JP6128460B2 - パンツタイプ使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、引き伸ばした後の収縮力を損ねずに引き伸ばし易さを改善した胴り部を有するパンツタイプ使い捨ておむつに関する。
例えばパンツタイプ使い捨ておむつは、前身頃及び後身頃を有する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、外装体の前身頃と後身頃とが両側部において接合されることにより、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成されているものである。
パンツタイプ使い捨ておむつにおいては、身体へのフィット性を向上させるために、外装体における各所に、糸ゴム等の細長状の弾性伸縮部材を周方向に沿って伸長状態で固定し、胴り方向の伸縮構造を形成することが行われており、中でも、ウエスト開口部の縁部において幅方向に沿うウエスト縁部弾性伸縮部材、ならびにウエスト縁部弾性伸縮部材よりも股間側において幅方向に沿うウエスト下部弾性伸縮部材を備えているものは、身体に対するフィット性が比較的に高く、汎用されている。
パンツタイプ使い捨ておむつを穿くときには、装着時に胴り部に両手を通して左右に広げつつ脚を通す方法が一般的であるため、胴り部を身体表面に押し付けるための収縮力だけでなく、胴り部を広げるための引き伸ばし易さも重要となる。
パンツタイプ使い捨ておむつの胴り部の伸縮特性を改善するものとして、図19に示すように、2枚のシート材12H,12Sを幅方向及びこれと直交する縦方向に間欠的に接合することにより多数のシート接合部70を形成し、シート材12H,12S間におけるシート接合部70を通らないように(非接合部を通るように)、両シート材12H,12Sから独立して伸縮自在の複数の細長状の弾性伸縮部材19を配置する伸縮構造(特許文献1〜3参照。以下、縦方向間欠接合形態ともいう。)が提案されている。この先行技術によれば、縦方向にシート接合部70が整列する部分が縦方向に連続する溝となり、その溝間の部分が表裏両側に同程度に膨出する大きな襞80となり、溝により通気性が向上するとともに、襞80によりフンワリ感に優れるものである。図19中の符号75はシート材12H,12Sの溶着部分を示しているが、接着剤を用いてシート接合部70を形成しても襞80の形状は同様となる。しかし、この先行技術においては、襞の形状がもこもことした雲形又は波形となり、見栄え、通気性に劣るという問題点がある。
一方、2枚のシート材を幅方向に間欠的かつ縦方向に連続的な接着加工により多数のシート接合部を形成することも知られており(例えば特許文献4参照。以下、縦方向連続接合形態ともいう。)、この先行技術は、襞が真直ぐに延、見栄え、通気性に優れるものである。
これら従来のシート間欠接合伸縮構造は、弾性伸縮部材の自由度が比較的に高いため、部分的な引き伸ばし易さ及び収縮力のバランスには優れているが、その割には、前述のような製品使用状態では依然として引き伸ばし易さが不足していた。
特開2008−295930号公報 特開2009−297096号公報 特開2009−148447号公報 特開2010−22588号公報
そこで、本発明の主たる課題は、胴り部に両手を入れて広げる際の引き伸ばし易さに優れるパンツタイプ使い捨ておむつを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
前身頃及び後身頃を構成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、胴り部が環状に形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
前記外装体の胴り部における少なくとも前記内装体の側縁から前記サイドシール部までの領域が、幅方向に伸縮する伸縮領域とされた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記伸縮領域は、第1シート材と、この第1シート材の一方の面に対向する第2シート材と、これら第1シート材及び第2シート材の間に、幅方向に沿ってかつ互いに間隔を空けて設けられた複数本の細長状の弾性伸縮部材とを備えており、
前記第1シート材及び第2シート材が、幅方向に間欠的に配された、縦方向に連続的又は間欠的な接着加工により接合されて、シート接合部が形成され、
前記弾性伸縮部材が少なくも両端部で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に接着剤により固定され、
前記弾性伸縮部材の収縮に伴い前記第1シート材及び第2シート材が収縮することにより、前記第1シート材及び第2シート材におけるシート接合部間に位置する部分が互いに反対向きに膨らんでそれぞれ襞が形成され、
前記伸縮領域における縦方向の少なくとも一部は、前記サイドシール部側に前記内装体側よりも伸縮可能長さが短く、かつ前記シート接合部よりも幅の広い短伸縮領域を有しており、
前記短伸縮領域は、前記サイドシール部から幅方向中央側に離間されている、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明者は、鋭意研究の結果、シート間欠接合伸縮構造のパンツタイプ使い捨ておむつにおいて胴り部に両手を入れて広げる際の引き伸ばし易さが、手の当る部分の伸縮可能長さにより変化するという知見を得た(後述の試験参照)。具体的には、手の当る部分(つまり伸縮領域におけるサイドシール部側の部分)の伸縮可能長さが内装体側と同じである一般的な構造と比較して、手の当る部分の伸縮可能長さが内装体側よりも短く、かつその短伸縮領域がシート接合部よりも幅が広いと、胴り部に手を入れて広げる際に引き伸ばしに必要な力が弱くて済み、しかも引き伸ばし後の収縮力(装着時の締め付け力に相当)が殆ど損なわれない。
本発明はこの法則に基づくものであり、伸縮領域における縦方向の少なくとも一部に、サイドシール部側に内装体側よりも伸縮可能長さが短く、かつシート接合部よりも幅の広い短伸縮領域を形成することにより、胴り部に両手を入れて広げる際に両手が短伸縮領域に当たるため、前述の法則により引き伸ばし易く、しかも引き伸ばし後の収縮力(装着時の締め付け力に相当)が殆ど損なわれないものとなる。
特に、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて胴周り部に両手を入れて広げる際、向かい合う手の平を平行に左右方向に離すようにすると、サイドシール部よりも、その幅方向中央側に離間された位置に小指側の側面及び親指側の側面に対する当りが強くなる。よって、この部分に短伸縮領域を設け、サイドシール部からは離間させて柔軟性の低下を補うことは一つの望ましい形態である。
<請求項2記載の発明>
前記短伸縮領域の幅方向自然長を100%としたとき、前記短伸縮領域を幅方向に完全に展開したときの伸長率が230%〜260%である、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
短伸縮領域の伸長可能長さをこの程度とすると、前述の本発明の効果がより顕著となるため好ましい。
<請求項3記載の発明>
前記短伸縮領域は、前記第1シート材及び第2シート材間が連続的に塗布された接着剤で接着されることにより形成されている、請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
弾性伸縮部材の取り付け位置に接着剤をある程度の範囲にわたり連続的に塗布すると、製品状態(自然長状態)では弾性伸縮部材はある程度までしか収縮できないため、伸縮可能長さが減少する。また、接着剤はある程度広範に塗布しても柔軟性の低下を抑制することができる。よって、本発明の短伸縮領域はこのような手法で形成することが望ましい。
<請求項4記載の発明>
前記シート接合部は、縦方向に連続する接着加工により形成されており、
前記弾性伸縮部材が、前記シート接合部と交差する位置で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に固定されており、
各シート接合部の幅が4mm以下であり、隣り合うシート接合部の間隔が4〜8mmであり、隣り合う弾性伸縮部材の間隔が10mm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような縦方向連続接合形態では、シート接合部が縦方向に連続するとともに、弾性伸縮部材はシート接合部と対応する幅方向位置でシートに固定されているため、縦方向にシート接合部と対応する位置であっても、また弾性伸縮部材が通る位置であっても、シート接合部の幅方向の間隔は均等となり、襞が真直ぐに延び、見栄え、通気性に優れるものとなる。しかし、このような縦方向連続接合形態は、縦方向間欠接合形態と比べると、胴り部に両手を入れて広げる際の引き伸ばし易さは劣るものとなる。よって、本発明はこのような縦方向連続接合形態に好適である。
