JP6121865B2 - 地中熱ヒートポンプシステム - Google Patents

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Description

本発明は、地中熱ヒートポンプシステムに関する。
従来より、たとえば、特許文献1に開示されるように、ヒートポンプの熱源として地中熱を用いる地中熱ヒートポンプシステムが知られている。かかる地中熱ヒートポンプシステムは、熱媒体を内部に通した採熱管を地中に埋設し、地中熱との間で熱交換を行う構成を有している。ヒートポンプの熱源として地中熱を用いる場合、採熱管の埋設深度を深くすることで、年間を通じて(季節変動の影響に対して)採熱量の変化を少なくすることができ、あるいは、より高い熱量を採熱することができる。
特開2011−226660
しかしながら、採熱管の埋設深度を深くする場合には、採熱管を埋設する井戸を深く掘削する必要があり、工事の費用や工数が増大するという問題がある。
そこで、本発明は、採熱管を埋設する井戸の掘削の工事の費用や工数の増大を抑えることができる地中熱ヒートポンプシステムを提供することを目的とする。
本発明の地中熱ヒートポンプシステムは、地中熱ヒートポンプと、地中に埋設され下方端が閉塞している埋設管と、流出口が埋設管の内部に配置され、地中熱よりも温度の高い水である温水を埋設管内に流入させる温水流路とを有し、地中熱ヒートポンプの採熱管が埋設管の内部に収容され、採熱管の少なくとも一部は、温水流路から埋設管内に流入し貯留された温水内に配置されていることとする。
上述した本発明の地中熱ヒートポンプシステムは、温水流路の流出口は、埋設管内に貯留された温水中における採熱管の下端の水深の半分よりも下方に配置されていることとする。
上述した本発明の地中熱ヒートポンプシステムは、温水流路の流出口は、採熱管の下端以下に配置されていることとする。
上述した本発明の地中熱ヒートポンプシステムは、温水流路のうち、埋設管内に配置される部分である埋設管内流路の容積は、埋設管内流路に流れ込んだ温水が1日を通して平均で45分以内に流出口から埋設管内に流出する容積であることとする。
上述した本発明の地中熱ヒートポンプシステムは、温水流路には、地中熱ヒートポンプシステム以外の設備で使用するための設備用温水の一部が温水として流されることとする。
上述した本発明の地中熱ヒートポンプシステムは、設備用温水は、湯元から管を通して温泉貯留槽に供給され、この温泉貯留槽から設備に供給される温泉であり、温泉貯留槽には、所定の貯留量を超えたときに超えた分の温泉を温泉貯留槽の外に放流させる余剰温泉放流部が設けられ、温水流路には、余剰温泉放流部から放流された温泉が温水として流されることとする。
本発明の地中熱ヒートポンプシステムは、地中熱ヒートポンプと、地中に埋設され下方端が閉塞している埋設管と、諸設備に地中熱よりも温度の高い温水を供給するための温水供給装置と、流出口が埋設管の内部に配置され、温水供給装置が諸設備に供給する温水の一部を地中熱よりも温度が高い状態で埋設管内に流入させる温水流路とを有し、地中熱ヒートポンプの採熱管が埋設管の内部に収容され、採熱管の少なくとも一部は、温水流路から埋設管内に流入し貯留された温水内に配置されていることとする。
本発明の地中熱ヒートポンプシステムは、温水供給装置は、諸設備に供給される温水を貯留する温水貯留槽を有し、温水貯留槽には、所定の貯留量を超えたときに超えた分の温水を温水貯留槽の外に放流させる余剰温水放流部が設けられ、温水流路には、余剰温水放流部から放流された温水が流入することとする。
本発明の地中熱ヒートポンプは、温水供給装置は、諸設備に温水として温泉を供給する湯元であり、温水貯留槽は、湯元から管を通して供給される温泉が貯留される温泉貯留槽であることとする。
本発明によれば、採熱管を埋設する井戸の掘削の工事の費用や工数の増大を抑えることができる地中熱ヒートポンプシステムを提供することができる。
暖房システムの概略の構成を示す図である。 採熱装置および温泉貯留槽の構成を示す図である。 温泉貯留槽に温泉を供給する温泉供給システムの構成を示す図である。
(暖房システム100の概略構成)
