JP6116978B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用制御装置に係り、特に、車両の挙動を安定化させる車両挙動安定化制御部と、車両に搭載されたエンジンのアイドリングストップ制御を行うアイドリングストップ制御部と、を備える車両用制御装置に関する。
従来、燃料の節約、エミッションの低減、及び、騒音の低減を目的として、予め設定される停止条件(例えば、車速がゼロでブレーキオン)を充足すると、車両に搭載されたエンジンを停止させる制御を行うアイドリングストップ制御部を備える車両用制御装置が知られている。
また、各車輪の制動力を制御する電子制御制動力配分システム(Electronic Brake force Distribution;EBD)、車輪のロックを防止して制動距離を短縮するアンチロック・ブレーキ・システム(Antilock Brake System;ABS)、タイヤの空転を防止するトラクションコントロールシステム(Traction Control System;TCS)などを統合した車両挙動安定制御(Vehicle Stability Assist;VSA(登録商標))装置を備える車両用制御装置が知られている。なお、例えば、スポーツ走行のために、車両挙動安定制御のON(作動)とOFF(停止)を切り替えるためのスイッチがドライバ(運転者)に操作可能な位置に設けられているものがある。
車両の挙動とアイドリングストップ制御に関連して、特許文献1には、エンジン停止制御手段(アイドリングストップ制御部)は、エンジンの作動中に車両の挙動が不安定状態と判定された場合、自動停止条件を満たさないとしてエンジンの停止を回避することを特徴とする車両駆動制御装置が開示されている。
国際公開第2010/128539号
従来のアイドリングストップ制御は停車中のみ作動し、ブレーキペダルを放した時や、アクセルペダルを踏み込んだ時にエンジンが再始動するようになっている。
ところで、従来のアイドリングストップ制御よりも燃料の節約等をするために、低速走行中からも所定の条件を充足すればアイドリングストップ制御を開始する制御が考えられる。このようなアイドリングストップ制御において、低速走行中にエンジンを停止してアイドリングストップ状態に移行すると、アクセルペダルを踏み込んでもすぐには加速せず、エンジンが再始動してアイドリングストップ状態から復帰した後に加速する。
この様なアイドリングストップ制御において、低速走行中にエンジンを停止(アイドリングストップ)しても、ドライバ(運転者)がアイドリングストップ状態の認識をしていない場合がある。この場合、ドライバは、アクセルペダルを踏み込んでも加速しないことから、アクセルペダルを更に踏み込むような動作をすることが考えられる。
そして、アイドリングストップ状態から復帰してエンジンが再始動すると、更に踏み込まれたアクセルペダルの踏み込み量に応じてエンジンが動作する。この際に、車両挙動安定制御の作動を切り替えるスイッチがOFF(停止)となっていると、タイヤが空転するなど車両の挙動が不安定状態となるおそれがある。
なお、車両挙動安定制御を切り替えるスイッチがOFF(停止)となっていても、車両の挙動が一定以上不安定状態となると、スイッチのON/OFFにかかわらず、車両挙動安定制御をON(作動)させる制御がある。しかし、このような制御では、車両の挙動が不安定状態となる前に予め車両挙動安定制御をON(作動)させることはできなかった。
そこで、本発明は、アイドリングストップからの復帰時の車両挙動安定性を向上させる車両用制御装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る車両用制御装置は、所定の移行条件が成立するとエンジンを停止させるアイドリングストップ状態に移行させると共に、所定の復帰条件が成立すると前記アイドリングストップ状態を解除して前記エンジンを始動させるアイドリングストップ制御部と、車両挙動を安定化させる車両挙動安定制御部と、前記車両挙動安定制御部の作動が可能な状態と非作動状態を運転者の操作により選択可能な車両挙動安定制御選択部と、を備え、前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記復帰条件が成立すると、前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になることを特徴とする。
このような構成によれば、車両挙動安定制御部が非作動状態の場合であっても、アイドリングストップ状態からの復帰時に車両挙動安定制御部を作動が可能な状態とすることができるので、車両挙動安定性を向上させることができる。
また、前記車両用制御装置は、前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記復帰条件が成立すると、所定時間前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になることが好ましい。
このような構成によれば、所定時間経過後に、車両挙動安定制御部が、車両挙動安定制御選択部で選択された非作動状態となるので、ドライバ(運転者)が所望するスポーツ走行を行うことができる。
また、前記車両用制御装置は、車両が走行中において、前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記復帰条件が成立すると、所定時間前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になることが好ましい。
