JP2003324913A - 絶縁部材を備えたコアの製造方法及びそれにより製造されたコア - Google Patents

絶縁部材を備えたコアの製造方法及びそれにより製造されたコア

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JP2003324913A
JP2003324913A JP2002133263A JP2002133263A JP2003324913A JP 2003324913 A JP2003324913 A JP 2003324913A JP 2002133263 A JP2002133263 A JP 2002133263A JP 2002133263 A JP2002133263 A JP 2002133263A JP 2003324913 A JP2003324913 A JP 2003324913A
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Takeshi Yamaguchi
毅 山口
Toru Azeyanagi
徹 畔柳
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形により絶縁部材をコアに一体成形す
る際、ティース両側面の樹脂流動時間差による成形圧力
の偏荷重を受けて、片持ち状のティースが撓み変形し
て、スロット両側面の絶縁層に肉厚差を生じる。 【解決手段】 ティース22の先端部に凹部41を形成
すると共に、金型35に突起42を形成して、これら凹
部及び突起を係合することにより、ティース22先端部
を金型35に位置決めする。該ティースを両持ち状態に
て射出成形し、スロット23両側部の肉厚t1を略々同
一にした絶縁部材25aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータ等のコア
にマグネットコイルを巻付けて構成される回転電機(モ
ータ及びジェネレータを含む)における、上記コイルを
絶縁する絶縁部材を備えたコアの製造方法及び該製造方
法にて製造されたコアに係り、詳しくは合成樹脂により
一体成形されたコア絶縁部材及びそのモールドによる成
形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、誘導モータ、直流モータ(ジェ
ネレータを含む)等の回転電機は、産業用、車両用等の
動力源等として広く使用されている。
【0003】回転電機の、例えば、分布巻きステータ1
1は、図21(a)、(b)に示すように、コア12と
コイル13とコア絶縁部材17とを有している。コア1
2は、ヨーク14と、ヨーク14から突出した多数のテ
ィース15と、このティース15間に形成されて開口部
が内部より狭い多数のスロット16を有している。コイ
ル13は、スロット16内に装着されている。
【0004】コイル13とコア12は、断面U字状の絶
縁紙製のコア絶縁部材17によって絶縁されている。コ
ア絶縁部材17は、コア12のスロット16内に取り付
けられて、スロット16の内面とコイル13との間に介
在して、スロット16の内面とコイル13とを絶縁して
いる。また、コア絶縁部材17は、両端に、鍔状に突設
されて折り返されたカフス18を有している。このカフ
ス18は、先端がティース15の側面15aとヨーク1
4の側面14aとからなるコア12の端面12aに接触
して、コイル13をコア12の端面12aから浮き上が
らせて沿面距離lをかせぐことにより、コア側面12a
とコイル13との絶縁を確保している。
【0005】しかし、このような絶縁構造であると、折
り返されたカフス18によって、ステータ11の軸方向
長さ(図20(b)の左右方向長さ)が長くなるため、
特に、ハイブリッド車等の車輌の駆動源として電気モー
タ(回転電機)を用いる場合、上記ステータ11の軸方
向長さは、車輌搭載上の問題を生じ、コア端面に絶縁部
材を密着し得るようにすることが望ましい。
【0006】ハイブリッド車等の車輌駆動用の電気モー
タは、限られたスペースにおいて最大の出力が求めら
れ、マグネットワイヤのスロット内占積率が高くするこ
とが求められており、上記コア端面に絶縁部材を密着す
ることと相俟って、絶縁部材を合成樹脂により成形(モ
ールド)することが考えられる。
【0007】従来、上記モールド成形したコア絶縁部材
として、特開2000−78778号公報及び特開20
00−125524号公報のものがある。
【0008】特開2000−78778号公報(前者)
のものは、ヨークとティースとが別体に構成され、ティ
ースにコイルを装着した後、該コイル付ティースをヨー
クに取付け、このものを中子と底板で枠付けした状態で
液状の樹脂モールド材をコイルとティースの間に流し込
むか射出して、全てのコイル付ティースとヨークが電気
絶縁樹脂にて固着一体化するものであり、この際ティー
スにおけるコイル装着部位の両周側面に溝部を長手方向
に形成して、樹脂を、該溝部に流動してコイルとティー
スとの間に的確に流し込むものである。
【0009】特開2000−125524号公報(後
者)のものは、多数のケイ素鋼板を積層した固定子鉄心
(ステータ)と、該固定子鉄心のスロット内に嵌挿する
外形を有する中子金型ブロックと、可動金型ブロック
と、位置決め用の金型ブロックと、固定金型ブロック
と、で絶縁層被覆用金型を形成し、該金型に樹脂を射出
注入して、樹脂製の絶縁層を一体成形するものにおい
て、固定子鉄心のティース中央に対応する金型ブロック
支持部を設けて、固定子鉄心を該支持部に支持し、該金
型ブロックと固定子鉄心の端面とのクリアランスを均一
に確保して、樹脂の肉厚を均一にすると共に未充填部分
をなくし、絶縁層の厚さを薄くしようとするものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した前者のもの
は、ヨークと分離した状態のティースにコイルを装着
し、該コイル付きティースをヨークに取付けた状態で、
コイルとティース及びヨークとの間に絶縁性樹脂を流し
込むものであって、ティース及びヨークが一体に形成さ
れるコアに、予めコア絶縁部材を装着して、その後にコ
