JP6119672B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯タンクに貯留された湯を熱源として給水を加熱して給湯する貯湯式給湯機に関する。
従来から、貯湯タンクの上部から供給される湯水と給湯水とを熱交換器によって熱交換させるいわゆる間接給湯式の給湯機が知られている。特許文献1には、このような間接給湯式の給湯機の構成が開示されている。また、特許文献1に記載された給湯機では、熱交換器から流出する給湯側の湯の流量に応じてポンプの駆動力が制御され、熱源側の流体の循環流量が増減される。
特開平5-99507号公報
ところで、上記特許文献1の間接給湯式の給湯機においては、熱交換器の給水側を流れる給湯水の流量(以下、給水側流量)に応じて熱交換器の熱源側を流れる湯水の流量(以下、熱源側流量)が制御される。このような制御としては、例えば、給水側流量と熱源側流量との比率を一定(例えば給水側流量と熱源側流量とを同量)に制御することが考えられる。しかしながら、給水側流量が増えると熱源側から給湯側へ熱交換されずに熱交換器を通過してしまう熱量が増える。このため、熱交換器から導出される給湯水の温度は、給水側流量が増えるほど低下することとなり、また、反対に熱交換器から導出される熱源側の湯水の温度は上昇することとなる。さらに、熱交換器の給湯側から導出される給湯水の温度は、熱交換器における熱交換量だけでなく、熱交換器の給水側へ導入される市水の温度の影響も受ける。このため、これらの熱量が考慮されていない上記従来の技術では、安定した給湯温度を実現することができないおそれがあり、また貯湯タンクに戻る湯の温度が高くなることによる沸き上げ効率の低下も問題となるおそれがある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、給湯温度の安定性を確保するとともに沸き上げ効率の悪化を抑制することのできる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、湯水を貯留させる貯湯タンクと、貯湯タンクに貯留される湯水を加熱する加熱手段と、貯湯タンクの上部から供給される湯水と給湯水とを熱交換させるための給湯用熱交換器と、給湯水を給湯用熱交換器を経由して給湯端末へ導く給水管路と、貯湯タンクの上部から給湯用熱交換器を経由して貯湯タンクの下部へ導く給湯熱源管路と、給湯熱源管路の湯水を循環させる給湯熱源ポンプと、給水管路を流れる給湯水の流量である給水側流量を検知する給湯流量センサと、給湯端末への給湯が行われる給湯運転において給湯熱源ポンプの出力を制御する制御部と、を備え、制御部は、給水側流量が流量閾値以上である場合には給湯熱源管路を流れる湯水の流量である熱源側流量が給水側流量以上となるように給湯熱源ポンプの出力を制御し、給水側流量が流量閾値より小さい場合には熱源側流量が給水側流量より小さくなるように給湯熱源ポンプの出力を制御するものである。
本発明の貯湯式給湯機によれば、給湯温度の安定性を確保するとともに沸き上げ効率の悪化を抑制することのできる貯湯式給湯機を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の沸き上げ運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の給湯運転時の回路構成図である。 給水側流量Fkに対する熱源側流量Flの変化及び給湯温度の変化を示す図である。 給水温度Tiに対する熱源側流量Flの変化及び給湯温度の変化を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の構成図である。貯湯式給湯機35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、運転動作指令及び設定値の変更操作を行うためのリモコン44とを備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、制御部36が内蔵されている。タンクユニット33およびHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。制御部36とリモコン44とは、相互通信が可能に接続されている。リモコン44には、図示を省略するが、貯湯式給湯機35の状態等の情報を表示する表示部、使用者が操作するスイッチ等の操作部、スピーカ及びマイク等が搭載されている。
