JP6123685B2 - 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
請求項1に係る発明は、
ポリエステル樹脂と、光輝性顔料と、スチレンアクリル樹脂粒子及びアクリル樹脂粒子の少なくともいずれかの樹脂粒子と、を含有するトナー粒子であって、
前記ポリエステル樹脂を海部とし前記樹脂粒子を島部とする海島構造を有し、前記海島構造の中に前記光輝性顔料を含み、前記光輝性顔料の周囲に前記島部である前記樹脂粒子が偏在しており、前記樹脂粒子の個数平均粒径が30nm以上300nm以下であるトナー粒子、
を含む静電荷像現像用トナー。
前記トナー粒子に占める前記スチレンアクリル樹脂粒子及び前記アクリル樹脂粒子の総量が3質量%以上32質量%以下である、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。
請求項3に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項3に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。
像保持体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
請求項3に記載の静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像工程と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法。
請求項2に係る発明によれば、トナー粒子に占めるスチレンアクリル樹脂粒子及びアクリル樹脂粒子の総量が前記範囲でない場合に比べて、かぶりの発生をより抑制可能で且つ形成された画像の光輝性により優れる静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項1に係る発明によれば、トナー粒子に含まれるスチレンアクリル樹脂粒子及びアクリル樹脂粒子の個数平均粒径が前記範囲でない場合に比べて、かぶりの発生をより抑制可能で且つ形成された画像の光輝性により優れる静電荷像現像用トナーが提供される。
請求項5に係る発明によれば、現像剤中のトナーに含まれるトナー粒子がスチレンアクリル樹脂粒子及びアクリル樹脂粒子のいずれも含有しない場合に比べて、かぶりの発生を抑制可能なプロセスカートリッジが提供される。
請求項7に係る発明によれば、現像剤中のトナーに含まれるトナー粒子がスチレンアクリル樹脂粒子及びアクリル樹脂粒子のいずれも含有しない場合に比べて、かぶりの発生を抑制可能な画像形成方法が提供される。
本実施形態に係る静電荷像現像用トナー(「トナー」とも称する。)は、トナー粒子を含み、更に外添剤を含んでもよい。即ち、本実施形態は、トナー粒子をトナーとしてもよく、トナー粒子に外添剤を外添してトナーとしてもよい。
トナー粒子は、ポリエステル樹脂と、光輝性顔料と、スチレンアクリル樹脂粒子及びアクリル樹脂粒子の少なくともいずれかと、を含み、更に、離型剤やその他の内添剤を含んでもよい。
トナー粒子は、結着樹脂として、ポリエステル樹脂を含有する。ポリエステル樹脂は、非晶性ポリエステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂とを併用してもよい。
多価カルボン酸は、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価以上のカルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステル等が挙げられる。
多価カルボン酸は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコールは、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のアルコールを併用してもよい。3価以上のアルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
多価アルコールは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
ガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線より求める。より具体的にはJIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」のガラス転移温度の求め方に記載の「補外ガラス転移開始温度」により求める。
ポリエステル樹脂の数平均分子量(Mn)は、2,000以上100,000以下が好ましい。
ポリエステル樹脂の分子量分布Mw/Mnは、1.5以上100以下が好ましく、2以上60以下がより好ましい。
樹脂の重量平均分子量及び数平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定する。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー社製HLC−8120を用い、カラムとして東ソー社製TSKgel SuperHM−M15cm)を用い、溶媒としてテトラヒドロフランを用いて行う。重量平均分子量及び数平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出する。
トナー粒子は、ポリエステル樹脂以外に、その他の結着樹脂を含んでいてもよい。その他の結着樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリスチレン、スチレン−(メタ)アクリル酸アルキル共重合体、スチレン−(メタ)アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体が挙げられる。これらの樹脂は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
以下、スチレンアクリル樹脂粒子とアクリル樹脂粒子を、特定樹脂粒子と総称して説明する。
アクリル樹脂粒子を構成する樹脂は、(メタ)アクリル酸エステルの重合体であれば特に制限されず、(メタ)アクリル酸も重合成分に含むことが好ましい。上記樹脂は、(メタ)アクリル酸エステル及び(メタ)アクリル酸以外の重合成分を含んでいてもよいが、その質量割合は10質量%未満であることが望ましい。
本実施形態においては、上記2種の樹脂に関し、重合成分としてスチレンが5質量%以上含まれていればスチレンアクリル樹脂とする。
上記の観点で、特定樹脂粒子の個数平均粒径は、50nm以上200nm以下であることがより望ましく、70nm以上120nm以下であることが更に望ましい。
