JP6117839B2 - 鞍乗り型車両の燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクの外部に燃料フィルターが配置された鞍乗り型車両の燃料供給装置に関する。
従来、燃料タンクの外部であって燃料ポンプの下流側に燃料フィルターが配置され、燃料フィルターと、燃料タンクや燃料噴射装置とが燃料配管で接続された構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−73479号公報
特許文献1では、燃料タンクの外部に燃料フィルターを配置する場合、燃料フィルターや複数本の燃料配管を、それぞれの近傍に配置された支持部材で支持する必要がある。
上記した燃料フィルター、種々の燃料配管等の燃料供給装置においても、コンパクト化やコスト削減、組み立て性向上が望まれる。
本発明の目的は、コンパクト化やコスト削減、組み立て性向上が図れる鞍乗り型車両の燃料供給装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、エンジン(33)と、当該エンジン(33)の吸気装置(148)に取付けられた燃料噴射装置(151)と、前記エンジン(33)に前記燃料噴射装置(151)を介して供給される燃料を溜める燃料タンク(31)と、前記燃料タンク(31)から前記燃料噴射装置(151)に燃料を供給する燃料ポンプ(135)と、前記燃料タンク(31)の外側に設けられて前記燃料ポンプ(135)よりも燃料通路の下流側に接続される燃料フィルター(113)と、前記燃料フィルター(113)の下流側で前記燃料噴射装置(151)及び前記燃料タンク(31)に接続される燃料配管(137,138)とを備える鞍乗り型車両の燃料供給装置において、車体フレーム(11)の側方に、電装部品(103,104,105,106)を収納する収納ケース(101)が設けられ、前記燃料フィルター(113)及び前記燃料配管(137,138)は、前記収納ケース(101)に支持され、前記燃料フィルター(113)の上部には、前記燃料ポンプ(135)と接続される上部接続部(113c)が形成され、前記燃料フィルター(113)の下部には、前記燃料タンク(31)及び前記燃料噴射装置(151)に接続される下部接続部(113d)が形成され、前記下部接続部(113d)には、前記燃料噴射装置(151)に燃料を導く前記燃料配管としてのフィード配管(137)と、前記燃料タンク(31)に燃料を戻す前記燃料配管としてのリターン配管(138)とを分岐させるジョイント(136)が接続され、前記車体フレーム(11)が、ヘッドパイプ(21)から後側に延びる左右一対のメインフレーム(22)を備え、前記メインフレーム(22)の左右の一側方に前記燃料噴射装置(151)、他側方に前記燃料フィルター(113)が配置され、前記フィード配管(137)が、前記メインフレーム(22)の下方を通って前記燃料噴射装置(151)に接続されることを特徴とする。
上記構成において、前記燃料ポンプ(135)は、前記燃料タンク(31)内の後部に配置され、前記燃料フィルター(113)は、前記エンジン(33)のシリンダヘッド(48)の後方で、側面視にて前記燃料ポンプ(135)の下方に配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記収納ケース(101)には、前記リターン配管(138)を支持するようにガイド爪(101y,101z)が形成され、前記リターン配管(138)は、前記燃料フィルター(113)の前方に配置されるとともに、前記燃料フィルター(113)を避けるように前記ジョイント(136)と前記燃料ポンプ(135)との間にくの字状に配置され、くの字の屈曲部が前記ガイド爪(101y)にガイドされるようにしても良い。
また、上記構成において、前記ガイド爪(101y,101z)は、前記リターン配管(138)の車幅方向内側に配置されるとともに、前記リターン配管(138)に沿って湾曲するように形成されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記収納ケース(101)には、側面視にて前記燃料フィルター(113)よりも下方に、前記フィード配管(137)及び前記リターン配管(138)のそれぞれの方向を規制する方向規制ガイド爪(101x)が形成され、前記方向規制ガイド爪(101x)は、前記フィード配管(137)の上側及び前記リターン配管(138)の車幅方向内側を規制するように形成されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記電装部品は、バッテリ(103)であっても良い。
また、上記構成において、前記収納ケース(101)は、その外側面が収納ケースカバー(66A)で覆われるようにしても良い。
また、上記構成において、前記収納ケース(101)には、前記燃料フィルター(113)を外側から嵌合可能な嵌合凹部(102j)が形成されていても良い。
本発明は、車体フレームの側方に、電装部品を収納する収納ケースが設けられ、燃料フィルター及び燃料配管は、収納ケースに支持されるので、燃料フィルター、燃料配管及び電装部品を1部材で支持することで、コスト削減及び組付け性の向上が可能となるとともに、コンパクトに配置することができる。併せて、車体フレームに締結された収納ケースに各部材を組付けていくので、誤組みを防止できる。
