JP6123579B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カルコパイライト系薄膜太陽電池などの製造に用いる加工装置に関し、特に、薄膜層の一部を除去してパターニングを行う加工装置に関する。
CIS(CuInSe)やCIGS(Cu(In1−xGa)Se)といったカルコパイライト系薄膜太陽電池は、例えば、ソーダガラスなどのガラス基板に、裏面電極となるモリブデン(Mo)膜をスパッタリングで成膜し、係るモリブデン膜の上に、CISもしくはCIGSからなるp型の光吸収層、CdSからなる高抵抗バッファ層、ITOなどからなるn型の酸化物透明導電膜(TCO)層を、それぞれに適した成膜法で順次に成膜することによって作製される。
ただし、係る製造プロセスの途中において、基板上に形成された複数の太陽電池セル間の絶縁を確保するために、先に形成された薄膜層の一部を直線状に除去して絶縁用の(セル分離用の)加工溝(加工痕)を形成するパターニング加工が行われる。係るパターニング加工には、ガラス基板上に形成されたMo層をパターニングするP1工程と、P1工程の後、Mo層上に形成されたCIGS光吸収層をパターニングするP2工程と、P2工程の後、CIGS光吸収層上に形成されたTCO層をパターニングするP3工程とがある。
このうち、P1工程はレーザー光により行われるが、P2、P3工程はパターニングツールとも称される溝加工ツールによってメカニカルに行われるのが一般的である。係るメカニカルスクライビングにおいては、通常、溝加工ツールの先端部に設けられた刃先を基板に接触させた状態で溝加工ツールを基板に対して水平に相対移動させることにより、溝加工ツールが接触した部分の薄膜層を除去することで、基板に加工溝を形成する。
しかしながら、基板は必ずしも平坦ではなく、多少の反りや撓みを有することがある。それゆえ、単に刃先の高さを一定に保って溝加工ツールを相対移動させるだけでは、刃先と基板との接触が十分ではなく、あるいは刃先が基板に全く接触せず、加工溝を良好に形成できない箇所が生じ得る。そのため、反りや撓みのある基板に対応すべく、あらかじめ基板の凹凸(高さ位置分布)を測定しておき、係る凹凸に従ってツールの高さ位置を違えることにより基板とツールとの高さ方向における相対的な位置関係を一定に保って加工を行う態様が、従来より周知である。
あるいは、加工溝の加工精度を高めるべく、溝加工ツールが基板に与える力が一定に保たれるように制御を行いつつ加工を行う装置もすでに公知である(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された装置においては、溝加工ツールを保持するスクライブヘッドに、溝加工ツールを加圧するエアシリンダが設けられており、刃先が基板を押圧する力が一定となるように、エアシリンダが溝加工ツールに与える力が調整される。これにより、直線的できれいな加工溝が形成されるようになっている。
また、水平に配置された柱状のガイドを囲驍する態様にてスライダ(可動体)を設け、該スライダの内部からガイドの表面に向けて流体を噴出させることでスライダを浮揚させ、スライダをガイドに沿って非接触状態で支持、案内する直動軸受構造であって、スライダに、案内用の流体噴出口とは別に、異物パージ用の流体噴出口を設けたものもすでに公知である(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−155151号公報 特開2006−226402号公報
溝加工ツールにより基板表面に加工溝を形成する場合、理想的には、薄膜層を所望の加工溝の幅で除去するのに最低限必要な力が、基板に対する刃先の相対移動方向において刃先から基板に(より詳細には、刃先と接触する薄膜層に)加わればよい。基板に対し必要以上の力が加わると、溝加工で除去しようとする薄膜層の下のMo層を損傷させたり、溝加工ツールを不必要に摩耗させたりするため好ましくない。また、係る相対移動方向に直交する方向(以下、直交方向)において刃先から基板に作用する力は、直接に加工に利用される力ではないので、加工が確実に実現される限りにおいて、できるだけ小さいことが望ましい。
ただし、その一方で、溝加工ツールに不要な摩擦力が作用すると、刃先から基板に不要に大きな力が作用してしまったり、あるいは、基板と刃先との接触状態が不十分となって、確実な加工が実現されない場合がある。