上記の観点で、トナー粒子に占める特定樹脂粒子の総量は、4質量%以上20質量%以下であることがより望ましく、5質量%以上15質量%以下であることが更に望ましい。
光輝性顔料としては、例えば、アルミニウム、黄銅、青銅、ニッケル、ステンレス、亜鉛等の金属の粉末;酸化チタン、黄色酸化鉄等を被覆した雲母;アルミノケイ酸塩、塩基性炭酸塩、硫酸バリウム、酸化チタン、オキシ塩化ビスマス等の薄片状結晶又は板状結晶;薄片状ガラス粉、金属蒸着された薄片状ガラス粉;などが挙げられる。中でも、鏡面反射強度の観点で金属粉末が望ましく、鏡面反射強度がより高い観点で、扁平な形状の金属粉末がより望ましい。金属粉末の中でも、扁平状の粉末を得やすい観点から、アルミニウムの粉末が望ましい。金属粉末の表面は、シリカ、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等で被覆されていてもよい。
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが挙げられる。離型剤は、これに限定されるものではない。
離型剤の融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
その他の添加剤としては、例えば、磁性体、帯電制御剤、無機粉体等の周知の添加剤が挙げられる。これらの添加剤は、内添剤としてトナー粒子に含まれる。
トナー粒子は、単層構造のトナー粒子であってもよいし、芯部(コア粒子)と芯部を被覆する被覆層(シェル層)とで構成された所謂コア・シェル構造のトナー粒子であってもよい。
図1に上記の望ましい態様の概略を示す。図1に示すように、トナー粒子1は、ポリエステル樹脂2を海部、特定樹脂粒子6を島部とする、所謂海島構造を有し、この海島構造の中に光輝性顔料4を含み、光輝性顔料4の周囲に島部である特定樹脂粒子6が偏在している態様が望ましい。
さらに、トナー粒子は、光輝性顔料の露出をより抑制する観点で、ポリエステル樹脂を含有する被覆層と、ポリエステル樹脂が海部で特定樹脂粒子が島部である海島構造を有し、該海島構造の中に光輝性顔料が含まれている芯部と、を有することが望ましい。この場合、前記海島構造は、光輝性顔料の露出をより抑制する観点で、光輝性顔料の周囲に島部が偏在していることが望ましい。即ち、前記芯部は、ポリエステル樹脂が海部で特定樹脂粒子が島部である海島構造を有し、該海島構造の中に光輝性顔料が含まれており、該光輝性顔料の周囲に島部が偏在している芯部、であることが望ましい。
測定に際しては、分散剤として、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが好ましい)の5%水溶液2ml中に測定試料を0.5mg以上50mg以下加える。これを電解液100ml以上150ml以下中に添加する。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で1分間分散処理を行い、コールターマルチサイザーIIにより、アパーチャー径として100μmのアパーチャーを用いて2μm以上60μm以下の範囲の粒径の粒子の粒度分布を測定する。サンプリングする粒子数は50000個である。
測定される粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描いて、累積16%となる粒径を体積粒径D16v、数粒径D16p、累積50%となる粒径を体積平均粒径D50v、数平均粒径D50p、累積84%となる粒径を体積粒径D84v、数粒径D84pと定義する。
これらを用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2、数平均粒度分布指標(GSDp)は(D84p/D16p)1/2として算出される。
式:SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
上記式中、MLはトナーの絶対最大長、Aはトナーの投影面積を各々示す。
具体的には、形状係数SF1は、主に顕微鏡画像又は走査型電子顕微鏡画像を画像解析装置を用いて解析することによって数値化され、以下のようにして算出される。すなわち、スライドガラス表面に散布した粒子の光学顕微鏡像をビデオカメラによりルーゼックス画像解析装置に取り込み、100個の粒子の最大長と投影面積を求め、上記式によって計算し、その平均値を求めることにより得られる。
外添剤としては、例えば、無機粒子が挙げられる。該無機粒子として、SiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等が挙げられる。
疎水化処理剤の量は、例えば、無機粒子100質量部に対して、1質量部以上10質量部以下である。
本実施形態に係るトナーは、トナー粒子を製造し、該トナー粒子をトナーとしてもよく、該トナー粒子に外添剤を外添してトナーとしてもよい。
・ポリエステル樹脂粒子(第一の樹脂粒子)が分散された第一の樹脂粒子分散液を準備する工程(第一の樹脂粒子分散液準備工程)
・スチレンアクリル樹脂粒子及びアクリル樹脂粒子の少なくともいずれか(第二の樹脂粒子)が分散された第二の樹脂粒子分散液を準備する工程(第二の樹脂粒子分散液準備工程)
・光輝性顔料が分散された顔料分散液を準備する工程(顔料分散液準備工程)
・第一の樹脂粒子分散液と第二の樹脂粒子分散液と顔料分散液とを混合した分散液中で、樹脂粒子及び顔料粒子を凝集させ、凝集粒子を形成する工程(凝集粒子形成工程)
・凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を加熱し、凝集粒子を融合・合一して、トナー粒子を形成する工程(融合・合一工程)
以下、各工程の詳細について説明する。
結着樹脂となるポリエステル樹脂粒子(第一の樹脂粒子)が分散された第一の樹脂粒子分散液と、スチレンアクリル樹脂粒子及びアクリル樹脂粒子の少なくともいずれか(第二の樹脂粒子)が分散された第二の樹脂粒子分散液と、を準備する。以下、第一の樹脂粒子分散液と第二の樹脂粒子分散液の両方について、樹脂粒子分散液と総称して説明する。
水系媒体としては、例えば、蒸留水、イオン交換水等の水、アルコール類等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
界面活性剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
転相乳化法とは、分散すべき樹脂を、その樹脂が可溶な疎水性有機溶剤中に溶解せしめ、有機連続相(O相)に塩基を加えて、中和したのち、水媒体(W相)を投入することによって、W/OからO/Wへの、樹脂の変換(いわゆる転相)が行われて不連続相化し、樹脂を、水媒体中に粒子状に分散する方法である。
