JP6124852B2 - 携帯型情報処理装置、そのバッテリ制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラム - Google Patents

携帯型情報処理装置、そのバッテリ制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯型情報処理装置、そのバッテリ制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムに関する。
例えば、ノートPC、タブレット、スマートフォン、及び携帯電話端末等の各種携帯型情報処理装置にはバッテリが搭載されている。その中でも、例えば、リチウムイオン電池は、体積エネルギー密度及び重量エネルギー密度が高く小型で軽量であるため広く利用されている。
バッテリは、携帯型情報処理装置の筐体内に収納される。バッテリは充電又は放電中に発熱することがあり、その熱が筐体に伝導して筐体が熱くなることがある。この場合、ユーザが筐体に触れるとその熱のため、不快に感じることがある。
例えば、ノートPCは、ディスプレイを搭載したディスプレイ側筐体と、回路基板やバッテリを搭載した本体側筐体と、を備えている。例えば、バッテリを本体側筐体内のパームレストの下方に配置した場合に、バッテリが発熱すると本体側筐体のパームレストに熱が伝導する。ユーザがパームレストに手を置くと、その熱のため、不快に感じる場合がある。
特開2001−186680号公報 特開2014−78199号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、筐体内にバッテリを搭載した携帯型情報処理装置において、ユーザが筐体に触れた際のバッテリの発熱に伴う不快感を低減することが可能な携帯型情報処理装置、そのバッテリ制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも1つのバッテリを筐体内に搭載した携帯型情報処理装置であって、ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態を判断する判断手段と、前記少なくとも1つのバッテリの充放電を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記判断手段によってユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記少なくとも1つのバッテリの充電又は放電において、前記少なくとも1つのバッテリの発熱量を低減させる低発熱制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記制御手段は、前記判断手段によってユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記少なくとも1つのバッテリの充電又は放電の速度を低下させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記制御手段は、前記判断手段によってユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、ユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していない場合に比して、前記少なくとも1つのバッテリの充電電流を小さくすることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記少なくとも1つのバッテリは、前記筐体の表面に設けられたパームレストの下方に配置されていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記少なくとも1つのバッテリは、前記筐体に内蔵され、外部から着脱できないように構成された第1のバッテリと、前記筐体の外部から着脱可能に構成された第2のバッテリであり、前記制御手段は、前記判断手段によってユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記第1のバッテリと前記第2のバッテリとを交互に充電又は放電させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記判別手段は、前記携帯型情報処理装置の使用状態をユーザインターフェースの入力をモニタリングして判別することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記携帯型情報処理装置は、少なくともクラムシェル構成とタブレット構成を取ることが可能に構成され、前記判断手段は、さらに、前記携帯型情報処理装置の構成がクラムシェル構成であるか否かを判断し、前記制御手段は、前記判断手段によって、前記携帯型情報処理装置の構成がクラムシェル構成であると判断され、かつ、ユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記少なくとも1つのバッテリの充電又は放電において、前記少なくとも1つのバッテリの発熱量を低減させる低発熱制御を行うことが望ましい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも1つのバッテリを筐体に搭載した携帯型情報処理装置のバッテリ制御方法であって、ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態を判断する判断工程と、前記少なくとも1つのバッテリの充放電を制御する制御工程と、を含み、前記制御工程では、前記判断工程によってユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記少なくとも1つのバッテリの充電又は放電において低発熱制御を行うことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも1つのバッテリを筐体に搭載した携帯型情報処理装置に搭載されるコンピュータであって、ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