JP6127002B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、本体ハウジングに装着され、引き出し可能なテーブルを備えた画像形成装置に関する。
光学的に読み取られた原稿シートの画像データや、外部機器から転送された画像データ等に基づき、シートに画像を形成する画像形成装置は、ユーザーからの操作入力を受け付ける操作パネルを備える。この操作パネルに加えて、より詳細な情報入力を可能とするために、キーボードのようなオプション入力装置(電気機器)が、画像形成装置の本体ハウジングに増設されることがある。この場合、キーボードのようなオプション装置を画像形成装置の上面や側面に常設すると、ユーザーの操作性を低下させることが想定される。そもそも、通常はキーボードを常設できるスペースが、画像形成装置には備えられていないことが多い。
従って、キーボードを増設する場合においては、本体ハウジングに前記キーボードを搭載するテーブルを付設する必要が生じる。しかも、前記テーブルは、ユーザーの操作性を低下させないよう、本体ハウジングに対して引き出し及び収納が可能であることが望ましい。この場合に問題になるのが、キーボードと本体ハウジングとを電気的に接続するケーブルの扱いである。前記テーブルを引き出し可能とするには、前記ケーブルに余長を具備させねばならないが、その余長部分が前記テーブルの引き出し動作を阻害したり、或いは引き出しによって損傷したりする懸念がある。
特許文献1には、キーボードの底部にカールコードに収容部を設けるキーボード装置が開示されている。また、特許文献2には、机の引き出しにキーボードを載置し、該キーボードを机に対して引き出し又は収納できるようにしたキーボード装置が開示されている。しかしながら、これら先行技術には、キーボードをテーブルに搭載した状態で前記テーブルをスライド移動させた場合における、ケーブルの処置に関して、特に教示するところは無い。
特開平6−266787号公報 特開平9−54631号公報
本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであって、キーボードのような有線の電気機器を可動のテーブルに搭載して本体ハウジングに装着する場合において、本体ハウジングと電気機器とを接続するケーブルの、前記テーブルの移動時における動作を適正化することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を内部に備える本体ハウジングと、所定の電気機器を搭載するためのテーブルであって、前記本体ハウジングに収容された第1状態と、前記本体ハウジングから引き出された第2状態との間で状態変更が可能なテーブルと、前記本体ハウジングと前記電気機器とを接続するケーブルと、を備え、前記テーブルは、前記ケーブルの余長部分を収容する
余長収容部を備え、前記余長収容部には、前記第1状態から前記第2状態へ前記テーブルが移動する際に前記ケーブルの余長部分の一部を繰り出し、前記第2状態から前記第1状態へ前記テーブルが移動する際に前記繰り出した余長部分の一部を戻すケーブル長調整部が具備され、前記ケーブル長調整部は、前記余長収容部に固定的に配置され前記ケーブルの余長部分が架けられる固定プーリーと、前記余長収容部に移動可能に配置され前記ケーブルの余長部分が架けられる移動プーリーと、前記移動プーリーに対して付勢力を与えることが可能な付勢部材と、を備え、前記移動プーリーは、前記ケーブルの余長部分の一部が繰り出される際に、前記ケーブルに作用する引っ張り力によって前記固定プーリーに接近する方向に移動し、前記繰り出した余長部分の一部を戻す際に、前記付勢部材の付勢力によって前記固定プーリーから離間する方向に移動す前記本体ハウジングは第1コネクタを備え、前記ケーブルは、一端が前記電気機器に接続され、他端に前記第1コネクタと接続される第2コネクタを備え、前記余長収容部は、前記ケーブルの余長部分の第1部分をループ状の状態で収容する第1収容室と、前記第1収容室に隣接し前記ケーブル長調整部で用いられる前記余長部分の第2部分を収容する第2収容室と、を備え、前記第1収容室において、前記余長部分の第1部分は、ボビン部材に巻回されて繰り出し及び巻き取りが行われない状態で前記ループ状とされ、前記第1部分の一端側は前記電気機器に至り、他端側は前記第2収容室へ至って前記第2部分の一端側に連なり、前記第2部分の他端側は前記第2コネクタに連なり、前記ケーブル長調整部によって繰り出し又は戻される前記ケーブルの余長部分の一部は、前記第2収容室に収容された前記第2部分の一部である。
この場合、前記ケーブル長調整部は、前記移動プーリーを回転自在に支持し、前記移動プーリーの移動をガイドするプーリーガイドをさらに備え、前記付勢部材は、前記プーリーガイドに係合されていることが望ましい。また、前記ケーブル長調整部は、前記固定プーリーと前記移動プーリーとの間に配置される保持部をさらに備え、前記付勢部材は、コイルバネからなり、前記コイルバネは、前記プーリーガイドと前記保持部との間に介在され、前記移動プーリー及び前記プーリーガイドは、前記ケーブルの余長部分の一部が繰り出される際に、前記コイルバネを圧縮する方向に移動することが望ましい。
