JP6100268B2 - 電流パルスを電圧パルスに変換するための装置 - Google Patents

電流パルスを電圧パルスに変換するための装置 Download PDF

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Description

本発明は、特に、電離性電磁放射線の検出のためのシステムに用いることができる、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置に関する。
図1は、電離性電磁放射線の検出のためのシステムを示す。このようなシステムは、通常、入射光子phを受光する半導体検出器1と、検出器1によって出力された信号を測定する電荷前置増幅器2と、電子回路2によって出力された信号を処理する電子処理部3と、これらの信号のヒストグラムを得るために、電子システム3によって出力された信号をデジタル化するアナログ・デジタル変換回路4とで構成されている。受光した入射光子phのエネルギースペクトルは、このヒストグラムから得ることができる。
電離性電磁放射線の検出のためのシステムは、第一に、高いエネルギー分解能を、第二に、高い検出効率を有していなければならない。
半導体検出器は、これら2つの基準を満たしている。電磁放射線の検出のために半導体を用いることの利点は、同じ出願人によって出願された仏国特許出願第2951037号明細書に開示されている。半導体検出器は、強い放射線に曝された場合、単位時間当たりに非常に大量のパルスを発生させる。したがって、半導体検出器を用いる電離性電磁放射線検出システムは、高計数率の高速分光分析システムを有していなければならない。
一般に、高計数率では、毎秒100000個の光子(または、毎秒100000回)が検出されると考えられている。
最高性能の低雑音電荷前置増幅器は、電流積分器を用いている。図2は、半導体検出器1に関連するそのようなアセンブリを示す。
検出器1は、半導体材料Mで形成された要素と、要素Mを高電圧HVに接続する抵抗器Rとを備えている。その電流積分器回路は、コンデンサC1と、増幅器A1と、コンデンサCintと、抵抗器Rpとを備えている。コンデンサC1は、増幅器A1の反転入力に実装され、Cintおよび抵抗器Rpは、増幅器A1からの反転入力と出力との間に並列に実装されている。
図示されているように、光子が、十分なエネルギーを伴って半導体素子Mを貫通すると、材料中にキャリアを発生させることができる。そして、半導体素子Mは、光子phの検出時間中に、検出電流i(t)を生じさせる。より正確には、十分なエネルギーによって吸収された各光子phに対して、電流パルスが生成される。
電荷前置増幅器は、検出器1からの出力に実装され、増幅器は、電流i(t)を受け取り、それに応じて、


Figure 0006100268


で示される電圧Vout(t)を生じさせる。ただし、Qは、半導体材料と相互に作用する光子phによって生成された電荷の量である。
電荷前置増幅器からの出力における、電圧パルスのかたちでの電圧Vout(t)は、前置増幅器がコンデンサCintを介して放電するため、断続的である。そのため、この電圧Vout(t)は、検出電流i(t)の消失後にすぐに保存しなければならない。同時に、その出力電圧は相殺し、緩和がない場合には、前置増幅器は、すぐに飽和するため、電荷前置増幅器の緩和は、高計数率を補正することができる。
電子回路2によって出力された電圧Vout(t)は、電子処理回路3への入力電圧に相当する。
特許出願第2951037号明細書は、高計数率を実現できるような遅延線Lrを備える処理回路3を開示している。
このような電子回路の図を図3に示す。
電荷前置増幅器2からの出力Vout(t)は、遅延線Lrと、減衰器Att(利得1未満)と、減算器Dと、増幅器A2とで構成されたアセンブリに直接接続されている。増幅器A2からの出力は、アナログ・デジタル変換回路4に直接接続されている。減衰器Attに直列に実装された遅延線Lrは、電荷前置増幅器からの出力に接続された第1の端子と、減算器Dへの負の入力に接続された第2の端子とを有している。減算器Dへの正の入力は、電荷前置増幅器からの出力に直接接続されている。
この構成の結果として、電荷前置増幅器から出力された信号Vout(t)は、遅延線によって、遅延Δだけ遅延される。遅延Δは、減算器からの出力が、エネルギー情報を変えることなく、入力パルスと同じ振幅を有するパルスから成るように、信号Vout(t)の立ち上がり時間よりも長くなるように選択される。
図4は、遅延線からの出力電圧Voutlar(t)および増幅器A2からの出力電圧E(t)とともに、電荷前置増幅器からの出力電圧Vout(t)の変動を時間の関数として示すものである。
