JP6093642B2 - 湯沸し器 - Google Patents
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Description
この蒸気流路は、貯留部の上部に当該貯留部と連通する共通蒸気室と、共通蒸気室と蒸気口とを連通する蒸気導出用流路と、共通蒸気室と蒸気の温度を検知する検知部とを連通する蒸気検知用流路とを備えている。蒸気検知用流路は、共通蒸気室の後側(把手側)に延出し、貯留部の後側から下方側に延出して、貯留部の下部に位置する検知部に到達するように構成されている。
これにより、貯留部内で発生した蒸気の一部が、蒸気導出用流路を通流して貯留部の上方に位置する蓋体の上面に開口形成された蒸気口から外部に排出され、当該蒸気の他部が、蒸気検知用流路を通流して検知部に到達するように構成されている。
また、貯留部で発生した蒸気が、貯留部内から上昇する際の流速を維持したまま、比較的短く形成された蒸気導出用流路を通流して蒸気口から外部に排出されるため、蒸気量が比較的多くなる傾向があり、外部(室内等)の湿度が上昇し、結露やカビ等の発生も懸念される。
また、特許文献3では、蒸気流路の蒸気導出用流路と蒸気検知用流路とを兼用して、蒸気流路の流路の一部に検知部を設けるとともに、当該蒸気流路における検知部の下流側を貯留部及び蓋体の外部に連通することにより、貯留部内で発生し蒸気流路を通流した蒸気を、貯留部に還流させたり、蓋体の外部に排出させる構成の電気ポットが開示されている。
この際、絞り部により、蒸気が検知部を備えた蒸気検知用流路にある程度滞留するが、貯留部にて発生する蒸気が蒸気検知用流路及び蒸気導出用流路に順次流入するため、当該蒸気が蒸気導出用流路を通流して蒸気口を介して外部(蓋体の上面)に排出されてしまう。
従って、検知部での蒸気の温度の検知をある程度精度よく検知できるものの、蓋体の上面に形成された蒸気口から蒸気が排出されてしまう。
前記蓋体の内部に、前記貯留部と外部とを連通し、前記貯留部内の液体を注ぎ口を介して外部に通流させる注出流路と、前記注出流路に設けられ、前記注出流路を開閉自在な弁機構と、前記貯留部と前記注出流路における前記弁機構の下流側とを連通し、前記貯留部内の液体から発生する蒸気を前記注出流路における前記弁機構の下流側に通流させる蒸気流路とを備え、
前記蒸気流路が、蒸気導入口を介して前記貯留部と連通し、前記蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路と、当該検知用蒸気流路と前記注出流路における前記弁機構の下流側とを連通し、前記検知用蒸気流路からの蒸気を流路下流側に設けられた蒸気導出口を介して前記注出流路における前記弁機構の下流側に通流させる導出用蒸気流路とを備え、
前記検知用蒸気流路と前記導出用蒸気流路との接続部及び当該接続部の下流側の一方又は両方に、前記検知用蒸気流路の流路断面積よりも小さな流路断面積の狭部を備える点にある。
また、狭部を通過した後の導出用蒸気流路や注出流路においては、当該狭部よりも流路断面積が拡大することとなるため通流する蒸気の圧力が低下し、当該蒸気の結露をより促進することができる。
これにより、検知用蒸気流路の下流側端部に接続部を設ける構成と比較して、検知部の近傍に蒸気を滞留させ易くなって、検知部が蒸気の通流状態(蒸気の通流量や流速等)の変動による影響を受け難くなり、検知部における蒸気の温度検知を早めつつ精度をより向上させることができる。
前記接続部が、前記検知用蒸気流路における前記蒸気導入口の下流側で且つ前記検知部の上流側の箇所と前記導出用蒸気流路とが接続される箇所に形成される点にある。
これにより、検知部の下流側に接続部を設ける構成と比較して、検知部の近傍に蒸気を滞留させ易くなって、検知部が蒸気の通流状態(蒸気の通流量や流速等)の変動による影響を受け難くなり、検知部における蒸気の温度検知を早めつつ精度をより向上させることができる。
前記直線状流路部において、前記蒸気導入口と前記検知部とが上流側から下流側に向かって記載順に配設され、
前記接続部が、前記直線状流路部における前記蒸気導入口の下流側で且つ前記検知部の上流側の箇所と前記導出用蒸気流路とが接続される箇所に形成される点にある。