態を判断する判断工程と、前記少なくとも1つのバッテリの充放電を制御する制御工程と、をコンピュータに実行させ、前記制御工程では、前記判断工程によってユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記少なくとも1つのバッテリの充電又は放電において低発熱制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、筐体内にバッテリを搭載した携帯型情報処理装置において、ユーザが筐体に触れた際のバッテリの発熱に伴う不快感を低減することが可能な携帯型情報処理装置を提供することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係る電子機器を適用したノートPCの外観を示す斜視図及び本体側筐体の底面を示す平面図である。 図2は、補助電池パックの概略の外観構成及び本体側筐体に装着した場合を示す図である。 図3は、上記ノートPCのブロック構成図である。 図4は、電源回路の概略の構成を示す機能ブロック図である。 図5は、本実施の形態の低発熱制御を行っていない場合を示しており、主電池パック及び補助電池パックの温度変化の一例を示す図である。 図6は、本実施の形態の低発熱制御を行った場合を示しており、主電池パックと補助電池パックの温度変化の一例を示す図である。 図7は、図3のエンベデッド・コントローラによる主電池パック及び補助電池パックの充電時の低発熱制御の一例を説明するためのフローチャートである。 図8は、変形例に係るノートPCのノートPC構成を示す斜視図である。 図9は、変形例に係るノートPCのタブレットPC構成(キーボードが上向きの状態)を示す斜視図である。 図10は、変形例に係るノートPCのタブレットPC構成(タッチスクリーンが上向きの状態)を示す斜視図である。 図11は、変形例に係るノートPCの概略の構成を示す機能ブロック図である。 図12は、図11のエンベデッド・コントローラによる電池パックの充電時の低発熱制御の一例を説明するためのフローチャートである。
以下に、この発明に係る携帯型情報処理装置、そのバッテリ制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムを図面に基づいて詳細に説明する。本発明の構成要素は、本明細書の図面に一般に示してあるが、様々な構成で広く多様に配置し設計してもよいことは容易に理解できる。したがって、本発明の装置、システム及び方法の実施形態についての以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に示す本発明の範囲を限定するものではなく、単に本発明の選択した実施形態の一例を示すものであって、特許請求の範囲に示す本発明と矛盾無く装置、システム及び方法についての選択した実施形態を単に示すものである。当業者は、特定の細目の1つ以上が無くても、又は他の方法、部品、材料でも本発明を実現できることが理解できる。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの又は実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施の形態に係る携帯型情報処理装置を適用したノートPCの概略構成を示しており、図1(a)はノートPCの外観を示す斜視図、図1(b)はノートPCの本体側筐体の底面を示す平面図である。図1に示すように、ノートPC1は、ディスプレイ側筐体2と本体側筐体3が一対のヒンジ4を介して開閉可能に接続されている。
ディスプレイ側筐体2は、LCD(液晶ディスプレイ)18を収納する。本体側筐体3は、内部に主電池パック101及び図3に示すような各種のシステム・デバイスを収納すると共に、表面にキーボード装置16及びタッチパッド18を実装しており、また、手前側にパームレスト19が設けてある。
主電池パック101は、本体側筐体3に内蔵された構成(Built in)であり、ユーザが交換(着脱)できない構成となっている(例えば、主電池パック101は、メーカーのサービスセンター等で本体側筐体13を分解して交換する必要があり、ユーザが交換できない構成となっている。)。主電池パック101は、例えば、シートタイプのリチウムイオン電池である。
本体側筐体3の裏面には、交換可能な(Replaceable)補助電池パック102が装着される。補助電池パック102に近接した位置には、補助電池パック102を本体側筐体3にロックしたり、リリースしたりするためのイジェクト・スイッチ31が設けられている。補助電池パック102は、例えば、シリンダータイプのリチウムイオン電池である。
図2は、補助電池パック102の概略の外観構成及び本体側筐体3に装着した状態の一例を示す図である。図2に示すように、補助電池パック102は、本体側筐体3の底面と略面一に収納される。
主電池パック101を本体側筐体3のパームレスト19の下方に配置した場合、主電池パック101が発熱するとパームレスト19に熱が伝導してパームレスト19が熱くなる。ユーザがパームレスト19に手を置いてキーボード装置16を使用する場合、パームレスト19の熱のため不快に感じる場合がある。
そこで、本実施の形態では、ユーザがノートPC1を使用している場合には、ユーザがパームレスト19に手を置いてキーボード装置16等を使用している可能性が高いため、主電池パック101の充電又は放電において、その発熱量を低減させる低発熱制御を行う。これにより、主電池パック101の発熱量を低減させて、パームレスト19の温度上昇を抑制し、ユーザがパームレスト19に手を置いてノートPC1を使用する場合にパームレスト19の熱のため不快に感じることを防止している。
図3は、ノートPC1の概略の構成を示す機能ブロック図である。CPU11はメモリ・コントローラとPCI Expressコントローラを内蔵しており、メイン・メモリ16、ビデオ・カード25及びチップセット12に接続されている。ビデオ・カード25は、画像表示に関連する機能を実現するためのサブシステムであり、ビデオコントローラを含んでいる。このビデオコントローラは、CPU11からの描画命令を処理し、処理した描画情報をビデオメモリに書き込むと共に、ビデオメモリからこの描画情報を読み出して、LCD(液晶ディスプレイ)18に描画データとして出力している。
