JP6123496B2 - 光書込装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光書込装置、及び当該光書込装置を備える画像形成装置に関する。
従来、光書込装置の発光基板等の発熱部材の放熱には放熱板が使用されることが一般的であり、この放熱板を発熱部材上の平面部に接着剤等を用いて貼り付けることで放熱効果を持たせてきた。しかしながら、発熱部材と放熱板の線膨張係数が異なる場合、温度変化が発生した際に熱膨張量の差により歪みが発生するため、部品の変形による性能の劣化や故障が課題とされてきた。
そこで、上記課題を解決すべく、例えば、放熱フィンの途中にバネ性を有する折り曲げ部を設けることで、熱膨張量の差を吸収する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、垂直面部と平行面部とが繰り返し形成されたジグザグ形状を有することで、垂直面部の弾性変形を用いて熱膨張量の差を全域に亘って吸収する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、平板から立設した複数の柱部を発熱部材に接触させて放熱することで、熱膨張量の差を柱部の歪みで吸収する技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2009−196228号公報 特開2004−71643号公報 特開2004−87612号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、折り曲げ部が設けられている部分に関しては熱膨張量の差を吸収することができるが、放熱フィンが設けられている部分に関しては吸収することができない。従って、吸収できない熱膨張量の差により歪みが発生するため、光書込装置等の高精度な位置決めを要求される装置への応用は困難である。
また、上記特許文献2,3記載の技術では、発熱部材と放熱板との接触面積が大幅に減少するため、放熱板への伝熱が行われにくくなり、放熱効率の低下や放熱効率の不均一化といった不都合が生じる。
また、光書込装置の発光基板は、略矩形状に形成されており、長尺方向の長さは300mm以上にも及ぶ。そして、発光基板には長尺方向に沿って複数の発光点(発光素子)が配置されているが、発光点毎の温度ムラは光書込装置の性能劣化につながるため、長尺方向全域で確実な放熱が必要となる。
それとともに、発光基板が光を放射する方向における、発光点と光学素子の相対位置精度の要求仕様が非常に高く、例えば、発光基板と放熱板の線膨張係数差による温度変化時の歪みを1箇所の弾性部で吸収した場合、弾性部が設けられていない箇所の歪みが性能に影響するため、歪みを長尺方向全域で均一に吸収する機構が必要となる。
さらに、光書込装置の発光基板は、非常に薄く形成されており、単体では剛性が足りていないことが一般的である。従って、光源ユニットを装置本体に固定する際の取り付け歪みにより、長尺方向両端を節として光放射方向に撓みを発生する虞があるため、放熱板により光放射方向の剛性を向上させることが好ましい。
本発明は、光放射方向の剛性を向上させるとともに、放熱効率を低下させることなく、発光基板と放熱板との線膨張係数差による歪みの発生を防止することが可能な光書込装置、及び当該光書込装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
光書込装置において、
複数の光源を備える発光基板と、
前記光源から出射された光を像担持体上に集光させる光学素子と、
前記発光基板及び前記光学素子を保持するホルダーと、
前記発光基板の発する熱を放熱する放熱板と、
を備え、
前記発光基板は、光放射方向に垂直な平面において長尺方向と当該長尺方向に直交する短尺方向に延在し、
前記放熱板は、
前記発光基板の前記長尺方向に沿って間隔を空けて複数並べて貼り付けられた貼り付け部と、
全ての前記貼り付け部と結合する放熱部と、
を備え、
前記貼り付け部と前記放熱部とは、互いに異なる平面上に配置され
前記放熱部は、前記貼り付け部が並べられた順に、前記発光基板の前記短尺方向における一方の端部と他方の端部と交互に結合することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光書込装置において、
前記放熱部は、前記発光基板の長尺方向に平行な平行面部と垂直な垂直面部とが繰り返し形成されたジグザグ形状を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
光書込装置において、
複数の光源を備える発光基板と、