樹脂粒子の体積平均粒径は、レーザ回折式粒度分布測定装置(例えば、堀場製作所製、LA−700)の測定によって得られた粒度分布を用い、分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、体積について小粒径側から累積分布を描き、全粒子に対して体積50%となる粒径を体積平均粒径D50vとする。他の分散液中の粒子の体積平均粒径も同様に測定される。
顔料分散液準備工程によって、光輝性顔料が分散された顔料分散液を調製する。
次に、第一の樹脂粒子分散液と第二の樹脂粒子分散液と顔料分散液とを混合する。ここに、離型剤分散液も混合してよい。そして、混合分散液中で、樹脂粒子と顔料粒子とをヘテロ凝集させ目的とするトナー粒子の径に近い径を持つ、樹脂粒子と顔料粒子とを含む凝集粒子を形成する。この際、水系媒体中で凝集粒子形成工程を行うと、ポリエステル樹脂よりもスチレンアクリル樹脂及びアクリル樹脂の方が樹脂として全体的には疎水性が高いので、光輝性顔料の周囲に第二の樹脂粒子が凝集し、その周りに第一の樹脂粒子が凝集して、凝集粒子が形成される。
凝集粒子形成工程においては、例えば、混合分散液を回転せん断型ホモジナイザーで攪拌下、室温(例えば25℃)で凝集剤を添加し、混合分散液のpHを酸性(例えばpH2以上5以下)に調整し、必要に応じて分散安定剤を添加した後に、加熱を行ってもよい。
凝集剤と共に、該凝集剤の金属イオンと錯体又は類似の結合を形成する添加剤を用いてもよい。この添加剤としては、キレート剤が好適に用いられる。
キレート剤としては、水溶性のキレート剤を用いてもよい。キレート剤としては、例えば、酒石酸、クエン酸、グルコン酸等のオキシカルボン酸;イミノ二酢酸(IDA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)等のアミノカルボン酸;などが挙げられる。
キレート剤の添加量は、例えば、樹脂粒子100質量部に対して0.01質量部以上5.0質量部以下が好ましく、0.1質量部以上3.0質量部未満がより好ましい。
次に、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を、例えば、ポリエステル樹脂のガラス転移温度以上(例えば、ポリエステル樹脂のガラス転移温度より10℃乃至30℃高い温度以上)に加熱して、凝集粒子を融合・合一し、トナー粒子を形成する。
凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を得た後、当該凝集粒子分散液と、結着樹脂となるポリエステル樹脂粒子が分散された第一の樹脂粒子分散液と、をさらに混合し、凝集粒子の表面にさらに、ポリエステル樹脂粒子を付着するように凝集して、第2凝集粒子を形成する工程と、第2凝集粒子が分散された第2凝集粒子分散液に対して加熱をし、第2凝集粒子を融合・合一して、コア・シェル構造のトナー粒子を形成する工程と、を経て、トナー粒子を製造してもよい。
洗浄工程は、帯電性の点から、イオン交換水による置換洗浄を充分に施すことがよい。また、固液分離工程は、特に制限はないが、生産性の点から、吸引濾過、加圧濾過等を施すことがよい。また、乾燥工程も特に方法に制限はないが、生産性の点から、凍結乾燥、フラッシュジェット乾燥、流動乾燥、振動型流動乾燥等を施すことがよい。
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーを少なくとも含むものである。本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係るトナーのみを含む一成分現像剤であってもよいし、当該トナーとキャリアとを混合した二成分現像剤であってもよい。
本実施形態に係る画像形成装置及び画像形成方法について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、を備える。そして、静電荷像現像剤として、本実施形態に係る静電荷像現像剤が適用される。
本実施形態に係る画像形成装置が中間転写方式の装置の場合、転写手段は、例えば、表面にトナー画像が転写される中間転写体と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を中間転写体の表面に一次転写する一次転写手段と、中間転写体の表面に転写されたトナー画像を記録媒体の表面に二次転写する二次転写手段と、を有する構成が適用される。
図2に示す画像形成装置は、色分解された画像データに基づく、銀色(G)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1乃至第5の画像形成ユニット10G、10Y、10M、10C、10K(画像形成手段)を備えている。これらの画像形成ユニット(以下、単に「ユニット」と称する場合がある)10G、10Y、10M、10C、10Kは、水平方向に互いに予め定められた距離離間して並設されている。これらユニット10G、10Y、10M、10C、10Kは、画像形成装置に対して着脱されるプロセスカートリッジであってもよい。
各ユニット10G、10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段の一例)4G、4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8G、8Y、8M、8C、8Kに収められた銀色、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーの供給がなされる。
一次転写ロール5Gは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Gに対向した位置に設けられている。各ユニットの一次転写ロール5G、5Y、5M、5C、5Kには、一次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各一次転写ロールに印加する転写バイアスの値を変える。
まず、動作に先立って、帯電ロール2Gによって感光体1Gの表面が−600V乃至−800Vの電位に帯電される。
感光体1Gは、導電性(例えば20℃における体積抵抗率1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂の抵抗)であるが、レーザ光線が照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Gの表面に、図示しない制御部から送られてくる銀色用の画像データに従って、露光装置3Gからレーザ光線を照射する。それにより、銀色の画像パターンの静電荷像が感光体1Gの表面に形成される。
