JP6104344B1 - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない車内用アンテナ本数で、精度の高い携帯機の車内外判定を行うことができる無線通信システムを得る。【解決手段】複数のLF送信アンテナは、車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に計3本設けられ、車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に設けられたLF送信アンテナは、ドア下隙間付近に設けられている。【選択図】図1

Description

この発明は、車両に搭載された車載無線通信装置と、ユーザによって携帯される携帯無線通信装置とを備えた無線通信システムに関する。
従来から、車載無線通信装置と携帯無線通信装置との間で通信を行い、携帯無線通信装置からの遠隔操作によって車両のドアの施錠や解錠を行うキーレスエントリシステムが知られている。以下、車載無線通信装置を「車載機」と称し、携帯無線通信装置を「携帯機」と称する。
また、ユーザが携帯機を操作することなく、ドアの施錠や解錠を行うスマートキーレスエントリシステムも知られている。スマートキーレスエントリシステムでは、車載機に設けられたLF(Low Frequency)送信アンテナと携帯機との距離を測定し、携帯機が車内にあると判定された場合に、車両の駆動動力源であるエンジンやモータの始動操作を許可したり、携帯機が車内にある状態で車外からドアを施錠しようとしたときに、閉じ込めに対する警告を発したりする。
ここで、車載機に設けられたLF送信アンテナと携帯機との距離を測定する方法として、携帯機に内蔵された受信信号強度測定回路(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を用いて、車載機からの信号の信号強度と車両毎に設定された閾値とを比較することで、車載機に設けられたLF送信アンテナと携帯機との距離を測定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−319845号公報
従来のスマートキーレスエントリシステムでは、携帯機の車内外判定が正確でないと、誤った動作をするという問題がある。すなわち、車内判定の距離閾値が長すぎると、携帯機が車内にあると判定する距離が伸びて、携帯機が車外にあるにも関わらず車内にあると判定することになる。また、車内判定の距離閾値が短すぎると、携帯機が車内にあるにも関わらず車外にあると判定することになる。
ここで、車外のロック/アンロック操作スイッチが3か所以上設けられている車両において、LF送信アンテナを3本以下に削減する場合には、いくつかのLF送信アンテナは、車内のエリア検出と車外のエリア検出とを兼用して行う必要が出てくる。
なお、LF送信波は、電磁波、すなわち交流磁界の特性を示す。そのため、金属ループに磁束を通すと、金属ループには、電磁誘導により誘導電流が流れる。このとき、誘導電流により、金属ループには、受けた磁束を打ち消す方向に磁束が発生し、元の磁束が減衰される。
例えば、金属製の車体におけるドア等の開口部も一種の金属ループと考えることができ、この開口部を磁束が通過する際には、磁束強度の減衰が起こる。そのため、1本のLF送信アンテナで車内のエリア検出と車外のエリア検出とを兼用して行う場合には、この開口部での磁束の減衰を考慮する必要がある。
また、LF送信アンテナの出力には、法規制等による上限があり、LF受信感度もアンテナのサイズやコスト、耐ノイズ性の制約で無制限に引き上げることができない。そのため、開口部での磁束の減衰を小さくして効率よく磁束を通さなければならないという問題がある。
また、車内のエリア検出と車外のエリア検出とを同じアンテナで兼用して行う場合、アンテナの設置場所は、車内の真ん中よりも車内と車外との境界付近であるほうが効率がよい。このとき、比較的隙間の多いドア内部にアンテナを設置する方法が考えられるが、ドアを開いたときにアンテナの位置が変化し、特に車内のエリア検出に狂いが生じるという問題もある。
また、LF送信アンテナを3本まで削減する場合、具体的なアンテナレイアウトの条件は、ロック/アンロック操作スイッチの近くで、かつ何れかのドア開口部の下隙間付近であり、さらに位置の判定がしやすいようにアンテナ同士が互いに離れている必要がある。これらを満たすレイアウトは、前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下隙間付近となる。
ここで、アンテナを前席のドア下隙間付近に設置した場合、アンテナを設置した側と車両の左右反対側の後席ドア辺りからから大きな漏れが発生し、そのままでは誤検出の可能性がある。そこで、通常は、不要となるエリアを、別の手段により検出したエリアで特定し、その不要エリア部分を元の検出エリアから差し引くのが一般的である。
しかしながら、この漏れエリアは、漏れが発生する側と反対側の前席ドア下隙間付近に設置したアンテナからは届きにくく、車内後方ドア下隙間付近に設置したアンテナからの位置で残りの不要エリアの範囲を指定する必要がある。このとき、車両中央の車内後方アンテナから位置を特定しようとすると、車両左右の識別概念がないため、車内後方アンテナから不要な漏れエリアと同距離にある必要なエリアについても不要エリアと誤判定し、必要なエリアが大きく切り取られるという問題もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、少ない車内用アンテナ本数で、精度の高い携帯機の車内外判定を行うことができる無線通信システムを得ることを目的とする。