なお、本発明においてシート接合部を形成するための接着剤が連続するとは、シート接合部と弾性伸縮部材とが交差する部分において、弾性伸縮部材の第1シート材側及び第2シート材側の両方で接着剤が縦方向に連続する形態の他、弾性伸縮部材が介在するためにいずれか一方側では接着剤が連続するが他方側では縦方向に接着剤が不連続となっている形態も含む。
また、本発明においてシート接合部を形成するための溶着加工が連続するとは、第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方で溶着加工跡が連続する限り、第1シート材及び第2シート材と弾性伸縮部材とがそれぞれ溶着して第1シート材及び第2シート材が間接的に溶着することにより溶着が連続する形態だけでなく、シート接合部と弾性伸縮部材とが交差する部分において弾性伸縮部材が介在するために第1シート材及び第2シート材間の溶着が連続しない形態も含む。
また、弾性伸縮部材がシート接合部と交差する位置でシートに固定されているとは、弾性伸縮部材とシート接合部とが交差する位置で、弾性伸縮部材とシートとが接着(溶着含む。以下同じ。)されている形態だけでなく、弾性伸縮部材とシートとは接着されていないが、縦方向のシート接合部の間隔が弾性伸縮部材の自然長時の太さよりも狭く、弾性伸縮部材がシート接合部間に挟持されることで固定される結果、弾性伸縮部材の収縮力がシート接合部と交差する位置でシートに伝達される形態も含まれる。後者の形態は、例えば、特開2008−154998号公報、特開2009−106667号公報記載の形態であり、弾性部材の側部がシート接合部を通る点で、特許文献1〜3記載のものと異なる。
<請求項記載の発明>
前記短伸縮領域は、シート接合部の幅方向間隔以下の間隔を空けて幅方向に複数設けられている、請求項3記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
短伸縮領域を接着剤の連続塗布により形成する場合、柔軟性の低下は避けられないため、短伸縮領域を複数に分割して設けるのも好ましい形態である。短伸縮領域を複数に分割することにより、襞が形成されフンワリ感を出すことができる。
<請求項記載の発明>
前身頃及び後身頃を構成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、胴周り部が環状に形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
前記外装体の胴周り部における少なくとも前記内装体の側縁から前記サイドシール部までの領域が、幅方向に伸縮する伸縮領域とされた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記伸縮領域は、第1シート材と、この第1シート材の一方の面に対向する第2シート材と、これら第1シート材及び第2シート材の間に、幅方向に沿ってかつ互いに間隔を空けて設けられた複数本の細長状の弾性伸縮部材とを備えており、
前記第1シート材及び第2シート材が、幅方向に間欠的に配された、縦方向に連続的又は間欠的な接着加工により接合されて、シート接合部が形成され、
前記弾性伸縮部材が少なくも両端部で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に接着剤により固定され、
前記弾性伸縮部材の収縮に伴い前記第1シート材及び第2シート材が収縮することにより、前記第1シート材及び第2シート材におけるシート接合部間に位置する部分が互いに反対向きに膨らんでそれぞれ襞が形成され、
前記伸縮領域における縦方向の少なくとも一部は、前記サイドシール部側に前記内装体側よりも伸縮可能長さが短く、かつ前記シート接合部よりも幅の広い短伸縮領域を有しており、
前記短伸縮領域は、ウエスト側から股間側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状とされている、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
母親が子供にパンツタイプ使い捨ておむつをはかせる場合等には手を脚開口部から入れて穿かせることが容易な場合がある。よって、短伸縮領域を上述の形状とすることにより、脚開口部側ほど引き伸ばし易い構造とするのも一つの好ましい形態である。
<請求項記載の発明>
前身頃及び後身頃を構成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、胴周り部が環状に形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
前記外装体の胴周り部における少なくとも前記内装体の側縁から前記サイドシール部までの領域が、幅方向に伸縮する伸縮領域とされた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記伸縮領域は、第1シート材と、この第1シート材の一方の面に対向する第2シート材と、これら第1シート材及び第2シート材の間に、幅方向に沿ってかつ互いに間隔を空けて設けられた複数本の細長状の弾性伸縮部材とを備えており、
前記第1シート材及び第2シート材が、幅方向に間欠的に配された、縦方向に連続的又は間欠的な接着加工により接合されて、シート接合部が形成され、
前記弾性伸縮部材が少なくも両端部で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に接着剤により固定され、
前記弾性伸縮部材の収縮に伴い前記第1シート材及び第2シート材が収縮することにより、前記第1シート材及び第2シート材におけるシート接合部間に位置する部分が互いに反対向きに膨らんでそれぞれ襞が形成され、
前記伸縮領域における縦方向の少なくとも一部は、前記サイドシール部側に前記内装体側よりも伸縮可能長さが短く、かつ前記シート接合部よりも幅の広い短伸縮領域を有しており、
前記短伸縮領域は、股間側からウエスト側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状とされている、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
母親が子供にパンツタイプ使い捨ておむつをはかせる場合等には手をウエスト開口部から入れて穿かせることが容易な場合がある。よって、短伸縮領域を上述の形状とすることにより、ウエスト開口部側ほど引き伸ばし易い構造とするのも一つの好ましい形態である。
<請求項記載の発明>
前身頃及び後身頃を構成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、胴周り部が環状に形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
前記外装体の胴周り部における少なくとも前記内装体の側縁から前記サイドシール部までの領域が、幅方向に伸縮する伸縮領域とされた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記伸縮領域は、第1シート材と、この第1シート材の一方の面に対向する第2シート材と、これら第1シート材及び第2シート材の間に、幅方向に沿ってかつ互いに間隔を空けて設けられた複数本の細長状の弾性伸縮部材とを備えており、
前記第1シート材及び第2シート材が、幅方向に間欠的に配された、縦方向に連続的又は間欠的な接着加工により接合されて、シート接合部が形成され、
前記弾性伸縮部材が少なくも両端部で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に接着剤により固定され、
前記弾性伸縮部材の収縮に伴い前記第1シート材及び第2シート材が収縮することにより、前記第1シート材及び第2シート材におけるシート接合部間に位置する部分が互いに反対向きに膨らんでそれぞれ襞が形成され、
前記伸縮領域における縦方向の少なくとも一部は、前記サイドシール部側に前記内装体側よりも伸縮可能長さが短く、かつ前記シート接合部よりも幅の広い短伸縮領域を有しており、
前記短伸縮領域は、前記伸縮領域の縦方向中間からウエスト側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状の第1の部分と、前記伸縮領域の縦方向中間から股間側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状の第2の部分とを有する、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
