JP6110539B1 - 音声翻訳装置、音声翻訳方法、及び音声翻訳プログラム - Google Patents

音声翻訳装置、音声翻訳方法、及び音声翻訳プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】対話者たる外国人との会話の契機を得ることができ、かつ、自然な会話の流れのなかで対話者の言語を選択する又は選択させること。【解決手段】本発明の一態様による音声翻訳装置は、ユーザの音声入力のための入力部、入力音声の内容を翻訳する翻訳部、及び、その翻訳内容を音声等で出力する出力部を備える。また、当該音声翻訳装置は、複数の定型文、及びそれらの複数の言語による訳文を記憶する記憶部と、ユーザが複数の定型文のなかから特定の定型文を選択するために、複数の定型文を表示する定型文提示部と、特定の定型文に対する複数の言語による訳文を表示する訳文提示部と、対話者が複数の言語のなかから所望の言語を選択するための言語選択手段を表示する言語選択手段提示部とを更に備える。【選択図】図5

Description

本発明は、音声翻訳装置、音声翻訳方法、及び音声翻訳プログラムに関する。
互いの言語を理解できない人同士の会話、例えば店員(飲食店等の店舗の販売員)と外国人(海外からの観光客等)との会話を可能ならしめるべく、話者の発話音声をテキスト化し、そのテキストの内容を相手の言語に機械翻訳した上で画面に表示したり、或いは、音声合成技術を用いてそのテキストの内容を音声再生したりする音声翻訳技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。また、かかる音声翻訳技術を具現化したスマートフォン等の情報端末で動作する音声翻訳アプリケーションも実用化されている(例えば非特許文献1参照)。
特開平9−34895号公報
U−STARコンソーシアムホームページ[平成28年1月25日検索]、インターネット<URL:http://www.ustar-consortium.com/app_ja/app.html>
しかし、いざ、外国人と会話によるコミュニケーションを図ろうとしても、話しかける切っ掛けを作ることができず、会話自体を始めることができないことがある。また、音声翻訳アプリケーションや音声翻訳装置を有していても、そもそも、対話者(外国人)が話す言語や理解することができる言語が分からない状態では、相手の言語を選択することができず、結果として、音声翻訳アプリケーションや音声翻訳装置を使用することができない。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、対話者たる外国人との会話の契機を得ることができ、かつ、自然な会話の流れのなかで対話者の言語を選択する又は選択させることが可能な音声翻訳装置、音声翻訳方法、及び音声翻訳プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による音声翻訳装置は、ユーザの音声を入力するための入力部、入力音声の内容を異なる言語の内容に翻訳する翻訳部、及び、対話者に対して入力音声の翻訳内容(対訳)を音声及び/又はテキストで出力する出力部を備える。そして、当該音声翻訳装置は、複数の定型文(質問文等)、及びそれらの複数の定型文のそれぞれに対する複数の言語による訳文を記憶する記憶部と、ユーザが複数の定型文のなかから特定の定型文を選択するために、それらの複数の定型文を表示する定型文提示部と、特定の定型文が選択されたときに、その特定の定型文に対する複数の言語による訳文を表示する訳文提示部と、対話者が複数の言語のなかから所望の言語を選択するための言語選択手段を表示する言語選択手段提示部とを更に備える。
また、具体的には、言語選択手段提示部が、上記特定の定型文に対する前記複数の言語による訳文の表示の後に、又は、該訳文の表示とともに(同時に)、言語選択手段(ボタン、チェックボックス等)を表示するようにしてもよい。
さらに、上記特定の定型文に対する複数の言語による訳文の表示の後に、又は、その訳文の表示とともに(同時に)、対話者が上記と定型文(質問文等)に対して返答するための返答手段を表示する返答手段提示部を更に備えてもよい。
また、本発明の一態様による音声翻訳方法は、入力部、翻訳部、出力部、記憶部、定型文提示部、訳文提示部、及び言語選択手段提示部を備える本発明による音声翻訳装置を用いる方法である。すなわち、当該方法は、ユーザの音声を入力するステップと、翻訳部が、入力音声の内容を異なる言語の内容に翻訳するステップと、出力部が、翻訳内容を音声及び/又はテキストで出力するステップと、記憶部が、複数の定型文、及びそれらの複数の定型文のそれぞれに対する複数の言語による訳文を記憶するステップと、定型文提示部が、ユーザが複数の定型文のなかから特定の定型文を選択するために、それらの複数の定型文を表示するステップと、訳文提示部が、特定の定型文が選択されたときに、その特定の定型文に対する複数の言語による訳文を表示するステップと、言語選択手段提示部が、対話者が複数の言語のなかから所望の言語を選択するための言語選択手段を表示するステップとを含む。