メイン・メモリ21は、CPU11の実行プログラムの読み込み領域として、あるいは実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。例えば、複数個のDRAMチップで構成される。この実行プログラムには、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)に基づく電力制御が可能なOS(例えば、Windows(登録商標)XP、Vista、7、8等)、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、ユーティリティプログラム、特定業務を実行するためのアプリケーションプログラム等が含まれる。これら実行プログラムは、HDD20に格納されている。
チップセット12は、SATA、USB、PCI Express、LPCなどのコントローラ及びRTC(Real Time Clock)を内蔵している。SATAコントローラにはHDD20が接続され、PCI ExpressコントローラにはLANカード13が接続され、USBコントローラにはUSBレセプタクル23が接続される。LANカード13には、RJ45レセプタクル15が接続されている。LPCコントローラには、エンベデッド・コントローラ22が接続されている。
エンベデッド・コントローラ22は、CPU、ROM、及びRAMなどで構成されたマイクロ・コンピュータであり、さらに複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマ、及びディジタル入出力端子を備えている。エンベデッド・コントローラ22は、ノートPC1の内部の動作環境の管理に係るプログラムをCPU11とは独立して実行することができる。エンベデッド・コントローラ22は、キーボード装置16やタッチパッド17の制御を行う。
また、エンベデッド・コントローラ22は、電源回路40を制御して、システム状態(ACPIステート)に応じた電源コントロールを行なう。システム状態は、6つのステートS0〜S5が規定されており、S0はフル稼働状態、S1は低消費電力状態(ただし、プロセッサ、チップセットともに電源オン)、S2は低消費電力状態(ただし、プロセッサとキャッシュは電源オフ、チップセットは電源オン)、S3はスタンバイ状態、S4は休止状態、S5はソフトウェアによる電源オフを示している。
電源回路40は、主として、AC/DCアダプタ41、主電池パック101、補助電池パック102、パワーコントローラ42,充電器43、及びDC/DCコンバータ44で構成されている。
エンベデッド・コントローラ22は、AC/DCアダプタ41が商用電源に接続されている場合には、AC/DCアダプタ41から供給される直流電圧を複数の電圧に変換してシステム・デバイスに電力を供給するように制御し(AC駆動)、また、充電器43を制御して、主電池パック101及び補助電池パック102を充電する。他方、エンベデッド・コントローラ22は、AC/DCアダプタ41が商用電源に接続されていない場合には、主電池パック101又は補助電池パック102から供給される直流電圧を複数の電圧に変換してシステム・デバイスに電力を供給するように制御する(バッテリ駆動)。
エンベデッド・コントローラ22は、パワーコントローラ42を介してDC/DCコンバータ44を制御して、ノートPC1に実装されたシステム・デバイスに電力を供給する。パワーコントローラ42は、エンベデッド・コントローラ22及びDC/DCコンバータ44に接続され、エンベデッド・コントローラ22からの指示に基づいてDC/DCコンバータ44を制御する。DC/DCコンバータ44は、主電池パック101若しくは補助電池パック102又はAC/DCアダプタ41から供給される直流電圧を複数の電圧に変換してシステム・デバイスに電力を供給する。
エンベデッド・コントローラ22は、主電池パック101及び補助電池パック102の状態を監視して充電器43の動作を制御する。主電池パック101は、スマート・バッテリィ・システム(SBS)の規格に適合し、本体側筐体3の内部にユーザが交換できない態様で実装される。補助電池パック102は、スマート・バッテリィ・システム(SBS)の規格に適合し、本体側筐体3にユーザが交換可能な態様で実装される。
エンベデッド・コントローラ22は、主電池パック101及び補助電池パック102の充電電流の設定値及び充電電圧の設定値を充電器43に設定する。充電器43は、エンベデッド・コントローラ22により設定された充電電流の設定値及び充電電圧の設定値に基づいて、定電流定電圧制御方式(CCCV)で主電池パック101及び補助電池パック102を充電する。
また、エンベデッド・コントローラ22は、ユーザによるノートPC1の使用状態を判断し、ユーザがノートPC1を使用していると判断した場合には、主電池パック101の充電又は放電において、充電速度又は放電速度を低下させることにより、主電池パック101の発熱量を低減させる低発熱制御を行う。
例えば、エンベデッド・コントローラ22は、ユーザインターフェース(キーボード装置16、タッチパッド17)への入力の状態をモニタリングすることで、ユーザによるノートPC1の使用状態を判断してもよい。例えば、エンベデッド・コントローラ22は、所定時間間隔内でキーボード装置16やタッチパッド17の入力がある場合には、ユーザがノートPC1を使用していると判断する。また、エンベデッド・コントローラ22は、システム状態がS0の場合にユーザがノートPC1を使用していると判断し、システム状態がS1〜S6の場合にユーザがノートPC1を使用していないと判断してもよい。また、パームレスト19に近接センサを設けて、エンベデッド・コントローラ22は、近接センサで手を検出した場合に、ユーザがノートPC1を使用していると判断してもよい。
