JP6098773B2 - 鋼管の焼入れ方法、鋼管の焼入れ装置、鋼管の製造方法および鋼管の製造設備 - Google Patents

鋼管の焼入れ方法、鋼管の焼入れ装置、鋼管の製造方法および鋼管の製造設備 Download PDF

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Description

本発明は、加熱された鋼管を急冷して焼入れを行なう、鋼管の焼入れ方法、鋼管の焼入れ装置、鋼管の製造方法および鋼管の製造設備に関する。
従来から鋼管(たとえば継目無鋼管、電縫鋼管等)は種々の用途に使用されており、その用途に応じて、満足すべき特性(たとえば強度、靭性等)が規定されている。そして、鋼管の製造ラインには焼入れ装置が併設されており、用途に応じて所定の特性を有する鋼管を得るために、鋼管を製造した後に、あるいは鋼管を製造する過程で、焼入れを行なっている。
たとえば継目無鋼管の製造ラインでは、熱間で穿孔圧延を行ない、さらに未再結晶温度域で延伸圧延を行なうことによって結晶粒を細粒化して靭性を向上し、引き続き延伸圧延が終了した後に、高温の継目無鋼管を直ちに急冷して焼入れ(以下、直接焼入れという)を行なう技術が開発されている。また、製造ラインから排出された高温の継目無鋼管を常温に冷却した後に、加熱炉で再び加熱して焼入れを行なう技術も開発されている。
電縫鋼管については、製造ラインから排出された常温の電縫鋼管を加熱炉で加熱して焼入れを行なっている。
このように様々な焼入れ技術が実用化されているが、いずれも焼入れを行なった後、所定の特性(すなわち強度、靭性等)を得るために、焼戻しを行なっている。
しかしながら、焼入れ前の鋼管の温度が均一であっても、焼入れにおいて鋼管が均一に急冷されず、温度ムラが発生すると、均一な特性を有する鋼管は得られない。焼入れによって特性のバラツキが生じた鋼管は、その後、焼戻しを行なっても、そのバラツキを解消するのは困難である。
そこで鋼管の焼入れを行なうにあたって、高温の鋼管を均一に急冷する技術が検討されている。
たとえば特許文献1には、加熱した鋼管を水中に浸漬させた状態で、鋼管の管軸に平行な方向(鋼管の長手方向)に水流を発生させることによって、鋼管の長手方向に均一な急冷を可能とする技術が開示されている。しかしこの技術は、急冷が終了した鋼管を水中から取り出して、鋼管内部の水を排出する必要がある。つまり急冷が終了した後に、その鋼管を次工程に送給するまでに長時間を要し、排出している間の鋼管内部の水で冷却されてしまうので、次工程の操業に関連して規定される所定の範囲に制御するのは困難である。また、鋼管を把持して水中の所定の位置に浸漬させるための機器(たとえばアーム等)を設置せざるを得ず、焼入れ装置の構成が複雑になるのは避けられない。しかも、鋼管の長手方向に均一な急冷を達成するためには、高速の水流を発生させる必要があるので、設備コストが増大する。
特許文献2には、加熱した鋼管を回転させながら外面と内面を冷却水で急冷することによって、鋼管の円周方向に均一な急冷を可能とする技術が開示されている。しかしこの技術は、鋼管を水中に浸漬させないので、図4に示すように、鋼管1の内面上部が冷却水2と接触し難くなり、鋼管1の円周方向の温度むらが発生し、その結果、品質のバラツキが生じる。また図5に示すように、鋼管1のスプレーノズル3側の端部は、内面上部のみならず内面下部も冷却水2と接触しないので、鋼管1の長手方向の温度むらが発生し、その結果、品質のバラツキが生じる。
特許文献3には、加熱した鋼管の外面を急冷するために、鋼管の円周方向に複数個のスプレーノズルを配置して、鋼管の外面に冷媒を噴射することによって、鋼管の円周方向に均一な急冷を可能とする技術が開示されている。しかしこの技術は、図6に示すように、冷媒を噴射する複数個のスプレーノズル3が同一円周上に配置されるので、リング状の高温部と低温部が交互に発生する。
また、この特許文献3に開示された技術は、鋼管1を長手方向に移動させながら急冷することも可能であるとされているが、鋼管1の温度を大幅に低下させる場合は、鋼管1の搬送速度を減速する、あるいは、ヘッダ4を鋼管1の長手方向に延長させ、それに伴って搬送手段(図示せず)も延伸させることによって、冷却に要する時間を確保する必要がある。ところが、鋼管1の搬送速度を低下すると、鋼管1の進行方向の尾端部が長時間にわたって放熱されて、急冷を開始する温度(以下、冷却開始温度という)の規定値を下回る状態になった後に冷媒を噴射することになり、その結果、品質のバラツキが生じる。一方で、ヘッダ4を延長すると、設備コストが増大する。