イルを巻回するものには適用できず、またコア端面に絶
縁部材を一体成形することは困難である。更に、ティー
スの両周側面に、樹脂の流れを確保する溝部を形成して
いるが、該溝部により磁束路であるティースの断面積が
減少し、効率の低下を招く虞れがある。
【0011】一方、後者のものは、固定子鉄心(ステー
タ)を金型の一部として、該固定子鉄心のスロット周面
及びコア端面に樹脂モールドにより絶縁層が形成され
る。上記ステータは、円環状のヨークとそれから放射状
に突き出たティースからなり、該ティースの間は、内周
端が開口するスロットが形成されているため、上記ティ
ースは、片持ち梁形状からなる。上記モールド成形時に
は、通常、ティースの両側面の樹脂流動時間差による成
形圧力の偏荷重を受け、ティースが撓み変形して、スロ
ット両側面の絶縁層に肉厚差を生じてしまう。特にハイ
ブリッド車等の車輌駆動源となる電気モータにあって
は、コア(ステータ)径が大きくなり、上記スロット両
側面の絶縁層の肉厚差が顕在化し、上記スロット周面に
樹脂の充填不足を生じて、絶縁不良となる場合がある。
【0012】また、上記ステータは、ケイ素鋼板等の薄
鋼板を多数積層して構成されるが、該薄鋼板は撓み易
く、ティース部分での軸方向の剛性が低く、このため樹
脂射出時の圧力によりモールドの型内でティースがめく
れる等の軸方向に変形して、コア端面での絶縁層の肉厚
の不均等や、充填不良による絶縁層の欠肉を生じる場合
がある。
【0013】そこで、本発明は、合成樹脂を充填して絶
縁部材を形成するコアにおいて、スロット占積率及びコ
イルの挿入性を確保しつつ、合成樹脂の充填を的確に行
ない得るようにした絶縁部材を備えたコアの製造方法及
びそれにより製造されたコアを提供することを目的とす
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、ヨーク(21)から突出した多数のティース(2
2)間に形成された多数のスロット(23)を有するコ
ア(20)と、前記スロットを覆うスロット部(25
a)及び前記コアの端面を覆うコア端面部(25b)を
有する絶縁部材(25)と、を備えてなる絶縁部材を備
えたコアの製造方法において、前記コア(20)を金型
の一部として、前記スロット(23)に入り込む突部
(33)を有する金型(35)との間にスロット部用キ
ャビティ(40c)を形成すると共に、前記コアの両端
面(20a)と金型(30,32)との間にコア端面用
キャビティ(40a,40b)を形成し、前記ティース
(22)の先端部と前記突部(33)を有する金型(3
5)とを位置決めする位置決め部(I)を備え、該位置
決め部にて位置決めされた状態で、前記キャビティに流
動化した絶縁樹脂材料を充填し、前記スロット部用キャ
ビティ(40c)にて成形された前記スロット部(25
a)と前記コア端面用キャビティ(40a,40b)に
て成形された前記コア端面部(25b)とを有する前記
絶縁部材(25)が前記コア(20)に一体に成形され
る、ことを特徴とする絶縁部材を備えたコアを製造する
方法にある。
【0015】請求項2に係る本発明は(例えば図4参
照)、前記位置決め部(I)は、前記突部(33)を有
する金型(35)に形成した突起(42)と、前記ティ
ース(22)の先端部に形成した凹部(41)と、を有
し、前記突起(42)と凹部(41)とを互いに係合し
てなる、請求項1記載の絶縁部材を備えたコアを製造す
る方法にある。
【0016】請求項3に係る本発明は(例えば図5参
照)、前記位置決め部(I)は、前記突部(33)を有
する金型(35)に形成した凹部(46)と、前記ティ
ース(22)の先端部に形成した突起(45)と、を有
し、前記凹部(46)と突起(45)とを互いに係合し
てなり、前記絶縁部材(25)を前記コア(20)に一
体成形した後、前記突起(45)を前記ティースの先端
部から削除してなる、請求項1記載の絶縁部材を備えた
コアを製造する方法にある。
【0017】請求項4に係る本発明は(例えば図6及び
図7参照)、前記ティース(22)は、その先端部分に
前記スロット内方向に膨出する膨出部(22d)を有
し、前記位置決め部(I)は、前記膨出部(22d)の
少なくとも一部と前記突部(33)を有する金型(3
5)の突部根本部(33a)とを直接に接触してなり、
該直接接触した金属の露出部分(a)が、前記スロット
にコイルを装着した後、該コイルを抜止め保持するスロ
ットウェッジ(26)により該コイルから仕切られてな
る、請求項1記載の絶縁部材を備えたコアを製造する方
法にある。
【0018】請求項5に係る本発明は(例えば図8ない
し図14参照)、前記ティース(22)の膨出部(22
d)の先端隅み部(e)と前記金型の突部根本部(33
a)との間に先端部用キャビティ(40d)を形成し、
該キャビティに絶縁樹脂材料を充填して、前記膨出部先
端隅み部に絶縁部材(25)を形成してなる、請求項4
記載の絶縁部材を備えたコアを製造する方法にある。
【0019】請求項6に係る本発明は(例えば図3及び
図16ないし図20参照)、前記コア(20)は、多数
の薄鋼板(24)を積層して構成され、前記キャビティ
に絶縁樹脂材料を充填する際、前記コアの一端面(20
a2)を、前記絶縁部材を一体に成形したコアを金型か
ら抜き出すエジェクタピン(37)にて押えると共に、
前記コアの他端面(20a1)を、金型に形成した支え
部(32a)に当接してなる、請求項1ないし5のいず
れか記載の絶縁部材を備えたコアを製造する方法にあ
る。
【0020】請求項7に係る本発明は、ヨーク(21)
から突出した多数のティース(22)間に形成された多
数のスロット(23)を有するコア(20)と、前記ス
ロットを覆うスロット部(25a)及び前記コアの端面
を覆うコア端面部(25b)を有する絶縁部材(25)
と、を備え、前記絶縁部材が前記コアに一体に成形され
てなる絶縁部材を備えたコアであって、前記スロット
(23)の両側面(23b)に形成された絶縁部材スロ
ット部(25a)の厚さ(t1)が略々同一である、請
求項1ないし6のいずれかの製造方法にて製造された、
絶縁部材を備えたコアにある。
【0021】請求項8に係る本発明は(例えば図4参