この構成によれば、テーブルにケーブル長調整部が備えられているので、前記テーブルが前記第1状態と前記第2状態との間を移動する際に、前記ケーブル余長部分の一部の繰り出し及び戻しを行う。このため、前記テーブルの移動をケーブル余長部分が妨げたり、前記テーブルの移動に伴ってケーブルが損したりすることはない。
上記構成において、前記本体ハウジングは箱形形状を有し、その1の側面に、開口部と、この開口部に連なり当該本体ハウジングの奥部へ向けて延びる収容空間を区画する壁面とを備え、前記テーブルは、前記第1状態において少なくとも一部が前記収容空間に収容されるものであって、前記電気機器は、前記テーブルの上面に搭載され、前記壁面は前記テーブルの上面の上を覆う上壁面を含み、前記第1状態において前記電気機器の上方は、前記上壁面によって覆われることが望ましい。
この構成によれば、前記テーブルは、前記第1状態において少なくとも一部が前記収容空間に収容されるので、前記電気機器の不使用時においてユーザーの画像形成装置の操作性を妨げない。また、前記第1状態において前記電気機器の上方は、収容空間の上壁面によって覆われるので、電気機器の上に異物が落下すること、或いは塵埃が降り積もること等を抑止することができる。
この場合、前記本体ハウジングは、上面と、前記1の側面であってユーザーが通常操作時に対峙する前面とを有し、前記収容空間は、前記本体ハウジングの前面と上面との交差部又はその近傍に配置されるものであって、前記上壁面が光透過性のボードによって構成されていることが望ましい。
この構成によれば、画像形成装置の操作のために全面に対峙したユーザーは、光透過性のボードを通して、前記収容空間にどのような電気機器が収容されているかを視認することができる。従って、ユーザーの電気機器の利用性を向上させることができる。
上記構成において、前記収容空間に配置され、前記第1状態と前記第2状態との間における前記テーブルの移動方向に沿って延びるガイドレールと、前記テーブルに付設され、前記ガイドレールと係合する被ガイド部と、をさらに備えることが望ましい。
この構成によれば、テーブルをガイドレールに沿ってスライド式に移動させることができる。従って、テーブルの前記第1状態と前記第2状態との間の状態変更を、スムースに行わせることができる。
上記構成において、前記余長収容部は、前記テーブルにおける前記電気機器の搭載面に開口を有する凹部からなり、前記開口が、前記電気機器の前記テーブルへの搭載によって塞がれることが望ましい。
この構成によれば、前記余長収容部の前記開口を塞ぐ部材を省くことができると共に、前記余長収容部へケーブルを収容させる作業も容易となる。
上記構成において、前記本体ハウジングは第1コネクタを備え、前記ケーブルは、一端が前記電気機器に接続され、他端に前記第1コネクタと接続される第2コネクタを備え、前記余長収容部は、前記ケーブルの余長部分の他の一部をループ状の状態で収容するループ収容部をさらに備え、前記ケーブル長調整部によって繰り出し又は戻される前記ケーブルの一部は、前記第2コネクタと前記ループ収容部に収容される前記他の一部との間であることが望ましい。
この構成によれば、前記ケーブルの余長部分の必要長だけをケーブル長調整部に用い、他の余長部分をループ状にしてループ収容部に収容できるので、ケーブル長調整部をコンパクト化することができる。
上記構成において、前記電気機器がキーボードであることが望ましい。この構成によれば、キーボードを通してユーザーは、画像形成装置に対してより詳細な情報入力が可能となる。
本発明によれば、キーボードのような電気機器を可動のテーブルに搭載して本体ハウジングに装着する場合において、本体ハウジングと電気機器とを接続するケーブルの、前記テーブルの移動時における動作を適正化することができる。従って、テーブルの移動をケーブル余長部分が妨げたり、前記テーブルの移動に伴ってケーブルが損したりすることはなく、テーブル及びこれに搭載された電気機器をスムースに本体ハウジングに対して移動させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観を示す正面図である。 本体ハウジングの上方部分を示す斜視図である。 キーボードが載置されたテーブルを示す斜視図である。 本体ハウジングの収容空間及びその周辺部の斜視図である。 サポートフレームの斜視図である。 第1実施形態に係るテーブルの斜視図である。 第1実施形態に係るテーブルの斜視図である。 第2実施形態に係るテーブルの斜視図である。 第2実施形態に係るテーブルの斜視図である。 本発明の各実施形態の変形例に係るコネクタの接続部を示す拡大斜視図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す正面図である。画像形成装置1は、記録シートに原稿シートの画像を複写する画像形成処理を施す複写機であって、画像を形成する画像形成部100を内部に備える本体ハウジング10と、該本体ハウジング10の上面10T上に載置された自動原稿搬送装置15とを含む。図2は、本体ハウジング10の上方部分を示す斜視図であり、この図2では自動原稿搬送装置15が取り除かれた状態である。
