JP5176651B2 - 電子機器、放熱方法及び放熱プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、コンバーチブル型パーソナルコンピュータ(PC)等、発熱部を備える機器の放熱に関し、特に、機器の携行等の状態や機器に加わる振動状態を監視し、冷却機能が制御される電子機器、放熱方法及び放熱プログラムに関する。
コンバーチブル型PC等、発熱部を備える機器には放熱手段や冷却手段が設置され、放熱手段によって発熱部の放熱を高めたり、冷却手段によって冷却することが行われている。PC等の機器では、冷却ファンを設置し、空気の通流によって発熱部であるCPU(Central Processing Unit )等を放熱させている。
PCの障害発生予防に関し、特許文献1では、PCの振動や衝撃をセンサで検知し、所定の閾値と比較することで注意を喚起することが開示されている。また、特許文献2には、ファンを用いないPCにおいて、筐体下面からの放熱を高めた筐体構造が開示されている。
特開2003−345627号公報(要約及び図2等) 特開平11−143583号公報(要約及び図1等)
ところで、ノート型PC等の機器では、
a)膝上に置いての操作
b)腕に載せ、腕に抱える状態での操作
c) 机上での操作
の機会があり、a)膝上に置いての操作は交通機関等での移動中に多く見られる。b)腕に載せ、腕に抱える状態での操作は他人に対する配慮や他人とのミーティングの場合に多く見られる。特に、これらの操作a)、b)は、コンバーチブル型PCのように、折畳み状態で表示部にスタイライトペンで操作可能な機器に多く見られる。コンバーチブル型PCでは、タブレット状態にして膝上や腕上で使用する場合、通常のファン回転制御では装置底面が熱くなると、ユーザが長時間の使用に耐えられない場合には、机上に設置せざるを得ない。
人体を密接に接触させて使用する機器では、機器側の発熱が人体に加わるので、長時間使用による不快感を覚えたり、操作に夢中になると、発熱に対して鈍化するという傾向がある。このような発熱からのユーザ保護には、冷却が不可欠である。
従来、CPU等の特定部分に温度センサを配置して発熱温度を監視し、その発熱温度に合わせてファン回転数を制御することが行われているが、この温度制御はCPU等の機能補償のためであり、発熱からのユーザ保護には不十分である。
ところが、機器に冷却ファンが内蔵されていても、ファン回転数が使用状態即ち、机上での操作、膝上に置いての操作、腕に抱える操作等、人体との係わり方の異なる操作に関係なく同一であれば、処理内容や継続的な使用によっては発熱温度が上昇する等の不都合を回避できない。
斯かる要求や課題について、特許文献1、2にはその開示や示唆はなく、それを解決する構成等についての開示や示唆はない。
そこで、本発明の目的は、発熱部を備える機器に関し、機器の動的状態を監視し、人体と接触していることを予測して冷却機能を高め、機器温度を低下させることにある。
斯かる目的を詳細に述べれば、動的状態として機器に加わる振動や機器の傾きに応じて冷却レベルを高め、機器温度を低下させることにある。
また、本発明の他の目的は、機器の動的状態を監視し、人体と接触していることを予測して冷却機能を高め、機器温度を低下させ、過熱から機器を防護することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、発熱部を備える機器と人体の接触を、機器に生起する振動や傾き等の動的状態と捉え、その動的状態を検知し、閾値以上の動的状態が生起した場合には、冷却の開始、又は冷却中であれば、冷却レベルを上昇させて放熱効果を高め、機器から人体に加わる熱的な影響を低減させている。
そこで、上記目的を達成するため、この電子機器は、発熱部と、複数の冷却レベルが設定されて前記発熱部を冷却する冷却手段と、当該電子機器に生起する振動を検知する振動検知手段と、前記電子機器の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検出手段が所定の温度を検出すると前記冷却手段を第1の冷却レベルで動作させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高め、前記振動検知手段の前記振動の検知により、当該電子機器に第1の閾値を超える前記振動が生起している場合、動作中の前記第1の冷却レベルより高い第2の冷却レベルに移行させ、前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超える前記振動が生起している場合に第2の冷却レベルよりも高い第3の冷却レベルに移行させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高める冷却制御手段とを備えることである。