図1は、暖房システム100の概略の構成を示す図であり、この暖房システム100は、地中熱ヒートポンプシステム1と、この地中熱ヒートポンプシステム1を利用し温風を送出することができる温風機2を有する。地中熱ヒートポンプシステム1は、ヒートポンプ装置3と、地中Gの熱を採熱する採熱装置4とを有する。温風機2からは、地中熱ヒートポンプシステム1により採熱された熱により加温された温風が送出される。
(温風機2)
温風機2は、放熱部5と送風機6とを有する。放熱部5は、パイプ7を介して後述するヒートポンプ装置3の吸熱部17に接続されている。放熱部5とパイプ7と吸熱部17とは環状の循環路8を形成し、この循環路8内には、不凍液等の熱媒9が充填されている。循環路8には、ポンプ10が備えられている。このポンプ10により、循環路8内の熱媒9は、循環路8内を循環させられる。
吸熱部17において加温させられた熱媒9は、放熱部5に流れ、放熱部5を加温する。放熱部5の周囲の空気は、放熱部5により加温され、加温された空気が送風機6により温風機2の外部に送り出される。つまり、温風機2からは、放熱部5により加温された温風が放出される。したがって、温風機2を、たとえば、家屋内に配置することで、家屋内を暖房することができる。
なお、家屋内への放熱は、温風機2による温風の放出に限らず、放熱部5をパネル内に通す、いわゆるパネルヒータにより行うこともでき、あるいは、放熱部5を床下内に配設する床暖房により行うこともできる。また、暖房を行う対象は、一般家屋に限らない。たとえば、旅館等の宿泊施設あるいは動植物用の温室とすることもできる。
(地中熱ヒートポンプシステム1)
上述したように、地中熱ヒートポンプシステム1は、ヒートポンプ装置3と、採熱装置4とを有している。
(ヒートポンプ装置3)
ヒートポンプ装置3は、凝縮機11と、膨張弁12と、蒸発器13と、圧縮機14と、パイプ15と、放熱部16と、吸熱部17とを有する。凝縮機11、膨張弁12、蒸発器13、および圧縮機14は、パイプ15により接続され、環状の循環路18が形成されている。循環路18内には、たとえばアンモニア等の熱媒19が循環させられる。
循環路18内の熱媒19は、圧縮機14により圧縮され高温化される。この高温化された熱媒19は、凝縮機11で吸熱部17側に放熱され、高圧化で凝縮され液化する。つまり、凝縮機11と吸熱部17とにおいて熱交換が行われ、吸熱部17内を流れる熱媒9が加温される。凝縮機11において液化された熱媒19は、膨張弁12において減圧され低温・低圧の液体とされる。低温・低圧とされた液体の熱媒19は、蒸発器13で放熱部16から熱を奪い蒸発し、低温・低圧のガスとなる。つまり、蒸発器13と放熱部16とにおいて、放熱部16から蒸発器13内の熱媒19に熱が移動する熱交換が行われる。蒸発器13で低温・低圧のガスとなった熱媒19は、圧縮機14で圧縮され高温化される。
(採熱装置4)
採熱装置4は、採熱管20と、埋設管21と、温水流入管22とを有する。
採熱管20は、いわゆるU字管であり、放熱部16に接続され、採熱管20と放熱部16とは循環路23を形成する。循環路23内には、不凍液等の熱媒24が充填されている。循環路23には、ポンプ25が備えられ、このポンプ25により、循環路23内の熱媒24は、循環路23を循環させられる。
埋設管21は、下方端が底部26により閉塞される有底の管体であり、地中Gに埋設されている。埋設管21の内部には、採熱管20が収容されている。温水流入管22は、一端側に設けられる流出口22Aを埋設管21内に配置され、他端側をパイプ27を介して温泉貯留槽28(図2,3参照)に接続されている。したがって、温泉貯留槽28に貯留される温泉29(図2,3参照)を、温水流入管22から埋設管21内に流入させることができる。
埋設管21は有底である。そのため、温水流入管22から埋設管21に流れ込んだ温泉は、埋設管21内に貯留され、埋設管21内に収容される採熱管20は、埋設管21内に溜まった温泉(以下、貯留温泉と記載する)30の中に浸かった状態となる。したがって、貯留温泉30の熱は、採熱管20内を流れる熱媒24に吸収される。すなわち、採熱管20では、貯留温泉30の熱が採熱される。採熱管20で採熱された熱は、ヒートポンプ装置3を介して循環路8内の熱媒9に移動し熱媒9が加温される。
上述したように、地中熱ヒートポンプシステム1は、採熱装置4において採熱された熱をヒートポンプ装置3により循環路8に移動させる。したがって、採熱装置4で採熱される熱量を多くすることで、循環路8内の熱媒9をより高温にすることができ、温風機2から送出される温風の温度を高くすることができる。貯留温泉30は、地中Gの温度よりも高い。したがって、採熱管20を直接地中G内に埋設し、地中Gから直接地熱を採熱する場合に比べて、貯留温泉30から採熱する方が採熱できる熱量を多くすることができる。
