JP6097501B2 - マフ - Google Patents

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Description

本発明は、チャイルドシートに取り付けるマフに関する。
従来から、チャイルドシートに乗せた子供を雨風や寒さなどから守るために、チャイルドシートに座っている子供の体を覆うように被せる防寒具としてマフが、一般的に用いられている。
こうしたマフには、例えば、子供の手元から首元までをしっかりと防寒するために、ファー襟部分に配設された面ファスナを用いて子供の首の後ろで接続することにより、子供の体全体をすっぽりと覆うようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3165613号公報
しかしながら、上記の特許文献1は、子供の乗せ降ろしを行うときに、マフ全体を取り外すのではなく、マフのファー襟部分のみを取り外す構成としているため、子供を覆っている部分が十分に開口せず、子供の乗せ降ろしを行うときに、子供の脚が引っ掛ってしまう。すなわち、上記特許文献1に記載されているようなマフでは、十分に子供を引き上げて脚が引っ掛からないようにする必要があり、不便さが問題となる。
本発明は、上記の問題を解決すべく、マフを取り外すことなく、子供の乗せ降ろしを容易に行えるようにすることを目的とする。
本発明のマフは、子供を座らせる台座と、当該台座に座った子供の背もたれとが角度を付けて一体的に形成されるシート部分と、シートベルトとを備える自転車用チャイルドシートに対して着脱自在に固定されるマフであって、前記シート部分に敷かれる背面シートと、前記台座に座った子供の正面を覆う正面シートとを備え、前記背面シートは、前記シートベルトを挿通するベルト挿通部と、前記背もたれの高さに合わせて輪郭長を調整可能な輪郭部と、前記輪郭部から外に張り出すように形成される扇状部とを有し、前記正面シートは、前記台座に座った子供の首の高さに前記正面シートの上辺が位置するように調整された位置で前記正面シートを固定するための部材であって、前記背もたれの背面側で固定する固定部材と、前記正面シートの上辺に取り外し可能に接続された首覆い部と、前記正面シートの締め付け具合を調整可能な締付調整部材と、前記台座に座った子供の首の高さに前記正面シートの上辺が位置するように前記固定部材により前記正面シートが固定された際に、前記正面シートの上辺から前記台座位置を超えて前記正面シートが開口する線ファスナとを有し、前記背面シートおよび前記正面シートはそれぞれ、内部に中綿またはダウンフェザーが詰められており、前記首覆い部と前記扇状部には、前記首覆い部と前記扇状部とを接続するための接続部材であって、前記首覆い部と前記扇状部とが接続された際に前記扇状部が前記台座に座った子供の背面側から巻き立つことで前記台座に座った子供の後頭部から耳回りまでを覆うように接続部材が配設されることを特徴とする。
上記の構成としたことで、マフを取り外すことなく、子供の乗せ降ろしを容易に行えるようにすることができるようになる。
本発明によれば、マフを取り外すことなく、子供の乗せ降ろしを容易に行えるようにすることができる。
本発明の一実施の形態を示すマフ100の構成例を説明するための簡略図である。 背面シートの正面側の構成例を示す簡略図である。 背面シートの背面側の構成例を示す簡略図である。 正面シートの正面側の構成例を示す簡略図である。 正面シートの背面側の構成例を示す簡略図である。 背面シートの取付け方法を説明するための説明図である。 正面シートの取付け方法を説明するための説明図である。 本発明の一実施の形態を示すマフ100を取り付けたチャイルドシートの背面側の構成例を示す簡略図である。
以下、本発明の一実施の形態の例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示すマフ100の構成例を説明するための簡略図である。図1に示すように、マフ100は、背面シート10と、正面シート20とを含む。
背面シート10は、自転車用チャイルドシートのシート部分に敷き、チャイルドシートに乗せる子供の背面全体を包むシートである。また、背面シート10(特に、シート輪郭部11および扇状部12)は、着用している子供に対してふかふかした心地よさを与え、かつ、十分な防寒性能を実現するために、キルティング加工を施し、内部に中綿ないし、ダウンフェザーを詰めて構成されている。さらに、背面シートは、チャイルドシートに相対する面にすべり止めを有する。
