JP6102874B2 - 多気筒エンジンの排気装置 - Google Patents
多気筒エンジンの排気装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6102874B2 JP6102874B2 JP2014196479A JP2014196479A JP6102874B2 JP 6102874 B2 JP6102874 B2 JP 6102874B2 JP 2014196479 A JP2014196479 A JP 2014196479A JP 2014196479 A JP2014196479 A JP 2014196479A JP 6102874 B2 JP6102874 B2 JP 6102874B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- slide
- passage
- downstream
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る多気筒エンジンの排気装置100の概略構成図である。図2は、図1の概略側面図である。図3は、図1の概略正面図である。なお、図1では、後述するスライドアクチュエータ70の図示は省略している。
本実施形態に係る排気系の構成について次に説明する。
各独立排気通路52は、図1等に示すように、それぞれ各気筒12の排気ポート18から下流に延びる管状部材である。これら独立排気通路52は、上記動圧排気部60の上流端に向かってそれぞれ延びており、動圧排気部60の上流端付近で集合している。
動圧排気部60は、各独立排気通路52から排出されたガスの流速を高めるためのものであり、全体として、その流路面積が、下流側に向かって小さくなっていった後、一定で延び、その後、下流側に向かって大きくなるような形状を有している。
図8等に示すように、ノズル部64は、上下流方向に延びる管状部材である。このノズル部64は、アウターシェル61の上流端において各独立排気通路52の下流端から下流に延びている。このノズル部64の内側には、各独立排気通路52にそれぞれ対応する位置に設けられて、各独立排気通路52から排出された排気がそれぞれ独立して流入する複数のノズル部内通路64aが形成されている。本実施形態では、4つの独立排気通路52に対応して4つのノズル部内通路64aが形成されている。図4等に示すように、各ノズル部内通路64aは、同一の構造を有しており、軸x回りに互いに等間隔(90°間隔)に並んでいる。
スライド部62は、ノズル部64と同軸で上下流方向に延びる管状部材であり、スライド部62の内側には、1つの通路が形成されている。このスライド部62は、独立排気通路52からノズル部内通路64aに流入した排気が通過する通路の流路面積を変更するために、スライドアクチュエータ70により駆動されて上下流方向にスライド変位する。
ディフューザー部63は、下流に向かうに従って流路面積が拡大するよう構成されている。本実施形態では、ディフューザー部63の上流端部63aは略円筒状の外形を有し、この上流端部63aよりも下流側の部分63bは軸xを中心とする略円錐台形状の外形を有している。
上記のように、アウターシェル61は、ノズル部64、スライド部62、ディフューザー部63を内側に収容する管状部材であり、図6等に示すように、アウターシェル61は、これらの外形に沿う外形を有している。具体的には、アウターシェルは、上流から順に、第1部分61a、第2部分61b、第3部分62c、第4部分61dとからなる。
スライド部62をスライド変位させるためのスライドアクチュエータ70について次に説明する。
次に、本実施形態に係る装置の制御系統について説明する。本実施形態の装置は、その各部が図10に示されるECU(エンジン制御ユニット、制御手段)90によって統括的に制御される。ECU90は、周知のとおり、CPU、ROM、RAM等から構成されるマイクロプロセッサである。
各運転領域で実施される制御内容について説明する。
低速高負荷領域A1では、図11に示すように、排気弁20の開弁期間と吸気弁19の開弁期間とが、吸気上死点(TDC)を挟んでオーバーラップし、かつ、排気弁20が他の気筒12のオーバーラップ期間T_O/L中に開弁を開始するように、吸排気制御部92により吸排気VVT32、42が制御される。また、低速高負荷領域A1では、スライド部62が最上流位置となるように、アクチュエータ制御部93によりスライドアクチュエータ70が制御される。具体的には、低速高負荷領域A1では、アクチュエータ制御部93は、スライドアクチュエータ70をオフとする。
低速低負荷領域A2では、スライド部62が最下流位置となるように、アクチュエータ制御部93によりスライドアクチュエータ70が制御される。具体的には、低速高負荷領域A1では、アクチュエータ制御部93は、スライドアクチュエータ70をONとされる。また、低速低負荷領域A2では、排気二度開きが実施される。すなわち、排気弁20が吸気行程に加えて排気行程でも開弁するように、吸排気制御部92により排気VV42が制御される。
高速領域A3では、スライド部62が最下流位置となるように、アクチュエータ制御部93によりスライドアクチュエータ70が制御される。具体的には、低速高負荷領域A1では、アクチュエータ制御部93は、スライドアクチュエータ70をONとされる。
以上のように、本実施形態では、運転領域に応じて各独立排気通路52から排出された排気がそれぞれ独立して通過する通路の流路面積を適正な量に変更することができ、これにより、全領域において掃気性能等を確保して適正なエンジントルクを確保することができる。
ここで、上記各制御を実施する運転領域は、上記に限らない。
18排気ポート
19 吸気弁
20 排気弁
52 独立排気通路
61 アウターシェル
62 スライド部
62b スライド部側傾斜部
62c ストレート部
63 ディフューザー部