(埋設管21に温泉を流入させるための構成および採熱装置4の構成)
図2および図3を参照しながら、埋設管21に温泉を流入させるための構成と、採熱装置4の構成について説明する。図2は、採熱装置4および温泉貯留槽28の構成を示す図である。図3は、温泉貯留槽28に温泉を供給する温泉供給システム31の構成を示す図である。
(埋設管21に温泉を流入させるための構成)
図3に示すように、温泉供給システム31は、湯元32から複数の家庭、たとえば、家庭33A,33B,33C,33Dにそれぞれ温泉を供給するシステムである。温泉供給システム31は、たとえば、長野県諏訪市とその近隣で、実際に採用されているシステムである。各家庭33A,33B、33C,33Dには、家庭33Aに例示するように、それぞれ、温泉貯留槽28が設置されている。各家庭33A,33B、33C,33Dの温泉貯留槽28と湯元32とは、パイプ34により接続され、湯元32から、各家庭33A,33B、33C,33Dの温泉貯留槽28に温泉を供給することができる。パイプ34には、ポンプ35が備えられ、所定の一定圧力で、湯元32から各家庭33A,33B、33C,33Dの温泉貯留槽28に、温泉が常時供給される。つまり、温泉貯留槽28には、単位時間あたり一定量の温泉が常時供給される。
具体的には、温泉貯留槽28内に配置されるパイプ34の流出口36の開口径が、温泉の供給主との契約の内容により定められており、該開口径に応じた量の温泉が温泉貯留槽28に流入する。契約の内容は、たとえば、1.8リットル/分あるいは3.6リットル/分等である。また、長野県諏訪市とその近隣における温泉供給システム31は、温泉貯留槽28に40℃〜70℃前後の温泉を供給している。
温泉貯留槽28は、家庭33A内の給湯部37A、37B、37Cにパイプ38を介して接続されている。たとえば、給湯部37Aは浴室の温水蛇口であり、給湯部37Bは台所の温水蛇口であり、また、給湯部37Cは洗面所の温水蛇口である。流出口36から温泉貯留槽28に流入した温泉は、温泉貯留槽28に貯留される。温泉貯留槽28に貯留された温泉29は、パイプ38を介して給湯部37A、37B、37Cに供給される。
給湯部37A、37B、37Cでの温泉の使用量(流出量)に関係なく、パイプ34から温泉貯留槽28内には、常時、単位時間あたり一定量の温泉が供給される。そのため、給湯部37A、37B、37Cでの温泉の使用量が、パイプ34から温泉貯留槽28への供給量よりも少ないときには、温泉貯留槽28内の温泉29の水位は上昇する。
したがって、給湯部37A、37B、37Cでの温泉の使用量が、パイプ34から温泉貯留槽28への供給量よりも少ない時間が継続した場合には、温泉貯留槽28から温泉が溢れる虞がある。そこで、温泉貯留槽28の温泉が所定の水位39に達したときに、温泉貯留槽28内の温泉を温泉貯留槽28の外に放流するように、温泉貯留槽28には、余剰温泉放流部40が設けられている。
余剰温泉放流部40は、パイプ27の一端側の開口部であり、水位39の高さに開口部を上方に向けて配置されている。したがって、パイプ27の他端側の開口部を、温水流入管22に接続することで、水位39を超えて貯留される温泉を埋設管21に流入させることができ、加えて、温泉貯留槽28から温泉が溢れることを防止できる。なお、従来、パイプ27の他端側の開口部は、たとえば排水路内に配置され、水位39を超えて貯留される温泉は排水として排水路に排水されていた。地中熱ヒートポンプシステム1においては、従来、排水路に排水されていた温泉を埋設管21に流入させる構成となっている。
(採熱装置4の構成)
採熱装置4は、上述したように、採熱管20と、埋設管21と、温水流入管22とを有する。温水流入管22には、温泉貯留槽28に貯留された温泉29がパイプ27を介して流入する。温水流入管22に流入した温泉貯留槽28からの温泉は、埋設管21に流入し、埋設管21内に貯留温泉30として貯留される。そして、貯留温泉30と採熱管20との間で熱交換が行われ、加温された熱媒24がヒートポンプ装置3に移動する。
