JP6108016B2 - アンテナ装置およびこれを備えた通信端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナコイルと、該アンテナコイルが実装された基板とを備えるアンテナ装置、およびこれを備えた通信端末装置に関する。
従来、この種のアンテナ装置として、例えば、下記特許文献1に記載のものがある。このアンテナ装置100は、図11に示すように、基板101と、アンテナコイル102と、IC(集積回路)103を備えている。アンテナコイル102は、自身の下面に設けられた一対の接続端子104a,104bを用いて基板101に実装される。IC103は、基板101に実装されたアンテナコイル102と、基板101に設けられた配線105a,105bを介して接続される。
上記アンテナコイル102は、図12に示すように、略直方体状の磁性体材料からなるコア201と、このコア201の周面に螺旋状に巻回されたコイル202とを、少なくとも含んでいる。コイル202は、具体的には、複数の平面状導体パターン203と、複数のスルーホール導体204とからなる。複数の平面状導体パターン203は、コア201において互いに対向する第一主面MS1および第二主面MS2のそれぞれに形成される。複数のスルーホール導体204は、上記二つの主面MS1,MS2を繋ぐ第一側面SS1および第二側面SS2に形成される。
ここで、第一側面SS1には、コイル軸Axに平行な方向に等間隔で複数のスルーホール導体204が形成される。第二側面SS2にも、同様に複数のスルーホール導体204が形成される。また、第一側面SS1上の各スルーホール導体204は、第二側面SS2上のいずれか一つのスルーホール導体204と、コイル軸Axと直交方向に互いに正対している。
また、第一主面MS1の平面状導体パターン203は、コイル軸Axと直交方向に正対する二つのスルーホール導体204の一方端同士を接続する。第二主面MS2の平面状導体パターン203は、第一側面SS1のスルーホール導体204の他方端と、このスルーホール導体204と斜交いに対向する第二側面SS2のスルーホール導体204の他方端とを接続する。
特開2008−047917号公報
しかしながら、従来のアンテナ装置100では、アンテナコイル102の放射磁界が、アンテナコイル102と近接配置された電子部品や導体層を通過することで、アンテナコイル102の特性が劣化するという問題点があった。
それゆえに、本発明の目的は、アンテナコイルの特性劣化を抑えることが可能なアンテナ装置、およびこれを備えた通信端末装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第一局面は、実装面を有する基板と、磁性体コアと、前記基板に設けられた導体層と、前記磁性体コアの周りを旋回しながら、前記実装面と平行な方向へ進行する螺旋形状を有するコイル導体を備え、前記実装面に実装されたアンテナコイルと、を備えたアンテナ装置であって、前記アンテナコイルは、前記実装面のコーナーに設けられ、前記コイル導体以外に、前記コイル導体の巻回軸と異なる巻回軸を有するコイル導体を含んでおらず、前記基板を平面視で前記基板及び前記導体層と重なる部分を有し、前記コイル導体は、第一部分コイル導体および第二部分コイル導体を含んでおり、前記第一部分コイル導体および前記第二部分コイル導体は、前記実装面と平行に形成され、前記実装面の法線方向からの平面視で、各前記第一部分コイル導体の垂線は、前記実装面においてコーナーを構成する二辺のいずれにも交差する、アンテナ装置である。
また、本発明の第二局面は、上記第一局面に係るアンテナ装置を備えた通信端末装置である。
上記局面によれば、良好な特性を有するアンテナ装置を提供することが可能となる。
一実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 図1のアンテナコイルの構成を示す斜視図である。 図1のアンテナコイルの構成を示す上面図(上段)および側面図(下段)である。 複数の磁性体層からなる磁性体コアを示す斜視図である。 基板でのアンテナコイルの配置位置を示すとともに、導体層の第一例を示す図である。 基板でのアンテナコイルの配置位置を示すとともに、導体層の第二例を示す図である。 基板でのアンテナコイルの配置位置を示すとともに、導体層の第三例を示す図である。 アンテナコイルと導体層の好ましい位置関係を示す図である。 アンテナコイルの他の構成を示す図である。 アンテナ装置を備えた通信端末装置を示す図である。 図8のブースターアンテナの詳細な構成を示す図である。 図8のブースターアンテナと、給電回路との等価回路を示す図である。 従来のアンテナ装置の斜視図である。 図11のアンテナコイルの上面図(上段)と側面図(下段)である。