感光体1G上に形成された静電荷像は、感光体1Gの走行に従って予め定められた現像位置まで回転する。そして、この現像位置で、感光体1G上の静電荷像が、現像装置4Gによってトナー画像として現像され可視化される。
一方、感光体1G上に残留したトナーは感光体クリーニング装置6Gで除去されて回収される。
こうして、第1ユニット10Gにて銀色のトナー画像が転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第5のユニット10Y、10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー画像が重ねられて多重転写される。
定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録紙Pの表面も平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
本実施形態に係るプロセスカートリッジについて説明する。
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
図3に示すプロセスカートリッジ200は、例えば、取り付けレール116及び露光のための開口部118が備えられた筐体117により、感光体107(像保持体の一例)と、感光体107の周囲に備えられた帯電ロール108(帯電手段の一例)、現像装置111(現像手段の一例)、及び感光体クリーニング装置113(クリーニング手段の一例)を一体的に組み合わせて保持して構成し、カートリッジ化されている。
図3中、109は露光装置(静電荷像形成手段の一例)、112は転写装置(転写手段の一例)、115は定着装置(定着手段の一例)、300は記録紙(記録媒体の一例)を示している。
本実施形態に係るトナーカートリッジは、本実施形態に係るトナーを収容し、画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジである。トナーカートリッジは、画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するための補給用のトナーを収容するものである。
・ビスフェノールAエチレンオキシド2モル付加物:216部
・エチレングリコール :32部
・プロピレングリコール :6部
・テトラブトキシチタネート :0.037部
上記材料を加熱乾燥した二口フラスコに入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち攪拌しながら昇温した後、160℃で7時間共縮重合反応させ、その後、10Torrまで徐々に減圧しながら220℃まで昇温し4時間保持した。一旦常圧に戻し、無水トリメリット酸9部を加え、再度10Torrまで徐々に減圧し220℃で1時間保持することによりポリエステル樹脂を合成した。
・上記ポリエステル樹脂 :160部
・酢酸エチル :230部
・水酸化ナトリウム水溶液(0.3N):0.1部
上記材料を1000mlのセパラブルフラスコに入れ、70℃で加熱し、スリーワンモーター(新東科学社製)により攪拌して樹脂混合液を調製した。この樹脂混合液をさらに攪拌しながら、徐々にイオン交換水373部を加え、転相乳化させ、脱溶剤することにより結着樹脂粒子分散液(固形分濃度30%)を調製した。
・スチレン :280部
・アクリル酸n−ブチル:120部
・アクリル酸 :2部
・ドデカンチオール :24部
上記材料の混合溶液、非イオン性界面活性剤(三洋化成社製ノニポール400)6部、及びアニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンR)12部をイオン交換水550部に溶解し、反応容器中で20分間攪拌混合しながら、過硫酸アンモニウム4部を溶解したイオン交換水50部を投入した。その後、反応容器内を窒素置換した後、容器内を70℃まで加熱して5時間乳化重合を継続した。その結果、レーザ回折式粒度分布測定装置(堀場製作所製LA−700)で測定された体積平均粒径D50vが98nmの樹脂粒子分散液A(固形分濃度30%)を得た。
アニオン性界面活性剤を12部から15部に変更した以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが73nmの樹脂粒子分散液Bを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から11部に変更した以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが110nmの樹脂粒子分散液Cを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から16部に変更し容器内を71℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが67nmの樹脂粒子分散液Dを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から10部に変更し容器内を69℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが125nmの樹脂粒子分散液Eを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から19部に変更し容器内を71℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが53nmの樹脂粒子分散液Fを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から7.5部に変更し容器内を69℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが184nmの樹脂粒子分散液Gを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から21部に変更し容器内を72℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが47nmの樹脂粒子分散液Hを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から6.8部に変更し容器内を68℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが210nmの樹脂粒子分散液Iを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から28部に変更し容器内を72℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが32nmの樹脂粒子分散液Jを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から5.4部に変更し容器内を68℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが285nmの樹脂粒子分散液Kを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から30部に変更し容器内を73℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが29nmの樹脂粒子分散液Lを得た。
