JP6118763B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンター、ファックス、複合機などの電子写真方式の画像形成装置は、用紙などの記録媒体にトナー像を定着させる定着装置を備えている。例えば、定着部材と、定着部材に圧接する加圧部材と、定着部材及び加圧部材を覆う保温部材と、を備えた定着装置がある(特許文献1)。
特開平7−64422号公報
上記のような構成の定着装置では、保温部材の電位が上昇するのを防止するために、保温部材を電気的に接地する(保温部材のアースを取る)ことが必要となる。しかしながら、従来の定着装置では、保温部材を安定して電気的に接地させることが困難であった。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、保温部材を安定して電気的に接地させることを目的とする。
本発明の定着装置は、回転可能に設けられる定着部材と、前記定着部材に圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、前記定着部材又は前記加圧部材の少なくとも一方の外周を覆うように設けられ、円弧状に湾曲する保温部材と、電気的に接地された状態で設けられ、前記保温部材の外周面に接触して円弧状に湾曲するコイルバネと、を備えていることを特徴とする。
このような構成を採用することで、保温部材を安定して電気的に接地させることが可能となる。
上記定着装置は、前記定着部材及び前記加圧部材を回転可能に支持する定着フレームと、前記定着フレームと前記保温部材の間に設けられる保持部材と、を更に備え、前記コイルバネは、前記保持部材に保持されていても良い。
このような構成を採用することで、定着フレームの熱変形を抑制しつつ、コイルバネを確実に保持することが可能となる。
上記定着装置は、電気的に接地された状態で設けられ、前記定着部材又は前記加圧部材の前記一方と前記定着フレームの間に介装される軸受を更に備え、前記コイルバネは、前記保持部材及び前記定着フレームを介して前記軸受と接続されることで、電気的に接地されても良い。
このような構成を採用することで、コイルバネを安定して電気的に接地させることが可能となる。
前記定着フレームは、前記定着部材又は前記加圧部材の前記一方を回転可能に支持する第1フレーム部と、前記定着部材又は前記加圧部材の他方を回転可能に支持する第2フレーム部と、を備え、前記第1フレーム部には、前記第2フレーム部側に向かって開口されると共に前記保持部材を嵌合可能な嵌合凹部が設けられ、前記保温部材は、前記コイルバネを介して前記保持部材を前記第2フレーム部とは離間する側に向かって押圧しても良い。
このような構成を採用することで、保持部材の嵌合凹部に対する嵌合が不用意に解除されるのを抑制することが可能となる。
前記保持部材には、前記コイルバネを挿入可能な挿入穴が設けられ、前記挿入穴の内縁部に前記コイルバネの軸心方向の両端部が係合していても良い。
このような構成を採用することで、簡易な構成によってコイルバネを保持することが可能となる。
前記コイルバネは、自然長よりも圧縮された状態で配置される圧縮バネであっても良い。
このような構成を採用することで、コイルバネを保持する部材にコイルバネの軸心方向の両端部を引っ掛けるためのフックを形成する必要が無くなり、コイルバネを保持する部材の構成を簡易なものとすることが可能となる。
前記コイルバネの軸心方向は、前記定着部材の軸方向に対して垂直であっても良い。
このような構成を採用することで、保温部材の円弧形状に沿ってコイルバネを確実に変形させることが可能となる。
本発明の画像形成装置は、上記した定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、保温部材を安定して電気的に接地させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す下側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着フレームの第1フレーム部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す上側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着フレームの第1フレーム部に定着ローラーが装着された状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着フレームの第1フレーム部から定着ローラーが取り外された状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着フレームの第1フレーム部から定着ローラー及び第1保温板金が取り外された状態を示す斜視図である。
