JP6127494B2 - 回転電機およびインシュレータ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、回転電機およびインシュレータに関する。
従来、コアのティースとコイルとの間を絶縁するインシュレータが設けられた回転電機が知られている。
特開平8−149732号公報
この種の回転電機では、一例としては、インシュレータをより不都合の少ない新規な構成にできれば好ましい場合がある。
本発明の実施形態にかかる回転電機は、一例として、回転軸の径方向に延びて上記回転軸の周方向の一方側および他方側の面を有して上記周方向に並んだ複数のティースを有し、当該複数のティース間にスロットが設けられたコアと、複数の上記ティースに巻かれた巻線で構成された複数のコイルと、上記スロット内に位置され厚さが異なる複数の部分を含み少なくとも一部が上記面を覆う壁部を有し、上記コアと上記コイルとの間に介されたインシュレータと、を備えた。よって、本実施形態によれば、一例としては、スロット内におけるコイルが通る領域(巻線の本数)の確保(増大)とインシュレータの剛性や強度とが、より両立されやすい。また、上記回転電機では、一例として、上記壁部は、上記面と上記コイルの上記スロット内に位置された部分との間に位置され上記巻線が巻かれた第一の部分と、当該第一の部分よりも厚く上記巻線が巻かれない第二の部分と、を有した。よって、本実施形態によれば、一例としては、第二の部分で剛性や強度が確保されやすい分、第一の部分がより薄く構成されやすい。
また、上記回転電機では、一例として、上記壁部の、上記第一の部分と上記第二の部分との間に、段差が設けられた。よって、本実施形態によれば、一例としては、巻線がスロット内で移動したりスロットから外へ移動したりするのが抑制されやすい。
また、上記回転電機では、一例として、上記壁部は、二つの上記第二の部分の間に介された上記第一の部分を有した。よって、本実施形態によれば、一例としては、第二の部分によって壁部の剛性や強度の低下が抑制されやすい。
また、上記回転電機では、一例として、上記壁部は、二つの上記第一の部分の間に介された上記第二の部分を有した。よって、本実施形態によれば、一例としては、第二の部分によって壁部の剛性や強度の低下が抑制されやすい。
また、上記回転電機では、一例として、上記壁部は、上記スロットの上記径方向の一方側の端部と他方側の端部との間に位置され上記スロットの上記周方向の一方側の上記面と他方側の上記面との間で亘った部分を有した。よって、本実施形態によれば、一例としては、壁部がスロットの径方向の端部と端部との間に亘って構成された場合に比べて、インシュレータの質量がより小さくなりやすい。
また、上記回転電機では、上記スロットの上記周方向の一方側の上記面と他方側の上記面との間で亘った部分は、上記第二の部分である。よって、本実施形態によれば、一例としては、比較的厚さが確保されやすい上記亘った部分によって、壁部の剛性や強度の低下が抑制されやすい。
また、上記回転電機では、第一の上記スロット内に位置され、その上記径方向の長さが第一の長さである第一の上記壁部と、第二の上記スロット内に位置され、その上記径方向の長さが第一の長さより短い第二の上記壁部と、を備えた。よって、本実施形態によれば、一例としては、インシュレータの質量がより小さくなりやすい。
また、上記回転電機では、上記第一の上記スロットの上記径方向の長さが、上記第二のスロットの上記径方向の長さより長い。よって、本実施形態によれば、一例としては、第一のスロットでは壁部が径方向により長く構成されやすい。よって、一例としては、壁部が部分的により厚くされやすくなる。よって、一例としては、壁部の剛性や強度の低下が抑制されやすい。
また、本発明の実施形態にかかるインシュレータは、一例として、上記回転電機で用いられる。よって、本実施形態によれば、一例としては、回転電機のスロット内でインシュレータの壁部が厚さの異なる部分を有するため、一例としては、回転電機で、スロット内における巻線領域の確保(増大)とインシュレータの剛性や強度とが、より両立されやすい。
図1は、実施形態にかかる回転電機の一例の一部の、回転軸方向から見た模式図である。 図2は、実施形態にかかる回転電機の一例のコアの、回転軸方向から見た模式図である。 図3は、実施形態にかかる回転電機の一例のコアと一つのインシュレータとのアセンブリの、回転軸方向から見た模式図である。 図4は、実施形態にかかる回転電機の一例のインシュレータの、回転軸方向から見た模式図である。 図5は、図4の一部の拡大図である。 図6は、変形例にかかる回転電機の一例のコアと一つのインシュレータとのアセンブリの、回転軸方向から見た模式図である。