本体ハウジング10は、略直方体の箱体形状を有し、ユーザーが画像形成装置1を通常操作するときに対峙する前面10F(1の側面)、左面10L、右面10R及び後面10Bを備えている。本体ハウジング10の前面10Fと上面10Tとの交差部には、上面10Tよりも高さ位置が低い面を形成するための段差部20が備えられている。この段差部20を利用して収容空間Rが形成されている。また、前面10Fの上部には、キーボード40(所定の電気機器)を搭載したテーブル30が、本体ハウジング10に対して前方へ引き出し可能に取り付けられている。テーブル30は、キーボード40の不使用時には収容空間Rへ収容され(第1状態)、キーボード40の使用時には収容空間Rから前方に引き出される(第2状態)。これらについては、後記で詳述する。
本体ハウジング10の前面10Fの下方位置には、上下2段の通常容量の給紙カセット11と、大容量の給紙カセット12とが、前方に引き出し可能に装着されている。給紙カセット11、12の内部には、画像形成処理が施されるシートが貯留されている。本体ハウジング10の左面10Lには、上下2段の排紙トレイ13が取り付けられている。これら排紙トレイ13には、画像形成処理後のシートが排出される。
本体ハウジング10の上面T付近には、原稿シートの画像を光学的に読み取るためのスキャナ装置14が配置されている。スキャナ装置14は、前記原稿シートに光を照射する光源と、前記原稿シートからの反射光を図略の撮像素子に導くミラー等を搭載するキャリッジ141(図2)を含む。自動原稿搬送装置15は、前記原稿シートを、所定の原稿読取位置へ自動搬送する。自動原稿搬送装置15によって原稿シートが自動搬送される場合、キャリッジ141は左面10L付近のホームポジションで静止する。一方、上面10Tに原稿シートが手置きされる場合は、キャリッジ141は左右方向に移動する。
画像形成部100は、電子写真プロセスによってシートにトナー像を転写する。画像形成部100は、静電潜像及びトナー像を担持する周面(ドラム周面)を備える感光体ドラム、前記ドラム周面を均一に帯電させる帯電装置、前記ドラム周面にレーザー光を照射して静電潜像を形成する露光装置、前記ドラム周面にトナーを供給して前記静電潜像をトナー像として顕在化させる現像装置、前記トナー像をシートに転写させる転写ローラー、及びトナー像転写後のドラム周面を清掃するクリーニング装置などを含む。
画像形成部100のほか、本体ハウジング10内には、定着装置、トナーコンテナ及びシート搬送路等が備えられている。定着装置は、熱ローラーと圧ローラーとを備え、シートにトナー像を定着させる処理を施す。トナーコンテナは、前記現像装置にトナーを補給する。シート搬送路は、シートを搬送させる経路であって、適所には搬送ローラーが配置されている。シートは、給紙カセット11、12から画像形成部100を経由して排紙トレイ13まで、シート搬送路に沿って搬送される。
段差部20は、本体ハウジング10の上面10Tの前縁から下方へ垂直に延びる垂直壁21と、この垂直壁21の下縁から前方へ水平に延びる水平壁22とによって形成されている。水平壁22の高さ位置は、垂直壁21の高さ分だけ上面10Tよりも下方に位置している。段差部20は、本体ハウジング10の前面10Fの左右方向の全幅に亘って形成されている。
段差部20の左右の端部領域は、スペーサー部材23L、23Rによって、それぞれ段差となる領域が実質的に埋められている。スペーサー部材23L、23Rは、前壁231と天壁232とを含み、前壁231が本体ハウジング10の前面10Fと略面一、天壁232が上面10Tと略面一となるように、段差部20に組み付けられている。左右のスペーサー部材23L、23Rの間の上部には、透明なガラスボード24(光透光性のボード;上壁面)が架け渡されている。ガラスボード24は、左右方向に長い長方形の板ガラスであり、その上面はスペーサー部材23L、23Rの天壁232と略面一、前縁は前壁231と略面一、後縁は垂直壁21に近接している。
段差部20の垂直壁21及び水平壁22、左右のスペーサー部材23L、23R及びガラスボード24によって、本体ハウジングの前面10Fには、左右方向に長い長方形の開口部Hと、この開口部Hに連なり本体ハウジング10の奥部(後方)へ向けて延びる収容空間Rとが形成されている。すなわち、水平壁22の上面、左スペーサー部材23Lの右側壁、右スペーサー部材23Rの左側壁、及びガラスボード24の下面が、収容空間Rを区画する壁面であり、これらの前縁部によって開口部Hが形成されている。
キーボード40を搭載したテーブル30は、普段は収容空間Rにほとんどが収容された収容状態(第1状態)とされる。従って、前記収容状態では、前面10Fに対峙するユーザーの、画像形成装置1の操作性を妨げない。また、前記収容状態においては、テーブル30の上面の上、すなわちキーボード40の上方はガラスボード24によって覆われるので、キーボード40の上に異物が落下すること、或いは塵埃が降り積もること等を抑止することができる。さらに、収容空間Rは、本体ハウジング10の前面10Fと上面10Tとの交差部付近に配置されていると共に、収容空間Rの上面は透明なガラスボード24によって区画されている。このため、ユーザーは、ガラスボード24を通して、収容空間Rにキーボード40が収容されていることを視覚的に認識できる。従って、ユーザーのキーボード40の利用性を向上させることができる。
一方、ユーザーがキーボード40を使用する際、テーブル30は収容空間Rから前方に引き出された引き出し状態(第2状態)とされる。図2は、前記引き出し状態を示している。この引き出し状態では、テーブル30及びキーボード40は、開口部Hよりも前方へ突出した状態となる。従って、ユーザーは、ガラスボード24に阻害されることなく、キーボード40を操作することができる。