照)、ヨーク(21)から突出した多数のティース(2
2)間に形成された多数のスロット(23)を有するコ
ア(20)と、前記スロットを覆うスロット部(25
a)及び前記コアの端面を覆うコア端面部(25b)を
有する絶縁部材(25)と、を備え、前記絶縁部材が前
記コアに一体に成形されてなる絶縁部材を備えたコアで
あって、前記ティース(22)の先端部中央部分に凹部
(41)を有する、請求項2により製造された、絶縁部
材を備えたコアにある。
【0022】請求項9に係る本発明は(例えば図6ない
し図15参照)、ヨーク(21)から突出した多数のテ
ィース(22)間に形成された多数のスロット(23)
を有するコア(20)と、前記スロットを覆うスロット
部(25a)及び前記コアの端面を覆うコア端面部(2
5b)を有する絶縁部材(25)と、を備え、前記絶縁
部材が前記コアに一体に成形されてなる絶縁部材を備え
たコアであって、前記ティース(22)は、その先端部
分に前記スロット内方向に膨出する膨出部(22d)を
有し、前記ティース(22)の膨出部(22d)に金属
の露出部分(a)を有する、請求項4又は5により製造
された、絶縁部材を備えたコアにある。
【0023】請求項10に係る本発明は(例えば図9な
いし図15参照)、ヨーク(21)から突出した多数の
ティース(22)間に形成された多数のスロット(2
3)を有するコア(20)と、前記スロットを覆うスロ
ット部(25a)及び前記コアの端面を覆うコア端面部
(25b)を有する絶縁部材(25)と、を備え、前記
絶縁部材が前記コアに一体に成形されてなる絶縁部材を
備えたコアであって、前記ティース(22)は、その先
端部分に前記スロット内方向に膨出する膨出部(22
d)を有し、該ティースの膨出部に金属の露出部を有
し、前記ティース(22)の金属の露出部分(a)の先
端側における膨出部先端隅み部(e)に、絶縁部材(2
5)を有する、請求項5により製造された、絶縁部材を
備えたコアにある。
【0024】請求項11に係る本発明は(例えば図10
ないし図12参照)、前記スロット(23)内に装着さ
れたコイルを抜止め保持するスロットウェッジ(26)
を、前記膨出部(22d)にて前記スロット内に保持さ
れるように配置し、前記金属の露出部分(a)が、前記
膨出部の膨出平坦部分(22d1)に形成され、かつ前
記膨出部の膨出立上り部分(22d2)に、前記絶縁部
材スロット部(25a)が形成され、前記スロットウェ
ッジ(26)が、上記膨出立上り部分(22d2)に形
成された絶縁部材スロット部(25a)に当接して保持
されてなる、請求項9又は10記載の絶縁部材を備えた
コアにある。
【0025】請求項12に係る本発明は(例えば図14
及び図15参照)、前記スロット(23)内に装着され
たコイルを抜止め保持するスロットウェッジ(26)
を、前記膨出部(22d)にてスロット内に保持される
ように配置し、前記金属の露出部分(a)が、前記膨出
部の膨出立上り部(22d2)に形成され、前記スロッ
トウェッジ(26)が、前記金属の露出部分(a)に当
接して保持されてなる、請求項9又は10記載の絶縁部
材を備えたコアにある。
【0026】請求項13に係る本発明は、前記コアは、
車輌の駆動源となる回転電機のステータコア(20)で
ある、請求項7ないし12のいずれか記載の絶縁部材を
備えたコアにある。
【0027】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、これにより各請求項記載の構
成に何等影響を及ぼすものではない。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、ティー
スの先端部を、突部を有する金型に位置決めされた状態
で絶縁部材が充填して成形されるので、ティースと金型
の突部との関係が充填圧力に拘らず常に一定に保持され
て、スロットの両側面に形成される絶縁部材スロット部
の厚さを一定にしたコアを容易かつ正確に製造すること
ができる。
【0029】請求項2に係る本発明によると、位置決め
部が、金型に形成された突起とティースに形成された凹
部にて構成されるので、コアは、突起の切削等の後加工
を必要とせず、絶縁部材を備えたコアを容易に製造する
ことができる。
【0030】請求項3に係る本発明によると、位置決め
部が、金型に形成された凹部とティースに形成された突
起にて構成され、ティースの突起は、絶縁部材の一体成
形後切削されるので、ティース先端部分に、磁束線に影
響を与える凹部を有さず、効率のよいコアを製造するこ
とができる。
【0031】請求項4に係る本発明によると、位置決め
部が、ティース先端部の膨出部の少なくとも一部と金型
の突部根本部とを直接に接触してなるので、ティース又
は金型に突起又は凹部等を形成する必要がなく、絶縁部
材を一体に成形したコアを容易に製造することができ、
かつ上記直接接触によりティース先端部分に金属の露出
部分ができるが、該露出部分は、コイルを抜止め・保持
するスロットウェッジによりコイルと仕切られるので、
コイルの絶縁不良を生じる虞れはない。
【0032】請求項5に係る本発明によると、ティース
の膨出部先端隅み部と金属の突部根本部との間に先端部
キャビティを形成し、該キャビティにより絶縁部材先端
隅み部を形成したので、コイルのスロットへの装着に際
して、コイルが合成樹脂からなる絶縁部材先端隅み部に
案内されてスロット内に挿入され、コイルを傷付けるこ
とを防止することができる。
【0033】請求項6に係る本発明によると、キャビテ
ィに絶縁樹脂材料を充填する際、コアの一端面をエジェ
クタピンで押圧すると共に、コアの他端面を金型に形成
した支え部に当接するので、コアはエジェクタピン及び
支え部により挟持されて、コアを構成する薄鋼板が樹脂
の充填圧力によりめくれるようなことはなく、コア端面
用キャビティを正確に保持して、厚さが略々一定の絶縁
部材コア端面部を確実かつ容易に製造することができ
る。
【0034】請求項7ないし12に係る本発明による
と、スロットの両側面形成された絶縁部材スロット部の
厚さを略々同一にしたので、高いスロット占積率を確保
して効率の高いコンパクトな、絶縁部材を備えたコアを
得ることができる。
