JP6102596B2 - インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク - Google Patents

インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク Download PDF

Info

Publication number
JP6102596B2
JP6102596B2 JP2013150217A JP2013150217A JP6102596B2 JP 6102596 B2 JP6102596 B2 JP 6102596B2 JP 2013150217 A JP2013150217 A JP 2013150217A JP 2013150217 A JP2013150217 A JP 2013150217A JP 6102596 B2 JP6102596 B2 JP 6102596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
wall
tank
opening
ink tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013150217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015020347A (ja
Inventor
日出直 鈴木
日出直 鈴木
聖真 工藤
聖真 工藤
尚己 木村
尚己 木村
慶吾 飯澤
慶吾 飯澤
正幸 金澤
正幸 金澤
直史 三村
直史 三村
啓助 秋元
啓助 秋元
隆介 ▲高▼倉
隆介 ▲高▼倉
壮志 大川
壮志 大川
金谷 宗秀
宗秀 金谷
西 伸幸
伸幸 西
川村 聡
聡 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013150217A priority Critical patent/JP6102596B2/ja
Priority to TW103106125A priority patent/TWI599492B/zh
Priority to TW103106140A priority patent/TWI611942B/zh
Priority to PCT/JP2014/001024 priority patent/WO2014132640A1/ja
Priority to US14/771,587 priority patent/US9481180B2/en
Priority to CN201480001841.2A priority patent/CN104582975B/zh
Priority to EP14757329.9A priority patent/EP2962852B1/en
Priority to PCT/JP2014/001017 priority patent/WO2014132635A1/ja
Priority to US14/771,376 priority patent/US9487012B2/en
Priority to CN201480011545.0A priority patent/CN105008136B/zh
Publication of JP2015020347A publication Critical patent/JP2015020347A/ja
Priority to PH12015501927A priority patent/PH12015501927A1/en
Priority to US15/273,082 priority patent/US9855761B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6102596B2 publication Critical patent/JP6102596B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク等に関する。
従来から、液体噴射装置の一例として、インクジェット式のプリンターが知られている。一般的に、インクジェット式のプリンターでは、印刷ヘッドからインクを用紙などの印刷媒体に向けて噴射することによって、この印刷媒体に印刷を行うことができる。このようにインクを用いて印刷を行なうプリンター(印刷装置)では、印刷ヘッドに供給するためのインクを収容したインク収容容器を備えたものがある。このようなプリンターでは、従来、新たなインクが収容された注入容器を用いてインク収容容器内にインクを注入する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第7771033号明細書
インクが収容された注入容器を介してインクをインク収容容器内に注入する場合に、注入容器からインクがこぼれたり、注入容器からインクが垂れ落ちたりすることが考えられる。注入容器からインクがこぼれたり垂れ落ちたりすると、プリンターに汚れが拡散し、ひいては印刷品位が低下する要因の1つになる。上記特許文献1には、インクがこぼれることに対しての対策については開示されていない。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]インクを収容可能なタンク本体と、前記タンク本体に設けられ、前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、前記インク注入部が設けられた前記タンク本体の壁のうち、前記インク注入部の周辺部の少なくとも一部を覆うケース部材と、を備え、前記タンク本体の前記壁の前記周辺部、及び前記ケース部材において前記周辺部に対向する部位の少なくとも一方に、インク受け部と、前記インク受け部に前記インクを誘導可能なインク誘導路と、が設けられている、インクタンクユニット。
この適用例のインクタンクユニットでは、タンク本体及びケース部材の少なくとも一方にインク受け部とインク誘導路とが設けられているので、タンク本体やケース部材に付着したインクをインク誘導路を介してインク受け部に誘導することができる。そして、タンク本体やケース部材に付着したインクをインク受け部で受けることができる。これにより、タンク本体やケース部材に付着したインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。
[適用例2]上記のインクタンクユニットであって、前記インク受け部は、前記タンク本体の前記壁の前記インク注入部の周辺部の少なくとも一部に設けられており、前記ケース部材には、前記インク受け部に向かって延びる第1の壁部が設けられており、前記インク誘導路は、前記第1の壁部によって構成されている、インクタンクユニット。
この適用例では、ケース部材に設けられた第1の壁部によって、インクをタンク本体に設けられたインク受け部に誘導することができる。
[適用例3]上記のインクタンクユニットであって、前記インク注入部は、前記開口を囲む円筒状の側壁を有し、前記側壁は、前記タンク本体の前記壁から突出して設けられており、前記インク受け部は、前記開口を平面視したときに前記側壁よりも外側に設けられており、前記第1の壁部は、前記開口を平面視したときに前記側壁から所定の隙間を空けて前記側壁を囲む円筒状又は逆円錐状に構成されている、インクタンクユニット。
この適用例では、インク受け部が側壁よりも外側に設けられているので、インク受け部に溜まったインクが開口に流入することを側壁によって妨げることができる。
[適用例4]上記のインクタンクユニットであって、前記インク受け部は、前記壁に設けられた凹部である、インクタンクユニット。
この適用例では、インク受け部が凹部であるので、凹部内に受けたインクを留めやすい。
[適用例5]上記のインクタンクユニットであって、前記インク受け部は、インク吸収部材を備えている、インクタンクユニット。
この適用例では、インク受け部がインク吸収部材を備えているので、インク受け部に受けたインクをインク吸収材で保持しやすい。
[適用例6]2個以上のインクタンクと、前記2個以上のインクタンクの少なくとも一部を覆うケース部材と、を有するインクタンクユニットであって、前記インクタンクは、インクを収容可能なタンク本体と、前記タンク本体に設けられ、前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、を有しており、前記ケース部材は、前記インク注入部が設けられた前記タンク本体の壁のうち、前記インク注入部の周辺部の少なくとも一部を覆っており、一の前記インクタンクの前記インク注入部と、他の前記インクタンクの前記インク注入部との間において、前記開口よりも前記タンク本体側とは反対側に突出した第2の壁部が、前記タンク本体及び前記ケース部材の少なくとも一方に設けられている、インクタンクユニット。
この適用例のインクタンクユニットでは、一のインクタンクのインク注入部と他のインクタンクのインク注入部との間に第2の壁部が設けられているので、一のインクタンクのインク注入部から溢れたり漏れたりしたインクが他のインクタンクのインク注入部に流入することを妨げやすい。従って、一のインクタンクと他のインクタンクとのインクの色が異なるとき、混色を防止できる。
[適用例7]上記のインクタンクユニットであって、前記第2の壁部は、前記開口を平面視したときに、前記一のインクタンクの前記開口と、前記他のインクタンクの前記開口との間に、前記一の開口と前記他の開口とが並ぶ方向とは交差する方向に設けられている、インクタンクユニット。
この適用例によれば、一の開口と他の開口とを第2の壁部で遮りやすい。このため、一のインクタンクのインク注入部から溢れたり漏れたりしたインクが他のインクタンクのインク注入部に流入することを一層妨げやすい。
[適用例8]上記のインクタンクユニットであって、前記タンク本体に、前記開口を囲む側壁が、前記タンク本体の前記壁から突出して設けられている、インクタンクユニット。
この適用例では、開口を囲む側壁によって、一のインクタンク用のインクが他のインクタンクの開口に流入することを一層妨げることができる。
[適用例9]上記のインクタンクユニットであって、前記第2の壁部が前記ケース部材に設けられている、インクタンクユニット。
この適用例では、ケース部材に設けられた第2の壁部によって、一のインクタンクのインク注入部から溢れたり漏れたりしたインクが他のインクタンクのインク注入部に流入することを妨げやすい。
[適用例10]上記のインクタンクユニットを備えた、インクジェットプリンター。
この適用例のインクジェットプリンターでは、インク注入部から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすいインクタンクユニットを備えているので、インク注入部から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。
[適用例11]インクを収容可能なタンク本体と、前記タンク本体に設けられ、前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、前記タンク本体の前記インク注入部の周囲に設けられ、前記タンク本体から突出する2以上のリブと、を備え、前記2以上のリブのうち隣り合う2つの前記リブの間には、前記リブ同士の間に毛細管力で前記インクを保持可能な隙間が設けられている、インクタンク。