これにより、検知部の下流側に接続部を設ける構成と比較して、検知部の近傍に蒸気を滞留させ易くなって、検知部が蒸気の通流状態(蒸気の通流量や流速等)の変動による影響を受け難くなり、検知部における蒸気の温度検知を早めつつ精度をより向上させることができる。
特に、検知用蒸気流路の直線状流路部において、蒸気導入口と検知部とが上流側から下流側に向かって記載順に配設されているので、蒸気導入口と検知部とは対向した位置に配置され、直線状流路部において蒸気導入口から導入された蒸気は検知部に向かって通流することとなる。このため、蒸気の通流状態が変動したとしても当該蒸気は確実に検知部に到達する。
よって、検知部が、蒸気の通流状態の変動による影響を受け難くなり、検知部における蒸気の温度検知をより一層早めつつ精度をより一層向上させることができる。
前記接続部が、前記検知用蒸気流路における前記蒸気導入口側よりも前記検知部側に偏倚した箇所に接続されている点にある。
前記導出用蒸気流路が、水平方向に延出し、前記接続部を介して前記検知用水平向き流路に連通する導出用水平向き流路と、当該導出用水平向き流路から下方側に延出し、下流側端部に形成された前記蒸気導出口を介して前記注出流路における前記弁機構の下流側に連通する導出用下方向き流路とを備える点にある。
さらに、蒸気は、導出用水平向き流路を通流し、当該導出用水平向き流路から下方側に延出する導出用下方向き流路を通流して、当該導出用下方向き流路の下流側端部に形成された蒸気導出口を介して注出流路に導出される。この際、蒸気は、狭部を通過して当該狭部よりも流路断面積が拡大した導出用水平向き流路、導出用下方向き流路、注出流路等を通流する際に圧力が低下し、結露が促進される。また、導出用水平向き流路内を通流する蒸気は、導出用下方向き流路に導入される際に当該導出用下方向き流路内を下方向に沿って通流するように強制的に方向変換させられるため、当該蒸気は導出用下方向き流路の入り口付近で滞留することとなる。即ち、蒸気が導出用下方向き流路に導入される際には、比較的高温の蒸気が上昇しようとする方向(上方向)とは反対側の下方向に強制的に方向変換させられるので、当該蒸気の流速を良好に低下することができるのである。
これにより、導出用下方向き流路内を通流する蒸気の流速は比較的低下した状態となり、蒸気が検知用水平向き流路及び導出用水平向き流路内を通流する流速を低下させることができ、当該蒸気の温度低下を促進し結露を促進して、蒸気の量を低減することができる。このように蒸気の量を低減させた状態で、更に、当該蒸気を導出用下方向き流路の下流側端部に形成された蒸気導出口を介して注出流路内における弁機構の下流側に導出し、注ぎ口を介して外部に排出するので、注ぎ口から排出される蒸気を一層低減することができる。
従って、子供等が蒸気に触れる可能性を低減することができ、また、外部(室内)の温度の上昇も確実に防止することができる。
また、検知用水平向き流路を通流する蒸気が接続部にて90度以上屈曲する際における流速の低下により、当該蒸気の温度の低下を促進することができ結露を促進することができる。
前記導出用下方向き流路の下流側端部に開口形成された前記蒸気導出口が、前記弁機構の一部に対して上下方向で対向する状態で、前記注出流路における前記弁機構の下流側の部位に開口する点にある。
また、導出用下方向き流路の下流側端部に開口形成された蒸気導出口が、弁機構の一部に対して上下方向で対向する状態で、注出流路における弁機構の下流側の部位に開口するので、蒸気導出口から注出流路における弁機構の下流側の部位に導出された蒸気が、弁機構の一部の上部に衝突して、当該蒸気の流速が低下することとなる。
これにより、蒸気が注出流路内を通流する通流する流速をより一層低下させることができ、当該蒸気の温度低下をより一層促進し結露を促進して蒸気の量をより一層低減することができる。
前記検知用蒸気流路の天井壁部において前記蒸気導入口と対向する箇所に、前記検知用蒸気流路の上流側から下流側に向かって流路断面積が大きくなるテーパー傾斜面が形成されている点にある。
これにより、蒸気導入口から導入された蒸気を検知用蒸気流路の下流側に向かって適切に案内した状態で確実に通流させることができ、当該蒸気を検知用蒸気流路に設けられた検知部へ確実に通流させることができ、検知部における蒸気の温度の検知を早めつつ検知精度を向上させることができる。