図2および図3は、背面シート10の構成例を説明するための簡略図であり、図2が背面シート10の正面側の構成例を示す簡略図であり、図3が背面シート10の背面側の構成例を示す簡略図である。
図2および図3に示すように、背面シート10は、シート輪郭部11と、扇状部12と、ギャザー部13と、輪郭調整部材14と、背面シート側シート間接続部15と、ベルト挿通部16とを有する。
シート輪郭部11は、チャイルドシートのシートの輪郭に合わせて形成されている部分である。ここでいう「輪郭」とは、チャイルドシートの背もたれ部分から、台座部分までが形成する輪郭部分のことをいう。通常、チャイルドシートは、背もたれ部分と台座部分とで形成される輪郭部分は、直線状に形成されておらず、「くの字」状に折れ曲がっている。したがって、シート輪郭部11は、上段部分と下段部分との間に折れ目を加えた2段構造になっており、くの字状に折れ曲がるように構成されている。なお、具体的には、図3にて示すように、背もたれ部の輪郭である逆U字形状と、台座部の輪郭であるU字形状との間に折れ目を加えた、カプセル形状をしている。
扇状部12は、シート輪郭部11の背もたれ部分に対応する位置の外周において、外側に向けて扇状に広がるように形成されている部分である。背面シート10をチャイルドシートに敷いたときに、扇状部12がシート輪郭部11から外に張り出すことにより、背面シート10は、襟が立ったような状態となる。
ギャザー部13は、背面シート10の背面に現れるシート輪郭部11の外側に形成されるとともに、逆U字形状となるようにギャザー加工が施された部分である。後述する輪郭調整部材14により、締付調整が行われて、すぼむように構成されている。
輪郭調整部材14は、シート輪郭部11の輪郭長を自在に変更可能な部材であり、シート輪郭部11の最上部近傍に配設されている紐である。具体的には、輪郭調整部材14は、背面シート10の内部から外部に突出する紐と、所望の長さを維持することができるストッパーとを含んで構成されている。また、特に図示はしていないが、輪郭調整部材14を収納するための収納穴を有するように構成されていると好ましい。
背面シート側シート間接続部材15は、背面シート10の子供と相対する側に配設された面ファスナであり、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の耳位置近傍に配設される。そして、正面シート20に配設された正面シート側第二接続部材25bと接続することにより、背面シート10と正面シート20とを接続する。すなわち、背面シート10の扇状部12のうち正面シート20では覆いきれずにはみ出ている部分と、正面シート20とが接続されることとなり、チャイルドシートに乗った子供の耳まですっぽりと覆うことができるようになる。なお、本例では、背面シート側シート間接続部材15として面ファスナを配設しているが、面ファスナに限られず、たとえば、点ファスナやフック式の係合部材などを配設することもできる。
ベルト挿通部16は、図2および図3に示すように、チャイルドシートに備えられているシートベルトを挿通させるために形成された孔である。また、本例では、背面シート10は、計5つのベルト挿通部16を含むように構成されている。具体的には、背面シート10は、2つの上段ベルト孔16aと、2つの中段ベルト孔16bと、1つの下段ベルト孔16cを含むように構成されている。
上段ベルト孔16aは、子供をチャイルドシートに乗せたときの、子供の肩上位置から伸びるシートベルトを背面シート10に挿通させるために形成されたベルト孔である。
中段ベルト孔16bは、子供をチャイルドシートに乗せたときの、子供の腰横位置から伸びるシートベルトを背面シート10に挿通させるために形成されたベルト孔である。
下段ベルト孔16cは、子供をチャイルドシートに乗せたときの、子供の股下位置から伸びるシートベルトを背面シート10に挿通させるために形成されたベルト孔である。
また、ベルト挿通部16は、十文字の切り口となるように形成されている。したがって、シートベルトを構成するバックルやタングなどの比較的大きな部材を容易に挿通させることができる。
