JP6111697B2 - エンジンの負圧供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に用いられる負圧作動機器に負圧を供給する負圧供給装置に関し、特にエンジンのシリンダヘッドに取付けられたバキュームポンプによって負圧作動機器に負圧を供給するエンジンの負圧供給装置に好適なものである。
バキュームポンプは、回転駆動力によって負圧を発生させる機能を持ち、その負圧はブレーキの負圧倍力装置、ターボチャージャ制御用VSV(Vacuum Switching Valve)などのエンジン負圧作動機器に利用される。このようなバキュームポンプによるエンジンの負圧供給装置としては、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。このエンジンの負圧供給装置では、タイミングチェーンによってポンプ軸が駆動されるバキュームポンプをシリンダブロックに取付け、このバキュームポンプと負圧作動機器を接続する負圧形成通路部材をシリンダヘッドの上端部に沿わせて配管する。そして、負圧形成通路部材は、金属製パイプを湾曲させて形成される。
特開2003−74411号公報
ところで、このようなバキュームポンプの回転駆動源として、近年ではカム軸を使用するものも多い。即ち、バキュームポンプはカム軸に接続され、そのカム軸によって駆動される。このようなバキュームポンプはシリンダヘッドに取付けられることも多いが、前記特許文献1に記載されるエンジンの負圧供給装置では、負圧作動機器がシリンダヘッドの近傍に配置されているにも関わらず、それら負圧作動機器とバキュームポンプを金属製パイプからなる負圧形成通路部材で接続するため、配管構造が複雑で、例えば金属製パイプを固定する固定具などの部品点数も多い。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、配管構造の簡略化が可能で、シリンダヘッドの剛性を高めることもできるエンジンの負圧供給装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、発明の一態様は、エンジンのカム軸の軸方向端部でシリンダヘッドに取り付けられ、前記カム軸によって駆動されて負圧作動機器に負圧を供給するバキュームポンプと、前記負圧作動機器に負圧を送る配管が連結され、前記バキュームポンプからの負圧が前記配管へ取り出される負圧取出し口と、を備えたエンジンの負圧供給装置において、前記カム軸の軸線と同方向に延びて前記シリンダヘッドに設けられ、前記バキュームポンプのポンプ吸入口と連結する吸入口を備えた吸入フランジと、前記シリンダヘッドの壁内に形成され、前記吸入フランジの前記吸入口と前記負圧作動機器に接続される負圧取出し口とを連絡するシリンダヘッド内負圧通路と、を備え、前記シリンダヘッド内負圧通路は、前記カム軸の軸線と同方向に形成され前記吸入フランジの前記吸入口に連通する連通路と、前記連通路の軸線に対して軸線が直交し且つ軸線が直線状に形成された連結穴と、から形成され、前記連結穴は、一端が前記連通路の端部と連通し、他端が前記負圧取出し口が配置される配管連結部と連通し、前記連結穴の外壁をなす部分は前記シリンダヘッドの外壁から突出するリブ形状に形成されていることを特徴とするエンジンの負圧供給装置である。
また、前記連結穴は少なくとも2つ設けられ、これらの連結穴のうちの2つの連結穴の一方は連結穴の端部を起点としてエンジン前方向に延びるように配置されており、他方は連結穴の端部を起点としてエンジン後方向に延びるように配置され、前記一方の連結穴と他方の連結穴は一直線状に並び、エンジン前後方向の穴は共通の穴で構成される
また、前記連結穴は、前記配管連結部側よりも前記連通路側がエンジン上下方向で下方になるように軸線が設定されている
発明の一態様によれば、エンジンのシリンダヘッドにバキュームポンプが取付けられ、バキュームポンプのポンプ吸入口に接続される吸入口と負圧作動機器に接続される負圧取出し口とを連絡するシリンダヘッド内負圧通路がシリンダヘッドの壁内に形成され、シリンダヘッド内負圧通路に接続され且つ負圧取出し口を連結するための配管連結部がシリンダヘッドの壁部の外側に配置される。そのため、負圧取出し口から負圧作動機器までの配管構造を簡略化することができる。また、負圧取出し口から負圧作動機器までの配管構造がゴムホースである場合に、ゴムホースの配管区間を短縮することができ、バキュームポンプで発生した負圧が負圧作動機器へ伝わるまでの負圧伝達性能が向上する。また、シリンダヘッドの熱によってシリンダヘッド内負圧通路内における空気中の水分の凍結を防止することができる。