また、本発明の一態様による音声翻訳プログラムは、コンピュータ(単数又は単一種に限られず、複数又は複数種でもよい;以下同様)を、ユーザの音声を入力するための入力部と、入力音声の内容を異なる言語の内容に翻訳する翻訳部と、翻訳内容を音声及び/又はテキストで出力する出力部と、複数の定型文、及びそれらの複数の定型文のそれぞれに対する複数の言語による訳文を記憶する記憶部と、ユーザが複数の定型文のなかから特定の定型文を選択するために、それらの複数の定型文を表示する定型文提示部と、特定の定型文が選択されたときに、その特定の定型文に対する複数の言語による訳文を表示する訳文提示部と、対話者が複数の言語のなかから所望の言語を選択するための言語選択手段を表示する言語選択手段提示部として機能させるものである。
本発明によれば、複数の定型文、及びそれらの複数の定型文のそれぞれに対する複数の言語の訳文を予め記憶しておき、ユーザがそれらのなかから適宜の「特定の定型文」を選択することができる。そして、それらの複数の言語による訳文を対話者に提示することにより、会話の契機を得ることができるので、対話者との会話による円滑なコミュニケーションが可能となる。また、そのような特定の定型文に対する複数の言語による訳文を対話者に表示して会話を始めてから、対話者が話す又は理解することができる所望の言語を選択することができるので、対話者の言語選択を自然な会話の流れのなかで行うことが可能となる。
本発明による音声翻訳装置に係るネットワーク構成等の好適な一実施形態を概略的に示すシステムブロック図である。 本発明による音声翻訳装置におけるユーザ装置である情報端末の構成の一例を概略的に示すシステムブロック図である。 本発明による音声翻訳装置におけるサーバの構成の一例を概略的に示すシステムブロック図である。 本発明による音声翻訳装置の第1実施形態における処理の流れ(一部)の一例を示すフローチャートである。 (A)乃至(D)は、第1実施形態による情報端末における表示画面の遷移の一例を示す平面図である。 (A)及び(B)は、第1実施形態による情報端末における表示画面の遷移の一例を示す平面図である。 本発明による音声翻訳装置の第2実施形態における処理の流れ(一部)の一例を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は、第2実施形態による情報端末10の画面表示における遷移(の一部)の一例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。またさらに、必要に応じて示す上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図示の表示に基づくものとする。さらにまた、図面における各種の寸法比率は、その図示の比率に限定されるものではない。
(装置構成)
図1は、本発明による音声翻訳装置に係るネットワーク構成等の好適な一実施形態を概略的に示すシステムブロック図である。また、図2は、音声翻訳装置100におけるユーザ装置である情報端末10の構成の一例を概略的に示すシステムブロック図である。さらに、図3は、音声翻訳装置100におけるサーバ20の構成の一例を概略的に示すシステムブロック図である。この例において、音声翻訳装置100は、ユーザが使用する情報端末10(ユーザ装置)にネットワークNを介して電子的に接続されるサーバ20を備える(但し、これに限定されない)。
情報端末10は、例えば、タッチパネル等のユーザインターフェイス及び視認性が高いディスプレイを採用する。また、ここでの情報端末10は、ネットワークNとの通信機能を有するスマートフォンに代表される携帯電話を含む可搬型のタブレット型端末装置である。さらに、情報端末10は、プロセッサ11、記憶資源12、音声入出力デバイス13、通信インターフェイス14、入力デバイス15、表示デバイス16、及びカメラ17を備えている。また、情報端末10は、インストールされた音声翻訳アプリケーションソフト(本発明の一実施形態による音声翻訳プログラムの少なくとも一部)が動作することにより、本発明の一実施形態による音声翻訳装置の一部又は全部として機能するものである。
プロセッサ11は、算術論理演算ユニット及び各種レジスタ(プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等)から構成される。また、プロセッサ11は、記憶資源12に格納されているプログラムP10である音声翻訳アプリケーションソフトを解釈及び実行し、各種処理を行う。このプログラムP10としての音声翻訳アプリケーションソフトは、例えばサーバ20からネットワークNを通じて配信可能なものであり、手動で又は自動でインストール及びアップデートされてもよい。
なお、ネットワークNは、例えば、有線ネットワーク(近距離通信網(LAN)、広域通信網(WAN)、又は付加価値通信網(VAN)等)と無線ネットワーク(移動通信網、衛星通信網、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、WiFi(Wireless Fidelity)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)等)が混在して構成される通信網である。
