JP6120383B2 - 光通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、放送信号とデータ通信信号とを波長多重し、光カプラによって分岐して各加入者に送信するPON方式の光通信システムに関する。
近年、FTTH(Fiber To The Home )と呼ばれる光ファイバー網を利用したインターネットなどの高速データ通信サービスが提供されている。その光ファイバー網の構成として、PON(Passive Optical Network )と呼ばれる方式が一般的であり、パッシブダブルスター方式とも呼ばれている。これは、センターから伸びる光ファイバーをパッシブデバイスである光カプラによって分岐して各加入者と接続する構成である。そしてPONには、イーサネット(登録商標)フレームをそのまま利用したGE(Gigabit Ethernet(登録商標))−PON、10G−EPONなどのIEEEによって策定された規格や、G−PON、10G−PONなどのITU−Tによって策定された規格がある。
GE−PONでは、センターのOLT(Optical Line Termination)から各加入者のD−ONU(データ通信用のONU(Optical Network Unit))への下りの通信データがない場合には、OLTは所定の繰り返しパターンを有したアイドルパターンを送信することが規定されている。
また、波長多重によって1心の光ファイバーで放送サービスとデータ通信サービスの双方を提供することも行われている。データ通信サービスがGE−PON方式である場合、下りデータ信号の影響やアイドルパターンの周期性により、放送信号と通信信号とが干渉して放送の品質が悪化してしまう。
そこで従来の光通信システムは、図2のように構成されている。図2の光通信システムでは、センター装置として、放送信号を出力する光送信機100と、下りデータ信号を出力するOLT101と、放送信号のレベルを増幅する光アンプ102と、放送信号と下りデータ信号を波長多重して出力するWDMフィルタ103と、が配置されている。WDMフィルタ103によって波長多重された光信号は、1心の光ファイバー104によって伝送され、光カプラ105にって分岐されて各加入者宅へと伝送される。放送サービスのみを利用する加入者宅120においては、WDMフィルタ108によって放送信号を波長分離した後、V−ONU(放送用のONU)106により放送信号を受信する。放送サービスとデータ通信サービスの双方を利用する加入者宅122においては、WDMフィルタ108によって放送信号と下りデータ信号を波長分離し、それぞれV−ONU106とD−ONU107によって受信する。このように、たとえ放送サービスのみ利用する加入者宅120であっても、WDMフィルタ108を設けて放送信号の波長のみを透過させ、放送信号と下りデータ信号とが干渉しないようにする必要がある。
他の放送信号とアイドルパターンの干渉を抑制する方法として、特許文献1、2に記載のものがある。
特許文献1には、下りのデータ信号がない場合に、ランダムパターンのダミーデータを挿入し、放送信号への干渉を低減することが記載されている。
特許文献2には、通信信号をスクランブル符号化して送信することで、放送信号への干渉を低減することが記載されている。
特開2007−67599号公報 特開2006−14227号公報
しかし、V−ONUの手前にWDMフィルタを設けて放送信号を分離する方法では、たとえ放送サービスのみ利用する加入者であってもWDMフィルタが必要となり、すべての加入者宅にWDMフィルタを設置するのは手間やコストがかかる。
また、特許文献1の方法ではダミーデータを挿入するための装置をセンターに新たに設置する必要があり、やはり手間やコストがかかる。
また、特許文献2の方法は、規格により定められた方法を変更するものであるため実現が困難である。
そこで本発明の目的は、放送と通信の両方のサービスを提供する光通信システムを簡易かつ低コストに構築可能とすることである。