図2に示すように、埋設管21の上方端の開口部には、蓋体41が備えられている。蓋体41により埋設管21の上方端の開口部は封口されている。また、埋設管21の側面には、蓋体41よりも下側の位置に開口部42を有する排水管43が備えられている。この排水管43は、図示外の排水路に接続されている。したがって、開口部42を超えて埋設管21に貯留された貯留温泉30は、埋設管21から排水させられる。
採熱管20、埋設管21および温水流入管22を構成する材質は、塩化ビニルあるいはポリエチレン等の耐腐食性の高い材質のものが好ましい。埋設管21には温泉が貯留されるため、採熱管20、埋設管21および温水流入管22は常時温泉に浸漬された状態となる。温泉は、一般に、酸性あるいはアルカリ性に偏り腐食性が高い。そのため、耐腐食性の高い材質で採熱管20、埋設管21および温水流入管22を構成することで、地中熱ヒートポンプシステム1の温泉による腐食に対する耐性を高めることができる。
地中の温度は、地下5m以下になると、一般に、年間を通じて概ね15℃前後で安定する。そのため、従来より、この地熱を地中熱ヒートポンプで採熱し暖房に使用するシステムが知られている。このような地中熱ヒートポンプでは、採熱部(本実施の形態の採熱管20に相当する部分)の周囲の温度が高くなるほど、採熱できる熱量は多くなり、暖房効率を高くすることができる。
温水流入管22から埋設管21に流入する温泉は、温泉貯留槽28に貯留されていた温泉(たとえば、40℃〜70℃前後)であり、地中の温度よりも高い。つまり、埋設管21内の温度は、地中の温度よりも高い状態となる。埋設管21内の温度を地中の温度よりも高い状態とすることで、地中熱ヒートポンプシステム1は、採熱管20からより多くの熱量を採熱できる。
埋設管21への温泉の流入は、給湯部37A、37B、37Cでの温泉の使用量が、パイプ34から温泉貯留槽28への供給量よりも少ないときであり、かつ、温泉貯留槽28に貯留される温泉が水位39を超えているときである。つまり、給湯部37A、37B、37Cでの温泉の使用量が、パイプ34から温泉貯留槽28への供給量よりも多いとき、あるいは、温泉貯留槽28に貯留される温泉が水位39を超えていないときには、埋設管21には温泉が流入しない。
そのため、埋設管21に温泉貯留槽28から温泉が流入しない時間が継続すると、徐々に埋設管21内の貯留温泉30の温度は低下する。しかしながら、埋設管21の周囲は地中Gで覆われている。そのため、地中Gの温度よりも低温となる空気中よりも貯留温泉30の温度の低下は抑えられる。また、埋設管21から地中Gに放熱した熱は地中Gに蓄熱されている。加えて、貯留温泉30の温度は、地中Gの温度以下に低下することはない。したがって、採熱管20を直接地中G内に埋設し、地中Gから直接地熱を採熱する場合に比べて、貯留温泉30から採熱する方が採熱できる熱量を多くすることができる。
なお、埋設管21の上方端の開口部は、蓋体41により封口されている。したがって、埋設管21の上方端の開口部からの放熱や雨水の侵入を防止でき、貯留温泉30の温度低下を抑制できる。
流出口22Aから埋設管21内に流出する温泉は、貯留温泉30よりも温度が高い。そのため、流出口22Aから貯留温泉30中に流出した温泉は上方に移動する。地中Gは、地表Fに近いほど大気への放熱等により温度が低くなる傾向がある。したがって、流出口22Aの位置をできるだけ地中Gの深い位置に配置し、貯留温泉30に流出した温泉の地中Gへの放熱を少なくすることで、貯留温泉30の温度の低下を抑えることができる。
採熱管20内を流れる熱媒24と貯留温泉30との間の熱交換には時間を要する。したがって、埋設管21内に貯留される貯留温泉30の一部分だけ高温となっても、この高温部分との熱交換のための時間を十分に確保できない場合には、高温部分の熱量が十分に熱媒24に移動しないことがある。
たとえば、流出口22Aを、貯留温泉30の水面Mから底部26までの水深SAの1/4の深さに配置した場合、流出口22Aから流出する温泉は、水深SA/4以深の貯留温泉30よりも高温である。そのため、貯留温泉30は、水面Mから水深SA/4までの部分の温度が、水深SA/4以深の温度よりも際立って高くなる。この場合、採熱管20内を流れる熱媒24は、貯留温泉30の水面Mから水深SA/4の部分を通過する時間が短く、貯留温泉30との間で熱交換を十分に行えない虞がある。なお、水面Mは、貯留温泉30が排水管43から排水される状態まで埋設管21に貯留されたときの水面である。