また、燃料ポンプは、燃料タンク内の後部に配置され、燃料フィルターは、エンジンのシリンダヘッドの後方で、燃料ポンプの下方近傍に配置されるので、燃料フィルターと接続される部材との距離が近くなり、燃料配管を短くすることができてコスト削減と軽量化を図ることができる。
また、燃料フィルターの上部には、燃料ポンプと接続される上部接続部が形成され、燃料フィルターの下部には、燃料タンク及び燃料噴射装置に接続される下部接続部が形成され、下部接続部には、燃料噴射装置に燃料を導く燃料配管としてのフィード配管と、燃料タンクに燃料を戻す燃料配管としてのリターン配管とを分岐させるジョイントが接続されるので、一つのジョイントで、燃料フィルターから燃料噴射装置側と燃料タンク側とに燃料を分けて導くことができ、コンパクトに配置することができる。また、ジョイントを燃料フィルターの下方に配置したので、ジョイントが、燃料フィルターの前後方向及び側方へ突出する突出量を抑えることができ、このことからもコンパクトに配置できる。
また、収納ケースには、リターン配管を支持するようにガイド爪が形成され、ガイド爪は、リターン配管の車幅方向内側に配置されるとともに、リターン配管に沿って湾曲するように形成されるので、ガイド爪がリターン配管の内側を支持することで、リターン配管の内側に配置される補機等とリターン配管との干渉を防いで保護するとともに、所望の位置に配管をガイドすることができる。また、ガイド爪の外側からリターン配管を嵌め込みやすくなる。併せて、複数のガイド爪を用いれば、リターン配管を緩やかに湾曲するように支持することが可能になってリターン配管の好適な曲率を確保できるとともに、リターン配管を強固に支持できる。
また、ジョイントの近傍の収納ケースには、フィード配管及びリターン配管のそれぞれの方向を規制する方向規制ガイド爪が形成され、方向規制ガイド爪は、フィード配管の上側及びリターン配管の車幅方向内側を規制するように形成されるので、ジョイント自体が回動するのを規制できるとともに、ジョイントを捩られないように保護できる。
また、電装部品は、バッテリであるので、バッテリを燃料フィルター等と一緒に支持することで、より一層のコスト削減と組み付け性向上とを図ることができる。
また、収納ケースは、その外側面が収納ケースカバーで覆われるので、収納ケースに収納された収納物の脱落を防止するとともに、外観性を向上させることができる。
また、収納ケースには、燃料フィルターを外側から嵌合可能な嵌合凹部が形成されているので、燃料フィルターを嵌合凹部に嵌合させて容易に位置決めできるとともに、燃料フィルターを強固に支持することができる。
また、リターン配管は、燃料フィルターの前方に近接配置されるとともに、ジョイントと燃料ポンプとの間にくの字状に配置され、くの字の屈曲部がガイド爪にガイドされるので、リターン配管の屈曲部をガイド爪でガイドすることで、リターン配管を燃料フィルターの前方に近接配置しても、リターン配管の揺動等による燃料フィルターへの干渉を抑えることができる。従って、リターン配管の車体前方への突出量をより少なくすることができ、燃料供給装置のコンパクト化を図ることができる。
また、車体フレームが、ヘッドパイプから後側に延びる左右一対のメインフレームを備え、メインフレームの左右の一側方に燃料噴射装置、他側方に燃料フィルターが配置され、フィード配管が、メインフレームの下方を通って燃料噴射装置に接続されるので、燃料噴射装置と燃料フィルターとを左右に振り分けて配置することで、車幅方向外側に燃料噴射装置及び燃料フィルターが突出せずにコンパクトに配置することができる。
本発明に係る燃料供給装置を備える自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車から車体カバーの一部を取外した状態を示す要部左側面図である。 収納ケースの前部の第一収納部及びその周囲を示す要部左側面図である。 収納ケースを示す左側面図である。 収納ケースを示す平面図である。 収納ケースの第一収納部及びその周囲を示す要部左側面図である。 第一収納部及びその周囲を示す正面図である。 図4のVIII−VIII線断面図である。 図2のIX−IX線断面図である。 エンジンに接続された吸気装置を示す要部右側面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明に係る燃料供給装置150を備える自動二輪車10の左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して前輪13が支持され、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して後輪16が支持され、車体フレーム11の上部にシート17が支持された鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、メインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23、ダウンフレーム24、左右一対のロアフレーム26、左右一対のシートレール27、左右一対のサブシートフレーム28を備える。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端部を構成する。メインフレーム22は、前端がヘッドパイプ21に接続されてヘッドパイプ21から後方斜め下方に延び、燃料タンク31を支持する。センターフレーム23は、メインフレーム22の後端部から下方に延びている。左右のセンターフレーム23には、それぞれピボットプレート37が取付けられている。ダウンフレーム24は、ヘッドパイプ21から略下方に延びている。ロアフレーム26は、ダウンフレーム24の下端部から後方に延びて後端部がセンターフレーム23の下端部に接続されている。