前記光源から出射された光を像担持体上に集光させる光学素子と、
前記発光基板及び前記光学素子を保持するホルダーと、
前記発光基板の発する熱を放熱する放熱板と、
を備え、
前記発光基板は、光放射方向に垂直な平面において長尺方向と当該長尺方向に直交する短尺方向に延在し、
前記放熱板は、
前記発光基板の前記長尺方向に沿って間隔を空けて複数並べて貼り付けられた貼り付け部と、
全ての前記貼り付け部と結合する放熱部と、
を備え、
前記貼り付け部と前記放熱部とは、互いに異なる平面上に配置され、
前記貼り付け部は、前記光放射方向側の面に貼り付けられ、
前記放熱部は、前記光放射方向と反対側の面に配置され、基端から先端に向かう方向において曲折なく延伸していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光書込装置において、
前記放熱部は、前記発光基板の前記短尺方向における一方の端部と結合することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光書込装置において、
前記放熱部は、前記発光基板の光放射方向と平行な平面上に配置されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光書込装置において、
前記貼り付け部と前記放熱部とは、互いに垂直な平面上に配置されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の光書込装置において、
前記光源は、OLEDであり、
前記放熱板は、前記発光基板よりも線膨張係数が大きいことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、画像形成装置において、
像担持体と、
前記像担持体を帯電させる帯電部と、
前記帯電部により帯電された前記像担持体に対して光を照射することで前記像担持体上に静電潜像を形成する請求項1〜のいずれか一項に記載の光書込装置と、
前記光を照射された前記像担持体に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部と、
前記現像剤による像を記録媒体に転写する転写部と、
前記転写部により転写された前記現像剤による像を前記記録媒体に定着する定着部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、光放射方向の剛性を向上させるとともに、放熱効率を低下させることなく、発光基板と放熱板との線膨張係数差による歪みの発生を防止することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る光プリントヘッドの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る光プリントヘッドの全体構成を示す斜視図である。 放熱板の放熱部が撓む様子の一例を示す平面図である。 発光基板の概略構成を示す平面図である。 変形例1に係る光プリントヘッドの全体構成を示す斜視図である。 放熱板の構成を示す底面図である。 放熱板の放熱部が撓む様子の一例を示す平面図である。 変形例2に係る光プリントヘッドの全体構成を示す斜視図である。 変形例2に係る光プリントヘッドの全体構成を示す側面図である。 図9のXI−XI部の一例を示す断面図である。 発光基板及び放熱板の構成を示す斜視図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態に係る画像形成装置1000は、例えば、プリンターやデジタル複写機等として用いられ、図1に示すように、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの色毎に設けられた複数の光プリントヘッド(光書込装置)100と、光プリントヘッド100に対応して設けられた感光体ドラム等の像担持体200と、像担持体200を帯電する帯電部210と、光を照射された像担持体200に現像剤を供給することで静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部220と、中間転写ベルト300と、現像剤による像を記録媒体に転写する転写ローラー(転写部)400と、転写ローラー400により転写された現像剤による像を記録媒体に定着する定着部500と、等を備えて構成される。
