JP6113292B2 - ノイズフィルタ - Google Patents

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Description

この発明は、ノイズフィルタに関するものである。
従来のノイズフィルタとしては、非特許文献1に開示されている技術が知られている。この従来のノイズフィルタは、2つのコイル、2つのアクロスザラインコンデンサ(Across the Line Condenser;以下、Xコンデンサと称する)によって構成され、2つのXコンデンサの一端子間と他端子間にコイルが各々接続されており、2つのXコンデンサのうち一方は、Xコンデンサに流れる電流と逆方向の電流経路が設けられた構造となっている。このように構成された従来のノイズフィルタに於いて、一方のXコンデンサに電流が流れるとき、他の経路にて逆方向の電流が流れるので、各経路を流れる電流によって発生する磁束は互いに相殺され、前記他方のXコンデンサとの磁気的な結合を抑制している。これにより、ノーマルモードに於けるノイズフィルタの減衰量を大幅に改善している。
又、フィルタに利用可能な回路技術として、コンデンサ同士の磁気的な結合を各コンデンサの配置の仕方によって抑制する方法が特許文献1に示されている。この方法では、並列接続された複数のコンデンサのうち、一方のコンデンサに流れる電流のベクトルが、他方のコンデンサに流れる電流のベクトルと平行にならないように各々配置してコンデンサ同士の磁気的な結合を抑制している。
特開2001−23849号公報
Improvement of EMI Filter Performance With parasitic Coupling Cancellation( IEEE TRANSACTIONS ON POWER ELECTRONICS, VOL. 20, NO. 5, SEPTEMBER 2005)
しかしながら、前述の非特許文献1に記載された従来のノイズフィルタに於いては、一般的なXコンデンサが使用できず、特殊な構造を有したXコンデンサを使用する必要があるという課題がある。又、前述の特許文献1に記載されたフィルタに利用可能な回路技術に於いては、回路の部品配置や配線がコンデンサの配置によって制約されてしまい、コンデンサの数が多いほど回路面積が大型化してしまうという課題がある。
この発明は、従来のノイズフィルタ等における前述のような課題を解決するために成されたものであって、一般的なコンデンサが使用可能で、且つ、コンデンサの配置方法によらず、コンデンサ同士の磁気的な結合を抑制することができるノイズフィルタを提供することを目的とする。
この発明によるノイズフィルタは、
第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサを含むノイズフィルタであって、
前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、
互いに磁気結合する距離に配置され、且つ、前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子を接続する第1の配線と、前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子を接続する第2の配線と、により並列接続され、
前記第1の配線と前記第2の配線は、奇数回交差するように配置されている、
ことを特徴とする。
又、この発明によるノイズフィルタは、
第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサと第1のコイルと第2のコイルを含むノイズフィルタであって、
前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、互いに磁気結合する距離に配置され、
前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のコイルの一方の端子を接続する第1の配線と、
前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第1のコイルの一方の端子を接続する第2の配線と、
を備え、
前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子は、前記第2のコイルの他方の端子に接続され、
前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子は、前記第1のコイルの他方の端子を接続され、
前記第1の配線と前記第2の配線は、奇数回交差するように配置されている、
ことを特徴とする。
更に、この発明によるノイズフィルタは、
第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサを含む3つ以上のフィルムコンデンサを備えたノイズフィルタであって、
前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、互いに磁気結合する距離に配置され、
前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、
前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子を接続する第1の配線と、前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子を接続する第2の配線と、により並列接続され、
前記第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサ以外のフィルムコンデンサは、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサに夫々並列接続され、
前記第1の配線と前記第2の配線は、奇数回交差するように配置されている、
ことを特徴とする。
又、この発明によるノイズフィルタは、
第1のフィルムコンデンサと第2フィルムのコンデンサを含む3つ以上のフィルムコンデンサと第1のコイルと第2のコイルを備えたノイズフィルタであって、
前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、互いに磁気結合する距離に配置され、
前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のコイルの一方の端子を接続する第1の配線と、
前記第1のコンデンサの他方の端子と前記第1のコイルの一方の端子を接続する第2の配線と、
を備え、
前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子は、前記第2のコイルの他方の端子に接続され、