センターフレーム23、ダウンフレーム24及びロアフレーム26にはエンジン33が支持されている。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ21に操舵可能に支持され、上端部にバーハンドル34が取付けられ、下端部に車軸36を介して前輪13が支持されている。スイングアーム14は、その前端部が左右のピボットプレート37にピボット軸38を介して揺動可能に支持され、後端部に車軸41を介して後輪16が支持されている。
エンジン33は、クランクケース44と、クランクケース44の前部上部から立ち上げられたシリンダ部45とを備え、クランクケース44の後部に変速機46が一体的に設けられている。
シリンダ部45を構成するシリンダヘッド48の後部には吸気装置(不図示)が接続され、シリンダヘッド48の前部には排気装置51が接続されている。排気装置51は、シリンダヘッド48の前部から後方に延びる排気管52と、排気管52の後端部に接続されたマフラ53とから構成される。
車体フレーム11は、車体カバー60によって覆われている。車体カバー60は、アッパーフェンダー61、ロアフェンダー62、ヘッドライトカウル63、左右一対のシュラウド64、左右一対のボディサイドカバー66、左右一対のリヤサイドカバー67、左右一対のリヤサイドロアカバー68、リヤフェンダー69等から構成される。
アッパーフェンダー61は、前輪13の上方に配置され、ヘッドパイプ21の前部に取付けられたカウルステー(不図示)と、燃料タンク31とで支持されている。ロアフェンダー62は、アッパーフェンダー61の下方に位置し、前輪13を上方から覆っている。
ヘッドライトカウル63は、アッパーフェンダー61の上方に位置するヘッドライト72の全周を覆うカバー部材であり、アッパーフェンダー61とカウルステーとで支持される。シュラウド64は、上部でアッパーフェンダー61の側方及び側部の上方を覆うフロントシュラウド74と、フロントシュラウド74の後方に配置されたリヤシュラウド75とから構成され、車体前部を側方から覆っている。
ボディサイドカバー66は、燃料タンク31及びシート17の側部の下方を覆っている。リヤサイドカバー67は、センターフレーム23よりも後方でシート17の側部の下方を覆っている。リヤサイドロアカバー68は、リヤサイドカバー67の下方を覆っている。リヤフェンダー69は、後輪16を上方から覆っている。
図中の符号81は変速機46の出力軸46aに取付けられたドライブスプロケット、82は後輪16に取付けられたドリブンスプロケット、83はドライブスプロケット81とドリブンスプロケット82とに掛け渡されたチェーン、84は運転者用ステップ、86は同乗者用ステップ、87はサイドスタンドである。
図2は、自動二輪車10から車体カバー60の一部を取外した状態を示す要部左側面図である。
車体の左側部には、収納ケース101が取付けられ、収納ケース100にバッテリ103や電装部品104,105,106,107、工具、マニュアル、燃料フィルター113等が収納されている。
収納ケース101は、側面視で、車体フレーム11を構成するメインフレーム22(図1参照)、センターフレーム23、シートレール27、サブシートフレーム28で囲まれる空間110及びその空間110の周囲に亘って配置されている。
収納ケース101は、メインフレーム22、センターフレーム23の外側方及びその外側方よりも前方に設けられた第一収納部101Aと、空間110内に設けられた第二収納部101Bと、サブシートフレーム28よりも後方に配置された第三収納部101Cとを備える。
例えば、バッテリ103や電装部品104〜107は、第二収納部101Bに収納され、工具やマニュアルは第三収納部101Cに収納され、燃料フィルター113は第一収納部101Aに収納されている。
なお、符号115は収納ケース101にバッテリ103を固定するバッテリ固定部材、116はヘルメットを掛けておくヘルメットフック、121は第三収納部101Cに収納された工具である。
図3は、収納ケース101の前部の第一収納部101A及びその周囲を示す要部左側面図であり、図2に示したシート17、燃料タンク31及び車体カバー60の一部を省いたものである。
燃料タンク31の内部、詳しくは、燃料タンク31の後部の底部には、燃料ポンプ135が配置され、側面視で燃料ポンプ135の下方に燃料フィルター113が配置されている。また、燃料の流れにおいては、燃料ポンプ135の下流側に燃料フィルター113が配置される。燃料ポンプ135は燃料フィルター113も備える。