母親が子供にパンツタイプ使い捨ておむつをはかせる場合等には手を脚開口部から入れて穿かせることが容易な場合と、手をウエスト開口部から入れて穿かせることが容易な場合とがある。よって、短伸縮領域を上述の形状とすることにより、ウエスト開口部側及び脚開口部側の両方を縦方向中間よりも引き伸ばし易くするのは一つの好ましい形態である。
<請求項記載の発明>
前記短伸縮領域は、前身頃及び後身頃の両方に設けられるとともに、前身頃の短伸縮領域の幅が後身頃の短伸縮領域の幅よりも広くされている、請求項1〜のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような前後非対称構造とすることにより、後身頃よりも前身頃が広がり易い構造となるため、食事の前後における腹部の膨らみの変化に対して締め付けがきつくなり難くなるという利点がもたらされる。
以上のとおり、本発明によれば、胴り部に両手を入れて広げる際の引き伸ばし易さに優れるようになる、等の利点がもたらされる。
パンツタイプ使い捨ておむつの内面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 図1の3−3断面図である。 図1の4−4断面図である。 図1の5−5断面図である。 伸縮構造を示す、(a)展開状態の平面図、及び(b)自然長状態の6−6断面図、(c)ある程度伸長した状態の6−6断面図、(d)7−7断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの要部のみを示す、断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの斜視図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 伸縮構造を示す、(a)展開状態の平面図、及び(b)自然長状態の6−6断面図、(c)ある程度伸長した状態の6−6断面図、(d)7−7断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 伸縮構造を示す、(a)展開状態の平面図、及び(b)自然長状態の6−6断面図、(c)自然長状態の8−8断面図、(d)7−7断面図である。 伸縮構造を示す、(a)展開状態の平面図、及び(b)自然長状態の6−6断面図、(c)自然長状態の8−8断面図、(d)7−7断面図である。 試験概要図である。 各種形態のSSカーブを示す比較グラフである。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ詳説する。
図1〜図8は、パンツタイプ使い捨ておむつの一例100を示している。このパンツタイプ使い捨ておむつ100は、製品外面(裏面)をなす外装体12と、外装体12の内面に貼り付けられた内装体200とから構成されているものである。符号Yはおむつの全長を示しており、符号Xはおむつの全幅を示している。
内装体200は、尿等の***物等を吸収保持する部分であり、外装体12は着用者に装着するための部分である。なお、断面図における点模様部分は各構成部材を接合する接合部分を示しており、ホットメルト接着剤などのベタ、ビード、カーテン、サミットまたはスパイラル塗布などにより形成されるものである。なお、「前後方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつ100の装着状態、すなわちおむつ100の前身頃両側部と後身頃量側部を重ね合わせるようにおむつ100を股間部で2つに折った際に胴り方向と直交する方向、換言すればウエスト開口部WO側と股間部側とを結ぶ方向を意味する。
(内装体)
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示の形態では長方形である。内装体200は、図3〜図5に示されるように、身体側となる表面シート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えているものであり、吸収機能を担う本体部である。符号40は、表面シート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、表面シート30と吸収要素50との間に設けられた中間シート(セカンドシート)を示しており、符号60は、内装体200の両脇に***物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側に設けられた、身体側に起立する立体ギャザー60を示している。
(表面シート)
表面シート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンボンド法、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、エアスルー法、ポイントボンド法、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、表面シート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、表面シート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
立体ギャザー60を設ける場合、表面シート30の両側部は、液不透過性シート11と立体ギャザー60との間を通して、吸収要素50の裏側まで回りこませ、液の浸透を防止するために、液不透過性シート11及び立体ギャザー60に対してホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。
(中間シート)
表面シート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、表面シート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した液の吸収体からの「逆戻り」現象を防止し、表面シート30上を常に乾燥した状態とすることができる。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40としては、表面シート30と同様の素材や、スパンレース、スパンボンド、SMS、パルプ不織布、パルプとレーヨンとの混合シート、ポイントボンド又はクレープ紙を例示できる。特にエアスルー不織布が嵩高であるため好ましい。エアスルー不織布には芯鞘構造の複合繊維を用いるのが好ましく、この場合芯に用いる樹脂はポリプロピレン(PP)でも良いが剛性の高いポリエステル(PET)が好ましい。目付けは20〜80g/m2が好ましく、25〜60g/m2がより好ましい。不織布の原料繊維の太さは2.2〜10dtexであるのが好ましい。不織布を嵩高にするために、原料繊維の全部又は一部の混合繊維として、芯が中央にない偏芯の繊維や中空の繊維、偏芯且つ中空の繊維を用いるのも好ましい。
図示の形態の中間シート40は、吸収体56の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の長手方向長さは、吸収体56の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。液不透過性シート11には、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。このほかにも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
液不透過性シート11は、防漏性を高めるために、吸収要素50の両側を回りこませて吸収要素50の表面シート30側面の両側部まで延在させるのが好ましい。この延在部の幅は、左右それぞれ5〜20mm程度が適当である。
また、液不透過性シート11の内側、特に吸収体56側面に、液分の吸収により色が変化する***インジケータを設けることができる。
(立体ギャザー)
立体ギャザー60は、内装体200の両側部に沿って前後方向全体にわたり延在する帯状部材であり、表面シート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を遮断し、横漏れを防止するために設けられているものである。本実施の形態の立体ギャザー60は、内装体200の側部から起立するように設けられ、付け根側の部分は幅方向中央側に向かって斜めに起立し、中間部より先端側の部分は幅方向外側に向かって斜めに起立するものである。