前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子は、前記第1のコイルの他方の端子を接続され、
前記第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサ以外のフィルムコンデンサは、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサに夫々並列接続され、
前記第1の配線と前記第2の配線、及び、コンデンサ同士を並列接続する配線のうち、少なくとも一箇所の配線同士が奇数回交差する、
ことを特徴とする。
更にこの発明によるノイズフィルタは、
第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサと第3のフィルムコンデンサと、第1のコイルと第2のコイルと第3のコイルと第4のコイルを含むノイズフィルタであって、
前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサと前記第3のフィルムコンデンサは、夫々互いに磁気結合する距離に配置され、
前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第1のコイルの一方の端子を接続する第1の配線と、
前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第2のコイルの一方の端子を接続する第2の配線と、
前記第3のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第1のコイルの他方の端子を接続する第3の配線と、
前記第3のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第2のコイルの他方の端子を接続する第4の配線と、
前記第3のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第3のコイルの一方の端子を接続する第5の配線と、
前記第3のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第4のコイルの一方の端子を接続する第6の配線と、
前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第3のコイルの他方の端子を接続する第7の配線と、
前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第4のコイルの他方の端子を接続する第8の配線を備え、
前記第1の配線と前記第2の配線との配線箇所、前記第3の配線と前記第4の配線との配線箇所、前記第5の配線と前記第6の配線との配線箇所、前記第7の配線と前記第8の配線との配線箇所、のうち少なくとも一箇所の配線箇所に於ける配線同士が奇数回交差する、
ことを特徴とする。
この発明によるノイズフィルタによれば、コンデンサ同士の磁気的な結合を抑制し、ノーマルモードに於けるノイズフィルタの減衰特性を向上させることができる。
この発明の実施の形態1によるノイズフィルタを説明するための回路図である。 この発明の実施の形態1によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。 従来のノイズフィルタを説明するための回路図である。 従来のノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。 従来のノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図である。 従来のノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態1によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態2によるノイズフィルタを説明するための回路図である。 この発明の実施の形態2によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態2によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるノイズフィルタを説明するための回路図である。 この発明の実施の形態3によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図である。 この発明の実施の形態3によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるノイズフィルタのノイズ減衰特性を示す特性図である。 この発明の実施の形態4によるノイズフィルタを説明するための回路図である。 この発明の実施の形態4によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態4によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図である。 この発明の実施の形態4によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態5によるノイズフィルタを説明するための回路図である。 この発明の実施の形態5によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態5の変形例によるノイズフィルタを示し、コモンモードチョークコイルを2つ使用した場合を示す回路図である。 この発明の実施の形態5の変形例によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタについて説明する。図1は、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタを説明するための回路図、図2は、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。図1、図2に示すように、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタは、第1のコンデンサとしての第1のXコンデンサC1と、第2のコンデンサとしての第2のXコンデンサC2を備え、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2は並列接続されてフィルタ回路を構成している。
このように構成されたノイズフィルタは、電源側と電気機器側との間、又は、電気機器と電気機器の負荷側との間に挿入され、フィルタ回路により電気機器が発生するノイズを減衰させる。