まず、図1を用いて、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。以下、図1における手前側を、プリンター1の前側(正面側)とする。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれプリンター1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には、用紙(記録媒体)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の上面には、排紙トレイ4の側方に上カバー5が開閉可能に取り付けられ、上カバー5の下方にはトナーコンテナ6が収納されている。
プリンター本体2の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器7が排紙トレイ4の下方に配置され、露光器7の下方には、画像形成部8が設けられている。画像形成部8には、像担持体である感光体ドラム10が回転可能に設けられており、感光体ドラム10の周囲には、帯電器11と、現像器12と、転写ローラー13と、クリーニング装置14とが、感光体ドラム10の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路15が設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部16が設けられ、搬送経路15の中流部には、感光体ドラム10と転写ローラー13によって構成される転写部17が設けられ、搬送経路15の下流部には定着装置18が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部19が設けられている。搬送経路15の下方には、両面印刷用の反転経路9が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置18の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器11によって感光体ドラム10の表面が帯電された後、露光器7からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)により感光体ドラム10に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器12がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部16によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部17へと搬送され、転写部17において感光体ドラム10上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路15を下流側へと搬送されて定着装置18に進入し、この定着装置18において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部19から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム10上に残留したトナーは、クリーニング装置14によって回収される。
次に、定着装置18の構成について説明する。
図2等に示されるように、定着装置18は、箱型形状を成す定着フレーム20と、定着フレーム20の略中央部に収容される定着ローラー21(定着部材)と、定着フレーム20の下部に収容される加圧ローラー22(加圧部材)と、定着ローラー21の上側に配置される第1保温板金23(保温部材)と、第1保温板金23の上側に配置される保持板金24(保持部材)及びコイルバネ25と、加圧ローラー22の下側に配置される第2保温板金26と、を主体として構成されている。
図3等に示されるように、定着フレーム20は、前後方向に長い形状を成している。定着フレーム20は、第1フレーム部31と、第1フレーム部31の下側に配置される第2フレーム部32と、を備えている。
図2等に示されるように、定着フレーム20の第1フレーム部31には、下側(第2フレーム部32側)に向かって開口された第1収容部33が設けられている。第1収容部33の上端部には、下側(第2フレーム部32側)に向かって開口された嵌合凹部34が設けられている。嵌合凹部34の右側部には、係止部35が上下方向に設けられている。第1フレーム部31の左端部には、第1排出ローラー39が設けられている。
図4等に示されるように、定着フレーム20の第1フレーム部31の前後両端部には、上側(第2フレーム部32から離間する側)に向かってU字状に湾曲する係合溝38が設けられている。図5等に示されるように、第1フレーム部31の後端部の左側部には、駆動ユニット41が設けられている。駆動ユニット41は、駆動モーター42と、駆動モーター42の後方に設けられる減速ギア列43と、を備えている。
図2等に示されるように、定着フレーム20の第2フレーム部32は、用紙の搬送経路13を介して第1フレーム部31と対向している。第2フレーム部32には、上側(第1フレーム部31側)に向かって開口された第2収容部44が設けられている。第2フレーム部32の左端部には、第1フレーム部31の第1排出ローラー39に圧接する第2排出ローラー49が設けられている。
