JP6103362B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、詳しくは、中間転写ベルト等の像担持体ベルトと記録材搬送ベルトとの間の転写ニップで記録材上にトナー像を転写する画像形成装置に関するものである。
特許文献1には、中間転写ベルト(像担持体ベルト)と二次転写ベルト(記録材搬送ベルト)との間に二次転写ニップを形成したベルト転写方式の画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、中間転写ベルトを内周面側から支持する転写対向部材(転写対向支持ローラ)と、二次転写ベルトの内周面に圧接される転写パッドとの間に二次転写ニップを形成している。これにより、二次転写ニップ内の用紙と中間転写ベルトとの密着力が確保して、安定した二次転写を実現できるとしている。
像担持体ベルトと記録材搬送ベルトとの間に転写ニップを形成して像担持体ベルト上のトナー像を記録材へ転写するベルト転写方式の画像形成装置においては、記録材の分離性を確保することが重要な課題となっている。ここでいう分離性とは、転写ニップを通過した記録材を像担持体ベルトから安定して分離させることができる性能を意味する。従来の画像形成装置の中には、転写ニップを通過した記録材を除電して像担持体ベルトと記録材との間の静電的吸着力を低下させて、高い分離性を得るものがある。また、転写ニップを通過した後に像担持体ベルトに吸着している記録材の先端を分離部材によって機械的に像担持体ベルトから分離させる画像形成装置も知られている。
従来の画像形成装置は、高い分離性を得るために、除電手段を設けたり分離部材を設けたりする必要があったため、部品点数が増えたり構成が複雑化したりして、製造コストが高くなるという問題があった。そのため、このような分離性向上のための専用部材を設けることなく、高い分離性が得られる構成が望まれる。
このように、専用部材を設けることなく高い分離性が得られる方法としては、転写ニップを通過した記録材と像担持体ベルトとの間の静電的吸着力が低下するように、像担持体ベルトとして、電気抵抗が低いものを用いることが挙げられる。このように像担持体ベルトの電気抵抗を下げれば、像担持体ベルトの外周面に溜まる電荷を逃がしやすくなるので、記録材と像担持体ベルトとの間の静電的吸着力を下げることが可能である。
しかしながら、像担持体ベルトの電気抵抗が小さいほど、転写ニップ内において放電が発生しやすく、その放電箇所のトナーが無くなって画像上に斑点状のトナー抜け(以下「白ポチ」という。)が発生しやすくなるという問題が発生する。特に、低湿環境での画像形成動作時、電気抵抗の高い種類の記録材への画像形成動作時、一方の面(おもて面)に画像を形成した後の裏面への画像形成動作時など、放電が発生しやすい状況下においては、例えば、直径が0.3mm〜1mm程度の大きさの白ポチが数mm〜数10mm程度の間隔で画像上に発生することがある。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、分離性向上のための専用部材を設けることなく、かつ、白ポチの画質劣化を抑制しつつ、高い分離性を得ることが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の支持ローラに掛け渡された無端ベルト状の像担持体ベルトと複数の支持ローラに掛け渡された無端ベルト状の記録材搬送ベルトとを接触させて転写ニップを形成し、該転写ニップに記録材を通過させる際に該記録材搬送ベルトの内周面に接触するバイアス印加部材から該転写ニップに転写バイアスを印加することにより、該像担持体ベルト上のトナー像を記録材へ転写する画像形成装置において、
上記像担持体ベルトとして、体積抵抗率が1 7.5 Ω・cm]以上1 13 Ω・cm]以下であるものを用い、上記記録材搬送ベルトは、その外周面を構成する表面層と、その内周面を構成する基層とを有する複数層構造であって、外周面の表面抵抗率が内周面の表面抵抗率よりも高く、上記バイアス印加部材を、10 [Ω]以上の抵抗体で構成し、上記転写ニップの記録材搬送方向中央地点よりも記録材搬送方向下流側で上記記録材搬送ベルトの内周面に接触するように配置したことを特徴とする。
本発明においては、像担持体ベルトとして高抵抗のものを用い、記録材搬送ベルトとして表面を高抵抗としたものを用いることにより、転写ニップ内の放電発生を抑制して白ポチの画質劣化を抑制している。このように白ポチの画質劣化を抑制できるのは、以下の理由によるものと考えられる。