この発明に係る無線通信システムは、車両に搭載された無線通信機能を有する車載機と、車両のユーザによって携帯され、車載機との間で無線通信機能を有する携帯機と、により構成される無線通信システムであって、車載機は、車載機CPUと、認証コードを記憶する車載機メモリと、電界強度測定用信号および認証要求信号を携帯機に送信するLF送信回路および複数のLF送信アンテナと、携帯機からの認証応答信号を受信する受信回路と、を備え、車載機CPUは、携帯機から受信した認証応答信号に含まれる認証コードと、車載機メモリ内の認証コードとの照合を行い、携帯機は、携帯機CPUと、認証コードを記憶する携帯機メモリと、電界強度測定用信号および認証要求信号を受信する複数の受信アンテナおよびLF受信回路と、携帯機メモリ内の認証コードおよび認証応答信号を車載機に送信する送信回路と、電界強度測定用信号の受信電界強度を測定する電界強度測定部と、を備え、複数のLF送信アンテナは、車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に計3本設けられ、車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に設けられたLF送信アンテナは、ドア下隙間付近に設けられているものである。
この発明に係る無線通信システムによれば、複数のLF送信アンテナは、車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に計3本設けられ、車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に設けられたLF送信アンテナは、ドア下隙間付近に設けられている。
そのため、少ない車内用アンテナ本数で、精度の高い携帯機の車内外判定を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る無線通信システムを概略的に示す平面構成図である。 図1に示した車載機の回路構成を示すブロック図である。 図1に示した携帯機の回路構成を示すブロック図である。 携帯機の車内判定をする際、車外を車内と誤判定する範囲を許容範囲内に抑え、かつ車内に不検知領域が発生しないように、2本のLF送信アンテナで車内判定する場合の車内の所定エリアを示す説明図である。 携帯機の車外判定をする際、ロック/アンロック操作スイッチ付近に携帯機2があることを確認するために、車外の各スイッチ付近に設置した専用のLF送信アンテナで車外判定する場合の車外の所定エリアを示す説明図である。 金属製の車体のドア開口部に磁束を通した場合に、ドア開口部の周囲に誘導電流が流れることを示す説明図である。 ドア開口部の周囲に流れる誘導電流により、誘導電流を引き起こした磁束を打ち消す方向に磁束が発生することを示す説明図である。 アンテナコイルからの磁束に直交する向きに金属製ループを置いた場合を示す説明図である。 アンテナコイルからの磁束に平行な向きに金属製ループを置いた場合を示す説明図である。 ドア開口部における磁束の減衰を低減するために、LF送信アンテナをドア開口部に対して平行な向きに設置した場合を示す説明図である。 車内/車外兼用アンテナ3本だけで、車内のエリア検出と各リクエストスイッチに対する車外のエリア検出とを成立させるためのアンテナレイアウトを示す説明図である。 車内/車外兼用アンテナ3本だけで、車内のエリア検出と各リクエストスイッチに対する車外のエリア検出とを成立させるための、左アンテナのアンテナレイアウトを示す説明図である。 車内/車外兼用アンテナ3本だけで、車内のエリア検出と各リクエストスイッチに対する車外のエリア検出とを成立させるための、後方アンテナのアンテナレイアウトを示す説明図である。 車内/車外兼用アンテナを、可動部であるドアに設置した場合を示す説明図である。 車内/車外兼用アンテナを、可動部でない車体側に設置した場合を示す説明図である。 前席右ドアのドア下隙間付近であって、ドア開口部の前後中央付近にアンテナを設置した場合に、磁束の等磁束面が車両反対側に漏れている状態を示す説明図である。 前席右ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナの磁束が左側に漏れるエリアを、前席左ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナからのエリアで検知しようとした場合に、検知できないエリアが残ることを示す説明図である。 前席右ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナの磁束が車両反対側に漏れたエリアを、後方ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナからの磁束の強さで判定し排除しようとした場合に、車両右側の必要なエリアも排除されることを示す説明図である。 前席右ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナの磁束が車両反対側に漏れたエリアと、車両右側の必要なエリアとを精度よく判別するため、後方アンテナからの磁束強度に応じて、右アンテナのエリア内外判定の閾値を変化させる方法を示す説明図である。
以下、この発明に係る無線通信システムの好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。なお、以下の実施の形態では、この発明に係る無線通信システムを、スマートキーレスエントリシステムに適用した場合を例に挙げて説明する。
実施の形態1.