減算器Dは、電圧Vout(t)から遅延電圧Voutlar(t)を減算する。そして、この減算から生じる信号Vsub(t)=Voutpa(t)−Voutlar(t)は、増幅器A2によって増幅される。その後、この増幅器は、検出器端子で生じたパルスに比例する高さを有する、換言すれば、光子phによって半導体材料に伝達されたエネルギーを有する電圧パルスE(t)を出力する。
次いで、この電圧パルスE(t)は、アナログ・デジタルコンバータ4によってデジタル化される。このようにして得られたデジタル値は、所定のエネルギー閾値よりも高いエネルギー値を識別するようにプログラムされたコンピュータに供給される。一旦、そのエネルギー値が識別されると、アルゴリズムが対応する光子エネルギー値を計算する。
電荷前置増幅器2と処理回路3とで構成された装置が、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置を構成することを理解することができる。
半導体検出器を用いると、計数率を、1000万入射光子/秒以上にすることができるが、それには、電流パルスを電圧パルスへ変換するための適切な装置の構造を要する。
電荷移動遅延線と同様に、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置に組み込まれた遅延線Lrは、そのような計数率に適合されない。
それらは、低い信号体雑音比と、技術的ばらつきおよび環境に対する高い感度とを有している。
さらに、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置への、そのような遅延線の実装は、図3に示すもののような減衰器Attの使用を要する。
減衰器Attの機能は、電荷前置増幅器の極性を補正することである。
電荷前置増幅器2の極性が補正されない場合、信号Vsub(t)の振幅は、電荷前置増幅器2によって受け取られた各電流パルスに対してオフセットを有する。
この現象は、パルスが、特に、高計数率に対して互いに近い場合に累積される。オフセットの蓄積は、飽和する傾向があり、そのため、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置を、その結果として、電離性電磁放射線検出システムを、無効にする傾向がある。
電荷前置増幅器の極性は、減衰器Attの利得が、G=e−Δ/RpCintに等しい場合に補正される。指数項の計算を考慮すると、通常、0.995〜0.999であるこの利得は調節するのが難しく、また、このような減衰器は、実際に作るのが困難である可能性がある。そのため、特許出願第2951037号明細書で提示されているものと同様の遅延線は、超高計数率に対しては適切ではない。
この発明の目的は、超短波で作動する、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置を開示することである。
この発明の副次的目的は、高計数率および高精度の半導体電磁放射線検出器を開示することである。
この目的は、
演算増幅器の出力と反転入力との間に並列に配置された第1のコンデンサと第1の抵抗器を備える積分器回路であって、前記演算増幅器への前記反転入力が電流パルスを受け取る積分器回路と、
前記積分器回路からの前記出力を受け取り、遅延を発生させる遅延線と、
前記積分器回路からの前記出力を正端子で受け取り、前記遅延線からの前記出力を負端子で受け取る減算器回路と、
を備える、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置であって、
前記遅延線は、少なくとも1つのメモリセルを備え、前記メモリセルは、
前記遅延線の前記入力と前記出力との間の直列の第1および第2のスイッチであって、前記第1のスイッチは、前記積分器回路から前記出力に接続され、前記第2のスイッチは、前記減算器回路の前記負端子に接続される第1および第2のスイッチと、
前記2つのスイッチの共通ノードと、第1の基準電位との間に配置された第2のコンデンサと、
前記第2のコンデンサ(Ce)と前記第2のスイッチの共通ノードと、第2の基準電位との間に配置された第2の抵抗器と、
を備え、前記第1の抵抗器と前記第1のコンデンサの積が、前記第2の抵抗器と前記第2のコンデンサの積に等しいことを特徴とする装置によって定義されるこの発明によって実現される。
この装置は、第1のスイッチを導通させるための第1のスイッチへの第1の信号を、および第2のスイッチを導通させるための第2のスイッチへの第2の信号を、順次、メモリセルの各々に送ることが可能な論理手段をさらに備え、第2の信号は、第1の信号と時間がずれており、その時間オフセットは、選択された遅延の関数として定義される。
有利には、第2の基準電位は、前記演算増幅器への前記反転入力の連続電位に等しい。