この適用例のインクタンクでは、インク注入部から溢れたり漏れたりしたインクを2以上のリブ間に保持することができる。これにより、インク注入部から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。
[適用例12]上記のインクタンクであって、前記隣り合う2つのリブは、相互に同じ方向に沿って延在している、インクタンク。
この適用例では、隣り合う2つのリブが相互に同じ方向に沿って延在しているので、リブ間に保持可能なインクの容量を増大させやすい。
[適用例13]上記のインクタンクであって、前記2以上のリブは、格子状に配置されている、インクタンク。
この適用例では、2以上のリブが格子状に配置されているので、インクを格子内に留めやすい。
[適用例14]上記のインクタンクであって、前記2以上のリブは、前記開口を平面視したときに、前記開口を中心に放射状に設けられている、インクタンク。
この適用例では、2以上のリブが開口を中心に放射状に設けられているので、開口の周囲に効率よく2以上のリブを配置することができる。
[適用例15]上記のインクタンクであって、前記インク注入部には、前記開口を囲む側壁が前記タンク本体から突出して設けられており、前記2以上のリブのうちの少なくとも一部の前記リブが前記側壁につながっている、インクタンク。
この適用例では、互いにつながっているリブと側壁とを補強することができる。
[適用例16]インクを収容可能なタンク本体と、前記タンク本体に設けられ、前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、前記タンク本体内に設けられ、前記インク注入部に連通する第1のインク室と、前記タンク本体における前記インク注入部の周辺部に設けられた凹部と、前記タンク本体内に設けられ、前記凹部に連通し、且つ前記インク注入部とは異なる位置で前記第1のインク室に連通する第2のインク室と、を備えた、インクタンク。
この適用例のインクタンクでは、インク注入部の周辺部に凹部が設けられているので、インク注入部から溢れたり漏れたりしたインクを凹部で受けることができる。これにより、インク注入部から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。このインクタンクでは、凹部が第2のインク室に連通しているので、凹部で受けたインクが第2のインク室に誘導される。そして、第2のインク室は、第1のインク室に連通しているので、第2のインク室に誘導されたインクは、第1のインク室に誘導される。つまり、このインクタンクでは、インク注入部から溢れたり漏れたりしたインクを、凹部と第2のインク室とを介して第1のインク室に回収することができる。
[適用例17]上記のインクタンクであって、前記開口を鉛直上方に向けた状態において、前記第2のインク室は、前記凹部との連通部側から前記第1のインク室との連通部側に向かって低くなる向きに傾斜した傾斜面を有する、インクタンク。
この適用例では、第2のインク室が傾斜面を有しているので、凹部で受けたインクを第1のインク室に導きやすい。
[適用例18]上記のインクタンクであって、前記第2のインク室を区画する壁のうち、前記タンク本体の外部に面する前記壁の少なくとも一部が、光透過性を有する、インクタンク。
この適用例では、タンク本体の外側から第2のインク室内を視認しやすい。従って、凹部から第1のインク室へのインクの回収具合を確認できる。
[適用例19]上記のインクタンクであって、前記第2のインク室と前記第1のインク室との連通部における流路抵抗が、前記インク注入部における流路抵抗よりも大きい、インクタンク。
この適用例では、第1のインク室から第2のインク室へインクが流出することを抑制し、第1のインク室へのインク充填が促進される。
[適用例20]インクを収容可能なタンク本体と、前記インクを注入するための注入具を挿入可能で、且つ前記注入具を介して前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、前記インク注入部に設けられ、前記注入具の挿抜によって、前記インク注入部から前記タンク本体の内部に至る連通路を開閉可能なバルブ部材と、前記バルブ部材に係合可能で、前記タンク本体内の前記インクが所定レベル以下のときに前記連通路を開いた状態に保持するように前記バルブ部材を係止し、前記タンク本体内の前記インクが所定レベルを超えたときに、前記インクから受ける浮力によって前記バルブ部材の係止を解除する浮き部材と、を備えた、インクタンク。
この適用例のインクタンクでは、注入具がインク注入部に挿入されると、インク注入部からタンク本体の内部に至る連通路が開く。この状態でバルブ部材が浮き部材によって係止されるので、連通路が開いた状態に保持される。連通路が開いた状態において、注入具を介してインクをインク注入部からタンク本体内に注入することができる。そして、タンク本体内のインクが所定レベルを超えると、浮き部材によるバルブ部材の係止が解除されるので、連通路が閉じられる。これにより、インクがインク注入部から溢れることを避けやすい。
[適用例21]上記のインクタンクであって、前記バルブ部材を付勢する付勢部材を有し、前記バルブ部材は、前記付勢部材によって前記連通路を閉じる向きに付勢されており、且つ前記注入具から前記付勢部材による付勢力に抗する押圧力を受けることによって前記連通路を開く、インクタンク。
この適用例では、注入具でバルブ部材を、付勢部材による付勢力とは逆向きの押圧力で押圧すると、連通路が開き、バルブ部材が浮き部材によって係止される。そして、浮き部材によるバルブ部材の係止が解除されると、付勢部材による付勢力がバルブ部材を介して注入具にも作用する。これにより、タンク本体内のインクが所定レベルを超えたことを報知することができる。
第1実施形態におけるプリンターを示す斜視図。 第1実施形態におけるプリンターを示す斜視図。 第1実施形態におけるプリンターの機構ユニットを示す斜視図。 第1実施形態におけるインクタンクを示す分解斜視図。 第1実施形態におけるインクタンクにおける供給口及び大気連通口をXZ平面で切断したときの断面図。 第1実施形態におけるインクタンクをシート部材側から見たときの側面図。 第1実施形態におけるインクタンクユニットを示す斜視図。 第1実施形態における第2ケースを示す斜視図。 図8中のA部の拡大図。 第1実施形態におけるインクタンクユニットをインク注入部を通るYZ平面で切断したときの断面図。 第1実施形態におけるインクタンクユニットをインク注入部を通るYZ平面で切断したときの断面図。 第1実施形態における側壁の他の例を示す断面図。 実施例B1におけるインクタンクを示す分解斜視図。 実施例B1におけるケースを示す斜視図。 実施例B2におけるケースを示す斜視図。 実施例B3におけるケースを示す斜視図。 実施例B4におけるケースを示す斜視図。 実施例B5におけるケースを示す斜視図。 第3実施形態におけるインクタンクを示す分解斜視図。 第3実施形態におけるケースを示す斜視図。 第4実施形態におけるバルブ装置を示す断面図。 第4実施形態におけるバルブ装置と注入ボトルとを示す断面図。 第4実施形態におけるバルブ装置を示す断面図。 第4実施形態におけるバルブ装置と注入ボトルとを示す断面図。 第4実施形態におけるバルブ装置を示す断面図。
液体吐出装置の一例であるインクジェットプリンター(以下、プリンターと呼ぶ)を例に、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺が異なっていることがある。
(第1実施形態)
第1実施形態におけるプリンター1は、液体の一例であるインクによって、印刷用紙などの印刷媒体Pに印刷を行うことができる。プリンター1は、図1に示すように、第1ケース3と、インクタンクユニット5と、を有している。インクタンクユニット5は、ケース部材の一例である第2ケース7と、複数(2個以上)のインクタンク9と、を有している。第1ケース3と第2ケース7とが、プリンター1の外殻を構成している。なお、図1には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。XYZ軸のそれぞれにおいて、矢印の向きが正方向を示しており、矢印の向きとは逆向きが負方向を示している。プリンター1が使用される状態において、プリンター1は、X軸方向とY軸方向とによって規定される水平な平面に配置される。プリンター1の使用状態において、Z軸方向は、水平な平面に直交する方向であり、Z軸負方向が鉛直下方向となる。
第1ケース3には、プリンター1の機構ユニット10(図3)が収容されている。機構ユニット10は、プリンター1において、印刷動作を実行する機構部分である。機構ユニット10の詳細については、後述する。複数のインクタンク9は、図1に示すように第2ケース7内に収容されており、それぞれ、印刷に供するインクを収容している。本実施形態では、4つのインクタンク9が設けられている。4つのインクタンク9では、インクの種類がインクタンク9ごとに異なる。本実施形態では、インクの種類として、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4種類が採用されている。そして、ブラックのインクを収容するインクタンク9と、イエローのインクを収容するインクタンク9と、マゼンタのインクを収容するインクタンク9と、シアンのインクを収容するインクタンク9とが、1つずつ設けられている。
また、プリンター1には、排紙部11が設けられている。プリンター1では、排紙部11から印刷媒体Pが排出される。プリンター1において、排紙部11が設けられている面が正面13とされている。また、プリンター1は、正面13に交差する上面15に操作パネル17を有している。操作パネル17には、電源ボタン18Aや、その他の操作ボタン18Bなどが設けられている。インクタンクユニット5は、第1ケース3において、正面13と上面15とに交差する側部19に設けられている。第2ケース7には、窓部21が設けられている。窓部21は、第2ケース7において、正面23と上面25とに交差する側部27に設けられている。窓部21は、光透過性を有している。そして、窓部21に重なる位置に、上述した4つのインクタンク9が設けられている。このため、プリンター1を使用する作業者は、窓部21を介して4つのインクタンク9を視認することができる。
本実施形態では、各インクタンク9の窓部21に対面する部位が光透過性を有している。各インクタンク9の光透過性を有する部位から、インクタンク9内のインクが視認され得る。従って、作業者は、窓部21を介して4つのインクタンク9を視認することによって、各インクタンク9におけるインクの量を視認することができる。なお、第1ケース3と第2ケース7とは、互いに別体で構成されている。このため、本実施形態では、図2に示すように、第2ケース7を第1ケース3から分離することができる。第2ケース7は、取付けビス31によって第1ケース3に結合されている。また、図2に示すように、第2ケース7は、4つ(2個以上)のインクタンク9の例えば正面、上面、側面のように、少なくとも一部を覆っている。