さらには、基板表面に凹凸がある場合には、溝加工ツールを基板に対して相対移動させつつ、係る凹凸に速やかに追随させることが必要となる。それゆえ、溝加工ツールの鉛直方向への動作(案内)には迅速性や精密性が求められる。
係る案内のための機構には、ボールネジ機構その他種々の機構を適用し得るが、特に、特許文献2に開示されているようないわゆる静圧案内機構は、原理上、摺動抵抗が生じないことから、迅速性や精密性を必要とする動作には適していると考えられる。
しかしながら、溝加工ツールによる加工においては加工くずなどのパーティクル(異物)が生じやすい一方、静圧案内機構の場合、ガイドと可動体の間にパーティクルが侵入してしまうと、両者の非接触状態が良好に保たれなくなり、良好な加工が行えなくなるという問題がある。それゆえ、静圧案内機構を採用する場合、ガイドと可動体の間隙へのパーティクルの侵入を防ぐための措置が必要となる。
特許文献2には可動体内部から異物除去用のエアを噴出させることで異物の侵入を抑制する、いわゆるエアパージ構造を採用した直動軸受が開示されているが、係る態様は、装置構成が複雑になり、また、小型化しにくいという問題がある。あるいは、ガイドと可動体の間隙部分と外部との間をラビリンス構造として、パーティクルが入り込みにくくするという態様も考えられるが、余計なスペースが必要であり、小型化しにくいという点ではエアパージ構造と同様である。
また、ガイドと可動体の間隙位置を、基板の表面からの飛散物が届かない程度にまでが遠ざけるようにする、という対応も考えられるが、係る場合、溝加工ツールの先端と静圧案内機構との距離が大きくなるため、溝加工ツールが基板から受けるモーメントが大きくなりすぎて、基板表面に対する追随性が悪くなってしまい、結果的に溝加工が良好に行い得ないという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、所望の加工溝を確実に形成することができる加工装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、薄膜層が形成された基板の前記薄膜層の一部を除去して前記基板に溝を形成する、パターニング加工を行う加工装置であって、先端に刃先を備えるパターニングツールと、鉛直方向に長手方向を有する第1の部分を有し、前記刃先を鉛直下方に向けた状態を保って前記パターニングツールを前記第1の部分の下端部において保持するパターニングヘッドと、前記パターニングヘッドを鉛直方向において付勢する付勢手段と、前記パターニングヘッドの自重をキャンセルする自重キャンセル手段と、前記パターニングヘッドの前記第1の部分の一部を囲驍するガイド部を有するとともに、前記パターニングヘッドの前記第1の部分の表面に設けられた複数の噴出孔のそれぞれから前記ガイド部の対向する面に向けてエアを噴出することにより、前記パターニングヘッドを前記ガイド部に対し非接触な状態にて保持しつつ前記ガイド部に沿って鉛直方向に案内する静圧案内手段と、前記パターニングヘッドの前記第1の部分の下方に、前記ガイド部との間に所定の間隙を有するように設けられてなるパーティクルガードと、を備え、前記静圧案内手段が前記パターニングヘッドを前記鉛直方向に案内する際に、前記パーティクルガードと前記ガイド部との間から前記エアを噴出させるようにした、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の加工装置であって、前記パーティクルガードの下端部の位置が、前記ガイド部の下端部の位置よりも前記基板に近い、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記パーティクルガードが、前記パターニングヘッドが傾斜姿勢にあるときにも前記ガイド部との間に間隙が存在するように設けられる、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の加工装置であって、前記パーティクルガードが、前記パターニングヘッドの前記パターニングツールを保持する部分を囲驍するように設けられる、ことを特徴とする。
請求項1ないし請求項4の発明によれば、静圧案内機構を備えることで、基板に対しパターニング加工を行う際の基板の表面凹凸に対するパターニングツールの追随性、もしくは、パターニングツールが基板に対して与える押圧力(付勢力)の安定性が、良好に確保されるようになっているとともに、静圧案内を実現しているパーティクルガードとガイド部との間からエアを噴出させるようにすることで、エアパージ機構やラビリンス構造などいった複雑な構成を採用せずとも、静圧案内機構を構成するガイド部とパターニングヘッドとの間隙にパーティクルが入り込むことが好適に防止される。