【0035】請求項12に係る本発明によると、ティー
ス膨出部の先端隅み部に合成樹脂からなる絶縁部材を有
するので、コイルのスロット挿入時にコイルを傷付ける
ことがなく、コイルの挿入性を確保して、信頼性の高
い、絶縁部材を備えたコイルを得ることができる。
【0036】車輌の駆動源となるステータコアは、大径
からなり、スロット両側面の絶縁部材の厚さの不均等及
び樹脂の充填不足が顕在化し易いが、請求項13に係る
本発明によると、スロットの両側面の絶縁部材の厚さを
略々同じにして、効率の高いかつ信頼性の高い車輌駆動
源用ステータコアを得ることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明に係る電気
絶縁部材を装着したステータコアの全体を示す図であ
り、図2は、その一部を示す拡大図である。該ステータ
は、例えば特開2001−163071号公報に示され
るハイブリッド車用駆動装置のモータ・ジェネレータに
用いて好適であるが、これに限らず、例えば特開200
1−187535号公報に示されるハイブリッド車用駆
動装置のジェネレータ又はモータでもよく、更に運輸機
械以外の回転電機にも適用できる。
【0038】上記ステータコア20は、環状のヨーク2
1と、該ヨークから内径方向に等間隔で多数突出するテ
ィース22とを一体に形成して有しており、これら多数
のティースの間で、開口部23aが内部より狭い多数の
スロット23が形成されている。前記ティース22は、
その幅方向の中心線がステータコア20の中心点に向う
ように延びていると共に、その両側が中心線と平行に延
びており、従ってティース22は、同一幅からなり、か
つ上記スロット23は、開口部分(入口)23aから奥
側に向って幅方向が広くなっている。また、該スロット
の開口部23aは、狭くなるようにティース先端22a
が膨出しており、これらスロットにコイルを装着した
後、スロットウェッジ26(図7(c)等参照)を上記
開口部23aに差込み、コイルをスロット内に固定す
る。
【0039】上記ステータコア20は、ケイ素鋼板等の
多数の薄鋼板(厚さ約0.2[mm])からなり、プレ
スにより所定形状に打抜いた該薄鋼板を所定数積層し
て、カシメ、溶接又はクランパにより固定されて形成さ
れる。本ステータコア20は、ハイブリッド車用駆動装
置に適用して好適であり、大径からなると共に、上記テ
ィース22及びスロット23は、72個等の多数個形成
されている。
【0040】該スロット23の両側面23b,23b及
び底面23c並びにコアの両端面20a,20aには、
一体成形された電気絶縁部材25が装着されている。即
ち、絶縁部材25は、電気絶縁性の合成樹脂により一体
成形されており、スロット23部分に接合するスロット
部25a及びコア端面20a部分、即ちティース22の
側端面及びヨーク21の側端面の内径部分に接合する端
面部25bを有する。詳しくは、図2に示すように、絶
縁部材スロット部25aは、開口部23aを含めてスロ
ット23の略々全面を覆うように構成され、また端面部
25aは、ティース22の先端部22aを含めて該ティ
ースの側面の略々全面を覆うと共に、ヨークの外周部分
21aを一部露出する長さからなる。
【0041】そして、上記絶縁部材25は、ステータコ
ア20を金型の一部として射出成形により成形される。
図3は、上記射出成形装置の各金型をセットした状態を
示す概略側断面図であり、前記ステータコア20を受け
入れる可動金型30と、該可動金型を蓋すると共に射出
ゲート31を有する固定金型32と、前記ステータコア
の中心部分に位置して前記スロット23に入り込む多数
の突部33を有する中子金型35と、前記各金型30,
32,35を位置決めする金型軸36と、を有する。更
に、上記可動金型30を貫通して前記ステータコア20
の下側端面20a1の所定箇所に当接する複数のエジェ
クタピン37と、これら各ピンを植設すると共に軸方向
に駆動されるエジェクタプレート39と、を有する。
【0042】可動金型30内に、前記ステータコア20
及び中子金型35を受け入れた状態で、金型軸36によ
り位置決めしつつ、該可動金型を固定金型32に押付け
て型締する。そして、射出装置から可塑化した所定樹脂
材料を射出路38及び射出ゲート31を介してキャビテ
ィ内に射出して、該射出された可塑化樹脂はキャビティ
内を流れて、前述したステータコア20の周囲に絶縁部
材25を一体に成形する。該絶縁部材25を一体成形さ
れたステータコア20は、上記可動金型30を固定金型
32から離した型開状態で、エジェクタプレート39を
可動金型30に対して相対的に固定金型方向に移動する
ことにより、エジェクタピン37が突出し、上記ステー
タコア20を、可動金型30及び中子金型35から抜き
出す(離型)。
【0043】上記キャビティは、ステータコア20の上
側端面20a1と固定金型32との間に形成された上側
端面部用キャビティ40a、ステータコア20の下側端
面20a2と可動金型30との間に形成された下側端面
部用キャビティ40bと、スロット23と中子金型35
の突部33との間に形成されたスロット部用キャビティ
40c(図4,図5…参照)とを有しており、上記両端
面部用キャビティ40a,40bにより上記絶縁部材端
面部25b,25bを形成し、上記スロット部用キャビ
ティ40cにより上記絶縁部材スロット部25aを形成
する。
【0044】ところで、上記絶縁部材スロット部25a
は、0.5[mm]以下の薄い形状、特に両側面部分t
1は、約0.25[mm]の薄い形状(奥側部分t2
は、約0.5[mm])からなり、かつステータコア2
0は大径からなり、そのスロット23も多数(例えば7
2個)形成されており、従って前記スロット部用キャビ
ティ40cも高い精度で管理する必要がある。そのため
には、片持ち梁形状のティース22の先端部を上記中子
金型35と連結して、該ティース22を両持ち支持にす
ると共に、ティース22と中子金型35との位置決め精
度を高める必要がある。
【0045】図4は、そのための第1の実施例を示すも
のであり、ステータコア20を構成する薄鋼板(ケイ素
鋼板)をプレスの打抜きにて成形する際、ティース22
の先端部22aの中央に凹部41を形成する。そして、