プリンター1は、機構ユニット10を示す斜視図である図3に示すように、印刷部41と、供給チューブ43と、を有している。印刷部41は、キャリッジ45と、印刷ヘッド47と、4つの中継ユニット49と、を有している。印刷ヘッド47と4つの中継ユニット49とは、キャリッジ45に搭載されている。供給チューブ43は、可撓性を有しており、インクタンク9と中継ユニット49との間に設けられている。インクタンク9内のインクは、供給チューブ43を介して中継ユニット49に送られる。中継ユニット49は、インクタンク9から供給チューブ43を介して供給されたインクを印刷ヘッド47に中継する。印刷ヘッド47は、供給されたインクをインク滴として吐出する。
また、プリンター1は、媒体搬送機構(図示せず)と、ヘッド搬送機構(図示せず)と、を有している。媒体搬送機構は、図示しないモーターからの動力によって搬送ローラー51を駆動することによって、印刷媒体PをY軸方向に沿って搬送する。ヘッド搬送機構は、モーター53からの動力をタイミングベルト55を介してキャリッジ45に伝達することによって、キャリッジ45をX軸方向に沿って搬送する。印刷ヘッド47は、キャリッジ45に搭載されている。このため、印刷ヘッド47は、ヘッド搬送機構によって、キャリッジ45を介してX軸方向に搬送され得る。なお、印刷ヘッド47は、印刷媒体Pに対面した状態でキャリッジ45に支持されている。媒体搬送機構及びヘッド搬送機構によって、印刷媒体Pに対する印刷ヘッド47の相対位置を変化させながら、印刷ヘッド47からインクを吐出することによって印刷媒体Pに印刷が施される。
インクタンク9は、図4に示すように、タンク本体の一例であるケース61と、シート部材63と、を有している。ケース61は、例えば、ナイロンやポリプロピレン等の合成樹脂により構成されている。また、シート部材63は、合成樹脂(例えば、ナイロンや、ポリプロピレン等)によりフィルム状に形成され、可撓性を有する。本実施形態では、シート部材63は、光透過性を有している。ケース61は、収容部65と、大気室67と、を有している。
収容部65は、第1壁71と、第2壁72と、第3壁73と、第4壁74と、第5壁75と、を有している。大気室67は、第1壁71と、第5壁75と、第6壁76と、第7壁77と、第8壁78と、を有している。収容部65において、第2壁72、第3壁73、第4壁74、及び第5壁75は、それぞれ、第1壁71に交差している。第2壁72と第3壁73とは、第1壁71をX軸方向に挟んで互いに対峙する位置に設けられている。第4壁74と第5壁75とは、第1壁71をZ軸方向に挟んで互いに対峙する位置に設けられている。第2壁72は、第4壁74及び第5壁75のそれぞれに交差している。第3壁73も、第4壁74及び第5壁75のそれぞれに交差している。
第1壁71は、平面視で、第2壁72と、第3壁73と、第4壁74と、第5壁75とによって囲まれている。第2壁72と、第3壁73と、第4壁74と、第5壁75とは、第1壁71から+Y軸方向に突出している。このため、収容部65は、第1壁71を主壁として、主壁から垂直に伸びる第2壁72と、第3壁73と、第4壁74と、第5壁75とによって凹状に構成されている。第1壁71と、第2壁72と、第3壁73と、第4壁74と、第5壁75とによって、凹部91が構成されている。凹部91は、−Y軸方向に向かって凹となる向きに構成されている。凹部91は、+Y軸方向に向かって、すなわちシート部材63側に向かって開口している。凹部91内にインクが収容される。なお、第1壁71、第2壁72、第3壁73、第4壁74、第5壁75は、いずれも平坦な壁に限られず、凹凸を含むものであってもよい。
大気室67は、第5壁75に設けられている。大気室67は、第5壁75から、第5壁75の第4壁74側とは反対側、すなわち第5壁75の+Z軸方向側に向かって突出している。なお、収容部65の第1壁71と、大気室67の第1壁71とは、互いに同一の壁である。つまり、本実施形態では、収容部65と大気室67とは、互いに第1壁71を共有している。
第6壁76は、第5壁75から、第5壁75の第4壁74側とは反対側、すなわち第5壁75の+Z軸方向側に向かって突出している。第7壁77は、第5壁75から、第5壁75の第4壁74側とは反対側、すなわち第5壁75の+Z軸方向側に向かって突出している。第6壁76と、第7壁77とは、大気室67の第1壁71をX軸方向に挟んで互いに対峙する位置に設けられている。第8壁78は、大気室67の第1壁71をZ軸方向に挟んで第5壁75に対峙する位置に設けられている。第6壁76は、第5壁75及び第8壁78のそれぞれに交差している。第7壁77も、第5壁75及び第8壁78のそれぞれに交差している。
大気室67の第1壁71は、平面視で、第5壁75と、第6壁76と、第7壁77と、第8壁78とによって囲まれている。第5壁75と、第6壁76と、第7壁77と、第8壁78とは、第1壁71から+Y軸方向に突出している。このため、大気室67は、第1壁71を主壁として、主壁から垂直に伸びる第5壁75と、第6壁76と、第7壁77と、第8壁78とによって凹状に構成されている。第1壁71と、第5壁75と、第6壁76と、第7壁77と、第8壁78とによって、大気室67の凹部92が構成されている。凹部92は、−Y軸方向に向かって凹となる向きに構成されている。凹部92は、+Y軸方向に向かって、すなわちシート部材63側に向かって開口している。なお、凹部91と凹部92とは、互いに第5壁75を隔壁として仕切られている。なお、第2壁72〜第8壁78の第1壁71からの突出量は、相互に同じ突出量に設定されている。
第2壁72と第6壁76とは、X軸方向に段差を有している。第2壁72は、第6壁76よりも第3壁73側、すなわち第6壁76よりも−X軸方向側に位置している。また、第3壁73と第7壁77とは、X軸方向に段差を有している。第7壁77は、第3壁73よりも第2壁72側、すなわち第3壁73よりも+X軸方向側に位置している。そして、第1壁71を平面視した状態で、第3壁73と第7壁77との間にインク注入部101が設けられている。インク注入部101は、第5壁75に設けられている。
ここで、凹部91内には、凹部103が設けられている。凹部103は、第4壁74よりも第5壁75側とは反対側に向かって、すなわち第4壁74よりも−Z軸方向側に向かって凹となる向きに設けられている。そして、凹部103において、第3壁73と第2壁72とに対面する壁105に、供給口107が設けられている。このため、第1壁71を平面視した状態で、第3壁73と第2壁72との間に供給口107が設けられている。インク注入部101と供給口107とは、それぞれ、ケース61の外側と凹部91の内側とを連通させる。なお、供給口107は、壁105からX軸方向に沿って第2壁72側に向かって突出している。
また、第8壁78には、大気連通口109が設けられている。大気連通口109は、第8壁78から、第8壁78の第5壁75側とは反対側、すなわち第8壁78の+Z軸方向側に突出している。大気連通口109は、ケース61の外側と凹部92の内側とを連通させる。大気連通口109は、ケース61の外側の大気を凹部92の内側に導入するための大気の通路である。
ケース61には、凹部92と凹部91とを互いに連通させる大気導入路111が設けられている。大気導入路111は張り出し部113に設けられている。張り出し部113は、第5壁75のうち第7壁77よりも−X軸方向側の領域において、凹部91の開口の縁に沿って第5壁75から+Z軸方向側に向かって張り出した部位を有する。また、張り出し部113は、第7壁77において、凹部92の開口の縁に沿って第7壁77から−X軸方向側に向かって張り出した部位を有する。また、張り出し部113は、第8壁78において、凹部92の開口の縁に沿って第8壁78から+Z軸方向側に向かって張り出した部位を有する。また、張り出し部113は、第6壁76において、凹部92の開口の縁に沿って第6壁76から+X軸方向側に向かって張り出した部位を有する。また、張り出し部113は、第2壁72において、凹部91の開口の縁に沿って第2壁72から+X軸方向側に向かって張り出した部位を有する。このように、張り出し部113は、凹部91及び凹部92の開口の縁に沿って設けられている。
大気導入路111は、張り出し部113に、シート部材63側とは反対側に向かって凹となる向きに設けられた溝として構成されている。大気導入路111は、送出口115と、導入口117と、を有している。送出口115は、凹部92の内側に向かって開口する開口部である。導入口117は、凹部91の内側に向かって開口する開口部である。凹部92の内側の大気は、大気導入路111の入り口となる送出口115から大気導入路111内に入る。大気導入路111内に入った大気は、大気導入路111によって凹部91側に向かって導かれ、大気導入路111の出口となる導入口117から凹部91内に向かって出る。
インク注入部101は、第5壁75に設けられている。インク注入部101は、第7壁77と張り出し部113と第3壁73と第1壁71とによって囲まれた凹部121内に設けられている。前述したように、張り出し部113は、第5壁75よりも第8壁78側に突出している。また、第7壁77も、第5壁75よりも第8壁78側に突出している。同様に、本実施形態では、第1壁71及び第3壁73も、それぞれ、第5壁75よりも第8壁78側に突出している。そして、第7壁77は、張り出し部113及び第3壁73の双方に交差している。また、第1壁71は、第3壁73及び第7壁77の双方に交差している。このため、第5壁75のうち第7壁77よりも第3壁73側の領域は、第7壁77と張り出し部113と第3壁73と第1壁71とによって囲まれた凹部121を構成している。凹部121は、第5壁75側から第4壁74側に向かって凹となる向きに設けられている。
上記の構成により、インク注入部101の周辺部は、第7壁77と張り出し部113と第3壁73と第1壁71とによって囲まれている。換言すれば、第5壁75のうち第7壁77と張り出し部113と第3壁73と第1壁71とによって囲まれた領域がインク注入部101の周辺部に対応する。そして、凹部121は、インク受け部の機能を有する。インク受け部は、例えば、インク注入部101から溢れたインクや、注入の際に垂れ落ちたインクを受けることができる。このように、凹部121は、インクを受けるインク受け部としての機能を有する。
シート部材63は、第2壁72〜第8壁78をY軸方向に挟んで第1壁71に対面している。シート部材63は、平面視で、凹部91、凹部92、及び張り出し部113を覆う大きさを有している。シート部材63は、ケース61に設けられた溶着部123に接合されている。図4では、構成をわかりやすく示すため、溶着部123にハッチングが施されている。溶着部123は、ケース61において、凹部91、凹部92、凹部103、及び張り出し部113のそれぞれの輪郭に沿って設けられている。シート部材63は、第1壁71との間に隙間を有した状態で、溶着部123溶着されている。これにより、凹部91、凹部92、凹部103、及び大気導入路111は、シート部材63によって封止される。このため、シート部材63は、ケース61に対する蓋であるともみなされ得る。
