JP6121200B2 - 車両の空調用気液分離構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の外気導入口から取り入れた車両外側の空気(以下「外気」という)を車室内に導入する車両の空調用気液分離構造に関する。
従来、外気を車室内に導入するための構造としては、例えば、特許文献1,2に開示された構造のものが知られている。
一般に、自動車の車室内に外気を導入する場合は、フロントガラスの下端部下側と、フードスキンの後端部下側との間のカウル部に空気調和装置(以下、適宜「空調」あるいは「空調装置」という。)の外気導入口が設けられ、その外気導入口から外気を取り入れて空調装置を介して車室内に導いている。外気導入口の下側の位置に設けられたカウル部には、外気を車室に導き、浸入した水をエンジンルームから下方に排出するためのボックス部(気液分離ボックス)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された自動車のカウルボックス構造には、外気導入口の下部のカウル部に、流入する水等を受けるボックス部を設け、そのボックス部内に外気導入口よりも車幅方向外側に設けた仕切板によって、水流路及び外気導入路を形成したことにより、水と外気とを確実に分離(以下「気液分離」という)して排水性をよくしたことが記載されている。
従来の自動車は、車両のデザイン上、ダッシュボードアッパ内に、浸入して来る雨水等を十分に処理することができるいわゆる吸気断面を有する大型のカウルボックス(気液分離ボックス)を配置するための大きな設置スペースを確保することができた。しかし、近年、自動車において、フロントガラスの端末を延長したデザインの車両に変更され、カウルボックスを設置するための設置スペースが規制されつつある。小さなスペースで、導入した外気から水滴等の異物を分離し、空気のみを車室内に導入するようにしたものとしては、例えば、特許文献2に記載された外気導入構造が知られている。
特許文献2には、外気導入口側から車両後方に向かって車両下方に落ち込ませた後、車室側導入口に向かって車両上方に延設されると共に、エアインテークダクトの最下部に設けられ水分等の異物を排出する排出口と、排出口の上方で車両下方に向かって突出してエアインテークダクト内に設けられるセパレータと、を備え、車室内に外気を導入する空調用のエアインテークダクトが記載されている。
特許文献2に記載の装置は、車体前後方向に外気を導入する際に、一旦、仕切り板に沿って車両下方に落下させた後、上方に延びたダクトで車室内へ吸気されるようになっている。
特開平9−132026号公報 特開2007−153179号公報
しかし、特許文献1,2に記載の自動車のカウルボックス構造では、洗車等で大量の水が気液分離ボックスに浸入したり、降水量が多く大量の雨水が気液分離ボックスに浸入したりした場合、それらの水が仕切板を超えて吸気側に浸入し、十分な気液分離を行うことができず、機能的に十分な気液分離構造といえるものではなかった。
一方、これを解消するために気液分離ボックスの容量を大きくして大量の雨水等が浸入しても、気液分離できるようにした場合は、気液分離ボックスが大型化されて、カウルトップの下方等に設置することができないという課題があった。
本発明は、これらの課題を解消すべく発明されたものであり、小型で、確実に気液分離することができる車両の空調用気液分離構造を提供することを目的とする。
本発明に係る車両の空調用気液分離構造は、車室内に外気を導入する車両の空調用気液分離構造において、外気導入口と、前記外気導入口から下方へ連通する気液分離ボックスと、前記気液分離ボックスと連通し車室内へ前記外気を導く車室吸入口と、を有し、前記気液分離ボックスは、前記外気導入口から取り入れた前記外気が導入される外気導入部と、前記外気導入部を通過した前記外気を前記車室吸入口に流すための室内吸気部と、左右方向に並んでいる前記外気導入部及び前記室内吸気部の境界部の下部から上方に延設された第1の仕切り板と、前記第1の仕切り板の基底部近傍に設けられた排出口と、前記外気導入口の下方から前記排出口側に向けて斜めに下降するように形成された上流側傾斜面と、前記車室吸入口の下方から前記排出口側に向けて斜めに下降するように形成された下流側傾斜面と、を備え、前記気液分離ボックス内は、前記上流側傾斜面と前記下流側傾斜面とによって上部から下部に向かうのに連れて窄まるように前後方向視して下向きに凸形状に形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、車両の空調用気液分離構造は、外気導入口から下方へ連通する気液分離ボックスを有することにより、外気を外気導入口から下方へ導くことができるため、吸気した外気のみならず雨水も重力落下によって下方へ流れ易くなる。