このような構成によれば、車両が走行中において、所定時間経過後に、車両挙動安定制御部が、車両挙動安定制御選択部で選択された非作動状態となるので、ドライバ(運転者)が所望するスポーツ走行を行うことができる。
また、このような課題を解決するために、本発明に係る車両用制御装置は、所定の移行条件が成立するとエンジンを停止させるアイドリングストップ状態に移行させると共に、所定の復帰条件が成立すると前記アイドリングストップ状態を解除して前記エンジンを始動させるアイドリングストップ制御部と、車両挙動を安定化させる車両挙動安定制御部と、前記車両挙動安定制御部の作動が可能な状態と非作動状態を運転者の操作により選択可能な車両挙動安定制御選択部と、を備え、前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記移行条件が成立すると、前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になることを特徴とする。
このような構成によれば、車両挙動安定制御部が非作動状態の場合であっても、アイドリングストップ状態に移行させる際に車両挙動安定制御部を作動が可能な状態とし、アイドリングストップ状態からの復帰時にあらかじめ車両挙動安定制御部を作動が可能な状態とすることができるので、車両挙動安定性を向上させることができる。
また、前記車両用制御装置は、前記作動が可能な状態において、前記復帰条件が成立すると、所定時間経過後に前記車両挙動安定制御部が非作動状態になることが好ましい。
このような構成によれば、復帰条件が成立して所定時間経過後に、車両挙動安定制御部が、車両挙動安定制御選択部で選択された非作動状態となるので、ドライバ(運転者)が所望するスポーツ走行を行うことができる。
また、前記車両用制御装置は、車両が走行中において、前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記移行条件が成立すると、所定時間前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になることが好ましい。
このような構成によれば、車両が走行中において、所定時間後に、車両挙動安定制御部が、車両挙動安定制御選択部で選択された非作動状態となるので、ドライバ(運転者)が所望するスポーツ走行を行うことができる。
また、このような課題を解決するために、本発明に係る車両用制御装置は、所定の移行条件が成立するとエンジンを停止させるアイドリングストップ状態に移行させると共に、所定の復帰条件が成立すると前記アイドリングストップ状態を解除して前記エンジンを始動させるアイドリングストップ制御部と、車両挙動を安定化させる車両挙動安定制御部と、前記車両挙動安定制御部の作動が可能な状態と非作動状態を運転者の操作により選択可能な車両挙動安定制御選択部と、を備え、前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記エンジンが前記アイドリングストップ状態のとき、前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になることを特徴とする。
このような構成によれば、車両挙動安定制御部が非作動状態の場合であっても、アイドリングストップ中に車両挙動安定制御部を作動が可能な状態とし、アイドリングストップ状態からの復帰時にあらかじめ車両挙動安定制御部を作動が可能な状態とすることができるので、車両挙動安定性を向上させることができる。
また、前記車両用制御装置は、前記作動が可能な状態において、前記アイドリングストップ状態が解除されると、所定時間経過後に前記車両挙動安定制御部が非作動状態になることが好ましい。
このような構成によれば、復帰条件が成立して所定時間経過後に、車両挙動安定制御部が、車両挙動安定制御選択部で選択された非作動状態となるので、ドライバ(運転者)が所望するスポーツ走行を行うことができる。
また、前記車両用制御装置は、車両が走行中において、前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記アイドルストップ状態のときに、所定時間前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になることを特徴とする。
このような構成によれば、車両が走行中において、所定時間後に、車両挙動安定制御部が、車両挙動安定制御選択部で選択された非作動状態となるので、ドライバ(運転者)が所望するスポーツ走行を行うことができる。
本発明によれば、アイドリングストップからの復帰時の車両挙動安定性を向上させる車両用制御装置を提供することができる。
本実施形態に係る車両用制御装置の周辺部を含むブロック構成図である。 作動状態判定部が実行する作動判定処理フローである。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る車両用制御装置の周辺部を含むブロック構成図である。
本実施形態に係る車両用制御装置は、電動パワーステアリング(EPS)制御装置20と、エンジン制御装置30と、車両挙動安定制御装置40と、該車両挙動安定制御装置40の車両挙動安定制御を作動させるか停止させるかをドライバが選択可能なスイッチ(VSA ON/OFF SW)11と、を備え、例えばCAN(Controller Area Network)のような通信媒体1で通信可能に接続されている。