以下、図1〜3を参照しながら、この発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る無線通信システムを概略的に示す平面構成図である。
図1において、この無線通信システムは、車両100に搭載された車載機1と、車両100のユーザ200が携帯する携帯機2とにより構成されている。車両100には、車載機1と協働する他の回路要素として、制御装置4と、LF送信アンテナ31a〜31eと、RF受信アンテナ32と、リクエストスイッチ33a〜33cと、スタートスイッチ34とが設けられている。
車載機1は、RF受信アンテナ32を介して、携帯機2からの遠隔操作信号を受信した際に、制御装置4を介してドアの解錠操作や施錠操作等を行う。また、車載機1は、ユーザ200によるドアの開閉動作や、リクエストスイッチ33a〜33cまたはスタートスイッチ34の操作に応答して、LF送信アンテナ31a〜31eから携帯機2に対してLF信号の近距離送信を行い、携帯機2の位置検知等を行う。
ここで、LF送信アンテナ31a〜31eは、車両100の車室内、前席の左右ドアおよび車内後方ドアに設置されており、リクエストスイッチ33a〜33cは、ユーザ200が操作しやすいように、車両100の前席の左右ドアおよび車内後方ドアに設置されている。
LF送信アンテナ31a〜31eは、携帯機2に対して無線送信を行い、RF受信アンテナ32は、携帯機2からの無線送信を受信する。リクエストスイッチ33a〜33cは、ユーザ200の施錠および解錠の意思を受け付け、スタートスイッチ34は、ユーザ200の操作によるエンジン始動や走行スタンバイ状態への移行要求を受け付ける。制御装置4は、車両100の図示しないイグニッションスイッチに関する制御を行うとともに、車両100のドアの施錠および解錠を制御する。
図1に示した無線通信システムにおいて、車載機1は、携帯機2から送信される信号を受信し、受信信号の内容に応じて、イグニッション操作の許可または禁止を判定し、制御装置4に対してイグニション操作の許可または禁止を指示する。また、車載機1は、携帯機2からの受信信号の内容に応じて、ドアの施錠または解錠を判定し、制御装置4に対してドアの施錠または解錠を指示する。
なお、以下の説明において、車載機1から携帯機2への通信は、LF通信方式(Low Frequency Communication Method)を使用し、変調処理後の信号を使用するものとする。一方、携帯機2から車載機1への通信は、代表的に、最も一般的なRF通信方式(Radio Frequency Communication Method)を使用し、変調処理後の信号を使用するものとする。
図2は、図1に示した車載機の回路構成を示すブロック図である。図2において、車載機1は、各種演算処理機能を有する車載機CPU10と、車載機CPU10に属するROMおよびRAMを含む車載機メモリ11と、LF送信回路12と、RF受信回路13と、スイッチ入力回路17とを備えている。以下、車載機CPU10を単に「CPU10」とも称する。また、車載機メモリ11を単に「メモリ11」とも称する。
CPU10には、LF送信回路12を介してLF送信アンテナ31a〜31eが接続され、RF受信回路13を介してRF受信アンテナ32が接続され、スイッチ入力回路17を介してリクエストスイッチ33a〜33cおよびスタートスイッチ34が接続されている。以下、LF送信アンテナ31a〜31eを単に「送信アンテナ31a〜31e」とも称する。
CPU10は、車載機1の統合的な制御を行い、あらかじめメモリ11に記憶されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。メモリ11内には、携帯機2から送信されてくる認証応答信号のデータを認証する、すなわち後述する認証コード220の照合を行うための認証コード110が記憶されており、メモリ11は、受信データの認証時に認証コード110をCPU10に入力する。
LF送信回路12は、変調回路121および増幅回路122を有している。LF送信回路12内の変調回路121は、CPU10からの電界強度測定用信号および認証要求信号を含む送信信号をLF周波数帯の搬送波で変調し、変調後の送信信号を生成する。また、LF送信回路12内の増幅回路122は、変調回路121により変調された送信信号を増幅してLF送信アンテナ31a〜31eに送る。
LF送信アンテナ31a〜31eは、増幅後の送信信号を気中に送信する。5本のLF送信アンテナ31a〜31eのうち、1本のLF送信アンテナ31aは、車両100の車室内への送信に使用され、他の3本のLF送信アンテナ31b、31c、31eは、車両100の車外への送信に使用される。また、残りのLF送信アンテナ31dは予備で、送信アンテナ31aと同様に車両100の車室内にあり、送信アンテナ31aだけでは車両100の車室内の全域を検知できないときに使用される。
RF受信回路13は、RF復調回路131および増幅回路132を有している。RF受信回路13内の増幅回路132は、気中の無線信号を受信するRF受信アンテナ32に接続され、RF受信アンテナ32から入力される受信信号を増幅する。RF復調回路131は、増幅後の受信信号を復調し、得られた復調信号をCPU10に入力する。
図3は、図1に示した携帯機の回路構成を示すブロック図である。図3において、携帯機2は、各種演算処理機能を有する携帯機CPU20と、ユーザ200の操作信号を携帯機CPU20に入力する入力回路21と、携帯機CPU20に属するROMおよびRAMを含む携帯機メモリ22と、RF送信回路23と、LF通信回路24と、RF送信アンテナ25と、3本のLF受信アンテナ26a〜26cとを備えている。
以下、携帯機CPU20を単に「CPU20」とも称する。また、携帯機メモリ22を単に「メモリ22」とも称する。また、LF受信アンテナ26a〜26cを単に「受信アンテナ26a〜26c」とも称する。
スマートキーレスエントリシステムにおいては、車載機1側のLF送信アンテナ31b、31c、31eに対する携帯機2の向きおよび位置により、携帯機2における磁束の向きも変化することから、一方向の受信アンテナのみでは磁束を捉えられない状況が発生する。そのため、複数の方向の受信アンテナ26a〜26cを設置することにより、受信不能に陥らないように工夫されている。
CPU20には、RF送信回路23を介してRF送信アンテナ25が接続され、LF通信回路24を介して受信アンテナ26a〜26cが接続されている。入力回路21は、携帯機2のユーザ200による操作入力、すなわちドアやトランクを施錠または解錠する操作入力等を検出し、操作入力に応じた信号をCPU20に入力する。
CPU20は、携帯機2の統合的な制御を行い、あらかじめメモリ22に記憶されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。メモリ22内には、認証コード220があらかじめ記憶されている。認証コード220は、携帯機2から車載機1への送信時に、車載機1において携帯機2を認証する、すなわち認証コード110と照合するために必要なデータである。
RF送信回路23は、CPU20からの送信信号に基づき、RF周波数帯の搬送波を変調した認証コード220、認証応答信号および電界強度測定値を含む送信信号を生成し、RF送信アンテナ25は、RF送信回路23からの送信信号を気中に送信する。なお、ここでは図示を省略するが、RF送信回路23は、CPU20からの送信信号をRF周波数帯の搬送波で変調する変調回路と、変調後の送信信号を増幅する増幅回路とを有している。
LF通信回路24内のLF受信回路240は、増幅回路2400と、復調回路2401と、RSSI回路2402とを備えている。増幅回路2400およびRSSI回路2402は、それぞれ各受信アンテナ26a〜26cに対応して並列構成されているものとする。
増幅回路2400は、気中の無線信号を受信する受信アンテナ26a〜26cからの受信信号を増幅する。復調回路2401は、増幅後の受信信号を復調し、得られた復調信号をCPU20に入力する。RSSI回路2402は、増幅回路2400での増幅度合いに基づき、各受信アンテナ26a〜26cの受信電界強度、すなわちRSSI値を測定し、受信電界強度信号をCPU20に入力する。
以下、この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、LF送信アンテナを3本まで削減しようとしたときの問題点と、その問題点を解決するためのLF送信アンテナのレイアウトに関する理論と、このアンテナレイアウトを行った場合に発生する弊害に対する解決方法について説明する。
図4は、携帯機の車内判定をする際、車外を車内と誤判定する範囲を許容範囲内に抑え、かつ車内に不検知領域が発生しないように、2本のLF送信アンテナで車内判定する場合の車内の所定エリアを示す説明図である。以下、車内の所定エリアを「車内エリア」と称する。
多くの車両では、図4に示すように、車室内101の前寄りにLF送信アンテナ31aを設置し、後寄りにLF送信アンテナ31bを設置している。送信アンテナ31aからの出力に対して、携帯機2での受信電界強度、すなわちRSSI値が、あらかじめ定められた所定の閾値TH1を超える車内エリアを310aで示す。閾値TH1は、車内エリア310aが、右側車内エリア到達許容限界102および左側車内エリア到達許容限界103よりも外に到達しないような値に設定する。
また、送信アンテナ31bからの出力に対して、携帯機2での受信電界強度、すなわちRSSI値が、あらかじめ定められた所定の閾値TH2を超える車内エリアを310bで示す。閾値TH2は、車内エリア310bが、右側車内エリア到達許容限界102、左側車内エリア到達許容限界103および後方車内エリア到達許容限界104よりも外に到達しないような値に設定する。このように、車内エリア310aと車内エリア310bの何れかで携帯機2が検出されるエリアにて車室内101全域を検出している。
図5は、携帯機の車外判定をする際、ロック/アンロック操作スイッチ付近に携帯機2があることを確認するために、車外の各スイッチ付近に設置した専用のLF送信アンテナで車外判定する場合の車外の所定エリアを示す説明図である。以下、車外の所定エリアを「車外エリア」と称する。
図5において、LF送信アンテナ31c、31d、31eは、それぞれ車外エリアを示す310c、310d、310e内に携帯機2があるか否かを判定し、施錠/解錠の許可を行うための車外判定用アンテナである。ここで、携帯機2が車外エリア310c、310d、310eの何れかにあって、かつ図4の車内エリア310aと車内エリア310bの何れかで検出される車室内101にない場合に、施錠/解錠の許可を行う。
なお、多くの車両では、図4の車内エリアと図5の車外エリアとを、別々のLF送信アンテナを用いて行っており、車内検出用の送信アンテナと車外検出用の送信アンテナとの共用化は行っていない。そのため、LF送信アンテナの本数の削減が進んでいない。以下、車内検出用の送信アンテナと車外検出用の送信アンテナとの共用化が進まない背景について説明する。
図6は、金属製の車体のドア開口部に磁束を通した場合に、ドア開口部の周囲に誘導電流が流れることを示す説明図である。図6において、金属製の車体のドア枠部分140に開いた車両ドア開口部分141を通過する磁束の、あるタイミングで増加する磁束の向き142に対して、電磁誘導により誘導電流143が流れる。
図7は、ドア開口部の周囲に流れる誘導電流により、誘導電流を引き起こした磁束を打ち消す方向に磁束が発生することを示す説明図である。図7において、ドア枠部分140に誘導電流143が流れると、元の磁束の向き142を打ち消す方向144に磁束が発生し、元の磁束を減衰させる。
図8は、アンテナコイルからの磁束に直交する向きに金属製ループを置いた場合を示す説明図である。すなわち、図8では、LF送信アンテナ150から発生する磁束151に対して、開口面が直交する向きに金属製ループ152を置いた場合を示している。図8において、金属製ループ152を沢山の磁束が通過し、上述した誘導電流が多く流れることにより、磁束を減衰する力が強く働く。
図9は、アンテナコイルからの磁束に平行な向きに金属製ループを置いた場合を示す説明図である。すなわち、図9では、LF送信アンテナ150から発生する磁束151に対して、開口面が平行な向きに金属製ループ153を置いた場合を示している。図9において、金属ループ153を通過する磁束は少なく、誘導電流も少ないため、通過磁束に対する磁束の減衰作用も弱い。つまり、この場合には、磁束が減衰しにくい。
図10は、ドア開口部における磁束の減衰を低減するために、LF送信アンテナをドア開口部に対して平行な向きに設置した場合を示す説明図である。図10では、車両100の前席左ドアのドア下隙間付近にLF送信アンテナ154を設置した場合を模したものである。
図10において、ドア開口部を金属ループと見立てると、ドア開口部を通過する磁束の減衰を極力抑えるために、ドア開口部に対して、LF送信アンテナ154の長手方向を平行に設置する。これにより、LF送信アンテナ154からの磁束155は、ドア開口部と直交する成分が少なく、効率よく車外に磁束155を出すことができる。
また、磁束155は、ドア開口部を通過して車外に出た後、再びドア開口部を通ってLF送信アンテナ154に戻る。このとき、ドア開口部を磁束が往復逆向きに通過するので、誘導電流が相殺され、磁束の減衰を低減することができる。
また、ドア開口部の前端部156と後端部157との中央付近にLF送信アンテナ154を設置することにより、磁束155のドア開口部から出て行く量と戻る量とが釣り合い、最も効率よく車外に磁束155を出すことができる。なお、中央付近とは、中央より開口幅の±10%程度以内を想定している。
図11は、車内/車外兼用アンテナ3本だけで、車内のエリア検出と各リクエストスイッチに対する車外のエリア検出とを成立させるためのアンテナレイアウトを示す説明図である。すなわち、図11では、車両100の車内のエリア検出と車外のエリア検出とを、3本のLF送信アンテナで行うためのアンテナレイアウト位置を示している。
図11において、ドアの施錠または解錠に係るリクエストスイッチが設けられた前席の左右ドアおよび車内後方ドアのドア開口部の前後または左右中央付近に、ドア開口部に対して平行な向きにLF送信アンテナが設置されている。すなわち、右アンテナ35aは前席右ドアのドア下隙間付近に、左アンテナ35bは前席左ドアのドア下隙間付近に、後方アンテナ35cは車内後方ドアのドア下隙間付近に設置されている。
図12は、車内/車外兼用アンテナ3本だけで、車内のエリア検出と各リクエストスイッチに対する車外のエリア検出とを成立させるための、左アンテナのアンテナレイアウトを示す説明図であり、車両100を側面視した状態を示している。図12において、左アンテナ35bは、前席左ドアのドア下隙間付近に、アンテナ長手方向を前後に向けて設置されている。また、反対側の右アンテナ35aについても同様に、前席右ドアのドア下隙間付近に、アンテナ長手方向を前後に向けて設置されている。
図13は、車内/車外兼用アンテナ3本だけで、車内のエリア検出と各リクエストスイッチに対する車外のエリア検出とを成立させるための、後方アンテナのアンテナレイアウトを示す説明図であり、車両100を後方から見た状態を示している。図13において、後方アンテナ35cは、後方ドアのドア下隙間付近に、アンテナ長手方向を左右に向けて設置されている。
図14は、車内/車外兼用アンテナを、可動部であるドアに設置した場合を示す説明図である。図14では、車内外兼用のLF送信アンテナであるアンテナ35a〜35cを、車両100のドア側に設置した場合に、ドアが開けられてアンテナ位置が移動した状況を示している。このような状況では、正確に車内のエリア検出および車外のエリア検出を行うことができなくなる。
図15は、車内/車外兼用アンテナを、可動部でない車体側に設置した場合を示す説明図である。図15では、車内外兼用のLF送信アンテナであるアンテナ35a〜35cを、車両100の車体側に設置した場合に、ドアが開けられた状況を示している。このような状況では、ドアが開けられた場合であっても、アンテナ位置が移動することを防止することができる。
また、ドア開口部からの磁束漏れに関しても、ドア閉時よりも効率よくドア下隙間から磁束を車外に出していたので、大幅な磁束分布変化が発生しない。そのため、ある程度の精度で車内のエリア検出および車外のエリア検出を行うことができる。
図16は、前席右ドアのドア下隙間付近であって、ドア開口部の前後中央付近にアンテナを設置した場合に、磁束の等磁束面が車両反対側に漏れている状態を示す説明図である。すなわち、図16は、車内外兼用のLF送信アンテナである右アンテナ53aを、車両100の前席右ドアのドア下隙間の前後中央付近に取付けたときの検知エリア形状を示している。この検知エリアは、携帯機2が車両100の右側車外にあるか否かを判定するのに用いられる。
右アンテナ35aからの出力に対して、携帯機2での受信電界強度、すなわちRSSI値が、あらかじめ定められた所定の閾値TH10を超える車外エリアを350aで示す。閾値TH10は、車両右側の検知エリアサイズの確保ができ、かつ車両左側への漏れが対策可能な値に設定する。このとき、右アンテナ35aは、車外に効率よく磁束を出すことが可能であるが、その弊害として、車両左側の後席ドア辺りにコブのようなエリアが発生する。
図17は、前席右ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナの磁束が左側に漏れるエリアを、前席左ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナからのエリアで検知しようとした場合に、検知できないエリアが残ることを示す説明図である。すなわち、図17では、図16の車外エリア350aの車両反対側への漏れエリアに対して、簡単な対策では不十分であることを示している。
なお、簡単な対策として、前席左ドアのドア下隙間の前後中央付近に取付けた左アンテナ35bからの検知エリア350b内に携帯機2があれば、エリア350aの車両左側に漏れたエリアに携帯機2があると判定し、車外エリア350aには携帯機2がない扱いとする方法が考えられる。
ここで、左アンテナ35bからの出力に対して、携帯機2での受信電界強度、すなわちRSSI値が、あらかじめ定められた所定の閾値TH11を超える排他エリアを350bで示す。閾値TH11は、排他エリア350bが車両100の右側に漏れ出さない値に設定する。
しかしながら、この場合には、車外エリア350aから排他エリア350bを排除した後も、車両100の後席左ドア付近に排除しきれなかった排除不能エリア3500aが残る。このとき、携帯機2がエリア3500aにあると、携帯機2が車両右側のエリア350aにある場合と区別することができず、携帯機2が車両左側にあるにも関わらず、施錠/解錠を受け付けることとなる。よって、排除不能エリア3500aを検出し排除する必要がある。