前述の第1のXコンデンサC1の一方の端子1は、第2のXコンデンサC2の一方の端子2に第1の配線3により接続され、第1のXコンデンサC1の他方の端子4は、第2のXコンデンサC2の他方の端子5に第2の配線6により接続される。そして、第1の配線3と第2の配線6は、1回交差するように配置されている。このように構成されたノイズフィルタは、前述のように電源側と電気機器側との間、又は、電気機器と電気機器の負荷側との間に接続され、電気機器のノイズを減衰させる。図2に示すように、第1及び第2のXコンデンサC1、C2は、通常、ノイズフィルタに使用されるメタライズドフィルムコンデンサを表しており、夫々平行に配置されている。尚、第1の配線3と第2の配線6の交差は、1回に限られるものではなく、奇数回であればよい。
以下、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタに於いて、第1及び第2のXコンデンサC1、C2を接続する第1及び第2の配線3、6を一回交差することにより、ノーマルモードに於けるノイズフィルタの減衰特性が改善するメカニズムを説明する。
先ず、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタを理解するために、従来のノイズフィルタについて説明する。図3は、従来のノイズフィルタを説明するための回路図であって、図1に示すこの発明の実施の形態1によるノイズフィルタの場合と同様の部品構成である第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2を備えているが、これ等の接続する配線が交差していない点で、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタとは異なる。又、図4は、従来のノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。図3、図4に於いて、ノイズフィルタが電源と電気機器との間に接続され、更に、第1のXコンデンサC1側を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器器側とし、電気機器側にノイズ源V1が存在すると仮定する。
先ず、ノーマルモードノイズ電流の電流経路について説明する。図5は、従来のノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図であって、ノイズ源V1から発生したノーマルモードノイズ電流が第1及び第2のXコンデンサC1、C2をバイパスする電流経路を示しいている。又、図6は、従来のノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。
図5、図6に於いて、i1は第1のXコンデンサC1によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流、i2は第2のXコンデンサC2によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流を表している。又、図6に於いて、Φ1はXコンデンサC1から発生する磁束、Φ2はXコンデンサC2から発生する磁束を表し、Φ1'はΦ1のうちXコンデンサC2に鎖交する磁束、Φ2'はΦ2のうちXコンデンサC1に鎖交する磁束を表している。
図6に於いて、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2には同方向のノーマルモードノイズ電流i1、i2が夫々流れるため、磁束Φ1'と磁束Φ2'の向きも同方向(強めあう方向)になる。これにより、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2が強く結合し、ノーマルモードに於けるノイズフィルタの減衰特性が悪化する。
次に、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタについて説明する。図7は、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図、図8は、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。図7、図8に示すように、この発明の実施の形態1によるノイズフィルタに於いては、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2を接続する配線を1回交差させているため、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2には逆方向のノーマルモードノイズ電流が流れ、磁束Φ1'と磁束Φ2'の向きも逆方向(相殺される方向)になる。
以上述べたように、Xコンデンサ同士を接続する配線を一回交差することにより、Xコンデンサ同士の磁気的な結合を抑圧ことが可能となり、ノーマルモードに於けるノイズフィルタの減衰効果を改善することができる。
尚、この実施の形態1では、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2を接続する配線が1回交差した構成としたが、これに限るものではなく、奇数回であれば1回以上交差してもよい。奇数回であれば、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2には逆方向のノーマルモードノイズ電流が流れるので、ノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。又、実施の形態1によるノイズフィルタでは、第1のXコンデンサC1側を電源側としたが、これに限るものではなく、第1のXコンデンサC1側を電気機器の負荷側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2によるノイズフィルタについて説明する。図9は、この発明の実施の形態2によるノイズフィルタを説明するための回路図、図10は、この発明の実施の形態2によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。図9、図10に於いて、この発明の実施の形態2によるノイズフィルタは、第1のコンデンサとしての第1のXコンデンサC1と、第2のコンデンサとしての第2のXコンデンサC2と、第3のコンデンサとしての第3のXコンデンサC3とを備えている。第1乃至第3のXコンデンサC1、C2、C3は夫々並列接続されてフィルタ回路を構成している。
このように構成されたノイズフィルタは、電源側と電気機器側との間、又は、電気機器と電気機器の負荷側との間に挿入され、電気機器が発生するノイズを減衰させる。