具体的には、エンベデッド・コントローラ22は、低発熱制御では、補助電池パック102を装着していない場合、すなわち、主電池パック101のみが搭載されている場合には(1つのバッテリのみが搭載されている状態)、主電池パック101を充電する場合に、主電池パック101の充電電流を通常の充電電流ICnormalより小さくする(例えば、通常の充電電流ICnormalの1/2とする)。また、エンベデッド・コントローラ22は、補助電池パック102を装着していない場合に、放電する場合には、主電池パック101の放電電流を通常の放電電流IDnormalとする。
また、エンベデッド・コントローラ22は、低発熱制御では、補助電池パック102を装着している場合(2つのバッテリを搭載されている状態)に、充電する場合には、通常の充電電流ICnormalで、主電池パック101と補助電池パック102を交互に充電する(例えば、所定時間毎に、主電池パック101と補助電池パック102の充電を切り替えることにしてもよい)。また、エンベデッド・コントローラ22は、低発熱制御では、補助電池パック102を装着している場合に、放電する場合には、通常の放電電流IDnormalで、主電池パック101と補助電池パック102を交互に放電する。
図4は、電源回路100の概略の構成を示す機能ブロック図である。AC/DCアダプタ41は、一次側が商用電源のアウトレットに接続され、二次側がノートPC1の本体側13に接続される。AC/DCアダプタ41は、ノートPC1の内部に組み込んでもよい。AC/DCアダプタ41は交流電圧を直流電圧に変換してDC/DCコンバータ44に電力を供給し、さらに充電器43に電力を供給して主電池パック101又は補助電池パック102を充電する。
FET111は、主電池パック101又は補助電池パック102からDC/DCコンバータ44に電力を供給するときにオフに制御されて、放電電流がAC/DCアダプタ41に流れ込むのを防止する。充電器43は、CHGコントローラ46、ハイ・サイドFET、ロー・サイドFET、インダクタ、及びキャパシタを含み、主電池パック101及び補助電池パック102を充電する。充電器43のCHGコントローラ46にはエンベデッド・コントローラ22が接続されている。エンベデッド・コントローラ22は、充電電流及び充電電圧をCHGコントローラ46に設定する。
CHGコントローラ46は、ハイ・サイドFETとロー・サイドFETを交互にオン、オフを繰り返すようにスイッチング制御して同期整流方式を実現し、AC/DCアダプタ41の出力電圧をエンベデッド・コントローラ22により設定された所定の電圧に制御する。インダクタとキャパシタは、ハイ・サイドFETがオフでロー・サイドFETがオンの期間にそれぞれに蓄えられたエネルギーを放出することにより出力電流を平滑化する。
DC/DCコンバータ44は、入力電圧をノートPC1のシステム・デバイスの動作に適した安定した複数の電圧に変換する。DC/DCコンバータ44は、ノートPC1をACPIに規定された複数の電源状態(パワー・ステート)に遷移させるために、適切に区分された範囲のシステム・デバイスに電力を供給できるように構成されている。検出回路47は、AC/DCアダプタ41の出力電圧を検出してパワーコントローラ42のレジスタを設定する。
FET118は、AC/DCアダプタ41の出力電圧が充電器43を経由して、主電池パック101又は補助電池パック102に供給されるように充電時はオフに制御されるスイッチである。FET118は、また、AC/DCアダプタ41が電圧を出力しないときは、主電池パック101又は補助電池パック102からDC/DCコンバータ44に電力を供給するためにオンに制御されるスイッチである。FET114〜FET117は、主電池パック101及び補助電池パック102に対する充電及び放電の動作を制御するためのスイッチである。
主電池パック101は、放電制御用FET114と充電制御用FET115で構成された充放電パスで充電器43の出力及びFET118に接続されている。補助電池パック102は、放電制御用FET116と充電制御用FET117で構成された充放電パスで充電器43の出力及びFET118に接続されている。放電制御用FET114、116はPチャネル型MOSFETであり、充電制御用FET115、117はNチャネル型MOSFETである。これらのFETの内部にはいずれも図示する方向に寄生ダイオードが形成されている。
パワーコントローラ42は、論理回路、レジスタ、及びタイマなどを含むICチップでエンベデッド・コントローラ22により制御される。パワーコントローラ42は、エンベデッド・コントローラ22の指示に基づいてFET111、FET114〜118の動作を制御したり、DC/DCコンバータ44の動作を制御したりする。
主電池パック101及び補助電池パック102は、いずれもバスを通じてエンベデッド・コントローラ22に接続されている。エンベデッド・コントローラ22は、バスを通じて各電池パックの充電電圧、充電電流、容量、及び残容量などの情報を取得し、充電器43の動作及び必要なFETの動作を制御する。エンベデッド・コントローラ22は、また、補助電池パック102がノートPC1に装着されたときに、それらの内部にある抵抗器の存在を検出してそれらの装着状態を検出する。
図5〜図7を参照して、本実施の形態の上記低発熱制御を説明する。図5及び図6は、本実施の形態の低発熱制御を行っていない場合と行っている場合を説明するための図である。図7は、エンベデッド・コントローラ22による主電池パック101及び補助電池パック102の充電時の低発熱制御の一例を説明するためのフローチャートである。
図7において、エンベデッド・コントローラ22は、まず、ユーザがノートPC1を使用しているか否かを判断する(ステップS1)。ユーザがノートPC1を使用していない場合には(ステップS1の「No」)、エンベデッド・コントローラ22は、主電池パック101を通常の充電電流ICnormal(例えば、通常の充電電流ICnormalは最大充電電流とすることができる)で充電を行う(ステップS4)。他方、ユーザがノートPC1を使用していない場合には(ステップS1の「Yes」)、エンベデッド・コントローラ22は、補助電池パック102が装着されているか否かを判断する(ステップS2)。補助電池パック102が装着されていない場合には(ステップS2の「No」)、エンベデッド・コントローラ22は、主電池パック101を通常の充電電流ICnormalよりも小さい充電電流(例えば、通常の充電電流ICnormalの1/2の充電電流)で充電する(ステップS3)。他方、補助電池パック102が装着されている場合には(ステップS2の「Yes」)、エンベデッド・コントローラ22は、主電池パック101と補助電池パック102を交互に通常の充電電流ICnormalで充電する(ステップS5)。