特許文献4には、加熱した鋼管の外面を冷却するために、螺旋状のヘッダに多数のスプレーノズルを設けて、鋼管の外面に冷却水を噴射することによって、鋼管の長手方向に均一な急冷を可能とする技術が開示されている。しかしこの技術は、図7に示すように、冷却水を噴射する領域が限られるので、鋼管1の温度むらが発生し、その結果、品質のバラツキが生じる。冷却水を噴射する領域を拡げるために螺旋状のヘッダ4のピッチを短くしても、鋼管1の外面に噴射した冷却水の円滑な排出が困難になるので、やはり温度むらが発生し、その結果、品質のバラツキが生じる。
特許第5071537号公報 特許第3624680号公報 特開2005−298861号公報 特開昭54−18411号公報
本発明は、従来の技術の問題点を解消し、簡便な手段で、鋼管の長手方向および円周方向に均一な急冷を行ない、良好かつ均一な品質の鋼管を得ることができる、鋼管の焼入れ方法、鋼管の焼入れ装置、鋼管の製造方法および鋼管の製造設備を提供することを目的とする。
本発明者らは、スプレーノズルから鋼管の外面に冷却水を噴射して、鋼管の長手方向および円周方向に均一な急冷を行なう技術について検討した。そして、スプレーノズルを適正に配列し、かつ管軸を中心として鋼管を回転させながら冷却水を噴射すれば、鋼管を均一に急冷できることが分かった。
本発明は、その知見に基づいてなされたものである。
すなわち本発明は、加熱された鋼管の管軸に平行な方向および垂直な方向への鋼管の移動を停止し、管軸を中心として鋼管を回転させながら、鋼管の外側に螺旋状に等間隔で配列した4個以上のスプレーノズルから冷却水を鋼管の外面に噴射する鋼管の焼入れ方法である。この焼入れ方法において、スプレーノズルは6個以上であることが好ましい。
本発明の焼入れ方法においては、スプレーノズルの螺旋状の配列を2列以上とすることが好ましい。すなわち、互いに重ならない2つの螺旋を設けることが好ましい。さらに、鋼管が回転速度5回/分以上かつ300回/分以下で回転することが好ましい。さらに、鋼管の管軸に垂直な面内で、管軸に対して互いに反対側に位置させたスプレーノズルから冷却水を鋼管の外面に噴射することが好ましい。
また本発明は、加熱された鋼管の管軸を中心として鋼管を回転させる2個以上の回転ロールと、回転ロールによって回転する鋼管の外側に螺旋状に等間隔で配列されて冷却水を噴射する6個以上のスプレーノズルと、スプレーノズルに冷却水を供給する2個以上のヘッダと、を有する鋼管の焼入れ装置である。
本発明の焼入れ装置においては、ヘッダが管軸に平行に配設され、かつヘッダにスプレーノズルが等ピッチPSN(mm)で取付けられることが好ましい。すなわち、管軸方向に伸びる複数のヘッダが鋼管の外側に等間隔で配されており、螺旋状に配されたスプレーノズルのうち、管軸に平行な方向に隣接するスプレーノズルは、同一のヘッダに取り付けられていることが好ましい。また、鋼管の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズルをn個(n方向)配置する場合において、スプレーノズルを配置する螺旋の列数はnより小さいことが好ましい。nと同じ場合には、図6のようにスプレーノズルが同一円周上に配置されるので、リング状の高温部と低温部が交互に発生してしまう。なお、螺旋の最小の列数は1である。さらに、回転ロールが鋼管の管軸に平行な方向に等ピッチPRL(mm)でスプレーノズルの間に配設され、かつPRL値が任意の整数Nに対してPRL=N×PSNを満足することが好ましい。さらに、前記スプレーノズルの螺旋状の配列を2列以上とすることが好ましい。さらに、鋼管の管軸に垂直な面内で、前記スプレーノズルが前記管軸に対して互いに反対側に配置されていることが好ましい。
また、本発明は、上記の焼入れ方法により鋼管を焼入れる工程を含む鋼管の製造方法である。
また、本発明は、上記の焼入れ装置を備えた鋼管の製造設備である。
本発明によれば、簡便な手段で、鋼管の長手方向および円周方向に均一な急冷を行ない、良好かつ均一な品質の鋼管を得ることができるので、産業上格段の効果を奏する。