インク注入部101は、インク注入部101、供給口107及び大気連通口109をXZ平面で切断したときの断面図である図5に示すように、開口125と、側壁127と、を有している。開口125は、第5壁75に設けられた貫通孔である。凹部91は、貫通孔である開口125を介して凹部91の外側に通じている。側壁127は、第5壁75の第4壁74側とは反対側に設けられており、開口125の周囲を囲んでいる。側壁127は、第5壁75から第4壁74側とは反対側に向かって突出している。なお、本実施形態では、側壁127は、第1壁71及び第3壁73のそれぞれよりも第4壁74側とは反対側に突出している。側壁127によって、凹部121に溜まったインクが開口125に流入することを妨げることができる。
インクタンク9では、インクタンク9をシート部材63側から見たときの側面図である図6に示すように、凹部91の内部にインク131が収容される。図6では、構成をわかりやすく示すため、シート部材63の図示が省略され、且つ溶着部123にハッチングが施されている。凹部91内のインク131は、供給口107から印刷ヘッド47に供給される。本実施形態では、プリンター1を印刷に使用する状態において、供給口107に供給チューブ43が接続され、インク注入部101に栓133がされる。凹部91内のインク131は、中継ユニット49を介して供給チューブ43内を吸引することによって、供給口107から印刷ヘッド47に到達する。
印刷ヘッド47による印刷にともなって凹部91内のインク131が印刷ヘッド47側に送られる。このため、印刷ヘッド47による印刷にともなって、凹部91内の圧力が大気圧よりも低くなる。凹部91内の圧力が大気圧よりも低くなると、凹部92内の大気が大気導入路111を通って凹部91内に送られる。これにより、凹部91内の圧力が大気圧に保たれやすい。上記により、インクタンク9内のインク131が印刷ヘッド47に供給される。インクタンク9における凹部91内のインク131が消費され、インク131の残量が少なくなると、作業者は、インク注入部101から新たなインクを凹部91内に補充することができる。
図7に示すように、インクタンクユニット5において、第2ケース7は、4つのインクタンク9を覆っている。図8に示すように、第2ケース7には、4つの窓部21と4つの開口135とが設けられている。4つの窓部21は、図7に示すように、それぞれ、各インクタンク9の第3壁73に対面する位置に設けられている。これにより、各インクタンク9の第3壁73は、第2ケース7の窓部21に対面する。本実施形態では、インクタンク9は、光透過性を有する材料で構成されている。このため、作業者は、窓部21を介して4つのインクタンク9を視認することによって、各インクタンク9におけるインクの量を視認することができる。また、4つの開口135は、それぞれ、各インクタンク9のインク注入部101に重なる部位に設けられている。4つの開口135は、それぞれ、第2ケース7を貫通している。このため、各インクタンク9のインク注入部101は、開口135を介して第2ケース7の外側に露呈している。
第2ケース7には、図8中のA部の拡大図である図9に示すように、開口135の周辺部に凹部137が設けられている。凹部137は、底部139を有している。底部139は、インクタンク9の第5壁75に対面する壁である。底部139は、側壁141と、側壁142と、側壁143と、側壁144とによって囲まれている。上記の構成を有する凹部137は、−Z軸方向側に向かって凹となる向きに設けられている。開口135は、底部139に開口されている。開口135は、側壁145によって囲まれている。側壁145は、底部139のインクタンク9側に設けられている。側壁145は、底部139からインクタンク9側に向かって突出している。このため、側壁145は、底部139から第2ケース7の内部に向かって垂れ下がっているとも表現され得る。
なお、開口135を平面視したときに、開口135及び側壁145によって囲まれた領域は、インク注入部101の側壁127の外周によって囲まれた領域よりも大きい。つまり、開口135及び側壁145によって囲まれた領域内に、インク注入部101の側壁127を挿入することができる。そして、本実施形態では、インクタンクユニット5において、インク注入部101を通るXZ平面で切断したときの断面図である図10に示すように、インク注入部101の側壁127が、開口135及び側壁145によって囲まれた領域内に挿入されている。なお、側壁145の内周と側壁127の外周との間には、所定の隙間CLがあけられている。
また、インクタンクユニット5において、開口135を平面視したときに、第1の壁部の一例である側壁145の内周は、インクタンク9の凹部121に重なる領域内に位置している。このため、第2ケース7は、インクタンク9の凹部121の少なくとも一部を覆っている。上記の構成により、側壁145は、第2ケース7に付着したインクを凹部121内に誘導する誘導路としての機能を有する。本実施形態では、側壁145が設けられているので、例えば、凹部137に垂れ落ちたインクや、インク注入部101から溢れたインクなどが側壁145によって凹部121内に導かれる。これにより、インクタンク9や第2ケース7に付着したインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。
ここで、インク注入部101の側壁127は、Z軸方向において、凹部137内に納まっている。換言すれば、凹部137を構成する側壁141〜側壁144は、Z軸方向において、インク注入部101の側壁127よりも+Z軸方向側に突出している。このため、隣り合う2つのインクタンク9の間は、図11に示すように、側壁127よりも+Z軸方向側に突出した側壁141及び側壁143によって隔てられている。側壁141及び側壁143は、それぞれ、隣り合う2つのインクタンク9の開口125が並ぶ方向とは交差する方向に延在している。
これにより、隣り合う2つのインクタンク9の間は、側壁127よりも+Z軸方向側に突出した側壁141によって仕切られているとみなされる。同様に、隣り合う2つのインクタンク9の間は、側壁127よりも+Z軸方向側に突出した側壁143によって仕切られているともみなされる。このため、インクタンクユニット5では、隣り合う2つのインクタンク9の間が、第2の壁部の一例である側壁141や側壁143によって遮られている。上記により、一のインクタンク9のインク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクが他のインクタンク9のインク注入部101に流入することが抑制される。
なお、本実施形態では、第1の壁部の一例である側壁145が円筒状に構成されているが、側壁145の構成は円筒状に限定されない。側壁145の構成としては、例えば、図12に示すように、逆円錐状も採用され得る。逆円錐状の側壁145では、側壁145の内面が、−Z軸方向側に向かうにつれて側壁127に近づく向きに傾斜している。この構成であっても上記の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、インクタンク9に設けた凹部121をインク受け部として利用する例が示されているが、インク受け部はこれに限定されない。インク受け部としては、例えば、インクを吸収する性質を有する吸収材も採用され得る。凹部121を省略した上で、インク注入部101の周辺部に吸収材を設けることによって、吸収材にインク受け部としての機能を持たせることができる。この構成によっても上記の効果を得ることができる。さらに、凹部121内に吸収材を設けた構成も採用され得る。この構成によれば、凹部121に溜まったインクを吸収材で保持することができるので、インクタンク9や第2ケース7に付着したインクが広く拡散してしまうことを一層避けやすい。
また、本実施形態では、第1の壁部の一例である側壁145を第2ケース7に設けた構成が採用されているが、第1の壁部の構成はこれに限定されない。例えば、第1の壁部をインクタンク9に設けた構成も採用され得る。この構成においても、インクタンク9に設けた第1の壁部を誘導路として活用することができる。
また、本実施形態では、インク受け部の一例である凹部121をインクタンク9に設けた構成が採用されているが、インク受け部の構成はこれに限定されない。例えば、インク受け部を第2ケース7に設けた構成も採用され得る。この構成においても、インクタンク9や第2ケース7に付着したインクが広く拡散してしまうことを避けやすいという効果を得ることができる。
さらに、インクタンク9にインク受け部と誘導路とを設け、且つ第2ケース7にもインク受け部と誘導路とを設けた構成も採用され得る。この構成によれば、インクタンク9や第2ケース7に付着したインクが広く拡散してしまうことを一層避けやすい。
また、本実施形態では、第2の壁部の一例である側壁141や側壁143を第2ケース7に設けたが、第2の壁部の構成はこれに限定されない。例えば、第2の壁部をインクタンク9に設けた構成も採用され得る。この構成であっても上記の効果を得ることができる。さらに、例えば、第2の壁部を第2ケース7とインクタンク9との双方に設けた構成も採用され得る。この構成によれば、一のインクタンク9のインク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクが他のインクタンク9のインク注入部101に流入することが一層抑制される。また、隣り合う2つのインクタンク9の間を仕切る構成としては、側壁127よりも+Z軸方向側に突出した第2の壁部に限定されず、溝で仕切る構成も採用され得る。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態におけるプリンター1は、インクタンク9の構成が異なることを除いて、第1実施形態におけるプリンター1と同様の構成を有している。このため、以下においては、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、以下においては、第2実施形態におけるインクタンク9は、インクタンク9Bと表記される。これにより、第1実施形態におけるインクタンク9と第2実施形態におけるインクタンク9Bとが識別される。
さらに、第2実施形態には、複数の実施例が含まれる。以下において、第2実施形態における実施例は、実施例Bと表記される。そして、以下では、複数の実施例Bがあるので、それぞれに番号を付記することによって、複数の実施例Bが相互に識別される。また、複数の実施例Bのそれぞれに対応するインクタンク9Bにも番号を付記することによって、実施例Bごとにインクタンク9Bが識別される。
(実施例B1)
実施例B1のインクタンク9B1は、図13に示すように、ケース61B1と、シート部材151と、を有している。ケース61B1では、ケース61における凹部121(図4)が省略されており、且つ複数(2以上)のリブ153が設けられている。これらの点を除いて、ケース61B1は、第1実施形態におけるケース61と同様の構成を有している。このため、以下においては、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、シート部材151は、輪郭形状が異なることを除いて、シート部材63と同様の構成を有している。