以下の実施形態および変形例には、同様の構成が含まれている。それら同様の構成には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。なお、以下の説明では、特に断らない限り、軸方向は、回転軸Axの軸方向、径方向は、回転軸Axの径方向、周方向は、回転軸Axの周方向を示す。
<実施形態>
本実施形態では、一例として、図1〜5に示される回転電機1では、複数のコイル4が取り付けられたコア2が回転軸Ax回りに回転し、複数の磁石5が取り付けられたヨーク3が固定されている。また、ヨーク3は、円筒状(円環状)に構成され、コア2の外周側(径方向の外側)を間隔をあけて囲っている(覆っている)。すなわち、本実施形態では、一例として、インナロータとしての可動部10がコア2とコイル4とを含み、アウタステータとしての固定部11がヨーク3と磁石5とを含んでいる。また、可動部10は電機子であり、固定部11は、界磁である。また、回転電機1は、直流ブラシモータである。コア2は、シャフト6に固定されている。シャフト6は、軸受(図示されず)を介して、ケース7に、回転軸Ax回りに回転可能に支持されている。ヨーク3は、ケース7の一部を構成することができる。
本実施形態では、一例として、図2に示されるように、コア2は、円柱状の基部2aと、当該基部2aから径方向に沿って放射状に延びた複数のティース21と、を有している。コア2は、軸方向からの視線での図2に示される形状で、当該軸方向(すなわち、図2の紙面と垂直な方向)に沿って所定の厚さ(高さ)を有している。コア2は、例えば、磁性材(例えば、鉄系材料等)の薄板が軸方向に積層されて構成されることができる。
コア2は、径方向の一方側(本実施形態では、一例として径方向の外側)に、回転軸Axを中心とする円柱面(円筒面)状の面2b(周面、側面、縁)を有する。そして、コア2の面2bには、径方向の他方側(本実施形態では、一例として径方向の内側)に向けて延びた複数のスロット22(凹部、切欠、切込、開口部)が形成されている。複数のスロット22は、いずれも同一の形状で、かつ一定のピッチ(間隔)で、設けられている。本実施形態では、一例として、24個のスロット22が、周方向に15°(deg)おきに設けられている。スロット22は、径方向の一方側(外側)の狭窄部22a(スリット)と、その反対側(径方向の他方側(内側))の収容部22b(室)とを含んでいる。収容部22bには、コイル4(の巻線4a(配線)、図1参照)が収容される。収容部22bの幅は、狭窄部22aから離れるほど狭くなっている。収容部22bは、軸方向からの視線では扇形状、二等辺三角形状、あるいは矢尻状の外観を呈している。
コア2には、複数のスロット22間に、ティース21が構成されている。ティース21は、基部2aから径方向の一方側(外側)に沿って延びたアーム部21aと、アーム部21aの先端側で周方向の両側に突出した突出部21bと、を有している。すなわち、ティース21は、T字状(ハンマー状)の外観を呈している。また、ティース21は、周方向の一方側(本実施形態では、一例として時計回り方向側)の面21cと、他方側(本実施形態では、一例として反時計回り方向側)の面21dと、を有している。各スロット22には、当該スロット22の周方向の一方側のティース21の周方向の他方側の面21dと、当該スロット22の周方向の他方側のティース21の周方向の一方側の面21cとが、臨んでいる。面21cと面21dとは、スロット22を挟んで周方向に互いに対向している。また、コア2の軸方向の面2c(端面)は、一例としては平面状に構成される。
また、図1に示されるように、巻線4a(配線)がティース21に巻かれることで、コイル4が構成されている。本実施形態では、各コイル4は、所謂分布巻きの態様で、複数のティース21に巻かれている。一例として、本実施形態では、各コイル4は、互いに隣接する三つのティース21に、当該三つのティース21を束ねた状態に巻かれている。各コイル4は、図5に示されるように、コア2の面2c(端面)に沿う部分4bと、スロット22内を軸方向に貫通する部分4c(スロット22内に位置された部分)とを有する。また、本実施形態では、複数のティース21に巻かれたコイル4が、所謂重ね巻きの態様で、径方向に複数段に重ねられている。本実施形態では、一例として、三つのティース21に巻かれたコイル4が、径方向に3段重ねられている。また、コイル4が巻かれる周方向の位置は、各段間で、一スロット22ずつ(一ティース21ずつ)周方向の一方側にずれている。
そして、本実施形態では、一例として、図5に示されるように、コア2とコイル4との間には、インシュレータ30が設けられている。インシュレータ30は、エポキシ樹脂等の絶縁性の材料で構成されている。すなわち、インシュレータ30により、コア2とコイル4との間の絶縁性が向上されうる。インシュレータ30は、一例としては、熱可塑性樹脂(合成樹脂材料)の射出成形等によって構成することができる。