HPユニット7は、タンクユニット33が備える貯湯タンク8から導かれた低温水を加熱するための加熱手段として機能する。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒配管5にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、冷媒配管5を流れる冷媒とタンクユニット33から導かれた低温水との間で熱交換を行うためのものである。
タンクユニット33には、以下の配管及び各種部品が内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留するためのものである。水道等の水源から供給される給水は、第1給水配管9aを通じてタンクユニット33内へ導入される。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aは、第3給水配管9cを介して第1給水配管9aに接続されている。第3給水配管9cの途中には減圧弁31が設けられている。第1給水配管9aから第3給水配管9cへ導入される給水は、減圧弁31で規定の圧力に調圧された上で貯湯タンク8内に流入する。
貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bには、水導出口配管10の一端が接続されている。水導出口配管10の他端は、熱源ポンプ12の吸込側に接続されている。熱源ポンプ12の吐出側は、HP往き配管14を介してHPユニット7の入口側と接続されている。また、タンクユニット33には、三方弁18が内蔵されている。三方弁18は、湯水が流入するaポートと、湯水が流出するb、cポートとを有する流路切替手段である。三方弁18のaポートは、HP戻り配管15を介してHPユニット7の出口側と接続されている。三方弁18のbポートは、送湯配管13を介して貯湯タンク8上部に設けられた温水導入口8dと接続されている。三方弁18のcポートは、バイパス配管16を介して貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cと接続されている。
貯湯タンク8には、HPユニット7を用いて加熱された高温湯がHP戻り配管15及び送湯配管13を通じて温水導入口8dから流入するとともに、低温水が第3給水配管9cを通じて水導入口8aから流入する。これにより、貯湯タンク8には上下部で温度差が生じるように湯水が貯留される。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサが高さを変えて取り付けられている。より詳しくは、貯湯タンク8の表面の上部には貯湯温度センサ42が取り付けられ、貯湯タンク8の表面の下部には貯湯温度センサ43が取り付けられている。貯湯タンク8内の残湯量は、これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより把握される。制御部36は、検出された残湯量に基づいて、HPユニット7による貯湯タンク8内の湯水の沸上運転の開始、停止などを制御する。
タンクユニット33には、給湯用熱交換器52が内蔵されている。給湯用熱交換器52の2次側入口は、第2給水配管9bを介して第1給水配管9aに接続されている。給湯用熱交換器52の2次側出口は、給湯配管21を介して給湯栓34に接続されている。以下の説明では、水源の給水を第1給水配管9a、第2給水配管9b、給湯用熱交換器52及び給湯配管21を介して給湯栓34へと導く管路を給水管路9と称する。また、第2給水配管9bの途中には、給水管路9を流れる給湯水の流量である給水側流量Fkを検知するための給湯流量センサ49と、第2給水配管9bを流れる給水の温度である給水温度Tiを検知するため、図の例では第1給水配管9aに配置された給水温度センサ53と、がそれぞれ配置されている。