図1は、本発明に係る焼入れ装置のスプレーノズルの配置の例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は側面図である。なお、側面図においては、鋼管の上下に位置するヘッダおよびノズルのみ表示し、他のヘッダおよびノズルは図示を省略してある。 図2は、本発明に係る焼入れ装置のスプレーノズルの配置の例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は側面図である。なお、側面図においては、鋼管の上下に位置するヘッダおよびノズルのみ表示し、他のヘッダおよびノズルは図示を省略してある。 図3は、図2に示す焼入れ装置にて鋼管を回転させる例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は側面図である。なお、側面図においては、鋼管の上下に位置するヘッダおよびノズルのみ表示し、他のヘッダおよびノズルは図示を省略してある。 図4は、鋼管の内部を流通する冷却水の従来の例を模式的に示す断面図である。 図5は、鋼管の内部を流通する冷却水の従来の例を模式的に示す断面図である。 図6は、鋼管の外面に冷却水を噴射する従来の例を模式的に示す側面図である。なお、側面図においては、鋼管の上下に位置するヘッダおよびノズルのみ表示し、他のヘッダおよびノズルは図示を省略してある。 図7は、鋼管の外面に冷却水を噴射する従来の例を模式的に示す側面図である。 図8は、鋼管の外面に冷却水を噴射する従来の例を模式的に示す側面図である。 図9は、継目無鋼管を製造する場合の設備構成の例を模式的に示す図である。 図10は、電縫鋼管を製造する場合の設備構成の例を模式的に示す図である。
本発明において鋼管は特に限定されず、鋼管には、例えば、継目無鋼管、電縫鋼管、UOE鋼管等がある。
図1は、本発明に係る鋼管の焼入れ装置についてスプレーノズルの配置例を模式的に示す図であり、(a)は管軸に垂直な断面図、(b)は管軸に平行な側面図である。この例は、鋼管1の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズル3を45°の等間隔で、鋼管1の外側に配置する例である(図1(a)参照)。そして、それらのスプレーノズル3は、1列の螺旋状に配列されている(図1(b)参照)。したがってスプレーノズル3の総数は、8個以上である。図1〜3の(b)では、螺旋状の配列を簡便に説明するため、鋼管の長手方向において一部のノズル3およびヘッダ2を図示している。
スプレーノズル3は、その噴射口径よりも広い範囲に冷却水2を噴射できるものを使用し、かつ冷却水2の噴射領域が螺旋状に互いに重複するように配列することが好ましい(図1(a)参照)。その理由は、円錐状(本発明では略円錐状をも含む)に噴射される冷却水2を螺旋状に互いに重複させれば、十分な冷却速度を確保できるとともに、さらに鋼管1を回転させることによって、均一に急冷することが可能となるからである。
スプレーノズル3は、その噴射口の中心軸が、鋼管1の管軸に対して垂直に交差するように配置することが好ましい。その理由は、冷却水2を鋼管1の接線方向(図8参照)、あるいは斜め方向(図示せず)に噴射すると、冷却効率が低下して、十分な冷却速度を確保し難くなるおそれがあるからである。
既に説明した通り、スプレーノズル3は、鋼管の外側に螺旋状に等間隔で配置する。したがって、複数のスプレーノズル3が管軸に平行な方向に配列される(図1(b)参照)。スプレーノズル3を螺旋状に配置することで、鋼管1の周方向における冷却バラツキが小さくなる。この周方向における冷却バラツキに起因する鋼管1の反りが周方向に分散されるため、全長にわたる反りを低減することが可能となる。それらのスプレーノズル3に冷却水2を供給するためのヘッダ4は、略直管状のものを管軸に平行に配設することが好ましい。その理由は、ヘッダ4を螺旋状に配設すると、ヘッダ4内を流れる冷却水2の抵抗が増大して、スプレーノズル3から噴射される冷却水2の圧力や流量が変動するからである。ヘッダ4を略直管状として管軸に平行に配設すれば、リング状や螺旋状のヘッダを作製する必要がないため、設置コストも低く抑えることが可能となる。また、スプレーノズル3は管軸と平行な方向に等間隔で配置することになり、鋼管長手方向に対して均一に急冷することが可能となる。また、スプレーノズル3の長手方向ピッチを短くした場合でも、ヘッダ4をリング状や螺旋状に配置する場合と比較して、それぞれのヘッダ4の隙間を確保することが可能であり、これにより冷却した後の水が下方に落下し、周方向の冷却の均一性がより向上する。