前述の第1のXコンデンサC1の一方の端子1は、第2のXコンデンサC2の一方の端子2に第1の配線3により接続され、第1のXコンデンサC1の他方の端子4は、第2のXコンデンサC2の他方の端子5に第2の配線6により接続される。そして、第1の配線3と第2の配線6は、1回交差するように配置されている。このように構成されたノイズフィルタは、前述のように電源側と電気機器側との間、又は、電気機器と電気機器の負荷側との間に接続され、電気機器が発生するノイズを減衰させる。図2に示すように、第1及び第2のXコンデンサC1、C2は、通常、ノイズフィルタに使用されるメタライズドフィルムコンデンサを表しており、夫々平行に配置されている。
第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2以外のコンデンサである第3のXコンデンサC3は、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサに夫々並列接続されている。そして、第1の配線3と第2の配線6は、1回交差するように配置されている。図10に示すように、第1乃至第3のXコンデンサC1、C2、C3は、通常、ノイズフィルタに使用されるメタライズドフィルムコンデンサを表しており、夫々平行に配置されている。その他の構成は前述の実施の形態1と同様である。又、図9、図10に示すように電気機器側にノイズ源V1があると仮定する。
尚、第1の配線3と第2の配線6の交差は、1回に限られるものではなく、奇数回であればよい。又、第1乃至第3のXコンデンサC1、C2、C3に夫々並列接続される更に別のコンデンサとしてのXコンデンサを備えていても良い。
この発明の実施の形態2によるノイズフィルタに於いて、ノイズフィルタの減衰特性が改善するメカニズムは、基本的には前述の実施の形態1の場合と同様である。図11は、この発明の実施の形態2によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図であり、ノイズ源V1から発生したノーマルモードノイズ電流が第1乃至第3のXコンデンサC1、C2、C3をバイパスする電流経路を示している。図12は、この発明の実施の形態2によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。
図11、図12に於いて、i1は第1のXコンデンサC1によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流、i2は第2のXコンデンサC2によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流、更に、i3は第3のXコンデンサC3によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流を表している。又、図12に於いて、Φ1は第1のXコンデンサC1から発生する磁束、Φ2は第2のXコンデンサC2から発生する磁束、更に、Φ3は第3のXコンデンサC3から発生する磁束を表している。又、Φ13'は磁束Φ1、Φ3のうち第2のXコンデンサC2に鎖交する磁束を合成した磁束、Φ2'は磁束Φ2のうち第1及び第2のXコンデンサC1、C2に鎖交する磁束を表している。
図11、図12に於いて、第1及び第3のXコンデンサC1、C3には同方向のノーマルモードノイズ電流i1、i3が夫々流れるため、磁束Φ1と磁束Φ3の向きも同方向(強めあう方向)になる。一方、第2のXコンデンサC2には、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2を接続する配線を1回交差していることにより、第1及び第3のXコンデンサC1、C3に対して逆方向にノーマルモードノイズ電流が流れるため、磁束Φ13'と磁束Φ2'の方向も逆方向(相殺される方向)になる。
これにより、第1乃至第3のXコンデンサC1、C2、C3に於ける相互の磁気的な結合を抑制することができる。従って、並列接続された3つ以上のXコンデンサによって構成されるノイズフィルタに於いては、少なくとも、1つのXコンデンサのノーマルモードノイズ電流の方向をその他のXコンデンサと逆方向にすれば、Xコンデンサ同士の磁気的な結合を抑制できる。
以上の動作原理により、前述の実施の形態1によるノイズフィルタと同様、この発明の実施の形態2によるノイズフィルタに於いても、Xコンデンサ同士の磁気的な結合を抑制ことが可能となるため、ノーマルモードにおけるノイズフィルタの減衰効果を改善することができる。
尚、この実施の形態2では、第3のXコンデンサC3側を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器側としたが、これに限るものではなく、第2のXコンデンサC2側を電源側、第3のXコンデンサC3側を電気機器側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。又、実施の形態2によるノイズフィルタでは、第3のXコンデンサC3側を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器側としたが、これに限るものではなく、第2のXコンデンサC2側を負荷側、第3のXコンデンサC3側を電気機器側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。更に、実施の形態2によるノイズフィルタでは、第3のXコンデンサC3を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器側としたが、これに限るものではなく、第2のXコンデンサC2側を電気機器側、第3のXコンデンサC3側を負荷側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタについて説明する。図13は、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタを説明するための回路図で、図14は、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。図13、図14に示すように、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタは、第1のコンデンサとしての第1のXコンデンサC1と、第2のコンデンサである第2のXコンデンサC2と、第1のコイルL1と、第2のコイルL2と、から成るフィルタ回路を備えている。第1のコイルL1と第2のコイルL2は、コモンモードチョークコイルを構成している。第1及び第2のXコンデンサC1、C2と、第1及び第2のL1、L2から成るコモンモードチョークコイルは、フィルタ回路を構成している。
このように構成されたノイズフィルタは、電源側と電気機器側との間、又は、電気機器と電気機器の負荷側との間に挿入され、電気機器が発生するノイズを減衰させる。図13、図14に示すように、電気機器側にノイズ源V1が存在すると仮定する。