画像形成装置1000は、光プリントヘッド100より照射される光によって像担持体200に静電潜像を形成させる。次に、画像形成装置1000は、静電潜像が形成された像担持体200に現像剤を供給することで当該静電潜像を現像剤による像に顕像化し、中間転写ベルト300上に当該現像剤による像を転写させる。次に、画像形成装置1000は、中間転写ベルト300に転写された現像剤による像を転写ローラー400によって記録媒体としての用紙Pに押圧して転写させる。次に、画像形成装置1000は、定着部500によって用紙Pを加熱及び加圧することで、現像剤による像を用紙P上に定着する。そして、画像形成装置1000は、用紙Pを排紙ローラー(図示省略)等により搬送してトレイ(図示省略)に排紙することで画像形成処理を行う。
光プリントヘッド100は、図1及び図2に示すように、帯電部210により帯電された像担持体200に対して光Lを照射することで像担持体200上に静電潜像を形成する装置である。光プリントヘッド100は、光Lを出射させる発光素子(光源)112を複数備える発光基板11と、発光基板11に備えられた複数の発光素子112から出射された光Lを像担持体200上に集光させる光学素子である屈折率分布型ロッドレンズアレイ(SLA(登録商標);Selfoc(登録商標) Lens Array)12(以下、SLA12)と、発光基板11の発する熱を放熱する放熱板14と、を備え、これらをホルダー13で保持するように構成されている。
以下の説明では、図2〜図4等に示す発光基板11の長尺方向をY方向、短尺方向をZ方向、Y方向及びZ方向に直交する方向をX方向とする。また、図2〜図4等に示す光プリントヘッド100において、放熱板14の放熱部142が延出する側を上側、上側と反対方向を下側とする。本実施形態では、光プリントヘッド100の発光基板11から、X方向下方に向けて光Lが出射されるようになっている。即ち、X方向は、光Lの光軸方向と一致する。
なお、図3については、SLA12及びホルダー13の記載を省略している。
発光基板11は、略矩形状に形成された基体111上に、複数の発光素子112が略直線上に1列並べられて構成されている(図5参照)。なお、複数の発光素子112を略直線上に複数列並べるように構成してもよい。複数の発光素子112が複数列並べられる場合は千鳥状に配列され、発光基板11の短尺方向で発光素子112が重ならないように、長尺方向に少しずつずらして配列される。また、本実施形態では、発光素子112として、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode:OLED)が用いられており、発光基板11の基体111は、線膨張係数の小さいガラスにより形成されている。
SLA12は、発光基板11と像担持体200の間に配置され、複数のロッドレンズが発光基板11上の複数の発光素子112の列方向と略平行に並べられて構成されている。複数のロッドレンズの各々は、中心軸、即ち、光軸での屈折率が低く、中心軸から離れるほど屈折率が高くなるように形成されている。発光基板11の複数の発光素子112から出射された光束は、SLA12の複数のロッドレンズを透過し、像担持体200の表面上に微小なスポットとして結像されるようになっている。
ホルダー13は、液晶ポリマーにより形成され、発光基板11と、SLA12と、を保持可能に構成されている。液晶ポリマーは、配合する材料を調製することで、発光基板11の基体111の線膨張係数に近づけておくことが望ましい。なお、ホルダー13の材質は、液晶ポリマーに限定されるわけではなく、他の樹脂や金属を使用するようにしてもよい。
放熱板14は、ガラス(発光基板11の基体111)よりも線膨張係数が大きい銅や鋼、アルミニウム等の板金を加工して形成され、貼り付け部141と、放熱部142と、を備えて構成されている。
貼り付け部141は、図3及び図4に示すように、発光基板11の上面、即ち、光放射方向と反対側の面に、長尺方向(Y方向)に沿って間隔を空けて複数並べて貼り付けられている。貼り付け部141は、発光基板11の光放射方向と垂直な平面(YZ平面)上に配置されている。
放熱部142は、全ての貼り付け部141の短尺方向(Z方向)の一端部と結合している。放熱部142は、発光基板11の光放射方向と平行な平面(XY平面)上に配置されている。即ち、貼り付け部141と放熱部142とは、互いに垂直な平面上に配置されている。
次に、本実施形態に係る光プリントヘッド100の作用について、図4を参照して説明する。
本実施形態に係る光プリントヘッド100によれば、発光基板11に備えられた複数の発光素子112から出射された光Lが、SLA12を透過して、像担持体200の表面上に微小なスポットとして結像される。
このとき、複数の発光素子112は、光Lの出射に伴い発熱することとなる。本実施形態では、発光基板11の上面に放熱板14が貼り付けられているため、この放熱板14を介して複数の発光素子112が発した熱を放熱することができる。