図5は、本実施の形態の低発熱制御を行っていない場合を示しており、主電池パック101及び補助電池パック102を装着している場合に、主電池パック101を通常の充電電流ICnormalで連続して充電した場合の主電池パック101及び補助電池パック102の温度変化の一例を示す図である。図6は、本実施の形態の低発熱制御を行った場合を示しており、主電池パック101及び補助電池パック102を装着している場合に、本実施の形態による低発熱制御を行った場合、すなわち、主電池パック101と補助電池パック102を通常の充電電流ICnormalで交互に充電した場合の温度変化の一例を示す図である。図5及び図6において、横軸は充電時間、縦軸は主電池パック101及び補助電池パック102の温度を示している。また、T1は、ユーザがパームレストに触れた際に熱のため不快と感じる場合の主電池パック101の温度の一例を示している。
図5に示すように、主電池パック101を通常の充電電流ICnormalで連続して充電した場合には、主電池パック101の温度が連続的に急上昇し、温度T1を超えてしまうため、ユーザは、パームレストに手を置いた際に不快に感じてしまう。これに対して、図6に示すように、本実施の形態の低発熱制御を行った場合には、主電池パック101と補助電池パック102を通常の充電電流ICnormalで交互に充電しているので、主電池パック101と補助電池パック102の温度上昇は主電池パック101と補助電池パック102とで平均化されて緩やかに上昇するため、主電池パック101の温度が温度T1以上とはならない。このため、ユーザがパームレスト19に手を置いても不快に感じることはない。
このように、主電池パック101のみを装着している場合(1つのバッテリを装着している場合)には、主電池パック101を通常の充電電流ICnormalよりも小さい充電電流で充電し、主電池パック101及び補助電池パック102を装着している場合(2つのバッテリを装着している場合)には、主電池パック101と補助電池パック102を通常の充電電流ICnormalで交互に充電しているので、主電池パック101の充電速度を低下させることができ、主電池パック101の発熱を低減することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、主電池パック101を本体側筐体2内に搭載したノートPC1において、エンベデッド・コントローラ22は、ユーザがノートPC1を使用していると判断した場合には、主電池パック101の充電又は放電において、発熱量を低減させる低発熱制御を行うこととしたので、筐体内にバッテリを搭載した携帯型情報処理装置において、ユーザが筐体に触れた際のバッテリの発熱に伴う不快感を低減することが可能となる。
また、エンベデッド・コントローラ22は、低発熱制御では、主電池パック101の充電又は放電の速度を低下させることとしたので、主電池パック101の発熱量を低減することが可能となる。
また、エンベデッド・コントローラ22は、主電池パック101の充電速度を低下させる場合に、ユーザがノートPC1を使用していない場合に比して、主電池パック101の充電電流を小さくすることとしたので、簡単な方法で、主電池パック101の充電速度を低下させて主電池パック101の発熱量を低減することが可能となる。
また、主電池パック101は、本体側筐体2の表面に設けられたパームレスト19の下方に配置されているので、パームレスト19の温度上昇を低減することが可能となる。
また、エンベデッド・コントローラ22は、補助電池パック102が装着されている場合には、主電池パック101と補助電池パック102とを交互に充電又は放電させることとしたので、主電池パック101と補助電池パック102の温度上昇を平均化でき、主電池パック101の急激な温度上昇を防止することが可能となる。
また、エンベデッド・コントローラ22は、ユーザによるノートPC1の使用状態を、ユーザインターフェースの入力をモニタリングして判別することとしたので、簡単な方法でユーザによるノートPC1の使用状態を判別することが可能となる。
(変形例)
上記実施の形態では、携帯型情報処理装置の一例として、クラムシェル型のノートパソコンを示したが、これに限られるものではなく、例えば、タブレット構成及びノートパソコン構成を取ることが可能なコンバーチブル型のノートパソコンとしてもよい。
図8〜図12を参照して変形例を説明する。変形例に係る携帯型情報処理装置は、いわゆるコンバーチブル型のノートパソコンであり、ノートPC及びタブレットPCとして使用することができる。図8は、変形例に係る携帯型情報処理装置のノートPC構成を示す斜視図である。図9は、変形例に係る携帯型情報処理装置のタブレットPC構成(キーボードが上向きの状態)を示す斜視図である。図10は、変形例に係る携帯型情報処理装置のタブレットPC構成(タッチスクリーンが上向きの状態)を示す斜視図である。
図8〜図10に示すように、コンバーチブル型のノートPC100は、LCD115とLCD115上に配置されたタッチセンサ116で構成されるタッチスクリーンが配置されたディスプレイ側筐体111と、表面に、キーボード装置117、タッチパッド118、及びパームレスト113が配置された本体筐体112と、を備え、ディスプレイ側筐体111と本体筐体112は、一対のヒンジ(hinge)120を介して接続されている。
ディスプレイ側筐体111は、第1の加速度センサ151やマグネット154等を収納している。本体筐体112は、パームレスト113の下方に内蔵の電池パック200を収納すると共に、第2の加速度センサ152及びホール素子153等を収納している。