加工装置100の構成を概略的に示す斜視図である。 加工装置100に備わるパターニングヘッド8の近傍部分を拡大した側面図YZ側面図である。 加工装置100に備わるパターニングヘッド8の近傍部分を拡大したZX断面図である。 加工装置100の機能的構成を示すブロック図である。 加工装置100において静圧案内機構を構成するパターニングヘッド8の垂直部8aとガイド7cとの要部外観斜視図である。 垂直部8aのみの要部外観斜視図である。 垂直部8aに設けられたエア噴出機構8cの構成を概略的に示す斜視図である。 垂直部8aを通る加工装置100のZX要部断面図である。
<装置構成と基本動作>
図1は、本発明の実施の形態に係る加工装置100の構成を概略的に示す斜視図である。図2、図3は、加工装置100に備わるパターニングヘッド(スクライブヘッド)8の近傍部分を拡大した2つの側面図(YZ側面図およびZX断面図)である。図4は、加工装置100の機能的構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る加工装置100は、概略的にいえば、ガラスなどの下地基板上に薄膜層を形成してなる加工対象基板(以下、単に基板とも称する)Wの薄膜層を部分的に除去する加工を行う装置である。例えば、加工装置100は、CIS(CuInSe)やCIGS(Cu(In1−xGa)Se)といったカルコパイライト系薄膜太陽電池の製造プロセスにおいて、いわゆるP2工程に使用することが出来る。
なお、P2工程までのカルコパイライト系薄膜太陽電池の代表的な製造プロセスは、以下の工程を含んでいる。加工装置100は、このうちの工程iv)に好適な装置である。
i)ガラス基板の上にMo層を形成する;
ii)複数の太陽電池セル間の絶縁を確保するために、レーザー光の照射によってMo層を直線状に除去することにより複数の直線状の加工溝(P1ライン)を形成するパターニング加工を行う(P1工程);
iii)P1ラインが形成されたMo層の上にCIGS光吸収層を形成する;
iv)P1ラインから一定距離を保ちつつパターニングツールを移動させてCIGS光吸収層を除去することにより、P1ラインに沿った(P1ラインの形状に倣った)複数の直線状の加工溝(P2ライン)を形成するパターニング加工を行う(P2工程)。
本実施の形態に係る加工装置100は、基台1の上に、ステージ2と、ヘッド移動機構3とを主として備える。なお、図1においては、詳細を後述するパターニングツール(スクライブツール)10による加工方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、鉛直方向をZ軸方向とする右手系のXYZ座標を付している。
ステージ2は、ガラスからなり、その上面に基板Wを固定できるようになっている。ステージ2に対する基板Wの固定は、ステージ2の上面に設けられた図示しない吸引孔を含む公知の吸引手段2a(図4)によって実現される。また、ステージ2は、例えばボールネジ機構やリニアモータ機構などの図1においては図示しない公知の駆動手段2b(図4)によってX軸方向に進退自在とされてなる。本実施の形態に係る加工装置100においては、係るステージ2のX軸方向の移動によって、パターニングツール10によるX軸方向への加工が実現される。
ヘッド移動機構3は、Y軸方向およびZ軸方向におけるパターニングヘッド8の移動を担う部位である。ヘッド移動機構3は、Y軸方向において互いに離間する1対の支柱4(4a、4b)と、支柱4a、4bによって支持されることによってステージ2の上方においてY軸方向に延在するガイドバー5と、Y軸方向に移動自在なY軸移動部6と、Z軸方向に移動自在なZ軸粗動部7と、Z軸粗動部7に保持されたパターニングヘッド8とを主として備える。
Y軸移動部6は、概略、YZ平面に平行な板状をなしており、X軸方向負側の面に設けられた一対の被ガイド部6a、6bがガイドバー5に設けられた一対のガイド5a、5bに案内されることによってY軸方向に移動自在とされてなる。また、Y軸移動部6は、X軸方向正側の面に一対のガイドバー6c、6dを備える。
Z軸粗動部7は、概略、YZ平面に平行な板状をなしており、そのX軸方向負側の面に設けられた一対の被ガイド部7a、7bが、Z軸方向に延在する態様にてY軸移動部6に設けられた一対のガイドバー6c、6dに案内されることによってZ軸方向に移動自在とされてなる。