前述の第1のXコンデンサC1の一方の端子1と第2のコイルL1の一方の端子7は、第1の配線8により接続され、第1のXコンデンサC1の他方の端子2と第1のコイルL1の一方の端子9は、第2の配線10により接続されている。そして、第1の配線8と第2の配線10は、1回交差するように配置されている。又、第2のXコンデンサC2の一方の端子2は、第2のコイルL2の他方の端子12に接続され、第2のXコンデンサC2の他方の端子5は、第1のコイルL1の他方の端子11に接続されている。
尚、第1の配線8と第2の配線10の交差は、1回に限られるものではなく、奇数回であればよい。
この発明の実施の形態3によるノイズフィルタに於いて、ノイズフィルタの減衰特性が改善するメカニズムは前述の実施の形態1によるノイズフィルタと同様である。図15は、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図である。図16は、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。
図15、図16に於いて、i1は第1のXコンデンサC1によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流、i2は第2のXコンデンサC2によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流を表している。又、図16に於いて、Φ1は第1のXコンデンサC1から発生する磁束、Φ2は第2のXコンデンサC2から発生する磁束を表し、Φ1'はΦ1のうち第2のXコンデンサC2に鎖交する磁束、Φ2'はΦ2のうち第1のXコンデンサC1に鎖交する磁束を表している。
図15、図16に於いて、第1のXコンデンサC1と、第1及び第2のコイルL1、L2からなるコモンモードチョークコイルを接続する配線を1回交差することにより、前述の実施の形態1によるノイズフィルタと同様、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2には逆方向のノーマルモードノイズ電流が流れる。磁束Φ1'と磁束Φ2'の向きも逆方向(相殺される方向)になる。これにより、第1のXコンデンサC1と第2のXコンデンサC2との磁気的な結合を抑制することができる。
図17は、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタのノイズ減衰特性を示す特性図であって、横軸は周波数、縦軸はGain(ノイズ減衰量)を示している。Gainは値が小さいほどノイズ減衰量が大きい。図17に於いて、波線Aは、第1のXコンデンサ
C1と第1及び第2のコイルL1、L2からなるコモンモードチョークコイルを接続する配線を奇数回交差しない場合のノイズフィルタ(従来のノイズフィルタ)に於けるノイズ減衰特性を示す。実線Bは、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタを用いた場合のノイズ減衰特性を示す。図17から明らかなように、従来のノイズフィルタと比較して、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタの方がノイズ減衰特性が向上していることが確認できる。
以上のように、第1及び第2のXコンデンサC1、C2の間に第1及び第2のコイルL1、L2からなるコモンモードチョークコイルが接続される構成に於いても、第1のXコンデンサC1とコモンモードチョークコイルを接続する配線を一回交差させることによって、Xコンデンサ同士の磁気的な結合を抑制ことが可能となり、ノーマルモードに於けるノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。
尚、この発明の実施の形態3によるノイズフィルタでは、第1のXコンデンサC1と第1及び第2のコイルL1、L2からなるコモンモードチョークコイルを1回交差した構成を図示したが、これに限るものではなく、奇数回であれば1回以上交差してもよい。又、第2のXコンデンサC2と第1及び第2のコイルL1、L2からなるコモンモードチョークコイルを接続する配線を奇数回交差するようにしてもよく、この場合でも、ノイズフィルタの減衰効果を改善することができる。
又、この実施の形態3によるノイズフィルタでは、第1及び第2のコイルL1、L2からなるコモンモードチョークコイルを使用した構成を図示したが、これに限るものではなく、第1及び第2のチョークコイルを夫々ノーマルモードチョークコイルにより構成するようにしてもよい。コモンモードチョークコイルのノーマルモードインダクタンス値は一般的に低い値であるので、2つのノーマルモードチョークコイルを使用することにより低域に於いて減衰効果を得ることができる。
更に、この実施の形態3によるノイズフィルタでは、第1のXコンデンサC1側を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器側としたが、これに限るものではなく、第2のXコンデンサC2側を電源側、第1のXコンデンサC1側を電気機器側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。又、実施の形態3によるノイズフィルタでは、第1のXコンデンサC1側を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器側としたが、これに限るものではなく、第2のXコンデンサC2側を負荷側、第1のXコンデンサC1側を電気機器側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。更に、実施の形態3によるノイズフィルタでは、第1のXコンデンサC1側を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器側としたが、これに限るものではなく、第2の第2のXコンデンサC2側を電気機器側、第1のXコンデンサC1側を負荷側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4によるノイズフィルタについて説明する。図18は、この発明の実施の形態4によるノイズフィルタを説明するための回路図で、図19は、この発明の実施の形態4によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。図18、図19に示すように、この発明の実施の形態4によるノイズフィルタは、第1のコンデンサとしての第1のXコンデンサC1と、第2のコンデンサである第2のXコンデンサC2と、第3のコンデンサである第3のXコンデンサC3と、第1のコイルL1と第2のコイルL2とにより構成されたコモンモードチョークコイル、から成るフィルタ回路を備えている。
このように構成されたノイズフィルタは電源側と電気機器側との間、又は、電気機器と電気機器の負荷側との間に挿入され、フィルタ回路により主回路のノイズを減衰させる。図18、図19に示すように、電気機器側にノイズ源V1が存在すると仮定する。
