材123よりも後側、かつ腰回り伸縮部よりも前側に位置する。すなわち、吸収性コアの131後側端部は、前後方向においてレッグ弾性部材123と腰回り伸縮部の間に位置する。更に、吸収性コア131の幅方向の外側端部は、レッグ弾性部材123よりも幅方向内側、かつ腰回り伸縮部80よりも幅方向外側に位置する。すなわち、吸収性コア131の幅方向の外側端部は、幅方向において、レッグ弾性部材123と腰回り伸縮部との間に位置する。
このような構成によれば、レッグ弾性部材123と腰回り伸縮部との間には、吸収性コア131が配置されるが、レッグ弾性部材123と止着部材41との間には、吸収性コア131が配置されない。よって、レッグ弾性部材123の後側端部には、腰回り伸縮部80による収縮力が作用し難いが、止着部材41による引き上げ力が作用しやすい。よって、腰回り伸縮部80による収縮力の影響を抑制しつつ、止着部材によるレッグ弾性部材123を引き上げる効果を得ることができる。更に、レッグ弾性部材の収縮力によって、使い捨ておむつの股下域を背側に引き上げることができるため、レッグ弾性部材及び止着部材によって股下域を効果的に引き上げることができる。
一方、止着部材41と腰回り伸縮部80との間には、吸収性コア131が配置されない。よって、止着部材41による腰回りにおける保持力及び腰回り伸縮部80による収縮力が互いに作用し易くなる。
このような構成によれば、止着部材の引き上げ力によって股下域を引き上げ、かつ、止着部材41と腰回り伸縮部との間の応力によって腰回りのフィット性を高めて、フィット性を高めることができる。また、吸収性コア131が止着部材の引き上げ力に対して横断しているため、吸収性コアよりも幅方向外側における幅入りを抑制できる。
更に、レッグ弾性部材の後端部は、接合部51において接合され、その接合部よりも幅方向内側に吸収体が配置されているため、吸収体及び接合部によってレッグ弾性部材の幅方向の位置を規定できる。よって、装着時にレッグ弾性部材が幅方向内側に倒れることを抑制できる。よって、レッグ弾性部材を巻き込まずに装着できる。使い捨ておむつを正しい状態で装着することにより、着用者の身体に使い捨ておむつをフィットさせ、横漏れを防ぐことができる。
また、止着部材41による股下弾性部材124の引き上げ力と、腰回り伸縮部80による幅方向の収縮力と、を分断する吸収性コアの機能を発揮するために、吸収体コア(パルプ+SAP)の目付は、350g/mよりも大きく、かつ800g/m未満であることが望ましい。吸収性コアの目付が低すぎると、互いの力を分断する機能を発揮できないおそれがある。
例えば、吸収性コアの目付が350g/m以下であると、吸収性コアの剛性が低すぎて、腰回り伸縮部の応力によって、吸収性コアが幅方向に収縮してしまうおそれがある。その結果、吸収性コアよりも幅方向外側の領域の背側サイドフラップ等が幅入りし、防漏性が低下する。一方、吸収性コアの目付が800g/m以上であると、吸収性コアの剛性が高すぎて、腰回り伸縮部の収縮を阻害し、背側における腰回りのフィット性が低下するおそれがある。更に、吸収性コアの目付が800g/m以上であると、股下弾性部材によって吸収体が湾曲し難くなり、股下域のフィット性が低下し、防漏性が低下するおそれがある。
また、レッグ弾性部材123の伸縮領域と股下弾性部材124の伸縮領域との位置関係は、限定されない。しかし、より好ましくは、股下弾性部材の伸縮領域は、レッグ弾性部材の伸縮領域よりも前側に位置することが望ましい。例えば、股下弾性部材の伸縮領域が、レッグ弾性部材の伸縮領域よりも後外側に位置すると、止着部材によって股下弾性部材が引き上げられ易くなり、止着部材によってレッグ弾性部材を引き上げる効果を十分に得られない可能性がある。よって、レッグ弾性部材の伸縮領域は、股下弾性部材の伸縮領域よりも後側に位置することが望ましい。
腰回り伸縮部の伸縮力は、特に限定されてないが、より好ましくは、腰回り伸縮部80が伸縮しない状態(伸長した状態)に対する収縮した状態の比率が、0.8〜0.95であることが望ましい。このような構成によれば、止着部材の引き上げ力によって使い捨ておむつの幅入りを抑制しつつ、臀部のフィット性を高めることができるとともに、止着部材と腰回り伸縮部間の応力を増幅させ、腰回りのフィット性を良好に保ち、防漏性を高めることができる。
なお、数値では、製品を自然状態から幅方向に10%伸長させたときの張力が1.0N〜2.5Nの範囲であることがのぞましい。例えば、本実施の形態の伸長率は、伸長率100%を、例えば、長さ10cmのものを長さ20cmに伸長することとして定義したものである。自然状態から10%伸長させたときとは、例えば、自然状態からにおいて長さ300mmのものを長さ330mmに伸長したときのことである。
また、レッグ弾性部材123は、バックシート122の肌当接側の面に配置されており、股下弾性部材124は、バックシート122の非肌当接側の面に配置されている。股下弾性部材124が、バックシート122を挟んでレッグ弾性部材123と反対側の面に配置されているため、股下弾性部材124が収縮する際に、レッグギャザーが股下弾性部材と共に内側に倒れることなく、使い捨ておむつ全体を引き上げることができる。
レッグサイドギャザーは、サイドシート141と、サイドシートの幅方向内側端部に配置されたレッグサイド弾性部材125と、によって構成されている。図3に示すように、サイドシートの幅方向外側端部は、外装シート120に接合されている。レッグサイドギャザーの立ち上がりの基端部16aよりも幅方向内側の領域において、サイドシート141は、外装シート120に対して立ち上がっている。