定着ローラー21は、定着フレーム20の第1フレーム部31の第1収容部33に収容されている。定着ローラー21は、例えば、アルミニウムや鉄等の金属から成る円筒状の芯材と、この芯材に周設され、シリコンゴム等から成る弾性層と、この弾性層を被覆し、PFA等のフッ素系樹脂から成る離型層と、を備えている。
定着ローラー21の内部空間には、左右一対のヒーター45(熱源)が収容されている。各ヒーター45は、例えば、ハロゲンヒーターやセラミックヒーター等によって構成されている。各ヒーター45は、通電によって発熱し、定着ローラー21を加熱するように構成されている。
図6に示されるように、定着ローラー21は、前後方向を軸方向Y(長手方向)としている。定着ローラー21の前後両端部と定着フレーム20の第1フレーム部31の前後両端部の間には、軸受46が介装されている。これにより、第1フレーム部31に定着ローラー21が回転可能に支持されている。各軸受46は、第1フレーム部31の前後両端部に設けられた各係合溝38に接触している。各軸受46は、プリンター本体2(図6では図示せず)に接続されており、プリンター本体2を介して電気的に接地されている。定着ローラー21の後端部には、後側の軸受46の後方に駆動ギア47が固定されている。駆動ギア47は、駆動ユニット41の減速ギア列43に接続されている。
定着ローラー21の左側(用紙の搬送方向における下流側)には複数の分離爪48が前後方向に間隔をおいて設けられている。各分離爪48の右端部(先端部)は、定着ローラー21の外周面に当接している。
図2等に示されるように、加圧ローラー22は、定着フレーム20の第2フレーム部32の第2収容部44に収容されている。加圧ローラー22は、例えば、アルミニウムや鉄等の金属から成る円筒状の芯材と、この芯材に周設され、シリコンゴム等から成る弾性層と、この弾性層を被覆し、PFA等のフッ素系樹脂から成る離型層と、を備えている。
加圧ローラー22は、定着フレーム20の第2フレーム部32に回転可能に支持されている。加圧ローラー22は、前後方向に長い形状を成している。加圧ローラー22は、定着ローラー21に圧接しており、定着ローラー21と加圧ローラー22の間には定着ニップ50が形成されている。
第1保温板金23は、定着ローラー21の外周を上側から覆うように設けられており、定着ローラー21の外周面に沿って円弧状に湾曲している。第1保温板金23は、コイルバネ25を介して保持板金24を上側(第2フレーム部32とは離間する側)に向かって押圧している。
図7等に示されるように、第1保温板金23の前後方向略中央部には、サーミスター用開口部51が形成されており、このサーミスター用開口部51を介してサーミスター52が定着ローラー21(図7では図示せず)の外周面と対向している。第1保温板金23の前後方向略中央部と前端部には、それぞれサーモカット用開口部53が形成されており、各サーモカット用開口部53を介して一対のサーモカット54が定着ローラー21の外周面と対向している。
図2等に示されるように、保持板金24は、定着フレーム20の第1フレーム部31と第1保温板金23の間に設けられている。保持板金24は、上下方向に設けられる左右一対の嵌合板55と、左右方向に設けられて各嵌合板55の上端部を連結する連結板56と、を備えている。
保持板金24の各嵌合板55は、定着フレーム20の第1フレーム部31に設けられた嵌合凹部34に内側から嵌合している。これにより、第1フレーム部31に保持板金24が固定されている。
図8等に示されるように、保持板金24の連結板56の前後方向略中央部と前端部には、それぞれ連通穴57が設けられており、各連通穴57を介して各サーモカット54(図8では図示せず)が定着ローラー21(図8では図示せず)の外周面と対向している。連結板56の後部には、挿入穴58(図8において拡大表示)が設けられている。挿入穴58は、左右方向に長い矩形状を成している。連結板56には、挿入穴58の左縁部(内縁部)に係合部61が設けられ、挿入穴58の右縁部(内縁部)に係合部62が設けられている。
コイルバネ25は、左右方向を軸心方向Zとしている。コイルバネ25は、例えば、自然長よりも圧縮された状態で配置される圧縮バネである。図2等に示されるように、コイルバネ25は、第1保温板金23の外周面に接触しており、第1保温板金23の外周面に沿って円弧状に湾曲している。
図8等に示されるように、コイルバネ25は、保持板金24の連結板56に設けられた挿入穴58に挿入されている。コイルバネ25の左端部は保持板金24の連結板56の係合部61と係合し、コイルバネ25の右端部は保持板金24の連結板56の係合部62と係合している。このような構成により、コイルバネ25が保持板金24に保持されている。コイルバネ25は、保持板金24と定着フレーム20の第1フレーム部31を介して定着ローラー21の各軸受46(図6等参照)と接続されることで、電気的に接地されている。