遅延は、集積回路からの出力における信号の立ち上がり時間よりも長くなるように選択される。
電流パルスを電圧パルスへ変換するためのこの装置は、特定用途向け集積回路(ASIC)に集積することができる。有利には、装置は、CMOS技術を用いて形成される。
また、本発明は、電離性電磁放射線の検出のためのシステムであって、システムが、入射光子を受光することが可能で、その出力において電流パルスを放射することが可能な電離性電磁放射線検出器と、前記検出器からの出力に接続された、前述のクレームのいずれか一項に記載の電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置と、電流パルスを電圧パルスへ変換するための前記装置からの出力におけるデジタル・アナログコンバータとを備えることを特徴とするシステムにも関する。
電離性電磁放射線検出器は、半導体検出器とすることができる。
そして、本発明による電離性電磁放射線検出システムは、手荷物の中の爆発物の検出に用いることができる。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を理解すれば明らかになるであろう。
図1は、最新式の、電離性電磁放射線の検出のための一般に用いられているシステムのブロック図を示す。 図2は、図1の電離性電磁放射線検出システムにおける放射線検出器に付随する電荷前置増幅器のアセンブリを示す。 図3は、図1の検出システムにおける電子処理回路の略図を示す。 図4は、図2の電荷前置増幅器からの出力電圧および図3の処理回路からの出力の変動を時間の関数として示す。 図5Aは、本発明の第1の実施形態による電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置の略図を示す。 図5Bは、本発明の第2の実施形態による電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置の略図を示す。 図6Aは、図5Aの変換装置に組み込まれた、スイッチドキャパシタを有するアナログ遅延線のブロック図を示す。 図6Bは、図5Bの変換装置に組み込まれた、スイッチドキャパシタを有するアナログ遅延線のブロック図を示す。 図7は、図5Aに示す電流パルスを電圧パルスへ変換するための2つの装置からの出力で得られる信号を示す。 図8は、図5Aによるパルス変換装置の制御信号の時間ダイアグラムを示す。 図9は、図5Aに示すパルス変換装置を用いた電離性電磁放射線の検出のためのシステムのブロック図を示す。
図5Aは、本発明の第1の実施形態による電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置の略図を示す。装置は、電荷前置増幅器2と電子処理部3を備えている。
図5Aの装置は、積分器として設けられた電荷前置増幅器2を備えている。電流積分器回路は、コンデンサC1と、増幅器A1と、コンデンサCintと、抵抗器Rpとを備えている。コンデンサC1は、増幅器A1の反転入力に設けられ、コンデンサCintおよび抵抗器Rpは、増幅器A1の反転入力と出力との間に並列に設けられている。
電荷前置増幅器2は、電流パルスi(t)に応答して、電圧パルスVout(t)を発生させる。電荷前置増幅器2からの出力は、遅延線DLと、減算手段Dと、増幅器A2とで構成されたアセンブリに直接接続されている。
遅延線DLは、電荷前置増幅器2からの出力に接続された第1の端子と、減算手段Dへの負入力に接続された第2の端子とを有している。減算手段Dへの正入力は、電荷前置増幅器2からの出力に直接接続されている。減算手段Dは、例えば、それ自体が公知の方法で、差動増幅器の形で形成されてもよい。
本発明による装置は、N個のスイッチドキャパシタ(N≧1であり、N個の抵抗素子が並列に設けられている)を用いて形成された、制御された損失の遅延線DLを備えているという点で優れている。順次および周期的に切り替えられるN個のコンデンサは、信号のN個の連続するサンプルのメモリを構成する。
後述するように、装置は、それ自体が、抵抗素子の存在によって用いられる遅延線の遅延に自動的に適応するという意味で自己適応可能である。
図5Bは、本発明の第2の実施形態による電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置の略図を示す。図5Aと同じ参照符号を有する要素は、上述したものと同一である。
図5Bに示すパルス変換装置は、図6Bに関連して後述するように、それが、減算手段を含む遅延線DLDを備えているという点で、図5Aに示すものと異なっている。遅延線DLDからの出力Sは、増幅器A2への入力に直接接続されている。