股下弾性部材124は、レッグサイドギャザーの立ち上がりの基端部16aよりも幅方向内側に位置する。股下弾性部材が、レッグサイドギャザーの立ち上がりの基端部16aよりも幅方向内側に位置するため、股下弾性部材が収縮した際に、レッグサイドギャザーの立ち上がりの基端部16aが内側に移動することを抑制できる。よって、レッグサイドギャザーが幅方向内側に倒れることを抑制でき、レッグサイドギャザーの高さを維持し、防漏性を良好に保つことができる。
また、弾性部材及び止着部材は、使い捨ておむつの幅方向における中心を通り、かつ前後方向に延びる仮想線ELを中心軸として対称に配置されている。弾性部材及び止着部材が左右対称に配置されているため、係止時に左右を均等な力が作用し、装着時に止着部材の位置が偏ったり、止着部材を腹側まで持ってくる際に引っ張り難かったりする不具合を抑制できる。装着感が左右対称となり、装着感に左右で差が生じにくいため、装着者の不快感を抑制できる。
背側サイドフラップ20は、おむつ本体の幅方向全体を跨ぐ連続した形状であるため、幅方向においてサイドフラップ部が分離した構成と比べて、展開状態を維持し易い。よって、吸収体130よりも幅方向外側に位置するレッグ弾性部材の内倒れを抑制でき、展開時にレッグギャザーを外方向に向けた状態を維持でき、レッギャザーを巻き込まずに装着し易い。
(使い捨ておむつの製造方法)
次に、使い捨ておむつ1の製造方法の一例を説明する。なお、本実施の形態において説明しない方法については、既存の方法を用いることができる。また、以下に説明する製造方法は、一例であり、他の製造方法によって製造することもできる。使い捨ておむつ1の製造方法には、折り工程と、止着部材貼付工程と、第1切断工程と、フラップ貼付工程と、第2切断工程とが含まれる。
第1折り工程では、背側サイドフラップ及び腹側サイドフラップを構成する連続したサイドフラップシートの両側端部を、幅方向中央側に折り畳む。これにより、サイドフラップシートの両側の端部には、サイドフラップシートが複数枚重ねられた重なり部分が形成される。重なり部分は、例えば、背側サイドフラップ20の自由端20Aを構成する。
止着部材貼付工程では、止着部材41を背側サイドフラップ20の自由端20Aに対して貼り付ける。第1切断工程では、フラップシートを、搬送方向に直交する交差方向に沿って所定間隔おきに切断する。切断片は、背側サイドフラップ20と腹側サイドフラップ30とが一体化されたものである。
フラップ貼付工程では、吸収性本体が連続する吸収性本体シート上に切断片を接合する。第2切断工程では、吸収性本体シートを交差方向に沿って切断する。切断片は、一の製品の腹側サイドフラップと、一の製品に続く製品の背側サイドフラップとに分離される。以上の工程によって、使い捨ておむつ1が完成する。
このように、吸収性本体に対して背側サイドフラップと腹側サイドフラップとを接合して使い捨ておむつを製造することにより、おむつ製造時にトリムが排出されない。余分な資材を使用しないため製品を低コストで作成でき、かつ環境に対する負荷も少なくすることができる。また、上述のように、第1弾性部材を着用者の脚回りにフィットさせることができ、余分な資材の排出を抑制しつつ、パンツ型おむつのようなフィット性を維持することができる。
(第2の実施形態に係る使い捨ておむつ)
次に、図9を用いて、第2の実施形態の変形例に係る使い捨ておむつ2を説明する。なお、以下の実施形態の説明においては、第1の実施形態と異なる構成のみ説明し、第1の実施形態と同様の構成については、同符号を用いて説明を省略する。
使い捨ておむつ2は、サイドフラップ部が左右個別のパーツとして用意されており、おむつ本体の前後方向両端部は、背側サイドフラップ及び腹側サイドフラップによって完全に覆われていない。すなわち、使い捨ておむつ2は、幅方向に離間した背側サイドフラップ22,24と、幅方向に離間した腹側サイドフラップ32,34を有する。背側サイドフラップ22は、接合部55によりおむつ本体10に接合される。背側サイドフラップ24は、接合部56によりおむつ本体10に接合される。また、腹側サイドフラップ32は、接合部57によりおむつ本体10に接合される。腹側サイドフラップ34は、接合部58によりおむつ本体10に接合される。使い捨ておむつ2においても、使い捨ておむつ1と同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本実施形態では、おむつ本体10に背側サイドフラップ20と腹側サイドフラップ30とが取り付けられる使い捨ておむつ1について説明した。しかし、使い捨ておむつの形態は、本実施形態に限定されない。例えば、着用者の胴回りに対応する胴回り領域と、股下部に対応する股下領域とが一体化されており、着用者の脚部の開口が刳り抜かれることによって形成されるオープン型の使い捨ておむつであってもよいし、腹側サイドフラップを備えていなくてもよい。使い捨ておむつ1は、乳児用、幼児用、大人用の何れであってもよい。また、使い捨ておむつは、腹側サイドフラップを有していなくてもよい。
本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1、2…使い捨ておむつ
10…おむつ本体
13…レッグギャザー
16…レッグサイドギャザー
20…背側サイドフラップ
20A…自由端
30…腹側サイドフラップ
41…止着部材
51,53、55、56、57,58…接合部
110…トップシート
120…外装シート