中子金型35の凹部分35aの中央部に突起42を形成
して、ステータコア20の内周部に中子金型35をセッ
トした状態で、上記凹部41と突起42とがピッタリと
係合する。これにより、ステータコアのティース22の
先端部を上記係合により中子金型35に対して周方向に
位置決めする位置決め部Iが形成され、該ティース22
が両持ち支持されると共に、スロット23の副方向中央
部分に、中子金型35の突部33が正確に位置決め固定
されて、該突部左右側面とスロット両側面にて形成され
るキャビティ40cが左右同じ間隔t1となる。
【0046】従って、ティース両側面の樹脂流動時間差
により成形圧力の偏荷重を受けても、ティース22が周
方向に撓み変形することはなく、かつティース両側面の
キャビティ40cは略々同一幅t1に保持されるので、
該キャビティ40cに流入して成形される絶縁部材スロ
ット部25aは、左右側部が略々同じ厚さからなる薄膜
(約0.25[mm])にて正確に形成される。また、
上記絶縁部スロット部25aは、スロット開口部23a
に位置するティース先端の膨出部22dにも同一肉厚t
1にて均一に成形されている。これにより、コイル束を
スロット23に挿入する際、上記膨出部22dによる狭
まった開口部23aを通すことになるが、該部分にも合
成樹脂による絶縁部材23aが形成されており、コイル
束が露出しているティース金属によりダメージを受ける
ことがなく、所定形状を保持した状態でかつコイルの被
覆等に傷付けることなく、コイル束を滑らかにかつ正確
にスロット23内に装着することができる。
【0047】上記ステータコア20のティース22は、
先端に凹部41が形成されているため、その分磁束線に
影響を及ぼす。図5は、該磁束線の影響を排除した第2
の実施例を示す。ステータコア20を構成する薄鋼板の
プレス成形時に、ティース22の先端部22aの中央部
に突起45を形成する。一方、中子金型35の凹面35
aの中央部に凹部46を形成し、ステータコア20を中
子金型35にセットする際、上記突起45と凹部46と
が丁度係合する。これにより、上記図4に示す第1の実
施例と同様に、本第2の実施例にあっても、ティース先
端部を、中子金型35に対して周方向に位置決めする位
置決め部Iが形成され、ティース22が両持ち支持構造
となると共に、スロット23と中子金型の突部33とが
周方向に位置決め固定されて、左右の絶縁部材スロット
部25aの厚さt1を均等にかつ薄く成形することがで
きる。
【0048】そして、本ステータコア20は、金型35
から抜き出した後、上記ティース先端の突起45を機械
加工等により切り落して使用する。従って、本第2の実
施例は、突起45を切り落す作業が必要となる。上記磁
束線への影響及び切り落し作業を必要としない実施例を
図6,図7及び図8に示す。
【0049】図6は、第3の実施例を示す図で、ティー
ス22の先端の膨出部22dにより狭まったスロット開
口部23aと中子金型35の突部33の根本部33aが
丁度嵌合するように形成する。即ち、スロット開口部2
3aと突部33の根本部33aとが略々同じ幅Tとなる
ように(正確には嵌合公差分だけスロット開口部が広
い)設定し、該膨出部22dと根本部33aとが直接嵌
合接触する(a参照)。これにより、ティース22の先
端部22aを、該ティースの左右の突部根本部33aに
挟むことにより位置決め部Iが形成され、ティース22
は、両持ち支持状態となり、かつスロット23と突部3
3との関係も上記嵌合する開口部23a及び根本部33
aにより周方向に位置決めされて、左右のキャビティ4
0c,40cの幅t1を均等に保持する。
【0050】従って、上記両キャビティ40c,40c
に流入した樹脂により成形される絶縁部材スロット部2
5aは、左右側部が均等な幅t1からなる薄い樹脂膜に
より形成される。本実施例にあっては、図7(a)
(b)に示すように、スロット開口部23a部分のティ
ース先端部22aは、上記金型35が直接接触してキャ
ビティが形成されていない関係上、絶縁部材25が成形
されておらず、ティース22の薄鋼板24(金属部)が
露出している。即ち、スロット開口部23aに直接接触
するティースの先端膨出部22dは、ティースの金属が
露出した状態となる。該露出部(接触部)aは、スロッ
ト23にコイル束が装着された状態にあっては、図7
(c)に示すように、スロットウェッジ26が差込まれ
て、コイルと仕切られた状態にあって、絶縁を必ずしも
必要としないが、コイル束をスロット23に挿入する
際、上記露出した金属がコイル束を傷付ける虞れがあ
る。
【0051】図7には、ティース22の上記膨出部22
dに対応する端面部分22hにもキャビティを形成せず
に、金属膨出部a2となっているコア20、即ちティー
ス先端部22aが、スロット側及び端面側も含めてすべ
て金属露出部a,a2となっているものを示している。
図8は、ティース22のスロット側である膨出部22d
のみが金属露出部aとなり、コア端面20aは、他のテ
ィース側端面と同様に、絶縁部材によりコア端面部25
bが一体に成形されているコア20を示す。
【0052】即ち、該図8に示すコア先端部22aは、
膨出部22dが金属露出部aとなっているが、端面部は
金属露出部a2を有さずに、絶縁部材25bにより覆わ
れている。なお、図7及び図8に示す絶縁部材コア端面
部25bは、その縁部25b1が肉厚に構成されてお
り、スロット部からコア端面部へのアールを大きくし
て、コイルが直角に近い角度で折れ曲がるのを防止して
いる。また、図8に示すものは、膨出部22dに対応す
る端面部分25b2がすべて肉厚に構成されている。
【0053】図9ないし図15は、上記コイル束挿入時
のダメージを少なくした実施例を示すものである。図9
ないし図12は、第4の実施例を示す図で、上記ティー
ス22の膨出部22dの先端隅み部eは、図10に示す
ように、各薄鋼板24のプレス成形時又は機械加工等に
より略々直角的に切欠かれた切欠き部22dが形成され
る。中子金型35の突部根本部33aは、スロット開口
部23aに合せて略々同じ幅Tに形成されている。従っ
て、ステータコア20と中子金型35をセットした状態
では、突部根本部33aとティース膨出部22dとが径