また、通信媒体1には、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量を検出するアクセルセンサ2と、ブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれているか否かを検出するブレーキセンサ3と、操向ハンドル(図示せず)の操舵量のうち操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ4と、操向ハンドルの操舵量のうち操舵角度を検出する操舵角センサ5と、自車両(図示せず)の速度(車速)を検出する車速センサ6と、自車両に生じているヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ7と、自車両に生じている横加速度を検出する横加速度センサ8と、各種車載機器に電力を供給する車載バッテリ9の電源電圧を検出する電圧センサ10と、が通信可能に接続されている。
EPS制御装置20は、操舵トルクセンサ4により検出される操舵トルク信号、操舵角センサ5により検出される操舵角信号、車速センサ6により検出される車速信号などの各種信号を参照して、電動パワーステアリング(EPS)が発揮する操向ハンドル(図示せず)の操舵補助力を制御する機能を有する。EPS制御装置20は、演算処理を行うマイクロコンピュータ及び各種周辺回路を含んで構成される。
また、EPS制御装置20は、所定の条件を充足すると、エンジンのアイドリングストップを許可するIS許可要求や、エンジンの再始動を要求するEng再始動要求を、通信媒体1を介してエンジン制御装置30(IS制御部31)に指令するアイドリングストップ(IS)要求算出処理部21を有している。
IS要求算出処理部21は、操向ハンドル(図示せず)の操舵量(操舵トルク、操舵角、操舵速度)等に基づいて、IS許可要求やEng再始動要求を出力する。例えば、アイドリングストップ中において、操向ハンドル(図示せず)の操舵量が所定の閾値以上となると、IS要求算出処理部21はEng再始動要求を出力する。また、エンジン駆動中において、操向ハンドル(図示せず)の操舵量が所定の閾値未満となると、IS要求算出処理部21はIS許可要求を出力する。なお、これらの閾値は異なっていてもよい。
エンジン制御装置30は、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量を検出するアクセルセンサ2で検出したアクセル開度、車速センサ6で検出した車速に基づいて、エンジン(図示せず)に供給する燃料の燃料噴射量を制御するようになっている。エンジン制御装置30は、演算処理を行うマイクロコンピュータ及び各種周辺回路を含んで構成される。
また、エンジン制御装置30は、燃料の節約、エミッションの低減、及び、騒音の低減を狙って、予め設定される停止条件(移行条件)を充足すると、自車両に搭載されたエンジン(図示せず)を停止させる一方、エンジンの停止中に予め設定される再始動条件(復帰条件)を充足すると、エンジンを再始動させる制御を行うアイドリングストップ(IS)制御部31を有している。また、エンジン制御装置30は、車速情報取得部32、電圧情報取得部33を有している。
車速情報取得部32は、通信媒体1を介して車速センサ6の車速信号を入力することにより、自車両の車速情報を取得する機能を有する。車速情報取得部32で取得された車速情報は、IS制御部31においてエンジン停止制御及びエンジン再始動制御を行う際に参照される。
電圧情報取得部33は、通信媒体1を介して電圧センサ10の電圧信号を入力することにより、車載バッテリ9の電源電圧情報を取得する機能を有する。電圧情報取得部33で取得された車載バッテリ9の電源電圧情報は、IS制御部31においてエンジン再始動制御を行う際に参照される。
IS制御部31は、予め設定される停止条件を充足すると、自車両に搭載されたエンジンを停止させるエンジン停止制御を行う一方、エンジンの停止中に予め設定される再始動条件を充足すると、エンジンを再始動させるエンジン再始動制御を行う機能を有する。例えば、IS制御部31は、アクセルペダル(不図示)の踏み込みなしで、車速が低車速(例えば、時速2Km)であり、かつ、ブレーキペダル(不図示)が踏み込まれている場合に、エンジン停止の運転意図があるとみなしてエンジン停止制御を行う。
例えば、IS制御部31は、IS要求算出処理部21からIS許可要求がされており、車速情報取得部32により取得される車速が所定の車速情報に関する閾値未満である場合、停止条件を充足したと判定する。なお、車速情報に関する閾値は、自車両が停止しているとみなせる低車速(例えば、時速2Km)が少なくとも予め設定される。また、この車速を例えば10Kmというように大きな値にしてもよい。これにより早くアイドリングストップ状態として省エネ化することができる。
一方、例えば、IS制御部31は、IS要求算出処理部21からEng再始動要求を受けた場合、再始動条件を充足したと判定する。また、例えば、IS制御部31は、アクセルセンサ2でアクセルペダル(不図示)の踏み込みを検知すると、再始動条件を充足したと判定する。
また、IS制御部31(エンジン制御装置30)は、エンジンの停止中(アイドリングストップ状態)において再始動条件(復帰条件)を充足すると、エンジンを再始動させるエンジン再始動制御を行うとともに、フラグ「IS_ON_FLG=1(ON)」を通信媒体1に出力するようになっている。なお、それ以外のタイミングでは、フラグ「IS_ON_FLG=0(OFF)」を通信媒体1に出力するようになっている。
車両挙動安定制御装置40は、車両挙動安定制御を作動させるか否かを判定する作動状態判定部41と、作動状態判定部41が車両挙動安定制御を作動させると判定した場合に車両挙動安定制御を実行する車両挙動安定制御部42と、を備えている。
