JP6122629B2 - エンジンの排気管噴射装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンの排気管内に燃料を噴射する排気管噴射装置に関する。
従来から、ディーゼルエンジンにおいて、排気管内に配置されたディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter)が捕集した微粒子を除去してDPFを再生させる再生処理が行われている。この再生処理として、DPFの上流側の排気管内に配置される酸化触媒(DOC:Diesel Oxidation Catalyst)のさらに上流側において、燃料供給配管を介して噴射ノズルに供給された加圧燃料が噴口から排気管内に噴射され、噴射された燃料がDOCにおいて酸化反応熱を生じさせることにより、DPFに捕集された微粒子を燃焼除去するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−127287号公報
しかしながら、噴射ノズルに燃料を供給する燃料供給配管の交換や、ディーゼルエンジンの生産工程において燃料供給配管の組み付けを行った後、燃料供給配管内に最初に燃料が導入されると、燃料供給配管内に残存する空気により、導入された燃料に空気が混入してしまう可能性がある。
このため、燃料供給配管内の燃料に空気が混入した状態で、DPFの再生処理を行うべく噴射ノズルから燃料を噴射すると、燃料供給配管内の燃料圧力は変動しやすくなる。そして、燃料供給配管内に混入した空気は、燃料圧力の変動に起因して圧縮・膨張を繰り返すポンピング作用を引き起こすため、噴射ノズルから噴射される燃料の実際の噴射量が、DPFの再生に必要な噴射量に対して過大になるおそれがある。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、噴射ノズルから排気管内に噴射される燃料の実際の噴射量が過大となることを抑制できるエンジンの排気管噴射装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係るエンジンの排気管噴射装置は、エンジンの排気管内に燃料を噴射する噴射ノズルと、噴射ノズルに燃料を供給する燃料供給配管と、燃料供給配管に介装され噴射ノズルへの燃料供給を制御する燃料供給バルブと、燃料供給配管内の圧力を検出する圧力センサと、圧力センサにより検出された圧力の変動に応じて、燃料供給バルブに出力する駆動信号を変化させるコントロールユニットと、を備え、コントロールユニットは、圧力の変動幅が所定値未満である場合、燃料供給バルブに第1駆動信号を出力し、圧力の変動幅が所定値以上である場合、燃料供給バルブに第1駆動信号よりも小さい第2駆動信号を出力する
本発明のエンジンの排気管噴射装置によれば、噴射ノズルから排気管内に噴射される燃料の実際の噴射量が過大となることを抑制できる。
排気管噴射装置を適用する、車両用のディーゼルエンジンを示す構成図である。 排気管噴射装置の詳細を示す回路図である。 排気管噴射装置の制御処理内容を示すフローチャートである。 目標噴射量の設定方法に係る制御処理内容を示すフローチャートである。 燃料供給管内における燃料圧力の時間変動を説明する説明図である。
以下、添付された図面を参照して本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、排気管噴射装置を適用する、車両用のディーゼルエンジン(内燃機関)を示す。
ディーゼルエンジン10は、吸気管12及び吸気マニホールド14を介して空気を吸引する。吸気管12には、上流側から順に、空気中の塵埃などをろ過するエアクリーナ16、吸気過給を行うターボチャージャ18のコンプレッサ18A、コンプレッサ18Aを通過して高温になった吸気を冷却するインタークーラ20を設けてある。
一方、ディーゼルエンジン10は、排気マニホールド22及び排気管24を介して排気を放出する。排気管24には、上流側から順に、ターボチャージャ18の排気タービン18B、燃料(例えば、軽油)を排気管24内に噴射する噴射ノズルを有する排気管噴射装置26、連続再生式DPF装置28、還元剤前駆体としての尿素水溶液を噴射供給する噴射ノズルを有する還元剤噴射装置30、尿素水溶液から生成されるアンモニア(還元剤)を用いてNOxを選択還元浄化するSCR触媒32、SCR触媒32を通過したアンモニアを酸化させるアンモニア酸化触媒34を設けてある。
連続再生式DPF装置28は、NO(一酸化窒素)をNO2(二酸化窒素)へと酸化させるDOC28Aと、排気中のPM(Particulate Material)を捕集・除去するDPF28Bと、を備える。
なお、排気浄化フィルタとして、前記DPF28Bに代えて、フィルタ表面に触媒(活性成分及び添加成分)を担持させたCSF(Catalyzed Soot Filter)を使用できる。
また、ディーゼルエンジン10は、排気の一部を吸気側に還流させることで燃焼温度を低下させ、排気中のNOx濃度を低減するEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置36を備えている。
EGR装置36は、排気管24を流れる排気の一部を吸気管12に還流させるEGR管36Aと、EGR管36Aを流れる排気を冷却するEGRクーラ36Bと、吸気管12に還流させる排気量(EGR率)を制御するEGR制御弁36Cとを備える。
コンピュータを内蔵したコントロールユニット38は、ディーゼルエンジン10の回転速度Neを検出する回転速度センサ40、及び、ディーゼルエンジン10の負荷Qを検出する負荷センサ42の出力信号などを入力する。
ここで、負荷センサ42は、ディーゼルエンジン10の負荷Qを示す状態量として、吸気流量、吸気圧力、過給圧力、アクセル開度、吸気絞り弁の開度など、ディーゼルエンジン10のトルクと密接に関連する状態量を検出する。
コントロールユニット38は、内蔵するROM(Read Only Memory)などの不揮発性メモリに記憶した制御プログラムを実行することで、各種センサからの信号に基づいて、DPF28Bの再生処理などを制御する。
コントロールユニット38は、例えば、ディーゼルエンジン10の積算運転時間や、ディーゼルエンジン10の運転条件から推定した微粒子の排出量の積算や、DPF28Bの上下流間の差圧などから、DPF28Bの再生要求の有無を判断する。
そして、コントロールユニット38は、DPF28Bの再生開始信号に基づき、排気管噴射装置26によって連続再生式DPF装置28の上流側の排気管24内に燃料を噴射させる。排気管24内に噴射された燃料がDOC28Aで酸化し、この酸化反応熱によって、DPF28Bに堆積した微粒子(煤)が燃焼して、DPF28Bが再生する。
なお、DPF28Bの再生開始信号は、DPF28Bの再生要求が発生していることを運転者に警告し、この警告に基づいて運転者がボタン操作を行うことにより手動で出力される構成であってもよい。また、DPF28Bの再生開始信号は、再生要求に基いてコントロールユニット38により自動的に出力されたとみなされる構成であってもよい。
図2は、排気管噴射装置26の詳細を示す回路図である。
排気管噴射装置26は、燃料を排気管24内に噴射する噴射ノズル100と、この噴射ノズル100に燃料を導く燃料供給配管102と、圧縮空気を燃料供給配管102内に導く空気供給配管104と、を備える。
噴射ノズル100は、燃料供給配管102の下流端の管路断面積を縮小する墳口(絞り)を有し、この噴口が排気管24内に臨み、排気管24内を流れる排気中に燃料を噴霧状にして噴射する。噴射した燃料はDPF28Bの再生に用いられる。
燃料供給配管102は、図示省略の燃料ポンプを介して燃料タンクに連通し、燃料供給配管102には、燃料ポンプが吐出する加圧燃料が供給される。
燃料供給配管102には、上流側から順に、遮断バルブ106、圧力センサ108、及び燃料供給バルブ110が配置され、遮断バルブ106及び燃料供給バルブ110は噴射ノズル100への加圧燃料の供給を制御する。
遮断バルブ106は、図示省略の燃料ポンプから燃料供給配管102を介して噴射ノズル100へ運ばれる燃料の流れを閉弁により遮断する電磁式のバルブであり、コントロールユニット38から出力される駆動信号に基いて開閉動作する。
燃料供給バルブ110は、噴射ノズル100への燃料供給を制御する電磁式のバルブであり、コントロールユニット38から出力される駆動信号に基いて開閉動作する。この駆動信号は、噴射ノズル100から噴射する燃料の目標噴射量に応じた信号である。
圧力センサ108は、遮断バルブ106と燃料供給バルブ110との間の燃料供給配管102における燃料圧力を検出し、その検出信号をコントロールユニット38に出力する。
空気供給配管104は、噴射ノズル100と燃料供給バルブ110との間で燃料供給配管102に合流する。空気供給配管104には、図示しないエアコンプレッサが吐出する圧縮空気、又はエアコンプレッサが吐出する圧縮空気を貯留するエアリザーバ(貯留容器)からの圧縮空気が供給される。
空気供給配管104には空気供給バルブ112が配置され、空気供給バルブ112は燃料供給配管102ひいては噴射ノズル100に対する圧縮空気の供給を制御する。空気供給バルブ112は、電磁式のバルブであって、コントロールユニット38から出力される駆動信号に基いて開閉動作する。
なお、圧力センサ108は、コントロールユニット38が行う、遮断バルブ106、燃料供給バルブ110、及び空気供給バルブ112の故障診断にも用いられる。
具体的には、コントロールユニット38は、遮断バルブ106、燃料供給バルブ110、及び空気供給バルブ112の開閉制御状態の組み合わせから想定される、遮断バルブ106と燃料供給バルブ110との間の圧力と、実際に圧力センサ108が検出した圧力とを比較することで、遮断バルブ106、燃料供給バルブ110、及び空気供給バルブ112の閉固着故障や開固着故障の有無を診断する。
図3は、ディーゼルエンジン10の運転中繰り返し実行される、コントロールユニット38による排気管噴射装置26の制御処理内容を示す。
ステップ201(図では「S201」と略記する。以下同様)では、再生開始信号が出力されているか否かを判定する。
再生開始信号が出力されている場合にはステップ202へ進む(Yes)。一方、再生開始信号が出力されていない場合にはステップ203へ進む(No)。
ステップ202では、DPF28Bを再生させる再生処理モードを実施する。
具体的には、空気供給バルブ112を閉弁した状態に保持するとともに、遮断バルブ106を開弁した状態に保持する。また、燃料供給バルブ110に対して、噴射ノズル100の目標噴射量に応じた駆動信号を出力し、この駆動信号に基いて燃料供給バルブ110に開閉動作を行わせる。なお、噴射ノズル100の目標噴射量に関する設定方法の詳細は後述する。
本ステップにおける前述のバルブ駆動により、燃料ポンプ(図示省略)から吐出される加圧燃料は燃料供給配管102を介して噴射ノズル100まで供給され、噴射ノズル100の噴口から噴射された燃料が、排気管24内を流れる排気中に噴霧状に噴射される。排気管24内に噴射された燃料は、DOC28Aで酸化し、この酸化反応熱によってDPF28Bに堆積した微粒子(煤)が燃焼して、DPF28Bを再生する。再生処理モードは一定時間実施される。一定時間経過後、DPF28Bの再生開始信号の出力は自動的に停止し、コントロールユニット38は、遮断バルブ106及び燃料供給バルブ110を閉弁させる。
ステップ203では、噴射ノズル100から圧縮空気を噴射させる空気噴射モードを実施する。
具体的には、遮断バルブ106及び燃料供給バルブ110を閉弁した状態に保持するとともに、空気供給バルブ112を開弁させる。そして、エアコンプレッサ(図示省略)などが吐出する圧縮空気は、上流側から順に、空気供給配管104、空気供給配管104が合流した場所から下流の燃料供給配管102、及び噴射ノズル100を介して排気管24内に噴射される。これにより、燃料供給配管102及び噴射ノズル100内に残留し得る燃料を排気管24内に排出するとともに、噴射ノズル100を冷却する。空気噴射モードは、噴射ノズル100から噴射される圧縮空気の消費量を低減すべく、噴射ノズル100の温度に応じて行われてもよい。
図4は、ステップ202における再生処理モードの実施中、噴射バルブ100の目標噴射量を設定するために繰り返し実行される、コントロールユニット38による制御処理内容を示す。
ステップ301では、燃料供給配管102内の燃料に混入し得る空気の影響により、噴射ノズル100から実際に噴射される燃料が排気温度を異常に上昇させるか否かを判断すべく、燃料供給配管102内における燃料圧力の変動幅ΔPと所定値Aとの大小関係を判定する。
燃料圧力の変動幅ΔPは、図5に示すように、燃料噴射時間に対して上昇と下降を繰り返す燃料圧力に交互に現れる上向きのピークと下向きのピークとを公知の方法により検出して、両ピーク間の燃料圧力の差分を絶対値化して算出される{ΔPk(k=0,1,2,3,…,n−2,n−1,n,…)}。別の方法として、燃料圧力の変動1周期分より僅かに長い所定時間内にサンプリングされた燃料圧力値のうち最大値と最小値との差分に基づいて燃料圧力の変動幅ΔPを算出してもよい。
所定値Aは、燃料供給配管102内における燃料圧力の変動幅のうち、噴射ノズル100から燃料を噴射した場合に排気温度が異常に上昇して排気管24内の各触媒に損傷を与える可能性のある変動幅の下限値(例えば、図5のΔPn-2)であり、実験やシミュレーションなどの結果に基づいて予め設定されて、ROMなどに記憶される。
ここで、燃料供給配管102内の燃料に混入し得る空気の影響により排気温度が異常に上昇する現象を、燃料供給配管102内における燃料圧力の変動幅ΔPを用いて判断可能な理由について説明する。
燃料供給配管102内の燃料に空気が混入した状態で、DPF28Bの再生処理を行うべく噴射ノズル100から燃料を噴射した場合、燃料供給配管102内における燃料圧力は変動しやすくなる。そして、燃料供給配管102内の燃料に混入する空気は、燃料圧力の変動に起因して圧縮・膨張を繰り返すポンピング作用を引き起こすため、燃料圧力の変動をさらに増幅させると考えられる。
ところで、燃料圧力の変動幅ΔPは、図5に示すように、燃料噴射時間の経過とともに燃料供給配管102内における燃料の抜気が進むため、空気を比較的多量に混入している場合の燃料圧力の変動幅ΔP0から、概ね徐々に減少していき、空気を比較的少量しか混入していない、あるいは、殆ど混入していない場合の変動幅ΔPnまで低下する。しかし、燃料供給配管102内の燃料に空気を比較的多量に混入している場合の燃料圧力の変動幅ΔP0は、限定するものではないが、混入する空気量によっては、空気を殆ど混入していない場合の燃料圧力の変動幅ΔPnと比較して2倍以上に達することがある。
したがって、燃料供給配管102内の燃料に空気を混入している場合には、変動する燃料圧力の上向きのピークにより、噴射ノズル100から噴射される燃料の実際の噴射量がDPF28Bの再生に必要な噴射量に対して過大となりやすいため、排気温度が異常に上昇して排気管24内の各触媒を損傷させるおそれがある。このため、燃料供給配管102内における燃料圧力の変動幅ΔPを監視すれば、燃料供給配管102内の燃料に混入し得る空気の影響により、噴射ノズル100から実際に噴射される燃料が排気温度を異常に上昇させるか否かを判断できる。
そして、ステップ301において、燃料圧力の変動幅ΔPが所定値A未満であると判定された場合には、燃料供給配管102内の燃料に混入する空気の影響により、噴射ノズル100から実際に噴射される燃料が排気温度を異常に上昇させないと判断されるため、ステップ302へ進む(Yes)。一方、燃料圧力の変動幅ΔPが所定値A以上であると判定された場合には、実際に噴射される燃料が排気温度を異常に上昇させると判断されるため、ステップ303へ進む(No)。
ステップ302では、目標噴射量を第1噴射量に設定する。
第1噴射量は、ステップ202の再生処理モードにおいて、DPF28Bの再生に必要な燃料噴射量である。コントロールユニット38は、ステップ202の再生処理モードにおいて、燃料供給バルブ110に対し、第1噴射量に応じた第1駆動信号を出力する。