方向に僅かな長さdからなる接触部aを構成し、該接触
部の先端側に、上記先端隅み部eの切欠き部22gによ
る先端キャビティ40dを形成する。
【0054】これにより、上記接触部aによりティース
22の先端部分を位置決め・固定する位置決め部Iが形
成されて、突部33とスロット23とが周方向に位置決
めされ、上述実施例と同様に、樹脂注入時に成形圧力に
より偏荷重がティース22に作用しても、左右均等のキ
ャビティ40c,40cが保持され、該キャビティによ
り、図9ないし図11に示すように、左右均等の厚さt
1からなる絶縁部材スロット部25aが成形される。更
に、先端キャビティ40dにも樹脂が流入して、絶縁部
材スロット先端部25cが成形される。従って、スロッ
ト開口部23aの先端部、即ちティース先端の膨出部2
2d先端隅み部eは、合成樹脂からなり、コイル束をス
ロット23に挿入する際、該先端の合成樹脂部25cに
案内されて、コイルを傷付けることなく滑らかにかつ正
確にスロット23内に装着することができる。そして、
該コイルが挿入された状態でスロットウェッジ26が差
込まれて、コイルがスロット23内に保持されるが、上
記接合部aに基づくティース22の薄鋼板24の露出部
は、上記スロットウェッジ26によりコイルから仕切ら
れて、絶縁不良となることはない。
【0055】上記金属露出部aは、ティースの膨出部2
2dの膨出平坦部22d1に形成されており、該膨出部
の立上り部22d2と突部根本部との間には上記接触部
aに向って先細となるキャビティが形成され、従って該
立上り部22d2は、絶縁部材スロット部25aが延び
ている。これにより、スロットウェッジ26は、上記膨
出部の立上り部22d2に形成された絶縁部材25aに
当接してスロット23内に保持されている。
【0056】図13ないし図15は、更に変更した第5
の実施例を示す図であり、ティース先端の膨出部22d
は、先の実施例と同様に、その隅み部eが、径方向に所
定長さを有する切欠き隅み部eが形成されている。一
方、中子金型35の突部根本部33は、上記膨出部によ
るスロット開口部23aに合せて略々同じ幅Tにて形成
されている。従って、ステータコア20と中子金型35
をセットした状態では、突部根本部33aとティース膨
出部22dとが小幅の接触部aを構成し、該接触部の先
端側eに、先端キャビティ40dを形成する。
【0057】これにより、上記接合部aによりティース
22の先端部分を位置決め・固定する位置決め部が形成
されて、突部33とスロット23とが周方向に位置決め
され、上述実施例と同様に、樹脂注入時に成形圧力によ
り偏荷重がティース22に作用しても、左右均等のキャ
ビティ40c,40cが保持され、図14及び図15に
示すように、該キャビティにより、左右均等の厚さt1
からなるスロット両側面の絶縁部材スロット部25aが
成形される。更に、先端キャビティ40dにも樹脂が流
入して、絶縁部材スロット先端部25cが成形される。
従って、スロット開口部23aの先端部、即ちティース
先端の膨出部隅み部eは、合成樹脂からなり、コイル束
をスロット23に挿入する際、該先端の合成樹脂部25
cに案内されて、コイルを傷付けることなく滑らかにか
つ正確にスロット23内に装着することができる。そし
て、同様に、該コイルが挿入された状態でスロットウェ
ッジ26が差込まれて、コイルがスロット23内に保持
されるが、上記接合部aに基づくティース22の薄鋼板
24の露出部は、上記スロットウェッジ26によりコイ
ルから仕切られて、絶縁不良となることはない。
【0058】なお、本第5の実施例にあっては、図14
(b)に詳示するように、金属露出部aが膨出立上り部
22d2から形成されている。即ち、金型の突部根本部
とコアティース22とは、膨出立上り部22d2で接触
しており、該接触部aの先端側に、比較的長い先端キャ
ビティ40dを形成し得、該キャビティ40c内への樹
脂の流入を容易、確実にしている。従って、スロットウ
ェッジ26は、上記膨出立上り部22d2に形成された
金属露出部aに当接してスロット内に保持されている。
【0059】また、前記図6ないし図8に示した第3の
実施例において、図10(b)に示すように、膨出立上
り部22d2を絶縁部材25aで覆っても、また図14
(b)に示すように、膨出立上り部を金属露出面aとし
てもよい。
【0060】ついで、図3,図16ないし図20に沿っ
て、ステータコアを軸方向の保持について説明する。ス
テータコア20は、約0.2[mm]の多数の薄鋼板2
1〜21 nを積層して構成されており、射出成形時の
成形圧力によりメクれる等の軸方向変位を生じることが
あり、これによる絶縁部材端面部25bの肉厚が不均等
になり、更には欠肉を生じる虞れがある。特開2000
−125524号公報には、そのために、可動金型30
のステータコア20の一端面20a2に接する部分に支
持部を設けている。
【0061】本実施の形態においては、エジェクタピン
37により、射出成形時にティース22部分を押圧して
薄鋼板24…のメクレ等を防止している。図17ないし
図19に詳示するように、可動金型30に形成された貫
通孔30aがティース22の先端部分中心に対応するよ
うに多数形成されており、これら貫通孔30aにエジェ
クタピン37がそれぞれ摺動自在に嵌挿されている。一
方、固定金型32における上記エジェクタピンと対抗す
る部位には、キャビティ40aから円筒状の支え部32
aが突出している。
【0062】従って、図17に示すように、ステータコ
ア20が、可動金型30及び固定金型32(なお中子金
型35は可動金型に一体に形成されている)により型締
された状態において、各エジェクタピン37が貫通孔3
0aを摺動してキャビティ40b内に突出し、該ピン3
7は、図16に示すように、コア20のティース22の
一端面20a2における先端部中央部分を押圧する。こ
れにより、コア20を構成する各薄鋼板241 〜24n
は、その一端面20a2を上記エジェクタピン37によ
り押圧されると共に他端面20a1が固定金型32の支
え部32aにて受けられ、挟持された状態に保持され
る。この状態で、射出円形がなされ、ゲート31(図3