このため、車両の空調用気液分離構造は、外気導入部と室内吸気部との境界部の最下部に設けた第1の仕切り板に外気を確実に導くことができる。気液分離ボックス内の下方に流れた外気中に含まれる水分、雨水、洗浄水等の水、不純物(異物)は、第1の仕切り板に当たることによって、第1の仕切り板に付着した後、重力によって下降して排出口から排出されるようになるため、外気中の水分や異物と、外気とを確実に分離して排出させることができる。その結果、空調用気液分離構造は、気液分離ボックスが小型であっても、雨水等の水が浸入した場合、外気を確実に気液分離して水分が除去された空気を車室内に導入させることができると共に、気液分離で液化した水を排出口から排水させることができる。
また、かかる構成によれば、気液分離ボックスは、下向きに凸形状に形成されていることにより、外気導入部から入った外気、雨水等を第1の仕切り板に向けて集約させることが可能となる。このため、車両の空調用気液分離構造は、そのような形状の気液分離ボックスがあることによって、雨水の飛散防止と、効率の良い排水が極めて小さなシステムで達成できる。
また、前記室内吸気部は、前記第1の仕切り板から上方へ外気を導くように流路を設けると共に、前記第1の仕切り板よりも流路の下流側に略水平方向に延設された第2の仕切り板を設けていることが好ましい。
かかる構成によれば、悪天候や洗車時等には、大量の雨水や、洗浄液が流れ込むことにより、一時的に排水処理が追い付かない場合、第1の仕切り板付近が水没する場合も想定される。また、そうでなくとも、第1の仕切り板だけでは外気の気液分離処理が不十分な場合も想定される。このような場合でも、室内吸気部は、第1の仕切り板から上方へ外気を導くように流路を設けたことにより、外気(気流)中の水分等が重力によって巻き上げ難くすることができる。更に、室内吸気部は、第1の仕切り板よりも流路の下流側に略水平方向に延設された第2の仕切り板を設けたことによって、外気が部材に接触する機会が増加されて、外気中の水分や塵挨を第1の仕切り板及び第2の仕切り板に当てて付着させ、外気中の水分や塵挨を空気から分離させて除去させることができる。
このため、気液分離ボックスは、大量の水が浸入して一次的に排水が追い付かず、第1の仕切り板付近が水没して気液分離機能が低下したときでも、第2の仕切り板で気液分離ボックス内を流動する外気の気液分離を行うことができるため、気液分離機能が向上されて、より確実に外気の気液分離を行うことができる。
また、前記室内吸気部において、導いた外気を前記室内吸気部の天井面に当てて流れる方向を変えた後、前記車室吸入口から車室内へ外気を導くことが好ましい。
かかる構成によれば、車両の空調用気液分離構造は、上方へ導いた外気の室内吸気部への流れを、室内吸気部の天井面に当てて車両の後方(側方)へ外気の流れの向きを変えることによって、天井面を第3の仕切り板として機能させることができる。また、天井面は、外気が当たることによって、外気中の水分を付着させて気液分離させることができるため、気液分離機能を更に向上させることができる。
また、前記第1の仕切り板は、外気の流れの上流方向に向かって凹形状に形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、第1の仕切り板は、外気の流れの上流方向に向かって凹形状に形成されていることにより、外気導入部と室内吸気部との境界部の最下部から上方に延設された第1の仕切り板が外気導入口側方向を向いている。このため、外気導入部に入り込んだ外気が、第1の仕切り板の外気導入側の側面に当たり易くなる。
その結果、外気導入部内に入った外気は、第1の仕切り板の外気導入側の側面に当たる量が増えることにより、この外気中に含まれる水分が第1の仕切り板に付着して下方に落下して気液分離される外気の量も増加されるため、気液分離機能を高めることができる。また、外気は、第1の仕切り板によって室内吸気部側に流れるのが規制されるので、外気中に含まれる水分が室内吸気部側に流れ込むのを低減させることができる。
また、前記第2の仕切り板は、外気の流れの上流方向に向かって凹形状に形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、第2の仕切り板は、外気の流れの上流方向に向かって凹形状に形成されていることによって、第1の仕切り板よりも流路の下流側に略水平方向に延設された第2の仕切り板が、下方向に向けて形成されている。このため、外気導入部から室内吸気部に流れた外気は、この外気中に含まれる水分が第2の仕切り板に当たって付着して気液分離されたり、第2の仕切り板によって外気が車室内側に流れるのが規制されたりして、外気中に含まれる水分が室内吸気部側に流れ込むのを抑制し、更に確実に気液分離効率を向上させることができる。