なお、ガラスボード24は、自動原稿搬送装置15よりも低い位置であって、本体ハウジング10の前面10Fの上部に配置されている。このためユーザーは、ガラスボード24の上面を利用して、例えば自動原稿搬送装置15に読み取らせる原稿シート束の揃え作業を行うことができる。
図3は、キーボード40が載置されたテーブル30を、本体ハウジング10から取り外した状態を示す斜視図である。テーブル30は、大略的に上面視で左右方向に長い長方形の形状を有し、上面が開口した浅い容器状の余長収容部31(図6、図7参照)と、余長収容部31の左右側部に各々備えられたガイドバー32(被ガイド部)とを備えている。余長収容部31は、キーボード40と本体ハウジング10内の制御部(図略)及び電源供給部(図略)とを電気的に接続するためのケーブル50の余長部分を収容する。ガイドバー32は、テーブル30が前記収容状態と前記引き出し状態との間における状態変更を、テーブル30の前後方向のスライド移動によって実現させるための被ガイド部である。
キーボード40は、画像形成装置1に後付けで取り付けられるオプション電気機器であり、ボード本体41と、このボード上に配列された複数のキー42(図3では略記している)とを含む。画像形成装置1は、ユーザーからの操作入力を受け付ける操作パネル(図略)を備える。この操作パネルに加えて、キーボード40は、画像形成装置1に対してより詳細な情報入力をユーザーから受け付けるために増設されるものである。
図4は、本体ハウジング10の収容空間R及びその周辺部の斜視図、図5は、収容空間R内に組み入れられるサポートフレーム70の斜視図である。収容空間Rは、既述の通り、段差部20の垂直壁21及び水平壁22、左右のスペーサー部材23L、23R及びガラスボード24によって区画される空間であり、その全面が開口部Hとされている。サポートフレーム70は、テーブル30及びキーボード40が増設される際に、テーブル30の前記スライド移動を実現させるために収容空間Rへ装着される、板金部材の打ち抜き及び折り曲げによって形成された部材である。
なお、テーブル30及びキーボード40が増設されていないときには、ユーザーは収容空間Rを、各種物品や他の機器の配置空間として活用することができる。例えば、原稿シートを綴じるためのステイプラーや、綴じ針を除去するためのリムーバー等を保管するスペースとして収容空間Rを活用すれば、ユーザーにとって便利である。或いは、画像形成装置1の使用認証を与えるカードリーダー等が、収容空間Rに配置される。
サポートフレーム70は、左右方向に長い長方形の平板からなり水平に配置される基板部71と、基板部71の後縁部から上方へ垂直に立設された後板72と、基板部71の左右縁部からそれぞれ上方へ垂直に立設された側板73と、側板73に形成され前記スライド移動の方向(前後方向)に沿って延びるガイドレール74と、各側板73の前縁部付近に各々配置されたガイドコロ75とを備えている。
基板部71は、水平壁22の前後方向の幅に略等しい前後幅、及び左右のスペーサー部材23L、23Rの左右方向の間隔に略等しい左右幅を有する平板である。後板72は、垂直壁21の高さに略等しい高さを備えた平板である。サポートフレーム70の収容空間Rへの組み入れ時において、基板部71の下面は水平壁22に、後板72の背面は垂直壁21に、それぞれ当接乃至は近接する。後板72には、矩形の窓部721が穿孔されている。垂直壁21には、キーボード40の接続のための本体側コネクタ25(第1コネクタ)が設置されている。このコネクタ25は、本実施形態ではUSBコネクタである。窓部721は、本体側コネクタ25を収容空間Rに露呈させるための開口である。
側板73は、垂直壁21の高さの約半分程度の高さを備えた板材である。ガイドレール74は、上下一対のガイド板、すなわち、側板73の上縁に配置された上ガイド板741と、下縁付近に配置された下ガイド板742とを含む。上下一対のガイド板741、742は、それぞれ側板73の上縁及び下縁付近の部分を収容空間Rの内方に向けて折り曲げて形成され、前後方向に直線状に延びている。上ガイド板741と下ガイド板742との間のガイド空間743に、テーブル30のガイドバー32が受容される。
ガイドコロ75は、下ガイド板742の前方に配置され、左右方向の軸回りにフリー回転するコロである。ガイドコロ75は、テーブル30が前後方向にスライド移動する際にガイドバー32の下面と当接して転動し、テーブル30をスムースに移動させる。
図3に示すテーブル30及びキーボード40の一体構造物が、図4に示す収容空間Rへ装着されるに際しては、先ず、ケーブル50の端末に取り付けられているケーブル側コネクタ55(第2コネクタ)が、本体側コネクタ25に接続される。そして、テーブル30のガイドバー32が、ガイド空間743へ前方から挿入されることで、ガイドレール74に組み付けられる。
ガイドバー32の先端には、当該ガイドバー32の外周を覆うように、樹脂製のスペーサー部材33が取り付けられている。スペーサー部材33は、テーブル30がスライド移動するときに、上ガイド板741、下ガイド板742及び側板73と摺接する。スペーサー部材33は、摺動性に優れた材料で形成され、ガイドレール74とガイドバー32とのガタを小さくすると共に、前記スライド移動の際における異音の発生を抑止する。
