JP6116392B2 - 走行車両の駆動装置 - Google Patents
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Description
そして、このようなベルト式無段変速機構を搭載した駆動装置をモータジェネレータでも駆動できるようにしたハイブリッドシステムとして、特許文献2に開示されているものがある。
この特許文献3の技術は、エンジンと、無伝達状態を設定可能な変速機と、該エンジンと変速機との間に設けられてモータ(モータジェネレータ)を含む駆動ユニットとを備え、上記エンジン及びモータの少なくとも一方の動力が変速機を介して変速機の出力部材を経由して車輪に伝達される走行車両の駆動装置であって、上記駆動ユニットは、上記エンジンに連絡される入力軸と、上記変速機に連絡される出力軸と、上記入力軸と出力軸とを係脱自在に連結すると共に、上記モータと連結されたコーストクラッチと、上記コーストクラッチと並列に設けられ、上記入力軸の回転は該出力軸に伝達する一方、該出力軸の回転は入力軸には伝達しないワンウェイクラッチと、上記出力軸に駆動されて上記コーストクラッチの係脱を制御する油圧を発生する油圧ポンプとを備え、上記コーストクラッチは、上記油圧ポンプの油圧不発生時に締結状態とされている(特許請求の範囲)。
前記特許文献3の技術においては、油圧コーストクラッチの径外側にモータを設けているので、モータが大型になるとともに、油圧コーストクラッチに精度の高い制御が必要になり、コスト高を招いている。
を提供することを目的とする。
本発明は、エンジン及びモータジェネレータを備えかつ遠心クラッチを装備しながらも、エンジンのクランキング、エンジンブレーキの作動を可能にできるようにした走行車両の駆動装置を提供することを目的とする。
第1に、エンジンEの推進軸3を遠心クラッチ4の入力部材4Aに連結し、遠心クラッチ4の出力部材4Bを変速機構5のドライブ軸6に走行駆動力伝達可能に連結した走行車両の駆動装置であって、前記変速機構5のドライブ部材7と遠心クラッチ4の出力部材4Bとの間のドライブ軸6上にモータジェネレータ8のロータ9を連結し、エンジンEの推進軸3と変速機構5のドライブ軸6との間に前記遠心クラッチ4が切り状態のときに動力伝達を可能にする電磁クラッチ12を設け、前記遠心クラッチ4の入力部材4Aは、推進軸3に嵌合する嵌合部分と、推進軸3の回転により出力部材4Bに当接するクラッチ板21とを有し、入力部材4Aのクラッチ板21と電磁クラッチ12とを推進軸3の延設方向に並べて配置し、入力部材4Aの前記嵌合部分と出力部材4Bとの間に電磁クラッチ12を設け、出力部材4Bを変速機構5のドライブ軸6と連結したことを特徴とする。
第3に、前記電磁クラッチ12は、エンジンEの始動時、車両制動時、車両減速時又はバッテリ満充電時にオンして、変速機構5のドライブ軸6から推進軸3へ動力を伝達可能であることを特徴とする。
即ち、本発明は、変速機構5のドライブ部材7と遠心クラッチ4の出力部材4Bとの間のドライブ軸6上にモータジェネレータ8のロータ9を連結し、コンパクトな配置構造でハイブリッド機能を発揮できる上に、エンジンEの推進軸3と変速機構5のドライブ軸6との間に前記遠心クラッチ4が切り状態のときに動力伝達を可能にする電磁クラッチ12を設けているので、エンジンEのクランキング、エンジンブレーキの作動を可能にできる。
また、電磁クラッチ12は、エンジンEの始動時、車両制動時、車両減速時又はバッテリ満充電時にオンして、変速機構5のドライブ軸6から推進軸3へ動力を伝達可能にしているので、電磁クラッチ12をオンして、モータジェネレータ8でエンジンEを始動でき、モータジェネレータ8で発電しながら又はモータジェネレータ8の作動を停止しながら、エンジンEにブレーキ作用をさせることができる。
図1、2において、4輪駆動型作業車の荷台の下部に搭載される原動部として適用可能な走行車両の駆動装置1を例示している。
この走行車両の駆動装置1は、エンジンE及びモータジェネレータ8の動力を変速機構5を介してトランスミッションTへ伝達する動力伝達装置になっている。変速機構5はベルト式の無段変速機構(CVT)である。
機構5の変速ケース19の入力側を固定している。
エンジンEは例えば、OHC形式の単気筒空冷エンジンであり、推進軸3にギヤ16が設けられ、オイルポンプ20の入力ギヤ17と噛合しており、推進軸3はオイルポンプ20内を貫通している。エンジンEのクランク軸にはダンパを連結してもよく、その場合はダンパの出力軸が推進軸3となる。
遠心クラッチ4は推進軸3の回転動力を一方向には自動に伝達するが、逆方向からのトルクは伝達しない動力一方向自動伝達式の湿式クラッチであり、推進軸3が一定回転数以上になったときにクラッチ入りとなり、推進軸3の回転数に応じて高まる遠心力に基づいて推進軸3の回転駆動力を下流側に伝達する。
前記遠心クラッチ4の入力部材4Aの軸嵌合部分とこれを覆う出力部材4Bとの間には、伝達動力断接用の電磁クラッチ12が設けられている。この電磁クラッチ12は、遠心クラッチ4が切り状態で、エンジンEの始動時、車両制動時又は車両減速時にオンして、変速機構5のドライブ軸6から推進軸3へ動力を伝達可能にしている。
前記ロータ軸部6Aは、出力部材4B及び/又はドライブ軸6と別個に形成してスプライン等で嵌合連結することも可能であるが、鍛造等で一体成形する方が、強度もコストも有利になる。