図2等に示されるように、第2保温板金26は、加圧ローラー22の外周を下側から覆うように設けられており、加圧ローラー22の外周面に沿って円弧状に湾曲している。
上記のように構成された定着装置18において、用紙にトナー像を定着させる際には、駆動ユニット41の駆動モーター42を回転させる。このように駆動モーター42を回転させると、駆動モーター42の回転が減速ギア列43及び駆動ギア47を介して定着ローラー21に伝達され、定着ローラー21が回転する。このように定着ローラー21が回転すると、定着ローラー21に圧接する加圧ローラー22が定着ローラー21とは逆方向に従動回転する。また、用紙にトナー像を定着させる際には、一対のヒーター45によって定着ローラー21を加熱する。この状態で、未定着のトナー像が形成された用紙が搬送経路13に沿って上流側(右側)から搬送されてくると、用紙が定着ニップ50を通過する。これにより、用紙とトナー像が加熱及び加圧され、用紙にトナー像が定着される。定着ニップ50を通過した用紙は、各分離爪48によって定着ローラー21の外周面から分離され、第1排出ローラー39及び第2排出ローラー49によって定着装置18の外部へと排出される。
本実施形態では上記のように、第1保温板金23が定着ローラー21の外周を上側から覆うように設けられており、且つ、第1保温板金23が定着ローラー21の外周面に沿って円弧状に湾曲している。そのため、定着ローラー21の熱が外部に逃げるのを効果的に抑制することが可能となり、定着ローラー21の保温性を高めることが可能となる。
一方で、上記のように第1保温板金23を用いて定着ローラー21の保温性を高める場合、第1保温板金23を電気的に接地させることで、第1保温板金23の電位が上昇するのを防止する必要がある。本実施形態では特に、第1保温板金23と保持板金24の間の小さなスペースを使用して第1保温板金23を電気的に接地させる必要がある。このような場合に、例えば、電気的に接地された板バネを第1保温板金23に接触させることで第1保温板金23を電気的に接地させると、板バネに荷重がかかった際に板バネがへたる可能性(板バネが荷重方向に塑性変形してしまう可能性)があり、これに伴って、第1保温板金23の電気的な接地が不十分な状態(アース不良)が引き起こされる恐れがある。また、上記のように板バネを用いる場合には、板バネを製造するための金型が必要となり、定着装置18の製造コストが上昇する恐れがある。
これに対して、本実施形態では上記のように、電気的に接地されたコイルバネ25を第1保温板金23の外周面に接触させることで円弧状に湾曲させている。このような構成を採用することで、板バネを用いる場合と比較して、第1保温板金23を電気的に接地させるためのバネと第1保温板金23の接触面積が大きくなるため、第1保温板金23を安定して電気的に接地させることが可能となる。また、コイルバネ25と第1保温板金23を複数の箇所で接触させることができるので、第1保温板金23を安定して電気的に接地させることが可能となり、アース不良が発生しにくくなる。また、上記のようにコイルバネ25を用いる場合には、バネを製造するための金型が不要となるため、板バネを用いる場合と比較して、定着装置18の製造コストを安くすることが可能となる。
また、本実施形態では上記のように、第2保温板金26が加圧ローラー22の外周を下側から覆うように設けられており、且つ、第2保温板金26が加圧ローラー22の外周面に沿って円弧状に湾曲している。そのため、加圧ローラー22の熱が外部に逃げるのを効果的に抑制することが可能となり、加圧ローラー22の保温性を高めることが可能となる。
また、定着フレーム20の第1フレーム部31と第1保温板金23の間に設けられる保持板金24によってコイルバネ25が保持されている。このような構成を採用することで、定着フレーム20の第1フレーム部31の熱変形を抑制しつつ、コイルバネ25を確実に保持することが可能となる。
また、コイルバネ25は、保持板金24及び定着フレーム20の第1フレーム部31を介して定着ローラー21の各軸受46と接続されることで、電気的に接地されている。このような構成を採用することで、コイルバネ25を安定して電気的に接地させることが可能となる。
また、第1保温板金23は、コイルバネ25を介して保持板金24を上側(第2フレーム部32とは離間する側)に向かって押圧している。このような構成を採用することで、保持板金24の嵌合凹部34に対する嵌合が不用意に解除されるのを抑制することが可能となる。
また、保持板金24の連結板56には、コイルバネ25を挿入可能な挿入穴58が設けられ、挿入穴58の左縁部に設けられた係合部61にコイルバネ25の左端部が係合すると共に、挿入穴58の右縁部に設けられた係合部62にコイルバネ25の右端部が係合している。このような構成を採用することで、簡易な構成によってコイルバネ25を保持することが可能となる。
また、自然長よりも圧縮された状態で配置される圧縮バネによってコイルバネ25が構成されている。このような構成を採用することで、コイルバネ25の左右両端部を引っ掛けるためのフックを保持板金24に形成する必要が無くなり、保持板金24の構成を簡易なものとすることが可能となる。更に、挿入穴58の左縁部から右縁部までコイルバネ25を配置することが可能となるため、コイルバネ25と第1保温板金23の接触面積を一層大きくすることが可能となる。