以上のような構成を備えていることから、テーブル30は、ガイドバー32がガイドレール74によってガイドされることによって、前後方向にスライド移動が可能となり、前記収容状態と前記引き出し状態との間で状態変更が可能である。従って、ユーザーは、テーブル30に搭載されたキーボード40を、必要に応じて引き出して使用可能である。このようにキーボード40が移動する場合に問題になるのが、キーボード40と本体ハウジング10とを電気的に接続するケーブル50の扱いである。テーブル30を引き出し可能とするには、ケーブル50に余長を具備させねばならないが、その余長部分がテーブル30の引き出し動作を阻害したり、或いは引き出しによって損傷したりする懸念がある。この問題に対処する工夫が、本実施形態のテーブル30に施されている。以下、この点について説明する。
図6は第1実施形態に係るテーブル30の斜視図、図7は、余長収容部31の内部を露出させた第1実施形態に係るテーブル30の斜視図である。ケーブル50は、キーボード40に接続される一端51と、コネクタ55に接続される他端52とを備え、その中間である余長部分が余長収容部31に収容されている。この余長収容部31に、テーブル30の移動に応じてケーブル50の余長部分をテーブル30から繰り出し長を調整するケーブル長調整部60が備えられている。
テーブル30は、キーボード40のボード本体41の裏面が据え付けられる支持面30Tを備える。支持面30Tは、テーブル30の左縁30L、前縁30F及び右縁30Rに沿ってU字型に形成された支持面である。キーボード40は、例えば支持面30Tに貼付された両面テープによってボード本体41の裏面を固定することで、テーブル30に取り付けることができる。また、前縁30Fと、左縁30L及び右縁30Rの前方部分に亘って、支持面30Tの外周を取り囲むようにリブ301が立設されている。このリブ301にキーボード40の前縁又は左右の縁部が当止するよって、テーブル30の上に搭載されたキーボード40の前方乃至は左右からの落下が防止される。
余長収容部31は、テーブル30の後縁30Bにおいて左右方向に延びる後壁302と、支持面30Tの左内壁303、右内壁304及び前内壁305と、これらの壁が立設される底板306とで区画された、上面視で矩形の、上面が開口した凹部である。なお、この凹部の開口は、キーボード40のテーブルへの搭載によって塞がれるので、別途蓋体を準備する必要は無い。余長収容部31は、その前後方向の中央付近に配置され左右方向に延びる仕切り壁307によって、前後2つの収容室R1、R2に区画されている。
後側収容室R1は、ケーブル50の余長部分の一部をループ状の状態で収容するループ収容部として用いられる。ケーブル50の一端51に近い余長部分が長円柱形状のボビン部材35に巻回され、ループ状部53が形成されている(図7ではボビン部材35が除かれている)。このループ状部53は、繰り出し及び巻き取りが行われない部分であり、後側収容室R1内に静置されている。ケーブル50の、ループ状部53の一端側は余長収容部31から延出してキーボード40に至る(一端51)が、ループ状部53の他端側は、円柱ボス308で90度配線方向が折り曲げられて前側収容室R2へ至っている。
前側収容室R2には、ケーブル長調整部60が配置されている。ケーブル50の、ループ状部53(余長部分の他の一部)とコネクタ55(他端52)との間の余長部分が、前側収容室R2内に収容され、ケーブル長調整部60による調整対象となる余長調整部54である。ケーブル長調整部60は、当該余長部分のテーブル30からの繰り出し及び自動巻き取りを行うもので、固定プーリー61、移動プーリー62、プーリーガイド63、コイルバネ64、バネ保持部65及びガイドスリット板66を備えている。前側収容室R2の上面は、ガイドスリット板66とカバー34とで覆われている。図7では、このガイドスリット板66及びカバー34が取り外された状態を示している。
固定プーリー61は、余長収容部31の底板306から立設された固定支持軸61Sの軸回りに回転自在なプーリーである。固定プーリー61は、前側収容室R2の右端付近に配置され、ケーブル50の他端52に近い余長部分が架けられている。移動プーリー62は、固定的な支持軸で支持されずに左右方向に移動する、回転自在なプーリーである。移動プーリー62は、前側収容室R2の左端付近に常時配置され、テーブル30の前方への引き出しに応じて右方へ移動する。ケーブル50の余長調整部54は、円柱ボス308から左方に延び、移動プーリー62に架けられて反転して右方に延び、固定プーリー61にて後方に向かうように配線されている。
プーリーガイド63は、移動プーリー62を回転自在に支持すると共に、移動プーリー62の左右方向の移動をガイドするための部材である。プーリーガイド63は、U字型の支持フレーム631と、支持フレーム631の上面に突設された被ガイド突起632とを含む。支持フレーム631は、移動プーリー62の軸受けとなる一対の側板と、これら側板の端縁を連結する底板とを備える。
コイルバネ64は、繰り出されたケーブル50の自動巻き取りする巻き取り力を発生させるための部材であり、前側収容室R2内に左右方向に配設されている。コイルバネ64の左端641は、プーリーガイド63の前記底板に係合されている。図7は、コイルバネ64が自由長に近い状態で、プーリーガイド63及び移動プーリー62を最も左方に押し遣っている状態を示している。移動プーリー62が右方に移動すると(図6)、コイルバネ64はプーリーガイド63により圧縮され、プーリーガイド63及び移動プーリー62を左方に戻す方向の付勢力を発生する。