第1の実施形態と同様に、遅延線DLDは、制御された損失の遅延線であり、N個のスイッチドキャパシタ(N≧1であり、N個の抵抗素子が並列に設けられている)によって形成され、順次および周期的に切り替えられるN個のコンデンサは、ここでもまた、信号のN個の連続するサンプルのメモリを構成している。
図6Aは、図5Aで用いられている遅延線DLの一実施形態のブロック図を含む。遅延線DLは、各々が基本的なメモリセルを備えているN個の段を並列に配置することによって形成されている。
遅延線DLは、電荷前置増幅器2から信号Vout(t)を入力として受け取り、遅延信号Voutlar(t)を発生させる。
各基本的なメモリセルは、遅延線の入力と出力との間の直列の第1のスイッチ1a,2a,…Naおよび第2のスイッチ1b,2b,…Nbと、2つのスイッチの共通ノードと、第1の基準電位Vref1との間に配置されたコンデンサCeとで構成されている。さらに、抵抗器Reが、2つのスイッチの共通ノードと、第2の基準電位Vref2との間に配置されている。このような結果が、スイッチドキャパシタアナログ遅延線(LARACC)である。
当然のことながら、遅延線の遅延は、本質的には、スイッチ1a,1b間、スイッチ2a,2b間、…スイッチNa,Nb間の差によってもたらされる。
積分器回路2の出力に接続された書込みスイッチ1a,2a,…Naと、減算器Dへの第1の入力に接続された読取りスイッチ1b,2b,…Nbは区別されている。
これらのメモリセルは同一である。したがって、抵抗器の値と、コンデンサの値は、各メモリセルで同じである。
各メモリセルにおいて、抵抗器Reは、コンデンサCeの放電要素として作用する。Reは、時定数Re・CeがRp・Cintと同じになるように、換言すれば、コンデンサCeの放電速度が、コンデンサCintの放電速度と同じになるように選択される。そして、電荷前置増幅器2の極性が補正されて、変換装置は、遅延が、信号Vout(t)の立ち上がり時間よりも大きければ、選択された遅延とは無関係に、遅延に自動的に適応する。そのため、遅延ループ内の減衰器の存在は、もはや不必要である。各メモリセルにおいて、抵抗器Reは、コンデンサCeへの共通ノードと、読取りスイッチへの共通ノードとの間に配置されている。また、抵抗器は、第2の基準電位Vref2にも接続されている。抵抗器Reは、電荷前置増幅器の極性を単純かつ効果的に補正するように設計されている。
より正確に、抵抗器Reの動作および選択を、本発明による単一のメモリセルの動作を考慮して説明する。当然のことながら、この実施例は、N>1の場合には、他のメモリセルに対して一般化することができる。
メモリセルの書込みスイッチが閉じられている場合、メモリセルは、電圧Vout(t)を受け取る。コンデンサCeが充電される。
メモリセルの書込みスイッチが開いている場合、換言すれば、サンプルが取得されたとき、コンデンサCeは、Reを介して放電し始める。
電荷前置増幅器2の極性を補正するために、読取り時に、コンデンサCeに記憶された電圧は、コンデンサCintの端子におけるのと同じ量を失うことが必要である。
そのため、コンデンサCeは、同じ時定数τで放電しなければならない。この条件は、Rp・Cint=Re・Ceの場合に満たされる。
より効果的にするには、第一に、コンポーネントRpおよびReが、第二には、コンポーネントCintおよびCeが、技術的変化および環境変化を克服するように適合される。
本発明の好適な一実施形態において、電位Vref2は、電荷前置増幅器2への反転入力と同じ連続電位となるように形成される。このことは、コンデンサCeおよび読取りスイッチに対する共通ノードに接続されていないReの電極を、それ自体にループバックされている演算増幅器に接続することによって行うことができる。このことは、コンデンサの充電および放電を歪める永久電流の循環を防ぐ。この特徴の効果は、高速で現れる。
図6Bは、図5Bで用いられる遅延線DLDの実施形態のブロック図を示す。遅延線DLDは、N≧1個の段を並列に配置することによって形成され、各段は、1つの基本的なメモリセルを備えている。
より正確には、各基本的なメモリセルは、第1の共通ノードB1と、第2の共通ノードB2との間の抵抗器Reに並列に設けられたコンデンサCeを備えている。ReおよびCeの値は、Rp・Cint=Re・Ceとなるように選択される。
各メモリセルには、書込みスイッチおよび読取りスイッチも備えられている。異なるセルの書込みスイッチは、符号1c,2c,…Ncで、読取りスイッチは、1d,2d,…,Ndで示されている。
各セルの場合、第1の共通ノード(B1)は、まず書込みスイッチ(1c,…,Nc)に、次いで読取りスイッチ(1d,…,Nd)に接続されている。セルの第2の共通ノード(B2)は、電荷前置増幅器2からの出力に接続されている。書込みスイッチは、それが導通している場合、第1の共通ノードをアースに接続する。読取りスイッチは、それが導通している場合、第1の共通ノードB1を、遅延線からの出力Sに接続する。