121…バック不織布
122…バックシート
123…レッグ弾性部材
123a…第1レッグ弾性部材
123b…第2レッグ弾性部材
124…股下弾性部材
125…レッグサイド弾性部材
130…吸収体
131…吸収性コア
132…コアラップ
141…サイドシート、

Claims (6)

  1. 前胴回り域と、後胴回り域と、前記前胴回り域と前記後胴回り域との間に位置する股下域とを有し、
    前記前胴回り域から前記後胴回り域に延びる前後方向と、前記前後方向と直交する幅方向と、を有し、
    液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられた吸収性コアと、前記吸収性コアよりも幅方向外側において前記前後方向に伸長された状態で配置された複数の弾性部材とを有するおむつ本体と、
    前記後胴回り域において前記吸収性コアよりも前記幅方向外側に延出するサイドフラップ部と、
    前記サイドフラップ部に接合された一対の止着部材と、
    前記一対の止着部材間に配置され、前記幅方向に伸長された状態で配置された腰回り伸縮部と、を有する使い捨ておむつであって、
    前記吸収性コアの後側端部は、前記複数の弾性部材のうち最も幅方向内側に位置する弾性部材よりも後側、かつ前記腰回り伸縮部よりも前側に位置し、
    前記吸収性コアの前記幅方向の外側端部は、前記最も前記幅方向内側に位置する弾性部材よりも前記幅方向内側、かつ前記腰回り伸縮部よりも前記幅方向外側に位置し、
    前記複数の弾性部材のうち最も前記幅方向外側に位置する弾性部材は、前記前後方向に沿って伸長された状態で前記サイドフラップ部に重なり、
    前記最も前記幅方向内側に位置する弾性部材の伸縮領域は、前記最も前記幅方向外側に位置する弾性部材の伸縮領域よりも前記前後方向内側に位置する使い捨ておむつ。
  2. 前記弾性部材及び前記腰回り伸縮部が伸長した状態において、前記吸収性コアは、前記最も幅方向内側に位置する弾性部材の前記後側端部と、前記腰回り伸縮部の前側端部かつ前記腰回り伸縮部の前記幅方向の外側端部と、を繋ぐ仮想線に跨って配置される、請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記最も幅方向外側に位置する弾性部材は、前記バックシートの肌当接側の面に配置されており、
    前記最も幅方向内側に位置する弾性部材は、前記バックシートの非肌当接側の面に配置されている、請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記最も幅方向外側に位置する弾性部材は、レッグギャザーを構成し、
    前記レッグギャザーよりも前記幅方向内側に配置され、前記前後方向に沿って伸縮可能な収縮部を有する起立性のレッグサイドギャザーを備えており、
    前記最も幅方向内側に位置する弾性部材は、前記レッグサイドギャザーの立ち上がりの基端部よりも幅方向内側に位置する、請求項1から請求項のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記サイドフラップは、前記おむつ本体と重なる領域と、前記おむつ本体よりも幅方向外側に延出する領域と、が連続しており、
    前記腰回り伸縮部は、前記サイドフラップに重なっており、
    前記吸収性コアは、前記最も幅方向外側に位置する弾性部材の後端部と、前記腰回り伸縮部の前端部かつ前記腰回り伸縮部の幅方向の外側端部と、を繋ぐ仮想線を跨ぐように配置されている、請求項1から請求項4のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記最も幅方向外側に位置する弾性部材は、前記サイドフラップと前記おむつ本体を接合する接合部において接合されており、
    前記最も幅方向内側に位置する弾性部材は、前記サイドフラップよりも前側に位置する、請求項1から請求項5のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
JP2013036674A 2013-02-27 2013-02-27 使い捨ておむつ Active JP6128886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013036674A JP6128886B2 (ja) 2013-02-27 2013-02-27 使い捨ておむつ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013036674A JP6128886B2 (ja) 2013-02-27 2013-02-27 使い捨ておむつ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014161591A JP2014161591A (ja) 2014-09-08
JP2014161591A5 JP2014161591A5 (ja) 2016-04-21
JP6128886B2 true JP6128886B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=51612801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013036674A Active JP6128886B2 (ja) 2013-02-27 2013-02-27 使い捨ておむつ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6128886B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7125858B2 (ja) * 2018-05-18 2022-08-25 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型吸収性物品