車両挙動安定制御部42は、通信媒体1を介して得られる各種センサからの信号に基づいて、車両の挙動状態を判定し、各車輪の制動装置(図示せず)の制動力を個別に制御したり、エンジン(図示せず)の回転速度に制限をかける指令をエンジン制御装置30に送信したりすることにより、車両の挙動を安定化させることができるようになっている。車両の挙動を安定化させる制御としては、電子制御制動力配分システム(EBD)、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)、トラクションコントロールシステム(TCS)等があるが、これらについては公知であり詳細な説明を省略する。
図2を用いて、作動状態判定部41が実行する作動判定処理について説明する。図2は、作動状態判定部41が実行する作動判定処理フローである。
ここで、スイッチ(VSA ON/OFF SW)11は、車両挙動安定制御を作動させるように選択されている場合、「VSA_ACT_FLG=1(ON)」を通信媒体1に出力するようになっており、車両挙動安定制御を停止させるように選択されている場合、「VSA_ACT_FLG=0(OFF)」を通信媒体1に出力するようになっている。
ステップS101において、作動状態判定部41は、フラグ「VSA_ACT_FLG」がON(1)であるか否かを判定する。VSA_ACT_FLG=1(ON)である場合(S101・ON)、作動状態判定部41の処理はステップS102に進む。VSA_ACT_FLG=1(ON)でない場合(S101・OFF)、作動状態判定部41の処理はステップS103に進む。
ステップS102において、作動状態判定部41は、車両挙動安定制御を作動状態と判定し、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を作動させる。そして、作動状態判定部41の処理はステップS101に戻る。
ステップS103において、作動状態判定部41は、フラグ「IS_ON_FLG」がON(1)であるか否かを判定する。IS_ON_FLG=1(ON)である場合(S103・ON)、作動状態判定部41の処理はステップS104に進む。IS_ON_FLG=1(ON)でない場合(S103・OFF)、作動状態判定部41の処理はステップS107に進む。
ステップS104において、作動状態判定部41は、車両挙動安定制御を作動状態(一時復帰処理)と判定し、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を作動させる。ステップS105において、作動状態判定部41は、フラグ「VSA_RES_FLG=1(ON)」とする。ステップS106において、作動状態判定部41は、図示しないタイマをゼロリセットした後、スタートさせる。そして、作動状態判定部41の処理はステップS101に戻る。
ステップS107において、作動状態判定部41は、フラグ「VSA_RES_FLG」がON(1)であるか否かを判定する。VSA_RES_FLG=1(ON)である場合(S107・ON)、作動状態判定部41の処理はステップS108に進む。VSA_RES_FLG=1(ON)でない場合(S107・OFF)、作動状態判定部41の処理はステップS113に進む。
ステップS108において、作動状態判定部41は、タイマtが所定の閾値時間t0 以下か否かを判定する(t≦t0 ?)。タイマtが閾値時間t0 以下である場合(S108・Yes)、作動状態判定部41の処理はステップS109に進む。タイマtが閾値時間t0 以下でない場合(S108・No)、作動状態判定部41の処理はステップS110に進む。
ステップS109において、作動状態判定部41は、車両挙動安定制御を作動状態(一時復帰処理継続)と判定し、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を作動させる。そして、作動状態判定部41の処理はステップS101に戻る。
ステップS110において、作動状態判定部41は、車両挙動安定制御を非作動状態(停止処理)と判定し、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を停止させる。ステップS111において、作動状態判定部41は、フラグ「VSA_RES_FLG=0(OFF)」とする。ステップS112において、作動状態判定部41は、図示しないタイマを停止させる。そして、作動状態判定部41の処理はステップS101に戻る。
ステップS113において、作動状態判定部41は、車両挙動安定制御を非作動状態と判定し、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を停止させる。そして、作動状態判定部41の処理はステップS101に戻る。
≪作用・効果≫
図2に示すように、ドライバ(運転者)がスイッチ(VSA ON/OFF SW)11をOFFとしていた場合でも(S101・OFF)、エンジンの停止中(アイドリングストップ状態)からエンジンを再始動させるエンジン再始動制御を行う際、車両挙動安定制御を一時的に作動状態とすることができる(S103・ON、S104)。これにより、エンジン再始動時(アイドリングストップからの復帰時)の車両挙動安定性を向上させることができる。
また、一時的に作動状態とした車両挙動安定制御は、所定時間が経過すると制御の停止処理がされる(S108・No、S110)。これにより、ドライバ(運転者)がスイッチ(VSA ON/OFF SW)11をOFFとしていた場合、アイドリングストップ状態から復帰して所定の時間が経過すると、車両挙動安定制御を非作動状態とすることができるので、ドライバ(運転者)が所望するスポーツ走行を行うことができる。
<変形例>