異なる基本的なセルの第2の共通ノードB2は、全て直接、電荷前置増幅器2からの出力に接続され、一方、異なる基本的なセルの第1の共通ノードは、それらの対応する読取りスイッチを介して、遅延線DLDからの出力Sに接続されていることに留意する。
基本的なセルに書き込まれるステップにおいては、書込みスイッチが導通されて、読取りスイッチが高インピーダンス状態になる。そして、コンデンサCeは、電圧Vout(t)で充電する。tは、書込みステップの終了時である。
書込みスイッチが開くと、メモリセルは、電荷前置増幅器2からの出力および出力Sから遮断される。そして、コンデンサCeは、電荷前置増幅器と同じ時定数τを有する抵抗器Reを介して、非常にゆっくりと放電する。コンデンサの端子間に残っている電圧をV(t)とすると、第2の共通端子の電圧は、Vout(t)−V(t)に等しく、換言すれば、放電損失により、Vout(t)−Vout(t)にほぼ等しい。Vout(t)は、電荷前置増幅器からの出力における瞬時電圧である。
読取りステップにおいては、書込みスイッチが高インピーダンス状態になっている間に、読取りスイッチが導通される。その場合、出力Sの電圧は、Vout(t)−Vout(t)に等しい。tは、読取り時間である。
メモリセルの具体的な設定は、読取りステップにおける電圧差Vout(t)−Vout(t)を直接与えることができ、書込みスイッチの高インピーダンスへの変化は、記憶された電圧Vout(t)の入力電圧Vout(t)からの減算を強制する。
図7は、図5Aによる電流パルスを電圧パルスへ変換するための2つの装置からの出力で得られた信号を示す。
パルスi(t)に応答して、電流パルスを電圧パルスへ変換するための第1の装置が信号Vsub1(t)を生成し、電流パルスを電圧パルスへ変換するための第2の装置が信号Vsub2(t)を発生させる。
オシロスコープによって測定された、これらの信号Vsub1(t)およびVsub2(t)は、各パルスの後、それらのパルスが近接していても、オフセットを何ら有していない。したがって、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置の飽和が回避され、そのため、検出器1によって受光された光子phのエネルギーの測定は高精度である。
図5Aに示すような遅延線DLのデザインの別の利点は、メモリセル間での電荷移動がないため、信号の劣化を回避できることであり、これは、バケツリレー素子(bucket−brigade device:BBD)遅延線等の従来用いられている技術の動作原理と異なっている。
したがって、本発明による遅延線DLは、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置に適応性のある制御された損失の遅延線であり、この場合、電流パルスが現れる周波数は非常に高い。
次に、遅延線DLの動作を、図5Aおよび図6を参照して説明する。当業者は、遅延線DLDの動作が同じであり、そのため、単独の説明はなされていないことを理解するであろう。
遅延線DLは、単一の基本的なメモリセルで、換言すれば、N=1で形成することができる。
しかし、信号体雑音比を向上させるためには、信号は、オーバーサンプリングされるのが好ましい。
遅延線DLの基本的な動作原理は、遅延信号のサンプリングが、書込みの後、遅延を伴って信号を読み取ることによって得られることである。
書込みは、書込みスイッチ1aが導通されて、他の書込みスイッチが開かれている期間θ1の間に、第1のメモリセルのコンデンサCeで、および、書込みスイッチ2aが導通されて、他の書込みスイッチが開かれている期間θ2の間に、第2のメモリセルのコンデンサCeで、等、N番目のコンデンサまで行われる。そして、そのサイクルが完了すると、再び、コンデンサ1において始まる。
メモリセル間のいかなる矛盾も防ぐために、各期間θ1,θ2,…,θNは、前後の期間と重なっていない。
読取りは、書込みと全く同じプロセスをたどる。すなわち、読取りは、読取りスイッチ1bが導通されて、他の書込みスイッチが開かれている期間θ1’の間に、第1のメモリセルのコンデンサCeの放電によって、および、読取りスイッチ2bが導通されて、他の読取りスイッチが開かれている期間θ2’の間に、第2のメモリセルのコンデンサCeの放電によって、等、N番目のコンデンサまで行われる。そして、そのサイクルが完了すると、再び、コンデンサ1において始まる。
メモリセル間のいかなる矛盾も防ぐために、各期間θ1’,θ2’,…,θN’は、前後の期間と重なっていない。