また、シリンダヘッド内負圧通路は、吸入口に連絡する連通路と、配管連結部に連絡し且つ連通路の軸線に軸線が直交し且つ軸線が直線状の連結穴とを備えて構成される。そのため、1つの連通路に軸線が直交する2つの連結穴を互いに逆向きに形成する場合には、連通路及び連結穴の外壁を構成するリブがシリンダヘッドの壁部外側に連続して形成され、シリンダヘッドの剛性を高めることが可能となる。また、これにより、カム軸に取付けられたギヤ音やタイミングチェーンの作動音などのエンジン内部の音を遮音する性能も向上する。また、3つ以上の負圧取出し口を設ける場合であっても、1つの連通路に3つ以上の連結穴を接続することで全ての負圧取出し口をシリンダヘッドに配置することができ、負圧取出し口のレイアウトが容易になる。
また、配管連結部側よりも連通路側がエンジン上下方向で下方になるように連結穴の軸線を設定した。これにより、シリンダヘッド内負圧通路内の水分や油分などの液体をバキュームポンプ側に集めてバキュームポンプから排出することが可能となる。
本発明のエンジンの負圧供給装置が適用されたシリンダヘッドの一実施形態を示す平面図である。 図1のシリンダヘッドにおけるバキュームポンプの取付構造を示す正面図である。 図1のシリンダヘッドにおける負圧供給装置の斜視図である。 図1のシリンダヘッド内負圧通路を示す図2のA−A断面図である。
次に、本発明のエンジンの負圧供給装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のシリンダヘッドの平面図、図2は、図1のシリンダヘッドにおけるバキュームポンプの取付構造を示す正面図、図3は、図1のシリンダヘッドにおける負圧供給装置の斜視図である。本実施形態のエンジンでは、図示しないシリンダブロックの上方にシリンダヘッド1が取付けられている。本実施形態のシリンダヘッド1は、シリンダブロックの上方に搭載されるシリンダヘッド下部1aと、その上方に取付けられるカムハウジング2を備えて構成される。なお、エンジン本体は、種々の向きで車両に搭載されるが、凡そシリンダブロックに対してシリンダヘッド1が上方になるように搭載されるので、その方向をエンジン上方、逆方向をエンジン下方と定義する。
本実施形態のエンジンは、シリンダヘッド1の近傍に、負圧倍力装置(マスタバッグ)51やターボチャージャ制御用VSV52といった負圧作動機器を備える。このうち、負圧倍力装置51は、マスタシリンダ53に取付けられ、図示しないブレーキペダルへの踏力を倍力して大きな制動液圧を得るためのものである。また、ターボチャージャ制御用VSV52はターボチャージャ54に接続され、ターボチャージャ54の作動状態を制御するためのものである。この他にも、エンジンで得られる負圧を利用する負圧作動機器としては、例えば排気ガス還流装置(EGR)の通路を開閉するためのEGR通路制御用VSVなどが挙げられる。
はじめに、本実施形態で使用されるバキュームポンプ3について説明する。本実施形態のバキュームポンプ3は、ベーンなどのロータが収納される本体部4と、当該ロータが本体部4内で接続され且つ本体部4から外部に突出するポンプ軸5を備える。本体部4は、ロータなどが収納されるハウジング6と、ロータなどを収納したハウジング6を密閉する蓋体7を備えて構成され、蓋体7はボルトなどの締結具11によってハウジング6に着脱可能に取付けられている。ハウジング6には、バキュームポンプ3のエンジン上部側をエンジンに固定するためのポンプ上部側ボス部8が1カ所、バキュームポンプ3のエンジン下部側をエンジンに固定するためのポンプ下部側ボス部9が2カ所設けられている。これらポンプ上部側ボス部8及びポンプ下部側ボス部9には、夫々、ボルト10が挿入され、これらボルト10によってバキュームポンプ3がシリンダヘッド1に固定される。また、ポンプ軸5は、本体部4のハウジング6から前記ボルト10の突出方向と同方向に突出しており、その突出端部には二股鉤手状の係合爪12が形成されている。なお、図中の符号27は、バキュームポンプ3のハウジング6のポンプ軸5側面に設けられたポンプ吸入口である。