次に、本例の正面シート20は、自転車用チャイルドシートに乗せた子供の正面を覆い、チャイルドシートの背もたれの背面側で固定されるシートである。正面シート20(特に、正面被覆部21および首覆い部29)は、着用している子供に対してふかふかした心地よさを与え、かつ、十分な防寒性能を実現するために、キルティング加工を施し、内部に中綿ないし、ダウンフェザーを詰めて構成されている。また、正面シート20の表地は、外部からの汚れの付着や、雨の侵入を防ぐため、撥水加工が施されたビニルを素材とする。一方で、正面シート20の裏地は、チャイルドシートに座る子供に直接触れるため、肌触りを重視した素材を用いることが好ましい。
図4および図5は、正面シート20の構成例を説明するための簡略図である。特に、図4は、正面シート20の正面側の構成例を説明するための簡略図であり、図5は、正面シート20の背面側の構成例を説明するための簡略図である。
図4および図5に示すように、正面シート20は、正面被覆部21と、外周被覆部22と、外縁線ファスナ23と、中心ライン線ファスナ24と、正面シート側シート間接続部25と、手すり固定部材26と、締付調整部材27と、固定ベルト28と、首覆い部29とを含む。
正面被覆部21は、図1に示すように、正面シート20のうち、チャイルドシートに乗せた子供の正面全体に覆い被せられる部分である。正面被覆部21は、中心ライン線ファスナ24を間に挟んで二分されている。二分されているいずれか一方の正面被覆部21を上前にし、中心ライン線ファスナ24と覆うように、比翼仕立てで形成されている。
外周被覆部22は、正面シート20のうち、正面被覆部21の外周に設けられている部分であり、チャイルドシートの背もたれの背面側に回す部分である。背面側に回された外周被覆部22は、固定ベルト28で固定される。なお、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の足元にあたる外周被覆部22の裏地部分は、子供の靴と直接触れる部分となっており、汚れやすい。したがって、表地に用いられている素材と同様の素材を用いる。
外縁線ファスナ23は、略U字形状または略L字形状であり、前記正面被覆部21に外縁の全部または一部に配設されている部材である。図4に示すように、外縁線ファスナ23は、一端の配設位置を、正面シート20の上辺上、かつ、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の肩位置とする。そして、略U字形状または略L字形状の最下部の配設位置を、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供のひざ下位置近傍より下とする。
すなわち、図4に示すように、外縁線ファスナ23を略U字形状としたときは、外縁線ファスナ23は、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の両肩位置を端点とし、最下部を子供の膝下位置よりも下側に位置するように形成されることとなる。なお、略U字形状であるときは、端点は、一方を始点とし、他方を終点とする構成、または両方を始点とする構成、いずれの構成でもよい。
一方で、外縁線ファスナ23を略L字形状としたときは、外縁線ファスナ23は、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の一方の肩位置を端点とし、最下部を子供の膝下位置よりも下側に位置するように形成されることとなる。なお、略L字形状であるときは、端点は、外縁線ファスナ23を開ける始点となる。
中心ライン線ファスナ24は、正面被覆部21の略中心位置を縦断するように配設された線ファスナである。中心ライン線ファスナ24は、2本配設されており、それぞれの中心ライン線ファスナ24は、少し離して略平行に配設されている。
正面シート側第一接続部材25aは、正面シート20の表地に配設された面ファスナであり、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の肩口近傍に配設される。正面シート側第一接続部材25aは、首覆い部29に配設される正面シート側第二接続部材25bに対して着脱自在に接続可能な部材である。正面シート側第一接続部材25aと正面シート側第二接続部材25bとを接続することにより、チャイルドシートに乗せた子供の首回りが開いた状態を容易に作り出すことができるようになり、温度変化に対して柔軟に対応できることとなる。なお、本例では、正面シート側第一接続部材25aとして面ファスナを配設しているが、面ファスナに限られず、たとえば、点ファスナやフック式の係合部材などを配設することもできる。