記憶資源12は、物理デバイス(例えば、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体)の記憶領域が提供する論理デバイスであり、情報端末10の処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種データ等を格納する。ドライバプログラムとしては、例えば、音声入出力デバイス13を制御するための入出力デバイスドライバプログラム、入力デバイス15を制御するための入力デバイスドライバプログラム、表示デバイス16を制御するための表示デバイスドライバプログラム等が挙げられる。さらに、音声入出力デバイス13は、例えば、一般的なマイクロフォン、及びサウンドデータを再生可能なサウンドプレイヤである。
通信インターフェイス14は、例えばサーバ20との接続インターフェイスを提供するものであり、無線通信インターフェイス及び/又は有線通信インターフェイスから構成される。また、入力デバイス15は、例えば、表示デバイス16に表示されるアイコン、ボタン、仮想キーボード等のタップ動作による入力操作を受け付けるインターフェイスを提供するものであり、タッチパネルの他、情報端末10に外付けされる各種入力装置を例示することができる。
表示デバイス16は、画像表示インターフェイスとして各種の情報をユーザや、必要に応じて対話者(会話の相手方)に提供するものであり、例えば、有機ELディスプレイ、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等が挙げられる。また、カメラ17は、種々の被写体の静止画や動画を撮像するためのものである。
サーバ20は、例えば、演算処理能力の高いホストコンピュータによって構成され、そのホストコンピュータにおいて所定のサーバ用プログラムが動作することにより、サーバ機能を発現するものであり、例えば、音声認識サーバ、翻訳サーバ、及び音声合成サーバとして機能する単数又は複数のホストコンピュータから構成される(図示においては単数で示すが、これに限定されない)。そして、各サーバ20は、プロセッサ21、通信インターフェイス22、及び記憶資源23を備える。
プロセッサ21は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット及び各種レジスタ(プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等)から構成され、記憶資源23に格納されているプログラムP20を解釈及び実行し、所定の演算処理結果を出力する。また、通信インターフェイス22は、ネットワークNを介して情報端末10に接続するためのハードウェアモジュールであり、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
記憶資源23は、例えば、物理デバイス(ディスクドライブ又は半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体等)の記憶領域が提供する論理デバイスであり、それぞれ単数又は複数のプログラムP20、各種モジュールL20、各種データベースD20、及び各種モデルM20が格納されている。また、記憶資源23には、ユーザが対話者へ話しかけるために予め用意された複数の質問定型文(例えば後述する日本語テキストT3)と、それらの複数の質問定型文のそれぞれに対する複数の言語による訳文(例えば後述する外国語テキストT6,T11)も記憶されている。このとおり、記憶資源23が「記憶部」として機能する。
プログラムP20は、サーバ20のメインプログラムである上述したサーバ用プログラム等である。また、各種モジュールL20は、情報端末10から送信されてくる要求及び情報に係る一連の情報処理を行うため、プログラムP10の動作中に適宜呼び出されて実行されるソフトウェアモジュール(モジュール化されたサブプログラム)である。かかるモジュールL20としては、音声認識モジュール、翻訳モジュール、音声合成モジュール等が挙げられる。
また、各種データベースD20としては、音声翻訳処理のために必要な各種コーパス(例えば、日本語と英語の音声翻訳の場合、日本語音声コーパス、英語音声コーパス、日本語文字(語彙)コーパス、英語文字(語彙)コーパス、日本語辞書、英語辞書、日英対訳辞書、日英対訳コーパス等)、音声データベース、ユーザに関する情報を管理するための管理用データベース等が挙げられる。また、各種モデルM20としては、音声認識に使用する音響モデルや言語モデル等が挙げられる。
以上のとおり構成された音声翻訳装置100における、音声翻訳処理の操作及び動作の一例について、以下に更に説明する。
(第1実施形態)
図4は、第1実施形態の音声翻訳装置100における処理の流れ(の一部)の一例を示すフローチャートである。また、図5(A)乃至(D)、並びに、図6(A)及び(B)は、第1実施形態による情報端末10の画面表示における遷移(の一部)の一例を示す平面図である。ここでは、情報端末10のユーザが日本語を話す店員であり、対話者(会話の相手)が英語、中国語(例えば書体により2種類)、又はハングル語を話す外国人である場合の会話を想定する(但し、言語はこれに限定されない)。
まず、ユーザ(店員)が当該アプリケーションを起動する(ステップSU1)と、情報端末10の表示デバイス16に、図5(A)に示す対話者の言語選択画面が表示される(ステップSJ1)。この言語選択画面には、対話者に当該アプリケーションを使用して会話することを勧める旨、及び、後記の言語ボタンを選択することにより当該アプリケーションのプライバシーポリシーに同意することを示す英語テキストT1、並びに、会話のイメージを表すイラスト51が表示される。また、この言語選択画面における英語テキストT1の下方には、想定される複数の代表的な言語(英語、中国語2種類、及びハングル語)を示す言語ボタン52(言語選択手段)が表示され、さらにその下方には、言語選択画面を閉じて当該アプリケーションを終了するためのキャンセルボタンB1も表示される。