より詳細には、立体ギャザー60は、内装体200の前後方向長さに等しい長さを有する帯状のギャザーシート62を幅方向に折り返して二つに折り重ねるとともに、折り返し部分及びその近傍のシート間に、細長状弾性伸縮部材63を長手方向に沿って伸長状態で、幅方向に間隔をあけて複数本固定してなるものである。立体ギャザー60のうち幅方向において折り返し部分と反対側の端部は内装体200の側縁部の裏面に固定された取付部分65とされ、この取付部分65以外の部分は取付部分65から突出する突出部分66(折り返し部分側の部分)とされている。また、突出部分66のうち前後方向両端部は、取付部分65から内装体200の側部を通り表面シート30の側部表面まで延在し且つこの表面シート30の側部表面に対してホットメルト接着剤やヒートシールによる前後固定部67固定された付け根側部分と、この付け根側部分の先端から幅方向外側に折り返され且つ付け根側部分に固定された先端側部分とからなる。突出部分のうち前後方向中間部は非固定の自由部分(内側自由部分)とされ、この自由部分に前後方向に沿う細長状弾性部材63が伸長状態で固定されている。
ギャザーシート62としてはスパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10〜30g/m2程度とするのが好ましい。細長状弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは470〜1240dtexが好ましく、620〜940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。なお、用語「伸長率」は自然長を100%としたときの値を意味する。また、図示のように、二つに折り重ねたギャザーシートの間に防水フィルム64を介在させることもできる。
立体ギャザー60の自由部分に設けられる細長状弾性伸縮部材63の本数は2〜6本が好ましく、3〜5本がより好ましい。配置間隔60dは3〜10mmが適当である。このように構成すると、細長状弾性伸縮部材63を配置した範囲で肌に対して面で当たりやすくなる。先端側だけでなく付け根側にも細長状弾性伸縮部材63を配置しても良い。
立体ギャザー60の取付部分65の固定対象は、内装体200における表面シート30、液不透過性シート11、吸収要素50等適宜の部材とすることができる。
かくして構成された立体ギャザー60では、細長状弾性伸縮部材63の収縮力が前後方向両端部を近づけるように作用するが、突出部分66のうち前後方向両端部が起立しないように固定されるのに対して、それらの間は非固定の自由部分とされているため、自由部分のみが図3に示すように身体側に当接するように起立する。特に、取付部分65が内装体200の裏面側に位置していると、股間部及びその近傍において立体ギャザー60が幅方向外側に開くように起立するため、立体ギャザー60が脚周りに面で当接するようになり、フィット性が向上するようになる。
立体ギャザー60の寸法は適宜定めることができるが、乳幼児用紙おむつの場合は、例えば図7に示すように、立体ギャザー60の起立高さ(展開状態における突出部分66の幅方向長さ)66wは15〜60mm、特に20〜40mmであるのが好ましい。また、立体ギャザー60をトップシート30表面と平行になるように、平坦に折り畳んだ状態において最も内側に位置する折り目間の離間距離60dは60〜190mm、特に70〜140mmであるのが好ましい。
なお、図示形態と異なり、内装体200の左右各側において立体ギャザーを二重に(二列)設けることもできる。
(吸収要素)
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有する。包装シート58は省略することもできる。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56は長方形形状でも良いが、図6にも示すように、前端部、後端部及びこれらの間に位置し、前端部及び後端部と比べて幅が狭い括れ部とを有する砂時計形状を成していると、吸収体56自体と立体ギャザー60の、脚りへのフィット性が向上するため好ましい。
また、吸収体の寸法は適宜定めることができるが、前後方向及び幅方向において、内装体の周縁部又はその近傍まで延在しているのが好ましい。なお、符号56Xは吸収体56の幅を示している。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
また、高吸収性ポリマー粒子としては、ゲル強度が1000Pa以上のものが好適に用いられる。これにより、嵩高な吸収体56とした場合であっても、液吸収後のべとつき感を効果的に抑制できる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和する。
必要であれば、高吸収性ポリマー粒子は、吸収体56の平面方向で散布密度あるいは散布量を調整できる。たとえば、液の***部位を他の部位より散布量を多くすることができる。男女差を考慮する場合、男用は前側の散布密度(量)を高め、女用は中央部の散布密度(量)を高めることができる。また、吸収体56の平面方向において局所的(例えばスポット状)にポリマーが存在しない部分を設けることもできる。
(包装シート)
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
包装シート58の包装形態は適宜定めることができるが、製造容易性や前後端縁からの高吸収性ポリマー粒子の漏れ防止等の観点から、吸収体56の表裏面及び両側面を取り囲むように筒状に巻き付け、且つその前後縁部を吸収体56の前後から食み出させ、この食み出し部分を表裏方向に潰してホットメルト接着剤等の接合手段により接合する形態が好ましい。
(外装体)
外装体12は、股間部から腹側に延在する前身頃Fを構成する部分と、股間部から背側に延在する後身頃Bを構成する部分とを有し、これら前身頃Fの両側部と後身頃Bの両側部とが接合されて、図8に示すように、装着者の胴を通すためのウエスト開口部WO及び脚を通すための左右一対の脚開口部LOが形成されているものである。符号12Aは接合部分を示している(以下、この部分をサイドシール部ともいう)。なお、股間部とは、展開状態における前身頃Fのウエスト縁から後身頃Bのウエスト縁までの前後方向中央を意味し、それよりも前側の部分及び後側の部分が前身頃F及び後身頃Bをそれぞれ意味する。
外装体12は、ウエスト開口部WOから脚開口部LOの上端に至る前後方向範囲として定まる胴り部Tと、脚開口部LOを形成する部分の前後方向範囲(前身頃Fのサイドシール部12Aを有する前後方向領域と後身頃Bのサイドシール部12Aを有する前後方向領域と間)として定まる中間部Lとを有する。胴り部Tは、概念的にウエスト開口部の縁部を形成する「ウエスト縁部」Wと、これよりも下側の部分である「ウエスト下部」Uとに分けることができる。これらの縦方向の長さは、製品のサイズによって異なり、適宜定めることができるが、一例を挙げると、ウエスト縁部Wは15〜40mm、ウエスト下部Uは65〜120mmとすることができる。一方、中間部Lの両側縁は被着者の脚周りに沿うように括れており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。この結果、外装体12は、全体としては略砂時計形状をなしている。外装体12の括れの程度は適宜定めることができ、図1〜図8に示す形態のように、すっきりとした外観とするために最も幅が狭い部分では内装体200の幅より狭くすることが好ましいが、最も幅が狭い部分でも内装体200の幅以上となるように定めてもよい。
外装体12は、図3〜図6に示されるように、二枚のシート材12S,12Hを接合して形成されるものであり、内側に位置する第2シート材12Hはウエスト開口部WOの縁までしか延在していないが、外側に位置する第1シート材12Sは第2シート材12Hのウエスト側の縁を回り込んでその内側に折り返されており、この折り返し部分12rは内装体200のウエスト側端部上までを被覆するように延在されている。
シート材12S,12Hとしては、シート状のものであれば特に限定無く使用できるが、不織布であるのが好ましい。不織布は、その原料繊維が何であるかは特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。
そして、外装体12には、胴りに対するフィット性を高めるために、両シート材12S,12H間に糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材15〜17が所定の伸長率で設けられている。細長状弾性伸縮部材15〜17としては、合成ゴムを用いても、天然ゴムを用いても良い。