複数のリブ153は、図14に示すように、第5壁75のうち第7壁77よりも第3壁73側の領域、すなわちインク注入部101の周辺部に設けられている。複数のリブ153は、第5壁75の第4壁74側とは反対側に設けられており、第5壁75から第4壁74側とは反対側に向かって突出している。複数のリブ153は、それぞれ、X軸方向に沿って延在している。複数のリブ153は、それぞれ、インク注入部101よりも第3壁73側から、インク注入部101よりも第7壁77側までの距離にわたって延在している。また、複数のリブ153は、Y軸方向において、インク注入部101よりも第1壁71側から、インク注入部101よりも溶着部123側までの領域にわたって設けられている。隣り合う2つのリブ153の間には、リブ153同士の間に毛細管力でインクを保持可能な隙間があけられている。
上記の構成により、インクタンク9B1では、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクを2以上のリブ153間に保持することができる。これにより、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。また、インクタンク9B1では、隣り合う2つのリブ153が相互に同じ方向に沿って延在しているので、リブ153間に保持可能なインクの容量を増大させやすい。なお、複数のリブ153のうちの少なくとも一部のリブ153は、インク注入部101の側壁127の外周につながっている。このため、側壁127の外周につながっているリブ153によって、側壁127を補強することができる。
(実施例B2)
実施例B2のインクタンク9B2は、ケース61B2を有している。実施例B2のインクタンク9B2では、実施例B1のインクタンク9B1におけるケース61B1がケース61B2に替えられている。この点を除いて、実施例B2のインクタンク9B2は、実施例B1のインクタンク9B1と同様の構成を有している。このため、以下においては、実施例B1と同一の構成については、実施例B1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
ケース61B2は、図15に示すように、複数のリブ155を有している。ケース61B2では、実施例B1のケース61B1における複数のリブ153が複数のリブ155に替えられている。この点を除いて、実施例B2のケース61B2は、実施例B1のケース61B1と同様の構成を有している。このため、以下においては、実施例B1と同一の構成については、実施例B1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
複数のリブ155は、第5壁75のうち第7壁77よりも第3壁73側の領域、すなわちインク注入部101の周辺部に設けられている。複数のリブ155は、第5壁75の第4壁74側とは反対側に設けられており、第5壁75から第4壁74側とは反対側に向かって突出している。複数のリブ155は、それぞれ、Y軸方向に沿って延在している。複数のリブ155は、それぞれ、インク注入部101よりも第1壁71側から、インク注入部101よりも溶着部123側までの距離にわたって延在している。また、複数のリブ155は、X軸方向において、インク注入部101よりも第3壁73側から、インク注入部101よりも第7壁77側までの領域にわたって設けられている。隣り合う2つのリブ155の間には、リブ155同士の間に毛細管力でインクを保持可能な隙間があけられている。
上記の構成により、インクタンク9B2では、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクを2以上のリブ155間に保持することができる。これにより、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。また、インクタンク9B2では、隣り合う2つのリブ155が相互に同じ方向に沿って延在しているので、リブ155間に保持可能なインクの容量を増大させやすい。なお、複数のリブ155のうちの少なくとも一部のリブ155は、インク注入部101の側壁127の外周につながっている。このため、側壁127の外周につながっているリブ155によって、側壁127を補強することができる。
(実施例B3)
実施例B3のインクタンク9B3は、ケース61B3を有している。実施例B3のインクタンク9B3では、実施例B1のインクタンク9B1におけるケース61B1がケース61B3に替えられている。この点を除いて、実施例B3のインクタンク9B3は、実施例B1のインクタンク9B1と同様の構成を有している。このため、以下においては、実施例B1と同一の構成については、実施例B1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
ケース61B3は、図16に示すように、複数のリブ157を有している。ケース61B3では、実施例B1のケース61B1における複数のリブ153が複数のリブ157に替えられている。この点を除いて、実施例B3のケース61B3は、実施例B1のケース61B1と同様の構成を有している。このため、以下においては、実施例B1と同一の構成については、実施例B1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
複数のリブ157は、第5壁75のうち第7壁77よりも第3壁73側の領域、すなわちインク注入部101の周辺部に設けられている。複数のリブ157は、第5壁75の第4壁74側とは反対側に設けられており、第5壁75から第4壁74側とは反対側に向かって突出している。複数のリブ157は、それぞれ、X軸方向及びY軸方向の双方に沿って延在している。X軸方向において、複数のリブ157は、それぞれ、インク注入部101よりも第1壁71側から、インク注入部101よりも溶着部123側までの距離にわたって延在している。また、Y軸方向において、複数のリブ157は、それぞれ、インク注入部101よりも第3壁73側から、インク注入部101よりも第7壁77側までの距離にわたって延在している。X軸方向に延在する複数のリブ157と、Y軸方向に延在する複数のリブ157とは、相互に交差している。このため、ケース61B3では、複数のリブ157が格子状に設けられている。そして、隣り合う2つのリブ157の間には、リブ157同士の間に毛細管力でインクを保持可能な隙間があけられている。
上記の構成により、インクタンク9B3では、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクを格子状に設けられた複数のリブ157の格子内に留めやすい。これにより、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。なお、複数のリブ157のうちの少なくとも一部のリブ157は、インク注入部101の側壁127の外周につながっている。このため、側壁127の外周につながっているリブ157によって、側壁127を補強することができる。また、インクタンク9B3では、X軸方向に延在する複数のリブ157と、Y軸方向に延在する複数のリブ157とが相互に交差しているので、複数のリブ157を相互に補強することができる。
(実施例B4)
実施例B4のインクタンク9B4は、ケース61B4を有している。実施例B4のインクタンク9B4では、実施例B1のインクタンク9B1におけるケース61B1がケース61B4に替えられている。この点を除いて、実施例B4のインクタンク9B4は、実施例B1のインクタンク9B1と同様の構成を有している。このため、以下においては、実施例B1と同一の構成については、実施例B1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
ケース61B4は、図17に示すように、複数のリブ159を有している。ケース61B4では、実施例B1のケース61B1における複数のリブ153が複数のリブ159に替えられている。この点を除いて、実施例B4のケース61B4は、実施例B1のケース61B1と同様の構成を有している。このため、以下においては、実施例B1と同一の構成については、実施例B1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
複数のリブ159は、第5壁75のうち第7壁77よりも第3壁73側の領域、すなわちインク注入部101の周辺部に設けられている。複数のリブ159は、第5壁75の第4壁74側とは反対側に設けられており、第5壁75から第4壁74側とは反対側に向かって突出している。複数のリブ159は、それぞれ、インク注入部101の開口125を平面視したときに、開口125を中心に放射状に設けられている。隣り合う2つのリブ159の間には、リブ159同士の間に毛細管力でインクを保持可能な隙間があけられている。
上記の構成により、インクタンク9B4では、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクを2以上のリブ159間に保持することができる。これにより、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。また、インクタンク9B4では、複数のリブ159が、開口125を中心に放射状に設けられているので、インク注入部101の周囲に効率よく複数のリブ159を配置することができる。なお、複数のリブ159は、インク注入部101の側壁127の外周につながっている。このため、側壁127の外周につながっているリブ159によって、側壁127を補強することができる。
(実施例B5)
実施例B5のインクタンク9B5は、ケース61B5を有している。実施例B5のインクタンク9B5では、実施例B1のインクタンク9B1におけるケース61B1がケース61B5に替えられている。この点を除いて、実施例B5のインクタンク9B5は、実施例B1のインクタンク9B1と同様の構成を有している。このため、以下においては、実施例B1と同一の構成については、実施例B1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
ケース61B5は、図18に示すように、複数のリブ161を有している。ケース61B5では、実施例B1のケース61B1における複数のリブ153が複数のリブ161に替えられている。この点を除いて、実施例B5のケース61B5は、実施例B1のケース61B1と同様の構成を有している。このため、以下においては、実施例B1と同一の構成については、実施例B1と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
複数のリブ161は、第5壁75のうち第7壁77よりも第3壁73側の領域、すなわちインク注入部101の周辺部に設けられている。複数のリブ161は、第5壁75の第4壁74側とは反対側に設けられており、第5壁75から第4壁74側とは反対側に向かって突出している。複数のリブ161は、それぞれ、インク注入部101の開口125を平面視したときに、開口125を中心に放射状に設けられている。隣り合う2つのリブ161の間には、リブ161同士の間に毛細管力でインクを保持可能な隙間があけられている。また、インクタンク9B5では、複数のリブ161のそれぞれに斜面163が設けられている。斜面163は、インク注入部101から遠ざかるにしたがって第5壁75側に近づく向きに傾斜している。
