JP6116394B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写材などの記録媒体上に多色画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の多色画像を形成する画像形成装置として、各種方式の装置が提案されている。
従来、斯かる画像形成装置の一つとして、中間転写体としての中間転写ベルトの周囲にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像形成ステーションを直列に配置するインライン方式の装置が知られている。各画像形成ステーションには像担持体としてのドラム状の電子写真感光体である感光ドラムが配設されている。各感光ドラムの周囲には、感光ドラム表面を帯電する帯電ローラ、帯電した感光ドラムの表面を画像情報等に応じて露光し、静電潜像を形成する露光装置、静電潜像をトナー像に現像する現像手段が配設されている。ホストコンピュータや画像読み取り装置などの画像情報に応じて感光ドラム上にトナー像を形成し、感光ドラム上のトナー像を中間転写ベルト上に転写する。トナー像の中間転写ベルト上への転写は中間転写ベルトを挟んで感光ドラムの対向位置に位置する転写部材に転写電圧を印加することによって中間転写ベルトへのトナー像の転写が行われる。従来、転写部材にはそれぞれ、転写電圧用の高圧電源が接続している。
しかし、近年、装置の小型化、低コスト化が進んだ結果、感光ドラム上のトナーを中間転写ベルト上に転写するために印加する転写電圧用の高圧電源が複数の画像形成ステーションで共通化された装置が開示されている。
例えば、特許文献1では3つの画像形成ステーションで高圧電源が共通化された画像形成装置が開示されている。
特開2008−309904号公報
このような画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の全ての画像形成ステーションで同時に画像形成を行うフルカラー(多色)画像形成モードを有する。フルカラー画像形成モードでは、全ての画像形成ステーションの一次転写部材に共通の電源より等しい値の電圧が印加されるため、全ての画像形成ステーションにおいて、電流が流れる。
一方で、例えばブラック画像形成ステーションのみで画像形成を行う場合には、モノカラー(単色)画像形成モードにおいて、ブラック画像形成ステーションのみに電流が流れる。例えば、非画像形成ステーションであるイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ステーションの一次転写部材を中間転写ベルトから離間する構成の装置の場合には、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ステーションの電流経路は遮断される。このため、ブラック画像形成ステーションのみに電流が流れる。
このような画像形成装置で中間転写ベルトとして、イオン導電性のベルトが使用される場合には、電流が流れることでベルト層内に電界が発生する。ベルト層内に発生する電界により、イオン導電性を担うアニオン(陰イオン)とカチオン(陽イオン)が電界より力を受け、正の電荷を帯びたカチオンは電界の方向に移動し、負の電荷を帯びたアニオンは電界とは逆方向の力を受け移動する。つまり、例えば一次転写部材に正の電荷が印加されると、カチオンは中間転写ベルトの外周面側に、アニオンは中間転写ベルトの内周面側へと移動する。
従って、継続して画像形成が行われる場合、画像形成用電圧として例えば正の電圧が一次転写部材に印加されると、カチオンは中間転写ベルトの外周面側に継続して力を受け続けることになる。しかしながら、中間転写ベルトの表層にはアクリル等からなる気密性の高いコート層が設けられているため、カチオンはコート層で堰きとめられ、中間転写ベルトの外周面には析出しない。
一方で、中間転写ベルト裏面には一般的にコート層を設けないため、アニオンは、転写電界により中間転写ベルト裏面側に継続して受ける力により移動し、中間転写ベルト裏面に析出し、化合物を形成し、導電性を失う。
中間転写ベルト裏面に析出した導電性を失った化合物は一次転写部材の表面に付着し、一次転写部材の表面の抵抗上昇をもたらす。その結果、モノカラー画像形成モードの画像形成が継続して行われる場合には、ブラック画像形成ステーションの一次転写部材の表面の抵抗が他の画像形成ステーションの一次転写部材の表面の抵抗に比べ上昇する。この状態において、フルカラー画像形成モードで画像形成が行われると、ブラック画像形成ステーションにおいては、一次転写部材に付着した析出物が分担する電圧分だけ、転写電界が他の画像形成ステーションに比べ小さくなる。
ここで、一次転写部材に転写電圧を印加する高圧電源の出力値をブラック画像形成ステーション以外の画像形成ステーション、すなわち、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ステーションに最適化すると、ブラック画像形成ステーションにとっては電界不足となる。この電界不足によってブラック画像形成ステーションにおける感光ドラム上のトナー像を中間転写ベルト上に転写することが出来ない現象(弱抜け)が発生する。
一方で、一次転写部材に転写電圧を印加する高圧電源の出力値をブラック画像形成ステーションに最適化すると、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ステーションにおいては転写電界が強くなり過ぎてしまう。このため、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ステーションにおける感光ドラム上のトナーのトリボが放電により反転することによって、中間転写ベルト上に転写されない現象(強抜け)が発生する。
よって、本発明の目的は、単色画像形成が連続して行われることによる転写部材間の抵抗変動に起因して発生する画像不良を抑制・防止した画像形成装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明は、トナー像を担持する第1の像担持体と、
トナー像を担持する第2の像担持体と、
導電性を備える転写ベルトと、
前記転写ベルトを介して前記第1の像担持体に対応して配置される第1の転写部材と、
前記転写ベルトを介して前記第2の像担持体に対応して配置される第2の転写部材と、
前記第1の転写部材と前記第2の転写部材とに電圧を印加する高圧電源と、
を有する画像形成装置において、
前記第1の転写部材が前記転写ベルトに当接し前記第2の転写部材が前記転写ベルトから離間した状態で連続して複数の転写材に画像形成を行う場合、画像形成時に前記第1の転写部材に前記高圧電源から所定の極性を印加し、画像形成後に前記第2の転写部材を前記転写ベルトから離間した状態で前記第1の転写部材に前記高圧電源から前記所定の極性と逆極性の電圧を印加する調整モードを実行可能であることを特徴とする。
また、他の発明は、トナー像を担持する第1の像担持体と、
トナー像を担持する第2の像担持体と、
導電性を備える転写ベルトと、
前記転写ベルトを介して前記第1の像担持体に対応して配置される第1の転写部材と、
前記転写ベルトを介して前記第2の像担持体に対応して配置される第2の転写部材と、
前記第1の転写部材と前記第2の転写部材とに電圧を印加する高圧電源と、
を有する画像形成装置において、
前記第1の転写部材が前記転写ベルトに当接し前記第2の転写部材が前記転写ベルトから離間した状態で連続して複数の転写材に画像形成を行う場合、画像形成時に前記第1の転写部材に前記高圧電源から所定の極性を印加し、画像形成後に前記第1の転写部材を前記転写ベルトから離間させ前記第2の転写部材を前記転写ベルトに当接させた状態で前記第2の転写部材に前記高圧電源から前記所定の極性と同極性の電圧を印加する調整モードを実行可能であることを特徴とする。
また、他の発明は、トナー像を担持する第1の像担持体と、
前記第1の像担持体を露光する露光手段と、
トナー像を担持する第2の像担持体と、
導電性を備える転写ベルトと、
前記転写ベルトを介して前記第1の像担持体に対応して配置される第1の転写部材と、
前記転写ベルトを介して前記第2の像担持体に対応して配置される第2の転写部材と、
前記第1の転写部材と前記第2の転写部材とに電圧を印加する高圧電源と、
を有する画像形成装置において、
