JP6115305B2 - 終端器 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロ波またはミリ波帯の高周波回路に用いられ、伝送線路を伝搬する高周波信号を吸収するための終端器に関するものである。
マイクロ波終端器またはミリ波終端器(以下、終端器と略す)は、伝送線路を伝搬するマイクロ波帯の高周波信号を吸収する。終端器は、マイクロ波回路を含む高周波回路に広く用いられている。
一方、マイクロストリップ線路の線路導体と地導体の間を、該線路導体よりも幅の広い抵抗体で接続し、線路導体の幅に合わせて抵抗体の幅を徐々に広げることによって、インピーダンスの不整合を解消する終端器が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−260454
しかしながら、特許文献1に示されるような従来の終端器は、マイクロストリップ線路の端部に該線路導体より幅の広い抵抗膜を接続している。このため、入力電力の増加に伴い整合をとるための線路導体が大型化し、整合できる帯域が狭くなってしまうという問題があった。
また、線路導体と該線路導体よりも幅の広い導体を接続し、この幅の広い導体を抵抗体に接続することで、終端器の広帯域化を図ることができる。しかし、この場合は線路導体の広がる箇所から抵抗膜までの距離を同じとすることはできず、抵抗体における発熱分布を均一とすることはできない。このため耐電力は最も発熱が集中する部分に依存する。
本発明は係る課題を解決するためになされたものであり、インピーダンス整合できるマイクロ波の帯域を広くするとともに、均等な発熱分布を得ることにより高耐電力を実現することを目的とする。
本発明による終端器は、線路導体、接続導体パターンおよび接地導体パターンが接合された複数の層で形成され、それぞれの層間をそれぞれ第1の導体ビアおよび複数の第2の導体ビアによって接続した多層基板と、上記多層基板に形成された抵抗体と、を備え、上記接続導体パターンは、上記第1の導体ビアにより上記線路導体に接続されるとともに、上記複数の第2の導体ビアにより上記抵抗体に接続され、上記接地導体パターンは、上記抵抗体に接続されたものである。
本発明によれば、終端器のインピーダンスを広帯域に整合するとともに、終端器に入力されたマイクロ波による発熱分布を均等化することができる。
実施の形態1による終端器の構成を示す側面図である。 実施の形態1による終端器の構成を示す各層の平面図である。 実施の形態1による終端器の特性を説明するための小信号特性のシミュレーション結果を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る実施の形態1による終端器の構成を示す側面図である。図2は、実施の形態1による終端器の構成を示す平面図であり、(a)は基板1層目の配線パターンを示した上面図(図1の紙面上方から基板1層目の上面を見た図)、(b)は基板2層目のパターンを示した上面透視図(図1の紙面上方から基板2層目の上面を透視した図)である。図2(c)は基板3層目のパターンを示した上面透視図(図1の紙面上方から基板3層目の上面を透視した図)である。図2(d)は基板4層目のパターンを示した上面透視図(図1の紙面上方から基板4層目の上面を透視した図)である。
図1、2において、実施の形態1による終端器500は、基板1層目から基板4層目までの積層された基板として構成される。基板1層目10、基板2層目20、基板3層目30及び基板4層目40は、電子回路が形成された多層基板を構成している。基板1層目10、基板2層目20、基板3層目30及び4層目40は、この順番を保ったまま任意の層数からなる多層基板の層に隣接して配置される。基板1層目には電力の入力側線路としてマイクロストリップ線路2が配置されている。基板1層目10のマイクロストリップ線路2は、導電性のビア(VIA)1により基板3層目30の円形導体パターン3に接続される。ここで基板2層目20の導体パターンは基板1層目10のマイクロストリップ線路2の接地導体パターン4となっている。また、ビア1は接地導体パターン4における導体部が円形に刳り貫かれた部分に配置されており、接地導体パターン4と電気的に非接触となっている。
基板3層目30は、円形導体パターン3からなる。円形導体パターン3における上側の
表面は、マイクロストリップ線路2に接続する導体ビア1が接続されている。また、円形
導体パターン3における下側の表面(裏面)は、導体ビア5が上側表面の導体ビア1から
一定の距離をとった円上(円形導体パターン3の外周に沿った部位および当該外周よりも
内側部位)に複数本形成されている。円形導体パターン3に接続された導体ビア5は、基
板4層目40の抵抗体パターン6に接続されている。
基板4層目40の抵抗体パターン6の周囲は、接地導体パターン100が形成されており、基板2層目の接地導体パターン4とも接続されており同電位である。接地導体パターン4と接地導体パターン100は、図示しないビア(VIA)により接続されている。
ここで入力側線路としている基板1層目10のマイクロストリップ線路2はストリップ線路に置き換えた場合でも同様の機能を果たす。他にトリプレート線路や導波管でも同様の機能を果たす。そのほかの電力が伝搬できる線路であれば基板1層目10のマイクロストリップ線路は置き換えることが可能である。