また、正面シート側第二接続部材25bは、正面シート20の表地に配設された面ファスナであり、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の首の部分を覆う首覆い部29に配設される。そして、正面シート側第二接続部材25bは、背面シート10の扇状部12に配設された背面シート側シート間接続部材15と接続することにより、背面シート10と正面シート20とを接続する。すなわち、背面シート10の扇状部12のうち正面シート20では覆いきれずにはみ出ている部分と、正面シート20とが接続されることとなり、チャイルドシートに乗った子供の耳まですっぽりと覆うことができるようになる。なお、本例では、正面シート側第二接続部材25bとして面ファスナを配設しているが、面ファスナに限られず、たとえば、点ファスナやフック式の係合部材などを配設することもできる。
手すり固定部材26は、正面シート20の裏面(すなわち、子供に相対する面)に配設された紐であり、チャイルドシートの手すりと正面シート20とを固定する紐である。チャイルドシートの手すりを挿通させる必要があるので、手すり固定部材26は、リング状に形成されている。
締付調整部材27は、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の首の高さに配設されている締め付け調整可能な紐である。具体的には、締付調整部材27は、正面シート20の内部から外部に突出する紐と、所望の長さを維持することができるストッパーとを含んで構成されている。また、特に図示はしていないが、締付調整部材27を収納するための収納穴を有するように構成されていると好ましい。
固定ベルト28は、正面シート20をチャイルドシートの背面側で固定するために配設されているベルトである。
首覆い部29は、正面被覆部21の上辺に取り付けられており、チャイルドシートに乗せる子供の首を覆う部分である。首覆い部29の下辺は、正面被覆部21の上辺と線ファスナにより接続されており、首覆い部29は着脱自在に構成されている。
次に、本例のマフ100の自転車用チャイルドシートへの取り付け方法について図面を用いて説明する。
図6から図8は、本例の自転車用チャイルドシートへの取り付け方法説明するための簡略図である。特に、図6は、背面シートの取付け方法を説明するための説明図であり、図7は、正面シートの取付け方法を説明するための説明図である。また、図8は、本発明の一実施の形態を示すマフ100を取り付けたチャイルドシートの背面側の構成例を示す簡略図である
図6に示すように、まず、ユーザは、背面シート10のシート輪郭部11を、チャイルドシートの背もたれ部分と台座部分とに合わせて、背面シート10をチャイルドシートに敷く。このときに、ユーザは、シートベルトを備え付けているチャイルドシートであったときには、背面シート10を敷く前に、ベルト挿通穴部にベルトを挿通させておく。
背面シート10をチャイルドシートに敷いた後に、背面シート10に配設された輪郭調整部材14を用いて、背面シート10のシート輪郭部11と、チャイルドシートの背もたれ部分との高さが等しくなるように調整する。
背面シート10の位置決めを終えると、ユーザは、背面シート10が敷かれているチャイルドシートに対して、正面被覆部21が子供を乗せたときの子供の正面略全体を覆うように、正面シート20を覆い被せる。また、正面シート20の上辺が、子供が座ったときの首の高さにくるように調整する。
このとき、正面シート20を覆い被せる前に、手すりを備えるチャイルドシートである場合には、手すり固定部材を用いてチャイルドシートの手すりと正面シート20とを固定する。
チャイルドシートの手すりを正面シート20に固定すると、チャイルドシートの背面側で固定ベルト28を用いて正面シート20を固定する。
そして、締付調整部材27を用いて、締め付け具合を調整する。このようにして、チャイルドシートに対して、マフ100を取り付ける。このように本例のマフ100を取り付けたときに背面側から見ると、図8に示すように、背面シートの扇状部が上部にシートの背もたれ部分の上部からはみ出るように顔をだすとともに、全体をU字状に覆う外周被覆部は、固定ベルトにより固定される状態となる。
以上、本例のマフ100のチャイルドシートに対する取り付け方法の説明を行った。次に、チャイルドシートに取り付けた本例のマフ100の使用方法について説明する。
まず、本例のマフ100を取り付けたチャイルドシートに子供の乗せる方法について説明する。