ところで、ガラスにより形成された発光基板11と板金を加工して形成された放熱板14とでは、線膨張係数が異なる。例えば、ガラスの線膨張係数は8.5〜9.0×10-6/℃であり、アルミニウムの線膨張係数は23×10-6/℃である。従って、温度変化が発生した際に、各部材の熱膨張量の差により歪みが発生する。そこで、本実施形態では、貼り付け部141を複数貼り付けるとともに、放熱部142を全ての貼り付け部141のZ方向の一端部と結合している。例えば、雰囲気温度変化により発光基板11の温度が下降した場合、図4に示すように、上記熱膨張量の差により隣接する貼り付け部141同士の間隔が広がることとなるが、放熱部142を発光基板11の光放射方向と垂直な方向(図中Z方向)に撓ませることで、上記熱膨張量の差を吸収している。
また、本実施形態では、発光基板11の上面の全域に亘って貼り付け部141を貼り付けている。従って、発光基板11と放熱板14との接触面積を十分に確保することができる。また、発光基板11のY方向全域で確実に放熱することができる。さらに、発光基板11のY方向全域で歪みを均一に吸収することができる。
また、本実施形態では、放熱部142が、XY平面上に配置されている。従って、温度変化時の歪みを発光基板11の光放射方向と垂直な方向(図中Z方向)に逃がすことができる。
また、本実施形態では、貼り付け部141と放熱部142とは、互いに垂直な平面上に配置されている。従って、発光基板11の光放射方向(X方向)の剛性を向上させることができる。
以上のように、本実施形態に係る光プリントヘッド100は、複数の発光素子112を備える発光基板11と、発光素子112から出射された光Lを像担持体200上に集光させるSLA12と、発光基板11及びSLA12を保持するホルダー13と、発光基板11の発する熱を放熱する放熱板14と、を備える。従って、放熱板14を介して発光基板11が発した熱を放熱することができる。
また、発光基板11は、X方向に垂直な平面においてY方向と当該Y方向に直交するZ方向に延在し、放熱板14は、発光基板11のY方向に沿って間隔を空けて複数並べて貼り付けられた貼り付け部141と、全ての貼り付け部141と結合する放熱部142と、を備える。従って、雰囲気温度変化により光プリントヘッド100の温度が変化した場合、放熱部142を発光基板11の光放射方向と垂直な方向(図中Z方向)に撓ませることで、発光基板11と放熱板14との熱膨張量の差を吸収させることができるので、温度変化時に発光基板11に発生するX方向歪みの発生を防止することができ、部品の変形による性能の劣化や故障を防止することができる。また、発光基板11と放熱板14との接触面積を十分に確保することができるので、放熱効率の低下や放熱効率の不均一化といった不都合を防止することができる。また、発光基板11のY方向全域で確実に放熱することができるので、Y方向に沿って配置される複数の発光素子112毎の温度ムラを防止することができる。さらに、発光基板11のY方向全域でX方向歪みの発生を均一に防止することができるので、発光素子112とSLA12の相対位置精度の要求仕様を満足させることができる。
また、貼り付け部141と放熱部142とは、互いに異なる平面上に配置される。即ち、放熱部142は、発光基板11の光放射方向(X平面)と垂直な平面(YZ平面)とは異なる平面上に配置される。これにより、発光基板11のX方向の剛性を向上させることができるので、光源ユニットの取り付け歪みによるX方向への撓みの発生を防止することができる。
特に、本実施形態に係る光プリントヘッド100によれば、貼り付け部141と放熱部142とは互いに垂直な平面上に配置される。従って、発光基板11のX方向の剛性を更に向上させることができるので、光源ユニットの取り付け歪みによるX方向への撓みの発生を更に高精度に防止することができる。
また、本実施形態に係る光プリントヘッド100によれば、放熱部142がXY平面上に配置される。従って、温度変化時の歪みをZ方向に逃がすことができるので、温度変化時のX方向への歪みの発生を更に高精度に防止することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(変形例1)
例えば、図6〜図8に示す例では、実施形態の放熱板14と比べ、放熱部143の構造が異なっている。なお、説明の簡略化のため、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
なお、図6については、SLA12及びホルダー13の記載を省略している。