次に、この時点では、対話者が話す又は理解することができる言語が不明であるため、ユーザが言語ボタン52(言語選択手段)のなかから、差し当たり、例えば「英語」の部分をタップして英語を選択すると、サーバ20のプロセッサ21及び情報端末10のプロセッサ11により、ホーム画面として、日本語と英語の音声入力の待機画面が表示デバイス16に表示される(図5(B);ステップSJ2)。この待機画面には、ユーザと対話者の言語の何れを発話するかを問う日本語テキストT2、並びに、日本語の音声入力を行うための日本語入力ボタン53a及び英語の音声入力を行うための英語入力ボタン53bが表示される。このとおり、プロセッサ11,21及び表示デバイス16が「言語選択手段提示部」として機能する。
また、この待機画面には、予め設定されている複数の質問定型文のリスト表示を選択するためのお声がけボタン54、図5(A)の言語選択画面に戻って対話者の言語を切り替える(言語選択をやり直す)ための言語選択ボタン55、これまでになされた音声入力内容の履歴表示を選択するための履歴ボタン56、及び当該アプリケーションソフトの各種設定を行うための設定ボタン57も表示される。
ここで、図4には、これ以降の処理として、ユーザがお声掛けボタン54をタップするか否かに着目した場合分け(ステップSU2)のフローを示すが、通常の音声翻訳処理においては、図5(B)に示す待機画面から音声入力を行うことができる。ここでは、その通常の音声翻訳処理(つまり、ステップSU2において「No」)の流れについて先に説明する。
[通常の音声翻訳処理]
すなわち、この待機画面において、ユーザが日本語入力ボタン53aをタップして日本語の音声入力を選択すると、その音声入力が可能な状態となる。この状態で、ユーザが対話者への伝達事項等を発話すると、音声入出力デバイス13を通して音声入力が行われる(ステップSJ3)。情報端末10のプロセッサ11は、その音声入力に基づいて音声信号を生成し、その音声信号を通信インターフェイス14及びネットワークNを通してサーバ20へ送信する。このとおり、情報端末10自体、又はプロセッサ11及び音声入出力デバイス13が「入力部」として機能する。
サーバ20のプロセッサ21は、通信インターフェイス22を通してその音声信号を受信し、音声認識処理を行う(ステップSJ4)。このとき、プロセッサ21は、記憶資源23から、必要なモジュールL20、データベースD20、及びモデルM20(音声認識モジュール、日本語音声コーパス、音響モデル、言語モデル等)を呼び出し、入力音声の「音」を「読み」(文字)へ変換する。このとおり、プロセッサ21、又は、サーバ20が全体として「音声認識サーバ」として機能する。
ここで、入力音声が認識された場合、プロセッサ21は、認識された音声の「読み」(文字)を他の言語に翻訳する多言語翻訳処理へ移行する(ステップSJ5)。このとき、プロセッサ21は、記憶資源23から、必要なモジュールL20及びデータベースD20(翻訳モジュール、日本語文字コーパス、日本語辞書、英語辞書、日英対訳辞書、日英対訳コーパス等)を呼び出し、認識結果である入力音声の「読み」(文字列)を適切に並び替えて日本語の句、節、文等へ変換し、その変換結果に対応する英語を抽出し、それらを英文法に従って並び替えて自然な英語の句、節、文等へと変換する。このとおり、プロセッサ21は、「翻訳部」としても機能し、サーバ20は、全体として「翻訳サーバ」としても機能する。なお、入力音声がうまく認識されなかった場合には、音声の再入力を行うことができる(画面表示を図示せず)。
また、プロセッサ21は、認識された入力音声の内容を記憶資源23に記憶する。次に、多言語翻訳処理、及び、入力音声の内容の記憶処理が完了すると、プロセッサ21は、音声合成処理へ移行する(ステップSJ6)。このとき、プロセッサ21は、記憶資源23から、必要なモジュールL20、データベースD20、及びモデルM20(音声合成モジュール、英語音声コーパス、音響モデル、言語モデル等)を呼び出し、翻訳結果である英語の句、節、文等を自然な音声に変換する。このとおり、プロセッサ21は、「音声合成部」としても機能し、サーバ20は、全体として「音声合成サーバ」としても機能する。
次いで、プロセッサ21は、合成された音声に基づいて音声出力用の音声信号を生成し、通信インターフェイス22及びネットワークNを通して、情報端末10へ送信する。情報端末10のプロセッサ11は、通信インターフェイス14を通してその音声信号を受信し、音声入出力デバイス13を用いて、音声出力処理を行う(ステップSJ7)。このとおり、プロセッサ11及び音声入出力デバイス13が、「出力部」として機能する。
[お声がけ機能による処理]