特定の基本的なセルの場合、読取りスイッチが導通している期間は、書込みスイッチが導通している期間と、xで示す時間オフセットだけ時間がずれている。そのため、読取りスイッチは、書込みスイッチの後に、順次切り替えられる。
期間は、次のように制御される。
シーケンサーは、2非重複位相を持続期間Tckで発生させる。各制御位相は、Tckと等しい遅延だけ、前のものよりも遅延されている。遅延Tckは、周波数クロックfck、例えば、クォーツクロックから導出される。
カウンタは、例えば、n−to−2符号器に関連しているnビットの2進カウンタとすることができる。
より効果的には、nは、シンプルな二値論理に当てはめるために、2=Nであるように選択されるであろう。この等式は、この説明の残りの部分で用いられる。その場合、時間オフセットxは、1〜N個の期間の間にできることを理解することができる。
本発明によるシステムは、高周波数で作動するように設計されているため、カウンタは、より効果的なのは同期的であることである。
シーケンサーは、時間基準に接続されたカウンタと、カウンタからの出力における復号器と、復号器からの出力におけるフロップフロップRSとで構成されている。
フリップフロップRSは、2の位相が重ならないことを確実にする。
次に、制御期間の時系列について、N=4の場合の図6による遅延線DLを示す図9を参照して説明する。
この遅延線は、4つの書込みスイッチ1a,2a,3a,4aと、4つの読取りスイッチ1b,2b,3b,4bとを備えている。図8に示す時間ダイアグラムは、読取りスイッチおよび書込みスイッチの変化を、変換サイクルの関数として示している。
第1の基本的なメモリセルの場合、書込みスイッチ1aが導通している期間θ1は、Tckに等しい。期間θ1の始まりは、第1のクロック位相φ1の立ち上がりエッジに一致し、期間θ1の終わりは、第1のクロック位相1の立ち下がりエッジに一致している。この原理は、他の3つの基本的なメモリセルに対しても当てはまる。
第1の基本的なセルの場合、その間に、読取りスイッチ1bが導通している期間θ1’は、Tckに等しく、期間θ1’の始まりは、この実施例においては、3つの期間だけずれている、第1のクロック位相φ1の立ち上がりエッジに一致している。期間θ1’の終わりは、3つの期間だけずれている、第1のクロック位相φ1の立ち下がりエッジに一致している。この原理は、他の3つの基本的なメモリセルに対しても当てはまる。
本発明による変換装置において、時間オフセットxの値は、読取りスイッチで、遅延クロック位相を切り替えることによって得てもよい。したがって、値xは、クロックの周波数fckと、選択したスイッチングとに依存する。クロック位相は、スイッチング回路を用いて切り替えられる。
より効果的なのは、オフセットxの値を変化させるために、このスイッチング回路が制御可能なことである。
シーケンサーと、クロックと、スイッチング回路は、本発明による変換装置のための論理制御手段を構成している。
遅延線DLによって生じた遅延Δは、約5ns±1nsと等しい一定の伝播時間に、遅延線DLの書込みと読取りの間の時間オフセットxを足したものに相当する。
したがって、遅延は、次の式、すなわち、

Δ=tpd+x

によって定義される。tpdは、5ns±1nsと等しい伝播時間であり、xは、時間オフセットである。
遅延は、このように、クロック周波数fckを変化させることにより、および/またはスイッチング回路を制御することによって調節することができる。
遅延Δは、エネルギー情報を変更することなく、減算器からの出力における入力パルスと同じ振幅のパルスを有するために、信号Vout(t)の立ち上がり時間よりも必然的に大きくなっている。
図5A(または、図5B)に示すような変換装置は、COTSコンポーネント(民生部品)を備えた個別の電子装置で形成してもよい。
より効果的にするには、連続時間フィルタを、遅延線DL(または、DLD)からの出力に設けてもよい。例えば、バターワース(Butterworth)またはチェビチェフ(Chebychev)タイプの連続時間フィルタは、スイッチングノイズをさらに低減することができる。
本発明による装置は、マイクロ電子機器に一体化することができ、安価であり、特に電力消費に関して優れた性能を備えた装置が得られるという利点があるCMOS技術におけるマイクロ電子集積化に適応されるのが好ましい。
スイッチは、MOSFETトランジスタであるのが好ましく、この場合、コンデンサの値Ceの増加が、kT/Cノイズを低減することができる。
現在の0.35μmCMOS技術を用いるレイアウトが選択されるのが好ましい。そのような技術を用いて形成した場合、装置は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)に組み込むことができる。