(実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置について詳説する。
(はじめに)
まず、いくつかの図面に示されるX軸、Y軸およびZ軸について説明する。X軸、Y軸およびZ軸は互いに直交する。Z軸は、アンテナコイルの上下方向を示し、便宜上、Z軸の正方向を上方とする。また、X軸はアンテナコイルの左右方向を示し、便宜上、その正方向をアンテナコイルの右方向とする。Y軸はアンテナコイルの前後方向を示し、便宜上、その正方向をアンテナコイルの奥行き方向とする。
(アンテナ装置10の構成)
図1において、アンテナ装置10は、少なくとも、基板11と、アンテナコイル12と、IC(集積回路)13と、導体層16と、を備えている。
基板11は、絶縁性基材からなるリジット基板、フレキシブル基板または部品内蔵基板等である。この基板11は、上面視(つまり、Z軸方向からの平面視)で矩形形状を有している。基板11において、左右方向の長さ(つまり、幅)は約110mmであり、前後方向の長さ(つまり、奥行き)は約50mmである。
このような基板11は、XY平面と平行な実装面MS0を有する。この実装面MS0には、アンテナコイル12、IC13および他の電子部品が実装される。図1には、アンテナコイル12およびIC13が基板11の表面に実装される例が示されている。
基板11にはさらに、これら電子部品からなる回路を構成するための配線パターンが形成されている。図1には、配線パターンの例として、アンテナコイル12およびIC13を電気的に接続するために、基板11の表面に形成された配線パターン15a,15bが示されている。
アンテナコイル12は、図2および図3に示すように、好ましくは、磁性体コア121と、コイル導体122とを含む。
磁性体コア121は、例えば、所定の透磁率μa(例えば、約100)を有する磁性材料からなる。この種の磁性体材料としては、Ni−Zn−Cu系フェライトが典型的である。この磁性体コア121は、略直方体形状、具体的には、Y軸に略平行な周面Fsと、Y軸と直交しかつ互いに対向する前端面および後端面とを有する。
周面Fsは、第一主面MS1、第二主面MS2、第一側面SS1および第二側面SS2からなる。主面MS1,MS2はXY平面に平行であり、上下方向に互いに対向する。本実施形態では例示的に、第一主面MS1は下面であり、第二主面MS2は上面である。第一側面SS1および第二側面SS2は、YZ平面に平行であり、左右方向に互いに対向する。第一側面SS1は、第一主面MS1および第二主面MS2の左辺同士を接続し、第二側面SS2は、これら主面MS1,MS2の右辺同士を接続する。
上記磁性体コア121は、例えば、左右方向に約2.0mm〜3.0mm、前後方向に約3.2mm〜6.0mm、上下方向に約0.7mm〜1.0mmのサイズを有する。
また、磁性体コア121は、最初から上記サイズを有するブロック体として作製されても構わない。他にも、図4に示すように、複数の磁性体層121aを積層することで、上記のようなブロック体(つまり、磁性体コア121)が作製されても構わない。このように複数の磁性体層121aを積層する場合には、磁性体コア121の高さを簡単に調整でき、さらには、脆さを抑えることもできる。
また、複数の磁性体層121aの透磁率を互いに異ならせることで、磁性体コア121としての透磁率を容易に調整することが可能となる。また、複数の磁性体層121aの透磁率を積層方向に沿って大きくするもしくは小さくすることで、アンテナコイル12の指向性を変えることも可能となる。