参照)から可塑化樹脂が流入して、各キャビティ内を流
れて、前述したように絶縁部材25…が成形されるが、
この際射出圧力により、各薄鋼板241 〜24n 、特に
片持ち状のティース22先端部がメクレ上がるような力
が作用しても、上述したように、ティース22は、エジ
ェクタピン37及び支え部32aにより直接挟持され
て、変形することはなく、各キャビティ40…内に可塑
化樹脂が正確に流れ、特に両端面用キャビティ40a,
40bは、正確な幅が保持されて、正確な肉厚からなる
絶縁部材端面部25bが形成される。なお、上記エジェ
クタピン37及び支え部32aに接する絶縁部材端面部
は、絶縁部材25が形成されず、凹状の金属露出部25
f,25gとなるが、この部分は、凹状からなりかつテ
ィース先端部分に形成されるため、コイルの絶縁不良と
なることはない。
【0063】そして、射出成形終了後、図17及び図1
8に示すように、可動金型30が固定金型32から離れ
て型開され、エジェクタピン37を貫通孔30aから突
出することにより、絶縁部材25が成形されたステータ
コア20が、金型から取り出される。
【0064】図20は、一部変更した実施例を示す図
で、エジェクタピン37及び支え部32aが、ティース
22の先端部に対向するように配置されており、かつこ
れらピン及び支え部は、半円状に形成されている。本実
施例にあって、上記エジェクタピン37及び支え部32
aにより、ティース22の先端部が挟持されるので、テ
ィース部分の薄鋼板がメクレることを確実に防止でき
る。
【0065】なお、上記図16ないし図20に示す実施
例は、第3の実施例、即ちティース膨出部22dを金属
露出部とした実施例にて示しているが、これは、第4の
実施例又は第5の実施例に適用してもよく、また第1又
は第2の実施例に適用してもよいことは勿論である。
【0066】また、上記実施の形態は、車輌の駆動源と
なる回転電機(モータ、ジェネレータ及びモータ・ジェ
ネレータ)のステータコアに適用したが、これに限ら
ず、他の回転電機のステータコア又はロータコアにも同
様に適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用し得るステータコアを示す図で、
(a)は中央断面図、(b)は正面図。
【図2】絶縁部材を備えたステータコアを示す拡大図
で、(a)は断面図、(b)は正面図。
【図3】本発明による絶縁部材をコアにモールド成形す
る製造方法の概略を示す断面図。
【図4】本発明の第1の実施例を示す正面図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す正面図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す正面図。
【図7】上記第3の実施例によるステータコアを示す図
で、(a)及び(b)は斜視図、(c)は正面図。
【図8】上記第3の実施例を一部変更したステータコア
を示す図で、(a)及び(b)は、異なる方向から見た
斜視図、(c)は、断面部分を示す斜視図。
【図9】本発明の第4の実施例を示す正面図。
【図10】上記第4の実施例によるステータコアを示す
図で、(a)は拡大正面図、(b)はその更に拡大した
部分図。
【図11】上記第4の実施例によるスロット部を示す側
面図。
【図12】上記第4の実施例によるステータコアを示す
図で、(a)は斜視図、(b)はスロットウェッジを装
着した状態を示す拡大斜視図。
【図13】本発明の第5の実施例を示す正面図。
【図14】上記第5の実施例によるステータコアを示す
図で、(a)は拡大正面図、(b)はその更に拡大した
部分図。
【図15】(a)は上記第5の実施例によるスロット部
を示す側面図、(b)はそのスロットウェッジを装着し
た状態を示す斜視図。
【図16】エジェクタピンでステータコア端面を押える
実施例を示す正面図。
【図17】その製造過程を示す図で、(a)は正面図、
(b)は射出工程を示す側面図。
【図18】その型開工程を示す正面図。
【図19】その斜視図。
【図20】一部変更した実施例を示す正面図。
【図21】従来の絶縁部材を備えたステータコアを示す
図で、(a)は正面図、(b)は拡大した部分側面図。
【符号の説明】
20 ステータコア 20a 端面 21 ヨーク 22 ティース 22a ティース先端 22d 先端膨出部 22d1 膨出平坦部 22d2 膨出立上り部 22g 切欠き部 22e 突出部 23 スロット 23a 開口部 23b 両側面 23c 底面 24 薄鋼板 25 (電気)絶縁部材 25a 絶縁部材スロット部 25c 絶縁部材先端部 26 スロットウェッジ 30 可動金型 32 固定金型 33 突部 33a 突部根本部 35 中子金型 37 エジェクタピン 40a 上側端面用キャビティ 40b 下側端面用キャビティ 40c スロット部用キャビティ 40d 先端部用キャビティ 41,46 凹部ティース側 42,45 突起 I 位置決め部 a 露出部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F206 AD03 AD20 AE10 AH33 JA07 JB11 JF05 JN41 JQ81 5H002 AA07 AB01 AB06 AC07 5H604 AA05 AA08 BB01 BB14 CC01 CC05 CC15 DA14 DB02 PB03 PE06 QA01 5H615 AA01 BB01 BB14 PP01 PP06 PP10 PP13 QQ02 QQ19 RR01 RR07 SS03 SS05 SS13 SS19 SS24 SS44 TT04 TT31

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨークから突出した多数のティース間に
    形成された多数のスロットを有するコアと、前記スロッ
    トを覆うスロット部及び前記コアの端面を覆うコア端面
    部を有する絶縁部材と、を備えてなる絶縁部材を備えた
    コアの製造方法において、 前記コアを金型の一部として、前記スロットに入り込む
    突部を有する金型との間にスロット部用キャビティを形