JP6776470B1 (ja) * 2020-04-30 2020-10-28 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品
JP2023075935A (ja) * 2021-11-19 2023-05-31 花王株式会社 吸収性物品

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6430303U (ja) * 1987-08-11 1989-02-23
JP2550586Y2 (ja) * 1990-08-24 1997-10-15 王子製紙株式会社 使い捨てオムツ
EP1104668A1 (en) * 1999-12-01 2001-06-06 The Procter & Gamble Company Apertured elastic member
JP4833804B2 (ja) * 2006-11-16 2011-12-07 白十字株式会社 使い捨て吸収性物品
JP5421713B2 (ja) * 2009-10-01 2014-02-19 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
JP5391020B2 (ja) * 2009-10-01 2014-01-15 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
US8795250B2 (en) * 2010-03-30 2014-08-05 First Quality Baby Products, Llc Absorbent article having leg cuffs
JP5572002B2 (ja) * 2010-05-10 2014-08-13 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品
JP5550470B2 (ja) * 2010-06-30 2014-07-16 ユニ・チャーム株式会社 着用物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014161591A (ja) 2014-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5391020B2 (ja) 使い捨ておむつ
WO2014200118A1 (ja) 使い捨ておむつ
JP5200143B2 (ja) 使い捨ておむつ
US20120238989A1 (en) Disposable diaper
KR20170039206A (ko) 흡수성 물품
JP6128886B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5721987B2 (ja) 吸収性物品
JP6212289B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5774819B2 (ja) おむつ
JP5313718B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP3212021U (ja) 使い捨ておむつ
JP5281882B2 (ja) テープ型使い捨ておむつ
WO2013031646A1 (ja) 使い捨て着用物品
JP6454658B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6193666B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5331239B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5414617B2 (ja) 吸収性物品
JP6032665B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2017176495A5 (ja)
JP6199588B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6068591B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP2014226144A (ja) 使い捨ておむつ
JP5931473B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ
JP5615116B2 (ja) 止着タイプ使い捨ておむつ
JP2010284281A (ja) 使い捨て吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140604

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6128886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250