このようにして、鋼管1を所定の位置で、管軸に平行な方向および垂直な方向への移動を停止し、管軸を中心にして回転させながら急冷することが可能となる。その結果、鋼管1を全長同時に冷却することが可能となる。また、過剰な長さのヘッダや搬送手段を設置する必要がなくなり、簡便な手段で、鋼管1の長手方向および円周方向に均一な急冷を行なうことができる。なお、本発明において、「鋼管を所定の位置で、管軸に平行な方向および垂直な方向への移動を停止し」とは、鋼管を急冷するときに、鋼管を管軸方向や垂直な方向に積極的に動かすことはしない、ということを意味する。管軸を中心として鋼管を回転することにより発生する鋼管の振動や、この振動に起因して発生しうる、管軸方向や垂直な方向への鋼管の不可避的で意図せぬ移動は、「鋼管を所定の位置で、管軸に平行な方向および垂直な方向への移動を停止し」という状態に含まれるものである。
鋼管1の回転速度が小さ過ぎると、鋼管の周方向の温度むらを解消するのが困難になるおそれがある。一方、回転速度が大き過ぎると、鋼管1が焼入れ装置から飛び出すおそれがある。したがって、鋼管1の回転速度は5回/分以上かつ300回/分以下が好ましい。鋼管の周方向の温度むらを抑制する観点からは、回転速度は10回/分以上であることがより好ましく、30回/分以上であることが更に好ましく、50回/分以上であることがいっそう好ましい。鋼管が管軸を中心として回転する際の過度の振動を抑制し、鋼管が焼入れ装置から飛び出す可能性をさらに小さくする観点から、回転数は300回/分未満であることがより好ましく、250回/分以下であることがさらに好ましく、200回/分以下であることがいっそう好ましい。
図2は、本発明に係る鋼管の焼入れ装置についてスプレーノズルの配置例を模式的に示す図であり、(a)は管軸に垂直な断面図、(b)は管軸に平行な側面図である。この例は、鋼管1の管軸に垂直な断面として見た場合に6個のスプレーノズル3を60°の等間隔で、鋼管1の外側に配置する例である(図2(a)参照)。そして、それらのスプレーノズル3は、2列の螺旋状に配列されている(図2(b)参照)。したがってスプレーノズル3の総数は、24個以上である。図2では、2列の螺旋は互いに重なり合わない位置関係となっている。よって、ヘッダ4において隣接するスプレーノズル3は、交互に異なる螺旋を構成している。螺旋状の配列を2列以上とすることで、円周方向の温度ムラをより低減できる。
図2に示すようにスプレーノズル3を配列した焼入れ装置においても、既に図1を参照して説明した通り、円錐状に冷却水2を噴射するスプレーノズル3を使用し、その噴射口の中心軸が、鋼管1の管軸に対して垂直に交差するように配置することが好ましい。それらのスプレーノズル3に冷却水2を供給するためのヘッダ4は、管軸に平行に配設することが好ましい。さらに、鋼管の管軸に垂直な面内で、スプレーノズルが管軸に対して互いに反対側の位置に配置されていること、言い換えれば、スプレーノズルが管軸を挟んで対向して対をなすことが、周方向の冷却均一性を向上させて鋼管の長手方向の反りを低減させる観点から好ましい。さらに鋼管1を回転させながら急冷するにあたり、前述の図1場合と同様、鋼管1の回転速度は5回/分以上かつ300回/分以下が好ましい。即ち、図1を用いて説明した上述の実施形態を図2の場合でも採用可能である。なお、図2では、鋼管1の管軸に垂直な面内で、管軸に対して互いに反対側に配置されている(すなわち、管軸を中心にして互いに180°離れている)スプレーノズル3から冷却水を鋼管1の外面に噴射することが可能である。
図3は、図2に示す鋼管の焼入れ装置に回転ロールを配設して、鋼管を回転させる例を模式的に示す図であり、(a)は断面図、(b)は側面図ある。この例は、鋼管1の管軸に垂直な断面内に1対(すなわち2個)の回転ロール5を配設して、その回転ロール5上に鋼管1を載置することによって、鋼管1を回転させる例である(図3(a)参照)。その回転ロール5が1対のみでは鋼管1を載置することが困難であるから、鋼管1の管軸に平行な方向に2対以上の回転ロール5を等ピッチで配設する(図3(b)参照)。