インシュレータ30は、図4,5に示されるように、各スロット22内に位置された壁部31を有する。壁部31の形状は、スロット22内を通過するコイル4(の部分4c)の位置によって異なる。よって、本実施形態では、一例として、インシュレータ30は、径方向の長さ(幅、La〜Lc、La>Lb>Lc)が異なる三種類の壁部31(31A〜31C)を有している。壁部31A〜31Cは、軸方向からの視線では、U字状あるいはV字状の外観を呈している。また、壁部31A〜31Cは、スロット22内で、それぞれ、面21c,21dに沿い厚さが異なる複数の部分31a〜31dを有している。
各壁部31A〜31Cで、部分31aは、突出部21bの周方向に位置されている。また、部分31cは、コイル4のスロット22内の部分4cとティース21の面21c,21dとの間に位置されている。この部分31cのスロット22内の径方向での位置は、各壁部31A〜31Cで、コイル4の部分4cの位置に応じて異なっている。また、部分31bは、部分31aと部分31cとの間に介されている。部分31bは、コイル4の部分4cでは覆われない。また、部分31dは、面21cと面21dとの間で亘っている。すなわち、部分31dにより、スロット22に面した周方向一方側の面21cを覆った部分31a〜31cと周方向他方側の面21dを覆った部分31a〜31cとが接続されている。
ここで、本実施形態では、一例として、図5から明らかとなるように、コイル4の部分4cとティース21の面21c,21dとの間に位置された部分31cの厚さtは、当該部分31cと繋がった他の部分31b,31dの厚さより薄い。よって、本実施形態によれば、一例としては、コイル4が通る領域(コイル4の部分4cが存在する領域、巻線4a(配線)が通る本数)がより大きく確保されやすい。よって、本実施形態によれば、一例としては、コイル4の部分4cに面する壁部31の部分31cの厚さがより厚い場合に比べて、回転電機1の性能がより向上されやすい。なお、本実施形態では、一例として、部分31b,31dの厚さは、部分31aの厚さより厚い。
回転電機1の小型化および軽量化には、一例として、多極化が有効である。これは、例えば、コイルエンドの軸方向への張り出しを減らしたり、ステータの磁石やヨークの薄型化したりしやすいからである。ここで、一例として、回転電機1が直流ブラシモータである場合、多極化に際しては、ブラシの寿命の短縮やノイズの増大の抑制のため、ティース21(スロット22)の数を増大して、スイッチング時の電気エネルギの変化をより小さくするのが望ましい。しかしながら、仮に、スロット22内に設けられるインシュレータ30の壁部31の厚さがそのままでスロット22の数が増大すると、当該スロット22の数の増大に応じてスロット22一つあたりの断面積(回転軸Axと直交する面での断面積)はより小さくなるから、一つのスロット22の断面積に対する壁部31の断面積の比率が大きくなりやすい。そうすると、スロット22内を貫通できる巻線4aの本数(コイル4の断面積)が減りやすくなって、回転電機1の性能が低下しやすくなってしまう。かと言って、仮に、スロット22内で壁部31の厚さを全体的に薄くしてしまうと、例えば、インシュレータ30を成形(構成)する際に壁部31で不良が生じやすくなったり、壁部31の剛性や強度が低くなってインシュレータ30を組み付け難くなったりするなど、不都合な事態が生じる虞がある。この点、本実施形態では、一例として、壁部31が、厚さが異なる複数の部分31a〜31dを有しているため、厚さがより厚い部分31b,31dによって剛性や強度の低下が抑制されやすく(確保されやすく、増大されやすく)、かつ厚さがより薄い部分31cによってコイル4の巻線4aの数の低下が抑制されやすい(確保されやすい、増大されやすい)。すなわち、本実施形態によれば、一例としては、スロット22内におけるコイル4が通る領域(巻線の本数)の確保(増大)とインシュレータ30の剛性や強度とが、より両立されやすい。換言すれば、壁部31に厚い部分31b,31dを含めることによって、壁部31に薄い部分31cを含めやすい、あるいは、コイル4に接する(コイル4で覆われる)部分31cの厚さがより薄く構成されやすい。本実施形態では、部分31cが、第一の部分の一例であり、部分31b,31dが、第二の部分の一例である。また、一例として、合成樹脂材料の射出成形等によってインシュレータ30を構成する場合にあっては、より薄い部分31cに対応した型内にはより厚い部分31b,31dに対応した型内から樹脂が供給されるため、全体的に薄い構成に比べて成形不良等が生じ難いという利点がある。
また、本実施形態では、一例として、より厚い部分31b,31dは、スロット22内ではコイル4に接しない(コイル4で覆われない)。よって、本実施形態によれば、一例としては、部分31b,31dの厚さを増大することによるデメリットは少ない。すなわち、本実施形態によれば、一例としては、スロット22内のデッドスペース(コイル4が貫通しない領域)をより有効に利用して、壁部31の所要の剛性や強度が確保あるいは増大されやすい。