バネ保持部65は、固定プーリー61と移動プーリー62との間に配置され、コイルバネ64の右端642を支持すると共にコイルバネ64の前後方向の位置決めを図る部分である。バネ保持部65は、コイルバネ64の右端642が当接する当止板651と、当止板651の前後側縁から各々左方に延びる一対の保持板652とからなる。一対の保持板652は、両者間の間隔がコイルバネ64のバネ外径よりもやや長く、また、左右方向の長さは、コイルバネ64のバネ長の1/3程度である。当止板651によってコイルバネ64の右端642が固定的に支持され、一対の保持板652によってコイルバネ64の前後方向の揺動が規制される。
ガイドスリット板66は、前内壁305から仕切り壁307にかけて前側収容室R2の上方を覆う板材であり、コイルバネ64の配置位置の上方に対応する位置に、左右方向に延びるスリット66Sを備えている。スリット66Sには、プーリーガイド63の被ガイド突起632が嵌め込まれている。プーリーガイド63は、被ガイド突起632がスリット66Sで案内されつつ、左右方向に安定的に移動する。
ケーブル長調整部60の動作を説明する。ケーブル長調整部60は、テーブル30が前記収容状態(第1状態)から前記引き出し状態(第2状態)へ移動する際に、ケーブル50の余長調整部54(余長部分)の一部をテーブル30の外に繰り出し、前記前記引き出し状態から前記収容状態へテーブル30が移動する際に、前記繰り出した余長調整部54の一部を自動巻き取りする。
テーブル30が本体ハウジング10の収容空間Rに収容されている状態(第1状態)では、ケーブル50に引っ張り力が実質的に作用していない。このため、移動プーリー62に右方への移動力は作用しない(図7)。これに対し、テーブル30が収容空間Rから前方へ引き出されると(第2状態)、ケーブル側コネクタ55が本体側コネクタ25に接続されて固定されているので、ケーブル50の他端52がテーブル30から繰り出される。この際、ケーブル側コネクタ55と円柱ボス308との間において、ケーブル50に引っ張り力が作用する。この引っ張り力によって、コイルバネ64の付勢力に抗して、移動プーリー62及びプーリーガイド63が、スリット66Sに沿って右方に移動する(図6参照)。
一方、引き出されたテーブル30が収容空間Rに戻される操作が行われると、ケーブル50の他端52に与えられていた引っ張り力は緩むことになる。従って、プーリーガイド63がコイルバネ64の左端641を押圧する力も弱まり、プーリーガイド63及びこれに支持された移動プーリー62は、コイルバネ64の付勢力によって徐々に左方へ押し戻される。つまり、ケーブル50の他端52に弛みが生じると直ちに、その弛み分はケーブル長調整部60によって自動的に巻き戻されるものである。
以上説明した通り、本実施形態の画像形成装置によれば、有線のキーボード40を本体ハウジング10に増設する際に当該キーボード40が載置されるテーブル30に、ケーブル長調整部60が備えられている。ケーブル長調整部60は、テーブル30が前記収容状態と前記引き出し状態との間でスライド移動する際に、ケーブル50の余長調整部54の一部の繰り出し及び自動巻き取りを行う。このため、テーブル30の前後方向のスライド移動を、ケーブル50の余長部分が妨げたり、テーブル30の移動に伴ってケーブル50が損したりすることはない。
また、テーブル30をガイドレール74に沿ってスライド式に移動させることができる。従って、テーブル30の前記収容状態と前記引き出し状態との間の状態変更を、スムースに行わせることができる。
また、ケーブル50の余長部分を収容する余長収容部31は、浅い箱形形状を有し、キーボード40が搭載される上面に開口を有する凹部からなるが、前記開口が、キーボード40のテーブル30への搭載によって塞がれる構成である。従って、余長収容部31の前記開口を塞ぐ部材を省くことができると共に、余長収容部31へケーブルを収容させる作業も容易となる利点がある。さらに、ケーブル50の余長部分の必要長(余長調整部54)だけをケーブル長調整部60に用い、他の余長部分をループ状(ループ状部53)にして後側収容室R1に収容しているので、ケーブル長調整部60をコンパクト化することができる。
次に第2実施形態のテーブル80について説明する。図8は第2実施形態に係るテーブル80の斜視図、図9は第2実施形態に係るテーブル80の斜視図である。図8及び図9において、第1実施形態に関連して説明されたテーブル30と同様の要素に対して、同一の符号が付されている。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
第2実施形態のテーブル80には第1実施形態のテーブル30と同様の、キーボード40のケーブル50を収納するための余長収容部31が形成されている。また、余長収容部31は同様に、その前後方向の中央付近に配置され左右方向に延びる仕切り壁307Aによって、前後2つの収容室R1A、R2Aに区画されている。ただし、テーブル80では、収容室R1A、R2Aにはボビン部材や固定および移動プーリーなどの部材は設けられておらず、矩形状の空間になっている。