    成すると共に、前記コアの両端面と金型との間にコア端
    面用キャビティを形成し、 前記ティースの先端部と前記突部を有する金型とを位置
    決めする位置決め部を備え、 該位置決め部にて位置決めされた状態で、前記キャビテ
    ィに流動化した絶縁樹脂材料を充填し、 前記スロット部用キャビティにて成形された前記スロッ
    ト部と前記コア端面用キャビティにて成形された前記コ
    ア端面部とを有する前記絶縁部材が前記コアに一体に成
    形される、 ことを特徴とする絶縁部材を備えたコアを製造する方
    法。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部は、前記突部を有する金
    型に形成した突起と、前記ティースの先端部に形成した
    凹部と、を有し、前記突起と凹部とを互いに係合してな
    る、 請求項1記載の絶縁部材を備えたコアを製造する方法。
  3. 【請求項3】 前記位置決め部は、前記突部を有する金
    型に形成した凹部と、前記ティースの先端部に形成した
    突起と、を有し、前記凹部と突起とを互いに係合してな
    り、 前記絶縁部材を前記コアに一体成形した後、前記突起を
    前記ティースの先端部から削除してなる、 請求項1記載の絶縁部材を備えたコアを製造する方法。
  4. 【請求項4】 前記ティースは、その先端部分に前記ス
    ロット内方向に膨出する膨出部を有し、 前記位置決め部は、前記膨出部の少なくとも一部と前記
    突部を有する金型の突部根本部とを直接に接触してな
    り、 該直接接触した金属の露出部分が、前記スロットにコイ
    ルを装着した後、該コイルを抜止め保持するスロットウ
    ェッジにより該コイルから仕切られてなる、 請求項1記載の絶縁部材を備えたコアを製造する方法。
  5. 【請求項5】 前記ティースの膨出部の先端隅み部と前
    記金型の突部根本部との間に先端部用キャビティを形成
    し、 該キャビティに絶縁樹脂材料を充填して、前記膨出部先
    端隅み部に絶縁部材を形成してなる、 請求項4記載の絶縁部材を備えたコアを製造する方法。
  6. 【請求項6】 前記コアは、多数の薄鋼板を積層して構
    成され、 前記キャビティに絶縁樹脂材料を充填する際、前記コア
    の一端面を、前記絶縁部材を一体に成形したコアを金型
    から抜き出すエジェクタピンにて押えると共に、前記コ
    アの他端面を、金型に形成した支え部に当接してなる、 請求項1ないし5のいずれか記載の絶縁部材を備えたコ
    アを製造する方法。
  7. 【請求項7】 ヨークから突出した多数のティース間に
    形成された多数のスロットを有するコアと、前記スロッ
    トを覆うスロット部及び前記コアの端面を覆うコア端面
    部を有する絶縁部材と、を備え、前記絶縁部材が前記コ
    アに一体に成形されてなる絶縁部材を備えたコアであっ
    て、 前記スロットの両側面に形成された絶縁部材スロット部
    の厚さが略々同一である、請求項1ないし6のいずれか
    の製造方法にて製造された、絶縁部材を備えたコア。
  8. 【請求項8】 ヨークから突出した多数のティース間に
    形成された多数のスロットを有するコアと、前記スロッ
    トを覆うスロット部及び前記コアの端面を覆うコア端面
    部を有する絶縁部材と、を備え、前記絶縁部材が前記コ
    アに一体に成形されてなる絶縁部材を備えたコアであっ
    て、 前記ティースの先端部中央部分に凹部を有する、請求項
    2により製造された、 絶縁部材を備えたコア。
  9. 【請求項9】 ヨークから突出した多数のティース間に
    形成された多数のスロットを有するコアと、前記スロッ
    トを覆うスロット部及び前記コアの端面を覆うコア端面
    部を有する絶縁部材と、を備え、前記絶縁部材が前記コ
    アに一体に成形されてなる絶縁部材を備えたコアであっ
    て、 前記ティースは、その先端部分に前記スロット内方向に
    膨出する膨出部を有し、 該ティースの膨出部に金属の露出部分を有する、請求項
    4又は5により製造された、絶縁部材を備えたコア。
  10. 【請求項10】 ヨークから突出した多数のティース間
    に形成された多数のスロットを有するコアと、前記スロ
    ットを覆うスロット部及び前記コアの端面を覆うコア端
    面部を有する絶縁部材と、を備え、前記絶縁部材が前記
    コアに一体に成形されてなる絶縁部材を備えたコアであ
    って、 前記ティースは、その先端部分に前記スロット内方向に
    膨出する膨出部を有し、 該ティースの膨出部に金属の露出部を有し、 該ティースの金属の露出部分の先端側における膨出部先
    端隅み部に、絶縁部材を有する、請求項5により製造さ
    れた、絶縁部材を備えたコア。
  11. 【請求項11】 前記スロット内に装着されたコイルを
    抜止め保持するスロットウェッジを、前記膨出部にて前
    記スロット内に保持されるように配置し、 前記金属の露出部分が、前記膨出部の膨出平坦部分に形
    成され、かつ前記膨出部の膨出立上り部分に、前記絶縁
    部材スロット部が形成され、 前記スロットウェッジが、上記膨出立上り部分に形成さ
    れた絶縁部材スロット部に当接して保持されてなる、 請求項9又は10記載の絶縁部材を備えたコア。
  12. 【請求項12】 前記スロット内に装着されたコイルを
    抜止め保持するスロットウェッジを、前記膨出部にてス
    ロット内に保持されるように配置し、 前記金属の露出部分が、前記膨出部の膨出立上り部に形
    成され、 前記スロットウェッジが、前記金属の露出部分に当接し
    て保持されてなる、 請求項9又は10記載の絶縁部材を備えたコア。
  13. 【請求項13】 前記コアは、車輌の駆動源となる回転
    電機のステータコアである、 請求項7ないし12のいずれか記載の絶縁部材を備えた
    コア。
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