図3は、上記効果を確認するために行った小信号特性のシミュレーション結果である。図3(a)及び(b)は長方形の抵抗体の1辺にマイクロストリップ線路より電力が供給される従来構造に対するシミュレーション結果を、図3(c)及び(d)は図1に示した構造に対するシミュレーション結果をそれぞれ示す。シミュレーションには有限要素法電磁界シミュレーションを用いた。
図3に示した(a)及び(c)のグラフはスミスチャートで周波数8GHzから12GHzの特性を示している。50Ωである円の中心に対して(c)は(a)に対して内側を回っており、整合が取れている。また、グラフの横軸は周波数を示しており、縦軸に反射損失を示している。反射損失15dB以下で見ると図3(d)は(b)に対して広い周波数にわたって、広帯域に良好な反射が得られていることが確認できる。
実施の形態1による終端器は、多層基板の構造を用いて入力側線路と異なる層に抵抗体を配置したことを特徴とするもので、多層基板を樹脂で形成しても良いし、他の多層を構成できる基板材料によりたとえばLTCC(:Low Temperature Co-fired Ceramics;低温焼成基板)やHTCC(High Temperature Co-fired Ceramics;高温焼成基板)において構成してもよい。また基板1層目、基板2層目、基板3層目及び基板4層目のうち、複数層を別材料によって構成してもよい。これにより例えば基板1層目、基板2層目及び基板3層目を材料価格の高いセラミック基板でなく材料価格のより安い樹脂基板で構成することができるので、基板全体をセラミック基板で構成する場合に比べて、より安価に高周波電力終端器を構成することもできる。
以上説明した通り、実施の形態1による終端器は、線路導体(マイクロストリップ線路2)、導体パターンおよび接地導体パターン(接地導体パターン4)が接合された複数の層で形成され、それぞれの層間をそれぞれ導体ビア(5)によって接続した多層基板と、上記多層基板に形成された抵抗体(抵抗体パターン6)と、を備え、上記導体パターンは、上記導体ビアにより上記線路導体に接続される接続導体パターン(円形導体パターン3)を形成し、上記接続導体パターンは、上記導体ビアにより上記抵抗体に接続され、上記接地導体パターンは、上記抵抗体に接続されたことを特徴とする。
また、上記接続導体パターン(円形導体パターン3)は、上下層にそれぞれ配置された第1の接地導体パターン(4)、第2の接地導体パターン(100)に挟まれている。また、上記第1の接地導体パターン(4)は、上記線路導体とともにマイクロストリップ線路(2)またはトリプレート線路を構成し、上記線路導体と上記接続導体パターンを接続する導体ビアを非接触に取り囲むように配置され、上記第2の接地導体パターン(100)は、上記抵抗体(抵抗体パターン6)と同一面に形成される。また、上記接続導体パターン(円形導体パターン3)は円形状であって、上記抵抗体(抵抗体パターン6)は円形状である。なお、上記線路導体(マイクロストリップ線路2)は整合回路を有している。
このように実施の形態1の高周波電力終端器500は、抵抗体が形成された基板4層に複数の導体ビアを接続することによって、入力側主線路から熱に変換する抵抗体までの距離を完全に均一にすることで広帯域の整合かつ均等な発熱分布を得ることができる。
1 導体ビア、2 マイクロストリップ線路、3 円形導体パターン、4 接地導体パターン、5 導体ビア、6 抵抗体パターン、10 基板1層目、20 基板2層目、30 基板3層目、40 基板4層目、100 接地導体パターン、500 高周波電力増幅器。

Claims (5)

  1. 線路導体、接続導体パターンおよび接地導体パターンが接合された複数の層で形成され、それぞれの層間をそれぞれ第1の導体ビアおよび複数の第2の導体ビアによって接続した多層基板と、
    上記多層基板に形成された抵抗体と、
    を備え、
    上記接続導体パターンは、上記第1の導体ビアにより上記線路導体に接続されるとともに、上記複数の第2の導体ビアにより上記抵抗体に接続され、
    上記接地導体パターンは、上記抵抗体に接続された
    ことを特徴とする終端器。
  2. 上記接続導体パターンは、上下層にそれぞれ配置された第1、第2の接地導体パターンに挟まれたことを特徴とする請求項1記載の終端器。
  3. 上記第1の接地導体パターンは、上記線路導体とともにマイクロストリップ線路またはトリプレート線路を構成し、上記線路導体と上記接続導体パターンを接続する第1の導体ビアを非接触に取り囲むように配置され、
    上記第2の接地導体パターンは、上記抵抗体と同一面に形成されたことを特徴とする請求項2記載の終端器。
  4. 上記接続導体パターンは円形状であって、上記抵抗体は円形状であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の終端器。
  5. 上記線路導体は、整合回路を具備したことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の終端器。
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