図18は、前席右ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナの磁束が車両反対側に漏れたエリアを、後方ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナからの磁束の強さで判定し排除しようとした場合に、車両右側の必要なエリアも排除されることを示す説明図である。
すなわち、図18では、排除不能エリア3500aを後方アンテナ35cからの磁束強度で単純に切り分けようとすると、車両100の右側の必要な車外エリアまで排除されることを示している。
ここで、後方アンテナ35cからの出力に対して、携帯機2での受信電界強度、すなわちRSSI値が、あらかじめ定められた所定の閾値TH12を超える検知エリアを350cで示す。閾値TH12は、排除不能エリア3500aが検知エリア350c内に含まれる値に設定する。
これにより、携帯機2が車外エリア350a内にあっても、検知エリア350c内にある場合には、車外エリア350a内として扱わないことで、排除不能エリア3500aでの施錠/解錠を防ぐことができる。
しかしながら、この場合には、車外エリア350a内である車両100の右側の3501aのエリアも、検知エリア350c内にあるため、排除不能エリア3500aと同様に車外エリア350aとして扱われなくなる。そこで、排除不能エリア3500aを排除しながらも、車外エリア350aから排除されるエリア3501aをできるだけ狭くする工夫が必要となる。
図19は、前席右ドアのドア下隙間付近に設置したアンテナの磁束が車両反対側に漏れたエリアと、車両右側の必要なエリアとを精度よく判別するため、後方アンテナからの磁束強度に応じて、右アンテナのエリア内外判定の閾値を変化させる方法を示す説明図である。
すなわち、図19では、後方アンテナ35cからの距離により車外エリア350aの判定閾値を変化させることで、排除不能エリア3500aの大部分を排除し、図18の残したかったエリア3501aの排除される部分を最小限に減らすことを示している。
ここで、後方アンテナ35cからの出力に対して、携帯機2での受信電界強度、すなわちRSSI値が、あらかじめ定められた所定の閾値TH13を超える検知エリアを351cで示し、閾値TH13よりも高いあらかじめ定められた所定の閾値TH14を超える検知エリアを352cで示す。
また、右アンテナ35aからの出力に対して、携帯機2での受信電界強度、すなわちRSSI値が、上述した所定の閾値TH10を超える車外エリアを350aで示し、閾値TH10よりも高いあらかじめ定められた所定の閾値TH20を超える検知エリアを351aで示し、閾値TH20よりも高いあらかじめ定められた所定の閾値TH21を超える検知エリアを352aで示す。
このとき、携帯機2が後方アンテナ35aの検知エリア351cの内側にない場合には、右アンテナ35aからの車外エリアを350aとする。また、携帯機2が後方アンテナ35cの検知エリア351cの内側かつ検知エリア352cの外側にある場合には、右アンテナ35aからの車外エリアを351aとする。さらに、携帯機2が後方アンテナ35cの検知エリア352cの内側にある場合には、右アンテナ35aからの車外エリアを352aとする。
なお、閾値TH13は、図18の排除不能エリア3500aのうちで排除の必要な部分が検知エリア351c内に含まれる値に設定する。また、閾値TH14は、右アンテナ35aからの車外エリア351aが車両100の左側に漏れることが許容できなくなる値に設定する。
また、閾値TH20は携帯機2が後方アンテナからの検知エリア351cの内側にあり、検知エリア352cの外側にあるとき、右アンテナからの車外エリアが車両100の左側に漏れても許容可能な値に設定する。また、閾値TH21は、右アンテナ35aからの車外エリア352aが、車両100の左側にはみ出さない値に設定する。
このように、後方アンテナ35cからの出力に対して、携帯機2での受信電界強度、すなわちRSSI値に応じて、右アンテナ35aの車外エリア閾値を切り換えることで、車両100の右側での車外エリアの確保と、車両100の左側への車外エリアの漏れの排除を効率よく調整することができる。なお、左アンテナ35bからの車外エリアについても、同様の方法により、車両100の右側への車外エリアの漏れを効率よく排除することができる。なお、この車外エリア閾値を切り換えは、CPU10によって実行される。
以上のように、実施の形態1によれば、複数のLF送信アンテナは、車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に計3本設けられ、車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に設けられたLF送信アンテナは、ドア下隙間付近に設けられている。
そのため、少ない車内用アンテナ本数で、精度の高い携帯機の車内外判定を行うことができる。
