JP6096624B2 - 波長可変光送信器、波長可変光受信器、光通信システム、波長可変光送信方法、波長可変光受信方法 - Google Patents

波長可変光送信器、波長可変光受信器、光通信システム、波長可変光送信方法、波長可変光受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、波長可変光送信器、波長可変光受信器、光通信システム、波長可変型WDM/TDM−PONにおける波長可変光送信方法、波長可変光受信方法に関する。
アクセスサービスの高速化に対するニーズの高まりにより、FTTH(Fiber To The Home)の普及が世界的に進んでいる。FTTHサービスの大部分は、1個の収容局側装置(OLT:Optical Line Terminal)が時分割多重(TDM: Time Division Multiplexing)により複数の加入者側装置(ONU:Optical Network Unit)を収容し、経済性に優れたPON(Passive Optical Network)方式により提供されている。
TDM−PONの上り方向通信では、複数の加入者線終端装置(OSU:Optical Subscriber Unit)における動的帯域割当計算に基づいてONU間でシステム帯域を共有しており、図15に示すように各ONU92がOSU81より通知された送信許可時間内のみに間欠的に信号光を送信することにより、信号光同士の衝突を防いでいる。
現在の主力システムは伝送速度がギガビット級であるGE−PON(Gigabit Ethernet PON)(Ethernetは登録商標)、G−PON(Gigabit−capable PON)であるが、映像配信サービスの進展に加え、大容量ファイルをアップロード/ダウンロードするアプリケーションの登場などにより、PONシステムの更なる大容量化が求められている。しかしながら、TDM−PONでは、ラインレートの高速化によりシステム帯域を拡張するため、高速化や波長分散の影響により受信特性が大幅に劣化することに加え、バースト送受信器の経済性が課題となるため、10ギガを超える大容量化は難しい。
10ギガ超の大容量化に向けて、波長分割多重(WDM: Wavelength Division Multiplexing)技術の適用が検討されている。図16は、TDM−PONにWDM技術を組み合わせたWDM/TDM−PONの一例である。各々のONU92は、光ファイバ伝送路90を介して波長ルーティング手段94のいずれの端子と接続するかに応じて固定的に下り波長および上り波長を割り当てられ、全ONU間で信号の時間的重なりが、OSU81の数まで許される。そのため、OSU81の増設により、1波長あたりのラインレートを高速化することなく、システム帯域を拡張できる。
波長ルーティング手段94の端子のうち同一の端子と光ファイバ伝送路90を介して接続する各ONU92は、波長ルーティング手段95を介して同一のOSU81と論理的に接続し、上り帯域および下り帯域を共有する。ここで、各ONU92とOSU81との論理接続は不変であり、各OSUのトラフィック負荷の状態によらず、異なるOSU間でトラフィック負荷を分散することはできない。
これに対して、非特許文献1(S. Kimura, “WDM/TDM−PON technologies for future flexible optical access networks,” OECC2010, 6A1−1, 2010)では、ONU92に搭載する光送信器および光受信器に波長可変機能を備えた波長可変型WDM/TDM−PONが提案されている(図1)。
この構成では、ONU92における送受信波長の切替により論理接続するOSU81をONU単位で変更できる。この機能を用いることにより、高負荷状態であるOSU81がある時には、低負荷状態であるOSU81へトラフィック負荷が分散するようにONU−OSU間の論理接続を変更し、高負荷状態であったOSU81の通信品質の劣化を防ぐことができる。
また、OSU81の高負荷状態が定常的に発生する場合、図16のWDM/TDM−PON構成では一定の通信品質を確保するためにはシステム帯域の増設が必要となるが、図1の波長可変型WDM/TDM−PON構成ではOSU間でトラフィック負荷の分散を図ってシステム全体の帯域を有効に活用することにより一定の通信品質を確保でき、システム帯域の増設のための設備投資を抑えることができる。
波長可変型WDM/TDM−PONにおいてONU−OSU間の論理接続を変更する際には、OLT91からONU92へ送受信波長の切替を指示する必要がある。ONU92の波長切替方式として、非特許文献2(IEEE Std 802.3av)にて規定されている10G−EPONのMPCP(Multipoint Control Protocol)を拡張した方式が考えられる(図17)。
図17の方式は、複数DBA(Dynamic Bandwidth Allocation)周期と同期するDWA(Dynamic Wavelength Allocation)周期内でONU−OSU間の論理接続が固定となるように各ONU92へ下り波長および上り波長を割り当て、同一DWA周期内ではDBA周期ごとに実行されるDBA計算により各ONU92へ上りバースト信号光の送信を許可する時間を決定し、決定した送信許可時間を論理接続先のOSU81から各ONU92へ通知する動的波長帯域割当に基づくシステムを想定している。
ONU−OSU間の論理接続は上り方向通信の送信要求帯域量や下り方向通信のトラフィック量等に応じてDWA計算により決定され、DWA周期内の最初のDBA周期において、波長切替対象のONU宛に波長切替を指示するGateフレームが送信される。波長切替対象ONUは、送受信波長を、Gateフレーム中に記載された波長切替開始時刻Tから、同じくGateフレーム中に記載された割当波長に切り替え始め、波長切替完了後に受信する新たな論理接続先のOSU81からのGateフレームに対して、波長切替完了を報告するReportフレームを送信する。図17は、ONU92のうちONU#1の論理接続先をOSU81のうちOSU#1からOSU#2へ切り替える場合を例示している。
S. Kimura, "WDM/TDM−PON technologies for future flexible optical access networks," OECC2010, 6A1−1, 2010 IEEE Std 802.3av−2009
図17に示す波長切替方式において、ONU内の波長可変デバイスの設定波長の切替に長い時間を要する場合、波長切替完了時刻が遅くなり、波長切替指示を含むGateフレームがOLT91から送出されてから、波長切替の完了を報告するReportフレームがOLT91に到着するまでの時間が長くなる。例えば、波長可変光送信器として、分布帰還型(DFB: Distributed Feedback)レーザなどの直接変調レーザの出力光波長を温度制御により変化させる構成を用いる場合、波長可変光送信器の小型・経済化が見込める一方、出力光波長の切替に長い時間を要する。
ここで、波長切替指示を含むGateフレームがOLT91から送出されるDBA周期から、波長切替の完了を報告するReportフレームがOLT91に到着するDBA周期の前のDBA周期までは、波長切替対象ONUへは、上りDataフレームの送信許可帯域量が割り当てられず、上りDataフレームはONU内でバッファリングされる。
そのため、ONU内の波長可変デバイスの設定波長の切替に長い時間を要する場合、波長切替対象ONUへ上りDataフレームの送信許可帯域量が割り当てられないDBA周期の数が多くなるため、ONU内でのバッファリングによる上り方向通信の遅延時間が拡大する。また、波長切替中の上りDataフレーム損失を回避するために、ONU92に搭載するバッファのサイズを拡大する必要があり、装置コストの上昇に加え、消費電力の増大が課題となる。
前記課題を解決するために、本発明は、波長可変光源又は波長可変フィルタからなる波長可変デバイスにおいて、波長切替前に用いている波長可変デバイスと異なる波長可変デバイスに対して、新たな発光波長又は透過波長を割当波長へ設定し切り替える。波長を切り替る前の波長割当周期内は、論理接続先のOSU及びONU間で通信を継続することにより通信時間の遅延を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は信号光の波長の切替前に波長可変デバイスで用いていた出力光の波長及び透過の波長とは異なる波長を切替後の波長及び透過の波長として波長可変デバイスに設定することとした。
本発明に係る波長可変光送信器は、
第1及び第2の波長可変光源、並びに前記第1及び第2の波長可変光源のうち1個の波長可変光源を選択する光スイッチング手段を備える波長可変光送信器であって、
第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変光源における第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変光源が、前記光スイッチング手段が前記第1の波長可変光源の出力光を透過しかつ前記第1の波長可変光源が第1の波長を出力する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信要求帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて送信し、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光スイッチング手段が透過する光を前記第1の波長可変光源の出力光から前記第2の波長可変光源の出力光に切り替え、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻以降に、前記第2の波長への波長切替完了通知を、前記第2の波長を用いて送信する
本発明に係る波長可変光送信器は、
第1及び第2の波長可変光源、並びに前記第1及び第2の波長可変光源の出力光を伝送する光合波手段を備える波長可変光送信器であって、
第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変光源における第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変光源が、前記光合波手段が前記第1の波長可変光源の出力光を透過しかつ前記第1の波長可変光源が第1の波長を出力する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信要求帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて送信し、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光合波手段へ入力する光を前記第1の波長可変光源の出力光から前記第2の波長可変光源の出力光に切り替え、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻以降に、前記第2の波長への波長切替完了通知を、前記第2の波長を用いて送信する
本発明に係る波長可変光受信器は、
第1及び第2の波長可変フィルタ、並びに前記第1及び第2の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタを選択する光スイッチング手段を備える波長可変光受信器であって、
第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変フィルタにおける第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変フィルタが、前記光スイッチング手段が前記第1の波長可変フィルタへの入力光を透過しかつ前記第1の波長可変フィルタが第1の波長を透過する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信許可帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて受信し、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光スイッチング手段が透過する光を前記第1の波長可変フィルタへの入力光から前記第2の波長可変フィルタへの入力光に切り替える
本発明に係る光通信システムは、
親ノードが複数の子ノードと光ファイバ伝送路を介して接続され、
前記子ノードは、波長可変光送信器又は波長可変光受信器のうち少なくとも一方を備え、
前記親ノードは、前記子ノードに対して、前記子ノードから前記親ノードへの上り方向通信に対する上り通信波長を割り当て、又は、前記親ノードから前記子ノードへの下り方向通信に対する下り通信波長を割り当てる。
本発明に係る波長可変光送信方法は、
第1及び第2の波長可変光源のうち1個の波長可変光源を選択する光スイッチング手段を用いる波長可変光送信方法であって、
第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変光源における第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変光源が、前記光スイッチング手段が前記第1の波長可変光源の出力光を透過しかつ前記第1の波長可変光源が第1の波長を出力する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信要求帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて送信し、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光スイッチング手段が透過する光を前記第1の波長可変光源の出力光から前記第2の波長可変光源の出力光に切り替え、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻以降に、前記第2の波長への波長切替完了通知を、前記第2の波長を用いて送信する
本発明に係る波長可変光送信方法は、
第1及び第2の波長可変光源の出力光を伝送する光合波手段を用いる波長可変光送信方法であって、
第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変光源における第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変光源が、前記光合波手段が前記第1の波長可変光源の出力光を透過しかつ前記第1の波長可変光源が第1の波長を出力する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信要求帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて送信し、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光合波手段へ入力する光を前記第1の波長可変光源の出力光から前記第2の波長可変光源の出力光に切り替え、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻以降に、前記第2の波長への波長切替完了通知を、前記第2の波長を用いて送信する
本発明に係る波長可変光送信方法では、
制御手順は、連続した波長割当周期内における複数の帯域割当周期のうち前記切替開始時刻を含む波長割当周期の前の波長割当周期内の帯域割当周期内のタイミングで親ノードからの指示を受信し、前記親ノードからの指示のタイミングに応じて、切替開始時刻前に選択している出力光の波長とは異なる波長を出力光の波長として設定するよう指示してもよい。
本発明に係る波長可変光送信方法では、
制御手順は、連続した波長割当周期内における複数の帯域割当周期のうち前記切替開始時刻を含む波長割当周期の前の波長割当周期内の帯域割当周期内のタイミングで親ノードからの第1の指示を受信し、前記親ノードからの前記第1の指示のタイミングに応じて、切替開始時刻前に選択している出力光の波長とは異なる波長を出力光の波長として設定するよう指示し、前記切替開始時刻を含む波長割当周期内における複数の帯域割当周期のうち最初の帯域割当周期内のタイミングで親ノードからの第2の指示に応じて切替開始時刻に指示してもよい。
本発明に係る波長可変光送信方法では、
制御手順は、前記切替開始時刻を含む波長割当周期の前の周期内のタイミングで親ノードからの指示を受信した場合、前記周期内で前記指示に応じて割り当てられた波長を用いることで、前記親ノードと通信を継続する。
本発明に係る波長可変光受信方法は、
第1及び第2の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタを選択する光スイッチング手段を用いる波長可変光受信方法であって、
第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変フィルタにおける第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変フィルタが、前記光スイッチング手段が前記第1の波長可変フィルタへの入力光を透過しかつ前記第1の波長可変フィルタが第1の波長を透過する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信許可帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて受信し、
前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光スイッチング手段が透過する光を前記第1の波長可変フィルタへの入力光から前記第2の波長可変フィルタへの入力光に切り替える
本発明に係る波長可変光受信方法では、
複数の波長可変フィルタ、前記複数の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタを選択する光スイッチング手順及び前記波長可変フィルタと前記光スイッチング手順とを制御する制御手順を有する波長可変光受信方法であって、
制御手順において、連続した波長割当周期内における複数の帯域割当周期のうち前記切替開始時刻を含む波長割当周期の前の波長割当周期内の帯域割当周期内のタイミングで親ノードからの指示を前記制御手順で受信し、前記制御手順が前記親ノードからの指示のタイミングに応じて前記複数の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタに対し、切替開始時刻前に光スイッチング手順の選択している波長可変フィルタの透過光の波長とは異なる波長を透過光の波長として設定するよう指示してもよい。
本発明に係る波長可変光受信方法では、
複数の波長可変フィルタ、前記複数の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタを選択する光スイッチング手順及び前記波長可変フィルタと前記光スイッチング手順とを制御する制御手順を有する波長可変光受信方法であって、
制御手順において、連続した波長割当周期内における複数の帯域割当周期のうち前記切替開始時刻を含む波長割当周期の前の波長割当周期内の帯域割当周期内のタイミングで親ノードからの第1の指示を前記制御手順で受信し、前記制御手順が前記親ノードからの前記第1の指示のタイミングに応じて前記複数の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタに対し、切替開始時刻前に光スイッチング手順の選択している波長可変フィルタの透過光の波長とは異なる波長を透過光の波長として設定するよう指示し、前記光スイッチング手順に対し、前記切替開始時刻を含む波長割当周期内における複数の帯域割当周期のうち最初の帯域割当周期内のタイミングで親ノードからの第2の指示に応じて前記波長可変フィルタと接続するよう切替開始時刻に指示してもよい。
本発明に係る波長可変光受信方法では、
複数の波長可変フィルタ、前記複数の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタを選択する光スイッチング手順及び前記波長可変フィルタと前記光スイッチング手順とを制御する制御手順を有する波長可変光受信方法であって、
前記制御手順で前記切替開始時刻を含む波長割当周期の前の周期内のタイミングで親ノードからの指示を受信した場合、前記周期内で前記指示に応じて割り当てられた透過光の波長を用いることで、前記親ノードと通信を継続する。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、波長可変光源又は波長可変フィルタからなる波長可変デバイスにおいて、波長切替前に用いている波長可変デバイスと異なる波長可変デバイスに対して、新たな発光波長又は透過特性を割当波長へ設定し切り替える場合、波長を切り替る前の波長割当周期内は、OSU及びONU間の通信を継続することにより通信時間の遅延を低減することができる。
本実施形態に係る波長可変型WDM/TDM−PONの第1の構成例を示す。 本実施形態に係る波長可変型WDM/TDM−PONの第2の構成例を示す。 本実施形態に係る波長ルーティング手段の下り波長の入出力特性を示す。 本実施形態に係る波長ルーティング手段の上り波長の入出力特性を示す。 本実施形態に係る波長可変光受信器の第1の構成例を示す。 本実施形態に係る波長可変光受信器の第2の構成例を示す。 本実施形態に係る波長可変光受信器の第3の構成例を示す。 本実施形態に係る波長可変光送信器の第1の構成例を示す。 本実施形態に係る波長可変光送信器の第2の構成例を示す。 本実施形態に係る波長可変光送信器の第3の構成例を示す。 本実施形態に係る波長可変光送信器の第4の構成例を示す。 本実施形態に係る波長可変型WDM/TDM−PONの第3の構成例を示す。 第1の実施形態に係る動的波長帯域割当方法を示す。 第2の実施形態に係る動的波長帯域割当方法を示す。 関連技術に係るTDM−PONの構成例を示す。 関連技術に係るWDM/TDM−PONの構成例を示す。 関連技術に係る波長可変型WDM/TDM−PONにおける波長切替方式を示す。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
本実施形態に係る光通信システムは、親ノードとして機能するOLT及び子ノードとして機能するONUを備える。また、ONUは、波長可変光送信器又は波長可変光受信器のうち少なくとも一方を備える。OLTは、ONUに対して、ONUからOLTへの上り方向通信に対する上り通信波長を割り当て、又は、OLTからONUへの下り方向通信に対する下り通信波長を割り当てる。
波長可変光送信器は、複数の波長可変光源、複数の波長可変光源のうち1個の波長可変光源を選択する光スイッチング手段及び波長可変光源と光スイッチング手段とを制御する制御回路として機能する波長制御回路を有する波長可変光出力回路を備え、外部から入力されるデータ信号に基づき出力光を変調する光変調部を備える。また、波長可変光出力回路は、波長可変光出力部として機能する。
波長可変光受信器は、複数の波長可変フィルタ、複数の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタを選択する光スイッチング手段及び波長可変フィルタと光スイッチング手段とを制御する制御回路として機能する波長制御回路を有する波長選択回路を備え、波長可変フィルタが透過した透過光を電気信号に変換する光電気変換部を備える。また、波長選択回路は、波長選択部として機能する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、ONU92に搭載する光送信器又は光受信器のうち少なくとも一方に波長可変機能を備える波長可変型WDM/TDM−PONにおいて、波長可変機能を備える波長可変光送信器21と波長可変機能を備える波長可変光受信器23のうち少なくとも一方が複数個の波長可変デバイスを備える。ここで、波長可変デバイスは、波長可変光源又は波長可変フィルタであってもよい。
波長切替の発生時には、波長切替対象ONUは、波長切替前に用いている波長可変デバイスとは別の波長可変デバイスの発光波長または透過波長を予め新たな割当波長へ設定する一方で、波長切替前の波長割当周期内は波長切替前の論理接続先のOSU81との間で通信を継続することにより、上り方向通信の遅延時間を短縮する動的波長帯域割当方法である。本実施形態における動的波長帯域割当方法では、複数の帯域割当周期と同期する波長割当周期内でONU−OSU間の論理接続が固定となるように、波長可変光受信方法で各ONU92へ下り波長を割り当てる。また、波長可変光送信方法で各ONU92へ上り波長を割り当てる。
本実施形態における動的波長帯域割当方法は図1の波長可変型WDM/TDM―PON構成に適用される。なお、本実施形態における動的波長帯域割当方法が適用される波長可変型WDM/TDM―PON構成は図1に限らず、OSU側端子#1〜#M(Mは2以上の整数)および光ファイバ伝送路側端子#1〜#N(Nは2以上の整数)を有し、入力光を波長に応じて決定される1個の端子から出力する波長振り分け機能を備えた波長ルーティング手段97をONU92とOSU81との間に配置した図2のような構成などへの適用も可能である。波長ルーティング手段97としては、波長周回性を有し入出力特性が図3および図4で表わされるN×M AWGなどがこれにあたる。
図1の波長可変型WDM/TDM−PONでは、OSU#1〜#M(Mは1以上の整数)を備え、波長lD_1〜lD_Mである下り信号光を送出し、波長lU_1〜lU_Mである上りバースト信号光が入力されるOLT91(Optical Line Terminal)が、lD_1〜lD_M、lU_1〜lU_Mから1つずつの波長をそれぞれ下り波長と上り波長としてOLT91から割り当てられる複数のONU92と、光ファイバ伝送路90を介して接続されている。
OLT内の各OSUは、OSUごとに相異なる波長である下り信号光を送出し、各OSUからの下り信号光は、光合分波手段96により波長多重された後、光ファイバ伝送路90を介して光合分波手段93へ出力される。光合分波手段93及び光合分波手段96としては、光ファイバまたはPLC(Planar Lightwave Circuit)等により作成された光カプラなどがこれにあたる。
ONU内の波長可変光受信器23は、入力される波長多重信号光の中から、OLT91から割り当てられている下り波長である下り信号光を選択的に受信する。図1のように、PIN−PD(Photo−Diode)やAPD(Avalanche Photo−Diode)などの受光器232の前段に波長選択回路として機能する波長選択部231を配置し、割り当てられた下り波長に応じて波長選択部231の透過波長を変化させることにより、所望の波長の下り信号光を選択的に受信することができる。各ONU92は、LLID(Logical Link ID)等のONU識別子を用いて、受信したフレームが自分宛であるかを判断し、受信フレームの取捨選択を行う。
波長可変光受信器内の波長選択部231は、各々の透過波長を独立に制御可能な複数個の波長可変フィルタ131を備え、制御回路として機能する波長制御回路34から入力される制御信号に応じて複数個の波長可変フィルタ131のうちの1個からの透過光を選択的に出力することにより、波長選択部231の透過波長を切り替える。波長可変光受信器23の構成例を図5に示す。
波長選択部231では、アレイ状に配置された複数個の波長可変フィルタ131と接続する光スイッチング手段33が、波長制御回路34から入力される制御信号に応じて方路を切り替えることにより、複数個の波長可変フィルタ131のうちの1個からの透過光を選択的に出力する。
入力電気信号に対して高速応答性を有する音響光学効果や電気光学効果に基づく光スイッチング手段33を用い、波長切替の発生時には、波長切替前に用いている波長可変フィルタ131とは別の波長可変フィルタ131の透過波長を予め新たな割当波長に設定しておき、波長切替開始時刻において光スイッチング手段33の方路を切り替えることにより、波長可変フィルタ131の透過波長を設定するのに要する時間によらず、波長切替開始時刻から短時間後に波長選択部231の透過波長を切り替えることができる。
波長可変光受信器23は、波長選択部231において、アレイ状に配置した波長可変フィルタ131の前段に光スイッチング手段33を配置し、波長制御回路34から入力される制御信号に応じて方路を切り替えることにより、波長可変光受信器23への入力信号光をいずれか1個の波長可変フィルタ131へ出力する図6に示すような構成としてもよい。
また、波長選択部231において、複数個の波長可変フィルタ131と、波長制御回路34から入力される制御信号に応じて入力光を透過または遮断する複数個の光スイッチング手段33とを、1対1に接続し、各光スイッチング手段33の出力端を光合波手段47と接続する図7に示すような構成としてもよい。光合波手段47としては、光ファイバまたはPLC等により作成された光カプラなどがこれにあたる。図6、7において、光合波手段47を、波長制御回路34から入力される制御信号に応じて方路を切り替える光スイッチング手段33と置換えることも可能である。
一方、上り方向通信用に、ONU92は、波長lU_1〜lU_Mの信号光を間欠的に送信可能な波長可変光送信器21を備え、OLT91から割り当てられている上り波長で、OLT91から通知された送信許可時間内に上りバースト信号光を送信する。OLT91から通知される送信許可時間は、同じ上り波長を割り当てられている異なるONU92からのバースト信号光同士が衝突しないように、OLT91が記憶している各ONU92との間でのフレーム往復伝搬時間(RTT: Round Trip Time)を考慮して決定される。
波長可変光送信器内の波長可変光出力回路として機能する波長可変光出力部41は、各々の発光波長を独立に制御可能な複数個の波長可変光源43を備え、波長制御回路42から入力される制御信号に応じて複数個の波長可変光源43のうちの1個からの出力光を選択的に出力することにより、波長可変光出力部41の出力光波長を切り替える。
波長可変光送信器21の構成例を図8に示す。波長可変光出力部41、光変調部45、バースト信号光生成手段46が縦列に接続された構成である。波長可変光出力部41では、アレイ状に配置された連続(CW:Continuous Wave)光を出力する複数個の波長可変光源43と接続する光スイッチング手段44が、波長制御回路42から入力される制御信号に応じて方路を切り替えることにより、複数個の波長可変光源43のうちの1個からの出力光を選択的に出力する。
入力電気信号に対して高速応答性を有する音響光学効果や電気光学効果に基づく光スイッチング手段44を用い、波長切替の発生時には、複数個の波長可変光源43のうち波長切替前に用いている波長可変光源43とは別の波長可変光源43の発光波長を予め新たな割当波長に設定しておき、波長切替開始時刻において光スイッチング手段44の方路を切り替える。
このことにより、波長可変光源43の発光波長を設定するのに要する時間によらず、波長切替開始時刻から短時間後に波長可変光出力部41の出力光波長を切り替えることができる。よって、波長可変光源43としてCW用のDFBレーザなどを用い、発光波長を温度制御により変化させる場合であっても、波長切替開始時刻から短時間後に波長可変光出力部41の出力光波長を切り替えることができる。
波長可変光送信器21は、波長可変光出力部41において、CW光を出力する複数個の波長可変光源43と、波長制御回路42から入力される制御信号に応じて入力光を透過または遮断する複数個の光スイッチング手段44とを、1対1に接続し、各光スイッチング手段44の出力端を光合波手段47と接続する図9に示すような構成としてもよい。
また、波長可変光源43の発光タイミングを独立に制御し、発光波長を新たな割当波長に設定した波長可変光源43を波長切替前の波長割当周期において発光しないように、かつ、波長切替前に用いている波長可変光源43を新たな波長割当周期において発光しないようにすることにより、図8の波長可変光出力部41における光スイッチング手段44を光合波手段47と置換えることも可能である。
光合波手段47としては、光ファイバまたはPLC等により作成された光カプラなどがこれにあたる。光合波手段47を、波長制御回路42から入力される制御信号に応じて方路を切り替える光スイッチング手段44と置換えることも可能である。
光変調部45は、外部から入力されるパケット信号により、波長可変光出力部41からの出力光を変調する。半導体や二オブ酸リチウム(LiNbO)を材料とするマッハツェンダー型変調器、電界吸収型(EA: Electro Absorption)変調器、半導体光増幅器(SOA: Semiconductor Optical Amplifier)変調器などが光変調部45として用いられる。
バースト信号光生成手段46は、外部から入力されるゲート信号に応じて光変調部45からの出力光を透過または遮断する。ゲート信号は、光変調部45に入力されるパケット信号と同期しており、パケット信号のパケット長にわたってバースト信号光生成手段46が光変調部45からの出力光を透過することで、パケット信号の各パケット間における光変調部45からの出力光が遮断され、上りバースト信号光が生成される。
入力電気信号に対して高速応答性を有する音響光学効果や電気光学効果に基づく光スイッチなどがバースト信号光生成手段46として用いられる。光変調部45が十分大きな消光比を有する場合は、図10のように、バースト信号光生成手段46を省くことも可能である。
ここで、波長可変光源43の発光タイミングを独立に制御し、発光波長を新たな割当波長に設定した波長可変光源43を波長切替前の波長割当周期において発光しないように、かつ、波長切替前に用いている波長可変光源43を新たな波長割当周期において発光しないようにすることにより、図10の波長可変光出力部41における光スイッチング手段44を光合波手段47と置換えることも可能である。
図8、9は外部変調を用いる場合の波長可変光送信器21の構成例であるが、図11のように、各々の発光波長を独立に制御可能な複数個の直接変調レーザ49をアレイ状に配置し、電気スイッチ48のスイッチングにより発光するレーザを選択する構成も可能である。また、図11の光合波手段47を光スイッチング手段と置換え、波長制御回路42から入力される制御信号に応じて、光スイッチング手段の方路を、発光している直接変調レーザ49と接続する入力端からの入力光が出力されるように切り替える構成も可能である。例えば、直接変調レーザ49は、直接強度変調によって出力光を強度変調してもよい。
光ファイバ伝送路90を伝送された上りバースト信号光は、光合分波手段93により波長多重された後、光ファイバ伝送路90を介して光合分波手段96へ出力される。光合分波手段96で上りバースト信号光を分岐した後、各々異なる波長の上りバースト信号光を選択的に受信するOSU#1〜#Mへ入力される。
例えば、図1のように、バースト信号対応のPIN―PDやAPDなどの受光器132の前段に透過波長が光受信器ごとに相異なる波長フィルタ133を配置することにより、各OSUで相異なる波長の上りバースト信号光を選択的に受信することができる。ここで、各ONU92が自分に付与されたLLID等のONU識別子を送信フレーム内に含めた上りバースト信号光を送出することで、OLT91は受信フレーム内のONU識別子によりフレームの送信元であるONU92を特定することができる。
ONU内およびOLT内の光受信器として、図12のように、コヒーレント受信器17及びコヒーレント受信器27を用いることも可能である。この場合、ONU内の局発光源26の出力光波長は、割り当てられている下り信号光の波長近傍に設定される。一方、OLT内の局発光源16の出力光波長は、OSUごとに相異なるように、lU_1〜lU_Mのいずれか1つの波長の近傍に設定される。
高受信感度を特徴とするコヒーレント受信を適用することで、光ファイバ伝送路中での許容損失や各OSUと接続する光合分波手段96における許容損失を増大できる。光ファイバ伝送路中で許容される伝送損失や分岐損失の増大により、伝送距離の長延化や収容するONU数の拡大を図れる。また、各OSUと接続する光合分波手段96において許容される分岐損失の増大によりOSU数を拡大できるため、システム総帯域を拡張できる。更には、コヒーレント受信の適用により波長フィルタ133が不要となるため、波長フィルタ133の特性に制限されずに隣接波長間隔を狭窄化することも可能である。
以下に、本実施形態における動的波長帯域割当方法を説明する。本実施形態における動的波長帯域割当方法では、図13に示すように、複数の帯域割当周期と同期する波長割当周期内でONU−OSU間の論理接続が固定となるように、波長可変光受信方法で各ONU92へ下り波長を割り当てる。また、波長可変光送信方法で各ONU92へ上り波長を割り当てる。波長割当周期に含まれる帯域割当周期の数は固定としても、トラフィック状況等に応じて可変としてもよい。
同一の波長割当周期内では、帯域割当周期ごとに上りDataフレームの送信許可帯域量を各ONU92へ割り当て、割り当て結果に基づいて決定される上りバースト信号光の送信許可時間を論理接続先のOSU81から各ONU92へ通知する。図13は、各ONU92からReportフレームにて通知される送信要求帯域量を用いて、OLT91にて動的帯域割当(DBA: Dynamic Bandwidth Assignment)計算を帯域割当周期ごとに実行し、上りDataフレームの送信許可帯域量を各ONU92へ動的に割り当てる場合である。上りDataフレームの送信許可帯域量を各ONU92へ固定的に割り当てることも可能である。
上り方向通信において、ONU92は、送信要求帯域量を通知するフレームと上りDataフレームを、各々異なる上りバースト信号光で送信してもよいし、同一の上りバースト信号光で送信してもよい。図13は、送信要求帯域量を通知するReportフレームを、上りDataフレームと異なる上りバースト信号光で送信する場合である。
ここで、送信要求帯域量を通知するフレームと上りDataフレームを異なる上りバースト信号光で送信する場合は、各々の上りバースト信号光の送信許可時間がONU92へ通知される。送信要求帯域量を通知するフレームと上りDataフレームを同一の上りバースト信号光で送信する場合は、1個の上りバースト信号光の送信許可時間がONU92へ通知される。
波長割当周期内では、次の波長割当周期におけるONU−OSU間の論理接続が、上り方向通信の送信要求帯域量や下り方向通信のトラフィック量等に基づいて動的波長割当(DWA: Dynamic Wavelength Assignment)計算により決定され、新たな割当波長を通知する波長切替指示が、波長切替対象ONU宛に送出される。
具体的には、波長切替指示には、新たな割当波長に加え、次の波長割当周期内の最初の帯域割当周期において、ONU内の波長可変光出力部41の出力光波長および波長選択部231の透過波長の切替を開始する時刻Tが含まれる。波長切替指示が送出される帯域割当周期では、波長切替対象ONU宛に、上りバースト信号光の送信許可時間の通知と、波長切替指示とが送出される。波長切替指示は、上りバースト信号光の送信許可時間の通知と、同一の制御フレームにて通知されてもよいし、異なる制御フレームにて通知されてもよい。
波長切替指示を含む制御フレームは、時刻Tから、ONU内の波長可変光出力部41に含まれる波長可変光源43の発光波長を設定するのに要する時間と、波長選択部231に含まれる波長可変フィルタ131の透過波長を設定するのに要する時間のうち長い方の時間以上遡った時刻に波長切替対象ONUに到着するように、OLT91から波長切替対象ONU宛に送出される。DWA計算は、波長切替指示を含む制御フレームの送出時刻までに終了していればよい。
図13は、波長割当周期#L(L=1,2,・・・)内の最後の帯域割当周期である帯域割当周期#L_H(Hは2以上の整数)に、波長切替指示を含む制御フレームが送出される場合であるが、ONU内の波長可変光出力回路として機能する波長可変光出力部41に含まれる波長可変光源43の発光波長を設定するのに要する時間と、波長選択部231に含まれる波長可変フィルタ131の透過波長を設定するのに要する時間のうち少なくとも一方が、帯域割当周期1周期分より長い場合は、帯域割当周期#L_H−1以前に波長切替指示が送出される。
波長切替指示を受信した波長切替対象ONUでは、波長制御回路42からの指示に従って、ONU内の波長可変光出力部41に含まれる複数個の波長可変光源43のうち波長切替前に用いている波長可変光源43とは別の波長可変光源43の発光波長を新たな割当波長へ設定する。また、波長選択部231に含まれる複数個の波長可変フィルタ131のうち波長切替前に用いている波長可変フィルタ131とは別の波長可変フィルタ131の透過波長を新たな割当波長へ設定する。
その一方で、ONU内の波長可変光出力部41に含まれる複数個の波長可変光源43のうち波長切替前に用いている波長可変光源43の発光波長は変更せず、波長切替前の波長割当周期における割当波長とする。また、波長選択部231に含まれる複数個の波長可変フィルタ131のうち波長切替前に用いている波長可変フィルタ131の透過波長は変更せず、波長切替前の波長割当周期における割当波長とする。
時刻Tには、波長制御回路内またはONU内の他の機能ブロックからのトリガーにより、波長可変光出力部41は、波長切替前に用いている波長可変光源43からの出力光から、発光波長を新たな割当波長とした波長可変光源43からの出力光へ、出力光を切り替える。また、波長選択部231は、波長切替前に用いている波長可変フィルタ131からの透過光から、透過波長を新たな割当波長とした波長可変フィルタ131からの透過光へ、透過光を切り替える。
波長可変光送信器21が図8の構成である場合、波長可変光出力部41に含まれる光スイッチング手段44の方路を時刻Tに切り替える。波長可変光受信器23が図5の構成である場合、波長選択部231に含まれる光スイッチング手段33の方路を時刻Tに切り替える。つまり、波長切替対象ONUは、波長可変光出力部41に含まれる波長可変光源43の発光波長を設定するのに要する時間および波長選択部231に含まれる波長可変フィルタ131の透過波長を設定するのに要する時間の長短に関わらず、波長切替前の波長割当周期内は、波長切替前の波長割当周期における論理接続先のOSU81との間で通信を継続する。
本実施形態に記載の動的波長帯域割当方式では、波長切替開始時刻Tには波長切替後の波長割当周期で用いる波長可変光源43の発光波長および波長可変フィルタ131の透過波長の設定が完了しており、波長可変光源43の発光波長を設定するのに要する時間および波長可変フィルタ131の透過波長を設定するのに要する時間によらず、OLT91から指示された波長切替開始時刻Tから短時間後に波長可変光出力部41の出力光波長および波長選択部231の透過波長をOLT91から割り当てられた波長へ切り替えることができる。
その上、波長切替前の波長割当周期内では、波長切替後の波長割当周期で用いる波長可変光源43の発光波長および波長可変フィルタ131の透過波長を設定している間も、波長切替対象ONUは波長切替前の論理接続先のOSU81との間で通信を継続する。そのため、図17に示す波長切替方式と比べて、ONU内の波長可変デバイスとして設定波長の切替に長い時間を要するデバイスを用いる場合、波長切替対象ONUへ上りDataフレームの送信許可帯域量が割り当てられない帯域割当周期の数を減少できる。
以上より、本実施形態に記載の動的波長帯域割当方式により、ONU内の波長可変デバイスとして設定波長の切替に長い時間を要するデバイスを用いる場合、波長切替中のONU内での上りDataフレームのバッファリングに起因する上り方向通信の遅延時間を短縮できることが分かる。また、これに伴って、ONU92に搭載するバッファのサイズを縮小できるため、装置コストの抑制に加え、省電力化が図れる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ONU92に搭載する光送信器又は光受信器のうち少なくとも一方に波長可変機能を備える波長可変型WDM/TDM−PONにおいて、第1の実施形態と同様に、波長可変機能を備える波長可変光送信器21と波長可変機能を備える波長可変光受信器23のうち少なくとも一方が複数個の波長可変デバイスを備える。
本実施形態に係る動的波長帯域割当方法は、波長切替の発生時において、波長切替対象ONUは、波長切替前に用いている波長可変デバイスとは別の波長可変デバイスの発光波長または透過波長を、予め新たな割当波長へ設定する一方で、波長切替前の波長割当周期内は波長切替前の論理接続先のOSU81との間で通信を継続することにより、上り方向通信の遅延時間を短縮する動的波長帯域割当方法である。
本実施形態における動的波長帯域割当方法では、図13に示すように、複数の帯域割当周期と同期する波長割当周期内でONU−OSU間の論理接続が固定となるように、波長可変光受信方法で各ONU92へ下り波長を割り当てる。また、波長可変光送信方法で各ONU92へ上り波長を割り当てる。
第1の実施形態では、新たな割当波長と、波長可変光出力回路として機能する波長可変光出力部41の出力光波長および波長選択回路として機能する波長選択部231の透過波長の切替を開始する時刻Tとが、波長切替対象ONUへ、波長切替前の波長割当周期内に通知されるのに対して、第2の実施形態では、図14に示すように、新たな割当波長のみが波長切替前の波長割当周期内に通知され、波長可変光出力部41の出力光波長および波長選択部231の透過波長の切替を開始する時刻Tは、波長割当周期内の最初の帯域割当周期に通知される。
波長切替指示を受信した波長切替対象ONUでは、制御回路として機能する波長制御回路42からの指示に従って、ONU内の波長可変光出力部41に含まれる複数個の波長可変光源43のうち波長切替前に用いている波長可変光源43とは別の波長可変光源43の発光波長を新たな割当波長へ設定する。また、波長選択部231に含まれる複数個の波長可変フィルタ131のうち波長切替前に用いている波長可変フィルタ131とは別の波長可変フィルタ131の透過波長を新たな割当波長へ設定する。
その一方で、ONU内の波長可変光出力部41に含まれる複数個の波長可変光源43のうち波長切替前に用いている波長可変光源43の発光波長は変更せず、波長切替前の波長割当周期における割当波長とする。また、波長選択部231に含まれる複数個の波長可変フィルタ131のうち波長切替前に用いている波長可変フィルタ131の透過波長は変更せず、波長切替前の波長割当周期における割当波長とする。
波長切替対象ONUは、波長割当周期内の最初の帯域割当周期に、波長可変光出力部41の出力光波長および波長選択部231の透過波長の切替を開始する時刻Tを通知され、波長制御回路42は、通知に従って、時刻Tに、波長可変光出力部41の出力光を、波長切替前に用いている波長可変光源43からの出力光から、発光波長を新たな割当波長とした波長可変光源43からの出力光へ切り替える。
また、波長制御回路42は、通知に従って、時刻Tに、波長選択部231の透過光を、波長切替前に用いている波長可変フィルタ131からの透過光から、透過波長を新たな割当波長とした波長可変フィルタ131からの透過光へ切り替える。つまり、波長切替対象ONUは、波長可変光出力部41に含まれる波長可変光源43の発光波長を設定するのに要する時間および波長選択部231に含まれる波長可変フィルタ131の透過波長を設定するのに要する時間の長短に関わらず、波長切替前の波長割当周期内は、波長切替前の波長割当周期における論理接続先のOSU81との間で通信を継続する。
本実施形態に記載の動的波長帯域割当方式では、波長切替開始時刻Tには波長切替後の波長割当周期で用いる波長可変光源43の発光波長および波長可変フィルタ131の透過波長の設定が完了しており、波長可変光源43の発光波長を設定するのに要する時間および波長可変フィルタ131の透過波長を設定するのに要する時間によらず、OLT91から指示された波長切替開始時刻Tから短時間後に波長可変光出力部41からの出力光の波長および波長選択部231の透過波長をOLT91から割り当てられた波長へ切り替えることができる。
その上、波長切替前の波長割当周期内では、波長切替後の波長割当周期で用いる波長可変光源43の発光波長および波長可変フィルタ131の透過波長を設定している間も、波長切替対象ONUは波長切替前の論理接続先のOSU81との間で通信を継続する。そのため、図17に示す波長切替方式と比べて、ONU内の波長可変デバイスとして設定波長の切替に長い時間を要するデバイスを用いる場合、波長切替対象ONUへ上りDataフレームの送信許可帯域量が割り当てられない帯域割当周期の数を減少できる。
以上より、本実施形態に記載の動的波長帯域割当方式により、ONU内の波長可変デバイスとして設定波長の切替に長い時間を要するデバイスを用いる場合、波長切替中のONU内での上りDataフレームのバッファリングに起因する上り方向通信の遅延時間を短縮できることが分かる。また、これに伴って、ONU92に搭載するバッファのサイズを縮小できるため、装置コストの抑制に加え、省電力化が図れる。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
11:光送信器
12、22:波長合分波手段
13、24:光受信器
14、21:波長可変光送信器
16、26:局発光源
17、27:コヒーレント受信器
23:波長可変光受信器
33、44:光スイッチング手段
34、42:波長制御回路
41:波長可変光出力部
43:波長可変光源
45:光変調部
46:バースト信号光生成手段
47:光合波手段
48:電気スイッチ
49:直接変調レーザ
81:OSU
90:光ファイバ伝送路
91:OLT
92:ONU
93、96、98:光合分波手段
94、95、97:波長ルーティング手段
131:波長可変フィルタ
133:波長フィルタ
231:波長選択部
132、232:受光器

Claims (7)

  1. 第1及び第2の波長可変光源、並びに前記第1及び第2の波長可変光源のうち1個の波長可変光源を選択する光スイッチング手段を備える波長可変光送信器であって、
    第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変光源における第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変光源が、前記光スイッチング手段が前記第1の波長可変光源の出力光を透過しかつ前記第1の波長可変光源が第1の波長を出力する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
    前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信要求帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて送信し、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光スイッチング手段が透過する光を前記第1の波長可変光源の出力光から前記第2の波長可変光源の出力光に切り替え、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻以降に、前記第2の波長への波長切替完了通知を、前記第2の波長を用いて送信する、
    ことを特徴とする波長可変光送信器。
  2. 第1及び第2の波長可変光源、並びに前記第1及び第2の波長可変光源の出力光を伝送する光合波手段を備える波長可変光送信器であって、
    第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変光源における第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変光源が、前記光合波手段が前記第1の波長可変光源の出力光を透過しかつ前記第1の波長可変光源が第1の波長を出力する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
    前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信要求帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて送信し、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光合波手段へ入力する光を前記第1の波長可変光源の出力光から前記第2の波長可変光源の出力光に切り替え、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻以降に、前記第2の波長への波長切替完了通知を、前記第2の波長を用いて送信する、
    ことを特徴とする波長可変光送信器。
  3. 第1及び第2の波長可変フィルタ、並びに前記第1及び第2の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタを選択する光スイッチング手段を備える波長可変光受信器であって、
    第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変フィルタにおける第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変フィルタが、前記光スイッチング手段が前記第1の波長可変フィルタへの入力光を透過しかつ前記第1の波長可変フィルタが第1の波長を透過する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
    前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信許可帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて受信し、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光スイッチング手段が透過する光を前記第1の波長可変フィルタへの入力光から前記第2の波長可変フィルタへの入力光に切り替える
    ことを特徴とする波長可変光受信器。
  4. 親ノードが複数の子ノードと光ファイバ伝送路を介して接続され、
    前記子ノードは、請求項1から2のいずれかに記載の波長可変光送信器又は請求項3に記載の波長可変光受信器のうち少なくとも一方を備え、
    前記親ノードは、前記子ノードに対して、前記子ノードから前記親ノードへの上り方向通信に対する上り通信波長を割り当て、又は、前記親ノードから前記子ノードへの下り方向通信に対する下り通信波長を割り当てる
    ことを特徴とする光通信システム。
  5. 第1及び第2の波長可変光源のうち1個の波長可変光源を選択する光スイッチング手段を用いる波長可変光送信方法であって、
    第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変光源における第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変光源が、前記光スイッチング手段が前記第1の波長可変光源の出力光を透過しかつ前記第1の波長可変光源が第1の波長を出力する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
    前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信要求帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて送信し、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光スイッチング手段が透過する光を前記第1の波長可変光源の出力光から前記第2の波長可変光源の出力光に切り替え、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻以降に、前記第2の波長への波長切替完了通知を、前記第2の波長を用いて送信する、
    波長可変光送信方法。
  6. 第1及び第2の波長可変光源の出力光を伝送する光合波手段を用いる波長可変光送信方法であって、
    第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変光源における第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変光源が、前記光合波手段が前記第1の波長可変光源の出力光を透過しかつ前記第1の波長可変光源が第1の波長を出力する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
    前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信要求帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて送信し、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光合波手段へ入力する光を前記第1の波長可変光源の出力光から前記第2の波長可変光源の出力光に切り替え、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻以降に、前記第2の波長への波長切替完了通知を、前記第2の波長を用いて送信する
    波長可変光送信方法。
  7. 第1及び第2の波長可変フィルタのうち1個の波長可変フィルタを選択する光スイッチング手段を用いる波長可変光受信方法であって、
    第1の波長割当周期の後の第2の波長割当周期の最初の帯域割当周期である第1の帯域割当周期の期間に設定された切替開始時刻までに前記第2の波長可変フィルタにおける第2の波長への波長の設定が完了するように、前記第2の波長可変フィルタが、前記光スイッチング手段が前記第1の波長可変フィルタへの入力光を透過しかつ前記第1の波長可変フィルタが第1の波長を透過する前記第1の波長割当周期の期間から前記第2の波長への波長の設定を開始し、
    前記第1の波長割当周期の最後の帯域割当周期から前記第2の波長割当周期の前記切替開始時刻の前までの期間は、送信許可帯域量を通知するフレーム及びデータフレームを、前記第1の波長を用いて受信し、
    前記第2の波長割当周期における前記切替開始時刻に、前記光スイッチング手段が透過する光を前記第1の波長可変フィルタへの入力光から前記第2の波長可変フィルタへの入力光に切り替える、
    波長可変光受信方法。
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