後側収容室R1Aは、ケーブル50の余長部分の一部をループ状の状態で収容するループ収容部として用いられる。仕切り壁307Aの右側の端部には切り欠き307Aaが形成されている。ケーブル50は、その一端51に近い側を切り欠き307Aaを通して後側収容室R1Aに挿入し、長さに応じて適宜ループ状に巻いた状態で収納される。仕切り壁307Aと左内壁303の間には、ケーブル50が挿通可能な程度の隙間307Abが形成されている。ケーブル50の他端52側は、隙間307Abを通して前側収納室R2Aに挿入される。
前側収容室R2Aは、隙間307Abを通して後側収容室R1Aと連通している。また、後壁302の右端部には開口83が形成されており、開口83と通して前側収容室R2Aは収容空間Rと連通している。ケーブル50は、隙間307Abと開口83の間で前側に湾曲した状態で収納され、他端52側は開口83から収容空間Rに挿入され、コネクタ55が本体側コネクタ25に接続される。
テーブル80を前方に引き出すと、それに応じてケーブル50は、前側収容室R2A内の湾曲部分が後側に移動することにより、他端52側が開口部83から繰り出される。前側収容室R2Aのスペースは、テーブル80の引き出し距離に対応する長さだけケーブル50を繰り出せるよう、ケーブル50を十分に湾曲させて収容することが可能であるように設定されている。ケーブル50にある程度の剛性があれば、引き出したテーブル80を収納空間Rに収納する際には、開口83から繰り出されたケーブル50は前側収容室R2Aに戻り、再び湾曲した状態で収納される。したがって、第1実施形態のようにケーブル長調整部60に移動プーリー62などの構成を設ける必要がなく、コストを低減することが可能である。
また、テーブル80には、収容室R1A、R2Aの上面の開口の一部を覆うようにシート部材84が取付け可能になっている。シート部材84は、PETなどの透明な樹脂シートで形成された、矩形状のシート部材である。シート部材84の互いに対向する2辺には、テーブル80に装着する際に後壁302、前壁305に形成されたスリット302a、305aに係合する係合突起84aが形成され、前記対向する2辺の間の中央付近には、仕切り壁307の上端の形成された複数の爪部307Acのそれぞれに係合する矩形穴84bが形成されている。したがって、シート部材84をテーブル80に装着するには、矩形穴84bを爪部307Acに係合させて、シート部材84の可撓性を利用して係合突起84aをスリット302a、305aに挿入すればよい。これにより、後側収容室R1Aにボビンなどを設けなくてもケーブル50をループ状に巻いた状態で収納し、前側収容室R2Aにケーブル50を湾曲させて収納することが可能である。また、シート部材84は透明であるため、ケーブル50が収容室R1A、R2Aに適切な状態で収納されているか否かを容易に確認可能である。そのため、キーボード40のテーブル80への装着作業を容易にすることが可能である。
また、テーブル80の左右側部に各々備えられたガイドバー32Aの後端には、スライドコロ85がそれぞれ回転自在に取付けられている。テーブル80を収納空間Rに対して出し入れする際に、スライドコロ85はガイドレール74の上下面に接触して回転し、ガイドコロ75とともに、テーブル80をスムースに移動させる。
次に、上記の各実施形態におけるケーブル50のコネクタ55と本体側コネクタ25の接続についての変形例を説明する。図10は、本発明の各実施形態の変形例に係るコネクタの接続部を示す拡大斜視図である。サポートフレーム70Aの後板72Aの窓部721Aの上方には、後板72Aから曲げ起こした矩形状の突片722Aが形成されている。突片722Aには、曲げ部から先端に向かって延びる矩形状の貫通穴723Aが2か所に形成されている。貫通穴723Aには次に説明するロック部材90が挿入される。ロック部材90は樹脂の成型部材であり、2本の板状の腕部90aと、これら腕部90aの一端側を連結する板状の連結部90bとを含み、コ字型の形状を有している。連結部90bの中央付近の腕部90aとは反対側の面には、板状の取手部90cが形成されている。突片722Aの貫通穴723Aは、ロック部材90の腕部90aが挿入可能な形状を有している。
ケーブル50のコネクタ55は、本体側コネクタ25に挿入する端子部55aと、差し込み部を保持するホルダ部55bとを備えている。ホルダ部55bの端子部55a側の端部には、左右に突出するフランジ部55cが形成されている。ここで、コネクタ55を本体側コネクタ25に挿入したのちに、ロック部材90の腕部90aを突片722Aの貫通穴723Aに挿入して装着する。そうすると、コネクタ55を本体側コネクタ25から引き抜こうとすると、フランジ部55cが腕部90aに干渉してロック状態になる。したがって、テーブル30、80を収納空間Rから引き出す際にケーブル50に引っ張る力が作用しても、コネクタ55が本体側コネクタ25から外れる危険性がなくなる。また、コネクタ55を本体側コネクタ25から外す場合に、ロック部材90は取手部90cを持って簡単に取り外すことが可能である。
以上、本発明の各実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記各実施形態では、テーブル30に搭載される電気機器としてキーボード40を例示した。これは一例であり、有線の電気機器であれば適用可能であって、例えばカードリーダーユニットをテーブル30に搭載するようにしても良い。