前記第1の転写部材が前記転写ベルトに当接し前記第2の転写部材が前記転写ベルトから離間した状態で連続して複数の転写材に画像形成を行う場合、画像形成時に前記第1の転写部材に前記高圧電源から所定の極性を印加し、画像形成後に前記第1の転写部材への前記高圧電源からの所定の極性の印加を終了し、次いで前記第1の像担持体と前記第2の像担持体と前記第1の転写部材と前記第2の転写部材を前記転写ベルトを介して当接させた状態で、前記第1の転写部材と前記第2の転写部材に前記高圧電源から前記所定の極性と同極性の電圧を印加し、同時に前記第1の像担持体と前記露光手段により露光する調整モードを実行可能であることを特徴とする。
また、他の発明は、トナー像を担持する第1の像担持体と、
前記第1の像担持体を露光する露光手段と、
トナー像を担持する第2の像担持体と、
導電性を備える転写ベルトと、
前記転写ベルトを介して前記第1の像担持体に対応して配置される第1の転写部材と、
前記転写ベルトと介して前記第2の像担持体に対応して配置される第2の転写部材と、
前記第1の転写部材と前記第2の転写部材とに電圧を印加する高圧電源と、
を有する画像形成装置において、
前記第1の転写部材が前記転写ベルトに当接し前記第2の転写部材が前記転写ベルトから離間した状態で連続して複数の転写材に画像形成を行う場合、画像形成時に前記第1の転写部材に前記高圧電源から所定の極性を印加し、画像形成後に前記第1の転写部材への前記高圧電源からの所定の極性の印加を終了し、次いで前記第1の像担持体と前記第2の像担持体と前記第1の転写部材と前記第2の転写部材を前記転写ベルトを介して当接させた状態で、前記第1の転写部材と前記第2の転写部材に前記高圧電源から前記所定の極性と逆極性の電圧を印加し、同時に前記第1の像担持体と前記露光手段により露光する調整モードを実行可能であることを特徴とする。
本発明によれば、単色画像形成が連続して行われることによる中間転写ベルトの抵抗変動に起因して発生する画像不良を抑制・防止した画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例を説明する概略構成断面図である。 実施例1の画像形成装置の一次転写部材の当接離間状態を説明する概略構成断面図である。図2(a)は全画像形成ステーションの一次転写部材が当接している図である。図2(b)はブラック画像形成ステーションの一次転写部材のみが当接している図である。図2(c)は全画像形成ステーションの一次転写部材が離間している図である。図2(d)はブラック画像形成ステーションを除く画像形成ステーションの一次転写部材が当接している図である。 実施例1の画像形成装置の中間転写ベルトを介して感光ドラムに一次転写部材が当接離間する当接離間機構を説明する概略構成断面図である。図3(a)は当接状態を示し、図3(b)は離間状態を示す図である。 実施例1の画像形成装置の画像形成シーケンスを説明する図である。図4(a)は第1のモノカラー画像形成シーケンス、図4(b)は第2のモノカラー画像形成シーケンス、図4(c)はフルカラー画像形成シーケンスをそれぞれ示す図である。 実施例1の画像形成装置のモノカラー画像形成モードのモード決定のフローを表すフローチャートである。 従来例及び実施例1の画像形成装置の各画像形成ステーションにおける耐久による抵抗推移を表した図である。図6(a)は従来例の画像形成装置、図6(b)は実施例1の画像形成装置の各画像形成ステーションにおける耐久による抵抗推移を表した図である。 実施例1及び従来例の画像形成装置の一次転写電圧と電流の関係、及び画像不良の関係を表した図である。図7(a)は従来例の画像形成装置、図7(b)は実施例1の画像形成装置の一次転写電圧と電流の関係、及び画像不良の関係を表した図である。 実施例2の画像形成装置の画像形成シーケンス及び各画像形成ステーションンにおける耐久による抵抗推移を表した図である。図8(a)は第3のモノカラー画像形成シーケンス、図8(b)は各画像形成ステーションにおける耐久による抵抗推移を表した図である。 実施例3の画像形成装置の画像形成シーケンス及び各画像形成ステーションンにおける耐久による抵抗推移を表した図である。図9(a)は第4のモノカラー画像形成シーケンス、図9(b)は各画像形成ステーションにおける耐久による抵抗推移を表した図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
(画像形成装置の全体構成)
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成断面図である。
本実施例の画像形成置100は、電子写真方式のフルカラーレーザービームプリンターである。
画像形成装置100は、複数色成分に分解された画像情報に従って像担持体上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト上に順次重ね合わせて一次転写した後、転写材Pに一括して二次転写することで記録画像を得る。
画像形成装置100は、複数の画像形成部として、第1、第2、第3、第4の画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skを有する。第1、第2、第3、第4の画像形成ステーションは、ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト6に沿って、概ね直線状に配置されている。
第1、第2、第3、第4の画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するためのものである。トナー残量が無くなった際には、各画像形成ステーションを形成する新品のユニットと交換可能な構成となっている。
各画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skの構成及び動作については共通する部分が多いため、区別を要しない場合には添え字y、m、c、kは省略して説明する。
画像形成装置100は、画像形成ステーションS内に、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体である感光ドラム1を有する。更に感光ドラム1の周囲には帯電手段である帯電ローラ2、静電潜像形成手段である露光装置3、現像手段である現像装置4、クリーニング手段であるクリーニング装置7が配設されている。
また、各感光ドラム1上で形成されたトナー像を中間転写ベルト6上に転写する一次転写部材である一次転写ブラシ5が感光ドラム1に対して、中間転写ベルト6を挟んだ対向位置に配設されている。そして、転写材Pに中間転写ベルト6上のトナー像を転写する二次転写手段8と、転写材Pに転写された画像を定着するための定着装置9と、転写材Pを搬送する搬送ユニット23等を有する。また、画像形成装置100の下方には転写材Pを収容する転写材カセット21を有する。
感光ドラム1は、駆動手段(不図示)によって図中の矢印R1方向(反時計回り)に回転駆動される。感光ドラム1の表面は、帯電ローラ2により一様に帯電される。
次いで、不図示のホストコンピュータや画像読み取り装置などからの画像情報に基づき、露光装置3より画像情報に従ったレーザ光Lが感光ドラム1に照射され、感光ドラム1上に静電潜像が形成される。
更に、感光ドラム1の表面が図中の矢印R1方向に進むと、現像装置4により感光ドラム1上に形成された静電潜像が現像され、トナー像として可視化される。
現像装置4は一様に帯電された感光ドラム1上の画像部(露光部)に、感光ドラム1の帯電極性(負極性)と同極性に帯電したトナー(負極性)を付着させて現像を行う。
図中の矢印R1で示す感光ドラム1の表面の回転移動方向において、現像位置より下流側には中間転写ベルト6が配置されている。
(中間転写ベルト)
次に中間転写ベルトについて述べる。
中間転写ベルト6は駆動ローラ61、二次転写対向ローラ62及びテンションローラ63の3個のローラに張架された円筒、且つ無端ベルト状のフィルムである。
中間転写ベルト6のベース樹脂材料としては、例えば、ポリカーボネート、ポリフッ化ビニリデン(PVKF)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン−1、ポリスチレン、ポリアミド、ポリサルフォン、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルニトリル、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、サーモトロピック液晶ポリマー、ポリアミド酸などの熱可塑性樹脂が挙げられる。これらは混合して2種以上使用することもできる。中間転写ベルト6は、導電性を付与するために、イオン導電性の導電剤を含む。本実施例の画像形成装置においてはイオン導電性の中間転写ベルト6を採用する事により、電子導電性の導電剤を用いた場合に比べて、抵抗の製造公差を小さく抑えることができる。