より詳細には、後身頃B及び前身頃Fのウエスト縁部Wにおける第2シート材12Hの内側面と第1シート材12Sの折り返し部分12rの外側面との間には、幅方向全体にわたり連続するように、複数のウエスト縁部弾性伸縮部材17が上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。また、ウエスト縁部弾性伸縮部材17のうち、ウエスト下部Uに隣接する領域に配設される1本または複数本については、内装体200と重なっていてもよいし、内装体200と重なる幅方向中央部を除いてその幅方向両側にそれぞれ設けてもよい。このウエスト縁部弾性伸縮部材17としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、4〜12mmの間隔で3〜22本程度、それぞれ伸長率150〜400%、特に220〜320%程度で固定するのが好ましい。また、ウエスト縁部弾性伸縮部材17は、その全てが同じ太さと伸長率にする必要はなく、例えばウエスト縁部Wの上部と下部で弾性伸縮部材の太さと伸長率が異なるようにしてもよい。
また、前身頃F及び後身頃Bのウエスト下部Uにおける第2シート材12Hの外側面と第1シート材12Sの内側面との間には、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、その上側および幅方向両側の各部位に、幅方向全体にわたり連続するように、細長状弾性伸縮部材からなるウエスト下部弾性伸縮部材15が複数本、上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。
ウエスト下部弾性伸縮部材15としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、1〜15mm、特に3〜8mmの間隔で5〜30本程度、それぞれ伸長率200〜350%、特に240〜300%程度で固定するのが好ましい。
また、前身頃F及び後身頃Bの中間部Lにおける第2シート材12Hの外側面と第1シート材12Sの内側面との間には、内装体200と重なる幅方向中央部を除いて、その幅方向両側の各部位に、幅方向全体にわたり連続するように、細長状弾性伸縮部材からなる中間部弾性伸縮部材16が複数本、上下方向に間隔を空けて、かつ所定の伸長率で幅方向に沿って伸長された状態で固定されている。
中間部弾性伸縮部材16としては、太さ155〜1880dtex、特に470〜1240dtex程度(合成ゴムの場合。天然ゴムの場合には断面積0.05〜1.5mm2、特に0.1〜1.0mm2程度)の糸ゴムを、5〜40mm、特に5〜20mmの間隔で2〜10本程度、それぞれ伸長率150〜300%、特に180〜260%で固定するのが好ましい。
なお、図示のように、ウエスト下部弾性伸縮部材及び中間部弾性伸縮部材15,16が、内装体200と重なる幅方向中央部を除いてその幅方向両側にそれぞれ設けられていると、内装体200が幅方向に必要以上に収縮することがなく、モコモコと見た目が悪かったり吸収性が低下したりすることがない。この形態には、幅方向両側にのみ弾性伸縮部材が存在する形態の他、内装体200を横切ってその幅方向一方側から他方側まで弾性伸縮部材が存在しているが、内装体200と重なる幅方向中央部では弾性伸縮部材が細かく切断され、収縮力が作用せず(実質的には、弾性伸縮部材を設けないことに等しい)に、その幅方向両側のみが収縮力作用部分として構成されている形態も含まれる。もちろんウエスト下部弾性伸縮部材及び中間部弾性伸縮部材15,16の配設形態は上記例に限るものではなく、ウエスト下部Uの幅方向全体にわたり伸縮力が作用するように、ウエスト下部弾性伸縮部材及び中間部弾性伸縮部材15,16の一部または全部を、内装体200を横切ってその幅方向一方側から他方側まで設けることもできる。
(外装体分割構造)
上述の例では、前身頃Fから後身頃Bまでを一体的な外装体12により連続的に覆っているが、腹側部分の外装体と背側部分の外装体とが股間側で連続しておらず、離間されている形態とすることもでき(図示略)、その場合、内装体の外面のうち、腹側部分の外装体と背側部分の外装体との間に露出する部分を覆う股間部外装体を貼り付けることもできる。股間部外装体としては、前述した外装体に用いられるものと同様の資材を用いることができる。
(伸縮構造について)
本パンツタイプ使い捨ておむつにおいては、ウエスト下部Uから中間部Lにかけての伸縮領域に短伸縮領域90が設けられている。すなわち、当該部分は、図6に示すように、第1シート材12S及び第2シート材12Hが、幅方向に間欠的に配された、縦方向に所定の幅で連続する接着剤71(ホットメルト接着剤等)により接合されて、シート接合部70が形成されている。
第1シート材12S及び第2シート材12Hの素材は特に限定されないが、特に厚み0.1〜1.0mm、目付10〜20g/m2の不織布であることが望ましい。なお、第1シート材12S及び第2シート材12Hはそれぞれ一枚の不織布から構成される他、いずれか一方又は両方が複数枚の不織布の積層体であっても良い。
弾性伸縮部材15,16は、シート接合部70と交差する位置で第1シート材12S及び第2シート材12Hの少なくとも一方に接着剤71により固定される。弾性伸縮部材15,16の固定のためにシート接合部形成用とは別の接着剤を弾性伸縮部材又はシート材12S,12Hに塗布することもできるが、図示形態では、シート接合部70を形成するための接着剤71が縦方向に連続しているため、この接着剤71を利用して弾性伸縮部材15,16を第1シート材12S及び第2シート材12Hの少なくとも一方に固定している。製造に際しては、接着剤71を第1シート材12S及び第2シート材12Hのいずれか一方又は両方に塗布し、両シート材12S,12Hを接合する時に弾性伸縮部材15,16を両シート材12S,12H間に挟み込めばよい。
図6に示す形態は、第1シート材12Sにおける第2シート材12H側の面に、幅方向には間欠的にかつ縦方向には所定の幅で連続的に接着剤71を塗布し、第2シート材12Hにおける第1シート材12S側の面には、接着剤71を塗布せずに、第1シート材12S及び第2シート材12H間に弾性伸縮部材15,16を伸長状態で挟み、第1シート材12S及び第2シート材12H、並びに第1シート材12S及び弾性伸縮部材15,16をそれぞれ接着剤71により接合したものである。この場合、シート接合部70と弾性伸縮部材15,16とが交差する部分のうち、弾性伸縮部材15,16の第1シート材12S側で接着剤71が幅方向と縦方向に連続することにより弾性伸縮部材15,16が第1シート材12Sに固定されるとともに、弾性伸縮部材15,16の第2シート材12H側では接着剤71が縦方向に不連続となる。図中にはこの不連続となる部分を符号72により示している。第2シート材12Hにおいて接着剤71が間欠的に存在することより第2シート材12Hの柔軟性の低下、ひいては第1シート材12S及び第2シート材12Hの全体としての柔軟性の低下を抑制できる。また、弾性伸縮部材15,16はシート接合部70と交差する部分では第1シート材12S側だけ接着剤71が連続するとはいえ、弾性伸縮部材15,16の両側はシート接合部70により第1シート材12S及び第2シート材12Hが一体化しているから、弾性伸縮部材15,16の収縮力は第1シート材12S及び第2シート材12Hの実質的に同一に作用し、第1シート材12S及び第2シート材12Hの両者に均等な皺を形成することができる。
なお、第1シート材12S及び第2シート材12Hに同様のパターンで接着剤71を塗布することも可能である。この場合、図11に示すように、シート接合部70と弾性伸縮部材15,16とが交差する部分のうち、弾性伸縮部材15,16の第1シート材12S側及び第2シート材12H側の両方で接着剤71が縦方向に所定の幅で連続するため、弾性伸縮部材15,16をより強固に固定できる利点がある。また、図示しないが第2シート材に接着剤を塗布し、第1シート材には接着剤を塗布せずに弾性伸縮部材を挟みこんで固定することも可能である。ただし、これらの形態は、第2シート材12Hにおいて接着剤71が連続するため、肌に接触させる第2シート材12Hそのものの柔軟性の低下だけでなく、その柔軟性の低下部分が弾性伸縮部材15,16により肌に押し付けられるため、あまり好ましくない。よって、図6に示す形態のように第2シート材12Hのように装着者の肌に接触する面を有する側は接着剤71が連続しないことが望ましい。
また、図18に示すように、溶着加工によりシート接合部70を形成することもできる。溶着部分は符号75により示されている。溶着加工としては、ヒートシール、超音波溶着等、公知の加工手法を採用することができる。ここで、シート接合部70を形成するための溶着加工が連続するとは、第1シート材12S及び第2シート材12Hの少なくとも一方で溶着加工跡が連続する限り、第1シート材12S及び第2シート材12Hと弾性伸縮部材15,16とがそれぞれ溶着して第1シート材12S及び第2シート材12Hが間接的に溶着することにより溶着が連続する形態だけでなく、シート接合部70と弾性伸縮部材15,16とが交差する部分72において弾性伸縮部材15,16が介在するために第1シート材12S及び第2シート材12H間の溶着が連続しない形態も含む。例えば、第1シート材12S及び第2シート材12H間に弾性伸縮部材15,16を挟んだ状態で、ヒートシールや超音波溶着により弾性伸縮部材15,16を横切る連続的なパターンで溶着を行い、弾性伸縮部材15,16を溶融させずに第1シート材12S及び第2シート材12Hを溶融させると、第1シート材12S及び第2シート材12Hと弾性伸縮部材15,16とが溶着しないために後者の形態となる。