一方、図5(B)に示す待機画面において、ユーザがお声がけボタン54をタップする(ステップSU2において「Yes」)と、情報端末10のプロセッサ11は、対話者へ話しかけるために用意された複数の質問定型文の一覧を表示するための指令信号をサーバ20へ送信する。その指令信号を受信したサーバ20のプロセッサ21は、記憶資源23に記憶保持された複数の質問定型文を読み出し、例えば図5(C)に示す定型文表示画面を表示デバイス16に表示する(ステップSJ8)。この定型文表示画面には、複数の質問定型文の日本語テキストT3が横書きで画面縦方向にリスト表示され、ユーザが各質問定型文のテキスト部分をタップすることにより、所望の質問定型文(特定の定型文)を選択することができる。このとおり、プロセッサ11,21及び表示デバイス16は「定型文提示部」としても機能する。
また、この定型文表示画面において、日本語テキストT3のリストの上方及び下方には、それぞれ、図5(A)の言語選択画面において対話者の言語として選択された言語(つまり対訳言語)が英語であることを示す日本語テキストT4、及び、定型文表示画面を閉じて図5(B)の待機画面へ戻るための閉じるボタンB2も表示される。
次に、ユーザが、定型文表示画面にリストされた質問定型文の日本語テキストT3のなかから、所望の質問定型文(特定の定型文)として、例えば「どうされましたか?」と記載された日本語テキストT5を選択する(ステップSU3において「Yes」)と、情報端末10のプロセッサ11からその指令信号がサーバ20へ送信される。その指令信号を受信したサーバ20のプロセッサ21は、選択された日本語テキストT5の内容に関連付けて記憶資源23に記憶されている複数の言語(英語、中国語2種類、及びハングル語)の訳文を呼び出し、それらの内容を含むテキスト信号を生成し、通信インターフェイス22及びネットワークNを通して、情報端末10へ送信する。情報端末10のプロセッサ11は、通信インターフェイス14を通してそのテキスト信号を受信し、図5(D)に示す訳文表示画面を表示デバイス16に表示する(ステップSJ9)。このとおり、プロセッサ11,21及び表示デバイス16は「訳文提示部」としても機能する。
この訳文表示画面には、ユーザによって選択された特定の定型文の日本語テキストT5とともに、各言語による訳文を示す複数の外国語テキストT6が横書きで画面縦方向にリスト表示される。ユーザは、この訳文表示画面を対話者に提示することにより、対話者に対して複数の言語で「どうされましたか?」と問いかけることができる。また、その訳文表示画面において、外国語テキストT6の下方には、その質問に対する返答を行うための複数の返答ボタン58a,58b(何れも返答手段)が、プロセッサ11,21によって表示される。すなわち、「YES」及び「Please」と記載された返答ボタン58a、は、補助や支援をユーザに要求するためのものであり、「NO」及び「Thank you」と記載された返答ボタン58bは、ユーザによる支援又は補助が不要であることを表明するためのものである。対話者は、返答ボタン58a,58bの何れかをタップして選択する(ステップSU4)ことができる。このとおり、プロセッサ11,21及び表示デバイス16は「返答手段提示部」としても機能する。
例えば、対話者が外国語テキストT6の何れかを理解することができ、かつ、ユーザによる補助や支援が必要であった場合、対話者は「YES」の返答ボタン58aをタップする(ステップSU4において「YES」選択)。そうすると、表示デバイス16には、先述の図5(A)に示す言語選択画面が再表示され(ステップSJ10)、この時点で、対話者が自ら言語を選択することができる。対話者による言語選択が完了すると、表示デバイス16には、図5(B)に示す音声入力の待機画面が表示される。なお、前述の如く図5(B)には英語入力ボタン53bが表示されているが、対話者が選択した言語が英語以外の場合には、英語入力ボタン53bに代えて、その選択された言語の入力ボタンが表示される。
次いで、図5(B)に示す音声入力の待機画面において、対話者が英語入力ボタン53b(又は他の言語の入力ボタン)をタップして音声入力を選択すると、音声入力が可能な状態となる。この状態で、対話者がユーザへの伝達事項(補助や支援が必要な内容等)を発話する(ステップSJ3)と、上述した[通常の音声翻訳処理]と同様にして(ただし日本語に代えて英語又は他の言語の処理となる)、音声認識処理(ステップSJ4)、多言語翻訳処理(ステップSJ5)、音声合成処理(ステップSJ6)、及び音声出力処理(ステップSJ7)が順次実行され、ユーザと対話者の会話が進行する。
一方、例えば、対話者が外国語テキストT6の何れかを理解することができ、かつ、ユーザによる補助や支援が不要である場合、対話者は「NO」の返答ボタン58bをタップする(ステップSU4において「NO」選択)。そうすると、情報端末10のプロセッサ11からその指令信号がサーバ20へ送信される。その指令信号を受信したサーバ20のプロセッサ21は、対話者の音声入力が不要であると判断し、対話者への返答として、記憶資源23に記憶されている例えば「ごゆっくりどうぞ」という定型文、及び、複数の言語によるその訳文の内容を含むテキスト信号を生成し、通信インターフェイス22及びネットワークNを通して、情報端末10へ送信する。
情報端末10のプロセッサ11は、通信インターフェイス14を通してそのテキスト信号を受信し、図6(A)に示す返答表示画面を表示デバイス16に表示する(ステップSJ11)。この返答表示画面には、「ごゆっくりどうぞ」という定型文の日本語テキストT7とともに、その内容のイメージを表すイラスト61、及び、各言語による訳文を示す複数の外国語テキストT8が横書きで画面縦方向にリスト表示される。