Z軸方向におけるZ軸粗動部7の動作はボールネジ機構により実現される。すなわち、Z軸方向に延在させて設けられたボールねじ7dがモータ7eによって駆動されることで、一対の被ガイド部7a、7bが一対のガイドバー6c、6dによってZ軸方向に案内される。
また、Z軸粗動部7のX軸方向正側の面には、Z軸方向に延在する貫通孔7hを有するガイド7cが付設されてなる。ガイド7cは、後述するように、パターニングヘッド8の動作をZ軸方向に制限するために設けられてなる。
なお、図2および図3においては図示を省略するが、同様に、Y軸方向におけるY軸移動部6の動作も、モータ6e(図4)を有するボールネジ機構により実現される。
パターニングヘッド8は、概略、ZY平面に平行でZ軸方向に長手方向を有する矩形状の垂直部8aとXY平面に平行でY軸方向に長手方向を有する矩形状の水平部8bとを有しており、かつ、YZ側面視において、L字状をなしている。垂直部8aの下端部分にはパターニングツール10を保持するツールホルダ8hが着脱自在に付設されてなる。なお、後述するように、パターニングヘッド8は、傾斜姿勢を採ることがあり、その際には垂直部8aは必ずしも垂直状態ではなく、水平部8bは必ずしも水平状態ではないが、係る状態の場合も、便宜上、両部分をそれぞれ垂直部8aおよび水平部8bと称することとする。
垂直部8aは、そのXY断面が矩形状をなしている。また、垂直部8aは、そのZ軸方向において、水平部8bと接合されてなる上端側近傍を除いた部分が、Z軸粗動部7に付設されてなるガイド7cの貫通孔7hに、非接触状態で挿嵌されてなる。換言すれば、垂直部8aは、微小な間隙Δ1(図5、図8参照)を介してガイド7cに囲驍されてなる。係る間隙Δ1は5μm〜20μm程度であるのが好ましい。
このような構成および配置関係を有するパターニングヘッド8の垂直部8aとZ軸粗動部7のガイド7cとは、静圧案内機構を構成してなる。すなわち、垂直部8aとガイド7cとは、垂直部8aからのエアの噴出に伴い発生する静圧によって互いに非接触状態を保ちつつ、パターニングヘッド8の動作をZ軸方向に制限するようになっている。図2および図3においては詳細な図示を省略するが、垂直部8aのガイド7cに囲驍された部分のうち、両図において斜線を付してなる範囲に、エア供給源15(図4)から供給されるエア(空気)を垂直部8aから貫通孔7hに向けて噴出するエア噴出機構8cが設けられてなる。なお、パターニングヘッド8のZ軸方向における動作範囲は図示しないストッパーによって一定の範囲に制限されてなる。
一方、水平部8bの上方には、最下端部に押圧部9aを有するエアシリンダ9が設けられており、エアシリンダ9が加圧することで、押圧部9aがパターニングヘッド8の水平部8bを上方からZ軸負方向へと押圧するようになっている。係る態様にて押圧部9aがパターニングヘッド8を押圧することで、パターニングツール10が基板Wに与える力が調整できるようになっている。エアシリンダ9の加圧状態は、電空レギュレータ14(図4)によって制御される。
なお、本実施の形態に係る加工装置100において実現される、エアシリンダ9の押圧部9aがパターニングヘッド8を押圧する動作は、あくまでパターニングヘッド8を付勢する動作の一態様である。それゆえ、エアシリンダ9は付勢手段の一態様であって、エアシリンダ9がパターニングヘッド8に与える押圧力は、上位概念的にいえば、パターニングヘッド8を付勢する付勢力である。
さらに、水平部8bには、Z軸粗動部7との間に自重キャンセルバネ8dが設けられている。自重キャンセルバネ8dは、Z軸方向に延在する態様にて設けられており、パターニングヘッド8に対しZ軸正方向に力(弾性力)を加えることで、パターニングツール10、ツールホルダ8h、およびパーティクルガード8gを含めたパターニングヘッド8の自重(Z軸負方向に作用する重力)をキャンセルするようになっている。
また、パターニングヘッド8には、垂直部8aの下端部分からZ軸負方向に向けて、ツールホルダ8hの周囲を囲驍する態様にて、筒状のパーティクルガード8gが設けられてなる。パーティクルガード8gは、加工によって発生した加工くずを初めとするパーティクルが、静圧案内機構を構成するガイド7cとパターニングヘッド8の垂直部8aとの間隙Δ1に入り込むことを防止する目的で設けられてなる。パーティクルガード8gの詳細については後述する。
なお、図1ないし図3においては、一のZ軸粗動部7に対し一のパターニングヘッド8(およびエアシリンダ9)を設けた構成を例示しているが、一のZ軸粗動部7に対し、Y軸方向に列設させる態様にて複数のパターニングヘッド8を設ける態様であってもよい。