また、給湯用熱交換器52の1次側入口は、熱源導入配管46aを介して、貯湯タンク8の上部に設けられた温水導出口8eに接続されている。また、給湯用熱交換器52の1次側出口は、熱源導出配管46bを介して、貯湯タンク8の下部に設けられた温水導入口8fに接続されている。以下の説明では、温水導出口8eから導出された貯湯タンク8内の湯水を熱源導入配管46a、給湯用熱交換器52及び熱源導出配管46bを介して温水導入口8fから再び貯湯タンク8内へ戻す管路を給湯熱源管路46と称することとする。また、熱源導出配管46bの途中には、給湯熱源管路46の湯水を循環させるための給湯熱源ポンプ48が配置されている。さらに、熱源導出配管46bの途中には、給湯熱源管路46を流れる湯水の流量である給湯熱源流量Flを検知するための給湯熱源流量センサ50が配置されている。給湯栓34から出湯された高温湯は給湯端末である蛇口などの混合水栓51に供給され、低温の水道水と混合された上で使用者に利用される。
次に、本実施の形態に係る貯湯式給湯機の動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の沸き上げ運転時の回路構成図である。尚、ここでいう沸き上げ運転とは、HPユニット7を利用して沸き上げた湯を貯湯タンク8内に貯える運転のことである。この沸き上げ運転時には、三方弁18は、aポートとbポートとが連通しcポートが閉状態となるように制御される。これにより、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通するとともに、バイパス配管16側を閉として貯湯タンク8の温水導入口8cへの流路が遮断される。
沸き上げ運転は、上記のように三方弁18が制御された状態で、熱源ポンプ12とHPユニット7の運転を開始することにより実行される。その結果、貯湯タンク8の水導出口8bから流出する低温水は、水導出口配管10、熱源ポンプ12およびHP往き配管14を経由してHPユニット7に導かれ、水冷媒熱交換器3において加熱されて高温湯となった後、HP戻り配管15、三方弁18および送湯配管13を経由して、貯湯タンク8の温水導入口8dから当該貯湯タンク8内に流入し貯えられる。このような沸き上げ運転が実行されることで、貯湯タンク8の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなる。
また、本実施の形態に係る貯湯式給湯機では、上述した沸き上げ運転によって貯湯タンク8内に貯留された高温水の熱源を用いて、水源から供給される給水を加熱する給湯運転が行われる。図3は、本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の給湯運転時の回路構成図である。給湯運転は、蛇口などが開かれたことを受けて、給湯熱源ポンプ48の運転を開始することにより実行される。その結果、貯湯タンク8の上部に貯留されている高温湯は、温水導出口8eから熱源導入配管46aを経由して給湯用熱交換器52の一次側に導入される。この際、第2給水配管9bを流れる低温水は給湯用熱交換器52の二次側に導入される。導入された低温水は給湯用熱交換器52において一次側の高温湯との熱交換によって加熱され高温湯となる。高温湯となった後の給水は、給湯配管21を経由して給湯栓34へ供給される。このような給湯運転が実行されることで、蛇口などの混合水栓51から連続して湯が出湯される。なお、以下の説明では、給湯用熱交換器52から導出された給水の温度を給湯温度と称することとする。
本実施の形態に係る貯湯式給湯機において給湯運転が開始されると、制御部36は、給湯流量センサ49により検知される給水側流量Fk(すなわち給湯用熱交換器52の二次側流量)に基づいて、給湯用熱交換器52の一次側流量である熱源側流量Flの目標流量Ftgtを設定する目標値設定手段を実行する。そして、制御部36は、給湯熱源流量センサ50により検知される熱源側流量Flが目標流量Ftgtとなるように、給湯熱源ポンプ48の出力をフィードバック制御するポンプ制御手段を実行する。なお、フィードバック制御では、例えばPID(Proportional Integral Derivative)制御によって給湯熱源ポンプ48の入力電圧Vpを制御する。
本実施の形態の貯湯式給湯機は、目標流量Ftgtを設定する構成に特徴を有している。図4は、給水側流量Fkに対する熱源側流量Flの変化及び給湯温度の変化を示す図である。なお、この図中の点線は、Fl=Fkとした場合の熱源側流量Fl及び給湯温度の変化を、図中の実線は、Fl=f(Fk)とした場合の熱源側流量Fl及び給湯温度の変化を、それぞれ示している。また、この図では、給水温度Ti及び貯湯タンク8の上部に貯留されている高温湯の貯湯温度が一定である場合を示している。