その回転ロール5のピッチをPRL(mm)とし、ヘッダ4に配設されるスプレーノズル3のピッチをPSN(mm)として、下記(1)式を満足するように回転ロール5を配設することが好ましい。(1)式中のNは、任意の整数である。Nは、冷却水2の管軸方向の長さや回転ロール5が鋼管を回転させる回転能力に応じて、適宜選択することができる。Nが大きすぎると回転ロール5一個あたりに要求される回転能力が過大となり、設備コストが増加するため、Nは5以下とすることが好ましい。また、回転ロール5が多いほど、鋼管の回転が安定するので、Nの下限は1である。
RL=N×PSN ・・・(1)
回転ロール5のピッチPRLとスプレーノズル3のピッチをPSNが(1)式を満足することによって、図3(b)に示すように、冷却水2の噴射領域が重複する位置に回転ロール5が配設可能となる。図3(b)で示す配設は、スプレーノズル3のピッチPSNの中央にロール5が位置している。その結果、冷却水2が回転ロール5と干渉することなく円滑に流れるので、温度ムラを防止する効果が一層向上する。
図1に示す鋼管の焼入れ装置に回転ロールを配設する場合(図示せず)も、回転ロール5のピッチPRLとスプレーノズル3のピッチPSNが(1)式を満足するように配設することが好ましい。
本発明では、鋼管の管軸に垂直な断面において、スプレーノズルが2〜32個等間隔に配置されることが好ましく、4〜16個等間隔に配置されることがより好ましい。
本発明において、スプレーノズルの数は冷却する鋼管の長さにあわせて適宜選択すればよい。例えば、鋼管の長さが4〜8mの場合、スプレーノズルは8〜1280個とすることが好ましい。
本発明の鋼管の焼入れ方法を用いて鋼管を製造することにより、焼入れ時に鋼管が従来よりも均一に冷却されるので、鋼管の材質均一性も向上して好ましい。
本発明の鋼管の製造方法は、上述した鋼管の焼入れ工程に技術的特徴がある。そのため、他の工程は製造する鋼管の条件や特性等を考慮の上、適宜選択可能である。
例えば、継目無鋼管を製造する場合、穿孔圧延工程、延伸圧延工程、熱処理工程等により継目無鋼管を製造できる。
また、例えば、電縫鋼管を製造する場合、巻き戻し工程、成形工程、溶接工程、熱処理工程等により電縫鋼管を製造できる。
また、本発明の鋼管の焼入れ装置を備えた鋼管の製造設備を用いて鋼管を製造することにより、焼入れ時に鋼管が従来よりも均一に冷却されるので、鋼管の材質均一性も向上して好ましい。本発明の鋼管の製造設備は、上述した鋼管の製造装置に技術的特徴がある。そのため、他の装置は製造する鋼管の条件や特性等を考慮の上、適宜選択可能である。
例えば、継目無鋼管を製造する場合、図9に示すように鋼管の製造装置は本発明の焼入れ装置の他に、加熱炉、穿孔圧延機、延伸圧延機、定径圧延機等を備える。
また、例えば、電縫鋼管を製造する場合、図10に示すように鋼管の製造装置は本発明の焼入れ装置の他に、アンコイラー、成形機、溶接機、加熱炉等を備える。
以下、本発明の実施例を説明する。本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されない。
加熱炉で加熱したビレットをピアサーの実験機で穿孔圧延して継目無鋼管(外径210mm、内径130mm、管厚40mm、管長8m)とし、引き続き、冷却水を噴射して急冷(冷却開始温度1150℃、冷却停止温度850℃)することによって、直接焼入れのシミュレーション実験を行なった。
以下に、その手順について説明する。なお冷却水の水量密度は、いずれも1m/(m・分)とし、その他の設定条件は表1に示す通りとした。
Figure 0006098773
発明例1は、鋼管の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズルを90°間隔で、かつ1列の螺旋状に配置して、鋼管を回転させながら外面に冷却水を噴射して急冷した例である。鋼管の回転数は10回/分とし、かつ回転ロールのピッチPRLとスプレーノズルのピッチPSN(=300mm)が(1)式を満足しない(すなわち回転ロールと冷却水が干渉する)ようにし、スプレーノズルを合計112個配設した。そして、急冷を停止した後、赤外線放射温度計を用いて継目無鋼管の温度を測定(円周方向8ケ所、長手方向4ケ所)した。その最大値と最小値との差を、温度偏差として表1に併せて示す。表1に示す通り、発明例1の温度偏差は長手方向18℃、円周方向17℃であり、温度ムラは均一な特性を得るための許容範囲内(長手方向の温度偏差は40℃以下が合格、円周方向の温度偏差は20℃以下が合格)に抑えられた。