上記の構成により、インクタンク9B5では、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクを2以上のリブ161間に保持することができる。これにより、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。また、インクタンク9B5では、複数のリブ161が、開口125を中心に放射状に設けられているので、インク注入部101の周囲に効率よく複数のリブ161を配置することができる。また、インクタンク9B5では、リブ161に斜面163が設けられているので、リブ161を小型化しやすい。なお、複数のリブ161は、インク注入部101の側壁127の外周につながっている。このため、側壁127の外周につながっているリブ161によって、側壁127を補強することができる。
なお、実施例B1〜実施例B5のそれぞれにおいて、第1実施形態における凹部121を付加した構成も採用され得る。この構成によれば、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを一層避けやすい。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。第3実施形態におけるプリンター1は、インクタンク9の構成が異なることを除いて、第1実施形態におけるプリンター1と同様の構成を有している。このため、以下においては、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、以下においては、第3実施形態におけるインクタンク9は、インクタンク9Cと表記される。これにより、第1実施形態におけるインクタンク9と第3実施形態におけるインクタンク9Cとが識別される。
第3実施形態におけるインクタンク9Cは、図19に示すように、ケース61Cと、シート部材151と、を有している。ケース61Cでは、第2のインク室の一例である凹部171が設けられており、且つ第7壁77に開口173が設けられている。これらの点を除いて、ケース61Cは、第1実施形態におけるケース61と同様の構成を有している。このため、以下においては、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。また、シート部材151は、第2実施形態におけるシート部材151と同一である。
開口173は、図20に示すように、第7壁77のうち凹部121内に位置する部位に設けられている。本実施形態では、第7壁77のうち第5壁75に交差する部位に開口173が設けられている。開口173を介して凹部121内と凹部171内とが互いに通じている。溶着部123は、切欠き部175を除く凹部171の周囲に設けられている。このため、シート部材151が溶着部123に接合されると、凹部171と凹部92とが互いに仕切られる。切欠き部175は、第5壁75に設けられており、凹部171の内部に向かって凹となる向きに設けられている。切欠き部175を介して凹部171内と凹部91内とが互いに通じる。
第3実施形態では、凹部121が設けられているので、例えば、インク注入部101から溢れたインクや、注入の際に垂れ落ちたインクを凹部121で受けることができる。これにより、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクが広く拡散してしまうことを避けやすい。さらに、インクタンク9Cでは、凹部121が凹部171に連通しているので、凹部121で受けたインクが凹部171内に誘導される。そして、凹部171は、第1のインク室の一例である凹部91に連通しているので、凹部171内に誘導されたインクは、凹部91内に誘導される。つまり、インクタンク9Cでは、インク注入部101から溢れたり漏れたりしたインクを、凹部121と凹部171とを介して凹部91に回収することができる。この結果、インク注入部101から溢れたインクや、注入の際に垂れ落ちたインクを有効に活用することができる。
また、ケース61Cには、凹部171内に傾斜面177が設けられている。傾斜面177は、インク注入部101の開口125を鉛直上方に向けた状態において、凹部171の底面を構成する。傾斜面177は、インク注入部101の開口125を鉛直上方に向けた状態において、開口173側から切欠き部175側に向かって低くなる向きに傾斜している。このため、凹部121で受けたインクを凹部91内に導きやすい。
また、シート部材151が光透過性を有しているので、凹部171とシート部材151とによって区画される第2のインク室の壁のうち、ケース61Cの外部に面する壁の少なくとも一部が光透過性を有している。よって、シート部材151を介して凹部171とシート部材151とによって区画される第2のインク室内を視認しやすい。これにより、凹部171から凹部91内へのインクの回収具合を確認できる。
また、インクタンク9Cでは、切欠き部175におけるインクの流路抵抗が、インク注入部101におけるインクの流路抵抗よりも大きい。これにより、凹部91から凹部171へインクが流出することが抑制され、凹部91内へのインク充填が促進される。
(第4実施形態)
第4実施形態について説明する。第4実施形態は、インク注入部101に設けられ得るバルブ装置に関する。第4実施形態におけるバルブ装置は、インクタンク9や、インクタンク9B、インクタンク9Cのいずれにも採用され得る。さらに、第4実施形態におけるバルブ装置は、これらの他のインクタンクにも採用され得る。このため、第4実施形態では、インクタンクの構成についての詳細な説明を省略する。また、第4実施形態において、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、以下において、第4実施形態におけるバルブ構造が適用され得るインクタンクのケースは、ケース181と表記される。
第4実施形態におけるバルブ装置183は、図21に示すように、バルブ部材185と、浮き部材の一例であるロックレバー187と、付勢部材の一例であるバネ189と、を有している。ロックレバー187は、レバー本体191と、錘193と、浮き194と、を有している。なお、図21では、インク注入部101及びバルブ装置183をXZ平面で切断したときの断面が図示されている。バルブ部材185は、ケース181の内側から、インク注入部101の側壁127内に挿入されている。バルブ部材185によってインク注入部101の開口125が、ケース181の内側から塞がれている。なお、ケース181において、インク注入部101が設けられている壁は、壁201と表記される。
側壁127は、壁201から、ケース181の内側とは反対側に向かって突出している。ここで、側壁127の内周には、段差部127Aが設けられている。段差部127Aを境に、側壁127の内周が広がっている。側壁127の内周は、側壁127の先端側よりもケース181の内側の方が広い。段差部127Aにバルブ部材185が突き当たることによって開口125が塞がれた状態になる。なお、開口125がバルブ部材185によって塞がれた状態は、閉状態と呼ばれる。
バルブ部材185は、壁201よりもケース181の内側に及んでいる。バルブ部材185には、挿入口195が設けられている。挿入口195は、バルブ部材185におけるケース181の外側からケース181の内側に向かって凹となる向きに設けられている。挿入口195には、後述する注入ボトルのノズルが挿入される。また、バルブ部材185には、流路197が設けられている。流路197は、バルブ部材185の外周面から挿入口195の底部に通じている。流路197によって、挿入口195がバルブ部材185の外周面から外に通じている。閉状態において、流路197は、側壁127の内周によって塞がれている。このため、閉状態では、インク注入部101の開口125は、ケース181の内部に通じない。
バネ189は、バルブ部材185よりも壁201側とは反対側に設けられている。バネ189は、バルブ部材185をケース181の内側から外側に向かって、すなわちバルブ部材185を段差部127Aに突き当てる向きに付勢している。閉状態において、バルブ部材185は、バネ189による付勢によって、段差部127Aに突き当てられている。
レバー本体191は、軸部203を中心に回動可能に構成されている。レバー本体191には、バルブ部材185に設けられた被係合部205に係合可能な係合部207が設けられている。錘193は、レバー本体191の壁201側とは反対側、すなわちレバー本体191の下側に設けられている。閉状態において、レバー本体191の係合部207は、被係合部205への係合が解除されている。この状態において、開口125を鉛直上方に向けたときに、軸部203と錘193とを結ぶ方向は、鉛直方向とは交差する。このとき、錘193は、軸部203よりもバルブ部材185側とは反対側に位置する。このため、レバー本体191は、錘193によって、錘193がバルブ部材185に近づく向きに付勢されている。浮き194は、錘193のレバー本体191側とは反対側、すなわち錘193の下側に設けられている。
注入ボトル211は、図22に示すように、ボトル本体213と、注入具の一例であるノズル215と、を有している。なお、図22では、注入ボトル211をXZ平面で切断した状態が図示されている。ボトル本体213は、インクを収容可能に構成されている。ボトル本体213内のインクは、ノズル215を介して注入ボトル211の外に排出され得る。ノズル215は、開口125を介してバルブ部材185の挿入口195内に挿入可能に構成されている。注入ボトル211内のインクをケース181内に注入するときに、作業者は、まず、注入ボトル211を介してバルブ部材185を開口125の奥に向かって押し込む。
このとき、バルブ部材185は、図23に示すように、バネ189による付勢力に抗する押圧力を受けることによって、バネ189側に向かって変位する。これにより、バネ189は、圧縮される。バルブ部材185がバネ189側に向かって変位すると、流路197が、流路217につながる。流路217は、側壁127の内周に設けられており、側壁127の内周側から外周側に向かって凹となる溝状を呈している。流路197が流路217につながると、レバー本体191の係合部207が被係合部205に係合する。これにより、バルブ部材185の位置が固定される。レバー本体191の係合部207が被係合部205に係合し、流路197が流路217につながった状態は、開状態と呼ばれる。
開状態のときに、作業者は、注入ボトル211を把持することによって、ボトル本体213内のインクをノズル215からケース181内に注入する。このとき、ボトル本体213内のインクは、図24に示すように、ノズル215から流路197及び流路217を介してケース181内に注入される。そして、ボトル本体213内のインクがケース181内に注入されると、図25に示すように、インクの液面221が浮き194に達する。インクの液面221が浮き194に達すると、浮き194には、インクによる浮力が作用する。浮き194に浮力が作用すると、レバー本体191には、軸部203を中心にして錘193がバルブ部材185から遠ざかる向きに、すなわち係合部207による被係合部205の係止が解除される向きに回転力(トルク)が作用する。そして、浮き194に作用する浮力が所定のレベルを超えると、係合部207による被係合部205の係止が解除される。これにより、閉状態となる。