変形例1に係る放熱部143は、貼り付け部141が並べられた順に、発光基板11のZ方向における一方の端部と他方の端部と交互に結合している。具体的には、放熱部143は、発光基板11のY方向に垂直な垂直面部143aと平行な平行面部143bとが繰り返し形成されたジグザグ形状を有しており、平面視で凹凸が交互に繰り返された九十九折状に形成されている。そして、放熱部143は、垂直面部143aと平行面部143bとにより各貼り付け部141の三方を囲うように設けられている。
変形例1に係る光プリントヘッド100によれば、放熱部143がジグザグ形状を有しているので、図7に示すように、板金の抜き加工の限界以上に貼り付け部141同士を近接して配置させることができる。従って、発光基板11と放熱板14との接触面積を更に十分に確保することができるので、より効率的な放熱を行うことができる。
また、変形例1に係る光プリントヘッド100によれば、放熱部143は、貼り付け部141が並べられた順に、発光基板11のZ方向における一方の端部と他方の端部と交互に結合しているので、例えば、雰囲気温度低下により光プリントヘッド100の温度が下降した場合、図8に示すように、平行面部143bを中心として両脇の垂直面部143aがY方向外方に開くように歪むこととなる。変形例1では、平行面部143bがZ方向における一方の端部と他方の端部と交互に配置されているので、温度変化時の放熱部143の歪みがZ方向両側に分散される。これにより、温度変化時のX方向歪みを確実にZ方向へ逃がすことができるため、X方向への歪みの発生を更に高精度に防止することができる。
(変形例2)
また、図9〜図12に示す例では、実施形態の放熱板14と比べ、貼り付け部144及び放熱部145の構造が異なっている。なお、説明の簡略化のため、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
変形例2に係る貼り付け部144は、図12に示すように、発光基板11の下面、即ち、光放射方向側の面に、Y方向に沿って間隔を空けて複数並べて貼り付けられている。具体的には、貼り付け部144は、発光基板11のZ方向における各端部に、それぞれ一列ずつ並べて貼り付けられている。
変形例2に係る放熱部145は、垂直面部145aと平行面部145bとが繰り返し形成されたジグザグ形状を有しており、平面視で凹凸が交互に繰り返された九十九折状に形成されている。放熱部145は、発光基板11の上面、即ち、光放射方向と反対側の面に配置されている。また、平行面部145bは、発光基板11のZ方向端部から下方に延出して、当該平行面部145bと対応する位置に配置された貼り付け部144と結合している。即ち、放熱板14Bは、発光基板11を側方から挟み込むように構成されている。
変形例2に係る光プリントヘッド100によれば、貼り付け部144は、発光基板11の下面に貼り付けられ、放熱部145は、発光基板11の上面に配置されているので、ガラス製の基体111間に形成された熱抵抗の大きい窒素封入層113を通過することなく、放熱を行うことができる(図11参照)。従って、発光素子112の発する熱を放熱する際に、より熱抵抗の小さい経路で放熱することができるので、更に効率的な放熱を行うことができる。
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、光源として、OLEDを使用しているが、これに限定されるものではない。例えば、OLEDの代わりの光源として、LEDを使用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、略矩形状の発光基板11を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。発光基板11は、光放射方向に垂直な平面(YZ平面)において長尺方向(Y方向)と当該長尺方向に直交する短尺方向(Z方向)に延在していればよく、例えば、楕円形状であってもよい。
また、上記実施形態では、放熱部142を、発光基板11の光放射方向と平行な平面(XY平面)上に配置するようにしているが、これに限定されるものではない。発光基板11の光放射方向と垂直な平面(YZ平面)上でなければ、いかなる平面上に配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、貼り付け部141と放熱部142とを、互いに垂直な平面上に配置するようにしているが、これに限定されるものではない。貼り付け部141と放熱部142とを、同一の平面上に配置するのでなければ、いかなる平面上に配置するようにしてもよい。