なお、ユーザに対して、お声がけ機能の内容を説明するために、例えば図6(B)に示すチュートリアル(説明)画面を、上述した適宜の画面から遷移して表示するようにしてもよい。例えば、図5(D)に示すヘルプボタンHを、適宜の画面に表示しておき、ユーザがそのヘルプボタンHをタップしたときに、チュートリアル画面が表示されてもよい。このチュートリアル画面には、例えば、お声がけ機能の内容又は概要を説明するための日本語テキストT9、及び、その内容のイメージを表すイラスト62が表示される。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態の音声翻訳装置100における処理の流れ(の一部)の一例を示すフローチャートである。また、図8(A)及び(B)は、第2実施形態による情報端末10の画面表示における遷移(の一部)の一例を示す平面図である。この第2実施形態の処理フローは、第1実施形態における図4に示すステップSU4に代えて図7に示すステップSU5を実行し、同図4に示すステップSJ10,SJ11を実行せず、かつ、第1実施形態における図5(C)及び(D)に示す画面に代えて、それぞれ図8(A)及び(B)に示す画面が表示されること以外は、第1実施形態における処理フローと同等の手順で実行される。
すなわち、ここでは、図7に示すステップSJ8において、図8(A)に示す定型文表示画面が表示され、ユーザが、定型文表示画面にリストされた質問定型文の日本語テキストT3のなかから、所望の質問定型文(特定の定型文)として、例えば「日本はいかがですか?」と記載された日本語テキストT10を選択する(ステップSU3において「Yes」)。
これにより、情報端末10のプロセッサ11からその指令信号がサーバ20へ送信され、サーバ20のプロセッサ21は、選択された特定の質問定型文と、複数言語によるその訳文を含むテキスト信号を生成し、通信インターフェイス22及びネットワークNを通して、情報端末10へ送信する。情報端末10のプロセッサ11は、通信インターフェイス14を通してそのテキスト信号を受信し、図8(B)に示す訳文表示画面を表示デバイス16に表示する(ステップSJ9)。
この訳文表示画面には、ユーザによって選択された特定の定型文の日本語テキストT10とともに、各言語による訳文を示す複数の外国語テキストT11が横書きで画面縦方向にリスト表示される。ユーザは、この訳文表示画面を対話者に提示することにより、対話者に対して複数の言語で「日本はいかがですか?」と問いかけることができる。また、その訳文表示画面において、外国語テキストT11のそれぞれに隣接するように、その質問に対して応答する旨の意思表示を行うための複数の返答ボタン71(返答手段)が表示され、対話者がその何れかをタップして選択することができる。
この問いかけに対し、対話者が外国語テキストT11の何れかを理解することができ、かつ、ユーザに対して何らかの返答を行う場合、対話者は、自分が話す又は理解することができる言語(特定の言語)による対訳が記載された返答ボタン71をタップする(ステップSU4)。情報端末10のプロセッサ11は、その言語の返答ボタン71の選択が行われたことを示す指令信号をサーバ20のプロセッサ21へ送信し、プロセッサ21は、その指令信号に基づいて、対話者が話す又は理解することができる言語を判別する。
それから、プロセッサ21は、情報端末10の表示デバイス16に、第1実施形態における図5(B)に示す音声入力の待機画面を表示する。例えば、対話者の言語が英語であると判断された場合、ユーザの言語である日本語入力ボタン53aと対話者の言語である英語入力ボタン53bを含む待機画面(つまり図5(B)の画面)が表示される。同様に、対話者の言語が他の言語であると判断された場合には、日本語入力ボタン53aと他の言語入力ボタンを含む待機画面が表示される。そして、これ以降の処理、すなわち、対話者による音声入力(ステップSJ3)、音声認識処理(ステップSJ4)、多言語翻訳処理(ステップSJ5)、音声合成処理(ステップSJ6)、及び音声出力処理(ステップSJ7)は、上述した[通常の音声翻訳処理]と同様にして順次実行される。
以上のように構成された音声翻訳装置100及びそれを用いた音声翻訳方法並びに音声翻訳プログラムによれば、ユーザが対話者へ話しかけるために予め用意された複数の質問定型文(日本語テキストT3)と、それらの複数の質問定型文のそれぞれに対する複数の言語による訳文(例えば外国語テキストT6,T11)が記憶されており、ユーザがそれらのなかから適宜の「特定の定型文」を選択することができる。その際、情報端末10の表示デバイス16に、選択された特定の定型文の複数の言語による訳文が表示されるので、それを対話者に提示することにより、対話者との会話の契機を得ることができる。これにより、ユーザは、対話者に気軽に話しかけることができ、対話者との会話による円滑なコミュニケーションが可能となる。
また、第1実施形態の如く、例えば図5(D)に示す特定の定型文(日本語テキストT5)に対する複数の言語による訳文が表示された訳文表示画面の後に、対話者の必要に応じて、図5()に示す言語選択画面が表示され、対話者が話す又は理解することができる所望の言語を選択することができる。したがって、対話者の言語選択を自然な会話の流れのなかで行うことが可能となる。