イオン導電性の導電剤としては多価金属塩や第4級アンモニウム塩などが挙げられる。第4級アンモニウム塩には、カチオン部として、テトラエチルアンモニウムイオン、テトラプロピルアンモニウムイオン、テトライソプロピルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン、テトラペンチルアンモニウムイオン、テトラヘキシルアンモニウムイオンなどが挙げられ、アニオン部としては、ハロゲンイオンやフルオロアルキル基の炭素数が1〜10個のフルオロアルキル硫酸イオンやフルオロアルキル亜硫酸イオン、フルオロアルキルホウ酸イオンが挙げられる。
上記した各材料成分を熔融混煉し、次いで、インフレーション成形、円筒押出し成形、インジェクションストレッチブロー成形などの成形方法を適宜選択して、樹脂組成物としての中間転写ベルト6を得ることができる。さらに、中間転写ベルト6の表層は、アクリルコート層である気密性の高いコート層が設けられている。
中間転写ベルト6は、駆動ローラ61が図中の矢印R2方向(時計回り)に回転駆動されることによって、感光ドラム1の表面の移動速度と略同じ速度で、図中の矢印R3方向(時計回り)に移動する。中間転写ベルト6を挟んで感光ドラム1と対向する位置には、一次転写ブラシ5(転写手段)が配置されている。感光ドラム1及び中間転写ベルト6の回転に伴い、感光ドラム1上に形成されたトナー像は一次転写電源50(転写高圧電源)から一次転写ブラシ5に印加される転写電圧の作用により、中間転写ベルト6の外周面上に転写される。一次転写電源50によって供給される一次転写電流は一次転写電流検知回路51により検知される。
本実施例の一次転写ブラシ5は、詳しくは図3(a)、(b)を参照して後述する当接離間機構70により、感光ドラム1及び中間転写ベルト6に対し当接離間可能な構成となっている。即ち、図3(a)に示すように当接状態時は転写ブラシ5を構成する揺動アーム53上に保持されたブラシ繊維11が、中間転写ベルト6の裏面を押し上げ、中間転写ベルト6の外周面が感光ドラム1表面と400gfの当接圧で当接するような構成となっている。図3(b)に示すように離間状態時には転写用ブラシ5は中間転写ベルト6に対し、離間するとともに、中間転写ベルト6は感光ドラム1に対し、離間する構成となっており、その結果、電流経路が遮断される。
一次転写工程において中間転写ベルト6に転写されずに感光ドラム1上に残留した転写残トナーは、感光ドラムクリーニングブレード7によりクリーニングされ、廃トナーボックスに収容される。
以上のような帯電、露光、現像、転写工程を、中間転写ベルト6外周面の移動方向上流側から順番に、第1〜第4の画像形成ステーションSy〜Skで各色について行う。これにより、中間転写ベルト6上に4色のトナー像が重なったフルカラー画像が形成される。二次転写ローラ8は、中間転写ベルト6を介して二次転写対向ローラ62に押圧される。カセット21に収容されている転写材Pは、供給ローラ22により送り出された後、レジストローラ23により中間転写ベルト6と二次転写ローラ8で形成されるニップ部N2に所定のタイミングで供給される。中間転写ベルト6上のトナー像は、二次転写電源80から二次転写ローラ8に印加される電圧の作用により、転写材P上に一括転写される。
中間転写ベルト6を挟んで駆動ローラ61と対向する位置には、クリーニングブレード64が配置され、二次転写工程において転写材P上に転写されずに中間転写ベルト6上に残留したトナーを転写残トナーボックス65に収容する。二次転写された転写材Pのトナー像は、定着ローラ41と加圧ローラ42で形成される定着ニップにおいて、熱と圧力により定着される。その後、転写材Pは不図示の搬送ローラにより機外7に搬送される。
(一次転写電源)
本実施例では、低コスト化、装置の小型化のため、一次転写ブラシ5y、5m、5c、5kに電力供給を行う一次転写電源50が4つの画像形成ステーションで共通化されている。従って、各画像形成ステーションの一次転写ブラシ5y、5m、5c、5kには等しい値の一次転写電圧が印加される。その結果、図2(a)に示すようなフルカラー(多色)画像形成時の全画像形成ステーションが当接した状態では、各画像形成ステーションには略同等の値の電流が流れる。一方で、図2(b)に示すように、モノカラー(単色)画像形成時、即ち、本実施例ではブラック(k)の単色画像形成時、一次転写ブラシ5y、5m、5cを離間した状態の場合には、画像形成ステーションSy、Sm、Scに流れる電流経路は遮断される。このため、画像形成ステーションSy、Sm、Scには電流は流れず、当接状態のブラック画像形成ステーションSkのみに流れる。
図3(a)、(b)を参照して一次転写ブラシ5と当接離間装置70について説明する。
(一次転写ブラシ)
本実施例における画像形成装置100の一次転写部には一次転写ブラシ5が中間転写ベルト6を挟んで感光ドラム1の対向位置に配設している。本実施例の画像形成装置のブラシ状の転写部材である一次転写ブラシ5はブラシ繊維11が台座53の上に保持されている。一次転写ブラシ5の台座53は、中間転写ベルト6に当接する側の端面53aにブラシ繊維11を有する。他端53bは軸54にて装置基台であるフレーム55に揺動自在に固定されている。揺動アームである台座53のブラシ繊維11を有する面の裏側には、押圧バネ9が端部9aにて揺動アーム53に当接し、中間転写ベルト6方向に向かって押圧している。押圧バネ9の揺動アーム53に当接していない側の端部9bは、フレーム55に支持されている。又、揺動アーム53の軸54の近傍上部、中間転写ベルト6側には偏心カム21を有する。
一次転写ブラシ5は押圧バネ9の押圧力により中間転写ベルト6を押し上げ、中間転写ベルト6の外周面が感光ドラム1に400gfの当接圧で当接する(図3(a))。
更に、図2(a)〜(d)に示す様に、一次転写ブラシ5にはそれぞれ一次転写電源50が接続されている。一次転写電源50はバネ9を介し、ブラシ繊維11に給電を行う。ブラシ繊維11は、導電性繊維で構成され、導電性繊維としては、カーボン粉末を分散したナイロンやポリエステルなどを材料としたものが用いられる。本実施例においてはナイロンにカーボン粉末を分散させたタイプの導電繊維を用いる。単糸繊度としては2〜15dtexの範囲内のものを用いることが望ましい。本実施例においては、単糸繊度として7dtexのものを用いている。繊維の抵抗率ρfiberは、10〜108Ωcmの範囲内のものが転写効率を上げる上で好適である。本実施例においては106Ωcmのものを用いている。
(当接離間機構)
図3(a)、(b)は一次転写ブラシ5y、5m、5c、5kの当接離間機構70を示す拡大概略図である。各画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skで同様の構成のため、以下、添え字y、m、c、kは省略する。偏心カム21は不図示のクラッチが連結されている際には、二次転写対向ローラ62と同軸上に取り付けられた不図示のギアから伝達される駆動力によって図中矢印R6方向に回転する。本実施例における偏心カム21は、図3(a)に示す様に、短径21aと長径21bを有する偏心カム21である。短径21aの外径にあたる地点21a´の近傍が揺動アーム53側に向いている時は、偏心カム21の外径は揺動アーム53には接しない構造となっている。又、図3(b)に示す様に、長径21bの外径にあたる地点21b´が揺動アーム53側に向いている時は、偏心カムの外径21b´は揺動アーム53に接し、且つ揺動アーム53が押圧され、中間転写ベルト6に対して略平行となる。
偏心カム21の長径21b側の地点21b´が揺動アーム53側に向いている状態から、偏心カム21がR6方向に回転すると、揺動アーム53への偏心カム21の押圧が解除され、揺動アーム53は押圧バネ9の押圧力により揺動軸54を中心に図中矢印R7方向に回転する。この時、偏心カム21は偏心カム21の回転軸からの径の短径21a側が揺動アームである台座53に向かう様に回転する。揺動アーム53が回転すると、一次転写ブラシ5は押圧バネ9の押圧力により中間転写ベルト6を押し上げ、中間転写ベルト6の外周面が感光ドラム1に400gfの当接圧で当接する。この状態を以下、当接状態と呼ぶ。図3(a)は中間転写ベルト6を一次転写ブラシ5が押圧し、感光ドラム1に中間転写ベルト6が当接している当接状態を示す。