採熱管20内の貯留温泉30の熱量の総量は、貯留温泉30の上下方向の温度分布に関わらず一定である。したがって、流出口22Aを貯留温泉30のできるだけ水深の深い位置に配置し、埋設管21内の貯留温泉30全体の温度の均一化を図った状態で、採熱管20内の熱媒24と貯留温泉30との間で熱交換を行う方が効率的に熱交換を行うことができる。
また、流出口22Aは、排水管43の開口部42からできるだけ遠い方が好ましい。流出口22Aが開口部42に近いと、貯留温泉30の温度を上げる前に埋設管21から排水管43に流れ出てしまう。これに対して、流出口22Aを貯留温泉30のできるだけ水深の深い位置に配置することで、流出口22Aからの温泉の流出量に対する貯留温泉30の温度の昇温の効率を上げることができる。
以上の観点から、温水流入管22の流出口22Aは、貯留温泉30中における採熱管20の下端の水深SBの1/2よりも深い位置に配置されることで、たとえば、水深SA/4といった、水深SB/2よりも浅い位置に配置される場合に比べて貯留温泉30の温度の低下を抑えることができる。また、貯留温泉30の全体の温度の均一化が図られ、採熱管20内の熱媒24と貯留温泉30との間で熱交換を効率的に行うことができる。
さらに、温水流入管22の流出口22Aを採熱管20の下端以下に配置することで、貯留温泉30の温度の低下をより抑えることができ、また、採熱管20内の熱媒24と貯留温泉30との間の熱交換をより効率的に行うことができる。
採熱装置4は、たとえば、次のように構成することができる。
埋設管21の形状については、円筒形とすることができる。埋設管21は、楕円筒形であっても角筒形であってもよいが、埋設管21を円筒形とすることで、埋設管21の容積に対する表面積を小さくでき、それにより、埋設管21から地中Gへの放熱量を小さくできる。
また、
D1:埋設管21の底部26の地表Fからの深度
D2:埋設管21の内径
SB:採熱管20の下端20Aの水面Mからの水深
SC:温水流入管22の流出口22Aの水面Mからの水深
としたとき、たとえば、D1を25メートル、D2を15センチ、SBを24.4メートル、SCを24.5メートルとすることができる。
なお、温水流入管22の流出口22Aの下方に底部26との間に間隔を設けることで、底部26に泥等が堆積した場合であっても、堆積物が流出口22Aを塞いでしまうことを防止できる。流出口22Aと底部26との間隔は10センチ以上、40センチ以下が好ましい。10センチ未満となると堆積物により流出口22Aが塞がれてしまうまでの期間が短くなってしまう。40センチを超えると、埋設管21の底部26側に温度の低い貯留温泉30が溜まり易くなり、採熱管20と貯留温泉30との間の熱交換の効率が低下し易くなってしまう。
上述のD1,D2,SB,SCの具体的な数値は一例であり、発明の構成が上記に限定されるものではない。たとえば、D1を25メートル、D2を20センチ、SBを24.4メートル、SCを24.5メートルとしたり、または、D1を50メートル、D2を15センチ、SBを49.4メートル、SCを49.5メートルとしたり、あるいは、D1を15メートル、D2を20センチ、SBを14.4メートル、SCを14.5メートル等、地熱の温度、埋設管21内に流れ込む温泉の温度、埋設管21が埋設される地盤の状態等により適宜な設定とすることができる。
一般に、家屋の暖房用のヒートポンプの熱源として地中熱を用いる場合、採熱管を地下100メートル前後の深さまで埋設しないと、十分な熱量を得られない。4人家族の場合、温泉貯留槽28に温泉を1.8リットル/分で流入させる場合、1日を通すと一般的に概ね2/3はパイプ27から排水される。つまり、給湯部37A〜37Cでの温泉の使用状態に左右されるが、通日(1日を通して)で平均的には、約1リットル/分の温泉が埋設管21に流入する。したがって、採熱装置4を上記構成した場合には、埋設管21を埋設する深さは地下(=D1)25メートル程度であっても、採熱管を地下100メートル前後の深さまで埋設した場合と比べても、家屋内を暖房するのにより十分な熱量を得ることができる。
温水流入管22内を流れる温泉は、流出口22Aから流出するまでの間、貯留温泉30に放熱させないことが好ましい。したがって、温水流入管22は、熱伝導性の低い物で構成したり断熱措置(たとえば、断熱材の被覆)を施すことが好ましい。温水流入管22は、鉄やステンレス等の金属で構成するよりも、これらの金属に比べて熱伝導性の低い塩化ビニルあるいはポリエチレン等の樹脂で構成することが好ましい。