白ポチの原因となる転写ニップ内の放電は、像担持体ベルトや記録材搬送ベルトにおいて電気抵抗値が低い箇所が存在することで発生する。一般に、像担持体ベルトや記録材搬送ベルトなどの無端ベルト状部材を製作する際、そのベルト全体にわたって均一な電気抵抗を実現することは困難であり、相対的に電気抵抗値が高い箇所もあれば、相対的に電気抵抗値が低い箇所もある。ここで、無端ベルト部材の平均的な電気抵抗値が高いほど、相対的に電気抵抗値が低い箇所の電気抵抗値も高めることができる。本発明においては、像担持体ベルトとして中高抵抗程度のものを用いた場合や、記録材搬送ベルトとして表面が中抵抗程度のものを用いた場合と比較して、相対的に電気抵抗値が低い箇所の電気抵抗値が高いことから、放電の発生が抑制でき、白ポチの画質劣化を抑制することができる。
一方、このように像担持体ベルトとして高抵抗のものを用いると、分離性の面では不利となる。そこで、本発明においては、バイアス印加部材を、転写ニップの記録材搬送方向中央地点よりも記録材搬送方向下流側で記録材搬送ベルトの内周面に接触するように配置している。本発明者の研究の結果、このような配置により、高い分離性を確保することができることが判明した。その理由は、以下のように考えられる。
一般的な画像形成装置においては、バイアス印加部材が、転写ニップの記録材搬送方向中央地点で記録材搬送ベルトの内周面に接触するように配置される。この構成と比較したとき、本発明のようにバイアス印加部材を記録材搬送方向下流側にシフトさせたことで、転写ニップ内あるいは転写ニップ出口等で記録材に働く機械的な作用が変化し、転写ニップを抜けた記録材の先端部が像担持体ベルトから離れやすくなったものと考えられる。また、本発明のようにバイアス印加部材を記録材搬送方向下流側にシフトさせたことで、転写ニップに進入した記録材の先端部に対し、バイアス印加部材から印加される転写バイアスにより電荷が移動するタイミングが遅れることも理由として考えられる。すなわち、このタイミングが遅れることで、転写ニップを通過するまでに記録材先端部に溜まる電荷量が少なくなることから、転写ニップを通過した後の記録材先端部の帯電量を下げることができ、記録材先端部と像担持体ベルトとの静電的吸着力を低下させることができるものと考えられる。
なお、像担持体ベルトについての高抵抗と、記録材搬送ベルトの表面についての高抵抗とは、同じ抵抗値を意味するものではなく、前者は像担持体ベルトとしては高抵抗であるという意味であり、後者は記録材搬送ベルトの表面としては高抵抗であるという意味である。
以上、本発明によれば、分離性向上のための専用部材を設けることなく、かつ、白ポチの画質劣化を抑制しつつ、高い分離性を得ることが可能となるという優れた効果が得られる。
実施形態による画像形成装置の構成を示す模式図である。 実施形態における二次転写ニップ周辺の拡大図である。 中間転写ベルトの外周面における表面抵抗率と白ポチの発生との関係を示した表である。 単層の中間転写ベルトと積層(ここでは2層)の中間転写ベルトとについて、印加電圧と白ポチの発生との関係を示したグラフである。 二次転写対向ローラの電気抵抗値と白ポチの発生との関係を示したグラフである。 (a)〜(c)は、二次転写部の構成の違いを分離性の良好な順に並べて示したものである。 二次転写ローラを2つ設けた変形例を示す模式図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態による画像形成装置の構成を示す模式図である。
図1において、画像形成装置1には、像担持体ベルトとしての中間転写ベルト11を有する転写装置10と4つの画像ステーションが配置されている。各画像ステーションには、潜像担持体としての感光体ドラム20Y,20C,20M,20Bkをそれぞれ有し、その回りには専用の帯電装置30Y,30C,30M,30Bk、現像装置50Y,50C,50M,50Bk、クリーニング装置40Y,40C,40M,40Bkを有している。また、トナーを補給する図示しないトナーボトルであり、ここから図示しない搬送経路によって、所定の補給量だけ各色の現像装置50Y,50C,50M,50Bkにトナーが補給される。
本画像形成装置1においては、記録材としての記録紙Pが給紙カセット81より給紙ローラ82でフィードされる。記録紙Pの先端がレジストローラ対83まで到達すると、図示しないセンサによって検知される。この検出信号でタイミングを取りながら、レジストローラ対83によって記録紙Pを、記録紙搬送ベルトとしての二次転写ベルト15と中間転写ベルト11との接触部である二次転写ニップに搬送する。
あらかじめ帯電装置30Y,30C,30M,30Bkによって一様に帯電された感光体ドラム20Y,20C,20M,20Bkには、図示しない露光装置によりレーザー光71Y,71C,71M,71Bkにて露光走査され、感光体ドラム20Y,20C,20M,20Bk上に各イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(Bk)の静電潜像が作られる。