再度図2および図3を参照する。上記のように、アンテナコイル12はコイル導体122を含んでいる。コイル導体122は、導電性材料(例えば銀)からなり、磁性体コア121の周面Fs上を旋回しながら、実装面MS0と平行な方向(本実施形態ではY軸方向)へ進行するような構造を有するヘリカルコイルである。コイル導体122は、基本的には、ターン毎に、第一部分コイル導体122a、第二部分コイル導体122b、第三部分コイル導体122cおよび第四部分コイル導体122dからなる。
部分コイル導体122a,122bは、主面MS1,MS2上に形成される平面状導体パターンである。また、部分コイル導体122c,122dは、側面SS1,SS2に形成される導体である。なお、図2では、都合上、参照符号122a〜122dは、1ターン分の部分コイル導体のみに付けられている。
図3に示すように、各部分コイル導体122aの中心線(一点鎖線で示す)は、より詳細には、基板11の実装面MS0に対する法線方向からの平面視(つまり上面視)で、螺旋の進行方向(本実施形態では、Y軸方向)と方位角θaで交差する。ここで、本実施形態では、方位角は、ある線分とY軸方向とがなす0°〜180°まで角度であって、反時計回りを正の角度とする。
また、各部分コイル導体122bは、より詳細には、各部分コイル導体122aと平行に、かつ実装面MS0と基準としてZ軸方向に相異なる高さを有する。また、各部分コイル導体122bの中心線(一点鎖線で示す)は、より詳細には、上記同様の上面視で、螺旋の進行方向と方位角θbで交差する。
θaは0°<θa<90°であり、θbは0°<θb<90°であり、かつθa≠θbである。また、上面視で、各部分コイル導体122a,122bは、|θa−θb|の角度で交差する。
ここで、説明の便宜のため、複数の部分コイル導体122aのそれぞれを、対象部分コイル導体122aという。この対象部分コイル導体122aの左端は、上面視で、複数の部分コイル導体122bのいずれか一つ(以下、対象部分コイル導体122bという)の左端位置と略同一である。また、対象部分コイル導体122bの右端位置は、対象部分コイル導体122aとY軸の負方向側に隣接する部分コイル導体122aの右端位置と略同一である。
また、各部分コイル導体122c,122dは、Z軸方向と平行にかつ主面MS1から主面MS2まで延在するように側面SS1,SS2に形成される。部分コイル導体122cは、特に、Z軸方向に互いに正対する左端を有する部分コイル導体122a,122bを接続する。また、部分コイル導体122dは、特に、Z軸方向に互いに正対する右端を有する部分コイル導体122a,122bを接続する。
ここで、複数の部分コイル導体122cにおいて隣り合う二つの間のY軸方向に沿う間隔をδcとする。また、複数の部分コイル導体122dにおいて隣り合う二つの間のY軸方向に沿う間隔をδdとする。上記の通り、θaは0°<θa<90°であり、θbは0°<θb<90°であり、かつθa≠θbであるため、δcおよびδdは、|W・(1/tanθa−1/tanθb)|である。なお、Wは、部分コイル導体122c,122dのX方向距離であり、磁性体コア121の幅と概ね等しい。
また、本実施形態では、部分コイル導体122cは、いずれの部分コイル導体122dともX軸方向に沿って正対しておらず、X軸方向に対し斜交いに対向している。
アンテナコイル12はさらに、図2に示すように、絶縁体層123と、一対の外部電極124a,124bと、二個のビア導体125a,125bと、を備えている。なお、図3を見易くする観点で、図3には、絶縁体層123、外部電極124a,124bおよびビア導体125a,125bは図示されていない。
また、絶縁体層123は、絶縁材料からなる。絶縁体層123の上面には、コイル導体122が形成された磁性体コア121が設けられる。絶縁体層123の下面は、アンテナコイル12の底面であり、この下面の前端部分および後端部分には、外部電極124a,124bが形成される。
また、外部電極124aの直上には、絶縁体層123をZ軸方向に沿って貫くビア導体125aが形成される。同様にして、外部電極124bの直上にはビア導体125bが形成される。ビア導体125a,125bには、コイル導体122の一方端および他方端が電気的に接続される。
(アンテナコイル12の製法)
ここで、上記アンテナコイル12の製法の一例について説明する。この製法は、下記(1)〜(5)の工程からなる。
(1)例えば、焼結後に所望の透磁率μが得られるように、フェライト仮焼粉がバインダや可塑剤等と共にボールミルで混合される。これにより得られたスラリーは、ドクターブレード法等により、焼結時に所定サイズになるように成形加工され、磁性体コア121の基礎となる第一シート材が得られる。
(2)上記(1)で得られた第一シート材には、レーザや打ち抜きプレスを利用して、部分コイル導体122c,122d用のスルーホールが形成され、それらスルーホール内に例えばAgからなる電極ペーストが充填される。さらに、第一シート材の表面には電極ペーストがスクリーン印刷等され、これにより、部分コイル導体122a,122bが形成される。このような第一シート材は、所望枚数積層される。
(3)また、絶縁体層123を作製するために、フェライト仮焼粉が、バインダや可塑剤等と共にボールミルで混合される。その結果得られたスラリーは、ドクターブレード法等により成形加工され、その結果、絶縁体層123の基礎となる第二シート材が得られる。
(4)上記(3)で得られた第二シート材には、上記第一および第二ビア導体125a,125b用のスルーホールが形成される。このスルーホールには電極ペーストが充填される。また、焼結後に所望の厚さとなるように、電極ペーストが充填された第二シート材は必要に応じて、逐次圧着される。これにより、絶縁体層123が作製される。
(5)絶縁体層123上に磁性体コア121を載置し、まとめて加圧・接着させて、例えば900℃、2時間の条件で焼成された後、ダイシングされる。その結果、上記のアンテナコイル12が得られる。
(アンテナコイル12の配置)
上記のようなアンテナコイル12は、図5Aに示すように、基板11のコーナーに実装される。まず、コーナーとは、共通点に向かって収束する基板11の二辺の間であって、該共通点近傍のスペースを意味する。この一例として、図5Aには、この共通点として、実装面MS0の頂点Pが例示され、この頂点Pに向かう二辺A,Bが例示されている。
次に、より具体的なアンテナコイル12の配置について説明する。一般的な配置条件でもあるが、アンテナコイル12は、自身の両端面が辺Aと平行で、かつ両側面SS1,SS2が辺Bと平行であって、後端面および第一側面SS1が辺A,Bに近接するように配置される。また、アンテナコイル12は、第一部分コイル導体122aおよび第二部分コイル導体122bの各中心線に対する垂線(一点鎖線で示す)C,Dが、辺A,Bのいずれとも交差するように配置される。
(アンテナ装置10の他の構成)
再度図1を参照する。アンテナ装置10において、IC13は、NFC(Near Field Communication)等による非接触通信に用いられる集積回路である。このIC13は、前述の通り、基板11の表面上であってアンテナコイル12の近傍に実装され、該アンテナコイル12と配線パターン15a,15bを介して電気的に接続される。また、IC13には、アンテナコイル12と並列にコンデンサ(図1では図示省略)が接続される。このコンデンサは、基板11に実装されても良いし、アンテナコイル12に実装されていても構わない。これらIC13、アンテナコイル12およびコンデンサによって、NFC用の給電回路が構成される。
また、導体層16は、上面視で、自身のコーナーにアンテナコイル12がオーバーラップするように、例えば基板11の裏面(実装面MS0との対向面)に形成される。この種の導体層16としては、例えばグランド電極がある。導体層16のコーナーもまた、基板11のコーナーと同様に、ある共通点に向かって収束する導体層16の二辺の間であって、該共通点近傍のスペースを意味する。
導体層16は、上面視で矩形形状を有する。具体的には、導体層16は、図5Aに示すように、自身のコーナーを構成する二辺E,Fが基板11の辺A,Bに近接するように形成される。
次に、アンテナコイル12と導体層16の位置関係について詳説する。図5Aに示すように、上面視で、アンテナコイル12の両端面が辺Eと平行であり、両側面SS1,SS2が辺Fと平行であり、さらに、後端面および第二側面SS2が辺Eおよび辺Fに近接する。また、アンテナコイル12の垂線(一点鎖線で示す)C,Dは、辺E,Fのいずれとも交差する。
なお、導体層16のコーナーは、図5Aの例に限らず、図5Bおよび図5Cに例示するように、矩形形状の頂点部分が基板11のコーナー近傍の部分で切り欠かれた形状を有していても構わない。この場合も、導体層16は、自身のコーナーを構成する主要な二辺E,Fが基板11の辺A,Bに近接するように形成される。また、図5Bおよび図5Cに示すように、上面視で、アンテナコイル12の全部または一部が切り欠き部分とオーバーラップしていても構わない。しかし、アンテナコイル12と導体層16の位置関係は、アンテナコイル12の垂線(一点鎖線で示す)C,Dは、辺E,Fのいずれとも交差する。なお、図5Bおよび図5Cの場合、導体層16の頂点部分が切り欠かれている関係上、垂線C,Dは、辺Eおよび辺Fの頂点方向への延長線と交差するように、アンテナコイル12は配置されていても構わない。
次に、アンテナコイル12と導体層16のより好ましい位置関係について詳説する。図6において、螺旋の進行方向(つまり、Y軸方向)に沿って一方端側(つまり、Y軸の負方向側の端)にある第一部分コイル導体122aに注目する。この部分コイル導体122aの垂直二等分線を引く。この垂直二等分線において、部分コイル導体122aの中点から、導体層16のコーナーを構成する二辺E,Fのうち近い方の辺Fまでの距離をd1とする。次に、螺旋の進行方向に沿って他方端側(つまり、Y軸の正方向側の端)の第一部分コイル導体122aに注目する。この垂直二等分線において、他方端側の部分コイル導体122aの中点から、導体層16のコーナーを構成する二辺E,Fのうち近い方の辺Fまでの距離をd2とする。d1は、d2と極力同一であることが好ましい。
なお、本実施形態では、第一部分コイル導体122aについてd1≒d2と説明したが、第二部分コイル導体122bについても同様の位置関係となるようにしても構わない。
(アンテナ装置10の動作の概要)
図1に示すアンテナ装置10は、NFCによる非接触通信時に以下のように動作する。まず、通信相手へのデータ送信時について説明する。IC13は、送信すべきデータ(ベースバンド信号)で13.56MHz帯の搬送波を変調して、高周波信号を生成する。アンテナコイル12およびコンデンサを含む並列共振回路は、13.56MHzの共振周波数を有するよう設計される。IC13は、生成した高周波信号(高周波電流)をこの並列共振回路に与えて共振させる。アンテナコイル12は、データ送信時、IC13からの高周波電流により、自身の近傍に磁界を誘起する。アンテナコイル12からの磁界は、好ましくはアンテナコイル12の近傍に配置されたブースターアンテナ(図示せず)と鎖交する。これによって、アンテナコイル12とブースターアンテナとは磁界結合して、その結果、ブースターアンテナを構成するコイルに誘導電流が流れる。この誘導電流により、ブースターアンテナは磁界を発生する。ここで、ブースターアンテナのサイズは、アンテナコイル12のそれよりも大きいので、ブースターアンテナで発生した磁界強度は大きく、これにより、アンテナ装置10の通信距離を補っている。このブースターアンテナの磁界が通信相手側のアンテナ装置と磁界結合し、データ送信が行われる。
次に、通信相手からのデータ受信時について説明する。通信相手側で発生した磁界がブースターアンテナを鎖交すると、該ブースターアンテナのコイルには誘導電流が流れる。この誘導電流により、ブースターアンテナは磁界を発生する。ブースターアンテナの磁界がアンテナコイル12に鎖交する。これによって、アンテナコイル12とブースターアンテナとは磁界結合し、アンテナコイル12の外部電極124a,124bの間には誘導起電力が発生して、IC13には高周波電流(高周波信号)が流れる。IC13は、受信高周波信号を復調してデータ受信を行う。
(作用・効果)
ここで、図11および図12を再度参照する。前述の通り、従来のアンテナ装置100には、アンテナコイル102の放射磁界が、アンテナコイル102と近接配置された電子部品や導体層を通過することで、アンテナコイル102の特性が劣化するという問題点があった。以下、この問題点の具体例を説明する。
一般的に、基板101は上面視で矩形形状を有する。アンテナコイル102は、基板101の各辺とアンテナコイル102の各側面(両側面SS1,SS2を含む)とが平行になるように、基板101のコーナーに実装されることが一般的である。
このアンテナコイル102の近傍に、他の電子部品(例えばIC103)が配置されることがある。また、アンテナコイル102には交流信号が印加される。これに応じて、アンテナコイル102からは磁界が放射される。この放射磁界が周囲の電子部品を通過すると、アンテナコイル102と周囲の電子部品とが不必要に結合することになる。
ここで、従来のアンテナ装置100では、図11および図12から明らかなように、アンテナコイル102では、主面MS1側の平面状導体パターン203が基板101の辺と直交または平行となるため、アンテナコイル102から放射される磁力線が、上面視で基板101を前後方向または左右方向に横切ってしまうため、アンテナコイル102と基板上の電子部品との不要な結合が生じる可能性が高くなる。このように、従来のアンテナ装置100によれば、アンテナコイル102の特性が劣化しやすくなる。
それに対して、本アンテナ装置10によれば、各部分コイル導体122a,122bの中心線(一点鎖線で示す)は、上面視で、螺旋の進行方向(つまり、Y軸方向)に対し方位角θa,θbを有する(図3参照)。θaは0°<θa<90°であり、θbは0°<θb<90°であり、かつθa≠θbである。また、上面視で、各部分コイル導体122a,122bは、|θa−θb|の角度で交差する。
上記に加え、アンテナコイル12は、部分コイル導体122a,122bの各中心線に対する垂線(一点鎖線で示す)C,Dが、基板11のコーナーを構成する辺A,Bのいずれとも交差するように配置される(図5A〜図5Cを参照)。
上記のような構成および配置を採用した結果、アンテナコイル12から放射される磁力線の多くは、図5A〜図5Cから明らかなように、垂線C,Dに平行または略平行となり、かつZ軸と平行な面内で基板11のコーナーを周回する。このような磁力線によれば、基板11のコーナー部分を横切る距離が短くなり、直ぐに基板11外に出る。したがって、アンテナコイル12の周囲に配置される電子部品(IC13を含む)を通過する磁力線が減り、アンテナコイル12と電子部品との不必要な結合を減らすことが可能となる。これによって、アンテナコイル12の特性が劣化を抑えることが可能となる。
次に、アンテナコイル102の特性劣化に関する別の具体例を説明する。図11に示すように、基板101には導体層(典型的には金属板)106が設けられている場合がある。この種の導体層106としては、基板101の裏面に設けられたグランドパターンがある。この放射磁界が導体層106を通過すると、導体層106の表面には、放射磁界を打ち消すように誘導電流(つまり、渦電流)が発生する。その結果、アンテナ装置100から放射される磁界が弱まる。ここで、アンテナコイル102において、主面MS1側の平面状導体パターン203が基板101の辺と直交または平行となるため、アンテナコイル102からの放射磁界が導体層106において通過する領域が大きくなる。その結果、渦電流が多く発生し、アンテナコイル102の特性が劣化してしまう。
それに対し、本アンテナ装置10では、上記のような構成および配置が採用される。その結果、図5A〜図5Cから明らかなように、前後両端の部分コイル導体122aから導体層16の辺E,Fまでの距離を短くすることができる。部分コイル導体122bに関しても同様である。言い換えると、アンテナコイル12からの放射磁界が導体層16において通過する領域が減ることになる。その結果、渦電流が生じ難くなるため、アンテナ装置10からの放射磁界が弱まりにくくなる。このように、本アンテナ装置10によれば、アンテナコイル12の特性が劣化を抑えることが可能となる。
また、図6を参照して説明したように、d1およびd2は極力同一にされることが好ましい。このように、d1およびd2を同一にすると、導体層16においてd1側を通過する磁力線と、d2側を通過する磁力線の量とを互いに近づけることが可能となる。これにより、渦電流に起因するアンテナコイル12の特性劣化をより抑えることが可能となる。
(付記)
なお、上記実施形態では、好ましい例として、アンテナコイル12は磁性体コア121を含んでいた。しかし、アンテナコイル12は、磁性体コア121に代えて、誘電体コア等を含んでいても構わない。
また、上記実施形態では、IC13としてNFCによる非接触通信用の集積回路を例示した。しかし、IC13は、他にも、FeliCa(登録商標)等の13.56MHz帯の非接触通信用の集積回路でも構わないし、他の周波数帯の非接触通信用の集積回路でも構わない。
また、上記実施形態では、図4に示すように、複数の磁性体層121aからなる磁性体コア121を例示した。しかし、アンテナコイル12は、このような磁性体コア121に代えて、図7に示すようなコア121bを備えていても構わない。このコア121bは、複数の樹脂層121dからなる積層体121cと、該積層体121cに内蔵された磁性体層121eとを含んでいる。この構成によれば、磁性体層121eとして、磁性損の小さい焼結体が使用できる。この場合、コイル導体122を加熱または焼成しなくとも良くなるので、コイル導体122として、銅等の導体損の小さな材料を用いることが可能となる。
また、図7に示す構成の場合、コイル導体122が放射する磁界のほぼ全てが磁性体層121eをY軸と平行に通過することになる。この場合、磁性体層121eの上方または下方の樹脂層121dに、コンデンサ等を構成するパターン導体を形成しても、磁界がパターン導体を殆ど通過しない。この構成によれば、アンテナコイル12の特性劣化を良好に抑えつつ、モジュール化されたアンテナ装置10を提供することが可能となる。
また、上記実施形態では、図4に示すように、複数の磁性体層121aからなる磁性体コア121を例示した。しかし、これに代えて、磁性体コア121は、磁性体層および誘電体層が混在した積層体であっても構わない。
また、上記実施形態では、アンテナコイル12およびIC13が基板11の表面に実装される構成を例示した。しかし、これに限らず、アンテナコイル12および/またはIC13が基板11に内蔵されても構わない。
なお、上記実施形態では、導体層16は、基板11の裏面に形成されると説明した。しかし、これに限らず、基板11が多層基板からなる場合は、導体層16は、基板11の層間に形成されても構わない。
(アンテナ装置10の応用例)
上記アンテナ装置10は、例えば、13.56MHz帯のNFCに対応した通信端末装置に応用される。ここで、図8には、筐体カバー31を開けた時の通信端末装置30の筐体32に収容された各種部品や各種部材が示されている。この通信端末装置30は、典型的には携帯電話やスマートフォンであり、筐体32の内部に、上記アンテナ装置10に加え、ブースターアンテナ33と、を備えている。なお、アンテナ装置10の基板11には、アンテナコイル12およびIC13以外にも、カメラや各種回路素子が高密度に実装・配置されているが、これらについては本発明の要部では無いので、説明を省略する。
アンテナコイル12は、図8、図9に示すように、基板11に実装される。また、図10の等価回路に示すように、アンテナコイル12の両端にIC13が接続され、ICチップ13には、アンテナコイル12と並列にコンデンサ34が接続される。これらアンテナコイル12、IC13およびコンデンサ34は給電回路35を構成する。ここで、アンテナコイル12のインダクタンス値をL1、コンデンサ34の容量値をC1とすると、給電回路35の共振周波数は、L1およびC1に基づき決まる。なお、図10には、アンテナコイル12の抵抗成分R1も示されている。なお、アンテナコイル12とIC13の間には整合回路が接続される場合もある。
また、ブースターアンテナ33は、図8、図9に示すように、筐体32を筐体カバー31で閉じた時にアンテナコイル12の上方に配置されるように筐体カバー31に取り付けられている。このブースターアンテナ33は、図9の例では、平面的なスパイラルコイル等である。ブースターアンテナ33の開口サイズ(横サイズ×縦サイズ)は、アンテナコイル12の開口サイズ(横サイズ×高さ)よりも大きく、これによって、アンテナコイル12の通信距離を伸ばしている。
ブースターアンテナ33は、図9の右側に示すように、まず、絶縁シート材36と、第一平面コイル導体37と、第二平面コイル導体38と、を備えている。絶縁シート材36の表面および裏面には、互いに逆巻きに巻回された第一平面コイル導体37および第二平面コイル導体38が形成される。
また、絶縁シート材36の下面には、両平面コイル導体37,38から放射される磁界による渦電流の発生を抑える等のために、磁性体シート材39が貼り付けられることが好ましい。
また、平面コイル導体37,38の間には線間容量が生じる。よって、図9に示すように、平面コイル導体37,38は、等価的に、コンデンサ310,311を介して接続される。ここで、平面コイル導体37のインダクタンス値をL2、平面コイル導体38のインダクタンス値をL3、コンデンサ310の容量値をC2、コンデンサ311の容量値をC3とする。この場合、ブースターアンテナ33の共振周波数は、L2、L3、C2、C3に基づき決まる。
本発明に係るアンテナ装置および通信端末装置は、アンテナコイルの特性劣化を抑えることが可能であり、携帯電話やスマートフォン等の通信端末装置等に好適である。
10 アンテナ装置
11 基板
12 アンテナコイル
121 磁性体コア
122 コイル導体
122a 第一部分コイル導体
122b 第二部分コイル導体
13 IC
16 導体層
30 通信端末装置
33 ブースターアンテナ

Claims (10)

  1. 実装面を有する基板と、
    磁性体コアと、
    記基板に設けられた導体層と、
    前記磁性体コアの周りを旋回しながら、前記実装面と平行な方向へ進行する螺旋形状を有するコイル導体を備え、前記実装面に実装されたアンテナコイルと、
    を備えたアンテナ装置であって、
    前記アンテナコイルは、前記実装面のコーナーに設けられ、前記コイル導体以外に、前記コイル導体の巻回軸と異なる巻回軸を有するコイル導体を含んでおらず、前記基板を平面視で前記基板及び前記導体層と重なる部分を有し、
    前記コイル導体は、第一部分コイル導体および第二部分コイル導体を含んでおり、
    前記第一部分コイル導体および前記第二部分コイル導体は、前記実装面と平行に形成され、
    前記実装面の法線方向からの平面視で、各前記第一部分コイル導体の垂線は、前記実装面においてコーナーを構成する二辺のいずれにも交差する、アンテナ装置。
  2. 前記アンテナコイルは矩形状であって、
    前記実装面のコーナーを構成する二辺と、前記アンテナコイルの両端面および両側面とはそれぞれ略平行である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第一部分コイル導体の各々は前記矩形状の短辺に対して第1角度をなす第1方向に延び、
    前記第二部分コイル導体の各々は前記矩形状の短辺に対して前記第1角度よりも大きい第2角度をなす第2方向に延びる、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記コイル導体は、前記第一部分コイル導体および前記第一部分コイル導体とともに巻回体を形成するべく前記磁性体コアの厚み方向に形成された複数のスルーホール導体をさらに含む、請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記アンテナコイルから放射される磁界は、各前記垂線に略平行で、かつ前記実装面に対する法線と平行な面内で前記基板のコーナーを周回する磁力線を含む、請求項1〜4のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記基板において、前記アンテナコイルの周辺に電子部品が実装されている、請求項1〜5のいずれかに記載のアンテナ装置。
  7. 前記螺旋の進行方向に沿って一方端側の前記第一部分コイル導体の所定位置から、前記導体層のコーナーを構成する二辺のうち近い方までの距離をd1とし、前記螺旋の進行方向に沿って他方端側の前記第一部分コイル導体の所定位置から、前記導体層のコーナーを構成する二辺のうち近い方までの距離をd2とするとき、d1は、d2と概ね同一である、請求項1〜6のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 前記磁性体コアは多層構造を有する、請求項1〜7のいずれかに記載のアンテナ装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のアンテナ装置を備えた通信端末装置。
  10. 前記アンテナ装置に近接配置されたブースターアンテナを、さらに備えた請求項9に記載の通信端末装置。
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