電気ケトルは、図1及び図2に示すように、電源供給用の電源プレート1と、その電源プレート1上に着脱自在に載置されるケトル本体2とを備えて構成され、ケトル本体2は、上方側が開口し、内部に内容器(貯留部の一例)3を有する容器本体4と、内容器3内の湯水(液体の一例)を加熱する電熱ヒータ(加熱機構の一例)5と、容器本体4の上方開口部4Aを開閉自在な蓋体6とを備えて構成される。
ケトル本体2の容器本体4は、有底円筒状に形成されており、底面の中心側に当該底面から上方に窪む受電機構2Aを備えている。
そして、電源コード(図示せず)を介して商用電源が給電される電源プレート1上にケトル本体2を載置することにより、給電機構1A及び受電機構2Aを介してケトル本体2の電熱ヒータ5に通電され、内容器3内の湯水を加熱するように構成されている。
そして、口縁部材7の溝状部7mの上方を蓋本体部材20の庇部20eが覆う状態となる蓋体装着用の相対位置関係で、蓋体6を容器本体4の上方開口部4Aに装着すると、口縁部材7の溝状部7mと蓋本体部材20の庇部20eにより、筒状の注ぎ口9が形成されることになる。
円板状に形成された内蓋板22には、湯水流通孔(図示せず)及び蒸気流通孔(図示せず)が複数貫通形成され、蓋体6における蓋本体部材20と内蓋板22との間には、内蓋板22に形成された複数の湯水流通孔及び蒸気流通孔を通して容器本体4の内容器3に連通する連通空間30が形成されている。
なお、上面視で、蓋本体部材20の上面において円盤状本体25bの上部に対応する箇所には、当該蓋本体部材20を上下方向に貫通する一対の貫通孔20cが形成されている。この一対の貫通孔20cは、蓋本体部材20において、弁軸25aと把手8とを結ぶ方向(前後方向)に対して左右方向で同一距離にある箇所の夫々に貫通形成され、当該一対の貫通孔20cの上部周縁部の夫々には上方に突出する円形リブ(図示せず)が形成されている。当該円形リブが後述する流路形成部材40の各水平向き分岐流路60bの導出用下方向き流路61Aにおける下流側端部に形成された開口部61aの夫々に内嵌された状態で、一対の貫通孔20cが当該開口部61aに連通するように構成されており、当該一対の貫通孔20cが蒸気流路32の導出用蒸気流路の下流側端部に形成された蒸気導出口32Cとして機能する。
第1操作具26Aは、一端側(前後方向における後側)が蓋カバー21の上面から露出し、他端側(前後方向における前側)が蓋カバー21内に収容されており、一端側及び他端側が左右方向に延びる揺動軸26a周りで上下方向に揺動するように構成されている。
第2操作具26Bは、蓋カバー21内において、一端側(前後方向における後側)の下部が第1操作具26Aの他端側の上部と係合し、他端側(前後方向における前側)が弁機構Vの弁体25の弁軸25aの上端の上方に位置するように構成されている。第2操作具26Bは、ばね部材26Cにより、一端側が下方側に、他端側が上方側に付勢されており、これに伴って、第2操作具26Bの一端側に係合する第1操作具26Aも、一端側が上方側に、他端側が下方側に付勢されている。
一方で、第1操作具26Aの一端側をばね部材26Cの付勢力に抗して下方側に押圧することにより、第2操作具26Bの他端側が下方側に移動して弁体25の弁軸25aの上端を下方側に押圧移動させ、弁体25の円盤状本体25bの上面が弁座20aから離間して、注出流路31は開放された状態となる。この開放状態で、注ぎ口9が下側となるように傾けることにより、内容器3内の湯水を注ぎ口9を介して外部に通流させることができる。
上述のように、蒸気流路32は、内容器3を臨む連通空間30と注出流路31における弁機構Vの下流側とを連通し、内容器3内の湯水から発生する蒸気を注出流路31における弁機構Vの下流側に通流させるように構成されている。具体的には、図2、図4、図6〜図9に示すように、蒸気流路32は、上流側から、蒸気流通孔、連通空間30、転倒止水弁Q、蒸気導入口32A、32B、水平向き流路60、下方向き流路61、蒸気導出口32Cを備えている。
この蒸気流路32のうち、蒸気導入口32A、32Bと、水平方向に延出し、蒸気導入口32A、32Bを介して連通空間30に連通する水平向き流路60と、当該水平向き流路60から下方側に延出し、下流側端部に形成された蒸気導出口32Cを介して注出流路31に連通する下方向き流路61の一部とが、蒸気流路形成部材40により形成される。