さらに、第2実施形態の如く、例えば図8(B)に示す特定の定型文(日本語テキストT10)に対する複数の言語による訳文が表示された訳文表示画面において、各訳文の外国語テキストT11に隣接するように、その質問に対して返答する旨を表明するための回答ボタン71が表示される。そして、対話者がその何れかをタップして選択することにより、対話者が話す又は理解することができる言語が判別判断されるので、かかる手順によっても、対話者の言語選択を自然な会話の流れのなかで行うことが可能となる。
なお、上述したとおり、上記の各実施形態は、本発明を説明するための一例であり、本発明をその実施形態に限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。例えば、当業者であれば、実施形態で述べたリソース(ハードウェア資源又はソフトウェア資源)を均等物に置換することが可能であり、そのような置換も本発明の範囲に含まれる。
また、上記各実施形態では、音声認識、翻訳、及び音声合成の各処理をサーバ20によって実行する例について記載したが、これらの処理を情報端末10において実行するように構成してもよい。この場合、それらの処理に用いるモジュールL20は、情報端末10の記憶資源12に保存されていてもよいし、サーバ20の記憶資源23に保存されていてもよい。さらに、音声データベースであるデータベースD20、及び/又は、音響モデル等のモデルM20も、情報端末10の記憶資源12に保存されていてもよいし、サーバ20の記憶資源23に保存されていてもよい。このとおり、音声翻訳装置は、ネットワークN及びサーバ20を備えなくてもよい。
さらに、例えば図5(D)や図8(B)の訳文表示画面にリストされた複数の言語による訳文(外国語テキストT6,T11)の全部又は一部を音声で読み上げるようにしてもよい。この場合、音声出力する訳文をユーザ又は対話者が選択するようにしてもよいし、選択することなく自動で読み上げるようにしてもよい。またさらに、図5(D)や図8(B)の訳文表示画面にリストされた複数の言語による訳文(外国語テキストT6,T11)のそれぞれが、返答ボタン58a,58b,71を兼ねるように構成してもよい。この場合、対話者が訳文(外国語テキストT6,T11)のそれぞれをタップして選択することにより、サーバ20のプロセッサ21が、その対話者の言語を判別するようにしても好適である。
また、情報端末10とネットワークNとの間には、両者間の通信プロトコルを変換するゲートウェイサーバ等が介在してももちろんよい。また、情報端末10は、携帯型装置に限らず、例えば、デスクトップ型パソコン、ノート型パソコン、タブレット型パソコン、ラップトップ型パソコン等でもよい。
本発明によれば、対話者たる外国人との会話の契機を得ることができ、かつ、自然な会話の流れのなかで対話者の言語を選択する又は選択させることが可能となるので、例えば、互いの言語を理解できない人同士の会話に関するサービスの提供分野における、プログラム、装置、システム、及び方法の設計、製造、提供、販売等の活動に広く利用することができる。
10 情報端末
11 プロセッサ
12 記憶資源
13 音声入出力デバイス
14 通信インターフェイス
15 入力デバイス
16 表示デバイス
17 カメラ
20 サーバ
21 プロセッサ
22 通信インターフェイス
23 記憶資源
51 イラスト
52 言語ボタン
53a 日本語入力ボタン
53b 英語入力ボタン
54 お声がけボタン
55 言語選択ボタン
56 履歴ボタン
57 設定ボタン
58a,58b 返答ボタン
61 イラスト
62 イラスト
71 返答ボタン
100 音声翻訳装置
B1 キャンセルボタン
B2 閉じるボタン
D20 データベース
H ヘルプボタン
L20 モジュール
M20 モデル
N ネットワーク
P10 プログラム
P20 プログラム
T1 英語テキスト
T2 日本語テキスト
T3 日本語テキスト
T4 日本語テキスト
T5 日本語テキスト
T6 外国語テキスト
T7 日本語テキスト
T8 外国語テキスト
T9 日本語テキスト
T10 日本語テキスト
T11 外国語テキスト

Claims (6)

  1. ユーザの音声を入力するための入力部、入力音声の内容を異なる言語の内容に翻訳する翻訳部、及び、前記入力音声の翻訳内容を音声及び/又はテキストで出力する出力部を備える音声翻訳装置であって、
    複数の質問定型文、及び該複数の質問定型文のそれぞれに対する複数の言語による訳文を記憶する記憶部と、
    前記ユーザが前記複数の質問定型文のなかから特定の質問定型文を選択するために、該複数の質問定型文を表示する定型文提示部と、
    前記特定の質問定型文が選択されたときに、該特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文を表示する訳文提示部と、
    前記特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文の表示の後に、又は、該訳文の表示とともに、前記対話者が前記特定の質問定型文に対して返答するための返答手段を提示する返答手段提示部と、
    前記対話者が前記返答手段を操作した後に、前記対話者が前記複数の言語のなかから所望の言語を選択するための言語選択手段を表示する言語選択手段提示部と、