発明例2は、鋼管の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズルを60°間隔で、かつ1列の螺旋状に配置して、鋼管を回転させながら外面に冷却水を噴射して急冷した例である。鋼管の回転数は10回/分とし、かつ回転ロールのピッチPRLとスプレーノズルのピッチPSN(=300mm)が(1)式を満足しないようにし、スプレーノズルを合計168個配設した。その結果、急冷した後の温度偏差は長手方向14℃、円周方向17℃となった。発明例2は、スプレーノズルを増やしたので、発明例1よりも長手方向の温度ムラが減少した。
発明例3は、鋼管の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズルを45°間隔で、かつ1列の螺旋状に配置して、鋼管を回転させながら外面に冷却水を噴射して急冷した例である。鋼管の回転数は10回/分とし、かつ回転ロールのピッチPRLとスプレーノズルのピッチPSN(=300mm)が(1)式を満足しないようにし、スプレーノズルを合計224個配設した。その結果、急冷した後の温度偏差は長手方向12℃、円周方向17℃となった。発明例3は、スプレーノズルをさらに増やして緻密に配置したので、発明例2よりも長手方向の温度ムラが減少した。
発明例4は、鋼管の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズルを90°間隔で、かつ1列の螺旋状に配置して、鋼管を回転させながら外面に冷却水を噴射して急冷した例である。鋼管の回転数は30回/分とし、かつ回転ロールのピッチPRLとスプレーノズルのピッチPSN(=300mm)が(1)式を満足しないようにし、スプレーノズルを合計112個配設した。その結果、急冷した後の温度偏差は長手方向14℃、円周方向13℃となった。発明例4は、鋼管の回転数を増加したので、発明例1よりも長手方向と円周方向の温度ムラが減少した。
発明例5は、鋼管の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズルを90°間隔で、かつ2列の螺旋状とした。各螺旋のお互いのスプレーノズルが、管軸に垂直な面内で、鋼管の管軸に対して対向するように配置し、長手方向でこれを繰り返している。発明例5は、このような条件において鋼管を回転させながら外面に冷却水を噴射して急冷した例である。言い換えれば、鋼管の管軸方向に垂直で、かつ、スプレーノズルを含む面内で、スプレーノズルが管軸に対して反対側の位置に配置された例である。鋼管の回転数は30回/分とし、かつ回転ロールのピッチPRLとスプレーノズルのピッチPSN(=300mm)が(1)式を満足しないようにし、スプレーノズルを合計112個配設した。その結果、急冷した後の温度偏差は長手方向14℃、円周方向10℃となった。発明例5は、2列の螺旋についてスプレーノズルの配置をより適切にし、かつ鋼管の回転数を増加したため、発明例1よりも冷却後の反りが減少した。
発明例6は、鋼管の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズルを90°間隔で、かつ2列の螺旋状に配置して、各螺旋のお互いのスプレーノズルが、管軸に垂直な面内で、鋼管の管軸に対して対向するように配置し、長手方向でこれを繰り返している例である。鋼管の回転数は30回/分とし、かつ鋼管を回転させるための回転ロールのピッチPRL(=900mm)とスプレーノズルのピッチPSN(=300mm)が(1)式を満足する(すなわち回転ロールと冷却水が干渉しない)ようにし、スプレーノズルを合計112個配設した。その結果、急冷した後の温度偏差は長手方向10℃、円周方向11℃となった。発明例6は、回転ロールと冷却水が干渉しないので、発明例5よりも長手方向の温度ムラが減少した。