パイプ27については、蓋体41までの間、外気中に配置される。したがって、パイプ27内を流れる温泉の温度が低下しないように、パイプ27の側面には発砲ポリエチレン、ウレタン、グラスウール等の断熱材44を被覆することが好ましい。
温泉貯留槽28から蓋体41までの間のパイプ27については、断熱材44の厚さを厚くしたり、あるいは断熱材44に高断熱の素材を用いることにより、断熱効果を十分に得ることができる。しかしながら、温水流入管22の埋設管21内に配置される部分である埋設管内温水流入管22B(埋設管内流路)については、埋設管21の空間の狭さ等により十分な断熱措置を施すことが難しい。そのため、埋設管内温水流入管22Bを流れる温泉については、できるだけ、短時間で流出口22Aから貯留温泉30内に流出させることが好ましい。
埋設管内温水流入管22Bを塩化ビニルあるいはポリエチレンで構成した場合、埋設管内温水流入管22B内を流れる温泉は、一日を通して平均で45分以内に埋設管内温水流入管22Bを通過して流出口22Aから流出することが好ましい。45分以内とすることで、埋設管内温水流入管22B内を流れる間に温泉の温度が、貯留温泉30の温度と同一となるまでに低下してしまうことを抑制できる。したがって、上述したように、通日で平均的に、1リットル/分の温泉がパイプ27を介して埋設管内温水流入管22Bに流れ込む場合には、埋設管内温水流入管22Bの流路の容積を45リットル以下とすることが好ましい。これにより、流出口22Aから流出すときの温泉の温度が、貯留温泉30の温度と同一となるまでに低下してしまうことを抑制できる。
たとえば、埋設管内温水流入管22Bの内径(直径)が34ミリであり、SC=49.5メートルのとき、埋設管内温水流入管22Bの流路の容積は概ね45リットルとなる。つまり、温泉が、埋設管内温水流入管22B内に通日で平均的に1リットル/分で流れ込む場合、埋設管内温水流入管22Bに流れ込んだ温泉は、一日を通して平均で45分以内に埋設管内温水流入管22Bを通過して流出口22Aから流出することができる。
より好ましくは、埋設管内温水流入管22Bの流路の容積を35リットル以下とすることで、埋設管内温水流入管22B内を流れる温泉が、一日を通して平均で35分以内に埋設管内温水流入管22Bを通過して流出口22Aから流出することができる。より一層に好ましくは、埋設管内温水流入管22Bの流路の容積を25リットル以下とすることが好ましく、これにより、埋設管内温水流入管22B内を流れる温泉が、一日を通して平均で25分以内に埋設管内温水流入管22B内を通過して流出口22Aから流出することができる。なお、パイプ27および埋設管内温水流入管22Bは、管内の内周の直径を0.8センチ以上とすることが好ましい。0.8センチ未満になると、管内の流路抵抗が大きくなり易く温泉の流れが悪くなる虞がある。
なお、図2に示す一例で、SCが24.5メートルであり、埋設管内温水流入管22Bの内径(直径)を27ミリとした場合、埋設管内温水流入管22Bの流路の容積は概ね14リットルとなる。温泉が、埋設管内温水流入管22B内に通日で平均的に1リットル/分で流れ込む場合、埋設管内温水流入管22Bに流れ込んだ温泉は、一日を通して平均で14分程度(25分以内)に埋設管内温水流入管22Bを通過して流出口22Aから流出することができる。
また、埋設管21内の貯留温泉30の量である貯留量P1と流出口22Aから流出する流出量P2とは、P2/P1≧1/1500以上であることが好ましい。P2/P1が1/1500未満になると、貯留温泉30の温度を地中Gの温度よりも高くする効果が低減しやすくなる。P2/P1は、1/1000以上が好ましく、より好ましくは、1/800以上が好ましい。図2に示す一例で、D1を25メートル、D2を15センチ、SBを24.4メートル、SCを24.5メートルとし、採熱管20および温水流入管22の外径(直径)を34ミリとした場合、P1は概ね380リットルとなる。P2が1リットルの場合、P2/P1は1/380となる。なお、排水管43からの排水を考慮すると、水面Mが地表Fよりも、たとえば、10センチ程度高いことが好ましい。上記P2/P1の計算は概略であるため、水面Mと地表Fの高さの差を考慮していない。
