JP6108016B2 - アンテナ装置およびこれを備えた通信端末装置 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置について詳説する。
まず、いくつかの図面に示されるX軸、Y軸およびZ軸について説明する。X軸、Y軸およびZ軸は互いに直交する。Z軸は、アンテナコイルの上下方向を示し、便宜上、Z軸の正方向を上方とする。また、X軸はアンテナコイルの左右方向を示し、便宜上、その正方向をアンテナコイルの右方向とする。Y軸はアンテナコイルの前後方向を示し、便宜上、その正方向をアンテナコイルの奥行き方向とする。
図1において、アンテナ装置10は、少なくとも、基板11と、アンテナコイル12と、IC(集積回路)13と、導体層16と、を備えている。
ここで、上記アンテナコイル12の製法の一例について説明する。この製法は、下記(1)〜(5)の工程からなる。
上記のようなアンテナコイル12は、図5Aに示すように、基板11のコーナーに実装される。まず、コーナーとは、共通点に向かって収束する基板11の二辺の間であって、該共通点近傍のスペースを意味する。この一例として、図5Aには、この共通点として、実装面MS0の頂点Pが例示され、この頂点Pに向かう二辺A,Bが例示されている。
再度図1を参照する。アンテナ装置10において、IC13は、NFC(Near Field Communication)等による非接触通信に用いられる集積回路である。このIC13は、前述の通り、基板11の表面上であってアンテナコイル12の近傍に実装され、該アンテナコイル12と配線パターン15a,15bを介して電気的に接続される。また、IC13には、アンテナコイル12と並列にコンデンサ(図1では図示省略)が接続される。このコンデンサは、基板11に実装されても良いし、アンテナコイル12に実装されていても構わない。これらIC13、アンテナコイル12およびコンデンサによって、NFC用の給電回路が構成される。
図1に示すアンテナ装置10は、NFCによる非接触通信時に以下のように動作する。まず、通信相手へのデータ送信時について説明する。IC13は、送信すべきデータ(ベースバンド信号)で13.56MHz帯の搬送波を変調して、高周波信号を生成する。アンテナコイル12およびコンデンサを含む並列共振回路は、13.56MHzの共振周波数を有するよう設計される。IC13は、生成した高周波信号(高周波電流)をこの並列共振回路に与えて共振させる。アンテナコイル12は、データ送信時、IC13からの高周波電流により、自身の近傍に磁界を誘起する。アンテナコイル12からの磁界は、好ましくはアンテナコイル12の近傍に配置されたブースターアンテナ(図示せず)と鎖交する。これによって、アンテナコイル12とブースターアンテナとは磁界結合して、その結果、ブースターアンテナを構成するコイルに誘導電流が流れる。この誘導電流により、ブースターアンテナは磁界を発生する。ここで、ブースターアンテナのサイズは、アンテナコイル12のそれよりも大きいので、ブースターアンテナで発生した磁界強度は大きく、これにより、アンテナ装置10の通信距離を補っている。このブースターアンテナの磁界が通信相手側のアンテナ装置と磁界結合し、データ送信が行われる。
ここで、図11および図12を再度参照する。前述の通り、従来のアンテナ装置100には、アンテナコイル102の放射磁界が、アンテナコイル102と近接配置された電子部品や導体層を通過することで、アンテナコイル102の特性が劣化するという問題点があった。以下、この問題点の具体例を説明する。
なお、上記実施形態では、好ましい例として、アンテナコイル12は磁性体コア121を含んでいた。しかし、アンテナコイル12は、磁性体コア121に代えて、誘電体コア等を含んでいても構わない。
上記アンテナ装置10は、例えば、13.56MHz帯のNFCに対応した通信端末装置に応用される。ここで、図8には、筐体カバー31を開けた時の通信端末装置30の筐体32に収容された各種部品や各種部材が示されている。この通信端末装置30は、典型的には携帯電話やスマートフォンであり、筐体32の内部に、上記アンテナ装置10に加え、ブースターアンテナ33と、を備えている。なお、アンテナ装置10の基板11には、アンテナコイル12およびIC13以外にも、カメラや各種回路素子が高密度に実装・配置されているが、これらについては本発明の要部では無いので、説明を省略する。
11 基板
12 アンテナコイル
121 磁性体コア
122 コイル導体
122a 第一部分コイル導体
122b 第二部分コイル導体
13 IC
16 導体層
30 通信端末装置
33 ブースターアンテナ
Claims (10)
- 実装面を有する基板と、
磁性体コアと、
前記基板に設けられた導体層と、
前記磁性体コアの周りを旋回しながら、前記実装面と平行な方向へ進行する螺旋形状を有するコイル導体を備え、前記実装面に実装されたアンテナコイルと、
を備えたアンテナ装置であって、
前記アンテナコイルは、前記実装面のコーナーに設けられ、前記コイル導体以外に、前記コイル導体の巻回軸と異なる巻回軸を有するコイル導体を含んでおらず、前記基板を平面視で前記基板及び前記導体層と重なる部分を有し、
前記コイル導体は、第一部分コイル導体および第二部分コイル導体を含んでおり、
前記第一部分コイル導体および前記第二部分コイル導体は、前記実装面と平行に形成され、
前記実装面の法線方向からの平面視で、各前記第一部分コイル導体の垂線は、前記実装面においてコーナーを構成する二辺のいずれにも交差する、アンテナ装置。 - 前記アンテナコイルは矩形状であって、
前記実装面のコーナーを構成する二辺と、前記アンテナコイルの両端面および両側面とはそれぞれ略平行である、請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記第一部分コイル導体の各々は前記矩形状の短辺に対して第1角度をなす第1方向に延び、
前記第二部分コイル導体の各々は前記矩形状の短辺に対して前記第1角度よりも大きい第2角度をなす第2方向に延びる、請求項2に記載のアンテナ装置。 - 前記コイル導体は、前記第一部分コイル導体および前記第一部分コイル導体とともに巻回体を形成するべく前記磁性体コアの厚み方向に形成された複数のスルーホール導体をさらに含む、請求項3に記載のアンテナ装置。
- 前記アンテナコイルから放射される磁界は、各前記垂線に略平行で、かつ前記実装面に対する法線と平行な面内で前記基板のコーナーを周回する磁力線を含む、請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記基板において、前記アンテナコイルの周辺に電子部品が実装されている、請求項1〜5のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記螺旋の進行方向に沿って一方端側の前記第一部分コイル導体の所定位置から、前記導体層のコーナーを構成する二辺のうち近い方までの距離をd1とし、前記螺旋の進行方向に沿って他方端側の前記第一部分コイル導体の所定位置から、前記導体層のコーナーを構成する二辺のうち近い方までの距離をd2とするとき、d1は、d2と概ね同一である、請求項1〜6のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 前記磁性体コアは多層構造を有する、請求項1〜7のいずれかに記載のアンテナ装置。
- 請求項1〜8のいずれかに記載のアンテナ装置を備えた通信端末装置。
- 前記アンテナ装置に近接配置されたブースターアンテナを、さらに備えた請求項9に記載の通信端末装置。
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