発明例7は、鋼管の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズルを60°間隔で、かつ3列の螺旋状に配置して、鋼管を回転させながら外面に冷却水を噴射して急冷した例である。鋼管の回転数は60回/分とし、かつ回転ロールのピッチPRL(=1200mm)とスプレーノズルのピッチPSN(=300mm)が(1)式を満足するようにし、スプレーノズルを合計168個配設した。その結果、急冷した後の温度偏差は長手方向8℃、円周方向7℃となった。発明例7は、スプレーノズルを増やして緻密に配置し、かつ鋼管の回転数を増加したので、発明例6よりも長手方向と円周方向の温度ムラが減少した。
発明例8は、鋼管の管軸に垂直な断面として見た場合にスプレーノズルを45°間隔で、かつ4列の螺旋状に配置して、鋼管を回転させながら外面に冷却水を噴射して急冷した例である。鋼管の回転数は200回/分とし、かつ回転ロールのピッチPRL(=1200mm)とスプレーノズルのピッチPSN(=300mm)が(1)式を満足するようにし、スプレーノズルを合計224個配設した。その結果、急冷した後の温度偏差は長手方向5℃、円周方向3℃となった。発明例8は、スプレーノズルをさらに増やして緻密に配置し、かつ鋼管の回転数をさらに増加したので、発明例7よりも長手方向と円周方向の温度ムラが減少した。
比較例1は、鋼管の内部に冷却水を流し込んで、内面を急冷した例(図4、5参照)である。この例では鋼管を回転させたにも関わらず、内面上部に冷却水が接触せず、かつ冷却水が流入する側の管端部内面に冷却水が接触しないので、急冷した後の温度偏差は長手方向150℃、円周方向25℃となり、発明例1〜8よりも温度ムラが大幅に増大した。
比較例2は、鋼管の管軸に垂直な断面の同一円周上にスプレーノズルを45°間隔で配置し、これを鋼管長さ方向に並べ、合計224個のスプレーノズルを配置した例(図6参照)である。この例では、リング状の高温部と低温部が交互に発生するので、急冷した後の温度偏差は長手方向48℃、円周方向22℃となり、発明例1〜8よりも温度ムラが増大した。
1 鋼管
2 冷却水
3 スプレーノズル
4 ヘッダ
5 回転ロール

Claims (11)

  1. 加熱された鋼管の管軸に平行な方向および垂直な方向への鋼管の移動を停止し、前記管軸を中心として前記鋼管を回転させながら、前記鋼管の外側に螺旋状に等間隔で配列した4個以上のスプレーノズルから冷却水を前記鋼管の外面に噴射する鋼管の焼入れ方法。
  2. 前記スプレーノズルの螺旋状の配列を2列以上とする請求項1に記載の鋼管の焼入れ方法。
  3. 鋼管の管軸に垂直な面内で、管軸に対して互いに反対側に位置させたスプレーノズルから冷却水を前記鋼管の外面に噴射する請求項2に記載の鋼管の焼入れ方法。
  4. 前記鋼管が、回転速度5回/分以上かつ300回/分以下で回転する請求項1から3のいずれかに記載の鋼管の焼入れ方法。
  5. 加熱された鋼管の管軸を中心として前記鋼管を回転させる2個以上の回転ロールと、該回転ロールによって回転する前記鋼管の外側に螺旋状に等間隔で配列されて冷却水を噴射する6個以上のスプレーノズルと、該スプレーノズルに前記冷却水を供給する2個以上のヘッダと、を有する鋼管の焼入れ装置。
  6. 前記ヘッダが前記管軸に平行に配設され、かつ前記ヘッダに前記スプレーノズルが等ピッチPSN(mm)で取付けられる請求項5に記載の鋼管の焼入れ装置。
  7. 前記回転ロールが前記鋼管の前記管軸に平行な方向に等ピッチPRL(mm)で前記スプレーノズルの間に配設され、かつ該PRL値が任意の整数Nに対してPRL=N×PSNを満足する請求項6に記載の鋼管の焼入れ装置。
  8. 前記スプレーノズルの螺旋状の配列を2列以上とする請求項5から7のいずれかに記載の鋼管の焼入れ装置。
  9. 鋼管の管軸に垂直な面内で、前記スプレーノズルを前記管軸に対して互いに反対側に位置させた請求項8に記載の鋼管の焼入れ装置。
  10. 請求項1から4のいずれかに記載の鋼管の焼入れ方法により鋼管を焼入れる工程を含む、鋼管の製造方法。
  11. 請求項5から9のいずれかに記載の焼入れ装置を備えた鋼管の製造設備。
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