アニオン性界面活性剤を12部から5部に変更し容器内を67℃にした以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが315nmの樹脂粒子分散液Mを得た。
スチレンをアクリル酸メチルに変更した以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが101nmの樹脂粒子分散液Nを得た。
スチレンをメタクリル酸メチルに変更した以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが110nmの樹脂粒子分散液Oを得た。
アクリル酸をメタアクリル酸に変更した以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが100nmの樹脂粒子分散液Pを得た。
アクリル酸を添加しなかった以外は樹脂粒子分散液Aの調製と同様にして、体積平均粒径D50vが105nmの樹脂粒子分散液Qを得た。
〔離型剤分散液の調製〕
・カルナウバワックス(東亜化成社製RC−160) :50部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK):1.0部
・イオン交換水 :200部
上記材料を混合して95℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン型高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で6時間の分散処理をして、離型剤粒子を分散させてなる離型剤分散液(固形分濃度20%)を得た。
・アルミニウム顔料(昭和アルミパウダー社製2173EA):100部
・アニオン界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンR) :1.5部
・イオン交換水 :400部
アルミニウム顔料のペーストから溶剤を除去した後、上記材料を混合し、乳化分散機キャビトロン(太平洋機工社製CR1010)を用いて1時間分散して、光輝性顔料(アルミニウム顔料)を分散させてなる光輝性顔料分散液(固形分濃度20%)を得た。
・結着樹脂粒子分散液 :400部
・樹脂粒子分散液A :100部
・離型剤分散液 :100部
・光輝性顔料分散液 :200部
・ノニオン性界面活性剤(IGEPAL CA897):1.40部
上記材料を2Lの円筒ステンレス容器に入れ、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)により4000rpmでせん断力を加えながら10分間分散して混合した。
次いで、凝集剤としてポリ塩化アルミニウムの10%硝酸水溶液1.75部を徐々に滴下して、ホモジナイザーの回転数を5000rpmにして15分間分散して混合し、凝集粒子分散液を調製した。
次いで、層流を形成するための2枚パドルの攪拌翼を用いた攪拌装置、及び温度計を備えた重合釜に凝集粒子分散液を移し、攪拌回転数を500rpmにしてマントルヒーターにて加熱し始め、54℃にて凝集粒子の成長を促進させた。この際、0.3Nの硝酸及び1Nの水酸化ナトリウム水溶液で原料分散液のpHを2.2以上3.5以下の範囲に制御した。上記pH範囲で2時間ほど保持した。この際、マルチサイザーII(アパーチャー径:50μm、コールター社製)を用いて測定した凝集粒子の体積平均粒径は9.9μmであった。
次に、結着樹脂粒子分散液200部を追添加し、前記凝集粒子の表面に樹脂粒子を付着させた。56℃に昇温し、光学顕微鏡及びマルチサイザーIIで粒子の大きさ及び形態を確認しながら凝集粒子を整えた。
その後、凝集粒子を合一させるためにpHを8.0に上げた後、75℃まで昇温させた。光学顕微鏡で凝集粒子が合一したのを確認した後75℃で保持したままpHを6.0まで下げ、1時間後に加熱を止め、1.0℃/分の降温速度で冷却した。その後40μmメッシュで篩分し、水洗を繰り返した後、真空乾燥機で乾燥してトナーを得た。得られたトナーの体積平均粒径は12.3μmであった。
このトナー100部に対して疎水性シリカ(日本アエロジル社製RY50)1.5部と疎水性酸化チタン(日本アエロジル社製T805)1.0部とを、サンプルミルを用いて10000rpmで30秒間混合ブレンドした。その後、目開き45μmの振動篩いで篩分して光輝性トナー1を得た。トナー粒子中の樹脂粒子の個数平均粒径を、前記測定方法で測定したところ、98nmであった。
〔光輝性トナー2の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液B136.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を363.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー2を得た。
〔光輝性トナー3の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液B133.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を366.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー3を得た。
〔光輝性トナー4の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液B46.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を453.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー4を得た。