当接状態から更に偏心カム21が不図示のギアから伝送される駆動力によってR6方向に回転すると、偏心カム21の長径21b側の地点21b´が揺動アーム53側に向いている状態になる。このとき、図3(b)に示すように、偏心カム21の長径21bの外径に当たる地点21b´が揺動アーム53に接することにより、揺動アーム53が押し下げられる。そして、一次転写ブラシ5が中間転写ベルト6から離間するとともに、中間転写ベルト6が感光ドラム1から離間する。この状態を以下、離間状態と呼ぶ。図3(b)はこの離間状態を示す。本実施例における画像形成装置100においては、画像形成開始・終了時点では全ての画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skで、一次転写ブラシ5が離間する全離間状態となる。
(画像形成シーケンス)
本実施例における画像形成装置100は、図4(a)、(b)に示す、第1のモノカラー画像形成シーケンスと第2のモノカラー画像形成シーケンスを有する。第1のモノカラー画像形成シーケンスは従来と同様の単色画像形成を行うモノカラー画像形成シーケンスである。第2のモノカラー画像形成シーケンスは所定時間内に継続して行われたモノカラー画像形成枚数に応じて、実行されるモノカラー画像形成シーケンスであり、本実施例の画像形成装置特有の画像形成シーケンスである。本実施例においては、図5に示すフローチャートに従い、第1と第2のモノカラー画像形成シーケンスのうち、どちらが実行されるか決定される。図4(c)にフルカラー画像形成時のシーケンスを示す。フルカラー画像形成時のシーケンス(フルカラー画像形成シーケンス)に関しては後述する。ここで、モノカラー画像形成に関するブラックの感光ドラム1kを第1の像担持体とし、ブラックの一次転写ブラシ5kを第1の転写部材とする。さらに、フルカラー画像形成に関するイエロー、マゼンタ、シアンの感光ドラム1y、1m、1cを第2の像担持体とし、それぞれに対応する一次転写ブラシ5y、5m、5cを第2の転写部材とする。
先ず、以下に、第1と第2のモノカラー画像形成シーケンスについて説明する。
(第1のモノカラー画像形成シーケンス)
図4(a)に第1のモノカラー画像形成シーケンスの本実施例に係る部分のシーケンスチャートを示す。図1、図2(b)、図2(c)、図4(a)を参照して第1のモノカラー画像形成シーケンスについて説明する。図4(a)に示す、単色画像形成時の第1のモノカラー画像形成シーケンスは、従来例と同様の単色画像形成動作を行うシーケンスである。本実施例ではブラック(k)の単色画像形成を行うものとする。
図1に示す画像形成装置100が不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト情報機器からプリント信号を受け取ると、画像形成装置100はプリント動作を開始し、不図示の中間転写ベルト駆動モータの立ち上げを行う(ステップ1)。CPUは不図示のクラッチを連結することで、ブラック画像形成ステーションSkの偏心カム21kを回転させる。そして、図2(b)に示すように、第1の転写部材である一次転写ブラシ5kのみを中間転写ベルト6を介して第1の像担持体である感光ドラム1kと当接状態とする(ステップ2)。一次転写ブラシ5kを当接状態とした後、高圧電源である一次転写電源50の立ち上げを行う(ステップ3)。CPUは一次転写電源50を目標電流Imで定電流制御し、その際の一次転写電源50の発生電圧値Vaを所定時間の間記憶し、平均値Vpを算出する(ステップ4)。平均値Vpを算出後、Vpを画像形成用の転写電圧として印加し、感光ドラム1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面上に転写させる(ステップ5)。感光ドラム1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面へ転写し終えた後、画像形成用転写電圧Vpの印加を終了し、一次転写電源50の立ち下げを行う(ステップ6)。前記一次転写電源50の立ち下げ終了後、CPUは不図示のクラッチを連結することで偏心カム21kを回転させて、図2(c)に示すように、一次転写ブラシ5kを中間転写ベルト6に対して離間状態とする(ステップ7)。離間動作終了後、不図示の中間転写ベルト駆動モータの立ち下げを行う(ステップ8)。
(第2のモノカラー画像形成シーケンス)
図4(b)に第2のモノカラー画像形成シーケンスのシーケンスチャートを示す。図1、図2(b)、図2(c)、図4(b)を参照して第2のモノカラー画像形成シーケンスについて説明する。
画像形成装置100が、不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト情報機器からプリント信号を受け取ると、画像形成装置100はプリント動作を開始し、不図示の中間転写ベルト駆動モータの立ち上げを行う(ステップ1)。CPUは不図示のクラッチを連結することでブラック画像形成ステーションSkの偏心カム21kを回転させて、図2(b)に示すように、一次転写ブラシ5kのみを中間転写ベルト6を介して感光ドラム1kと当接状態とする(ステップ2)。一次転写ブラシ5kを当接状態とした後、一次転写電源50の立ち上げを行う(ステップ3)。CPUは一次転写電源50を目標電流Imで定電流制御し、その際の一次転写電源50の発生電圧値Vaを所定時間の間記憶し、平均値Vpを算出する(ステップ4)。平均値Vpを算出後、Vpを画像形成用の転写電圧として印加し、感光ドラム1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面上に転写させる(ステップ5)。感光ドラム1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面へ転写した終えた後、画像形成用転写電圧Vpの印加を終了し、一次転写電源50の立ち下げを行う(ステップ6)。一次転写電源50の立ち下げ終了後、非画像形成時となるこのときに画像形成用転写電圧Vpとは逆極性の電圧Vnの印加を開始する(ステップ7)。逆極性の電圧Vnを所定時間T1の間印加する(ステップ8)。逆極性の電圧Vnを所定時間T1の間印加後、一次転写電源50の立ち下げを行う(ステップ9)。逆極性の電圧Vnの立ち下げ終了後、CPUは不図示のクラッチを連結することで偏心カム21kを回転させて、図2(c)に示すように、一次転写ブラシ5kを離間状態とする(ステップ10)。離間動作終了後、不図示の中間転写ベルト駆動モータの立ち下げを行う(ステップ11)。
第1のモノカラー画像形成シーケンス(図4(a))と第2のモノカラー画像形成シーケンス(図4(b))での違いは、画像形成用転写電圧Vpとは逆極性の電圧Vnを印加するという点で異なる。
第1のモノカラー画像形成シーケンスでのみモノカラーの画像形成を繰り返すと、従来技術のところで述べたように、イオン電導性の中間転写体(中間転写ベルト6)では電界によって一次転写部材(一次転写ブラシ5)側にアニオンが移動し、析出してしまう。それによって、ブラック画像形成ステーションSkの一次転写ブラシ5kの抵抗が上がり、一次転写ブラシ5kに規定の電流を流しても抵抗差によって、画像不良が発生してしまう。しかし、本実施例に係る上記第2のモノカラー画像形成シーケンスでは、画像形成用転写電圧Vpとは逆極性の電圧Vnを印加することによって、電界によって一次転写ブラシ5k側に移動したアニオンを一次転写ブラシ5k側から感光ドラム1k側へと再度移させることが可能となる。
以上述べたように、所定時間内にモノカラー画像形成が継続して行われた場合、つまり連続して複数の転写材に画像形成を行うと、モノカラー画像形成時の画像形成用転写電圧Vpの印加時に転写電界により、アニオンがベルト裏面側に移動する。しかし、第2のモノカラー画像形成シーケンスを実行し、画像形成用転写電圧Vpとは逆極性の電圧Vnを印加することで、アニオンはベルト表面側に戻される。その結果、アニオンがベルト裏面側に析出することが抑制・防止され、ブラック画像形成ステーションの抵抗上昇が抑制・防止される。つまり、モノカラー画像形成である単色画像形成終了後に画像形成用転写電圧Vpとは逆極性の電圧Vnを対応する一次転写ブラシ5kに印加することによって、中間転写ベルト6のアニオンの析出を抑え、抵抗上昇を抑制・防止できる。ここで、単色画像形成終了後に画像形成用転写電圧Vpとは逆極性の電圧Vnを対応する一次転写ブラシ5kに印加することを調整モードとし、第2のモノカラー画像形成シーケンスを実行することで調整モードを実行することになる。