    前記対話者が前記所望の言語を選択したときに、前記ユーザの言語と前記対話者の言語による音声入力の待機画面を表示する音声入力待機画面表示部と、
    を更に備える音声翻訳装置。
  2. ユーザの音声を入力するための入力部、入力音声の内容を異なる言語の内容に翻訳する翻訳部、及び、前記入力音声の翻訳内容を音声及び/又はテキストで出力する出力部を備える音声翻訳装置であって、
    複数の質問定型文、及び該複数の質問定型文のそれぞれに対する複数の言語による訳文を記憶する記憶部と、
    前記ユーザが前記複数の質問定型文のなかから特定の質問定型文を選択するために、該複数の質問定型文を表示する定型文提示部と、
    前記特定の質問定型文が選択されたときに、該特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文を表示する訳文提示部と、
    前記特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文の表示の後に、又は、該訳文の表示とともに、前記対話者が前記特定の質問定型文に対して返答する意思表示を行うための、前記それぞれの訳文の言語による返答手段を提示する返答手段提示部と、
    前記対話者が前記返答手段を操作した後に、該返答手段に対応する言語を、前記対話者の言語であると判別し、前記ユーザの言語と前記対話者の言語による音声入力の待機画面を表示する音声入力待機画面表示部と、
    を更に備える音声翻訳装置。
  3. 前記出力部は、前記特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文の全部又は一部を音声で出力する、
    請求項1又は2記載の音声翻訳装置。
  4. 前記特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文が、前記返答手段の機能を兼ねており、
    前記音声入力待機画面表示部は、前記対話者が前記訳文を操作した後に、該訳文に対応する言語を、前記対話者の言語であると判別し、前記ユーザの言語と前記対話者の言語による音声入力の待機画面を表示する、
    請求項1乃至3の何れか記載の音声翻訳装置。
  5. 入力部、翻訳部、出力部、記憶部、定型文提示部、訳文提示部、返答手段提示部、言語選択手段提示部、及び音声入力待機画面表示部を備える音声翻訳装置を用い、
    前記入力部が、ユーザの音声を入力するステップと、
    前記翻訳部が、入力音声の内容を異なる言語の内容に翻訳するステップと、
    前記出力部が、翻訳内容を音声及び/又はテキストで出力するステップと、
    前記記憶部が、複数の質問定型文、及び該複数の質問定型文のそれぞれに対する複数の言語による訳文を記憶するステップと、
    前記定型文提示部が、前記ユーザが前記複数の質問定型文のなかから特定の質問定型文を選択するために、該複数の質問定型文を表示するステップと、
    前記訳文提示部が、前記特定の質問定型文が選択されたときに、該特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文を表示するステップと、
    前記返答手段提示部が、前記特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文の表示の後に、又は、該訳文の表示とともに、前記対話者が前記特定の質問定型文に対して返答するための返答手段を提示するステップと、
    前記言語選択手段提示部が、前記対話者が前記返答手段を操作した後に、前記対話者が前記複数の言語のなかから所望の言語を選択するための言語選択手段を表示するステップと、
    前記音声入力待機画面表示部が、前記対話者が前記所望の言語を選択したときに、前記ユーザの言語と前記対話者の言語による音声入力の待機画面を表示するステップと、
    を含む音声翻訳方法。
  6. コンピュータを、
    ユーザの音声を入力するための入力部と、
    入力音声の内容を異なる言語の内容に翻訳する翻訳部と、
    翻訳内容を音声及び/又はテキストで出力する出力部と、
    複数の質問定型文、及び該複数の質問定型文のそれぞれに対する複数の言語による訳文を記憶する記憶部と、
    前記ユーザが前記複数の質問定型文のなかから特定の質問定型文を選択するために、該複数の質問定型文を表示する定型文提示部と、
    前記特定の質問定型文が選択されたときに、該特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文を表示する訳文提示部と、
    前記特定の質問定型文に対する前記複数の言語による訳文の表示の後に、又は、該訳文の表示とともに、前記対話者が前記特定の質問定型文に対して返答するための返答手段を提示する返答手段提示部と、
    前記対話者が前記返答手段を操作した後に、前記対話者が前記複数の言語のなかから所望の言語を選択するための言語選択手段を表示する言語選択手段提示部と、
    前記対話者が前記所望の言語を選択したときに、前記ユーザの言語と前記対話者の言語による音声入力の待機画面を表示する音声入力待機画面表示部と、
    して機能させる音声翻訳プログラム。
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