第一収納部101Aは、燃料フィルター113(図2参照)が挿入される凹形状のフィルター収納凹部102jを備える。フィルター収納凹部102jの上端部(詳しくは、フィルター上凹部107n(図8参照))を形成する仕切り壁107rは、収納ケース101に配置されたメインハーネス142と燃料フィルター113とを仕切る機能を有する。
エンジン33のシリンダ部45は、クランクケース44の後部上部に取付けられたシリンダブロック47と、シリンダブロック47の上部に取付けられたシリンダヘッド48と、シリンダヘッド48の上部を覆うヘッドカバー49とを備える。
シリンダヘッド48の後部には、吸気装置148が接続されて後方に延びている。吸気装置148は、シリンダヘッド48に接続された吸気管56と、吸気管56の後端部に接続されたスロットルボディ147とを備える。
燃料フィルター113は、側面視でエンジン33のシリンダ部45、詳しくは、シリンダヘッド48の後方に配置され、燃料フィルター113の上端側が下端側よりも前方に位置するように、メインフレーム22の下端部及びセンターフレーム23の上端部に沿うように傾斜して配置されている。
図4は、収納ケース101を示す左側面図である。
収納ケース101は、サブシートフレーム28をその表面に沿って跨ぐように形成された溝状で後上りに延びるフレーム跨ぎ部101eと、フレーム跨ぎ部101eの前方に配置された第二収納部101Bと、フレーム跨ぎ部101eの後方に配置された第三収納部101Cと、第二収納部101Bの前側に設けられた第一収納部101Aとを備える。
第二収納部101Bは、バッテリ103(図2参照)が収納される略矩形のバッテリ収納凹部101fと、各電装部品104〜107(図2参照)を固定・位置決めするためにバッテリ収納凹部101fの周囲の底壁101gから立ち上げられた複数の起立壁101h,101j,101k,101m,101nとを備える。
バッテリ収納凹部101fは、底壁101f1と、底壁101f1の上縁及び下縁から車幅方向外側に立ち上げられた上壁101f2及び下壁101f3と、底壁101f1の前縁及び後縁から車幅方向外側に立ち上げられた前壁101f4及び後壁101f5とを備える。
バッテリ収納凹部101fの底壁101f1であって、バッテリ収納凹部101fに収納されるバッテリ103の上部103aの側方に、底壁突出部102g(図5参照)が設けられ、底壁突出部102gの底にボルト挿通穴102d(図5参照)が開けられている。
第三収納部101Cは、収納ケース101の後端部に開閉可能に設けられた収納部カバー101rを備え、収納部カバー101rの外面に形成された凹部に、筒部材122及びバー部材123からなる工具(プラグレンチ)121が収納されている。
第一収納部101Aは、フィルター収納凹部102j、一対の把持部101v,101v、配管ガイド部101x,101y,101zを備える。
フィルター収納凹部102jは、燃料フィルター113(図2参照)が挿入される凹形状の部分である。把持部101vは、燃料フィルター113を把持するためにフィルター収納凹部102jの縁から車幅方向外側へ立ち上げられた部分である。配管ガイド部101x,101y,101zは、燃料フィルター113に接続される燃料配管をガイドする部分である。
収納ケース101は、ボルト挿通穴102a,102b,102d、係止部102cを備える。
ボルト挿通穴102aは、収納ケース101をセンターフレーム23に締結するためのボルトを通す穴である。ボルト挿通穴102bは、収納ケース101をサブシートフレーム28に締結するためのボルトを通す穴である。係止部102cは、サブシートフレーム28側に係止するための部分である。ボルト挿通穴102dは、収納ケース101をエアクリーナケース(不図示)に締結するボルトを通すためにバッテリ収納凹部101fに形成された穴である。
図5は、収納ケース101を示す平面図である。
バッテリ収納凹部101fの底壁102eは、シートレール27の直線部27a及びサブシートフレーム28よりも車幅方向内側に配置されている。また、バッテリ収納凹部101fの底壁102eからは、車幅方向内側に筒状の底壁突出部102gが突出している。底壁突出部102gの底部には、上記したボルト挿通穴102dが設けられる。
第二収納部101Bの上部には、車幅方向外側からシートレール27に掛けられて位置決めを行う複数の位置決め用フック102hが形成される。
第一収納部101Aには、円筒状の燃料フィルター113(図2参照)が収納される底面の断面が略半円状とされたフィルター収納凹部102jが形成され、フィルター収納凹部102jの縁には一対の把持部101v,101vが設けられている。また、フィルター収納凹部102jの車幅方向内側には、前方斜め上方に面する前端部取付壁102kが設けられ、前端部取付壁102kにメインフレーム22(図1参照)に取付けるためのボルトを通すボルト挿通穴102mが開けられている。
図6は、収納ケース101の第一収納部101A及びその周囲を示す要部左側面図である。
第一収納部101Aには、円筒状で縦長の燃料フィルター113が一対の把持部101v,101vに把持された状態でフィルター収納凹部102jに収納されている。なお、図中の符号113eは燃料フィルター113の軸線であり、軸線113eは、その上端側が下端側より前方に位置するように、即ち、センターフレーム23に沿うように傾斜している。