64 ノズル部
64a ノズル部内通路
64c ノズル部側傾斜部
64d 開口部
70 スライドアクチュエータ(スライド部駆動手段)
80 排気管本体
90 ECU(制御手段)
Claims (6)
- 複数の気筒と、1つの気筒あるいは排気順序が互いに連続しない複数の気筒にそれぞれ接続されて各気筒から排出されたガスが導入される独立排気通路と、これら独立排気通路を通ったガスをエンジン外部に排出する排気管本体とを備えた多気筒エンジンの排気装置おいて、
上記各独立排気通路から下流側に延びてこれら独立排気通路から排出された排気がそれぞれ独立して流入する複数のノズル部内通路が内側に形成されたノズル部と、
上記ノズル部の下流側に上下流方向にスライド変位可能に設けられて、当該ノズル部を通過したガスが流入する通路が内側に形成され、上流側にスライド変位したときに上記各独立排気通路から流出したガスが通過する通路の流路面積を縮小し、下流側にスライド変位したときに当該各独立排気通路から流出したガスが通過する通路の流路面積を拡大するスライド部と、
上記スライド部の下流側に設けられて、上記スライド部を通過したガスが流入する通路が内側に形成されているとともに当該通路の流路面積が下流に向かうに従って大きくなるよう構成されたディフューザー部と、
上記各独立排気通路と上記排気管本体との間に介在して、上記ノズル部と上記スライド部と上記ディフューザー部とを内側に収容した状態で上記独立排気通路および排気管本体に接続されるアウターシェルとを備え、
上記ディフューザー部は、上記スライド部をスライド変位可能に支持した状態で上記アウターシェルに固定されていることを特徴とする多気筒エンジンの排気装置。 - 請求項1に記載の多気筒エンジンの排気装置において、
上記スライド部は、その下流端部が上記ディフューザー部の内側に挿入されることで当該ディフューザー部に支持されていることを特徴とする多気筒エンジンの排気装置。 - 請求項1または2に記載の多気筒エンジンの排気装置において、
上記ノズル部は、下流に向かうに従って当該ノズル部の軸に近づく方向に傾斜して延びるノズル部側傾斜部を備え、
上記ノズル部側傾斜部には、上記各ノズル部内通路の内側と外側とを連通する複数の開口部が形成されており、
上記スライド部は、上記ノズル部を囲み且つ上記ノズル部側傾斜部に沿うように傾斜して延びるとともに上記ノズル部側傾斜部との間に上記各ノズル部内通路から上記各開口部を介して排出されたガスが流通する通路を区画するスライド部側傾斜部と、当該スライド部側傾斜部から下流に延びて少なくとも下流側部分の流路面積が一定となるストレート部とを備え、
上記ディフューザー部は、上記ストレート部の下流端部を支持していることを特徴とする多気筒エンジンの排気装置。 - 請求項3に記載の多気筒エンジンの排気装置において、
上記ノズル部側傾斜部は、上記スライド部が最も上流側の位置にスライド変位された状態において、上記スライド部側傾斜部の内側面に当接する形状を有し、
上記アウターシェルは、上記スライド部が最も下流側の位置にスライド変位された状態において上記スライド部側傾斜部の外側面に当接する形状を有することを特徴とする多気筒エンジンの排気装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の多気筒エンジンの排気装置において、
エンジンの運転領域のうち特定の領域に設定された特定領域において、上記各気筒の排気弁は排気行程に加えて吸気行程中にも開弁されることを特徴とする多気筒エンジンの排気装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の多気筒エンジンの排気装置において、
上記スライド部をスライド変位させるスライド部駆動手段と、
上記スライド部駆動手段を含むエンジンの各部を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、エンジンの運転領域のうち所定の領域に設定された第1領域において、上記スライド部駆動手段によって上記スライド部を最も下流側の位置よりも上流側の位置にするとともに、上記各気筒の吸気弁および排気弁の開弁期間が所定のオーバーラップ期間重複し、かつ、排気順序が連続する気筒間において一方の気筒の上記オーバーラップ期間が他方の気筒の排気弁の開弁期間と重複するように各気筒の吸気弁および排気弁を制御する一方、エンジンの運転領域のうち上記第1領域を除く第2領域において、上記スライド部駆動手段によって上記スライド部を最も下流側の位置にすることを特徴とする多気筒エンジンの排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014196479A JP6102874B2 (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 多気筒エンジンの排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014196479A JP6102874B2 (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 多気筒エンジンの排気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016070068A JP2016070068A (ja) | 2016-05-09 |
JP6102874B2 true JP6102874B2 (ja) | 2017-03-29 |
Family