斯かる構成によれば、振動検知手段が振動を検知し、温度検出手段が所定の温度を検出すると冷却手段を動作させ、第1の閾値以上の振動が検知されたとき、冷却制御手段が冷却手段の冷却動作中の冷却レベルをより高い冷却レベルに移行させ、第1の閾値よりも高い第2の閾値を超える振動が生起すると、さらに高い冷却レベルに以降させるので、人体と接触している機器の放熱効果が高められ、人体に対する熱的影響を回避することができる。
上記目的を達成するため、この放熱方法は、振動検知手段が、電子機器に生起する振動を検知するステップと、温度検知手段が前記電子機器の温度を検知するステップと、冷却制御手段が、前記温度検出手段が所定の温度を検出により冷却手段を第1の冷却レベルで動作させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高め、前記振動検知手段の第1の閾値以上の前記振動の検知に基づき、前記冷却手段に発熱部の冷却中の前記第1の冷却レベルより高い第2の冷却レベルに移行させ、前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超える前記振動の検知に基づき、第2の冷却レベルよりも高い第3の冷却レベルに移行させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高めるステップから構成される。斯かる構成によっても、上記目的が達成される。
上記目的を達成する、この放熱プログラムは、コンピュータを、電子機器に生起する振動を検知する振動検知手段と、前記電子機器の温度を検知する温度検知手段と、当該電子機器の所定の温度の検出により冷却手段を第1の冷却レベルで動作させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高め、前記電子機器の第1の閾値以上の前記振動の検知に基づき、発熱部を冷却中の前記第1の冷却レベルより高い第2の冷却レベルに移行させ、前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超える前記振動の検知に基づき、第2の冷却レベルよりも高い第3の冷却レベルに移行させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高める冷却制御手段として機能させる。斯かる構成によっても、上記目的が達成される。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) CPU等の発熱部を備えるコンバーチブル型PC等の機器に生起する動的状態を検知し、閾値以上の動的状態が生起した場合には、冷却手段を動作させ、又は冷却動作中であれば、冷却レベルを高いレベルに移行させるので、機器温度を低下させることができ、機器の発熱による不快感等、人体に対する熱的影響を回避することができる。
(2) 機器に生起する動的状態として例えば、振動を検知し、閾値以上の振動を検知した場合には、冷却手段を動作させ、又は冷却動作中であれば、冷却レベルを高いレベルに移行させるので、機器温度を低下させることができ、機器の発熱による不快感等、人体に対する熱的影響を回避することができる。
(3) 機器に生起する動的状態として例えば、機器の傾きを検知し、閾値以上の傾きを検知した場合には、冷却手段を動作させ、又は冷却動作中であれば、冷却レベルを高いレベルに移行させるので、機器温度を低下させることができ、機器の発熱による不快感等、人体に対する熱的影響を回避することができる。
(4) CPU等の発熱部を備えるコンバーチブル型PC等の機器に生起する動的状態を検知して機器温度を低下させることができ、過熱から機器を防護することができる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態について、図1を参照する。図1は、パーソナルコンピュータ(PC)のハードウェア構成を示す図である。図1の構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
PC2は、発熱部を備える機器に搭載された放熱装置、又は発熱部を備える電子機器の一例であって、例えば、ノート型パソコンであり、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit )4、温度センサ6、冷却部8、インタフェース部10、ディスプレイ12、メモリ14、ハードディスク装置16、状態センサ18、状態センサコントローラ20を備えている。
CPU4は、ハードディスク装置16等のプログラム記憶部にあるOS(Operating System)やアプリケーションプログラムを実行する制御手段であって、冷却部8の動作開始や、動作中の冷却機能を制御する冷却制御手段を構成するとともに、処理動作中に発熱することから、発熱部を構成する。
温度センサ6は、発熱部であるCPU4に搭載されたり、CPU4に隣接して設置され、又は、PC2の筐体部に設置され、例えば、サーミスタで構成され、発熱を電気的に検出する。この温度センサ6は、検出した発熱温度に応じたレベルを持つ検出信号を発生し、この検出信号はCPU4に取り込まれる。