一対のヒンジ120は、ディスプレイ側筐体111が本体筐体112に対して、(X軸の周りを)実質的に360度回動可能にディスプレイ側筐体111と本体筐体112を連結している。本体側筐体112に対するディスプレイ側筐体111の角度を「θ」と規定する。
ホール素子153は、双極性のホール素子であり、ホール素子153が配置される位置は、ディスプレイ側筐体111の内部に配置されるマグネット154が配置される位置に対応する。ホール素子153は、ディスプレイ側筐体111の内部に配置されているマグネット154から発生する磁界を検出する。より詳細には、ノートPC100のクローズ状態及びベーシック状態において、ホール素子16とマグネット28が対向するように、ホール素子16及びマグネット28が配置される。ホール素子153が磁界を検出することにより、ノートPC10のクローズ構成(θ=0度)及びタブレット構成(θ=360度)を検出することができる。
第1の加速度センサ151は、ディスプレイ側筐体111に対するXYZ方向の加速度を検出する。第2の加速度センサ152は、本体側筐体112に対するXYZ方向の加速度を検出する。
図8に示すように、ディスプレイ側筐体111を本体筐体112に対して90度〜180度回転させた状態(90度<θ<180度)がノートPC構成(クラムシェル構成)である。図9及び図10に示すように、ディスプレイ側筐体111を本体筐体112に対して360度回転させた状態(θ=360度)がタブレットPC構成である。
図11は、ノートPC100の概略の構成を示す機能ブロック図である。CPU131はメモリ・コントローラとPCI Expressコントローラを内蔵しており、メイン・メモリ136、ビデオ・カード135及びチップセット132に接続されている。ビデオ・カード135は、画像表示に関連する機能を実現するためのサブシステムであり、ビデオコントローラを含んでいる。このビデオコントローラは、CPU131からの描画命令を処理し、処理した描画情報をビデオメモリに書き込むと共に、ビデオメモリからこの描画情報を読み出して、LCD(液晶ディスプレイ)115に描画データとして出力している。
メイン・メモリ136は、CPU131の実行プログラムの読み込み領域として、あるいは実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。例えば、複数個のDRAMチップで構成される。この実行プログラムには、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)に基づく電力制御が可能なOS(例えば、Windows(登録商標)XP、Vista、7、8等)、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、ユーティリティプログラム、特定業務を実行するためのアプリケーションプログラム等が含まれる。これら実行プログラムは、HDD134に格納されている。
チップセット132は、SATA、USB、PCI Express、LPCなどのコントローラ及びRTC(Real Time Clock)を内蔵している。SATAコントローラにはHDD134が接続され、PCI ExpressコントローラにはLANカード133が接続され、USBコントローラにはUSBレセプタクル138が接続される。LANカード133には、RJ45レセプタクル137が接続されている。LPCコントローラには、エンベデッド・コントローラ122が接続されている。
エンベデッド・コントローラ122は、CPU、ROM、及びRAMなどで構成されたマイクロ・コンピュータであり、さらに複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマ、及びディジタル入出力端子を備えている。エンベデッド・コントローラ122は、ノートPC100の内部の動作環境の管理に係るプログラムをCPU11とは独立して実行することができる。エンベデッド・コントローラ122は、タッチセンサ116,キーボード装置117,タッチパッド118の制御を行う。
また、エンベデッド・コントローラ122は、ホール素子153の磁界の検出結果、第1の加速度センサ151及び第2の加速度センサ152の検出結果に基づいて、ノートPC100の構成(ベーシック構成、ノートPC構成(クラムシェル構成)、タブレット構成等)を判定する。
また、エンベデッド・コントローラ22は、電源回路140を制御して、システム状態(ACPIステート)に応じた電源コントロールを行なう。電源回路140は、主として、AC/DCアダプタ141、電池パック200、パワーコントローラ142,充電器143、及びDC/DCコンバータ144で構成されている。
エンベデッド・コントローラ122は、AC/DCアダプタ141が商用電源に接続されている場合には、AC/DCアダプタ141から供給される直流電圧を複数の電圧に変換してシステム・デバイスに電力を供給するように制御し(AC駆動)、また、充電器143を制御して、電池パック200を充電する。他方、エンベデッド・コントローラ122は、AC/DCアダプタ141が商用電源に接続されていない場合には、電池パック200から供給される直流電圧を複数の電圧に変換してシステム・デバイスに電力を供給するように制御する(バッテリ駆動)。
エンベデッド・コントローラ122は、パワーコントローラ142を介してDC/DCコンバータ144を制御して、ノートPC100に実装されたシステム・デバイスに電力を供給する。パワーコントローラ142は、エンベデッド・コントローラ122及びDC/DCコンバータ144に接続され、エンベデッド・コントローラ122からの指示に基づいてDC/DCコンバータ144を制御する。DC/DCコンバータ144は、電池パック200又はAC/DCアダプタ141から供給される直流電圧を複数の電圧に変換してシステム・デバイスに電力を供給する。
エンベデッド・コントローラ122は、電池パック200の状態を監視して充電器143の動作を制御する。電池パック200は、スマート・バッテリィ・システム(SBS)の規格に適合し、本体側筐体112の内部にユーザが交換できない態様で実装される。