その場合、装置は、以下の制約、すなわち、
・マイクロ電子集積化に適合するサイズ、換言すれば、1mmより小さいサイズ;
・1つの回路から別の回路への分散を限定する技術的変化に対する低い感度;
・環境変化(温度、電源、電圧等)に対する低い感度;
・最大で100μV程度の低雑音性;
・1V程度の高ダイナミクス;
・最大で20mW程度の低電力消費;
を満たすことができる。
スイッチのスイッチングを制御する論理手段は、ASICに実装されるのが好ましい。クロックは、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置がその上に設けられているASICの外部にある。
次に、図5Aによる装置の一実施例の実施形態について説明する。この実施例において、遅延線DLは、16個のコンデンサと、期間Tのクロックによって作動される4ビット同期カウンタとで構成されている。
以下の特性値、すなわち、
Tck=1/fck=5nsまたは10ns
Cint=50fF;Rp=10Mオーム、すなわち、τ=500ns
ただし、Ce=1pF、その結果は、Re=500kオーム
が選択される。
値Ceが、1pFになるように選択された場合、130e−に等しいkT/Cノイズを得ることができ、それは、350e−と650e−との間の電荷前置増幅器の同等のノイズ負荷と比較して、2次方程式の加法において無視できるほどにわずかであり、クロック周波数f=200MHzの場合の測定消費電力は、20mW未満である。
スイッチング回路の構造は、選択した値を用いて、5nsのクロック期間で、25ns〜50nsの間で変化する遅延を得ることを可能にする。クロック期間を10nsに増加させることにより、このようにして形成された変換装置は、45ns〜95nsの間で変化する遅延を与えることができる。クロック期間を増加させることにより、および/またはスイッチング回路の構造を変更することにより、より長い遅延を得ることができる。
この実施例において、装置は、現在の0.35μmCMOS技術における400×600μmのサイズが、他の機能のサイズに適合しているマイクロ電子集積化に適応されている。
一実施形態において、上記で開示した変換のための装置は、電離性電磁放射線検出システムに組み込まれている。
より正確には、図9は、本発明の一実施形態による電離性電磁放射線検出システムの模擬略図を示す。
本発明によれば、システムは、半導体検出器910を備えている。検出器910は、例えば、CdZnTe検出器、CdTe:Cl検出器またはCdTe:In検出器等の半導体材料Mで形成された要素と、要素Mを高電圧HVに接続する抵抗器Rとを備えている。半導体検出器910からの出力は、図5Aを参照して説明した装置のような電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置に接続されている。
アナログ・デジタルコンバータ940は、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置900からの出力に接続され、コンバータは、電圧パルスE(t)を受け取る。
アナログ・デジタルコンバータ940と、変換装置900のカウンタは、同じクロックによって同期されるのが好ましい。これにより、アナログ・デジタルコンバータ940における信号のサンプリングを容易にする。
当業者は、電離性電磁放射線の検出のためのシステムを、図5Bに示す電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置を起点とした同じ方法で形成できることを理解するであろう。
電離性電磁放射線検出システムは、何らかの電離放射線、特に前記放射線が強い場合には、X線またはガンマ線の測定のための分光分析の用途に対する有用性を見出されるであろう。
システムは、手荷物の中の爆発物の検出に用いてもよい。手荷物検査の他には、この装置は、原子核場での用途、例えば、廃棄物または燃料の放射能の測定に用いることができる。

Claims (11)

  1. 電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置であって、
    演算増幅器(A1)の出力と反転入力との間に並列に設けられた第1のコンデンサ(Cint)および第1の抵抗器(Rp)を備える積分器回路と、
    前記積分器回路から前記出力(vout)を受け取り、遅延(Δ)を発生させる遅延線(DL)と、
    を備える装置であって、
    前記演算増幅器(A1)への前記反転入力が前記電流パルスを受け取り、
    前記遅延線(DL)は、少なくとも1つのメモリセルを備え、前記メモリセルは、