一方、本実施形態では、1つのシリンダヘッド1に二本のカム軸13、14が配置されている。このうち、例えば図3の図示左方のカム軸13が排気カム軸、図示右方のカム軸14が吸気カム軸である。これらのカム軸13、14は、エンジン上方からカムハウジング2を被せるようにシリンダヘッド下部1aに取付けることで、シリンダヘッド1に対して回転自在に支持される。カムハウジング2をシリンダヘッド下部1aに取付ける場合には、例えばラッシュアジャスタの反力に抗してカムハウジング2でカム軸13、14をシリンダヘッド下部1a側に押し付けるようにする。なお、カムハウジング2には、例えば図3に見えているカム軸13、14の軸線方向端部側に吸入フランジ16が形成されており、この吸入フランジ16の中央部に吸入口15が形成されている。そして、この吸入口15は、カムハウジング2、つまりシリンダヘッド1の壁部内で、ターボチャージャ制御用VSV52に接続する第1負圧取出し口17及び負圧倍力装置51に接続する第2負圧取出し口18に連絡されている。このうち、第1負圧取出し口17はゴムホース55を介してターボチャージャ制御用VSV52に接続され、ターボチャージャ制御用VSV52はゴムホース55を介してターボチャージャ54に接続されている。また、第2負圧取出し口18はゴムホース55を介して負圧倍力装置51に接続されている。
本実施形態では、二本のカム軸13、14の一方の軸方向端部、つまり例えば図3に見えている側の軸方向端部にギヤ19が取付けられている。これらのギヤ19は、互いに噛み合い、且つ歯数が同じである。従って、二本のカム軸13、14は同じ速度で逆方向に回転される。そして、本実施形態では、二本のカム軸13、14のうち、吸気カム軸14にのみタイミングギヤ20が取付けられている。このタイミングギヤ20には、クランク軸の回転を伝達するタイミングチェーン21が掛け回されている。そのため、二本のカム軸13、14は、クランク軸の回転に同期して、クランク軸の回転速度の1/2の回転速度で、互いに逆方向に回転する。
また、タイミングギヤ20が取付けられていない排気カム軸13のギヤ19のエンジン上方には、前記吸入フランジ16に隣接してカムハウジング側ボス部22が1カ所形成され、そのカムハウジング側ボス部22にはねじ穴が1つ形成されている。また、排気カム軸13のギヤ19のエンジン下方には、シリンダヘッド側ボス部23が2カ所形成され、夫々に1つずつねじ穴が形成されている。このうちカムハウジング側ボス部22のねじ穴は、バキュームポンプ3の本体部4に形成されたポンプ上部側ボス部8に、シリンダヘッド側ボス部23はポンプ下部側ボス部9に対応している。また、ギヤ19が取付けられている排気カム軸13の軸方向端部には、バキュームポンプ3の係合爪12が嵌合する係合溝25が形成されている。
この係合溝25にバキュームポンプ3の係合爪12を嵌合し、カムハウジング側ボス部22にポンプ上部側ボス部8をあてがい、シリンダヘッド側ボス部23にポンプ下部側ボス部9をあてがう。その状態で、ポンプ上部側ボス部8に挿入したボルト10をカムハウジング側ボス部22のねじ穴にねじ込み、ポンプ下部側ボス部9に挿入したボルト10をシリンダヘッド側ボス部23のねじ穴にねじ込む。更に、これらのボルト10をカムハウジング側ボス部22のねじ穴及びシリンダヘッド側ボス部23のねじ穴の夫々に締め付けることで、バキュームポンプ3がカムハウジング2及びシリンダヘッド下部1a、即ちシリンダヘッド1に固定される。これにより、バキュームポンプ3のポンプ軸5は排気カム軸13の軸方向端部に接続されると共に、バキュームポンプ3の本体部4によってカムハウジング2とシリンダヘッド1とが連結される。なお、このようにバキュームポンプ3をシリンダヘッド1及びカムハウジング2に取付けることにより、バキュームポンプ3のポンプ吸入口27はカムハウジング2の吸入口15に接続され、後述するシリンダヘッド内負圧通路24及び配管連結部26を介して、第1負圧取出し口17及び第2負圧取出し口18の気体を吸入することができるように構成される。