エンベデッド・コントローラ122は、電池パック200の充電電流の設定値及び充電電圧の設定値を充電器143に設定する。充電器143は、エンベデッド・コントローラ22により設定された充電電流の設定値及び充電電圧の設定値に基づいて、定電流定電圧制御方式(CCCV)で電池パック200を充電する。
また、エンベデッド・コントローラ122は、ノートPC100の構成がノートPC構成である場合に、ユーザがノートPC100を使用中であるか否かを判断し、ユーザがノートPC100を使用していると判断した場合には、電池パック200の充電又は放電において、電池パック200の発熱量を低減させる低発熱制御を行う。
例えば、エンベデッド・コントローラ122は、ユーザインターフェース(キーボード装置117、タッチパッド118、タッチセンサ116)への入力の状態をモニタリングすることで、ユーザによるノートPC100の使用状態を判断してもよい。例えば、エンベデッド・コントローラ122は、所定時間間隔内で、キーボード装置117、タッチパッド118、又はタッチセンサ116の入力がある場合には、ユーザがノートPC100を使用していると判断する。
エンベデッド・コントローラ122は、低発熱制御では、充電する場合には、電池パック101の充電電流を通常の充電電流ICnormalより小さくする(例えば、通常の充電電流ICnormalの1/2とする)。また、エンベデッド・コントローラ122は、放電する場合には、電池パック101を通常の放電電流IDnormalで放電する。
図12を参照して、エンベデッド・コントローラ122による電池パック200の充電時の低発熱制御を説明する。図12は、エンベデッド・コントローラ122による電池パック200の充電時の低発熱制御の一例を説明するためのフローチャートである。
図12において、エンベデッド・コントローラ122は、まず、ノートPC100の構成がノートPC構成であるか否かを判断する(ステップS11)。ノートPC100の構成がノートPC構成でない場合には(ステップS11の「No」)、エンベデッド・コントローラ122は、電池パック200を通常の充電電流ICnormal(例えば、通常の充電電流ICnormalは最大充電電流とすることができる)で充電を行う(ステップS14)。ノートPC構成以外では、ユーザがパームレスト113に手を置いてノートPC100を使用することが考えられないからである。
ノートPC100の構成がノートPC構成である場合には(ステップS11の「Yes」)、エンベデッド・コントローラ122は、ユーザがノートPC100を使用しているか否かを判断する(ステップS12)。ユーザがノートPC1を使用していない場合には(ステップS12の「No」)、エンベデッド・コントローラ22は、電池パック200を通常の充電電流ICnormal(例えば、通常の充電電流ICnormalは最大充電電流とすることができる)で充電を行う(ステップS14)。
他方、ユーザがノートPC100を使用している場合には(ステップS12の「Yes」)、エンベデッド・コントローラ122は、電池パック200を通常の充電電流INormalよりも小さい充電電流(例えば、通常の充電電流ICnormalの1/2の充電電流)で充電する(ステップS3)。
以上説明したように、変形例によれば、ノートPC100は、少なくともクラムシェル構成とタブレット構成を取ることが可能に構成されたコンバーチブル型のノートPCであり、エンベデッド・コントローラ122は、ノートPC100がクラムシェル構成であり、かつ、ユーザがノートPC100を使用していると判断した場合に、電池パック200の充電において、発熱量を低減させる低発熱制御を行うこととしたので、クラムシェル構成でユーザがパームレスト113等に手を置いて使用する場合に、熱によるユーザの不快感を低減することが可能となる。
また、変形例では、1つのバッテリ(電池パック200)を搭載する例を説明したが、上記実施の形態と同様に、補助バッテリ(補助電池パック)を搭載することにしてもよい。この場合、上記実施の形態と同様に、低発熱制御では、電池パック200と補助電池パックを通常の充電電流又は通常の放電電流で、交互に充電又は放電してもよい。
なお、上記実施の形態では、携帯型情報処理装置としてノートPCを例示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、バッテリで駆動するタブレット、スマートフォン、携帯電話端末等の他の携帯型情報処理装置にも適用可能である。
1 ノートPC
2 ディスプレイ側筐体
3 本体側筐体
4 ヒンジ
11 CPU
12 チップセット
16 キーボード装置
17 タッチパッド
17 入力デバイス
18 LCD
19 パームレスト
20 HDD
21 メイン・メモリ
22 エンベデッド・コントローラ
23 USB
24 コネクタ
25 ビデオ・カード
31 イジェクト・スイッチ
40 電源回路
41 AC/DCアダプタ
42 パワーコントローラ
43 充電器
44 DC/DCコンバータ
46 CHGコントローラ
100 ノートPC(コンバーチブル型ノートパソコン)
111 ディスプレイ側筐体
112 本体側筐体
113 パームレスト
115 LCD
116 タッチセンサ
117 キーボード装置
118 タッチパッド
120 ヒンジ
151 第1の加速度センサ
152 第2の加速度センサ
153 ホール素子
154 マグネット
122 エンベデッド・コントローラ
200 電池パック

Claims (8)

  1. 少なくとも1つのバッテリを筐体内に搭載した携帯型情報処理装置であって、
    ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態を判断する判断手段と、
    前記少なくとも1つのバッテリの充放電を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記少なくとも1つのバッテリは、前記筐体に内蔵され、外部から着脱できないように構成された第1のバッテリと、前記筐体の外部から着脱可能に構成された第2のバッテリであり、