前述の第1のXコンデンサC1の一方の端子1と第2のコイルL1の一方の端子7は、第1の配線8により接続され、第1のXコンデンサC1の他方の端子2と第1のコイルL1の一方の端子9は、第2の配線10により接続されている。そして、第1の配線8と第2の配線10は、1回交差するように配置されている。又、第2のXコンデンサC2の一方の端子2は、第2のコイルL2の他方の端子12に接続され、第2のXコンデンサC2の他方の端子5は、第1のコイルL1の他方の端子11に接続されている。第3のXコンデンサC3は、第2のXコンデンサC2に並列接続されている。
尚、第1の配線8と第2の配線10の交差は、1回に限られるものではなく、奇数回であればよい。
先ず、ノーマルモードノイズ電流の電流経路について説明する。図20は、この発明の実施の形態4によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路を示す説明図、図21は、この発明の実施の形態4によるノイズフィルタに於いて、ノーマルモードノイズ電流がXコンデンサをバイパスする電流経路と、その電流によって発生する磁束を模式的に示す斜視図である。
図20、図21に於いて、i1は第1のXコンデンサC1によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流、i2は第2のXコンデンサC2によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流、i3は第3のXコンデンサC3によってバイパスされるノーマルモードノイズ電流を表している。又、図21に於いて、Φ1は第1のXコンデンサC1から発生する磁束、Φ2は第2のXコンデンサC2から発生する磁束、更に、Φ3は第3のXコンデンサC3から発生する磁束を表している。又、Φ13'は磁束Φ1、Φ3のうち第2のXコンデンサC2に鎖交する磁束を合成した磁束、Φ2'は磁束Φ2のうち第1及び第2のXコンデンサC1、C2に鎖交する磁束を表している。
図20、図21に於いて、第1及び第3のXコンデンサC1、C3には同方向のノーマルモードノイズ電流i1、i3が夫々流れるため、磁束Φ1と磁束Φ3の向きも同方向(強めあう方向)になる。一方、第2のXコンデンサC2には、第1のXコンデンサC1と第1及び第2のチョークコイルL1、L2からなるコモンモードチョークコイルを接続する配線を1回交差していることにより、第1及び第3のXコンデンサC1、C3に対して逆方向にノーマルモードノイズ電流が流れるため、磁束Φ13'と磁束Φ2'の方向も逆方向(相殺される方向)になる。これにより、第1乃至第3のXコンデンサC1、C2、C3に於ける相互の磁気的な結合を抑制することができる。
尚、この実施の形態4によるノイズフィルタでは、第1のXコンデンサC1と、第1及び第2のコイルL1、L2からなるコモンモードチョークコイルとを接続する配線を1回交差した構成としたが、これに限るものではなく、奇数回であれば1回以上交差してもよい。又、第2のXコンデンサC2と、第1及び第2のコイルL1、L2からなるコモンモードチョークコイルとを接続する配線が奇数回交差した構成でも、ノイズフィルタの減衰効果を改善することができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5によるノイズフィルタについて説明する。図22は、この発明の実施の形態5によるノイズフィルタを説明するための回路図、図23は、この発明の実施の形態5によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。この発明の実施の形態5によるノイズフィルタは、図22、図23に示すように、この発明の実施の形態5によるノイズフィルタは、第1のコンデンサとしての第1のXコンデンサC1と、第2のコンデンサである第2のXコンデンサC2と、第3のコンデンサである第3のXコンデンサC3と、第1のコイルL1と第2のコイルL2とにより構成されたコモンモードチョークコイル、から成るフィルタ回路を備えている。そして、並列接続された第1及び第3のXコンデンサC1、C3同士を接続する配線を、奇数回交差されせる構成としたものである。
図22、図23に於いて、第1及び第3のXコンデンサC1、C3を接続する配線を1回交差させているので、第1及び第3のXコンデンサC1、C3には逆方向のノーマルモードノイズが夫々流れる。従って、それ等のノーマルモードノイズ電流による磁束の向きも逆方向(相殺される方向)になる。これにより、第1乃至第3のXコンデンサC1、C2、C3に於ける相互の磁気的な結合を抑制することができる。又、第2及び第3のXコンデンサC2、C3に対して、更にXコンデンサが並列接続される場合は、そのXコンデンサと第2及び第3のXコンデンサC2、C3とを接続する配線を奇数回交差することでも磁気的な結合を抑制することができる。
尚、この実施の形態5によるノイズフィルタでは、第1のXコンデンサC1と第3のXコンデンサC3を接続する配線を1回交差した構成としたが、これに限るものではなく、奇数回であれば1回以上交差してもよい。
前述の実施の形態4、5では、第1及び第2のコイルL1、L2により1つのコモンモードチョークコイルを構成するようにしたが、これに限るものではなく、同様の構成のコモンモードチョークコイルを2つ以上設けても良い。図24は、この発明の実施の形態5の変形例によるノイズフィルタを示し、コモンモードチョークコイルを2つ使用した場合を示す回路図、図25は、この発明の実施の形態5の変形例によるノイズフィルタを模式的に示す斜視図である。或いは、第1及び第2のコイルL1、L2を夫々ノーマルモードチョークコイルにより構成するようにしても良い。コモンモードチョークコイルのノーマルモードインダクタンス値は一般的に低い値であるので、2つのコモンモードチョークコイル又は2つのノーマルモードチョークコイルを使用することにより低域に於いて減衰効果を得ることができる。
更に、前述の実施の形態4、5では、第3のXコンデンサC3側を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器側としたが、これに限るものではなく、第2のXコンデンサC2側を電源側、第3のXコンデンサC3側を電気機器側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。又、前述の実施の形態4、5では、第3のXコンデンサC3側を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器側としたが、これに限るものではなく、第2のXコンデンサC2側を負荷側、第3のXコンデンサC3側を電気機器側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。更に、前述の実施の形態4、5では、第3のXコンデンサC3側を電源側、第2のXコンデンサC2側を電気機器側としたが、これに限るものではなく、第2のXコンデンサC2側を電気機器側、第3のXコンデンサC3側を負荷側としても同様にノイズフィルタの減衰特性を改善することができる。