冷却部8は、この実施の形態では、ファンユニット22とファンコントローラ24とで構成されている。ファンユニット22は、冷却ファンと、該冷却ファンを回転させる例えば、DCモータによって構成されている。ファンコントローラ24は、CPU4の制御出力を受け、冷却ファンを回転させるモータの駆動、モータの回転数を制御する。ファンユニット22の制御は、温度センサ6による第1のファン回転制御(通常回転制御)と、第2のファン回転制御(高速回転制御)との2段階又は3以上の複数段階制御によって実行される。この場合、高速回転制御は、通常回転制御に比較してファンユニット22の回転数を高い回転数に増加させ、冷却機能を高める制御である。
インタフェース部10はデータの授受手段であって、ノースチップ(North chip)26とサウスチップ(South chip)28とを備えている。ノースチップ26には、ディスプレイ12及びメモリ14が接続され、サウスチップ28には、ハードディスク装置16及び状態センサコントローラ20が接続されている。
ディスプレイ12は、表示手段の一例であって、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)素子で構成され、入力情報や出力情報が表示される。
メモリ14は、記憶手段の一例であって、ワークメモリや温度センサ6の検出データや状態センサ18の検出状態データ等の各種データが格納される。
ハードディスク装置16は、プログラムやデータ等の記憶手段の一例であって、OSやアプリケーションプログラム、放熱制御プログラム、ファン制御ルーチン等の各種のプログラムが格納される。振動情報からファン回転数を高回転数に切り替える契機とする閾値データはこのハードディスク装置16に格納すればよい。
状態センサ18は、PC2の使用状態として既述のa)膝上に置いての操作状態、b)腕に載せ、腕に抱える状態での操作状態、c) 机上での操作状態等において、PC2に生起する振動や傾き等の動的状態を電気的に検出する手段であって、この実施の形態では、振動センサ30で構成される。この振動センサ30は筐体部に加わる衝撃を検出するショックセンサで構成すればよい。
状態センサコントローラ20は、状態センサ18からの状態検出信号の読込み手段であって、状態センサ18の状態検出を監視し、その出力である動的状態を表す情報をCPU4に伝送する。具体的には、振動センサ30が検出する振動を常時監視し、例えば、閾値Th1 以上の振動が加わった場合に、その振動の生起をCPU4に通知する。この場合、状態センサコントローラ20が常時振動レベルに応じた検出信号をCPU4に伝送し、CPU4側で閾値Th1 以上の振動か否かを判断する構成としてもよい。
次に、PCの構成について、図2、図3及び図4を参照する。図2は、コンバーチブル型PCの外観構成を示す図、図3は、コンバーチブル型PCの内部構造を示す図、図4は、冷却用空気の排出部を示す図である。図2〜図4の構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図2〜図4において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
このPC2は、既述のハードウェア構成(図1)が搭載されたコンバーチブル型PCであって、図2に示すように、第1の筐体部32と第2の筐体部34とをヒンジ部36によって連結し、筐体部32に対して筐体部34を折畳み可能、筐体部34を回転可能、筐体部34をその内側を上面にして筐体部32に重ねて折畳み可能に構成したものである。筐体部32にはキーボード部38が搭載され、筐体部34にはディスプレイ12が搭載されている。
筐体部32からキーボード部38を取り外すと、図3に示すように、筐体部32に搭載ないし実装された機能部品を視認することができる。この実施の形態では、筐体部32に搭載された基板40には、CPU4、温度センサ6、ファンユニット22、振動センサ30等の機能部品が搭載されている。
ファンユニット22は、複数の回転羽根を持つファン42と、ファン42を回転させるモータ44とを備えている。
そして、ファンユニット22の搭載された筐体部32の背面部には、図4に示すように、ファンユニット22の近傍部に冷却用空気の排出部である排気口46が形成されている。
次に、ファン制御について、図5を参照する。図5は、ファン制御の処理手順を示すフローチャートである。図5に示す処理手順は一例であって、斯かる処理手順に本発明が限定されるものではない。
この処理手順は、放熱方法又は放熱プログラムの一例であって、衝撃等による閾値以上の振動が筐体部に作用した場合、ユーザの人体と機器が接触状態にあると判定してファン回転数を高回転数に制御する処理を行う。
この処理手順では、図5に示すように、電源オンを契機に振動状態を振動センサ30の検出信号によりチェックし(ステップS1)、その検出信号により、PC2の筐体部に加わる振動が閾値Th1 以上の振動か否かを判定し(ステップS2)、振動が閾値Th1 未満であれば(ステップS2のNO)、通常の回転制御を行い(ステップS3)、閾値以上の振動であれば(ステップS2のYES)、高速回転制御を行う(ステップS4)。