燃料フィルター113は、フィルターケース113aと、フィルターケース113aの下部の開口を塞ぐケースカバー113bとを備え、フィルターケース113aの上部に燃料の吸入口113cが形成され、ケースカバー113bの下部に燃料の吐出口113dが形成されている。フィルターケース113aよりもケースカバー113bの外径は大きくなっている。
吸入口113cは、接続コネクタ131、吸入側燃料配管132及び接続コネクタ133を介して燃料ポンプ135に接続されている。吐出口113dは、出口が二股状の三叉コネクタ136、供給側燃料配管137及び接続コネクタ149(図9参照)を介して燃料噴射弁151(図9参照)に接続されるとともに、三叉コネクタ136、戻り側燃料配管138及び接続コネクタ139を介して燃料ポンプ135に接続されている。
三叉コネクタ136は、吐出口113dとの接続口136aと、供給側燃料配管137が接続される供給側吐出管部136bと、戻り側燃料配管138が接続される戻り側吐出管部136cとから構成される。供給側吐出管部136bは、その先端部が前方斜め車幅方向内方を指向し、メインフレーム22の右側に配置された燃料噴射弁151に向けて延びる供給側燃料配管137が接続される。戻り側吐出管部136cは、その先端部が前方斜め上方を指向し、メインフレーム22の上方に配置された燃料ポンプ135に向けて延びる戻り側燃料配管138が接続される。
供給側燃料配管137は、第一収納部101Aの配管ガイド部101xでガイドされている。戻り側燃料配管138は、3つの配管ガイド部101x,101y,101zでガイドされている。
また、戻り側燃料配管138は、燃料フィルター113の前方近傍を、燃料フィルター113を避けるように三叉コネクタ136から燃料ポンプ135側の接続コネクタ139までくの字状に延びている。戻り側燃料配管138の屈曲部138aは、配管ガイド部101yにガイドされ、屈曲部138aと戻り側燃料配管138の上端部との間の中間部が配管ガイド部101zでガイドされている。
このように、最も前方に突出する屈曲部138aを配管ガイド部101yでガイドすることで、戻り側燃料配管138の車幅方向への揺動を効果的に抑えることができる。また、戻り側燃料配管138を燃料フィルター113の前方に近接配置しているので、燃料供給装置150のコンパクト化を図ることができる。
燃料タンク31(図2参照)、燃料ポンプ135、接続コネクタ133、吸入側燃料配管132、接続コネクタ131、燃料フィルター113、三叉コネクタ136、供給側燃料配管137、接続コネクタ149(図9参照)、燃料噴射弁151(図9参照)、戻り側燃料配管138、接続コネクタ139は、燃料タンク31から燃料噴射弁151を介して吸気装置148(図9参照)、詳しくは、スロットルボディ147(図9参照)に燃料を供給する燃料供給装置150を構成する。
フィルター収納凹部102j、配管ガイド部101x,101y、101zは、全て車幅方向外側に開放する構成であり、燃料供給装置150の燃料フィルター113、供給側燃料配管137、戻り側燃料配管138を簡単に抜き差しすることができる。
図7は、第一収納部101A及びその周囲を示す正面図である。図8は、図4のVIII−VIII線断面図である。
図4、図6及び図7に示すように、供給側燃料配管137及び戻り側燃料配管138をガイドする配管ガイド部101x,101y,101zは、いずれも供給側燃料配管137、戻り側燃料配管138の外周面に沿って包み込むように湾曲した形状を成し、フィルター収納凹部102jを形成する前端壁107qに一体に設けられている。
配管ガイド部101y,101zは、戻り側燃料配管138の車幅方向内側に配置される。配管ガイド部101yは、その先端部に設けられた狭幅部101y1が戻り側燃料配管138を大きく回り込んでガイドしているため、戻り側燃料配管138を前及び左右から確実に保持することができる。
配管ガイド部101xは、下ガイド部101x1、ガイドフランジ部101x2、上ガイド部101x3を備える。
下ガイド部101x1は、供給側燃料配管137を上側から外周面に沿って包み込むようにガイドすることで、供給側燃料配管137の延びる方向を前方斜め車幅方向内方に向けるよう規制している。ガイドフランジ部101x2は、下ガイド部101x1の車幅方向外側の縁部に一体に形成されている。上ガイド部101x3は、ガイドフランジ部101x2に一体に設けられ、戻り側燃料配管138を下側及び車幅方向内側から外周面に沿って包み込むようにガイドすることで、戻り側燃料配管138の延びる方向を略上方斜め前方に向けるように規制している。
上記したガイドフランジ部101x2によって、下ガイド部101x1と上ガイド部101x3とを結合して、下ガイド部101x1及び上ガイド部101x3の剛性を高めることができる。
図8に示すように、フィルター収納凹部102jに収納される燃料フィルター113は、その軸線113eが延直線140に対して傾斜している。即ち、フィルター収納凹部102jは、延直線140に対して傾斜している。図中のθは、延直線140に対する軸線113eの傾斜角度である。