目標流量Ftgtを給水側流量Fkに設定すると、図中点線に示すように、熱源側流量FlがFl=Fkに制御される。この場合、給水側流量Fkが多量であるほど給湯温度は低下する。これは、給水側流量Fkが多量になると、給湯用熱交換器52において熱交換されずに通過してしまう熱量が増えることに起因する。このため、給湯温度は給水側流量Fkが増えるほど低下することとなり、また、反対に給湯用熱交換器52から貯湯タンク8へ戻される湯水の温度は上昇することとなる。このような場合、安定した給湯温度を実現できないばかりか沸き上げ効率の低下も問題となる。
そこで、本実施の形態の貯湯式給湯機では、Fl=f(Fk)が実現されるように目標流量Ftgtを設定することとする。具体的には、図4に実線で示すように、給水側流量Fkが流量閾値より小さい範囲ではFl<Fkとなり且つ給水側流量Fkが流量閾値以上の範囲ではFl≧Fkとなる関数を用いて、目標流量Ftgtを設定することとする。給水側流量Fkの流量閾値は、Fk=Flにて給湯温度が目標温度となる給水側流量Fkの値を使用する。これにより、Fk<流量閾値の範囲では給湯温度を低下させ且つFk≧流量閾値の範囲では給湯温度を上昇させることができるので、給水側流量Fkが変化した場合であっても、給湯温度を目標温度に近づけて安定した給湯温度を実現することができる。
次に、上述した本実施の形態の制御の一具体例を説明する。例えば、給水側流量Fkが最大流量20L/minである場合においてFk=Flで制御すると、給水側流量Fkが20L/minより下がるにつれて徐々に給湯温度が上昇する。しかしながら、流量閾値となる流量を20L/minとし、給水側流量Fkが20L/min未満ではFl<Fkとなり、給水側流量Fkが20L/minではFl=Fkとなるように制御すると、Fk=Flで制御した場合と比較してどの流量域でも給湯温度は低下する。このため、給湯温度は給水側流量Fkによらず最大流量時の給湯温度で一定とすることができ、低流量時における高温の給湯を抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態の貯湯式給湯機によれば、給水側流量Fkに変動が生じた場合であっても、給湯温度を一定に維持することができる。また、貯湯タンク8に戻される湯水の温度上昇を抑制することができるので、沸き上げ効率の低下を抑制することが可能となる。
ところで、上述した実施の形態の貯湯式給湯機では、熱源側流量FlのPID制御を実行しているが、熱源側流量Flが目標流量Ftgtとなるように給湯熱源ポンプ48の入力電圧Vpを制御する他のフィードバック制御を用いることとしてもよい。
また、上述した実施の形態の貯湯式給湯機では、関数Fl=f(Fk)を用いて熱源側流量Flを制御することとしているが、給水側流量Fkが流量閾値より小さい範囲ではFl<Fkとなり且つ給水側流量Fkが流量閾値以上の範囲ではFl≧Fkとなる関数であればその構成は特に限定されない。但し、給湯温度が目標温度で一定となるような関数にすることがより好ましく、これにより給湯温度の変動を有効に抑制することができる。
また、上述した実施の形態の貯湯式給湯機では、関数Fl=f(Fk)を用いて熱源側流量Flを制御することとしているが、給湯温度が目標温度で一定となるような熱源側流量Flと給水側流量Fkとの関係を規定したマップを用いて熱源側流量Flを制御してもよい。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2の貯湯式給湯機は、給水温度Tiに応じて熱源側流量Flの目標流量Ftgtを設定する点に特徴を有している。図5は、給水温度Tiに対する熱源側流量Flの変化及び給湯温度の変化を示す図である。なお、この図中の点線は、Fl=Fkとした場合の熱源側流量Fl及び給湯温度の変化を、図中の実線は、Fl=g(Ti)とした場合の熱源側流量Fl及び給湯温度の変化を、それぞれ示している。また、この図では、給水側流量Fk及び貯湯タンク8の上部に貯留されている高温湯の貯湯温度が一定である場合を示している。
目標流量Ftgtを給水側流量Fkに設定すると、図中点線に示すように、熱源側流量FlがFl=Fkに制御される。この場合、給水温度Tiが高温であるほど給湯温度は上昇し、安定した給湯温度を実現できないおそれがある。