下部材42の突出外壁42a及び突出内壁42cには、厚み方向の中央部に、後述する上部材41の突出外壁41a及び突出内壁41cの嵌合凸部(図示せず)を嵌合できる嵌合溝(図示せず)が形成されている。
上部材41の突出外壁41a及び突出内壁41cには、厚み方向の中央部に、下部材42の突出外壁42a及び突出内壁42cの嵌合溝(図示せず)に嵌合できる嵌合凸部(図示せず)が形成されている。
また、導出用水平向き流路60B及び導出用下方向き流路61Aが、検知用蒸気流路としての検知用水平向き流路60Aと注出流路31における弁機構Vの下流側とを連通し、検知用水平向き流路60Aからの蒸気を蒸気導出口32Cを介して注出流路31における弁機構Vの下流側に通流させる導出用蒸気流路として機能する。
当該加熱に伴って内容器3内の湯水から蒸気が発生すると、当該蒸気は順次上昇して内蓋板22に貫通形成された蒸気流通孔を介して連通空間30内に導入され、蒸気流路32を通流することとなる。即ち、当該蒸気は、蒸気流通孔、連通空間30、転倒止水弁Q、蒸気導入口32A、32B、水平向き流路60(検知用水平向き流路60A、接続部62、導出用水平向き流路60B(水平向き分岐流路60bを含む)、下方向き流路61(導出用下方向き流路61A)、蒸気導出口32Cの順に通流し、注出流路31内に導出される。
これにより、蒸気導入口32A、32Bから導入された蒸気を検知用水平向き流路60Aの下流側に向かって適切に案内した状態で確実に通流させることができ、当該蒸気を検知用水平向き流路60Aに設けられた温度検知具43へ確実に通流させることができる。
これにより、導出用下方向き流路61A内を通流する蒸気の流速は比較的低下した状態となり、蒸気が検知用水平向き流路60A及び導出用水平向き流路60B内を通流する流速を低下させることができ、当該蒸気の温度低下を促進し結露を促進して、蒸気の量を低減することができる。このように蒸気の量を低減させた状態で、更に、当該蒸気を導出用下方向き流路61Aの下流側端部に形成された蒸気導出口32Cを介して注出流路31内に導出し、注ぎ口9を介して外部に排出するので、注ぎ口9から排出される蒸気を一層低減することができる。
これにより、蒸気が注出流路31内を通流する通流する流速をより一層低下させることができ、当該蒸気の温度低下をより一層促進し結露を促進して蒸気の量をより一層低減することができる。
(A)上記実施形態では、図10に模式的に示すように、検知用水平向き流路60Aを直線状流路部として形成し、直線状流路部の上流側に蒸気導入口32A、32Bを設け下流側に温度検知具43を設け、当該直線状流路部における蒸気導入口32A、32Bの下流側で且つ温度検知具43の上流側の箇所において、蒸気導入口32A、32Bよりも当該温度検知具43側に偏倚した位置と、導出用水平向き流路60Bとが接続される箇所に、接続部62を形成する構成とし、当該接続部62に狭部70を設ける構成とし、検知用水平向き流路60Aの直線状流路部と導出用水平向き流路60Bとを接続部62により略180度程度屈曲させて接続する構成としたが、例えば、(A−1)〜(A−9)に示すように、当該構成の全部または一部を適宜変更することができる。
また、図示しないが、当該接続部62を、検知用水平向き流路60Aにおいて蒸気導入口32A、32Bよりも温度検知具43側に偏倚させた位置に設けるのではなく、蒸気導入口32A、32B側に偏倚させた位置や、蒸気導入口32A、32Bと温度検知具43間の任意の位置に設けることもできる。なお、蒸気導入口32A、32Bは一つであってもよい。
4 容器本体
4A 上方開口部
5 電熱ヒータ(加熱機構)
6 蓋体
9 注ぎ口
20c 貫通孔(蒸気導出口)
25 弁体(弁機構)
25b 円盤状本体(弁機構の一部)
31 注出流路
32 蒸気流路
32A 蒸気導入口
32B 蒸気導入口
32C 蒸気導出口
40 蒸気流路形成部材
41 上部材(蒸気流路形成部材)
41e テーパー傾斜面
42 下部材(蒸気流路形成部材)
42e 管部(導出用下方向き流路)
43 温度検知具(検知部)
60b 水平向き分岐流路(導出用水平向き流路)
60A 検知用水平向き流路(検知用蒸気流路、蒸気流路)
60B 導出用水平向き流路(導出用蒸気流路、蒸気流路)
61A 導出用下方向き流路(導出用蒸気流路、蒸気流路)