フィルター収納凹部102jは、燃料フィルター113のフィルターケース113aが挿入される上部凹部107kと、ケースカバー113bが挿入される下部凹部107mと、上部凹部107kの上方及び下部凹部107mのそれぞれに隣接するフィルター上凹部107n及びフィルター下凹部107pとを備える。
フィルター上凹部107nには吸入口113c及び接続コネクタ131が配置され、フィルター下凹部107pには吐出口113d及び三叉コネクタ136が配置される。
図7及び図8に示したように、フィルター収納凹部102jを傾斜させることで、燃料フィルター113の吸入口113cを燃料ポンプ135(図6参照)により近づけることができるとともに、燃料フィルター113の吐出口113dを燃料噴射弁151(図9参照)から車幅方向により遠ざけることができる。これにより、燃料ポンプ135から燃料フィルター113に至る高圧となる吸入側燃料配管132を短くできるとともに、燃料フィルター113から燃料噴射弁151までの供給側燃料配管137の曲率半径をより大きくできる。この結果、吸入側燃料配管132のコストを削減でき、また、供給側燃料配管137を屈曲させた際に無理が生じにくくなり、配管しやすい。
また、燃料フィルター113をセンターフレーム23の上方に且つ傾けて配置したので、幅・高さの突出量を抑えられる。
図9は、図2のIX−IX線断面図である。
メインフレーム22の後部下部であって左右のセンターフレーム23,23が接続される部分の上方近傍の左側面に、車幅方向左方に延びるステー部材143が取付けられている。ステー部材143の上部には、収納ケース101の前端部取付壁102kが、ボルト挿通穴102m(図7参照)に通されたボルト144で取付けられている。
メインフレーム22の右側方には、エンジン33(図1参照)の吸気装置148の一部を構成するスロットルボディ147が配置されている。
吸気装置148は、スロットルボディ147の後端にコネクティングチューブ153を介して接続されたエアクリーナ154とを備える。
スロットルボディ147には、吸気装置148の吸気通路を通じてエンジン33に燃料を供給する燃料噴射弁151が取付けられている。なお、符号149は、供給側燃料配管137の先端部に設けられた接続コネクタであり、燃料噴射弁151に接続される。
上記したスロットルボディ147及び燃料噴射弁151と、収納ケース101の第一収納部101A、及び第一収納部101Aに収納された燃料フィルター113とは、メインフレーム22に対して略左右対称な位置関係にある。
エアクリーナ154は、エアクリーナケース156と、エアクリーナケース156内に配置されたフィルターエレメントとを備える。エアクリーナケース156は、収納ケース101の車幅方向内側に配置され、エアクリーナケース156に収納ケース101の一部(底壁突出部102g(図5参照))が取付けられる。
第一収納部101A及び燃料フィルター113は、外側方からボディサイドカバー66、詳しくはボディサイドカバー66の下部に一体に設けられたロアカバー部66Aで覆われている。
図10は、エンジン33に接続された吸気装置148を示す要部右側面図である。
メインフレーム22の後端部及びセンターフレーム23の上端部の右側方には、吸気装置148、詳しくは吸気装置148を構成するスロットルボディ147と、スロットルボディ147に取付けられた燃料噴射弁151が配置されている。
スロットルボディ147は、内部に吸気通路を開閉するスロットルバルブが設けられ、スロットルバルブは、その回動軸となるスロットル軸の端部にプーリーが設けられ、そのプーリーに、スロットルバルブを回動させて開閉させるスロットルケーブル157が掛けられている。燃料噴射弁151は、スロットルボディ147内の吸気通路に燃料を噴射する装置である。スロットルボディ147及び燃料噴射弁151の一部は、保護カバー158で覆われ、雨水や土埃等から保護される。
コネクティングチューブ153は、スロットルボディ147の後端から略水平に延びてエアクリーナケース156に接続される。
上記した図2、図3、図6及び図10に示したように、エンジン33と、エンジン33の吸気装置148に取付けられた燃料噴射装置としての燃料噴射弁151と、エンジン33に燃料噴射弁151を介して供給される燃料を溜める燃料タンク31と、燃料タンク31から燃料噴射弁151に燃料を供給する燃料ポンプ135と、燃料タンク31の外側に設けられて燃料ポンプ135よりも燃料通路の下流側に接続される燃料フィルター113と、燃料フィルター113の下流側で燃料噴射弁151及び燃料タンク31に接続される燃料配管としての供給側燃料配管137、戻り側燃料配管138とを備える鞍乗り型車両としての自動二輪車10の燃料供給装置150において、車体フレーム11の側方に、電装部品としてのバッテリ103、電装部品104,105,106を収納する収納ケース101が設けられ、燃料フィルター113及び供給側燃料配管137、戻り側燃料配管138は、収納ケース101に支持される。
この構成によれば、燃料フィルター113、供給側燃料配管137、戻り側燃料配管138、バッテリ103、電装部品104,105,106を1部材で支持することで、それぞれを別々に支持するのに比べて、コスト削減及び組付け性の向上が可能になるとともに、コンパクトに配置することができる。併せて、車体フレーム11に締結された収納ケース101に各部材を組付けていくので、誤組みを防止できる。