また、本実施形態では、一例として、壁部31の、より厚い部分31bとより薄い部分31cとの間には、段差31eが設けられている。よって、本実施形態によれば、一例としては、巻線4aがティース21に巻き付けられる際などに、巻線4aがスロット22内で移動したり、スロット22から抜け出したりするのが抑制されやすい。また、コア2に対するコイル4の移動も抑制されやすい。
また、段差31eに設けられた、面21c,21dから離れる方向に突出した突出部31fの先端部は、曲面状に構成されている。よって、本実施形態によれば、一例としては、巻線4aが巻き付けられる際に、突出部31f(段差31e)に引っ掛かるのが抑制されやすい。よって、一例としては、組み立て作業に手間を要したり、突出部31fに引っ掛かった巻線4aが損傷したりといった不都合な事態が生じにくい。
また、本実施形態では、一例として、図5に示されるように、より薄い部分31cは、より厚い二つの部分31b,31dの間に介されている。よって、本実施形態によれば、一例としては、より薄い部分31cの片側のみにより厚い部分がある場合に比べて、壁部31の剛性や強度の低下が抑制されやすい。また、成形不良等が生じ難い。
また、本実施形態では、一例として、図5に示されるように、より厚い部分31dは、より薄い二つの部分31c,31cの間に介されている。よって、本実施形態によれば、一例としては、部分31dによって、二つの部分31c,31cを補強することができる。よって、一例としては、部分31dによって、壁部31の剛性や強度の低下が抑制されやすい。また、二つのより薄い部分31c,31cのそれぞれに二つのより厚い部分31dを設けた場合に比べて、より少ない容積でより効率良く二つの部分31c,31cの剛性の低さを補うことができる。
また、本実施形態では、一例として、図5に示されるように、コイル4がスロット22の径方向の他方側(内側、奥側)に無いスロット22に対応した壁部31B,31Cでは、部分31dは、スロット22の径方向の一方側の端部22cと他方側の端部22dとの間に位置され、スロット22の周方向の一方側の面21cと他方側の面21dとの間で亘っている。よって、本実施形態によれば、一例としては、壁部31がスロット22の径方向の一方側の端部22cと他方側の端部22dとに亘って(径方向の他方側(内側、奥側)まで)構成された場合に比べて、インシュレータ30の質量がより小さくなりやすい。よって、一例としては、インシュレータ30を構成する材料の無駄が減りやすい。また、一例としては、インシュレータ30をスロット22に差し込んで取り付ける構成の場合、スロット22に差し込む際の抵抗がより小さくなりやすい。
また、本実施形態では、一例として、図5に示されるように、壁部31B,31Cで、スロット22の周方向の一方側の面21cと他方側の面21dとの間に亘った部分31dの厚さは、部分31cの厚さより厚い。よって、本実施形態によれば、一例としては、比較的厚さが確保されやすい位置にある部分31dによって、より効率良く壁部31の剛性や強度の低下が抑制されやすい。すなわち、本実施形態によれば、一例としては、スロット22内のデッドスペースをより有効に利用して、壁部31の所要の剛性や強度が確保あるいは増大されやすい。
また、本実施形態では、一例として、図5に示されるように、インシュレータ30は、径方向の長さ(La〜Lc、La>Lb>Lc)が異なる複数の壁部31A〜31Cを備えている。よって、本実施形態によれば、一例としては、全てのスロット22にスロット22の径方向の一方側の端部22cと他方側の端部22dとの間に亘る壁部31が設けられた場合に比べて、インシュレータ30の質量がより小さくなりやすい。また、一例としては、インシュレータ30を構成する材料の無駄が減りやすい。また、一例としては、インシュレータ30をスロット22に差し込んで取り付ける構成の場合、スロット22に差し込む際の抵抗がより小さくなりやすい。
また、本実施形態では、一例として、図4に示されるように、複数のスロット22に対応する複数の壁部31は、コア2の軸方向の面2c(端面、図1参照)に沿った板状かつ円環状の壁部32に接続(結合、一体化)されている。よって、本実施形態によれば、一例としては、複数の壁部31がそれぞれ別個に設けられた場合に比べて、インシュレータ30がより容易に取り扱われやすい。また、かかる構成の二つのインシュレータ30を、コア2の軸方向の両側から差し込んで取り付けることができる。