なお、上記実施の形態1では、右アンテナ35aからの車外エリアを3段階に切り換えているが、これに限定されず、さらに切り換え段数を増やして必要エリアと排除エリアとを細かく識別してもよい。
1 車載機、2 携帯機、4 制御装置、10 CPU、11 メモリ、12 LF送信回路、13 RF受信回路、17 スイッチ入力回路、20 CPU、21 入力回路、22 メモリ、23 RF送信回路、24 LF通信回路、25 RF送信アンテナ、26a〜26c LF受信アンテナ、31a〜31e LF送信アンテナ、32 RF受信アンテナ、33a〜33c リクエストスイッチ、34 スタートスイッチ、35a 右アンテナ、35b 左アンテナ、35c 後方アンテナ、100 車両、101 車室内、102 右側車内エリア到達許容限界、103 左側車内エリア到達許容限界、104 後方車内エリア到達許容限界、110 認証コード、121 変調回路、122 増幅回路、131 RF復調回路、132 増幅回路、140 ドア枠部分、141 車両ドア開口部分、142、144 磁束の向き、143 誘導電流、150 LF送信アンテナ、151 発生磁束、152、153 金属製ループ、154 LF送信アンテナ、155 磁束、156 ドア開口部の前端、157 ドア開口部の後端、200 ユーザ、220 認証コード、240 LF受信回路、243 メモリ、310a、310b 車内アンテナエリア、310c、310d、310e 車外アンテナエリア、350a、351a、352a 右アンテナエリア、350b 左アンテナエリア、350c、351c、352c 後方アンテナエリア、2400 増幅回路、2401 LF復調回路、2402 RSSI回路、3500a 右アンテナエリア、3501a 右アンテナエリア。

Claims (5)

  1. 車両に搭載された無線通信機能を有する車載機と、
    前記車両のユーザによって携帯され、前記車載機との間で無線通信機能を有する携帯機と、
    により構成される無線通信システムであって、
    前記車載機は、
    車載機CPUと、
    認証コードを記憶する車載機メモリと、
    電界強度測定用信号および認証要求信号を前記携帯機に送信するLF送信回路および複数のLF送信アンテナと、
    前記携帯機からの認証応答信号を受信する受信回路と、を備え、
    前記車載機CPUは、前記携帯機から受信した認証応答信号に含まれる認証コードと、前記車載機メモリ内の認証コードとの照合を行い、
    前記携帯機は、
    携帯機CPUと、
    前記認証コードを記憶する携帯機メモリと、
    前記電界強度測定用信号および前記認証要求信号を受信する複数の受信アンテナおよびLF受信回路と、
    前記携帯機メモリ内の認証コードおよび前記認証応答信号を前記車載機に送信する送信回路と、
    前記電界強度測定用信号の受信電界強度を測定する電界強度測定部と、を備え、
    前記複数のLF送信アンテナは、前記車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に計3本設けられ、
    前記車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に設けられたLF送信アンテナは、ドア下隙間付近に設けられている
    無線通信システム。
  2. 前記車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に設けられたLF送信アンテナは、ドア開口部の幅方向中央付近に設けられている
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に設けられたLF送信アンテナは、ドア開口部に対して、長手方向が平行になるように設けられている
    請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記車両の前席の左右ドアおよび車内後方ドアのそれぞれのドア下部に設けられたLF送信アンテナは、可動部であるドアではなく、車体側に設けられている
    請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記車載機CPUは、前記車内後方ドアに設けられたLF送信アンテナからの電界強度測定用信号の受信電界強度に基づいて、前席の左右ドアに設けられたLF送信アンテナに対して、前記携帯機が前記車両内にあるか否かを判定するための判定閾値を切り換える
    請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の無線通信システム。
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