弾性伸縮部材15,16は、シート接合部70と交差する位置で第1シート材12S及び第2シート材12Hの少なくとも一方に固定される。この固定の形態には、弾性伸縮部材15,16とシート接合部70とが交差する位置で、弾性伸縮部材15,16とシートとが接着(ホットメルト接着剤71等の接着剤71による接着だけでなく、溶着も含む。)されている形態だけでなく、弾性伸縮部材15,16とシートとは接着されていないが、縦方向のシート接合部70の間隔が弾性伸縮部材15,16の自然長時の太さよりも狭く、弾性伸縮部材15,16がシート接合部70間に挟持されることで固定される結果、弾性伸縮部材15,16の収縮力がシート接合部70と交差する位置でシートに伝達される形態(特開2008−154998号公報、特開2009−106667号公報参照)も含まれる。より詳細には、後者の形態は、図18(a)に示すように、固定時の伸長率よりも高い伸長率に伸ばした弾性伸縮部材15,16を第1シート材12S及び第2シート材12H間に挟んだ状態で、ヒートシールや超音波溶着により弾性伸縮部材15,16を横切る連続的なパターンでシート接合部70の溶着を行い、弾性伸縮部材15,16を溶融させずに第1シート材12S及び第2シート材12Hを溶融させ、第1シート材12S及び第2シート材12Hと弾性伸縮部材15,16とを溶着させずに、その後に図18(b)に示すように、弾性伸縮部材15,16の張力を解放し、弾性伸縮部材15,16を収縮させて直径を拡大させ、弾性伸縮部材15,16をシート接合部70間に挟持させることで製造することができる。これにより、製造される伸縮構造は、第1シート材12S及び第2シート材12Hの少なくとも一方で溶着加工跡が連続するものの、シート接合部70と弾性伸縮部材15,16とが交差する部分において弾性伸縮部材15,16が介在するために第1シート材12S及び第2シート材12H間の溶着が連続せず、かつ弾性伸縮部材15,16がシート接合部70間に挟持されることで固定される形態となる。
ただし、溶着によりシート接合部70を形成すると、硬い筋が連続してしまい柔軟性の低下は避けえないが、接着剤71によりシート接合部70を形成すると、素材溶着による柔軟性の低下は発生せず、より柔軟性に優れたものとなる。
各シート接合部70の幅70w及び、隣り合うシート接合部70の間隔70dは適宜定めることができるが、各シート接合部70の幅70wは、4mm以下(特に2mm以下)であることが好ましく、また、隣り合うシート接合部70の間隔70dは4〜8mm(特に5〜7mm)であることが好ましい。
隣り合う弾性伸縮部材15,16の間隔15d、16dは適宜定めることができるが、10mmを超えると、縦方向間欠接合形態ほどではないが、襞80の厚みが縦方向の位置で変化し、もこもことしてくるため、隣り合う弾性伸縮部材15,16の間隔15d,16dは10mm以下、特に3〜8mmとすることが好ましい。
弾性伸縮部材15,16の太さ、及び伸長率(伸縮構造を完全に展開した状態における伸長率)は、弾性伸縮部材15,16の取付位置に応じて適宜選択すれば良く、好ましい範囲については前述のとおりである。総じて、弾性伸縮部材15,16の太さは200〜1000dtex程度、伸長率は200〜300%程度とすることが望ましい。
以上に述べた伸縮構造では、弾性伸縮部材15,16の収縮に伴い、図6(b)に示すように、第1シート材12S及び第2シート材12Hにおけるシート接合部70間に位置する部分がそれぞれ収縮し、互いに反対向きに膨らんで襞80が形成される。図6(b)は自然長の状態であるが、装着時にはこの状態から弾性伸縮部材15,16がある程度まで伸長され、図6(c)に示すように、襞80の裾が広がり、それに伴い襞80の高さ80hが低くなる。また、この伸縮構造は、縦方向連続接合形態であるため、シート接合部70に沿って真直ぐに延びる襞80が形成され、通気性、見栄えに優れるものである。
特徴的には、弾性伸縮部材15,16が設けられた伸縮領域におけるサイドシール部12A側に、内装体200側よりも伸縮可能長さが短く、かつシート接合部70よりも幅の広い短伸縮領域90が設けられている。このような短伸縮領域90を備えていると、胴り部Tに両手を入れて広げる際に両手が短伸縮領域90に当たるため、引き伸ばし易く、しかも引き伸ばし後の収縮力(装着時の締め付け力に相当)が殆ど損なわれないものとなる。
短伸縮領域90の伸長可能長さは適宜定めることができるが、短伸縮領域90の幅方向自然長を100%としたとき、短伸縮領域90を幅方向に完全に展開したときの伸長率が230〜260%となる程度とすると、前述の本発明の効果がより顕著となるため好ましい。
また、短伸縮領域90の幅はシート接合部70よりも広ければ良いが、胴り部Tに両手を入れて広げるときに成人の手が当たる部分の寸法を考慮すると、15〜40mm程度とするのが好ましい。
短伸縮領域90は、例えば弾性伸縮部材15,16を細かく切断することにより収縮力が実質的に作用しない状態とする等によっても形成することこができるが、図示形態のように、第1シート材12S及び第2シート材12H間が連続的に塗布された接着剤71で接着されることにより形成されていると好ましい。すなわち、弾性伸縮部材15,16の取り付け位置に接着剤71をある程度の範囲にわたり連続的に塗布すると、製品状態(自然長状態)では弾性伸縮部材15,16はある程度までしか収縮できないため、伸縮可能長さが減少するため、短伸縮領域90が形成されるのである。なお、接着剤71はある程度広範に塗布しても柔軟性の低下を抑制できる点も重要である。また、本伸縮構造ではシート接合部70が幅方向に間欠的となるため、弾性伸縮部材15,16の固定力の低下は避けられず、弾性伸縮部材15,16が抜けてしまうおそれがあるが、上述のように接着剤71の連続塗布による短伸縮領域90を形成し、この接着剤71により弾性伸縮部材15,16を第1シート材12S及び第2シート材12Hの少なくとも一方に固定すると、弾性伸縮部材15,16の固定を補強することができるため好ましい。
接着剤71を連続的に塗布する手法としては、使い捨ておむつの分野で汎用されているホットメルト接着剤71の場合、接触式塗布装置によりホットメルト接着剤71を膜状に塗布しても、また、エアーによりホットメルト接着剤71を散布する非接触式塗布装置により塗布しても良い。ホットメルト接着剤71の接触式塗布装置は、ホットメルト接着剤71を塗工する際、噴出機を塗布対象に接触させるものであり、スロットコーターやロールコーター等を例示することができる。一方、非接触式塗布装置は、ホットメルト接着剤71を塗工する際、噴出機を塗布対象に接触させずに、エアーによりホットメルト接着剤71を散布するものであり、螺旋状に塗工できるスパイラル塗布装置、波状に塗工できるオメガ塗布装置やコントロールシーム塗布装置、面状に塗工できるカーテン塗布装置、点状に塗工できるドット塗布装置等を例示することができる。特に好ましい塗布方式はベタ塗布(スロットコーターやロールコーター)、又はカーテン塗布である。
短伸縮領域を形成するための接着剤の塗布量は適宜定めることができるが、接着剤が連続する部分における塗布量は5〜30g/m2程度とすることが好ましい。なお、シート接合部を接着剤により形成する場合も同様の塗布方式及び塗布量を採用することができる。
また、シート接合部70を接着剤71により形成する場合、短伸縮領域90にはシート接合部70と同じパターンでの接着剤71の塗布を行わずに接着剤71の連続的な塗布を行う(つまり接着剤71を二重に塗布しない)ほか、短伸縮領域90にもシート接合部70と同じパターンでの接着剤71の塗布を行うとともに、その前後に重ねて接着剤71の連続的な塗布を行う(つまり接着剤71を二重に塗布する)こともできる。
短伸縮領域90の形状は特に限定されないが、以下に述べる形態が好ましいものとして提案される。すなわち、第1の形態は、図2に示すように短伸縮領域90が、サイドシール部12A側の端部に設けられている形態である。パンツタイプ使い捨ておむつにおいて胴り部Tに両手を入れて広げる際、手をウエスト開口部WOから入れるにしても脚開口部LOから入れるにしても、最も手の当る部分は外装体12におけるサイドシール部12A側の端部であり、その後に引き伸ばす際に最後まで伸縮しないのはこの手が当たっている部分である。よって、この部分に短伸縮領域90を設けることにより、広げ易く、また装着時の締め付けも十分なものとなる。