パターニングツール10の一方端側には刃先10aが形成されてなる。刃先10aはパターニングツール10の本体部分と一体に形成されている。刃先10aの幅は、形成しようとする加工溝の幅によっても異なるが、数十μm〜数百μm程度が好適である。
パターニングツール10は種々の形状を取り得る。例えば、刃先10aに向かうに従って先細となる形状などが好適な一例である。
また、図示は省略するが、ヘッド移動機構3にはさらに、レーザー変位計が設けられる。例えば、レーザー変位計は、Z軸粗動部7のX軸方向正側の面に付設された保持アームに保持されることによって、X軸方向においてパターニングツール10よりも前方(正側)となる位置に配置されるのが好適である。レーザー変位計は、基板Wを載置したステージ2がX軸方向を移動する間に、基板Wの表面の表面形状変化を、換言すれば、局所的な凹凸(高さ位置)変化を断続的もしくは連続的に計測するために設けられる。レーザー変位計により取得されたデータ(複数の形状計測位置と当該位置における基板Wの高さ位置とのデータセット)は、形状データ13cとして記憶部13に記憶される(図4)。レーザー変位計としては、公知のものを適用可能である。
一方、図4に示すように、加工装置100は、コントローラ11と、電空レギュレータ14と、エア供給源15と、入力操作部21と、表示部22とをさらに備える。
コントローラ11は、加工装置100における種々の動作や演算等を担う。コントローラ11は、CPU、RAM、ROMなどのコンピュータハードウェアにより実現される機能的構成要素として、加工制御部12を備える。
またコントローラ11は、例えばハードディスクなどからなる記憶媒体である記憶部13を備える。記憶部13には、加工装置100を動作させるためのプログラム13aと、個々の加工を行う際の加工条件が記述された加工レシピ13bと、基板Wの表面形状(高さ位置)のデータである形状データ13cと、加工時にエアシリンダ9の押圧部9aがパターニングヘッド8を押圧する力である押圧力を記述した押圧力データ13dとが主に記憶される。プログラム13aがCPUにおいて実行されることにより、機能的構成要素としての加工制御部12が実現され、該加工制御部12が機能することによって、加工装置100の種々の動作が実現される。
加工制御部12は、吸引手段2aによる基板Wの吸引固定、駆動手段2bによるステージ2の移動、モータ6e、7eによるY軸移動部6やZ軸粗動部7の移動、エアシリンダ9によるパターニングヘッド8の押圧動作、エア噴出機構8cにおけるエア噴出動作、あるいはさらに、レーザー変位計による基板Wの計測など、基板Wに対する加工処理動作全般の制御を担う。
形状データ13cは、レーザー変位計によって取得される、基板Wの表面の局所的な高さ位置が記述されたデータである。また、押圧力データ13dは、基板Wを加工する際に押圧部9aがパターニングヘッド8に与える押圧力の大きさが記述されたデータである。押圧力は、一定値として定められる態様であってもよいし、X軸に対する関数として定められる態様であってもよい。後者の場合、押圧力を、形状データ13cに基づいて特定される、基板Wの局所的な表面形状の違いに応じて局所位置ごとに違えるようにすることも可能である。
そして、電空レギュレータ14は、押圧部9aがパターニングヘッド8に与える押圧力を押圧力データ13dに基づいて制御する。
エア供給源15は、静圧案内機構において垂直部8aをガイド7cに対して非接触状態に保つべく、垂直部8aから噴出させるためのエアを供給する部位である。
入力操作部21は、加工装置100のオペレータが加工装置100に対して種々の操作指示やデータを入力するためのインターフェースである。また、表示部22は、加工装置100の処理メニューや動作状況などを表示するためのものである。なお、入力操作部21と表示部22がタッチパネルなどによって構成されることにより、一体化されていてもよい。
以上のような構成を有する加工装置100においては、概略、加工レシピ13bの記述内容に基づく加工制御部12の制御によって、ステージ2に基板Wを吸引固定させ、かつ、パターニングツール10の先端に備わる刃先10aを基板Wの表面に接触(当接)させた状態で、あらかじめ取得あるいは設定された形状データ13cや押圧力データ13dの記述内容に従って、ステージ2をX軸方向に移動させることにより、つまりは、パターニングツール10を基板Wに対してX軸方向に相対的に移動させることにより、当接部分の薄膜層を剥離除去して基板Wに対しX軸方向に沿った直線状の加工溝を形成することが出来る。
例えば、パターニングヘッド8をY軸方向に所定ピッチで移動させる都度、ステージ2をX軸方向に移動させることによって、互いに平行かつ真直な直線状の複数の加工溝を形成することが出来る。
また、形成予定ラインの形状が曲線的である場合には、X軸方向へのステージ2の移動に、パターニングヘッド8のY軸方向への移動が重畳されるようになっていてもよい。
なお、加工を行っている間のパターニングツール10と基板Wとの接触状態の維持は、エアシリンダ9による押圧によってパターニングヘッド8をZ軸方向に動作させる(上下動させる)ことによって実現される。係る場合においては、両者のZ軸方向における相対的な位置関係が一定に保たれるように、エアシリンダ9が与える押圧力が形状データ13cに従って調整されてもよいし、押圧力をあらかじめ押圧力データ13dに記述されてなる大きさで保たれるようになっていてもよい。
一方、パターニングヘッド8の水平方向における保持は、静圧案内機構によって実現される。すなわち、パターニングヘッド8は、ガイド7cに対し非接触な状態を保ちつつ保持されてなる。
<静圧案内機構>
次に、本実施の形態に係る加工装置100が備える静圧案内機構の詳細について説明する。図5は、加工装置100において静圧案内機構を構成するパターニングヘッド8の垂直部8aとガイド7cとの要部外観斜視図である。図6は、垂直部8aのみの要部外観斜視図である。図7は、垂直部8aに設けられたエア噴出機構8cの構成を概略的に示す斜視図である。図8は、垂直部8aを通る加工装置100のZX要部断面図である。
図5に示すように、パターニングヘッド8の垂直部8aは、その周囲をガイド7cに囲驍されてなる。ただし、垂直部8aの上端側は露出しており、その露出部分のX軸方向負側には、垂直部8aの内部にエア供給源15から供給されるエアを導入する供給孔H0が設けられてなる。供給孔H0には、他方端をエア供給源15に接続されてなる図示しない供給管が接続される。
また、図6および図7に示すように、パターニングヘッド8の垂直部8aのガイド7cに囲驍されてなる部分には、複数の噴出孔H1a〜H1h、H2a〜H2h、H3a〜H3hが設けられてなる。ただし、図7においては、噴出孔は黒い点として表現している。また、図7に示すように、それぞれの噴出孔は、垂直部8aの内部で流路Fによって供給孔H0と接続されてなる。ただし、図7においては図示の簡単のため、流路Fは一点鎖線として表現している。これら供給孔H0、噴出孔H1a〜H1h、H2a〜H2h、H3a〜H3h、および、流路Fが、垂直部8aにおいてエア噴出機構8cを構成している。供給孔H0、噴出孔H1a〜H1h、H2a〜H2h、H3a〜H3h、および、流路Fの径(内径)は、0.01mm〜数mm程度が好適である。
図6および図7に示すように、本実施の形態においては、噴出孔は3段に分けて設けられている。Z軸方向正側(供給孔H0に近い側)より1段目には噴出孔H1a〜H1hが設けられており、2段目には噴出孔H2a〜H2hが設けられて、3段目には噴出孔H3a〜H3hが設けられている。
また、噴出孔H1a、H2a、H3aは、垂直部8aのX軸方向負側の面8a1に設けられており、噴出孔H1b、H1c、H1d、H2b、H2c、H2d、H3b、H3c、H3dは、垂直部8aのY軸方向正側の面8a2に設けられており、噴出孔H1e、H2e、H3eは、垂直部8aのX軸方向正側の面8a3に設けられており、噴出孔H1f、H1g、H1h、H2f、H2g、H2h、H3f、H3g、H3hは、垂直部8aのY軸方向負側の面8a4に設けられている。
係る噴出孔の配置は、垂直部8aのZ軸方向に沿った4つの面8a1〜8a4の大きさに応じて定められればよい。図6および図7に例示する本実施の形態に係る加工装置100においては、垂直部8aのX軸方向に垂直な面8a1および面8a3はY軸方向に垂直な面8a2および面8a4よりも小さい(細い)ことに、つまりは、垂直部8aが上面視(XY平面視)でX軸方向に長手方向を有する細長い長方形状となっていることに対応して、面8a1および面8a3には噴出孔が各段1つずつのみ設けられてなり、面8a2および面8a4には噴出孔が各段3つずつ設けられてなる。垂直部8aの形状によっては、各面に異なる個数の噴出孔が設けられてもよい。