また、上記変形例1では、放熱部143を、垂直面部143aと平行面部143bとが繰り返し形成されたジグザグ形状を有するようにしているが、これに限定されるものではない。放熱部143を、貼り付け部141が並べられた順に、発光基板11のZ方向における一方の端部と他方の端部と交互に結合する構成であればいかなる構成であってもよく、例えば、垂直面部143aを曲線状に形成するようにしてもよい。
その他、光プリントヘッド及び画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1000 画像形成装置
100 光プリントヘッド(光書込装置)
11 発光基板
111 基体
112 発光素子(光源)
113 窒素封入層
12 SLA(光学素子)
13 ホルダー
14、14B 放熱板
141、144 貼り付け部
142、143、145 放熱部
143a、145a 垂直面部
143b、145b 平行面部
200 像担持体
210 帯電部
220 現像部
300 中間転写ベルト
400 転写ローラー(転写部)
500 定着部

Claims (8)

  1. 複数の光源を備える発光基板と、
    前記光源から出射された光を像担持体上に集光させる光学素子と、
    前記発光基板及び前記光学素子を保持するホルダーと、
    前記発光基板の発する熱を放熱する放熱板と、
    を備え、
    前記発光基板は、光放射方向に垂直な平面において長尺方向と当該長尺方向に直交する短尺方向に延在し、
    前記放熱板は、
    前記発光基板の前記長尺方向に沿って間隔を空けて複数並べて貼り付けられた貼り付け部と、
    全ての前記貼り付け部と結合する放熱部と、
    を備え、
    前記貼り付け部と前記放熱部とは、互いに異なる平面上に配置され
    前記放熱部は、前記貼り付け部が並べられた順に、前記発光基板の前記短尺方向における一方の端部と他方の端部と交互に結合することを特徴とする光書込装置。
  2. 前記放熱部は、前記発光基板の長尺方向に平行な平行面部と垂直な垂直面部とが繰り返し形成されたジグザグ形状を有することを特徴とする請求項に記載の光書込装置。
  3. 複数の光源を備える発光基板と、
    前記光源から出射された光を像担持体上に集光させる光学素子と、
    前記発光基板及び前記光学素子を保持するホルダーと、
    前記発光基板の発する熱を放熱する放熱板と、
    を備え、
    前記発光基板は、光放射方向に垂直な平面において長尺方向と当該長尺方向に直交する短尺方向に延在し、
    前記放熱板は、
    前記発光基板の前記長尺方向に沿って間隔を空けて複数並べて貼り付けられた貼り付け部と、
    全ての前記貼り付け部と結合する放熱部と、
    を備え、
    前記貼り付け部と前記放熱部とは、互いに異なる平面上に配置され、
    前記貼り付け部は、前記光放射方向側の面に貼り付けられ、
    前記放熱部は、前記光放射方向と反対側の面に配置され、基端から先端に向かう方向において曲折なく延伸していることを特徴とする光書込装置。
  4. 前記放熱部は、前記発光基板の前記短尺方向における一方の端部と結合することを特徴とする請求項3に記載の光書込装置。
  5. 前記放熱部は、前記発光基板の光放射方向と平行な平面上に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光書込装置。
  6. 前記貼り付け部と前記放熱部とは、互いに垂直な平面上に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光書込装置。
  7. 前記光源は、OLEDであり、
    前記放熱板は、前記発光基板よりも線膨張係数が大きいことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の光書込装置。
  8. 像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電部と、
    前記帯電部により帯電された前記像担持体に対して光を照射することで前記像担持体上に静電潜像を形成する請求項1〜のいずれか一項に記載の光書込装置と、
    前記光を照射された前記像担持体に現像剤を供給することで前記静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部と、
    前記現像剤による像を記録媒体に転写する転写部と、
    前記転写部により転写された前記現像剤による像を前記記録媒体に定着する定着部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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