このモータジェネレータ8はロータ9に永久磁石を固定した同期モータ(PTST)、例えば、永久磁石埋込式集中巻同期モータ(IPTモータ)が用いられており、バッテリBからコイルを集中巻したステータ10への通電によって、永久磁石を埋め込んだロータ9が駆動されてモータとして機能する。
モータジェネレータ8は、エンジンEの回転時にロータ9が正駆動(トルク伝達正方向)されることにより、又は、制動時等に変速機構5からの逆駆動(トルク伝達逆方向)によってロータ9が駆動され、ステータ10から電力を取り出すジェネレータとして機能し、電力、回生エネルギを取り出し、バッテリBを充電する。
ドライブ軸6はロータ軸部6Aと反対側の端部に端軸36が嵌合固定され、この端軸36がモータケース8a及び変速ケース19に固定された支持部材37に軸受38を介して
支持されている。
ドリブン軸33はトランスミッションTの入力軸と一体成形又は別個に形成して連結しており、ドリブン軸33上のドリブンプーリ34は軸先端側が軸方向摺動可能であり、トランスミッションT側は軸方向不動になっている。
走行車両の走行車両運転状況に応じて、制御手段11がエンジンEの始動・停止、アイドリング及び回転数、モータジェネレータ8のモータモードの始動・停止及び回転数、モータジェネレータ8のジェネレータモードの始動・停止及び回転数(回生動作、回生信号)、バッテリBの充電状態(SOC)等を検出し、電磁クラッチ12を自動でオン・オフ作動させてエンジンブレーキと回生ブレーキとの切換を行う。
走行車両をモータ始動及びモータ走行する場合、停車状態からモータジェネレータ8のモータ作動のみで始動(始動EV)し、走行(走行EV)を行う。このとき、エンジンEは停止したままであり、遠心クラッチ4は切り状態であり、モータジェネレータ8から変速機構5(CVT)へトルク伝達は正方向に行なわれる。
そのエンジンEの始動後は、電磁クラッチ12をオフにしエンジンEの回転を高めて、略2000回転になると遠心クラッチ4が入り始め、回転が上昇するにつれてクラッチ滑りが減少し、略3000回転になるまで急激にトルクが上昇し、略3000回転で遠心クラッチ4が結合して変速機構5へエンジンパワーを供給する。
前記エンジンEの始動後に又は走行中に、モータジェネレータ8のモータ作動を停止すると、エンジンパワーのみで走行(走行E)することになる。また、逆に、エンジンEの高速回転中にモータジェネレータ8をジェネレータ作動に切り換えると、発電によりバッテリBへの充電を行うことができる。
し、エンジンEの燃料消費を抑制する。
前記駆動装置1は、エンジンEの駆動力の伝達を従来から存在する安価な遠心クラッチ4を利用して行い、変速機構5からの走行車両の慣性エネルギの回収及びエンジンブレーキの作動は電磁クラッチ12を利用して行うことができ、また、この電磁クラッチ12を利用してモータジェネレータ8でエンジンEのクランキングも行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、部材、構成を種々変形したり、組み合わせを変更したりすることもできる。
3 推進軸
4 遠心クラッチ
4A 入力部材
4B 出力部材
5 ベルト式変速機構
6 ドライブ軸
6A ロータ軸部
7 ドライブ部材(ドライブプーリ)
8 モータジェネレータ
9 ロータ
10 ステータ
11 制御手段
12 電磁クラッチ
B バッテリ
E エンジン
T トランスミッション
Claims (3)
- エンジン(E)の推進軸(3)を遠心クラッチ(4)の入力部材(4A)に連結し、遠心クラッチ(4)の出力部材(4B)を変速機構(5)のドライブ軸(6)に走行駆動力伝達可能に連結した走行車両の駆動装置であって、
前記変速機構(5)のドライブ部材(7)と遠心クラッチ(4)の出力部材(4B)との間のドライブ軸(6)上にモータジェネレータ(8)のロータ(9)を連結し、エンジン(E)の推進軸(3)と変速機構(5)のドライブ軸(6)との間に前記遠心クラッチ(4)が切り状態のときに動力伝達を可能にする電磁クラッチ(12)を設け、
前記遠心クラッチ(4)の入力部材(4A)は、推進軸(3)に嵌合する嵌合部分と、推進軸(3)の回転により出力部材(4B)に当接するクラッチ板(21)とを有し、
入力部材(4A)のクラッチ板(21)と電磁クラッチ(12)とを推進軸(3)の延設方向に並べて配置し、入力部材(4A)の前記嵌合部分と出力部材(4B)との間に電磁クラッチ(12)を設け、出力部材(4B)を変速機構(5)のドライブ軸(6)と連結したことを特徴とする走行車両の駆動装置。 - 前記モータジェネレータ(8)と前記電磁クラッチ(12)とを、前記推進軸(3)の延設方向にずらして配置し、前記遠心クラッチ(4)のクラッチケーシング(4a)と前記モータジェネレータ(8)のモータケース(8a)とを前記推進軸(3)の延設方向に並べて連結していることを特徴とする請求項1に記載の走行車両の駆動装置。
- 前記電磁クラッチ(12)は、エンジン(E)の始動時、車両制動時、車両減速時又はバッテリ満充電時にオンして、変速機構(5)のドライブ軸(6)から推進軸(3)へ動力を伝達可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行車両の駆動装置。
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