このようなファン回転数の制御を行うことにより、PC2が携行ないし接触状態にあれば、PC2に加わる振動が大きくなることを予想し、その振動が閾値以上の場合には、ファン回転数を高回転数に切り替えるので、冷却部8の冷却機能が上昇し、放熱効果が高められる。この結果、PC2を操作しているユーザに発熱による不快感を与えることもなく、ユーザをPC2の発熱から防護することができる。
次に、状態検知について、図6を参照する。図6は、使用状態を表す振動変化を示す図である。
図6において、m1 は、PC2が机上にある場合にPC2に加わる振動状態、m2 は、ユーザがPC2を操作している場合にPC2に加わる振動状態を示している。振幅は振動の大きさを示し、操作状態にあるPC2に衝撃が加わっている。図6に示すように、机上に設置されている場合には、PC2に加わる振動は小さく、ユーザが操作している場合には、PC2に加わる振動は大きい。
そこで、振動m1 と振動m2 とのレベル中間値を閾値Th1 に設定すれば、振動が閾値Th1 以上であるか否かを判定すれば、PC2が動的状態にあるか否かを推定することができ、この閾値Th1 以上であれば、ファンユニット22を高速回転に制御すればよい。図6において、FC1は、通常回転制御の領域を示し、FC2は、高速回転制御の領域を示している。
次に、ファンの通常回転制御と高速回転制御について、図7を参照する。図7は、検出温度に対するファン回転数の推移を示す図である。
図7において、通常回転制御FC1及び高速回転制御FC2は共に温度センサ6の検出温度による温度制御を行う。
温度センサ6の検出温度tが温度T2 (>T1 )を検出すると、破線矢印aで示すように、ファンユニット22の回転を開始させ、温度が上昇すると、破線矢印bに示すように、温度上昇に比例してファン回転数Nを増大させ、破線矢印cで示すように、通常回転制御FC1の最大回転数に到達する。
この通常回転制御FC1の最大回転数に到達したファン回転数は、温度の低下に応じて破線矢印dに示すように下降し、温度tが温度T2 (>T1 )に到達しても破線矢印e、fに示すように下降を継続し、温度tが温度T1 (<T2 )に到達すれば、停止状態となる。温度T1 、T2 を設定するのは、温度変化によるファン回転のチャタリングを防止するためである。
このような通常回転制御FC1において、閾値以上の衝撃が加わると、通常回転制御FC1から高速回転制御FC2に切り替えられる。ここで、温度tが温度T2 (>T1 )に到達する前に閾値以上の衝撃等の振動を受けた場合を想定する。この場合、通常回転制御FC1から矢印Aに示すように、高速回転制御FC2に切り替えられ、温度センサ6の検出温度tが温度T2 (>T1 )を検出すると、ファンユニット22の回転を開始させ、温度が上昇すると、矢印Bに示すように、温度上昇に比例してファン回転数を増大させ、矢印Cで示すように、高速回転制御FC2の最大回転数に到達する。
この高速回転制御FC2の最大回転数に到達したファン回転数は、温度の低下に応じて矢印Dに示すように下降し、温度tが温度T2 (>T1 )に到達しても矢印E、Fに示すように下降を継続し、温度tが温度T1 (<T2 )に到達すれば、停止状態となる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態について、図8を参照する。図8は、冷却制御の処理手順を示すフローチャートである。
第1の実施の形態では冷却部8にファンユニット22を設置し、冷却風に空冷する場合を想定して説明しているが、冷却部8は、冷媒を用いた冷却手段を構成し、冷媒をファンユニット22によって放熱させる構成としてもよい。
この場合の処理手順も、放熱方法又は放熱プログラムの一例であって、衝撃等による閾値以上の振動が筐体部に作用した場合には、閾値以上の動的状態であると判定してファン回転数を高回転数に制御する処理を行えばよい。
この処理手順では、図8に示すように、電源オンを契機に振動状態を振動センサ30の検出信号によりチェックし(ステップS11)、その検出信号により、PC2の筐体部に加わる振動が閾値Th1 以上の振動か否かを判定し(ステップS12)、振動が閾値Th1 未満であれば(ステップS12のNO)、通常の回転制御を行って通常の冷却機能を維持し(ステップS13)、閾値Th1 以上の振動を検知すれば(ステップS12のYES)、高速回転制御を行って冷却機能を高める(ステップS14)。
このようなファン回転数の制御を行うことにより、PC2が操作状態にあれば、ファン回転数を高回転数に切り替えるので、冷却部8の冷却機能が上昇し、放熱効果が高められる。この結果、PC2を操作しているユーザに発熱による不快感を与えることもなく、ユーザをPC2の発熱から防護することができる。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態について、図9及び図10を参照する。図9は、ファン制御の処理手順を示すフローチャート、図10は、PCのハードウェア構成を示す図である。図10において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