P1は100リットル以上であることが好ましい。100リットル未満となるとD1(埋設管21の底部26の地表Fからの深度)を、安定した地中熱を得られないほどに浅くする必要が生じたり、あるいは、D2(埋設管21の内径)を採熱管20および温水流入管22を収納できる大きさに確保が困難となることがある。
(本実施の形態の主な効果)
上述したように、地中熱ヒートポンプシステム1は、ヒートポンプ装置3と、地中Gに埋設され、下方端が底部26により閉塞している埋設管21と、流出口22Aが埋設管21の内部に配置され、地中熱よりも温度の高い水である温泉を埋設管21に流入させる温水流路を形成する温水流入管22とを有し、ヒートポンプ装置3の採熱管20が埋設管21の内部に収容され、採熱管20の少なくとも一部は、温水流入管22から埋設管21内に流入し貯留された温水である貯留温泉30内に配置されている。
地中熱ヒートポンプシステム1は、上述の構成を有するため、地中Gよりも温度の高い温泉から採熱を行うことができ、採熱管20の単位長さ当たりの採熱量を多くすることができる。また、これにより、採熱管20の長さを短くできるため、埋設管21を埋設する穴の深度を浅くすることができ、掘削工事に伴う労力の低減あるいは工期短縮を図ることもできる。
なお、上述の実施の形態では、温水流入管22は、埋設管21内に引き込まれている構成であり、埋設管21内に配置される部分の温水流入管22を埋設管内温水流入管22Bとして説明している。しかしながら、温水流入管22を埋設管21内に引き込むことなく、蓋体41の下面に流出口22Aが形成される構成とすることもできる。この場合には、パイプ27が温水流入管22としての役目を果たす。
温水流入管22には、地中熱ヒートポンプシステム1以外の設備で使用するための設備用温水として、湯元32から家庭33Aに供給された温泉の一部を温水として流されている。
つまり、地中熱ヒートポンプシステム1専用の熱源としてではなく、家庭33Aに供給された温泉の一部を利用することで、容易に地中熱ヒートポンプシステム1の採熱量の増加を図ることができる。なお、上述の実施の形態の地中熱ヒートポンプシステム1では、設備用温水として、温泉を用いているが、温泉に限らず、たとえば、風呂、炊事、洗面用に、温水供給装置として湯沸設備により沸かされた温水の一部を用いても良い。湯沸設備としては、たとえば、石油、ガス等を燃料として用いる湯沸かしボイラや、太陽熱により水を加温するシステム等を用いることができる。
温泉は、湯元32から管としてのパイプ34を通して温泉貯留槽28に供給され、この温泉貯留槽28から風呂場、炊事場、洗面場等の給湯部に供給される温泉であり、温泉貯留槽28には、所定の貯留量を超えたときに超えた分の温泉を温泉貯留槽28の外に放流させる余剰温泉放流部40が設けられ、温水流入管22には、余剰温泉放流部40から放流された温泉が温水として流されている。
余剰温泉放流部40から放流される温泉は、本来、排水として廃棄されるものである。しかしながら、余剰温泉放流部40から放流される温泉を温水流入管22から埋設管21に流入させ貯留温泉30とすることで、温泉の有効利用を図ることができる。
なお、上述の地中熱ヒートポンプシステム1は、ヒートポンプ装置3と採熱装置4とを構成要素として説明したが、地中熱ヒートポンプシステム1の構成として、採熱装置4の埋設管21に温泉水を供給する湯元32を温供給装置として含めた構成としてもよい。この場合、温供給装置には、湯元32から供給される温泉を貯留する温泉貯留槽28を含めた構成としてもよい。
なお、地中熱ヒートポンプシステム1は、湯元32に換えて、湯沸装置を温水供給装置を含む構成としてもよい。
なお、上述の説明では埋設管21を塩化ビニルあるいはポリエチレン等にて構成する例を示したが、地下水の流入がなく、温水流入管22から流入する温泉を溜めることができれば、既存の井戸を埋設管21として用いることもでき、あるいは、鋼管杭を埋設管21として用いることもできる。
1 … 地中熱ヒートポンプシステム
3 … ヒートポンプ装置(地中熱ヒートポンプ)
20 … 採熱管
20A 採熱管の下端
21 … 埋設管
22 … 温水流入管(温水流路)
22A … 流出口
22B … 埋設管内温水流入管(埋設管内流路)
26 … 底部(下方端)
27 … 温泉貯留槽
32 … 湯元
34 … パイプ(管)
37A,37B,37C … 給湯部(設備)
40 … 余剰温泉放流部
G … 地中

Claims (9)