ユーザは、正面被覆部21の外縁に配設されているU字形状の外縁線ファスナ23を、2辺が開くように開ける。すなわち、ユーザは、チャイルドシートに子供を乗せたときの一方の肩位置から、対角に位置するひざ下近傍よりも下の位置まで正面シート20を開ける。
このように略L字形状に外縁線ファスナ23を開けると、チャイルドシートに乗せる子供の両足幅分正面シート20を開口することができる。すなわち、子供の座る台座部分よりも下側において、正面シート20は、子供の両足幅以上に開口する。したがって、マフ100を取り付けたチャイルドシートに子供を乗せるときに、子供の脚が引っ掛ることがなくなり、スムーズな乗せ降ろしが可能となる。
十分に正面被覆部21が開口したマフ100に対して、子供を座らせる。座らせた子供に対して、背面シート10に挿通させたシートベルトを取り付けて、子供を、チャイルドシートに固定する。
マフ100を取り付けたチャイルドシートに子供を乗せて、シートベルトにより固定すると、ユーザは、正面シート20に配設された外縁線ファスナ23を開けたルートを戻すように閉める。これにより、図1に示すように、チャイルドシートに乗せた子供の顔部分がマフ100の隙間から見えるようになる。すなわち、チャイルドシートに乗せた子供から雨や寒さを防ぐことができるようになる。
さらに、背面シート側シート間接続部材15と正面シート側第二接続部材25bとを、それぞれの面ファスナを留め合うことにより接続する。これにより、扇状部12が巻き立ち、子供の耳部分および首部分までをすっぽりと覆う状態にすることができる。したがって、さらに防寒、防風及び防雨効果を向上させることができる。
なお、天候や時間帯によっては、気温が高い日もある。このように気温が高い日には、背面シート側シート間接続部材15と正面シート側第二接続部材25bとの接続を取り外し、外気に触れる部分を多くして対応すればよい。さらに、首覆い部29を取り外す、または正面シート側第一接続部材25aと正面シート側第二接続部材25bとを接続することによって、首回りの正面側をオープンな状態にすればよい。このように構成されているので、本例のマフ100は、温度変化に対して柔軟に対応することができる。
次に、子供を降ろす方法について説明する。
本例のマフ100を取り付けたチャイルドシートから子供を降ろすときは、まず、接続している背面シート側シート間接続部材15と正面シート側第二接続部材25bとの面ファスナ同士をはがす。そして、U字形状の外縁線ファスナ23少なくともL字に開口するまで、開く。少なくともL字に開口するまで、外縁線ファスナ23を開くことにより、乗せる方法で説明したときと同様に、子供の座る台座部分よりも下側において、正面シート20は、子供の両足幅以上に開口する。したがって、脚が引っ掛かることなく子供を降ろすことができる。
本例では、上記のようにして、マフ100を用いる。
以上に説明したように、上述した実施の形態では、マフが、チャイルドシートの背もたれの横幅よりも幅広く形成された扇状部を有し、チャイルドシートに乗せた子供と座席との間に敷く背面シート(例えば、背面シート10)と、チャイルドシートに乗せた子供の正面を覆う正面被覆部を有し、チャイルドシートの背もたれの背面側で固定される正面シート(例えば、正面シート20)と、略U字形状または略L字形状であり、前記正面被覆部に外縁の全部または一部に配設される線ファスナ(例えば、外縁線ファスナ)と、を備え、前記線ファスナは、一端の配設位置を、前記正面シートの上辺上、かつ、子供の肩位置とし、前記略U字形または略L字形状の最下部の配設位置を、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供のひざ下近傍より下側とするように構成されている構成としているので、座席に座る子供の全身を覆い防寒、防風などに用いられるマフ(例えばマットマフ)において、子供の乗せ降ろし作業を容易に行うことができるようになる。
すなわち、外縁線ファスナを開けると、正面シートが、子供の座る台座部分よりも下側において子供の両足幅以上に開口するため、マフを取り付けたチャイルドシートに子供を乗せるときに、子供の脚が引っ掛ることがなくなり、スムーズな乗せ降ろしが可能となる。
また、上述した実施の形態では、シート輪郭部の背もたれ部分に対応する位置の外周において、外側に向けて扇状に広がるように形成されている扇状部を含んで構成されている。したがって、背面シートがチャイルドシートに敷かれると、扇状部が張り出して、襟が立ったような状態となり、チャイルドシートに子供を乗せたときに、後頭部から耳回りまでをすっぽりと覆うこととなるため、防寒、防風および防雨効果が向上する。