    並列に設けられた第2のコンデンサ(Ce)および第2の抵抗器(Re)と、前記第2のコンデンサおよび前記第2の抵抗器への第1の共通ノードに接続された書込みスイッチであって、前記書込みスイッチが導通しているときに前記積分器回路からの出力から前記第2のコンデンサを充電すること、及び、高インピーダンスになっているときに前記第2のコンデンサの端子の電圧を記憶することが可能な前記書込みスイッチと、
    前記第1の共通ノードに接続され、読取りスイッチが導通しているときのノードの電圧を読み取ることが可能な読取りスイッチと、
    を備え、
    前記第1の抵抗器(Rp)と前記第1のコンデンサ(Cint)の積が、前記第2の抵抗器(Re)と前記第2のコンデンサ(Ce)の積に等しく、
    前記変換装置は、前記第2のコンデンサの端子で記憶した電圧を、前記積分器回路からの出力で減算し、前記減算して得られた電圧差を発生させる減算手段も備えることを特徴とする、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置。
  2. 前記第2のコンデンサおよび前記第2の抵抗器は、前記積分器回路からの出力で接続された第2の共通ノードに接続され、前記書込みスイッチは、それが導通している場合、前記第1の共通ノードをアースに接続することを特徴とする請求項1に記載の電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置。
  3. 前記書込みスイッチは、それが導通している場合、前記第1の共通ノードを、前記積分器回路からの出力に接続し、前記読取りスイッチは、それが導通している場合、前記第1の共通ノードを、前記減算手段への第1の負入力に接続し、前記積分器回路からの出力は、前記減算手段への第2の負入力に接続されることを特徴とする請求項1に記載の電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置。
  4. 前記第2のコンデンサは、前記第1の共通ノードと、第1の参照電位(Vref1)との間に設けられ、前記第2の抵抗器は、前記第1の共通ノードと、第2の参照電位(Vref2)との間に設けられることを特徴とする請求項3に記載の電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置。
  5. 前記装置は、前記書込みスイッチへの第1の信号、および前記読取りスイッチへの第2の信号を前記メモリセルの各々に送ることが可能な論理手段を備え、前記信号は、前記第1の信号と時間オフセットがあり、前記時間オフセット(x)は、選択された前記遅延(Δ)の関数として定義されることを特徴とする請求項1に記載の電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置。
  6. 前記第2の参照電位(Vref2)は、前記演算増幅器(A1)への前記反転入力の前記連続電位に等しいことを特徴とする請求項4に記載の電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置。
  7. 前記遅延(Δ)は、前記積分器回路からの出力(vout)における前記信号の立ち上がり時間よりも長くなるように選択されることを特徴とする前述の請求項1ないし6の何れか一項に記載の電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置。
  8. 前記装置は、特定用途向けIC(ASIC)に組み込むことができることを特徴とする前述の請求項1ないし7の何れか一項に記載の電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置。
  9. 前記装置は、CMOS技術を用いて形成できることを特徴とする前述の請求項1ないし8の何れか一項に記載の電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置。
  10. 電離性電磁放射線の検出のためのシステムであって、前記システムは、入射光子(ph)を受光し、出力において電流パルスを放射することが可能な電離性電磁放射線検出器(910)と、前記検出器(1)からの出力に接続された、前述の請求項1ないし9の何れか一項に記載の、電流パルスを電圧パルスへ変換するための装置と、電流パルスを電圧パルスへ変換するための前記装置からの出力におけるデジタル・アナログコンバータ(940)とを備えることを特徴とするシステム。
  11. 前記電離性電磁放射線検出器(910)は、半導体検出器であることを特徴とする請求項10に記載の電離性電磁放射線の検出のためのシステム。
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