エア噴出機構8cにおいては、エア供給源15より供給されるエアが、XY正負方向に向けて、より具体的には、各方向において垂直部8aと対向するガイド7cの貫通孔7hの内壁面に向けて、噴出される。このとき、供給孔H0を通じて供給されるエアの流量は全ての噴出孔で同じである。係る状態において垂直部8aとガイド7cとの間に発生する静圧によって(それぞれの噴出孔と対向するガイド7cの貫通孔7hの内面との間に発生する静圧のバランスによって)、垂直部8aが貫通孔7hと非接触な状態を保ちつつ保持される状態が実現される。
係る構成のエア噴出機構8cを備えることにより、本実施の形態に係る加工装置100においては、パターニングヘッド8の垂直部8aとガイド7cとの間に発生させた静圧によって、パターニングヘッド8は絶えずガイド7cと非接触な状態に保たれる。それゆえ、加工の際にパターニングヘッド8がZ軸方向に上下動する場合であっても、パターニングヘッド8とガイド7cとの間にガイド7cとの間で摩擦が生じることはなく、それゆえ、パターニングツール10の基板Wの表面凹凸に対する追随性、もしくは、パターニングツール10が基板Wに対して与える押圧力(付勢力)の安定性が、良好に確保されるようになっている。
なお、加工時においては、垂直部8aに対し、刃先10aと基板Wとの間に作用する摩擦力に起因したトルクがZX面内に沿って作用した結果として、垂直部8aが傾斜姿勢となることがあるが、係る場合においても、パターニングヘッド8とガイド7cとを非接触な状態に保つことは可能である。
<パーティクルガード>
次に、加工装置100に備わるパーティクルガード8gについて説明する。上述のように、パーティクルガード8gは、パーティクルが、静圧案内機構を構成するガイド7cとパターニングヘッド8の垂直部8aとの間隙Δ1に入り込むことを防止する目的で設けられてなる、ツールホルダ8hを囲驍する筒状の部材である。仮に、係る間隙Δ1にパーティクルが入り込んでパターニングヘッド8およびガイド7cに付着すると、両者が非接触状態を保てず、基板Wの凹凸に追随してパターニングヘッド8を上下動させることが困難となり、良好な加工が行われなくなる。本実施の形態に係る加工装置100においては、パーティクルガード8gを備えることで、係る不具合の発生が防止されてなる。
具体的には、パーティクルガード8gは、パターニングヘッド8がその可動範囲の最上位置にあるときに、図8に示すように、その下端部がガイド7cとの下端部よりもZ軸負方向に所定距離Δhだけ突出するように設けられる。換言すれば、パーティクルガード8gは、その下端部の位置が、ガイド7cの下端部の位置よりもステージ2に(基板Wに)近くなるように設けられる。
また、パーティクルガード8gは、パターニングヘッド8の垂直部8aの下端部からZ軸負方向に向けて、ガイド7cとの間に所定の間隙Δ2を保つ態様にて設けられる。なお、図8においては図示の簡単のため、パターニングヘッド8の垂直部8aが垂直姿勢を有する場合を例示しているが、パーティクルガード8gは、垂直部8aが傾斜姿勢にある場合においても間隙Δ2が存在するように設けられる。ただし、垂直姿勢のときと傾斜姿勢のときとで間隙Δ2の大きさは異なっていてもよい。また、図8においては、垂直部8aとガイド7cとの間隙Δ1と、パーティクルガード8gとガイド7cとの間隙Δ2とを、同じ大きさであるように図示しているが、これは必須の態様ではない。
パーティクルガード8gが備わっていることで、パターニングヘッド8の垂直部8aとガイド7cとの間に静圧が発生している状態においては、矢印AR1にて示すように、Z軸負方向にエアの流れが生じ、当該エアは垂直部8aとガイド7cとの間から噴出する。係るエアの流れが存在することで、パターニングツール10による加工によって基板Wから飛散する加工くずなどのパーティクルが、垂直部8aとガイド7cとの間隙Δ1に入り込むことが好適に防止される。すなわち、本実施の形態に係る加工装置100においては、筒状のパーティクルガード8gという簡単な構成要素をパターニングヘッド8の下方に設けてZ軸負方向へのエアの流れを生じさせることで、エアパージ機構やラビリンス構造などいった複雑な構成を採用せずとも、静圧案内機構を構成するガイド7cとパターニングヘッド8の垂直部8aとの間隙Δ1にパーティクルが入り込むことが、好適に防止されてなる。
また、余分なスペースを必要としないことから、パターニングヘッド8の小型化にも対応が可能である。
なお、静圧案内機構の間隙Δ1への入り込みとして主に問題となるのは、下方からの加工くずの入り込みであると考えられるが、静圧発生状態にいては、垂直部8aの上方に向けてもエアの流れが生じていることから、加工装置100においては、垂直部8aの上方からのパーティクルの混入も好適に抑制されてなる。