そこで、本実施の形態の貯湯式給湯機では、Fl=g(Ti)が実現されるように目標流量Ftgtを設定することとする。具体的には、図5に実線で示すように、給水温度Tiが温度閾値以上の範囲ではFl<Fkとなり且つ給水側流量Fkが温度閾値未満の範囲ではFl≧Fkとなる関数を用いて、目標流量Ftgtを設定することとする。給水温度Tiの温度閾値は、Fk=Flにて給湯温度が目標温度となる給水温度Tiの値を使用する。これにより、Ti<温度閾値の範囲では給湯温度を上昇させ且つTi≧閾値の範囲では給湯温度を低下させることができるので、給水温度Tiが変化した場合であっても、給湯温度を目標温度に近づけて安定した給湯温度を実現することができる。
次に、上述した本実施の形態の制御の一具体例を説明する。例えば、熱源側流量を給水温度Tiによらず制御した場合、給水温度Tiが上がるにつれて徐々に給湯温度が上昇してしまう。しかしながら、給水温度Tiの温度閾値を10℃とし、給水温度Tiが10℃以上ではFl<Fkとなるように制御すると、Fk=Flで制御した場合と比較して給湯温度は低下する。また、給水温度Tiが10℃未満ではFl≧Fkとなるように制御するとFk=Flで制御した場合と比較して給湯温度は上昇する。このため、給湯温度は給水温度Tiによらず一定とすることができ、高温の給水時に高温の給湯を抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態の貯湯式給湯機によれば、給水温度Tiに変動が生じた場合であっても、給湯温度を一定に維持することができる。また、貯湯タンク8に戻される湯水の流量を抑制することができるので、無駄な中温水の還流による沸き上げ効率の低下を抑制することが可能となる。
ところで、上述した実施の形態の貯湯式給湯機では、関数Fl=g(Ti)を用いて熱源側流量Flを制御することとしているが、給湯温度が目標温度で一定となるような熱源側流量Flと給水温度Tiとの関係を規定したマップを用いて熱源側流量Flを制御してもよい。
また、上述した実施の形態の貯湯式給湯機では、給水温度Tiに応じて熱源側流量Flの目標流量Ftgtを設定することとしたが、給水側流量Fkに応じて熱源側流量Flの目標流量Ftgtを設定する実施の形態1の制御と組み合わせることとしてもよい。この場合、例えば、Fl=f(Fk)×g(Ti)となる関数を用いて目標流量Ftgtを設定することができる。これにより、給水側流量Fk及び給水温度Tiの双方によらず給湯温度を目標値に制御することが可能となる。
1 圧縮機、3 水冷媒熱交換器、4 膨張弁、5 冷媒循環配管、6 空気熱交換器、7 HPユニット(加熱手段)、8 貯湯タンク、8a 水導入口、8b 水導出口、8c 温水導入口、8d 温水導入口、8e 温水導出口、8f 温水導入口、9 給水管路、9a 第1給水配管、9b 第2給水配管、9c 第3給水配管、10 水導出口配管、12 熱源ポンプ、13 送湯配管、14 HP往き配管、15 HP戻り配管、16 バイパス配管、21 給湯配管、31 減圧弁、33 タンクユニット、34 給湯栓、35 貯湯式給湯機、36 制御部、42,43 貯湯温度センサ、44 リモコン装置、46 給湯熱源管路、46a 熱源導入配管、46b 熱源導出配管、48 給湯熱源ポンプ、49 給湯流量センサ、50 給湯熱源流量センサ、51 混合水栓、52 給湯用熱交換器、53 給水温度センサ

Claims (9)

  1. 湯水を貯留させる貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに貯留される湯水を加熱する加熱手段と、
    前記貯湯タンクの上部から供給される湯水と給湯水とを熱交換させるための給湯用熱交換器と、
    前記給湯水を前記給湯用熱交換器を経由して給湯端末へ導く給水管路と、
    前記貯湯タンクの上部から前記給湯用熱交換器を経由して前記貯湯タンクの下部へ導く給湯熱源管路と、
    前記給湯熱源管路の湯水を循環させる給湯熱源ポンプと、
    前記給水管路を流れる前記給湯水の流量である給水側流量を検知する給湯流量センサと、
    前記給湯端末への給湯が行われる給湯運転において前記給湯熱源ポンプの出力を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記給水側流量が流量閾値以上である場合には前記給湯熱源管路を流れる湯水の流量である熱源側流量が前記給水側流量以上となるように前記給湯熱源ポンプの出力を制御し、前記給水側流量が前記流量閾値より小さい場合には前記熱源側流量が前記給水側流量より小さくなるように前記給湯熱源ポンプの出力を制御する貯湯式給湯機。