〔光輝性トナー5の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液B43.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を456.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー5を得た。
〔光輝性トナー6の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液C136.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を363.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー6を得た。
〔光輝性トナー7の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液C133.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を366.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー7を得た。
〔光輝性トナー8の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液C46.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を453.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー8を得た。
〔光輝性トナー9の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液C43.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を456.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー9を得た。
〔光輝性トナー10の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液D133.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を366.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー10を得た。
〔光輝性トナー11の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液D46.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を453.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー11を得た。
〔光輝性トナー12の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液E133.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を366.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー12を得た。
〔光輝性トナー13の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液E46.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を453.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー13を得た。
〔光輝性トナー14の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液F181.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を318.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー14を得た。
〔光輝性トナー15の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液F178.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を321.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー15を得た。
〔光輝性トナー16の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液F37.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を462.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー16を得た。
〔光輝性トナー17の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液F34.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を465.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー17を得た。
〔光輝性トナー18の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液G181.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を318.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー18を得た。
〔光輝性トナー19の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液G178.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を321.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー19を得た。
〔光輝性トナー20の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液G37.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を462.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー20を得た。
〔光輝性トナー21の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液G34.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を465.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー21を得た。
〔光輝性トナー22の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液H178.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を321.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー22を得た。
〔光輝性トナー23の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液H37.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を462.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー23を得た。
〔光輝性トナー24の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液I178.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を321.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー24を得た。
〔光輝性トナー25の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液I37.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を462.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー25を得た。
〔光輝性トナー26の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液J297部に変更し、結着樹脂粒子分散液を203部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー26を得た。
〔光輝性トナー27の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液J279部に変更し、結着樹脂粒子分散液を221部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー27を得た。
〔光輝性トナー28の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液J28.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を471.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー28を得た。
〔光輝性トナー29の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液J25.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を474.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー29を得た。
〔光輝性トナー30の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液K297部に変更し、結着樹脂粒子分散液を203部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー30を得た。
〔光輝性トナー31の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液K279部に変更し、結着樹脂粒子分散液を221部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー31を得た。
〔光輝性トナー32の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液K28.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を471.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー32を得た。
〔光輝性トナー33の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液K25.2部に変更し、結着樹脂粒子分散液を474.8部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー33を得た。
〔光輝性トナー34の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液L279部に変更し、結着樹脂粒子分散液を221部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー34を得た。
〔光輝性トナー35の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液L28.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を471.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー35を得た。
〔光輝性トナー36の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液M279部に変更し、結着樹脂粒子分散液を221部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー36を得た。
〔光輝性トナー37の調製〕
樹脂粒子分散液A100部を樹脂粒子分散液M28.8部に変更し、結着樹脂粒子分散液を471.2部に変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー37を得た。
〔光輝性トナー38の調製〕
樹脂粒子分散液Aを樹脂粒子分散液Nに変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー38を得た。