なお、このバキュームポンプ3が取付けられたカムハウジング2及びシリンダヘッド下部1a、即ちシリンダヘッド1の端面は、図示しないカバーが取付けられている。このカバーをカムハウジング2及びシリンダヘッド下部1aの端面に取付けることで、バキュームポンプ3が覆われ、カムハウジング2の端面及びシリンダヘッド下部1aの端面が密閉される。そして、このカバーにより、バキュームポンプ3の作動時に発生する騒音を遮音することができる。
前記シリンダヘッド内負圧通路24は、バキュームポンプ3のポンプ吸入口27に接続される吸入口15と負圧作動機器に接続される負圧取出し口17、18とを個別に連絡するものであり、本実施形態では、シリンダヘッド1の壁内、より具体的にはカムハウジング2の外壁内に形成されている。また、配管連結部26は、シリンダヘッド内負圧通路24に接続されて第1負圧取出し口17又は第2負圧取出し口18を連結するものであり、本実施形態では、シリンダヘッド1の壁部の外側、より具体的にはカムハウジング2の外壁部の外側に配置されている。つまり、バキュームポンプ3のポンプ吸入口27は、シリンダヘッド1、より具体的にはカムハウジング2の吸入口15からシリンダヘッド内負圧通路24を経て配管連結部26の第1負圧取出し口17又は第2負圧取出し口18に接続されている。前述のように第1負圧取出し口17はターボチャージャ制御用VSV52に、第2負圧取出し口18は負圧倍力装置51に接続されているから、バキュームポンプ3の負圧はシリンダヘッド内負圧通路24を介して、これらの負圧作動機器に供給される。
シリンダヘッド内負圧通路24は、カムハウジング2の吸入口15に連絡する連通路28と、配管連結部26に連絡し且つ連通路28の軸線に軸線が直交し且つ軸線が直線状の連結穴29とを備えて構成される。本実施形態では、吸入口15と第1負圧取出し口17を連絡するシリンダヘッド内負圧通路24、並びに吸入口15と第2負圧取出し口18を連絡するシリンダヘッド内負圧通路24の2つの系のシリンダヘッド内負圧通路24が形成されているが、吸入口15に連絡する連通路28は共通である。つまり、1つの連通路28に、2つの連結穴29が接続され、夫々の連結穴29の軸線は連通路28の軸線と直交する。本実施形態では、第1負圧取出し口17と第2負圧取出し口18とは吸入口15を挟んで逆向きに配置されているので、連通路28に直交する2つ系統の連結穴29は、例えば平面視で、連通路28を挟んで直線状に配置される。連結穴29の外壁をなす部分はカムハウジング2の外壁、つまりシリンダヘッド1の外壁から突出するリブ形状となるので、互いに逆向きに形成される連結穴29の外壁は、シリンダヘッド1の外壁に連続するリブ形状となり、シリンダヘッド1の剛性が向上する。なお、バキュームポンプ3内には、図4に示すように逆止弁30が内装されているが、本実施形態のように2系統のシリンダヘッド内負圧通路24を形成する場合であっても、逆止弁30を共用できる。ちなみに、この逆止弁30は、エンジン停止時にシリンダヘッド内負圧通路24内の負圧を維持するためのものである。
また、本実施形態では、図2に示すように、各シリンダヘッド内負圧通路24の連結穴29の軸線を、配管連結部26側よりも連通路28側がエンジン上下方向で下方になるように設定した。これにより、シリンダヘッド内負圧通路24内の水分や油分が吸入口15側、つまりバキュームポンプ3側に集まる。バキュームポンプ3は、シリンダヘッド内負圧通路24内の空気を吸入して排出するので、バキュームポンプ3側に集められた水分や油分もバキュームポンプ3によって吸入されて排出される。
このように本実施形態のエンジンの負圧供給装置では、エンジンのシリンダヘッド1にバキュームポンプ3が取付けられ、バキュームポンプ3のポンプ吸入口27に接続される吸入口15と負圧作動機器に接続される負圧取出し口17、18とを連絡するシリンダヘッド内負圧通路24がシリンダヘッド1の壁内に形成され、シリンダヘッド内負圧通路24に接続され且つ負圧取出し口17、18を連結するための配管連結部26がシリンダヘッド1の壁部の外側に配置される。そのため、負圧取出し口17、18から負圧作動機器までの配管構造を簡略化することができる。また、負圧取出し口17、18から負圧作動機器までの配管構造がゴムホース55である場合に、ゴムホース55の配管区間を短縮することができ、バキュームポンプ3で発生した負圧が負圧作動機器へ伝わるまでの負圧伝達性能が向上する。また、シリンダヘッド1の熱によってシリンダヘッド内負圧通路24内における空気中の水分の凍結を防止することができる。