この処理手順は、放熱方法又は放熱プログラムの一例であって、衝撃等による閾値以上の振動が作用し、かつその振動が一定時間以上筐体部に作用した場合には、操作状態にあると判定してファン回転数を高回転数に制御する処理を行う。
この処理手順では、図9に示すように、電源オンを契機に振動状態を振動センサ30の検出信号によりチェックし(ステップS21)、その検出信号により、PC2の筐体部に加わる振動が閾値Th1 以上の振動か否かを判定し(ステップS22)、閾値以上の振動であれば(ステップS22のYES)、一定時間以上、閾値Th1 以上の振動が作用したか否かを判定する(ステップS23)。
閾値Th1 以上の振動が一定時間以上継続していれば(ステップS23のYES)、高速回転制御を行い(ステップS24)、また、振動が閾値Th1 未満であれば(ステップS22のNO)、又は一定時間以上、閾値Th1 以上の振動が作用しなければ(ステップS23のNO)、通常の回転制御を行う(ステップS25)。
このようなファン回転数の制御を行うことにより、PC2が操作状態にあれば、PC2に加わる振動が大きくなるとともに、その振動が繰り返し作用し、継続することを予想し、その振動が閾値以上であれば、ファン回転数を高回転数に切り替えるので、冷却部8の冷却機能が上昇し、放熱効果が高められる。この結果、PC2を操作しているユーザに発熱による不快感を与えることもなく、ユーザをPC2の発熱から防護することができる。
この場合、PC2には、図10に示すように、タイマー50を設置すればよく、閾値Th1 以上の振動が作用したことを契機にその継続時間を計測し、一定時間が経過すれば、高速回転制御(図7)に移行するように構成すればよい。
〔第4の実施の形態〕
第4の実施の形態について、図11、図12及び図13を参照する。図11は、PCの使用状態を示す図、図12は、使用状態を表す振動変化を示す図、図13は、ファン制御の処理手順を示すフローチャートである。図11において、図1、図2及び図3と同一部分には同一符号を付してある。
PC2がコンバーチブル型PCであれば、図11に示すように、筐体部32の上面に筐体部34を反転させて重ね合わせ、表示部であるディスプレイ12からペン48のタッチによって情報を入力することができる。このペンタッチは、PC2に衝撃的な振動が加わる。
図12において、m1 は、PC2が机上にある場合にPC2に加わる振動状態、m2 は、ユーザが例えば、携行しているPC2に加わる振動状態、m3 は、ペンタッチ入力によってPC2に加わる振動状態を示している。振幅は振動の大きさを示し、携行状態にある場合、PC2に衝撃が加わるが、ペンタッチ入力では衝撃的な振動が更に加わることになる。
そこで、振動m1 と振動m2 との中間値を閾値Th1 に設定し、振動m3 の生起を判定するための閾値Th2 (>Th1 )を設定する。振動が閾値Th2 以上であるか否かを判定すれば、PC2が携行状態(手に持って操作)にあって、ペンタッチ入力か否かを判定し、ユーザが携行していることをより高い確度で推定することができ、この閾値Th2 以上であれば、ファンユニット22を高速回転に制御すればよい。図12において、FC1は通常回転制御の領域、FC2は高速回転制御の領域である。
この処理手順では、図13に示すように、電源オンを契機に機器の状態をチェックし(ステップS31)、タブレット状態にあるか否かを判定する(ステップS32)。この場合、振動センサ30の検出信号により、PC2の筐体部に加わる振動が閾値Th1 以上の振動か否かを判定し、閾値Th1 未満の振動の場合には、タブレット状態に無いと判定し(ステップS32のNO)、通常回転制御を維持し(ステップS33)、ステップS31に戻る。
タブレット状態にあれば(ステップS32のYES)、振動状態をチェックし(ステップS34)、閾値Th2 以上の振動か否かを判定する(ステップS35)。閾値Th2 以上の振動であれば(ステップS35のYES)、高速回転制御を行い(ステップS36)、閾値Th2 未満の振動であれば(ステップS35のNO)、通常の回転制御を行う(ステップS37)。
このようなファン回転数の制御を行うことにより、PC2が携行状態で、ペン入力が行われていれば、PC2が携行状態で使用状態にあるので、ファン回転数を高回転数に切り替えるので、冷却部8の冷却機能が上昇し、放熱効果が高められる。この結果、PC2を携行して操作しているユーザに発熱による不快感を与えることもなく、ユーザをPC2の発熱から防護することができる。
〔第5の実施の形態〕