〔光輝性トナー39の調製〕
樹脂粒子分散液Aを樹脂粒子分散液Oに変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー39を得た。
〔光輝性トナー40の調製〕
樹脂粒子分散液Aを樹脂粒子分散液Pに変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー40を得た。
〔光輝性トナー41の調製〕
樹脂粒子分散液Aを樹脂粒子分散液Qに変更した以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナー41を得た。
〔光輝性トナーR1の調製〕
結着樹脂粒子分散液を400部から500部に変更し、樹脂粒子分散液Aを含まない以外は光輝性トナー1の調製と同様にして光輝性トナーR1を得た。
フェライト粒子(パウダーテック社製、平均粒径50μm)100部とメチルメタクリレート樹脂(三菱レイヨン社製、分子量95000、10000以下の成分比率は5%)1.5部を、トルエン500部と共に加圧式ニーダーに入れ、常温で15分間攪拌混合した後、減圧混合しながら70℃まで昇温してトルエンを留去(蒸発させて除去)した。その後冷却し、105μmの篩を用いて分級して樹脂被覆フェライトキャリアを得た。
上記樹脂被覆フェライトキャリアと、光輝性トナー1〜41及びR1のいずれかとを、トナー濃度が7%になるよう混合し、各光輝性トナーについてそれぞれの現像剤を調製し、実施例1〜41及び比較例1の現像剤とした。
〔光輝性〕
32℃/80%RHの環境下、各例で得られた現像剤を、富士ゼロックス社製DocuCentre−III C7600改造機の現像器に供給し、記録紙(王子製紙社製OKトップコート+紙)上に、定着温度190℃、定着圧力4.0kg/cm2にて、印画面積1.0%の画像を100枚出力した後に、トナー載り量が4.5g/m2の10cm×10cmのベタ画像を出力した。
得られたベタ画像に関し、JIS K 5600−4−3:1999「塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第3節:色の目視比較」に準じた色観察用照明(自然昼光照明)下で目視にて光輝性を評価した。光輝性は、粒子感(キラキラと輝く光輝性の効果)と、光学的効果(見る角度による色相の変化)とを観察し、下記の判定基準に従って評価した。レベル2以上が実際に使用し得るレベルである。結果を表1に示す。
5:粒子感と光学的効果があり、両者が調和している。
4:粒子感と光学的効果があり、両者の調和がやや感じられる。
3:粒子感と光学的効果がそれぞれ感じられる。
2:粒子感と光学的効果があるが、ぼけた感じがする。
1:粒子感と光学的効果がまったくない。
光輝性の評価に用いた評価機と現像剤を用いて、さらに、印画面積3%で画像を10000枚出力した後、24時間放置した。その後、10cm×10cmのベタ画像を10枚出力し、かぶりの評価を行った。AA〜Cが実際に使用し得るレベルである。結果を表1に示す。
AA:画像上も感光体上もかぶりが観察されない。
A :感光体上にかぶりが確認されるが、画像上には観察されない。
B :画像上にルーペによりかぶりが観察される。
C :画像上に肉眼でかぶりが僅かに観察される。
D :画像上にかぶりが顕著に観察される。
2 ポリエステル樹脂
4 光輝性顔料
6 特定樹脂粒子
1G、1Y、1M、1C、1K 感光体(像保持体の一例)
2G、2Y、2M、2C、2K 帯電ロール(帯電手段の一例)
3G、3Y、3M、3C、3K 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
4G、4Y、4M、4C、4K 現像装置(現像手段の一例)
5G、5Y、5M、5C、5K 一次転写ロール(一次転写手段の一例)
6G、6Y、6M、6C、6K 感光体クリーニング装置(クリーング手段の一例)
8G、8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
20 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
21 中間転写体クリーニング装置
22 駆動ロール
23 支持ロール
24 対向ロール
26 二次転写ロール(二次転写手段の一例)
28 定着装置(定着手段の一例)
P 記録紙(記録媒体の一例)
108 帯電ロール(帯電手段の一例)
109 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
111 現像装置(現像手段の一例)
112 転写装置(転写手段の一例)
113 感光体クリーニング装置(クリーング手段の一例)
115 定着装置(定着手段の一例)
116 取り付けレール
117 筐体
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ
300 記録紙(記録媒体の一例)
Claims (7)
- ポリエステル樹脂と、光輝性顔料と、スチレンアクリル樹脂粒子及びアクリル樹脂粒子の少なくともいずれかの樹脂粒子と、を含有するトナー粒子であって、
前記ポリエステル樹脂を海部とし前記樹脂粒子を島部とする海島構造を有し、前記海島構造の中に前記光輝性顔料を含み、前記光輝性顔料の周囲に前記島部である前記樹脂粒子が偏在しており、前記樹脂粒子の個数平均粒径が30nm以上300nm以下であるトナー粒子、
を含む静電荷像現像用トナー。 - 前記トナー粒子に占める前記スチレンアクリル樹脂粒子及び前記アクリル樹脂粒子の総量が3質量%以上32質量%以下である、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像剤。
- 請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。 - 請求項3に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項3に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。 - 像保持体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
請求項3に記載の静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像工程と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法。
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