本発明によれば、小型で確実に気液分離することができる車両の空調用気液分離構造を提供することができる。
本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造を有する車両の車体前部を示す斜視図である。 図1のX−X断面図である。 図1のY−Y断面図である。 本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造を示す要部分解斜視図である。 図4のZ−Z断面図である。 本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造における車室吸入口の配置位置を示す概略要部斜視図である。 本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造の第1変形例を示す要部概略縦断面図である。 本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造の第2変形例を示す要部概略縦断面図である。 本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造の第3変形例を示す要部概略縦断面図である。
本発明に係る車両の空調用気液分離構造の実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
なお、車両Cの進行方向を「前」、後退方向を「後」、「鉛直上方側を「上」、鉛直下方側を「下」、車幅方向を「左」、「右」として説明する。
≪車両の構成≫
まず、本発明の実施形態に係る車両の空調用気液分離構造Aを説明する前に、本発明が適用される車両Cについて説明する。
図1〜図3に示すように、車両Cは、車体Bの前部Baにフロントガラス2、カウルトップ3、ウインドシールドロア4、気液分離ボックス6、隔壁8等を有し、その隔壁8の後方側に車室R(客室)が配設された自動車であり、例えば、乗用車等である。なお、車両Cは、車体Bの前部Baに空調用気液分離構造Aが設けられている自動車であれば、その形式・種類は特に限定されない。以下、乗用車の場合を例に挙げて本発明を説明する。
図1に示すように、車両Cは、例えば、車体Bの前部Baに設けられたエンジンルームERと、エンジンルームERの上部を開閉自在に覆うフードスキン1(図2参照)と、エンジンルームERの後方側に配置された車室Rと、車室Rの前部に設置されたフロントガラス2と、フロントガラス2の下端部とフードスキン1の後端部との下方に設置されたカウルトップ3と、このカウルトップ3の下方に設けられた空調用気液分離構造Aと、空調用気液分離構造Aの気液分離ボックス6に連設された空調装置7(図3参照)と、を備えている。
≪エンジンルーム及びフードスキンの構成≫
図2及び図3に示すように、エンジンルームERは、その内部にエンジン(図示省略)が設置される空間であり、空調用気液分離構造Aの車体前側に隣接して配置されている。なお、エンジン(図示省略)は、車室Rの下部や、車体後部に配置されてあっても構わない。
図2に示すように、フードスキン1は、例えば、後端部1aに設置されたフードヒンジ(図示省略)を中心として前開き形式の薄い圧延鋼板製の蓋体からなり、下面側に補強用のフードフレーム11が一体に取り付けられている。フードスキン1の後端部1a及びフードフレームの後端部下面11aは、カウルトップ3の外気導入口3aを隙間Sを介して覆うように配置されている。フードフレーム11の後端部下面11aは、フードスキン1でエンジンルームERを閉塞した際に、カウルトップ3の前端部のフランジ部3bに装着されたウェザーストリップ12に当接するように設置されて、水がエンジンルームERに入らないようになっている。
≪車室及びフロントガラスの構成≫
車室Rは、運転者や乗員が乗車する空間であり、隔壁8の後方側に形成されている。
フロントガラス2は、カウルトップ3の後端部の後方に連設されたガラス部材である。
≪カウルトップの構成≫