    前記制御手段は、前記判断手段によってユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記第1のバッテリと前記第2のバッテリとを交互に充電又は放電させることを特徴とする携帯型情報処理装置。
  2. 前記第1のバッテリは、前記筐体の表面に設けられたパームレストの下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報処理装置。
  3. 前記判手段は、前記ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態をユーザインターフェースの入力をモニタリングして判別することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯型情報処理装置。
  4. 少なくとも1つのバッテリを筐体内に搭載した携帯型情報処理装置であって、
    ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態を判断する判断手段と、
    前記少なくとも1つのバッテリの充放電を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記携帯型情報処理装置は、少なくともクラムシェル構成とタブレット構成を取ることが可能に構成され、
    前記判断手段は、さらに、前記携帯型情報処理装置の構成がクラムシェル構成であるか否かを判断し、
    前記制御手段は、前記判断手段によって、前記携帯型情報処理装置の構成がクラムシェル構成であると判断され、かつ、ユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記少なくとも1つのバッテリの充電又は放電において、前記少なくとも1つのバッテリの発熱量を低減させる低発熱制御を行うことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  5. 少なくとも1つのバッテリを筐体に搭載した携帯型情報処理装置のバッテリ制御方法であって、
    ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態を判断する判断工程と、
    前記少なくとも1つのバッテリの充放電を制御する制御工程と、
    を含み、
    前記少なくとも1つのバッテリは、前記筐体に内蔵され、外部から着脱できないように構成された第1のバッテリと、前記筐体の外部から着脱可能に構成された第2のバッテリであり、
    前記制御工程では、前記判断工程によってユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記第1のバッテリと前記第2のバッテリとを交互に充電又は放電させることを特徴とする携帯型情報処理装置のバッテリ制御方法。
  6. 少なくとも1つのバッテリを筐体に搭載した携帯型情報処理装置のバッテリ制御方法であって、
    ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態を判断する判断工程と、
    前記少なくとも1つのバッテリの充放電を制御する制御工程と、
    を含み、
    前記携帯型情報処理装置は、少なくともクラムシェル構成とタブレット構成を取ることが可能に構成され、
    前記判断工程では、さらに、前記携帯型情報処理装置の構成がクラムシェル構成であるか否かを判断し、
    前記制御工程では、前記判断工程によって、前記携帯型情報処理装置の構成がクラムシェル構成であると判断され、かつ、ユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記少なくとも1つのバッテリの充電又は放電において、前記少なくとも1つのバッテリの発熱量を低減させる低発熱制御を行うことを特徴とする携帯型情報処理装置のバッテリ制御方法。
  7. 少なくとも1つのバッテリを筐体に搭載した携帯型情報処理装置に搭載されるコンピュータであって、
    ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態を判断する判断工程と、
    前記少なくとも1つのバッテリの充放電を制御する制御工程と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記少なくとも1つのバッテリは、前記筐体に内蔵され、外部から着脱できないように構成された第1のバッテリと、前記筐体の外部から着脱可能に構成された第2のバッテリであり、
    前記制御工程では、前記判断工程によってユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記第1のバッテリと前記第2のバッテリとを交互に充電又は放電させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
  8. 少なくとも1つのバッテリを筐体に搭載した携帯型情報処理装置に搭載されるコンピュータであって、
    ユーザによる前記携帯型情報処理装置の使用状態を判断する判断工程と、
    前記少なくとも1つのバッテリの充放電を制御する制御工程と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記携帯型情報処理装置は、少なくともクラムシェル構成とタブレット構成を取ることが可能に構成され、
    前記判断工程では、さらに、前記携帯型情報処理装置の構成がクラムシェル構成であるか否かを判断し、
    前記制御工程では、前記判断工程によって、前記携帯型情報処理装置の構成がクラムシェル構成であると判断され、かつ、ユーザが前記携帯型情報処理装置を使用していると判断された場合には、前記少なくとも1つのバッテリの充電又は放電において、前記少なくとも1つのバッテリの発熱量を低減させる低発熱制御を行うことを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
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