また、シリンダヘッド内負圧通路24は、吸入口15に連絡する連通路28と、配管連結部26に連絡し且つ連通路28の軸線に軸線が直交し且つ軸線が直線状の連結穴29とを備えて構成される。そのため、1つの連通路28に軸線が直交する2つの連結穴29を互いに逆向きに形成する場合には、連通路28及び連結穴29の外壁を構成するリブがシリンダヘッド1の壁部外側に連続して形成され、シリンダヘッド1の剛性を高めることが可能となる。また、これにより、カム軸に取付けられたギヤ音やタイミングチェーンの作動音などのエンジン内部の音を遮音する性能も向上する。また、3つ以上の負圧取出し口を設ける場合であっても、1つの連通路28に3つ以上の連結穴29を接続することで全ての負圧取出し口をシリンダヘッド1に配置することができ、負圧取出し口のレイアウトが容易になる。
また、配管連結部26側よりも連通路28側がエンジン上下方向で下方になるように連結穴29の軸線を設定した。これにより、シリンダヘッド内負圧通路24内の水分や油分などの液体をバキュームポンプ3側に集めてバキュームポンプ3から排出することが可能となる。
1はシリンダヘッド
2はカムハウジング
3はバキュームポンプ
4は本体部
5はポンプ軸
6はハウジング
7は蓋体
8はポンプ上部側ボス部
9はポンプ下部側ボス部
10はボルト
11は締結具
12は係合爪
13は排気カム軸
14は吸気カム軸
15は吸入口
16は吸入フランジ
17は第1負圧取出し口
18は第2負圧取出し口
19はギヤ
20はタイミングギヤ
21はタイミングチェーン
22はカムハウジング側ボス部
23はシリンダヘッド側ボス部
24はシリンダヘッド内負圧通路
25は嵌合溝
26は配管連結部
27はポンプ吸入口
28は連通路
29は連結穴
51は負圧倍力装置
52はターボチャージャ制御用VSV
53はマスタシリンダ
54はターボチャージャ
55はゴムホース

Claims (3)

  1. エンジンのカム軸の軸方向端部でシリンダヘッドに取り付けられ、前記カム軸によって駆動されて負圧作動機器に負圧を供給するバキュームポンプと、
    前記負圧作動機器に負圧を送る配管が連結され、前記バキュームポンプからの負圧が前記配管へ取り出される負圧取出し口と、を備えたエンジンの負圧供給装置において、
    前記カム軸の軸線と同方向に延びて前記シリンダヘッドに設けられ、前記バキュームポンプのポンプ吸入口と連結する吸入口を備えた吸入フランジと、
    前記シリンダヘッドの壁内に形成され、前記吸入フランジの前記吸入口と前記負圧作動機器に接続される負圧取出し口とを連絡するシリンダヘッド内負圧通路と、を備え、
    前記シリンダヘッド内負圧通路は、前記カム軸の軸線と同方向に形成され前記吸入フランジの前記吸入口に連通する連通路と、
    前記連通路の軸線に対して軸線が直交し且つ軸線が直線状に形成された連結穴と、から形成され、
    前記連結穴は、一端が前記連通路の端部と連通し、他端が前記負圧取出し口が配置される配管連結部と連通し、
    前記連結穴の外壁をなす部分は前記シリンダヘッドの外壁から突出するリブ形状に形成されていることを特徴とするエンジンの負圧供給装置。
  2. 前記連結穴は少なくとも2つ設けられ、これらの連結穴のうちの2つの連結穴の一方は連結穴の端部を起点としてエンジン前方向に延びるように配置されており、他方は連結穴の端部を起点としてエンジン後方向に延びるように配置され、
    前記一方の連結穴と他方の連結穴は一直線状に並び、エンジン前後方向の穴は共通の穴で構成されることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの負圧供給装置。
  3. 前記連結穴は、前記配管連結部側よりも前記連通路側がエンジン上下方向で下方になるように軸線が設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンの負圧供給装置。
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