  1. 地中熱ヒートポンプと、
    地中に埋設され下方端が閉塞している埋設管と、
    流出口が前記埋設管の内部に配置され、地中熱よりも温度の高い水である温水を前記埋設管内に流入させる温水流路と、
    を有し、
    前記地中熱ヒートポンプの採熱管が前記埋設管の内部に収容され、前記採熱管の少なくとも一部は、前記温水流路から前記埋設管内に流入し貯留された温水内に配置されている、
    ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
  2. 請求項1に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記温水流路の前記流出口は、前記埋設管内に貯留された前記温水中における前記採熱管の下端の水深の半分よりも下方に配置されている、
    ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
  3. 請求項2に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記温水流路の前記流出口は、前記採熱管の下端以下に配置されていること、
    を特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記温水流路のうち、前記埋設管内に配置される部分である埋設管内流路の容積は、前記埋設管内流路に流れ込んだ前記温水が1日を通して平均で45分以内に前記流出口から前記埋設管内に流出する容積である、
    ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記温水流路には、前記地中熱ヒートポンプシステム以外の設備で使用するための設備用温水の一部が前記温水として流される、
    ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
  6. 請求項5に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記設備用温水は、湯元から管を通して温泉貯留槽に供給され、この温泉貯留槽から前記設備に供給される温泉であり、前記温泉貯留槽には、所定の貯留量を超えたときに超えた分の前記温泉を前記温泉貯留槽の外に放流させる余剰温泉放流部が設けられ、前記温水流路には、前記余剰温泉放流部から放流された前記温泉が前記温水として流される、
    ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
  7. 地中熱ヒートポンプと、
    地中に埋設され下方端が閉塞している埋設管と、
    諸設備に地中熱よりも温度の高い温水を供給するための温水供給装置と、
    流出口が前記埋設管の内部に配置され、前記温水供給装置が前記諸設備に供給する前記温水の一部を地中熱よりも温度が高い状態で前記埋設管内に流入させる温水流路と、
    を有し、
    前記地中熱ヒートポンプの採熱管が前記埋設管の内部に収容され、前記採熱管の少なくとも一部は、前記温水流路から前記埋設管内に流入し貯留された温水内に配置されている、
    ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
  8. 請求項7に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記温水供給装置は、前記諸設備に供給される温水を貯留する温水貯留槽を有し、
    前記温水貯留槽には、所定の貯留量を超えたときに超えた分の前記温水を前記温水貯留槽の外に放流させる余剰温水放流部が設けられ、前記温水流路には、前記余剰温水放流部から放流された前記温水が流入する、
    ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
  9. 請求項8に記載の地中熱ヒートポンプシステムにおいて、
    前記温水供給装置は、前記諸設備に温水として温泉を供給する湯元であり、
    前記温水貯留槽は、前記湯元から管を通して供給される温泉が貯留される温泉貯留槽である、
    ことを特徴とする地中熱ヒートポンプシステム。
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