ステップ303では、目標噴射量を第2噴射量に設定する。
第2噴射量は、第1噴射量よりも少ない噴射量であり、また、第2噴射量に応じた第2駆動信号に基づいて燃料供給バルブ110が噴射ノズル100への燃料供給を制御した場合、噴射ノズル100から噴射される燃料の実際の噴射量が、混入空気の影響により変動する燃料圧力の上向きのピークにより増大しても、排気温度が異常に上昇して排気管24内の各触媒が損傷するほど過大とならない噴射量である。
なお、第2噴射量は、排気温度の異常上昇による各触媒の損傷を確実に回避すべく、燃料圧力の変動幅ΔPの大きさに応じて変更してもよい。例えば、変動幅ΔPが大きくなるにつれて、第2噴射量を徐々に小さくなるように設定してもよい。
このような排気管噴射装置26によれば、燃料圧力の変動幅ΔPが、噴射ノズル100から燃料を噴射した場合に排気温度が異常に上昇して排気管24内の各触媒に損傷を与える可能性のある変動幅ΔPの下限値である所定値A以上であると判定された場合には、噴射ノズル100の目標噴射量を、DPF28Bの再生に必要な燃料噴射量である第1噴射量よりも少ない第2噴射量に設定している。このため、第2噴射量に応じた第2駆動信号に基づいて燃料供給バルブ110が噴射ノズル100への燃料供給を制御した場合、噴射ノズル100から噴射される燃料の実際の噴射量が、混入空気の影響により変動する燃料圧力の上向きのピークにより増大しても、排気温度が異常に上昇して排気管24内の各触媒が損傷するほど過大とならない。
なお、前述のステップ301において、燃料供給配管102内における燃料圧力の変動幅ΔPと所定値Aとの大小関係を複数回連続して判定し、判定の結果が複数回連続して同一となった場合に次のステップ302又はステップ303へ進むようにしてもよい。これにより、圧力センサ108から出力される燃料圧力の検出信号にノイズ成分が重畳する場合などを除外して、混入空気の影響により、噴射ノズル100から実際に噴射される燃料が排気温度を異常に上昇させるか否かを精度良く判断できる。
また、前述の排気管噴射装置26は、噴射ノズルから供給される還元剤を燃料とした場合の還元剤噴射装置30として用いられてもよい。
10 ディーゼルエンジン
24 排気管
26 排気管噴射装置
28 連続式再生式DPF装置
28A DOC(酸化触媒)
28B DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)
38 コントロールユニット
100 噴射ノズル
102 燃料供給配管
104 空気供給配管
108 圧力センサ
110 燃料供給バルブ

Claims (3)

  1. エンジンの排気管内に燃料を噴射する噴射ノズルと、
    該噴射ノズルに燃料を供給する燃料供給配管と、
    該燃料供給配管に介装され前記噴射ノズルへの燃料供給を制御する燃料供給バルブと、
    前記燃料供給配管内のうち、前記燃料供給バルブの上流側の圧力を検出する圧力センサと、
    前記圧力センサにより検出された圧力の変動に応じて、前記燃料供給バルブに出力する駆動信号を変化させるコントロールユニットと、
    を含んで構成され
    前記コントロールユニットは、前記圧力の変動幅が所定値未満である場合、前記燃料供給バルブに第1駆動信号を出力し、前記圧力の変動幅が前記所定値以上である場合、前記燃料供給バルブに前記第1駆動信号よりも小さい第2駆動信号を出力することを特徴とするエンジンの排気管噴射装置。
  2. 前記第2駆動信号は、前記圧力の変動幅の大きさに応じて、変更されることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気管噴射装置。
  3. 前記噴射ノズルは、前記排気管の内部に備えられたディーゼルパティキュレートフィルタに対し、その上流側に燃料を噴射することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの排気管噴射装置。
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