ID=55866414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014196479A Active JP6102874B2 (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | 多気筒エンジンの排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6102874B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6344420B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-06-20 | マツダ株式会社 | 内燃機関の吸排気装置 |
JP6723088B2 (ja) * | 2016-06-22 | 2020-07-15 | 義明 角田 | 排気ガス流の加速装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61194726U (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-04 | ||
JP2873838B2 (ja) * | 1989-10-09 | 1999-03-24 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の排気吸入装置 |
JP2001234742A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-31 | Aihou:Kk | 排気促進装置 |
JP5909938B2 (ja) * | 2011-09-07 | 2016-04-27 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの吸排気装置 |
JP5915104B2 (ja) * | 2011-11-14 | 2016-05-11 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの排気装置 |
JP5919743B2 (ja) * | 2011-11-14 | 2016-05-18 | マツダ株式会社 | 多気筒エンジンの排気制御装置 |
-
2014
- 2014-09-26 JP JP2014196479A patent/JP6102874B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016070068A (ja) | 2016-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5515977B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
JP5979031B2 (ja) | 火花点火式エンジン | |
JP5845777B2 (ja) | 多気筒エンジンの吸排気装置 | |
JP2013113224A (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
JP5919743B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気制御装置 | |
JP5909938B2 (ja) | 多気筒エンジンの吸排気装置 | |
JP6102874B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
JP5794046B2 (ja) | 多気筒エンジン | |
JP2011214402A (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
JP5998503B2 (ja) | 多気筒エンジンの吸排気装置 | |
JP6107859B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2011214436A (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
CN111512034A (zh) | 燃烧机 | |
JP5447095B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
JP2013007270A (ja) | 内燃機関のポート | |
JP5953786B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
JP5794037B2 (ja) | 多気筒エンジンの吸排気装置 | |
JP6098657B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
JP5817302B2 (ja) | 多気筒エンジンの吸排気装置 | |
JP5472050B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
JP5407992B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気装置 | |
JP6344420B2 (ja) | 内燃機関の吸排気装置 | |
JP6102963B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6176276B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6090352B6 (ja) | 圧縮自己着火ガソリンエンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160323 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170131 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6102874 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |