JP6096888B2 - 流体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源に冷却流体を供給して駆動源を冷却する流体供給装置に関する。
この流体供給装置の一例として、自動車用のエンジン等に備えられたエンジン冷却装置が挙げられる。自動車用のエンジンを初めとする水冷式エンジンには、シリンダやシリンダヘッドを冷却するための媒体(冷媒)として水(冷却水)が使用されている。エンジン冷却装置は、冷却水をエンジンンのシリンダブロック内に形成されたウォータージャケット内に供給して強制循環させてエンジンの冷却を行うように構成されている。冷却水の供給はエンジンにより駆動される冷却水供給ポンプにより行われる構成であり、エンジンの回転速度に応じた量の冷却水がウォータージャケット内に供給されてエンジンが冷却される(例えば、特許文献1を参照)。なお、冷却水供給ポンプは、エンジン負荷が大きくなる過酷な運転条件においても、エンジンが過熱しないように冷却水を供給する能力(ポンプ容量)が求められる。すなわち、冷却水供給ポンプの容量は通常の運転条件で求められる容量ではなく、想定される過酷な運転条件でもラジエータと組み合わせて用いることによりエンジンが過熱することを防止できるだけの、大きなポンプ容量が求められる。
国際公開第2006/035552号
ところで、自動車用のエンジンにおいては、エンジン温度に見合った量の冷却水をウォータージャケットに供給して、冷却水供給ポンプの駆動のための無駄なエネルギー消費を抑えつつ効率の良い冷却を行いたいという要求がある。特にエンジンを駆動に適した温度範囲まで(なお、この温度範囲での最低温度を暖機完了温度と称する)上昇させる暖機運転に際しては、エンジンのウォータージャケットへの供給冷却水量を抑えて、無駄なエネルギー消費を抑えつつ暖機運転に要する時間をなるべく短くしたいという要求がある。しかし、上述のように、冷却水供給ポンプの容量は過酷な運転条件にも対応できるだけの大きな容量が設定されており、この大きな容量の冷却水供給ポンプがエンジンにより常時駆動され、エンジン回転速度に応じた量の冷却水を常時ウォータージャケットに供給する。このため、エンジン温度に応じて冷却水量を制御することが困難であり、特に暖機運転時においてもエンジン回転に応じた冷却水が供給されるため、暖気運転に時間を要したり冷却水供給ポンプを駆動させるエネルギーが無駄になったりするという課題があった。
なお、別途電動モータを設け、エンジンではなくこの電動モータにより冷却水供給ポンプを駆動させる構成にすれば、暖機運転時に供給冷却水量を抑える等の制御ができて効果的な暖機運転が可能となり、無駄なエネルギー消費も抑えられる。しかし、この構成では、上述のように設定されている大きな容量の冷却水供給ポンプを駆動できるだけの能力を有した大きな電動モータや電気容量の大きなバッテリが必要となる。このため、電動モータおよびバッテリが大型化し、配置スペースの問題が生じるという問題がある。
本発明は上記のような課題に鑑みてなされたものであり、装置の大型化を回避しつつ冷却流体の供給量を適切に制御でき、駆動源の冷却を効率よく行うことができるような構成の流体供給装置を提供することを目的とする。
本発明に係る流体供給装置は、回転駆動する駆動源に冷却流体を供給して前記駆動源を冷却する流体供給装置であって、前記駆動源により駆動されて前記駆動源に冷却流体を供給する第1の供給ポンプと、電動モータにより駆動されて前記駆動源に冷却流体を供給する第2の供給ポンプと、前記第1の供給ポンプにより前記駆動源へ冷却流体を供給させる供給状態と前記第1の供給ポンプによる前記駆動源への冷却流体の供給を規制する規制状態との切換を行う供給切換手段と、前記駆動源の温度を検出する温度検出手段と、前記駆動源の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記温度検出手段および前記回転速度検出手段により検出される検出結果に基づいて、前記電動モータおよび前記供給切換手段の作動を制御する作動制御手段とを備えて構成される。そして、前記作動制御手段は、前記温度検出手段により検出される前記駆動源の温度が第1の所定温度未満の場合には、前記供給切換手段を前記規制状態に切り換えて前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を規制するとともに、前記電動モータを駆動させる制御を行って前記第2の供給ポンプから前記駆動源へ冷却流体の供給を行わせる制御を行う。
上記流体供給装置において、好ましくは、前記作動制御手段は、前記温度検出手段により検出される前記駆動源の温度が第1の所定温度以上の場合においては、前記回転速度検出手段により検出される前記駆動源の回転速度が第1の所定回転速度未満のときに、前記供給切換手段を前記規制状態に切り換えて前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を規制するとともに、前記電動モータを駆動させる制御を行って前記第2の供給ポンプから前記駆動源へ冷却流体の供給を行わせ、前記回転速度検出手段により検出される前記駆動源の回転速度が前記第1の所定回転速度以上で第2の所定回転速度未満のときに、前記駆動源の回転速度が前記第1の所定回転速度から前記第2の所定回転速度まで増加するのに応じて前記供給切換手段を前記規制状態から前記供給状態に緩やかに切り換える制御を行い、前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を緩やかに増加させる制御を行い、前記回転速度検出手段により検出される前記駆動源の回転速度が前記第2の所定回転速度以上のときに、前記供給切換手段を前記供給状態に切り換えて前記第1の供給ポンプから前記駆動源へ冷却流体の供給を行わせる。
上記流体供給装置において、好ましくは、前記回転速度検出手段により検出される前記駆動源の回転速度が、前記第1の所定回転速度以上で第2の所定回転速度未満のときおよび前記第2の所定回転速度以上のときに、前記電動モータを駆動させる制御も併用して行って前記第2の供給ポンプから前記駆動源へ冷却流体の供給も行わせる。
上記流体供給装置において、好ましくは、前記作動制御手段は、前記電動モータを駆動させるときに、前記回転速度検出手段により検出される回転速度および前記温度検出手段により検出される温度の少なくともいずれかに応じて前記電動モータの回転速度を制御する。
上記流体供給装置において、好ましくは、前記供給切換手段が、前記第1の供給ポンプから吐出された冷却流体を前記駆動源に供給する流路内に設けられた切換バルブから構成され、前記切換バルブの切換作動により、前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を行わせる供給状態と前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を規制する規制状態との切換を行う。
上記流体供給装置において、好ましくは、前記供給切換手段が、前記駆動源から前記第1の供給ポンプに回転駆動力を伝達する動力伝達系に設けられた動力伝達制御装置から構成され、前記動力伝達制御装置の作動制御により、前記駆動源により前記第1の供給ポンプを駆動させて前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を行わせる供給状態と、前記駆動源による前記第1の供給ポンプの駆動を遮断して前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を規制する規制状態との切換を行う。
本発明によれば、駆動源の温度が第1の所定温度未満の場合には、前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を規制するとともに、前記電動モータを駆動させる制御を行って前記第2の供給ポンプから前記駆動源へ冷却流体の供給を行わせる制御を行うように構成されているので、駆動源の温度に応じて電動モータの駆動を行わせて冷却流体の供給を任意に制御することができる。このため、例えば、エンジンの暖気運転を行うように、駆動源が低温状態で暖気運転を行うときには、電動モータの駆動制御により冷却流体供給量を適切に制御し、効率の良い暖気運転を行うとともに、エンジンによるポンプ駆動エネルギーを最小に抑えることが可能となる。
第1実施形態に係るエンジン冷却装置の構成を示すブロック図である。 このエンジン冷却装置によりエンジンを冷却する制御のフローチャートを示す。 エンジン回転速度と第1および第2供給ポンプから吐出される冷却水量との関係を示すグラフである。 エンジン回転速度と第2供給ポンプから吐出される冷却水量との関係を示すグラフである。 エンジン回転速度と第1供給ポンプから吐出される冷却水量との関係を示すグラフである。 第2実施形態に係るエンジン冷却装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。まず第1の実施形態に係る流体供給装置として、自動車用のエンジンEGに設けられてこのエンジンEGを冷却するエンジン冷却装置1を例示して説明する。図1にはエンジン冷却装置1の構成をブロック図により示しており、まずこの図1を参照しながらエンジン冷却装置1の全体構成について説明する。このエンジン冷却装置1は、エンジンEGのシリンダブロック内に形成されたウォータージャケットWJに冷却水を強制循環させて、ラジエータRDと組み合わせてエンジンEGの適正な冷却を行い、過酷な運転条件下でも過熱(オーバーヒート)しないように冷却水の供給を制御する装置である。
エンジン冷却装置1は、ラジエータRDの出口とエンジンEGのウォータージャケットWJの入口とを繋ぐ第1供給流路L1と、第1供給流路L1から分岐(分岐点A1)してこれと並列に延びた後に第1供給流路L1に合流(合流点A2)する第2供給流路L2と、第1供給流路L1に設けられた第1流路切換バルブV1(後述する)から分岐し上流側に戻って第1供給流路L1に繋がる(合流点A3)循環流路L3と、エンジンEGのウォータージャケットWJの出口とラジエータRDの入口とを繋ぐ戻り流路L4とを備えて構成される。
エンジン冷却装置1はさらに、第1供給流路L1における分岐点A1と合流点A2との間に設けられてエンジンEGにより駆動される第1供給ポンプ11と、この第1供給ポンプ11の吐出側に設けられた第1流路切換バルブV1と、第2供給流路L2に設けられた第2供給ポンプ12と、第2供給ポンプ12を駆動する電動モータMと、エンジンEGの回転速度を検出する回転速度検出器14と、戻り流路L4内の冷却水の温度(すなわち、エンジンEGのウォータージャケットWJ内を流れる冷却水の温度)を検出する温度検出器15と、電動モータMおよび第1流路切換バルブV1の作動を制御するコントローラCNとを備える。
第1供給ポンプ11は遠心ポンプから構成され、エンジンEGのクランクシャフトの回転駆動力が伝達されて回転駆動される。これにより、エンジンEGの回転に比例した量の冷却水が第1供給ポンプ11によりラジエータRD側から第1流路切換バルブV1側に吐出される。第1流路切換バルブV1は、第1供給ポンプ11から吐出された冷却水をウォータージャケットWJ側に供給させる供給位置と、ウォータージャケットWJ側に供給させずに循環流路L3を介して第1供給ポンプ11の上流側(合流点A3)に戻す戻し位置とに切換作動可能に構成されている。このとき、供給位置と戻し位置との間で開度調整可能であり、開度制御によりウォータージャケットWJ側への冷却水供給量と循環流路L3への冷却水供給量との比率を制御できるようになっている。このため例えば、第1流路切換バルブV1をデューティ制御ソレノイドバルブから構成してデューティ比制御したり、比例制御バルブから構成して流量を比例制御したりするようになっている。第1供給流路L1における第1流路切換バルブV1の下流側で且つ合流点A2より上流側には、第1チェックバルブV2が配設されている。この第1チェックバルブV2により、第1流路切換バルブV1側からウォータージャケットWJ側への冷却水の流れは許容されるが、その反対の流れは規制される。
なお、第1供給ポンプ11を他の形式のポンプから構成しても良い。また、上述のように第1供給ポンプ11を遠心ポンプから構成する場合には、循環流路L3を無くして第1流路開閉バルブV1を第1供給流路L1の開閉制御を行うバルブから構成しても良い。遠心ポンプの場合には、第1流路切換バルブV1によりポンプの吐出側を閉止しても、ポンプインペラが空転するだけで、エンジンEGのポンプ駆動力は小さいからである。
第2供給ポンプ12も、遠心ポンプから構成され、電動モータMにより回転駆動される。第2供給ポンプ12からは電動モータMの回転に比例した量の冷却水が第2供給流路L2および第1供給流路L1を介してウォータージャケットWJに供給される。第1供給ポンプ11を他の形式のポンプから構成しても良い。第2供給流路L2における第2供給ポンプ12の下流側には、第2チェックバルブV3が配設されている。この第2チェックバルブV3により、第2供給ポンプ12側からウォータージャケットWJ側への冷却水の流れは許容されるが、その反対の流れは規制される。
コントローラCNは、回転速度検出器14および温度検出器15で検出された検出信号を受け、これらの検出信号に基づいて電動モータMおよび第1流路切換バルブV1の作動制御を行う(詳細は後述)。コントローラCNは、エンジンEGの冷却プログラム等を記憶するメモリを備える。メモリには、アイドリング時のエンジン回転速度R1よりも高く第1流路切換バルブV1の切換制御の基準となる第1基準回転速度Raおよび第2基準回転速度Rb(>Ra)や暖機完了温度Ta等、必要な制御情報が記憶されている(後で説明する図3参照)。
なお、戻り流路L4には、サーモスタットにより作動する第2流路切換バルブV4が設けられている。この第2流路切換バルブV4は、ウォータージャケットWJから戻される冷却水をラジエータRD側に流すラジエータ側供給位置と、バイパス流路L5を介して第1供給流路L1(合流点A4)に流すバイパス側供給位置とに切換作動可能に構成される。第2流路切換バルブV4は、エンジンEGの温度(冷却水温度)が維持されるべき所定温度未満の場合にはバイパス側供給位置に位置し、この所定温度を超えるとラジエータ側供給位置に切り換わり始める。
以上ここまで、第1実施形態に係るエンジン冷却装置1の全体構成について説明した。次に、このエンジン冷却装置1によりウォータージャケットWJに冷却水を強制循環させて、エンジンEGを冷却するときの冷却制御について、図2に示すフローチャートに沿って説明する。なお、図2に示す制御フローは、所定制御サイクル(例えば、10ms毎)に繰り返し行われる。
この制御では、まずステップS10において、コントローラCNは、回転速度検出器14から送られてくるエンジンEGの回転速度検出信号(エンジンEGの回転速度Rを示す信号)に基づいて、エンジンEGか駆動しているか停止しているかを判断する。エンジンEGが駆動していると判断した場合にはステップS20に進み、エンジンEGが停止していると判断した場合には今回のフローを終了する。
ステップS10からステップS20に進むと、温度検出器15から送られてくる冷却水温度検出信号に基づいてエンジンEGを駆動に適した温度にまで昇温させる暖機運転が必要か否かを判断する。この判断は、メモリに記憶された暖機完了温度Taと、温度検出器15により検出された冷却水温度Tとを比較することにより行われる。この比較の結果、冷却水温度T<暖機完了温度Taの場合には、暖機運転が必要であるのでステップS21に進む。一方、冷却水温度T>暖機完了温度Taの場合には、暖機運転が不要であるのでステップS30に進む。
ステップS21においては、エンジンEGを比較的低速で負荷をかけることなく運転して昇温させる暖機運転を行う。この暖機運転は、低温状態にあるエンジンEGの温度を運転に適した温度に上昇させるものであるが、ウォータージャケットWJに供給される冷却水量を少なくしてエンジンEGを効率良く短時間で昇温させる方が好ましい。このため、ステップS21においては、ウォータージャケットWJに供給される冷却水量を抑える制御が行われる。この場合において、第1供給ポンプ11はエンジンEGにより駆動されるためエンジンの回転速度に比例する冷却水が吐出される。このため、第1供給ポンプ11から吐出される冷却水をウォータージャケットWJに供給させるのでは、冷却水量を抑える制御ができない。
そこで、ステップS21において、コントローラCNは、第1流路切換バルブV1に作動信号を出力して、第1流路切換バルブV1を戻し位置に切り換える制御を行う。この切換制御により、第1供給ポンプ11から吐出される冷却水は、ウォータージャケットWJに供給されることなく、循環流路L3を介して第1供給ポンプ11の上流部に戻される。この結果、エンジンEGのウォータージャケットWJに供給される冷却水量が抑えられ、暖気運転によりエンジン温度を迅速に上昇させることができる。同時に、第1供給ポンプ11の駆動負荷が抑えられてエンジンEG駆動負荷を抑えることができる。但し、ウォータージャケットWJへの冷却水量を零にすると、エンジンEGが部分的に加熱しすぎて焼き付き等の問題が生じるおそれがある。また、暖気運転によりエンジン温度(エンジン冷却水温度)が低温状態から上昇して冷却水温度Tが暖機完了温度Taに近づくに応じて、冷却水量を徐々に増加させる制御が必要とされる。
このため、ステップS21において、コントローラCNは、温度検出器15からの検出信号(冷却水温度T)に基づいて電動モータMの駆動を制御し、第2供給ポンプ12からウォータージャケットWJに冷却水を供給させる制御を行う。この制御では、まずエンジンEGが低温状態のときには、エンジンEGが部分的に加熱しすぎて焼き付き等の問題の発生を防止するに必要な最小限の量の冷却水の供給を行わせるように、電動モータMの駆動を制御する。そして、エンジンEGの暖気運転により冷却水温度T(エンジンEGの温度)が高くなるに従って、ウォータージャケットWJに供給される冷却水量を増加させるように、電動モータMの駆動を制御する。
以上のように第1流路切換バルブV1および電動モータMの作動制御を行うことで、エンジンEGの温度に見合った量の冷却水をウォータージャケットWJに供給しつつ暖気運転を行わせることができる。この結果、エンジンEGによる第1供給ポンプの駆動負荷を抑え、エンジンEGを効率良く短時間で暖気させることができる。以下同様にして、エンジンEGを起動させた後、暖機運転が完了するまでは、エンジンEGの回転速度RによらずステップS10、ステップS20およびステップS21が所定サイクル毎に繰り返し判断されて継続して実行される。なお、このときには、第2流路切換バルブV4はバイパス側供給位置に位置し、冷却水がラジエータRDに供給されることなくエンジンEG内で循環されるので、一層効率良く暖機運転を行うことができる。
このようにして暖気運転が完了してエンジンEGの冷却水温度Tが暖機完了温度Ta以上となると暖気運転が不要となるので、上述のようにステップS20からステップS30に進む。ステップS30においてはまず、コントローラCNはメモリに記憶された第1基準回転速度Raを読み出し、この第1基準回転速度Raと、ステップS10で入力された回転速度検出器14からの検出信号(すなわち、現在のエンジンEGの回転速度R)とを比較する。この比較の結果、回転速度R<第1基準回転速度Raと判断されたとき、すなわち、エンジンEGが比較的低速で駆動されている場合にはステップS31に進む。一方、回転速度R>第1基準回転速度Raと判断された場合にはステップS40に進み、さらに回転速度Rの判断が行われる。
ステップS30からステップS31に進むのは、エンジンEGが低速回転で運転されている場合であり、エンジンEGにおける発熱量は比較的少ない。このときには、エンジンEGにより駆動される第1供給ポンプ11から吐出される冷却水をそのままウォータージャケットWJに供給させると、特にエンジンEGの温度がまだ低温のとき(但し、暖機完了温度Taよりは高いが)に、冷却水量が多すぎることになる場合がある。このため、コントローラCNは、第1流路切換バルブV1を戻し位置に設定し、第1供給ポンプ11から吐出される冷却水を、循環流路L3を介して第1供給ポンプ11の上流部に戻す制御を行う。これと同時に、コントローラCNは、温度検出器15からの検出信号(冷却水温度T)に基づいて電動モータMの駆動を制御する。この駆動制御により、第2供給ポンプ12から冷却水温度Tに応じた量の冷却水を吐出させてウォータージャケットWJに供給させる。このように、第1流路切換バルブV1および電動モータMの作動を制御することで、エンジンEGの温度に見合った量の冷却水を供給して、エンジンEGのエネルギー消費(第1供給ポンプ11の駆動のためエネルギー消費)を抑えつつエンジンの適切な冷却制御を行うことができる。
なお、エンジンEGが低速回転で運転されている場合であっても、エンジン温度(冷却水温度T)が高くなって必要冷却水量が大きくなったときには、第1流路切換バルブV1を供給位置に切り換え、第1供給ポンプ11から吐出される冷却水をウォータージャケットWJに供給させる制御を行っても良い。この場合において、第1供給ポンプ11からの供給では不足する場合には、電動モータMも駆動する制御を行って、不足分を第2供給ポンプ12から供給させて補う制御を行えば良い。
一方、ステップS30からステップS40に進んだ場合には、コントローラCNはメモリに記憶された第2基準回転速度Rbも読み出し、これら第1および第2基準回転速度Ra,RbとエンジンEGの現在の回転速度Rとを比較する。そして、現在のエンジンEGの回転速度Rが、第1基準回転速度Raと第2基準回転速度Rbとの間の速度であると判断された場合にはステップS41に進む。一方、回転速度Rが、第2基準回転速度Rbを超える速度であると判断された場合にはステップS42に進む。
ステップ41およびステップ42での制御は、上述したステップ31での制御を行っているときにエンジン回転速度が増加した場合に行われる制御であり、ステップ41ではステップ42での制御に移行する過渡的な制御を行う。そこでこの過渡的な制御であるステップ41での制御を説明する前に、まず、ステップS42における制御について説明する。上述の説明から分かるようにステップ31,ステップS41およびステップS42での制御は、エンジンEGの暖機運転が完了した状態、すなわち、エンジンEGの冷却水温度Tが暖機完了温度Ta以上となっている状態で行われる制御である。
ステップS42での制御は、エンジンEGの回転速度Rが第2基準回転速度Rbを超える速度、すなわち、高速でエンジンEGが駆動されている状態で行われる。この場合、エンジンEGの回転速度Rに応じてエンジンEGにおける発熱量も多いので、ステップS31の場合よりも多量の冷却水が要求される。そこで、まずコントローラCNは、第1流路切換バルブV1に作動信号を出力して、第1流路切換バルブV1を供給位置に切り換える制御を行う。この切換制御により、第1供給ポンプ11から吐出される冷却水が、循環流路L3に供給されることなくウォータージャケットWJに供給される。これにより、エンジンEGにより駆動された第1供給ポンプ11からエンジン回転速度に比例した量の冷却水がウォータージャケットWJに供給されてエンジンEGの冷却が行われる。
ステップS42における制御は上述のようにエンジンEGが高回転で運転されている状態であり、エンジン負荷、外気温が高くてラジエータRDでの冷却効率が低くなるような状態等において、第1供給ポンプ11から吐出される冷却水だけでは冷却水量が不足する場合がある。そこで、コントローラCNは、回転速度検出器14からの検出信号(回転速度R)および温度検出器15からの検出信号(冷却水温度T)に基づいて、電動モータMの駆動を制御する。この駆動制御により、第1供給ポンプ11から吐出される冷却水の不足分を補うように第2供給ポンプ12から冷却水を吐出させて、ウォータージャケットWJに供給する。以上のように第1流路切換バルブV1および電動モータMの作動を制御することで、エンジンEGの温度および回転速度に見合った量の冷却水を供給して、無駄なエネルギー消費を抑えつつエンジンEGの過熱を抑えた効果的な冷却を行うことができる。
このように第1供給ポンプ11からの冷却水の不足分を、適宜第2供給ポンプ12を駆動させて補う構成なので、第1供給ポンプ11のみまたは第2供給ポンプ12のみによりエンジン冷却装置を構成する場合と比較して、第1および第2供給ポンプ11,12を小型化することができる。その上で、上述のように、エンジン運転状態に応じて第1流路切換バルブV1および電動モータMの駆動を制御して、第1および第2供給ポンプ11,12を選択的にもしくは適宜組み合わせて用いて、最適で最も効率の良い冷却水の供給制御を行っている。その結果、エンジンEGによる第1供給ポンプ11の駆動エネルギーを必要最小限に抑えることができる。
次にステップS41での制御について説明する。ステップS41での制御は、上述のように、エンジンEGの回転速度Rが、第1基準回転速度Raと第2基準回転速度Rbとの間の速度であると判断された場合である。上述のように、エンジンEGの回転速度Rが第1基準回転速度Ra以下のときには、ステップS31の制御が行われ、第1流路切換バルブV1は戻り位置に切り換えられ、電動モータMにより駆動された第2供給ポンプ12により冷却水の供給が行われる。一方、エンジンEGの回転速度Rが第2基準回転速度Rb以上のときには、ステップS42の制御が行われ、第1流路切換バルブV1は供給位置に切り換えられ、エンジンEGにより駆動された第1供給ポンプ11により冷却水の供給が行われ、必要に応じて電動モータMの駆動による第2供給ポンプ12による冷却水の供給が加えられる。ステップS41では、これら二つの制御の間の制御、すなわち、エンジン回転に応じた過渡制御が行われる。
具体的には、エンジンEGの回転速度Rが第1基準回転速度Raから第2基準回転速度Rbに増加するのに応じて、第1流路切換バルブV1を戻り位置から供給位置までその開度を緩やかに変化させる制御を行う。上述のように第1流路切換バルブV1はデューティ比制御もしくは比例制御バルブから構成されている。第1流路切換バルブV1は、戻り位置において循環流路L3側に全開でウォータージャケットWJ側に全閉の状態である。この状態から、循環流路L3側の開度を緩やかに閉止し、ウォータージャケットWJ側の開度を緩やかに開放する制御を行う。この結果、エンジンEGの回転速度Rが第1基準回転速度Raから第2基準回転速度Rbに増加するのに応じて、第1供給ポンプ11からウォータージャケットWJ側に供給される冷却水量が増加する制御となる。なお、このときも、第1供給ポンプ11からウォータージャケットWJ側に供給される冷却水量だけでは冷却不足となるときには、電動モータMにより第2供給ポンプ12が駆動されて、冷却水量を補う制御が行われる。
以上、エンジン冷却装置1によるエンジンEGの冷却制御について説明したが、この制御によりエンジンEGに供給される冷却水量とエンジン回転および電動モータ回転の関係について、図3〜図5を参照して簡単に説明する。まず、図4には、電動モータMにより駆動される第2供給ポンプ12からエンジンEGのウォータージャケットWJへの供給冷却水量特性を示している。電動モータMはエンジン回転に関係なく自由な回転制御が可能であり、第2供給ポンプ12の吐出量を、零吐出量から電動モータの最大駆動回転に対応する最大吐出量Qmまでの任意の吐出量とする設定制御が可能である。このため、例えば、ステップS21における制御のように、暖気運転時に冷却水温Tの変化に応じて最適な流量の冷却水を第2供給ポンプ12からウォータージャケットWJへ供給されるように電動モータMの駆動制御が行われる。ステップS31においても同様な電動モータMの駆動制御が行われる。さらに、ステップS41およびS42においても、エンジン駆動の第1供給ポンプ11からの供給不足を補う必要があるときにエンジン回転の如何に拘わらず必要に応じた電動モータMの駆動制御が行われる。
図5には、エンジンEGにより駆動される第1供給ポンプ11からエンジンEGのウォータージャケットWJへの供給冷却水量特性を示している。上述のように、エンジンEGの回転速度Rが第1基準回転速度Raより小さいときに行われるステップS31での制御では、第1流路切換バルブV1は戻し位置に設定され、第1供給ポンプ11から吐出される冷却水は循環流路L3を介して第1供給ポンプ11の上流部に戻される。このため、エンジン回転速度が第1基準回転速度Raより小さい領域では、ウォータージャケットWJへの供給油量は零である。
次に、エンジンEGの回転速度Rから第1基準回転速度Raまでの間であるときには、エンジンEGの回転速度Rが第1基準回転速度Raから第2基準回転速度Rbに増加するのに応じて、第1流路切換バルブV1を戻り位置から供給位置までその開度を緩やかに変化させる制御が行われる。これにより、第1供給ポンプ11からウォータージャケットWJ側に供給される冷却水量は、図5において線E3で示されるように、エンジン回転の増加に応じて比較的急速に増加する。エンジンEGの回転速度Rが第2基準回転速度Rb以上であるときには、第1流路切換バルブV1が供給位置に切り換えられ、第1供給ポンプ11から吐出された冷却水は全てウォータージャケットWJ側に供給される。このため、第1供給ポンプ11からウォータージャケットWJ側に供給される冷却水量は、図5において線E2で示されるように、エンジン回転に比例する量となる。
ステップS41およびS42における制御により、ウォータージャケットWJ側に供給される冷却水量は、第1および第2供給ポンプ11,12からの供給流量を合わせた量となる。これを図3に示しており、図4に示す供給冷却水量と図5に示す供給冷却水量とを合算したものとなる。
次に、第2実施形態に係るエンジン冷却装置2について図6を参照して説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態に係るエンジン冷却装置1とは異なる構成を中心に説明を行い、エンジン冷却装置1と同一部材については同一番号を付してその説明を省略する。
エンジン冷却装置2は、エンジン冷却装置1における第1流路切換バルブV1の代わりに、エンジンEGの回転駆動力を第1供給ポンプに伝達する駆動力伝達機構200に、クラッチ機構201を設けて構成される。このクラッチ機構201は、エンジンEGの回転駆動力を第1供給ポンプ11に伝達させる接続状態と、第1供給ポンプ11への回転駆動力の伝達を切断する切断状態とに切換作動可能に構成される。なお、クラッチ機構201として、例えばフルードカップリング(流体クラッチ)や遠心クラッチ等を用いることができる。
クラッチ機構201が接続状態に切換えられると、エンジンEGの回転駆動力が駆動力伝達機構200およびクラッチ機構201を介して第1供給ポンプ11に伝達される。これにより、第1供給ポンプ11がエンジンEGの回転速度に応じた速度で駆動され、エンジンEGの回転速度に応じた量の冷却水を吐出してウォータージャケットWJに供給する。一方、クラッチ機構201が切断状態に切換えられると、第1供給ポンプ11への回転駆動力の伝達が遮断され、第1供給ポンプ11は停止状態に維持される。これにより、第1供給ポンプ11から冷却水は吐出されず、第1供給ポンプ11からウォータージャケットWJへの冷却水の供給は行われない。
このクラッチ機構201の断接作動は、コントローラCNから出力される作動信号に基づいて制御される。具体的には、図2に示すステップS21およびS31においては切断状態とする制御が行われ、ステップS41においては緩やかに断接する制御が行われ、ステップS42においては接続状態とする制御が行われる。このように第1流路切換バルブV1に代えて、クラッチ機構201を用いた構成によれば、第1供給ポンプ11からウォータージャケットWJに冷却水を供給させないときに第1供給ポンプ11が回転駆動されないので、無駄なエネルギー消費を一層抑えることができる。
上述の実施形態において、第1および第2供給ポンプ11,12として非容積型ポンプ(遠心ポンプ)を用いた例について説明したが、これに代えて容積型ポンプ(例えば、ギヤポンプ)を用いることも可能である。
上述の実施形態においては、エンジンEGが駆動しているときの冷却制御について説明したが、この冷却制御に加えて、エンジンEGを停止させた後においても電動モータMを駆動させる制御を行って、エンジンEGを冷却させることも可能である。
上述の実施形態では、本発明を自動車用のエンジンEGに設けられるエンジン冷却装置1に適用した例について説明したが、これ以外に、冷却流体を強制循環させて動力モータや駆動機構を冷却する流体供給装置にも本発明を適用することが可能である。また、上述の実施形態においては、冷媒としての冷却水を強制循環させる構成を例示して説明したが、冷却水に代えて例えば冷却油や冷却空気を用いる構成も可能である。
上述の実施形態においては、戻り流路L4に第2流路切換バルブV4を設けた構成を例示して説明したが、例えばステップS21による制御によって効率良く暖機運転を行うことができる場合には、第2流路切換バルブV4およびバイパス流路L5を省略したエンジン冷却装置を構成することも可能である。
1,2 エンジン冷却装置(流体供給装置)
11 第1供給ポンプ 12 第2供給ポンプ
EG エンジン RD ラジエータ
CN コントローラ WJ ウォータージャケット

Claims (6)

  1. 回転駆動する駆動源に冷却流体を供給して前記駆動源を冷却する流体供給装置であって、
    前記駆動源により駆動されて前記駆動源に冷却流体を供給する第1の供給ポンプと、
    電動モータにより駆動されて前記駆動源に冷却流体を供給する第2の供給ポンプと、
    前記第1の供給ポンプにより前記駆動源へ冷却流体を供給させる供給状態と前記第1の供給ポンプによる前記駆動源への冷却流体の供給を規制する規制状態との切換を行う供給切換手段と、
    前記駆動源の温度を検出する温度検出手段と、
    前記駆動源の回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    前記温度検出手段および前記回転速度検出手段により検出される検出結果に基づいて、前記電動モータおよび前記供給切換手段の作動を制御する作動制御手段とを備え、
    前記作動制御手段は、
    前記温度検出手段により検出される前記駆動源の温度が第1の所定温度未満の場合には、前記供給切換手段を前記規制状態に切り換えて前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を規制するとともに、前記電動モータを駆動させる制御を行って前記第2の供給ポンプから前記駆動源へ冷却流体の供給を行わせる制御を行うことを特徴とする流体供給装置。
  2. 前記作動制御手段は、
    前記温度検出手段により検出される前記駆動源の温度が第1の所定温度以上の場合においては、
    前記回転速度検出手段により検出される前記駆動源の回転速度が第1の所定回転速度未満のときに、前記供給切換手段を前記規制状態に切り換えて前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を規制するとともに、前記電動モータを駆動させる制御を行って前記第2の供給ポンプから前記駆動源へ冷却流体の供給を行わせ、
    前記回転速度検出手段により検出される前記駆動源の回転速度が前記第1の所定回転速度以上で第2の所定回転速度未満のときに、前記駆動源の回転速度が前記第1の所定回転速度から前記第2の所定回転速度まで増加するのに応じて前記供給切換手段を前記規制状態から前記供給状態に緩やかに切り換える制御を行い、前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を緩やかに増加させる制御を行い、
    前記回転速度検出手段により検出される前記駆動源の回転速度が前記第2の所定回転速度以上のときに、前記供給切換手段を前記供給状態に切り換えて前記第1の供給ポンプから前記駆動源へ冷却流体の供給を行わせるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の流体供給装置。
  3. 前記回転速度検出手段により検出される前記駆動源の回転速度が、前記第1の所定回転速度以上で第2の所定回転速度未満のときおよび前記第2の所定回転速度以上のときに、前記電動モータを駆動させる制御も併用して行って前記第2の供給ポンプから前記駆動源へ冷却流体の供給も行わせることを特徴とする請求項2に記載の流体供給装置。
  4. 前記作動制御手段は、前記電動モータを駆動させるときに、前記回転速度検出手段により検出される回転速度および前記温度検出手段により検出される温度の少なくともいずれかに応じて前記電動モータの回転速度を制御するように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の流体供給装置。
  5. 前記供給切換手段が、前記第1の供給ポンプから吐出された冷却流体を前記駆動源に供給する流路内に設けられた切換バルブから構成され、
    前記切換バルブの切換作動により、前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を行わせる供給状態と前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を規制する規制状態との切換を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の流体供給装置。
  6. 前記供給切換手段が、前記駆動源から前記第1の供給ポンプに回転駆動力を伝達する動力伝達系に設けられた動力伝達制御装置から構成され、
    前記動力伝達制御装置の作動制御により、前記駆動源により前記第1の供給ポンプを駆動させて前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を行わせる供給状態と、前記駆動源による前記第1の供給ポンプの駆動を遮断して前記第1の供給ポンプから前記駆動源への冷却流体の供給を規制する規制状態との切換を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の流体供給装置。
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