第5の実施の形態について、図14を参照する。図14は、ファン制御の処理手順を示すフローチャートである。図14に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この処理手順は、放熱方法又は放熱プログラムの一例であって、衝撃等による閾値Th2 以上の振動(図12)が作用し、かつその振動が一定時間以上筐体部に作用した場合には、動的状態にあると判定してファン回転数を高回転数に制御する処理を行う。
この処理手順では、図14に示すように、電源オンを契機に振動状態を振動センサ30の検出信号によりチェックし(ステップS41)、その検出信号により、PC2の筐体部に加わる振動が閾値Th2 以上の振動か否かを判定し(ステップS42)、閾値Th2 以上の振動であれば(ステップS42のYES)、一定時間以上、閾値Th2 以上の振動が作用したか否かを判定する(ステップS43)。
閾値以上の振動が一定時間以上継続していれば(ステップS43のYES)、高速回転制御を行い(ステップS44)、また、振動が閾値Th2 未満であれば(ステップS42のNO)、又は一定時間以上、閾値Th2 以上の振動が作用しなければ(ステップS43のNO)、通常の回転制御を行う(ステップS45)。
このようなファン回転数の制御を行うことにより、PC2が携行状態でペン入力状態にあれば、PC2に加わる振動が大きくなるとともに、その振動が繰り返し作用し、継続することを予想し、その振動が閾値Th2 以上であれば、PC2が携行状態でペン入力状態にあるとして、ファン回転数を高回転数に切り替えるので、冷却部8の冷却機能が上昇し、放熱効果が高められる。この結果、PC2を操作しているユーザに発熱による不快感を与えることもなく、ユーザをPC2の発熱から防護することができる。
この実施の形態においても、PC2に既述のタイマー50(図10)を設置すればよく、閾値Th2 以上の振動が作用したことを契機にその継続時間を計測し、一定時間が経過すれば、高速回転制御(図7)に移行するように構成すればよい。
〔第6の実施の形態〕
上記実施の形態では、状態センサ18として振動センサ30を設置した場合について例示したが、図15に示すように、状態センサ18として傾きセンサ52を設置してもよい。このような傾きセンサ52を設置し、PC2が閾値Th1 又は閾値Th2 以上の動的状態として傾きを検知したとき、ファン回転を通常回転制御FC1から高速回転制御FC2に切り替える制御を行う構成とすれば、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
〔各実施の形態の特徴事項及び他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、一定の閾値Th1 又は閾値Th2 を設定する構成としたが、任意に閾値Th1 又は閾値Th2 を変更可能な構成としてもよい。
(2) 上記実施の形態では、情報機器、電子機器としてコンバーチブル型PCを例示したが、人体と接触の可能性がある電子機器であれば、どのような機器であってもよく、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
(3) 上記実施の形態では、状態センサ18としてショックセンサ(振動センサ30)や傾きセンサ52を機器内に設置し、機器に生起する動的状態を監視し、機器に人体が接触し、操作していれば、それに基づく動的状態が生起することを想定し、閾値以上の動的状態が生起すれば、冷却手段の冷却を開始したり、冷却中であれば、冷却レベルを高める制御を行い、ユーザに対する熱的影響を回避している。機器が机上に設置されていても、機器に加わる振動や衝撃が生起することは勿論であるが、本発明は斯かる振動や衝撃がないことを前提とするものではない。仮に、机上に設置された機器が閾値以上の振動や傾き等の動的状態が生起し、斯かる動的状態に基づき、冷却が開始されたり、冷却中であれば、冷却レベルが高められたとしても、何らの弊害はない。むしろ、機器に加わる振動、衝撃、傾きが過剰な負荷をもたらす場合には、その過剰な負荷による発熱を抑制でき、人体への熱的影響の回避だけではなく、放熱効果の向上により、機器を防護することができるという付随的な効果も期待できるのである。その結果、機器の加熱による発火等の不測の事態も回避することができる。
(4) 既述の通り、上記実施の形態によれば、機器の冷却機能を通常のレベルより高めることにより、放熱効果を上げることで機器温度を低下させることができる。
(5) 上記実施の形態では、冷却ファンの通常回転制御に対し、閾値Th1 以上の振動又は傾きによって高速回転制御を行い、ペン入力による閾値Th2 以上の振動又は傾きによって高速回転制御を行うことを開示しているが、閾値Th1 以上の振動又は傾き等の動的状態によって第1の高速回転制御、閾値Th2 以上のペン入力による衝撃を契機として第2の高速回転制御を設定し、この第2の高速回転制御では、第1の高速回転制御以上の冷却レベルに段階的に上昇させてもよい。特に、コンバーチブル型PCでは、液晶表示部が折り畳まれるので、このタブレット状態では筐体内に熱がこもり易い状態となり、温度上昇が顕著となることが予想されるが、このようにファン回転数を通常の回転数より増加させて放熱効果を高めれば、より機器温度を低下させることができる。