各静電潜像は、それぞれ各色の現像装置50Y,50C,50M,50Bkにより現像され、感光体ドラム20Y,20C,20M,20Bkの表面に、イエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナー像が形成される。一次転写ローラ13Y,13C,13M,13Bkに電圧が印加され、感光体ドラム20Y,20C,20M,20Bk上のトナーが中間転写ベルト11上に順次転写されていく。このとき、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト11の同じ位置に重ねて転写されるように、中間転写ベルト無端移動方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
本実施形態においては、二次転写ベルト15の内周面に接触するバイアス印加部材としての二次転写ローラ16に図示しない二次転写電源が接続されている。これにより、転写対向支持ローラとしての二次転写対向ローラ17とバイアス印加部材としての二次転写ローラ16との間に所定の電位差が付与される。その結果、二次転写ベルト15と中間転写ベルト11とが接触する二次転写ニップには二次転写バイアスが印加され、この二次転写バイアスの作用により、中間転写ベルト11上のトナー像が記録紙Pに二次転写される。
このようにして各色のトナー像が二次転写された記録紙Pは、二次転写ベルト15の無端移動に伴って、記録紙搬送方向下流側に設けられた定着装置60に向けてほぼ水平に搬送される。定着装置60に搬送された記録紙Pは、熱及び圧力でトナー像が定着され、排紙ローラ84により機外へ排紙される。これで、1枚の画像形成ジョブが終了する。
なお、感光体ドラム20Y,20C,20M,20Bk上の残留トナーは、それぞれのクリーニング装置40Y,40C,40M,40Bkでクリーニングされ、その後、直流に交流成分のバイアスが重畳印加された帯電装置30Y,30C,30M,30Bkによって除電と同時に帯電され、次の画像形成ジョブに備える。また、中間転写ベルト11上の残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置14によってクリーニングされ、次の画像形成ジョブに備える。
図2は、本実施形態における二次転写ニップ周辺の拡大図である。
二次転写ベルト15としては、例えば、PI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)等の材料にカーボン分散、或いはイオン導電剤配合により抵抗調整した樹脂層を有する複数層構造のものを用いることができる。二次転写ベルト15の厚みは、50[μm]以上100[μm]以下の範囲が好ましい。二次転写ベルト15の複数層構造は、単に同様の層を複数重ねて作製したものでもよいし、抵抗値が互いに異なる複数の層を重ねて作成したものでもよい。前者の二次転写ベルト15は、例えば、その外周面の表面抵抗率ρSAと、その内周面の表面抵抗率(以下、外周面の表面抵抗率を区別するために「裏面抵抗率」という。)ρSBとの間にρSA=ρSBの関係が成立するようにする。後者の二次転写ベルト15は、表面抵抗率ρSAと裏面抵抗率ρSBとの間にρSA>ρSBの関係が成立するように構成するのが好ましい。例えば、二次転写ベルト15の基層の上に、その基層と同じ材料または別の材料で抵抗調整した高抵抗層膜を形成することで、後者の二次転写ベルト15を作成することができる。
二次転写ローラ16としては、例えば、芯金のまわりに中抵抗材料で形成された被覆層を備えたものを使用することができる。この被覆層の材質としては、ウレタンゴム、シリコンゴム、EPDMゴムなどのゴム材料、ウレタン樹脂などのソリッドまたは発泡体のものが使用でき、これらの中にカーボンなどの導電材などをブレンドして抵抗値を制御したものが好ましい。
中間転写ベルト11としては、単層構造のベルトでも、複数層構造のベルトでもよい。単層構成のベルトとしては、PI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)、PC(ポリカーボネート)、ETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PPS(ポリフェニレンスルフィド)等の材料に、カーボン分散、或いはイオン導電剤配合により高抵抗に調整した高抵抗樹脂からなる単層構造のものを使用することができる。
本実施形態のような無端ベルト状部材からなる二次転写ベルト15や中間転写ベルト11を製作する際、そのベルト全体にわたって均一な電気抵抗を実現することは困難であり、相対的に電気抵抗値が高い箇所や低い箇所が存在してしまう。特に、樹脂中にカーボンを分散させて抵抗制御を行ったベルトについては、カーボン分散状態のばらつきによって、電気抵抗値のばらつきが大きい。そのため、二次転写ベルト15や中間転写ベルト11として、電気抵抗値(平均的な電気抵抗値)の比較的低いものを用いると、相対的に電気抵抗値の低い箇所の電気抵抗値が小さいので、そこに転写電流が集中して流れ、これにより二次転写ニップ内において放電が発生し、画像中に白ポチを生じさせる。
これに対し、本実施形態においては、中間転写ベルト11が高抵抗のものであり、かつ、二次転写ベルト15の表面層が高抵抗層のものである。このような構成であれば、電気抵抗値のばらつきがあっても、相対的に電気抵抗値の低い箇所の電気抵抗値はそれほど小さいものとはならない。したがって、転写電流の局所的な集中が緩和される結果、二次転写ニップ内における放電の発生が抑制され、画像中に白ポチを減少させることができる。
また、二次転写ベルト15に関しては、その外周面の表面抵抗率(ρSA)を裏面抵抗率(ρSB)よりも高くするのが好ましい。二次転写ベルト15の表面抵抗率ρSAを裏面抵抗率ρSBに対して高くするで、ベルトに誘電分極が発生し、記録紙Pが二次転写ベルト15の外周面に吸着しやすくなる。その結果、二次転写ニップを抜けた記録紙Pを二次転写ベルト15の外周面に吸着したまま、中間転写ベルト11の外周面から引き剥がしやすくなり、分離性が向上する。また、二次転写ベルト15の外周面に対して記録紙Pが吸着しやすくなることは、分離性だけでなく、分離後の記録紙搬送性の面でも有利である。更には、二次転写ベルト15の表面抵抗率ρSAを裏面抵抗率ρSBに対して高くすることは、二次転写バイアスの印加時における二次転写ニップ内の放電を抑制する効果もある。
図3は、中間転写ベルト11の外周面における表面抵抗率ρSと、白ポチの発生との関係を示した表である。
この表に示すように、中間転写ベルト11の外周面における表面抵抗率ρSが10[logΩ/□]である場合には、画像上に許容範囲を超える白ポチの発生が認められたが、表面抵抗率ρSが12[logΩ/□]である場合には、画像上に許容範囲を超える白ポチの発生が認められなかった。
また、中間転写ベルト11に関しても、外周面の表面抵抗率(ρSA)を裏面抵抗率(ρSB)より高くするのが好ましい。二次転写ベルト15の場合と同様、二次転写バイアスの印加時における二次転写ニップ内の放電を抑制する効果がある。このような中間転写ベルト11は、例えば、単一の材料でρSA>ρSBの関係を満たすものが製造できればそのようなものでもよいが、例えば、二次転写ベルト15の場合と同様に複数層構成とし、基層の上に、その基層と同じ材料または別の材料で抵抗調整した高抵抗層膜を形成したものでもよい。
また、中間転写ベルト11として弾性層を有するものを使用する場合、表面凹凸に富んだ記録紙Pに対するトナー転写性が向上する。より詳しくは、弾性層の存在により中間転写ベルト11の外周面が記録紙Pの表面凹凸にならって変形しやすいので、特に凹部へのトナー転写性が改善されて、全体として良好な転写性が得られる。
このような弾性層を有する中間転写ベルト11の具体例としては、PI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)、PC(ポリカーボネート)、ETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PPS(ポリフェニレンスルフィド)等の材料に、カーボン分散、或いはイオン導電剤配合により抵抗調整した中抵抗樹脂により構成された基層の上に、ウレタン、NBR、CR等のゴム材料に同様にカーボン分散、或いはイオン導電剤配合により抵抗調整した材料からなる300μm〜1200μmの弾性層を設け、表層には1〜10μm程度の厚みを持ったフッ素系のゴム、或いは樹脂(或いは、それらのハイブリッド材料でも可)のコーティングを施した3層ベルトを用いることができる。この場合も、本実施形態では、全体として高抵抗となるように構成する必要がある。また、弾性層を有する中間転写ベルト11は、そのゴム硬度が、高分子計器株式会社製「マイクロゴム硬度計MD−1」による測定値23℃50%RH環境下で、35以下であるのが好ましい。
また、弾性層を有する中間転写ベルト11をクリーニングする場合、クリーニングブレードのエッジ先端がベルト表層に喰い込んで、クリーニングブレードのエッジ先端の挙動が不安定になり、クリーニング不良を引き起こしやすくなる。また、中間転写ベルト11とクリーニングブレードとの間での摩擦力が増大することから、クリーニングブレードのめくれ、びびり、鳴き等の問題や、弾性ベルト表層での傷やトナーの融着等の発生など、様々な弊害が生じやすくなる。
そこで、弾性層を有する中間転写ベルト11を使用する場合には、静電クリーニング方式を採用するのが好ましい。静電クリーニング方式は、例えば、導電性の繊維を芯金に巻き付けた静電ブラシなどの静電クリーニング部材を、トナーと逆極性のバイアスを印加した状態で中間転写ベルト11に当接させ、トナーを静電クリーニング部材に静電的に吸着させ、中間転写ベルト11からトナーを除去する方式である。この方式では、クリーニングブレードを用いるブレードクリーニング方式よりも中間転写ベルト11との接触圧が小さいので、上述したようなクリーニングブレードによる不具合は少ない。
中間転写ベルト11としては、高抵抗を実現するために、その体積抵抗率が印加電圧が500Vにおいて10[Ω・cm]以上1011[Ω・cm]以下の範囲内のものが使用される。また、その表面抵抗率は、印加電圧が500Vにおいて1011[Ω/□]以上1013[Ω/□]以下の範囲であるのが好ましい。また、基層のヤング率(縦弾性率)は、3000[Mpa]以上が好ましく、駆動による伸び、曲げ、しわ、波打ちに耐えるに十分な機械強度が必要である。
図4は、単層の中間転写ベルトと積層(ここでは2層)の中間転写ベルトとについて、印加電圧と白ポチの発生との関係を示したグラフである。
白ポチの発生については、白ポチの発生が顕著であるほど数字が小さくなるようにランク付けした。単層ベルトでは印加電圧が大きくなるにつれ、白ポチ発生が悪化しているが、積層ベルトでは高い印加電圧において白ポチが悪化することがなく、良好な転写を行うことを示している。
本実施形態においては、中間転写ベルト11の表面抵抗率値が二次転写ベルト15の表面抵抗率値より小さいことが好ましい。また、中間転写ベルト11の体積抵抗値も二次転写ベルト15の体積抵抗値より小さいことが好ましい。一般に、二次転写ニップを通過した記録紙Pは、高抵抗側のベルトへ吸着しやすい傾向がある。これは、特に、抵抗が高くなる低温低湿度環境において顕著である。したがって、上記のような条件とすることで分離性を向上させることができる。
図5は、二次転写対向ローラ17の電気抵抗値と白ポチの発生との関係を示したグラフである。
このグラフは、単層の中間転写ベルトを用い、二次転写対向ローラ17の電気抵抗値を変化させたときの白ポチランクを評価したものである。これによれば、少なくとも10[Ω]の二次転写対向ローラを用いることで、白ポチのレベルを良化することができる。詳しい原因は不明だが、本発明者の評価においては、10[Ω]以下の二次転写対向ローラでは、記録紙Pに対して十分なバイアスを印加することができないことが理由で、例えば複数のトナーを重ねた画像などで転写不良を起こすものと考えられる。また、10[Ω]よりも高くなると、記録紙Pにかかるバイアスが高くなりすぎて、特に低温低湿度環境下などでリーク画像が発生してしまう。
なお、図6(a)〜(c)は、二次転写部の構成の違いを分離性の良好な順に並べて示したものである。
一般に、図6(a)や図6(b)に示すベルト転写方式の方が、図6(c)に示すローラ転写方式よりも分離性において有利である。これは、ローラ転写方式よりもベルト転写方式の方が記録紙Pと二次転写ベルト側(ローラ転写方式では転写ローラ側)との吸着力が高いためである。また、同じベルト転写方式でも、図6(b)に示すように二次転写ニップ中央に二次転写ローラ16が対向配置される構成よりも、図6(a)に示すように、二次転写ニップ中央よりも記録紙搬送方向下流側へシフトした位置に二次転写ローラ16を配置した構成の方が、中間転写ベルト11への記録紙Pの巻き付きが少なく、分離性が良好である。
このように二次転写ローラ16を下流側へシフトさせたとき、二次転写ローラ16は、二次転写ベルト15及び中間転写ベルト11の両方を二次転写対向ローラ17との間に挟持する位置でも、挟持しない位置でもよい。二次転写ローラ16のシフト量(オフセット量)は、1〜3mmほどの構成としてもよい。
特に、本実施形態においては、中間転写ベルト11をその外周面から押し込む押圧部材としてのテンションローラ18を二次転写ニップの中間転写ベルト無端移動方向下流側に隣接して配置している。このような配置により、二次転写ニップの中間転写ベルト無端移動方向下流側の中間転写ベルト部分(本実施形態ではテンションローラ18と二次転写対向ローラ17との間に張架された中間転写ベルト部分)の外周面と、二次転写ニップの二次転写ベルト無端移動方向下流側の二次転写ベルト部分(本実施形態では、二次転写ローラ16よりも二次転写ベルト無端移動方向下流側における二次転写ベルト部分)の外周面とのなす角度を広げることができる。そして、この角度を35度以上とすることで、より良好な分離性を得ることができる。
また、本実施形態においては、二次転写電源に接続される二次転写ローラ16が1つだけの例であるが、図7に示すように、2つ以上の二次転写ローラ16A,16Bを設けてもよい。この場合、二次転写ベルト15の電気抵抗が高いものであっても、二次転写ニップに適切な転写バイアスを印加することができる。
なお、本実施形態において、二次転写ローラ16や二次転写対向ローラ17等のローラ状部材についての体積抵抗率の測定は、これを回転駆動した状態で測定する回転測定であり、片側加重5Nでバイアスをローラ軸に1kV印加し、1min測定間にローラ1回転の抵抗を測定し、その平均値を体積抵抗率としたものである。
また、本実施形態において、中間転写ベルト11や二次転写ベルト15等の無端ベルト状部材についての体積抵抗率及び表面抵抗率の測定は、JISK6911に準拠したものである。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
支持ローラ12,17等の複数の支持ローラに掛け渡された無端ベルト状の中間転写ベルト11等の像担持体ベルトと複数の支持ローラに掛け渡された無端ベルト状の二次転写ベルト15等の記録材搬送ベルトとを接触させて二次転写ニップ等の転写ニップを形成し、該転写ニップに記録紙P等の記録材を通過させる際に該記録材搬送ベルトの内周面に接触する二次転写ローラ16等のバイアス印加部材から該転写ニップに転写バイアスを印加することにより、該像担持体ベルト上のトナー像を記録材へ転写する画像形成装置において、上記像担持体ベルトとして高抵抗のものを用い、上記記録材搬送ベルトとして表面を高抵抗にしたものを用い、上記バイアス印加部材を、上記転写ニップの記録材搬送方向中央地点よりも記録材搬送方向下流側で上記記録材搬送ベルトの内周面に接触するように配置したことを特徴とする。
これによれば、分離性向上のための専用部材を設けることなく、かつ、白ポチの画質劣化を抑制しつつ、高い分離性を得ることが可能となる。
(態様B)
上記態様Aにおいて、上記像担持体ベルトをその外周面から押圧する押圧部材としてのテンションローラ18を備えることを特徴とする。
これによれば、像担持体ベルトの周長が長くなることがある場合でも、像担持体ベルトのはい回しを効率良く行い、かつ、テンションを一定に保つことが容易となる。
(態様C)
上記態様Bにおいて、上記押圧部材は、上記像担持体ベルトを掛け渡している複数の支持ローラのうち、上記転写ニップに対向する位置で該像担持体ベルトの内周面を支持する二次転写対向ローラ17等の転写対向支持ローラとこれに像担持体ベルト無端移動方向下流側に隣接して該像担持体ベルトの内周面を支持する転写下流側支持ローラ12との間に張架される像担持体ベルト部分の外周面を押圧する位置に配置されており、上記押圧部材と上記転写対向支持ローラとの間に張架された像担持体ベルト部分の外周面と、上記バイアス印加部材よりも記録材搬送ベルト無端移動方向下流側における記録材搬送ベルト部分の外周面とのなす角度が35度以上であることを特徴とする。
これによれば、より高い分離性を得ることができる。
(態様D)
上記態様A〜Cのいずれかの態様において、上記記録材搬送ベルトは、上記転写ニップよりも記録材搬送ベルト無端移動方向上流側の記録材搬送ベルト部分の外周面に記録材を担持し、該記録材搬送ベルトの無端移動により該記録材を転写ニップへ送り込むように構成されていることを特徴とする。
これによれば、記録材が転写ニップに進入する前から記録材搬送ベルトの外周面に吸着していて、より安定した記録材の搬送が可能となる。
(態様E)
上記態様A〜Dのいずれかの態様において、上記記録材搬送ベルトは、その外周面を構成する高抵抗の表面層と、その内周面を構成する中抵抗の基層を有する複数層構造のものであることを特徴とする。
これによれば、高抵抗の表面層と中抵抗の基層との間で誘電分極を発生させることができ、記録材搬送ベルトの外周面に記録材を吸着しやすくなるので、転写ニップを抜けた記録材を記録材搬送ベルト側に吸着させて像担持体ベルト側から記録材を引き剥がしやすくなり、分離性が向上する。
(態様F)
上記態様A〜Eのいずれかの態様において、上記バイアス印加部材には、トナーの正規帯電極性とは逆極性の転写電圧が印加されることを特徴とする。
これによれば、トナーと逆極性のバイアスが記録材搬送ベルト側に印加されるので、記録材を像担持体ベルト側から引き離し安くなり、分離性が向上する。
(態様G)
上記態様A〜Fのいずれかの態様において、上記バイアス印加部材は、少なくとも中抵抗体以上の抵抗体で構成されていることを特徴とする。
このようにバイアス印加部材を10[Ω]以上の中抵抗体で構成することで、10[Ω]未満の低抵抗体で構成した場合よりも、記録材に十分なバイアスを印加でき、適正な画像を得ることができる。
(態様H)
上記態様A〜Gのいずれかの態様において、上記バイアス印加部材の体積抵抗率は、10[Ω・cm]以上であることを特徴とする。
これによれば、白ポチの少ない良好な画像を得ることができる。
(態様I)
上記態様A〜Hのいずれかの態様において、上記バイアス印加部材は、少なくとも2つ以上設けられていることを特徴とする。
これによれば、記録材搬送ベルトの電気抵抗が高いものであっても、より適切に二次転写ニップへ転写バイアスを印加することができる。
(態様J)
上記態様A〜Iのいずれかの態様において、上記バイアス印加部材は、ローラ状部材であることを特徴とする。
バイアス印加部材をローラ形状とすることで、転写を容易に行うことができる。また、ローラ形状は円筒型でも太鼓型でもよい。特に太鼓型であれば、バイアス印加部材の片寄りを防止し、また記録材搬送ベルトの表面クラックの発生抑止にも効果がある。
(態様K)
上記態様Jにおいて、上記バイアス印加部材は、上記記録材搬送ベルトの無端移動に連れ回る従動ローラであることを特徴とする。
これによれば、転写時において記録材搬送ベルトと像担持体ベルトとの速度差を軽減でき、色ずれなどの画像品質の劣化を防ぐことができる。
(態様L)
上記態様J又はKにおいて、上記ローラ状部材の直径は、上記像担持体ベルトを掛け渡している複数の支持ローラのうち上記転写ニップに対向する位置で該像担持体ベルトの内周面を支持する転写対向支持ローラの直径よりも小さいことを特徴とする。
これによれば、記録材が転写ニップを抜ける際に記録材が記録材搬送ベルト側に吸着して像担持体ベルト側から分離しやすくなる。
(態様M)
上記態様A〜Lのいずれかの態様において、上記像担持体ベルトを掛け渡している複数の支持ローラのうち上記転写ニップに対向する位置で該像担持体ベルトの内周面を支持する転写対向支持ローラの直径は20[mm]以下であることを特徴とする。
これによれば、転写対向支持ローラの径の曲率によって、転写ニップを抜けた記録材を像担持体ベルト側から離しやすくなり、分離性が向上する。
(態様N)
上記態様A〜Mのいずれかの態様において、上記記録材搬送ベルトはシームレスベルトであることを特徴とする。
これによれば、記録材搬送ベルトの外周面上のどの位置でも転写を行うことができる。
(態様O)
上記態様A〜Nのいずれかの態様において、上記記録材搬送ベルトは弾性層を有することを特徴とする。
これによれば、表面凹凸に富んだ記録材に対する転写性を向上させることができる。
(態様P)
上記態様A〜Oのいずれかの態様において、上記像担持体ベルトの外周面における表面抵抗率は10[Ω/□]以上1012[Ω/□]以下であることを特徴とする。
像担持体ベルトの電気抵抗が低いと、特に高温高湿度環境において、転写ニップに対して狙いの転写バイアスが印加できず、狙いの画像濃度が得られなくなる。また、電気抵抗が高いと、特に低温低湿度環境において、転写ニップ内で白ポチを生じさせる放電が発生するおそれが高くなる。本態様によれば、白ポチの発生を抑制しつつ、狙いの画像濃度を得ることができる。
(態様Q)
上記態様A〜Pのいずれかの態様において、上記像担持体ベルトの体積抵抗率は107.5[Ω・cm]以上1013[Ω・cm]以下であることを特徴とする。
像担持体ベルトの電気抵抗が低いと、特に高温高湿度環境において、転写ニップに対して狙いの転写バイアスが印加できず、狙いの画像濃度が得られなくなる。また、電気抵抗が高いと、特に低温低湿度環境において、転写ニップ内で白ポチを生じさせる放電が発生するおそれが高くなる。本態様によれば、白ポチの発生を抑制しつつ、狙いの画像濃度を得ることができる。
(態様R)
上記態様A〜Qのいずれかの態様において、上記像担持体ベルトはシームレスベルトであることを特徴とする。
これによれば、像担持体ベルトの外周面上のどの位置でもトナー像を担持させることができる。
(態様S)
上記態様A〜Rのいずれかの態様において、上記像担持体ベルトは、300[μm]以上1000[μm]以下の厚みをもった弾性層を含む複数層構造のものであり、マイクロゴム硬度が35以下であることを特徴とする。
これによれば、表面凹凸に富んだ記録材に対する転写性を向上させることができる。
1 画像形成装置
11 中間転写ベルト
13 一次転写ローラ
14 中間転写ベルトクリーニング装置
15 二次転写ベルト
16,16A,16B 二次転写ローラ
17 二次転写対向ローラ
18 テンションローラ
20 感光体ドラム
30 帯電装置
40 クリーニング装置
50 現像装置
60 定着装置
特開2007−328203号公報

Claims (16)

  1. 複数の支持ローラに掛け渡された無端ベルト状の像担持体ベルトと複数の支持ローラに掛け渡された無端ベルト状の記録材搬送ベルトとを接触させて転写ニップを形成し、該転写ニップに記録材を通過させる際に該記録材搬送ベルトの内周面に接触するバイアス印加部材から該転写ニップに転写バイアスを印加することにより、該像担持体ベルト上のトナー像を記録材へ転写する画像形成装置において、