(フルカラー画像形成シーケンス)
図4(c)にフルカラー画像形成時のシーケンスチャートを示す。図1、図2(a)、図2(c)、図4(c)を参照してフルカラー画像形成シーケンスについて説明する。フルカラー画像形成シーケンスは従来と同様である。
画像形成装置100が、不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト情報機器からプリント信号を受け取ると、画像形成装置100はプリント動作を開始し、不図示の中間転写ベルト駆動モータの立ち上げ動作を行う(ステップ1)。CPUは不図示のクラッチを連結することでブラック画像形成ステーションSkの偏心カム21kを回転させる。そして、図2(b)に示すように、第1の転写部材である一次転写ブラシ5kのみを中間転写ベルト6を介して第1の像担持体である感光ドラム1kと当接状態とする(ステップ2)。一次転写ブラシ5kを当接状態とした後、一次転写電源50の立ち上げを行う(ステップ3)。CPUは一次転写電源50を目標電流Imで定電流制御し、その際の一次転写電源50の発生電圧値Vaを所定時間の間、記憶し、平均値Vpを算出する(ステップ4)。平均値Vpを算出後、CPUは一次転写電源50を立ち下げる(ステップ5)。CPUは不図示のクラッチを連結することでイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ステーションSy、Sm、Scの偏心カム21y、21m、21cを回転させる。そして、図2(a)に示すように、第2の転写部材である一次転写ブラシ5y、5m、5cの全てを中間転写ベルト6を介して第2の像担持体である感光ドラム1y、1m、1cと当接状態とする(ステップ6)。一次転写ブラシ5y、5m、5c、5kを当接状態とした後、一次転写電源50の立ち上げを行う(ステップ7)。一次転写電源50の立ち上げ後、Vpを画像形成用の転写電圧として印加し、各色の感光ドラム1y、1m、1c、1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面上に転写させる(ステップ8)。感光ドラム1y、1m、1c、1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面へ転写し終えた後、画像形成用転写電圧Vpの印加を終了し、一次転写電源50の立ち下げを行う(ステップ9)。一次転写電源50の立ち下げ終了後、CPUは不図示のクラッチを連結することで偏心カム21y、21m、21c、21kを回転させて、図2(c)に示すように、一次転写ブラシ5y、5m、5c、5kを全て離間状態とする(ステップ10)。一次転写ブラシ5y、5m、5c、5kの離間動作終了後、不図示の中間転写ベルト駆動モータを停止し、画像形成を終了する(ステップ11)。
図6(a)、(b)は従来例と本実施例に対して、交互にモノカラー画像形成モードとフルカラー画像形成モードで画像形成耐久を行った。この際の画像形成枚数とステーションSkの抵抗値Rkの耐久推移と、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値の平均値Rymcと、その差分ΔR=Rk−Rymcの耐久推移とを表している。
耐久の当初はモノカラー画像形成モードで画像形成を行い、それ以降のモノカラー画像形成モードとフルカラー画像形成モードの切り替えは10K枚毎に交互に行った。切換え時には20分間の休止状態とした。抵抗値の算出は耐久当初と各画像形成モードの切り替え直後に行った。
ここで、画像形成ステーションSkにおける抵抗値Rkは発生電圧Vpを用いて、次の式より算出した。
Rk=Vp/Im
ここで、Imはモノカラー画像形成シーケンスのステップ4における目標電流である。
また、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値の平均値Rymcは次式により算出した。
Rymc=3Vp/(If―Im)
ここで、Imはフルカラー画像形成シーケンスのステップ4における目標電流であり、Ifはフルカラー画像形成シーケンスのステップ8の際の全画像形成ステーションSy、Sm、Sc、Skに流れる転写電流の総和である。
耐久は実際のユーザーによる実使用を想定して、本体寿命である60Kまで2枚の画像形成を行った後に5秒の間休止する2枚間欠動作で行った。モノカラー画像形成時、フルカラー画像形成時ともに、目標電流Imは10μAで行った。図5のフローチャートにおける所定時間Mとしては3分を、所定枚数Aとしては10枚を採用した。また、画像形成用転写電圧Vpとは逆極性の電圧Vnとしては−1000Vを採用した。また、Vnの印加時間T1としては1000msを採用した。
以上の各値は耐久試験を事前に行い、差分ΔR=Rk−Rymcが小さくなるように決定した値である。
ここに、図5を参照して、本発明に依ったモノカラー画像形成シーケンスについて説明する。
上記設定の場合、図5のフローチャートに従い、耐久当初の9枚目までは第1のモノカラー画像形成シーケンスが実行される。その後の10枚目以降は第2のモノカラー画像形成シーケンスが実行される。
つまり、図5のフローチャートにおいて、モノカラー画像形成がスタートすると(S1)、画像形成枚数が、本例の場合、3分以内のモノカラー画像形成モードでの画像形成枚数gが、10枚(所定枚数)以上かどうか判断される(S2)。10枚未満の場合は、即ち、S1でNOの場合は、第1のモノカラー画像形成シーケンスが実行され、図4(a)のステップ1〜ステップ5が実施される(S3)。図4(a)のステップ6でVpが立ち下げられ、図4(a)のステップ7のブラック画像形成ステーションにて一次転写ブラシ5kが離間される。その後、図4(a)のステップ8の中間転写ベルト駆動停止が行われる。そしてモノカラー画像形成が終了する(S5)。
モノカラー画像形成モードでの画像形成枚数が10枚以上の場合は、即ち、S2でYESの場合は、第2のモノカラー画像形成シーケンスに切り替わり(S4)、図4(b)のステップ1〜5が実施される。図4(b)のステップ6、7、8にて、画像形成用転写電圧Vpとは逆極性の電圧Vnが印加され、図4(b)のステップ9のVn立ち下げが行われる。その後、図4(b)のステップ10の一次転写ブラシ5kの離間、図4(b)のステップ11の中間転写ベルト駆動停止が行われる。そして、モノカラー画像形成が終了する(S5)。
また、フルカラー画像形成モードからモノカラー画像形成モードへの切り換え後の10枚までは第1のモノカラー画像形成シーケンスが実行され、それ以降は第2のモノカラー画像形成シーケンスが実行される。
図6(a)、(b)が示すように、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcは従来例、本実施例ともに耐久初期が30MΩであったのに対し、60K耐久終了後は37MΩであり、耐久により7MΩ、抵抗上昇した。モノカラー画像形成時は抵抗上昇せずに、フルカラー画像形成時のみ抵抗上昇した。これはモノカラー画像形成時には画像形成ステーションSy、Sm、Scの一次転写ブラシ5y、5m、5cは中間転写ベルト6と離間しているため、一次転写ブラシ5y、5m、5cの表面にイオン導電剤のアニオン成分が付着しないためと思われる。図6(a)に示す従来例では、画像形成ステーションSkの抵抗値Rkは、初期値30MΩに対し、60K枚耐久終了後は51MΩであり、耐久により21MΩ、抵抗上昇した。
一方で図6(b)に示す本実施例では、初期値30MΩに対し、60K枚耐久終了後は42MΩであり、耐久による抵抗上昇は12MΩに抑えられた。これは、本実施例においては3分以内にモノカラー画像形成が10枚以上行われた場合に、第2のモノカラー画像形成シーケンスを実行することで、抵抗値が抑えられたためである。つまり、モノカラー画像形成時の画像形成用転写電圧Vpの印加時に、転写電界によりイオン導電剤のアニオン成分がベルト裏面側に移動する。しかし、画像形成用転写電圧Vpとは逆極性の電圧Vnを1000msの間印加することで、イオン導電剤のアニオン成分はベルト表面側に戻される。その結果、アニオンがベルト裏面側に析出することが抑制されたためと思われる。その結果、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcと画像形成ステーションSkとの抵抗差ΔR=Rk−Rymcは従来例においては14MΩであったのに対し、本実施例においては5MΩであり、抵抗値差ΔRに関しても従来例に対し本実施例で大幅に抑制された。
Figure 0006116394
表1は上記60K枚耐久終了後の従来例の画像形成装置と本実施例の画像形成装置を用いて、フルカラー画像形成モードで画像形成を行った際の画像評価結果である。画像評価は許容限界以上の画像不良(強抜け、弱抜け)が発生した場合にはC、許容限界内の画像不良(強抜け、弱抜け)の場合にはB、画像不良(強抜け、弱抜け)が発生しない場合にはAとしてランク付けを行った。画像形成時には100〜500Vの範囲で100V刻みの定電圧値を印加した。表1に示されているように、従来例の画像形成装置を用いた場合、画像形成ステーションSy、Sm、Scにおいては一次転写電圧として300Vが画像不良が発生しない最適値であった。一方で、画像形成ステーションSkにおいては一次転写電圧として400Vが最適値であった。これは、従来例においては画像形成ステーションSkの抵抗値Rkが上昇した分、転写電界が画像形成ステーションSkにおいて弱まるためと思われる。
従って、従来例ではどの一次転写電圧を選択しても画像形成ステーションSy、Sm、Scもしくは画像形成ステーションSkのいずれかで画像不良が発生した。一方で、本実施例においては、画像形成ステーションSy、Sm、Scにおいても、画像形成ステーションSkにおいても一次転写電圧として300Vが最適値であり、弱抜け、強抜けともに画像不良は発生しなかった。
図7(a)は従来例の画像形成ステーションSkと画像形成ステーションSy、Sm、Scにおける電圧と電流の関係と画像不良発生範囲を示したものである。一方で図7(b)は本実施例のものである。
図7(a)に示すように、従来例においては画像形成ステーションSkにおいても、画像形成ステーションSy、Sm、Scにおいても電流値が7〜9μAの範囲で画像不良が発生せずに、9μAを超えた値では強抜けが発生し、7μA未満では弱抜けが発生した。図7(b)に示す実施例1においても同様であった。すなわち、画像不良の発生の有無は電流値で決まることが判明した。
この電流値の観点からみると、従来例では、耐久後の画像形成ステーションSkと画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗が大きく異なるために、共通の一次転写電圧を印加すると電流値が大きく異なってしまうために、いずれかの画像不良が発生してしまう。一方で本実施例では、耐久後の画像形成ステーションSkと画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値に大差がないために、共通の一次転写電圧を印加した場合にも電流値に大差が無い。従って、適切な電流値が流れるように設定をすれば、いずれの画像不良の発生を抑制・防止することが出来る。
次に電圧値の観点からみると、従来例の耐久後の画像形成ステーションSkにおいては、図7(a)の電圧範囲SV2において、画像不良が発生しなかった。また、耐久後の画像形成ステーションSy、Sm、Scにおいては、図7(a)の電圧範囲SV1において、画像不良が発生しなかった。しかしながら、図7(a)の電圧範囲SV1と電圧範囲SV2が重複する電圧範囲は無いため、耐久後の画像形成ステーションSkと画像形成ステーションSy、Sm、Scでともに画像不良が発生しない電圧領域は無かった。一方で、本実施例の耐久後の画像形成ステーションSkと画像形成ステーションSy、Sm、Scにおいては、図7(b)の電圧範囲SV11と電圧範囲SV12の重複電圧範囲SV13において、画像不良が発生しなかった。
以上述べたように、本実施例によれば、画像形成ステーションSkにおける抵抗上昇を抑制することで、画像形成ステーションSy、Sm、Scと画像形成ステーションSk間の抵抗上昇差を抑制することが出来る。その結果、上記電圧範囲SV13に転写電圧値を設定することで画像形成ステーション間の抵抗上昇差によって生じる画像不良(弱抜け、強抜け)の発生を抑制・防止することが出来る。
つまり、所定の枚数の転写材の画像形成後に調整モードを含んだ第2のモノカラー画像形成シーケンスが実行可能な本実施例において、画像形成ステーション間の抵抗上昇差を抑制する事が出来、画像不良の発生を抑制・防止することができる。
実施例2
本実施例の画像形成装置は実施例1の第2のモノカラー画像形成シーケンスの代わりに第3のモノカラー画像形成シーケンスを実行する点のみ異なり、その他に関しては実施例1の画像形成装置と同様のため、同様部分の記載は省略する。
(第3のモノカラー画像形成シーケンス)
図8(a)に第3のモノカラー画像形成シーケンスの本実施例に係る部分のシーケンスチャートを示す。
画像形成装置100が、不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト情報機器からプリント信号を受け取ると、画像形成装置100はプリント動作を開始し、不図示の中間転写ベルト駆動モータの立ち上げを行う(ステップ1)。CPUは不図示のクラッチを連結することでブラック画像形成ステーションSkの偏心カム21kを回転させて、図2(b)に示すように、一次転写ブラシ5kのみを中間転写ベルト6を介して感光ドラム1kと当接状態とする(ステップ2)。一次転写ブラシ5kを当接状態とした後、一次転写電源50の立ち上げを行う(ステップ3)。CPUは一次転写電源50を目標電流Imで定電流制御し、その際の一次転写電源50の発生電圧値Vaを所定時間の間記憶し、平均値Vpを算出する。(ステップ4)。平均値Vpを算出後、Vpを画像形成用の転写電圧として印加し、感光ドラム1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面上に転写させる(ステップ5)。感光ドラム1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面へ転写し終えた後、画像形成用転写電圧Vpの印加を終了し、一次転写電源50の立ち下げを行う(ステップ6)。一次転写電源50の立ち下げ終了後、CPUは不図示のクラッチを連結することで偏心カム21kを回転させて、図2(d)に示すように、一次転写ブラシ5kを中間転写ベルト6から離間状態とする。同時に、不図示のクラッチを連結することでイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ステーションSy、Sm、Scの偏心カム21y、21m、21cを回転させて、一次転写ブラシ5y、5m、5cを中間転写ベルト6を介して感光ドラム1y、1m、1cと当接状態とする(ステップ7)。当接状態とした後、一次転写電源50を立ち上げる(ステップ8)。一次転写電源50の立ち上げ後、画像形成用転写電圧Vpと同極性の電圧Vqを所定時間T2の間印加する(ステップ9)。画像形成用転写電圧Vpと同極性の電圧Vqの印加終了後、一次転写電源50の立ち下げを行う(ステップ10)。一次転写電源50の立ち下げ終了後、CPUは不図示のクラッチを連結することで偏心カム21y、21m、21cを回転させて、図2(c)に示すように、一次転写ブラシ5y、5m、5cを中間転写ベルト6から離間状態とする(ステップ11)。離間動作終了後、不図示の中間転写ベルト駆動モータの立ち下げを行う(ステップ12)。
以上述べたように、所定時間内にモノカラー画像形成が所定枚以上行われた場合に、第3のモノカラー画像形成シーケンスを実行することで、画像形成ステーションSkだけでなく、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗を上昇させる。このことで、画像形成ステーションSkの抵抗と画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値差ΔRを抑制することが可能となる。
これは、第3のモノカラー画像形成シーケンスのステップ9において画像形成ステーションSy、Sm、Scのみに一次転写電流が流れ、画像形成ステーションSkには電流が流れないためである。
図8(b)は実施例1の画像形成耐久と同様に、本実施例に対して、交互にモノカラー画像形成モードとフルカラー画像形成モードで画像形成耐久を行った際の画像形成ステーションSkの抵抗値Rkの耐久推移と、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値の平均値Rymcの耐久推移と、その抵抗値差分ΔR=Rk−Rymcの耐久推移とを表している。
本実施例における電圧Vqとしては800Vを採用した。また、所定時間T2としては1000msを採用した。上記値は下記の耐久試験を事前に行い、抵抗値差分ΔRが小さくなるように決定した値である。
図8(b)が示すように、本実施例では従来例と同様に画像形成ステーションSkの抵抗値Rkは、初期値30MΩに対し、60K枚耐久終了後は51MΩであり、耐久により21MΩ抵抗上昇した。画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcは従来例ではモノカラー画像形成時に上昇せずに、フルカラー画像形成時のみ抵抗上昇し、耐久初期が30MΩであったのに対し、60K耐久終了後は37MΩであり、耐久により7MΩ、抵抗上昇した(図6(a))。一方で、本実施例の場合にはフルカラー画像形成時のみでなく、モノカラー画像形成時にも抵抗上昇し、耐久初期が30MΩであったのに対し、60K耐久終了後は45MΩであり、耐久により15MΩ抵抗上昇した。
これは本実施例においては、モノカラー画像形成時にも第3のモノカラー画像形成シーケンスを実行することで、画像形成ステーションSy、Sm、Scの一次転写ブラシ5y、5m、5cが当接した状態で、一次転写電圧が印加されるため画像形成ステーションSkと同様に、一次転写部材の表面にイオン導電剤のアニオン成分が付着し、抵抗上昇するためと思われる。
以上の結果が示すように、本実施例においては画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcも画像形成ステーションSkの抵抗Rkと同様に抵抗上昇した。その結果、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcと画像形成ステーションSkとの抵抗値差ΔRは従来例においては14MΩであったのに対し、本実施例においては6MΩであり、従来例に対し、本実施例で大幅に抑制された。
Figure 0006116394
表2は実施例1における画像評価と同様の画像評価結果である。表1に示されているように、従来例の画像形成装置においては、いずれの転写電圧Vpであっても強抜け、弱抜けのうちいずれかの画像不良が発生したのに対し、表2に示すように本実施例においては転写電圧Vpが400Vの時に強抜け、弱抜けのいずれの画像不良も発生しなかった。これは、本実施例における画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcが画像形成ステーションSkの抵抗値Rkと同様に抵抗上昇したことで、画像形成ステーションSy、Sm、Scの転写電界も画像形成ステーションSkの転写電界と同様に弱まったためと思われる。
以上述べたように、本実施例によれば、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値を画像形成ステーションSkの抵抗と同様に上昇させることで、画像形成ステーションSy、Sm、Scと画像形成ステーションSk間の抵抗上昇差を抑制し、画像形成ステーション間の抵抗上昇差によって生じる画像不良(弱抜け、強抜け)の発生を抑制・防止することが出来る。
実施例3
本実施例の画像形成装置は実施例1、2のモノカラー画像形成シーケンスの代わりに第4のモノカラー画像形成シーケンスを実行する点のみ異なり、その他に関しては実施例1、2の画像形成装置と同様のため、同様の部分の記載は省略する。
(第4のモノカラー画像形成シーケンス)
図9(a)に第4のモノカラー画像形成シーケンスの本実施例に係る部分のシーケンスチャートを示す。
画像形成装置100が、不図示のパーソナルコンピュータ等のホスト情報機器からプリント信号を受け取ると、画像形成装置100はプリント動作を開始し、不図示の中間転写ベルト駆動モータの立ち上げを行う(ステップ1)。CPUは不図示のクラッチを連結することでブラック画像形成ステーションSkの偏心カム21kを回転させて、図2(b)に示すように、一次転写ブラシ5kのみを中間転写ベルト6を介して感光ドラム1kと当接状態とする(ステップ2)。一次転写ブラシ5kを当接状態とした後、一次転写電源50の立ち上げを行う(ステップ3)。CPUは一次転写電源50を目標電流Imで定電流制御し、その際の一次転写電源50の発生電圧値Vaを所定時間の間記憶し、平均値Vpを算出する(ステップ4)。平均値Vpを算出後、Vpを画像形成用の転写電圧として印加し、感光ドラム1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面上に転写させる(ステップ5)。感光ドラム1k上のトナー像を中間転写ベルト6の外周面へ転写し終えた後、画像形成用転写電圧Vpの印加を終了し、一次転写電源50の立ち下げを行う(ステップ6)。一次転写電源50の立ち下げ終了後、CPUは図2(a)に示すように、不図示のクラッチを連結することでイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ステーションSy、Sm、Scの偏心カム21y、21m、21cを回転させて、一次転写ブラシ5y、5m、5c、及び5kを全て中間転写ベルト6を介して感光ドラム1y、1m、1c、1kと当接状態とする(ステップ7)。当接状態とした後、一次転写電源50を立ち上げる(ステップ8)。一次転写電源50の立ち上げ後、画像形成ステーションSkにおいて、露光装置3kの強制発光を行い、感光ドラム1kの電位を落とすと同時に画像形成用転写電圧Vpと同極性の電圧Vqを所定時間T2の間印加する(ステップ9)。画像形成用転写電圧Vpと同極性の電圧Vqの印加終了後、一次転写電源50の立ち下げを行う(ステップ10)。一次転写電源50の立ち下げ終了後、CPUは不図示のクラッチを連結することで偏心カム21y、21m、21c、21kを回転させて、図2(c)に示すように、一次転写ブラシ5y、5m、5c、5kを中間転写ベルト6から離間状態とする(ステップ11)。離間動作終了後、不図示の中間転写ベルト駆動モータの立ち下げを行う(ステップ12)。
以上述べたように、所定時間内にモノカラー画像形成が所定枚数以上行われた場合に、第4のモノカラー画像形成シーケンスを実行することで、画像形成ステーションSkだけでなく、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗を上昇させることで、画像形成ステーションSkの抵抗と画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値差ΔRを抑制することが可能となる。
ステップ9においては画像形成ステーションSy、Sm、Scに一次転写電流が流れる一方で、画像形成ステーションSkにはほとんど一次転写電流が流れない。これはステップ9において、感光ドラム1kの表面電位が露光装置3kによる強制発光により落とされ、電圧Vqとのコントラストが放電閾値以下より、小さくなるためである。その結果、ステップ9のシーケンスにより、画像形成ステーションSkの抵抗Rkはほとんど上昇せずに、画像形成ステーションSy、Sm、Scにおいてイオン導電剤のアニオン成分が一次転写ブラシ5y、5m、5cに付着するため、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗が上昇する。
以上述べたように、画像形成ステーションSkの抵抗と画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値差ΔRを抑制することが可能となる。
図9(b)は実施例1、2の画像形成耐久と同様に本実施例に対して、交互にモノカラー画像形成モードとフルカラー画像形成モードで画像形成耐久を行った際の画像形成ステーションSkの抵抗値Rkの耐久推移と、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値の平均値Rymcの耐久推移と、その抵抗値差分ΔR=Rk−Rymcの耐久推移とを表している。
本実施例における電圧Vqとしては800Vを採用した。また、所定時間T2としては1000msを採用した。上記値は下記の耐久試験を事前に行い、抵抗値差分ΔRが小さくなるように決定した値である。
図9(b)が示すように、本実施例では、ブラック画像形成ステーションSkの抵抗値Rkは初期値30MΩに対し、60K枚耐久終了後は52MΩであり、耐久により22MΩ抵抗上昇した。一方で、他の画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcは初期値30MΩであったのに対し、60K耐久終了後は37MΩであり、耐久により7MΩのみ抵抗上昇したのに対し、本実施例では初期値30MΩに対し、60K耐久終了後は45MΩであり、耐久により15MΩ、抵抗上昇した。これは本実施例においては、3分以内にモノカラー画像形成が10枚以上行われた場合に、第4のモノカラー画像形成シーケンスを実行することで、実施例2と同様に画像形成ステーションSy、Sm、Scの一次転写ブラシ5y、5m、5cが当接した状態で、一次転写電圧が印加されるため、画像形成ステーションSkと同様に、一次転写部材の表面にイオン導電剤のアニオン成分が付着し、抵抗上昇するためと思われる。
以上の結果が示すように、本実施例においても、実施例2と同様に画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcも画像形成ステーションSkの抵抗Rkと同様に抵抗上昇した。その結果、画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcと画像形成ステーションSkとの抵抗値差ΔRは従来例においては14MΩであったのに対し、本実施例においては7MΩであり、従来例に対し、本実施例で大幅に抑制された。
Figure 0006116394
表3は実施例1、2の項に記載した画像評価と同様の画像評価結果である。表1に示されるように、従来例の画像形成装置においては、いずれの転写電圧であっても強抜け、弱抜けのうちいずれかの画像不良が発生したのに対し、表3に示すように本実施例においては実施例2と同様に転写電圧Vが400Vの時に強抜け、弱抜けのいずれの画像不良も発生しなかった。これは、実施例2と同様に本実施例における画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗の平均値Rymcが画像形成ステーションSkの抵抗値Rkと同様に抵抗上昇したことで、画像形成ステーションSy、Sm、Scの転写電界も画像形成ステーションSkの転写電界と同様に弱まったためと思われる。
以上述べたように、本実施例によっても、実施例2と同様に画像形成ステーションSy、Sm、Scの抵抗値を画像形成ステーションSkの抵抗と同様に上昇させることで、画像形成ステーションSy、Sm、Scと画像形成ステーションSk間の抵抗上昇差を抑制し、画像形成ステーション間の抵抗上昇差によって生じる画像不良(弱抜け、強抜け)の発生を抑制・防止することが出来る。
尚、本実施例において、ステップ9で、画像形成用転写電圧Vpと同極性の電圧Vqを印加したが、電圧Vqは逆極性であっても良い。それぞれの画像形成ステーションの抵抗を下降させることで、抵抗上昇差を抑制するという効果が同様に得られるからである。
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電ローラ(帯電手段)
5 一次転写ブラシ(転写部材)
50 一次転写電源(高圧電源)

Claims (7)

  1. トナー像を担持する第1の像担持体と、
    トナー像を担持する第2の像担持体と、
    導電性を備える転写ベルトと、
    前記転写ベルトを介して前記第1の像担持体に対応して配置される第1の転写部材と、
    前記転写ベルトを介して前記第2の像担持体に対応して配置される第2の転写部材と、
    前記第1の転写部材と前記第2の転写部材とに電圧を印加する高圧電源と、
    を有する画像形成装置において、
    前記第1の転写部材が前記転写ベルトに当接し前記第2の転写部材が前記転写ベルトから離間した状態で連続して複数の転写材に画像形成を行う場合、画像形成時に前記第1の転写部材に前記高圧電源から所定の極性を印加し、画像形成後に前記第2の転写部材を前記転写ベルトから離間した状態で前記第1の転写部材に前記高圧電源から前記所定の極性と逆極性の電圧を印加する調整モードを実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像を担持する第1の像担持体と、
    トナー像を担持する第2の像担持体と、
    導電性を備える転写ベルトと、
    前記転写ベルトを介して前記第1の像担持体に対応して配置される第1の転写部材と、
    前記転写ベルトを介して前記第2の像担持体に対応して配置される第2の転写部材と、
    前記第1の転写部材と前記第2の転写部材とに電圧を印加する高圧電源と、
    を有する画像形成装置において、
    前記第1の転写部材が前記転写ベルトに当接し前記第2の転写部材が前記転写ベルトから離間した状態で連続して複数の転写材に画像形成を行う場合、画像形成時に前記第1の転写部材に前記高圧電源から所定の極性を印加し、画像形成後に前記第1の転写部材を前記転写ベルトから離間させ前記第2の転写部材を前記転写ベルトに当接させた状態で前記第2の転写部材に前記高圧電源から前記所定の極性と同極性の電圧を印加する調整モードを実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  3. トナー像を担持する第1の像担持体と、
    前記第1の像担持体を露光する露光手段と、
    トナー像を担持する第2の像担持体と、
    導電性を備える転写ベルトと、
    前記転写ベルトを介して前記第1の像担持体に対応して配置される第1の転写部材と、
    前記転写ベルトを介して前記第2の像担持体に対応して配置される第2の転写部材と、
    前記第1の転写部材と前記第2の転写部材とに電圧を印加する高圧電源と、
    を有する画像形成装置において、
    前記第1の転写部材が前記転写ベルトに当接し前記第2の転写部材が前記転写ベルトから離間した状態で連続して複数の転写材に画像形成を行う場合、画像形成時に前記第1の転写部材に前記高圧電源から所定の極性を印加し、画像形成後に前記第1の転写部材への前記高圧電源からの所定の極性の印加を終了し、次いで前記第1の像担持体と前記第2の像担持体と前記第1の転写部材と前記第2の転写部材を前記転写ベルトを介して当接させた状態で、前記第1の転写部材と前記第2の転写部材に前記高圧電源から前記所定の極性と同極性の電圧を印加し、同時に前記第1の像担持体と前記露光手段により露光する調整モードを実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  4. トナー像を担持する第1の像担持体と、
    前記第1の像担持体を露光する露光手段と、
    トナー像を担持する第2の像担持体と、
    導電性を備える転写ベルトと、
    前記転写ベルトを介して前記第1の像担持体に対応して配置される第1の転写部材と、
    前記転写ベルトと介して前記第2の像担持体に対応して配置される第2の転写部材と、
    前記第1の転写部材と前記第2の転写部材とに電圧を印加する高圧電源と、
    を有する画像形成装置において、
    前記第1の転写部材が前記転写ベルトに当接し前記第2の転写部材が前記転写ベルトから離間した状態で連続して複数の転写材に画像形成を行う場合、画像形成時に前記第1の転写部材に前記高圧電源から所定の極性を印加し、画像形成後に前記第1の転写部材への前記高圧電源からの所定の極性の印加を終了し、次いで前記第1の像担持体と前記第2の像担持体と前記第1の転写部材と前記第2の転写部材を前記転写ベルトを介して当接させた状態で、前記第1の転写部材と前記第2の転写部材に前記高圧電源から前記所定の極性と逆極性の電圧を印加し、同時に前記第1の像担持体と前記露光手段により露光する調整モードを実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記調整モードは、連続する複数の転写材の枚数が所定枚数以上の場合に実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  6. 前記転写ベルトは、表層がアクリルコート層であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の転写部材、前記第2の転写部材はそれぞれが複数のブラシ繊維を備えるブラシ状の転写部材であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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