カウルトップ3は、車幅方向に延びる略板状に形成された合成樹脂部材からなり、表面がシボ加工されている(図1及び図4参照)。カウルトップ3は、例えば、左寄りの位置に形成された外気導入口3aと、前端部に形成されたフランジ部3bと、後端部に形成されたシール部3cと、前後方向の中央部位に形成された上壁部3dと、上壁部3dとフランジ部3bとの間に形成された凹部3eと、が一体形成されている。カウルトップ3は、左右端部が左右のフロントピラーB1の下端部に架設され、このカウルトップ3の下側後部にウインドシールドロア4が設けられている。カウルトップ3には、左側(助手席側)の下面に気液分離ボックス6が設けられ、その右側(運転席側)にフロントガラス2の外側表面を拭払するワイパ装置WPが設けられている。
図4に示すように、外気導入口3aは、車室R内に外気を導入するための外気取入口であり、カウルトップ3に形成されている。外気導入口3aは、ゴミ等が侵入しないように、比較的小さな貫通孔を多数形成してなる。多数の外気導入口3aは、その下側に外気導入管5の上側開口部5aが設けられ、外気導入口3a内に入った外気等が外気導入管5を介して気液分離ボックス6内に入り込むようになっている。外気導入口3aは、例えば、右ハンドル車の場合、カウルトップ3の左寄りの位置に形成され、左ハンドル車の場合、カウルトップ3の右寄りの位置に形成されている。
図2に示すように、前端部のフランジ部3bは、車幅方向に長く形成されたカウルトップ3の前端部の略全体を上方向に折曲形成されて、その先端にウェザーストリップ12が装着されている。フランジ部3bは、凹部3eの前側側壁を形成している。
シール部3cは、カウルトップ3の後端部に軟質樹脂によって一体形成された防水用の部位であり、フロントガラス2の下端部上面に密着されている。
上壁部3dは、隙間S内に水や異物が浸入するのを規制するための部材であり、カウルトップ3の本体部位からその上方に配置されたフードフレーム11の後端部下面11aに向けて突出して形成されている。
凹部3eは、水の流れを車幅方向に規制するための溝であり、凹部3eは、上壁部3dの車体前側に配置され、縦断面視して開口端側が拡開するように形成されている。フードフレーム11の後端部下面11aの下側に隙間Sを介して配置されている。凹部3eの底面部及び後側内壁に外気導入口3aが形成されている。
≪ウインドシールドロア及び隔壁の構成≫
ウインドシールドロア4は、カウルトップ3の後端面に沿って車幅方向に延設された樹脂ボードであり、隔壁8の上端部に形成されている。隔壁8は、エンジンルームERと車室Rとを仕切る部材であり、ダッシュボードロアによって形成され、そのダッシュボードロアの上方にダッシュボードアッパ(図示省略)が設置されている。図3に示すように、隔壁8には、気液分離ボックス6の車室吸入口6aの周部を保持する気液分離ボックス取付部8aが設けられている。
≪空調用気液分離構造の構成≫
図4及び図5に示すように、空調用気液分離構造Aは、空調装置7のブロア(図示省略)によって、車外から吸引した外気を車室R内に導入するための装置であり、外気中に含まれた雨水、ウォッシャ液、あるいは、洗浄水等の水分(以下適宜「水」という。)を気体から分離する気液分離機能と、気体から塵挨等の異物を分離する機能と、気液分離された水、雨水及び異物を排出する機能と、を備えている。空調用気液分離構造Aは、カウルトップ3に形成された外気導入口3aと、外気導入口3aの下部に連設された外気導入管5と、外気導入口3aから下方へ連通する気液分離ボックス6と、この気液分離ボックス6と連通し車室R内へ外気を導くための車室吸入口6aと、を有している。
気液分離ボックス6は、外気導入口3aから下方へ連通して設置されて、気液分離ボックス6内を流動する外気の気液分離を行う部材である。
車室吸入口6aは、気液分離ボックス6と連通し、空調装置7のブロア(図示省略)により外気を車室R内へ導くために、その外気を空調装置7で吸気して取り入れる連通口である。
≪外気導入管の構成≫
図4に示すように、外気導入管5は、カウルトップ3の外気導入口3aと気液分離ボックス6の外気入口6bとの間に、上下方向に向けて設置された樹脂製の角筒体である。外気導入管5は、上側開口部5aの開口縁が、カウルトップ3の外気導入口3aが形成されている部位の下面を囲む位置に密着して配置され、下側開口部5bの開口縁が、気液分離ボックス6の外気入口6bに係合するようにして配置されている。
なお、外気導入管5は、気液分離ボックス6の外気入口6bに一体形成してもよい。
≪気液分離ボックスの構成≫
図5に示すように、前記気液分離ボックス6は、外気入口6bから入り込んだ水分を含む外気を気液分離させる箱状の流路を形成する部材であり、外気を導入する外気導入口3aと、その外気を車室R内側に送り出す空調用の車室吸入口6aとの間に配置される。気液分離ボックス6は、それぞれ後記する車室吸入口6aと、外気入口6bと、排出口6c,6kと、外気導入部6dと、室内吸気部6eと、第1の仕切り板6fと、天井面6gと、上流側傾斜面6hと、下流側傾斜面6iと、側壁6jと、底部6mと、が形成された樹脂部材からなる。
気液分離ボックス6は、正面視して下向きに凸形状(逆凸形状)に形成されている。つまり、気液分離ボックス6は、正面視して上部の車幅方向の幅が、下部の車幅方向の幅よりも大きく形成されて、下側部位が下に行くほど窄まった略漏斗形状に形成されている。このため、気液分離ボックス6内は、上流側の外気入口6bから外気導入部6d、室内吸気部6eを介して下流側の車室吸入口6aまでの外気が流れる流路が、上流側傾斜面6h
と、第1の仕切り板6fと、下流側傾斜面6iと、天井面6gと、前後の側壁6jとによって、凹形状にされている。その凹形状の流路を流れる外気は、気液分離ボックス6の上部の外気導入部6dから下側の排出口6c方向に向かって流れた後、気液分離ボックス6の上側の車室吸入口6a方向に向かって流れる。
図6に示すように、車室吸入口6aは、気液分離ボックス6を通過して気液分離されて除湿された外気が車室R側に向けて送り出される開口部である。車室吸入口6aは、車室R内側から前方を見た際に、カウルトップ3の左寄り位置の下方に配置されている。車室吸入口6aの車室R側には、不図示のグローボックスやインストルメントパネルが設置されている。また、車室吸入口6aから出た外気は、冷暖房用のエアの吹出口であるセンターベンチレーションルーバーや、冷暖房用のエアの吹出口である左右のサイドベンチレーションルーバーや、左右のドアガラスの曇り止め用のエアの吹出口である左右のサイドデフロスタルーバー等に向かって分かれて流れる。
図5に示すように、外気入口6bは、外気導入管5内を通過した外気が導入される開口部であり、気液分離ボックス6の左側上端部に形成されている。外気入口6bは、上下方向に向けて角筒状に形成されている。
排出口6c,6kは、外気入口6bから気液分離ボックス6内に入った水や異物を気液分離ボックス6外に排出するための開口部であり、底部6mに設けられた第1の仕切り板6fの下端部の左右に形成されている。排出口6cは、外気導入部6dの内底(下端部)に形成されている。排出口6kは、室内吸気部6eの内底(下端部)に形成されると共に、排出口6cに第1の仕切り板6fを介在して隣設されている。このため、排出口6cは、外気入口6bから外気導入部6d内に入った水や異物等の重いものや、第1の仕切り板6fに付着して肥大化して重力で流れ落ちた水を、気液分離ボックス6外に排出するようになっている。排出口6kは、気液分離ボックス6の外気導入部6d内側から室内吸気部6e内に入って天井面6gに当たって付着して肥大化した水滴が重力で落下した水や、また、大雨のときに排出口6cで排出しきれず、第1の仕切り板6fをオーバーフローして乗り越えて落下した水を、気液分離ボックス6外に排出するようになっている。この排出口6c,6kの中央部上側には、前後の側壁6jに垂直に設置された第1の仕切り板6fが架設されている。
外気導入部6dは、外気導入口3aから外気導入管5を介して外気入口6bから気液分離ボックス6内に取り入れた外気が導入される部位である。外気導入部6dは、気液分離ボックス6の下側部位を第1の仕切り板6fで区画した場合、第1の仕切り板6fよりも外気入口6b側の空間である。外気導入部6d内には、上流側傾斜面6hと、第1の仕切り板6fと、天井面6gと、前後の側壁6jとによって、外気入口6bから気液分離ボックス6内に入り込んだ外気を外気入口6bから排出口6cに向けて流す流路と、その外気を外気入口6bから室内吸気部6eに向けて流す流路と、が形成されている。
図5に示すように、室内吸気部6eは、気液分離ボックス6内で外気導入部6dを通過することによって、気液分離されて除湿された外気を車室吸入口6aに送るための流路を形成する部位である。室内吸気部6eは、気液分離ボックス6の下側部位を第1の仕切り板6fで区画した場合、第1の仕切り板6fよりも車室吸入口6a側の空間である。室内吸気部6e内には、第1の仕切り板6fと、下流側傾斜面6iと、天井面6gと、前後の側壁6jとによって、外気導入部6dからこの室内吸気部6e内に入り込んだ外気を下側の排出口6k及び第1仕切り板6fに向けて流す流路と、その外気を上側の車室吸入口6aに向けて流す流路と、が形成されている。
第1の仕切り板6fは、外気導入部6d内に水分を含んだ外気が入り込んだときに、その水分を含んだ外気が当たって水滴が付着して肥大化し、重力でその水滴が第1の仕切り板6fの表面を排出口6cに向けて落下させることによって、気液分離させるための板部材である。第1の仕切り板6fは、気液分離ボックス6内の下部を外気導入部6dと室内吸気部6eと区画するように配置されると共に、排出口6c,6kを左右方向に二分するように、下向きに凸形状に形成された気液分離ボックス6内の下部に立設した状態に配置されている。気液分離ボックス6内において、第1の仕切り板6fの上部には、外気導入部6dから室内吸気部6e側に向かって外気を流す流路を形成するための空間が、第1の仕切り板6fと、天井面6gと、前後の側壁6jとによって形成されている。
天井面6gは、室内吸気部6eの天井に形成された面であり、室内吸気部6e内から上昇して来た外気を車室吸入口6a側にガイドする機能を果たす。また、天井面6gは、この面に水分を有する外気が当たった際に、その外気中の水分が付着して水滴になることにより、外気を気液分離させる機能も果たす。
上流側傾斜面6hは、外気入口6bから気液分離ボックス6内に入った水及び外気を排出口6cに向けて流れるように導くためのガイド面であり、外気入口6bの下方から排出口6cに向けて斜めに下降するように形成されている。
下流側傾斜面6iは、外気導入部6dから室内吸気部6e内に入った水分を含んだ外気を排出口6kに向けて流れるように導くためのガイド面であり、車室吸入口6aの下方か底部6mに向けて斜めに下降するように形成されている。下流側傾斜面6iは、排出口6kの脇の底部6mから緩斜面、急斜面、緩斜面、垂直面の順に連続形成されて、室内吸気部6eから車室吸入口6aに向けて上昇するように形成されている。
側壁6jは、気液分離ボックス6の前側を形成する前側側壁と、気液分離ボックス6の後側を形成する後側側壁と、からなる。
底部6mは、室内吸気部6e側の排出口6kの外周縁から下流側傾斜面6iの下端部に亘って連続形成された水平な面であり、平板状に形成されている。
≪空調装置の構成≫
空調装置7は、車室R内の冷房、暖房、送風を行う装置であり、気液分離ボックス6内を通過して気液分離されて除湿された外気が、この空調装置7のブロアによって吸引されて導入されるようになっている。空調装置7は、ウインドシールドロア4及びダッシュボードアッパ(図示省略)の下方部位において、空気(外気または車室R内の空気)を吸引して吐出するブロア(図示省略)と、このブロアで吐出した空気を冷却して除湿するエバポレータ(図示省略)と、エバポレータを通過した空気を必要により加熱するヒータコア(図示省略)と、エバポレータを通過した空気のヒータコアへの流量を調整するエアミックスドア(図示省略)等が設けられている。
≪作用≫
次に、本発明の実施形態に係る車両の空調用気液分離構造の作用を外気の流れと共に説明する。
図2に示すように、空調用気液分離構造Aにおいて、空調装置7(図5参照)をONさせると、外気が、空調装置7のブロアによって吸引されて、フードスキン1の後端部1aとカウルトップ3の上壁部3dとの間から隙間S内に進入する。その外気は、フードフレーム11の後端部下面11aとカウルトップ3の凹部3eとの間に流れて、外気導入口3aから外気導入管5内に入り込む(矢印a(b))。
この場合、カウルトップ3は、上壁部3dがフードフレーム11の後端部下面11aに向かって上方向に突出していることによって、フロントガラス2の外側表面を上側からカウルトップ3上に向かって流れた雨水や異物等が、隙間S内の侵入し難い形状になっている。凹部3e内に流れ込んだ水は、凹部3e内を左右方向に流れる。
図5に示すように、外気(矢印e)と水(矢印a)は、外気導入口3aから外気導入管5内に侵入する。浸入した水は、重力によって下方へ落下するように流れて、上流側傾斜面6hを伝って排出口6cに流れたり、第1の仕切り板6fに当たって下側へガイドされて排出口6cから排水される(矢印b,c,d)。
また、水分を含んで乾燥した空気よりも重い外気等は、気液分離ボックス6内が上部から下部に向かうのに連れて窄まるように下向きに凸形状に形成されているので、外気導入部6dの下側部位を上流側傾斜面6hに沿って下方向に流れて(矢印b)、第1の仕切り板6fに当たる(矢印c)。第1の仕切り板6fに当たった外気は、その空気内に含まれ水分や、ミスト状の水の粒子が第1の仕切り板6fに付着し、水滴となって落下して排出口6cから排水されて、気液分離される。気液分離されて除湿された外気は、ブロア(図示省略)に吸引されて、第1の仕切り板6fを超えて室内吸気部6e側に流れる。
また、前記した水分を含んだ空気よりも水分が少ない軽い空気等は、外気導入部6d内の上側部位を上流側傾斜面6hに沿って流れて(矢印f)、第1の仕切り板6fを越えて室内吸気部6e内に流れる(矢印g)。このようにして、室内吸気部6e内には、水分の少ない空気が流れ込む。
室内吸気部6e内に流れ込んだ空気は、ブロア(図示省略)に吸引されて、下流側傾斜面6iに沿って上部の車室吸入口6aに向けて流れ(矢印h)、室内吸気部6eの天井面6gに当たった後(矢印i)、車両後方側へ向きを変えて流れて空調装置7を介して車室R内に送られる。
また、天井面6gに当たった外気は、水の粒子等が含まれている場合、外気中の水分を天井面6gに付着させて気液分離させることができるため、気液分離機能を更に向上させることができる。天井面6gに付着した水分は、肥大化して大きな水滴となると、重力により下流側傾斜面6i上に落下するなどして排出口6cから排水される。
このため、天井面6gは、車室吸入口6aに吸入される前の空気を気液分離して除湿する機能と、空気を車室吸入口6aへ送るように案内するガイドとの機能を果たす。
このように空調用気液分離構造Aは、前記した気液分離ボックス6を備えていることによって、大量の雨水、洗浄水、ウォッシャ液等の水や異物が侵入しても、水分及び異物を除去することができるので、水及び異物が空調装置7に吸引されて流れ込むことを防止することができる。気液分離ボックス6は、側面視して前後方向の長さが小さく、正面視して逆凸形状をしているので、小型化を図ることができる。また、気液分離ボックス6は、内部の中央部下端に第1の仕切り板6fを設置したシンプルな構造である。
[第1変形例]
以上、本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。以下、前記実施形態の第1変形例を説明する。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造の第1変形例を示す要部概略縦断面図である。
前記実施形態では、気液分離ボックス6の一例として、気液分離ボックス6内の外気導入部6dと室内吸気部6eの境界部の下部に第1の仕切り板6fを設けた場合を例に挙げて説明したが、図7に示すように、室内吸気部6eの上部に第2の仕切り板61aを設けても構わない。
また、前記実施形態で説明した底部6m(図5参照)は削除し、内底面全体を排出口61bにして、室内吸気部6e側の排出口61bを外気導入部6d側の排出口6cよりも大きく形成しても構わない。
この場合、第2の仕切り板61aは、室内吸気部6e内において、排出口61bの上側に配置されて、第1の仕切り板6fの上部に形成された空間(流路)の上面から下流方向に向けて略水平方向に延設されている。
このように空調用気液分離構造A1は、第2の仕切り板61aを気液分離ボックス61の室内吸気部6e内の上部に設けたことにより、悪天候や洗車時等で大量の雨水や洗浄液が外気導入部6d内に流れ込んで、一時的に第1の仕切り板6fが水没して機能を果たさなくなった場合であっても、第2の仕切り板61aによって、外気を気液分離して気液分離ボックス61の機能を果たすことができる。
このように、気液分離ボックス61は、第1の仕切り板6fと第2の仕切り板61aを備えたことによって、更に気液分離機能を向上させて、効率よく気液分離させて排出口61bから排水することができる。
[第2変形例]
図8は、本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造の第2変形例を示す要部概略縦断面図である。
また、前記実施形態及び第1変形例の第1の仕切り板6f及び第2仕切り板61aは、図8に示すように、第1の仕切り板62aを外気の流れの上流方向に向かって凹形状に形成に形成してもよく、また、第2の仕切り板62bを外気の流れの上流方向に向かって凹形状に形成してもよい。
第1の仕切り板62aは、上流方向に向かって凹形状に形成されていることにより、外気導入部6d内に入った外気を第1の仕切り板62aの上流側の面に当たり易くし、気液分離機能を高めることができる。また、外気は、第1の仕切り板62aによって室内吸気部6e側に流れるのが規制されるので、外気中に含まれる水分が室内吸気部6e側に流れ込むのを低減させることができる。
また、第2の仕切り板62bは、外気の流れの上流方向に向かって凹形状に形成されていることによって、下方向に向けて形成されているため、外気導入部6dから室内吸気部6eに流れた外気を、第2の仕切り板62bに当たって付着させて気液分離させることができる。
この場合、第2の仕切り板62bは、先端(右)側が下方向に向けて曲がって形成されているのに応じて、外気が当たり易くなり、気液分離機能を向上させることができる。つまり、外気は、第2の仕切り板62bに当たると、外気中の水の粒子等が第2仕切り板62bに付着し、肥大化して大きな水滴になると、重力で落下して排出口61bから排水されて気液分離される。