また、コイルバネ25の軸心方向Z(左右方向)は、定着ローラー21の軸方向Y(前後方向)に対して垂直である。このような構成を採用することで、第1保温板金23の円弧形状に沿ってコイルバネ25を確実に変形させることが可能となる。
本実施形態では、コイルバネ25が保持板金24に保持される場合について説明したが、他の異なる実施形態では、コイルバネ25が定着フレーム20に直接保持されていても良い。
本実施形態では、自然長よりも圧縮された状態で配置される圧縮バネによってコイルバネ25が構成される場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、自然長よりも伸長された状態で配置される引っ張りバネによってコイルバネ25が構成されても良い。
本実施形態では、定着ローラー21を覆う第1保温板金23に本願発明の構成を適用する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、加圧ローラー22を覆う第2保温板金26に本願発明の構成を適用しても良いし、第1保温板金23と第2保温板金26の両方に本願発明の構成を適用しても良い。
本実施形態では、定着ローラー21によって定着部材を構成し、加圧ローラー22によって加圧部材を構成する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、定着部材と加圧部材の一方又は両方をベルトによって構成しても良い。
本実施形態では、熱源としてヒーター45を用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、例えばIHコイル等の他の熱源を用いても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
18 定着装置
20 定着フレーム
21 定着ローラー(定着部材)
22 加圧ローラー(加圧部材)
23 第1保温板金(保温部材)
24 保持板金(保持部材)
25 コイルバネ
31 第1フレーム部
32 第2フレーム部
34 嵌合凹部
46 軸受
50 定着ニップ
58 挿入穴

Claims (8)

  1. 回転可能に設けられる定着部材と、
    前記定着部材に圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、
    前記定着部材又は前記加圧部材の少なくとも一方の外周を覆うように設けられ、円弧状に湾曲する保温部材と、
    電気的に接地された状態で設けられ、前記保温部材の外周面に接触して円弧状に湾曲するコイルバネと、を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着部材及び前記加圧部材を回転可能に支持する定着フレームと、
    前記定着フレームと前記保温部材の間に設けられる保持部材と、を更に備え、
    前記コイルバネは、前記保持部材に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 電気的に接地された状態で設けられ、前記定着部材又は前記加圧部材の前記一方と前記定着フレームの間に介装される軸受を更に備え、
    前記コイルバネは、前記保持部材及び前記定着フレームを介して前記軸受と接続されることで、電気的に接地されることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記定着フレームは、
    前記定着部材又は前記加圧部材の前記一方を回転可能に支持する第1フレーム部と、
    前記定着部材又は前記加圧部材の他方を回転可能に支持する第2フレーム部と、を備え、
    前記第1フレーム部には、前記第2フレーム部側に向かって開口されると共に前記保持部材を嵌合可能な嵌合凹部が設けられ、
    前記保温部材は、前記コイルバネを介して前記保持部材を前記第2フレーム部とは離間する側に向かって押圧することを特徴とする請求項2又は3に記載の定着装置。
  5. 前記保持部材には、前記コイルバネを挿入可能な挿入穴が設けられ、前記挿入穴の内縁部に前記コイルバネの軸心方向の両端部が係合していることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記コイルバネは、自然長よりも圧縮された状態で配置される圧縮バネであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記コイルバネの軸心方向は、前記定着部材の軸方向に対して垂直であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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