つまり、バルブ装置183では、注入ボトル211のノズル215がインク注入部101に挿入されると、インク注入部101からケース181の内部に至る連通路が開く。この状態でバルブ部材185がロックレバー187によって係止されるので、連通路が開いた状態に保持される。連通路が開いた状態において、ノズル215を介してインクをインク注入部101からケース181内に注入することができる。そして、ケース181内のインクが所定レベルを超えると、ロックレバー187によるバルブ部材185の係止が解除されるので、連通路が閉じられる。これにより、インクがインク注入部101から溢れることを避けやすい。
また、バルブ装置183では、ノズル215でバルブ部材185を、バネ189による付勢力とは逆向きの押圧力で押圧すると、インク注入部101からケース181の内部に至る連通路が開き、バルブ部材185がロックレバー187によって係止される。そして、ロックレバー187によるバルブ部材185の係止が解除されると、バネ189による付勢力がバルブ部材185を介してノズル215にも作用する。これにより、ケース181内のインクが所定レベルを超えたことを報知することができる。
上記各実施形態において、液体吐出装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したり塗布したりして消費する液体吐出装置であってもよい。なお、液体吐出装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体吐出装置で消費させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記各実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体吐出装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体吐出装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体吐出装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体吐出装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体吐出装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体吐出装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体吐出装置であってもよい。
1…プリンター、3…第1ケース、5…インクタンクユニット、7…第2ケース、9,9B1,9C…インクタンク、10…機構ユニット、11…排紙部、13…正面、15…上面、17…操作パネル、18A…電源ボタン、18B…操作ボタン、19…側部、21…窓部、23…正面、25…上面、27…側部、31…取付けビス、41…印刷部、43…供給チューブ、45…キャリッジ、47…印刷ヘッド、49…中継ユニット、51…搬送ローラー、53…モーター、55…タイミングベルト、61,61B1,61B2,61B3,61B4,61B5…ケース、63…シート部材、65…収容部、67…大気室、71…第1壁、72…第2壁、73…第3壁、74…第4壁、75…第5壁、76…第6壁、77…第7壁、78…第8壁、91…凹部、92…凹部、101…インク注入部、103…凹部、105…壁、107…供給口、109…大気連通口、111…大気導入路、113…張り出し部、115…送出口、117…導入口、121…凹部、123…溶着部、125…開口、127…側壁、127A…段差部、131…インク、133…栓、135…開口、137…凹部、139…底部、141…側壁、142…側壁、143…側壁、144…側壁、145…側壁、151…シート部材、153,155,157,159,161…リブ、163…斜面、171…凹部、173…開口、175…切欠き部、177…傾斜面、181…ケース、183…バルブ装置、185…バルブ部材、187…ロックレバー、189…バネ、191…レバー本体、193…錘、194…浮き、195…挿入口、197…流路、201…壁、203…軸部、205…被係合部、207…係合部、211…注入ボトル、213…ボトル本体、215…ノズル、217…流路、221…液面。

Claims (21)

  1. インクを収容可能なタンク本体と、
    前記タンク本体に設けられ、前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、
    前記インク注入部が設けられた前記タンク本体の壁のうち、前記インク注入部の周辺部の少なくとも一部を覆うケース部材と、を備え、
    前記タンク本体の前記壁の前記周辺部、及び前記ケース部材において前記周辺部に対向する部位の少なくとも一方に、インク受け部と、前記インク受け部に前記インクを誘導可能なインク誘導路と、が設けられている、
    インクタンクユニット。
  2. 請求項1に記載のインクタンクユニットであって、
    前記インク受け部は、前記タンク本体の前記壁の前記インク注入部の周辺部の少なくとも一部に設けられており、
    前記ケース部材には、前記インク受け部に向かって延びる第1の壁部が設けられており、
    前記インク誘導路は、前記第1の壁部によって構成されている、
    インクタンクユニット。
  3. 請求項2に記載のインクタンクユニットであって、
    前記インク注入部は、前記開口を囲む円筒状の側壁を有し、
    前記側壁は、前記タンク本体の前記壁から突出して設けられており、
    前記インク受け部は、前記開口を平面視したときに前記側壁よりも外側に設けられており、
    前記第1の壁部は、前記開口を平面視したときに前記側壁から所定の隙間を空けて前記側壁を囲む円筒状又は逆円錐状に構成されている、
    インクタンクユニット。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載のインクタンクユニットであって、
    前記インク受け部は、前記壁に設けられた凹部である、
    インクタンクユニット。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載のインクタンクユニットであって、
    前記インク受け部は、インク吸収部材を備えている、
    インクタンクユニット。
  6. 2個以上のインクタンクと、前記2個以上のインクタンクの少なくとも一部を覆うケース部材と、を有するインクタンクユニットであって、
    前記インクタンクは、
    インクを収容可能なタンク本体と、
    前記タンク本体に設けられ、前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、を有しており、
    前記ケース部材は、前記インク注入部が設けられた前記タンク本体の壁のうち、前記インク注入部の周辺部の少なくとも一部を覆っており、
    一の前記インクタンクの前記インク注入部と、他の前記インクタンクの前記インク注入部との間において、前記開口よりも前記タンク本体側とは反対側に突出した第2の壁部が、前記タンク本体及び前記ケース部材の少なくとも一方に設けられている、
    インクタンクユニット。
  7. 請求項6に記載のインクタンクユニットであって、
    前記第2の壁部は、前記開口を平面視したときに、前記一のインクタンクの前記開口と、前記他のインクタンクの前記開口との間に、前記一の開口と前記他の開口とが並ぶ方向とは交差する方向に設けられている、
    インクタンクユニット。
  8. 請求項6又は7に記載のインクタンクユニットであって、
    前記タンク本体に、前記開口を囲む側壁が、前記タンク本体の前記壁から突出して設けられている、
    インクタンクユニット。
  9. 請求項6から8までのいずれか一項に記載のインクタンクユニットであって、
    前記第2の壁部が前記ケース部材に設けられている、
    インクタンクユニット。
  10. 請求項1から9までのいずれか一項に記載のインクタンクユニットを備えた、
    インクジェットプリンター。
  11. インクを収容可能なタンク本体と、
    前記タンク本体に設けられ、前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、
    前記タンク本体の前記インク注入部の周囲に設けられ、前記タンク本体から突出する2以上のリブと、を備え、
    前記2以上のリブのうち隣り合う2つの前記リブの間には、前記リブ同士の間に毛細管力で前記インクを保持可能な隙間が設けられている、
    インクタンク。
  12. 請求項11に記載のインクタンクであって、
    前記隣り合う2つのリブは、相互に同じ方向に沿って延在している、
    インクタンク。
  13. 請求項11又は12記載のインクタンクであって、
    前記2以上のリブは、格子状に配置されている、
    インクタンク。
  14. 請求項11に記載のインクタンクであって、
    前記2以上のリブは、前記開口を平面視したときに、前記開口を中心に放射状に設けられている、
    インクタンク。
  15. 請求項11から14までのいずれか一項に記載のインクタンクであって、
    前記インク注入部には、前記開口を囲む側壁が前記タンク本体から突出して設けられており、
    前記2以上のリブのうちの少なくとも一部の前記リブが前記側壁につながっている、
    インクタンク。
  16. インクを収容可能なタンク本体と、
    前記タンク本体に設けられ、前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、
    前記タンク本体内に設けられ、前記インク注入部に連通する第1のインク室と、
    前記タンク本体における前記インク注入部の周辺部に設けられた凹部と、
    前記タンク本体内に設けられ、前記凹部に連通し、且つ前記インク注入部とは異なる位置で前記第1のインク室に連通する第2のインク室と、を備えた、
    インクタンク。
  17. 請求項16に記載のインクタンクであって、
    前記開口を鉛直上方に向けた状態において、前記第2のインク室は、前記凹部との連通部側から前記第1のインク室との連通部側に向かって低くなる向きに傾斜した傾斜面を有する、
    インクタンク。
  18. 請求項16又は17に記載のインクタンクであって、
    前記第2のインク室を区画する壁のうち、前記タンク本体の外部に面する前記壁の少なくとも一部が、光透過性を有する、
    インクタンク。
  19. 請求項16から18までのいずれか一項に記載のインクタンクであって、
    前記第2のインク室と前記第1のインク室との連通部における流路抵抗が、前記インク注入部における流路抵抗よりも大きい、
    インクタンク。
  20. インクを収容可能なタンク本体と、
    前記インクを注入するための注入具を挿入可能で、且つ前記注入具を介して前記タンク本体内へ前記インクを注入可能な開口を有するインク注入部と、