このように、気液分離ボックス62は、上流方向に向かって凹形状の第1の仕切り板62aと、上流方向に向かって凹形状の第2の仕切り板62bを備えたことによって、更に気液分離機能を向上させて、効率よく気液分離させることができる。
[第3変形例]
図9は、本実施形態に係る車両の空調用気液分離構造の第3変形例を示す要部概略縦断面図である。
また、前記実施形態で説明した2つの排出口6c,6kは、図9に示すように、外気導入部6d側の排出口6cのみであってもよい。
この場合、第1の仕切り板63aは、内底の最下部に形成した底部63bよりも上方にずらして設置して、第1の仕切り板63aの下端と底部63bとの間に、室内吸気部6e内の水等が排出口6cに向けて流れる流路を形成するように配置する。そして、底部63bは、室内吸気部6eの下流側傾斜面6iの下端部から外気導入部6dの外周縁まで延設する。
このように空調用気液分離構造A3は、第1の仕切り板63aを底部63bから上方へずらして配置することにより、第1の仕切り板63aの下方が室内吸気部6eと外気導入部6dと連通した状態になるため、排出口6cが1つであっても、水を排出口6cから排出することができる。
[その他の変形例]
前記実施形態では、気液分離ボックス6をカウルトップ3の左下側に設置した場合を例に挙げて説明したが、適宜その設置位置を変更しても構わない。また、気液分離ボックス6は、左側に外気導入部6dを配置して、右側に室内吸気部6eを配置した場合を説明したが、その周囲に設置される部材等に応じて、それらを前後方向に隣接するようにするなどして適宜変更しても構わない。
また、図5に示す気液分離ボックス6は、底部6mの下流側傾斜面6i側の隅に、さらに、排出口6c,6kとは別の第3の排出口を設けても構わない。このようにすることによって、下流側傾斜面6iを下側へ伝わるようにして落下する水滴等を排水し易くすることができる。
3 カウルトップ
3a 外気導入口
6,61,62,63 気液分離ボックス
6a 車室吸入口
6c,6k,61b 排出口
6d 外気導入部
6e 室内吸気部
6f,62a,63a 第1の仕切り板
6g 天井面
61a,62b 第2の仕切り板
A,A1,A2,A3 空調用気液分離構造
C 車両
R 車室

Claims (5)

  1. 車室内に外気を導入する車両の空調用気液分離構造において、
    外気導入口と、
    前記外気導入口から下方へ連通する気液分離ボックスと、
    前記気液分離ボックスと連通し車室内へ前記外気を導く車室吸入口と、を有し、
    前記気液分離ボックスは、前記外気導入口から取り入れた前記外気が導入される外気導入部と、
    前記外気導入部を通過した前記外気を前記車室吸入口に流すための室内吸気部と、
    左右方向に並んでいる前記外気導入部及び前記室内吸気部の境界部の下部から上方に延設された第1の仕切り板と、
    前記第1の仕切り板の基底部近傍に設けられた排出口と、
    前記外気導入口の下方から前記排出口側に向けて斜めに下降するように形成された上流側傾斜面と、
    前記車室吸入口の下方から前記排出口側に向けて斜めに下降するように形成された下流側傾斜面と、を備え
    前記気液分離ボックス内は、前記上流側傾斜面と前記下流側傾斜面とによって上部から下部に向かうのに連れて窄まるように前後方向視して下向きに凸形状に形成されている
    ことを特徴とする車両の空調用気液分離構造。
  2. 前記室内吸気部は、前記第1の仕切り板から上方へ外気を導くように流路を設けると共に、前記第1の仕切り板よりも流路の下流側に略水平方向に延設された第2の仕切り板を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両の空調用気液分離構造。
  3. 前記室内吸気部において、導いた外気を前記室内吸気部の天井面に当てて流れる方向を変えた後、
    前記車室吸入口から車室内へ外気を導く
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の空調用気液分離構造。
  4. 前記第1の仕切り板は、外気の流れの上流方向に向かって凹形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の車両の空調用気液分離構造。
  5. 前記第2の仕切り板は、外気の流れの上流方向に向かって凹形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項2、及び請求項2を引用する請求項3または請求項に記載の車両の空調用気液分離構造。
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