また、燃料ポンプ135は、燃料タンク31内の後部に配置され、燃料フィルター113は、エンジン33のシリンダヘッド48の後方で、燃料ポンプ135の下方近傍に配置されるので、燃料フィルター113と接続される部材との距離が近くなり、吸入側燃料配管132、供給側燃料配管137、戻り側燃料配管138を短くすることができてコスト削減と軽量化を図ることができる。
図6及び図7に示したように、燃料フィルター113の上部には、燃料ポンプ135と接続される上部接続部としての吸入口113cが形成され、燃料フィルター113の下部には、燃料タンク31及び燃料噴射弁151に接続される下部接続部としての吐出口113dが形成され、吐出口113dには、燃料噴射弁151に燃料を導くフィード配管としての供給側燃料配管137と、燃料タンク31に燃料を戻すリターン配管としての戻り側燃料配管138とを分岐させるジョイントとしての三叉コネクタ136が接続されるので、一つの三叉コネクタ136で、燃料フィルター113から燃料噴射弁151側と燃料タンク31側とに燃料を分けて導くことができ、コンパクトに配置することができる。また、三叉コネクタ136を燃料フィルター113の下方に配置したので、三叉コネクタ136が、燃料フィルター113の前後方向及び側方へ突出する突出量を抑えることができ、このことからもコンパクトに配置できる。
また、図6及び図7に示したように、収納ケース101には、戻り側燃料配管138を支持するようにガイド爪としての配管ガイド部101y,101zが形成され、配管ガイド部101y,101zは、戻り側燃料配管138の車幅方向内側に配置されるとともに、戻り側燃料配管138に沿って湾曲するように形成されるので、配管ガイド部101y,101zが戻り側燃料配管138の内側を支持することで、戻り側燃料配管138の内側に配置される補機等と戻り側燃料配管138との干渉を防いで保護するとともに、所望の位置に戻り側燃料配管138をガイドすることができる。また、配管ガイド部101y,101zの外側から戻り側燃料配管138が嵌め込みやすくなる。併せて、複数の配管ガイド部101y,101zを用いれば、戻り側燃料配管138を緩やかに湾曲するように支持することが可能になって戻り側燃料配管138の好適な曲率を確保できるとともに、戻り側燃料配管138を強固に支持できる。
また、三叉コネクタ136の近傍の収納ケース101には、供給側燃料配管137及び戻り側燃料配管138のそれぞれの方向を規制する方向規制ガイド爪としての配管ガイド部101xが形成され、配管ガイド部101xは、供給側燃料配管137の上側及び戻り側燃料配管138の車幅方向内側を規制するように形成されるので、三叉コネクタ136自体が回動するのを規制できるとともに、三叉コネクタ136が捩られないように保護できる。
また、図2、図4及び図5に示したように、電装部品は、バッテリ103であるので、バッテリ103を燃料フィルター113等と一緒に支持することで、より一層のコスト削減と組み付け性向上とを図ることができる。
また、図1及び図9に示したように、収納ケース101は、その外側面が収納ケースカバーとしてのロアカバー部66Aで覆われるので、収納ケース101に収納された収納物の脱落を防止するとともに、外観性を向上させることができる。
また、図4及び図9に示したように、収納ケース101には、燃料フィルター113を外側から嵌合可能な嵌合凹部としてのフィルター収納凹部102jが形成されているので、燃料フィルター113をフィルター収納凹部102jに嵌合させて容易に位置決めできるとともに、燃料フィルター113を強固に支持することができる。
また、図6に示したように、戻り側燃料配管138は、燃料フィルター113の前方に近接配置されるとともに、燃料フィルター113を避けるように三叉コネクタ136と燃料ポンプ135との間にくの字状に配置され、くの字の屈曲部が配管ガイド部101yにガイドされるので、戻り側燃料配管138の屈曲部を配管ガイド部101yでガイドすることで、戻り側燃料配管138を燃料フィルター113の前方に近接配置しても、戻り側燃料配管138の揺動等による燃料フィルター113への干渉を抑えることができる。従って、戻り側燃料配管138の車体前方への突出量を少なくすることができ、燃料供給装置150のコンパクト化を図ることができる。
また、図1、図9及び図10に示したように、車体フレーム11が、ヘッドパイプ21から後側に延びる左右一対のメインフレーム22を備え、メインフレーム22の左右の一側方に燃料噴射弁151、他側方に燃料フィルター113が配置され、供給側燃料配管137が、メインフレーム22の下方を通って燃料噴射弁151に接続されるので、燃料噴射弁151と燃料フィルター113とを左右に振り分けて配置することで、車幅方向外側に燃料噴射弁151及び燃料フィルター113が突出せずにコンパクトに配置することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
11 車体フレーム
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム
31 燃料タンク
33 エンジン
48 シリンダヘッド
66A ロアカバー部(収納ケースカバー)
101x 配管ガイド部(方向規制ガイド爪)
101y,101z 配管ガイド部(ガイド爪)
102j フィルター収納凹部(嵌合凹部)
103 バッテリ(電装部品)
104,105,106 電装部品
113 燃料フィルター
113c 吸入口(上部接続部)
113d 吐出口(下部接続部)
135 燃料ポンプ
136 三叉コネクタ(ジョイント)
137 供給側燃料配管(燃料配管)
138 戻り側燃料配管(燃料配管)
148 吸気装置
150 燃料供給装置
151 燃料噴射弁(燃料噴射装置)

Claims (8)

  1. エンジン(33)と、当該エンジン(33)の吸気装置(148)に取付けられた燃料噴射装置(151)と、前記エンジン(33)に前記燃料噴射装置(151)を介して供給される燃料を溜める燃料タンク(31)と、前記燃料タンク(31)から前記燃料噴射装置(151)に燃料を供給する燃料ポンプ(135)と、前記燃料タンク(31)の外側に設けられて前記燃料ポンプ(135)よりも燃料通路の下流側に接続される燃料フィルター(113)と、前記燃料フィルター(113)の下流側で前記燃料噴射装置(151)及び前記燃料タンク(31)に接続される燃料配管(137,138)とを備える鞍乗り型車両の燃料供給装置において、
    車体フレーム(11)の側方に、電装部品(103,104,105,106)を収納する収納ケース(101)が設けられ、
    前記燃料フィルター(113)及び前記燃料配管(137,138)は、前記収納ケース(101)に支持され
    前記燃料フィルター(113)の上部には、前記燃料ポンプ(135)と接続される上部接続部(113c)が形成され、前記燃料フィルター(113)の下部には、前記燃料タンク(31)及び前記燃料噴射装置(151)に接続される下部接続部(113d)が形成され、前記下部接続部(113d)には、前記燃料噴射装置(151)に燃料を導く前記燃料配管としてのフィード配管(137)と、前記燃料タンク(31)に燃料を戻す前記燃料配管としてのリターン配管(138)とを分岐させるジョイント(136)が接続され、
    前記車体フレーム(11)が、ヘッドパイプ(21)から後側に延びる左右一対のメインフレーム(22)を備え、前記メインフレーム(22)の左右の一側方に前記燃料噴射装置(151)、他側方に前記燃料フィルター(113)が配置され、前記フィード配管(137)が、前記メインフレーム(22)の下方を通って前記燃料噴射装置(151)に接続されることを特徴とする鞍乗り型車両の燃料供給装置。
  2. 前記燃料ポンプ(135)は、前記燃料タンク(31)内の後部に配置され、前記燃料フィルター(113)は、前記エンジン(33)のシリンダヘッド(48)の後方で、側面視にて前記燃料ポンプ(135)の下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の燃料供給装置。
  3. 前記収納ケース(101)には、前記リターン配管(138)を支持するようにガイド爪(101y,101z)が形成され、
    前記リターン配管(138)は、前記燃料フィルター(113)の前方に配置されるとともに、前記燃料フィルター(113)を避けるように前記ジョイント(136)と前記燃料ポンプ(135)との間にくの字状に配置され、くの字の屈曲部が前記ガイド爪(101y)にガイドされることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の燃料供給装置。
  4. 記ガイド爪(101y,101z)は、前記リターン配管(138)の車幅方向内側に配置されるとともに、前記リターン配管(138)に沿って湾曲するように形成されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両の燃料供給装置。
  5. 記収納ケース(101)には、側面視にて前記燃料フィルター(113)よりも下方に、前記フィード配管(137)及び前記リターン配管(138)のそれぞれの方向を規制する方向規制ガイド爪(101x)が形成され、前記方向規制ガイド爪(101x)は、前記フィード配管(137)の上側及び前記リターン配管(138)の車幅方向内側を規制するように形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料供給装置。
  6. 前記電装部品は、バッテリ(103)であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料供給装置。
  7. 前記収納ケース(101)は、その外側面が収納ケースカバー(66A)で覆われることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料供給装置。
  8. 前記収納ケース(101)には、前記燃料フィルター(113)を外側から嵌合可能な嵌合凹部(102j)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の燃料供給装置。
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