(6) 上記実施の形態では、動的状態を監視し、閾値以上の動的状態の生起により、ファン回転数を増加させる制御を行っているが、コンバーチブル型PCでは状態センサとしてタブレット状態を検出するタブレット状態検出手段を備え、この検出手段が出力するタブレット状態検出信号により、冷却機能を制御する構成としてもよい。この場合、タブレット状態にあれば、机上操作においても、冷却レベルを高めることができ、機器温度の上昇を抑えることができる。
(7) コンバーチブル型PCでは、タブレット状態でもユーザに対する熱的影響が軽減されるので、コンバーチブル型PCの発熱を気にせず、長時間の使用が可能である。
(8) 上記実施の形態では、閾値以上の動的状態の生起により、冷却レベルを変更する制御について記載しているが、閾値以上の動的状態の生起を契機として停止中の冷却手段の動作を開始させる制御を行う構成としてもよい。
次に、以上述べた本発明の実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 発熱部と、
前記発熱部を冷却する冷却手段と、
当該電子機器の動的状態を検知する状態検知手段と、
前記状態検知手段の前記動的状態の検知により、当該電子機器に閾値を超える動的状態が生起している場合、前記冷却手段を動作させ、又は動作中の冷却レベルより高い冷却レベルに移行させる冷却制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
(付記2) 付記1記載の電子機器において、
前記状態検知手段が当該電子機器に加わる振動を検知する振動検知手段であって、該振動検知手段が閾値以上の振動を検知した場合、前記冷却制御手段が前記冷却手段を動作させ、又は動作中の冷却レベルより高い冷却レベルに移行させることを特徴とする電子機器。
(付記3) 付記1記載の電子機器において、
前記状態検知手段が当該電子機器の傾きを検知する傾き検知手段であって、該傾き検知手段が閾値以上の傾きを検知した場合、前記冷却制御手段が前記冷却手段を動作させ、又は動作中の冷却レベルより高い冷却レベルに移行させることを特徴とする電子機器。
(付記4) 付記2記載の電子機器において、
前記冷却手段が冷却ファンであり、前記振動検知手段が閾値以上の振動を検知した場合、前記冷却制御手段が、前記冷却ファンを動作させ、又は動作中の前記冷却ファンの回転数を高回転数に移行させることを特徴とする電子機器。
(付記5) 付記3記載の電子機器において、
前記冷却手段が冷却ファンであり、前記傾き検知手段が閾値以上の傾きを検知した場合、前記冷却制御手段が、前記冷却ファンを動作させ、又は動作中の前記冷却ファンの回転数を高回転数に移行させることを特徴とする電子機器。
(付記6) 付記1、2、3、4又は5記載の電子機器において、
前記機器が携帯情報機器であることを特徴とする電子機器。
(付記7) 付記1記載の電子機器において、
前記機器が、第1の筐体部と、該第1の筐体部にヒンジ部によって連結され、前記第1の筐体部に折り畳まれる第2の筐体部と、この第2の筐体部にタッチ入力が可能な表示部とを備えることを特徴とする電子機器。
(付記8) 状態検知手段が、電子機器の動的状態を検知するステップと、
冷却制御手段が、前記状態検知手段の閾値以上の動的状態の検知に基づき、冷却手段に発熱部の冷却を開始させ、又は冷却中の冷却レベルより高い冷却レベルに移行させるステップ
から構成される放熱方法。
(付記9) 付記8記載の放熱方法において、
前記動的状態が振動状態であることを特徴とする放熱方法。
(付記10) 付記8記載の放熱方法において、
前記動的状態が傾き状態であることを特徴とする放熱方法。
(付記11) コンピュータを、
電子機器の動的状態を検知する状態検知手段と、
当該電子機器の閾値以上の動的状態の検知に基づき、発熱部を冷却する冷却手段を開始させ、又は冷却中の冷却レベルより高い冷却レベルに移行させる冷却制御手段
として機能させるための放熱プログラム。
(付記12) 付記11記載の放熱プログラムにおいて、
前記動的状態が振動状態であることを特徴とする放熱プログラム。
(付記13) 付記11記載の放熱プログラムにおいて、
前記動的状態が傾き状態であることを特徴とする放熱プログラム。
(付記14) 発熱部を備える機器に搭載される放熱装置であって、
前記発熱部を冷却する冷却手段と、
前記機器に搭載されて前記機器の動的状態を検知する状態検知手段と、
前記状態検知手段の前記動的状態の検知により、前記機器に閾値を超える動的状態が生起している場合、前記冷却手段を動作させ、又は動作中の冷却レベルより高い冷却レベルに移行させる冷却制御手段と、
を備えることを特徴とする放熱装置。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、CPU等の発熱部を備えるコンバーチブル型PC等の機器に生起する動的状態を監視し、閾値以上の動的状態が生起した場合には、冷却手段を動作させ、又は冷却動作中であれば、冷却レベルを高いレベルに移行させることにより、機器温度を低下させるので、人体に対する熱的影響の回避や機器の防護を図ることができ、発熱部を備える各種電子機器に適用でき、有用である。