なお、本実施形態に係る車両用制御装置は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本実施形態に係る車両用制御装置は、図2のステップS101,S103〜S105に示すように、スイッチ11がOFF(VSA_RES_FLG=0)であって(S101・OFF)、IS_ON_FLG=1(ON)である場合(S103・ON)、即ち、エンジンの停止中(アイドリングストップ状態)において再始動条件(復帰条件)を充足すると、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を作動させる(一時復帰処理)(S104,S105)ものとして説明したが、これに限られるものではない。
例えば、スイッチ11がOFF(VSA_RES_FLG=0)であって、エンジンが動作中に、停止条件(移行条件)を充足すると、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を作動させる(一時復帰処理)ものとしてもよい。
また、スイッチ11がOFF(VSA_RES_FLG=0)であって、アイドリングストップ中に、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を作動させる(一時復帰処理)ものとしてもよい。
このように処理することにより、再始動条件(復帰条件)を充足してエンジンを再始動させるエンジン再始動制御を行う前に、あらかじめ車両挙動安定制御を一時的に作動状態とすることができる。これにより、エンジン再始動時(アイドリングストップからの復帰時)に、あらかじめ車両挙動安定制御を作動状態とすることができ、車両挙動安定性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る車両用制御装置は、図2のステップS101,S103〜S106に示すように、スイッチ11がOFF(VSA_RES_FLG=0)であって(S101・OFF)、IS_ON_FLG=1(ON)である場合(S103・ON)、即ち、エンジンの停止中(アイドリングストップ状態)において再始動条件(復帰条件)を充足すると、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を作動させる(一時復帰処理)(S104,S105)とともに、タイマをスタートさせ(S106)、その後、作動状態を継続し(S101・OFF、S103・OFF、S107・ON、S108・Yes、S109)、タイマが所定の閾値時間t0 を超えると(S108・No)、一時復帰した車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を停止させる(S110,S111)ものとして説明したが、これに限られるものではない。
例えば、スイッチ11がOFF(VSA_RES_FLG=0)であって、エンジンが動作中に、停止条件(移行条件)を充足すると、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を作動させ(一時復帰処理)、エンジンを停止させる。そして、エンジンの停止中(アイドリングストップ状態)において再始動条件(復帰条件)を充足すると、タイマをスタートさせ(S106)、タイマが所定の閾値時間t0 を超えると、一時復帰した車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を停止させるものとしてもよい。
また、スイッチ11がOFF(VSA_RES_FLG=0)であって、アイドリングストップ中に、車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を作動させる(一時復帰処理)。そして、エンジンの停止中(アイドリングストップ状態)において再始動条件(復帰条件)を充足すると、タイマをスタートさせ(S106)、タイマが所定の閾値時間t0 を超えると、一時復帰した車両挙動安定制御部42の車両挙動安定制御を停止させるものとしてもよい。
このように処理することにより、ドライバ(運転者)がスイッチ(VSA ON/OFF SW)11をOFFとしていた場合、アイドリングストップ状態から復帰して所定の時間が経過すると、車両挙動安定制御を非作動状態とすることができるので、ドライバ(運転者)が所望するスポーツ走行を行うことができる。
また、本実施形態に係る車両用制御装置は、エンジン停止中(アイドリングストップ状態)からエンジンを再始動させるエンジン再始動制御を行う際に、IS制御部31(エンジン制御装置30)が信号を出力し、それをトリガとして車両挙動安定制御を復帰させるものとして説明したがこれに限られるものではない。例えば、IS制御部31(エンジン制御装置30)は、エンジン動作またはエンジン停止(アイドリングストップ)を示す信号を送信し、作動状態判定部41がその信号を監視して、エンジン停止の状態からエンジン動作の状態に切り替わることをトリガとして車両挙動安定制御を復帰させるものであってもよい。
また、IS制御部31が、エンジン停止中(アイドリングストップ状態)からエンジンを再始動させた時から所定時間の間、作動状態判定部41に車両挙動安定制御を実行するように指令する信号を送信するものとしてもよい。
また、作動状態判定部41は、所定時間が経過すると一次復帰した車両挙動安定制御を停止させるものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、車両の挙動を監視して、車両挙動が安定していると判断した場合に車両挙動安定制御を停止させるものとしてもよい。