    上記像担持体ベルトとして、体積抵抗率が1 7.5 Ω・cm]以上1 13 Ω・cm]以下であるものを用い、
    上記記録材搬送ベルトは、その外周面を構成する表面層と、その内周面を構成する基層とを有する複数層構造であって、外周面の表面抵抗率が内周面の表面抵抗率よりも高く、
    上記バイアス印加部材を、10 [Ω]以上の抵抗体で構成し、上記転写ニップの記録材搬送方向中央地点よりも記録材搬送方向下流側で上記記録材搬送ベルトの内周面に接触するように配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記像担持体ベルトをその外周面から押圧する押圧部材を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    上記押圧部材は、上記像担持体ベルトを掛け渡している複数の支持ローラのうち、上記転写ニップに対向する位置で該像担持体ベルトの内周面を支持する転写対向支持ローラとこれに像担持体ベルト無端移動方向下流側に隣接して該像担持体ベルトの内周面を支持する転写下流側支持ローラとの間に張架される像担持体ベルト部分の外周面を押圧する位置に配置されており、
    上記押圧部材と上記転写対向支持ローラとの間に張架された像担持体ベルト部分の外周面と、上記バイアス印加部材よりも記録材搬送ベルト無端移動方向下流側における記録材搬送ベルト部分の外周面とのなす角度が35度以上であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記記録材搬送ベルトは、上記転写ニップよりも記録材搬送ベルト無端移動方向上流側の記録材搬送ベルト部分の外周面に記録材を担持し、該記録材搬送ベルトの無端移動により該記録材を転写ニップへ送り込むように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記バイアス印加部材には、トナーの正規帯電極性とは逆極性の転写電圧が印加されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記バイアス印加部材の体積抵抗率は、10[Ω・cm]以上であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記バイアス印加部材は、少なくとも2つ以上設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記バイアス印加部材は、ローラ状部材であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項の画像形成装置において、
    上記バイアス印加部材は、上記記録材搬送ベルトの無端移動に連れ回る従動ローラであることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項又はの画像形成装置において、
    上記ローラ状部材の直径は、上記像担持体ベルトを掛け渡している複数の支持ローラのうち上記転写ニップに対向する位置で該像担持体ベルトの内周面を支持する転写対向支持ローラの直径よりも小さいことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記像担持体ベルトを掛け渡している複数の支持ローラのうち上記転写ニップに対向する位置で該像担持体ベルトの内周面を支持する転写対向支持ローラの直径は20[mm]以下であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記記録材搬送ベルトはシームレスベルトであることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記記録材搬送ベルトは弾性層を有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記像担持体ベルトの外周面における表面抵抗率は10[Ω/□]以上1012[Ω/□]以下であることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記像担持体ベルトはシームレスベルトであることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    上記像担持体ベルトは、300[μm]以上1000[μm]以下の厚みをもった弾性層を含む複数層構造のものであり、マイクロゴム硬度が35以下であることを特徴とする画像形成装置。
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