また、第2の形態として、図9に示すように、短伸縮領域90を、シート接合部70の幅方向間隔以下の間隔を空けて幅方向に複数設けることも提案する。短伸縮領域90を接着剤71の連続塗布により形成する場合、柔軟性の低下は避けられないが、このように短伸縮領域90を狭い間隔で複数に分割して設ければ柔軟性の低下を抑えることができる。
さらに、第3の形態として、図10に示すように、短伸縮領域90をサイドシール部12Aから幅方向中央側に離間させることも提案する。パンツタイプ使い捨ておむつにおいて胴り部Tに両手を入れて広げる際、向かい合う手の平を平行に左右方向に離すようにすると、サイドシール部12Aよりも、その幅方向中央側に離間された位置に小指側の側面及び親指側の側面に対する当りが強くなる。よって、この部分に短伸縮領域90を設け、サイドシール部12Aからは離間させて柔軟性の低下を補うことも一つの望ましい形態である。
ところで、母親が子供にパンツタイプ使い捨ておむつをはかせる場合等には手を脚開口部LOから入れて穿かせることが容易な場合がある。よって、図12に示すように、短伸縮領域90を、ウエスト側から股間側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的(又は段階的とすることもできる)に拡大する形状とすることにより、脚開口部LO側ほど引き伸ばし易い構造とするのも一つの好ましい形態(第4の形態)である。また、図13に示すように、短伸縮領域90を伸縮領域のうちの縦方向の股間側のみとしても、脚開口部LO側を選択的に引き伸ばし易くすることができる(第5の形態)。このように、、短伸縮領域90を伸縮領域の縦方向の全部にわたるように設ける他、縦方向の一部のみに設けることができる。
反対に、母親が子供にパンツタイプ使い捨ておむつをはかせる場合等には手をウエスト開口部WOから入れて穿かせることが容易な場合がある。よって、図14に示すように、短伸縮領域90を、股間側からウエスト側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的(又は段階的とすることもできる)に拡大する形状とすることにより、ウエスト開口部WO側ほど引き伸ばし易い構造とするのも一つの好ましい形態(第6の形態)である。また、図15に示すように、短伸縮領域90を伸縮領域のうちの縦方向のウエスト側のみとしても、ウエスト側を選択的に引き伸ばし易くすることができる(第7の形態)。
さらに第4の形態と第5の形態とを組み合わせ、手を脚開口部LOから入れて穿かせる場合、及び手をウエスト開口部WOから入れて穿かせる場合の両者に好ましいものとすることもできる。すなわち、図16に示すように、短伸縮領域が、伸縮領域の縦方向中間からウエスト側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状の第1の部分91と、伸縮領域の縦方向中間から股間側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状の第2の部分92とを有するものとし、ウエスト開口部WO側及び脚開口部LO側の両方を縦方向中間よりも引き伸ばし易くするのも一つの好ましい形態(第8の形態)である。
他方、短伸縮領域90は前身頃と後身頃とで寸法、形状を同様とする他、異ならしめることもできる。この一つの好ましい形態は、図17に示すように、前身頃の短伸縮領域90の幅を後身頃の短伸縮領域90の幅よりも広くしたものである。この場合、後身頃よりも前身頃が広がり易い構造となるため、食事の前後における腹部の膨らみの変化に対して締め付けがきつくなり難くなる。
(その他)
上記例はシート接合部が縦方向に連続する形態となっているが、図21に示す例のように、シート接合部を縦方向に間欠的に形成しても良い。この形態からも分かるように、弾性伸縮部材15,16は少なくとも両端部が第1シート材12S及び第2シート材12Hの少なくとも一方に固定されていれば良い(前述の形態も同様である)。
図1、図2、図9、図10に示す例はパンツタイプ使い捨ておむつのウエスト下部Uから中間部Lまでの部分に短伸縮領域90を形成しているが、図12〜図17に示す例のようにウエスト下部Uのみに短伸縮領域90を形成したり、図示しないがウエスト縁部Wにも短伸縮領域90を形成することができる。
<引張試験>
図20に示すように、二枚のスパンボンド不織布(目付10〜30g/m2)をホットメルト接着剤71で接合してシート接合部70を形成するとともにそれら不織布間に細長状弾性伸縮部材15を挟み込み、前述の外装体20のウエスト下部Uを想定した幅50mm、長さ350mmの帯状体101,102を前後一対(図では後の帯状体102の弾性伸縮部材15の図示を省略しているが前後同じもの)作製し、これらの両端部をヒートシールにより接合してサイドシール部12Aを有する筒状サンプル100を作製した。筒状サンプル100は、第1サンプル、比較用の第2、第3サンプルの計3種類を作製した。全てのサンプル100で、弾性伸縮部材15の本数は9本、間隔は5mm、固定時の伸長率は100%とした。
そして、第1サンプルでは、図20に示すように中央領域100C(210mm)では、各帯状体101,102の不織布間に、ベタ塗布により8mm間隔で2mm幅のホットメルト接着剤71(塗布部分の塗布量20g/m2)を塗布し、シート接合部70を形成するとともにその接着剤71により弾性伸縮部材15を固定し、中央領域100Cの両側の領域100S(各70mm)では、各帯状体101,102の不織布間に、カーテン塗布により縦方向及び横方向に連続的にホットメルト接着剤71(塗布部分の塗布量20g/m2)を塗布し、短伸縮領域90を形成するとともに弾性伸縮部材15を固定した。
第2サンプルでは、中央領域100Cだけでなくその両側の領域100Sまで、ベタ塗布により5mm間隔で2mm幅のホットメルト接着剤71(塗布部分の塗布量20g/m2)を塗布し、シート接合部70を形成するとともにその接着剤71により弾性伸縮部材15を固定した(図示略)。
第3サンプルでは、中央領域100Cだけでなくその両側の領域100Sまで、カーテン塗布により縦方向及び横方向に連続的にホットメルト接着剤71(塗布部分の塗布量20g/m2)を塗布し、全体を短伸縮領域とするとともに弾性伸縮部材15を固定した(図示略)。
これら3種類のサンプルを、図20に示すように一対の平行な丸軸部材110間に掛け渡し、この丸軸部材110の支持部分111を引張試験機のチャックで掴み、図中の白抜き矢印方向に引張試験を行い、各サンプルのSSカーブを求めた。丸軸部材110の直径は6mmとした。引張速度は500m/secとし、伸びが120mmとなるまで引っ張り(行き)、その後0mmまで戻し(戻り)つつ、要する力を計測した。
試験結果を図21に示した。第2サンプルは引き伸ばしに要する力が強く、引き伸ばし後の収縮力も強く、第3サンプルでは引き伸ばしに要する力は第1サンプルよりも弱くなるが、引き伸ばし後の収縮力も弱くなる。これに対して、第1サンプルは、引き伸ばしに必要な力が弱く、かつ引き伸ばし後の収縮力(装着時の締め付け力に相当)も殆ど損なわれないことがわかる。
本発明は、上記例のようなパンツタイプ使い捨ておむつに好適なものであるが、テープタイプ若しくはパッドタイプの使い捨ておむつはもちろん、生理用ナプキン等、吸収性物品全般に適用できるものである。
11…液不透過性シート、12…外装体、12A…サイドシール部、12H…第2シート材、12S…第1シート材、12r…折り返し部分、200…内装体、30…トップシート、40…中間シート、50…吸収要素、56…吸収体、58…包装シート、60…立体ギャザー、62…ギャザーシート、70…シート接合部、71…接着剤、80…襞、90…短伸縮領域。

Claims (9)

  1. 前身頃及び後身頃を構成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、胴り部が環状に形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
    前記外装体の胴り部における少なくとも前記内装体の側縁から前記サイドシール部までの領域が、幅方向に伸縮する伸縮領域とされた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記伸縮領域は、第1シート材と、この第1シート材の一方の面に対向する第2シート材と、これら第1シート材及び第2シート材の間に、幅方向に沿ってかつ互いに間隔を空けて設けられた複数本の細長状の弾性伸縮部材とを備えており、