また、車両挙動安定制御として、電子制御制動力配分システム(EBD)、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)、トラクションコントロールシステム(TCS)を例に挙げたが、これに限られるものではない。いずれか1つであってもよく、組み合せたものであってもよく、その他の車両挙動安定制御であってもよい。特に、タイヤの空転を防止するトラクションコントロールであることが好ましい。
1 通信媒体
2 アクセルセンサ
3 ブレーキセンサ
4 操舵トルクセンサ
5 操舵角センサ
6 車速センサ
7 ヨーレイトセンサ
8 横加速度センサ
9 車載バッテリ
10 電圧センサ
11 スイッチ(VSA ON/OFF SW)(車両挙動安定制御選択部)
20 電動パワーステアリング(EPS)制御装置
30 エンジン制御装置
31 アイドリングストップ(IS)制御部
32 車速情報取得部
33 電圧情報取得部
40 車両挙動安定制御装置(車両挙動安定制御部)
41 作動状態判定部
42 車両挙動安定制御部

Claims (9)

  1. 所定の移行条件が成立するとエンジンを停止させるアイドリングストップ状態に移行させると共に、所定の復帰条件が成立すると前記アイドリングストップ状態を解除して前記エンジンを始動させるアイドリングストップ制御部と、
    車両挙動を安定化させる車両挙動安定制御部と、
    前記車両挙動安定制御部の作動が可能な状態と非作動状態を運転者の操作により選択可能な車両挙動安定制御選択部と、を備え、
    前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記復帰条件が成立すると、前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になる
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記復帰条件が成立すると、所定時間前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 車両が走行中において、
    前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記復帰条件が成立すると、所定時間前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  4. 所定の移行条件が成立するとエンジンを停止させるアイドリングストップ状態に移行させると共に、所定の復帰条件が成立すると前記アイドリングストップ状態を解除して前記エンジンを始動させるアイドリングストップ制御部と、
    車両挙動を安定化させる車両挙動安定制御部と、
    前記車両挙動安定制御部の作動が可能な状態と非作動状態を運転者の操作により選択可能な車両挙動安定制御選択部と、を備え、
    前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記移行条件が成立すると、前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になる
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  5. 前記作動が可能な状態において、
    前記移行条件が成立すると、所定時間経過後に前記車両挙動安定制御部が非作動状態になる
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用制御装置。
  6. 車両が走行中において、
    前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記移行条件が成立すると、所定時間前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態に
    なることを特徴とする請求項4、または請求項5に記載の車両用制御装置。
  7. 所定の移行条件が成立するとエンジンを停止させるアイドリングストップ状態に移行させると共に、所定の復帰条件が成立すると前記アイドリングストップ状態を解除して前記エンジンを始動させるアイドリングストップ制御部と、
    車両挙動を安定化させる車両挙動安定制御部と、
    前記車両挙動安定制御部の作動が可能な状態と非作動状態を運転者の操作により選択可能な車両挙動安定制御選択部と、を備え、
    前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記エンジンが前記アイドリングストップ状態のとき、前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になる
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  8. 前記作動が可能な状態において、
    前記アイドリングストップ状態が解除されると、所定時間経過後に前記車両挙動安定制御部が非作動状態になる
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両用制御装置。
  9. 車両が走行中において、
    前記車両挙動安定制御部が非作動状態の場合に、前記アイドルストップ状態のときに、所定時間前記車両挙動安定制御部が作動が可能な状態になる
    ことを特徴とする請求項7、または請求項8に記載の車両用制御装置。
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