パーティクルガード8gの構成材料としては、種々のものが適用可能である。例えば、樹脂や真鍮、スズ系のロウ材などの比較的軟らかい材料で形成する態様であってもよいし、SUSなどの金属や、セラミックスなどの比較的硬い材料にて形成する態様であってもよい。前者の場合、いったん付着したパーティクルが脱離しがたいことや、パーティクルが付着したものを交換清掃することが容易などのメリットがある。後者の場合、パーティクルが付着しがたい、というメリットがある。あるいは、生産性を考慮し、硬質アルマイトが表面に施されたアルミ材にてパーティクルガード8gを構成し、定期的に清掃する態様であってもよい。
以上、説明したように、本実施の形態に係る加工装置においては、下方にパターニングツールを備えたパターニングヘッドを、ガイドとの間に発生させた静圧によってガイドに対し非接触な状態でZ軸方向に上下動させるようにすることで、基板に対しパターニング加工を行う際の基板の表面凹凸に対するパターニングツールの追随性、もしくは、パターニングツールが基板に対して与える押圧力(付勢力)の安定性が、良好に確保されるようになっているとともに、パターニングヘッドの下方に、ガイドとの間に間隙が形成されるようにパーティクルガードを設けることによって静圧案内時にZ軸負方向へのエアの流れを生じさせてガイド部とパーティクルガードの間からエアを噴出させるようにすることで、エアパージ機構やラビリンス構造などいった複雑な構成を採用せずとも、静圧案内機構を構成するガイドとパターニングヘッドとの間隙にパーティクルが入り込むことが好適に防止されてなる。
1 基台
2 ステージ
3 ヘッド移動機構
6 Y軸移動部
7 Z軸粗動部
7c ガイド
8 パターニングヘッド
8c エア噴出機構
8d 自重キャンセルバネ
8h ツールホルダ
8g パーティクルガード
9 エアシリンダ
9a 押圧部
10 パターニングツール
10a 刃先
11 コントローラ
100 加工装置
F (エア噴出機構の)流路
H1a〜H1h、H2a〜H2h、H3a〜H3h 噴出孔
W 基板

Claims (4)

  1. 薄膜層が形成された基板の前記薄膜層の一部を除去して前記基板に溝を形成する、パターニング加工を行う加工装置であって、
    先端に刃先を備えるパターニングツールと、
    鉛直方向に長手方向を有する第1の部分を有し、前記刃先を鉛直下方に向けた状態を保って前記パターニングツールを前記第1の部分の下端部において保持するパターニングヘッドと、
    前記パターニングヘッドを鉛直方向において付勢する付勢手段と、
    前記パターニングヘッドの自重をキャンセルする自重キャンセル手段と、
    前記パターニングヘッドの前記第1の部分の一部を囲驍するガイド部を有するとともに、前記パターニングヘッドの前記第1の部分の表面に設けられた複数の噴出孔のそれぞれから前記ガイド部の対向する面に向けてエアを噴出することにより、前記パターニングヘッドを前記ガイド部に対し非接触な状態にて保持しつつ前記ガイド部に沿って鉛直方向に案内する静圧案内手段と、
    前記パターニングヘッドの前記第1の部分の下方に、前記ガイド部との間に所定の間隙を有するように設けられてなるパーティクルガードと、
    を備え、
    前記静圧案内手段が前記パターニングヘッドを前記鉛直方向に案内する際に、前記パーティクルガードと前記ガイド部との間から前記エアを噴出させるようにした、
    ことを特徴とする加工装置。
  2. 請求項1に記載の加工装置であって、
    前記パーティクルガードの下端部の位置が、前記ガイド部の下端部の位置よりも前記基板に近い、
    ことを特徴とする加工装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の加工装置であって、
    前記パーティクルガードが、前記パターニングヘッドが傾斜姿勢にあるときにも前記ガイド部との間に間隙が存在するように設けられる、
    ことを特徴とする加工装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の加工装置であって、
    前記パーティクルガードが、前記パターニングヘッドの前記パターニングツールを保持する部分を囲驍するように設けられる、
    ことを特徴とする加工装置。
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