(2)上記各実施形態では、テーブル30の収容空間Rが、本体ハウジング10の前面10Fと上面10Tとの交差部に設置されている例を示した。収容空間Rの配置位置は任意であり、搭載する電気機器の用途、好ましい配置に基づいて、前面10F、上面10T、左面10L又は右面10Rの適所に収容空間Rを設けることができる。
(3)上記各実施形態では、テーブル30の収容空間Rを設け、該収容空間Rに対してテーブル30を前後方向にスライド移動させる例を示した。収容空間Rは必ずしも設ける必要はなく、例えば右面10Rにテーブル30を単に沿わせるように配置する態様としても良い。また、収容空間Rは、四方が閉じた空間でなくとも良く、例えば上記実施形態におけるガラスボード24の組み付けを省いても良い。
(4)上記第1実施形態では、ケーブル長調整部60として固定プーリー61と移動プーリー62とを用いた機構を例示した。これに代えて、各種の自動線材巻き取り機構を適用することが可能であり、例えばゼンマイ式の巻き取り機構をケーブル長調整部60に適用しても良い。
1 画像形成装置
10 本体ハウジング
10F 前面(1の側面)
100 画像形成部
21 垂直壁(壁面)
22 水平壁(壁面)
23L、23R 左右のスペーサー部材(壁面)
24 ガラスボード(上壁面/光透過性のボード)
25 本体側コネクタ(第1コネクタ)
30、80 テーブル
31 余長収容部
32 ガイドバー(被ガイド部)
40 キーボード(電気機器)
50 ケーブル
53 ループ状部(余長部分の他の一部)
54 余長調整部(余長部分)
55 ケーブル側コネクタ(第2コネクタ)
60 ケーブル長調整部
70、70A サポートフレーム
74 ガイドレール
H 開口部
R 収容空間
R1 後側収容室(ループ収容部)

Claims (4)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を内部に備える本体ハウジングと、
    所定の電気機器を搭載するためのテーブルであって、前記本体ハウジングに収容された第1状態と、前記本体ハウジングから引き出された第2状態との間で状態変更が可能なテーブルと、
    前記本体ハウジングと前記電気機器とを接続するケーブルと、を備え、
    前記テーブルは、前記ケーブルの余長部分を収容する余長収容部を備え、
    前記余長収容部には、前記第1状態から前記第2状態へ前記テーブルが移動する際に前記ケーブルの余長部分の一部を繰り出し、前記第2状態から前記第1状態へ前記テーブルが移動する際に前記繰り出した余長部分の一部を戻すケーブル長調整部が具備され、
    前記ケーブル長調整部は、前記余長収容部に固定的に配置され前記ケーブルの余長部分が架けられる固定プーリーと、前記余長収容部に移動可能に配置され前記ケーブルの余長部分が架けられる移動プーリーと、前記移動プーリーに対して付勢力を与えることが可能な付勢部材と、を備え、
    前記移動プーリーは、前記ケーブルの余長部分の一部が繰り出される際に、前記ケーブルに作用する引っ張り力によって前記固定プーリーに接近する方向に移動し、前記繰り出した余長部分の一部を戻す際に、前記付勢部材の付勢力によって前記固定プーリーから離間する方向に移動
    前記本体ハウジングは第1コネクタを備え、
    前記ケーブルは、一端が前記電気機器に接続され、他端に前記第1コネクタと接続される第2コネクタを備え、
    前記余長収容部は、前記ケーブルの余長部分の第1部分をループ状の状態で収容する第1収容室と、前記第1収容室に隣接し前記ケーブル長調整部で用いられる前記余長部分の第2部分を収容する第2収容室と、を備え、
    前記第1収容室において、前記余長部分の第1部分は、ボビン部材に巻回されて繰り出し及び巻き取りが行われない状態で前記ループ状とされ、
    前記第1部分の一端側は前記電気機器に至り、他端側は前記第2収容室へ至って前記第2部分の一端側に連なり、前記第2部分の他端側は前記第2コネクタに連なり、
    前記ケーブル長調整部によって繰り出し又は戻される前記ケーブルの余長部分の一部は、前記第2収容室に収容された前記第2部分の一部である、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記ケーブル長調整部は、前記移動プーリーを回転自在に支持し、前記移動プーリーの移動をガイドするプーリーガイドをさらに備え、
    前記付勢部材は、前記プーリーガイドに係合されている、画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記ケーブル長調整部は、前記固定プーリーと前記移動プーリーとの間に配置される保持部をさらに備え、
    前記付勢部材は、コイルバネからなり、
    前記コイルバネは、前記プーリーガイドと前記保持部との間に介在され、
    前記移動プーリー及び前記プーリーガイドは、前記ケーブルの余長部分の一部が繰り出される際に、前記コイルバネを圧縮する方向に移動する、画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記余長収容部は、前記テーブルにおける前記電気機器の搭載面に開口を有する凹部からなり、
    前記開口が、前記電気機器の前記テーブルへの搭載によって塞がれる、画像形成装置。
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