  2. 前記制御部は、前記熱源側流量が前記給水側流量と同量であり且つ前記給湯用熱交換器から前記給水管路へ導出された前記給湯水の温度が目標温度である場合の前記給水側流量の値を前記流量閾値として設定するように構成されて成る請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記制御部は、
    前記給水側流量に基づいて、前記熱源側流量の目標流量を設定する設定手段と、
    前記熱源側流量が前記目標流量となるように前記給湯熱源ポンプの出力を制御するポンプ制御手段と、
    を含む請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記熱源側流量を検知する給湯熱源流量センサを更に備え、
    前記ポンプ制御手段は、前記給湯熱源流量センサにより検知された前記熱源側流量が前記目標流量となるように、前記給湯熱源ポンプの出力にフィードバック制御を施すように構成されて成る請求項3に記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記制御部は、前記給水側流量の最大流量を前記流量閾値として設定するよう構成されて成る請求項1、請求項3及び請求項4の何れか1項に記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記給水管路から前記給湯用熱交換器へ導入される前記給湯水の温度である給水温度を検知する給水温度センサを備え、
    前記制御部は、前記給水温度が温度閾値以上である場合には前記熱源側流量が前記給水側流量より小さくなるように前記給湯熱源ポンプの出力を制御し、前記給水温度が前記温度閾値より小さい場合には前記熱源側流量が前記給水側流量以上になるように前記給湯熱源ポンプの出力を制御する請求項1から請求項5の何れか1項に記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記制御部は、前記熱源側流量が前記給水側流量と同量であり且つ前記給湯用熱交換器から前記給水管路へ導出された前記給湯水の温度が目標温度である場合の前記給水温度の値を前記温度閾値として設定するように構成されて成る請求項6に記載の貯湯式給湯機。
  8. 湯水を貯留させる貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクに貯留される湯水を加熱する加熱手段と、
    前記貯湯タンクの上部から供給される湯水と給湯水とを熱交換させるための給湯用熱交換器と、
    前記給湯水を前記給湯用熱交換器を経由して給湯端末へ導く給水管路と、
    前記貯湯タンクの上部から前記給湯用熱交換器を経由して前記貯湯タンクの下部へ導く給湯熱源管路と、
    前記給湯熱源管路の湯水を循環させる給湯熱源ポンプと、
    前記給水管路を流れる前記給湯水の流量である給水側流量を検知する給湯流量センサと、
    前記給水管路から前記給湯用熱交換器へ導入される前記給湯水の温度である給水温度を検知する給水温度センサと、
    前記給湯端末への給湯が行われる給湯運転において前記給湯熱源ポンプの出力を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記給水温度が温度閾値以上である場合には、前記給湯熱源管路を流れる湯水の流量である熱源側流量が前記給水管路を流れる前記給湯水の流量である給水側流量より小さくなるように前記給湯熱源ポンプの出力を制御し、前記給水温度が前記温度閾値より小さい場合には、前記熱源側流量が前記給水側流量以上になるように前記給湯熱源ポンプの出力を制御する貯湯式給湯機。
  9. 前記制御部は、前記熱源側流量が前記給水側流量と同量であり且つ前記給湯用熱交換器から前記給水管路へ導出された前記給湯水の温度が目標温度である場合の前記給水温度の値を前記温度閾値として設定するように構成されて成る請求項8に記載の貯湯式給湯機。
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