    前記第1シート材及び第2シート材が、幅方向に間欠的に配された、縦方向に連続的又は間欠的な接着加工により接合されて、シート接合部が形成され、
    前記弾性伸縮部材が少なくも両端部で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に接着剤により固定され、
    前記弾性伸縮部材の収縮に伴い前記第1シート材及び第2シート材が収縮することにより、前記第1シート材及び第2シート材におけるシート接合部間に位置する部分が互いに反対向きに膨らんでそれぞれ襞が形成され、
    前記伸縮領域における縦方向の少なくとも一部は、前記サイドシール部側に前記内装体側よりも伸縮可能長さが短く、かつ前記シート接合部よりも幅の広い短伸縮領域を有しており、
    前記短伸縮領域は、前記サイドシール部から幅方向中央側に離間されている、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  2. 前記短伸縮領域の幅方向自然長を100%としたとき、前記短伸縮領域を幅方向に完全に展開したときの伸長率が230%〜260%である、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  3. 前記短伸縮領域は、前記第1シート材及び第2シート材間が連続的に塗布された接着剤で接着されることにより形成されている、請求項1又は2記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  4. 前記シート接合部は、縦方向に連続する接着加工により形成されており、
    前記弾性伸縮部材が、前記シート接合部と交差する位置で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に固定されており、
    各シート接合部の幅が4mm以下であり、隣り合うシート接合部の間隔が4〜8mmであり、隣り合う弾性伸縮部材の間隔が10mm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  5. 前記短伸縮領域は、シート接合部の幅方向間隔以下の間隔を空けて幅方向に複数設けられている、請求項3記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  6. 前身頃及び後身頃を構成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、胴周り部が環状に形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
    前記外装体の胴周り部における少なくとも前記内装体の側縁から前記サイドシール部までの領域が、幅方向に伸縮する伸縮領域とされた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記伸縮領域は、第1シート材と、この第1シート材の一方の面に対向する第2シート材と、これら第1シート材及び第2シート材の間に、幅方向に沿ってかつ互いに間隔を空けて設けられた複数本の細長状の弾性伸縮部材とを備えており、
    前記第1シート材及び第2シート材が、幅方向に間欠的に配された、縦方向に連続的又は間欠的な接着加工により接合されて、シート接合部が形成され、
    前記弾性伸縮部材が少なくも両端部で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に接着剤により固定され、
    前記弾性伸縮部材の収縮に伴い前記第1シート材及び第2シート材が収縮することにより、前記第1シート材及び第2シート材におけるシート接合部間に位置する部分が互いに反対向きに膨らんでそれぞれ襞が形成され、
    前記伸縮領域における縦方向の少なくとも一部は、前記サイドシール部側に前記内装体側よりも伸縮可能長さが短く、かつ前記シート接合部よりも幅の広い短伸縮領域を有しており、
    前記短伸縮領域は、ウエスト側から股間側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状とされている、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  7. 前身頃及び後身頃を構成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、胴周り部が環状に形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
    前記外装体の胴周り部における少なくとも前記内装体の側縁から前記サイドシール部までの領域が、幅方向に伸縮する伸縮領域とされた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記伸縮領域は、第1シート材と、この第1シート材の一方の面に対向する第2シート材と、これら第1シート材及び第2シート材の間に、幅方向に沿ってかつ互いに間隔を空けて設けられた複数本の細長状の弾性伸縮部材とを備えており、
    前記第1シート材及び第2シート材が、幅方向に間欠的に配された、縦方向に連続的又は間欠的な接着加工により接合されて、シート接合部が形成され、
    前記弾性伸縮部材が少なくも両端部で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に接着剤により固定され、
    前記弾性伸縮部材の収縮に伴い前記第1シート材及び第2シート材が収縮することにより、前記第1シート材及び第2シート材におけるシート接合部間に位置する部分が互いに反対向きに膨らんでそれぞれ襞が形成され、
    前記伸縮領域における縦方向の少なくとも一部は、前記サイドシール部側に前記内装体側よりも伸縮可能長さが短く、かつ前記シート接合部よりも幅の広い短伸縮領域を有しており、
    前記短伸縮領域は、股間側からウエスト側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状とされている、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  8. 前身頃及び後身頃を構成する外装体と、この外装体の内面に固定された、吸収体を含む内装体とを備え、前身頃における外装体の両側部と後身頃における外装体の両側部とがそれぞれ接合されてサイドシール部が形成されることにより、胴周り部が環状に形成されるとともに、ウエスト開口部及び左右一対の脚開口部が形成され、
    前記外装体の胴周り部における少なくとも前記内装体の側縁から前記サイドシール部までの領域が、幅方向に伸縮する伸縮領域とされた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記伸縮領域は、第1シート材と、この第1シート材の一方の面に対向する第2シート材と、これら第1シート材及び第2シート材の間に、幅方向に沿ってかつ互いに間隔を空けて設けられた複数本の細長状の弾性伸縮部材とを備えており、
    前記第1シート材及び第2シート材が、幅方向に間欠的に配された、縦方向に連続的又は間欠的な接着加工により接合されて、シート接合部が形成され、
    前記弾性伸縮部材が少なくも両端部で前記第1シート材及び第2シート材の少なくとも一方に接着剤により固定され、
    前記弾性伸縮部材の収縮に伴い前記第1シート材及び第2シート材が収縮することにより、前記第1シート材及び第2シート材におけるシート接合部間に位置する部分が互いに反対向きに膨らんでそれぞれ襞が形成され、
    前記伸縮領域における縦方向の少なくとも一部は、前記サイドシール部側に前記内装体側よりも伸縮可能長さが短く、かつ前記シート接合部よりも幅の広い短伸縮領域を有しており、
    前記短伸縮領域は、前記伸縮領域の縦方向中間からウエスト側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状の第1の部分と、前記伸縮領域の縦方向中間から股間側に向かうにつれて幅方向中央側に幅が連続的又は段階的に拡大する形状の第2の部分とを有する、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  9. 前記短伸縮領域は、前身頃及び後身頃の両方に設けられるとともに、前身頃の短伸縮領域の幅が後身頃の短伸縮領域の幅よりも広くされている、請求項1〜のいずれか1項に記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
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