第1の実施の形態に係るPCのハードウェア構成を示す図である。 コンバーチブル型PCの外観構成を示す図である。 コンバーチブル型PCの内部構造を示す図である。 冷却用空気の排出部を示す図である。 ファン制御の処理手順を示すフローチャートである。 使用状態を表す振動変化を示す図である。 検出温度に対するファン回転数の推移を示す図である。 第2の実施の形態に係る冷却制御の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るファン制御の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るPCのハードウェア構成を示す図である。 第4の実施の形態に係るPCの使用状態を示す図である。 使用状態を表す振動変化を示す図である。 ファン制御の処理手順を示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係るファン制御の処理手順を示すフローチャートである。 第6の実施の形態に係るPCのハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
2 PC
4 CPU
6 温度センサ
8 冷却部
10 インタフェース部
12 ディスプレイ
14 メモリ
16 ハードディスク装置
18 状態センサ
20 状態センサコントローラ
22 ファンユニット
24 ファンコントローラ
30 振動センサ
32 第1の筐体部
34 第2の筐体部
36 ヒンジ部
42 ファン
44 モータ
52 傾きセンサ

Claims (3)

  1. 発熱部と、
    複数の冷却レベルが設定されて前記発熱部を冷却する冷却手段と、
    当該電子機器に生起する振動を検知する振動検知手段と、
    前記電子機器の温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検出手段が所定の温度を検出すると前記冷却手段を第1の冷却レベルで動作させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高め、前記振動検知手段の前記振動の検知により、当該電子機器に第1の閾値を超える前記振動が生起している場合、動作中の前記第1の冷却レベルより高い第2の冷却レベルに移行させ、前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超える前記振動が生起している場合に第2の冷却レベルよりも高い第3の冷却レベルに移行させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高める冷却制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 振動検知手段が、電子機器に生起する振動を検知するステップと、
    温度検知手段が前記電子機器の温度を検知するステップと、
    冷却制御手段が、前記温度検出手段が所定の温度を検出により冷却手段を第1の冷却レベルで動作させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高め、前記振動検知手段の第1の閾値以上の前記振動の検知に基づき、前記冷却手段に発熱部の冷却中の前記第1の冷却レベルより高い第2の冷却レベルに移行させ、前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超える前記振動の検知に基づき、第2の冷却レベルよりも高い第3の冷却レベルに移行させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高めるステップ
    から構成される放熱方法。
  3. コンピュータを、
    電子機器に生起する振動を検知する振動検知手段と、
    前記電子機器の温度を検知する温度検知手段と、
    当該電子機器の所定の温度の検出により冷却手段を第1の冷却レベルで動作させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高め、前記電子機器の第1の閾値以上の前記振動の検知に基づき、発熱部を冷却中の前記第1の冷却レベルより高い第2の冷却レベルに移行させ、前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超える前記振動の検知に基づき、第2の冷却レベルよりも高い第3の冷却レベルに移行させて、前記温度の上昇に応じて冷却機能を高める冷却制御手段
    として機能させるための放熱プログラム。
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