本発明は、デジタル光信号である放送信号を、センターに配置された光送信機から送信して第1光カプラにより分岐し、第1光カプラからの放送信号を放送用ONUにより受信して電気信号に変換し出力する放送サービスと、光信号である第1下りデータ信号を、センターに配置された第1OLTから送信して第2光カプラにより分岐し、第2光カプラからの第1下りデータ信号を第1データ通信用ONUにより受信して電気信号に変換し出力する通信サービスであって、第1OLTは下りデータ信号がないアイドル状態のときに所定の繰り返しパターンを出力する第1の通信サービスとが、多心の光ファイバーケーブルを用いてそれぞれの心線で運用されている既設の光通信システムにおいて、放送サービスに用いている心線を利用して第1の通信サービスよりも高速な第2の通信サービスが追加して提供された新たな光通信システムであって、センターに配置され、放送信号とは異なる波長の光信号である第2下りデータ信号を出力し、第2下りデータ信号がないアイドル状態のときにランダムパターンを出力する第2OLTと、センターに配置され、放送信号と第2下りデータ信号とを波長多重して出力する光合波器と、第2OLTと光合波器間に挿入され、第2下りデータ信号を分岐させる第1光分岐器と、放送サービスと第2の通信サービスの双方の提供を受ける加入者宅に配置され、第1光カプラからの光信号を、放送信号と第2下りデータ信号とに分離して出力する波長分離フィルタと、第2の通信サービスの提供を受ける加入者宅に配置され、放送サービスと第2の通信サービスの双方の提供を受ける加入者においては、波長分離フィルタと接続され、第2下りデータ信号を受信し、放送サービスの提供を受けずに第2の通信サービスのみ提供を受ける加入者においては、第1光カプラと直接接続され、第1光カプラからの光信号を受信し、第2下りデータ信号を電気信号に変換して出力する第2データ通信用ONUと、光合波器と第1光カプラ間第1光カプラと放送用ONUおよび第1光カプラと第2データ通信用ONU間をそれぞれ続する光伝送路と、を有し、放送信号のみを受信する加入者においては、第1光カプラと放送用ONUとの間は光伝送路によって直接接続され、第1光分岐器による第2下りデータ信号の分岐によって、光送信機の出力する放送信号と、第2OLTの出力する第2下りデータ信号とのレベル差を10dB以上に調整し、そのレベル差によって第2下りデータ信号の放送信号への干渉を低減し、放送用ONUが第1光カプラからの光信号を受信したときに、第2下りデータ信号が放送信号に影響しないように調整した、ことを特徴とする光通信システムである。
また、他の本発明は、デジタル光信号である放送信号を光送信機から送信して第1光カプラにより分岐し、第1光カプラからの放送信号を放送用ONUにより受信して電気信号に変換し出力する放送サービスと、光信号である第1下りデータ信号を第1OLTから送信して第2光カプラにより分岐し、第2光カプラからの第1下りデータ信号を第1データ通信用ONUにより受信して電気信号に変換し出力する通信サービスであって、第1OLTは下りデータ信号がないアイドル状態のときに所定の繰り返しパターンを出力する第1の通信サービスとが、多心の光ファイバーケーブルを用いてそれぞれの心線で運用されている既設の光通信システムにおいて、放送サービスに用いている心線を利用して第1の通信サービスよりも高速な第2の通信サービスを追加して新たな光通信システムを提供する場合に、放送信号とは異なる波長の光信号である第2下りデータ信号を出力し、下りデータ信号がないアイドル状態のときにランダムパターンを出力する第2OLTと、放送信号と第2下りデータ信号とを波長多重して第1光カプラに出力する光合波器と、を新たに設け、放送サービスと第2の通信サービスの双方の提供を受ける加入者においては、第1光カプラに分岐された光信号を、放送信号と第2下りデータ信号に分離して出力する波長分離フィルタと、波長分離フィルタからの第2下りデータ信号を電気信号に変換して出力する第2データ通信用ONUと、を新たに設け、放送サービスのみの提供を受ける加入者においては、波長分離フィルタを設けずに第1光カプラと放送用ONUとの間を放送サービスに用いている心線によって直接接続し、第2の通信サービスのみの提供を受ける加入者においては、波長分離フィルタを設けずに第1光カプラと第2データ通信用ONUとの間を放送サービスに用いている心線によって直接接続し、光送信機の出力する放送信号と、第2OLTの出力する第2下りデータ信号とのレベル差を、第2下りデータ信号を減衰させることによって10dB以上に調整し、そのレベル差によって第2下りデータ信号の放送信号への干渉を低減し、放送用ONUが第1光カプラに分岐された光信号を受信したときに、第2下りデータ信号が放送信号に影響しないように調整した、ことを特徴とする光通信システムの構築方法である。
下りデータ信号が放送信号に影響しないようにとは、放送用ONUの後段に接続されるTV受像機等において、正常に放送が再生できることを意味する。