62 接続部
70 狭部
B 狭部の流路断面積
C 検知用水平向き流路の流路断面積
V 弁機構
Claims (11)
- 上方側が開口し、内部に貯留部を有する容器本体と、前記貯留部内の液体を加熱する加熱機構と、前記容器本体の上方開口部を開閉自在な蓋体とを備えた湯沸し器であって、
前記蓋体の内部に、前記貯留部と外部とを連通し、前記貯留部内の液体を注ぎ口を介して外部に通流させる注出流路と、前記注出流路に設けられ、前記注出流路を開閉自在な弁機構と、前記貯留部と前記注出流路における前記弁機構の下流側とを連通し、前記貯留部内の液体から発生する蒸気を前記注出流路における前記弁機構の下流側に通流させる蒸気流路とを備え、
前記蒸気流路が、蒸気導入口を介して前記貯留部と連通し、前記蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路と、当該検知用蒸気流路と前記注出流路における前記弁機構の下流側とを連通し、前記検知用蒸気流路からの蒸気を流路下流側に設けられた蒸気導出口を介して前記注出流路における前記弁機構の下流側に通流させる導出用蒸気流路とを備え、
前記検知用蒸気流路と前記導出用蒸気流路との接続部及び当該接続部の下流側の一方又は両方に、前記検知用蒸気流路の流路断面積よりも小さな流路断面積の狭部を備える湯沸し器。 - 前記接続部が、前記検知用蒸気流路の下流側端部を除く箇所と前記導出用蒸気流路とが接続される箇所に形成される請求項1に記載の湯沸し器。
- 前記検知用蒸気流路において、前記蒸気導入口と前記検知部とが上流側から下流側に向かって記載順に配設され、
前記接続部が、前記検知用蒸気流路における前記蒸気導入口の下流側で且つ前記検知部の上流側の箇所と前記導出用蒸気流路とが接続される箇所に形成される請求項1又は2に記載の湯沸し器。 - 前記検知用蒸気流路が少なくとも直線状流路部を備え、
前記直線状流路部において、前記蒸気導入口と前記検知部とが上流側から下流側に向かって記載順に配設され、
前記接続部が、前記直線状流路部における前記蒸気導入口の下流側で且つ前記検知部の上流側の箇所と前記導出用蒸気流路とが接続される箇所に形成される請求項1〜3の何れか一項に記載の湯沸し器。 - 前記検知部が、前記検知用蒸気流路の下流側端部を閉塞するように設けられている請求項2〜4の何れか一項に記載の湯沸し器。
- 前記狭部が、前記接続部に設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載の湯沸し器。
- 前記検知用蒸気流路において、前記蒸気導入口と前記検知部とが上流側から下流側に向かって記載順に配設され、
前記接続部が、前記検知用蒸気流路における前記蒸気導入口側よりも前記検知部側に偏倚した箇所に接続されている請求項1〜6の何れか一項に記載の湯沸し器。 - 前記検知用蒸気流路が、水平方向に延出し、前記蒸気導入口を介して前記貯留部に連通する検知用水平向き流路を備え、
前記導出用蒸気流路が、水平方向に延出し、前記接続部を介して前記検知用水平向き流路に連通する導出用水平向き流路と、当該導出用水平向き流路から下方側に延出し、下流側端部に形成された前記蒸気導出口を介して前記注出流路における前記弁機構の下流側に連通する導出用下方向き流路とを備える請求項1〜7の何れか一項に記載の湯沸し器。 - 前記検知用水平向き流路と前記導出用水平向き流路とが、前記接続部により相互に90度以上屈曲した状態で接続される請求項8に記載の湯沸し器。
- 前記導出用水平向き流路の一部及び前記導出用下方向き流路が、前記弁機構の一部の上方側に位置し、
前記導出用下方向き流路の下流側端部に開口形成された前記蒸気導出口が、前記弁機構の一部に対して上下方向で対向する状態で、前記注出流路における前記弁機構の下流側の部位に開口する請求項8又は9に記載の湯沸し器。 - 前記蒸気導入口が、前記検知用蒸気流路の底壁部に前記貯留部と連通するように上下方向に貫通形成され、
前記検知用蒸気流路の天井壁部において前記蒸気導入口と対向する箇所に、前記検知用蒸気流路の上流側から下流側に向かって流路断面積が大きくなるテーパー傾斜面が形成されている請求項1〜10の何れか一項に記載の湯沸し器。
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