    前記インク注入部に設けられ、前記注入具の挿抜によって、前記インク注入部から前記タンク本体の内部に至る連通路を開閉可能なバルブ部材と、
    前記バルブ部材に係合可能で、前記タンク本体内の前記インクが所定レベル以下のときに前記連通路を開いた状態に保持するように前記バルブ部材を係止し、前記タンク本体内の前記インクが所定レベルを超えたときに、前記インクから受ける浮力によって前記バルブ部材の係止を解除する浮き部材と、を備えた、
    インクタンク。
  21. 請求項20に記載のインクタンクであって、
    前記バルブ部材を付勢する付勢部材を有し、
    前記バルブ部材は、前記付勢部材によって前記連通路を閉じる向きに付勢されており、且つ前記注入具から前記付勢部材による付勢力に抗する押圧力を受けることによって前記連通路を開く、
    インクタンク。
JP2013150217A 2013-03-01 2013-07-19 インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク Active JP6102596B2 (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013150217A JP6102596B2 (ja) 2013-07-19 2013-07-19 インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク
TW103106140A TWI611942B (zh) 2013-03-01 2014-02-24 液體收容容器、液體收容容器單元、液體噴射系統、液體噴射裝置
TW103106125A TWI599492B (zh) 2013-03-01 2014-02-24 Ink tank unit, ink jet printer, ink tank
PCT/JP2014/001017 WO2014132635A1 (ja) 2013-03-01 2014-02-26 液体収容容器、液体収容容器ユニット、液体噴射システム、液体噴射装置
CN201480001841.2A CN104582975B (zh) 2013-03-01 2014-02-26 液体收容容器、液体收容容器单元、液体喷射***、液体喷射装置
EP14757329.9A EP2962852B1 (en) 2013-03-01 2014-02-26 Ink tank unit, inkjet printer, and ink tank
PCT/JP2014/001024 WO2014132640A1 (ja) 2013-03-01 2014-02-26 インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク
US14/771,376 US9487012B2 (en) 2013-03-01 2014-02-26 Ink tank unit, ink jet printer, and ink tank
CN201480011545.0A CN105008136B (zh) 2013-03-01 2014-02-26 墨水匣单元、喷墨打印机、墨水匣
US14/771,587 US9481180B2 (en) 2013-03-01 2014-02-26 Liquid container, liquid container unit, liquid ejecting system, and liquid ejecting apparatus
PH12015501927A PH12015501927A1 (en) 2013-03-01 2015-09-01 Ink tank unit, ink jet printer, and ink tank
US15/273,082 US9855761B2 (en) 2013-03-01 2016-09-22 Ink tank unit, ink jet printer, and ink tank

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013150217A JP6102596B2 (ja) 2013-07-19 2013-07-19 インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015020347A JP2015020347A (ja) 2015-02-02
JP6102596B2 true JP6102596B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=52485250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013150217A Active JP6102596B2 (ja) 2013-03-01 2013-07-19 インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6102596B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111546777A (zh) * 2015-03-31 2020-08-18 精工爱普生株式会社 打印机和液体供给装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6503801B2 (ja) * 2015-03-12 2019-04-24 セイコーエプソン株式会社 液体収容体ユニット、及び、液体収容体
JP6631019B2 (ja) * 2015-03-12 2020-01-15 セイコーエプソン株式会社 液体収容体ユニット
JP6554835B2 (ja) * 2015-03-12 2019-08-07 セイコーエプソン株式会社 液体収容体
JP2016168726A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 セイコーエプソン株式会社 液体収容体ユニット、液体供給装置、ケース、及び、液体消費装置
TWI675758B (zh) 2015-03-30 2019-11-01 日商精工愛普生股份有限公司 印刷裝置
JP6237683B2 (ja) * 2015-03-30 2017-11-29 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP6604021B2 (ja) * 2015-04-16 2019-11-13 セイコーエプソン株式会社 インク供給システム
JP6696127B2 (ja) * 2015-08-10 2020-05-20 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
JP6819207B2 (ja) * 2016-10-21 2021-01-27 ブラザー工業株式会社 供給装置
JP7059591B2 (ja) * 2017-11-28 2022-04-26 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP6999636B2 (ja) * 2019-12-26 2022-01-18 ローランドディー.ジー.株式会社 インク供給システムおよびインクジェットプリンタ
JP7403558B2 (ja) * 2019-12-27 2023-12-22 ローランドディー.ジー.株式会社 インク供給システムおよびインクジェットプリンタ
JP7192846B2 (ja) * 2020-12-25 2022-12-20 ブラザー工業株式会社 供給装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100619063B1 (ko) * 2004-12-07 2006-08-31 삼성전자주식회사 잉크젯 화상형성장치
JP3128237U (ja) * 2006-10-20 2006-12-28 エステー産業株式会社 ノズル構造体およびインク補充キット
JP2008100462A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 S T Sangyo Kk 液体再充填方法
KR101484827B1 (ko) * 2010-07-15 2015-01-20 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액체 수용 용기, 및, 액체 분사 시스템
JP5760399B2 (ja) * 2010-11-16 2015-08-12 セイコーエプソン株式会社 液体補充容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111546777A (zh) * 2015-03-31 2020-08-18 精工爱普生株式会社 打印机和液体供给装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015020347A (ja) 2015-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6102596B2 (ja) インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク
WO2014132640A1 (ja) インクタンクユニット、インクジェットプリンター、インクタンク
JP5896070B2 (ja) 液体噴射装置
JP6260196B2 (ja) 液体収容容器および液体噴射装置
US9409407B2 (en) Liquid ejection apparatus and tank
JP6265205B2 (ja) 液体収容容器
JP6307887B2 (ja) 液体収容容器およびプリンター
WO2015059926A1 (ja) 液体収容容器および液体噴射装置
US10618297B2 (en) Tank and liquid ejection device
US9597883B2 (en) Liquid storing body
WO2015059927A1 (ja) 液体収容容器、液体噴射装置
JP5958601B2 (ja) 液体収容容器、プリンター、および、複合機
JP6372085B2 (ja) 液体噴射装置
WO2014132635A1 (ja) 液体収容容器、液体収容容器ユニット、液体噴射システム、液体噴射装置
JP5896074B2 (ja) 液体噴射装置
JP5822046B2 (ja) 液体収容容器および液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150113

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160314

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160617

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6102596

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150