OLTおよびデータ通信用ONUは、アイドル状態のときにランダムパターンを出力するPON方式であれば任意の方式を採用することができる。なお、少なくともアイドル状態のときにランダム化されていればよく、アイドル状態を含む下りデータ信号全体がランダム化されていてもよい。また、ランダムとは、完全にランダムであることのみを意味するのではなく、下りデータ信号が放送信号に影響しない程度に大きな周期性を有している場合も含む。たとえば、G−PONや10G−PONなどの方式を採用することができる。
放送信号と下りデータ信号のレベル差の調整は、放送信号のレベルを光増幅器によって調整することで行ってもよいし、下りデータ信号のレベルを光アッテネータによって調整することで行ってもよい。また、放送信号と下りデータ信号の少なくとも一方を光カプラによって分岐することでレベル差を調整してもよい。具体的には、レベル差は10dB以上とするのが好適である。下りデータ信号の放送信号への干渉を十分に低減することができるためである。
本発明の光通信システムは、放送サービスのみを利用し放送用ONUのみを設置する加入者にあっては、放送用ONUの手前にWDMフィルタを挿入する必要がない。そのため、本発明の光通信システムは簡易かつ低コストに実現することができる。
実施例1の光通信システムの構成を示した図。 従来の光通信システムの構成を示した図。 変形例の光通信システムの構成を示した図。 変形例の光通信システムの構成を示した図。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1の光通信システムの構成を示した図である。実施例1の光通信システムは、波長多重により1心の光ファイバーで放送サービスとデータ通信サービスの双方のサービスを各加入者に提供するものである。センターと各加入者との間のネットワークは、センターからの1心の光ファイバー14を光カプラ15によって分岐して各加入者と接続するPON方式である。なお、データ通信サービスにおいては、センター側と各加入者との間で双方向に通信が行われるが、加入者からセンター側への上り通信については本発明と本質的に関係がないため、実施例においてはその説明を省略するものとする。
図1のように、実施例1の光通信システムでは、センター側に、光送信機10と、OLT11と、光アンプ12と、WDMフィルタ13とが配置されている。光送信機10の出力側は光アンプ12に接続し、光アンプ12の出力側とOLT11の出力側それぞれがWDMフィルタ13に接続されている。
光送信機10は、波長1550nmの光信号である放送信号を出力する。放送信号は、地上デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送などのデジタル信号である。
光アンプ12の入力側は、光送信機10の出力側に接続されており、光送信機10からの放送信号が入力される。光アンプ12は、放送信号を増幅し、所定の出力レベルとなるように調整する。具体的にどのように調整するのかは、後段の光通信システムの動作の段で説明する。
OLT11は、波長1490nmの光信号である下りデータ信号を出力する。OLT11は、G−PON方式に対応した機器であり、下りのデータ信号がないアイドル状態の場合に、ランダムパターンを出力する。ここで、ランダムパターンとは、完全にランダムであることのみを意味するのではなく、ビットレートに相当する広い周波数帯域に下りデータ信号のスペクトルが拡散され、放送信号に対する妨害レベルが十分に低くなる程度に周期性の大きなパターンも意味する。また、妨害レベルが十分に低くなるとは、V−ONU16の後段に接続されるTV受像機等が正常に放送信号を再生できる状態である。たとえば、PN符号のような疑似ランダムパターンを用いてもよい。なお、少なくともアイドルパターンがランダム化されていればよく、アイドル状態を含む下りデータ信号全体がランダム化されていてもよい。
なお、GE−PONのようなアイドルパターンが固定パターンの規格ではなく、アイドルパターンがランダマイズされている規格であれば、G−PON方式以外の任意の方式の規格であってよい。たとえば10G−PON方式などである。
WDMフィルタ13は、光アンプ12の出力側、OLT11の出力側にそれぞれ接続されており、光アンプ12によって出力レベルが調整された放送信号と、OLT11からの下りデータ信号とがそれぞれ入力される。そして、WDMフィルタ13は、その2つの信号を波長多重して出力する。
光カプラ15は、1心の光ファイバー14によってWDMフィルタ13と接続されており、WDMフィルタ13からの波長多重された光信号が入力される。光カプラ15は、その入力された光信号を複数に分割し、それぞれ各加入者に送信する。
図1のように、放送サービスとデータ通信サービスの提供を受ける加入者は、次の3パターンがありうる。加入者宅20〜22には、各パターンに応じた装置が配置される。
1つは、放送サービスのみ提供を受ける加入者である。放送サービスのみ提供を受ける加入者宅20には、放送用のONUであるV−ONU16が配置されている。V−ONU16の光信号入力側は、光カプラ15の出力側の一端と直接に接続している。V−ONU16には、光カプラ15からの放送信号と下りデータ信号が波長多重された信号が入力される。V−ONU16は、光信号であるその波長多重された信号をRF帯の電気信号に変換して出力する。
他の1つは、データ通信サービスのみ提供を受ける加入者である。データ通信サービスのみ提供を受ける加入者宅21には、D−ONU17が配置されている。D−ONU17の光信号入力側は、光カプラ15の出力側の一端と直接に接続されている。また、D−ONU17は、OLT11と同様のPON方式、つまりG−PON方式に対応したものを用いる。D−ONU17には、光カプラ15からの放送信号と下りデータ信号が波長多重された信号が入力される。D−ONU17は、光信号であるその波長多重された信号から下りデータ信号を波長分離して電気信号に変換し出力する。
他の1つは、放送サービスとデータ通信サービスの双方の提供を受ける加入者である。放送サービスと通信サービスの双方を利用する加入者宅22には、V−ONU16、D−ONU17、WDMフィルタ18が配置されている。WDMフィルタ18の入力側は、光カプラ15の出力側の一端と直接に接続されていて、光カプラ15からの放送信号と下りデータ信号が波長多重された信号が入力される。また、WDMフィルタ18の出力側は、それぞれV−ONU16、D−ONU17の光信号入力側と接続されている。WDMフィルタ18は、入力された波長多重された信号を放送信号と下りデータ信号に波長分離し、それぞれV−ONU16とD−ONU17に出力する。
なお、WDMフィルタ18に替えて、単に光信号を分割する光カプラを設けてもよい。後述のように、V−ONU16は、放送信号と下りデータ信号とが波長多重された光信号を受信したとしても、下りデータ信号の放送信号への干渉は小さく、放送の品質に影響しないためである。
次に、実施例1の光通信システムにおける放送サービスの送受信動作について説明する。
実施例1の光通信システムでは、センターの光アンプ12によって放送信号の出力レベルを調整することにより、放送信号のレベルが下りデータ信号のレベルよりも所定量大きくなるように、放送信号と下りデータ信号のレベル差を調整する。そして、そのレベル差は、加入者宅20のV−ONU16到達時において下りデータ信号が放送信号に干渉して影響しないようなレベル差とする。影響しないとは、V−ONU16の後段に接続されるTV受像機等が、正常に放送を再生できることである。具体的には、WDMフィルタ13に入力される放送信号と下りデータ信号とのレベル差が10dB以上であればよい。このようなレベル差とすれば、下りデータ信号のアイドルパターンがランダマイズされていることから、放送信号と下りデータ信号とが波長多重された光信号をV−ONU16が受信して電気信号に変換したとしても、下りデータ信号の放送信号への干渉は十分に小さく、放送の品質に影響しない。特に、アイドル状態を含む下りデータ信号全体がランダム化されていれば、下りデータ信号の放送信号への干渉はより低減することができて望ましい。
なお、このように下りデータ信号が放送信号に影響しないため、従来V−ONU16の手前に挿入する必要があった、放送信号の波長帯のみを透過させるためのWDMフィルタは、実施例1の光通信システムにおける加入者宅20では必要がない。つまり、光カプラ15と加入者宅20のV−ONU16との間は、WDMフィルタを設けずに光ファイバー14によって直接接続することができる。したがって、実施例1の光通信システムは低コストであり、構成も簡略である。
実施例1の光通信システムは、放送サービスのみを提供している場合や、多心の光ファイバーケーブルを用い、それぞれの心線で放送サービスとデータ通信サービスを提供している光通信システムにおいて、データ通信サービスを新たに波長多重で追加的に提供する場合に特に有効である。
たとえば、GE−PON方式のデータ通信サービスと放送サービスを2心で提供している場合に、放送サービス側の心線に波長多重でXG−PON方式の高速データ通信サービスを追加するような場合である。
このような場合、図2のような従来の光通信システムでは、放送サービスのみ利用する加入者宅にもWDMフィルタ108を設置する必要があるため、データ通信サービスの追加的提供について加入者の同意を得る必要がある。そのため手間がかかり、またWDMフィルタ108のコストもかかるため、導入に踏み切れない場合があった。
しかし、実施例1の光通信システムでは、放送のみ利用する加入者宅20にはWDMフィルタを必要としないため、加入者の同意も得られやすく、また導入コストも低いというメリットがある。
[変形例]
実施例1では、放送信号の出力レベルを光アンプ12によって増幅して調整することにより、放送信号と下りデータ信号のレベル差を調整し、下りデータ信号の放送信号への干渉を低減しているが、図3のように、下りデータ信号の出力レベルを光アッテネータ19などにより減衰し、必要に応じて放送信号の出力レベルも光アッテネータ19などにより減衰して調整することにより、放送信号と下りデータ信号のレベル差を調整してもよい。また、図4のように、放送信号と下りデータ信号の少なくとも一方を光カプラ200によって分岐して、放送信号と下りデータ信号のレベル差を調整してもよい。あるいは、放送信号と下りデータ信号の一方または双方についてエラー訂正のビットレートを変えたり、変調方式を変えることにより、信号のレベル差を調整して下りデータ信号の放送信号への干渉を低減するようにしてもよい。もちろん、これらの方法を組み合わせてレベル差を調整してもよい。
本発明は、地上デジタル放送などの放送サービスと、インターネットなどの高速データ通信サービスの双方を提供する光通信システムに適用することができる。
10:光送信機
11:OLT
12:光アンプ
13、18:WDMフィルタ
14:光ファイバー
15、200:光カプラ
16:V−ONU
17:D−ONU
19:光アッテネータ
20、21、22:加入者宅

Claims (6)

  1. デジタル光信号である放送信号を、センターに配置された光送信機から送信して第1光カプラにより分岐し、前記第1光カプラからの放送信号を放送用ONUにより受信して電気信号に変換し出力する放送サービスと、光信号である第1下りデータ信号を、センターに配置された第1OLTから送信して第2光カプラにより分岐し、前記第2光カプラからの前記第1下りデータ信号を第1データ通信用ONUにより受信して電気信号に変換し出力する通信サービスであって、前記第1OLTは下りデータ信号がないアイドル状態のときに所定の繰り返しパターンを出力する第1の通信サービスとが、多心の光ファイバーケーブルを用いてそれぞれの心線で運用されている既設の光通信システムにおいて、前記放送サービスに用いている心線を利用して前記第1の通信サービスよりも高速な第2の通信サービスが追加して提供された新たな光通信システムであって、
    センターに配置され、前記放送信号とは異なる波長の光信号である第2下りデータ信号を出力し、第2下りデータ信号がないアイドル状態のときにランダムパターンを出力する第2OLTと、
    センターに配置され、前記放送信号と前記第2下りデータ信号とを波長多重して出力する光合波器と、
    前記第2OLTと前記光合波器間に挿入され、前記第2下りデータ信号を分岐させる第1光分岐器と、
    前記放送サービスと前記第2の通信サービスの双方の提供を受ける加入者宅に配置され、前記第1光カプラからの光信号を、前記放送信号と前記第2下りデータ信号とに分離して出力する波長分離フィルタと、
    前記第2の通信サービスの提供を受ける加入者宅に配置され、前記放送サービスと前記第2の通信サービスの双方の提供を受ける加入者においては、前記波長分離フィルタと接続され、前記第2下りデータ信号を受信し、前記放送サービスの提供を受けずに前記第2の通信サービスのみ提供を受ける加入者においては、前記第1光カプラと直接接続され、前記第1光カプラからの光信号を受信し、前記第2下りデータ信号を電気信号に変換して出力する第2データ通信用ONUと、
    前記光合波器と前記第1光カプラ間前記第1光カプラと前記放送用ONUおよび前記第1光カプラと前記第2データ通信用ONU間をそれぞれ続する光伝送路と、
    を有し、
    前記放送信号のみを受信する加入者においては、前記第1光カプラと前記放送用ONUとの間は前記光伝送路によって直接接続され、
    前記第1光分岐器による前記第2下りデータ信号の分岐によって、前記光送信機の出力する前記放送信号と、前記第2OLTの出力する前記第2下りデータ信号とのレベル差を10dB以上に調整し、そのレベル差によって前記第2下りデータ信号の前記放送信号への干渉を低減し、前記放送用ONUが前記第1光カプラからの光信号を受信したときに、前記第2下りデータ信号が前記放送信号に影響しないように調整した、
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. センターに配置され、前記放送信号を増幅する光増幅器をさらに有し、前記光増幅器によって前記放送信号のレベルを調整することにより、前記レベル差を調整した、ことを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. センターに配置され、前記第2下りデータ信号を減衰する光アッテネータをさらに有し、前記光アッテネータによって前記第2下りデータ信号のレベルを調整することにより、前記レベル差を調整した、ことを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  4. センターに配置され、前記放送信号を分岐する第2光分岐器をさらに有し、前記第2光分岐器によって前記放送信号を分岐させることにより、前記レベル差を調整した、ことを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  5. 前記第2OLTおよび前記第2データ通信用ONUは、G−PON方式、または10G−PON方式に対応した機器である、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の光通信システム。
  6. デジタル光信号である放送信号を光送信機から送信して第1光カプラにより分岐し、前記第1光カプラからの放送信号を放送用ONUにより受信して電気信号に変換し出力する放送サービスと、光信号である第1下りデータ信号を第1OLTから送信して第2光カプラにより分岐し、前記第2光カプラからの前記第1下りデータ信号を第1データ通信用ONUにより受信して電気信号に変換し出力する通信サービスであって、前記第1OLTは下りデータ信号がないアイドル状態のときに所定の繰り返しパターンを出力する第1の通信サービスとが、多心の光ファイバーケーブルを用いてそれぞれの心線で運用されている既設の光通信システムにおいて、前記放送サービスに用いている心線を利用して前記第1の通信サービスよりも高速な第2の通信サービスを追加して新たな光通信システムを提供する場合に、
    前記放送信号とは異なる波長の光信号である第2下りデータ信号を出力し、下りデータ信号がないアイドル状態のときにランダムパターンを出力する第2OLTと、
    前記放送信号と前記第2下りデータ信号とを波長多重して前記第1光カプラに出力する光合波器と、
    を新たに設け、
    放送サービスと第2の通信サービスの双方の提供を受ける加入者においては、前記第1光カプラに分岐された光信号を、前記放送信号と前記第2下りデータ信号に分離して出力する波長分離フィルタと、前記波長分離フィルタからの前記第2下りデータ信号を電気信号に変換して出力する第2データ通信用ONUと、
    を新たに設け、
    放送サービスのみの提供を受ける加入者においては、前記波長分離フィルタを設けずに前記第1光カプラと前記放送用ONUとの間を放送サービスに用いている心線によって直接接続し、
    第2の通信サービスのみの提供を受ける加入者においては、前記波長分離フィルタを設けずに前記第1光カプラと前記第2データ通信用ONUとの間を放送サービスに用いている心線によって直接接続し、
    前記光送信機の出力する前記放送信号と、前記第2OLTの出力する前記第2下りデータ信号とのレベル差を、前記第2下りデータ信号を減衰させることによって10dB以上に調整し、そのレベル差によって前記第2下りデータ信号の前記放送信号への干渉を低減し、前記放送用ONUが前記第1光カプラに分岐された光信号を受信したときに、前記第2下りデータ信号が前記放送信号に影響しないように調整した、
    ことを特徴とする光通信システムの構築方法。
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