以上、説明したように、本実施形態では、一例として、インシュレータ30のスロット22内に位置されてティース21の周方向の面21c,21dを覆う壁部31が、厚さが異なる複数の部分31a〜31dを含んでいる。よって、本実施形態によれば、一例としては、スロット22内におけるコイル4が通る領域(巻線4aの本数)の確保(増大)とインシュレータ30の剛性や強度とが、より両立されやすい。
<変形例>
図6に示される変形例では、一例として、壁部31Aが収容されているスロット22Aの径方向の長さLsaが、壁部31B,31Cが収容されている他のスロット22の径方向の長さLsbより長い。本変形例によれば、一例としては、一例としては、スロット22Aでは壁部31Aが径方向により長く構成されやすい。よって、一例としては、壁部31Aの部分31dが、より厚くなりやすい。よって、一例としては、壁部31Aの剛性や強度の低下が抑制されやすい。なお、図6の変形例にかかる回転電機1Aは、上述した点以外は、上記実施形態と同様の構成を備えている。よって、本変形例によっても、上記実施形態と同様の構成に基づく同様の結果(効果)が得られる。
以上、本発明の実施形態や変形例を例示したが、上記実施形態や変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態や変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各実施形態や変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。また、各構成や、形状、表示要素等のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。上記実施形態や変形例では、回転電機が直流ブラシモータとして構成された場合を例示したが、本発明は上記実施形態や変形例には限定されず、分布巻きおよび重ね巻きのコイルが実装される構成であれば、本発明を適用することができる。また、ロータに限らず、ステータにコイルが実装される場合も適用することができるし、ティースが径方向の内側に突出する構成についても、本発明を適用することができる。また、本発明は、射出成形によって成形されたインシュレータとしての実施には限定されず、種々の製造方法で製造されたインシュレータとして実施することもできる。
1…回転電機、2…コア、21…ティース、21c…面、21d…面、22…スロット、22c,22d…端部、30…インシュレータ、31…壁部、31A…壁部、31B,31C…壁部、31a…部分、31b…(第二の)部分、31c…(第一の)部分、31d…(第二の)部分(亘った部分)、31e…段差、4…コイル、4a…巻線。

Claims (9)

  1. 回転軸の径方向に延びて前記回転軸の周方向の一方側および他方側の面を有して前記周方向に並んだ複数のティースを有し、当該複数のティース間にスロットが設けられたコアと、
    複数の前記ティースに巻かれた巻線で構成された複数のコイルと、
    前記スロット内に位置され厚さが異なる複数の部分を含み少なくとも一部が前記面を覆う壁部を有し、前記コアと前記コイルとの間に介されたインシュレータと、
    を備え
    前記壁部は、前記面と前記コイルの前記スロット内に位置された部分との間に位置され前記巻線が巻かれた第一の部分と、当該第一の部分よりも厚く前記巻線が巻かれない第二の部分と、を有した、回転電機。
  2. 前記壁部の、前記第一の部分と前記第二の部分との間に、段差が設けられた、請求項に記載の回転電機。
  3. 前記壁部は、二つの前記第二の部分の間に介された前記第一の部分を有した、請求項またはに記載の回転電機。
  4. 前記壁部は、二つの前記第一の部分の間に介された前記第二の部分を有した、請求項のうちいずれか一つに記載の回転電機。
  5. 前記壁部は、前記スロットの前記径方向の一方側の端部と他方側の端部との間に位置され前記スロットの前記周方向の一方側の前記面と他方側の前記面との間で亘った部分を有した、請求項のうちいずれか一つに記載の回転電機。
  6. 前記スロットの前記周方向の一方側の前記面と他方側の前記面との間で亘った部分は、前記第二の部分である、請求項のうちいずれか一つに記載の回転電機。
  7. 前記スロットとしての第一のスロット内に位置され、その前記径方向の長さが第一の長さである第一の前記壁部と、
    前記スロットとしての第二のスロット内に位置され、その前記径方向の長さが第一の長さより短い第二の前記壁部と、
    を備えた、請求項1〜のうちいずれか一つに記載の回転電機。
  8. 前記第一のスロットの前記径方向の長さが、前記第二のスロットの前記径方向の長さより長い、請求項に記載の回転電機。
  9. 請求項1〜のうちいずれか一つに記載の回転電機で用いられ、前記壁部を備えたインシュレータ。
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