尚、前述の実施の形態1乃至5では、ノイズフィルタの構成部品を配線により接続する構成としてが、これに限るものではなく、構成部品を基板上に実装し、配線を基板パターンにより構成してもよい。
更に、実施の形態1乃至5では、ノイズフィルタの構成部品を配線により接続する構成としたが、これに限るものではなく、ノイズフィルタの構成部品をバスバー若しくはリード線等の導線で接続する構成でもよい。
尚、この発明は、その発明の範囲内に於いて、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
以上述べたこの発明の各実施の形態によるノイズフィルタは、下記の発明の少なくとも何れかを具体化したものである。
(1)第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサを含むノイズフィルタであって、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、互いに磁気結合する距離に配置され、且つ、前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子を接続する第1の配線と、前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子を接続する第2の配線と、により並列接続され、前記第1の配線と前記第2の配線は、奇数回交差するように配置されている、ことを特徴とするノイズフィルタ。
)第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサを含む3つ以上のフィルムコンデンサを備えたノイズフィルタであって、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、互いに磁気結合する距離に配置され、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子を接続する第1の配線と、前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子を接続する第2の配線と、により並列接続され、前記第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサ以外のフィルムコンデンサは、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサに夫々並列接続され、前記第1の配線と前記第2の配線は、奇数回交差するように配置されていることを特徴とするノイズフィルタ。
)第1のフィルムコンデンサと第2フィルムのコンデンサを含む3つ以上のフィルムコンデンサと第1のコイルと第2のコイルを備えたノイズフィルタであって、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、互いに磁気結合する距離に配置され、前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のコイルの一方の端子を接続する第1の配線と、前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第1のコイルの一方の端子を接続する第2の配線とを備え、前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子は、前記第2のコイルの他方の端子に接続され、前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子は、前記第1のコイルの他方の端子を接続され、前記第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサ以外のフィルムコンデンサは、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサに夫々並列接続され、前記第1の配線と前記第2の配線、及び、コンデンサ同士を並列接続する配線のうち、少なくとも一箇所の配線同士が奇数回交差することを特徴とするノイズフィルタ。
)前記第1のコイルと前記第2のコイルは、夫々ノーマルモードチョークコイルにより構成されていることを特徴とする前記()に記載のノイズフィルタ。
)前記第1のコイルと前記第2のコイルによりコモンモードチョークコイルを構成していることを特徴とする前記()に記載のノイズフィルタ。
)前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電源側に接続され、前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器側に接続されることを特徴とする前記(2)から)のうちの何れか一項に記載のノイズフィルタ。
)前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が前記電気機器側に接続され、前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が前記電源側に接続されることを特徴とする前記(2)から)のうちの何れかに記載のノイズフィルタ。
)前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器側に接続され、前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器の負荷側に接続されることを特徴とする前記(2)から)のうちの何れかに記載のノイズフィルタ。
)前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器の負荷側に接続され、前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器側に接続されることを特徴とする前記(2)から)のうちの何れかに記載のノイズフィルタ。
10なくとも前記第1及び第2の配線は、基板パターンにより構成されていることを特徴とする前記(1)から)のうちの何れかに記載のノイズフィルタ。
11)少なくとも前記第1及び第2の配線は、バスバーにより構成されていることを特徴とする前記(1)から)のうちの何れかに記載のノイズフィルタ。
12)少なくとも前記第1及び第2の配線は、リード線等の導線により構成されていることを特徴とする前記(1)から)のうちの何れかに記載のノイズフィルタ。