また、上述した実施の形態では、背面シートのシート輪郭部の輪郭を調整することができる輪郭調整部材を含んで構成されている。したがって、背面シートとチャイルドシートのシート面とのフィット感が良くなるだけでなく、扇状部に立体感と力強さとが生まれるため、快適な乗り心地を提供することができるようになる。
また、上述した実施の形態では、背面シートの背面側であり、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の耳位置近傍に配設された背面シート側シート間接続部材と、正面シートの正面側であり、チャイルドシートに子供を乗せたときの子供の肩位置近傍に配設された正面シート側接続部材(例えば、正面シート側第二接続部材)とを含むように構成されている。したがって、チャイルドシートに子供を乗せたときに、後頭部から耳回りまでをすっぽりと覆うこととなるため、防寒、防風および防雨効果が向上する。
また、上述した実施の形態では、十文字の切り口を有するベルト挿通部を含むように構成されている。したがって、シートベルトを構成するバックルやタングなどの比較的大きな部材を容易に挿通させることができる。
また、上述した実施の形態では、自転車用のチャイルドシートに対して取り付けられるマフとして構成されている。したがって、子供の乗せ降ろしを急ぐ必要がある場面においても、煩わしさなく容易に乗せ降ろしが可能となる。
なお、本例のマフは、前乗せタイプの自転車用チャイルドシートまたは後乗せタイプの自転車用チャイルドシートのいずれでも取り付けることができるように構成されている。したがって、多様なタイプのチャイルドシートに対応が可能である。
なお、本例では、自転車用のチャイルドシートにマフ100を取り付ける例を挙げて説明をしているが、自転車用に限らずあらゆるチャイルドシートに対応できる。例えば、自動車用のチャイルドシートに取り付けることもできる。
本発明は、チャイルドシートに取り付け容易なマフを提供するのに有用である。
10 背面シート
11 シート輪郭部
12 扇状部
13 ギャザー部
14 輪郭調整部材
15 背面シート側シート間接続部
16 ベルト挿通部
20 正面シート
21 正面被覆部
22 外周被覆部
23 外縁線ファスナ
24 中心ライン線ファスナ
25a 正面シート側第一接続部材
25b 正面シート側第二接続部材
26 手すり固定部材
27 締付調整部材
28 固定ベルト
29 首覆い部
100 マフ

Claims (1)

  1. 子供を座らせる台座と、当該台座に座った子供の背もたれとが角度を付けて一体的に形成されるシート部分と、シートベルトとを備える自転車用チャイルドシートに対して着脱自在に固定されるマフであって、
    前記シート部分に敷かれる背面シートと、
    前記台座に座った子供の正面を覆う正面シートとを備え、
    前記背面シートは、
    前記シートベルトを挿通するベルト挿通部と、
    前記背もたれの高さに合わせて輪郭長を調整可能な輪郭部と、
    前記輪郭部から外に張り出すように形成される扇状部とを有し、
    前記正面シートは、
    前記台座に座った子供の首の高さに前記正面シートの上辺が位置するように調整された位置で前記正面シートを固定するための部材であって、前記背もたれの背面側で固定する固定部材と、
    前記正面シートの上辺に取り外し可能に接続された首覆い部と、
    前記正面シートの締め付け具合を調整可能な締付調整部材と、
    前記台座に座った子供の首の高さに前記正面シートの上辺が位置するように前記固定部材により前記正面シートが固定された際に、前記正面シートの上辺から前記台座位置を超えて前記正面シートが開口する線ファスナとを有し、
    前記背面シートおよび前記正面シートはそれぞれ、内部に中綿またはダウンフェザーが詰められており、
    前記首覆い部と前記扇状部には、前記首覆い部と前記扇状部とを接続するための接続部材であって、前記首覆い部と前記扇状部とが接続された際に前記扇状部が前記台座に座った子供の背面側から巻き立つことで前記台座に座った子供の後頭部から耳回りまでを覆うように接続部材が配設される
    ことを特徴とするマフ。
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