この発明は、AC/DCコンバータやインバータ等の電気機器の分野、引いてはこれ等の電気機器を搭載する自動車等の車両の分野に利用することができる。
C1 第1のアクロスザラインコンデンサ(第1のXコンデンサ)、
C2 第2のアクロスザラインコンデンサ(第2のXコンデンサ)、
C3 第3のアクロスザラインコンデンサ(第3のXコンデンサ)、
L1 第1のコイル、L2 第2のコイル、V1 ノイズ源

Claims (12)

  1. 第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサを含むノイズフィルタであって、
    前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、
    互いに磁気結合する距離に配置され、且つ、前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子を接続する第1の配線と、前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子を接続する第2の配線と、により並列接続され、
    前記第1の配線と前記第2の配線は、奇数回交差するように配置されている、
    ことを特徴とするノイズフィルタ。
  2. 第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサを含む3つ以上のフィルムコンデンサを備えたノイズフィルタであって、
    前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、互いに磁気結合する距離に配置され、
    前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、
    前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子を接続する第1の配線と、前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子を接続する第2の配線と、により並列接続され、
    前記第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサ以外のフィルムコンデンサは、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサに夫々並列接続され、
    前記第1の配線と前記第2の配線は、奇数回交差するように配置されている、
    ことを特徴とするノイズフィルタ。
  3. 第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサを含む3つ以上のフィルムコンデンサと第1のコイルと第2のコイルを備えたノイズフィルタであって、
    前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサは、互いに磁気結合する距離に配置され、
    前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と前記第2のコイルの一方の端子を接続する第1の配線と、
    前記第1のフィルムコンデンサの他方の端子と前記第1のコイルの一方の端子を接続する第2の配線と、
    を備え、
    前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子は、前記第2のコイルの他方の端子に接続され、
    前記第2のフィルムコンデンサの他方の端子は、前記第1のコイルの他方の端子を接続され、
    前記第1のフィルムコンデンサと第2のフィルムコンデンサ以外のフィルムコンデンサは、前記第1のフィルムコンデンサと前記第2のフィルムコンデンサに夫々並列接続され、
    コンデンサ同士を並列接続する配線の少なくとも一箇所の配線同士が奇数回交差する、
    ことを特徴とするノイズフィルタ。
  4. 前記第1のコイルと前記第2のコイルは、夫々ノーマルモードチョークコイルにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のノイズフィルタ。
  5. 前記第1のコイルと前記第2のコイルによりコモンモードチョークコイルを構成している、
    ことを特徴とする請求項3に記載のノイズフィルタ。
  6. 前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電源側に接続され、
    前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器側に接続される、ことを特徴とする請求項2から5のうちの何れか一項に記載のノイズフィルタ。
  7. 前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器側に接続され、
    前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電源側に接続される、
    ことを特徴とする請求項2から5のうちの何れか一項に記載のノイズフィルタ。
  8. 前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器側に接続され、前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器の負荷側に接続される、
    ことを特徴とする請求項2から5のうちの何れか一項に記載のノイズフィルタ。
  9. 前記第1のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器の負荷側に接続され、前記第2のフィルムコンデンサの一方の端子と他方の端子が電気機器側に接続される、
    ことを特徴とする請求項2から5のうちの何れか一項に記載のノイズフィルタ。
  10. 少なくとも前記第1及び第2の配線は、基板パターンにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から9のうちの何れか一項に記載のノイズフィルタ。
  11. 少なくとも前記第1及び第2の配線は、バスバーにより構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から9のうちの何れか一項に記載のノイズフィルタ。
  12. 少なくとも前記第1及び第2の配線は、リード線等の導線により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から9のうちの何れか一項に記載のノイズフィルタ。
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